でかいの日記帳

2024/12/31 Tuesday

2024年5月~2024年12月末 映画鑑賞リスト

Filed under: - dekaino @ 14:27 このエントリをはてなブックマークに追加 2024綛�5����2024綛�12���� ���脂��莖����鴻��のはてなBookmark被リンク数

7か月ぶりに、2024年5月~2024年12月末 の映画鑑賞リストを載せます

猿の惑星 キングダム
鬼平犯科帳 血闘
碁盤斬り
トラペジウム
帰ってきた あぶない刑事
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章
龍馬精神/ライド・オン
関心領域
マッドマックス:フュリオサ
特捜戦隊デカレンジャー 20th ファイヤーボール・ブースタ
ディア・ファミリー
違国日記
朽ちないサクラ
あんのこと
ルックバック
九十歳。何がめでたい
言えない秘密
ブルー きみは大丈夫
THE MOON
キングダム 大将軍の帰還
それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン
フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
ヤマトよ永遠に REBEL3199 第一章 黒の侵略
怪盗グルーのミニオン超変身
デッドプール&ウルヴァリン
INSIDE OUT2
モノノ怪 唐傘
映画『仮面ライダーガッチャード』映画『爆上戦隊ブンブンジャー』
クレヨンしんちゃん2024 オラたちの恐竜日記
ラストマイル
もしも徳川家康が総理大臣になったら
カミノフデ
フォールガイ
きみの色
フォールガイ
エイリアン:ロムルス
夏目アラタの結婚
スオミの話をしよう
侍タイムスリッパー
OVERLORD 聖王国編
Cloud/クラウド
トランスフォーマー/ONE
ビートルジュース ビートルジュース
CIVIL WAR
ふれる。
JOKER フォリアドゥ
ボルテスVレガシー
八犬伝
ACMA GAME 最後の鍵
ヴェノム ラストダンス
十一人の賊軍
劇場版「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」
グラディエーター2
動物界
ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃
『SHOGUN 将軍』 第一話&第二話
俺だけレベルアップな件 -ReAwakening-
モアナと伝説の海2
うちの弟どもがすみません
正体
聖☆おにいさん THE MOVIE ホーリーメン VS 悪魔軍団
銭天堂
はたらく細胞
ロードオブザリング/ローハンの戦い
私にふさわしいホテル

2024/5/5 Sunday

2023年10月~2024年5月上旬 映画鑑賞リスト

Filed under: - dekaino @ 23:03 このエントリをはてなブックマークに追加 2023綛�10����2024綛�5��筝��� ���脂��莖����鴻��のはてなBookmark被リンク数

半年ぶりに、2023年10月~2024年5月上旬 映画鑑賞リストを載せます

機動戦士ガンダムSEED 鳴動の宇宙
沈黙の艦隊
イコライザー3
BAD LANDS
大雪海のカイナ ほしのけんじゃ
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 1 砕かれた世界
アナログ
ザ・クリエイター
ドミノ (hypnotic)
ゆとりですがなにか インターナショナル
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 2 それぞれの剣
北極百貨店のコンシェルジュさん
ゴジラ -1.0
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 3 運命の業火
火の鳥 エデンの花
法廷遊戯
駒田蒸留所へようこそ
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 完結編 自由の代償
鬼太郎誕生 ゲゲゲの秘密

攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間
翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて
ロスト・フライト PLANE
マーベルズ
ナポレオン
ダンジョン飯
ウィッシュ
窓ぎわのトットちゃん
仮面ライダー ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦
屋根裏のラジャー
劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
ムーミンパパの思い出
シャクラ (天龍八部)
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
エクスペンダブルズ ニューブラッド
BLOODY ESCAPE 地獄の逃走劇
アクアマン 失われた王国
ゴールデンカムイ
カラオケいこ
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
哀れなるものたち
ダム・マネー ウォール街を狙え!
仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド
「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ
Silent Love
身代わり忠臣蔵
レディ加賀
夜明けのすべて
パーフェクトプルー
マダム・ウェブ
マッチング
アーガイル
ウルトラマンブレーザー THE MOVIE
ゴールドボーイ
ドラえもん 地球交響曲
変な家
私ときどきレッサーパンダ turning red
FLY! Migration
DUNE PART2
流転の地球2 流浪地球2
あの夏のルカ
オッペンハイマー
デデデデ 前編
仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング
ハイキュー
ゴーストバスターズ フローズンサマー
陰陽師0
ソウルフル・ワールド
ゴジラxコング 新たなる帝国
キングオージャーvsドンブラザーズ/キングオージャーvsキョウリュウジャー
青春18×2 君へと続く道

2023/10/1 Sunday

2023年 5月中旬~9月 映画鑑賞リスト

Filed under: - dekaino @ 23:00 このエントリをはてなブックマークに追加 2023綛� 5��筝㊥����9�� ���脂��莖����鴻��のはてなBookmark被リンク数

blog更新が滞ってます
とりあえず 5月中旬以降9月末までに観た映画作品のリストでも載せておきます

銀河鉄道の父
世界の終わりから
最後まで行く
MEMORY
宇宙人のあいつ
岸辺露伴ルーヴルへ行く
雄獅少年 ライオン少年
65
水は海に向かって流れる 厚木市の吾妻団地でロケしてる
リトル・マーメイド
M3GAN
スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース
ザ・フラッシュ
大名倒産
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
愛しのクノール
君たちはどう生きるか
交換ウソ日記 桜田ひより!!
ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE
KINGDOM 運命の炎
映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐 / 映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン 青島心のドロップキックが見られるぞ
マイエレメント
バービー
SAND LAND
リボルバー・リリー シシド・カフカがいい。世の中に綾瀬はるかのアクション観たいって人が多くないので興行収入もそれなり
機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場 ♪あんなに一緒だったのに~
夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく マスクしてても可愛い りんくま
いわし雲 厚木市郷土博物館の企画上映会で鑑賞 昔の厚木や半原の風景がみられるぞ
爆竜戦隊アバレンジャー 20th 許されざるアバレ スケさん まだ生きてる設定!
機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディションII 遥かなる暁
アリスとテレスのまぼろし工場 驚くほど客が入っていない!
ミステリと言う勿れ 明らかに原菜乃華が主役なのにクレジットが4番目とかバカにしてる。大人の事情過ぎる
グランツーリスモ アライブフーンに似てるけどコッチは弩メジャー路線
John Wick: chapter4 ジョン・ウィック コンセクエンス 撮影がコロナ前の大阪ロケなんだよね。インバウンド景気に狂乱する大阪はもう遠い昔なんだよな…

2023/5/7 Sunday

2023年 1月~5月上旬 映画鑑賞リスト

Filed under: - dekaino @ 12:04 このエントリをはてなブックマークに追加 2023綛� 1����5��筝��� ���脂��莖����鴻��のはてなBookmark被リンク数

blog更新が滞ってます
とりあえず 今年観た映画作品のリストでも載せておきます

ブラックナイトパレード
近江商人、走る!
ラーゲリより愛を込めて
非常宣言
RRR
劇場総集編 SSSS.GRIDMAN
Japanese Style
金の国 水の国
仕掛人 藤枝梅安
鬼滅の刃 上弦集結、そして刀鍛冶の里へ
リバイスForward 仮面ライダーライブ&エビル&デモンズ
シャイロックの子供たち
湯道
BLUE GIANT
アントマン&ワスプ:クアントマニア
everything everywhere all at once
ドラえもん 空の理想郷
劇場総集編 SSSS.DYNAZENON
Winny
フェイブルマンズ
シン・仮面ライダー
わたしの幸せな結婚
妖怪の孫
長ぐつをはいたネコと9つの命
グリッドマンユニバース
生きる living
ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り
らくだい魔女 フウカと闇の魔女
KNOCK AT THE CABIN
ネメシス 黄金螺旋の謎
藤枝梅安2
妖獣奇譚 ニンジャ VS シャーク
ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー
せかいのおきく
ガーディアンズオブギャラクシー3
暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー

計36本
意外と観てるな

2022/12/31 Saturday

2022年後半に観た映画

Filed under: - dekaino @ 16:54 このエントリをはてなブックマークに追加 2022綛翫�����Τ�����擦里呂討�Bookmark被リンク数

今日は大晦日なので8月の投稿の続きをリストアップ 全部で32作品、年間で70本超だ。

  • 劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリ 同時併映 暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー
  • リバイスは本編の後日談。ドンプラはどこかで見たストーリーで、これ完全にひみつ×戦士ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~のパクリ、もといリスペクトだよね。本歌取りの逆ってやつですか? マジ面白いから全然OKだけど

  • TANG タング
  • 満島ひかりは出番少ないけどいい役やってます。野良ロボットが庭に入り込んできたって絵本が原作。

  • バイオレンスアクション
  • 原作はマイナー誌掲載なのでまったく読んでなかったです。そして今も読んでない。アクション映画としては面白かったです。橋本環奈いいよね。

  • ソニック・ザ・ムービー/ソニック vs ナックルズ/
  • ソニック映画 第二弾。Drエッグマンがますますパワーアップしてて楽しかった

  • アキラとあきら
  • 池井戸原作の銀行モノ。ちょっと詰め込み過ぎというかいろいろはしょられている。つーか東海郵船のメーンバンクとの絡みが全く出てこないのは不自然過ぎ。まあ出すと3時間で話が終わらなくなってしまうもんね。

  • NOPE
  • 本作は思いっきりSFなんだけど宣伝ではまったくSF色を隠していたんだよね。どこまでSFは客こないって迷信を貫くのか? ただ初めの方の電動バイクの技術水準とその後の話の展開が合わない気がしてならない。まあアメリカの田舎は技術水準が都市部より100年遅れていたりするんだろうな。

  • BULLET TRAIN
  • 西洋人がもつ間違った日本ネタの宝庫だけど、実は原作は日本の小説なんだよな。伊坂幸太郎のマリアビートル

  • 夏へのトンネル、さよならの出口
  • スーパー戦闘 純烈ジャー 追い焚き☆御免
  • グッバイ・クルエル・ワールド
  • 玉城ティナがいい演技してます バイオレンスばりばり

  • ヘルドッグス
  • 岡田准一 暴れまくり。いいバイオレンス無双アクション。

  • 映画はアリスから始まった
  • リュミエール兄弟が世界初の映画を公開した当時、写真機材を扱うゴーモン社の社長秘書だったアリス・ギイが最初期の女性の脚本・監督として活躍した業績のドキュメンタリー。
    ハリウッド以前のまだ東海岸にアメリカ映画産業の拠点があったモノクロ無声映画時代の話。スタッフの子孫を探して証言や写真などの物証を集めていきます

  • バッドガイズ
  • ドリームワークスのCGアニメ。ルパン三世的な怪盗ものです。不二子っぽいキャラいいよね。

  • 漂流団地
  • 映画館で観たけど Netflixで十分だったかもな

  • 耳をすませば
  • 聖司のダメンズっぷりがスゴい。イタリア留学のシーンも酷かった。いい大人が自転車の二人乗りすんな。

  • ぼくらのよあけ
  • 原作漫画は面白かったけど映像化するとアラが目立つね。宙を浮いてモノを運べるオートボットがオーバーテクノロジー過ぎて、あれが可能なら他に手段はいくらでもあるよねって気づいてしまう。オートボットが宙を浮けるなら、乗用車やバスも宙を浮いてそうなもんだよなあ
    「ぼくらのよあけ」のタイトルロゴ ひらがなの下にモールス符号で BREAK OF DAWN って書いてある
    「ぼくらの」はどこに消えたのか??
    ぼくらのよあけ

  • 線は、僕を描く
  • 原作の千瑛は大層めんどくさい女だけど、映画版の清原果耶が演じる千瑛は案外フツーの女子だな
    画題として花鳥風月とか龍しか出てこないんだけど人物は描かない流派なのかな? フツー、竹を描いたら七賢も描くだろ

  • 貞子DX
  • もはやギャグとなった貞子シリーズ。小芝風花いいよね。

  • 明日に向って撃て
  • プッチとサンダンスという実在の列車強盗ギャングの実録。西部のならず者。

  • 花の詩女 ゴティックメード
  • ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
  • フランスとかイギリス 叩かれてるね。まあ叩かれるだけのことはやってたわけだが。

  • すずめの戸締まり
  • 夕張炭鉱後まで北上するのかと思いきやロードムービーは途中で終わってしまうのだった

  • ストレンジワールド
  • 眼とか消化器官があるんだから他にも巨大生物はいるってことだよな?

  • ある男
  • 日本にも身分を隠したい人はいる。これからもっと増えていくと思う。

  • 劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編宮松と山下
  • 香川照之 復帰第一作といっていいのかな? 演じ甲斐がある深い脚本と演出がいい作品。記憶喪失物の中でも上位だと思う。

  • ブラックアダム
  • Marvelのブラックパンサーに対抗してのDCコミックの黒人ヒーローって企画なんだろうな。まあまあの出来だがブラックパンサーには及ばない。

  • 月の満ち欠け
  • 前世の記憶が残ってる人というスピリチュアル要素満載な話。
    有村架純が麻里子バリに「寂しかったから…」と大学生男子の童貞を貪り喰うシーンはエロいです。そりゃ喰われた方は忘れられなくなるよな。

  • AVATAR: THE WAY OF WATER
  • ひさびさに3Dメガネ使って観たよ。映像は素晴らしい。今度は水上生活村だ。

  • 仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル
  • 龍騎もバリバリ出るよ
    王蛇の雄姿
    しかし王蛇が腹出すぎ。最初は王蛇リスペクトした似たデザインの別ライダーと思ったよ
    これ出すくらいなら弁護士ライダーとか加藤夏希を出してほしい

  • かがみの孤城
  • 誰かジャンプ持ち込んでたらすぐ謎はバレたろうなあ。一万円札とか千円札も違うのにな。
    つーか、中学生男女に、大人の目が届かない個室完備の環境を半年間も与えたら、不順異性交遊しまくると思うんだけどなあ。昼間しかいられないからOKとはならんだろう。

2022/8/7 Sunday

イオンシネマ 1000円キャンペーン

Filed under: - dekaino @ 16:21 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ���潟�激���� 1000���㏍�c�潟���若�海里呂討�Bookmark被リンク数

イオンシネマ 1000円キャンペーン

イオンシネマ 1000円キャンペーン、いまは年間30枚までなんだよね。
今年の7月に「もうこれ以上買えません」ってメッセージが出てしまった。8月まで待たないと次のチケット買えないとのこと。
つまり11か月に30枚使用したということ。しかも6回観ると1回タダなので、イオンシネマだけで35本も映画を見たということになる。
昔は50枚まで買えたから、これでおしまいって経験したことなかったのに最近はケチ臭くなったものだ。
たしかに2月から8月で39本映画を観ているので、他にTOHOとか109とかMOVIX、コロナシネマとかでも観てるにしても1年で35本みちゃうことはありうるんだな。イオンが一番割引率高くて安いからなぁ…

なんとか8月になって1000円チケット買えるようになったけど、また30本リミットが来る日は近い。
でも、大丈夫 なんと 今年11月に55歳になるからね。
イオンシネマは55歳以上は1100円(ハッピー55)で映画見られるから、ダメージはたった100円で済むよ。

半年間に観た映画

Filed under: - dekaino @ 14:12 このエントリをはてなブックマークに追加 ��綛顔����Τ�����擦里呂討�Bookmark被リンク数

とりあえず、2月から半年間で観た映画のリスト
39本か。結構な数だな。

2022/2/26 Saturday

シルクロード.com

Filed under: - dekaino @ 23:37 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�����㏍�若��.comのはてなBookmark被リンク数

シルクロード.com -史上最大の闇サイト- を観ました。実話ベースのサイバー犯罪の話です。サイバー犯罪と言っても薬物販売という昔からある犯罪。新しいのは匿名で送金と商品配送ができるメルカリみたいなサイト「シルクロード」を設立したところです。

サイバー犯罪取締局と昔ながらの薬物犯罪取締局の風通しの悪さとか、情報屋とかおとり捜査をするオールドスタイルの捜査官の方がサイバー犯罪知識に通じたハッカー捜査官達より先に黒幕をみつけていたとか、でもオールドスタイルなので摘発しないで売上金をまきあげる(もちろん違法)とか、実話ならではの面白さ。
Netflixのドキュメンタリーものにありそうだけど、そこまで安っぽくなくちゃんと劇場映画作品として成立しているのがいいです。
面白かった。

クライ・マッチョ

Filed under: - dekaino @ 23:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ�祉�������Г里呂討�Bookmark被リンク数

クライ・マッチョを観ました。クリント=イーストウッド主演監督最新作です。
クリント=イーストウッドが演じる乗馬生産者が金持ちの知人から、別れた妻がメキシコに連れて行ってしまった息子をテキサス州に連れ戻してほしいという頼みをうけてメキシコに向かうという話。
メキシコの馬牧場とか寂れたダイナーにいる美しい未亡人とかいい加減な警察官とか、淡々とでも都合がいい展開で孫みたいな歳の知人の息子と交流を描きます。基本的にロードムービー仕立てなんだけどガツガツと移動するわけでもなくずっと同じ場所にいたりして全体的にユルいシーンが続きます。
まあ老人がメインターゲットなんでしょうね。老いらくの恋とアメリカンドリームを追いもとめる若者の姿が老人の娯楽になるんでしょう。

メキシコ国境に壁を作ったトランプに反発する気持ちも混じってるのかな? まあそんな作品です。

2022/2/20 Sunday

サンダーバード55/GOGO

Filed under: - dekaino @ 22:33 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣�潟���若���若��55/GOGOのはてなBookmark被リンク数

サンダーバード55/GOGOを観ました。
本作は、サンダーバードのオーディオ版(アナログレコード)エピソード3話を、できるだけ当時の機材・技術で再現したという作品です。つまりリメイクではない。リブートでも3DCGアニメ化でもない。同時の技術によるスーパーマリオネーションなのです。
残念ながら日本語吹替えは当時のキャストのままとはいきません。(英語版はレコードから採録)
いまさら黒柳徹子にレディペネロペをやらせるわけにはいかないので、満島ひかりが声をやっています。

東北新社全面バックアップの日本語版はマニアックすぎるくらいの再現度。素晴らしいです。パーカーとペネロペのかけあい漫談がマジ最高。愛らしいぞパーカー!

同時併映のネビュラ75もいい感じですよ。SF考証は無茶苦茶だけど、開き直ってるからね。細かいことは気にすんな。

マトリックス レザレクションズ

Filed under: - dekaino @ 22:13 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������ ���吟�����激�с�潟�困里呂討�Bookmark被リンク数

マトリックス レザレクションズを観ました。大ヒットしたマトリックス三部作の続編が出ました。リブートではなく続編なのよ。これが。
残念ながら日本市場では「おもってたんと違う」的反応でヒットしなかったようですが、SF作品としてはかなり出色の出来、傑作です。
それに仇敵で最後には和解したピッコロとかベジータみたいな役どころのMr.スミスと、新キャラの精神科医の辛味がとても面白い。実はゲームの中の話って偽装ストーリーも現代風で面白いんですよね。
まあ今回のネオが弱体化しててなかなか無双モードにならないあたり、ネオ無双が好きな層には受けないのはしょうがない。でもチート的に強いキャラが暴れる話より素質はあるけど今は弱いキャラが動いて成長する話の方が面白いと思うんだけどなぁ。

三部作の後日談としては十分以上にいい出来で面白い作品だと思います。個人的には。

呪術廻戦 0

Filed under: - dekaino @ 21:30 このエントリをはてなブックマークに追加 ���綮紙�� 0のはてなBookmark被リンク数

呪術廻戦 0を観ました。原作の前日譚となる新作映像です。乙骨憂太ライジングみたいな話。そもそもの主人公の虎杖が呪術高専に転入する前の話です。
ストーリーがコンパクトにまとまっていて起承転結が105分に収まっています。本編に出てくるキャラの背景がわかるようになっているのもいいですね。

思いっきり大事件になったているのですが、これを呪術高専に入る前の虎杖が知らなかったのはちょっと無理があるよね。なんか広範囲に記憶操作したりやってたのかな?? とにかくと派手な立ち回り。特にパンダはいいね。パンダ大活躍。映像もいいしボリュームもほどよく、出来がいいと思います。

2022/2/6 Sunday

仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ

Filed under: - dekaino @ 15:54 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���� �����潟���祉�吾�с�����若�激�с�潟�困里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズを観ました。仮面ライダー50周年記念作品ということで、本郷猛が出てきます。しかも演じるのは藤岡弘の実の息子の藤岡真威人。
本郷猛を改造して仮面ライダー1号にしたショッカー怪人の改造担当の博士がタイムトラベルして年取った息子と会ってあれやこれやというストーリーと昭和ライダーやらセイバー/リバイスが入り混じっております。最近のライダーはタイムトラベルものが多いですな。父と子というテーマとしてはよくできている作品です。

2022/1/2 Sunday

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

Filed under: - dekaino @ 16:45 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�с����鐚��������祉�若�≪�祉���若�祉���若���ゃ�犬里呂討�Bookmark被リンク数

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジを観ました。ヴェノム第2弾です。
今度はヴェノムの同類というか同族の赤いやつカーネイジが敵というわかりやすい構図。

シンビオートは相性があう寄生対象の人間は少ないのだけど、相性がいいと規制相手の人間に強く影響されて性格が変わってしまうようなんですよね。
今回は孤児院育ちの不遇かつサイコな人物にシンビオートが寄生して赤色のカーネイジとなってしまうのです。
バトルシーンがとにかくド派手なのと、フリーライターの主人公エディが謎解き風に敵に迫っていくあたりが面白い。そしてヒロインは別の男と婚約して去ってしまうあたりがお約束を外してて面白いです。この別の男のダンがナイスガイで悪い奴じゃないのがいいんだよね。ちょっとオリーブをめぐるブルートとポパイみたいな感じで。

カーネイジの最後は、ガイバーのクローン体が再吸収されるところに似てる。っていうかヴェノムそのものが強殖体ガイバーのパクリみたいなものか?
まあ、なんつーか、ヴェノムはマーベルヒーローの中でも悪が強すぎ。リーサルプロテクターって無茶な造語だよなあ。そんな作品です。

ミラベルと魔法だらけの家

Filed under: - dekaino @ 15:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������羈����������のはてなBookmark被リンク数

ミラベルと魔法だらけの家を観ました。ディズニーCGアニメ映画です。CoCo/リメンバー・ミーはメキシコの話でしたが、本作の舞台はコロンビアです。南米大陸だけどギリで北半球のコロンビアが舞台の作品は珍しいですね。

みなが魔法の力を持つ家族の中でただひとり力を持たないミラベル。なぜ彼女だけ力がないのかよくわからないけれども、力がない悩みがあるなら、魔法の力を持つ家族にもそれなりの悩みがあるという、当たり前と言えば当たり前の話を丁寧に描いています。ビッグ グランマのおばあちゃんも家を失うかもって悩みがあったんでよね。持てる者は失う恐怖にとらわれるのです。

主人公が眼鏡娘というのはディズニーでは斬新なのかな? 日本のアニメだと別に普通だけれども。ミュージカル仕立てなのはいかにもディズニー風です。
ファミリー劇としてよくできた作品です。

スパゲティコード・ラブ

Filed under: - dekaino @ 14:35 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���蚊���c�潟�若���祉����のはてなBookmark被リンク数

スパゲティコード・ラブを観ました。MV CM畑で有名な丸山健志が監督して撮影された青春群像劇です。

おとぎ話のような不思議な話です。丸山監督の人脈でいろいろな人が出演していてそれだけで楽しい。冒頭の満島ひかりの放置子救済シーンからしてとてもいい。というかほとんどの出演者が美男美女の若者です。若くなくてセリフがある役は飲食店の先輩バイトおばさんくらい。なんたて地下アイドルのオタクやってるウーバーイーツ配達員、設定と言動からするとどう考えてもキモオタと呼ばれてしかるべき役が超さわやかなイケメン男子なんだもん。
まさにファンタジーワールドです。
ファッションモデルとか写真家とかフォロワーがたくさんいるSNS著名人とか、若者の憧れ的職業人のウラの表情と、援助交際とかウーバーイーツ配達員とか妻がいる高姓に囲われている二号妻(昭和っぽい!!)という不遇の境遇にある人々を美男美女に演じさせ、ファンタジーな甘口なオチをつけた映画です。

タイトルが「スパゲッティー・コード」をもじった「スパゲッティー・ラブ」というところが一番面白いのだ。

2021/12/11 Saturday

EUREKA / 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション

Filed under: - dekaino @ 22:34 このエントリをはてなブックマークに追加 EUREKA / 篋ら�粋�膀����������祉���� ����������ャ�若�激�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

EUREKA / 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューションを観ました。前作のANEMONEの直接的続編で、ハイエボリューションシリーズの完結最終作となります。

柳田理科雄じゃないけれど軌道エレベータとか静止軌道とか超間違ってるの、逆シャアの比ではないです。地上36000kmで自由落下してる物体を大気圏再突入させるのってねらってやっても激ムズなのに、ああはならんだろう。完全に物理を無視していてツラいです。これで富野御大のアクシズ落としの間違いをただしたみたいに思っていたら大間違いだぞ。

低軌道と静止軌道の違いを図解しました。
低軌道
静止軌道
静止軌道で減速しても
再突入せずスイングバイ

トラパーとかスカイフィッシュとかってセリフもないまま、LFOなりKLFなりが出てきて空中戦やっちゃう世界観、もう理屈とか考証なんかどうでもいいって丸投げしているので、地球に石ころ落とすシーケンスも理屈はズルズル抜けまくりなんですよね。ホランド無駄死にですよ。マジで。

まあそういう理屈を抜きに考えれば、よくできた物語ではあります。
ただしテレビシリーズで疑似母親やってたのにそこらの設定はなかったことになっているのかな?
モーリス、メーテル、リンクだっけ? 少しは思い出してあげてほしい。

AOとの整合性も取れてないし、ハイエボは派手な外伝と割り切るのが正解なんでしょうか?
そんな作品です。

2021/12/5 Sunday

エターナルズ

Filed under: - dekaino @ 21:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ���帥�若�����困里呂討�Bookmark被リンク数

エターナルズを観ました。新しいマーベルヒーローです。もちろんマーベルシネマチックユニバースなので他のマーベルヒーローと同じ世界観なのです。

神話時代から地球人類をディヴィアンツと呼ばれる人類の捕食種から守っていたヒーローたちがエターナルズ。彼ら彼女らの名前は神話にも残っている。
という設定なのですが実はって海野トリトンTVシリーズみたいなどんでん返しがあるのです。

たとえるならコン・バトラーVのガルーダの悲劇に匹敵する大悲劇
ガルーダの悲劇
お前は造物主に作られたロボットに過ぎないのだぁぁ
ヒーローらしからぬ、いやある意味でマーベルヒーローらしいつらい境遇にあるヒーロー集団なのです。

それにしても アテナ Athenaの相性が Thenaというのはわかるけど、それをセナって訳しちゃうのはどうなんだろう? アテナのAをとったならテナだよなぁ?? トールのこともソーって弱そうな名前に訳しちゃうマーベルだからしょうがないのかもしれないけど、神話ネタのヒーローなんだからちゃんと神話に沿ってほしいですね。ケンタウリ星のことは中途半端にケントーリになってたし(英語発音ならセントーリが立ち番近い)、いまいちポリシーが一貫していない。

まあ、スケール大きさとか、餡電ティティに悩む人工ヒーローとかSFとしてみればよくできている作品です。

カオス・ウォーキング

Filed under: - dekaino @ 19:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �����鴻�祉�����若�㏍�潟�阿里呂討�Bookmark被リンク数

カオス・ウォーキングを観ました。英国の人気SFシリーズの初映画化です。

地球から遠い植民惑星NEW WORLDの話です。その惑星の中で、女性がすべて死に絶え男しか残っておらず、残り数十年で滅亡することが確実の植民村から始まります。村で一番若い少年トッド=ヒューイットが主人公。自分が世界で最後のひとりになることを確信しているのです。
もう一点普通と違うところは、植民惑星の特性なのか、人間の思考が外に漏れだし、映像や音声として周囲の人間に近くされるという現象です。彼らは漏れた思考をノイズと呼びます。
嘘か本当かわかりませんが、ノイズが漏れるのは男性だけで女性は漏れないらしい。しかしもう女性がいないから確かめようもないのです。
そこに、数十年ぶりにやってきた植民船団の先遣隊が村の近くに墜落。現場に駆け付けたトットが見つけたのは生存者1名、しかもノイズが出ない若い女性だった。
始めてみる女性にトッドは… みたいなエロゲ王道みたいな話です。

いくつかどんでん返しがあるのですが、思考駄々洩れの童貞青年を演じるトム=ホランドすごい巧い。童貞を演じさせたらピカイチですね。

女性がいない村のホモソーシャルっぷりがいかにもイギリスのSFって感じですよ。馬とか犬は生産しているのでオスとメスという概念はあるんだろうけど、女性をみたことがない少年たちが徒党を組んで悪ぶってるあたりがリアルな感じです。

映画はまだ序章という感じでいくらでも続編を作れそうです。興行成績次第なのかな? でもトム=ホランドは売れっ子だから相当ヒットしないと難しいかも?

2021/12/4 Saturday

劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!

Filed under: - dekaino @ 22:34 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �����㏍�肯� 腟九�LIVE!!!!!!のはてなBookmark被リンク数

劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!を観ました。!多すぎですよ。テレビシリーズではしりすぼみで途中で終わってしまった素感が強いマクロスΔ、その完結編となります。
ヒロインが寿命が人間よりもずっと短い種族であるという王道的なマクロスシリーズのメSF×メカ×ラブストーリー。

スパロボ大戦風表現でマックスと一緒に参戦してきたエキセドル参謀が「これは今までで最良の判断です」って言っていたの、あれミリアと結婚したり子供作ったりしたのは、いい判断じゃなかったって言いたいのかなあ? 非常に気になる。

バリバリ戦闘やって、マクシミリアン=ジーナスまで持ち出してオールスター体制でアクションしまくった末のウルトラC的な決着には驚くばかりです。強引過ぎるけれどもしっかり完結してます。そこは変に引きずらずとてもよいと思いました。併映の劇場短編マクロスF ~時の迷宮~とあわせてマクロスファンにはお勧めの作品です。

劇場短編マクロスF ~時の迷宮~

Filed under: - dekaino @ 22:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�㊦隈�����㏍��F ������新絎���のはてなBookmark被リンク数

劇場短編マクロスF ~時の迷宮~を観ました。劇場版 マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!の同時上映作品です。
テレビシリーズのマスロスFの後日談エピソード短編。ヒロインのひとりランカ=リーがかなり成長しています。声優の中島愛も引退したり復活したりいろいろあったもしね。
成長したランカ=リー
行方不明となったアルト君を捜索しつつ歌手としてステージ巡業するランカと仲間たち。
ある星で見つけたプロトカルチャーの遺跡「時の迷宮」でアルトの姿を見かけて… という導入のストーリー
まさにテレビシリーズの正統な後日談です。ただ話が進むかというとそうではなく、もし続編が製作されるなら未解決の案件はこれとこれだよって整理するような作りで、何かが解決されるわけではないのです。まあたった13分の短編だから、ファンサービス的なオマケ映像という位置づけなのでしょう。

パチンコでマクロスFが大ヒットしたら続編できるかも??

2021/11/14 Sunday

燃えよ剣

Filed under: - dekaino @ 11:01 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������里呂討�Bookmark被リンク数

燃えよ剣を観ました。言わずと知れた司馬遼太郎のベストセラー作品の映画化です。新選組を有名にした原点ですね。
土方歳三の視点で自分の半生を語るというていで新選組の結成から幕末戊辰戦争、そして函館五稜郭の戦いまで一気に語られます。

王道の司馬史観の新選組ストーリーですね。コロナ禍で上映が遅れに遅れていましたがようやく上映開始になりました。
令和の世でもこんな時代劇がつくれるんだなあ。素晴らしすぎます。

柴咲コウはちょっと怖かったけどね。土方と恋仲になるにはこのくらい肝が据わってないとダメなんでしょうね。

大スクリーンで見た方が絶対にいい映画です。ネット配信とか待ってちゃダメですよ!

最後の決闘裁判

Filed under: - dekaino @ 10:55 このエントリをはてなブックマークに追加 ��緇���浦��茖��い里呂討�Bookmark被リンク数

最後の決闘裁判を観ました。原題はLAST DUEL。なんか邦題は説明口調でダサいですね。
本作、巨匠リドリー=スコット監督作品だけあって面白いのですよ。フランスの話なのにみんな英語しゃべってる点を除けば時代考証もしっかりしています。
妻が知りあいの男に強姦されたという訴訟沙汰からなぜか決闘して勝った方が真実を言っていたことになるという、中世カトリック世界に実在した謎の決闘裁判制度。最後の決闘裁判の史実に基づく話なのです。
つくりは羅生門のようなメタな構造を持っています。「真相は藪の中」です。まず夫の視点からの描写、次に告訴された強姦犯の視点からの描写、最後に被害者である妻の視点からの描写。3回同じ時間軸を繰り返した後にクライマックスの決闘裁判シーン。それぞれの立場にそれぞれの真実と正義と悪徳があり、最後はどのように終わるのか! まあ史実通りの結果になるのですが…

相当に練りこまれた脚本で面白いです。無駄にお金かけて地味な表現してますしね。馬がサカるシーンとかわざわざ再現しなくても誤魔化せそうなものだけど、隠喩を避けてすべて映像化する信念のもと作られています。

昔からフランス男ってこうなんですかね?
まあそんなお話です。

ロン 僕のポンコツ・ボット

Filed under: - dekaino @ 10:19 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�潟���������潟�潟���祉������のはてなBookmark被リンク数

ロン 僕のポンコツ・ボットを観ました。これ原題は"RON GONE WRONG"ってダジャレめいたタイトルなんですよね ロン・ゴン・ローン 麻雀やってるんじゃないからね!

本作は、ロックスミスアニメーション社が製作した初の長編CGアニメーションです。ロックスミス社は20世紀フォックスとの独占契約を締結し園田一作として同時に最終作として本作をリリースしました。だから本作は20世紀スタジオ社配給なのです。
ご存じの通り20世紀フォックスは映画事業がディズニーに買収されテレビ事業と分離分割されました。だからブランド名は20世紀スタジオ、実質的にはディズニー作品なのです。ラッキーなことに日本語版製作はディズニー配給系のスタッフが関わっておりとてもよい出来です。ここまでの日本語版の作り込みは従来のフォックスだったら無理だったと思います。

ドリームワークスの最初のCG映画シュレックもそうですが、後発系のCGアニメ会社はかならずディズニーかピクサー作品を仮想的に置き、ディズニーの弱点、お子様向けの厳しい倫理コードをついて、倫理にとらわれない自由さで戦おうとします。
本作も同様でマジでモラルがないです。出てくる登場人物みんなモラルに欠ける行動ばかりします。主役ロボが裏流し品(つーか盗品)って子供向け作品としては画期的だよね。こんなモラル無視作品が買収の経緯で最終的にディズニー資本が世に出す作品となったのがまた面白いのです。

とりあえずCGアニメ作る人たちはなぜかスティーブジョブス的な人を悪役にもってきます。実のところジョブスはシリコングラフィックスの社長もやっててCGアニメ界にも大きく貢献してるんだけど、あの敵を作りそうなわかりやすい言動がウケるんでしょうね。
実際にモノ作りするエンジニア vs 口から出まかせしか言わないプロデューサー的経営者 この諍いの構図は永遠なのでしょう。

子供はモラルが破られる話って大好物だから子供向けアニメとしては楽しると思います。

ロックスミスアニメーションと20世紀フォックスとの契約は本作で終わり。もう次はワーナーブラザースとの契約が結ばれていて製作中とのこと。期待できます。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年版)

Filed under: - dekaino @ 10:03 このエントリをはてなブックマークに追加 DUNE/���ャ�若�� ��������(2020綛雁��)のはてなBookmark被リンク数

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年版)を観ました。何度も映像化されているので2020年版のカッコ付き。邦題では略されていますが原題はDUNE: PART ONEと第一部であることを明記しています。

日本ではDUNE/砂の惑星はデビッド=リンチ監督のパトリック=スチュワートが出てた1984年版がかろうじて記憶に残ってる程度の無名コンテンツですが、北米だと何回も映画化されててテレビシリーズもある人気コンテンツなのです。本作もあの名作の劇場版を豊富な予算でドゥニ=ヴィルヌーヴ監督が作るぞって受け取られ方してます。

確かに予算かけてるだけあって映像は美しい。SF的解釈も素晴らしい。素晴らしいんだけど群像劇的には薄っぺらくて日本でウケる要素が弱い気はしました。ガンダムの劇場版よりも群像劇要素が薄いというか、メインストーリーだけ追ってるダイジェスト版のようです。

要は話を単純化しすぎ。冒険を避けてわかりやすく作ったスターウォーズ第一作ですらここまで単純ではなかった。
まあ有名な話だからそこらへんは観客が予習して来いってことかな。見せ場だけ抜き出して緻密に演じる、歌舞伎の名場面みたいな構成なのでしょう。

上場の興行成績をあげて第二作の製作はもう決定しているとのこと。楽しみです。

2021/11/3 Wednesday

神在月のこども

Filed under: - dekaino @ 23:14 このエントリをはてなブックマークに追加 腑�������������のはてなBookmark被リンク数

神在月のこどもを観ました。出雲を舞台としたアニメ映画です。日本につたわる神々が10月に出雲に集まる神在月の伝承の話です。
主人公の処女は韋駄天の末裔で、代々の韋駄天の末裔が毎年10月に馳走と呼ばれる食材を集めて宴の場に届ける習わしだそうな。そもそも韋駄天ってインドの神様で日本の神々とは関係なかろうになあ。仏教伝来とともに日本に韋駄天が伝わる前の神在月の宴ではどうしてたんでしょ??

ストーリーはかなりいい加減で、昔の24時間テレビの手塚アニメみたいなスケジュールが足りない中とってつけたようなストーリー進行が映画クオリティに達してない感じ。柴咲コウなどの有名どころの女優、蒔田彩珠とか旬の女優を声優に採用している割にはショボい出来なのです。亡くなった主人公カンナの母が先代の韋駄天だったわけですが、カンナと母の過去の記憶シーンがじゃんじゃん入って涙を誘う方向にもっていきたいのだろうけどなかなかキツい感じです。

特に終盤はいきなり宗教色が濃くなってしまって、幸福科学の映画よりも宗教観がアツい印象です。コレ誰得の映画なのだろう?

神の眷属というか妖怪の類の白兎とか夜叉とかキャラの造形が可愛いといえばかわいいんですかね? そういう意味で作画はいい出来の映画です。

2021/10/23 Saturday

WRATH OF MAN

Filed under: - dekaino @ 18:01 このエントリをはてなブックマークに追加 WRATH OF MANのはてなBookmark被リンク数

WRATH OF MANを観ました。邦題はキャッシュトラック。原題は直訳すると「人の怒り」です。
現金輸送車を襲うギャングと警備会社に雇われた護衛との戦いなのですが、話はそう単純ではありません。
復讐に燃えた主人公の正体とか執念とか派手なアクションとかいろいろ仕込まれています。
つーかハリウッドの人はスーツ着た経営層の人が心底嫌いなのねって思わされます。スーツたちがボンクラだからこそ話が面白い方向に回るわけですけど。

人によっては単なる逆切れのように思うだろうし、これこそが正義と思う人もいるでしょう。相当に判断が難しい正義がテーマなのです。それはさておき、少なくともアクションは超一級品で楽しめます。

2021/10/17 Sunday

護られなかった者たちへ

Filed under: - dekaino @ 19:19 このエントリをはてなブックマークに追加 茘激���������c�������<�犬里呂討�Bookmark被リンク数

護られなかった者たちへを観ました。10年前の東日本震災のその後の話、そして生活保護を水際で阻止する役所の話です。生活保護を断って餓死した老女をめぐる連続殺人事件というとアクション映画のように思えますが、そういう雰囲気ではありません。
最期のオチは相当無理があるというか、土屋太鳳ならまだしも清原果耶だと筋力的に不可能でしょって感じ。ちょっと配役ミスなのかも?? 劇中の背景のバレーしてる女性の意味がよくわからない。不条理劇というか下北沢でやってる攻めた演出の劇団みたいな味わいがあります。
まあ阿部寛がいるだけですべてが持つし、くわえて倍賞美津子もいるんで、攻めるだけ攻めちゃいましたって話ですね。

今の日本社会の福祉ダメダメなところをそのまま見せつけるような映画です。

2021/10/16 Saturday

MINAMATA

Filed under: - dekaino @ 14:30 このエントリをはてなブックマークに追加 MINAMATAのはてなBookmark被リンク数

MINAMATAを観ました。実在の米国人ユージン=スミスの写真家の実話ベースの映画です。あの水俣病の被害者間写真を米LIFE誌に発表したことにまつわるエピソードが描かれます。
主演はジョニー=デップ。大きな力を持つ権力に従わない反骨精神と酒に溺れる家庭人としては落第の男の両面性をていねいに演じ切っています。

今の日本だと、この手の権力に逆らう系の話はカッコ悪いって風潮だけど、人の命と経済利益を天秤にかけて人命をないがしろにしてはいけないだよ。コレだけはゆずってはいけない一戦だと思う。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

Filed under: - dekaino @ 14:11 このエントリをはてなブックマークに追加 007鐚���弝�祉�帥�ゃ���祉���ャ�祉���い里呂討�Bookmark被リンク数

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ を観ました。ダニエル=クレイグの最期のボンドです。
前作のボンドがMI6をやめた話の続きで、リタイア後の優雅に過ごすボンドのシーンから始まります。
なんと、後任の007がもういるんですね。しかも女性。女007はシリーズ初めて? だからボンドはあくまでもボンドで007ではないのです。ジェィムズ=ボンドは007に代々襲名される名前じゃなかったんですね。

話は接触感染するナノボット型疫病の話。たしか本作はコロナ禍前に撮影がいったん完了してたけど、コロナ禍に入ってしまい興行の都合で公開が延期になってたはず。だから疫病ネタなのは偶然だと思うのですが、非常李リアリティを感じさせます。

つーか、ボンドは生でやるなよ。ゴムつかえ。ゴルゴもそうだけど、下半身がゆる過ぎだ。避妊だけじゃなくて感染防止の意味もあるんだからちゃんとしようよ! 本ネタが接触感染する病気なのに生でバコバコやっちゃダメだよな。

思った以上に長くボンドを演じたダニエル=クレイグ お疲れさまでした。

2021/10/2 Saturday

マイ・ダディ

Filed under: - dekaino @ 19:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�祉������里呂討�Bookmark被リンク数

マイ・ダディを観ました。ムロツヨシの映画初主演作になるらしい。
お決まりのお涙ちょうだいの泣かせ路線なのですが、牧師が主人公というのが新しいかも?
とはいってもキリスト教には深く突っ込まない模様。特に聖職者同士のつきあいはまったく出てきません。
仲間の聖職者が困ってたら手を差し伸べるべきではないのかなぁ? ずいぶん冷たい教会組織だなと思いました。隣人を愛せって教義を有言実行しないとね。

クズ男の表現が本当にクズでリアリティましましなのがよかった。いつかメジャーになるぜって言ってるミュージシャンの大多数はクズだよねえ。

2021/9/26 Sunday

レミニセンス

Filed under: - dekaino @ 11:09 このエントリをはてなブックマークに追加 �������祉�潟�垢里呂討�Bookmark被リンク数

レミニセンスを観ました。近未来のヒトの記憶を再現上映する装置の技師の話。記憶を再現して探し物を見つけたり、犯罪の証拠としたり、いろいろ用途はあるようです。
とにかく絵作りが綺麗。短時間しか出てこない水上市場のシーンも結構なお金かけたセットをつかってて気合はいってます。監督脚本のリサ=ジョイの才気あふれるストーリーとビジュアルが素晴らしいのです。

本作は推理映画であり恋愛映画でもあります。環境変動と戦争によって水没しかかったマイアミを舞台とした退廃的な街並みと記憶再現装置と絡んだ愛の表現がいいのです。主人公のニックと助手の女性ニックの関係もまた面白い。人は過去に捕われるべきか未来に進むべきか自分で決めなければいけない世界なのです。

でも、ギリシャ神話のオルフェウスの話、亡き妻を明快に取り戻しに行ったが連れ帰るときに振り返ったら失敗した話を知ってるくらいの教養がないと、省略だらけの描写なのでイマイチ楽しめないかも。「古事記にも似た話あるよね」くらいのツッコみができるようなら問題ありません。

鳩の撃退法

Filed under: - dekaino @ 10:56 このエントリをはてなブックマークに追加 薐�������羈�のはてなBookmark被リンク数

鳩の撃退法を観ました。佐藤正午の小説が原作で、小説家である主人公が売れなくなってバイト生活していた時の体験をもとに潜入ルポ的な実話系小説を書くという話です。
都市伝説的な地方の裏社会ネタを暴くような話で小説を書いたことで主人公にも身の危険が降りかかるというようなストーリー。出版社の編集員役の土屋太鳳が意外とエキセントリックな演技。あんな編集者実在するのか??

発端の事件は閏年にあったとされていますが、どの年か意図的に隠蔽されています。劇中の床屋にカレンダーがあって、何年は見切れているが、2月29日が金曜、7月31日が木曜なのは見えたことから、2008年か2036年あたりが候補になります。万札が福沢諭吉だから2008年の話なのかな? 2036年なら渋沢栄一のはずだ。私の推理では干支ひとまわり前の事件ということになります。

リアリティがあるようでないような不思議な話です。つーか小説家って面白いよね。生産性がある気はしないけど。ちょっと間抜けでみすみす大金を見逃してしまうあたり演技にカイジが入ってるかも?

タイトルがどんな意味なのかは本編中に謎解きがあります。しかしタイトルの意味を隠すって映画ビジネスとしては相当な賭けなんですよね。観てもらえなければ理解できないわけで。原作小説も同じタイトルなのでそれを当てにしているのか? でも小説読んだ人はもうタイトルの意味を知ってるので、誰に向けた謎なのかよくわからないですね。いまいちプロモーション方針が謎です。予告編では登場キャラが互いに騙しあうみたいなこといってたけどそんなことはないのですよ。
不思議な作品です。

2021/9/24 Friday

アーヤと魔女

Filed under: - dekaino @ 10:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�若�ゃ���絅海里呂討�Bookmark被リンク数

アーヤと魔女を観ました。ジブリ最新作ですが、監督は息子の方の宮崎吾郎。ハウルの動く城の原作者が最後に出版した児童小説が原作です。

NHKでもダイジェスト版が放送されていますが、劇場版はいろいろ追加シーンがありますね。
正直スカっと納得という話ではありません。なんつーか、アンパンマンに出てくるバタコさんがいかにしてジャムおじさんのパン工場と製造されたヒーローたちをいかに操り支配者の座についたかって話に近いです。
バタコが好きな人にはお勧めできますが、だいたいこの手のキャラは悪者扱いですからね。
本人別に悪事は働いてないけど、他人を操るのはいい印象ではありません。

しかも、孤児が顔も知らぬ生母と再会するってシーン、今時の観客には感動ポイントとして通じないでしょう。昭和40年代だったらまだしも。孤児院とか共感対象としてのリアリティがない。今の若者はキャンディキャンディを知らないのだ。

それになんかイギリスっぽく見せたい意欲があるのはわかるがイギリスっぽくないんだよなぁ。モデルとする街の設定とかそこのロケハンなどが足りないんじゃないだろうか?

ちゃんとそこら辺の文脈を抑えて観ればまあまあ楽しめる作品ですが、解説抜きで観てもちょっと辛いと思います。特に終盤はいきなり終わった感を感じるだけでしょう。

2021/9/18 Saturday

シャン・チー/テン・リングスの伝説

Filed under: - dekaino @ 21:41 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�c�潟�祉����/���潟�祉���潟�違�鴻���茯�里呂討�Bookmark被リンク数

シャン・チー/テン・リングスの伝説を観ました。マーベルの中国を舞台にした中国人のヒーローものですよ。まあ主人公は在米華人ではあるんですが、今回は里帰りして本国で戦います。

主人公は姓がシャンで名がチーではないですよ。フルネームはシュー・シャンチー(徐尚気)。中国から米国の大学に留学していい成績で卒業したものの、サンフランシスコでホテルの駐車場係をやっているのです。
そして、ヒロインもおなじ駐車場係の中国系移民3世。名はケイティ(Katy)。スパイダーマンのMJに通じますね。ただ、MJはピーターの正体を知らないしましてや一緒に戦うなんてしないけれども、ケイティはシャンチーの正体を知ってるし、魔法の弓で共闘するんだよね。さすが今風のヒロインです。

マカオに上陸した後、クルマを盗んでシャンチーの亡き母の実家がある中国奥地の秘境ターロー村(大羅村)までカーチェイスしまくるんですが、なぜかこのクルマ右ハンドルのBMW。あれ中国って右側通行左ハンドルの国だよね? なぜ???
どうやら、オーストラリアロケで撮影したらしく、そのせいで右ハンドルのクルマみたいなんですよね。
中国本土ロケしてないこともあって、中国で上映ストップがかかってるのかもしれません。

シャンチーの父、シューウェンウー(徐文武)、シャンチーの妹のシューシャーリン(徐夏霊)、亡き母の妹つまり叔母のインナン(応南)とか身内ばっかり出てきて敵味方に分かれてバトルバトル。君ら家族の内輪もめで地球を危機に陥れないでほしい!

まあ、細かいアラは色々見えるけれども、中華武術ベースの超能力バトルは見ごたえたっぷり。ドラゴンの描写もバッチリです。マーベルヒーローとしてはシャンチーはかなり強い方ではないのかなぁ?

アクション映画としてはかなり楽しめる作品です。

岬のマヨイガ

Filed under: - dekaino @ 21:34 このエントリをはてなブックマークに追加 絏��������ゃ��里呂討�Bookmark被リンク数

岬のマヨイガを観ました。児童文学のアニメ化だそうですが原作は読んでいません。
東日本大震災の被災から間もない東北の海沿い地域が舞台で、被災者の2人の少女と昔から伝承されている東北の妖怪たちの物語です。
そもそも住んでいる岬の上らあるポツンと一軒家がマヨイガという昔話に出てくるファンタジー物件。
最初は家の外観では電灯線が引かれてないのに。電灯はつくし電子レンジは使えるし、絶対作画ミスと思ったのですが、そうではない超常現象だったんですね。奥が深すぎる。
電灯線も電話線もきてない古民家なのに家電バリバリ使える不思議
なんと妖怪の超常力はお役所の書類までうまく誤魔化してくれるからスゴい。
どうもモデルは大槌町のようですね。東北中の名のある妖怪が集合してラスボスと闘います。これもまた妖怪大戦争なのだ!!

とにかく前向き前向きであえて悲しい現実は描写してないようなところはありますが、天災に耐えて再び立ち上がろうとする人々の姿は印象深いです。
題名からは妖怪大戦争モノたというのは想像つかない。もう少しスピリチュアル寄りな非現実的なストーリー化と思っていたのですが、案外わかりやすいお話でした。

2021/9/5 Sunday

子供はわかってあげない

Filed under: - dekaino @ 15:58 このエントリをはてなブックマークに追加 絖�箴������������������のはてなBookmark被リンク数

子供はわかってあげないを観ました。同名コミックの映画です。原作は読んでいます。たしかに主人公の美波に上白石萌歌は雰囲気似てる気はします。親友のミヤジ役の湯川ひなもいい感じ。キャスティングはばっちりです。

劇中アニメの「魔法左官少女バッファローこて子」のパートの出来が気合入り過ぎです。こて子の主題歌も頑張りすぎ。いきなり冒頭からカマしてくれます。ここだけでもアニメファンが食いつきそうなものだけど大して話題になっていない。確かに予告編やポスターからはアニメ要素ゼロだもんね。しかも上映スクリーンがとても少ない。力関係なんでしょうかね? 映画館主のウケが悪いタイトルってのもあるのかも? わけわからないよね 「子供はわかってあげない」 原作のタイトルそのままではあるのだけれど、ちょっと変えてみた方がよかったかも??

コロナ禍とオリバラ延期開催のせいか 2021年8月の上映スクリーン確保は相当熾烈な争いになっていて、本作は思いっきりそのあおりを喰らってます。いい映画なのに単館系ばっかり。まあ単館系にとっては救いの神かもしれず。
正直本作を観たときの観客は自分一人だけで実質貸切り状態でしたよ。あーもったいない。

基本コミカルで笑えますが、ちょっと青春風味もある良い作品です。

妖怪大戦争ガーディアンズ

Filed under: - dekaino @ 15:06 このエントリをはてなブックマークに追加 絋���ぇ������若���c�≪�潟�困里呂討�Bookmark被リンク数

妖怪大戦争ガーディアンズを観ました。2005年の妖怪大戦争と同じ世界観ですが直接の関連はないようです。
前作は、カドカワ映画になってからの初の大映ブランド作品ということで、かなり予算を張り込んだ大作でした。その続編ともいえる本作も相当に製作費をつぎこんでいます。だからキャストが超豪華! しかもその豪華キャストをモブとして使う贅沢さ!!
モブの妖怪たち
荒俣宏御大の世界観なので鬼太郎に通じるよう書いた血だらけです。つーか前作は水木先生みずからコミカライズ描いてくれましたからね。鬼太郎版権を握ってる東映も苦これには々しく思っていることでしょう。ねずみ男とねこ娘以外はほぼ出てるっぽいですよ。

とにかくカネがかかっているので学校シーンも芸が細かいのですよ。授業シーンの窓から見えるグラウンドではほかのクラスが体育の授業してるわけで、まあなんて贅沢な映画なんでしょう。

大魔神様が出てくるのもウリですが、これも大映のビックタイトルなんですよね。大映コンテンツを骨までしゃぶる角川メディアミクス力には恐れ入ります。
ちょっとコロナ禍でタイミング悪く興行収入が伸びてないようですが、ていねいに作られた子供向け娯楽大作映画です。特に所沢の人にはお勧め。

2021/8/28 Saturday

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結

Filed under: - dekaino @ 22:05 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉�鴻�若�泣�ゃ���祉�鴻������������罐汲����������腟�のはてなBookmark被リンク数

ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結を観ました。原題は単にTHE SUICIDE SQUAD。前シリーズはTHEがなかったのが、今度はTHEが着きました。

タイトルはともかく、いい意味で観客を裏切る素晴らしい傑作です。いきなり出オチのチームがいるのがサイコー。しかも裏切りパターンも豊富です。テレビシリーズ30分×6話くらいで毎回終盤で視聴者裏切るみたいな構成を2時間映画にギュッとまとめた感があるくらいドンデンドンデン返し返ししてます。
そしてハーレ=クインの服装もピエロ服ではなくてヒラヒラお姫様服なんですね。X-MENのウルバリン(ローガン)もそうですけど、シリーズ化されたアメコミ人気キャラの服装って絶対に原作の奇抜な服装ではなくて、違う服を着せるんですよね。ピエロ服きてなくてもピエロ呼ばわりされますけどね。

敵が巨大異星人ってのも思いっきり良すぎ。さすがにこれはゴッサムシティではできないので、カリブ海にある独裁軍事政権の島国って設定になっています。いいキャラをがんがん使い捨てるのがまた素敵。ヴィランは使い捨てらけてこそ華!

次回はまたゴッサムシティに戻ってきてほしいなあ

2021/8/24 Tuesday

FREE GUY

Filed under: - dekaino @ 22:52 このエントリをはてなブックマークに追加 FREE GUYのはてなBookmark被リンク数

FREE GUYを観ました。妙に出来がいいMMORPGゲームでNPCが人工知能ベースで作られていて、NPCに自我が芽生えて自分の意志で行動するようになってしまってってお話。完全にチューリングテストをパスしてるNPCがワンサカ出てくるの楽しいです。
悪役は利潤しか考えてない経営者。技術センスの欠片もなくハッタリだけで海千山千の業界をくぐり抜けてきた山師、いかにもな悪役です。でも投資家はこの手の社長さん大好きだからねえ。

愛も友情も出てくるけど、現実界とゲーム仮想空間は歴然と分離されていてゲームキャラが現実界に出てきたりはしないところが逆に新しいです。スキンとか有料で買えるようだけど、これ絶対にRMT(リアルマネートレード)可能だよね。こうなるとゲーム内のAI-NPCが現実界に口座作って貯めこんで勝手にデイトレードだかビットコイン採掘やりまくって儲けてしまうってストーリーも考えられますね。そのカネでAI-NPCが自分用サーバーを増強したりすると恐ろしいことになるぞ。

評判も良く、客も入っているようなので続編が作られる可能性は高そうです。まあ2を作ったらまず駄作だろうけど、実在するゲームと提携したらけっこう売れるかもですね。

ハートフルストーリーとしてもアクション映画としてもゲーム映画としても面白い作品です。

映画 太陽の子

Filed under: - dekaino @ 22:28 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� 紊��純���のはてなBookmark被リンク数

映画 太陽の子を観ました。同名のNHKテレビドラマをもとに視点を変えて再構成した実話ベースの映画です。これも三浦春馬主演の映画なのです。仕事しすぎ。

とにかくストーリーが詰め込み過ぎていて状況説明は省略に省略を重ねています。1944年から45年の日付ベースで何があったか知らないと完全に理解するのは難しいかも。敗戦間際の歴史知識が必要です。

実話再現ドラマにマジレスしてもしょうがないですが、超遠心分離機で100,000rpmの高速回転を達成したいなら、まず装置全体を密閉容器に入れて真空に引くって発想が生まれると思います。加速器(サイクロトロン)を設計製造運用できてるんだから真空ポンプとかお手の物のはずなのに、かなり不自然。

まあいろいろツッコみどころはたくさんあるのですが、戦後76年の映画にしてはよくできています。

2021/8/9 Monday

都会のトム&ソーヤ

Filed under: - dekaino @ 11:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �巡�������鐚��純�若�い里呂討�Bookmark被リンク数

都会のトム&ソーヤを観ました。シリーズ化している人気のジュブナイル小説が原作らしいのですが未読です。まあタイトルからして内容は想像できそうなのですが、なんとソーヤという名前のキャラは出てくるのにトムは出てこない!! いきない定石を外してくる、というか外してばかりの中学生推理アクション映画なのです。

定石を外すというか、謎解き作品なのに謎解きされない謎だらけ、回収されない伏線だらけなのな。最初っから続編ありきだとしてもコレはちょっとひどいと思います。作品単体で完結していません。
なんでジュリアスさん(左下)はどこから見ても女性なのに、いちいち「彼」と呼ばれるのか?
ゲームなのか現実なのか、夢の中に出てきたピエロはなんなのか、放火犯はどうなったのか
ゾンビ化した映画部の生徒たちと担任の先生は、ゲームとしてゾンビになったフリをしていたのか、別の症状だったのか?
とにかく謎が投げっぱなしで解かれることがありません。

そもそも、ゲームイベントだとしても朝から夕方まで、食事もないなんて酷くない? 断水してるって設定だとトイレも使えないよね? 小説ではスルーできても、映像化するとスルーできないほころびがたくさんあります。

ミニゲームの謎解き課題も穴ばかり。
雷だってに曜日に縁深いんだぜ? 木曜日は、英語/ドイツ語では雷神トールの日、フランス語では雷神ジュピターの日なのだから。もっと誤解を招かない関係ない選択肢をみつくろえなかったのかなあ??

いいところもあります
本田翼が本田翼役で出演してんじゃねーのってくらい自然体の本田翼の言動なのがほほえましい。
自分のYoutubeチャンネルかよ!ってくらい、素の本田翼です。
それから、メガネ女子中学生の豊嶋花があざとくかわいい(左上)
子役はみんな実力がある子ばかりです。
都会のトム&ソーヤ

推理ものとしては全く楽しめませんが、中学生ジュブナイルアクション映画としてはそれなりの出来です。

白蛇:縁起

Filed under: - dekaino @ 10:54 このエントリをはてなブックマークに追加 �処��:膰�莎靴里呂討�Bookmark被リンク数

白蛇:縁起を観ました。中国と米国の合作アニメ映画です。日中合作ではありますが米国側はワーナーブラザーズが出資と宣伝配給しただけで、アニメ制作は完全に中国側です。
白蛇:縁起
時代は1100年前の晩唐、皇帝が不老不死を得るため国師が国中に蛇を集めろと布告しています。蛇狩りを主な生業としている村にいる一人の青年、宣(せん/xuan1)と、人間に変化できる蛇の妖怪の白(はく/bai2)のラブロマンスなのです。
白は白蛇の精ですが、妹に青蛇の精の青(せい/qing1)がいて、いろいろ絡んできます。
宣の飼い犬は肚兜(ドゥドウ 吹替ではハラガケ)という名前。肚兜とは金太郎がしているような腹掛けですね。中華キャミソールとして若い女子が着る服です。他にも狐の妖怪の宝青坊主など魅力的なキャラがたくさん出てきます。

いわゆる悪役側は唐帝国の国師や小道などの神仙道術の使い手。蛇や蛇の精から精気を奪って不老不死の力を得ようとします。派手な妖力バトルをくりひろげます。
まあ晩唐といってるくらいで歴史上では大唐帝国は滅亡することからもお分かりかと思いますが、国師の目論見は失敗して白や青はなんとか生き残ります。エンディングでは、作中から500年後(明代か?)に生き残った蛇の精や転生した人間キャラ+犬が生きる浮世がちょっとだけ出てきます。
そして続編の製作がすでに決定しているそうです。タイトルは白蛇2:青蛇劫起、今度は青が主役なのだろうか? 乞うご期待

2021/8/3 Tuesday

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園

Filed under: - dekaino @ 12:29 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉�������潟�����<������茗��<�㍼��宴��ぉ���劫⑥��のはてなBookmark被リンク数

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園を観ました。今年もコロナ禍で上映時期が遅れて7月末公開となりました。
カスカベ防衛隊の例の5人の園児がなぜか天カス学園という私立学園に体験入学して大暴れ。全寮制で一週間の体験を未就学児にさせるって無茶ですなあ。
しかも一週間だけの体験入学中なのにカスカベ探偵倶楽部を設立して、多発している生徒がおバカになってしまう奇病事件を調査するという、映画とはいえストーリーの情報量が多すぎてくらくらします。しかも謎のAIが怪しい動きをしてて…
スーパーエリートを目指す風間くんがおバカになっちゃった!!

なんていうか学歴競争にどっぷりつかった年配の人の心には刺さるかもしれませんが、こどもには何のことやらでしようね。まあアクションシーンが面白くて、学園を使ったお化け屋敷を探検みたいな感じで楽しいです。

AIオツムのロボットの基板はなぜかQFPパッケージのLSI使ってるんだよな。意外とこいつ古い?
それともBGAじゃピンにプローブ当てられないから、あえて古いデバイスを探してきて使ってるこだわりの逸品??!
細かいところが気になってしまいます。なんかテーマ性とかメッセージはあまり感じないドタバタ作品です。

劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」

Filed under: - dekaino @ 11:48 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁����G�����潟�潟���鴻�� III���鎘�絎��������榊�c��のはてなBookmark被リンク数

劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」を観ました。Gのレコンギスタ五部作の第3作目です。2作目のベルリ撃進はコロナ禍まっしぐらで劇場に行けずアマゾンプライムで観ましたが、本作はうまくコロナ禍の谷間を縫って劇場で鑑賞できました。

本作は月の裏側、かつてのサイド3宙域にあるスペースコロニー施設のトワサンガに始まりトワサンガに終わります。
ここでベルリとアイーダがトワサンガの高貴な家で産まれた姉弟であることが明かされます。サイド3出身の兄妹にはキャスバルとアルテイシアがいましたが、もちろんセルフオマージュでしょうね。アルテイシアのタカビー(死語)で無鉄砲なところはそのままアイーダに引き継がれていますが、キャスバル兄とベルリはだいぶ違いますね。少なくとも復讐のために人を殺したり鬼子呼ばわりされるような要素はありません。環境さえよければもしかしたらキャスバルもあそこまでひねくれなくて済んだかもしれないと心が痛みます。

五部作の中の第三作ということで本筋が外れることもなく新しい展開があるまでもなく粛々と予定通りにすすみます。次回のビーナスグロウブへの旅あたりから、テレビ版とは違った展開があるのかもしれません。

唐人街探偵 東京MISSION

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唐人街探偵 東京MISSIONを観ました。原題は唐人街探偵3。そう、唐人街探偵シリーズの第3作です。1作目はバンコクの中華街、2作目はニューヨークが舞台で、本作は東京で探偵が大活躍するのです。
金田一少年とか名探偵コナンレベルのリアリティのない事件と推理ではありますが、ふんだんな予算を使ってアクションシーンがまあまあ楽しめます。
本作の舞台は東京なのですが、正確に言うと2019年の東京なんですね。つまりコロナ禍直前の中国人がガンガン来日してインバウンド経済うはうはの時代ということです。中国人憧れの東京を描写しているんですね。
だから観光地がたくさん紹介されます。
そもそも、発端となる殺人事件が浜離宮の中島のお茶屋で行われていたヤクザの手打ち式で発生というハチャメチャさ。そんな観光地で手打ち式しないよ。とにかくリアルより中国人向け観光情報という潔さが素晴らしいです。
エンディング主題曲の酷你吉娃(クーニチワ 日本語の「こんにちは」の音訳)の浮かれっぷりがすごいですよ。

終盤の締めが2019年の墨田川花火大会ってのも通です。日本人ですらしばらく大きい花火大会を見られてませんからね。
幻となって消え去った、大人気観光地としての東京を偲ぶのには最適の映画です。

2021/7/25 Sunday

キャラクター

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キャラクターを観ました。長崎尚志が原作脚本のサスペンスアクションです。どちらかというとリチャード・ウー名義の作品の持ち味に近いかな。漫画家の身辺の描写がリアルです。
プロモーションが菅田クンとセカオワのFukaseが主演って線を中心にされていて、それはそれで有効なのだろうけど、長崎尚志(akaキバヤシ)が書いた話って線で押した方がもっと客が呼べると思うんですよね。いかにも書きそうな話で、出てきそうな絵は上手いけど連載にこぎつけないプロアシってキャラクターを菅田将暉が演じてるってだけで面白そうじゃないですか。
つーか面白かったですよ。絵は上手に描けるけど魅力的な人格(キャラ)を作れない苦しさがヒシヒトと伝わってきます。
怪しい新興宗教系閉鎖コミュニティもいかにも出てきそうな設定でワクワクしますね。

日本の青年漫画の王道ストーリーを漫画作品化を飛ばしていきなり映画化するとこうなるって見本です。原作厨がわかない分好き勝手に演出できるのがよいですね。大変面白い作品になっています。

夏への扉 ―キミのいる未来へ―

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夏への扉 ―キミのいる未来へ―を観ました。あのハインラインの夏への扉を日本を舞台に書き換えたSF映画です。しかしSFは売れないというジンクスのもと、恋愛ロマンス映画のように宣伝されるのです。
基本ストーリーは原作のままで、脇役や舞台設定のみが脚色されてます。今の2021年の日本とは違うけどよく似てるパラレルワールドという設定です。なんたって2025年のゴールド価格は1995年より暴落しているって設定だけど、実際は5倍以上に跳ね上がってますからね。パラレルワールドじゃなきゃありえない。

SF界で最も有名な猫の一匹、オス猫ピートも大活躍。動物つかうのはズルいよね。よくできてます。
清原伽耶もいい感じです。ジンクス通り興行的にはあまり成功しない気はしますが、良い作品です。

2021/7/11 Sunday

ゴジラvsコング

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ゴジラvsコングを観ました。ハリウッドのゴジラシリーズの最新作です。
なぜか自分以外のモンスターがいると攻撃してしまうゴジラ。人間の企業に保護されているキングコングも標的にされます。
なぜか本作のキングコング、手話を使って人間と意思の疎通ができます。なんというチートコング!!
そして、ゴジラと人類の間は心が通うことはないのです。
なぜかキングコングを故郷の地球内空洞に戻そうという話となり、南極にある入り口から侵入、いろいろ事件があって地上に戻ったらなぜかとこは香港。南極と香港って近かったんだね。なんというご都合主義。ゴジラが香港の海から現れてコング度大バトル。やはりこうでないとね。
香港の街がめちゃくちゃになります。思えばこの香港、2020年のまだ中共政府から独立してた頃の香港なんですね。2021年のがっちり中共政府に支配された街ではない。香港の最後の輝きがゴジラとコングに破壊される美学。すごいですね。

そしてお約束の真のラスボスモンスターが登場。コングとゴジラはなんとなく共闘の流れへ。
ん、これってデビルマンvsマジンガーとかマンジガーvsゲッターロボの流れじゃん。vsとか言いながら全然敵対せずにつるんで共闘して別の敵を倒しちゃうやつ。そんなところまで日本文化の真似しなくていいんだよ!!!

寂しいことにもうゴジラは香港には来ても東京には来てくれない存在になっちゃった感がありますね。日本の映画市場小さいもんなって思い知らされる作品です。

2021/7/4 Sunday

Arc アーク

Filed under: - dekaino @ 8:50 このエントリをはてなブックマークに追加 Arc �≪�若��里呂討�Bookmark被リンク数

Arc アークを観ました。今をときめくSF作家Ken Liuの短編の映画化です。しかし日本の映画市場ではSFだということは極力隠蔽された宣伝しかできないのです。

原作は短編なのでストーリーとしては単純。老化を克服して永遠に生きられるようになった世界の変わっていく様を描写した話です。
主役の芳根京子、世界で一番最初に老いを克服した女性を演じます。若い肉体に老いた魂が宿ってる演技にはすごい説得力があると思いました。芳根は童顔なのに普段から立ち居振る舞いが老成してるんだよね。逆に10代の頃のダンスシーンはマジでわけわからん。寺島しのぶ演じるエマはあのクラブに何しに行っていたのか? 女あさり(エマは同性愛者って設定)? 説明されない裏設定が山ほどありそうな作品です。

不老が実現できても、それには大金が必要で、250年ローンとか抱えて不老処置を得る社会。不老効果を得るには定期的になんか注射を打たなきゃいけないから、借金から逃げてバックレても不老効果はなくなってしまう。ある意味でディストピアですね。
一番変わるのは生命保険なんだろうな。老いは克服しても病気や怪我で死ぬことはあるので、生命保険はもっと重要になりそう。特に250年ローンを抱えた人が病気や怪我で死んだらローン会社は大損だから、団体信用生命保険(団信)が売れまくりそう。

著作権は作者が生きてる限り永遠に有効なので、価値が高い著作物の作者は殺すインセンティブが高まって危険そう。殺されるリスク回避のため著作権を自己の意志でパブリックドメイン化とかしそうだ。

死体のエンバーミング施設とか高度な医療研究所が都会の高層ビルにあるって設定が中国っぽい気がする。日本ならその手の施設は富士五湖の近くの富士山がよく見える森のそばの広大な敷地にあるイメージですね。死を待つ老人の介護施設が本土からすぐ近くの離島にあるって設定はいかにも日本なんだけどなぁ。

自分の子供より親が若い肉体・容貌ってのは、∀ガンダムのムーンレースにもあったようにSFではありきたりの表現で、ヒント出し過ぎなのでオチもSF者ならすぐに見抜けそう。

SF実写は売れないという日本映画のジンクスは覆されることはない気はしますが、なかなか面白い作品です。昭和は「復活の日」とか売れたのになぁ…

2021/7/3 Saturday

ザ・ファブル 殺さない殺し屋

Filed under: - dekaino @ 17:26 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉���<������罧冴������罧冴��絮�のはてなBookmark被リンク数

ザ・ファブル 殺さない殺し屋を観ました。ザ・ファブルの続編、第2弾です。
前作を上回るアクションがすごいです。たしかコロナ禍の最初の緊急時代宣言が出る前から撮影してたと思うんだけど、結果的に公開するまでにだいぶ時間がたってしまいました。
なんというか、クリスマスの時期に公開する予定だったようですね。そして山本美月が結婚とかバタバタして撮り直しできなくてクリスマスって設定はそのまま残さざるを得なかった感じ。
コロナ禍がなければ2020年クリスマス映画だったのかなぁ…

本作は第一作みたいに、この世を忍ぶ一般人のふりをしているって要素はかなり薄くなって、平手友梨奈が演じる少女を助ける話がメインストーリーとなっています。なかなか押しが強いキャラで面白いです。
宣伝もたくさんしているみたいだし、前作みたいにヒットすれば第三作目もあるんじゃないですかね? 期待大です。

NOBODY

Filed under: - dekaino @ 17:04 このエントリをはてなブックマークに追加 NOBODYのはてなBookmark被リンク数

NOBODYを観ました。邦題はMr.ノーバディ Mr.要らんよ。主人公は毎日同じ仕事を繰り返す会計士。息子にすら父は弱い人間だと思われていたが、実は裏の顔があり…っていかにもなアクション映画です。

ものすごく腕っぷしが立つ人が一般庶民のように隠れて生きる設定がザ・ファブルに似てますね
チンピラは主人公をバカにして返り討ちに合うのだが、ちゃんと軍歴があったり裏社会に通じてる情報屋とかは、主人公の経歴に気づいてへいこら腰が低くなるとこが面白いです。
観客にも何がどう凄いのかわからない会計士ががんがんアクションするのは爽快ですね。

そういう THE ACCOUNTANTって映画もあったな。米国社会で会計士は弱い男の代名詞なんでしょうね。

とにかくガンガン銃をぶっ放したり、会社と工場丸ごと買い取って罠しかけまくって敵を迎え撃ったりやりたい放題です。この映画を観て善良で君子危うきに近寄らず的人生を送ってきた会計士たちがスカっとするんでしょうか?
不思議な映画ですが、ファブルが楽しめる人は本作も楽しめると思います。

2021/6/27 Sunday

閃光のハサウェイ

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閃光のハサウェイを観ました。コロナ禍で公開が遅れていましたが、ようやく公開されました。
福井要素がない宇宙世紀ガンダムは久々です。Gレコもコロナ禍で公開が遅れてますからね。
街がMS戦闘に巻き込まれるというのは初代ガンダムからあるモチーフなのですが、本作でかなり過激に表現されています。あの耳障りな音を出しながら迫ってくるモビルスーツは、おそらくこの後の時代(Vガンダムの時代)のザンスカール帝国のモビルスーツに似てます。わざと耳障りな音にして、警戒させようとしているのでしょうか?

そしてクエスに魂を捕われているハサウェイ。まさに宇宙世紀ガンダムの主人公にふさわしいコジらせっぷりです。マジ熱い。これはいいものです。
全三部作の一作目からテンション高くて、残り2作も期待大です。

2021/6/23 Wednesday

グリーンランド ―地球最後の2日間―

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グリーンランド ―地球最後の2日間―を観ました。かいつまんでいうと、隕石が落下して地上の人間はすべて死ぬから、それまでにシェルターに逃げ込めって話ですよ。映画の中で2日間くらいしか時間が進みません。

いかにもアメリカらしいアメリカでしか成立しない世界観がエグいです。まずシェルターに入れる世帯が選抜されます。選抜理由は非公開です。もしかしたらクジ引きかもしれません。グリーンカードだってそうだからな。いかにもアメリカーン。
そうなると街の治安は悪化して、シェルターに入れるリストバンドの奪い合い、ガンガン銃を撃ちまくる。なぜかロングドライブでカナダに向かう、いかにもアメリカーン。

たぶん原子力潜水艦も生き残るのだろうから、ほとぼり冷めた後は原潜国家が世界を支配するのかもしれません。
SFとしてはあまりに荒唐無稽でパニック映画としては底が浅いのですが、この手の恐怖にいつもあおられているアメリカらしい作品です。

映画大好きポンポさん

Filed under: - dekaino @ 22:57 このエントリをはてなブックマークに追加 ���糸ぇ絅純�����潟������のはてなBookmark被リンク数

映画大好きポンポさんを観ました。映画作りの話の映画です。この題材の映画はさほど珍しくはないのだけれど、アニメでやるのは斬新。怪作です。
タイトルにもなっている狂言回し的役どころのポンポさんがとてつもなく雑なフラッシュアニメレベルのキャラ設計なのに、無駄に作画の熱量が高いのです。他のキャラはリアルに寄せてるのにポンポさんだけフラッシュアニメ。ダーウィンがきたのヒゲ爺のような役どころです。

映画作りの話で資金調達ネタが出てくるってけっこう攻めてると思います。映画監督に抜擢されるジーンくんはポンポさんに雇われてる典型的な社員監督で、間違いなくポンポさんに才能を搾取されてるんだけど、本人はまったく気にしてないあたり、とてもリアルだと思いました。
ジーン=フィニ監督
いくら映画がヒットしても監督のジーンくんの取り分は増えないんだよね。儲けはプロデューサー兼脚本のポンポさんと出資したニャリウッド銀行に行く。
ジーンくんはサラリーマンの仕事として映画撮っただけだから、給料以外はクレジットに名前が載るだけ。せいぜいニャカデミー賞を受賞するって名誉しかゲットできないのだ。

寒い話だとは思わないか?

2021/6/12 Saturday

哪吒転生

Filed under: - dekaino @ 22:49 このエントリをはてなブックマークに追加 哪吒荵∝��のはてなBookmark被リンク数

哪吒転生を観ました。邦題はナタ転生。封神演義のナタクですね。中国アニメです。
タイトル通り昔の人造人間型兵器である哪吒が現代に転生して超能力バトルをするって話なんですけど、序盤なかなか哪吒が出てこない。転生対象の現代人の李雲祥の話ばっかりなわけです。
JoJo第一部でなかなか石仮面とか波紋の呼吸が出てこないノリに近い。しかもつまらないわけではなくそれはそれで熱い物語なのですよ。JoJoだってディオがズキューンってエリナとキスしたり、犬を生きたまま焼却炉に投げ入れたり、石仮面編なんかより尖がってたのと同じ。本作もバイクレースばっかりやっててそれがまたアツいんですよ。危ないブツの運び屋なんかもやっててそれはそれで面白い。哪吒て何のことだっけッて思ってたあたりにいきなりスタンドというか超能力バトルがはじまるんですね。

このゆるゆるとした転生前のシーンがうまい具合に活かされていて面白いです。転生しかかっても元の人格は消えず、能力とか記憶がちょろちょろ発言するだけ。ナルトの中に尾獣がいるって感覚ですね。器の人格は消えない。

超能力バトル要素以外の描写が濃い作品って日本ではあまり見られなくなりました。中国ではこっちの方が受けるんですかね? 一応日本でも映画館で上映されていたのですが、コロナ禍もあってあっという間に上映終了。いまならNetflixの配信が観るのが簡単だと思います。

シドニアの騎士あいつむぐほし

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シドニアの騎士あいつむぐほしを観ました。完結済みのSFマンガが原作で、途中までTVアニメ化もされたシドニアの騎士シリーズのテレビアニメ以降から完結までをつづった作品です。
シドニアの騎士 あいつむぐほし
正直言ってダイジェスト感はぬぐえません。群像劇的な要素はばっさりカットされています。主人公とヒロインのラブラブ路線だけに注目して、オマケに戦闘アクションも頑張ってみたって企画の映画ですね。

まぁこれでシドニアの騎士も一段落ということでしょう。
本作もコロナ禍のあおりを受けた時期につくられた不幸な作品ですが、きっと配信とかではそこそこヒットするんじゃないかと思います。できれば大画面で見た方が楽しいとは思うけどね。

2021/6/5 Saturday

HOKUSAI

Filed under: - dekaino @ 22:31 このエントリをはてなブックマークに追加 HOKUSAIのはてなBookmark被リンク数

HOKUSAIを観ました。葛飾北斎の半生をつづる伝記のような映画です。葛飾北斎生誕260年で企画されたのにコロナ禍で1年公開が遅れたみたい。
北斎については作品も記録も多数残っているので、それなりに時代考証しているようです。北斎の人生の節目節目で区切って章だてしたオムニバス形式になっています。最初の章の阿部寛演じる蔦谷はかっこいいですよ。
衆人の方は北斎の話ではなく、柳亭種彦の伝記になってますね。ちょっと引っ張られ過ぎ。まあ北斎の話ばかりでは間が持たないのでしょう。
それから、娘のお栄の仕切ってる感もなんかスゴい。プロの役者ではなく脚本家が演じてて、いい意味で出戻りの娘って感が説明なしに表現できててすごいと思いました。
柳楽優弥と田中泯が北斎の若い頃とじじいの頃をそれぞれ演じるのですが、いくらなんでもこんな風に歳はとらんだろうって見た目を強引に納得させるあたり演技って奥深いと思いました。

劇場版ラブパトリーナ

Filed under: - dekaino @ 22:06 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�������������若��のはてなBookmark被リンク数

劇場版ラブパトリーナを観ました。
正式タイトルは「劇場版 ポリス×戦士 ラブパトリーナ! ~怪盗からの挑戦! ラブでパパッとタイホせよ"~」です。ラノベよりも長いタイトルっすね。

低年齢女子向け戦うヒロイン、プリキュアの実写版みたいなガールズ戦士シリーズの最新作です。
でも女子向けというにはストーリーがかなりお下品なのね。ウンチしたり靴下クサいとか、テレビシリーズではこんなことないのに、劇場版でタガが外れちゃった???
ゲスト主役の柳沢慎吾も低年齢女子の認知度低そう。せいぜい映画の前のCMの万葉の湯のオジさんって認識でしょう。完全にマーケティング無視の趣味のキャスティング!!
まあ、ストーリーとかゲストキャスティングより、Lovely^2の歌とダンスが売りですからね、この映画。細かいことは気にしないのが吉です。

ラブパトリーナ+ファントミラージュ
ラブパトリーナ+ファントミラージュ。
他にもマジマジョピュアーズ(除くモモカ)とミラクルちゅーんずのフウカも参入。

2021/5/23 Sunday

プロジェクトV (急先鋒)

Filed under: - dekaino @ 9:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ���㏍�吾�с����V (�ュ����)のはてなBookmark被リンク数

プロジェクトVを観ました。原題は急先鋒、英題はVanguard。なぜかジャッキーチェンが出てるだけで過去作のもじりでプロジェクト〇〇にしてしまうダサい邦題命名の法則に当てはまる作品です。
ロンドンにある香港系の民間軍事会社(傭兵)が世界を股にかけて活躍するアクション映画です。観光地紹介映画でもあり、ロンドン中華街をはじめ、アフリカのヴィクトリアの滝(ザンビア側)、ドバイ、中東の砂漠(実際はインドのラージャスターン州でロケ)などなどが舞台となります。

クライアントの華僑系の大富豪の娘が本作のヒロインで、アフリカの野菜動物保護にかかわるフィールドワーク調査をしていたところに敵の組織に急襲され、なんとか危機を救った腕利きエージェントのひとりといい仲になったりします。基本的に中華圏向けの企画映画ですね。
日本で上映されたのはCantonese/English版なのでイマイチ中国語パートは何言ってるかわからないです。中東系とかの中国人じゃない人が話す中国語はMandarin(北京語)で、いかにも外国人が話してる風です。
香港と日本以外は北京語版が上映されているとのことでわざわざ広東語版を選択するなんて、古くからの香港映画ファンが絡んでるんでしょうかね??
なんか固いバッヂを胸ポケットに入れてたら…とかお約束通りの展開など非常にわかりやすいです。

本作も、毎回毎回、ジャッキーチェン最後の映画っていわれる靴流通センター閉店セールのような、最終詐欺ですが、ほんとジャッキーチェン元気ですね。あと何年現役でいるつもりなのかなぁ??

JUNK HEAD

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JUNK HEADを観ました。人形アニメーションです。
なんかそれっぽいストーリーがついていますが、いままで撮り貯めてきたフイルムをうまくつなげるためにストーリーをでっち上げたっていう方が近いです。SF設定よりも映像を楽しむべし。
Junk Head
ただし終盤のクライマックスは映画のために新規に撮影していて気合入っています。

海外で賞をとって単館枠で細々と上映される計画だったところ、コロナ禍で大作映画が軒並み上映開始を延期、その空いた枠を使ってTOHOシネマズをはじめとした大手シネコンで上映されました。まじでラッキー、映画界にはコロナ禍で損した組と得した組がいて、本作は明らかに得した方の代表作です。
エンタメビジネスって最後は時の運だよなぁ

2021/5/4 Tuesday

劇場版モンスターハンター

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劇場版モンスターハンターを観ました。ゲームの映画化らしいのですが、このゲームやったことはありません。
正直どの観客層を対象にしたのかよくわからない映画です。恋愛要素はなし、主要キャラとの家族の絡みもなし。異世界では英語が通じないってあたりだけ妙にリアルです。これゲームの設定なんでしょうか?
前半は国連軍の小隊が異世界に紛れ込み、巨大モンスターが跳梁跋扈する過酷な環境でどんどん隊員が死んでいくサバイバル。後半はただひとり生き残った女隊長が現地のハンターと仲良くなって、モンスターを倒します。
巨大クモ集団とか巨大アリジゴクとかものすごく強い感じなのに、なぜかラスボスの空飛ぶ火吹きモンスターはなんかチョろいです。セリフで最強のモンスターとか言ってるけど、あれなら最初のクモの方がよほど強い。空飛べれば最強なのか??
山崎紘奈が出演しているのが日本客へのウリみたいですが、東南アジアの反政府軍によくいそうな10代の少年兵みたいな扱いですね。セリフもあるけど完全に脇キャラです。

この映画、ゲームのファンなら楽しめるのでしょうか? 正直ゲームを知らないと楽しめないようです。

2021/4/10 Saturday

ブレイブ -群青戦記-

Filed under: - dekaino @ 17:47 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ�� -臂ら�����-のはてなBookmark被リンク数

ブレイブ -群青戦記-を観ました。マンガ原作でスポーツ特待生がいる高校が校舎とそこにいる人間まるごと戦国時代にタイムスリップしたらという、まあありがちと言えばありがちのSF映画です。
当時の人々とのファーストコンタクトや、タイムスリップしたことの自覚、未来に戻る方法の模索など、テンプレート通りの展開となります。
舞台も桶狭間の戦いのちょっと前の桶狭間付近と、大変わかりやすい展開となっています。

こうなると、どうやってきれいに風呂敷を畳むのかってあたりに興味がいくのですが、本作はてんでダメです。投げっぱなしです。どんどん歴史が改変されてしまってさあどうなる!?ってところで、そのまま歴史は変わるし、現代に戻っても違うタイムラインだし、しかも教師の生還ゼロ、生徒も半数以上は校庭に土葬された多数の土饅頭として帰還ですよ。行方不明もたくさんいたと思われます。
これでハッピーエンド風にクレジットが流れてしまうってアリ??
猟奇的大量虐殺事件があった高校が、事件に巻き込まれた教師がみんな死んだ高校が、しばらく後に普通に授業やってるとかアリ?
どうもジャンプの打切り的都合がよい神の手ですらこんな杜撰な仕事しない。まだ俺たちの男坂は登り始めたばかりだぜって戦国時代のまま第一部完で終わった方が潔いですよ。

ただし撮影はコロナ禍前なので学園シーンはばっちり楽しめます。モブがちゃんとモブしてる映画は当分日本では撮れませんからね。脚本はウンコだけど、絵作りはまあまあできてる作品です。

2021/4/7 Wednesday

騙し絵の牙

Filed under: - dekaino @ 8:03 このエントリをはてなブックマークに追加 薑���腟泣���� のはてなBookmark被リンク数

騙し絵の牙を観ました。大泉洋と松岡茉優が主演です。予告編だと騙しメインの話かと思ったけど、老舗出版社を舞台とした企業小説モノだったのです。
これをカドカワがつくってるなんてメタ過ぎて笑う。先代社長の腹違いの兄弟とか後妻とかツナギの社長とかパワーワード過ぎますね。
電子書籍化の流れでリアル書店が減少しつつある世相にあった作品かも? アマゾンも実名で出てきますね。企業小説モノとしては雑誌流通とか東販などの取次や出版社直販の話が出てこないのがものたりませんけどね。

まあ予告編は騙し過ぎだとは思います。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||

Filed under: - dekaino @ 7:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�潟�祉���眼�<�潟�蚊�����喝���雁��:||のはてなBookmark被リンク数

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||を観ました。完結編ですね。

いつのまにか、エヴァンゲリオンが電池切れにならなくなりました。電線もついてないし、シンクロ率とかいう謎の数値もなかったことに。
昔は季節が夏に固定されていた気がしますが、なぜか四季が復活。毎年梅の実を収穫して梅干を漬けられる状況に。これが地球の自己復元の力なのか?

細かい設定をなし崩しにできるのもテレビシリーズ放送から四半世紀経過している時の流れの力なのでしょうか? とにかく風呂敷をキレイに畳むことには成功しているようです。

2021/3/21 Sunday

太陽は動かない

Filed under: - dekaino @ 22:30 このエントリをはてなブックマークに追加 紊��純����������のはてなBookmark被リンク数

太陽は動かないを観ました。2020年冬頃から予告編が流れていて、新型コロナの最初の緊急事態宣言で公開延期となった作品群の中で、最も公開が遅れた作品のひとつだと思います。しかもシン・エヴァンゲリオンの公開をぶつけられてしまって、マジ不運。
コロナ前の作品らしくバリバリ海外シーンがでてくるスパイアクションです。心臓に埋められた爆弾よりCOVID19感染が怖い時代になっては、シリアスとは思えないお笑いに近い設定になってしまって、つらいつらい。
でも、真面目に丁寧に作られているんですね。特に子役パートがいい。子役の日向亘かいいんだよな。つくづくホリプロは層が厚いと思います。
WOWOWのドラマ版もあるらしいけどそちらは未見です。そっちは多部未華子が出てるらしいのだけど、アマプラかNetflixで配信されるまでは観られないなー

真面目だけどギャグとして消費されて滑ってしまうあたり含めてメタ視点でみれば大変楽しめる作品です。かなり予算使って丁寧に作ってますからね。滑った時のインパクトは凄いぜ。

2021/3/11 Thursday

スカイライン-逆襲-

Filed under: - dekaino @ 18:45 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���ゃ���ゃ�鰍����茱霞��のはてなBookmark被リンク数

スカイライン-逆襲-を観ました。スカイラインスカイライン奪還に続くスカイラインシリーズ3作目にして最終作!! って宣伝していますが、2作目の奪還だってこれで終わりって海苔だったし、最終シーンはまだまだ戦いは続くぜオチだったし、本当にこれで終わりになるかはわかりません。

前作はベトナムが主戦場でしたが、今度はイングランドです。前作の後、人類とエイリアンに異形の兵士に脳を移植されたが正気を取り戻した、通称パイロットが共存する世界が10年続きましたが、パイロットたちがまた洗脳されて暴れ出す謎の病気が蔓延し、難民キャンプみたいな隔離キャンプで生活する人々っていかにもCOVID19に触発されたようなストーリー。撮影時はCOVID19前なのですが偶然の一致ということらしいです。

今度の主役も世代交代、前回養女だったローズが成人になり、主役として大暴れします。その他の人たちも出てきて、いかにも最終作だぞって豪華な感じです。

なんと、スタートレックDS9のベシア役のAlexander Siddigが、主人公ローズを抵抗勢力にリクルートした将軍を演じているんですよ
スタートレックDS9のDr.ジュリアン ベシアスカイライン-逆襲-のラドフォード将軍
懐かしいなあ

本作ではエイリアンの本拠地に殴り込みかけるんですが。真の敵はエイリアンより同族の人類かもしれないってあたりまでシビアな展開になっております。これで最終作だなんてとても思えない。

やはり戦うヒロインってのは絵的に映えますね。総合的な面白さは2作目の方が上だと思うけれど、絵的には本作もイケてます。

スカイライン-奪還-

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スカイライン-奪還-を観ました。Netflixの配信ですよ。10年前に観たSF映画スカイラインの続編なのですよ。4年前に日本でも公開されたのですがスクリーン数が少なくて劇場では観ていませんでした。なんで急に配信視聴したかというと、3作目が劇場公開されているからなんですね。1作目は観て2作目を観ないで3作目を観るというのも変な話なんで、せっかくNetflixで配信さていることだし、視聴してみたわけです。

第一作の主人公ジャロッドは結局エイリアンに脳を取り出されてエイリアンの二足歩行生体兵器に脳を移植されてしまうのですが、ジャロッドだけは洗脳されず人間の時の意識を保っており、そのまま敵の母船に還って大暴れするぞ、人類にも勝ち目があるかもってところで終わりました。デビルマンがデーモン軍団に戦いを挑むようなものです。

で、本作では一作目の主人公のジャロッドも恋人のエレインも序盤でサクッと死んでしまうのですが、なぜかエレインの体内にいた胎児の娘が未知のエイリアン技術により急成長して養女になってしまうのですよ。ローズと名付けられた少女とそれと関わりを持ったロス市警の警官マークとその息子トレントが本作の主役なわけです。主役が世代交代するあたりジョジョっぽいですね。

で戦う舞台もロスだけではなくハワイやらアジアにまで広がります。もう地球どこにも逃げ場がありません。でベトナムとおぼしき古代仏教寺院でバトルしまくり。反政府軍×の兄ちゃんがカンフーアクションで戦うのです。「俺たちゃアメリカにだって負けなかった」って戦意高すぎ。
前作もそのきらいはあったのですが、完全に香港映画ノリです。イギリス映画なんだけど香港映画。エンディングクレジットではNG集流しちゃう程度に香港映画です。

エイリアンの青い光を観ると人間は洗脳されてエイリアンの言いなりになってしまうのですが、前作の主人公の娘ローズの謎の赤い光を当てるの正気を戻すのです。エイリアン兵の眼も青色から赤色に代わると人間の意識を戻したってことなのです (警戒色ではないよ!)
ローズの赤い光で脱洗脳、全兵赤化完了 共産主義ばんざーい っていかにもベトナムなオチがすばらしい。

とにかくハリウッド作品にはないパワフルな強引さが素敵です。
10年後には逆襲するぜって予告編的な映像を残してエンディング、そしてNG集。
これは映画館でぜひ見たかった作品ですね。

2021/3/6 Saturday

ファーストラヴ

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ファーストラヴを観ました。直木賞受賞作品の映画化らしいのですが原作は読んでいません。
お気持ち優先・男性の眼差し忌避・ヤリチン男を拒否できるワタシすごい系の人に受ける要素つめこめまくりって企画です。あと、元彼の兄と結婚したのに夫には内緒ってあたりも琴線に触れる仕掛けなのでしょう。
それらの意図を超えて、北川景子と芳根京子の演技を楽しめる映画です。

公認心理師という実在の公的資格を持つ主人公が出てきますが、この映画が描く公認心理師がリアルなのかどうかわかりません。医師ではないのだから心にトラウマを持つ患者の治療をするわけではないはず。なんなんだろう??
ミサンドリー一辺倒ではなく、都合がいい男性は素敵という要素もあって、ウザいですね。

妻や娘をパワハラ虐待する父を演じる板尾創路の演技がよかったです。いきなり冒頭で娘の包丁刺さって死亡ってのがいい。そうなるだけの悪行を重ねているのもいい。しかしそれは現代社会では刑罰に値するほどの悪行でもないのもいいですね。

2021/2/22 Monday

哀愁しんでれら

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哀愁しんでれらを観ました。前半は婚活コメディー、そして後半はモンスターペアレントのサイコパスホラーです。本当にこういう人いそうでマジメに怖いですね。
土屋太鳳が演じるヒロインがいくつもの災難に見舞われどん底の不幸にあったときにたまたま助けたよっばいの男性がお金持ちのバツイチ開業医で、とんとん拍子に恋愛し、死別した先妻が産んだ娘と交流し、結婚に至るシンデレラストーリー。彼の財力と人脈ですべての経済的問題は解決し明るい未来が訪れるあたりまでの前半がコメディーパート。
そして後半、最初は児童相談所の職員をしていていわゆるモンスターペアレントと戦い立場だったのに、だんだん夫の異常な子煩悩に影響されて狂気に堕ちていくあたりとてもこわいホラーです。娘も心が捻じ曲がっているあたりホントこわい。
未成熟な子供ならともかく、大のオトナが洗脳されていく様が恐ろしいホラー映画です。

2021/2/7 Sunday

名も無き世界のエンドロール

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名も無き世界のエンドロールを観ました。宣伝ではラスト20分で驚きの~ とか言ってますがそんなことはありません。ラスト20分は予想通りのコトが予想通りに起きます。むしろ冒頭20分が説明不足のキャラクターの絡みが時系列バラバラに提示されるばかりで大変つらいです。これテレビ放送だったら間違いなく冒頭でチャンネル変えられてしまうパターン。その意味で映画館で見るべき作品です。
今時のパブリックエネミー的な上級国民のバカ娘を演じる中村アンは大した演技力です。こういう嫌われる女を演じるの上手いんですね。まじでムカムカする立ち居振る舞いサスガです。

ハッピーエンドとはとても言えない決着、賢い選択とは言えない決断をあえてしまう怒りの感情。過疎気味の地方が舞台というのもキツいものがあります。忘れられていくのが怖いというヒロインが育った地域全体が社会から忘れられていくのですよ。
いかにも今の時代のプレッシャーに溺れそうな空気をうまく表現している気はします。でも娯楽作品ではないよなぁ、コレ。

さんかく窓の外側は夜

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さんかく窓の外側は夜を観ました。ポスターから薄々わかってたけど、めちゃくちゃボーイズラブ腐臭がする作品です。
キレイどころの女優は何人か出ているのですがまったくロマンスには絡まない。北川景子なんか出たとたんに死ぬ出オチ。それだけでも印象に残るのはさすがのオーラだけれども、本作全体通してオンナに恋愛はさせない。オトコとオトコの間にこそロマンスがあるみたいな哲学があります。
岡田将生と志尊淳 アツい抱擁平手と志尊 の間にはまったくロマンスの欠片もない
つーか、平手友梨奈が弱気な志尊くんをペロリと食べちゃうような展開だってありそうなのに、まったくそんなイベントは発生しないのですよ。それに対し、主演ふたり岡田将生と志尊淳のあつい眼差し、ヤバいです。
ここまでBL至上主義なのはある意味すごい。オカルトとかカルト宗教なんかよりBLの方が怖いですよ。BL圧力には信じない力も通じないぜ。

約束のネバーランド

Filed under: - dekaino @ 10:31 このエントリをはてなブックマークに追加 膣����������若���潟��のはてなBookmark被リンク数

約束のネバーランドを観ました。新型コロナ緊急事態宣言をもろにかぶりみのがしそうになったところ、シン・エヴァが上映延期になったので無事観ることができました。もしシン・エヴァ封切だったら絶対公開終了だったと思う。
本作、ジャンプの人気連載マンガですが実写映画にするのは相当つらい内容です。なんとか人間ドラマだけで済みそうなGF孤児院脱走までの初期の初期パートだけをターゲットにするのはある意味必然でしょう。よって「オニ」とのバトルはないのです。まあやっても鬼滅には勝てないしね。
エマ without アホ毛
信じていたママの正体、世界の構造の真相を知るという衝撃の表現はうまくできていると思います。北川景子の迫力すごいよ。そして主人公のエマ(浜辺美波)はアホ毛がありません。アホ毛を再現しない割り切りが素晴らしいですよ。アホ毛無用!!!!!
原作を読んでいてもそれなりに楽しめました。原作を知らない人は本作を観ても楽しむことはできても、本来の原作のことはほとんど伝わらないと思います。

2021/1/30 Saturday

劇場版ポケットモンスター ココ

Filed under: - dekaino @ 12:01 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�����宴�����≪�潟�鴻�帥�� �潟�� のはてなBookmark被リンク数

劇場版ポケットモンスター ココを観ました。ポケモンに育てられた人間の物語、ある意味でバケモノの子に似てますね。

ポケットモンスターの世界観ルールに「ポケモンは種族名で呼ばれるだけで個別の名前はない」があるんですが、本作でもそれが貫かれていて感心しました。
主人公の少年ココを育てたポケモンはザルードという珍しい種族なのですが、群れで聖地の森に棲んでいます。長老格とかリーダー格とかたくさんいいるんですが、みんなザルードなのね。ココは父親代わりの変わり者のザルードを「父ちゃん」と呼ぶだけで固体名はついてない。かなり苦しい設定なのだけど貫徹してます。
長老とかオマエとか個別名なしでうまく呼び合うところ、シナリオはかなり苦労してますよ。

ザルードに育てられた少年ココはまさに野生児で人間社会の教育も受けず、そして作品終盤ではそのまま見聞を広めるたびに出てしまうという、まさにぶんなげたまま細野監督のおおかみこどもの雨と雪とかバケモノの子に通じます。人間社会の標準的な教育環境をガン無視するのは子供受けがいいんですかね? 将来がかなり心配なのだけれど…

ポケモン映画としてはかなり攻めているけれど、ゲーム宣伝映画としてもよくできています。楽曲も頑張って作ってありますね。

2021/1/23 Saturday

えんとつ町のプペル

Filed under: - dekaino @ 9:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �������ょ�冴��������里呂討�Bookmark被リンク数

えんとつ町のプペルを観ました。作品内容以外でいろいろと話題になっていますね。
自分は映像作品そのものの出来と製作企画とか制作資金の出どころとは直接関係ないと考えているので、ワナビー騙して金を吸い上げるサロン商法がどうとかは別としていい作品ならそれでいい思います。
たとえば最初のガンダムだって玩具メーカーのクローバーが超合金ロボの宣伝のために作らせた作品で、その意図では失敗したど、映像作品そのものの評価は派生作品が50年も作られ続ける名作なのですよ。幸福の科学映画だって面白いものは面白いのです。最近のはてんでダメだけどね。

で、本作と言えばアニメ映画としての出来は悪くないどころか結構いいですよ。ちゃんと出来ている。変に裏設定がないあたりとか北米市場でも受けそうだし、そもそもの敵の中央銀行が健在なあたり、続編作れるようになっていてよく練られています。ハリウッド作品的な計算が見受けられますね。
もし新型コロナがなければ海外市場でも受けたかもしれない。つーかNetflixなりHuluなりでワールドワイド配信した方がいいはずだけど、国内資本が固められてるからそういうワールドワイド的ビジネスの才覚はなさそうですね。大阪だけでなく日本全国で興行したので精一杯な感じはあります。

続編つくるカネが集まるかどうかで後世の評価が決まる気がします。

劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME

Filed under: - dekaino @ 9:17 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 篁��≪���ゃ���若�若�㏍���� REAL�TIME のはてなBookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIMEを観ました。劇場短編 仮面ライダーセイバー 不死鳥の剣士と破滅の本と同時上映。この短編は本当に短編でウルトラファイト見たいな戦闘シーンだけ切り出したもの。まあおもちゃの宣伝という本来の意味ではとても正しい映像です。

本作の方ですが、仮面ライダー01の由緒正しい後日談です。01と02の共闘がみられるのですよ。つーか、タイトル主役メカ(?)の後継の別の名前の新主役メカに主人公が乗り換えるって、ザブングルとかダンバインと同じ展開を仮面ライダーでやったのは01が初めてかもしれない。派生の豪華オプション付きではなく、全く別の新ライダーかつ乗り換え可能なのだ。コレ例話の仮面ライダーのスタンダードになったりしないのかな? セイバーはなんか違う流れっぽいけど

仮想空間ネタをうまく取り込んだ事件とかシナリオが練られてて面白いです。
ただゲストヒロインの山崎紘菜がクライマックスシーンでウエディングドレス姿を披露するのですが、胸が薄い似合わないデザインのドレスなんだよね。無理やり寄せて集めてるのを強調してて涙ぐましい。
作劇上。パッと見でウエディングドレスとわかるデザインである必要があるんだろうけど、これは悲しいですよ。
わざわざ東映が東宝の秘蔵っ娘を起用してコレは酷い仕打ち。もう少し考えてあげましょう。

2021/1/11 Monday

天外者(てんがらもん)

Filed under: - dekaino @ 15:34 このエントリをはてなブックマークに追加 紊����(������������)のはてなBookmark被リンク数

天外者(てんがらもん)を観ました。NHK朝ドラのあさが来たでディーン=フジオカが演じた五代はんを三浦春馬が演じます。五代の出身地である薩摩の有志が金を集めて企画した映画なのです。
五代はイギリスに留学し大阪商工会の基礎を作った人物、その彼の伝記映画です。てんがらもん(天外者)とは薩摩言葉で並外れた人のことで、五代友厚のあだ名だったそうです。

いきなり長崎出島のシーンで始まります。後の伊藤博文や岩崎弥太郎、坂本龍馬などと親交を温める若き五代という導入部ですね。伊藤がものすごいヘタレとして演出されてますが、史実のこの頃の伊藤は御殿山のイギリス公館を全焼事件をやり遂げた実行犯なわけで、五代なんかよりこわもてのバリバリ武闘派の攘夷テロリストなんですよね。イギリスに留学したい動機もロンドンを焼き討ちしたいとかですよ。実際にロンドンシティをみてこりゃ日本は勝てないと心を入れ替えたわけです。
特に伊藤はかなり史実とは違うキャラづけがされております。
岩崎弥太郎も年を取ると金におぼれた嫌な奴風に描かれますが、薩摩の人間は今でも岩崎(三菱財閥)が嫌いなのだなと思わされます。まあ確かにイヤな人物でしたけどね。

本作はとにかく五代すごいすごいの持ち上げ映画です。私心なく太く短く大阪経済の礎を築いた五代友厚は大阪の英雄でもあるようです。三浦春馬の演技もかっこいい。五代ファンにはたまらない作品です。

2020/12/28 Monday

私をくいとめて

Filed under: - dekaino @ 8:50 このエントリをはてなブックマークに追加 腱�����������Δ里呂討�Bookmark被リンク数

私をくいとめてを観ました。綿矢りさの小説が原作のアラサー女子の物語です。
なんと橋本愛との共演シーンがあります。あまちゃんで共演してから初めての再共演とのこと。
のん と 橋本愛
のんもやっとメジャー領域に帰ってきたということでしょうか?

原作はコロナ前の小説ですが映画での時系列は2020年末から2021年初まで。まったくコロナ禍などなく、バリバリ飛行機で移動するまさにパラレルワールドの日本です。コロナにちゃんと対応してれば今頃はこういう生活できてたのかもなぁって感じです。

アラサーOLが年末年始にローマに嫁いだ友達に会いに行くとか、コロナ前だったら普通にできてたんだよね。
あと浅草とか築地とか足立区あたりのシーンがたくさん出てきて海外向けのトラベルロードムービーにもなってます。ローマのシーンもいつどうやって撮ったかわかりませんがそれなりに見えます。

のんが演じる主人公の頭の中に話し相手となる別人格がいて、しかもその声が男声っていう謎の設定が本作の主テーマなのですが、そんなのふっとぶくらい異世界ストーリーとなっているのです。
主人公が恋する年下の男、林遣都が演じる多田クンがいい感じに良くも悪くもないふつーの男なのがいい感じです。大瀧詠一の楽曲も効果的に使われます。なんかキラキラしてるけど、自分はアラサー女子ではないからまったく共感はしません。
はやく飛行機で海外旅行できる世界に戻るといいな。そんな映画なのです。

STAND BY ME ドラえもん 2

Filed under: - dekaino @ 8:42 このエントリをはてなブックマークに追加 STAND BY ME ���������� 2のはてなBookmark被リンク数

STAND BY ME ドラえもん2を観ました。CGアニメ版ドラえもんの第2弾です。6年前に上映された前作の直後から始まるのです。のび太世界では6年間はなかったことにされています。

前回ではそれなりに好評だったCGドラえもんですが、今回はどうもネガティブな評判が目立つようです。といっても王道を行ってるのは間違いなくロングランヒットは確実です。むしろ、いま春休みになる川村元気プロデュースの映画ドラの方がニセモノって感じがします。正直な話、川村元気ドラに比べたら3D CGの山崎ドラの方が真面目に原作をリスペクトした作りだと思います。
このクオリティを毎年作れるといいのだけど難しそうです。

2020/12/19 Saturday

新解釈・三國志

Filed under: - dekaino @ 10:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �域В���私���綽�のはてなBookmark被リンク数

新解釈・三國志を観ました。福田雄一監督の新作ですが、うーんこれはどうなのか? 大泉洋の無駄遣いじゃありませんか?
テレビ特番ならともかく劇場作品のクオリティに達していない悪ふざけコメディです。
中華コメディなら山口雄大の珍遊記の方がかなり出来がいいです。
豪華キャストも無駄遣い。渡辺直美の中身が広瀬すずってそれがどうした? わけわからないです。

企画からして間違ってたんじゃないかなぁ。もう少し考えようよ。残念な作品でした。

罪の声

Filed under: - dekaino @ 9:22 このエントリをはてなブックマークに追加 臀���0のはてなBookmark被リンク数

罪の声を観ました。いわゆるグリコ森永事件をモチーフとした同名のミステリ小説を原作とした映画です。
35年前の未解決事件の謎をじわりじわりと明らかにしていくミステリ仕立ての演出がかなりはまってます。これは面白い。そして人情ものとしてもよくできています。
ただ、昭和50年代ってまだダッコ紐は少なくてみんなオンブ紐だったと思うんだけど、令和時代に赤ん坊をオンブ紐でおんぶする絵はNGなんですかね? 半ズボンとか服装の再現度は高いんだけどな。車両とかもよくもまあ旧車を集めたと思います。

不幸な境遇におちいる薄幸の美少女役の原菜乃華がかわいいです。
原菜乃華
派手じゃないけどじわじわと面白い良作です。コロナのせいでいまいち宣伝が行き届かず、客の入りは微妙のようですけどね。

魔女見習いをさがして

Filed under: - dekaino @ 8:17 このエントリをはてなブックマークに追加 薛�絅活�膺������������Δ里呂討�Bookmark被リンク数

魔女見習いをさがしてを観ました。子どもの頃におジャ魔女どれみをみていた大人女子3名がひょんなことから知り合いになりおジャ魔女の聖地巡礼をする話です。
長瀬ソラ 川谷レイカ 吉月ミレ
(左から長瀬ソラ 川谷レイカ 吉月ミレ)

大人女子の人生観というか男性観というかそこらへんで昔おジャ魔女をみてた女子たちの共感をねらうあざとい映画なのです。
おジャ魔女は出てくるような出てこないような、ちらっと影だけの登場という感じなのです。

一番年下のレイカはダメンズを自室で飼ってただけあって経験豊富ですが、残り2人はほとんど経験がない様子。短時間しかイイひとでいられないおんぷ推しの大宮くんとソラとのロマンスは甘酸っぱいことこの上なしです。

残念ながらオヤジーデはかけらも出てきません。ああ不遇のオヤジーデ。本放送の時はそこそこ人気があったのに声優が急逝してぶりぶりざえもんのように出番が抑制されてしまったままなのですよね。ぶりぶりざえもんは復活したのになぁ。オヤジーデも復活してほしい。

おジャマ女をみたことない人でも楽しめるとは思いますが、まあ見ておいた方がよい作品です。

2020/12/3 Thursday

羅小黒戦記

Filed under: - dekaino @ 18:26 このエントリをはてなブックマークに追加 臂�絨騌����のはてなBookmark被リンク数

羅小黒戦記を観ました。邦題は「(ロシャオヘイセンキ)ぼくが選ぶ未来」といかにも説明臭い副題がついております。
本作は2019年末から2020年初にかけて映像系美術館で字幕版が上映さてたんだけど、人気が高くてチケット取れなかったのですよ。残念と思ってたら日本語吹替版が堂々公開となりました。ありがたや ありがたや
小黒と無限
いろんなアニメのオマージュ的シーンもあり、基本は平成狸ぽんほことかポニョのような妖怪と道士の交流とバトルのお話です。広義の武侠ものと言えるかもしれません。少なくともドラゴンボール程度には。
日本語吹替えは一流どころの声優つかってるだけあってよくできているのですが、訳がいまいち。特に固有名詞が中国語(普通話)読みでも日本語読みでもない変なチャンポン造語で相当につらいです。どんな漢字なのか想像がつかない。風息がフーシーだし哪吒がナタだし。
ぶっちゃけシォオヘイだってショウコクって呼んでもいいんですよ。その方が筋がいい。いまでも劉備はリュウビだし関羽はカンウと読むでしょ。リウベイとかグワンユでもいいけど中途半端に混ぜるのよくない。風息はフーソクかフォンシーでしょ、哪吒もナタクかナーチャだろうよ。
ここらのセンスがマジ意味不明ではあります。香港とか広州の人が訳してるのかなぁ??? 原作・監督のMTJJ(木頭姐姐)は北京の人なのにな。

本作はもともと一人で制作されたWebアニメが元で、公開を続けるうちに人気が出てきてマンガが出版されたりテレビシリーズになったり最後には劇場版も作ってしまうという、FROGMANとか新海誠のスケールが大きい版の経緯があるんですね。いまの中国がすごいのは才能があるところにはポーンとカネを出す人がいてどんどん資金が集まるところ。このダイナミズムさはいまの米国を凌駕するかもしれない。

口コミでに人気が出てロングランヒットになりそうな感じですが、大手マスコミは中華ネタやらないからねえ。メジャーにはならないかも。鬼滅の刃に比べれば全然メジャー要素だらけなんだけど、日本語版製作と配給がアニプレックスなのに気持ち悪いほど宣伝されていない気がします。まあね日本人のほとんどははやぶさ2号は知ってても嫦娥5号は存在すら知らないもんね。情報封鎖されてる感ありありです。

2020/11/15 Sunday

十二単衣を着た悪魔

Filed under: - dekaino @ 11:07 このエントリをはてなブックマークに追加 ��篋���茵c���������のはてなBookmark被リンク数

十二単衣を着た悪魔を観ました。原作は内館牧子の小説とのことですが未読です。でも源氏物語のあらすじくらいは知っています。それで十分楽しめる作品なのです。

現代人が平安時代にタイムスリップとかいうネタはありきたりですが、本作は源氏物語の小説世界に現代の就職活動中の大学生が迷い込むという、ちょっと異世界転生ラノベのナーロッパ的な平安時代の宮中物語なのです。
しかも、源氏物語で光源氏の敵側である悪役のひとり弘徽殿の女御の視点で描かれていて、それはそれで面白い。本当にこわいグリム童話的な、源氏物語を貫く宮中の勢力争いが垣間みれます。
弘徽殿の女御は女性ながら表舞台でどうどうと政治その他をしたいという現代でススんだ女子という設定。ただその野望の説明で玄宗皇帝と楊貴妃を引き合いに出すなら、玄宗の父方の祖母の中国市場唯一の女帝、武則天を例に挙げないのは不自然極まりない。観客が武則天(akak則天武后)知ってるとは限らないと配慮した演出なのだろうか? いやふつう玄宗皇帝の方が知られてないよね、楊貴妃はともかくね。

弘徽殿の女御
弘徽殿の女御は三吉彩花が演じます。眉毛はあるしお歯黒はしてませんがそれ以外はまあまあちゃんと歴史考証されたお召し物です。ただメイクは完全に現代風ですね。

主人公のライメイ(雷鳴?)は現実世界から源氏物語の解説パンフレットを持ち込んでおり、これから物語世界でどんな事件が起きるのか正確に予言することができたため、陰陽師として宮中と関わることになります。観客も源氏物語の知識があれば主人公と連動して予言力を発揮できます。ここらへんとても楽しい。史実を基にした大河ドラマを観ている気分ですね。

ところが、現代基準ではろくでもないダメ男である光の君が人生で一番不遇であろう須磨での蟄居に入る直前で主人公は現代に帰還してしまうんですね。ここで主人公は現代の便利グッズをたくさん持って源氏物語世界に帰ろうとする。ここらへんはもう源氏物語を知ってるだけに予定調和的にまた源氏物語世界に戻れると思っちゃうんですが、そこがどんでん返しなのですよ。と言われても源氏物語を知らない人にはまったくどんでん返しになっていないというこれまた教養の有無により受け取り方が全く異なる作品なのです。

本作見どころは、伊藤健太郎と伊勢谷友介のスキャンダル俳優が出ているだけではないわけで、できれば源氏物語のあらすじくらいは調べてから観賞するとより楽しめると思います。

夜明けを信じて。

Filed under: - dekaino @ 8:58 このエントリをはてなブックマークに追加 紊�������篆<������のはてなBookmark被リンク数

夜明けを信じて。を観ました。幸福の科学映画ですね。千眼美子名義の初映画「さらば青春、されど青春。」のリメイク、焼き直しです。本作にも千眼美子は同じ役で出演しています。違うの若き大川隆法役です。隆法の実子の大川宏洋から田中宏明に代わっています。要は宏洋がよほど気に食わないということでしょうね。

大筋はさらば青春、されど青春と同じストーリーなのですが細かいところが違ってます。箇条書きにすると

  • 隆法は在学時の司法試験受験で失敗するのだが、前作では司法試験だけでなく公務員試験I種も失敗する。むしろ司法試験に落ちたよりも官僚になれなかったのが大きな挫折ののようだった
  • ニューヨーク駐在中、本作ではいい仕事バリバリしてたことが強調されますが、前作では同僚の金髪娘に猛烈にアタックされた、しかし断ったところが強調
  • 商社時代の話は、同僚や関係者が集まって昔話の形で隆法のことを改装するという形式になった。寮母のおばちゃんのエピソードも追加?
  • 千眼美子演じる名古屋支社長秘書が退職してマスコミ業界に入り念願のニュースキャスターになり、隆法の初の東京ドームでの宗教イベントを報道する

かなり予算を節約して撮ってる感があり、正直しょぼいです。まあすでにある作品の焼き直しに予算かけられないよね。ネタとして観るにもインパクト弱い作品です。

2020/11/9 Monday

きみの瞳が問いかけている

Filed under: - dekaino @ 23:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ���帥���潟����������Ή����のはてなBookmark被リンク数

きみの瞳が問いかけているを観ました。これも鬼滅の刃のせいで上映期間短縮され上映回数/日も減らされた不遇な作品です。でも本当にいい作品。これは罪の意識をもった人間に赦し(ゆるし)を与える物語なのです。実は韓国映画をもとに日本でリメイクした作品です。視覚障碍者というある意味センシティブな題材をていねいにウソにならない程度の演出を加えて表現されています。吉高由里子は中途失明者の挙動をよく演じられていると思います。
そして横浜流星のキックボクシングもかなりいい感じ。傷ついた者同士がつらい境遇の中で互いに癒し赦しあうのです。

はっきりいって本作の上映が早期に終わるのは悲しいですね。こういう作品こそ細々とロングラン上映をしてじわじわ口コミで人気を得ていってほしいものです。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

Filed under: - dekaino @ 22:51 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁����薔惹��������♂����荵�膩┐里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を観ました。新型コロナで大打撃を受けた映画業界の救世主です。TOHOシネマズなんか座席チドリ販売をやめて全席販売してしまう始末。大人気なのです。
煉獄さん
ものすごく客が入っているわけですが、正直そこまですごい作品でもないです。確かに作画はよくできていますが劇場作品ですから、予算からして特に別格というわけではありません。新型コロナ前でもテレビアニメの劇場版というアニメ映画企画はたくさんあって、クォリティだって高いものが多かったのです。それでも2週間か3週間で上映が終わってしまうのでした。セルDVDやネット配信の箔付けのために劇場上映してるのでそれで十分なのです。
本作も従来の劇場アニメと同じ意図で制作されています。原作やテレビシリーズのファンが対象で、一般人が本作だけを観てくることは意図していないのです。だからレギュラーキャラの炭次郎たち一行の説明も敵である鬼の説明も全くなしで始まり、鬼との戦いの決着がつかないまま中途半端に終わってしまうのです。煉獄さんだけですよ、本作でケリをつけた味方キャラって。

結局、新型コロナによる上映自粛で映画ファンの飢餓感が醸成されていたところに、ポーンとそこそこのクオリティがあり、原作やテレビシリーズもそれなりの知名度がある本作が飛び込んできたから一気に火がついただけなんですよね。
はっきりいって、昨年2019年の10月公開だったら長くても1か月で上映終わってます。しかも最終週は1日1回しか上映されないレベルですよ。タイミングがマジよかったんですよね。鬼滅の刃。ラッキーです。

コロナ騒ぎで2作目で上映が止まってしまったGのレコンギスタ五部作とかだってクオリティ的には大差ないのですよ。たまたま運が悪かっただけです。富野御大も悔しくてしょうがないでしょうね。

本作を北米に持ち込んでもそもそも作品として完結していないため、よほどのマニアしか相手にされないと思われます。中国なら人口が多い分ニッチなマニアも多少はいるかもしれないでしょうが、日本ほどは売れないような気がします。まあ、その程度の作品です。過度の期待を持たずに観ればよいと思います。

2020/11/1 Sunday

トロールズ ミュージック★パワー

Filed under: - dekaino @ 17:33 このエントリをはてなブックマークに追加 ���㏍�若���� ���ャ�若�吾�����������爾里呂討�Bookmark被リンク数

トロールズ ミュージック★パワーを観ました。ヒット音楽をモチーフにしたドリームワークスのCGアニメ映画です。
本作は北米その他世界的にヒットした子供向けシリーズでテレビシリーズも多数制作されていますが、日本ではイマイチです。なんたって本作は劇場作品としては2作目で、1作目は日本では劇場公開されていません。20世紀FOX社の分社化のゴタゴタとか日本市場の配給会社の再編などの影響で大変お寒い状況です。
幸いなことに1作目はAmazon Prime Videoで視聴可能です。
トロールズ (吹替版) Amazon Prime Videoトロールズ (吹替版) Amazon Prime Video

1作目ではトロール達を食べる天敵の種族ベルゲンからの逃避行の物語でドキドキハラハラものなのですが、2作目の本作ではトロールたちの中の派閥争いなんですね。いまいちスケールが小さいですし、ドラえもんやクレしん映画でわざわざ登場人物の詳細説明をしないのと同じで、世界観や登場人物の説明もあっさりしてて日本の観客には不親切なのです。

Trolls World Tour
原題はTrolls World Tour つまり世界巡業ですね。出てくる曲もヨーロッパとかラテンとかいろいろバラエティに富んでいます。登場人物は基本的に1作目と同じの固定キャラ、それに加えてゲストキャラのロックの女王トロール バーブが出てきます。
バーブ
いかにも悪役顔ですけど、結局は音楽好きのトロール娘なのでゆるーい決着がつくわけです。

1作目だとトロール達が食べられちゃうって残虐シーンがあるわけで、これを回避して仲間同士の内輪揉めの話にしたわけです。配給会社が東宝東和にかわり、吹替え声優も一新して上白石萌音やら仲里依紗を起用しています。しかしCOVID19と鬼滅の刃のために公開は遅れるし期間短縮されるし酷い目にあっております。不運な作品ですが、子供向け映画としてはよくできている作品です。

2020/10/24 Saturday

小説の神様 君としか描けない物語

Filed under: - dekaino @ 15:35 このエントリをはてなブックマークに追加 絨顄����罕���������������Ù�����のはてなBookmark被リンク数

小説の神様 君としか描けない物語を観ました。同じ高校に通うプロの高校生小説家2人と高校の文芸部の物語です。原作は小説でコミカライズ版もあるのですが、両方とも未読です。
プロの小説家ならではの創作の悩みと、アマチュアとして小説を書く創作の悩み、創作者を支援するスタッフたちの物語が学園生活をコアにして描かれます。登場人物のキャラが立っていて、それぞれのキャラを主題にした章を複数立てるオムニバス構成です。
文芸部部長の器用貧乏な感じがリアリティありますね。そして山本未来が演じる出版社の女性編集者が、相手を支配しようと圧をかけてくるとしか思えない言動をします。山本未来はこういう圧をかけてくる系の女の演技がすごい上手いよ、マジこえー。
橋本環奈と佐藤大樹
橋本環奈が演ずるコユルギシイナは売れっ子女子高生作家ですが学校生活ではそのことは秘密。でも文芸部メンバーだけは知っていてその中ではシイナは上から目線の女王様的言動をします。ここらへんの橋本環奈もいいです。しかしトラウマもあったりして心情ドラマとしてよくできています。

鬼滅の刃 大ヒットのあおりを受けて上映期間短縮、スクリーン大幅減という苦境に立たれさている本作。間違いなく興行的には失敗になりそうです。作品としては続編がいくらでも作れそうな構成になっていますが、続編製作は残念ながら望み薄です。

攀登者(クライマーズ)

Filed under: - dekaino @ 15:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ���肢��(�����ゃ���若��)のはてなBookmark被リンク数

攀登者(クライマーズ)を観ました。中国隊がチョモランマ(エベレスト)に登頂した実話ベースのフィクションドラマであり国威発揚映画です。
中華人民共和国政府が戒律してすぐ後の1960年の登頂が国際的には認められず、リベンジとして1975年にもう一回登頂したという実話をもとに関係者を別名に替えたフィクションドラマとして再構成しています。有名な中国人のハシゴを設置した登頂隊の話なのです。
女性隊員がいたり、ロマンスがあったり、チベット族と漢族が融和してたり、いろいろ現代風の要素が入ってます。
基本的には、プロジェクトエックスの再現ドラマ的な過去の偉人・偉業の再現というスタンスのドラマであり、どんな訓練したかとかどんなハプニングで苦労したかがメインストーリーとなります。
もちろん中共政府の国威発揚の意志が強く入った映画であり、エンディングタイトルのクレジットの協力協賛の項目には香港映画界の重鎮の名がぞろぞろと出てきます。ジャッキーチェン(成龍)なんかラストシーンでどうでももカメオ出演してるからね。これは北京に従うと誓いをたてさせる踏み絵なわけです。ツイハーク(徐克)もクレジットに出てました。

大河ドラマ的で仰々しい群像ドラマと厳しいチョモランマの環境のCG特撮がよくできています。

2020/10/11 Sunday

映画『映像研には手を出すな!』

Filed under: - dekaino @ 23:17 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉��������ù�������冴�������はてなBookmark被リンク数

映画 映像研には手を出すな!を観ました。新型コロナで上映延期になっていましたがやっと公開されました。
冒頭に設定の説明がされテレビシリーズを観ていなくても問題がないようにはなっています。基本的には文化祭でアニメ上映をするエピソードです。たくさんエクストラを集めて制服も作って贅沢に学園モブシーンを撮ろうというところにあいにくのコロナ禍。屋内でのモブシーンの尺は相当カットされて、屋外シーンばかりになっています。これアニメ制作の話じゃなかったっけ?
それでもラスト20分ほどの上映会シーンはきっちり屋内モブシーン。お金かけて人を集めた甲斐があろうというもの。
映像研の面々
正直主役3人とも美人すぎてキャラを壊してる感はあるのですよ。水崎だけが美人のはずなのにな。浅草みどり役の齋藤飛鳥も金森氏役の梅澤美波も常人ではありえない美人なわけでね。ここ三枚目の地味顔って脳内で変換する「みなし力」が必須なのですよ。

巨大ロボット萌え成分は十分にあります。さすが金かけてますね。ロボの活躍を堪能しまくりです。
鉄巨人 大活躍
多分、実写版はこれで最後なのですがいろいろアクシデントがあった割にはよくできた作品だと思います。

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者

Filed under: - dekaino @ 21:14 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉�������潟�����<������羶�腦�鐚��������㏍�潟�違�������祉�弱��篋冴������のはてなBookmark被リンク数

映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者を観ました。コロナでちょっと公開が遅れましたが無事上映できました。タイトルから侵略ものかと思いきや春日部かなぞの力で隔離されて孤立する首都消失系の災害映画でした。

奥多摩だか高尾山あたりの山中から相模湖駅に出て日下部に戻ろうとするしんのすけと勇者一行。自分は神奈川県はわかるけど埼玉はよく知らないので、相模湖駅から埼玉に行くのは八王子あたりから八高線で高麗川に抜けて川越線で大宮まで行くのかなーとなんとなく思ってたんですが、西国分寺から武蔵野線で南越谷に抜けて、新越谷の東武線で行くものなんですね。どうして南越谷で足止め食らってるのか全然わからなかったですよ。

きゃりーぱみゅぱみゅがゲストキャラのお姫様の声をやっているのだけど、姫様はキャラは立っててもストーリー上では機能してない感があり、脚本がイマイチだと思いました。
とはいえ子供向け作品としては大変良くできております。今年の子供向け映画では一番良い出来ではないでしょうか?

2020/9/26 Saturday

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

Filed under: - dekaino @ 8:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �眼�<�ゃ���������祉���眼�<�若���若���海里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観ました。テレビ版の締めくくりとなる作品です。ほんのちょっと回想シーンとしてテレビシリーズの時の話が出てきますが総集編というには少なすぎます。

今回が完全なる最終エピソードです。なんたって数世代後の歴女が狂言回しとなって、過去の有名人であるヴァイオレットの聖地巡りをする建付けですから、すべては遠い過去にあったお話なのです。
ヴァイオレットの想い人ギルベルト少佐のその後が明らかにされます。もう秒速5センチメートルの主人公以上にダメ人間化した少佐。ドイツ語名のギルベルトをフランス語読みしたジルベールじゃなんの偽装にもなってません。とにかくダメダメ。挙句の果てにたった一晩で説得されて考えを改めてしまうなんて思慮浅く流れまくりのダメ男。しかし女性というものはダメ男に弱いわけです。ダメ男だからこそ愛するわけです。
これもひとつの幸福の形なのでしょう。

バトルシーンはほとんど出てきません。完全に戦後のお話なのです。

2020/9/21 Monday

TENET

Filed under: - dekaino @ 19:11 このエントリをはてなブックマークに追加 TENETのはてなBookmark被リンク数

TENETを観ました。クリストファー=ノーラン監督脚本のタイムパラドックス絡みのSFベースのアクション映画です。
基本は世界的な陰謀と戦う元CIAエージェントのスパイアクションなわけですが、時間を逆行する技術が未来からもたらされ陰謀が進行中。時間逆行中は呼吸をするために少なくとも酸素ボンベとガスマスク着用必須で、できれば防護服の着用も望まれるという設定から、いわゆる悪の組織によくいるザコ戦闘員っぽいユニフォーム着てた人たちが実は! ってなるあたりよく練られた舞台設定です。
ノーランはどの悪の組織もなぜザコ戦闘員があんな格好してるのか常日頃から考えに考えてやっと正解のひとつに辿り着いたようです。

バックトゥフューチャーのようにいくつも仕掛けがあり、2回3回と観返すたびに前回観たときには気づかなかった新発見があります。何度観ても楽しめる作品です。
願わくば、昭和の特撮によくあった崖から飛び降りるシーンを逆回しにした飛び上がりシーンも再現してほしかったところです。

宇宙でいちばんあかるい屋根

Filed under: - dekaino @ 17:29 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎��с���<�違����������絮��垢里呂討�Bookmark被リンク数

宇宙でいちばんあかるい屋根を観ました。小説の映画化らしいのですが原作は読んでいません。清原果耶と桃井かおりの演技がすごいと評判になっています。
桃井かおりと清原果耶
たしかに二人の演技は素晴らしく彼女らの芝居で映画が成立していると言えるでしょう。でもそれ以外の演出とか脚本には疑問点だらけなのです。

そもそも、設定における人物像と演出意図がズレ過ぎています
主人公のつばめは、近所に住むチャラい大学生に色目を使う女子中学生。当然ながら相手にされない。趣味にも精力的で放課後に書道とか水墨画のカルチャー教室に通う。同じ学校の男子とつきあったこともあるし(すぐ別れたけど)、かなりリア充なキラキラ女子って設定だと思う。しかも学校シーンで高校受験の気配もないしモトカレが中学生なのに退学になるあたり、通っているのは私学の中高一貫校ですよね。2005年という年代設定から推察するに、小悪魔agehaを愛読してちょっと私服ファッションにも取り入れちゃう、地方ではちょっと目立つキラキラ女子あたりって人物像を思い浮かべるわけです。

それなのに清原果耶演じるつばめは、公立高校にいそうな奥手な女子高校生なんですよね。とてもいいとこの私学に通ってるキラキラ女子中学生には見えない。だいたい、あんな奥手キャラなら「あの娘はビッチ」なんて落書きされるわけないのですよ。キラキラしてて社交的な女子にこそ効く中傷なわけで、おどおど奥手な地味キャラには効かないでしょう。小悪魔agehaの小すらない。

しかも学校シーンは予算かけているのに不自然な感じが強い。部活動の匂いがないんですね。特に運動部の匂いがしない。夏なら夏合宿だろ?
そもそも、水墨画がテーマの一つの話なんだから、原作がひと夏で終わるとしてもうまく改変して冬のシーンは出すべきでしょう。水墨画に雪景色は欠かせないわけで、夏の映像しかないものだから、ラストの絵は水墨画もどきの謎のカラー塗絵になってしまっている。
原作未読なので原作も同じように変な可能性もありますが、おそらく行間を読ませる叙述でうまく表現してると思うのですね。読み取って脚本に替える脚本家と演出家の腕の問題としか思えない。ファンタジーなんだから細かい不整合なんかきにしてはいけないのかもしれないけど、あまりにもひどい不整合です。

しかし、運が良いことに桃井かおりと清原果耶が巧いものだから力業でなんかいい映画に仕上がっちゃっているのです。そこがすごい。キャストですべて解決という日本映画らしい映画なのです。

2020/9/19 Saturday

8日で死んだ怪獣の12日の物語 -劇場版-

Filed under: - dekaino @ 23:10 このエントリをはてなブックマークに追加 8�ャ�фⅦ�������c��12�ャ����� �����雁����のはてなBookmark被リンク数

8日で死んだ怪獣の12日の物語 -劇場版-を観ました。最初の新型コロナによるロックダウン期にYoutubeとかでやってた企画映像を単館系映画館で上映するって企画ですね

基本的にZOOMなどのリモート会議ツールや自撮り動画を編集で組み合わせた構成で、NHKのドラマとかと違ってかなりチープな作りです。正直、単館映画館を応援しようって意識でないとツラいのは確か。まあそれでも有名どころの役者が出演して一人芝居的な演技が楽しめるわけですが。

コロナに負けるな

2020/9/5 Saturday

弱虫ペダル

Filed under: - dekaino @ 16:48 このエントリをはてなブックマークに追加 綣沿��������里呂討�Bookmark被リンク数

弱虫ペダルを観ました。アニメ化は何回かされていますが実写映画は初めてです。
弱虫ペダル
原作やアニメでも言われていますがとてもとても高校生の自転車部の話とは思えないハードっぷりが再現されています。少なくとも、上級生役の竜星涼・柳俊太郎・菅原健を高校生だと言い張る無茶っぷりはすごいですよ。
ブルマを盗んだ伊藤健太郎とそれをネタにユスる玉城ティナが中学生って惡の華には負けるけれども。

高校部活動スポーツものとしては学校シーンも合宿シーンもよくできています。学校シーンの贅沢なエキストラ使用はいかにも劇場作品っぽくてマジでよい。
いくらでも続編が作れそうな感じなので興行成績が良ければ続編もあるんじゃないでしょうか?

2020/8/31 Monday

2分の1の魔法

Filed under: - dekaino @ 23:08 このエントリをはてなブックマークに追加 2����1���羈�のはてなBookmark被リンク数

2分の1の魔法を観ました。PIXARの最新作です。弟が主役で兄がわき役という少し珍しい構成の話です。弟が生まれる前に病死してしまった父をめぐる物語。残念ながらティーンズ恋愛は出てこないのです。

原題は"ONWARD"です。出崎統演出によくある「前に進め!」ってやつですかね。
前に進め!! じゃ レミ

今回はPIXARの短編の併映はなく本編一作のみです。でもなかなかいい話なんだな、これが。恋愛要素はなく兄弟愛と父子愛にフォーカスしていて泣ける泣ける。そして母の新しい恋人、もうすぐ義父になろうとしているマッチョ警官も兄弟は毛嫌いはしても憎みはしないんですね。アメリカらしい家族の形のひとつなのでしょう。

むかしは魔法があったけど現代文明が進んで魔法が廃れてきているという世界観。そりゃ機械は便利だけど、もともとある力を増力化する機械もあると思うんですよね。たとえば二足歩行を増力化する自転車みたいなメカ。翼で飛ぶのを補助して増力化する足ヒレみたいな道具とかありそうだし、四足歩行用の自転車っぽいメカがあればクルマなんか乗らなくていいんじゃないんですかね?

たぶん父が半分しか実体化しなかったのは弟イアンの父の記憶は写真や録音テープだけで生身の記憶がないからなんでしょうけど、そういう細かい設定はあえて謎解きしないんですよね。兄バリーは魔法の才能がなく真の意味で兄弟2人が協力しないと魔法が成功しないというのがいい感じです。コロナ禍で延期されたのが不運でしたが、本当によくできている作品です。

2020/8/8 Saturday

映画ドラえもん のび太の新恐竜

Filed under: - dekaino @ 17:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉���������������喝お���井��腴�のはてなBookmark被リンク数

映画ドラえもん のび太の新恐竜を観ました。

脚本 川村元気と聞いて不安があったのですが、その不安は的中。ドラえもんのひみつ道具的に何か間違っています。でもまあキムタクが悪役の恐竜時代アドベンチャーとしてはまあまあの出来でしょう。
どうみても隕石がティアマト彗星に見えてしまいますが…

ちょっとね ミューとキューを仲間の群れがいるところまで連れて行くって動機づけが弱いというか、観客に伝わってこない。新発見の種類で生態も不明なのだから群れで行動するかどうかもわからんわけで、座標と年代がだいたいあってればそこで放せばいいと思うんだよね。スターリングも手に負えなくなったラスカルをそんな感じで森に捨てたわけでさ。言っとくけどコレのび太が手に負えなくなったミューとキューを捨てに行く話だからね。

それに初代のび太の恐竜と違って、タイムマシンは健在なのだから適当にタマゴ型ロボットに捜索させて見つけた場所にタイムマシンで移動すりゃいい話なんだよね。
つーかユカタン半島への隕石落下まで間もない状況とわかったら即座にタイムマシンまで戻って避難でしょう。タイムマシンがあれば何度でも捜索できるんだから。

とかなんとかアラ探しはいくらでも可能な作りですが、冒険もの少年の成長ものとしてはまあまあ楽しめる出来だと思います。

ドラミ「お兄ちゃん またタイムマシン忘れて帰ってきたの? 回収するの大変なんだから! もう」

2020/8/6 Thursday

T-34 レジェンド・オブ・ウォー

Filed under: - dekaino @ 15:28 このエントリをはてなブックマークに追加 T-34 ���吾�с�潟���祉�����祉������ のはてなBookmark被リンク数

T-34 レジェンド・オブ・ウォーを観ました。第二次世界大戦の独ソ戦線の戦車戦の話です。なんと本物のT-34を改造して撮影に使っているそうで迫力抜群です。
ディレクターズカット版で3時間超の長尺なのですがまったく気にならず一気に観られました。冒頭のナチスドイツが機動部隊でモスクワ侵攻を仕掛けた時の戦車戦の話だけでおなかいっぱい、十分1本の劇場作品になるところ、これは単なる前振りなんですね。このとき捕虜になったソ連の戦車兵たちが捕虜収容所から脱走するのがメインストーリーです。

労働者解放とかソ連時代をなつかしむ愛国的基調はありますが、ドイツ人を憎むわけではなくナチスが悪いんだという、まあよくあるナチス悪魔論で、ゲーテの詩を読んでドイツの民間人に向けて「あなたたちも被害者だ」とか言ってます。
ドイツとロシアのクォーター(1/4がドイツ)の娘で通訳やっているアーニャ/アンナとのロマンスもあり、本当に盛りだくさんです。
ドイツ人はドイツ語をロシア人はロシア語を話し、字幕でもドイツ語かロシア語かわかるようになっていて臨場感があります。特にアーニャが通訳しているときはドイツ語には字幕が出ず、ロシア語のみ字幕が出るなど工夫してます。ドイツ語とロシア語で結構違ったこと言ってるのもまた面白い。

ソ連の戦車マニアにはたまらない逸品です

2020/8/3 Monday

人体のサバイバル!

Filed under: - dekaino @ 0:46 このエントリをはてなブックマークに追加 篋坂����泣���ゃ����!のはてなBookmark被リンク数

人体のサバイバル!を観ました。夏の子供向け3本立て ロボコン/人体のサバイバル/スプリンパン のラスト3本目です。
人気の科学漫画が原作で、まじめにきっちりとアニメ化した王道子供向け作品です。
最後に王道があると前2作品がどんなにハチャメチャでも締まるだよね。本当にありがたい。前2作品ちょっとやり過ぎだからね。
ストーリーはアニメ版ミクロの決死圏ですね。マイクロ化して人体に潜入、脳腫瘍の病巣をガンマ線ナイフで処置するために、人体内で大冒険するのだ。なんて王道なストーリー、燃えてきます。

2020/8/2 Sunday

スプリンパン まえへすすもう!

Filed under: - dekaino @ 23:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�����潟���� �障���吾��������鐚�のはてなBookmark被リンク数

スプリンパン まえへすすもう! を観ました。夏の子供向け3本立て ロボコン/人体のサバイバル/スプリンパン の2本目、たった5分の尺のモーションキャプチャのCGアニメです。
かなり前衛的で実際のバレエのダンスの動きを取り入れているのですが、これがすごいとわかるには相当の習練が必要で素人目にはしょぼいアマチュアCGアニメにしか見えません。

なぜ3本立ての1本に入れたわかりませんが、お子様の目を引くことはない気がします。トイレタイムのつもりではないと思うのだけど、うーむ。芸術度は高いかもしれないが娯楽性が極端に低い作品です。

2020/8/1 Saturday

がんばれいわ!!ロボコン ウララ~!恋する汁なしタンタンメン!!の巻

Filed under: - dekaino @ 18:09 このエントリをはてなブックマークに追加 �����違������!!�㏍���潟�潟����������鐚�������羆������帥�潟�帥�潟�<��!!��兄のはてなBookmark被リンク数

がんばれいわ!!ロボコン ウララ~!恋する汁なしタンタンメン!!の巻を観ました。夏の子供向け3本立て ロボコン/人体のサバイバル/スプリンパン の最初です。
元祖ロボコンの汁なしタンタンメン
人微差のロボコン、そしてキレキレの浦澤義雄脚本。サイコーです。お得意の人格を持ち人語を解す中華料理たちの物語。主役はロボコンが出前中に汁をこぼしてしまったため汁なしになってしまった汁なしタンタンメンです。こいつ実は汁どころか麺もなくなっているのに誰もツッコまないのはなぜだ!? 世界征服の先にまず麺を取り戻せよ!!!

なぜか汁なしタンタンメンを気に入ってしまう清水ミチコ演じるトルネードババアも素晴らしい。柴田理恵の三軒茶屋ババアに匹敵する怪ババアなのです!! ロビンちゃんも歴代ロビンの中では一番過激、そして攻撃的です。これはヤバいよ。
いろいろ尖がってはいるけれど、やはり3本立てのひとつに過ぎず Vシネマな尺なのでちょっと不満。ロボコン単品で劇場版は作れないものですかねえ。

2020/7/26 Sunday

劇場版 ひみつ×戦士ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~

Filed under: - dekaino @ 22:44 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �蚊�帥�っ�������<�潟�������若�吾��! �����祉�����c���<���若�������障����のはてなBookmark被リンク数

劇場版 ひみつ×戦士ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~ を観ました。ガールズ戦士シリーズ第三弾 ファントミラージュの映画版です。新型コロナに直撃されてゴールデンウィーク公開の予定が夏休み公開になりました。と言っても世間の小中学校はまだ夏休みに入っていないところが多いようですが…
劇場版 ひみつ×戦士ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~
スケジュール通りならテレビシリーズの最終回まぎわに映画公開というタイミングだったのですが残念。その代わり総集編やら次シリーズの第ゼロ話とか引き延ばして、次作ラブパトリーナの第一回放送の週に公開とあいなりました。といってもかなり低予算で作られており、クオリティはVシネマレベルです。東映の特撮番組の劇場版のクオリティを期待してはいけません。過去のOPとかEDのダンスシーンと変身シーンで癪を稼いで、太秦映画村で撮った新作部分を追加した構成。実質新作部分は30分強でしょうか? まあそれでもダンスがみたいお子様たちには楽しめると思います。

客の入りですが、残念ながら蛯名のイオンシネマではガラガラ。需要に比べてスクリーン数多すぎです。といって他に新作を上映しているわけでもなし、映画産業は相当厳しい状況にありますね。

今日から俺は!!劇場版

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今日から俺は!!劇場版を観ました。むかし少年サンデーでやってたなーって記憶ですが、なんかテレビドラマになって、それの劇場版を作っちゃったって流れらしいです。監督はおなじみの福田雄一。

福田作品なので、基本はパロディなんだけどいまさら正統のツッパリドラマ/映画を見たことがある人って少ない気がします。本来は那須監督のビーバップハイスクールとか観てから本作を楽しんでほしいわけです。特にスケ番の解釈が全然わからないことになってるわけですよ。なんか硬派がカッコイイという空気が微塵もないのでギャグキャラだらけになります。それはそれで面白いんだけどね。

とにかく制作費だけはふんだんにあって3校分の生徒エキストラがいるわけですよ。いくらでも学園ドラマ的群像劇ができる下地があるのに、全力でわかりやすく主要キャラ以外は空気というのが潔い。しにかく頭を使わずながら見で理解可能なテレビドラマストーリーです。

お金かかってるなー とか 清野菜名も橋本環奈も可愛いなー とか 楽しむべき作品です。

2020/7/21 Tuesday

アンチグラビティ

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アンチグラビティを観ました。またまたロシア映画です。新型コロナでロシア映画がすごくみやすくなってるー
原題はKOMA(英語でCOMA) 昏睡という意味です。昏睡状態にある人間は速度感覚が1/100の意識世界に飛ばされるという、まあありがちといえばありがちな設定。昏睡状態にある人間同士が共通の経験をすることができ、またそこにいる人間たちはなぜか自分たちが現世で昏睡状態にあることも、いまいる世界が現実世界ではないことも忘れているのです。

謎の邦題は意識世界の場所と場所の狭間では重力を無視したような状態にあるからなのでしょう。
よく思いつくものだ。とにかくみんなロシア語話すので何を言ってるかよくわからないですよ。
取引成立のときのmir(ミール)だけわかった。他はダーとニエットだけですな。
ロシア語ムズカシイ

登場キャラクターは特技とか役割を表すニックネームで呼ばれます。まあ記憶がないからそうなりますな。アストロノム ロシア語で占星術師って人がいるけど、字幕ではカタカナで書かれるだけでちょっとダサい。ファントムとかタンクとかスピリットとかノームとか建築家は意味がわかるのに扱いが酷い。

異世界には昏睡ではなく脳死状態の人間から生まれるリーパーとかいう化け物がいて、人間たちを狩りまくるのですが、リーパー無双 強すぎます。脳死ってマジやばい。なんでそんなことになるのかよくわかりません。まあキリスト教的に脳死はモンスターなのでしょう。
CGはかなりよい出来です。ストーリーは正直よくわかりません。

2020/7/5 Sunday

水曜日が消えた

Filed under: - dekaino @ 21:25 このエントリをはてなブックマークに追加 羂贋���ャ��羔�����のはてなBookmark被リンク数

水曜日が消えたを観ました。多重人格の話です。
小学生の頃の事故で人格が7つに分裂し、それぞれの人格がそれぞれの曜日を生きる、互いの記憶はなく連絡帳で申し送りをして調整するという生活を16年間も続けてきたという設定です。
SFと言えばSFなんですが非常に交渉が甘く穴だらけなのですが、火曜日の人格が主人公で火曜日の視点でしか世界が見えないのでなんとな誤魔化されています。

ある日、火曜日人格が水曜日の朝に目覚めたことに気づき、その次の週も火曜と水曜に目覚めたことから「水曜日が消えた」ことを確信します。

はっきり言って主人公はどうやって生計を立てているのか? 生活基盤が全く見えません。事故の賠償金だけではこんな豪勢な生活はできないと思うし、だからといってたかか週に1日 絵を描いたりゲームプログラミングする程度じゃあ全然足りないと思う。特に火曜日は金儲け何にもしてないからね。
一ノ瀬さん
もやもやは残るものの心理ファンタジー作品としてはまあまあの出来だと思います。石橋菜津美の不機嫌そうな顔はやっぱり力強い。石橋菜津美のぶーたれ顔いいよね。

深川麻衣も図書館の司書役でキラッキラッしてます。
瑞野さん

きたろう演じる大学病院の研究医が俗物だけど人間らしくていいです。
ストーリー的には破綻しているが脇キャラが面白い、そんな作品です。

ランボー ラスト・ブラッド

Filed under: - dekaino @ 20:33 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���� ���鴻���祉��������のはてなBookmark被リンク数

ランボー ラスト・ブラッドを観ました。閉店セールみたいに何回も何回もこれが最後だって言ってますが、本当に最後になるかどうかはわかりません。ただ最初の第一作目のthe First Bloodと対になっている the Last Bloodというタイトルはいかにもこれで終わりだぞってネーミングです。
今度はメキシコのドラッグを扱うマフィアと戦います。戦うというか怒らせて自宅に誘い込み自爆みたいな話。正直もうランボーも年で大勢に若いマフィアに囲まれると手も足も出ずタコ殴りになるだけなのです。

過去のランボーの作品をよく勉強していると思いますが、なんか違う気もする令和のランボー。血なまぐさい描写がバンバン出てくるあたりは今風ではないけれど、それがランボーなんだよね。
話の半分くらいはスペイン語かスペイン語と英語のチャンポンなのですが、字幕版だと英語スペイン語区別なしに訳すのでイマイチよくないです。たぶんDVD版ではそこらは修正される気がする。

ランボーシリーズをすべて見た人なら欠かせない作品です。

2020/6/28 Sunday

ソニック・ザ・ムービー

Filed under: - dekaino @ 13:09 このエントリをはてなブックマークに追加 �純�������祉�吟�祉���若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ソニック・ザ・ムービーを観ました。SEGAのソニックですよ。なんかモフモフです。
SONIC the Hedgehog
持ってるコインは集めるというより親の形見みたいなレアアイテム。異世界につながるワームホールを作ることができます。ただし使い捨て。

そして敵となるのはクレイジーな科学者エッグマン。あれ? 原作のエッグマンとはあまり似てないね。
若き日のDr.エッグマン
実は、似てないのには理由があるのです。本作はソニックが初めて地球に来た作品であるのと同時に、Dr,エッグマンがいかにしてソニック捕獲に心血そそぐようになったのか描写する作品なのです。

そう、言わば本作は「エッグマン・ビギニング」なのです。

最後の最後にエッグマンがポケモンのように進化するのでクレジットの途中で帰ったりしないように。
最後まで楽しんでください。

泣きたい私は猫をかぶる

Filed under: - dekaino @ 12:46 このエントリをはてなブックマークに追加 羈c������腱����������吟��のはてなBookmark被リンク数

泣きたい私は猫をかぶるを観ました。6月に劇場ロードショーの予定だったアニメ大作映画ですが、新型コロナで予定変更。公開延期ではなく劇場未公開のままNetflixで公開するという戦略をとりました。もともと劇場公開で箔をつけて円盤で儲けるモデルだったはずなので、それほどダメージはないと思いますが大画面でみる機会がなくなったのは残念ですね。

制作のスタジオコロリドの前作ペンギンハイウェイよりは一般にわかりやすい作品になっていると思います。ただし宣伝費は確実にペンギンより下なので認知度は低いでしょうね。Netflixのヘビーユーザーしか本作の存在を知らない可能性すらあります。

主人公の声に有名女優を使うのは前作と同じですが、ペンギンの蒼井優よりは本作の志田未来の方が全然いいですね。声が酒焼けしてないもの。主役の少女が猫になるって話は、ジブリの猫の恩返しにも通じるものがありますが、今回の主役のムゲはなかなかハチャメチャなキャラなのです。
ムゲと親友の頼子はいわばクレヨンしんちゃんのしんのすけと風間くんみたいな両コンビ。フリーダムすぎるしんちゃんみたいなムゲと、常識人の風間くんみたいな頼子。ムゲと頼子のきずなは深く、そして風間くんは実家が金持ちで、頼子ちゃんはお胸が豊か。使いようによっては大きいアドバンテージなんだけど二人の友情に関してはまったく関係ないっあたりがとてもいいわけです。
ムゲ
マジで尻出すしんちゃんと変わらないくらいフリーダムだもんね ムゲ
猫のお面屋がいかにも間が抜けた悪猫で楽しいです。複雑な家庭の事情も今風です。

大人が観るならペンギンハイウェイより本作の方がわかりやすいと思います。
子供が観るならペンギンハイウェイと同じく何のことやらわからないでしょう。ペンギンかわいー 猫かわいー で終わり。

THE CURRENT WAR

Filed under: - dekaino @ 12:11 このエントリをはてなブックマークに追加 THE CURRENT WARのはてなBookmark被リンク数

THE CURRENT WARを観ました。邦題はエジソンズ・ゲーム。原題を直訳すれば電流戦争、そう直流派のエジソンと交流派のウェスティングハウス/テスラとの戦いの実話ベースの映画です。

エジソンもウェスティンぐハウスもテスラもみんな美化されててスゴいっす。あくまでも実話ベースのフィクションなのはわかっているけれどなんなの? あのクソ性格悪い人達がマトモにみえるよ。そもそも、エジソンの子供たちも史実ではみんな揃ってクソ性格悪いのになぁ… カネでは人格者は育たない典型例。

最後にエジソンは電流戦争に敗れた後、映画の特許を取得し映画産業の隆盛に貢献したみたいにきれいに求めるわけですが、違うだろ。スクリーンに投影するフイルム映画はフランスのリュミエール兄弟の発明なのに、なぜかアメリカ国内ではエジソンの特許権がリュミエール式映写機を使うには必要という話になり、エジソンの理不尽なパテント料請求から逃げた映画業者の逃亡先が、当時は未開の開拓地だったハリウッドなわけじゃん。ハリウッド人がそんな与太話いっちゃいけない。

ネタ元として大変面白い史実であるエジソンとウェスティングハウスの電流戦争ではありますが、本作のキレイキレイな作風はかなりつまらないわけです。悪人を美化しても面白い映画にはならんのです。偉人扱いされるとつまらん映画にしかされなくてかわいそうです。

2020/6/21 Sunday

ワールドエンド

Filed under: - dekaino @ 0:28 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�������潟��のはてなBookmark被リンク数

ワールドエンドを観ました。ロシアの世界破滅SF映画ですよ。
時代は近未来で今より技術が進んだ世界。ある意味、攻殻機動隊よりも進んでるかも?
ある日突然宇宙から放射線攻撃を受け、放射線を浴びた人類は意思のない奴隷となって敵に操られる。たまたま月の影にあったモスクワを中心とする円形領域だけがthe Circle of Life(のロシア語)の内側だけが理性を持った人間たちの最後の砦となった。
みたいな導入から入って延々と敵との戦いが続くのですよ。装甲車で奴隷人間をぼこぼこ轢き潰していくのですよ。映像的にはかなり過激。キリスト教(しかも正教)とイスラム教と、宗教なんかクソって信じない人たちと、いかにもロシアらしい社会群像が描かれてます。

いろいろあって末期には生き残る人は数名レベルまで減るのだけれど、それども次回へのヒキがあるラストシーンになるのがしぶとい。尺が154分と長いのにしぶとくスッキリしないあたり、すごい映画です。

2020/6/14 Sunday

ANNA

Filed under: - dekaino @ 23:23 このエントリをはてなブックマークに追加 ANNAのはてなBookmark被リンク数

ANNAを観ました。リュック=ベッソン監督の新作、ソ連末期の女スパイのアクション映画です。
よくあるロシアの女スパイが二重スパイで敵も味方も騙されまくりってストーリーはありがちではありますが、一流のアクションシーンもありなかなか楽しめます。

ソ連末期ってたった30年位前の話なのにみんなその頃のことを覚えていないのだろうか? とくに計算機周りの時代考証がひどすぎます。1987年にPCでソ連海軍にWebUIで入隊志願を出すとかありえなさすぎ。ココム規制で当時のソ連には8bitのMSXしかなかったはずだし、たとえMSDOSマシンを密輸していたとしてもGUIなんかなくWebなんてありえないわけです。
1990年に2.5インチHDDやらUSBデバイスやらオーパーツでまくり、KGB長官がノートPC使ってたわけないだろうし、当時のPCでビデオメールなんか無理も無理。

まあそういう細かいことは抜きにして、ソ連時代の女スパイってすごかったよねーってイメージ先行作品ではあります。CIAエージェントも軽くてC調なのよね。
あんまり宣伝してないのにコロナ禍でライバル作品が少ない中でロードショーできたのはラッキーだったかも??
いかにもおフランスなアクション映画です。

2020/6/7 Sunday

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

Filed under: - dekaino @ 9:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�潟�違�祉���с�ゃ�祉���若�鴻���亥�������c�冴��のはてなBookmark被リンク数

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺんを観ました。19世紀帝政ロシアを描いたフランスアニメなのですよ。原題は"TOUT EN HAUT DU MONDE"、直訳すると「世界のてっぺん」

TOUT EN HAUT DU MONDE

北極海の探検航海に行ったまま行方不明になった祖父を探しに行く孫娘の話なのです。サンクト・ペテルプルクから北極海までのロードムービー。ゆるゆると数か月の道のりは、昔の日本アニメ「母を訪ねて三千里」に通じるものがあると思います。流氷が画面に出てくるまでかなり時間かけますからね。線もグラデーションもないタッチがなかなかいい味を出しています。
さすがおフランス映画なので字幕版ではフランス語を話します。多分英語吹き替え版もあるのでしょうけど、ちゃんと原語アフレコ版が観られるのはうれしい限り。
大人に反抗的なサーシャの役どころ、昔なら少年にされたのでしょうが、あえて少女にしたあたり今風ではあります。

観ていくうちにどんどん登場人物に感情移入していき、終盤の蒸気帆船のボイラーに火が入った時のウキウキしてる船員たちの気分が痛いほどわかります。「やった やった やったー」

ブラッドショット

Filed under: - dekaino @ 9:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������激�с���� のはてなBookmark被リンク数

ブラッドショットを観ました。ややマイナーなアメコミレーベルVariant comicsの同名作品BLOODSHOTの実写映画化です。
制作はBONA Films(博納電影) 中華ブランドです。中国語タイトルは喋血戰士、または血衛(台湾)。
世界各地を舞台として話が進みます。南アフリカ、アマルフィ、クアラルンプール、ロンドンなどなど。左側通行の国かほとんど。やはり香港経由で生きやすい土地を選んでいる模様。

主人公の本拠地は一応米国って設定ですがあんまり出てきません。エンディングくらいかな??

基本設定は肉体改造を受けた元米兵が自分を改造した組織と反目し、別の肉体改造兵士たちと戦うというもの。あれ? これ仮面ライダーじゃん?? 体内のナノマシンを使ってネットワークに直接接続したり無線通話したりもできて、サイボーグ009的要素も強い。どちらにしても石森章太郎ワールド色が濃すぎます。

記憶喪失・記憶操作系の話もいかにも1970~80年代SFっぽいですね。まあよくあるアクション映画なのですが、かなり楽しめます。新型コロナ明け新作としてはなかなかの良作。

2020/6/2 Tuesday

一度死んでみた

Filed under: - dekaino @ 8:43 このエントリをはてなブックマークに追加 筝�綺�Ⅶ���с�帥��のはてなBookmark被リンク数

一度死んでみたを観ました。新型コロナ禍の前に上映されていた作品で、急事態宣言終了後の営業再開で復活上映です。コロナ禍で一番ダメージ食らったタイミング悪い作品ですが、なかなかよい出来なのです。

題名からわかるようにバカバカしいコメディなのですが、ヒャダインが書いた音楽が主テーマになっているのに、ミュージカルになってない、ある意味純粋な音楽映画なのです。コメディ要素も売るからDMCが一番近いのかも? 嶋田久作は何をやってもすごい悪役に見えて存在感ハンバない。悪の魔王感がクラウザーさんの比ではない。そして広瀬すずのデスメタルっぷりがまた面白いです。

マジメに考察すると、火葬場で人が生き返ったら、もう死亡届は受理されて火葬許可も埋葬許可も出た後だから、フォローのためのお役所巡りは大変だろうなぁとか、通夜に誰も弔問にこない会社社長、まじで人徳ない! とかいくらでもツッコミどころはあるわけですが、それはそれ、幽霊は幽霊、広瀬すずは回し蹴りってことで、100%娯楽コメディ作品として逃げ切っているのです。

2020/5/28 Thursday

心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist-

Filed under: - dekaino @ 21:50 このエントリをはてなブックマークに追加 綽������吟�������鴻���������絲���The Real Exorcist��のはてなBookmark被リンク数

心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist-を観ました。新型コロナ緊急事態宣言が解除されて営業再開した映画館で観た最初の作品がコレ。幸福の科学の映画はプロモーションは教団がやるので映画館としては楽らしいですよ。
巫女姿の千眼美子
幸福の科学ブランドの映画はたいたいそうなんですが、ちょっと前にヒットした邦画の設定をそのままパクっちゃうんですよね。今回は有村架純が出てた「コーヒーが冷めないうちに」のパクリですかね。喫茶店に悩みを持つ客が来て点々の娘が不思議な力で解決するってオムニパスストーリー。
まぁ、それはいいんですが本作とってもチープなんですよ。まったくカネがかかってない。何なのコレってくらい無駄に金遣い荒いのが幸福の科学映画の美点じゃなかったんですかね? 正直Vシネマか映像系専門学校の卒業制作かっていうくらいのチープさですよ。卒業制作だってカメ止めくらいは作れるんだからね。あの渋谷駅前スクランブル交差点の再現セットを作っちゃったファイナル・ジャッジメントの豪快さが今はまったく見られません。

どうせ信者からカネを吸い取る口実なんでからマジメにつくることないよねって堕落した精神が透けて見えるのですよ。もう映像作品をつくる体制が崩壊しているのかもしれませんね。少なくとも迷走している。

千眼美子の無駄遣い作品です。

2020/5/14 Thursday

配信視聴

Filed under: - dekaino @ 1:54 このエントリをはてなブックマークに追加 ��篆∴��瓦里呂討�Bookmark被リンク数

新型コロナで映画館が営業自粛している間にYoutube Netflix Amazon prime videoでみたテレビシリーズ/映画 一覧 (4月~5月前半)

テレビシリーズ
BNA: Season1
Altered Carbon: Season2
攻殻機動隊 SAC_2045: Season1
7SEEDS: Part2
Blackmirror: Season1
Blackmirror: Season2
幼女戦記: Season1
Into the Night: Season1
ハクション大魔王2020: Season1
UPLOAD: Season1

映画
Altered Carbon: Resleeved
新劇場版 エヴァンゲリオン: 序
新劇場版 エヴァンゲリオン: 破
新劇場版 エヴァンゲリオン: Q
Rim of the World
劇場版 幼女戦記

2020/5/13 Wednesday

新型コロナの自粛要請と映画

Filed under: - dekaino @ 12:40 このエントリをはてなブックマークに追加 �医���潟�㏍�������荀�茫������擦里呂討�Bookmark被リンク数

新型コロナの自粛要請のために観たかったのに観ることができなかった映画をリストアップしておきます。

上映中のまま自粛体制に入り見逃した作品
2/28公開 架空OL日記 佐藤玲
3/6公開 Fukushima 50 吉岡里帆
3/14公開 時の行路 中山忍
3/20公開 一度死んでみた 広瀬すず
3/20公開 弥生、三月 -君を愛した30年- 波瑠

自粛体制のまま公開予定日が過ぎたまま未公開の作品
2分の1の魔法
劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ! ~映画になってちょーだいします~ 原田都愛
映画 映像研には手を出すな! 齋藤飛鳥 山下美月 梅澤美波
ゴーストバスターズ/アフターライフ
魔女見習いをさがして
小説の神様 君としか描けない物語 橋本環奈
ソニック・ザ・ムービー
心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist- 千眼美子

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey

Filed under: - dekaino @ 11:54 このエントリをはてなブックマークに追加 ��弝���ゃ�祉���ゃ�潟��������荀��� Birds of PreyのはてなBookmark被リンク数

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Preyを観ました。コロナ自粛が始まったけれどもまだ緊急事態宣言が出る前の頃に鑑賞。レイトショーと土日の営業が停止、平日の20時前は座席を千鳥に割当てて営業してました。ギリギリ滑り込みで、翌週から緊急事態宣言で完全営業休止となったのでした。

スーサイド・スクワットで大活躍したジョーカーの恋人ハーレイクインが再び大暴れです。
時間軸的にはスーサイド・スクワットより後ですが、特につながりがあるわけでもなく直接の続編ではありません。ジョーカーと喧嘩別れしたハーレイクインがまだ新しいユニットを作って大暴れするのです。ユニット名はBirds of prey 猛禽類です。

舞台はもちろんゴッサムシティなのですが、郊外にある閉園した遊園地の廃墟を舞台とするラストバトルシーンがとてもよいです。70年代のサイケなデザインの夜の遊園地 おどろおどろしくていいですね。
戦う相手はブラックマスク。ハーレイも悪人なのですが、少女をいたぶるブラックマスクはそれ以上に許せない。ぶちのめせ!! ってなノリですね。DCコミック節全開なのです。

ジョーカーの威を借りなくてもハーレイクインは強いのです。
ペットのハイエナもかわいいぞ!

コロナ後も上映されるのかな? これはぜひ見てほしい作品です。

ヲタクに恋は難しい

Filed under: - dekaino @ 11:45 このエントリをはてなブックマークに追加 �蚊�帥���������c����のはてなBookmark被リンク数

ヲタクに恋は難しいを観ました。コロナ自粛前です。まだギリギリ土日も映画館が開いていた頃です。いろいろあって投稿が遅れてしまいました。

ノリが完全に電車男とかブラック会社に勤めて…と同じなんですね。旧2ch(現5ch)的なオタク観のドタバタラブコメです。原作の少女マンガがあるらしいのですが未読。本作はとにかくミュージカル映画として頑張りたかったようですが、どうも空回りしていてつらい。
とにかくモブの人数がショボくて非常にきつい。邦画にしては頑張ったよね…的な感想しか出てきません。

オタク活動についても非常に薄っぺらい表層的な描写してしてないのでこれまたキビしい。映像研みたいなクリエイター魂のかけらも感じないのです。
福田雄一監督作品にしては駄作でしょう。メッセージ性があればいいというものではありませんが、本作はスカスカ過ぎる。といって主演に華があるわけでもなし。んーー ヲタクの映画化は難しい。

2020/3/22 Sunday

野性の呼び声

Filed under: - dekaino @ 13:22 このエントリをはてなブックマークに追加 ���с���若�喝0のはてなBookmark被リンク数

野性の呼び声を観ました。野生ではなくて野性ですよ。お間違えなく。

この作品、犬が主人公です。そう会話はしないまでも高橋よしひろの銀河伝説シリーズのアメリカ版といってよいです。人間の友として犬ぞりは引くし、向けのボス争いをしたり、野生の熊と争ったり、狼の群れと合流したり、やりたい放題の犬中心映画なのです。

主人公の犬バックはいかにも洋犬って顔立ちですが、設定は雑種。ただし身体はめちゃくちゃ大きく丈夫なのです。力は強いけど群れの他メンバー犬への気遣いもよくできる優しい犬です。最後に狼の群れにも受容されるあたり、たぶんバックは雌犬なんでしょうね。最後には狼とのハーフ仔犬も生まれてました。
クリント=イーストウッドが活躍するのは後半だけなのですが、世捨て人っぽい孤独な老人な感じがよく出ていました。

犬好きとアラスカの自然好きにはたまらない映画です。

初恋

Filed under: - dekaino @ 13:06 このエントリをはてなブックマークに追加 ����のはてなBookmark被リンク数

初恋を観ました。東映のヤクザ映画です。それ以外に表現しようがないくらい東映のヤクザものです。
ちょっと製作費が多いVシネマのヤクザものって感じの作品なのですが、なぜか海外ですごく受けてるらしいです。確かにヤクザものって実際にあった抗争事件をベースにしたものが多く、その背景知識がないと楽しめない初見殺しのようなところがあるのですが、本作はまったく予備知識は必要なく、完全な初心者向けになっているのがいいのかも知れないです。
繁華街に伝統的なジャパニーズヤクザと新興のチャイニーズマフィアがいて、そこにボクサーと借金のかたに売られた商売女そして麻薬というわかりやす過ぎるヤクザ抗争映画なのです。

ヒロインの頭のたりなさっぶりの演技がピカイチで、本当に生きありばったりで何も考えてない感じの演技(?)が素晴らしい。そして幻覚ででてくるヒロインの父の表現がまったくCGを使っていない体当たり撮影なのがGOOD。混雑した電車の中にパンツ一丁の中年男が立っているシュールさ最高。AVみたいに電車セットではなくて本物の電車ですよ。小港鉄道太っ腹ですよ。

そして東映ヤクザものらしく「仁義」が重要キーワードなのです。ヤクザ側にも黒幇側にも仁義を思陣る大侠がいるわけです。中国語でもRenYi(仁義)と話しているのですが、なぜか字幕では「仁の心」。わざわざ仁義って言ってるんだから仁義って訳してほしいところです!!
いままでやらかしている東映だからこそ仁義ってテロップに出してはいけない東映コードがあるのか、それとも中国語の仁義と日本語の仁義が同じ意味ではないからかなのか謎ですが、ここ場面では仁義って字幕にしてほしかったですね

ヤクザ映画として豪華な作品。特に特筆すべきところがないヤクザ映画だってのがサイコーです。

2020/3/15 Sunday

スキャンダル

Filed under: - dekaino @ 22:48 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�㏍�c�潟����里呂討�Bookmark被リンク数

スキャンダルを観ました。FOX Newsの社長が権力をかさに着て女性キャスターに不適切な性的行為をしていたと告発されて失脚した実話をベースとした映画です。

むかしの米国のハリウッドやテレビ業界にはいくらでも転がっていそうな話ですが、さすがに21世紀にこれやって世間にばれたらアウトなのです。でも力関係的に表沙汰にならなかったりするわけですね。
なんだかんだうまくやってエロ社長を首にしても、会長が舞い戻ってくるわけで、バラモスやっつけたと思ったらその後にゾーマが出てきたみたいなもの。あまり救われてないんですよね。
まぁ実話ベースなのでそうそう都合がいいハッピーエンドにはならないわけです。残念。

グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~

Filed under: - dekaino @ 22:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �違�������ゃ�������������障��篋榊��������のはてなBookmark被リンク数

グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~を観ました。太宰治の同名の未完の遺作に大胆な脚色をしたコメディ映画です。
小池栄子の演技がなかなか面白い。そしてカネがかかってるのにいい加減な戦後直後の街並みのCGが笑えます。史実よりイメージ優先なのは三丁目の夕日へのアンチテーゼでしょうか? 当時の銀座にナショナルカレーテレビって広告塔があるわけないんだけどあった感はするんですよねー
当時の出生率を考えると、2年後の関係のあった女たち同窓会ではみんな妊娠してそうなものなのだが、1人だけですしね。
細かいことは気にせず、ゆるーく楽しむコメディ作品なのです。

2020/2/16 Sunday

AI崩壊

Filed under: - dekaino @ 22:43 このエントリをはてなブックマークに追加 AI經��のはてなBookmark被リンク数

AI崩壊を観ました。医療用AIクラウドシステムが暴走したというSFサスペンス映画です。
AIが暴走するってSF映画は過去にたくさんありましたが、本作のAIは意外とリアル。なんと自意識を持っていません。音声で指示できるし合成音声で受け答えもするのですが、自意識などはなく粛々とプログラムに従って動いているだけ。自己防衛本能なとどいうものもないようです。いわばスマートスピーカの発展形に過ぎない。
それなのに悪意あるコードを植え付けられると社会に大影響があり、ともすれば社会崩壊につながる可能性があるという、ある意味でとてもリアリティがある話。たとえば現在でもコンビニ決済システムが不具合でまる一日止まるだけで消費生活に大打撃ですからね。それが医療システムだったらそりゃ大変でしょう。
ただ暴走したシステムを止められないという設定はいまいち疑問。物理的にもネットワーク的にもセキュリティ対策されており、バックアップ電源があるので電源遮断しても動作し続けるあたりまではわかるのですが、ネットワークなんかは外部から簡単に切断できると思うのです。
どこかのblogサービスのように一度止まってしまって二度とサービス復旧できないというのはたまに聞きますが、サービスが制御不能になって止められないというのはITシステムではあまり聞かないです。止めるだけなら容易にできそう。
まあこれが、資本主義体制とか政府中央集権システムみたいな社会制度システムの話なら、暴走しても止めるに止められない状況にはなるだろうなとは思うのですが、たかがAIサービスが止めるに止められないというのはわからないですね。現代社会でも上水道だって電力だって止まるときには止まるのですよ。ただ止めた場合のダメージが大きいだけで止められないわけではない。

まあ重箱の隅をつついてしょうがないのですが、秘書だか大沢たかおのアテンドしてた玉城ティナがなかなかよかったです。ああいう秘書雇いたいですなあ。それから本作の広瀬アリスは全然エロくないです。

2020/2/11 Tuesday

前田建設ファンタジー営業部

Filed under: - dekaino @ 21:21 このエントリをはてなブックマークに追加 ���医産荐㏍���<�潟�帥�吾�弱�倶キ�┐里呂討�Bookmark被リンク数

前田建設ファンタジー営業部を観ました。前田建設のWEBサイト企画でマジンガーZの格納庫を設計し公費を見積もろうという宣伝をしたという話です。バンダイナムコとダイナミックプロの東映の版権つき映画です。永井豪も仮面出演してます!!
すべて2003年の話として語られるのですが、2003年のオフィスの再現っぷりが頑張ってます。再現度は高くはないと思うけど、相当に気を使っている。ディスプレイはすべて4:3比率だし、OSはWindowsXPだし!! ノートPCもごつくてシリアルポートついてるし!!! しかしオフィスにプリンターとかコピー機がないんだよね。17年前のPCやLCDディスプレイは今でも調達できるが、17年前のプリンターとかコピー機ってもう入手困難なんだろうなぁ。
なんてったって2003年と言えば、仮面ライダー555だし明日のナージャだからね。当時の小学生が今はもう社会人になっているわけで、そうとう昔ですよ。まだリーマンショック前で日本企業にも余裕があったんだろうね。
古き良き日本を偲ぶことができる映画です。

風の電話

Filed under: - dekaino @ 21:01 このエントリをはてなブックマークに追加 蘂����肢�のはてなBookmark被リンク数

風の電話を観ました。実際に岩手県大槌町にある亡くなった人と話せるといわれるイタコのようなマシン「風の電話」がタイトルなのですが、風の電話はなかなか出てきません。終わる10分前くらいに唐突に出てくるので驚かないように。

17歳の高校生がヒッチハイクで広島の呉から岩手の大槌までヒッチハイクで行くというかなり非現実的なストーリーではあるのですが、そこは話の都合ということでかなり社会派なネタの人々と触れ合うことになるのです。そして主演のモトーラ世理奈は装苑のトップモデルとのことですが、個人的にはちょっと苦手な感じ。ある意味でリアルな女子高生ではあるのでしょうね。

それにしても倒れたヒロコおばさんの面倒は誰が見てるんだろう?? とか思っちゃいけないのかな。事務手続きとか下着を持ってくとかいろいろ手はかかるだろうに。それにヒッチハイクしなくても夜行高速バスなら格安で広島県から岩手県まで行けるんだよね。いろいろ矛盾だられなんだけど、そこはファンタジー世界だと思うしかないのです。

社会派ネタを扱う作品だとは思うけどちょっと作り手の自己中心的な映画です。

嘘八百 京町ロワイヤル

Filed under: - dekaino @ 20:25 このエントリをはてなブックマークに追加 ������ 篋��冴�㏍���ゃ�ゃ��里呂討�Bookmark被リンク数

嘘八百 京町ロワイヤルを観ました。京都を舞台にした骨董屋と陶芸家と詐欺師の話ですよ。実は本作はシリーズ2作目なんですね。シリーズ1作目の嘘八百は関東ではほとんど知られてません。でも大丈夫、前作があったことなどみじんも感じさせない作りになっているので問題ありません。
キャストのほとんどは一作目と同じですが、本作だけに出てくるゲストキャラとして謎の女 広末涼子が出てきます。これがまた悪そうな女なんだね。騙し取ったるでーってオーラが出まくり。

それにしても骨董なんてもう金が余った人の趣味なんだから好きにやればいいと思うけどなぁ。
正直、京都的なものに価値を感じない人にはよくわからない映画です。
つーか、こんなテレビ番組わざわざ生放送でやらないよね。FSS28時間テレビみたいな企画の中の1コーナーってていならまだ説得力があるけど、無理やり過ぎです。怖い先代の幽霊も信じることができる心の清い人ならそこに目をつぶれるのでしょう。登場人物みんな頭弱すぎな感じで詐欺師映画としてはかなりぬるいです。

2020/2/10 Monday

フォードvsフェラーリ

Filed under: - dekaino @ 7:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若��vs���с���若��里呂討�Bookmark被リンク数

フォードvsフェラーリを観ました。ルマン24時間耐久レースでフォードが王者フェラーリを破って優勝した時の実話ベースの話です。日本の自動車業界をバッシングしたアイアコッカ氏もフォードの重役として出てきますよ。
天才レーサーのケン=マイルズの妻モリーを演じるカトリーナ=バルフがめちゃくちゃ現在の石野真子っぽい雰囲気出しててすごい気になりました。西洋にもああいう女優いるんだなあと。ということは長渕みたいな男もミュージシャンもいるのかね??

アメリカがイタリアをやっつけた的な愛国心映画ではあるのですが、フォード重役たちはほぼほぼクソかつクリエイターの敵という思想もあってなかなか複雑な映画ではあります。
とはいっても実話ベースなので決着がどうなるかはみんな知ってるわけで、これも最近のはやりの伝記映画ってジャンルに入るものと思われます。
エンツォ=フェラーリ氏がまだ生きていてこれまたダンディな老紳士なのが泣かせるんだよね。フォードの買収要求を蹴るところとか素晴らしい。

むかしの自動車レース好きにはたまらない映画です。

2020/1/26 Sunday

パラサイト 半地下の家族

Filed under: - dekaino @ 21:43 このエントリをはてなブックマークに追加 �����泣�ゃ�� ���遺������はてなBookmark被リンク数

パラサイト 半地下の家族を観ました。カンヌ映画祭の最優秀賞パルムドールを初めて受賞した韓国映画です。原題は寄生虫、台湾では寄生上流、香港では上流寄生族、そして中国では政府により上映禁止処分になってます。アツいねえ。

韓国の上流家庭の生活に寄生するように関わっている底辺の家庭の話ですが、完全に寓話でありリアリティはありません。2018年のパルムドール受賞作 万引き家族にも通じるものがあり、両極端に階級が分断された構造をユーモアで語る社会派作品なのです。

韓国社会の歪みを的確かつ笑いとして表現していてかなり面白いです。
米国の影が強いのも北朝鮮の脅威もその他いろいろな歪みがテーマとなっています。
主人公ファミリーは決して無能ではなくむしろ有能なのですが、社会的構造または運が悪いだけで半地下の劣悪な住居に住むしかない貧困生活をおくっています。そして職不足の社会環境の中、生き残りをかけて金になる職を探しているのです。

水害シーンがあるので、台風19号の大水害の直後だと日本公開は難しかったかも? 水害においても金持ちの感想と、貧乏人の生活への影響は大違いで、金持ちはそのことに気づくこともしないのです。
金持ち一家の大黒柱の社長さんだけは、貧乏人からの搾取の上に自分て血の生活があると理解している風がありますが、妻も娘も教養はあっても完全に無自覚なイノセント。息子はもはや歪みのために奇行を繰り返す始末。まったくハッピーではなく、最後もハッピーでは終わらないあたり、ゾクゾクする映画です。

主要キャラの中で一番悲惨な境遇にある男が「社長をリスペクト」と叫ぶ矛盾。なぜか一番被害を得る層が支配層を支持してしまう歪みがよく現れていると思います。

スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

Filed under: - dekaino @ 11:46 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�����若��/�鴻���ゃ�����若���若�������のはてなBookmark被リンク数

スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明けを観ました。長い長いスターウォーズの最後の最後です。
結局 カイロ=レンはしょぼいままだし、レイの出自が明らかにされるも、だから何?という感じではあります。
結局は血統よりも本人個人の能力が大事で、スカイウォーカーの名も、実の親子ではなくジェダイの子弟関係で継がれる名跡みたいなものになったということでしょうか?
ウーキー族を弟子にとって彼に名を譲るのもよし。つーかルークはヨーダのファミリー名を継ぐべきだったんだよなぁ。

まあ長いことご苦労様。祖先の血統の呪縛から逃れることができておめでとう。
がんばれば宿敵の子孫に道をつなぐことすらできる未来の希望が見えるわけでございます。

2020/1/13 Monday

カイジ ファイナルゲーム

Filed under: - dekaino @ 11:56 このエントリをはてなブックマークに追加  ���ゃ�� ���<�ゃ�����蚊�若��のはてなBookmark被リンク数

カイジ ファイナルゲームを観ました。何がファイナル七日は全然わかりません。藤原竜也のカイジはこれで終わりということなのか? とにかくキャラがオールスター的にほとんど出てくるのが素晴らしい。
開示に出てくるキャラはみんな濃いからなぁ。しかし坂崎さんはぜいとも娘の美心(みここ)を連れてきてほしかった。実写化された美心(みここ)みたかったなー。

アグレッシブな未来予想。2020年東京オリンピックの建設ラッシュ景気を最後に日本景気はどんどん悪化するばかり、そして栄えるピンハネしまくりの派遣業の会社。今回の悪役は、派遣会社の社長であり政界にも顔が利く竹中平蔵みたいなキャラ黒崎です。
カイジは野心も度胸も知恵もあるんだけとどこか抜けていて貧乏くじを引く運命にある男なんだよね。
賃金交渉するなら、労働者たちを扇動してまとめ上げる力量はあるのに労働法の知識がないから簡単に切り崩されてしまうわけでね。棒倒しゲームで裏かいて鉄骨わたるときも安全帯使っていいんだからね。まじで「なんでまたこんなことやってるんだ 俺は」だよ。鉄骨を用意するのに比べたら安全帯を用意するなんて全然楽ちんだろうに。

まあこんな抜けてるけど大声出して叫ぶのが得意なカイジくんががんばってがんばってギャンブルに挑戦するわけです。もうギャンブルのセットも大道具さん頑張り過ぎってものばっかり。カネをかけるとこがちゃんとわかっているね。黒メガネ集団もいい感じに威圧感があって、いい感じでヘタレなのがとてもよいです。

カイジもそうだが、ハンチョウは本当に詰めが甘い。制作陣はさすがよくわかっている。悪魔的だ!!
娯楽作としてはかなりいい出来です。
「何にベットするかは欠ける人間が自分で決めるんだ」まあ、そういうことです。

この世界の(さらにいくつもの)片隅に

Filed under: - dekaino @ 11:14 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������(���������������)������里呂討�Bookmark被リンク数

この世界の(さらにいくつもの)片隅に を観ました。同名のこの世界の片隅にの原作にあったのに映像化されていなかった部分を新たに作画アフレコを追加して作られたディレクターズカット完全版みたいな作品です。

主に遊郭のリンさんあたりの話が追加されているのですが、それだけで他の部分がふくらむのです。そうか、ここはそういう意味だったのか? という感じ。追加したせいで168分とかなり尺は長くなっていますが時間を忘れて一気に見てしまいます。この尺でもダイジェスト感を感じてしまうレベル。

前作よりだいぶ大人向けになっていますがR指定はつかなかったようです。まあそれでも小学生にはちょっと早いかも?

ジュマンジ/ネクスト・レベル

Filed under: - dekaino @ 11:00 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�ャ���潟��/�����鴻���祉������里呂討�Bookmark被リンク数

ジュマンジ/ネクスト・レベルを観ました。ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルの直接の続編となります。前回高校生だった主人公も卒業してそれぞれの人生を生きていたのですが、休暇であつまってなぜかまたあのゲームの世界に入り込んでしまいます。
前回と違うのは主人公の祖父を含む老人2人もゲームの世界に入り込んでしまったこと。

高校を卒業した若い成人視点と老人視点の両方で語られるストーリーは奥が深いです。
前回はゲーム世界の説明や特殊効果がほとんどでしたが、今回は人間ドラマ要素がかなり入ってます。もちろん恐ろしいダチョウ集団とか映像的にも面白いです。また人間だけでなく馬のキャラクターにもなれるし、キャラ交換もできるし、いろいろ自由度が高くなっています。

人間ドラマ部の出来はかなりよく、単なる子供向け娯楽映画ではありません。
ちょっと舐めてましたがハリウッドの脚本力はすごいです。ちょっと感動しました。
二番煎じだと手を抜かず、きっちり作りこんである引く品です。

2020/1/12 Sunday

映画 ひつじのショーン UFOフィーバ!

Filed under: - dekaino @ 20:36 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� �蚊�ゃ�����激�с�若�� UFO���c�若��!のはてなBookmark被リンク数

映画 ひつじのショーン UFOフィーバ!を観ました。言わずと知れたイギリスの人形アニメ羊のショーンの劇場版です。今度はUFOが農場にやってきました。原題はFARMAGEDON。FARM(農場)とARMAGEDON(アルマゲドン)を混ぜた造語です。

今回の農場主は少しハッチャけていて、UFOの噂話を元に怪しいUFO博物館を出ってあげて金儲けして新しいトラクターを買おうと目論みます。ところが本物の異星人がやってきて大変。羊たちも牧羊犬のビッツァーも異星人を故郷に返そうと大騒ぎ。いつものようにギャグがたくさんでちょっとだけハートフルな作品です。
つーかいつもいつも犬のビッツァーは苦労してるよね。
セリフはないので吹替えはなし。看板とかもの文字情報だけ字幕が出ます。ときどき英語の歌詞の挿入歌が入るけど吹替えも字幕もなしという潔さ。まあ全然問題ないのですよ。人形アニメに言葉など無用!! とにかくショーンかわいいです。映画版だけにちょっとCGも大目に使ってる感じはします。

子供とみるなら今シーズン最適な作品だと思います。

2020/1/4 Saturday

劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X

Filed under: - dekaino @ 22:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �医更膩�紊�綵≪�㏍�� �激�潟�������� ���ャ��������腑�����ALFA-XのはてなBookmark被リンク数

劇場版 新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-Xを観ました。テレビアニメ シンカリオンの劇場版なのですが、テレビシリーズの方は昨年3月で大人の事情で打ち切りになってます。やはり9か月前に終わってしまったテレビアニメの劇場版だと客の入りが寂しいです。逆に言うと来ている客はみんなシンカリオンを深く愛している人だけなのです!! だからこそ超ノリがいい。未就学児とおぼしきお子様が歌のシーンで立ち上がって踊り狂いますよ。すかすかの劇場にそれをとがめるか観客などいないのです。

作品も過去の名シーンや設定を活かした総集編的なパートと、主人公ハヤト君の父のホクトがなんと9歳の少年になってしまう謎の現象。そして白い粒子を使う新たな敵! と盛り上がるのです。
まさにシンカリオン オールスター大戦の様相でファンサービスは100点満点です。
これがテレビ放送中かせめて終了直後だったらもっと客が入っていたと思うと残念です。

とにかくゴジラ最強。使途なんかより別格で強いです。そういう作品でした。

2020/1/2 Thursday

屍人荘の殺人

Filed under: - dekaino @ 22:16 このエントリをはてなブックマークに追加 絮�篋肴�����篋困里呂討�Bookmark被リンク数

屍人荘の殺人を観ました。ゾンビ + 殺人ミステリ という謎な話です。いくつか賞を取った同名のミステリ小説が原作なのですが、未読です。
出てくるゾンビは由緒正しいロメロ型。ゆっくり動くだけで知能は低く自動ドアすら偶然で開かないと通れないレベルだが、噛まれると噛まれた人もゾンビになるという極悪設定です。高級な別荘のまわりに大量のゾンビが発生し、館の中に取り残された面々の中で殺人事件が起きるという究極状況下でのミステリー。正直、犯人推理するより前に生き残ることを考えるべきです。

とにかく後味が悪いというか誰も救われない話なのですが、出てくるヒロインはキレイどころが多いんだよね。もう山田杏奈の無駄遣いにもほどがある。浜辺美波もかなーり無駄遣い。変人の演技よりも脚本のヘンテコさの方が勝ってます。

そうとうひねくれたミステリー好きなら楽しめるが、常識人にはなんのこっちゃ?と意味不明なミステリゾンビ映画なのです。

ショーシャンクの空に

Filed under: - dekaino @ 20:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�с�若�激�c�潟�������里呂討�Bookmark被リンク数

ショーシャンクの空にを観ました。1994年の映画ですがTOHOシネマズのリバイバル上映で鑑賞しました。ショーシャンクはアメリカの刑務所の名前、つまりこれは囚人ドラマなのです。原作はスティーブン=キングの短編小説です。

いかにも荒木飛呂彦が好きそうな囚人もので、身に覚えがない殺人で終身刑を受けた銀行マンの主人公が30年ものあいだ刑務所で過ごす話です。なんでも外部から調達できる調達やレッドや刑務所内図書室の管理をしている老囚人のブルックスなどキャラが立った囚人たちがたくさん出てきます。看守や刑務所長なども一癖も二癖もある濃い人ばかり。

最後のオチがかなりスカッとする系でよいんですね。必ずしも大画面で観る必要はありませんが、劇場で観る価値はある作品です。銀行マン まじで能力高いよ。

仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション

Filed under: - dekaino @ 20:08 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���� 篁ゅ�� �吟�祉���<�若�鴻���祉�吾�с�����若�激�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーションを観ました。いつものひとつ前のテレビシリーズ仮面ライダージオウと現在放送中のテレビシリーズ仮面ライダーゼロワンが出てくる外伝的ストーリーの劇場作品です。

タイムトラベルとパラレルワールドの設定があるジオウならいくらでもストーリーが作れるわけで、誰でも思いつくアナザーゼロワンが登場。それとは別に女性タイムジャッカー(生駒里奈)が始まりの仮面ライダーという謎の存在を持ち出そうとしてバトルになります。
ジオウの最終回後の救済された3人が再び記憶を取り戻すシーケンスがなかなかいいです。それに育児する父親代わりのヒューマギアって設定もなかなかいいです。アルトの母親も出てこないけどこっちは多分テレビシリーズ本編に出てくるんだろうなぁ…

ジオウファンにもゼロワンファンにも楽しめる作品です。ただタイムジャッカーは本当に何がしたかったのか? 謎のまま放りっぱなしです。おそらく永久にこの謎は解けません。

2019/12/31 Tuesday

ヒックとドラゴン2

Filed under: - dekaino @ 15:48 このエントリをはてなブックマークに追加 �������������眼��2のはてなBookmark被リンク数

ヒックとドラゴン2を観ました。ヒックとドラゴンの1作目と3作目の聖地への冒険の間の2作目です。日本では劇場公開されていません。やはり見ておかなくてはと思いAmzon Prime Videoで199円でレンタル視聴しました。2014年の作品です。

本作で失踪していたヒック母が登場。そして父ストイックとの過去の因縁が明かされます。
人は変わることができるという強いメッセージと夫婦愛や親子愛などの家族愛をテーマとしていて大変によい出来。これを日本で劇場公開しないとかドリームワークスの日本担当は相当に間が抜けてますね。

3作目の聖地への冒険を観る前にぜひとも観ておくべく作品です。泣けるぜ。

2019/12/30 Monday

ヒックとドラゴン聖地への冒険

Filed under: - dekaino @ 23:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �������������眼�活���違�吾�����困里呂討�Bookmark被リンク数

ヒックとドラゴン聖地への冒険を観ました。ヒックとドラゴンの続編…ではなくてシリーズ3作目なんですね。2作目は日本では公開されてないとのこと。なんで!?

2作目が公開されてない日本の事情を汲んだのか、冒頭にダイジェストで第一作と第二作のせつめいがされます。いや設定はわかるけどスゴイ重要なことさらっと流し過ぎじゃないですか?!
2作目を観てない人にはネタバレになりますが、父ストイックが死んでるし失踪してたはずの母親が当然のようにいるし、これはビックリ。

まあしょうがないのでそこは飲みこむということで、1作目からものすごく成長して大人になったヒックとあまり見た目が変わらないけどドラゴンの王になったトゥースの冒険がはじまるわけです。
こんどはドラゴンが増えすぎて手狭になった島を捨てて新しい新天地に行くという話。ぶっちゃけ困るほど数がいるなら他所の島か大陸の人に売ればいいと思うんだけどなぁ。羊や豚や魚は売るわけでしょ?

今回はトゥースの同種のメスドラゴンが出てくるところが新しいですね。色白美人。トゥースにも春が来たというか発情期が来て気が気ではない様子。
いろいろあって島の住民ごと流浪の旅。そこを敵が攻めてくるみたいなバトル展開はなかなかスリリングです。

強引に決着がつくのですが、評価は賛否両論かな。シリーズは次世代に引き継がれる的なオチ。まあありがちですが、続編は作りやすいでしょう。

2019/12/28 Saturday

流浪地球

Filed under: - dekaino @ 21:57 このエントリをはてなブックマークに追加 羌�羌��亥��のはてなBookmark被リンク数

流浪地球を観ました。有名なSF作家である劉慈欣が書いた小説を映画化した中国の大作映画のはずが思いっきりこけたことで有名なのですが、なんと流浪の末にNetflixに流れてきたのですよ。
おそるおそる観ましたがなかなか面白いんですよ、これが。なんというか昭和の日本のSF大作映画の臭いがしますね。復活の日とかさよならジュピターとか、人類滅亡の危機やら宇宙を放浪する旅人の感じ。
お金かけてあるだけあって特撮も気合入ってます。原作はちょっとした短編っぽいんですが、うまーくひきのばしています。何でこれがこけたのかよくわからないのですが、まあもともとSFなんて客こないのがフツーですからね。2001年宇宙の旅ですらこけたんだから、そういうもの。名声や称賛は後から来るものなのです。
それにヒロインの朶朶(ゥオドゥオ)は、かなりかわいいです。名前通りたれたれしてます。(みみたぶ耳朶の朶!)。東洋美少女はいいですよね。彼女だけでももみる価値あり。まあヘルメットかぶってるシーンが多いのは残念なんだけどね。
SF考証的にはいろいろマズいところは散見されますが、こまけーことはどうでもいいんで、ああ地球がどっか別の成型に行く話なんだなと納得してください。
地球の危機 地球の危機 きっき♪

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

Filed under: - dekaino @ 21:08 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� ���帥�c�潟������ ���潟����腟究�����蚊�帥�ゃ���海里呂討�Bookmark被リンク数

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコを観ました。なぜかじわじわ人気が出てきてロングランになっているらしいのです。明らかに動かないアニメで製作費は安あがりっぽいのです。フラッシュアニメでも作れそうだけど地味に手描きアニメなのです。
しかも声優は井ノ原快彦が95% 本上まなみが5%のふたりだけ。まんが日本むかしばなしレベルの節約っぷりなのです。
絵本の世界にすみっコ達が入り込んでうんぬんは本当に淡々として映像作品として成立するか不安になるほどですが、最後には何とかまとめてくれます。これ地上波テレビ放送だったらみんなCMの時に他のチャンネルに変えたまま戻ってこないですね。映画館での上映作品だからこそ成立する危うさがすごい。
ネット配信でもがんがん早送りされてしまいそうです。

すみっコぐらしの世界観が好きな人にはおすすめ。そうでないひとはそれなりに楽しんでください。

映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか

Filed under: - dekaino @ 20:53 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� 絋���⑥��Y ����HERO����������のはてなBookmark被リンク数

映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるかを観ました。妖怪ウォッチの新シリーズのスタートアップ映画です。テレビシリーズは2019年末からスタートらしいぜ。
今度は学園もの。しかも妖怪たちがなぜか擬人化というか人間となって学園に通う生徒になっています。他に妖怪もいて妖怪と合体してヒーローに変身できるという、電王だかゴーストだかに似たシステム。時計がガジェットなのでジオウっぽくもあるし、基本ストーリーはすべて学園ドラマなので特撮的には東映よりも円谷要素が強いわけです。しかも校舎すら変形してしまう なんだかやりたい放題なのです。

主題歌はピンクレディーだし、なにかとサービス満点な妖怪ウォッチ映画。だんだん視聴率は落ちているらしいが、レベルファイブが潰れるまでは続くことでしょう。
がんばれー

2019/12/22 Sunday

ルパン三世 THE FIRST

Filed under: - dekaino @ 11:08 このエントリをはてなブックマークに追加 �����割�筝� THE FIRSTのはてなBookmark被リンク数

ルパン三世 THE FIRSTを観ました。初のフルCGアニメ版ルパン三世です。監督は賛否両論の山崎貴! ヒロインゲストキャラの声は広瀬すずです。

敵がナチス復興を目指す組織なんですよね。しかもネオナチではなくヒトラー総統が秘密裏にベルリンを脱出して南米で生きているという昔のスパイ大作戦であったような話。つまり時代は1960年代前半ですよ。戦中生まれのレティシアが20歳そこそこなわけだ。

つまり、山崎貴監督の代表作の一つALWAYS三丁目の夕日’64「東京オリンピックだー」と同じ時代なのだ!
しかし、本作は三丁目の夕日のごとく、当時の特徴的な風景やガジェットを再現することにこだわっていません。むしろ逆にできるだけ現代の若者から見て違和感がないような風景ばかりを選んでいます。
しかも時代考証ケーサツどもに餌食にならないように、巧妙にOパーツ的な当時存在しないはずのものが出てこないように計算しているのです。
ルパン一味のフィアットは型落ちの中古車のようにみえて、時代的には最新モデルの新車のはずなんですよ。わかるひとにだけわかる。銃器も航空機も時代的に矛盾しないように細かく計算されています。携帯電話が出てこないでストーリーを進めるのはつらいだろうに頑張ってます。

時系列でもルパン三世シリーズの中で本作が一番早い時代で、たしかにTHE FIRSTの名に恥じぬ作品です。
しかしカリオストロの城のリスペクトが目立ちすぎ。カリ城はむしろ邪道だからねえ。マモーとかの王道ネタは出てこないらしい。まあいまやカリ城が王道なのだろうか??

2019/12/21 Saturday

Gのレコンギスタ I 行け! コア・ファイター

Filed under: - dekaino @ 21:21 このエントリをはてなブックマークに追加 G�����潟�潟���鴻�� I 茵���! �潟�≪�祉���<�ゃ�帥�爾里呂討�Bookmark被リンク数

Gのレコンギスタ I 行け! コア・ファイターを観ました。映画館ではなくAmazon prime videoです。だって上映館少ない上に上映回数も少ない。田舎者には無理ですよ。ジオリジンくらい上映館を増やしてほしい。

言わずと知れた富野監督のテレビシリーズの再編集+新規映像で映画版にしてあるわけですが、全部で5部作という大胆な企画なわけですよ。

とにかく群像劇という名にふさわしいくらいがんがんキャラが出てきます。Iはデレンセン大尉が主役じゃないのってくらい出ずっぱり。いきなり空から降ってきたMSのコックピットからハッチあけて落下した少女をキャッチだもんな。これ主役でなくてなんとする?
とはいいつつ、全体を通しての主人公とヒロインも存在感をきっちり出しているのです。

メカ戦も楽しく、軌道エレベーターとか圧縮水ボールなどのSFギミックもよく活かせていると思います。はやく続きが見たい。IIベルリ撃進は2020年2月とのことです。

2019/12/15 Sunday

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション

Filed under: - dekaino @ 11:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �激���c�若��劻�帥�� THE MOVIE �俄���薤��������激�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッションを観ました。噂のフランス版実写シティハンターです。
とにかく原作リスペクトの嵐で驚きの再現度です。でもフランス風にローカライズもされているのです。
つーか冴羽獠の顎が割れてます。
顎割れ獠
ギャグも日本では昭和でも許されない系のきわどいネタだらけ。フランスってセクハラギャグには随分と寛容なんだなと思いました。アクションシーンも気合が入っていてがんばり過ぎ。惚れ薬効果がある香水とかベタなシナリオながらそのまんまシティハンターの世界観なのは見事です。

日本では吹替え版のみの後悔上映のようですが原語版も観たいなあ。キャラ名はフランス風に変わっているようだし、それはそれで面白そう。

サンタ・カンパニー ~クリスマスの秘密~

Filed under: - dekaino @ 10:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣�潟�帥�祉���潟������ �������鴻���鴻���絲��� のはてなBookmark被リンク数

サンタ・カンパニー ~クリスマスの秘密~を観ました。糸曽賢志監督のフィンランド政府とのコネ前回の児童向けクリスマス映画です。世界観でつながっているコルボッコロも同時上映です。

糸曽賢志監督は、若い新世代アニメ作家の代表的な人らしいのですが、どうも作家性が薄く商業作品のプロデューサーとしての色が濃いと思います。
特に自主制作に近いコルボッコロは影絵作家の藤城清治の小人をモチーフにしたというかリスペクトというか劣化パクリ的な感じで自己主張を感じない。ただ大衆受けはよくて売れるだろうなという印象が強いです。利益につなげるという才能は大切だけれども、芸術というより産業としての活動で、心揺さぶられません。

声優の選択もその視点で売れそうな人を選んでいる感じにしか思えず、まあ儲かるんだろうけど後世に残る作品になるかどうかはなはだ疑問。フィンランドとのコネクションとも結局はお金の繋がりなんだろうなと思ってしまいます。
とはいえ、品質的には十分の子供向けアニメになっているので、安定して量産できるようになれば需要はあるでしょう。まあそういう意図で作られたパイロットフィルムのような作品です。

2019/12/4 Wednesday

アナと雪の女王2

Filed under: - dekaino @ 23:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪��������コ��2のはてなBookmark被リンク数

アナと雪の女王2を観ました。言わずと知れたアナ雪の族併長編です。あまりにもオリジナル作がひっとしてしまったので、劇中で1作目をセルフパロディしてしまう勢いです。

なぜエルサが氷の魔法を使えるのか? ルーツが明かされる作品です。そしふ姉妹の祖父の王様の悪事もあらわになってしまいます。なぜか山の民も王国民も水に流してしまうのです。うーんディズニー的平和な話ですね。だったらハンス王子も許してやれよ。ハンス全然悪いことしてないぞ。王族して当然のふるまいをしただけなのにな。そしてハンスよりトナカイオタクのクリストフを選んでしまうアナはマジで男を見る目がない。アイツがLost in the woodsを歌うシーンはオラフを上回るギャグキャラ爆誕って感じだったのにな。

正直1作目ほどのパワーはないけれども続編を作る素地はちゃんと構築できた感があります。たぶんアナとクリストフの子が魔法が使えるとかそういう話になりそう。そしてエルサもオトコを見つけないとねって話になるのかどうか?

LGBT色は意図的に完全に消されてますね。まあショービジネスとしては当然の判断でしょう。きれいきれいな子供向けディズニーアニメなわけですからね。

エンド・オブ・ステイツ

Filed under: - dekaino @ 23:40 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���祉�����祉�鴻���ゃ��のはてなBookmark被リンク数

エンド・オブ・ステイツを観ました。エンド・オブ・ホワイトハウスエンド・オブ・キングダムに続く第三弾です。原題もOLYMPUS HAS FALLEN, LONDON HAS FALLEN, ANGEL HAS FALLENと韻を踏んでいるわけです。

冒頭、いきなり大量の飛行ドローンが大統領を襲撃します。ドローンの攻撃シーンとしては珠玉の出来です。ガンダムF91のバグを上回る恐怖すごいですよ。辛くもドローン襲撃から大統領を守るも、大統領警護シークレットサービスの主人公マイクはドローン襲撃の犯人という濡れ衣を着せられて、いきなり逃避行に走るという、なかなか3作目らしい過激なストーリーです。
マイクを追跡するFBIの女性指揮官がなかなかかっこよくてよい。謎の武装集団も出てきていかにもアメリカンなアクション映画です。
でも資本はテンセントなんだよね。もはやハリウッドの7割は中国資本なのではないだろうか? 中国資本だからと言って別に中国に媚びてるわけでもなく、米国魂しかないような作品ではあります。
元軍人で山中に一人暮らししてる爆弾魔のマイクの父がキャラが濃すぎ。このキャラで家族愛を語られてもキツいです。BOMBER-MANとは彼のためにあるような言葉ですよ。この爺をみるだけでもこの映画を観る価値はあります。爆弾万歳!!

小さい魔女とワルプルギスの夜

Filed under: - dekaino @ 23:08 このエントリをはてなブックマークに追加 絨����駧�絅潟�������������鴻���のはてなBookmark被リンク数

小さい魔女とワルプルギスの夜を観ました。有名な児童文学「小さい魔女」を長編映画化した作品です。ドイツ制作。完全にエロ要素を除いた子供向け仕様です。
小さい魔女
原題は原作と同じく Die kleine Hexe 。ワルプルギスの夜とかいうのは邦題だけですね。
100歳こしてるのにメチャクチャうぶな小さい魔女 が 年上の魔女を殲滅してしまうわけですが、いかにもホラ話っぽくていいですね。さすがメルヘンの本場です。
さくらももこがまだ生きていたらコジコジ世界に取り入れてくれたかも?

2019/11/30 Saturday

ターミネーター:ニュー・フェイト

Filed under: - dekaino @ 14:37 このエントリをはてなブックマークに追加 �帥�若�����若�帥��:���ャ�若�祉���с�ゃ��のはてなBookmark被リンク数

ターミネーター:ニュー・フェイトを観ました。ターミネーター2の直接の続編という割には、やっぱの数あるターミネーター続編群のひとつに過ぎない気もします。まあシュワルツェネッガーが出てるだけ正統派ではあるでしょう。
過去を買えたら未来も変わる理論で過去の設定はすべて帳消し。なぜか未来にはスカイネットはないはずなのにいつまでも未来からターミネーターがタイムトラベルしてくる。
そしてジョンコナーの暗殺に成功した唯一の任務に成功したターミネーターはなぜか事故の生きる目的を勝手に見出して善玉に進化。何を言っているかわからないが、とにかくストーリーはややこしいです。
でもアクションは派手で簡単。ターミネーターのまだ終わらない、まだ続くという粘着性はなく、さらっと敵ターミネーター撃破でハッピーエンドです。
でも、この設定だとまだまだ未来からターミネーターはやってくるし、もうターミネーターがやってくる場所と時刻を事前に知る方法は失われてしまったのでバッドエンド必至。正直未来は暗いです。
どうも、北米では期待ほどはヒットしなかったようで、たぶん本作の続編はなしです。もう、どうにでもなれー

日本語吹替え版だと英語部分は日本語になっているけどスペイン語部分は原語のままという投げっぱなしっぷりがいい感じです。やはりターミネーターにはメキシコとスペイン語がよく似あう。

地獄少女

Filed under: - dekaino @ 12:40 このエントリをはてなブックマークに追加 �亥��絨�絅海里呂討�Bookmark被リンク数

玉城ティナの地獄少女を観ました。言わずと知れたベストセラーコミックでアニメ化もされている作品の実写映画化です。
少女と言いつつ全然少女じゃない玉城ティナが閻魔あいを演じます。
閻魔あい
少女ではないですが怪しくて美しい感じはさすがです。しかしタイトルにもなっている閻魔あいの出番は意外と少ないのです。これがエコエコアザラクの黒井ミサだったら出ずっぱりなのですが、閻魔あいは要所要所でスポット登場ですから尺が少なくて残念なのです。

ということで実は主役級に出まくっているのは森七菜が演じるJKの美保なのです。閻魔あいは確実にJKよりは年上風ですね。美保は育ちがいいのですがビジュアル系デスメタルにはまったりしてある意味テンプレなグレ方をしている少女。彼女が心酔しているビジュアル系バンドのボーカル魔鬼が、これまた大金持ちかつ人間として壊れているわけで、胸糞悪いことばっかりやります。
まあそうじゃないと地獄少女の出番はないもんね。

フリーのカメラマン兼ライターの工藤が、悪そうなのに実はお人よしだったりJKに性欲むき出しの喪男だったり、まじで等身大のカメラオタクの30代男性でなかなかいい感じです。
そしてエンディングクレジットが縦書きですよ。久々に見たよ、縦書きのクレジット。いまどき時代劇でもクレジットは横書き上スクロールだもんなぁ。ものすごいこだわりを感じさせる作品です。

ジェミニマン

Filed under: - dekaino @ 12:21 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�с�������海里呂討�Bookmark被リンク数

ジェミニマンを観ました。ゴルゴ13的な腕利きの狙撃系暗殺をなりわいとする主人公の前に自分が若い頃とそっくりの若い男が現れてって導入の話です。クローンという使い古されたSF設定ですが、老いた主人公が若い自分のクローンに自分と同じ修羅の人生を歩んでほしくない、愛のある人生にしてほしいという、ある意味で上から目線の動機で情をかけてしまうのです。

若さを活かしたクローンが勝つのか、それても経験豊富なベテランが勝つのか、対決アクションはかなり迫力があります。重機だけでなく格闘シーンやカーチェイスもなかなかのものです。

ところで原語だとgeminiをジェミナイって発音してるんですが、どうして邦題はジェミニマンなんですかね? いすずのクルマに忖度した?? もうジェミニなんて売ってないのにね。

2019/11/10 Sunday

空の青さを知る人よ

Filed under: - dekaino @ 22:02 このエントリをはてなブックマークに追加 腥冴���������ャ��篋冴��のはてなBookmark被リンク数

空の青さを知る人よを観ました。秩父に住む姉妹のちょっと不思議な話のアニメです。姉の元恋人だった男が13年ぶりに地元に帰ったきたときに、なぜか生き霊だかドッペルゲンガーだかわかりませんが元恋人が秩父出たときの18歳のままの同一人物が神社に出現。でもなぜか本殿から出ることができません。
新渡戸団吉

高校卒業後の進路を決めた時の後悔だかなんだかその手の話がつまってるストーリーです。
でも本作で一番自由なのは演歌の大御所 新渡戸先生ですね。彼はスゴイ。本当に自由。どんなわがままを言っても周りがなんとかかなえてくれちゃう。でも嫌われるというよりは慕われている。周囲の人間への気配りもできる。そんな自由人な老人に比べて、10~30代の主人公たちの器の小ささよ。もっと気楽に人生を生きるのがいいと思います。

ジョン・ウィック:パラベラム

Filed under: - dekaino @ 13:05 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�с�潟�祉���c����:����������のはてなBookmark被リンク数

ジョン・ウィック:パラベラムを観ました。ジョン・ウィック:チャプター2の直接の続編です。前作のラストシーンが本作の冒頭のシーンです。つまり直後から始まります。残り1時間で除名になるからそれまでに逃げろってサスペンス状況からいかにして巻き返すか、ガンアクションばりばりの映画です。
ちゃんとした決着がつくわけでもなく続きがありそうな終わり方。嘘でもいいから座りよく終わったのは第一作だけですね。このまま、このペースでいくらでも続けられそうなシリーズです。

世界から希望が消えたなら。

Filed under: - dekaino @ 12:11 このエントリをはてなブックマークに追加 筝�������絽�����羔�����������のはてなBookmark被リンク数

世界から希望が消えたなら。を観ました。幸福の科学の布教映画ですね。自分は幸福の科学の宗教をまったく信じてませんが、映画作品を楽しむ文脈で本作を観ました。千眼美子(清水富美加)も出てます。

タイトルの最後に"。"がついてるあたり、いまどきの方がのヒット作をちゃんと研究していますね。
でも正直本作は駄作です。というか信者に向けてのメッセージだけで、信者でない人に何かを伝えようとしていません。
幸福の科学映画で娯楽作として一番楽しめる作品は、自分は「君のまなざし」だと思います。教祖大川隆法の息子なのに脱会してしまった大川宏洋が監督かつ重要な役で出演している陰陽道系アクションなのですが、これは一般人も信者もどちらが見ても楽しめる逸品。
これにたいして本作は大川隆法がどうして妻(つまり宏洋の母)を捨てたか、言い訳に終始していてマジで部外者は鼻白むしかありません。

隆法の後継者と目されている次女がめちゃくちゃ持ち上げられているのは当然として、実際の大川隆法は長年自分を支えてきた元信者でもある妻を捨てて、若い信者の女と再婚してしまうのですが、ここらの若い女と再婚した経緯はガン無視です。ストーリー的には千限美子が演じる秘書の女が後妻に当たるのだと思うのですが、色恋沙汰とか不倫とかそういうノリはまったく出てきません。
2018年の「さらば青春、されど青春。」のように100%受け身で女の方から半ば襲われるようなアプローチをされるだけです。隆法はマジでM男体質なのに、よくまあ離婚とかできたものです。

実際は不倫のもつれで離婚なのですが、本作では宗教的な教えに反発して双方合意の上で綺麗に別れています。しかも子供たちも自分の意志で父の教祖様についていくという判断をします。
実際は息子は離反しちゃうわけですけどね。妻の方は完全に悪魔にとりつかれたとして追放に近い扱いになっていますが、息子の方は劇中ではひねくれているだけで悪魔にとりつかれたわけではない扱い。
これは宏洋が帰ってこれる場所あけて待っている構図ですね。宏洋くんは映画作りの才能があるので制作陣は帰ってきてほしいんだろうなあ。正直、宏洋が参加しなくなった後の幸福の科学映画はクソつまらないですよ。

本作の最後のハイライトシーンはロンドンの国際会議で教祖が信じる神の道を説くシーンなのですが、当然英語で話します。でも神が God と単数形に訳されてて、これだとキリスト教の神を指して、幸福の科学の神々にはならないんじゃないかなと心配。つーかもう日本人信者だけ相手にしてて海外向けのメッセージにはなっていませんね。幸福の科学は英国でも布教しているすごい教団なんだぜってコケオドシしてるだけです。病気も信心で治癒するみたいな表現は本当に害悪だと思いますね。医者の言うことより宗教信じるって先進国の市民である幸福を投げ捨てるようなものです。医者の言うことは聞こうぜ。

この流れだと幸福の科学映画はどんどん劣化するばかりでしょう。千限美子も宝の持ち腐れになってしまう。残念です。

2019/11/2 Saturday

YESTERDAY

Filed under: - dekaino @ 17:27 このエントリをはてなブックマークに追加 YESTERDAYのはてなBookmark被リンク数

YESTERDAYを観ました。ある日突然世界規模の大停電が発生、その影響で大怪我をした主人公。しばらくして自分以外誰もが"ビートルズ"の存在を知らないことに気づく。GOOGLEで検索しても出てくるのは甲虫ばかり。実は芯の通ったSF映画なのです。
ついでにCokeもCoca ColaもなくてPepsiしかない世界でもありました。えーーー?!
舞台の始まりはイギリスですが、ビートルズと同じようにロシアやアメリカにも巡業するのですよ。とにかく21世紀頭に初めてビートルズの音楽が登場したらどうなるか、しかもバンドではなく1人のミュージシャンが作詞作曲したとなったら? まさに ifストーリーSFです。
作品中にビートルズへの愛がつまりまくってて、もう素晴らしい。最近 ミュージシャンを題材にした出来のいい映画が多いですが、本作も素晴らしい出来です。ぜひとも音響設備のいい映画館で鑑賞することをお勧めします。

でも タバコがないってのはだいぶ歴史が違っちゃってる気がしないでもない。タバコの代替としてぴとーるずがいた世界には存在しない別の習慣性の強いソフトドラッグがあるのかも知れません。
この世界でジョンレノンが長生きできてるのは救いの心を感じます。そしてこの世界のJ.K.ローリングは貧しいままなのだろうか? 無慈悲だ。

ビートルズの偉大さを再確認できる作品です。

2019/10/22 Tuesday

ジョーカー

Filed under: - dekaino @ 22:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�с�若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ジョーカーを観ました。
精神疾患があり不遇な人生を生きてきたピエロの格好をしたコメディアン アーサーがジョーカーになるまでの物語。簡単に重が入手できる、そして弱者救済目的の福祉制度が冷たい理屈でばんばん打ち切られていく、そういう米国の世情を反映させたゴッサムシティが生んだトリックスター ジョーカーの誕生秘話です。
ジョーカーはともかく、後のバットマンとなるブルース=ウェインの父、トマス=ウェインのキャラがすごかったです。トマスは上流階級の紳士であり、ゴッサムシティをよくするために自らの信じる政策を推し進める高潔な人格者であり、法的にも倫理的にも非の打ちどころかない人物なのです。ですが、アーサーやジョーカーを支持する庶民にとってはトマスは憎悪の対象なんですね。弱者に寄り添わない情の薄い金持ちの権力者であり、庶民を苦しめている社会の象徴的存在なのです。何も悪くないので憎まれるスケープゴート的に殺される富豪。資本を独占するものはたとえ善良なイノセントでも憎まれる、これこそが資本主義社会の病理ですね。

上映を自粛した映画館があるのもわかる気がします。日本も一歩間違えるとジョーカーが誕生してしまうかもしれません。

HELLO WORLD

Filed under: - dekaino @ 22:11 このエントリをはてなブックマークに追加 HELLO WORLDのはてなBookmark被リンク数

HELLO WORLDを観ました。バーチャルリアリティが題材のSFアニメです。マトリックスやインセプションなどの焼き直し設定でティーンズのラブストーリーをやってみたという感じのお話です。
プロモーションでは最後の瞬間に驚きの真相がみたいな煽りをしてましたが、全然サプライズ要素はなく、まあそうだよねってオチなのが逆に楽しい。つーか、もう落としどころはそこしかないよねって感じ。
なんとなく、昔の恋愛シミュレーションゲームみたいなノリで進むデートゲームな感じが懐かしい感じです。難しい条件のフラグを立てるため徹夜で作業! 作業! ってノリがすごい。エミュレータの中で作られたマシンでさらにエミュレータを走らせるメタな設定は珍しくないですが、そこを学生時代の恋愛のやり直しネタに重ねたところが新しいかも知れません。ヒロインが実質ひとりしかいないのが寂しいところではあります。マルチエンディングすべてコンプリートって楽しみ方はできない仕様っぽい。
まあ、そういうアニメ映画です。

2019/10/21 Monday

牙狼<GARO> -月虹ノ旅人-

Filed under: - dekaino @ 9:06 このエントリをはてなブックマークに追加 ���種�GARO鐚� �����鴻����篋財��のはてなBookmark被リンク数

牙狼<GARO> -月虹ノ旅人-を観ました。冴島鋼牙とその父 太河と子 雷牙、冴島ファミリー三代そろった冴島ファミリーの集大成です。
牙狼 月虹の旅人
冒頭のサソリのホラーは元新体操選手の江田友莉亜が柔軟性を活かしたアクションで超かっこいい! しかも初っ端から轟天召喚で大活躍。さすが映画です。
第一作のボスキャラの京本政樹も復活してきて因縁の対決 冴島家に嫁入りした女たちの交流もまたGOODです。やはり同居してないせいか姑・嫁問題もなく仲がいいんですよね。カオルもマユリも頑固だから衝突したら館ひとつ吹っ飛びそうではあります。

後半の魔戒の列車はなかなかいい雰囲気でした。なんで列車ってこうノスタルジックな雰囲気出るんでしょうかね。銀河鉄道からしてそうですからね。
今回は魔戒導師は出てこないわけですがまあこれ以上ネタをつっこむとまとまらなくなるのでしょうがないですね。

牙狼シリーズのエポック的作品だと思います。ちょっと商業的展開がパチンコ以外はつらいコンテンツなので、今後は派生の新しい牙狼シリーズに注力されるのでしょう。

蜜蜂と遠雷

Filed under: - dekaino @ 8:59 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������靴里呂討�Bookmark被リンク数

蜜蜂と遠雷を観ました。恩田陸の直木賞受賞作品の映像化です。
ひたすらピアノコンクールの話。脇役が無駄に豪華です。片桐はいり、そこに要らんでしょう。指揮者の鹿賀丈司とか存在感過剰です。
内的心理描写メインなのでアクション的には何も起こらず淡々とピアノコンクールが進むだけの話ですが、音響的には贅沢な作品です。音響設備の良い映画館で観るのをお勧めします。

ハミングバード・プロジェクト

Filed under: - dekaino @ 8:12 このエントリをはてなブックマークに追加 ����劻�違���若���祉���㏍�吾�с����のはてなBookmark被リンク数

ハミングバード・プロジェクト0.001秒の男たちを観ました。ニューヨークの証券取引所とカンザスシティのデータセンターの間をライバルより早く通信できるように一直線に光ファイバでつなぐという実話に基づく話です。
1000マイル/1600kmの往復通信時間が16msecまで縮められればデリバティブ取引で大儲けできるという算段です。光速度でも11msec必要だからかなりのチャレンジです。16msecとはハチドリ(ハミングバード)の羽ばたき一回分の時間、だからこの事業をハミングバードプロジェクトと名付けたのです。

とにかく回線長を短くしたいため、ニューヨークからカンザスシティを間をひたすら一直線に結んだ土地の地下使用権をがんがん買収します。そして山脈を超える難工事にも巨額の費用をかけて取り組みます。いろいろなドラマがあった何とか目標の往復16msecで通信できる光ファイバー回線ができると思ったら…

以下ネタバレ

なんとライバル社が11msecで通信できる無線通信設備を完成させてしまうんですね。これって物理的にどうしようもないのです。石英ガラスの屈折率は約1.5 つまり真空や空気中より光速度が1.5倍遅いんですね。だから通信所要馬関では光ファイバは無線通信には絶対に勝てないのだ!!! 無線は他人に傍受されるリスクがあるけど今どきは暗号化でそこも防止できるわけで、もはや勝ち目はない。劇中ではここら辺まったく説明がなかったけど、実際はそんなことはみんなわかっていたうえでのプロジェクトで、無線設備が完成するまでの間のつなぎのつもりだったんだけど、予測以上に無線通信技術の発展が早くて無線設備の方が先にできてしまったというオチですね。

諸行無常 資本主義の愚かさがよくわかる そして米国人は アーミッシュ 大好き そういう映画です。

2019/10/14 Monday

引っ越し大名!

Filed under: - dekaino @ 21:36 このエントリをはてなブックマークに追加 綣��h���紊у��!のはてなBookmark被リンク数

引っ越し大名!を観ました。史実の何回も国替えをさせられた越後松平藩のお話です。実話ベースではありますがかなり演出が入っています。原作は土橋章宏の「引っ越し大名三千里」ですが、映画ではオチが違っているとのこと。
確かに映画版はリア充ウェーイなノリで、そっち方面の受けを狙っているようなところがあります。
星野源が演じる片桐は書庫にこもるダメ藩士みたいに書かれてますが、実際は間違いなくエリートオブエリートだったに違いありません。
本作は国元の話ばかりで江戸詰めの藩士は江戸家老しか出てこないのですが、国元も引っ越しやお役御免でつらいでしょうが、江戸屋敷だって石高が減った分の経費削減で人減らしするわけで、相当つらそうなんですがガン無視です。まあ引っ越しはないわけですからね。

高畑充希演じるヒロインのコブ付き出戻りってあたりは新しいですがいいのかそれで?
老人層に好感もたれそうなヒロインで、ある意味で本作は老人ウケをもらった時代劇映画って枠に入るんでしょうかね。
実話ベースではありますが、かなりとんだ演出のドタバタ時代劇コメディに仕上がっている作品です。

惡の華

Filed under: - dekaino @ 17:25 このエントリをはてなブックマークに追加 �<���里呂討�Bookmark被リンク数

惡の華を観ました。押見修造の売れたコミックが原作です。また井口昇監督の真面目に気合い入れた作品でもあります。押見+井口ワールドがまたこれすごい作品なのです。
本作は中学生の時の前編と高校生の時の後編の2つのパートがあるのですが、役者はどちらも同じです。髪型や服装でそれなりに年齢を表現していますが、そこはもうリアリティはない。成人した伊藤健太郎と玉城ティナが中学生という絵は無理がある。あるんだけどそこをむりやり中学校の日常に見せてしまう演出と演技がすごいのです。朝ドラの戸田恵梨香が中学生約やってるのはわけが違うのです。
童貞くさい中学生男子の悪友間の会話とか、いかにも中学生ですごいわけです。女子のカーストとかマウントし合うノリがもう中学生なわけです。
唯一中学生に近い年齢の秋田汐梨がまたこれ巧いんですね。そしてちょっと成長が早い女子の体操着姿という素晴らしいシーンが成立するわけです。

とにかく変態しか出てこない本作は変態の変態による変態のための作品であり、心の中に変態を飼っている元中高生に捧げられるノスタルジィドラマなのです。
高校辺にしか出てこない飯豊まりえはまりえで、ちょっと田舎くさいナイスバディな文学少女を熱演。ホリプロの方針なのか彼女だけは露出シーンが極端に少ないわけですが、それでも高校編のヒロインとして頑張っています。とにかく井口昇監督のフェティシズムは天才的です。
未成年の変態ドラマの金字塔ともいえる作品です。

2019/10/13 Sunday

アド・アストラ

Filed under: - dekaino @ 20:33 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���祉�≪�鴻����里呂討�Bookmark被リンク数

アド・アストラを観ました。父をたずねて海王星まで30天文単位ってお話です。

予告編ではハードSFって印象でしたが、SF考証的にはアマアマでぬるいです。それより社会体制というか政治的な描写の方にリアリティを追及している感じです。月までの旅客機の拝金主義的なサービスも新しいし、月基地は最先端の綺麗なイメージと思いきや慢性的な物資不足で、基地間の輸送でもキャラバンを組んで出発、米国の輸送キャラバンが怪しい第三国の略奪団に襲われる! みたいな治安の悪い中東的に描写は新しい描写って気がします。
ただ、根本の設定の方はお寒い限り。いくらなんでも地球と太陽の距離の30倍は遠い海王星からの影響で地球の電子機器が狂うとか無茶でしょう。反物質だといっても太陽みたいなどでかい質量の核融合の影響に比べたら微々たるもの。月軌道にいるならともかく海王星からではねえ。

まあそこは故国から遠い劣悪な緩急で孤独と戦う父と会いに行った息子というドラマを作るための設定ではあるのですが、ドラマそのものも自分の心には響きませんでした。棄民みたいな探査隊を出す方が馬鹿なんじゃないの? という感想。無理をせず人にやさしい探査をしましょう。宇宙探査は計画席に。

SFを前面に押し出してる割にSFではないあたり珍しい作品です。

工作 黒金星と呼ばれた男

Filed under: - dekaino @ 19:39 このエントリをはてなブックマークに追加 綏ヤ� 藥��������若�違�����靴里呂討�Bookmark被リンク数

工作 黒金星と呼ばれた男を観ました。韓国映画です。ビジネスマンとして北朝鮮に潜入するスパイとスパイとビジネスをする北朝鮮の官僚の間に芽生える友情がテーマの作品です。基本的に実話ベース。多少の演出はあるでしょうが、歴史的背景ややった結果は事実そのものです。

金大中政権誕生前夜の不穏な独裁政権の動きがリアル極まりありません。二代目の将軍様の金成日との交渉のシーンもとてもアツい。緊張感ありまくりです。事実は小説よりも奇なりを地で行くスパイドラマであるとともに、貴重な外貨を稼いで少しでも貧しい国民の生活の足しにしようとする北朝鮮側の役人と、元軍人でビジネスマンを装う韓国側のスパイの主人公(コード名黒金星)との間の奇妙な連帯感というか友情、家族を紹介する仲にまでになる深いつながりは、演出が入った話半分だとしても、立場が違う人と人との繋がりに考えさせられるものがあります。

韓国の原題は工作、中国版は北風 です。北風は対北朝鮮のスパイ工作のコード名(北風作戦)なのです。ロケ地は台湾みたいですね。さすがにこの内容で中国では撮影できなかったようです。

立場が違う二人の男の間の友情物語 とてもアツい作品です。

2019/9/23 Monday

アイネクライネナハトムジーク

Filed under: - dekaino @ 21:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�ゃ�������ゃ����������夒�若��里呂討�Bookmark被リンク数

アイネクライネナハトムジークを観ました。eine kleine nachtmusik 直訳すると小夜曲ですね。男性と女性の出会いをテーマに群像劇として描く作品です。仙台駅前のペデストリアンデッキでギターをかき鳴らす人がアニメ版ベルばらのセーヌ川の吟遊詩人みたいなシンボル的扱いになってます。

映画の予告編では多部未華子がバリバリ出てくるのですが、確かにヒロイン扱いなのですが、全然出番が少ない。なかなか出てこないし、出てきた後もしばらく出てこないし、テレビドラマでも引っ張りだこだから映画撮影している時間がないのかなぁ。日日是好日でもそうだったんだよね。でもその代わりに森絵梨佳がたーくさん出てます。理想の人妻として素晴らしい演技をしています森絵梨佳。森絵梨佳に免じて多部ちゃんの出番の少なさを許してほしい。

若い人に受けそうな恋愛もので、舞台も仙台中心部でなかなかイイ感じです。10年前って設定ならまださくら野百貨店も健在だった頃なんだなぁ… とか思ってしまう。できれば冬の雪景色もみたかったですね。
出演者の多くが子役の頃から有名だった役者で演技も深いものがあります。役者だかプライベートのそ出会いも劇的だったりするのだろうか? いきなりアンケートを快諾してくれた人が多部ちゃんだったらびっくりするよなあ。
なかなか良い作品です。

見えない目撃者

Filed under: - dekaino @ 21:06 このエントリをはてなブックマークに追加 荀�������������のはてなBookmark被リンク数

見えない目撃者を観ました。韓国映画BLINDのリメイクだそうです。元警察官で後天的に視覚を失くした女性がたまたま接触した不審なクルマについて事件性を感じ、警察に通報するところから始まる事件の物語です。
盲導犬のシーンはよく撮れています。素晴らしい。しかしケータイで動画通話してるシーンはリアリティがない。地下鉄のような電波が薄い場所でそんなことできるのかね? そして本作は推理ものとか刑事ものではなくて、基本ホラーです。R15です。ばりばり出血しますし、視覚がないところに敵が襲ってくるという怖さがまさにホラー。大型洋館で刃物を持った異常者に追っかけまわされる系ですよ。吉岡里帆が襲われちゃうー。でも主人公も車運転したまま足元に落ちた小物を拾おうとして事故るとか、警察官としてわきが甘すぎ。横着しないでちゃんと路側にクルマを駐めてから拾おうな。

謎解きよりホラー要素がすごい作品です。

トールキン 旅のはじまり

Filed under: - dekaino @ 20:56 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���㏍�� ���������障��のはてなBookmark被リンク数

トールキン 旅のはじまりを観ました。あの指輪物語のJ.R.R.トールキンの半生を描いた作品です。
父も母も失いロンドンに出てきたトールキン兄弟。後見人の神父の支援のもと、なんとか奨学金を得てオックスフォード大に進学、言語学を学びながらも第一次世界大戦に兵士として参戦するあたりがメインの話です。
基本的に史実にそった展開だと思います。孤児という身分なのに名家の指定が多い高校や大学で学ぶ時の軋轢や友情が描かれます。いかにもイギリス文化な描写も多い。トールキンはやはりイギリスではアングロサクソンではない響きのファミリーネームと受け取られるようです。最初はトールカインって読まれてるし。同じ下宿で育った女性エディスがまた薄幸のツンデレっぷりでこういうのイギリス人は好きなんでしょうなぁ。ラブロマンス要素も十分あります。

ただ、淡々としすぎていてアクションは乏しくそういう意味で娯楽作ではないかもしれません。文学を楽しむ心が必要な映画です。

記憶にございません!

Filed under: - dekaino @ 20:28 このエントリをはてなブックマークに追加 荐��吟���������障����!のはてなBookmark被リンク数

記憶にございません!を観ました。ある日、内閣総理大臣が投石を頭に受けて記憶喪失になってしまうという、三谷幸喜のコメディ映画です。
2019年の政局からすると首相をバカにする噺家と思いきや、実は首相は頭がいいんですね。そういう話です。しかも、これは現政権の批判映画ではないとするために、いろいろ防衛策が打長けれてます。本作。明らかに平成の前半の話なんですね。だってみんなケータイがガラケーなのよ。誰もスマホを持っていないしtwitterもない。あって某巨大掲示板くらい。明らかに20年は前の話。少なくとも原発が水蒸気爆発なんかしてない頃のまだまだ余裕があった頃の日本の話なんです。
三谷作品なので、とくにん役者本位で遊びまくってます。コメディとしては大変に楽しいです。ただ政治ドラマとしてはかなり浅い。もはや政治的にキワドいネタはできない時代なのかもしれません。
トランプを揶揄するネタもないです。つーか米大統領は女性だし、シン・ゴジラの石原さとみの大統領補佐官よりは、木村佳乃の女性大統領の方がマシでした。そこだけはスゴい。

とにかく政治的には無色透明の政治性のないギャグしかない政治コメディ。薄味過ぎてビックリな作品なのです。これが忖度ということなのか…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

Filed under: - dekaino @ 20:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟�鴻�祉�≪���潟�祉�≪�祉�帥�ゃ���祉�ゃ�潟�祉��Ù������のはてなBookmark被リンク数

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドを観ました。1969年の映画やテレビドラマの街ハリウッドを舞台にした話です。部隊の主軸となるのはシャロン・テート殺人事件。50年前の話なので今では知らない人も多いですが、当時は犯人不明の有名芸能人殺人事件として大変なゴシップネタとなり、その後犯人が判明した後もずっと世間を騒がせていた事件です。
フィクションキャラクターである落ち目の西部劇スターと専属のスタントダブルのペアをディカプリオとブラピが演じ、落ち目なのにとてもダンディーな役者魂を見せてくれます。彼らを軸に同時のハリウッドの風俗を生き生きと描き、そして殺人事件へとつながる不穏な流れにドキドキさせられます。

50年前に若かった60代から70代の人には直撃の映画です。いわば三丁目の夕日のハリウッド版みたいなもの。同時期にアポロ11号が月への有人飛行を成功させていますが、それについてはガン無視なのもタランティーノっぽいところではあります。

時代なのかがんがん酒タバコ、そしてLSDや大麻がばんばん出てきます。ヒッピーは半グレ的な扱いだったのだなぁ。老人向けなんだけどすごくポップで面白い映画です。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -

Filed under: - dekaino @ 17:37 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�<�ゃ���������祉���眼�<�若���若���� 紊�篌� - 羂檎����������荐�篋阪就 -のはてなBookmark被リンク数

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -を観ました。とてつもなく副題長いですね。例の放火テロでとても有名になってしまった京都アニメーションです。本作はあの事件の前日に完成したそうで、製作は事件の影響はちゅく説は受けていないとのこと。ただエンディングのクレジットに関係者全員の名前を載せるという異例の措置が取られたのでした。

話はテレビシリーズにも絡む外伝的なストーリーで、お嬢様学校で王室にも顔が利く有力なヨーク家のお嬢様を主人公のヴァイオレットが教育するという話です。同窓にランカシャー家のお嬢様もいてかなり敵対的な態度。これはこのまま薔薇戦争まで発展して映画ならではのバリバリアクションを見せるのかなと思ってたら、なんか実はいい人でした的オチで紛争回避。アメリカドラマでよくありがちな養子モノのお涙頂戴ストーリーで決着。まあ新鮮味はないですが真面目に作られた作品です。

2019/9/14 Saturday

二ノ国

Filed under: - dekaino @ 11:04 このエントリをはてなブックマークに追加 篋����修里呂討�Bookmark被リンク数

二ノ国を観ました。レベルファイブの同名ゲームが原作ですが遊んだことはありません。設定はゲームと似ているがストーリーは映画オリジナルらしいです。

レベルファイブ作品らしく売れた映画を研究してマーケティングしまくってる感がありありとみてとれます。そのせいかクオリティは高いアニメーション映画になっていますが、どこかでみたような新鮮味がない作品だとも言えます。とくにヒロインの声が声優ではない有名女優(永野芽郁)が演じて違和感バリバリなとことか、そんなのジブリ映画の悪いところを真似しなくてもいいんだよ。主役の山崎賢人は違和感ないのになあ…

異世界描写はゲームの設定を踏襲しているのだろうけど、いまいち劇場作品としては弱い感じで、もうちょっと日常に密着したところで異世界感は出せないのかなとは思いました。ちょっとした雑貨が違うだけで異国感は出るんだよね。傘とか灯りとか皿とか食器とかね。大道具系だけ異界なのに生活雑貨が現実世界と同じだから白けてしまう気はする。センス・オブ・ワンダーのスピリッツがないのはレベルファイブの特徴の一つだからしょうがないと諦めるしかないかもです。

お金はかけていて品質も高いのですが、いろいろ気になるところも多い。ある意味でとても美味しい作品だと思います。

ダンスウィズミー

Filed under: - dekaino @ 10:47 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟�鴻���c�冴���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ダンスウィズミーを観ました。矢口史靖監督最新作です。矢口作品はいわゆるある業界を徹底的に取材してからシナリオをつくるので、ダンス業界のドキュメンタリーとしても興味深い内容になっています。
いつもの「本当に自分がしたいことに気づけていないまま惰性で生きてる」人が主人公で、「偶然のきっかけでふりかかる災難の中で自分のしたいことを見つける」っていつものストーリー構造で、本作も矢口映画の王道となっております。

主役の三吉彩花もキレッキレに踊りまくります。ただ難を言えば一流企業で働くシーンがあまりにもステレオタイプでつまらないところですかね。いくら何でも令和の時代にあの同僚女子たちはおかしいよなー OL進化論じゃないんだから。

巧みなことに、実際のシーンの本人の妄想内のダンスシーンがうまく混在しているので、そういう穴が見えにくい構造にはなっています。あれはあくまでも妄想シーンだから!!! で強弁すればOK。
催眠術を解いてもらうために怪しい催眠術師マーチンを追いかけて東京からどんどん北上するロードムービーなのですが、いくらなんでも今の時代SNSを駆使すればあっという間に次の公演会場がどこかわかるでしょう。借金取りから逃げているために偽名を使ってるから検索エンジンでヒットしないなんて小細工しても、いまどきSNSで写真上げればあっという間に特定されますよ。会場の旅館の中居さんですら知ってる次回公演会場なんてつぶやかれまくりよ。
TikTok系も出てこないあたり、やはり時代設定が20世紀な感じは否めないです。ダンス局の選挙区も懐メロばかりなんで、これはあえて狙って年配者をターゲットにしたマーケティングしてますね。

三吉彩花も老人受けしそうな女優さんだしね。
いつもの矢口映画のクオリティに達している焚く品です。もし映画館でみるなら音響設備がよいところで観るのをお勧めします。

2019/8/24 Saturday

ペット2

Filed under: - dekaino @ 14:04 このエントリをはてなブックマークに追加 ������2のはてなBookmark被リンク数

ペット2を観ました。前作のペットも観た記憶はあるのですがblog記事にはしてないようですね。本作は前作の直接的な続編となります。マックスの飼い主ケイティとデュークの飼い主チャックとの間に息子リアムが生まれ、マックスはリアムの世話に大忙し。相変わらずアパートの他のペット達もいろいろ騒ぎを起こしていきます。

こんかい幼いリアムという新しい要素、そしてニューヨークから離れて親戚の農場に遊びに行くあたり、いろいろ新機軸が盛り込まれていますが、どこかしら小ネタを集めただけでこれぞ劇場作品というインパクトはありません。よくある劇場作品のスピンオフのVシネマ的な作りです。
まあ 牧羊犬のルースターはニューヨークにはなかなかいないかっこいい犬だし、悪役のセルゲイもキャラが立ってました。しかしどうしてアメリカの映画やドラマのサーカス団は鉄道で移動するんでしょうかねえ。いまどきトラックで移動じゃないの?

子供向けとしては悪くない出来の作品です。

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

Filed under: - dekaino @ 13:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �����眼�潟�����鴻�������≪�祉�鴻���若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ドラゴンクエスト ユア・ストーリーを観ましたよ。世間では非難轟轟のようですが、自分はものすごく納得しました。良い作品です。
自分は断然フローラ派ですが、本作の主人公はビアンカを選んでしまいます。そのゆがんだ選択がなぜなされたか、意志に反して選択させられる理不尽さの理由が明快になるすばらしいオチなのです。
だいたい怒ってる人は普段から世の中を疑いもせず、流れに乗っているだけの人なのではないの? むしろ世の中の嘘にうすうす気が付いているのにあえて目をそらしているというか、スマホゲーでガチャひくだけで満足してるような底の浅いゲーム観なのだろうか?

堀井雄二がこのシナリオを認めたのもよくわかるし、むしろ堀井好みの話だと思います。
そもそもエニックス自身がドラクエの二次創作作品を粗製乱造しまくって日銭を稼いでたわけで、いまさらこの程度のメタフイクション落ちでガタガタ言うなっていうことです。

2019/8/8 Thursday

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer

Filed under: - dekaino @ 11:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 篁��≪���ゃ���若�吾���� Over QuartzerのはてなBookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzerを観ました。騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ! 恐竜パニック!!の併映作品です。

令和元年に平成ライダーを総括。まったくまとまりのない平成ライダーを一つにまとめてしまおうとするQuartzerという謎の集団とジオウとその仲間たちがガチで戦います。それだけでなく平成ライダーやその他の派生ライダーも出てきます。非常に盛り上がる熱いストーリーです。昭和ライダーの大ショッカー とかのしょぼい悪者軍団の比ではないのです。これは時代が移り変わる瞬間にしか成立しない映画なのです。
もちろん、次ライダーの令和初ライダーの仮面ライダー01もお目見えします。どうやら太陽電池で動くわけではない模様。

サプライズライダーとしてのノリダー登場はびっくりしましたが、いまや売れっ子俳優になったチビノリダーはどうなったのかね。マンガ版ライダーより重要なんじゃね?
とはいいつつも、平成ライダーユニバースを形成するようなどでかいスケール感はとてもよいです。
本作を観ないと平成は終わらないぜッ

騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ! 恐竜パニック!!

Filed under: - dekaino @ 11:10 このエントリをはてなブックマークに追加 薑��腴��������ャ���純���吾�c�� THE MOVIE �帥�ゃ���鴻������! ��腴���������!!のはてなBookmark被リンク数

騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ! 恐竜パニック!!を観ました。毎度毎度タイトル長いよ。劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzerの併映となります。
恐竜滅亡の原因となった隕石落下直前の時代にリュウソウジャー達がタイムスリップってお話です。
いかにもなストーリーですが、やはりタイムスリップものはもえます。タイムパラドックス的なノリは子供受けもよいのです。ここでやらないと地球滅亡感が簡単に演出できますからね。
ついでに、なぜか森田涼花も出演しているのでとてもお得な作品です。

戦隊劇場版として十分な出来の作品です。

アルキメデスの大戦

Filed under: - dekaino @ 10:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���㏍�<���鴻��ぇ�Δ里呂討�Bookmark被リンク数

アルキメデスの大戦を観ました。連載中の人気漫画の実写映画化です。帝大中退の天才数学者が海軍の主計局左官になって活躍する話です。
原作では戦艦だけでなく艦上戦闘機の設計とか爆撃作戦の精密爆撃などで数学の知識を生かすのですが、本作では超弩級戦艦の建造費見積もりだけに集中されています。
お嬢様が単身大阪にきたりストーリー的に穴は多いのですが、すべて主役の櫂少佐を演ずる菅田くんの力量で面白くなるのです。変人を演じさせると説得力がありまくりで怖いです。いやあ菅田くんは本当に便利だなあ。
冒頭の大和沈没シーンはストーリー上不要なんですけど、撮ってみたかったってことなんでしょうね。監督へのご褒美。よくできています。でもよくできているだけかも。

大和ファンと菅田ファンにはたまらない映画です。

2019/8/6 Tuesday

天気の子

Filed under: - dekaino @ 15:04 このエントリをはてなブックマークに追加 紊�����のはてなBookmark被リンク数

天気の子を観ました。もはや時の人である新海誠監督脚本の新作映画です。

賛否両論ある作品ですが、自分の感想は…

とにかく帆高って売れてないホストというかヒモとかダメンズの臭いがするんだよね。

1 とりたててイケメンではなく特技才能もない
2 かといって、女子にモテる努力しかしない 凪をセンパイと呼んでリスペクトするレベル
3 同情して自分を養ってくれる人を探し出す嗅覚が抜群
4 ビジネスのアイデアだけ出して実際に働くのは女 → あたかも風俗店で女を働かせるヒモのよう

離島出身の売れないホストと、両親を亡くし幼い弟を養うために風俗店で働く嬢のラブストーリーを、新海マジックでキラキラにするとこうなったって感じ

それから終盤の陽菜ちゃんの制服姿、実はあれは職場のコスプレ衣装で、帆高を喜ばせるために着てきたって設定だったりしないのかな? それならメチャクチャ納得なのだが。あの世界は彼女をマトモに学校に通わせてくれるくらい優しいとは思えないのですよ。バーニラ バニラ バーニラ♪

海水面が上がったのか、陸地が沈んだのかわかりませんが、東京湾のウォーターフロントは壊滅。
つまり青海の通信センターも死、フジテレビ社屋も死、それどころか沿岸の工場とか発電所も壊滅的被害を被っているでしょう。第二新東京市を作らないとヤバいレベルなんだろうな…とかSF的視点で思わされますが、とりあえず日本の緩慢なる衰退を暗示して終わる後味の悪さが心地よい作品です。

2019/7/28 Sunday

アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲

Filed under: - dekaino @ 11:26 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�ゃ�≪�潟�祉�鴻����/膃��絽��純����茱欧里呂討�Bookmark被リンク数

アイアン・スカイ/第三帝国の逆襲を観ました。あの2012年公開のアイアン・スカイの続編ですよ。前作の劇中では月面ナチの地球侵攻は2018年の出来事なのですが、その2018年になって続編が出てきてしまったのですよ!

前作の最後で地球も月面基地もほぼ壊滅したはずなのですが、どっこい月面基地に生き残りが1000人くらいいた。そこにロシアからナチの宇宙船を改造した避難民が合流。しかしもう月面基地も資源も人材もなく限界で、このままだと死を待つばかりって冒頭から、レプタリアン(リザードマン? 竜人間?)との戦いを黒広げるハチャメチャな話です。
なんと今までの人類史の極悪な僭主や独裁者たちはみなレプタリアンが変装していたという設定。いろんな有名人のソックリさんが勢ぞろいです。もちろん前作に出てたヒトラーさんもいますが、ほかにサッチャーとかプーチンとか北の将軍様とか、似てるのから説明されないと分からないものまで勢ぞろいです。

そしてCGシーンもなかなか頑張ってます。もう地球文明は滅んでいるので、前作のようなオタクネタはAppleのジョブス関係だけ。なぜか宗教団体のジョブス教団だけはしぶとく月に居残っているのです。

さあ 唱えなさい Think Differentと

トイストーリー4

Filed under: - dekaino @ 11:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�鴻���若����4のはてなBookmark被リンク数

トイストーリー4を観ました。今年の夏休み映画で一番お勧めです。4作目でダレそうなところなんですがシリーズの中でシナリオはいちばん出来がいいと思います。子ども視点ではハラハラドキドキのアクションが楽しいし、ハイティーンなら人生の選択というメッセージ性が心に刺さるでしょう。

元はゴミでも必要とされればそれはかけがえのないモノになるんですよ。
そしてウッディーが一大決心をします。続編は作れなくはないけれどかなり毛色の違ったものになりそう。

なお、ピクサー恒例のショートおまけムービーは今回はありません。一本勝負です。

2019/7/21 Sunday

ミュウツーの逆襲 EVOLUTION

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ミュウツーの逆襲 EVOLUTIONを観ました。
言わずと知れたポケモン映画の原点 ミューツーの逆襲のリメイクです。
なんと脚本が旧作のままの首藤剛志名義のまま! これはかなりすごいことですよ。まさか2019年にして首藤剛志脚本の新作映画が作られるとは思ってもみなかった。スタッフのリスペクトの強さが伝わってきます。
作画がCGになって豪華になっただけで基本ストーリーラインはほぼ同じ。尺の長さも中編と言っていいくらいの短さ。なのにインパクトあるんですね。
ポケモンとは何かという哲学的な疑問に正面からぶつかっただけある骨太の作品です。
旧作を観たことがある人も知らない人も楽しめます。

ダイナー

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ダイナーを観ました。殺し屋専門の料理店という設定。オオバ カナコという大馬鹿な娘がヒロインで、玉城ティナが演じます。メイド服の玉城ティナがあの手この手でイジメられる倒錯的な映画なのです。監督は蜷川実花。いかにもな作風です。

基本はマフィアの幹部たちの勢力争いと、勢力争いから一線引いて料理人をやっている主人公ボンベロ(爆弾男?)の絡み合いのドラマです。藤原竜也が演じるボンベロはボンベロで舞台演劇的な過剰な演技が面白いです。
「俺はここの王だ」と宣言するあたりあかにも舞台演劇なのです。CG犬 菊千代もかわいい造形です。

派手なアクションと玉城ティナのイジメられっぷりで十分おなかいっぱいの映画でした。

2019/7/14 Sunday

新聞記者

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新聞記者を観ました。真相を暴こうとする新聞記者と世論を操作しようとする内閣調査室の職員の話です。どこかで聞いたような政治権力がらみの醜聞がたくさん出てきます。
リアリティがあるようでないようで、いろいろ面白いのですが、現代日本のマスコミと政権の批判の役割はきちんと果たしていると思います。なぜかシネコン最大手のTOHOシネマズは上映しないみたいですけどね。
昔の東映ならこの手の社会派ものをすすんで撮ったんでしょうけど、いまは大手はどこも及び腰ですね。
客席はかなり埋まっていて商業的にも成功だと思います。参院選の結果次第では上映スクリーン数が増えるかも知れませんね。

スパイダーマン: FAR FROM HOME

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スパイダーマン: FAR FROM HOMEを観ました。こんどはヨーロッパで修学旅行。高校生活満喫しまくりのイチャラブ映画ですよ。
もちろんマーベルユニバースでつながっている世界、トニー=スタークが死んでしまってどうしようと落ち込む高校生のピーターがMJといちゃいちゃやって立ち直る話なわけです。いやあニューヨークのMJは本当にイイね。シカゴのMJとは大違いです。そして悪役のミステリオがとてつもなくかっこよく、そしてダサい。素晴らしい出来です。でもリア充爆発しろ映画でもあります。

ピーターがまじ可愛いので必見です。

きみと、波にのれたら

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きみと、波にのれたらを観ました。とてつもなく両想いいちゃいちゃアニメであります。湯浅政明監督のぐにゃぐにゃ動く手描きアニメでだらだらとイチャラブシーンを流し続けるわけです。コーヒーもオムライスも上手に作るんですよ。そろそろ観客も「リア充 爆発しろ」と思い始めた頃合いに彼氏が事故死するわけです。うわビックリ。この前半までが話の導入部で後半からが本番なのですよ。

残されたヒロインは超傷心モードですが、なんだかんだで超常現象的に死んだ彼氏の霊みたいのが出てきてちょっと幻覚みちゃってるの??って 領域に入っていきます。
なんだかんだあって、悪者の違法花火打ち上げパリピ―が捕まり、彼氏の霊も未練パワーを使い切って天国へ行ってハッピーエンドっぽい終わり方ではあります。
でもラストシーンの数日前は一周忌やったと思うんだよなー。そこら辺の話が全然出てこない。結局彼氏の両親も出てこないあたりがやや不満です。

人の心がハジけたあと、ゆっくりと1年かけて立ち直っていく様子をていねいにていねいに描写した作品です。

2019/7/7 Sunday

ザ・ファブル

Filed under: - dekaino @ 12:16 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉���<����里呂討�Bookmark被リンク数

ザ・ファブルを観ました。ヤングマガジン連載の人気漫画が原作です。もちろん私も原作が大好きなのですが、映画化した本作も好きです。
劇場版ということで、かなり設定が原作と違っていますが、これはこれでありなのです。
特にキャンプのサバイバル生活とか、原作では大人になったファブル(佐藤アキラ)がおつきのチンピラ連れて山にこもったりして、これはこれで楽しいシーンだったのですが、劇場版の子役を使った回想シーンも悪くないです。尺の節約にもなるし、原作愛にあふれた脚色と言えるでしょう。これまた子役が巧いんだよね。まじでいいシーンです。
ヨウコを演じる木村文乃もいいですね。90年代のVシネマだったら石野陽子やってそうなハスッパなお姉さん。酒も強いし男をたらしこむし、そして格闘も強いってかっこいいお姉さんをきっちり演じます。岡田准一もいいけど木村文乃もいいですよ。山本美月のミサキちゃんもイメージより背が高いけどまあまあイケてます。
悪役もみんなひとくせふたあってキャラが立っていて楽しいです。バイオレンスアクションとしての質はとても高いです。つーか、岡田准一脱ぎまくり裸族生活しまくり。女子ファンへのサービスなんですか?

もうひとつ言うと、自分はサンマの骨とかケンタッキーの骨をバリバリ食う派なんだが、「ふつう」じゃない扱いされていて衝撃を受けましたよ。いや多数派とは言わないが、ふつうにいるでしょ。みんなカルシウム足りないよ。骨食えよ

まあそういう楽しい作品です。見どころいっぱいです。

海獣の子供

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海獣の子供を観ました。難解と言われていますが確かに難解。難解というより納得感がまったくないまま話が進んでいく感覚です。
原作のマンガは読んでいなかったの照すが、1巻だけ無料公開されていたので無料分だけ読んでみました。原作を早回しで映像化したので説明不足になっているのかなと思っていたのですが、劇場版は原作マンガを忠実に再現していました。省略も不可情報もなくほぼ忠実な再現。ハンドボールの練習シーンとかもそのまま。しかも原作マンガだと置いて行かれる感がないのです。本作を観たときの「わけわかんないよ 」感覚がなく、むしろジャンプとかの異能力バトル漫画ぜんぜん頭にすっと入ってくる。舞台の新えのすいとかリアルに描かれてるだけあって違和感がないのです。
どうして劇場アニメだと難解になるのだろう? たぶんストーリーが進むペースの演出ですね。マンガなら読者のペースで読み解きながら進むわけですが、アニメのペースはかなり早くて理解する前に新展開が発生してもうついていけないわけです。少なくとも書かれていない行間を読んで背景を推測するような暇はないのです。

原作を再現している点では点数高いですが、劇場策としての演出ペースコントロールには失敗している感じですね。すごい熱料理作画なだけにもったいない感じがします。監督の渡辺歩はベテランなのにどうしてこうなった? ですね。何回も何回も原作を読みこんだ人がターゲットって考えたのかなぁ? ドラえもんなら説明しなくても設定を観客みんな知ってるわけだしね。

原作をあらかじめ読むか、リピーターとなって何回も本作を観るかしないと理解は難しい詰作品です。

2019/6/22 Saturday

実写版アラジン

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実写版アラジンを観ました。アニメ版と同じくみーじかる仕立てですが、かなーりインド映画の要素が入っています。特にアラジンが王子に化けてパレードで都に入城するシーンはまさにインド映画。おつきのパレードの人々がみんなキレッキレに踊りまくります。もちろんエンディングクレジットでは善玉役悪玉役ご一緒に踊りますよ。ちょっと短いけどね。

ストーリーそのものは前作はほぼ変わらずそのままなぞっています。とはいっても前作はもう30年弱前だから今の子供たちはよく知らなくて当然。十分楽しめると思います。思えば前作は手描きでぬるぬる動くディズニーアニメだったんたよなぁ。いまのようなCG全盛アニメとは味が違うけどそれがよかったのです。

ジニー訳のウィル=スミスがやはりいいですね。サイコーです。

COLD PURSUIT (スノーロワイヤル)

Filed under: - dekaino @ 6:19 このエントリをはてなブックマークに追加 COLD PURSUIT (�鴻���若�㏍���ゃ�ゃ��)のはてなBookmark被リンク数

COLD PURSUIT (スノーロワイヤル)を観ました。原題を直訳して「冷たい追跡」とか、少しひねって「冷酷な復讐」の方がいい邦題だと思うのですが、何を思ったかロワイヤルですよ。ロワイヤル。べつに無差別乱戦なんかしてないんだけどなー
ノルウェーの息子を殺された老父の復讐をベースとしたブラックコメディ映画をアメリカ文化に焼き直してリメイクした作品です。実際の撮影はカナダで行われたとこと。

アメリカの悪い文化がふんだんに出てくるんだけど日本でわかる人って少なそうではあります。笑いどころがわからなくてもアクションが派手なので十分楽しめると思います。

ファンタジックリーグとかいう仮想ゲームの結果でギャンブルとかいうネット文化、自分はアメリカの老人に人気なドラマNCISで若手がお渋い老ボスにいまどきの文化を教えてあげる文脈で出てきたのを知ったけれども、日本のバチスロあるるようなカジュアルな合法違法のはざまギャンブルなんでしょうかね。妙にポップカルチャーと融合してるのもいい。しかし基本の悪いことはドラッグなんだけれども、先住民の利権やらいろいろ絡んでて複雑で面白いです。
reservationのホテルの部屋予約と先住民の保護(隔離)居留地のダブルミーニングのいちゃもんつけがいかにもヤクザっほくてよいです。北野武のやくざ者に通じるチンピラ文化に通じる。

もちろん息子を思う親の愛やドラッグ組織のボスとその幼い息子の話とか親子愛の観点でも楽しめる映画なのです。

2019/6/9 Sunday

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

Filed under: - dekaino @ 19:50 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�吾�����㏍�潟�違�祉�����祉�≪�潟�鴻�帥�若�困里呂討�Bookmark被リンク数

ゴジラ キング・オブ・モンスターズを観ました。東宝怪獣たちの全力プロレスをハリウッドが真面目にA級映画の製作費で作ってしまった逸品ですよ。
ラドン(イングリッシュネームはRodan)やモスラ、そしてキングギドラも登場します。そいつらが酔ってたかって大暴れ。素晴らしいです。特にキングギドラの悪役っぷりがしびれます。モスラのゴジラへの愛もすごい。映画製作者のモスラへの愛もすごい!!

さぁて 大変なことになってまいりましたぁぁ
みなさんお待ちかね。今回の #ゴジラ映画 は…
戦って! 戦って! 戦い抜いて! 最後まで勝ち残った者が「#キング・オブ・ザ・モンスターズ」の栄光を手にすることができるのです!!!
それでは ゴジキン レディイイー ゴー!!

ゴジラ愛にあふれる超大作です

主戦場

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主戦場を観ました。慰安婦問題で異議を申し立てている歴史修正主義者のドキュメンタリー映画です。右翼論客が騙されて撮影されたと訴訟沙汰にしたことで効果は抜群、ヒットしているようです。

私は6月1日に観たのですが映画の日で安いせいか客席はほぼ満席、大変盛況でした。
騙された騙された、言ってるのでそんなにひどいのかと思いましたが、実はそんなに過激でもない。たぶん日本の歴史修正主義の人が巣のままで本作をみても、自己の主義主張に疑問を覚えたり、考え直すほどのインパクトはありません。両論併記と称して敵陣営や元同志の裏切者も出ているのがムカつく程度ですね。だけど、米国ディベート文化の観点では圧倒的に歴史修正主義陣営の敗北の印象が強いです。特に歴史修正主義陣営のダブルスタンダードや、アンフェアを行動をとって恥じない態度は、米国の知識層にはとても嫌悪されると思います。マジ酷いレイシスト。これ米国知識層で話題になったら、歴史修正主義の人たちにとってはマズい感じではあります。

このまま総選挙に入ったら7月まで上映が続くロングランになるかもしれませんね。

プロメア

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プロメアを観ました。TRIGGERの今石監督の初の劇場長編アニメです。脚本は中島かずき。キャストも超豪華なのです。
とにかくスピード感バリバリで突っ走る映画で、止め絵がきれい系の今時のアニメではなく、独特な色彩とゆるく情報量を間引いたCG絵が新しくまたかっこいいのです。

そして、なぜか光子力研究所が氷の下にあった。次の瞬間、炎竜と氷竜がシンメトリカルドッキングしたんだ。パロディとかリスペクトとかチャチなもんじゃねえ。もっと根が深い執着愛の片鱗を味わったぜーー

誰が真のラスボスなのか、日本映画伝統の様式美「キャストの格でバレバレ」をそのまま貫いているので、もはやネタバレとかそういうのは関係なく、悪者っぷりを楽しんでほしい映画でした。

2019/5/31 Friday

空母いぶき

Filed under: - dekaino @ 20:44 このエントリをはてなブックマークに追加 腥堺����吟��のはてなBookmark被リンク数

空母いぶきを観ました。ビッグコミックで連載中のかわぐちかいじのマンガの映画化です。しかし原作とはかなり違う設定になっています。
原作の方は敵が中華人民共和国で尖閣諸島の紛争を題材にしたそれなりにリアルな話ですが、映画版は異世界ものといっていいくらいファンタジーでリアルの欠片もありません。そもそも衛星写真ひとつ出てこないのはおかしいし、敵勢力の考えていることがまったくわからないのです。東亜連邦(东亚联邦?)も声明ひとつ出さないし、捕虜になった兵士も一言も発しない。
本田記者
とにかくライトにするために実在の国名を排除し、敵兵の描写を極力なくしたのでしょうが、おかげでCG戦闘シーンだけが繰り返される謎の作品となってしまいました。本田翼だけが救いなのです。本田翼~

設定や脚本はクソだけどキャストはいい、典型的なテレビドラマ的な映画でした。

2019/5/26 Sunday

レプリカズ

Filed under: - dekaino @ 10:10 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������困里呂討�Bookmark被リンク数

レプリカズを観ました。キアヌ=リーヴスが主演かつプロデュースしたSF映画です。
人間の記憶をクローン肉体やロボットに移す技術の話です。いかにもありがちな設定とストーリーですが、変に説得力があるんですね。
キアヌが演じる研究プロジェクトリーダーのビルが主役でなく、同僚のエドの方が主役みたいに思えま。エドにどんどん不幸がふりかかることでストーリーが回っていくのですよ。容赦なく不幸の連続がどんどんふりかかる。一番の不幸はビルに秘密を共有できる友がエドしかいないこと。ビル友達少な過ぎ。エドまじ不運、かわいそう。
エドの不運は最後の最後まで続き、なぜかビルは案外ハッピーになってしまったり、かなりひどい話ではあります。まあエド役のトーマス=ミドルディッチにとっては美味しいですけどね。自役キャラの不幸は蜜の味。

クローンされた妻は肉体的には処女なのかな? と思いながらみてたら、劇中でもそういうセリフ出てた。ゲスい。処女膜はともかく、出産前の身体になるのは大きいかも。ピアスの穴とか永久脱毛も無駄になってしまうとか、いいことばかりでもないのかな。獲得免疫はコピーされないとしたら、ピアス穴どこめではない危険な話だ。まあ若返りの手段として高く売れそうではあります。

実は北米で公開されてから1年以上寝かされてから日本公開になった作品ですが、それなりにヒットしているようでよかったです。

2019/5/24 Friday

居眠り磐音

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居眠り磐音を観ました。佐伯泰英の連作小説の映画化です。原作はいくらでもあるので興行成績次第ではシリーズ化されそうです。

今回は主人公 磐音がどうして浪人となって江戸で用心棒になったかという設定を説明するようなストーリーです。いわばシリーズ最初の the Beginning モノですね。
かなりおカネかけてる感じですが、どうもテレビの2時間特番時代劇というつくりで映画っぽくないです。ちゃんと1時間たったあたりできれいに話が切れるようにもなっていて、これなら1時間枠 × 2 に分割して放送するのも容易でしょう。どこからみてもテレビ放送フォーマットを考えて作られた作品です。

磐音のいいなずけの奈緒が、武士の娘らしからぬ美貌の持ち主であったために、ある事件でお家断然で禄が亡くなった後に身を持ち崩していく様が、芳根京子の無機質な美形さで説得力を持たせています。今回ではとくにいいところがない奈緒で、たんに吉原の花魁大夫になりましたって設定説明でしかない役どころですが、続編が作られてシリーズ化されたならば、奈緒回もあるのかも知れません.

公開初日に観に行ったのですが席はガラガラでした。口コミでロングランとかしないと続編はないかも?
まあ時代劇は老人ウケがいいのでそれなりの数字は撮れるとは思うのですが、若者に人気を意識したキャスティングの割には寂しい感じでした。松坂桃李の人気おちてるの? シンケンレッドがんばってー

2019/5/12 Sunday

オーヴァーロード

Filed under: - dekaino @ 22:53 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�眼�<�若�㏍�若��のはてなBookmark被リンク数

オーヴァーロードを観ました。ノルマンディー上陸作戦の前後、ドイツが支配していた北フランスの片田舎にある古い教会でドイツ軍が行っていた秘密の実験の話です。戦争者であり、ナチスの科学力が作り上げたアンデッド モンスター兵士の話なのです。本当にJJエイブラムスの世代はこの手の第二次世界大戦の話が好きですね。コンバットのように小隊が協力して困難な作戦に挑戦するあたりも昔ながらなのですが楽しめます。
フランス娘のクロエ役のマチルド=オリヴィエがとてもよいです。男をうまくだまして戦時中を生き延びてきたのでしょうが、少なくとも見た目はすれていない感じがとてもよい。ハイチにルーツがあるのでフランス語が話せる黒人ボイス、彼の話すフランス語を上から目線で変な発音というクロエがとてもよいのですよ。フランス娘はこうでないとね。

名探偵ピカチュウ

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名探偵ピカチュウを観ました。ピカチュウとミュウツーの設定だけ旧作から引き継いで他の設定を練り直した感じ。首藤剛志が作り上げたポケモンアニメ世界とはかなり違うユニークな世界観になってます。
主人公ティムが育った街は左ハンドル右側通行でそのまんまアメリカの街ですが、ティムの父が探偵として活躍していたライム市は、みんながポケモンを相棒として持っている文化の土地で、道路も右ハンドル左側通行。細かいところが凝っています。
人語を話すピカチュウ、しかもすごい渋い低音の魅力ボイス。ピーカーとかぬるいことは言わんのですが、残念ながらティム以外にはぬるくピーカーとしか聞こえないのです。この新しい設定すばらしいのです。ロケット団が出てこないピカチュウ映画もありかな?と思いました。

ザ・フォーリナー/復讐者

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ザ・フォーリナー/復讐者を観ました。ジャッキーチェンとピアース=ブロスナンの共演の英中合作映画です。英題は"THE FOREIGNER"、中題は「英倫対決」。
元007のピアース=ブロスナンもジャッキーチェンも思いっ切りシルバー世代になってます。ロンドンで発生したIRA残党の爆破テロで死んでしまった娘の老いた父がジャッキー=チェンが演じる元米国特殊部隊の兵士のNgoc-Min Quan(関玉明)、娘の敵を取るために爆破テロ犯人を捜します。
ピアース=ブロスナンは元テロ組織だったIRAのトップで、いまは英国政府と和解して北アイルランド政府の副首相として政治活動をしているリーアム=ヘネシーを演じます。。リアンは元部下の跳ねあがりがしでかした爆破テロに激怒し、犯人探しをしますが誰がやったかわかりません。そこにMr.クァンがやってきて犯人を教えろといいますが、けんもほろろに追い返してしまいます。

まあ複雑な設定ですが、愚直に犯人探しを追い続ける優秀な老兵士と、政治力で組織をまとめようとするが翻弄される元革命兵士の老政治家の話なのです。アクションはきれっきれで、リーアムの甥でニューヨークでIRA支援活動しているショーンが英国に呼ばれ、ジャッキーチェンと戦います。
リーアムは戦闘能力も諜報活動の能力もイマイチではあるのですが組織のトップとして決断力はすごいものがあり、リーダーとはこうあるべきだなと思わされます。でも妻にも部下にも愛人にも騙されまくる凡人なんだけどね。

副総理というエリートと東洋から移民してきて屋台やってる底辺との対決がいかにも英国風ではあります。
政治 と 諜報活動 と 格闘アクション がよくできた作品です。

2019/5/4 Saturday

アベンジャーズ/エンドゲーム

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アベンジャーズ/エンドゲームを観ました。
バックトゥザフューチャーのように過去にさかのぼって歴史修正する過程で、過去作品の各ヒーローの過去の行動をもう一回見るというまさに総集編なサービスシーンが満載。しかも無差別に生命が半分にされたということで、アベンジャーズ達もチームの半分が消えてしまうことで、キャラ多過ぎ!問題も解決。すごく練られた設定です。
3時間を超える尺があってもあっという間です。
本作はアベンジャーズの完結編と宣伝されていますが、正確にはこれでアベンジャーズが解散というわけではないのです。もちろん、今までの総集大成であることは間違いありません。ただ、重要キャラが次々に卒業してしまうわけです。ローガン/ウルバリンが去ったX-MENほどではないにしろ、なかなかの戦力ダウンですが、フューリーが健在なうちは似たような集団が再び結成されることは既定路線でしょう。安心してエンドゲームを楽しむことができます。

2019/4/30 Tuesday

ハンターキラー 潜航せよ

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ハンターキラー 潜航せよを観ました。アメリカ海軍とロシア海軍の潜水艦アクションです。北米では興行成績が悪かったせいか日本でもあまり宣伝されていません。しかしなかなかよくできた映画なのです。
ロシアの大統領はプーチンとは違う対話志向平和志向の大統領、アメリカの大統領は女性大統領という仮想世界でのロシアのクーデター劇なのですが、攻撃型原潜とアメリカの民間(傭兵)特殊工作部隊が活躍するという、まあアメリカ人が好きそうな設定なわけです。もちろん勝利条件はアメリカに都合がいい状況に持っていくことで、ハッピーエンドになるんですね。ちゃんとお約束を守っているのに客の入りが悪いのは残念。やはり2018年はミュージカルや音楽映画の年だったのかも?

細かいことを言うといろいろ粗は見えるんですよ。特殊部隊の癖になんでヘルメットかぶらないの? とか、いくら何でも軍の重要施設がある軍港の湾内で原子力潜水艦を撃沈していいのか? とかね。原子炉つんでるんだよ。プルトニウムで海洋汚染されちゃってもいいの? とかアメリカ人は放射性物質の汚染に鈍感過ぎだよなぁ。最近は日本人もあえて見て見ぬふりしてる気もしますが。

ロシア海軍の潜水艦の艦長のアンドロポフがいい味出してました。よくできた潜水艦映画です。

バースデー・ワンダーランド

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バースデー・ワンダーランドを観ました。小説「地下室からのふしぎな旅」(柏葉幸子作)が原作だそうですが未読です。キャラクターデザインはロシアの人ということで、西洋から見た東洋人のイメージなのか、みんな目尻がつり上がっているあたりが特徴的です。

本作は主人公の小学生女子とその叔母さんの2人が異世界に行くというありきたりと言えばありきたりの物語なのですが、個人的に主要3人の女性キャラクターにまったく感情移入できないので楽しめませんでした。
戸建ての家で専業主婦をしていて庭にあるブランコに乗ってる料理が上手いキラキラしてる母親、その妹で実家をスピリチュアルグッズ店に改造して商売している浮世離れした叔母、小学校のイジメに消極的に加担している主人公、みんなクソですよ。そして異世界での経験で成長するというかキラキラ度が増すだけなんですね。
キラキラしてて地に足ついてない感じがどうにも耐えられません。

主人公一家の浮世離れした生活を支える父についてはまったく出てきませんしね。どうも25年前に母は実家から異世界に行っているようなんですが、だから何だという感じ。

叔母さん ああいう生活でスピリチュアル沼に浸っていると男性の縁ははヒモを飼うしかないだろうと思っていたら、案の定ヒモ候補といい感じになって笑えました。バイオリンで飯が食える男は万に1人だし、スピリチュアルグッズを買いに来て押売りされて折れるような男は絶対紐にしかなれないわー

本作は確かにファンタジー映画ですが、異世界がファンタジーというよりは 女3人の生き様がオカルトでスピリチュアルな意味でファンタジー作品なのです。

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~

Filed under: - dekaino @ 20:13 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉�������潟�����<�������医���茵���Ù�宴�若�� ��紊宴������儸������のはてなBookmark被リンク数

映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~を観ました。タイトル長いですね。マッドマックス リスペクト満載の予告編で話題になった作品です。
予告編ではマッドマックスが目立っていましたが、基本ラインはインディージョーンズのパロディです。オーストラリアにまだやっていなかった新婚旅行に子連れできた野々原ファミリー。なぜか父ひろしが誘拐されてしまい争奪戦となるハチャメチャ系のいつものクレシン映画です。日本が冬でオーストラリアは夏とか細かいところに気を使ったる割には、犬のシロもちゃっかりついてきてたり、いろいろ無茶してますが、まあまあ楽しいです。
特に楽曲が結婚式定番曲のカバーになっているのが楽しい。親も子供も楽しめるファミリー映画だと思います。

2019/4/28 Sunday

キングダム

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キングダムを観ました。ヤングジャンプ長期連載のマンガが原作ですが、名前は知っていましたが読んだことはありません。基本は秦王政が始皇帝になるあたりの話ということは知っていました。

こういう中華映画や中華ドラマの日本語吹替でありがちな話ですが、人の生を耳で聞いてもどんな感じだかわからずに混乱します。日本語の漢字音は同音異字が多すぎだからね。
セイが政なのはわかりましたが、ヒョウとかシンとか初登場の時はまったくわかりませんでした。まあシンはたぶん秦の将軍の李信なんだろうなとは想像できましたが、影武者ポジションはヒョウは歴史に名が残った人物ではないのでまったくわからず。最後のクレジットで漂と出てました。漂かよー なんかイメージ違う。てっきり 鏢 かと思ってました。鏢は護衛という意味があって音がヒョウだからね。全然漂泊してないのに漂とは謎だ。ドリフターズかよ!? ショウブンクンも昌文君と気づくまでには時間がかかった。できれば感じのテロップ出してほしい。

アクションとか舞台セットはなかなかに頑張っていたと思う。特に信と漂が育った村はまあまあの出来。だけど都市部が表現がまったくないのは寂しかった。まるで咸陽城が王族と官僚と軍の士卒しかいないかのような表現はどうなの? 都市住民やら商人やら出てこないのは当時の風俗表現としてはイマイチだと思います。

まぁ、ガッチガチの時代考証をしないなんちゃって始皇帝ものとしては頑張っている方だと思います。ほとんどのキャストが日本人でもまあまあ気にはなりませんでした。これなら中国でも売れるんじゃないかなぁ?

けっこう観客は多かったのでもしかして続編やるかもですね。

2019/4/14 Sunday

映画ドラえもん のび太の月面探査記

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映画ドラえもん のび太の月面探査記を観ました。
なかなかおもしろかったです。
どこでも出てくる仮面をした赤い服の人が敵。
ゴダード

今回ゲストキャラが10人を超す上にきっちりキャラ付けされているので、群像劇的なところはあります。
つーか、ルカ姉はスネ夫の性癖に大影響およぼしてるよね。もう一生ウサギ耳の女性しか愛せないとか。

ちなみにこちらは沖縄産のウサ耳女の玉城ティナ。
みみより情報 玉城ティナ

ただしSF考証的には穴だらけかもしれません。
特に最後のオチは???ですよ。異説クラブは異説バッジをつけたクラブ員以外の認識には影響与えないのだから問題解決にならないでしょうに。エスパイ達がバッジをバスしたとたんに元に戻るでしょうし、最初からバッジを持ってない人には効果なし。匿うならロボット兵団とかの鏡像世界とか他にいくらでもあるだろうに。

それから、どこでもドアの修理代がいくらなのかちょっとだけ気になりました。修復ライトで簡単に直せるんだったらストーリー的に変なことになるしな。どう考えても穴だらけだわー。でもそういう穴を気にしない勢いで書かれた脚本だから、今までとはちょっと色が違う作品になったんだろうとも思います。

ダンボ(2019)

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ダンボ(2019)を観ました。実写のダンボです。わたしは最初に映画館で観た作品が1941年版のアニメのダンボ(と併映のシャーロットのおくりもの)だったのですが、旧作の設定を踏襲しつつまったく違う作品となっています。監督はティム=バートン。ティム=バートンらしい解釈がされているのです。

まず、旧作では象や子猿などサーカスの動物たちが普通にしゃべります。ダンボだけはセリフがない(ちょっと緘黙症的な表現かも知れない)。しかし、本作では動物はあくのでも動物、感情は持っているし、共感もするけれど、あくまでも人間の視点からみた動物という扱いなのです。そこで旧作でストーリーを動かすカギとなった猿は単なるイタズラ猿となり、曲馬芸人のホルトの子ども達がその役を担います。
時代考証もしっかりしていて、時代は1919年 つまりジャスト100年前、大陸横断鉄道で全米各地を巡業するサーカス団が舞台となります。曲馬はホルトが戦争から帰ってくるのですが、左腕をなくしていました(要は傷痍兵)。そして戦争中に妻もインフルエンザで死んでしまっていたのです。この戦争とは第一次世界大戦、ホルトはヨーロッパ戦線に出征していたのでしょう。当時100万人弱の米兵がヨーロッパら送られて戦いました。また妻が罹患したインフルエンザとは名前だけは有名な「スペイン風邪」です。アメリカを起点に全世界に流行して多くの人が亡くなりました。不必要なくらい考証ばっちりです。
この第一次世界大戦から世界大恐慌までの約10年間、1920年代はアメリカ経済がとてつもなく調子が良かった時代。明るい未来をみんなが信じられた夢の時代だったのです。だからこそドリームランドが輝いてみえたのです。

本作ではディズニー映画としては珍しいことに人が死にます。ダンボの母象のジャンボが公演中に暴れたことで、なかば自業自得的に観客の一人がテントの下敷きとなり事故死します。この事件のために母象ジャンボは売られてしまうのです。非常にシビアな設定ですが、たとえその動物に罪がないとしても人が死んだ事件の棋院になっていれば処分せざるを得ないという、人間社会の厳しさを的確に表現しているとも言えます。実際、薬殺死させずに売却だけで済ますのは温情的すぎるくらいです。サーカス団の団長は最初は金に汚い悪人のように表現されますが、団員たちの生活を守るためそうならなざるを得ないだけで、実は優しい人物なのです。

そしてダンボの空飛ぶシーンのCGもよくできています。まさにファンタジー。ダンボ搭乗前のシャボン玉のピンクの象の幻影シーンもなかなか美しい。正直ダンボがいなくてもこのピンクの象の投影だけで客が呼べるのではないでしょうか?

最後のオチも含めて明るい未来を信じるスピリッツがあふれていて素晴らしい映画です。まさに子供とみても安心な映画。

2019/4/13 Saturday

ビリーブ 未来への大逆転

Filed under: - dekaino @ 20:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�������ャ�吾��ぇ��荵△里呂討�Bookmark被リンク数

ビリーブ 未来への大逆転を観ました。
現職の米連邦最高裁判事のルース=ギンズバーグの実話に基づく伝記的な作品。
主に学生時代と大学教授時代に手掛けた男女差別の法の違憲訴訟について語られます。
原題は"on the basis of sex"、法律文によくある表現で「性別に基づいて~」のような意味ですが、要は男と女で別の扱いをする法律全般を示唆しています。

彼女がユダヤ人家庭の出であることが強調されています。ユダヤ人は娘に教育を含め最大限の投資をする風習があります。なぜならユダヤ人はユダヤ人の母から生まれた子でないとユダヤ人だと認められないから、ある意味で女系社会なのです。Jewish Prrincessという言葉があるくらい(同タイトルの楽曲もあるね)。早くに亡くなったルースの母、そしてルースの娘のジェーンのアメリカに住む3代のユダヤ女たちの生き様も語られているのです。

ルースがハーバードのロースクールに入学したときの式典でお偉いさんが「Harbard menは the rule of lawを守る義務がある」と演説していました。字幕ではthe rule of lawを「法のルール」と訳していましたが、これ 「法の支配」ってやつですね。法の支配は基本中の基本なんだなと。特に英米法の判例法体系ではとても重要なのでしょう。最近の日本では法の支配って言葉の意味が変質している気もします…

ベトナム戦争やってた1970年代の訴訟の話で、黒人の公民権の話ともかぶります。黒人の差別と男女差別 どう違い どう合理的なのか? アメリカの差別史の重要なエポックとなった訴訟をていねいに再現しています。
とにかくルースはすごい才女で、その才女でも当時のアメリカ社会では法律事務所に就職することはかなわないという、アメリカの女性抑圧の歴史を知るにも役立つ映画です。

特にアクションとかはありませんし、結果はわかりきっているのですが、それでも感動がある映画だと思います。

2019/3/31 Sunday

キャプテン・マーベル

Filed under: - dekaino @ 22:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�c�����潟�祉���若����里呂討�Bookmark被リンク数

マーベルのヒロインではなくて女性ヒーローのキャプテンマーベルの誕生およびアベンジャーズの設立秘話の話です。
時代は1995年のアメリカ。1995年のアメリカの風俗の再現度が高くて胸熱です。ある意味、三丁目の夕日とかバブルへGo!みたいな過去再現レトロ映画になります。

なんたって主役が地球に落下した場所がどでかいレンタルビデオ屋チェーンのBlockBuster(もう倒産してます)で、通信機を修理する電気屋RadioShackのロコが古いわけです。日本で言えば古いナショナルのロゴをつけた電気屋に匹敵。
RadioShack Logoナショナル ロゴ
ここらの1分足らずのシーケンスで時代が現代ではなく90年代前半なんだなって観客はわかります。

PCもWindows for Workgroups3.11でアナログモデム接続でNetscapeNavigatorでAltaVistaで検索ですよ。なんてレトロ!
ここで Sega GenesisとかDECのHinote Ultraとか出てきたら完璧だったのに!!
携帯電話出てこず 最新機器として双方向通信可能なPager(翻訳ではポケベル)が出てきました。クルマもみんな旧車。無駄にCG使いすぎです。

ストーリーは80年代の日本アニメみたいな、悪役側にも事情があって実は主人公側も正義ってわけではない感じがするんです。ガンダムの連邦とジオンみたいな感じ。まあそれでも人工知能は悪というアメリカ的な善悪基準はあるんですが。

ハートウォーミングな話でもあり、若いフューリーをサミュエル=L=ジャクソン本人が演じていたりなんかいろんな要素がごちゃ混ぜでいかにもマーベル映画なところが素晴らしいです。マーベル映画の中でもお勧めできる作品だと思います。

えいがのおそ松さん

Filed under: - dekaino @ 17:18 このエントリをはてなブックマークに追加 �������������障����のはてなBookmark被リンク数

えいがのおそ松さんを観ました。おそ松さんの完全新作ストーリー映画です。なんか観客席が妙齢の女子ばっかりでしたのよ。

高校の同窓会でいまだにニートであることがバレた六つ子がチビ太の屋台でやけ酒飲んだくれた次の日の朝、なぜか高校の卒業式の前の日にタイムスリップした6人… みたいな導入部、おそ松さんの設定では六つ子は20代前半なので5年前くらいなのでしょうか? ギャグテーストで高校時代のキャラクターたちがどんどん紹介されていきます。

女子高生のトト子
高校時代のトト子ちゃん マジ天使。つーか、たった5年足らずでここまでギャップあるのコワい。

やはり、女子向けを意識して寝られたストーリーなのです。高校時代にあれをしていたら という後悔とやってた場合のifがテーマとなっています。女性の人生で18才の高校生の頃はある意味絶頂期のひとつであるわけで、たとえスクールカーストの底辺でつらい思いをしていたとしても、何かしら行動をおことしていたら、年とった今よりは間違いなくどうにかなった可能性は高いわけで、ここらへんの後悔とかifへの怨念に近い思い込みはものすごいものがあるわけです。

たがらといって、第二ボタンください的なわかりやすい形じゃないのが、またストーリーが巧いのですね。映画オリジナルのゲストキャラの 同窓会に来なかった「高橋さん」がカギとなりミステリー仕立てで話が進みます。2時間弱の尺があっというまに過ぎてしまう演出はさすがです。

舞台設定がファンタジーでなくSF仕立てなのが 80年代っぽいです。まあどうせすぐネット配信されそうな気はしますが映画館で観ておくのもいいでしょう。

2019/3/30 Saturday

スパイダーマン:スパイダーバース

Filed under: - dekaino @ 16:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���ゃ���若����:�鴻���ゃ���若���若�垢里呂討�Bookmark被リンク数

スパイダーマン:スパイダーバースを観ました。いろんな次元のスパイダーマンがたくさん出てくるスパイダーマンのCGアニメ映画です。きほんは昔のかーとぅんアニメのスパイダーマンが基本世界で、次元に穴をあけようとする実験のせいで、基本世界のスパイダーマンであるピーター=パーカーが死んじゃってさあ大変、異次元からはたくさん変なスパイダーマンがやってきて大変って話です。

かなりギャグテイストな演出でとても楽しいです。敵のキングピンがすごく体がデカいでかいの一族なのに、小さいドアにするっと入ったり、なぜか電車の車両に入れたり、いわゆる手描きアニメのオバケ効果がふんだんに使われてて、とてもいいのです。
ヴィラン界のでかいの Kingpin
ヴィラン界のでかいの一族筆頭 キングピン。いくら何でもデカすぎやしませんか?
でかいのことはいいことだ!

主役は2代目のスパイダーマンとなる黒人の少年 マイルズ。彼はまだスパイダーマンとして目覚めてから日が浅く、力を自由にコントロールできないのです。彼の成長する姿が本作のテーマのひとつなのです。
予告編で使われていた画像は本編でもそのまま使われているんですけど、予想していたのとはまったく違う使われ方で、これはこれで面白いと思いました。とにかく期待を裏切ることに長けている作品です。もちろんいい意味でね。
スパイダーマン 最高! MJも期待を裏切ってシカゴのスパイダーマンのキルスティン・ダンストに似ないで、美形でよかったですよ。

運び屋

Filed under: - dekaino @ 15:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ���喝�のはてなBookmark被リンク数

運び屋を観ました。クリントイーストウッド主演監督です。原題は the MULE、muleはGNU emacsのi18n版ではなくてラバのこと。運び屋の隠語です。

朝鮮戦争にも米兵として参戦した経験がある老人がコカインの運び屋をやるというお話です。若い頃 Day lilyという品種の花の栽培をやっていてスペイン語にも堪能、ビジネスでは周りの人気も高い注目の的だったが、仕事中心の人間で家庭を省みず娘の結婚式もすっぼしたことから実の娘とは絶縁関係という頑固ジジイの話です。愛国者で正直な自営業者で不器用で家族関係に年代があり、犯歴どころか交通違反歴もないというある意味アメリカにいそうな爺さんが、自営業が傾いて家屋を借金のかたに差し押さえられたのをきっかけにコカインの運び屋に転業してしまうという話です。

最初は本人も何を運んでいるか知らないまま高報酬につられて運転していただけなのが、だんだん密売一味となかよくなり、何を運んでいるか理解して、それでも仕事を続け、黒幕のメキシコ麻薬王にパーティに招待されたり、いろんなことをやりつつ、最後には責任を取って家族との絆も取り戻すという話です。
ベイツ捜査官とアール=ストーン爺
大量のコカインを運んでいるのにまったく捜査線にひっかからない謎の運び屋を追いかける麻薬捜査官役はアリー/スター誕生でジャクソン役をやっていたブラッドリー・クーパー。この映画でも家族とはうまくいっていないようで、爺さんが追いかけている運び屋本人だとも知らずに、人生の先輩の助言っぽい説教されちゃったりして。間抜けな探偵DEA捜査官さんね。

派手なストーリーではありませんが、なかなか味わい深い映画でした。

2019/3/24 Sunday

宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち/第七章 新星篇

Filed under: - dekaino @ 0:05 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������ゃ����2202�����������/膃��腴� �井��膀�のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち/第七章 新星篇を観ました。最終章になります。やっと決着がつきます。
地球の危機は去り、古代進と雪の関係もそれなりに決着がつきます。白色彗星帝国や次元断層もちゃんと説明をつけられけて消されます。ヤマト世界が今後もつつけるために強すぎる設定は邪魔ですからね。そしてデスラーは生き残ります。彼はパチンコ文化が続く限り死なせてはもらえないのです。
左:古代進  右:島大介
それはともかく私が納得いかないのは島大介の扱いです。もう脇キャラ級の扱いの軽さに納得いかないわけです。彼は一応ダブル主役の片割れですよ。旧映画シリーズでは戦死してしまって多くのファンを泣かせた重要キャラなのに、なぜか古代がヤマトに残っているのを最初に発見する以外まったく目立つことのない空気キャラになされてしまっているんですか? ヤマト発進の時に遅刻するだけですか!? 真田さんとか佐渡先生はキャラが立ってるから何やってもいいんです。でも島は生真面目で情があつい以外にとりえがないわけで、ちゃんとストーリー上で重要な役目を与えないとダメなんですよ。

正直言って脚本家は島への愛が足りない。あ、脚本は福井か… それはもともと期待するだけダメかー
悲しいけどそういうことなのよね。ヤマトへの愛が 島への愛が 企画はじまった時点から足りなかったのねー
残念…

2019/3/23 Saturday

アクアマン

Filed under: - dekaino @ 23:50 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���≪���海里呂討�Bookmark被リンク数

アクアマンを観ました。DCヒーローの中ではイマイチマイナーなアクアマンを主役にした大作映画です。DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団では思いっ切り出オチ担当だった彼が大活躍です。サイボーグの008が主役はるような無茶な企画なのです。
アクアマン
ありがちな設定ですが海底にあるアトランティス王国の王女と地上の人間と男とのハーフの主人公が海で大活躍する話なんです。ヒロインも海の別の種族の王女様で、アクアマン本人は海棲生物と話ができる能力を持っています。海のトリトンになんとなく似てる気がしますが、トリトンのピンク色に光る短剣(オリハルコン)に比べて、アクアマンの武器の三又の鉾(トライデント)はすごくでかくて固そうで大人って感じなのです。基本ストーリーは伝説のこのトライデントを探すパートと、このトライデントで敵役の自分の種違いの弟(こっちは純血)と戦うパートに分かれます。
そして互いに戦う兄弟の母でもある元王女が行方不明になって死んだと思われているのですがその消息がわかったりいろんな要素がてんこ盛りで尺が3時間超すんですけど飽きることなく最後まで見ることができます。観光地案内ムービーとしてもよくできているのですよ。シチリア島サイコーですね。

こんな地味なヒーローでこんな面白い作品で作れるなんてすごいと思います。

2019/3/21 Thursday

移動都市/モータル・エンジン

Filed under: - dekaino @ 20:56 このエントリをはてなブックマークに追加 腱糸���遵�/�≪�若�帥���祉���潟�吾�海里呂討�Bookmark被リンク数

移動都市/モータル・エンジンを観ました。有名なSF小説シリーズの映画化です。原作は名前だけ知っていたのですが未読です。
いまから1000年後の未来の話です。原題の科学文明が滅んだあと、いろいろな時代を経て3000年代は都市そのものが陸上を移動する時代になってるという設定。主役がいる都市はロンドン。ブリテン島から何らかの手段で大陸に渡って食たということがセリフとしては説明されますが、具体的にどうやって海を渡ったかは説明されません。
航空機の技術も残っているようで敵対するシャングオ(たぶん山国の中国語読み)が多用しています。山国のトップはチベット僧みたいな恰好で、ウラル山脈の西側が移動都市国家、東側が山国の実効支配地という感じのようです。南方の地中海に面しているあたりは蛮族がいるマッドマックスみたいな世界になっているようです。
いろいろセリフの端々から雰囲気だけ感じられ直接説明されないあたり、膨大に設定に支えられた世界観があります。イギリス小説っぽいといえばそれっぽいですね。歴史/年表設定も厚そうなあたり指輪物語にも似ています。

と言って設定だけではなくて人間ドラマもよくできています。ヒロインの実の父と育ての父あたりも本当によくできています。銀河鉄道999の鉄郎の父のなれの果ての黒騎士ファウストみたいな機械人間のあわれみがあります。
もちろんタイトルにもなっている移動都市の描写も気合いが入ってます。年が都市を襲って年を食って消化していく様は圧巻です。食われた都市に住んでいた住民はまず消化局(!)で入国審査される。すごい世界観です。BORGよりも消化好き。

原作は長いシリーズのようで映画も初期のごく一部だけのようです。まだまだ続きそうな終わり方をしましたが、続編が出るかどうかは興行成績次第というところでしょう。意外と面白そうだったので小説の方も読んでみたいと思いました。

2019/3/18 Monday

翔んで埼玉

Filed under: - dekaino @ 0:04 このエントリをはてなブックマークに追加 膺����у�主�のはてなBookmark被リンク数

翔んで埼玉を観ました。予想を上回る馬鹿馬鹿しさと豪華なキャストに笑うしかない作品です。
埼玉県御当地ネタのラッシュが続くのですが、埼玉ネタに加えて千葉や茨城、そして人外魔境の群馬まで出てきて北関東勢は笑うしかない。そして神奈川県はなぜか徹底的に悪役なのですね。利根川水系に依存せずうまい水をたらふく飲んでる神奈川県がそんなに羨ましいのかって感じです。

西葛西が千葉県だと思ってたーネタがありますが、千葉県だろ? 町田が神奈川県なのと同じくらい正しい認識。すこし現実をみてほしい。埼玉県ネタを多数出すと逆にネタになってないアレは協力を拒否したのかな? とか勘ぐってしまいますね。特にサイボクハムだよ。豚の湯と呼ばれる温泉施設もネタにせんか。1988年に熊谷市で開催された88さいたま博覧会も触れてほしかった。翌89年の横浜博YES89の1/5以下の動員数という注目のされなさが埼玉らしいじゃないか。
それに所沢が田舎なのは埼玉だからじゃないんだよ。隣接する東京側の秋津だって同じレベルの田舎なのだよ。「争いは同レベルの間でしか起こらない」は本当だよ。

ということでかなり楽しい映画なのでみておくべきです。パタリロ実写劇場版の期待もうなぎのぼりに上がることでしょう。
はなわの歌もいいよ。なんでひらがな さいたま市!!

2019/3/17 Sunday

メリー・ポピンズ リターンズ

Filed under: - dekaino @ 17:08 このエントリをはてなブックマークに追加 �<���若�祉�����潟�� ���帥�若�潟�困里呂討�Bookmark被リンク数

メリー・ポピンズ リターンズを観ました。上質のミュージカルとして仕上がっているのはもちろん、旧作の20年後を舞台として旧作のキャラクター達も出てくるあたりが心憎いです。なぜかメリーポピンズ自身は年をとっていない(らしい)。

日本語版吹替は平原綾香。低音で歌い上げます。世界恐慌の発端となったロンドンらしいストーリーで借金返さないと担保の屋敷を取られるというピンチに陥ったバンクス一家にメリーポピンズが20年ぶりに再来します。いくらメリーポピンズでもお金の問題は解決できないと思うのですが、何とかなってしまうのがディズニーの魔法ですね。
手書き風アニメと実写の合成シーンが本当によくできています。
壺絵の中の世界

時代考証的には舞台となっている1930年代前期の大恐慌時代のロンドンはもうBBCが設立されていて商業ラヂオ放送が始まっています。そこらへんがまったく描写されていないのは不自然すぎます。ミュージカル映画なのにラヂオを避けるなんて! まぁビッグベン以外に時を告げる装置があるといろいろ困るんでしょうけどね。ラヂオ放送黎明期を記憶している人ももうほとんど死に絶えたということかな? これが25年前だったら、30年代はもっと技術が進んでいたって相当いわれたんじゃないかなと思います。本作ではまるで電気すらなかったみたいな描写になってますからね。たしかに石炭焚きすぎてスモッグ出まくってたのは事実でしょうけど。

ミュージカルとしてはよくできている作品です。ちょっとご都合主義が過ぎるけどそんなことグダグダ言ってる人は風船で空を飛ぶことはできないのです。つまりそういう作品なのです。楽しみましょう。

2019/3/3 Sunday

アリータ:バトル・エンジェル

Filed under: - dekaino @ 12:53 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���若��:�������祉���潟�吾�с��里呂討�Bookmark被リンク数

アリータ:バトル・エンジェルを観ました。銃夢の実写映画化です。

デッキマンを再現してるあたりがニクいっていうか、コイツがいるだけで間違いなく銃夢ワールドだったわかります。
デッキマン
デッキマン便利だわー
ストーリーはクズ鉄町の中だけで進みます。原作のだいぶ初期の方だけ。ただし、ボスキャラの顔見せだけはしているのでいくらでも続編を作れる建て付けになっています。
バトルシーンがいかにも東洋なカンフーアクションなのが楽しい。名前がガリイじゃないだけで他の部分の原作再現度は高いですよ。特にクズ鉄町のセットというか美術がめちゃくちゃ手が込んでてすごいと思いました。
でもボタ山の近くにできたバラック街みたいなもっと生活空間として劣悪な環境かと思っていたのですが、意外と文化的で健康的な住環境なのに驚きました。ぷっとい水道管があるんだもんな―。いやあクズ鉄町って水道引いてたんだ。原作では井戸水じゃなかったっけ??

続編ありそうですね

僕の彼女は魔法使い

Filed under: - dekaino @ 12:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ����充絅潟���羈�篏帥��のはてなBookmark被リンク数

僕の彼女は魔法使いを観ました。幸福の科学ブランド映画です。幸福の科学の映画っていつも流行りの映画の後追いが多いのですが、今回はアナ雪からララランドまでのミュージカルの流れの企画のようです。教祖の娘が歌いますよー。

大川宏洋が隆法パパとケンカ別れして破門になったわけですが、その影響は強いです。正直、宏洋が抜けた後の幸福科学映画はつまらないです。本作も千眼美子の演技と佐伯日菜子が出てくる数カットを除けば駄作です。
とにかく教祖は男が何のアクションをしなくても女性の方から押しかけ女房的にプッシュしてくるタイプの恋愛を理想としているようでキモイです。かぼちゃワインだってそこまでじゃねーよ。お弁当つくらせてきゃっきゃウフフとかを実写で見ると本気でヤバいと思います。千眼美子の無駄遣い。つーかブロッコリくらい好き嫌いせずに食えよ、手作りにこだわらなくたって魔法でも買った総菜でも美味けりゃいいじゃん。手作り至上主義あたりにストレートにやばさがにじみ出てます。

やはり、教祖が常識や良識と信じているもののヤバさがフィルター通さずに直接映像化されているあたりひきますね。
もうちょっとオブラートにかけて映画として面白くできるスタッフが必要です。大川宏洋はその意味でマジ才能あったんだなぁと思いますよ。大川宏洋 監督・脚本の君のまなざし のキレっぷりといったらもう!!

千眼美子と佐伯日菜子しかいいところがない映画ですが、2人が同時に出てくるシーンはないんですね。おそらく撮影も別々のように思えます。ふたり共演しているところがみたかった、そんな映画です。

フォルトゥナの瞳

Filed under: - dekaino @ 12:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������ャ�����海里呂討�Bookmark被リンク数

フォルトゥナの瞳を観ました。死期が近い人が透けて見える能力を持つ人の話です。原作は百田尚樹ですが未読です。
まあ超能力バトル漫画では出てきがちの能力ですが、その設定を一生懸命広げているという感じの話です。

ミステリものとして評するなら思いっきり底が浅いです。もう先が読めまくり、伏線が出雲大社のしめ縄より太い感じで、初心者のなろう小説サイトの投稿作かいって酷さです。
しかし、映像作品としてみるとやっぱり有村架純がすごくいいんですね。架純が演じているというだけですべて許されてしまいます。神木隆之介だってマジメに演じてます。こんなに穴だらけのプロットでよくもまあここまでシリアス感を出せるのか、不思議なくらいです。

ストーリーより役者を楽しみたい人向けの映画です。

七つの会議

Filed under: - dekaino @ 11:40 このエントリをはてなブックマークに追加 筝��ゃ���茘阿里呂討�Bookmark被リンク数

七つの会議を観ました。池井戸原作ですよ。大手総合メーカーの子会社の不祥事の話です。
一応舞台設定は現団になっているようですが、明らかにバブルの頃の話っぽい。いまどきOL制服きてるデータ整理雑用係が派遣じゃなくて直雇用社員(いわゆる一般職?)なんてありえないっすよね。池井戸氏の引出しにはその頃の時代までしか入ってないんですよね。

尾や会社より子会社の方が古くて悪い習慣を堅持しているのはありがちな話で、そういう意味ではリアルの企業ドラマです。
ただし営業一課が調達までやってたというのは絶対におかしいわけで、これはいわゆる事業部制とか社内カンパニーといった、やはりバブル期に流行した独立性の高い組織を社内につくるという体制の話ではないでしょうか? 最近凋落した東芝もカンパニー制やってて、半導体のカンパニーは自分が悪いわけでもないのに、金の卵として売却されてしまいましたね。

営業部長を事業部長に読み直すと少しリアリティが上がるのかも。設計部、製造部、品質保証部など語り始めると劇場映画の尺におさまらないので、あえての矮小化なのでしょう。
基本コンセプトはぐーたらだと思ってたダメ係長が実は切れ者だったという美味しんぽの山岡士郎とか釣りバカ浜ちゃん的な鉄板のサラリーマン漫画の文法なのですが、野村萬斎が怪演がレベル高すぎて、初見からぐーたら社員に全然見えない。どこからみてもバレバレの只野仁ってところが問題かもしれません。

いろいろ言いましたが人道的にも心現れる作品です。

ファースト・マン

Filed under: - dekaino @ 11:25 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�若�鴻���祉���海里呂討�Bookmark被リンク数

ファースト・マンを観ました。言わずもがな アポロ11号が月に行った時の話ですね。ただしこれはアポロ計画のドキュメンタリー映画ではありません。あくまでも月探査船のコマンダーであるニール=アームストロングの半生をつづった作品となります。

1969年7月の月着陸から50年たった区切りの年の企画なのでしょう。今の技術でアポロ計画の再現映像のレベルはとても高いですが、本作のテーマはそこではありません。あくまでもニール=アームストロング個人がどうしてアポロ計画に参画し、月に行くこととなり、月探査の往復で何を得たのか、彼の娘との因縁をふくめて丁寧に描写されます。

いま月探査計画は中国がバリバリ目指していて数年内には再び有人月探査が行われることでしょう。だからこそ50年前の技術で月に行った彼らについて考え直してみるいい機会だと思います。
それにしても同僚のバズがいい味出してます。アメリカ人は本当にバズが好きなんだよね。長生きしてほしいです。

2019/2/17 Sunday

劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉

Filed under: - dekaino @ 11:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���激���c�若��劻�帥�� ���医������ゃ���若���祉�≪�ゃ�冴��のはてなBookmark被リンク数

劇場版シティーハンター 〈新宿プライベート・アイズ〉を観ました。2019年平成最後の年のシティハンター映画です。もう時代的に辻褄が合わないかと思いきや意外と真っ当にシティーハンターしています。もっこり もっこり してます。
うまいこと現代風のネタはいれつつしっかり80年代アクションをやっているのはさすがです。BGMも当時のものがほぼすべて流されます。小室哲哉 最後の仕事か?! 作画レベルが圧倒的に高いのに80年代テレビアニメの臭いがするって意外とすごいことですよ。とにもかくにもこれが最後という気迫にあふれた映画です。

クリード 炎の宿敵

Filed under: - dekaino @ 11:13 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若����������気里呂討�Bookmark被リンク数

クリード 炎の宿敵を観ました。クリード チャンプを継ぐ男の続編になります。前作に続きかなり盛り上がる話なのですが、日本では客席はガラガラのようです。まあタイトルにロッキーって入ってないからなぁ…

過去に対戦したボクサー同士が弟子同士を戦わせる。しかも今度の敵ヴィクター=ドラゴの師匠であり父であるイワン=ドラゴはアドニスの父アポロの命を試合中に奪った因縁の相手なわけで、盛り上がるわけです。
そしてアドニスは若気の至りでロッキーの助言を無視してヴィクターと戦い、タイトルは守ったものの内容は惨敗という試合をしてしまいます。ここまで落としてから勝利に向かって突き進むあたりがまさにロッキーシリーズの神髄だと思うのです。その意味でロッキー映画らしい映画で旧作ファンも楽しめる作品です。

ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ

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ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズを観ました。仮面ライダービルドのスピンオフ作品の第一作目という位置づけです。
ビルドの最終回で戦兎と龍我以外は記憶をなくしているわけですが、初手から主要キャラたちが記憶を取り戻すことで始まります。まあそうしないと話がなかなか動かないからね。
戦兎が変身しないのが特筆点です。あくまでも主役は龍我。龍我はキャラ立ってて本当にいいです。ギャグシーンもところどころ入っていて楽しいです。
電王サーガみたいに本シリーズも長期シリーズになってほしいものです。

2019/2/3 Sunday

狄仁傑之四大天王

Filed under: - dekaino @ 16:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ��篁���箙���紊уぉ��のはてなBookmark被リンク数

狄仁傑之四大天王を新宿武蔵館で観ました。邦題は王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン、英題はDETECTIVE DEE: THE FOUR HEAVENLY KINGSです。ツイハーク(徐克)監督作品ですよ!

中国では公案小説と呼ばれるジャンルで、遠山金四郎とか長谷川平蔵モノみたいな昔の実在の司法官が出てくる捕物帖シリーズなのです。狄仁傑は実在の唐・武周の宰相で武則天に重用された人物です、もちろん本作の狄のふるまいはほとんどフィクションですよ。

いきなりツイハーク節連発のワイヤーアクションが素晴らしい。そして絵づらは派手だけど超能力バトルではないんですね。あくまでも幻術というたてつけで、それを現場に残された証拠から科学的(?)に明らかにしていく狄大人がかっこよすぎる。部下の沙陀忠が医術の心得があってホームズの友人のDrワトソン的立ち位置なんですね。そして沙陀という姓はチュルクの一派の沙陀族からきていると思われ、本作のゲストキャラの水月姉さんも同じ鉄勒(チュルク)族ということでなんとなくラブラブ気配が盛り上がるあたりとてもいいです。

天竺の秘術を三蔵玄奘から受け継いだ圓測大師も実在人物で出自は新羅の王族。使い魔の大猿がばりばりCGなんですがサイヤ人の大猿化した感じのアクションが超かわいいです。

2019/1/26 Saturday

マイル22

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ��22のはてなBookmark被リンク数

マイル22を観ました。放射性物質セシウムを巡るスパイアクションものです。原題はMILE22 そのまんまの直訳です。重要人物を大使館から空港まで22マイル(約35km)の道のりを護衛するのが後半の盛り上がるシーンなのです。
アクションは派手なんですが、基本的ストーリーラインは裏を読み合うスパイもの。主人公もどちらかというと頭脳派で手首にはめた輪ゴムをパチンパチンやってる変態さんです。セシウムが裏組織に流れると多人数を殺せるダーティボムが作れるという話なんですが別にサリンみたいな化学毒物でも似たような効果をもっと安く作れるわけでそこまで重要なのかなとは思います。とにかく作劇上、守らなければならないという状況だけが欲しかったのでしょう。

最後のオチは確かに予想外ではあるのですが、でもまあそうかもというかすっきりとはしません。そういう持ち味の映画です。

バジュランギおじさんと、小さな迷子

Filed under: - dekaino @ 21:29 このエントリをはてなブックマークに追加 ���吾�ャ���潟��������������絨���Ű新絖�のはてなBookmark被リンク数

バジュランギおじさんと、小さな迷子を観ました。インド映画ですよ。
バジュランギおじさんと、小さな迷子
デリーに住むバジュランギというあだ名の男が言葉を話せない迷子の少女を保護して故郷に送り届けるというお話です。
おじさんと言ってもまだ独身。婚約者と結婚するため家を買う頭金を稼いでいる良い男なのです。良いというよりお人よしと言った方がいいかもしれない。落語に出てくる与太郎みたいな人物なのです。学はないが心は善良。そして宗教的に嘘をつくことができないので、各地で騒動を起こします。
迷子の子は精神的なトラウマで話すことはできないが、普通に会話を聞いて理解して身振り手振りで反応することはできるのです。

実はこの少女 デリーから遠く離れたパキスタン領のカシミール地方からデリーのモスクに来た途中で母親とはぐれたという設定。最初はバジュランギおじさんは彼女を自分と同じヒンドゥー教徒のバラモンだと思っていたが、実はムスリムだったー みたいな宗教の衝突の描写があります。宗教だけではなくインドとパキスタンはもともと同じ国だったのが独立戦争してエスカレートしてついには双方が核武装するにいたったくらいの敵対国同士なわけでいろいろあるわけです。

しかし、パキスタンの国語であるウルドゥー語とデリー地方で広く話されるヒンディー語は、方言程度の違いしかなくてお互いに理解可能なんですね。だからこそインド人のおじさんの言うことがパキスタン人の迷子の娘に通じるわけです。
映画の中ではほとんとがヒンディー語/ウルドゥー語で話されます。ただし 悪い旅行代理店の男とかテレビ局のお偉いさんは英語はなしてましたね。バジュランギもその時は普通に英語を話していたからまったく無学というわけではないようです。嘘をつけないからペーパーテストの成績が悪かったみたいな話っぽい。

インド映画らしくダンスシーンもあり、今は敵対しているが元は同じ国だった間柄じゃないかという情もありなかなか泣かせるストーリーです。カシミール地方も印パ中の紛争地域なわけで、本作のメッセージである対立よりも和解と平和って訴えが響きます。バラモンがおそるおそるモスクに入ったり、モスクの指導者(イマーム)とバラモンの会話とか、コメディタッチでちゃかしつつ相互理解だってできることを示しています。
インドの国家としての考え方がカースト差別の否定や複数宗教の相互承認なわけでその理想をつきつめた作品と言えます。

それにしても元英連邦国家のクリケット好きは異常。ルールよくわからんのだよね。
わからなくても楽しめる作品ですが、わかったらより楽しめるかも??

TOHOフリーパスポート終了

Filed under: - dekaino @ 21:13 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO�����若���鴻���若��腟�篋�のはてなBookmark被リンク数

14日で13年ぶり2回目のTOHO1ヶ月フリーパスポートの有効期間が終了しました。
今回も14作を観ることができました。前回と違うのはまだまだ未見のタイトルがたくさん残っていたということ。13年前に比べて上映作品数は増えているようです。

TOHOではやってない作品が観たいのにTOHO上映策が優先しがちになるというジレンマがつらかったです。
今後しばらくはTOHO以外の映画館にいりびたる気がします。

2019/1/14 Monday

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

Filed under: - dekaino @ 12:51 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������眼����������������������絎�荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第14弾
こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話を観ました。副題の愛しき実話ってダサいですね。でもいい映画なのです。
本作は筋ジス患者だけどボランティアの力を借りて自立生活を貫いた鹿野氏の話です。鹿野役の大泉洋がいい味を出しています。また鹿野氏の人生のうちほんの1年ちょっとだけを切り出した構成/脚本も切れ味がすごい。
高畑充希が演じる美咲ちゃんの主観で語られるのですが、病気のことやボランティア支援のことをまったく知らないまま巻き込まれた美咲ちゃんが観客と同じ目線なので非常にわかりやすいのです。

鹿野氏の自立生活は、正直日本が一番調子が良かったバブル末期の時代だからこそ成立しえたファンタジイかもしれません。当時のフリーターって新入社員より収入多かったりしたわけで、ボランティア要員も集めやすかったのだろうなぁ。でも、鹿野氏は闘病する患者や障害者には大きな勇気を与えた人だと思います。

アリー/ スター誕生

Filed under: - dekaino @ 12:24 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���種� �鴻�帥�取���のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第13弾
アリー/ スター誕生を観ました。ボヘミアンラプソディに続く音楽映画です。
何回も映画化されているスター誕生をレディ・ガガとブラッドリー・クーパーが主演で再びリメイクです。
ちなみにレディ・ガガの芸名はボヘミアンラプソディでも歌われていたクイーンの曲 Radio GAGAをもじってるんですよね。今シーズンの年末年始は音楽映画の当たり年です。

本作はフィクションなのでモデルになるアーティストというのはいません。ストーリーも無名の女性歌手アリーが成り上がってスターとなるシンプルなもの。その陰でアリ―をスターダムに引き上げたジャクソンが落ちぶれていく様が光と影のコントラストを描きます。
基本的に悪人は出てこない話でみんないい人。ただし人間の弱さからくる不幸な展開があるのです。

劇中の曲もいい曲ばかり。予告編で流されるshallow以外にもいい曲がたくさんあります。
ぜひ音響設備のいい劇場で鑑賞することをお勧めします。

ボヘミアン・ラプソディ

Filed under: - dekaino @ 11:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �������≪�潟�祉�����純����里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第12弾
ボヘミアン・ラプソディを観ました。Queenのリードボーカルのフレディの人生をつづった作品です。ある意味そっくりさんショーでもある上演シーンは再現度が高くアツいです。
それにしても日本人はクイーンが大好き。パチンコ台にすらなるくらいだからね。本作も大ヒットロングランで、興行収入はジュラシックパークを超えたらしいです。リピーターも多数いるんだろうなぁ。

あくまでも実話を元にした再現劇で一部演出により事実と違った部分はありますが、それはそれ、細かいことを言わずに楽しむのが正しい作品です。

2019/1/13 Sunday

グリンチ(2018)

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第11弾
グリンチ(2018)を観ました。有名なクリスマスの話の絵本が原作で、イルミネーションがCGアニメ化しました。この原作絵本は有名で北米の子供なら誰でも知っているレベルだそうです。映画化も初めてではなく2000年にはジムキャリー主演の映画化がされています。
原作絵本のグリンチ
原作絵本のグリンチ

原作が有名すぎるせいか、ストーリーの進め方はかなり雑です。もうどうなるかみんな知っているでしょ?的な雑さ。特にグリンチが改心してクリスマスプレゼントをWhoの街の人に返そうと決心するあたり、まったく説得力がありません。ご都合主義過ぎる。
たしかにCGのレベルは高く、もさもさふっさふっさの毛の表現とかすごいです。ただ大人やローティーンが観るには面白い映画とは言えません。アンパンマンが好きな年齢層向けです。

そもそもグリンチって人間なの? そこからして意味不明で最後まで種明かしはされません。なぜ人語を話すのだろう? Whoの街の寛容度はペンギン村レベルと言えます。あの世界ならアラレちゃんも穏当に生活できそう。

吹替版は大泉洋ががんばってます。原語版とちょっとイメージ違うけどまあこれはこれでありかも知れません。

2019/1/2 Wednesday

ニセコイ

Filed under: - dekaino @ 11:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉�潟�い里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第10弾
ニセコイを観ました。ジャンプに連載していたラブコメです。原作とはちょっと違う話になっているようです。
主演は中条あやめ。中条主演のラブコメ映画はたくさんあるのですが、本作は徹底して三枚目のギャグキャラになっているあたりが新しいのです。ニセコイはいわばカボチャワインの男女逆転版で、ガサツな女子+真面目で控え目男子のラブコメ。ジャイアンがたまに少しいいことすると周囲にものすごくいい人に思われてしまう、いわゆる「ジャイアン効果」によって、たまに純情可憐な女子っぽいカケラをみせるだけでイイ女に見えてしまいますが、本質はゴリラ女って役どころです。

とにかくガサツな中条あやめって面白いんですよね。ギャグでは主役だけど恋愛シーンでは脇役みたいなノリがとてもよいです。ライバル ヒロイン女子もキレイどころが集まっています。

ですが、彼女らヒロイン勢なんかめじゃないキレイどころとして担任の教子先生がいるのです
教子先生(松本まりか)
松本まりかが演じる教子先生はあざといメガネが似合ってとてもよいです。ヒロインが霞みます。
しかし教子先生の出番はとても少ない。転校生の紹介シーンと学園祭のちょっとしたシーンでしか出てきません。出番が少ないからこそ尊いのかも? 臨海学校シーンにも出てこない。クラスの引率はしなくていいんですか? 残念ながら教子先生の水着シーンはないのです。

学園シーン、臨海学校で海のシーンと大浴場のラッキーエロシーン、学園祭の劇 ロミオとジュリエットなどフルコースに近いシーン設定で、ラブコメ映画としては満点です。
ただラストの空港で発砲しまくりとか、空港でタクシングしてる飛行機を生身の人間が追いかけるとか、ちょっとダイハード級に飛び抜けて非常識でやり過ぎのきらいがあります。

ちなみに千棘が乗っていたプライベートジェット機はたぶんセスナ社のサイテーションシリーズなのですが、これ航続距離がCJ2+で3000km、最大級のSovereignでも5200kmで日本からニューヨークなんてとても飛べないんですよね。まあ細かいこたあ気にすんな。

ジャンプ映画の中ではかなりよい出来だと思います。

2018/12/31 Monday

春待つ僕ら

Filed under: - dekaino @ 23:16 このエントリをはてなブックマークに追加 �ュ��ゅ����のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第9弾
春待つ僕らを観ました。バスケ男子と悩み多き低身長童顔巨乳女子のお話です。
春待つ僕ら
いや巨乳なのは主演の土屋太鳳で、原作漫画版ではそれほど巨乳ではないようですが低身長かつ童顔なのは間違いないようです。

イケメン四天王というバスケ男子と絡むのですが、バスケって5人でやるもんだよね? なんで四天王という気はします。高校のバスケ部なので他にも部員がいるのですがストーリーに絡むのは四天王の4人だけ。つーか、他の選手は名前すら呼ばれない扱いなので非常に不自然です。当然バスケのゲーム内容については雰囲気を演出するだけでまったくバスケしてません。なんかスリーポイントがいつも成功してるねえ ぐらいなもんです。
主なテーマは本人が受け身なのにイケメン スポーツマン男子に囲まれて和気あいあいという女子の夢と、外国から帰ってきた幼馴染との再会と、イケメン男子と幼馴染のどっちを選ぶか悩んじゃう女子の夢なのです。まさに少女マンガの世界。
主人公はべつにバスケ部の女子マネをするわけでもなく、作文コンクールに打ち込む不思議なストーリー展開。
原作を相当割愛してわかりにくくなっているだけかもしれませんが、ちょっと展開についていけないところはあります。

まあいろいろわからないところはあるのですが土屋太鳳をみてるだけで許せてしまうのが不思議。少女マンガの文法的にはよくできている作品だと思います。

仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER

Filed under: - dekaino @ 23:00 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���弱抗���吾�с�����若�激�с�潟�� FOREVERのはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第8弾
仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVERを観ました。平成仮面ライダー20作記念とのことです。
基本は現行ライダーのジオウとひとつ前のビルドの2ライダー作品がメインなのです。特に前作だと2人目以降のライダーは無視されがちなんですが、ビルドのすべてのライダーが勢ぞろい。熱いですね。特に万丈はライダーマン的に弱いのに根性で打ち破る系でアツいのです。他にも全員ではないですが過去の平成ライダーの役者の結構なメンツがそろってて豪華な感じは十分です。

時間を操作系ライダーと言えばジオウの前に電王があるのですが、本作のストーリーは電王の設定の上でメタな話が繰り広げられます。つまり、我々ライダーは実存しないテレビ番組の作り物なのではないか? とライダーが気づいたり悩んだりするわけです。ディケイド設定のように強引に次元断層とか言わないあたり、なかなか面白いです。
もちろんバトルシーンも映画だけに派手でよいです。ジオウはタイムマシンが人型ロボに変形できるので派手派手です。
ちょっと不満をいえば龍騎のミラーワールド設定は完全に無視されてますね。もうちょっと触れてあげてもいいのに。
ともかく最近のライダー映画の中ではかなり出来がいい方です。平成ライダー愛にあふれる人は必見です。

2018/12/29 Saturday

人魚の眠る家

Filed under: - dekaino @ 15:39 このエントリをはてなブックマークに追加 篋咲�������絎兇里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第7弾
人魚の眠る家を観ました。東野圭吾のミステリ小説が原作ということなんですが、これミステリではないですね。別に謎解き要素はないのです。
水の事故で脳死状態になった幼女に自発呼吸したり外からの刺激で脚や腕の筋肉を動かすようにして延命するというお話。親が障碍者用義肢のメーカーの社長だったから出来たという設定なのです。

だんだん狂っていく母役の篠原涼子と外部刺激装置の担当エンジニア役の坂口健太郎がマジで怖いんです。静かな狂気。本作はミステリではなくてホラー映画なのです。

なかなか絵作りは凝っていてラックがばんばん置いてある実験室とかなかなかのリアリティで感心しました。
でも役員が集まって社長を責める会議室はダメですね。一見豪華に見える会議室なのに椅子が安っぽいことこの上ない。レクサス乗り回してる社長をあんな安い椅子に座らせてはいけないですよ。

まぁ、なんだかんだいって臓器移植用の臓器インキュベイターと差がないと言われるとそれはそうなんですよね。
脳死娘の弟が将来父の会社を継いで、脳死児童に無料で人工自発呼吸器と四肢運動デバイスを与えて、万一意識が戻れば良し、戻らなければいい状態の臓器をもらい受ける、なんて商売始めるバッドエンド的な将来が見え隠れするのです。

かなり後味が悪い作品です。

妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS

Filed under: - dekaino @ 14:31 このエントリをはてなブックマークに追加 絋����������� FOREVER FRIENDSのはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第6弾
妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDSを観ました。劇場版5作目です。
手を変え品を変えいろいろなパターンをやってきた妖怪ウォッチ劇場版。今回はALWAYS三丁目の夕日路線でエンマ大王のビギニング編みたいな感じ。ちょっとヒネり過ぎてるせいか興行成績はだんだん減っているようです。
バトルシーンは気合入って派手なんですが、それだけだったらドラゴンボール超の方が面白いんだよね。ちょっと迷走している感じがあります。もっとマジメに子供ファンに向かい合うべきなんじゃないかなぁ。

シュガー・ラッシュ:オンライン

Filed under: - dekaino @ 10:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�ャ���若�祉�����激�ワ����潟���ゃ�海里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第5弾
シュガー・ラッシュ:オンラインを観ました。シュガーラッシュの直接の続編です。
前作にも出ていたメジャーなゲームのキャラクターたちはもちろん本作でも出演します。ただゲームキャラとしての新キャラは少ないです。シャンクという漢(おとこ)気あふれる美女キャラをはじめとするオンラインゲームのスローターレースに登場するキャラクター達くらいかな?
それに加えて、インターネットの有名企業やそのマスコットキャラ達が実名で出てきます。もちろん広告料としてディズニーの方が金をとっているんだろうなって感じ。ここら辺のいやらしさが今風といえば今風ですね。eBayなんてストーリーの骨子なわけで、いくら金を積んでいるんでしょうねえ?!
ディズニープリンセス達
そして売りとして過去のディズニー作品のキャラたちも出てきます。特に予告編でも大活躍していたディズニープリンセスたち総登場シーンは圧巻です。あの予告編シーンは本編にもあるのですがオチが予告編とは違うんですね。ココとっても重要です。

基本ストーリーはヴァネロペのホームグランドのレースゲーム シュガーラッシュの筐体が壊れてしまったが販売元の会社はもう倒産していて部品調達できる見込みがなく、このままじゃ廃棄されてしまう。なんとかして部品をゲットしなくては!! って感じです。インターネットのオークションサイト(eBay)で部品は見つかったがそれを買うお金をゲームキャラは盛ってないんだ どうしよう?! って話なのです。
正直、あれだけAIとしてキャラが立っていればクラウドソーシングサイトでいくらでも稼げる仕事が見つかりそうですけどね。つーか、もうそうやっておカネ稼いでるゲームキャラとかいるのかも知れないですね。

前向きに生きる女性キャラ、友情と自分のなりたい将来像との板挟み、みたいな最近のディズニープリンセス像そのままの悩みをもつヴァネロペがとてもいじらしいです。まさに本作は女児向けの映画として高品質なディズニー作品と言えるでしょう。

2018/12/24 Monday

ういらぶ。

Filed under: - dekaino @ 10:11 このエントリをはてなブックマークに追加 �������吟��のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第4弾
ういらぶ。を観ました。「ういらぶ。-初々しい恋のおはなし-」という少女漫画が原作らしいのですがもちろん読んでません。

ラブストーリーとしては非常に薄っぺらいです。原作掲載誌のSho-Comiって昔の少女コミック? 小学生向けの雑誌なのかな?

世間一般的にはジャニーズタレント映画されていてそれは間違ってはいないのですが、脇役も豪華です。ヒロインのお友達は、みみより情報の玉城ティナは姉御肌のお姉さんタイプを演じてます。ヒロイン恋人役のお友達は、仮面ライダーゴーストのタコ焼王子アランを演じてお母様方のハートをわしづかみにした磯村勇斗ですよ。

ゆるゆると高校生活が描写されます。学園もののドラマとしては映画だけあって気合入ってます。
ただ残念なのは夏休みの海水浴シーンがないことですね。山荘行って星を観るとかもいいけどやっぱ海に行ってよ、せっかくの映画なんだからね。

2018/12/23 Sunday

ドラゴンボール超 ブロリー

Filed under: - dekaino @ 11:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �����眼�潟���若��� ���㏍���爾里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第3弾
ドラゴンボール超 ブロリーを観ました。新キャラ ブロリーの誕生譚です。
ブロリーはサイヤ人ですが赤子の頃ベジータ王子にまさる素質を持っていたせいで辺境の星に飛ばされてそこで育ったという経歴。厳しい環境で育ったサイヤ人はスゴイ的な発想です。
なんたってスーパーサイヤ人にならなくてもスーパーサイヤ人ゴッドになった悟空とベジータと互角に戦えるのです。
とにかく派手な戦いシーンだらけでお子様大喜びでしょう。ブロリーはまだまだ強くなりそうですし、ドラゴンボールサーガはまだまだ続くのです。

パッドマン 5億人の女性を救った男

Filed under: - dekaino @ 10:34 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������潟��5��篋冴��コ�с�����c���靴里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第2弾
パッドマン 5億人の女性を救った男を観ました。女性用生理用品をインドに広めた男の話です。ただし実話が元の作品ですが脚色はものすごく入っているようです。
本作はインド映画なんだけどインド映画ではない。なぜならエンディングのタイトルバックで役者総出演で踊り狂わないから。国外 とくに北米の観客を対象にした映画という感じです。もちろん歌と踊りのシーンがまったくないわけではないのですがかなり従です。

誤解されがちですが本作は古い因習を非難して西洋の開けた思想を啓蒙する話ではありません。西洋資本主義的な利潤追求の姿勢も同じく批判しているのです。理想はお金儲けではなく多数の貧しい女性への救済なのです。
ここらへんがインドっぽいと言えばインドっぽいです。日本人にわかりやすく例えるならば「徳が高い」人間を大衆は尊敬するし、困難なことだけれども自分もそのような人間に(可能なら)なりたいという心情です。

主人公のラクシュミは古い教えを守る共同体で生まれ育ち、教育はなく英語も話せませんが、機械いじりが得意という設定です。劇中では北インドの話になっていますが本当のモデルは南インド タミルナドゥ州の機織りカースト共同体で生まれ育った男だそうです。織物に慣れ親しんだ環境だからこそ生理用ナプキンを自前で安く作るという発想が出たのでしょうね。

当然男が女性の生理用品に関わるなんてと社会的に拒絶され共同体を追い出されてしまうのですが、現代インドは懐が広くそういうカースト外からもなり上げれるようになっているんですね。本作ではシーク教徒の教授やその娘がラクシュミの理念と発明した機械に共感して引き上げてくれます。
シーク教徒といってもほぽワールドワイドな資本主義てき思想を持っている父娘は、ラクシュミの発明を特許にして大儲けしようとの勧誘しますが、ラクシュミは応じません。そんなことをしたら貧しい女性たちが買える値段で提供できなくなってしまう。大切なのは自分の儲けより人々の救済だと。いやー徳が高いですね。

さりげなく演出されますが、父娘はワインは飲むし鶏肉を食べますが、ラクシュミは菜食主義で酒もやりません。共同体から追放されても戒律を守っているわけですね。ここらへん徳の高い人になりたい気持ち、欲求が見え隠れします。そしてクライマックスが国連本部で演説。つたないブロークン英語で自分の主張する姿に、国連に集まった賢い人々が大感動しちゃいます。世界におけるインドの立ち位置の縮図みたいな話です。

くるみ割り人形と秘密の王国

1ヶ月フリーパスポートふたたび シリーズ第1弾
くるみ割り人形と秘密の王国を観ました。ディズニー製作の実写映画です。
言わずと知れた有名なバレー演目でチャイコフスキー作曲の楽曲が有名な作品。ディズニー風にアレンジしてあります。
最初のセリフから気になったのですが、みんな発音がイギリスくさい。Candleをカンドルと言ってるなーと思ってたらやはりというかロンドンでの話って設定に脚色されていました。おおもとの原作童話ではドイツだかオーストラリアあたりの貴族の家の話だし、バレーならロシアあたりの話になりそうだが、これまたなぜロンドン??

まあいま貴族制が残ってる国ってヨーロッパではUKくらいしかないですからね。そういう意味では21世紀的な脚色です。
クララ役のマッケンジー=フォイ
主役のクララ役のマッケンジー=フォイがとにかくかわいい。本作のうりはこれです。これ以外にないとも言えます。
今風の作品らしくドロッセルマイヤー伯父様もくるみ割り人形の兵隊も黒人になってます。まあいまどき全員白人というのは子供向け映画では無理なんでしょう。

正直北米では受けは悪いようです。自分個人的には楽しめましたが本作は原典のバレー作品を知っていないと楽しめない構造になってます。曲とかもちゃんと原曲を今風に解釈してアレンジされているわけでそこの違いを楽しむ的な作品になってます。
つまり、子供が観てもつまらないのです。わけがわからないでしょう。ディズニーのクリスマス映画としては致命的ですね、子供に観せるなら同じディズニーでもシュガーラッシュの方がいいですよ。
または昔のサンリオの人形劇のくるみ割り人形がおすすめです →2019年正月休みはGyaoで無料配信しているそうです。

TOHO1ヶ月フリーパスポート ふたたび

Filed under: - dekaino @ 9:21 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO1�倶�������若���鴻���若�� �泣�����海里呂討�Bookmark被リンク数

TOHO1ヶ月フリーパスポートをゲットしました。13年ぶり2回目になります。
TOHOシネマズ1ヶ月フリーパス 表
TOHOシネマズ1ヶ月フリーパス 裏

シネマイレージの6000マイルで1ヶ月フリーパス特典は2019年末で終了することが予告されています。
マイル交換特典「1ヶ月フリーパスポート」取扱い終了のお知らせ
そのため今回が最後のフリーパスになるでしょう。

パスポート証 13年前は顔写真入りでしたが、今回は非常にシンプル。シネマイレージカードとこのパスポート証両方を劇場窓口に出すと無料チケットを発行してもらえます。ネットでの発行は不可なのです。
前回のフリーパスでは14本の映画を観ました。今回は何本行くかな?

2018/12/16 Sunday

かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-

Filed under: - dekaino @ 17:02 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������RAILWAYS ������������榊�財��のはてなBookmark被リンク数

かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-を観ました。RAILWAYSシリーズの第三弾だそうです。有村架純とか桜庭ななみが出演しています。

RAILWAYSというだけあって本作も鉄道車両の運転士の話です。有村架純が第三セクターの肥薩おれんじ鉄道に入社して運転士の免許を取得して一人前の運転士になるまでが基本のストーリーラインです。
ですが、8割は不幸な話、残り2割は不幸と不幸の間の晴れ間って感じのなかなか世知辛いストーリーなのです。
これでもリアルに比べればまだフィクション補正が働いている感じで、マジで地方でシングルマザーが生きていくのはつらさの連続なんですよね。リアルなら狭い人間関係であっという間に個人情報が噂で地域に広まってしまうと思うし、コブ付きの若い後家さんがいるなんて話が広まったら、ろくでもない中年独身男の突撃を受けまくる気がします。有村架純が中年独資男の突撃受けまくったらそれだけで映画になりそうだけどね。

とにかく脚本の出来がよくて素晴らしい。演出も抑え気味でいい感じです。
ただね、固定電話で留守電鹿でなくて連絡つかないときは、電報使うといいと思うんですよ。住所さえわかっていればほとんどの場合連絡つきます。

いろんな問題があっても負けずに生きていく人を応援したくなる映画です。

2018/12/15 Saturday

機動戦士ガンダムナラティブ

Filed under: - dekaino @ 13:52 このエントリをはてなブックマークに追加 罘���������潟�����������c��のはてなBookmark被リンク数

機動戦士ガンダムナラティブを観ました。悲しいかな 福井原作脚本だとわかっていても劇場に足を運んでしまうのです。
ガンダムUCの福井ワールドの続編になります。

正直、ガンダム世界としての設定は壊れています。大量のヘリウム3タンクを臨界爆発させるだけで地球圏全体破滅の危機になるんなら、木星船団牛耳ってるシロッコはひとり勝ちなわけでありえない。それ以前にヘリウム超臨界で人間世界に脅威を与えられるならジオン公国は負けないよね。コロニー落としなんかいらないよね。ミノフスキー粒子による電波誘導兵器の無効化・有視界戦闘の必然って世界観が台無しなのです。

これはガンダムではない別物語として考えればまあつまらなくはないのですが、だからと言って面白いわけでもない月並みなSFドラマに過ぎないわけです。センス・オブ・ワンダーに欠けるんだよッ

最後に閃光のハサウェイ三部作の宣伝が入るのですが、また福井脚本だったらいやだなぁ。
商業作家として売れるものを書く実力はあるのだけど、製作されたものは客は呼べても面白くないというのが残念。
このままだとガンダムもオワコンになっちゃうよ!?

外伝/外典として割り切って楽しむくらいがちょうどよい鑑賞姿勢だと思います。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

Filed under: - dekaino @ 13:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�潟�帥�鴻���c�����祉���若�鴻�������薛�羈�篏帥�������のはてなBookmark被リンク数

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生を観ました。前回の魔法使いの旅の続編になります。
年代は前作の直後の1927年。第一次世界大戦と第二次世界大戦の谷間。日本では大正から昭和に元号が変わった頃のお話になります。いきなり舞台がヨーロッパはパリになります。え? 新大陸の魔法使いっていうのが新機軸じゃなかったの?! もう新大陸の魔法ネタが尽きたのでしょうか?? しかもホグワーツとか若いダンブルドアとか出てきちゃいます。

しかも続き物としてまだまだ続編作る気満々の演出です。間違いなくWW2でナチスドイツがロンドンを空襲したり、逆に連合国軍がドレスデンを空襲したりする場面の裏側の魔法戦争をやるつもり満々です。
とにかく悪者を作らなきゃって感じで本作でこれから続くシリーズ長編のラスボスとなりうる人物の誕生秘話が語られます。

ファンタジックビーストというくらいで魔法の獣がでてきます。本作では中国は奇書 山海経に出ている騶吾(すうご)。なんか足が速いネコ科系のトラっぽい巨獣です。金属でできたでんでん太鼓であやすことができるらしいです。うまく慣らして乗りこなせば超高速で移動できて大変便利のようです。

蛇に変身できるインドネシア出身の少女ってのがいかにも東アジア系の容貌でみたことあるなぁと思ったら、韓国アイドルのスヒョンですね。ハリウッド映画のレギュラー役 すごい出世ですね。

なんだかんだで獣をうまく使いこなしながら敵を追いかけ戦った結果、主要キャラも味方の敵に分かれてしまってこれからどうなるの? ニュートとティナの恋の行方は? みたいな引きで映画は終わってしまいます。
つーことで、戦いはまだまだ続くのだ。次回作に乞うご期待なのです。

2018/12/8 Saturday

ギャングース

Filed under: - dekaino @ 6:31 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�潟�違�若�垢里呂討�Bookmark被リンク数

ギャングースを観ました。モーニングでかつて連載されていた完結済のマンガが原作です。

原作はとても長いので映画の尺に合わせてかなり脚色されていますが、スタート時のキャラの基本設定は同じです。少年院の中でもカーストが低かった3人が出院後につるんで、タタキをやるという話。タタキとは犯罪がらみの事業、たとえばオレオレ詐欺の業者をターゲットにした窃盗のこと。被害者も犯罪素がらみなので警察に被害届を出せないわけです。

よくあるピカレスクモノと違うのは主人公たち3人は、ハイテクに詳しい、知略にたけてる、車両泥棒/運転が上手いなどの特技を持つものの、腕っぷしはからきし弱いこと。たしかに少年院では下層カーストになるだろうってほどにとことん弱い。若いのにいい年したおっさんにさえ負けてしまうわけです。ここらへんのシビアさが新鮮と言えば新鮮です。

最後の決着は原作とはだいぶ違う感じですが、まあ映画としてはいい終わらせ方だと思いました。まだ続編だって作れそうな感じだし。トータルで出来は悪くない方だと思う映画なのですが、本作は木下ブランドで、既存の企画会社とかテレビ局とか参画してないので、徹底的にプロモーションが足りない。誰もこんな映画やってるの知らんわけです。連載誌モーニングの講談社もこの映画の扱いはかなり軽い感じ。よって客の入りはガラガラの様子。続編は夢のまた夢のようです。きっとDVD化だかネット配信されたら口コミで評価が上がっていく系の作品だと思います。

河原での長回しのシーンとか俳優もいいしよくできてると思うんだけど、全然話題に上らないよね。ちょっと残念でもったいない映画です。

2018/12/2 Sunday

フリクリ プログレ

Filed under: - dekaino @ 21:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �������������㏍�違��里呂討�Bookmark被リンク数

フリクリ プログレを観ました。フリクリ オルタナの続編かつ決着作となります。

前作と関係あるようなないようなよくわからない感じではありますが、決着はつきます。着くんだけどまだまだ戦いは続くぜ的な終わり方ですね。劇場版らしくアクションシーンてんこ盛りです。
勢いだけかもしれないけど、まあまあ楽しめるんじゃないかと思います。

2018/12/1 Saturday

ハード・コア

Filed under: - dekaino @ 15:29 このエントリをはてなブックマークに追加 ��弝���祉�潟�△里呂討�Bookmark被リンク数

ハード・コアを観ました。コミックビームの連載漫画「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」の映画化ですが、原作漫画は未読です。ただし漫画の原作がつい先日亡くなった狩撫麻礼なんですね。これはちょっと期待です。
ロボ男とゆかいな仲間たち
すごいクラシックなロボット君がいますね。通称ロボ男、ミカドロイドみたいな旧日本軍の秘密兵器かと思えば、実は漁師演算回路が組み込まれたプリンストン高等研究所製の超最先端のロボットらしいのですよ。
狩撫麻礼作品のキャラらしい人間らしいいかにも七ロボットなのですよ。狩撫麻礼ロボと言えばア・ホーマンス。これは原作も映画も両方観ましたよ。そこら辺を彷彿とさせる1980年代っぽいお話なのです。
社会から疎外された人たちのドタバタコメディですが、佐藤健演じる弟の左近だけがギリギリ一般社会に居場所があってそこがまた面白い狩撫麻礼節となっているわけです。

狩撫麻礼ファンなら一見の価値がある作品です。

華氏119

Filed under: - dekaino @ 7:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ���119のはてなBookmark被リンク数

華氏119を観ました。マイケルムーア監督のドキュメンタリー映画です。原題はFAHRENHEIT11/9です。11/9は中間選挙の投票日11月9日を意味しています。
トランプが大統領になったヒラリークリントンvsドナルドトランプの大統領選の様子から2年間弱の施政について淡々と説明します。
一番怖いのはフリント市の民営化された水事業の話。健康被害が出るほどの低品質な水に市民が苦しめられます。なぜかGEの工場にだけは洗浄水として従来と変わらない高品質な水を供給している事実。そしてそれを追認するようなオバマ大統領(当時)などが紹介されます。
最後にそれらの現政権と戦う反対運動のリーダーや連邦議員選に新たに立候補する候補などの話。映画の中では選挙の結果は出ていませんが、2018年中間選挙では初のムスリム女性の候補としてイルハン・オマル氏とラシダ・タリーブ氏が当選したし、下院は民主党が多数をとりました。
日本ではなぜか中間選挙後に公開となった映画ですが、日本ではあまり報道されていない内容なので、ドキュメンタリ映画としてまあまあ楽しめると思います。

2018/11/23 Friday

ヴェノム

Filed under: - dekaino @ 7:30 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�с����のはてなBookmark被リンク数

ヴェノムを観ました。マーベルコミックのヒーローものです。
コイツもともとはスパイダーマンのスーツの高級版が暴走して自意識もって他の装着者にとりつくヴィラン(悪役)って設定だったはずなのに、いつのまにかヒーロー枠に入ってるんですね。ヴェノム(毒)って名前ももともとは蜘蛛の毒って意味だったと思います。
でも見た目は悪の黒いスパイダーマンの頃の面影が思いっきり残ってます。

本作の中ではまったくスパイダーマンとの絡みはなし。いきなりジャーナリストにとりついて大暴れ。マジで単独ヒーローやってます。敵は同族。相手も起業家の大金持ちに寄生して、同族を対流に地球に呼んで征服しようとたくらみます。

意思を持った強殖装甲ガイバーみたいなやつですね。単体では地球環境では長く生きられず、地球の生物と共生(寄生)する必要があるって設定。人間にとりつくよりゴリラとかライオンとかにとりついた方が強そうだけどな。
腹はすくようでもっぱら肉を食べているようです。たまに悪人も食べるっぽい。

先日亡くなった故スタンリーのカメオ出演は犬の散歩する老人。なかなかいい役でした。合掌

2018/11/17 Saturday

GODZILLA 星を喰う者

Filed under: - dekaino @ 11:46 このエントリをはてなブックマークに追加 GODZILLA �����違����のはてなBookmark被リンク数

GODZILLA 星を喰う者を観ました。三部作の完結編です。完結はする、完結はするといったが、東宝怪獣総出演という夢は果たされないのです。
つーか思いっ切り伏線があったモスラでさえチラっと出ただけ。せっかく双子がいるのに双子ともスラガ絡まないなんて、嘘だと言ってよバァーニィィィ。

まあ、最凶の怪獣であるヤツ キングギ〇ラさんは出るんですよ。キングなしの〇ドラさんとしてね。
でもあれはどうなのかなー。あそこまで正々堂々としてないギドラは初めてですね。首が3つあって金色ってとこ以外何も会ってない!!!
第1作目のゴジラを倒すんだッッッって気概がもう残されていないし、ゴシラさんも気が抜けたのか腑抜けてます。
もうちょっと、みんなしっかりやってよー

要は核兵器とか使いだしたヒューマノイドはゴジラに滅ぼされる運命ってことなんですね。
異星人たちもみんな同じ穴の狢なんですね。すべて無駄でした。確かに完結させるしかない。続けようがありません。

宗教は人を救わない。本作の教訓はソコなんだと思います。

ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューション

Filed under: - dekaino @ 11:22 このエントリをはてなブックマークに追加 ANEMONE/篋ら�粋�膀����������祉���潟����������ャ�若�激�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

ANEMONE/交響詩篇エウレカセブンハイエボリューションを観ました。ハイエボリューション1の続編で三部作の2作目という建前ですが、全然続編ではありません。
続編ではないですがタイトル通りアネモネが主役であり、アネモネとエウレカが和解するまでを丁寧に描写していく話なのです。

はっきり言って本作を観る前に1作目を観る必要はありません
仮面ライダー ジオウとかディケイドを観る前に他の平成ライダーを観ておく必要がないのと同じです。(むしろディケイドの前にはGAROのGOLD STORMや神牙は観ておいた方がいい)
観ておいても大して役には立ちません。それくらい全然続きじゃないというか、過去すべてをまきこんで夢オチレベルの大転換をしてしまうのです。

壮大な夢オチ 奇面組を超えています。つーか、ホランドの兄で金枝篇の本もってた中佐だか大佐がヤバいことになってた。
ドミニクが人間じゃなくなってた。逆にアネモネが真人間っぽかった。

ハイエボリューション1が常識的なリブートなら、本作はルール違反のちゃぶ台返し級のリブートです。
三部作が パチンコ素材+資金集め用なんちゃってフイルム + 前後編作 になる勢いです。
もう関連がないオムニバス三部作でもいいのかもしれないですね。
尺が短く熱量が集中していたのはとてもよかったです。

正直3作目がどうなるのが全然わかりません。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇

Filed under: - dekaino @ 11:14 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������ゃ����2202 �����������/膃��㊦� ����膀�のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第六章 回生篇を観ました。白色彗星ガトランティスの謎が明かされていきます。
ズオウ大帝は「やはり愛は必要だ」とか言い出すし、地球の人工知能はダメダメだし、よくわからん展開です。
そもそもミツバチとかほとんどの個体が世有性生殖しない種だっているわけだから、子供を作れないから愛がないというのも変な話で、空から降ってきたお題にむりやり理屈こねて話をこじつけているような印象しか感じません。

強いてほめるなら、息子の難病のために地球を裏切った加藤の葛藤のくだりはまあまあ面白かったです。でもヤマトでやらなくてもいいよね、コレ。

まあいろいろあってガトランティス種族の生まれた秘密が明かされて、倒す方法もわかったってところが今回はおしまい。

2018/11/11 Sunday

薄墨桜 -GARO-

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薄墨桜 -GARO-を観ました。アニメの牙狼テレビシリーズ紅蓮ノ月の外伝的なお話です。
平安時代の藤原道長が権勢を誇っていた時代の平安京が舞台です。そこで菅原道真の怨霊がなんとかって事件が起こるというストーリー。雷吼が自力で鎧を召喚できていたので時間軸はテレビシリーズの後日談なのでしょう。

やはりパチンコ台の動画素材のためもあったがんがん絵が動きます。作画レベルは高い。公開時期的に季節外れですがサクラがとても美しいです。菅公ものといえば梅なんですが桜も菅公と縁深い木なんだそうです。
そして道長の俗物っぷりもすごいです。かなりの陰我にまみれていそうですがなぜかホラー化はしない。俗物のエリートみたいな存在です。本作は道長のクソっぷりを楽しむのが正しい鑑賞法かもしれません。

2018/11/4 Sunday

億男

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ���靴里呂討�Bookmark被リンク数

億男を観ました。ヒット作連発のプロデューサー川村元気が書いた小説を原作にした映画です。
いきなり大金をゲットしたり、映画にそのカネを突っ込んだりした実体験があるのだから、リアルな話なのかなと思ったらそうでもない。いかにも寓話的な映画です。

宝くじで3億円あてた男が豪勢にお祝いパーティーをした次の日、そのカネは影も形もなく…って 落語の芝浜をベースにした物語。カネを持ち逃げしたと思われる失踪した友人を探すため、金持ちの人といろいろ話してまわる過程でおカネの怖さや恐ろしさを見聞きしていく。カネさえあれば別居中の妻と子供が返ってくると信じている主人公もなにやら悟っていく、という話なのです。

でもね、ラストシーンで戻ってきたおカネを使って子供にプレゼントって違うよね!? ちゃんとまじめに働いた金でプレゼント買わないと意味ないよね? 結局何もわかってないよねって バッドエンドなのが新しいかもしれません。

序盤の大盤振る舞いの宝くじ当選したぜパーティが、モテキ的なお祭り騒ぎで、この手のシーンが好きな人は楽しめるかもしれません。モロッコロケとか風景は綺麗だけど、あまりいいシーンとは思えなかったです。おカネかけてこれじゃあなあ。
カネは怖いんだよとか説教いう前に、映画が当たったらちゃんと現場のスタッフにも分け前回るような仕組み考えた方がいいんじゃないかと思います。

旅猫リポート

Filed under: - dekaino @ 19:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������若��のはてなBookmark被リンク数

旅猫リポートを観ました。ベストセラー小説の映画化とのことですが原作は読んでいません。
基本的にイイ人である主人公さとるが飼い猫ナナを手放す必要が出てきて、里親探しのために学生時代の友人の家を旅してまわるというようなお話。手放す理由というのが実は…というアリガチな話ではあるのですが、不幸の上にさらに不幸が積み重なるような人生と、それなのに妙にイイ人だというあたり、不思議なお話です。

動物同士では会話できるような設定で、演技する動物に俳優がアフレコで声をあてる演出がされています。一番出番が多いナナの声は高畑充希が演じますが、高畑本人は画面では出てきません。

高校時代の同級生を広瀬アリスが演じます。さとるが旅している時間軸では同じ同級生と結婚してペンションをやっているのですが、回想シーンにブレザー制服を着て出てきます。広瀬アリスが女子高生の格好していると本当に風俗嬢っぽくて、マジメな芝居をしているのについつい笑ってしまいます。色気過剰ですね。
高校一年生って設定ですが…
これ高校一年生の時の回想シーンなんですが

ペンション経営の若夫婦(小梨)
そしてペンション経営の若夫婦(子なし)
ペンション経営の子なし夫婦の若妻としてはバッチリです。宿泊客がいない夜は頑張ってるんだろうなぁって感じです。

就職後の職場の友人や、先輩や後輩が出てこないのはちょっと不自然ですが、原作もそうなっているのかな??
出てくる友人がみんな子なしなのは猫の里親探しだからってのは納得なんですが、だったら葬式には子供がいる友人が来てもよさそうなんですけどね。まぁいろいろ製作上の事情があるのかな? 名前通りいろいろな土地でロケしてるんで、そんなに予算が少ないようにも思えない映画なんですけどね。

宇宙の法 -黎明編-

Filed under: - dekaino @ 16:46 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎���� -藥���隈-のはてなBookmark被リンク数

宇宙の法 -黎明編-を観ました。恒例の幸福の科学映画の新作です。3年前に投げっぱなしかと思ったUFO学園の秘密のまさかの続編です。

前作の主人公たちもナスカ学園を卒業するのが間近になり、そろそろ進路を決めなければいけないねって頃合いでまた事件が起きるという流れなのですが、正直前作に比べていまいちです。
前作は、信者じゃない人を入信勧誘する意図があったのか、導入部が非常にわかりやすくてとっつきやすい。それに対して本作は完全に新参者を突き放しています。前作みてきてるのは当然って作りで、初見だと思いっ切り置いてけぼりにされます。そもそもの設定がわからんもんね。
それでいて前作とはテーマが相当に変化しています。敵性種族であるレプタリアンとでも和解できて共存できるんだぜってことになります。風向きが変わりすぎだぜ。それよりも身内の裏切り者に気をつけろという警告を鳴らすようなストーリーなのです。

つまり、千眼美子がレプタリアンのつんでれ姫としてほぼヒロイン役として主人公と淡い恋中になる反面、味方戦士のタイラが闇落ちして敵に寝返ってしまうのです。
千眼美子がノリノリで演技するツンデレ姫ザムザ(左)
教祖大川隆法が若い信者と浮気して離婚したり、実写映画を撮りまくってた長男が離反したり、教団もいろいろお家騒動があるようなんですが、そこら辺の事情が出ているのかもしれません。

銀河万丈が出演してないのもつまらなかったです。今回の敵は村瀬歩がやっているのです。幸福の科学映画も世代交代だなぁ
メーテルもどきの人とかまったく存在感なくなってるし、3億3千万年前の地球に人がいるのは別としても、シナリオが一本道でサイドエピソードもないのにだらだら120分はきつく、映画としての出来はよくありません。

続編が出るのかたいへん疑問です。

2018/10/27 Saturday

日日是好日

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日日是好日を観ました。ひび ではなく にちにちコレこうじつ と読むようです。これが最後の出演作となった樹木希林が演じるお茶の師匠が言ってました。前半の日と最後の日の読み方違うあたり日本語って難しいですね。

お茶を習う日常を淡々と描写していきます。主役は黒木華、そして一緒にお茶を習う従姉妹の多部未華子がとても愛らしいです。残念ながら多部未華子は前半にしか出てきません。山下美月もどでかくクレジットされていますが、女子高生のお茶の生徒役として本当に一瞬だけ出てきます。クレジット詐欺だ。

原作はエッセイ作家の森下典子。実録エッセイなのですが、本当に都合がいいことしか書いてない感じでそれは本作でも同じです。いきなり長年つきあった婚約者に裏切られたとか前振りまったくなく出てきたりします。そのくせ婚約破棄の1年後には別の男を作っていたり、都合がいいです。本作では黒木華が演じているのでマジメ系の女性かなと思いますが、実際はその頃の森下典子は週刊誌の潜入ルポライター(家田荘子風?)やってたわけでむしろ不マジメの頂点なんですよね。

まあ原作は別として本作ではマジメな主人公が四半世紀も淡々とお茶を続けてなにか感じることがあったのかもなぁという境地に達してくらいで盛り上がりもなく終わります。ドラマは父の死くらいですかね。
ロケ地は三渓園とか江の島が見える海岸とか神奈川県ばっかりです。相鉄線のそうにゃん多数確認できる希少な映画です。
そうにゃん

ルイスと不思議の時計

Filed under: - dekaino @ 11:26 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�鴻�����茘違����荐�のはてなBookmark被リンク数

ルイスと不思議の時計を観ました。原題は"THE HOUSE WITH A CLOCK IN ITS WALLS” 直訳すると「壁の中に時計がある家」。日本でのプロモーションでは魔法使いモノのような宣伝でしたが、実はタイトルからわかるようにお化け屋敷モノの映画なのです。
あくまでも屋敷の前の住人がマジックショーで全米をドサまわりしていたマジシャン夫婦、そして今の住民がそのマジシャン業のパートナーをやっていた友人、隣人はパリでマジックショーをやっていた女性といった感じ。
ただし、マジシャンと言ってもトリックだけではなくてオカルトな魔法も使います。つーかそっちがメインです。そういう意味では魔法使いの戦い映画と言ってもまあまあ間違ってはいないのです。

時代設定は第二次世界大戦が終わってから6年後くらいの時代、両親を事故で亡くした少年が母の兄つまり伯父を頼ってきた遠距離バスにのってきたら、伯父が住んでいた家はお化け屋敷だったいう導入です。
アメリカが一番調子こいてた黄金期の話なのですが、当時はやっていた音楽が流れるわけでもなく当時の流行風俗画描かれるわけでもなく、いまいちそのあたりコンセプト不明です。少年の学校シーンも本当にそれいるの?って話。
変わり者でもいいじゃないか スクールカーストに負けるな 的な話だったら舞台は現代にすべきだったと思います。
当時最大のメディのはずのラヂオが出てこないのが最大の不満です。

とはいえ、ハリーポッター系の魔法映画だと思えばまあまあの出来ではあります。
黒幕はまさかのアザゼルさん。某作品のせいでダメ悪魔のように思われてますが、一応旧約聖書にも出てくる由緒正しき悪魔なんで舐めんなよ。

イコライザー2

Filed under: - dekaino @ 11:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟���ゃ�吟��2のはてなBookmark被リンク数

イコライザー2を観ました。イコライザーの続編です。前作ではホームセンターのバイト店員だった主人公が今度はユーバーみたいなスマホで呼べるキャブ(タクシー)の運転手をやってます。
前作ではホームセンターの商品を使って鷹の爪のレオナルド博士のごとく戦っていたので、今回はタクシーを使うのかと思いきや、別に車両を大活用というわけでもないのでした。ただしブルーカラー職の黒人という見かけなのに、頭が切れて格闘術もすごいという基本設定は変わりません。ここらのギャップがたまらない魅力なのです。

今回は麻薬密売の手先をやっている若者を構成させるストーリーとCIA時代の元同僚との絡みの話が並行して進められ、ハリケーン上陸でそこらの話が統合されたりして、いろいろ盛沢山、アクションシーン満載です。
冒頭の東欧を走る長距離列車のアクションシーンもなかなかのもの。やはりヨーロッパの豪華列車っていいよねえ。

日本ではあまり注目されていませんが、続編が作られるだけあって良質なアクション映画です。

2018/10/25 Thursday

CRAZY RICH ASIANS

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CRAZY RICH ASIANSを観ました。邦題はクレイジー・リッチ!です。ハリウッド映画なのになの画がある役はすべて東洋人(というか華人)というエポックメイキングな映画です。
古くから中国からは華僑として多くの人材が世界中に移住していたわけですが、移住した華僑たちがすべて同じアイデンティティを持っているわけではなく、彼らの中でも差異がありカルチャーショックもあるというお話です。
つまり、アメリカに渡った華僑の子孫で今は中華系のアメリカ人となった人はいまだに中国語を話すことができても東南アジアに渡った祖先の伝統を維持している旧家の華僑とはかなり違った文化に属するということです。

ストーリーは知り合った庶民っぽい男と結婚しようと思ったら実は彼は大金持ちの一人息子だった! というありがちと言えばありがちなシンデレラストーリーです。アメリカニューヨークの華人社会の中で決して低くない、むしろ上流の大学教授(パーマネント職!)の地位にあるレイチェル朱がフィアンセのニック楊の実家があるシンガポールに行って親にあいさつしようとしたらシンガポールで一番古い大金持ちの家だったのです。

シンガポールは華僑が建国した国ですが、その華僑中で最古参級の楊家を差配するニックの母のエレノア、もしニックと結婚したら姑となるわけですが、彼女が結婚には大反対! さぁどうしようと話が進みます。
楊家は華僑で北京語と英語を解しますが、おそらく客家語を使う一族。呉さんはWuではなくGouとつづられるわけです。それでいてセレブの奥様を集めて新約聖書の読み合わせ勉強会をやっていて宗教的には華僑の伝統宗教(儒教/道教)にこだわっているわけでもない。でも儒教的な家を守るという意識は強いのです。アメリカ人で合理的なゲーム理論を大学で教えるレイチェルとあらゆる場面でことごとく衝突します。
それとは別に大金持ちの桁は図桁贅沢な生活シーンもとても面白い。

出演者はほとんど東洋人で、ハリウッド映画でよく見かける人も多く出ています。たとえば姑のエレノア役はスタートレックディカバリのジョージャウ船長や並行世界のテラン帝国皇帝を演じるミシェル=ヨーです。

21世紀のハリウッド映画シーンを象徴する作品だと思います。

2018/10/24 Wednesday

3D彼女リアルガール

Filed under: - dekaino @ 6:53 このエントリをはてなブックマークに追加 3D綵弱コ���≪�����若��里呂討�Bookmark被リンク数

3D彼女リアルガールを観ました。少女マンガが原作です。
前半は完全な学園もので映画らしくお金をかけた学園セットがよくできています。
主人公の男つっつんはオタクで脳内妄想で2次元キャラの女性が見えて会話もできます。南くんの恋人的なシチュエーションです。基本的にギャグが多いラブコメ路善なのですが、そこはかとなく死の病の臭いがする不穏な雰囲気があり、後半で急速に怖い展開になります。
むりやりなストーリーを強引な演出で展開するあたりがとても韓国映画/ドラマっぽくて新しいと言えば新しいです。いきなり億万長者の御曹司が出てくる系の有り得ない突飛な展開、でも少女マンガにありがちな話ではあります。

おそらく終盤ではもはや処女と童貞ではない(つっつんはもしかしたらまだ童貞かも? 2次元キャラ見えてたし)ふたりですが、非常に少女マンガくさい選択をしてフィナーレ。おとぎ話なラブストーリーです。中条あやめがノリノリで演じています。

2018/10/14 Sunday

散り椿

Filed under: - dekaino @ 9:43 このエントリをはてなブックマークに追加 �c��罎燭里呂討�Bookmark被リンク数

散り椿を観ました。気合いの入った時代劇映画です。風景にも気を使っています。
ストーリーはよくある家老が悪役の藩政汚職ものです。若い頃に同じ道場で修行した同門の友情と親戚づきあいと黒木華演じるいかず後家の秘めた思いが交錯するドラマです。剣戟シーンがとにかく今風でかっこいいです。悪家老の奥田瑛二も本気で悪そうでいいですね。

時代劇チャンネルが儲かってるのがよくわかる映画です。

2018/10/10 Wednesday

若おかみは小学生!

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若おかみは小学生!を観ました。ロングセラーの児童文学が原作です。最近テレビアニメ化もされていたらしいです。原作もテレビアニメも未見です。

本作はDLE制作なんですね。あのフラッシュアニメのDLEですよ。新しいことにチャレンジというところですか。アニメ製作はマッドハウスなんでクオリティも非常に高いです。ただちょっと宣伝が足りない感じがあります。クレしん映画以上に大人向け要素が強く、マイマイ新子とかこの世界の片隅にレベルなのですが、上映館のレイトショー枠がとれていないなど興行上で残念なところが散見されます。

長年のベストセラーだったせいか、設定にバブル時代を感じます。
まず、占い師が高収入の花形職業であること。オウム事件以前のオカルト職はここまでポジティブな扱いだったんですね。そして金持ちであることの表現も古い。颯爽とポルシェ カブリオレに乗っているとか、ショッピングセンターで爆買いするとか、中国の万元戸(古い)ですか?!

現代作品としてではなくちょっと昔の古典名作として評価するのが正しいかもしれません。

AmazonのJack Ryan

Filed under: - dekaino @ 6:07 このエントリをはてなブックマークに追加 Amazon��Jack RyanのはてなBookmark被リンク数

Amazon Prime Video製作ドラマ Jack Ryanを観ました。トム=クランシーのジャック=ライアンシリーズの最初の方をテレビドラマフォーマットで映像化したもので1時間×8エピソードです。
まだジャックがCIA内勤の情報分析官だった頃から中東で工作員として働き出世していくストーリーです。直接の上司となるグレアがいい味出しています。アマゾンは数こそ少ないが質の高い作品を作っていて感心します。
アメリカ本土や中東だけではなくフランスのシーンがたくさんあってロードムービー的要素もあります。CIA分析官とフランス警察の組み合わせも面白いです。

あっという間に8エピソードを観てしまいました。シーズン2の制作ももう発表されているので楽しみです。

2018/10/5 Friday

検察側の罪人

Filed under: - dekaino @ 7:05 このエントリをはてなブックマークに追加 罎�絲��眼��終篋困里呂討�Bookmark被リンク数

検察側の罪人を観ました。
裁判官でも警察でもなく検察官が法に外れたことをやるという話です。アメリカだと検察はチャージする役目なのでちょっとくらい過激なことをやっても別に普通かなぁという印象ですが、日本だと検事は判事とほぼ同じ立ち位置にあったりして微妙ですね。それにしても本作だと個人的な怨恨でやっちゃってるんでアメリカの倫理観でもアウトですね。

本作は吉高由里子がいろいろ面白いです。家田荘子のような潜入記者の役柄なのですが、その割に情が深いというか峰不二子的ワルい女でいい味出してます。
この手のクライムミステリーものとしては珍しく後味が非常に悪いのも面白い。まさに今の時代のような悪いやつがそのままのさばり続ける救いのなさと、小者だけ裁かれる不公平さが際立ちます。
いろいろチャレンジしている作品です。

2018/9/17 Monday

響-HIBIKI-

Filed under: - dekaino @ 17:56 このエントリをはてなブックマークに追加 ��-HIBIKI- のはてなBookmark被リンク数

響-HIBIKI-を観ました。ビックコミックスペリオール連載マンガの映画化です。原作を読んだことがありますが、原作のエピソードを追いつつもだいぶスケールが小さい話にこじんまりとまとめられています。
とはいえ、実写でやると主人公の女子高生 鮎喰響(あぐいひびき)のサイコパスな振る舞いや考え方が衝撃的です。

正直、本作は欅坂46の平手友梨奈を主役としてアイドル映画であって、原作なんてものは演出手段に過ぎないわけです。その意味では成功していると思われます。他の役者やエピソードは空気でOKなのです。
映画というより地上波キー局の番組改編期の2時間スペシャルドラマたに近いショボさがますますGOODな感じの作品です。本作を劇場策とは思ってはいけない。アイドルドラマを劇場で上映していると思わねばならないのであります。

フリクリ オルタナ

Filed under: - dekaino @ 17:50 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������������帥��のはてなBookmark被リンク数

フリクリ オルタナを観ました。すごい昔のOVAの続編ですって。たぶん前作は15年以上前の作品ですね。
フォーマットが30分×2が3巻のOVAをまとめて劇場版にした構成で、これだけで昔懐かし過ぎますね。
今回はクレジットにガイナックスはないようですが、Production I.G.に権利売っちゃったみたいですね。

音楽とかノリは前作に近いけど、やはりなんか違う感じです。だけど実験作としては面白いし、商業的にもそれなりにニッチ狙いでヒットしそうな気がします。
続編としてフリクリ プログレを来月公開するようです。話に決着つくのかどうかわからないけどそれなりに期待。

2018/9/8 Saturday

SUNNY 強い気持ち・強い愛

Filed under: - dekaino @ 20:32 このエントリをはてなブックマークに追加 SUNNY 綣激��羂����<�糸七����のはてなBookmark被リンク数

SUNNY 強い気持ち・強い愛を観ました。韓国の同名ヒット作を日本を舞台に翻案したリメイクですが予測を超えた面白さがあります。原作付きなのでストーリーの根本はすでにできているわけで、そこに付け足すディテールが素晴らしいのです。

まず学園ものとして正しい予算の使い方をしています。ダンスができるエキストラ生徒役を集め、校内で踊るモブダンスが素晴らしい。1995年当時の再現も変にCGなど使わずに学園祭の劇感覚の小道具でうまく再現していていいです。

ストーリー設定も無駄にリアルな設定をしているように思えます。たとえば奈美(篠原涼子/広瀬すず)が転校してきた理由、これ間違いなく阪神淡路大震災で被災して職をなくして一家丸ごと東京に出てきたって流れですね。リアルかつ女子高生目線でのみ語られるので、くどくないです。
そしてストーリーのきっかけとなる末期ガンの芹香(板谷由夏/山本舞香)ですが、彼女の行動は突飛なように見えてとてもリアル。おそらく芹香はホスピスケアとしてモルヒネの類を鎮痛剤として処方されているんですよ。モルヒネって要はアヘンだからもう恍惚感とか万能感にあふれちゃってもともと傾斜にありがちな躁気質を倍増してしまいイケイケガンガンになっちゃってるわけですよ。裕子(小池栄子/野美桜)の夫の浮気で「やっちまえー」って集団で襲い掛かったシーンも映画のノリのデフォルメ演出とかではなくて、モルヒネでハイになってると考えると納得できます。だからこそ遺産とかも大盤振る舞いしちゃうわけで。何回か芹香が病室で苦しむ描写もありますが、あれモルヒネの離脱症状(禁断症状)なんだと思います。どうせもうすぐ死ぬ知って習慣性のことは気にせずガンガン処方はしてるのでしょうが、さすがにこれ以上処方すると死んじゃうって域まで行っちゃってるわけです。でなかったら鎮痛剤を打たない理由がないですもん。そしてそんなことやってるから告知した余命より早く死んでしまうわけで…
ほんと金持ちのホスピスケアにありがちなリアルな描写 本当にありがとうございます。

このように考察すればするほど味が出て楽しめる、スルメのような作品です。音楽とダンスも素晴らしく、ヒットしているのも納得です。、

2018/9/1 Saturday

ポノック短編劇場 ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―

Filed under: - dekaino @ 1:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������㊦隈���� �<�������演�����������帥���眼�����孁����のはてなBookmark被リンク数

ポノック短編劇場 ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―を観ました。短編3本のオムニバスですが、3本合わせても1時間に尺が足りない短い作品です。
ポノックらしい作品ではあるのですが完全に習作で、すべての作品でストーリーにまったくオチがありません。なんなんだろうコレ?? これは劇場公開できるような作品ではありません。番組改編期に特番で放送する1時間枠のアニメのような作品です。作画はキレいだけどね。それだけですよね。設定だけでその先の展開は投げっぱなし。
ある意味これを劇場で公開すると判断したポノックと東宝の勇気に恐れ入ります。
そんな感じの作品です。

詩季織織

Filed under: - dekaino @ 1:09 このエントリをはてなブックマークに追加 荅�③膵�膵�のはてなBookmark被リンク数

詩季織織を観ました。中国江南を舞台として新海誠風なアニメをやってみたオムニバス作品です。
ごく一部の劇場でのみ上映していて神奈川県内には上映する映画館はなかったのですが、Netflixでサクっと観ることができました。Netflixなんでもアリだねー

中国はここ20年の変化が激しく、子供時代と今を重ね合わせるドラマが作りやすい状況にあるようです。
想定観客はもちろん中国人ですが、アニメ制作は日本人スタッフも多く関わっています。

オムニバス3作のうちの1作目は 三鮮米粉。湖南省の郊外で少年時代をすごし、大人になってから北京で働く青年の物語。食べてる米粉(ビーフン 米の緬 ベトナムで言うフォー[粉])がとても美味そうです。
2作目は小小時装秀。広州に住むモデルの姉とデザイナーの妹の物語。姉妹という設定が今風ですね。今の広州市はむしろ2人目を産むことを推奨されているそうです。ものすごい都会なライフスタイルが羨ましい。豊かなイメージです。
3作目は上海恋。タイトル通りの上海の話ですが、新市街と旧市街の石庫門の両方が出てきます。ふるいものが新しいものにどんどん置き換えられている中国ならではの物語です。

すべて長江より南の川沿いの土地が舞台で、稲作が盛んな風景が美しい作品です。

2018/8/26 Sunday

ペンギン・ハイウェイ

Filed under: - dekaino @ 8:29 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���潟�祉������с�い里呂討�Bookmark被リンク数

ペンギン・ハイウェイを観ました。森見登美彦の昔の同名小説が原作ですが未読です。噂によると再現忠実度は高いとのことです。

はっきり言って本作は宣伝プロモーションが大成功です。本作を楽しめる人ってかなり少数派のはずなのにそうでない人まで劇場に足を運ばせています。劇場は満席なのに上映後にみんな「???? これで終わり?」とワケわからない顔をしているのが印象的です。確かにコレ難解過ぎるというか面白いと思えない人は多そうだと思います。

話は主人公の小学生アオヤマ君の視点だけで語られます。アオヤマ君の理解力を超える部分は徹底的に説明されません。小学生的認知力のまま現実世界を認識した結果を受け止められる人でないと理解は難しい演出です。

謎の種明かしはまったくされないので、納得するのは劇中のアオヤマ君だけです。
スズキ君が親知らずを診てもらいに歯医者に来たって言った時点で、いくら体格がよいスズキ君でも小学生で親知らずはないだろう、12歳臼歯のコト? くらい思いつけるくらいでないと、この世界描写はおかしいって気づけないんですよね。ループする水路とかね。
大人視点で解釈かるなら、例の水路は森の中の湧水が水源となって2つにわかれて、合流地点で暗渠か伏流水として下流に流れ出ているあたりが妥当なんでしょうけど、そんなことまったく説明されません。

歯科医院のお姉さんが見た目の若さと胸の大きさに似合わない酒焼けした声をしている理由もまったく明かされません。コーヒーじゃあそこまで声は焼けないと思う… お姉さん視点の描写はほとんどないのでまったく謎のままです。

キャッチコピー「謎を解いてごらん、少年」 おしりに少年がついているのがキモで、少年ではない人々に理解できる謎解きはまったく提示されないので注意してください。
予告編の通り、おっぱい動画とペンギン動画を楽しむだけの作品です。

2018/8/25 Saturday

カメラを止めるな!

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カメラを止めるな!を観ました。
カメラを止めるな!

メタ視点のメタメタ映画です。これ商業作品として撮影されたのではなく、映画俳優のワークショップとして作成されたものだそうです。もし商業作品だったらもっと手抜きして作成しても伝えたいことを伝えられるフイルムになると思うのに、無理して苦行のようなことをしているのはそういうわけなんですね。

この映画の一番いいところは、演じてる役者たちがみんな楽しそうに演じてるところですね。そういう意味でプロではなくアマチュアリズムあふれる作品です。場末の舞台演劇っぽさをよくも巧みに映画にしたなぁと感心するばかりです。
本作は原理的に民放テレビでは放送不能なので、映画館で見逃すと、DVD/BluRayかNHKまたは有料CSの放送を待つかネット配信されるのを待つかしかないです。画質的には大画像で観る必要はないんですけどね。

口コミで火がついてしばらくは上映されそうなんで気になる人は映画館に足を運ぶとよいでしょう。

2018/8/21 Tuesday

銀魂2 掟は破るためにこそある

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銀魂2 掟は破るためにこそあるを観ました。
橋本環奈が完全にギャグしかやってないのが潔くてよい。この映画を観た後に橋本環奈のセーラー服と機関銃を見返すのもなおよし。
ギャグパートもシリアルパートも全力で突っ走っています。将軍様もギャグでしかでてこないけど…

本当に本当にお金かかってますね。今回もお客さんたくさん入っているようなので、3もあるかもしれません。原作は連載終了するって噂ですけど。

MISSION: IMPOSSIBLE - FALLOUT

Filed under: - dekaino @ 6:20 このエントリをはてなブックマークに追加 MISSION: IMPOSSIBLE - FALLOUTのはてなBookmark被リンク数

ミッション:インポッシブル/フォールアウトを観ました。トムクルーズがイーサンハントを演ずる人気シリーズです。
冒頭のつかみからして面白い。三大聖地を核攻撃とか世界平和への最短ルートかも知れないってマジで思うよね。宗教にどっぷりつかってるアメリカ人には悪行としか思えないのだろうけど。

非常に出来がいいシナリオと体当たりアクションが素晴らしいです。007みたいなおやじギャグもないしね。
アリババピクチャー作品でもあります。そろそろハリウッドの映画配給会社のどこかが中国企業に買収されてもおかしくない状況ですね。つーか匿名会社経由で実質的には中華資本になっている可能性高い。
アクション映画は文化背景を選ばないし、やはり制作予算の額で出来が決まるところがあるので、どんどんお金かけてほしいです。

インポッシブルチームのチームワークの良さも泣けます。

2018/8/11 Saturday

スターリンの葬送狂騒曲

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スターリンの葬送狂騒曲を観ました。ソ連のスターリン死去を巡るドタバタコメディのイギリス映画です。
イギリスコメディらしく、オーバーな演出をしてくだらないダジャレ連発ですがまぁまぁ史実に沿った実話ものジャンルの映画となります。独裁者コメディってやはり面白いんですよね。ふつーじゃないことがふつーになってしまっている世界って笑いのツボだらけなんです。その意味でかなり面白い作品です。
日本も後世に独裁者コメディの対象にならないよう頑張ってほしいものです。

実写版 BLEACH

Filed under: - dekaino @ 19:21 このエントリをはてなブックマークに追加 絎����� BLEACHのはてなBookmark被リンク数

実写版 BLEACHを観ました。
ジャンプの人気連載漫画の実写映画化です。自分はジャンプでは読み飛ばしていた漫画で、女子キャラがかわいくないなぁ以上の感想は持っていませんでした。

かなり原作に忠実なストーリーらしいのですが、正直ストーリーはつまらないです。ありきたりなジャンプマンガですね。そして髪がオレンジという設定すら活かせないストーリー展開はマジ退屈です。
ですがバトルシーンだけは気合入ってます。バトルだけはすごい映画です。バトルパート以外は寝ててもOK。

かなり制作予算が潤沢のように思える作りですが、本当にもったいない。本作は学園ものでちゃんと学校シーンをきっちり撮っているのにまったく意味なしシーンになっている。主役の福士くんとヒロインの杉咲花、ライバルの吉沢亮くらいしか動いてないんですね。群像劇になっていない学園ものって意味ないでしょ。本当にバトルシーンだけの映画です。

DVDだかVoD配信で観た方がドラマパートを飛ばせるので時間のお得かも知れません。そんな作品です。

インクレディブル・ファミリー

Filed under: - dekaino @ 17:04 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟�������c�����祉���<�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

インクレディブル・ファミリーを観ました。
Mr.インクレディブルの直接の続編となります。監督は前作と同じブラッド=バードです。
前作ラストのでっかいモグラマシーンを操るアンダーマイナーが冒頭で登場! 13年前の前作の直後から話は始まります。
本作でも母親のエラスティガールが大活躍。こんなでかい娘がいてガールと呼ばれて恥ずかしくない強靭なメンタルはスゴいです。

ここまで前作とストレート同じな設定はかえって珍しいかも?? 10年以上経過しているとは思えません。
思えば13年前はPIXARとDisneyがケンカしてて提携解消路線を突っ走っていて、前作のMr.インクレディブルがディズニー映画として公開される最後のピクサー作品になるはずだったんですね。結局仲直りしたわけですが、そう思うと感慨深い作品です。

同時併映の短編作品Baoは、中華饅の擬人化のセリフなしCGアニメ。これも家族をテーマしていて面白かったです。Baoは、包 とか 宝 とか同音の複数の漢字の意味が込められたタイトルのようです。こちらも必見です。

2018/7/27 Friday

未来のミライ

Filed under: - dekaino @ 23:34 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ャ�������い里呂討�Bookmark被リンク数

未来のミライを観ました。細田守ブランドの最新作です。客もたくさん入っているようです。
「未来のミライ」はタイトル詐欺だとよく言われていますが、確かにそうです。本作は一貫してクンちゃんの視点のみで進みます。しかも15分程度の短い時間で描写される別の時代のクンちゃんの先祖か親族との出会いエピソードが淡々と重ねられるだけです。妹のミライちゃんの未来の姿もたまに出てきますが、ほとんどは別の人たちとの出会いなわけで。

過去のバケモノの子のような骨太なストーリーはなく、本当にテレビシリーズの総集編のような作りで、最後に時間の流れの中で迷子になったクンちゃんを救出するエピソードでなんとなーくハッピーエンドっぽい終わり方しているだけです。正直むかしの総入替制ではない上映途中での出入り自由なスタイルでも全然困らない作りになっています。そういう意味でこれは着実に儲けに来たプログラムピクチャーとしては優秀な類です。

松本零士がミライザーバンのパクリとか言い出さないかちょっとだけ心配。

DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 DC�鴻�若���若���若�㏍�若�� vs 薹鴻������里呂討�Bookmark被リンク数

DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団を観ました。ビデオ配信による鑑賞です。よくあるvsモノのお約束で、鷹の爪団がDCコミックのヒーローと戦うわけではなく、ヒーローと結託してDCコミックのヴィラン達と戦うわけです。

DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団

いつもの鷹の爪団ムービーのノリですが、DCヒーローの戦闘シーンはマトモ(?)な映画のように気合入ってます。いつものバジェットゲージも健在。予算は計画的に使いましょう。

日本のとんがったアニメ制作とDCヒーローはなぜか相性がいいようです。
今回はフィリップと菩薩峠くんの出番は顔出しだけで能力発揮はなしです。だって下手するとDCヒーローより強いからね。ゲストより強いなんておこがましい。その点デラックスファイターと総統はいつでも安定の弱さで安心です。

本作のバットマンはまるでスーパーマンみたいなメンタルの弱さでDC者としては珍しいかも? 逆にスーパーマンはスカし過ぎ。お前もっとメンタル弱い役どころだろ。最強の肉体に最弱の精神が宿ってるはずなのにチートしすぎ。パーフェクトなスーパーマンが見られるレアな作品ともいえます。

2018/7/22 Sunday

TAU

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TAUを観ました。Netflix製作独占配信映画です。最近Netflixの独占配信映画は従来の映画DBに入れてもらえないようです。

AI開発のために、低階級の人間を拉致してきて脳にインプラントして情報を収集するってなかなかエゲツない世界観で始まる本作ですが、そこはあんまり本筋ではなくてその被検体を軟禁している建物を管理しているAIと被検体である女性ジュリア(コード名はサブジェクト3)の交流の物語です。タイトルのTAUは建物管理AIの名前で彼もAI開発の試作品であって完成形ではないという設定です。完成形ではないといっても知能もコミュニケーション能力も人間とそん色ないどころか人を上回る能力を備えています。

人工知能と人間の違いは昔からあるSFテーマですが、現実のAIの性能が向上している中で目新しい表現・展開もあります。本作はNetflixらしくワールドワイド同時公開で吹替えや字幕も各国語版が用意されています。
わたしは日本語字幕で観たのですが、personを人間って訳すのがほとんど語訳じゃないのかーって気になってしょうがなかったです。ジュリアが「あなたは機械ではない。personなのよ」っていうのですが、人間と訳されてしまっているのですね。personは人格が備わっていれば霊長類ホモサピエンスでなくともいい概念のはず。法的にも財団みたいな法人はpersonとして扱われますから文脈的に個人とか人格がある存在みたいな役がいいと思網のだがどうでしょう? 日本語で人間っていってしまうと生物学的に人間、英語ならman とか human mankindを示す言葉になるよなぁ、と思いつつ鑑賞してました。

建物の中だけでほとんどの展開が済んでしまう低予算映画らしいストーリー展開ではありましたが、まあ面白かったです。評判も悪くないようなのでAIが出てくるSF好きなら楽しめると思います。ジャンルとしてはホラーらしいのですが、はっきりいって理詰めのストーリー展開なのでホラー要素は弱すぎます。理屈で攻められても怖くはないものです。

ジュラシック・ワールド/炎の王国

Filed under: - dekaino @ 9:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�ャ���激�����祉���若����鐚������� のはてなBookmark被リンク数

ジュラシック・ワールド/炎の王国を観ました。原題の副題はFALLEN KINGDOM 堕ちた王国なのになぜか炎になってしまう不思議、邦題マジックです。
2015年版ジュラシック・ワールドの直接の続編となっています。
ストーリーはカリブ海の孤島の例の島が舞台になった前半部と、北米のどこかにある山奥の豪邸が舞台の後半部に分かれます。舞台が大陸ってのがシリーズ初なんじゃないですかね。山奥ではあってももはや海で隔離されていない空間。
そして人間が制御できると思っていても決して自然は制御できないものだというシリーズを通じて存在する哲学通り、狙いがどんどん外れてあんこートラブルになっていく展開は見事です。

さすがビッグタイトルだけあってハズレはない。文句なしのA級大作映画でした。

OVER DRIVE

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OVER DRIVEを観ました。公道ラリーというジャンルの架空の国際レース大会のお話です。トヨタ完全バックアップです。
架空のラリーシリーズと言え設定はしっかりされているようでなかなか深いです。日本以外の国も会場となるのですが、日本も含めてすべて車両左側通行(インド マレーシア オーストラリア)の国なところとか、なかなかニクい設定です。CGもよい出来で公道ラリーという無茶な設定を難なく映像化しています。
ただ映画としては出来はよくないです。特に森川葵が演じる女性エージェントがまったく意味不明。家族も友人も出てこない薄っぺらい描写がむしろ寒いくらいです。
幼馴染のヒナ役をやってる清水ひまわりがいい感じです。大きい事務所なのに地下アイドル的な売り込み方がギャップ萌えの清水ひまわり。マジカルパンチライン(略称マジパン)のメンバーってあたりの設定からして、NINEのメンバー川島海荷っぽい。

話がそれましたが、クルマ好きにはうれしい映画なのですが、キャスト理関係で若い女性ばかりにリーチしてしまいクルマの話が全然響かなかったせいか、興行的には惨敗のようです。せめて日本映画チャンネルとか時代劇チャンネルのような60代以降がみてる媒体で宣伝すれば、まだ違ったかと思うんですけどねぇ。頭文字D読んでたのも50代以降でしょうし。
まぁ湾岸ミッドナイトよりはストレートでわかりやすい話だったとは思いますが、えいがはもうからないとつぎに続きませんからね。合掌 という作品でした。

2018/7/14 Saturday

アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~

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アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~を観ました。「ひつじのショーン」と同じスタッフによる人形アニメです。原始人が青銅器時代の人とサッカーをする不思議なストーリー。いかにもイギリス人が喜びそうなお話です。
本作サッカーの試合シーンがクライマックスなんですが、真っ当なサッカーをするんですね。人形アニメだからキャプテン翼とか下手したらテニスの王子様みたいな超能力プレイだって可能なんですが、そういうことはせずにリアルに実現できる範囲のサッカープレイで試合運びを盛り上げているあたり、地味ながらスゴイと思います。

女王様のくだりがいかにもイギリスで面白いです。89分も尺があってやや前置きが長くてダレた印象がありますが、人形アニメファンには逆に喜ばしいです。やはり人形アニメはシンドいので1分1秒でも短くする圧力かかってますからね。ゆるーくだるーく進む意味なしシーンって基調なんですよね。
子供やイギリスのサッカーファンなら十分楽しめる作品だと思います。

宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド

Filed under: - dekaino @ 19:10 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������㏍�ャ�����潟�吾�c��VS�鴻���若�鴻�祉�鴻��������のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッドを観ました。もう安定路線に入った宇宙刑事が活躍するスペース・スクワッドシリーズ、今度はギャバン、シャイダーとキュウレンジャーの競演です。

本作の重要なキャラはカメレオングリーンのハミィ。演じる大久保桜子はテレビシリーズ本放送期間中にシシレッド役の岐洲匠との熱愛報道(文春砲)があって騒ぎになっていたのですが(ふたりとも熱愛は否定)、それを逆手に取ったようなシナリオです。
過去の選定ものでは恋愛スキャンダルで岐路歴史扱いになってしまった女優さんがいたりしますが、大久保桜子はそのような扱いにはせず、むしろ堂々とキュウレンジャーのメンバーとして押し出していくという政策人の意志を感じさせます。
また、ゲキレンジャーの敵ヒロインのメレ様(平田裕香)がいい役どころを演じています。さすがカメレオンつながり。ゴーバスターズの敵ヒロイン エスケイプ役の水崎綾女は本放送時よりも豊満な感じで再登場。水崎綾女は痩せたり太ったり体重の増減が極端でちょっと心配になるレベルなのですが、今回も役作りなのでしょうか??
シャイダーを仮面ライダーオーズの伊達さん(仮面ライダーバース)役の岩永洋昭がいい感じで演じてます。女好きな軽い感じのマッチョ役をやられたら天下一品です。

戦隊モノのお約束の巨大ロボットが出てこないのでドラマパートや殺陣シーンがよく楽しめます。推理ドラマとしてもちゃんと成立していてシナリオのレベルも高いです。キュウレンジャーファンなら必見の作品です。

2018/7/8 Sunday

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

Filed under: - dekaino @ 22:53 このエントリをはてなブックマークに追加 ��劻�祉�純��/�鴻�帥�若�祉�����若�冴�祉�鴻���若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリーを観ました。ルークに出会う前のハンソロの物語です。いやチューバッカの物語かも?
帝国が成立しジェダイが姿を消した時代。なぜか盗賊が跳梁跋扈するすさんだ時代です。いくら何でもアウトロー多すぎ、帝国軍ってやはり無能なのかも知れません。

過去の作品と矛盾がないように若かりしハンソロの日々が描写されます。昔の恋人キーラという新キャラはまた別作品にも出てくるかも? 実写ではダースではなくなった単なるモールが初登場かな? ノベライズやアニメではほぼ公式設定となったモール、ちょっと顔出しだけだったけどもし別作品に出てくるなら蜘蛛っぽいアクションを期待します。

ミレニアムファルコン号の船内がたくさん出てくるのは楽しい。立体チェスも懐かしいです。
スターウォーズマニアなら納得の作品です。

2018/6/30 Saturday

ニンジャバットマン

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ニンジャバットマンを観ました。これはすごいアニメですよ。バットマン世界の悪役の魅力が存分に出されています。
ゴリラ・クロッド
ゴリラ・クロッドがクール過ぎてしびれる。

なぜかバットマン一味に従い戦うコウモリ衆。この芝居がかった戦国時代は横山光輝成分がかなり混じっている気がします。闇の土鬼とか赤影のようなケレン味のある善玉とバットマン世界のヴィラン総出演の超豪華な戦いが燃えます。最後の城ロボ大戦がグレンラガン味あふれてます。

上映スクリーン数が非常に少ないのが残念ですが、最近は口コミでロングランする戦略もあるようなので、中続きすることを祈ります。

キャットウーマンとハーレ・クインのキャットファイトも存分に見られます。
とにかくハーレ・クインがはじけすぎてて素晴らしいバットマン映画です。

2018/6/29 Friday

焼肉ドラゴン

Filed under: - dekaino @ 7:25 このエントリをはてなブックマークに追加 �取�������眼�海里呂討�Bookmark被リンク数

焼肉ドラゴンを観ました。大人向けリアルな じゃりン子チエ みたいなものです。
焼肉ドラゴン
ただ、見た目ほど話はリアルではありません。焼肉店の中の話ばかりやって近隣の話が出てこないのです。特に3人の娘と1人の息子、この子供たちの同世代の街の住人がまったく出てこないんですよね。一緒に街で育った同世代の友人たちとの絡みがまったくないのはあまりにも不自然で、これが小説だったらまだ流せるのだけど、映像として説得力があるセットの中で、ナレーションも「子供たちの歓声が絶えない」とか言ってるのに、顔がある形では出てこない街の子供たち。シナリオの重大な欠陥としか思えません。

時生(ときお)君も同年代の同胞とちゃんと話ができていればあんなことにはならなかったと思われるし、正直無理があります。

個人的には桜庭ななみは大人になったなぁと思いました。胸以外は細くなった。
まあそれは置いといて昔こういう人たちがいたよねって安全な立場から見下ろす視点であれば、泣ける感動作なのかもしれません。森友学園疑惑の土地とかそういう流行りの話題でもありますね。
そういう文脈で興行的にはいい成績を出しそうな作品です。

メイズ・ランナー:最期の迷宮

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メイズ・ランナー:最期の迷宮を観ました。シリーズ最終作です。もはや迷宮も迷路も出てきません。ちょっと回想シーンで出てくるだけです。原題はMAZE RUNNER: THE DEATH CURE。ゾンビ化する病気を治す薬をめぐっての話となります。

広げ切ったお話をどううまく畳むか、そこが見どころとなります。
前作を観てない人にはちょっと楽しめないかも? そういう人向けの説明は全然足りません。
悪い女テレサがどうなったか、そこに興味がある人向けです。

最後のオチの納得感も薄いですね。いかにもハッピーエンドっぽくしてますが、結局WKCDは全然要らなかったし、過去の歴史通り疫病が流行っても免疫を得た少数派が繁栄して多数派になるだけのお話であります。
ディズニーだったら劇場作品の後日談として発売されるDVD系の作品。

2018/6/28 Thursday

空飛ぶタイヤ

Filed under: - dekaino @ 6:26 このエントリをはてなブックマークに追加 腥咲��吟�帥�ゃ�い里呂討�Bookmark被リンク数

空飛ぶタイヤを観ました。三菱自動車をモデルとした池井戸潤の企業小説の映画化です。もちろん三菱の名前は直接は出てきませんが三菱そのものです。

同作者の半沢直樹シリーズとは違ってリアルな描写ではっきり言って爽快感はないです。何も罪のない人が死んでるわけですから「三倍返しだッ」で済むわけはなく、たいへん後味が悪いストーリーです。

予告編でディーンフジオカが「リコール隠しではないか」と吠えてますが、彼がやってる役は善玉ではないのです。むしろほぼ悪役に近いところ。彼は被害者のことを思ってリコール隠しに怒りを感じているわけではなく、数年前にリコール隠しがばれて売上低迷している状態でまたリコール隠しが明らかになったら会社が潰れると言ってるだけなのです。

欠陥を隠せと指示していた悪い役員は最後にはディーンフジオカのリーク情報で失脚しますが、それは正義の心というよりは待遇が気に食わなかったからというのが大きく、もし彼が待遇に満足していたなら悪事が露見することはなかったと思われます。まさにガンダム0083のシーマ様的ダークヒーローです「故あれば私は寝返るのさ」シーマ様は死んじゃうけど、ディーンフジオカはのうのうと生き残るのです。

中小企業の運送会社も疑いが晴れたからと言って楽になるわけでもなく被害者が生き返るわけでもなく自己の時のドライバーの心の傷も言えるわけでもなく、非常に後味が悪い中にサザンが歌う主題歌が流れるというキビシさに耐えられるか修行のような映画です。

三菱グループのクレーム対応と言えば元ニコンの川田茂雄氏の著作「社長を出せ」が有名です。本の記述によると、当時の三菱グループのクレーム対応の最優先事項は社長とか本部長とかライン上の雲の上の人を顧客から守る、少なくとも絶対に会わせないというもの。だからこそ一番困るのが「社長を出せ」と要求する客であり本のタイトルになるわけです。
普通の民間会社では偉い人って対外的に謝罪することも仕事のうちなんですけどねぇ。
そういう点で三菱カルチャーが学べるドキュメンタリー的作品です。

2018/6/23 Saturday

恋は雨上がりのように

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恋は雨上がりのようにを観ました。女子高生が中年のおじさんに惚れちゃう話です。ロケ地が横浜なんでけっみう見慣れた風景が出てきます。青年誌の漫画が原作ですが未読です。ストーリーは原作のダイジェストで代々忠実らしいのですが、キャラ造形は役者の関係でちょっと違うらしい。特に主役のあきらは演ずる小松菜奈とはちょっと違うタイプのように思えます。見つめてたらにらみつけてると誤解されるくらいに男受けに疎いはずなのに小松菜奈だとそういう感じがしないです。ツンとデレのツンがツンになっていない感じ。あれじゃおじさんメロメロになっちゃいます。大泉洋がうまく演技してますが相当に危うい。でも興行のことを考えると真におじさん受けしなさそうな女優を主役にはできないだろうなぁと思いました。

2018/6/16 Saturday

デッドプール2

Filed under: - dekaino @ 21:17 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������若��2のはてなBookmark被リンク数

デッドプール2を観ました。ヒットした前作の続編です。

今度は忽那汐里が電撃娘ユキオとして出場です。
ティーンエージ レズビアンペア
ハーイと言って笑ってるだけですが、とりあえずネガソニックの恋人という設定です。

本作のラスボスはミュータントとか異能力者ではなく普通の人間です。わかきミュータントを育成する学校の校長が心が狭い困ったやつなのよって話。ティーンエイジの一部にはグサッと刺さるストーリーですね。
ここらへん日本の漫画アニメでヒットしてるヒーローアカデミアにも近い設定で、才能ある若き少年がヒーローとなるか悪の道に堕ちてヴィランになってしまうのか、瀬戸際の話です。
他にもマーベルワールドからいろんなゲストキャラが出てきて多彩なアクション映画になっています。

前作ではちょっとハッピーになったデップーでしたが、今回は冒頭から不幸のどん底に落とされます。
もう作中ずっと「死にたい 死にたい」言い続けるデップー。うざいことこの上なし。
その彼が少年の心を救い自分の心を救うまでのストーリーが本作のキモなのです。
まぁそんな細かいことは気にせずに楽しむのが正しい鑑賞方法だと思います。続編の3も出てきそうな勢いですね。

犬ヶ島

Filed under: - dekaino @ 20:56 このエントリをはてなブックマークに追加 ���九涯のはてなBookmark被リンク数

犬ヶ島を観ました。日本にある犬を廃棄するための島「犬ヶ島」を舞台にした人形アニメです。
犬ヶ島
ものすごく政治的に風刺をこめられた映画なのですが、公開した時期が悪いのか、今の日本の政治はフィクションを超えたカオス状態にあって、インパクトは希薄になってしまいました。まぁそれでもキツい味付けではあるのですが。

詠出は舞台演劇にちかいカット割りが多く、各シーンはカメラ固定が基本な絵作りです。
色彩も暗めで古色を出そうとしています。少しおどろおどろしい感じ。でも適度にギャグが挟まれて話そのものは暗くはありません。
犬たちは人間とは言葉が通じないが犬同士は普通に会話する世界観で、なかなか面白かったです。
娯楽というよりは芸術志向の映画ですが、強気の宣伝してますね。売れるといいけどどうかなぁ? というくらい芸術色の強い映画です。

2018/6/2 Saturday

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇

Filed under: - dekaino @ 22:35 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������ゃ����2202 �����������/膃��腴� ����膀�のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇を観ました。ヤマト2202の5作目です。

今度はデスラー総統の過去が明かされます。デスラー家は代々ガミラスの指導者を輩出する貴族みたいな家でいろいろ親族がいたようです。またガミラスが覇権主義に走り地球に隆盛爆弾を落とした理由も明かされます。
白色彗星が地球圏にまでやってきて衝突必至というところまでで次回に続く…
まあ、そういうヒキで終わらせないとね。次は11月らしいです。

ガミラス星については次元断層の技術を使えば延命できるんじゃないかなぁと思ってします (実はネタバレ?)

2018/6/1 Friday

のみとり侍

Filed under: - dekaino @ 20:33 このエントリをはてなブックマークに追加 ���帥����箴�のはてなBookmark被リンク数

のみとり侍を観ました。R15指定というレーティングですが別に大したことはないです。つーか寺島しのぶ守られ過ぎでしょ。若い頃はもっと過激に脱いでた気がするのだが…

越後長岡藩の感情型の藩士がお殿様の怒りを買って「のみとり」つまりは男娼として生きるというお話。国元ではなくて江戸でのみとり屋をやるのです。奇しくも田沼様が老中やってる時代、賄賂が横行しつつも景気が良い江戸の市中では男娼も職業として成立していたのです。

本作は時代小説が原作ですが、確かによくできています。出てくるキャラクターが見たままのものではなく裏があります。この裏が見える瞬間が大変面白いです。

それにしても寺島しのぶは剣客商売では田沼公の妾腹の娘だったのに本作では田沼の妾訳をこなします。貫禄がついたと言ってもよいでしょう。また、主役の阿部寛は安定のコメディプレーヤー。はまり役と言ってもよいでしょう。

意外と時代考証が真面目にされていて感心します。ちゃんと眉沿ってお歯黒してる女性も出てきますしね。
時代劇が好きな人はもちろん、あまり時代劇を観たことがない人にもお勧めできる作品。

GODZILLA 決戦機動増殖都市

Filed under: - dekaino @ 7:50 このエントリをはてなブックマークに追加 GODZILLA 羆堺�����紜�罧��遵�のはてなBookmark被リンク数

GODZILLA 決戦機動増殖都市を観ました。怪獣惑星の続編、全三部作の2作目にあたります。
三部作の2作目って決着はつけられないし、無茶な軌道変更もできないし、非常に難しい。スターウォーズの帝国の逆襲はむしろ例外的な出来の良さなわけです。ですが、それを差し引いても駄作臭はする作品です。

特撮番組の敵組織の、毎週一体ずつ怪人という戦力を逐次投入するから勝てない、一気に全員投入すれば勝てるのにって、戦略ミスが、本作でもとてつもなく感じられます。いやマジで もうちょっとちゃんとやろうよ。

最終作は キングギドラやモスラなど東宝怪獣大集合になるのは確実なのでそれだけが楽しみです。
正直本作はあらすじだけ読めば映像を観る必要はないかもしれません。映像にはセンス オブ ワンダー皆無です。

せめてメカゴジラ戦えよ

さらば青春、されど青春。

Filed under: - dekaino @ 7:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �����育���ャ�����������ャ��のはてなBookmark被リンク数

さらば青春、されど青春。を観ました。そう幸福の科学の映画です。教祖大川隆法の宗教を始める前の青春時代をつづった自伝本の映画化らしいです。もちらんそんな自伝は未読です。
本作の見どころはそう! 元清水富美加の千眼美子です。千眼名義の初仕事であります。
千眼美子

教祖大川隆法の青春時代を演じるのは実子の大川宏洋です。

本作で語られる大川隆法の略史
 東大法学部に入学し、司法試験と上級公務員試験に失敗する。
 しょうがないから商社トーメンに就職 (東大法の就活先として商社は最底辺)。
 商社では幹部候補生としてニューヨーク駐在員や名古屋事業所で勤務。仕事しながら霊言本を出版する。
 30歳で退社。宗教団体立ち上げ。

こんな感じなわけで、このままやっても信者以外はありがたくも何もありません。
話にいろどりを添えるのが女性関係。3人の女性が出てきます。
1人目は東大時代に一目ぼれした同学年の女学生。ラブレターをがんがん出すもあえなくフラれ、しかもその女は司法試験に合格して法曹の道を歩みます。隆法 完全敗北。
2人目がニューヨーク駐在時代の同僚の金髪女。それとなく彼女の方から食事に誘われたりするも完全に無視してそのまま消滅。何やってんの? 間違いなくこの時点で隆法は童貞です。
3人目がお待ちかね 千眼美子が演じる商社OL。名古屋事業所で知り合い、こちらは食事したりデートしたりそれなりにお付き合いを進めます。それでもどちらかというと隆法君は完全に受け身、退社して宗教家として自立するときについて来いと言えず破局するというストーリーです。
まあ彼女視点で言えば将来の社長候補と思ってつきあってたら会社辞めて宗教家になる? ふざけんな! ってところだと思います。

1975~1985年くらいを舞台とするのですが、時代を表す演出がすごいアナログかつ力技です。カネがあるっていいなぁ。いきなり東急のアオガエル電車に乗って通学ですからね。長野電鉄で貸し切りロケでもしたんでしょうか? 豪勢です。 ニューヨーク支社でもなぜか AppleIIeが鎮座するデスク。いやあ商社でAppleIIは使わんでしょ。そこはDECのビデオ端末(そうVT100とか)にしときなさいよ。カネはかかっているが暴走気味の時代演出は三丁目の夕日のアナログ版と言えるレベルです。

千眼美子は宗教にかぶれる描写はまったくなく、それどころか宗教から距離をとっている表現になっているので、幸福の科学色に染めずにピュアなイメージを維持したいというところでしょうか

主演 大川宏洋はたんたんと父 隆法を演じますが、正直 負け犬チックでしょぼい演技です。
そして悪魔を演じる時はものすごーく生き生きしています。マジで悪魔好きだよなぁ 宏洋。

史実では 千眼美子演じるOLをふった後、宗教団体の信者の女と結婚し、ぼこぼこ子供作ります。この人こそ宏洋の実母なのですが、なんと現在は離婚して教団を去っています。原因は父 隆法が若い女信者と浮気したから。離婚後に隆法はその浮気相手と再婚しております。
まあそういう事情があって、父の若い頃の女性遍歴を演じるとかやってられないですよね。

とにかく千眼美子はよかったです。それだけのために作品と言えます。

2018/5/24 Thursday

仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判

Filed under: - dekaino @ 7:18 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���若�≪���障�潟�� THE MOVIE ��緇�����い里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判を観ました。Amazon prime vidoeで連続ドラマ形式で配信されていた仮面ライダーアマゾンズの劇場版です。
連続ドラマは2シーズンあって、シーズン1が最初のガンダムとしたら、シーズン2はゼータガンダム、そして今回の劇場版は逆襲のシャアにたとえて差し支えない構成になっています。
ストーリーとしてはシーズン1の1エピソードでも不思議じゃないくらい小さい事件なのですが、二大主役の水澤悠と鷹山仁の直接対決があり決着がつけられるというのが大きなポイントです。
また、仮面ライダーの原作の石森正太郎が作画をやっていたこともある家畜人ヤプーにどことなく設定が似ています。

他にも本作だけのゲスト仮面ライダーアマゾンである仮面ライダーアマゾンニューアルファも出てきます。神奈川県のパチンコ屋みたいな名前ですけどね → ニューアルファ

シーズン1ではにぎやかし程度の端役だった武田玲奈もシーズン2同様重要な役として活躍します。
バトルシーンは劇場版だけあってクオリティ高いですが、悠のオメガがずっと手負い状態で弱っているので、全力のバトルとは言えません。手傷を織った者同士のドロドロとして消耗戦バトルが繰り広げられます。

いちおうそれなりに「最後ノ審判」はつきますが、まだまだ続編は作れそうではあります。アマゾン社のやる気次第ですね。Netflixに負けるな! アマゾン。

2018/5/20 Sunday

となりの怪物くん

Filed under: - dekaino @ 8:54 このエントリをはてなブックマークに追加 ����������������はてなBookmark被リンク数

となりの怪物くんを観ました。人気少女マンガの映画化らしいですが、もちろん原作は未読です。

いわゆる学園ものですが、身体能力も学力も超人的なのに発達障害レベルで人づきあいがおかしい主人公ハルをめぐるゆかいな仲間たちのお話です。基本的には清楚というか純情というか幼稚なラブストーリーです。
となりの怪物くん
中学生じゃないんだからもうちょっと深い付き合いしてもいいと思うのですよ。少なくとも夏はラジオ体操じゃダメだよね。スイカ食べるならビーチで水着でスイカ割して食べていただきたい。
水着シーンないなんて土屋太鳳の無駄遣いもいいところでしょう。せっかく海の近くの街が舞台なのに海を活かせていないぞ!

菅田将暉くんの自由っぷりは楽しいです。

ラプラスの魔女

Filed under: - dekaino @ 8:22 このエントリをはてなブックマークに追加 �������鴻���絅海里呂討�Bookmark被リンク数

ラプラスの魔女を観ました。東野圭吾のミステリ小説の映画化です。売りはもちろん豪華キャスト、ヒロインは広瀬すずです。

正直、ミステリ作品としてはつまらないです。謎解き以前にスーパー超能力が前提の幻想小説となっています。脳手術で能力拡張ってSFはたくさんありますが、せいぜいカジノのルーレットくらいでしか役立ちそうもない些細な能力というところは新しいかもしれません。

そして宣伝されまくったポスターイメージ
ラプラスの魔女 広瀬すず

これ、劇中の広瀬すずはこんな滑降しません。残念ながらスケスケな黒服きません。
これを期待していた人に詐欺と言われても弁解不能です。

奥西助手 by 志田未来
それより志田未来演じる奥西哲子助手がいい味出してます。
ストーリー的にはほぼ意味ないキャラですが、テレビ放送されるときは出演シーンをすべてカットされそうな端役ですが、青江研究室のヌシというか、青江先生に手出ししようとする不埒な女子は許さんぞとにらみを利かせてるプレッシャーとか、それでいてお手付きいつでもOKよなノリで胸元ゆるめてる白衣ファッションが、とてもいいですよ。志田未来25歳、もはや子役ではありません。こっちの方がよほど魔女的です。

興行的には宣伝も相まって好調なようです。

2018/5/19 Saturday

12 STRONG

Filed under: - dekaino @ 23:43 このエントリをはてなブックマークに追加 12 STRONGのはてなBookmark被リンク数

12 STRONGを観ました。米陸軍の特殊部隊でアフガン戦争で北部同盟と県警してタリバーンと戦った12人の実話ベースのお話です。騎馬で戦ったことから邦題は邦題はホース・ソルジャーらしい。

ソ連製の戦車がロケットランチャー車両にたいして騎馬兵で戦うシーンはかなり迫力あります。
アフガン戦争でタリバンは悪だってことヲ示すために8歳以上の女子に教育を与えた罪で女教師が殺されるシーンを入れてます。確かにこれは酷い虐殺だけど、高校生が学校に小銃持ち込んで乱射して教師生徒殺しまくる事件が少なくない数起きてるアメリカも褒められたもんではないとは思いました。攻め込む口実にはならんよなあ。

典型的な国威発揚映画ですが、いまさらアフガン戦争持ち上げてどうするのかよくわかりません。
でもアメリカではそれなりにヒットしているようです。

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星

Filed under: - dekaino @ 17:44 このエントリをはてなブックマークに追加 罘���������潟���� THE ORIGIN��茯��� 莎ゃ��綵���のはてなBookmark被リンク数

機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星を観ました。長かったTHE ORIGIN映画も本作が最後です。

ルウム戦役でシャアが赤いMSで大活躍します。黒い三連星も頑張っちゃいます。
しかし、これが正史となるとミライさんもセイラさんもサイド7に引っ越してから数か月もたたずにホワイトベースに乗るってことになるけど、なんか不自然ではあります。オリジナルテレビシリーズではだいぶ昔からサイド7に住んでる感じだったけどなぁ。

ドズルはドズルで「兄貴 戦争は数だよ」という割には戦術で数の不利を覆してて別人臭がします。ドズルはもっと熱血馬鹿でいてほしい。

まあそんな感じで全6話一区切りついたthe ORIGIN、大変楽しかったです。

2018/5/5 Saturday

映画ドラえもん のび太の宝島

Filed under: - dekaino @ 23:40 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉���������������喝お���絣兇里呂討�Bookmark被リンク数

映画ドラえもん のび太の宝島を観ました。恒例の春休みドラ映画、2018年は宝島です。
もちろん、出崎統の宝島と比べてはいけません。ハードル上げずに鑑賞しました。シルバー船長は子持ちオヤジなので一般に知られている宝島のシルバーに比べてかなりマイルドです。

毎回ドラ映画では出木杉君の扱いが酷いのですが、本作の出木杉の扱いはマジで酷いです。
冒険に連れて行ってもらえないのはまあいい、それは毎年そうだから。
でもね、今回の冒険のきっかけは、出木杉が宝島って小説を空き地で読み聞かせたからではないですか。
読み聞かせって何なの? のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫は幼児なの? 出木杉は幼稚園の先生なの?!
まあそれも出木杉のキャラだからいいとしても、彼は宝島の二次創作を執筆中と言ってるではありませんか!
なのに冒険終わった後に誰もその二次創作に触れてあげないの酷過ぎない? せっかく伏線はってるのに投げっぱなしなんて、出木杉かわいそう。草野球シーンで枚数と尺を浪費する余裕があるなら、出木杉版宝島も少しは触れてあげてほしい。

出木杉の不憫さに泣けることピカイチのドラ映画です。

レディ・プレイヤー1

Filed under: - dekaino @ 22:47 このエントリをはてなブックマークに追加 �����c�祉�����ゃ�ゃ��1 のはてなBookmark被リンク数

レディ・プレイヤー1を観ました。スピルバーグ監督の仮想ゲーム空間といういまどきありがちな題材のSFアクションです。

さすがにスピルバーグ監督は巧くて、使い古されたとも思われる仮想空間ネタをリアリティたっぷりに演出しています。やはりリアル世界とバーチャル世界オアシスが交互するシーケンスがとても巧い。しかし、主要キャラクターがみんな同じコロンバスにいるっていうのは都合がよすぎとは思います。世界中バラバラに散らばっている方が自然な気がしますが、もしかして環境破壊だか全面戦争があって2045年にはコロンバスにしか人は住んでいないみたいな裏設定があるのでしょうか? リアルワールドの狭さが非常に気になります。

劇中メカゴジラと戦うガンダム、「俺がガンダムだ」とか言ってますがそれ初代ガンダムじゃない。ビームサーベルしか使わないし、なんかファンサービスなのにコレジャナイ感がすごかったです。メカゴジラと戦うならやはりゴジラに変身しないとダメなんじゃないかなぁ。

まあいろいろありますが謎解き要素やアクションシーン他、いろいろな作品のメカやキャラがたくさん参入していて、スパロボ的な面白さがあって、良い作品です。長い長いエンドクレジットにも注目です。

2018/4/29 Sunday

いぬやしき

Filed under: - dekaino @ 10:49 このエントリをはてなブックマークに追加 ����������のはてなBookmark被リンク数

いぬやしきを観ました。イブニングに連載されていた漫画の映画化です。
原作からアクションシーンに合いそうなエピソードを抜き出したダイジェスト版的な作りです。
とにかくアクションシーンに力が入っていて最先端な映像技術を楽しめると思います。
その反面、メッセージ性は低いですね。ただただ暗い感じで社会に向けた憎悪を爆発される系のストーリーであまり救いがない感じです。それでいて本当に危なそうなところは除去されているチキンなところもあります。たとえば警視庁に宣戦布告して下っ端警官1人だけ残して後はすべて殺しちゃうくだりとか善カットです。

ロボット改造される発端の事件があった公園は、厚木市のぼうさいの丘公園のホウダイヤマ古墳の広場でロケしたようですね。一目でわかりました。実際は住宅地からは距離がある山の上なんですけど、山っぽいところが全然わからない感じで撮影してました。

木梨が扮するスーパー戦闘ロボット老人のアクションを楽しむためだけの映画です。

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

Filed under: - dekaino @ 9:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�ャ���潟��/���с�������祉���ャ�祉�吾�c�潟�違��里呂討�Bookmark被リンク数

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルを観ました。1995年の映画ジュマンジの続編というかリメイクとなります。
ジュマンジにはもうひとつザスーラっていう間接的な続編映画もありますが、こっちはほぼ関係ないです。

前作はボードゲームでしたが、今回は家庭用コンピュータゲーム、ジャンルはアクションRPGです。
要はハリウッドが本気で作った勇者ヨシヒコなんです。カネかけてくだらないギャグを本気でやるのが素晴らしいです。

想定観客も以前のファミリー層からヤングアダルト(ハイティーン)以上に変わり、キャラクターもすべて高校生になっています。ギャグはくだらないけどストーリーは子供騙しではなく大人が見ても楽しめる内容になっていて安心です。むしろ小学生に見せてあまりウケないかも?
キャラクターもすべて高校生。

ボードゲームとARPGなのでアクションや展開は前作とまったく違います。共通するのは熱帯ジャングルを舞台にしているところとゲーム名だけです。ゲーム名としても大事、名セリフ「ジュマンジ マジ卍」翻訳も冴えています!
ソニーピクチャーなのに劇中のゲーム機がプレステでなくてROMカートリッジ機になっているあたり、こだわりを感じさせる作品です。ファミコン世代におすすめの映画です。

2018/4/21 Saturday

パシフィック・リム:アップライジング

Filed under: - dekaino @ 20:25 このエントリをはてなブックマークに追加 ���激���c�����祉����鐚��≪�������ゃ�吾�潟�阿里呂討�Bookmark被リンク数

パシフィック・リム:アップライジングを観ました。言わずと知れたギレルモ=デルトロ 獲得のパシフィック・リムの続編です。ですが本作の監督はデルトロではありません。世界観やキャラクターの一部、設定は引き継いでいますがかなり違った味付けとなっています。

舞台は前作の10年後、イェーガーのパイロット達も世代交代しています。すでに怪獣は現れることなく、世界の各都市は復興しつつあります。しかし、脅威は近づいていたって感じのストーリーです。

前作は上海が決戦の舞台として重要でしたが、本作は日本、東京、富士山が決戦の場となっています。日本へのサービスってことなのかな? 溶岩のミネラルが欲しくて富士山に来るって苦しすぎる説明だけどね。だったらハワイのキラウェア火山にでも行けや。

前作との一番大きい違いは、イェーガー戦力の背景にあります。前作は人類側の戦力が大国の野合連合で一枚岩じゃない、むしろ互いに仲悪いって国際政治的リアルさが完全になくなっています。所属コミュニティを超えた先に醸成した信頼関係が感動を呼んだのに対し、本作はどうも違う方向を向いているようです。

まぁ最初から続編ありきとしてのリブート第一作の作りに徹しているのでこんなものなのでしょう。
ロボットアクションとしては楽しめますが、人間ドラマやSFとしては今一歩という感じの出来上がりです。

2018/4/18 Wednesday

ボス・ベイビー

Filed under: - dekaino @ 6:25 このエントリをはてなブックマークに追加 ���鴻�祉���ゃ���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ボス・ベイビーを観ました。7歳の男の子、今までは両親を独り占めしてたところに、弟という赤ん坊が現れて家族のボスみたいにふるまっている! みたいなベタなストーリーかと思いきや意外とちゃんとファンタジー設定されていて感心しました。さすがハリウッドの文芸はすごいです。

本作も子供向けと同時に付き添いの大人も楽しめるような骨太ストーリーとなっており、設定も子供だましではなく筋が通ったものになっています。タクシーに乗って奴は来たんだ そうボス・ベイビーがな!

少年の両親はふたりとも わんわん株式会社(Puppy Co.,)に勤めているのですが、劇中でこの会社は壊滅しちゃうんですね。ハッピーエンドっぽいけれどその後の主人公家庭の生活には一抹の不安があります。
まあ、あまり細かいことを言わずに楽しむのが正解の作品です。

2018/4/7 Saturday

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書

Filed under: - dekaino @ 11:59 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟�帥�眼�潟�祉���若���若�削���蕭�罘�絲����犬里呂討�Bookmark被リンク数

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書を観ました。ニクソン大統領時代の有名な情報リーク事件に基づくドキュメンタリ映画です。
難で本作を今の時代に製作しようと思ったのか? トランプ大統領に対して危機感が強いからなんでしょうか? それでもドナルド=トランプは長らくテレビショウビジネス界で活躍していた人でマスコミとの付き合い方とか、やっていいこと悪いことはわきまえている気はします。それより日本の安倍政権の方がニクソン的なやばい匂いぷんぷんで、その文脈でいま公開されているタイミングは重要かもしれません。

本作の主人公は ニューヨークタイムズではなくて2番手のワシントンポストというところも面白い視点です。
タイムス紙だったら力づくで連邦政府と戦えるわけですけど、財務的にもスタッフの量的にも厳しいワシントンポストがタイムズの後追いをするのか逆張りするのか、それとも別の視点でタイムズの先を行く報道をするのか、政府からの圧力にどう対応するのか、企業ドラマとしてかなりエキサイティングです。
おりしも家族経営の非公開会社だってワシントンポスト社は、公開株を発行して資金調達をしようとしているタイミングでの出来事で経営陣内部の対立もあって熱いです。
その中でも一番重要なのは世襲で社長になった女性社長キャサリンの苦悩と周りからの信頼、そして全米の女性たちの期待です。女性だからといって軽く扱われることは不当である、女性だからこそ戦うこともあるし、それは誇り高い行為であるみたいな思想が骨太に表現されます。

本作を観るなら、ある程度の予備知識はあった方がいいとは思います。ベトナム戦争やニクソン大統領、この映画で描写された事件の後に起きるウォーター事件のこと等。

当時、政府系シンクタンクで働いていた元スタッフから新聞社に極秘文書がリークしたわけですが、もしいま日本でリークするとしたら、リーク先はNHKでも大手マスコミでもない気がするんですよね。おそらく赤旗しかない。ニュースソースを守るという点では赤旗は鉄板だし、だからこそ赤旗はいろんなリーク情報を持っていると言えるでしょう。
残念ながら特定政党機関紙以外に信頼できる新聞がないのが日本の悲しいところです。

レッド・スパロー

Filed under: - dekaino @ 11:40 このエントリをはてなブックマークに追加 �������祉�鴻���㏍�爾里呂討�Bookmark被リンク数

レッド・スパローを観ました。ロシアの女スパイものです。元ボリショイバレエ団のプリマがハニートラップを得意とするスパイ養成組織レッドスパロー(紅スズメ?)を経て西側エージェント相手にスパイ活動をする王道スパイものです。
なんたってR15+指定ですからエロ描写あふれてます。
原作は元CIAエージェントだった人らしいですが、現実に沿っているかどうかはまったく不明。というかロシア人たちがみんなロシアなまりの英語をしゃべるだけってしょっぱい演出から見てもリアルより娯楽よりの作品です。少なくともその濡れ場シーンは本筋じゃないだろってのも入れてくれます。無駄にスポーツクラブで水泳します。

主人公はイデオロギーよりも個人的愛憎感情で動く感じなのでアメリカ人でも受容できるでしょう。
ロンドン ブダペスト ウィーン などヨーロッパ各地を舞台にアクションするあたりも観光地紹介映画としてよくできてます。

R15+レーティングに過大に期待してもいけませんが、スパイアクションというよりはエロアクションの方が売りの作品です。

CoCo

Filed under: - dekaino @ 10:32 このエントリをはてなブックマークに追加 CoCoのはてなBookmark被リンク数

CoCoを観ました。CoCoと言っても
CoCo
昔のアイドルユニットではなくて

PIXAR/ディズニーのCGアニメのの方です。
CoCo 邦題:リメンバーミー
邦題は劇中歌のタイトル リメンバー・ミー。CoCoはもうすぐお迎えが来そうな曾祖母の名前です。
CoCoに思い出してもらいたいと思っている高祖父(ひいひいおじいちゃん)の歌が リメンバー・ミーなわけです。
舞台はメキシコ、万聖節の日に行われる死者の日、日本でいうお盆みたいなお祭りでのお話です。
このお祭り、メキシコにキリスト教が伝わる以前いかんよりも古い時代からある風習で、キリスト教の万聖節と習合して今のような形になったそうです。インディオがガイコツ好きなのは昔かららしい。

主人公の少年の名前はミゲル。ディズニー映画には珍しくミゲルのガールフレンドに当たるキャラは出てきません。本作で語られるラブロマンスはミゲルではなく大人達のロマンスなのです。
子供向けには両親や祖父母の愛、大人向けには昔懐かしい人との愛を語る構図、ほんとディズニー映画はよくできています。

毎回ピクサー作品は冒頭に別作品のショートムービーが併映されるのですが、本作ではアナとユキの女王のクリスマスのお話でした。ちょっと季節は図家だけど、もともとクリスマスの時期に公開するつもりが春休みになってしまったらしいです。それにしてもアナ雪にはマトモな男は出てきません。馬鹿バッカ。まだオラフの方がマシなくらいです。新作の歌もあるしファンなら楽しめると思います。

2018/4/1 Sunday

ブラックパンサー

Filed under: - dekaino @ 21:05 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������潟�泣�爾里呂討�Bookmark被リンク数

ブラックパンサーを観ました。マーベルヒーローものなんですが相当にヒットしているようです。

基本的には独立国の国王が特殊スーツを着てヒーローやっているというDCコミックのバットマンに近い設定のマーベルヒーローの一人なんですが、アメリカで生活するアフリカ系黒人の琴線に触れる設定、誇り高き故郷、故郷離れても誇り高く生きる黒人たちの演出が受けているようです。
マーベルヒーローの中では能力的にいまいちパットしませんが、キャラではいちばん立っていると思います。まぁそれでもデップーには負けるか?

正当はマーベルヒーローのアクション映画としてよくできてます。

2018/3/24 Saturday

15時17分、パリ行き

Filed under: - dekaino @ 9:17 このエントリをはてなブックマークに追加 15��17�����������のはてなBookmark被リンク数

15時17分、パリ行きを観ました。2015年に実際にあった列車テロ事件のドキュメンタリー映画です。ドキュメンタリーというか再現フイルムです。
現役の米軍兵士2名+幼馴染の民間人1名の3人の仲良しグループでヨーロッパ旅行していたところ、偶然にも列車テロ事件に遭遇。乗客だった3人は見事テロリストを倒して事件を解決してフランス共和国から勲章貰うって実話をもとに映画が作られています。
これだけならありがちな話ですが、なんとこの映画 演じてる主役3人が実話の本人です。列車に乗り合わせた被害者も本人。犯人は残念ながら役者です(笑) 撮影時のノリは同窓会みたいなものだったらしい。
しかもこの本人たちの演技が妙にうまいんですね。なかなか面白い再現フイルムです。

シェイプ・オブ・ウォーター

Filed under: - dekaino @ 8:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�с�ゃ���祉�����祉�����若�帥�爾里呂討�Bookmark被リンク数

シェイプ・オブ・ウォーターを観ました。アカデミー賞たくさんとりましたね。
半魚人の恋物語です。半魚人というよりはスタンドっぽいデザイン。特殊能力は「愛による癒し」です。
半魚人もヒロインも話せないって設定なのでセリフに頼らずストーリーが進みます。幻想的です。

2018/3/1 Thursday

劇場版 Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よ

Filed under: - dekaino @ 20:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� Infini-T Force鐚�������c���� �����医���のはてなBookmark被リンク数

劇場版 Infini-T Force/ガッチャマン さらば友よを観ました。テレビシリーズの直接の続編になっています。
いちおうテレビシリーズのダイジェストが冒頭に入っていて世界観の説明をしてくれますが、本当にダイジェストなのでテレビシリーズ観てない人にはまったくわからないと思います。そういう意味で客を選ぶ作品です。役立たずのダイジェストなんてない方がいいと思います。
悪堕ちした南部博士
数ある並行世界の中で南部博士が悪堕ちした世界、そこが本作の舞台です。そこにガッチャマンのケン、ポリマー、キャシャーン、テッカマンとヒロインの笑(えみ)がやってきて活躍するというストーリー。
原作ではただの政治家で科学者としては無能という感じのに部博士ですが、本作ではそれなりに科学者としても優秀、肉体的にも虚弱ではなくバードスーツを装着して戦います。でもはやり南部博士は政治と根回しです。政治の才能と野望がピカイチなのです。この政治にかける情熱の1割でも科学忍法火の鳥の居住性改善に傾けてくれていたら科学忍者隊も楽だったと思います。

またゲストキャラとしてコンドルのジョーが出てきます。やはりジョーはニヒルで無鉄砲。死んでもサイボーグ化していきえってきそうなご都合主義のキャラクターです。本作でもジョーは重要な役割を果たします。
ジョーファンは必見です。

さよならの朝に約束の花をかざろう

Filed under: - dekaino @ 20:08 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������������������宴����������のはてなBookmark被リンク数

さよならの朝に約束の花をかざろうを観ました。長命族というありがちSFネタのひとつの長編アニメです。密度が濃いのに115分も尺があっておなかいっぱいになります。
まあ長命族が普通の人を子育てしたらこうなるよねって予想通りのストーリーではあるのですが、作画レベルが高いので退屈はしません。製鉄の高炉とか転炉とか実際の製鉄所を取材してるレベルのリアリティがあります。お城もどこかモデルがあるんだろうとは尾根います。
でも戦争シーンなどは結構いい加減。大型船が艦砲射撃したり高炉で鉄を増産して兵器を作る時代に、攻城戦で騎馬で突撃とかおかしすぎでしょ。ミリタリーおたくが悶絶死しそうです。そもそもメザーテ国はたくさん鉄を作ってた割にはあっさり落城したり近衛兵まで傭兵で組織されてたり、軍事力でのし上がった国とは思えません。宗教的権威だけで君臨してたのだろうか??

もうひとつ気になるのはヒビオルって何の糸を織っているのだろうか? 絹? でも養蚕の描写がなかったし羊もいなかったから羊毛とか山羊毛ではなさそう。じゃあ綿花とか麻なんだろうか? 設定はどうなっているのだろう? 本筋に関係ないところで気になります。

よくできているアニメーション作品だと思いますが、タイトルは映画を観る前でも観た後でもビンとこないインパクトの薄い漢字なのが残念です。だらだら長いタイトルって流行りなのかな? 本作はもっと短いタイトルの方がよかったと思います。

空海 美しき王妃の謎

Filed under: - dekaino @ 17:52 このエントリをはてなブックマークに追加 腥堺儀��臂�������絋����のはてなBookmark被リンク数

空海 美しき王妃の謎を観ました。原題は妖猫伝、こっちの方がわかりやすいですね。
夢枕獏の小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を映画化した作品です。ストーリーは基本的に原作通りです。
ただし演出がすごい。もう金かけまくりひと使いまくりです。
特に衣装がまったく時代考証を無視して、でもいかにも唐代の高貴な人々が着ていそうな派手な服装で面白いです。原題の中国人が考える唐代の人々が着ていたんだろうなって服装がベースなんだと思います。
白楽天と空海
空海さん 貧乏留学生のはずなのに衣装持ちで場面場面で違う服を着ています。すべて袈裟なんですけど黒か白の無彩色です。鎌倉時代以降ならともかく時代考証的に唐代なら仏僧は黄色以外ありえないんですけど、これも現代中国人が考える日本の僧侶のイメージなのでしょう。

また高官となった安倍仲麻呂も出てくるのですが、吹き替え版だと宮中の人々からアベ アベ呼ばれてて、阿部寛が演じてるのもあってついつい笑ってしまいます。朝衡(ちょうこう)って漢名があるんだから使ってやれよ。つーか仲麻呂をアベと呼ぶなら、空海のことだってサエキ サエキって呼ばないと変でしょうに。

回想シーンの遣唐使船で嵐にあったときの赤子がすやすや寝てるから怖くないって言った母親の話、いい話なんだけど遣唐使船に赤子を抱いた母親がいる時点でおかしいよね。細かいところは気にせずスルーする能力が必要とされます。

なんだかんだで娯楽作としてはよくできていると思います。

ぼくの名前はズッキーニ

Filed under: - dekaino @ 8:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �若����������冴���㏍�若��のはてなBookmark被リンク数

ぼくの名前はズッキーニを観ました。フランスの人形アニメです。
孤児院の話なんですが、はっきり言ってそんなに明るい話ではない。出てくる子供たちはみんな暗い経験/過去を持っていて、事情により親と一緒に暮らせない子供たちばかり。それでも子供らしく時には明るく生活している様子を丁寧に描写していて好感が持てる作品です。
シモンとズッキーニ(クージェッテ)
人物の造形はものすごく頭が大きい2~2.5頭身になってて、そのに合わせて家とかクルマも不思議な形にデフォルメされているのが楽しいです。
タイトルは主人公のあだ名がズッキーニ(フランス語でクージェッテ)からきています。このあだ名は母がつけてくれたあだ名でとても大事にしています。
いかにもおフランスで、孤児院の先生とバスの運転手で出来てて業務中にもハグしてて、最後には子供までできちゃいます。子どもたちは僕らの妹が生まれたと大喜び! いかも10才いってない子供たちの間でも惚れたはれたやっちゃうあたりがフランスです。

一番年上で暴君的にふるまうシモン君が実はとても繊細で泣かせます。でも警官は大嫌い、警察はシモンの父を逮捕したから。
不幸な運命に負けずに生きる子供たちが素晴らしい作品です。

2018/2/24 Saturday

今夜、ロマンス劇場で

Filed under: - dekaino @ 13:15 このエントリをはてなブックマークに追加 篁�紊����㏍���潟�劫���眼�Г里呂討�Bookmark被リンク数

今夜ロマンス劇場でを観ました。2次元キャラは俺の嫁を昭和の高度成長期に極めた男のお話です。
本作の脚本はよくできています。すばらしい。どんな大根演技のヒロインでも問題なく泣けるでしょう。だからといってなぜ綾瀬はるかなのかは疑問ですけどね。ホリプロの企画なんでホリプロ縛りは当然あるんでしょうが、だったら深田恭子でいいでしょ? コミカルな女王様キャラならフカキョンの方が絶対にいけてるし。
この珠玉の脚本はたぶん韓国とか中華系の映画としてリメイクされると思います。ハリウッドもありかも??

このお話はあくまでもファンタジーなのに、エピローグがちょっとリアルによりすぎかもしれません。
病院シーンはいろいろツッコミ入りそうです。表面上はほっこりいい話で看護婦もハッピーみたいな感じですけど、あの後誰が遺体を引き取って葬儀をするのか、入院費の会計精算を済ますのか、この後に発生するであろう地獄を思うとほっこりもくそもなくなります。西岸良平的なゆるさでよかったのに残念。

たぶん アダルトビデオのエロパロディ部門でもいろいろ出てきそうですね。そもそもビデオから女優が飛び出てくる作品はアダルトの方がたくさんありますしね。

主人公の姓がマキノなのはあの時代の邦画へのリスペクトなんでしょうね。
社長令嬢の本田翼が一番輝いていた映画でした。塔子さんはまじで天使。

2018/2/17 Saturday

映画 THE DARK TOWER

Filed under: - dekaino @ 11:36 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� THE DARK TOWERのはてなBookmark被リンク数

映画 THE DARK TOWERを観ました。スティーブンキングのシリーズ小説です。
原作は彼の他作品の世界観が反映されていてキング作品の集大成の様相をかもしだしています。たとえていうなら永井豪のバイオレンス=ジャックのようなライフワーク的な長期にわたって書かれている連作シリーズです。

本映画では長いシリーズの冒頭の映像化です。ぶっちゃけ暗くてホラーなネバーエンディングストーリーみたいなお話。がんがん人が死ぬネバーエンディングストーリーです。
アーサー王伝説とつながりがあるあたり、映画の中ではあまり重要ではないようです。
ガンスリンガーの弾丸が聖剣を溶かしてつくってものであるらしいことだけが触れられます。

世界的に有名に小説ではありますが日本では知名度が低く映画も興行的には不振のようです。
私が小田原コロナで観た時は貸し切り状態でした。結構予告編とか打ってたのにどこの層にもフックしなかったようですね。同じキング原作のITが大成功してるのとは対照的です。

原作を知らなくても楽しめるアクション映画になっています。そんなに怖くはありません。
ある種の才能が子どもをさらって利用する魔法使いが悪玉なので、アメリカ的価値観では絶対悪に近いでしょうね。主人公の少年ジェイクが才能があるけれども現世界のニューヨーク市では発達障害の扱いで定期的にセラピー受診しているあたりが、いかにもアメリカ的ではあります。

2018/2/12 Monday

劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ

Filed under: - dekaino @ 0:59 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�������㏍�肯���羶����������㏍�ャ�若��里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレを観ました。テレビシリーズ マクロスΔ(デルタ)の総集編的な劇場版です。
話の大筋を保ちながら劇場版の尺に合うように大胆に再構成されています。作画もほとんど新作ではないのかな? 演出的には単体の劇場作品としてよくできています。むしろテレビシリーズはいろいろ冗長だったのかも知れません。
特に重視されたのはメッサー中尉の殉職エピソード周りですね。スカルリーダーことロイ=フォッカー少佐の殉職に匹敵する扱い。素晴らしいです。やはり帰りを待っている女性がいてこその殉職です。
また、歌のシーンも当然がんばっています。パチンコ新台の素材だもんね。ただワルキューレ全員がCGのシーンはいかにもプリキュアのエンディングという感じでそこだけ浮いてました。いきなり体形かわって胸が巨大化しちゃってもなぁ…

細かいところはいろいろありますが、劇場作品としては本当によくまとまっています。
テレビシリーズを観たいことがない人にこそお勧めな作品です。

クローバーフィールド パラドックス

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クローバーフィールド パラドックスを観ました。あのクローバーフィールドHAKAISHA10Laneと同じ世界観のクローバーフィールドシリーズ最新作です。netflix独占配信です。しかも世界同時公開。日本語吹き替えもあります。吹き替え版作成のために英語版の公開を待たせてたのかと思うとnetflixの世界同時公開にこだわる真剣さがわかります。

世界観が同じでつながってはいても今度は宇宙ステーションが舞台となる話。やはり怪獣映画ではないのです。残念。
2つの異なる次元の世界、パラレルワールド的な話も絡みます。その文脈でSF作品ではあります。
そして過去の選択 ifの世界 みたいな話になってきます。♪あの日あの時あの場所で〇〇してればー

できれば大画面でも見てみたいのですが劇場公開の予定はないのかなぁ??
次回作のCLOVERFIELD/OVERLOADが2018年秋に劇場公開される予定だそうです。

牙狼 GARO 神ノ牙

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牙狼 GARO 神ノ牙を観ました。特撮版GAROの最新作です。道外流牙の牙狼シリーズのオールスターキャスト総出演です。ジンガが復活します。
GARO世界の王道ストーリーです。ゲストキャラのホラー リンザを演じる佐咲紗花って声優/歌手がいい演技していました。なんか変な癖がついていない動きで面白かったです。
また ちらっと鹿姿を見せない闇の世界の支配者的な巨大西野翔もいい感じ。西野翔がトップレス乳首丸出しで出演しても年齢制限(レーティング)がつかないって映倫も太っ腹というか雨宮監督がうまく誤魔化してます。

巨大西野翔を観るだけでも一見の価値ありです。

2018/2/10 Saturday

GEOSTORM

Filed under: - dekaino @ 11:12 このエントリをはてなブックマークに追加 GEOSTORMのはてなBookmark被リンク数

GEOSTORMを観ました。予告編をみるにこれはTHE COREの流れの作品かなと思いましたが、全然そんなことはありませんでした。

予告のCGは、わかりやすさ優先、物理法則ガン無視のいかにもダメ臭がする感じだったのでつい勘違いしてしまいました。予告編の画像は確かに本編にも使用されていますが、世界中が大変なことになってますよって記号的使われ方で本筋には関係ありませんでした。
いや、ザ・コア呼ばわりして本当にすまんかった。あそこまでクソな作品はなかなかないからね。

本作は宇宙ステーションを舞台にする宇宙ステーションアクションものです。よって特撮はゼロ・グラヴィティ的なものが主体です。あとは登場人物の家族愛やら恋愛、そして政治の話が絡んできます。

危機を脱した後の後日談でいきなり半年後になってしまうのですが、かなりぼやかした表現になってます。
国務長官補佐官と大統領警備(シークレットサービス)の女性チーフが恋人関係なのですが、大統領府内の職場恋愛禁止というルールのために秘密にしているという設定がどうなったのかはっきりしません。
いちばんありそうなのは、やはり現職大統領は選挙で落選して共和党大統領が誕生。ふたりとももう大統領府の人間ではなくなっているあたりがありそうなんですが、謎のままです。

面白い映画なのですが、後日談だけはすっきりしない作品です。

2018/2/8 Thursday

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇

Filed under: - dekaino @ 7:37 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������ゃ����2202������������¥�膃���腴���紊��順�のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第四章 天命篇を観ました。

目がでかいテレサ
横から見た祈りのイメージでは松本零士版のテレサにそっくりだったのに、正面を向けばあらびっくり。
ギョロまんまる目玉の今風の顔をしていたテレサ。年齢的には少女の部類です。
このままだと島大介はロリコンだったということになってしまう! つーか島が空気なりすぎてませんか?
島大介ってもっと存在感があるキャラだったのにどうなっているのだろう?

デスラーはデスラーでズウォーダー大帝の意には従わずにガミラス帝国の残党を集めている様子。
ますます話がマクロスっぽくなってまいりました。
先が読めない感でいっぱいです。次回にご期待。

2018/2/4 Sunday

西遊記 ヒーロー・イズ・バック

Filed under: - dekaino @ 8:41 このエントリをはてなブックマークに追加 茱翠��荐������若�㏍�若�祉�ゃ�冴�祉������里呂討�Bookmark被リンク数

西遊記 ヒーロー・イズ・バックを観ました。原題は大聖帰来、つまり帰ってきた斉天大聖孫悟空ということです。
中国のCGアニメです。ストーリーはイマイチまとまりがありませんがアクションシーンはキレッキレでとてもよくできています。娯楽作としては素晴らしい出来です。
混沌 vs 斉天大聖
三蔵法師は出てきません。猪八戒は出てきますが沙悟浄も出てきません。
敵キャラは牛魔王ではなくて混沌とかいうカオスにちよっとオネエが入ったカオナシみたいなやつです。

劇中の斉天大聖孫悟空は能力をほとんど封印されていてほとんどマッチョな猿程度の力しかないのですが、終盤で封印が解けてからのアクションがまたすごいです。ウーロンじゃなくて蓬莱元帥猪八戒の変身術も表現として大変面白い。敵の雑魚キャラもピクサーばりの表情を見せるよい演技をします。
技術レベルつとしてハリウッドと大差ないところまで来ているようです。

とにかく難しい話はなく悟空が暴れまわるだけの映画なので、気軽に楽しむのによい作品です。

場版 マジンガーZ / INFINITY

Filed under: - dekaino @ 8:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �雁�� ���吾�潟����Z 鐚� INFINITYのはてなBookmark被リンク数

場版 マジンガーZ / INFINITYを観ました。これは東映動画の魂がこもる作品です。
変なリメイクではなくオリジナルテレビアニメシリーズの直系の続編です。
ただし新キャラは今風の美少女型アンドロイド、まあそこはね商売上の保険ですかね。
しかもちょっとオカルト度合いがゲッターによってる感じです。光子力にも「ゲッター線で何でも説明できる感」が付与されてしまいました。
マジンガーZ
敵の機械獣はフルキャスト出演。しかも超合金+光子力でマジンガーと互角の性能です。
もう量産型マジンガーでは歯が立ちません。数で攻められたらグレートマジンガーですら…

とにかくドクターヘルも熱い ボスボロットも熱い。素晴らしい作品です。

2018/1/24 Wednesday

オリエント急行殺人事件(2017)

Filed under: - dekaino @ 23:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �������潟���ヨ�罧坂査篋�篁�(2017)のはてなBookmark被リンク数

オリエント急行殺人事件(2017)を観ました。言わずと知れたアガサ=クリスティの有名な推理小説が原作の探偵ポワロが活躍する話です。

とにかくお金がかかっている映画です。豪華なオリエント急行も本当に豪華に見えます。とっても贅沢です。
ストーリーそのものはもうみんな知っているわけで贅沢な演出を楽しむのがこの作品の正しい鑑賞の仕方だと思います。

2018/1/20 Saturday

8年越しの花嫁 奇跡の実話

Filed under: - dekaino @ 12:49 このエントリをはてなブックマークに追加 8綛頑������怨���絅�莊<���荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

8年越しの花嫁 奇跡の実話を観ました。土屋太鳳の渾身の演技がある意味すごいです。
これ、自己免疫が脳細胞を攻撃するという珍しい病気で幼児レベルまで退行してからリハビリで回復している話なんですけど、退行期の描写が頑張りすぎなんですね。土屋太鳳かおパンパン。ものすごいです。
宣伝素材にはひとかけらもありませんけど、アレはインパクトあります。最初は別人がやっているのかなって思ったくらい渾身の演技です。
正直、この映画でここまでリアルに表現する意味あるのかなってくらい。
この50%増しぐらい顔がパンパンになります
ストーリーは非常にわかりやすく、ありがちな過去と未来を取り混ぜる演出ではなく、地味に時系列通りにあった事実を淡々と語っていくだけです。淡々とすごい腫れた顔をみせます。まあタイトルからして最後はハッピーエンドだと分かってるわけなので、頑張って耐えてください。

ぱんぱんな丸顔で巨乳低身長で意識は幼女というのが好みの方がいたらドストライクかも??

2018/1/2 Tuesday

カンフー・ヨガ

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カンフー・ヨガを観ました。ジェッキーチェン主演のインド映画風(?)の異色作です。
インド映画風といっても基本はカンフー映画です。あくまでもカンフーアクションが主体でロマンス要素はありません。ただインドで有名な女優が俳優が出演し、中国とインドを舞台に大暴れします。ついでにドバイでもカーアクション。これはスポンサーへのサービスなのか??

基本ストーリーは唐と天竺が外交関係にあった時代の秘宝を考古学者が探しに行くというもの。まんまインディージョーンズです。ジャッキーチェンは、ジャック成(CHAN)教授とほぼ実名で出てきます。パートナーがアーリフリー演ずるジョーンズ、つまり彼がインドに行くことでインドのジョーンズ、駄ジャレの出オチです。

インド美人とジャッキー
インドの考古学者でヨガの達人のアスミタ、その正体はお姫様?!

インド映画風とは言いましたが、例の全キャスト集合して踊りまくるお約束だけは当然のように守られているのでご安心ください。

2018/1/1 Monday

DESTINY 鎌倉ものがたり

Filed under: - dekaino @ 0:17 このエントリをはてなブックマークに追加 DESTINY ��������������のはてなBookmark被リンク数

DESTINY 鎌倉ものがたりを観ました。西岸良平の長期連載シリーズの実写映画化です。ALWAYS三丁目夕日の夢もう一度です。
三丁目の夕日はけっこうキャラ設定に脚色入れまくりで原作とは違った味付けになっていましたが、本作は原作そのままです。
妖怪ものなんですけどあんまり怖くない感じです。もう少しホラーっぽくてもいい気がします。
蛙男商会とは関係ない蛙男がよかったです。魔物コースって人気なさそう…

子どもが見てもある程度楽しめそうな映画です。

2017/12/31 Sunday

映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活

Filed under: - dekaino @ 12:00 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� 絋��������������激�c�����泣�ゃ�� 薔主���奨羇擦里呂討�Bookmark被リンク数

映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活を観ました。今までとは全く雰囲気が違うリブート版です。
最初のケータくんの時代から30年後という近未来設定。いきなり無茶しますね。
恒例ですがそこら中に他作品のパロディがあって楽しいです。進撃巨人走りが笑えます。
主役は女性にかわってます。そしてジバニャンほか妖怪たちはリアルっぽい造形になってます。
そして鬼太郎まで参戦。しかも声が野沢雅子ですよ。野沢雅子声の鬼太郎はこれが最後じゃないだろうか!?
これだけでも見る価値ありです。

ストーリーは人間の心の弱みに付け込む妖怪が悪さして人類の危機になるというもの。
なんというか牙狼の陰我に捕らわれた人間がホラーになって悪事をするのに似た構成です。弱みに付け込む手口がちよっと大人向けかもしれません。ただしエロ要素はゼロ。主役が女子高生にったけどゼロ。子供向けという軸はぶれないのでありました。健全な牙狼に需要はあるのか?
レベルファイブのマーケティングの成否がいま試されています!!!

仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー

Filed under: - dekaino @ 11:52 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���弱抗���吾�с�����若�激�с�潟�� FINAL ������鐚����違�若�ゃ��with���吾�с�潟�����ゃ���爾里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダーを観ました。いつもながらタイトルが長いです。
今回登場するのはメインが ビルドとエグゼイド。サブがゴースト、鎧武、フォーゼ、オーズ。
メインの2ライダーは当然メインキャストはフル出演です。サブも主役だけでなく脇キャラが出てくるのがうれしい。ただしサブからの女性キャラ参加はなし。そのため鎧武は独りぼっちです。寂しいな神様。
フォーゼもジェイクこと土屋シオンでてくるのは渋くてうれしいけど、清水富美加も出てほしかったね。高田里穂も出てきて無駄な怪力設定を活用してほしかった。
まぁいろいろ細かい不満はありますが、悪役の大槻ケンジも映画ライダーの悪役らしい悪役でエクセントリックでたいへんよろしい。なかなかの名作だと思います。

それにしてもビルドと姿も形も設定もそっくりなダブルがまったく出ません。やはり本編でダブルのストーリーにつながるという噂は本当なのか? 気になります。

スターウォーズ/最後のジェダイ

Filed under: - dekaino @ 11:22 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�����若�削���緇����吾�с���い里呂討�Bookmark被リンク数

スターウォーズ/最後のジェダイを観ました。説明不要のSF大作です。3部作の2作目は制約条件が少なくて面白いことが多いですが、本作も面白いです。

最初のエピソードIVからVIまでの3作は善玉キャラが少なかったのでシンプルでしたが、今回のシリーズはレイだけでなくフィンやポーなどたくさんいて群像劇のようになっています。ただし悪玉はせいぜいカイロレンとスノークぐらいでシンプルです。カイロレンは小粒かと思ってましたが本作で少しは成長したのか結構強いです。まあでも伝説るジェダイのルークにはしてやられちゃうわけです。うまくオリジナル3部策をオマージュしながら今風の派手なアクションが楽しい作品になっています。

2017/12/16 Saturday

Thunderbolt Fantasy 生死一劍

Filed under: - dekaino @ 0:37 このエントリをはてなブックマークに追加 Thunderbolt Fantasy����罩私���のはてなBookmark被リンク数

Thunderbolt Fantasy 生死一劍を観ました。
テレビシリーズで放送されていた台湾の布袋劇(手袋型マペット人形の劇)です。
パペットマペットのうしクン、かえるクンと同じく下半身は出てきません。
演出と特撮効果で上半身のみですべてを乗り切るのです。
メインキャスト 左から 凛雪鴉、殺無生、殤不患
(左から)凛雪鴉、殺無生、殤不患

テレビでの第2シーズンの放送が決まったそうで、本作は第一シーズンと第二シーズンの間をつなぐ番外編としての劇場作品という立ち位置らしいです。
本作は 第一シーズンの前の殺無生編と第一シーズンの後(おそらく第二シーズンの前)の殺無生編に分かれていてまったく違う話ですが、どちらも狂言回し的キャラ凛雪鴉が出てきます。
ここまで典型的な武侠劇はないだろうというくらいベタなストーリーですが、ドラゴンボールくらいしか武侠モノがない日本だと新鮮に楽しめます。
大画面で観てもアラがみえない映像技術はサスガです。できれば人名は漢字を知りたいのでテロップが欲しいかも?

武侠モノが好き、または人形劇がお好きな方ならおすすめの映画です。劇場の観客は声優ファン女子が多い印象でした。

KUBO/クボ 二本の弦の秘密

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KUBO/クボ 二本の弦の秘密を観ました。ストップモーション方式の人形アニメの最先端技術で作られた作品です。
(左から) サル クワガタ クボ
(左から) サル クワガタ クボ

画面を観るとフルCGアニメのように思えますがこれCGじゃないんですよ、本物の人形です。
カメラのモーションをで自テル制御することで、フルCGレベルのクオリティを人形アニメで実現しています。顔の表情も3Dプリンターで顔のパーツを多パターンつくって表現しています。羊のショーンに似た作り方ですね。

技術面だけでなく、ストーリーも非常によくできています。日本の歴史や風俗をちゃんと調査したうえで脚色を入れており子供だましではない内容です。というか主役のクボ君には同年代の友人もヒロインもいないわけで、子どもに感情移入させるよりも大人の感情移入を狙っていることが明らかです、子供向け作品を装った大人向けの映画だと思ってよいでしょう。三味線なのに2本の弦という意味深なタイトルも、子どもだと意味が分からないままかもしれません。大人向けです。

敵の月のミカド(原語ではMoon King)は、私見ですが藤原道長がモデルじゃないかなと思います。
有名な「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」から月がきているのでしょう。道長は3人の娘を3人の天皇のそれぞれの皇后にしたことで絶大な権力を得ます。しかし3人の娘の中でも一番権力があったであろう長女は世継ぎを自分の子ではなく先妻の産んだ皇子にしようとして父親に反抗したりしています(史実ではその願いかなわず先妻の子は不遇の人生となりますが)。ここらの史実から発想されたキャラ設定ではないでしょうか?

ストーリーの結末もハリウッド映画にありがちな正義が悪を滅ぼす形ではなく、いかにも日本的な浄化する終わらせ方でよいです。敵討ちの憎しみの連鎖は止めなくてはなりません。
本作は上映スクリーンが少ないのですが、長期上映してじわじわと口コミで人気が出てくるといいなと思う作品です。
年末年始のアニメ映画では一押しの作品。

実写 鋼の錬金術師

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実写 鋼の錬金術師を観ました。お金かかってます。技術れ別高いです。でも悲しいかな、ジャニタレ主演映画なのです。

主演の山田涼介はジャニーズファンからは低身長というキャラで人気があるようですが、実際は170cm弱はあって芸能界では低い方でも一般的成人男性くらいの身長はあります。原作のヒロインのウェンリィより頭一つ以上小さいエドワード設定とはまるで違い、本田翼とほぼ同じ慎重です。それなのに身長が低いネタばかりセリフで言わせても説得力ナッシングです。これ外国語版の吹替だと身長ネタは別の内容に改変されそうな勢いです。だって意味わからないもん。笑えるのは「HEYSAY JUMPの山田君は低身長」ってお約束を知っているジャニーズファンだけなのです。

とはいっても興行的にはジャニーズファンの動員力は侮れず、それなりに好成績のようです。下手しちゃって続編作るとか言い出したらどうすんのよ!?
特撮レベルは非常に高くて、これ主役を実力のある中学生くらいの子役にやらせたら名作だったのになぁと屋もいます。じっさい回想シーンの小学生くらいのエルリック兄弟のパートは完璧ですからね。あの子役に負けている!!
モーションキャプチャのCGキャラ アルフォンス
モーションキャプチャのCGキャラ アルフォンスはよくできているんですけどね。周りの風景映り込んでるし、影もできてるし重量感もあるのに、残念ではあります。

まあ香取慎吾主演に比べれば被害の程度は浅かったと思うしかない、そういう立ち位置の作品です。

2017/11/30 Thursday

BRAVE STORM

Filed under: - dekaino @ 23:40 このエントリをはてなブックマークに追加 BRAVE STORM のはてなBookmark被リンク数

BRAVE STORMを観ました。シルバー仮面やレッドバロンのリメイクですよ。かなり気合入って作られています。

レッドバロンとシルバースーツ(シルバー仮面)

テレビシリーズなみのストーリーをむりやり映画の尺に突っ込んでいる割には急ぎ足ではなくよくできた脚本です。役者の演技も前半の等身大のアクションシーンもよくできています。
ただ終盤の巨大ロボ戦は予算がないのが、無人の晴海とか銀座そして国会議事堂でのアクション。なぜ無人なのかまったくわかりません。セリフで市民は避難済みとかいうだけです。特撮的にここにモブの人々が出てこないでどうするのってところですよ。やはり予算なのかなぁ…
原作を知っていればさらに楽しめる脚本なのですが残念です。

頑張っているだけに次回作も制作してほしいのですが、ちょっと難しいかも。Netflixにお金出してもらえれば何とかなるかもレベルの作品でした。

2017/11/25 Saturday

氷菓

Filed under: - dekaino @ 6:26 このエントリをはてなブックマークに追加 羂決�のはてなBookmark被リンク数

氷菓を観ました。なんか有名な推理小説の映画化らしいのですが原作は読んだことありません。
広瀬アリス(22) と 小島藤子(23) のJKコスプレ
うりは広瀬アリス(22)の女子高生コスプレ。これにつきます。他にモデルの小島藤子(23)も女子高生コスプレにお付き合いです。黒髪にしただけでは不自然さがぬぐえません。他の女子生徒はほとんど画面に出てきません。出てきてもモブシーンのみ。現役の女子高生と同じ画面に入ると違和感が強調されてしまうし、さりとて20代で女子高生コスしてくれるエキストラは募集しても集まらないだろうし、結構詰んでます。

個人的に本作の設定が好きにはなりません。主人公の折木奉太郎は頭の回転が早いが、省エネ志向で汗をかいて調べごとをするのが嫌い。親友の福部里志はデータベース人間という設定で情報を調達するのは得意だが推理したり結論を出すことはしないという性格。
主人公の折木奉太郎は労せず福部から情報を得て、頭の中だけであれやこれや理屈をこねるだけです。仮説を立てるのは構わないですがその仮説を検証することなくまるで事実のように言いくるめようとします。
というか、事実か同課に興味がないのです。ただ相手を納得させられるストーリーさえつむげれば事実でなくてもいいと思っています。
つまりこれはネットで落ちている情報をもとに適当なフェイクニュースをでっちあげて人心を惑わすようなもの。正直言って百害あって一利なしなくだらない作業をまるで正義のようにやっているのです。
ろくな大人にならないのは確実のクズ人間であります。

つーかさ、古典部のOB名簿くらいすぐみつけられるでしょ。なんで人に聞いて回らずに、情報の断片からストーリーを捏造しようとするかな? 虚構新聞のライター様ですか?

広瀬アリスも通常の女子高生の演技は無理があるんで、とにかく不思議ちゃん要素を共通して押しまくります。特に折木のでっち上げストーリーがお気に召さない時の不満の表情が怖いです、ホラーです。
劇中は2000年前後という時代設定なのですが、誰もPHSもケータイもポケベル(笑)も持っていないあたり時代考証的にも不自然です。あらだらけですね。まぁおそらく原作が穴だらけでどうにもならないんでしょう。

ミステリ作品としては駄作ですが、奇抜な演技や演出を楽しむことはできる作品です。

GODZILLA 怪獣惑星

Filed under: - dekaino @ 5:46 このエントリをはてなブックマークに追加 GODZILLA ���f����のはてなBookmark被リンク数

GODZILLA 怪獣惑星を観ました。いわゆるアニゴジですね。たしかにハードSFっぽくはありますし、気合いを入れた作画・演出です。脚本はヒットメーカーの虚淵玄が書いています。

あえて前情報をあまり出さずに公開されましたが、センス・オブ・ワンダー的な要素は少なかったかな。隠すほどのことはないです。基本プロットは猿の惑星の第一作目ですね。猿の部分を怪獣に置き換えたからこそ「怪獣惑星」という副題なのでしょう。

あとはマクロス的なヒューマノイド型異星人も出てきます。というか大した説明もなく仲間です。みんな母性を失った流浪の民で渋々連合しているという感じ。なんとかしてゴジラに奪われた地球を取り戻したいと考えています。

地球に帰還するとウラシマ効果かなにかで数千年は経過しています。猿の惑星のプロットの肝ですね。ただし最初からここは地球と知っていますが、もう全く違う環境になっています。
わずかに残された遺跡から年代測定しますが、結構いい加減な数値しか出ません。
当たり前です。ゴジラが放射性物質を吐きまくってる世界で、炭素年代測定法が使えるわけがありません。
実際の年代より若い数値が出て当然だろ、気づけよ。劇中でも推定経過年数がどんどんインフレしていきます。次回作では実は数万年はたってましたとかサラって出てきそうな勢いです。

とにかくゴジラは強いです。地球から人類が撤退する直前に異星人の技術供与で作ったメカゴジラで対抗しようとしたが、なぜか起動しなくて逃げるしかなかったのですが、たとえメカゴジラが起動しても。あのゴジラには勝てなかったんじゃないかと思えます。

まさに逆境。逆境のなかの逆境で島本和彦的境地の中、さらなる絶望。後味悪いまま第二部に続く。
いやあ商売巧いです。東宝さんならこのまま年末年始まで公開を続けるのだろうし結構儲かるんじゃないかなぁ。
第二部公開時にまとめて観るのもいいかも知れません。

バリー・シール/アメリカをはめた男

Filed under: - dekaino @ 5:25 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�祉�激�若����≪�<�������������靴里呂討�Bookmark被リンク数

バリー・シール/アメリカをはめた男を観ました。トム=クルーズ主演のCIA協力者の伝記的な半生記です。機密期限切れの情報公開によって世に出た実話ベースのお話です。

ただし相当CIAに都合がよい解釈になってます。コカインの密輸はパリーが勝手に始めたことでその利益もバリー一味が独占してたとかありえないでしょ。もちろんCIA主導で利益もCIAの工作資金に回されたのは明らか。バリーが受け取ってた報酬は利益のごく一部に過ぎないでしょう。
連邦議会に頭を下げて説明しないともらえない予算より、CIAが自由に使える資金が欲しいですからね。
結局バリーは暗殺され、黒幕のCIAエージェントは昇進します。

冷戦、カネ、コカインといういかにもなアウトロー稼業の話ですが、トム=クルーズが演ずると深刻さが消えて明るくなるのが不思議です。いまアメリカ政界で活躍している政治家の若い頃がちょこちょこ出てくるのが楽しいです。
州知事時代ヒラリーは電話をかけてくるだけですが、パパブッシュが副大統領だった頃にブッシュJrはまだ政界入り前なのですが、ホワイトハウスに遊びに来てパリーと「おれもパイロットだったんだ」などと会話してます(ブッシュJrは空軍州兵としてパイロットをしていた)。

よくも悪くも老人向けの映画ではあります。あの頃の強いアメリカが懐かしい老人は多いのでしょう。
字幕は戸田奈津子大先生ですが、気持ちがいいほどスペイン語パートはガン無視で字幕が出ません。奈津子女史は映画しかわからないですからね。ちゃんと仕事しろ!

アメリカの他の政府機関とケンカしながらやりたい放題する当時のCIAをふるまいを痛快と感じられる人には楽しい映画です。いまのCIAはそこまでやりたい放題ではないようです。

2017/11/19 Sunday

斉木楠雄のΨ難

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斉木楠雄のΨ難を観ました。またもやジャンプ連載漫画の実写映画化です。銀魂と同じく山崎賢人、そして橋本環奈が主演です。
そのふたりよりも燃堂力役の新井浩文が非常にいい出来です。

前評判通り。しかしですね、身長が足りないというか小さいのですよ。
原作だと他の同級生から頭二つは飛び出る巨漢のはずなのに妙に小さい印象。役者の新井が小さいのかと思えばそうでもない。プロフィールによれば181cmと堂々の180cm超えです。な、なぜだ??

窪谷須亜蓮 燃堂力 海藤舜
「お? 俺そんなに小さいか? これでも181cmあるんだぜ」
まぁ原作設定では燃堂の身長は191cmなので10cmは足りないのだが、それくらい撮影のアングルでどうにでもなるはず。

そう、問題は主役の斉木楠雄役の山崎賢人、お前だ。超能力以外は平凡な中肉中背の体形、身長170cmそこそこの設定なのに、お前 身長178cmもあるじゃないか。新井浩文と3cmしか違わないよ。せっかくの新井君のメーキャップも台無しだ。ここまで似せようと気合い入れるならシークレットシューズはかせた方がよかったかもしれないです。

ストーリーはよくある実写映画化のパターンで原作キャラから厳選したキャラだけ出して、ゲストキャラだして外伝的な本編に影響がないドタパタをやるやつです。んー王道過ぎる。
勇者ヨシヒコのノリが好きなら間違いなく楽しめると思う作品。

2017/11/12 Sunday

ブレードランナー 2049

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ブレードランナー 2049を観ました。確かにこれはよくできています。いい意味で前作をリスペクトしているし、前作とは違った視点での新しい物語でもあります。

物理的身体すら持っていない娯楽用のAIプログラム ジョイがまた面白い。キューバ出身のアナ=デ=アルマスが演じているのですが、ロリータ風にエロくて美しい、まさに日本のAVに出てきそうな造形です。レプリカントすらテクノブレイクしかねないその誘惑力はものすごいです。

私は4DXで観たのですがこれは無意味でした。4DXは雪が降る効果との相性悪いですね。もっとVR技術がすすんでジョイとエロいことができるくらいにならないとダメだ。

それなりに話題になっているし客も入っているようですが、ワールドワイド的には大ヒットというわけでもなく特に中国市場の反応が鈍いそうで、製作費回収は難しいとの話もあります。まあオリジナルのブレードランナーもロードショーでは散々な成績で、ビデオパッケージ化されるまでは単なる失敗作と言ってよかったのですから、新し過ぎる表現の作品はそういうものかもしれません。

期待は裏切らない哲学的かつ美しい映像のSF映画です。

2017/10/29 Sunday

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇

Filed under: - dekaino @ 23:45 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������ゃ����2202 �����������/膃��腴� 膣���膀�のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第三章 純愛篇を観ました。ズオゥ大帝 愛 愛 言ってます。お前はマダガスカルの猿かっつーの。

リメイク版の第三章となりますが、だいぶ話が支離滅裂となってきました。性がない種族が愛を語ったりして、最初のマクロス的に似た展開となってます。あと人間爆弾という設定。どうにもヤマトっぽくないですね。オリジナル版のファンには大分不評なんだと思います。若い層にはウケがいいのかというと多分そうでもなさそう。シリーズ脚本家の福井晴敏の限界なんだと思います。

次の第四章から例のデスラー総統が復活されるようだけどテコ入れになるのだろうか?
観客がどんどん離脱してついてこれてない気がします。ガンバレ!!

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

Filed under: - dekaino @ 22:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �帥������:�����(�違���若���祉������)のはてなBookmark被リンク数

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)を観ました。偉大なる猿シーザー一代記三部作の最後を締めくくる作品です。→ ジェネシスライジング

人類の文明が滅びる直前の最後の戦争 グレートウォーの物語。もう人類がマッドマックス化してます。マッドマックス世界の野蛮な盗賊集団vsまだまだ弱小な新興勢力の猿たちが戦います。
人類の人口を大幅に減らしたウイルスは今度は人類の発話機能をも破壊しようとします。まあ発話ができなくとも知能も情操やコミュニケーション能力はそのままのようなんですが、文明や科学技術の伝承には大打撃でしょう。

予告編ではシーザーが人類に対して「戦いの準備はできている」みたいなこと言ってますが、まったくそんなシーンはありません。これは見事なくらいの予告編詐欺、いい意味で裏切られました。
真っ向から戦うのではなく、むしろ聖書の出エジプト編のように人類の迫害から逃れて新天地に向かう猿たちが描写されます。凶暴な人類はその凶暴性ゆえに自滅していくという感じ。完全に観客が猿サイドに感情移入してニンゲン悪いヤツと思うように作られてます。マッドマックスな人間も悪くはないと思うんですけどね。まあでも猿と共存共栄はできないでしょう。

本作でシーザー一代記は完結。もう続編はないような気がします。もし続編作るなら次は宇宙飛行士が人類史を忘れた猿が支配する惑星に戻ってきた話でしょうか?? 娯楽作品的にはよくできているし、すっきり綺麗に決着つくのでお勧めの作品です。

ドリーム

Filed under: - dekaino @ 22:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若��のはてなBookmark被リンク数

ドリームを観ました。マーキュリー計画で活躍した黒人女性たちの物語です。
原題は"Hidden Figures” 知られざる事実と隠れた数式のダブルミーニングですね。
邦題ではアポロ計画って文言を入れようとしてちょっと騒ぎになってました。

本作はまだ黒人差別が公然と行われていた東海岸北部州にあるNASAで働く黒人女性が、差別と戦いつつプロジェクト成功に貢献していくというストーリー。基本は実話ベースですが、わかりやすいように脚色はいろいろ入ってます。

特に悪者役はリアルになりすぎないように馬久保康てますね。まあだいたいこういうのはルールを疑うことなく忠実にこなす事務方がまったく悪気なく悪行を繰り返しているんですけどね。特にお役所はそういうところ。

本作はロングラン上映されておりヒットしたといっていいでしょう。観客の層も他作品とは異なり、年配の女性 2~3人グループが多いようです。彼女たちの特徴は上映が終わってもなかなか席を立たずにずっと話し込んでることです。いやいや映画館はそういうところじゃないんで、速やかに退席してほしいんですけど。隣の人が出られなくて困ってますよ。
まぁ、そういう普段は映画館に来ないような客層に受けているということで、新しい市場を開拓したといってもいいのではないでしょうか?

そういう意味で将来性を感じた作品でした。60年代のオールディーズ音楽が好きな人にもお勧めです。

2017/10/15 Sunday

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦

Filed under: - dekaino @ 11:25 このエントリをはてなブックマークに追加 罘���������潟���� THE ORIGIN V��羶�腦� ������篌��Δ里呂討�Bookmark被リンク数

機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦を観ました。
粛々と正史通りにルウム戦役の直前までが描かれます。

デギン公の御前会議でマクベだけ軍服来てない。さすがオシャレ。コンスコンとかデラーズもいた。ちょっとファンサービス?

本編はルウム戦役の戦端が開くところでおしまい。ものすごいヒキです。
これは次も観るしかない!

2017/9/26 Tuesday

スタートレック:ディスカバリー

Filed under: - dekaino @ 0:09 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若��������:���c�鴻�������爾里呂討�Bookmark被リンク数

9/25からスタートレック:ディスカバリーのNetflix 配信開始です
25日配信開始と言っても視聴できるのは19時からというのがNetflixの通例らしいです。

久々のスタートレックのテレビシリーズ新作です。スポンサーがNetflixなのでNetflix独占配信です。
初日は1話目+2話目の配信、以降は毎週1話追加というスタイルらしい。

あまり事前知識なしに観たのですが、時代は エンタープライズとTOSの間で、艦隊の制服はENTと同じ。
地球連邦がすでに確立していて、クリンゴンとは外交関係はないが100年間衝突もなしという時代が舞台。
連邦領の辺境でクリンゴンと武力衝突がはじまる って感じのエピソードでした。
ENTの始まりもクリンゴンだったし、クリンゴンは便利な存在ですね。いい敵役がいてこそストーリーは動く。
またクリンゴンの造形デザインがまた変更になってます。かなり頑張ってる感じ。メジャーチェンジは2回目かな?
USS神舟ってスターシップが主役の船です。女艦長もアジア系で完全に中華圏の受けを狙ってますね。もう中国抜きでは映像ビジネスはできないんでしょう。

来週も楽しみです。しかしNetflix高いよね。Amazon Prime Videoのコストパフォーマンスを知ってしまうと結構ツラいです。

2017/9/25 Monday

エイリアン:コヴェナント

Filed under: - dekaino @ 23:40 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ���≪�鰹��潟�眼�с���潟��のはてなBookmark被リンク数

エイリアン:コヴェナントを観ました。これ実質的にはプロテウス2です。興行的にはコケたプロメテウスの直接的な続編になります。

前作でも目立ってたアンドロイドのデビッドが出てきます。そしてその後期型のアンドロイドも出てきてバトルですよ。非常にリドリー=スコットっぽい展開です。またエイリアンの生態や品種改良(?)のくだりも興味深いです。
前作でも伏線はありましたが造物主を失いリスペクトをなくすと被造物は邪悪になるって設定が貫かれてます。これは種類を問わず人知を超える神的存在を信じない・尊敬しない者は善良ではありりえないという思想からきているようです。今回は神を失って邪悪になったアンドロイドの話なので、前作のプロメテウスほど宗教臭くはないです。タイトルも前作と関係ないフリをしてエイリアンってキラーワードを織り込んでおけば客がきるだろうって配給会社の戦略っぽいです。実際 前作よりはずっと客が入っているようですね。

まだ次に続けられそうな終わり方でしたが、次はあるのかなぁ? リドリー=スコット監督はまだまだやる気満々のようですが…

交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1

Filed under: - dekaino @ 22:49 このエントリをはてなブックマークに追加 篋ら�粋�膀����������祉���� ����������ャ�若�激�с��1のはてなBookmark被リンク数

交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1を観ました。テレビの最初のシリーズがベースだけど微妙にストーリー改変が入ってます。また完結せずに複数に分割しているなど劇場版ガンダム三部作あたりをお手本にした企画のように思えます。
完全新作のアドロック=サーストンのサマーオブラヴのシーン以外はテレビシリーズの使いまわしが多いです。ただし放送時は4:3サイズだったのが16:9になっているのでデジタルデータだけ再利用してレイアウト修正した再撮影(?)のようです。

本作、PLAY BACKとかPLAY FORWARDと称して時間軸が進んだり戻ったりします。少ない素材で尺を伸ばす省エネ技法かも。このせいで密度が濃い画像ばかり続いて緩急がないので非常に疲れます。表現として新しいかもしれませんが面白いとは思えません。これ第2部では同じことはできない気がします。
スポンサーの一つであるパチンコ業界は新しい映像素材ができるだけ多くほしいんであって省エネで尺だけ稼がれても困るでしょうし。

レントンの爺ちゃんとお姉さんの話はまったく出てきません。まぁ爺ちゃんは誰も声できないだろうししょうがなさそう。

劇場版ガンダムと違って、テレビシリーズを知らない人が見ても何が何やらまったくわからないと思われます。どちらかというとBD/DVD向け映像を特別上映したってノリの作品です。

2017/9/17 Sunday

スパイダーマン:ホームカミング

Filed under: - dekaino @ 11:11 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���ゃ���若����:���若�������潟�阿里呂討�Bookmark被リンク数

スパイダーマン:ホームカミングを観ました。高校生のピーターがめちゃくちゃ善人過ぎて笑えるレベルです。こんな純粋培養な正義のヒーローってなかなかいないですよ。トニースタークが汚い大人に見えてしまいます(実際汚いんですけどね。武器産業で儲けてる死の商人ですし)
高校生クイズ大会の代表メンバなのに、いざというときスパイダーマンの活動のために失踪して退会をすっぽかすあたりが、いかにも昔のヒーローものっぽくていいです。
ピーターを育てているメイおばさんが妙に若いんですね。全然枯れていないというか独身で男を誘う系。伝統的にスパイダーマン世界ではピーターが成人する頃に養い親のおじおば夫婦が敵に殺されちゃうことが多いんで心配です。

ピーターは最初から最後までずっと青いままであまり成長しませんが、彼なりの正義を貫き通して周りに認めさせるところまで行きます。そこらへんは見事です。
スタンリーも小うるさいニューヨーク住民として恒例カメオ出演してます。あそこまでオーラが出てるモブキャラっていないよなぁ…

本作では人がほとんど死なないんですよね。ディズニー映画みたい。少ない例外の悪の一味のチンピラも、悪の組織内でも問題視されるほど悪いチンピラが懲罰されるときに勘違いによる事故死な感じで殺されたわけではないのです。
安心して(?)低年齢層に見せられる作品となっています。最近のマーベル映画は大人向けのシビアにな設定が多かったのでこういうのもたまにはいいです。

スキップ・トレース/絶地逃亡

Filed under: - dekaino @ 11:00 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�㏍�����祉�����若��/腟九�育��篋,里呂討�Bookmark被リンク数

スキップ・トレースを観ました。ジャッキーチェン主演の香港映画です。原題は絶地逃亡。
香港の刑事とアメリカ人の詐欺師がなぜかつるんでロシアンマフィアに追われて、シベリアのイルクーツクから香港まで逃避行する話です。追われる理由は詐欺師の方がロシアマフィアのボスの娘を妊娠させたからなんですが、それとは別に香港の犯罪組織から刑事も追われているという構図。
途中モンゴル族や国境越え、中国の山奥の少数民族の集落と祭りとか、いかにもロードムービー的に楽しめます。
今回ジャッキーチェンは香港警察のベテラン刑事を演じますが、時に超人的な武術が使えるわけではなく、たまに経穴を封じて(いわゆる秘穴をついて)一時的に敵を失神させる特技がある程度。あとは普通の初老の刑事なんですよね。一般人の設定でもそれはそれで面白い。スマホが山奥でも使えたり今の中国の様子がよくわかる映画です。製作費はかなり贅沢に使っている感じで、みていて楽しいです。

最後のシーンもそれだけで別の映画が作れそうな迫力。贅沢な香港映画でした。

2017/9/3 Sunday

アニメ版打ち上げ花火、下から見るか? 横か ら見るか?

Filed under: - dekaino @ 8:24 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���∞�����>����援����筝�����荀�����? 罔��� ��荀�����?のはてなBookmark被リンク数

アニメ版打ち上げ花火、下から見るか? 横か ら見るか? を観ました。実写のテレビドラマスペシャルをなぜかアニメ化。夏休み映画としての企画? いまひとつ企画の意図がわからない作品です。
久しぶりの製作スタッフが出資者を騙して作っちゃった系の作品かもしれません。木下工務店も最近は目が肥えてなかなか騙されてくれなくなったから、いろいろ大変なんでしょうね。

本作の映画業界外のスポンサーはJR東日本とローソン、LINEの3社です。舞台が千葉県飯岡なのでJRの宣伝になると思ったのでしょうか? いくらローカル線でも花火大会当日にここまで閑散として路線として描写されると逆効果な気もします。

本作は基本は妄想です。田舎に暮らすビッチ成分満点な少女が親の都合で都会に引っ越すときに、同級生の純情な男子にこれ見よがしな態度をとるだけの話が、男子の妄想力あふれてすごいことになってしまいます。
しかしあくまでも妄想です。そもそもこの手の女子は同級生なんかより年上の男を選ぶもんです。妄想するだけ無駄ってもの。
ビッチ美少女 なずな
[ノリミチ君とビッチ美少女 なずな]
白いノースリーブワンピースはノリミチ君の妄想の中だけの衣装。わざわざ駅の女子トイレで着替えさせるシチュエーションなどの妄想っぷりは中学生男子として実に立派

そこら辺をアニメが丹念に描写します。綺麗に表現できたねえと鑑賞する作品です。最後に納得感のあるオチやハッピーエンドはありません。妄想は妄想のままはかなく消えるのが美しい。

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

Filed under: - dekaino @ 7:43 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉�����種����������闙����絅海里呂討�Bookmark被リンク数

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女を観ました。ヒットシリーズのハムナプトラのリブートです。一度つけた邦題を変えるのは難しいんですが、とうとうやってのけました。ゼロゼロセブンをダブルオーセブンに当たら目る日も近いか!?

いつものごとく古代エジプトの悪い人が闇の力で復活です。今度は女王様です。本シリーズは中国で大人気なのですが、水銀のプールとかでてきてエジプトの黒魔術なのか中国の神仙術なのかワケわからない状態になってます。
トムクールズ主演作品の過去最大の興行収入と宣伝されてますが、そりゃ中国市場でヒットすれば儲かります。そういう意味でハリウッド政策中国市場向けA級映画というカテゴリの作品です。

本作からダーク・ユニバーシティというシリーズがはじまるそうです。マーベルのアベンジャーズみたいに各作品の主人公たちが徒党を組むらしいです。よって本作の主人公は謎の闇の力を習得したまま流浪の旅に出るというすっきりしない形で終わらざるを得ません。次回作にトムクルーズに金を払うだけの予算があるか相当な賭けですね。予算はあってもトムクルーズがその時に健在かどうかもわかりませんし。

いろいろチャレンジをしていて面白い作品ですが、日本人受けするかどうか微妙ではあります。
イギリス人ってバカでぇーってノリがないとダメかも。香港あたりはそういうノリが好きなんだろうなぁ。

2017/8/15 Tuesday

怪盗グルーのミニオン大脱走

Filed under: - dekaino @ 21:43 このエントリをはてなブックマークに追加 �����違���若���������喝ぇ�沿軌のはてなBookmark被リンク数

怪盗グルーのミニオン大脱走を観ました。これ原題は素直に"DESPICABLE ME 3″なんですよ。たんなる3。副題のミニオン脱走って確かにそういうシーンもあるんですけどなんか誇張しすぎですね。
サイドストーリーではなくてストレートに前作の続編となっています。前作も原題は"DESPICABLE ME 2″で邦題は「怪盗グルーのミニオン危機一発」余計な副題は伝統なんですね。

グルーシリーズは設定を簡単にちゃぶ台返しするんで油断ならないのですが、今度はいきなりグルーに双子の兄弟がいたって設定が増えましたよ。てっきり双子は偽物で悪者が返送しているのがと思いきや双子のドルーの存在は公式設定として定着のようです。
グルーとドルーの双子兄弟  後ろ向きがドルー

今度は80年代のナツメロをBGMで盗みを働く元人気子役ブラットが悪役として登場。コイツがやられ役です。
ミニオン大脱走という副題ですが、ミニオンたちは今回はあまり本筋に関係ないところで頑張っちゃってくれてます。まぁ面白いからいいんだけど。
3人の養子娘の一番上の眼鏡っ子のマーゴも健在。永遠の12歳でございます。

夏休み映画としてとても質の高い映画だと思います。

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章

Filed under: - dekaino @ 21:31 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�с�吾�с���絋������冴�����ゃ�ゃ�≪�潟��������������膃��腴�のはてなBookmark被リンク数

ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない第一章を観ました。実写化ですよ実写化。

なぜここまで困難に挑戦するの? って感じの不安感がありますが、思った以上にJoJo世界を再現できていますよ。広瀬クンが黒髪なのも納得できるような杜王町の高校ライフ。ただまだあまり高校生活は描写されてないんですけどね。

第一章ということで、京兆が倒れるところまでなんですけど、なかなかシビれる終わり方でした。
吉良の影が見え隠れする演出はこの先を知っている観客ならゾクゾクしますね。
逆に言うと原作読んでないと全然意味わからないかもしれないです。超能力バトルものとしてはイマイチかも?
基本JoJoってトンチ合戦で能力合戦ではないのでトンチ要素を理解してないと爽快感がわかないです。
なんとなく運よく勝利にしかみえない。

また原作はもうちょっとギャグ要素があると思うんだけど、ホラー基調でギャグを極力削った演出がされています。まぁこれはこれでラストシーンまでこのノリで突っ走るならいいんでしょうけどね。

一番心配なのはこのまま第二章以降の制作がされないんじゃないということ。それくらい観客がすくないですよ。マジヤバい。
ジョジョは劇中の設定と真逆で一般女子のウケが皆無に近いんで、興行成績的に苦戦しているようです。観客席にカップルなんかいなかったもんね。つーか人がいなかった…

ジョジョ原作を読んで第四部が好きな人はできれば観に行ってくれると嬉しいなぁ…

君の膵臓をたべたい

Filed under: - dekaino @ 21:02 このエントリをはてなブックマークに追加 �����笈�������鴻����のはてなBookmark被リンク数

君の膵臓をたべたいを観ました。がんがんに予告編を打ってましたから、本編はまんま予告編のままでした。ここまでストレートなのも珍しい。
ベストセラー小説の映画化ですが、原作は読んでいません。原作に脚色がだいぶ入ってる気はします。

浜辺美波が演じる桜良
ヒロインを演じる浜辺美波、もちろん演技がすごく巧い。次の朝ドラ(2017年10月開始)の主役が決まってます。

この桜良(サクラ)という女子が序盤とってもウザいんです。ウザ位ほど押して押して押しまくってくる。いったいどこのエロゲのキャラだってくらいウザい女子なんですね。
この序盤の演出に耐えられるかどうかが本作を楽しめるかどうかのポイントです。
たぶん本作は地上波で放送しても序盤でチャンネル替えられてしまいます。それくらいウザいんですよねー。

ストーリーはアラサーの教師が12年前の高校生時代を語るという形式で、現在と過去を織り交ぜた形で進み、後半に入ると桜良のウザい振舞いも気にならなくなってきます。そしてガムをすすめてる友達がいい味を出しつつ、高校生の友情と、難病を患っても前向きに生きる桜良と、内向的な主人公の青春やらなんやらが怒涛の如く流れていきます。

桜良本人いわく「私は男を見る目がある」ですけど、連続で高校のクラスメートとつきあうとか範囲狭すぎ。まったく見る目がないと思います。
もっと金持ってそうな20歳以上の男をねらった方がよかったんじゃないか??

最後まで予告編のままという感じなので、予告編を観てみたいと思った人は観るのが正解です。
そうでない人はまぁ暇つぶしにはなるかな?

SING

Filed under: - dekaino @ 20:41 このエントリをはてなブックマークに追加 SINGのはてなBookmark被リンク数

ユニバーサルのCGアニメ SINGを観ました。2番館で観たのでいまさらの鑑賞。
ストレートなミュージカルアニメです。なんたって歌手のオーディションの話だからわかりやすい。
ズートピアみたいな擬人化した動物が住む世界で、過剰なギャグも子供向けのマイルドなネタとして受容できます。
ただ吹替はちょっとね。いちばん目立つ象の女子 彼女の演技がディズニーではあり変えない下手さです。調べてみたら MISIAなのね、Ooops まぁそうだよね。どうして大人の事情優先して実力ない人選ぶかなぁ…
ディズニーだってドリカムの百人組手とか大人の事情でやるけど主役級にこういうキャスティングはしないですよ。

ということで英語音声で聞いた方が楽しいかもです。山寺さんは頑張ってるけどね。長澤まさみも上手いんだけどね、でもねー。

2017/8/14 Monday

ジョン・ウィック:チャプター2

Filed under: - dekaino @ 1:04 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�с�潟�祉���c����:���c���帥��2のはてなBookmark被リンク数

ジョン・ウィック:チャプター2を観ました。名前の通りジョン・ウィックの続編です。
ローマの必殺仕事人みたいな組織に属する殺し屋が引退するまでが前作。引退後の生活を壊され、仕事に復帰して復讐を果たすのが本作です。

組織に属する殺し屋たちや大物幹部のキャラが立ってて面白いです。アクションシーンも素晴らしい。
観光スポットの紹介ムービーとしてもイケてると思います。
アクション好きまたはキアヌリーブス好きなら観ておいて損はない作品です。

2017/8/12 Saturday

実写版 銀魂

Filed under: - dekaino @ 20:53 このエントリをはてなブックマークに追加 絎����� ��薛�のはてなBookmark被リンク数

実写版 銀魂を観ました。すごい金をかけたヨシヒコという前評判は確かに正しいです。
とにかく原作はキャラが立ってる登場人物が山ほどいるので、それはどう実写化するかだけで間が持ちます。
非常にヨシヒコ化と相性が良い原作です。そして適度に王道なヒーローもの/勧善懲悪ものになっているので娯楽作としても一般受けします。
橋本環奈の使い方も非常にうまいです。彼女はルックスはいいが声がいまいちアイドル声ではない。でも神楽という役なら中華娘風のカタコト日本語でいいからいくらでも誤魔化し効くアルね。マジこの配役は天才的です。

いわゆる妖刀ものなので、時代劇になれたお爺さんお父さんでも大丈夫。全年齢対象のスキがない布陣。さすが過ぎます。夏休み映画としてロングランすることでしょう。

2017/7/23 Sunday

ライフ

Filed under: - dekaino @ 16:32 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ��のはてなBookmark被リンク数

ライフを観ました。宇宙船での異星生物との戦い。近未来版エイリアンのような恐怖映画です。

火星で発見された休眠している細胞を地球の周回軌道を回るISS研究施設で培養実験していたところ、事故が発生。
乗組員が襲われるというストーリー。いかにもな話ですが、現在の宇宙工学を忠実に再現してリアリティを向上しています。

とはいえど、異星生物については、リアリティはあるのかないのかよくわからない感じです。
エイリアンはもう造形や生態からして怖いのですが、今回 カルビンと呼ばれる生物は力が強くて真空でもしばらく平気で、知能がカラスぐらいには良いっぽいだけで怖くはないんですよね。正直、地球に来ても大した脅威になるとは思えない。
あの宇宙ステーションの中に大型犬だか大型ネコ科肉食獣が1匹まぎれこめば、乗組員がすべて食われてしまうのは当然、でも地球上ではたいして人類の脅威にはなりえないってのと同じ感じに思えてしまいます。

そもそも、神経と筋肉と感覚器を相備える細胞からなる多細胞生物って強いんですかね?
実は神経毒にめちゃ弱いのではないのか? 地球に来ても鉢に刺されたり河豚や毒を含む植物を食べたら、即死する気がしてならないです。タバコの葉を舐めただけで死にそう。増殖能力も人間3人くらい食べてあの程度にしか大きくならないのだし、全然大したことないです。

「未知」の怖さを演出で過大にみせているだけです。
今年上映されるエイリアン・コヴェナントに期待するしかありません。

非常に上映スクリーンが少なく見るのに苦労しましたが、そこまで頑張ってみる必要はないです。
つまらないのはSFだからではなくて、敵の生物の設定が陳腐すぎるからです。残念な作品。

劇場版パワーレンジャー

Filed under: - dekaino @ 14:59 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�������若���潟�吾�c�爾里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版パワーレンジャーを観ました。
東映のスーパー戦隊ものをアメリカ用にローカライズしたヒーロー特撮TVシリーズの劇場版化です。
これが本米では大ヒットして、日本でも売れれば続編製作間違いなしって話でした。
でもどうやら日本では売れてないようですね。残念。

本作、テレビシリーズの話はまったく知らなくてもOK。パワーレンジャーの誕生編というつくりになっています。
冒頭で5人の戦士が選択されるのですが、返信できるようになるまでには修行が必要らしい。
サナギマンのままずっと頑張り続けて、最後の最後に大変身という具合です。

ポリティコルコレクトっぽく人種の性別もバラエティに富んでます。
日本人はいませんが中華系はいます 色はブラック。病気の母親を看病するナイスガイ。
リーダーはアメフトの人気選手で大学推薦入学も決まっていた高校カーストの頂点を極めていた男。なぜか不祥事を起こして補習級に落とされた赤。他にチアリーダーの女子と転校を繰り返して孤立してる女子。
アスペルガースペクトラム症候群のブルーもいてかなり個性的。みんな高校の補習級のクライメイトなのだが、正体は内緒にしなくてイケナイルールなのです。

努力と根性、そして力を合わせた協力プレイ。まさにスーパー戦隊の精神で敵を打ち破ります。
かなり日本人好みのストーリーになっているのに客が入っていないのは、お子様たちは本家のキューレンジャーやらエグゼイドやらに行ってしまって馴染みのないパワーレンジャーに興味を示さないのでしょうね。

絶対楽しめるのに残念な話です。

カーズ/クロスロード

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カーズ/クロスロードを観ました。PIXARのCarsシリーズの第3段になります。
いままで若者代表のようなライトニング=マックィーンもいつかは老いて引退の時が来る。
そういうお話です。今回のマックィーンはもう初老と言ってもいいくらいのふけっぷり。
ちょっと前まで幼児のような思考回路だったのにどうしちゃったの? 事故で何かが壊れたの? みたいな展開です。

老兵は死なず、ただ消え去るのみ

まさにそんな言葉がよく似合う話なのでした。もう続編作る気はないのかもしれません。
まあでも子供向けなテイストの演出なので子供はわからないならわからないなりに楽しめるとは思います。

2017/7/9 Sunday

メアリと魔女の花

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メアリと魔女の花を観ました。スタジオポノック第1回作品です。原作小説は読んでいません。

ジブリの絵柄そっくりですがストーリー展開はちょっと違う感じ。予告編から想像できるストーリー展開そのままっていうのが新しいです。ジブリだといい意味でも悪い意味でも独特な感じで事前の予想を裏切ってくるんだけど、本作はやっぱりそうなるかなぁのままでエンディングを迎えます。
セオリー通りにシナリオ書いたらこうなるよねって教科書的な出来栄え。ある意味でとっても真っ当な娯楽映画です。

原作読んでないので原作との差異はわからないのですが、それなりに違ってる感じ。
魔法大学なのだから、もう少し主人公と学生の交流シーンがあれば話が深くなると思うのですが、そこはスルーで、魔法を学ぶ意義、魔法ってそもそも何ってあたりに観客の意識を向けないようにしている感じです。

最後の方の鏡を使った通信シーンも冒頭の壊れたテレビを使ったら面白かったのにとか、いろいろ惜しい気もします。

主題歌のセカオワの曲がとってつけたようにエンディングクレジットで流れるあたりは、ラピュタとかのリスペクトなんでしょうか? 大人の事情が透けて見えていいですね。ブランド化した後のジブリ作品にないことです。
予告編でみたくなった人にはお勧めです。期待はずれにはなりません。意外性もないですけど。

忍びの国

Filed under: - dekaino @ 15:20 このエントリをはてなブックマークに追加 綽��潟���修里呂討�Bookmark被リンク数

信長が伊賀を攻めた史実に基づく和田竜の同名小説を実写映画化した作品です。

アクションはすごく頑張っていて大野智クンすごいです。でものぼうの城ほどのひょうひょうとした深みは出てない感じがします。
普段の半農半忍の生活が描かれてないのも一因かも。まったく土いじりしてないし、銭ばかりで米で決済してないあたり歴史考証的にもいけてないんですよね。現代人にわかりやすく単純化してるんでしょうけど、あまり功を奏していない。

伊賀忍者の中には後の服部半蔵やその祖先もいるはずなんですが目立ちません。

よそからさらってきた嫁さんの価値観が全然違うってあたりから始まる話なんですが、最後まで違う価値観に振り回された挙句、バッドエンドって流れで爽快感はありません。
観客の過半数は妙齢の女性ばかりで、嵐って人気あるんだなぁとあらためて知りました。

スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー

Filed under: - dekaino @ 15:01 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���若�鴻�祉�鴻�������������c����VS�������潟�吾�c�爾里呂討�Bookmark被リンク数

スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャーを観ました。デカレンジャーはデカスワンまで含めてオリジナルキャスト勢ぞろいです。
ギャバン2代目の相棒のシェリーが捜査中に敵に拉致されてしまい、それを追う2代目が強引に捜査を続けるというストーリー。お姫様的ポジションにシェリーこと森田涼花が活躍します。本作でギャバンの相棒をやめてしまうとのことで、本作が東映特撮では最後の出番かも? (もうシンケンジャーもやらないだろうし)

ギャバン1代目+2代目+相棒シェリーとともに行動するデカレンジャーの面々はオリジナルキャストが勢ぞろい。
しかも当時のキャラの細かい設定をいちいち想い出せとばかりに入れてきます。逆立ちして推理するとか確かにやってたなぁ。でもウメ子のお風呂好きって設定だけはなぜかなかったことにされてます。式前夜は念入りに風呂に入るんじゃなかったのか??! そこは大人の事情ということでスルーしましょう。

デカレンジャーは本作で終わりとして、スペーススクワッドシリーズとしてギャバン2代目はこれからも活躍するようです。まぁDVDの売上次第ですけど。

旧作ファンなら見て損はない作品です。でもまぁ劇場じゃなくてDVD/BDでOKかも。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第二章 発進篇

Filed under: - dekaino @ 14:46 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������ゃ����2202������������¥�膃��腴����咲�牙�のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第二章 発進篇を観ました。またある程度出揃ったら地上波で放送する気もするけどとりあえず劇場で鑑賞しました。
全部で7章の予定で、1章当たり30分番組3~4話程度のボリュームなので全部で2クールくらいになるんでしょうかね。

旧作白色彗星の話とはいろいろ設定が変わっています。キャラも増えてるんでそれはいいんですけど、島大介の扱いがあまりにも軽い。旧作では古代よりも女性には人気があった気がするんですが、本作ではほとんど空気ですね。
持ち場を任せる部下もいない (島が不在時には古代が操船する) しかもグズグズ煮え切らない言動ばかりが目立ってて、スタッフに嫌われているんでしょうか? 旧作ではいけいけどんどんな空気のヤマトで唯一の良心的ポジションだったのに…

と文句を言いつつ第3章も観に行ってしまうと思うので、いいカモになってますね。
好きな人だけ見にいけばいい作品。

BLAME!

Filed under: - dekaino @ 14:21 このエントリをはてなブックマークに追加 BLAME!のはてなBookmark被リンク数

BLAME!を観ました。アフタヌーンの連載マンガが原作ですが、読んでません。噂ではかなり違う話になっているらしいです。
高度文明が栄えた後に人類の制御から外れたテクノロジーが暴走して荒廃した世界というアリガチな設定です。
もはやエコシステムの中の分解者の立ち位置にまで落ちた人類は、異物排除システム「セイフカード」の駆除対象となっているデストピア世界です。

映像的にはがんばっています。しかし独特な雇用名刺や造語は原作を読んでない人になっては音声情報しかないのでわかりにくいです。

最後のオチもまだこれからも冒険は続くぜ的で、正直現状作品単体としての完成度は低いと言っていいでしょう。
作品世界が好きな人のコレクションアイテムのひとつに過ぎないです。

2017/6/28 Wednesday

ローガン

Filed under: - dekaino @ 6:22 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�若���海里呂討�Bookmark被リンク数

ローガンを観ました。X-MENで最も人気が高いウルヴァリンの本名がローガンです。
そのローガンに加えて、プロフェッサーXことチャールズが要介護の老人として出てきます。演ずるのはパトリック=スチュワート。パトリックスチュワートがメインキャストで出てくる映画はかなり久しぶりです。

遺伝子の突然変異を防止する仕組が全世界に流布された結果、もう新しいミュータントが何十年も生まれてきてない世界。いわば人間vsミュータントでは人間が圧倒的勝利をした世界が舞台です。

プロフェッサーXは強力なテレパシーや念動力を使う超能力者ですが、年老いてぼけ老人となり超能力が暴走しかかっています。そのため定期的に服薬しており薬の副作用の姓で意識が混濁している状態。なんか老人介護のリアルを追及しているような設定です。
ウルヴァリンはアメリカとメキシコの国境の近くで、アメリカ側でリムジンの運転手をしながら小銭を稼いで、メキシコ側の隠れ家でチャールズを介護しています。二人の夢は金を貯めてボートを買って新天地の島で暮らすこと。

うーん、これヒーロー映画なんでしょうか??

そんなところに、とても素行の悪い少女が登場。名前はローラ。なぜかウルヴァリンと同様の能力を持っています。
彼女を安全なところまで運ぶため、敵に追われながら逃走劇を始めます。
アクションシーンはかなりグロテスク。首がぴょんぴょん飛びます。レイティングがR15+になってるのも当然。完全にハイティーン向けの作品です。

ヒュー=ジャックマンがウルヴァリン/ローガンを演ずるのも本作が最後ということです。
そういう意味でもエポックメイキングな作品です。

2017/6/11 Sunday

ちょっと今から仕事やめてくる

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ちょっと今から仕事やめてくるを観ました。ベストセラー小説の映画化らしいのですが原作は未読です。

リーマンショックの後にブラック企業の映画がいくつかありました。
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないはリアリティ皆無でしたが、本作はかなりリアルなパワハラ系ブラック企業が出てきます。印刷会社の営業っあたりもリアル!

ちょっとオカルト風味を交えながら、自殺しそうになっている主人公の青年を救おうとする謎の男の正体と、主人公の決断が、心に響く作品です。
まぁ最後のオチはファンタジーすぎですけどね。せめて印刷会社にいた経験を活かして教科書印刷するとか、ちゃんと経験が無駄にならない方向で夢を実現してほしかったです。

五十嵐さん

営業トップのやり手セールスレディ役を黒木華がやってたのはちょっと新鮮でした。
幸薄い家庭の女中が定番だったのに、やり手セールスですよ。女の武器も駆使して受注してそうな感じがグッド、最後に主人公だけに懺悔して涙でごまかして自分だけすっきりするあたり、マジ腹黒い感じが出てて、こうでなきゃトップセールスなれないよなぁと思いましたです。

とにかく生き続けて再チャレンジした方がいいよってメッセージは共感もてます。
でもこのメッセージが必要な人が本作を見に来るかっていうと、タイトル派手だし正直こないんじゃないかなぁってあたりは残念です。

ゴールド/金塊の行方

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ゴールド/金塊の行方を観ました。実際にあったBre-X社のブサン近郊詐欺事件という実話をもとにした作品です。

歴史上最大の埋蔵量と予想される金鉱発見の報でマネーに狂う人々の間に狂乱が生まれます。
祖父の代から細々と鉱山事業をやってきた主人公が赤貧から大金持ちへと超変化。大騒ぎとなります。
鉱山に関して国家レベルの綱引きがあり裏のかき合いの末、実は近郊の品質は低く採算が取れないことが知られることで損害を被った人々から訴訟され泥仕合となります。そして失踪する地質学者、謎が謎を呼ぶストーリーはほぼ実際の事件をなぞっています。

日本ではあまり知られていませんが米国ではワイドショーネタで有名な事件です。
オチの部分だけ本作のフィクション的オリジナル要素がありますが、それを救いとみるか悪者のしたたかさとみるか?
映画ネタとして格好の事件をうまく映像化した作品です。
ただ、ブリーフ姿の中年男性の絵ばっかりだしやがって、そこはイマイチであります。

2017/6/2 Friday

君のまなざし

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君のまなざしを観ました。幸福の科学ブランド最新作です。今回は娯楽作としてよくできてます。

君のまなざし

主役級のキャストはみんな幸福の科学系の劇団の新人。しかも写真の右の金色の服着てるのは教祖様の実子、大川宏洋なのだ。脚本もプロデュースも大川宏洋、ついでに主題歌のボーカルもやってやりたい放題。

この大川宏洋が無能ならありがちなドラ息子の道楽なわけですが、意外と才能あるんですよね。
今までの幸福の科学映画は善玉と悪玉がきっちり分かれていて、善玉は絶対善だし悪玉はとことん悪魔の手先。銀河万丈の声だったら悪魔というお約束まであり、よく言えばわかりやすいのですが退屈でした。

しかし本作はミステリ仕立て。日本のミステリ映画って俳優の格で誰が犯人がバレバレってのが多いですが、本作は新人だらけなので一般人には格なんかわからないし、信者でもまさか教祖の息子がみたいな展開で驚きの連続らしいです。
いままでの幸福の科学ブランドの映画は、信者たちが義務というか修行てきに劇場に足を運んでいたのが、本作では娯楽作として楽しんでいる雰囲気です。動員人数も多いという印象。

善玉も誘惑に負けて悪側に落ちそうな危うさがあるし、悪玉ももともとは善人なのが環境や事情で変質してしまった的な絶対善vs絶対悪の勧善懲悪ではないあたりが、今までの幸福の科学ブランド映画とは一線を画します。
しかも現世で失敗しても来世で再チャレンジできるって教義をぶつけられて、信者たちはメロメロっぽいです。

タイトルからわかるように、「君の名は。」の便乗企画で構成もよく似ていて前世とか来世の話が交錯します。口噛み酒の伝統神事とかファッショナブル宗教の代わりに
ガチな幸福の科学をもってきて、演技力のある新人俳優をぶつける作戦はなかなかの策士です。
ヒロインの水月ゆうこは美形というわけではないが目力がすごい強い、若い頃の佐伯日菜子みたいな女優です。新人とは思えない堂々たる演技をしてます。
往年のカドカワ事務所とカドカワ映画のような勢いがあります。そういや角川春樹も相当にスピリチュアルな人でしたね。

ということで、ミステリ娯楽作品として一般人でも楽しめるようにできています。アクションも頑張ってる感じ。

ただし、ネット予約でガラガラだと思って油断してはいけないです。信者の皆さんは紙の優待券だか鑑賞券をもってて直前に窓口で券を買うので、ネット予約ではすいてたのにいざ劇場では超満員とかありえますんで注意です。

2017/5/21 Sunday

ARRIVAL(邦題 メッセージ)

Filed under: - dekaino @ 23:15 このエントリをはてなブックマークに追加 ARRIVAL(��� �<���祉�若��)のはてなBookmark被リンク数

ARRIVALを観ました。邦題はメッセージ。予告編ではいきなり地球に飛来した12隻の巨大宇宙船の中にいる異星生物と意思疎通を図る女言語学者の物語ということがわかります。
この先のストーリー展開はほぼ予想の範囲内で今まで書かれてきたファーストコンタクトもののSF小説と大差がないのですが、その映像イメージはとても斬新です。そして地球人の各政府上層部の動きが今風でリアルです。

中盤以降ストーリーが怒涛の勢いで展開していくのですが、ネタバレになるので書きません。
ただ、映画が終わった後もいろいろ考える余地があり、その後の地球がどうなっていったか想像すると楽しいでしょう。
宗教観的にはキリスト教の予定調和説と人の自由意志がつば競り合いしてる感じでしょうか?

とてもよくできた異文化ファーストコンタクト映画作品です。

夜明け告げるルーのうた

Filed under: - dekaino @ 22:49 このエントリをはてなブックマークに追加 紊��������������若������のはてなBookmark被リンク数

夜明け告げるルーのうたを観ました。湯浅政明監督のアニメ映画です。

いやぁ湯浅成分全開の映画です。しかも寂れた漁港の町で暮らす中学校3年生の夏休みの話です。進路に悩む青春ものですよ!
ギャグあり歌ありダンスあり人魚あり。ポニョと被る要素が多分にある気がするのだけれど、たいして深刻なムードにならないあたりが今風かも知れません。
ポニョと違って不老不死で日光にあたると燃えてしまう、噛まれた動物も人魚になってしまうあたりも今風…かな? 人魚って海のゾンビなのか? おい。ゾンビが歌って踊るってマイケルジャクソンっぽいですな。

本作 TOHOアニメーション作品で、気合い入れてスクリーン数を確保してるので、中高生の琴線に響けば、夏休みまでロングランで「君の名は。」の大ヒットもう一度がありえます。というか完全に狙ってますよねコレ。
そうそううまくいくかどうかわかりませんが、本作はシナリオも絵作りも素晴らしいので多くの人に観てほしいです。
いまいち宣伝が深夜アニメ枠だけに偏ってる気がして不安ではあるんですよね。フジテレビもカネ出してるなら少しはプッシュしてあげればいいのに…

最後に一言いいたいのは、港町にいる小動物と言えば犬じゃなくて猫なんじゃないの? ってポイントです。
水鳥もいないし、いまいち漁港っぽくない。まぁ細かいことは気にせず、湯浅流のくねくねアニメを楽しむのが正しい作品です。

劇場版破裏拳ポリマー

Filed under: - dekaino @ 21:19 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���頑��潟�������爾里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版破裏拳ポリマーを観ました。タツノコプロの70年代アニメの実写化です。
ストーリーは原作アニメとはだいぶ違っています。というより原作に沿っている部分の方が少ないのではないか? ポリマースーツも相当アレンジが入ってます。

破裏拳ポリマー

敵は盗まれた汎用型ポリマースーツですが、主役こそオリジナルに近い全身スーツですが、敵はもろ肌丸出しです。
つーか、スーツを着てない格闘シーンの方が熱いです。役者は知る人ぞ知る名だたるアクションバリバリの人ばかり。佃井皆美が街の不良集団役やってたり相当に贅沢なキャスティング。とにかくアクションはすごいんです。
半面シナリオ全然ダメ。まったくもって表面的。アクションシーンを撮りたいがためにとってつけたようなストーリー展開はまったく共感できません。
本作を観ると、牙狼のシナリオは出来がいいんだなってわかります。キャラの心情にのめりこめますからね。

殺陣シーンマニアなら垂涎モノの作品ですが、気軽な娯楽アクションとしては不出来と言わざるを得ません。
興行成績もダメでしょうね。なんとか公開2週目もスクリーン数を維持してますが、上映回数は減ってます。

劇場で観たい方はお早めに

2017/5/18 Thursday

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOL2

Filed under: - dekaino @ 6:57 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���c�≪�潟�冴�祉�����祉���c�����激��VOL2のはてなBookmark被リンク数

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVOL2を観ました。同名第一作の直接的な続編です。

前作でも主役を食う存在感を示していた義父のヨンドゥが今回も大活躍です。ヨンドゥ泣かせるぜ。
舞台はほぼ宇宙やほかの惑星で地球は本作の悪玉に襲われるシーンしか出てきません。完全に地球のヨソの話って割り切りがいいです。シナリオの出来はかなりよく往年の明るい80年代スペースオペラって感じがとってもいい。
下品なキャプテンフューチャーって感じですね。予想以上によくできていてどうなってるの?って感じです。
マーベルキャラとして変な色がついていないので自由に作れたんだろうなぁ。

またまた続編が作られそうな予感。次回作ではグレたグルートの冒険が楽しめるかも?

2017/5/5 Friday

PとJK

Filed under: - dekaino @ 23:33 このエントリをはてなブックマークに追加 P��JKのはてなBookmark被リンク数

PとJKを観ました。土屋太鳳がまたしても女子高生役しかも16歳の役をやります。ちょっと無理がありますが三つ編みとかで頑張っています。玉城ティナも出ます。豪華キャストを楽しむ作品です。
PとJK 16歳の女子高生を演ずる土屋太鳳

原作はバリバリの少女マンガで主人公の女子高生カコの視点でストーリーが展開します。日常系です。女子高生なのでほぼ高校のイベントだけです。本作の人格軸では半年も進まない程度かな?
タイトルのPこと道警の交番勤務のコータ君は亀梨くんが演じます。10歳年上の26という設定。10歳年下のカコと結婚します。本当にこんな警官いたらヤバいでしょう。

淡々と高校生活と新婚生活(ノロケ)が続き、最後にちょっとした事件イベントが発生し、ケンカしてーの仲直りしてーの、まだまだあまい高校生活は続くぜって甘甘ストーリーは相当の甘党でないと耐えられないかも?
観客の9割は女子でした。

2017/5/4 Thursday

帝一の國

Filed under: - dekaino @ 16:56 このエントリをはてなブックマークに追加 絽�筝�����のはてなBookmark被リンク数

帝一の國を観ました。予告編では主人公が変な人ってことしかわからなかったけど、本作に出てくる人はみんな変です。変だけどリアルです。

現実世界の政治の世界の争いを単純化して名門男子高の生徒会長選挙という形にまとめたシナリオはよくできています。議院内閣制から元首公選制への移行など本当にありそうでリアル。
実弾の効果とバレた時の反動の大きさなど、今の政治にもそのまま当てはまりそうです。

帝一は変な奴だけど、ほかの登場キャラもみな変です。東郷が悪役ポジションですが、ヒネた正確というだけで悪いわけではありません。まぁ性格は悪いかな。他もいろんなキャラが出てきて政争するのですが、悪心があるわけでなく、男子の本能として天辺を獲りに行ってるだけなのです。

演じる俳優がイケメンばかりなので観客の多くは女子でした。マジで若い女子ばかり菅田クンは若い女子に人気あるんですね。すごいっすー。

今年のゴールデンウィーク映画ではいちばん面白かった作品です。

2017/4/29 Saturday

バーニング・オーシャン

Filed under: - dekaino @ 17:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���潟�違�祉���若�激�c�海里呂討�Bookmark被リンク数

バーニング・オーシャンを観ました。原題はDeepwaterHorizon。同名の海底油田掘削船が事故で大破、油田のパイプが折れてメキシコ湾に大量の原油が漏出した史上最大の油田事故を映画化した実録物です。

2010年のイースター級この直後、休暇から現場に戻ってきた作業員たちに不測の事態が襲いかかるって導入で、セットもよくできていて最初はいい感じに見てたのですが、中盤あたりからどうもストーリー展開が遅い感じがしだして、そのまま最後、生存者がすべて救助されたところで映画は終了してしまいました。

えーーーーーー???!!

これからが本番でしょ。人的被害だっていたましいことだけど、これから必死に漏出した油井を止めるプロセスがメインじゃないの? 劇場版ガンダムでホワイトベースがサイド7から脱出したところで終わってしまったような印象でした。

つーかアメリカ人はあのディープウォーターホライズン事故を単なる人的被害の事故と認識してるんですかね。
人命は地球より重いとかいうけど、さすがにこれだけ広範囲の生態系に被害を及ぼしておいてソレはないと思いました。

アメリカ人の傲慢さと意識のズレを感じさせる作品です。

2017/4/24 Monday

美女と野獣(2017)

Filed under: - dekaino @ 0:38 このエントリをはてなブックマークに追加 臂�コ������(2017)のはてなBookmark被リンク数

美女と野獣(2017)を観ました。エマ=ワトソンの美女と野獣です。有名な名作がCGを駆使した実写映画として何回目かのリメイクです。

正直ストーリーは有名すぎて先の展開は読めまくりなのですが、ミュージカルとしてよくできていて楽しめます。すべて強引に魔女の気まぐれで話が展開する割には納得感が高いのがいいですね。生きている道具たちの動きも素晴らしいです。

ラストシーン後にみんな思う「あれ? 野獣の時の方がイケメンだったんじゃね?」って違和感も健在です。絶対、野獣形態の方がセクシーだよね。誰しもが思う。
字幕版だとおフランスのお話なのにみんな英語話してるのは御愛嬌。
ディズニーのミュージカル映画として、素晴らしい出来の作品です。

キングコング:髑髏島の巨神

Filed under: - dekaino @ 0:11 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�潟�違�潟�潟��:蕭�蕭鎤吟��隈腑�のはてなBookmark被リンク数

キングコング:髑髏島の巨神を観ました。アメリカ人をターゲットに中華系が製作しています。近年のハリウッドにありがちなパターン。そして、これはとてもよい怪獣映画です。

予告編では、とにかく髑髏島はヤバいヤバいと連呼するだけでしたが、もうちょっとちゃんとしたストーリーがあります。
太平洋戦争時代にドックファイとしていた米軍機と日本のゼロ戦が島に墜落した。それから四半世紀後ベトナム戦争が集結。米政府機関がその島に調査に行くのにあたり、ベトナムから引き上げる直前の米軍が調査隊を護衛する、みたいな導入部です。
軍隊経験のあるアメリカの老人たちには絶対受けるシナリオですね。

予告編にある通り、その島は怪獣というか巨大生物が跳梁跋扈するモンスター島だったわけですね。
そこから先の展開が古き良き日本の怪獣映画のお約束を律儀に守っていて素晴らしいです。単なるモンスターではなく島の守り神です。双子の歌姫は出てきませんが、似たような展開はあります。
次に何が起こるかわからないハラハラ展開はアクション映画としてよくできています。
旧日本軍についてもそれなりに好意的な扱いだと思います。
憎しみの連鎖をやめて許しましょうってのはキリスト教文化とは相性がいいのかもしれません。

昔の敵は今の友、ジャンプ風な正義・友情・勝利に貫かれた映画です。

2017/4/15 Saturday

ゴースト・イン・ザ・シェル

Filed under: - dekaino @ 13:05 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�若�鴻���祉�ゃ�潟�祉�吟�祉�激�с��里呂討�Bookmark被リンク数

ゴースト・イン・ザ・シェルを観ました。いわゆるハリウッドが作った攻殻機動隊です。

前評判はいろいろありましたが、私はかなり楽しめました。実際に押井版よりも売れる映画だと感じました。これ中国資本がドリームワークスに作らせた映画で、観客も中華圏をターゲットにしています。
世界にあるタイムゾーンの中で一番人口が多い+8:00(北京時間と同じ)がメインターゲットです。
トグサなんか笑っちゃうほど香港警察の刑事そのままです。ビートたけし演じる荒巻は腕っぷしもかなりのもの、ていうか四課(暴力団担当)の刑事みたいですね。

ストーリーは相当脚色が入ってます。まぁ押井版も原作からは遠いですから、そこは問題ないです。
そしてどうでもいいところはものすごく押井版をリスペクトしているのがわかります。
コーギー犬とか要らんだろ?! でもあえてやる、そこが 押井風なのです。
押井リスペクトと言っても無銭飲食要る立食い師までは出てこないのでご安心を。

敵の黒幕もわかりやすいし、A級映画として設けることを真剣にねらってますね。
もしヒットしたら続編あるかもです。ただビートたけしは続編には出ないかもなぁ

PASSENGERS

Filed under: - dekaino @ 12:43 このエントリをはてなブックマークに追加 PASSENGERSのはてなBookmark被リンク数

SF映画のPASSENGERSを観ました。邦題はなぜかパッセンジャーと単数形になってしまいます。乗客って意味ですね。
同名の映画PASSENGERS(2008)とは全く関係ありません。ちなみに2008年の方の邦題はパッセンジャーズと正しく複数形のままなんですね。

100年以上かけて星間航行する宇宙船に5000人の乗客がコールドスリープしているという設定。コールドスリープから覚醒させることは可能だが、再びコールドスリープすることは船内の設備で不可能という秀逸な設定により、5000人の同胞がすぐ近くにいるのに無人島にいるような孤独に悩まされるというのが新しいです。

SF考証的にはこんな1世紀を超える時間スパンでも機能する資本主義的な経済制度ってどんなものか気になります。作品中でもお金持ちと庶民では格差があることが表現されていますが、不思議です。通信に数十年も要する世界で決済なんかできないと思うのだけどなぁ。ビットコインのように仮想かつオフラインで決済できる仕組みがある??

それはさておき、人は罪を犯すものであるとするちょっとキリスト教文化の香りがするストーリー展開で、次に何が起こるかわからないストーリー展開はなかなか面白いです。
最後の決着もいろいろその後が想像できて、ありがちなスピンオフ テレビシリーズも簡単に作れそうです。

SFとしても恋愛ものとしてもよくできた作品です。

ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険

Filed under: - dekaino @ 12:37 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������������喝お����罐泣�����潟��紊у���困里呂討�Bookmark被リンク数

ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険を観ました。春休み映画ですが劇中は夏休みです。ドラ映画ではよくあること。

ドラ映画は毎回のび太一行が異世界に冒険に出かけるストーリーです。異世界にはいくつかパターンがあります。
(1) 地球の過去の世界 タイムマシンを使ったトリックがよく使われます。
(2) 秘密道具で作ったバレラルワールド または 道具で創造された世界
(3) 秘密道具または超常現象で一時的に行き来が可能になった地球とは物理的に隔絶された世界

(1)だと歴史を変える危険とかタイムパトロールが出てくるとかあります。
(2)は世界が破滅したとしてももともとは存在しなかった世界で倫理的に問題は少ない一番楽なタイプ
(3)では異文化とのコンタクトの話がメインとなります。

ドラ映画も回数を重ねてこれらの分類に収まらないケースもありますが、本作は基本は(1) 地球の過去の南極の話です。
もしかしたら人類滅亡してしまうかもしれない危機、のび太の恐竜では何千年も昔の過去までタイムパトロールがきてたのに、今回のたった10万年前にはまったく出てきません。ヤバいです。タイムパトロール ちゃんと仕事しろ。

また南極ということで、なんとなくクトゥルフにでてくる化け物に似たやつが出てきます。南極の狂気山脈は奴らの本拠地ですからね。テケリリとは鳴いてなかったようですが。

パオパオが冬眠という能力を得て再登場。いつかジャングル黒べえ 復活しないかなあ。そう感じさせる作品でした。

2017/4/1 Saturday

チア☆ダン

Filed under: - dekaino @ 20:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ���≒�����海里呂討�Bookmark被リンク数

チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~ を観ました。副題長いですね。
広瀬すずや中条あやみ、山崎紘菜が出演するアイドル映画です。
いわゆるスポ根ものですが、ライバル校はほとんどでてきません。派手な予告編とは違い、実際は自分との戦いに終始するストイックなお話です。なかなかここまでストイックな王道スポ根映画いまどき珍しいです。
男女恋愛要素もないわけではありませんが、それより女子同士の友情要素が強いです。
新入生で入部してから進学して先輩として指導するあたりまで、きっちり高校の運動部ものとして骨太ストーリー、体育会系方面には受けがよさそうです。

2017/3/19 Sunday

ひるね姫 ~知らないワタシの物語~

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ひるね姫 ~知らないワタシの物語~を観ました。SFやファンタジーっぽい味付けですが、ありがちな家族愛ものです。
夢の中のヒロイン エンシャント姫
夢パートのヒロイン エンシャント姫 ロり姫です。

2020年夏の東京オリンピックの会期前後の岡山(児島あたり?)から大阪・東京あたりを舞台とした話です。
現実世界と夢の世界が融合したストーリー展開ですが、整合性はありません。無理やりSF的に解釈するなら、サイドカー付きのバイクに共有した夢を見せる装置がついているとかですが、そこらへんはまったく伏線投げっぱなしです。

そもそも時代考証的に2020年に高三の主人公の ここね が1崔の頃に死んだ母親の没年は2003年前後のはずですが、そのころiPadみたいな9inchを超えるタブレット機器なんかなかったですよ。しかもタブレット搭載の無線デバイスで2Gか? まだ3G(FOMA)はサービスエリアが相当狭かったはず。少なくとも岡山では無理だったでしょう。2Gだとしたら2020年に公衆ネットに接続とかありえないです。

シジマのモデルになったのは東京に本社があって、バイクも作ってて、飛行機にも興味があるところからして、トヨタではなくてホンダなんでしょう。まだ本田宗一郎が生きていてソフト軽視してたらみたいな設定なのかな。宗一郎はハードかソフトって前に、空冷か水冷かでケンカしてたんですけどね。

とにもかくにも、ここねちゃん劇中でJISかな配列のソフトキーボードでさくさくって日本語入力しております。
JISかな入力カッコイー そこにしびれるあこがれる。平成一桁生まれの女子とは思えないですよ。
そこだけは絶対的に支持でき世界観なのでした。

ところで夢の中の敵って何の比喩なのか最後まで全然わかりませんでした。
魔法がないと倒せない敵… なんなんだろう? ガイアツなのか?! トランプ政権か??
誰かわかった人いるのかな?

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第一章 嚆矢篇

Filed under: - dekaino @ 7:08 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������ゃ����2202������������¥�膃��腴������∝�のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第一章 嚆矢篇を観ました。ポスターをみてもわかるように旧作さらばヤマトのリメイクです。

ポスター

イスカンダル編は現代風にアレンジされていたのですが、本作第一章はほとんど旧作をなぞっているだけです。
しかも島の出番が少ない。もっと島を出せよ。古代進とユキのデレデレぶりはもう飽きました。佐渡先生ももうちょっとハッチャケてほしい。そして平時のアナライザーはどこにいるのか?

とにかく、新造艦アンドロメダとドック入りしてるヤマトとの対比、波動砲を封じた約束の横紙破りなど、新シリーズスタートとしての前振りとしては十分です。次作は6月の予定とのこと。

本作もテレビシリーズ化されるのかなぁ?

2017/3/18 Saturday

モアナと伝説の海

Filed under: - dekaino @ 23:31 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�≪�����茯���儀のはてなBookmark被リンク数

モアナと伝説の海を観ました。PIXARじゃない方のディズニーCGアニメーションです。本作はPIXAR作品じゃないのに短編が同時上映されてお得です。
モアナとマウイ
日本の宣伝ではヒロインのモアナしか出てきませんが、本編では伝説のヒーロー(つまり英雄)としてマウイという半分神様のキャラが出てきます。

本作はまったくラブシーンでてきません。ヒロインとヒーローが二人っきりで夜の海を航行するにも関わらずまったく男女の関係にならない。つーかマウイが不能過ぎる。何百年も独りで無人島に閉じ込められていたというのに、いきなり現れた若い女子マウナなんかに目もくれず、乗ってきた船だけ奪うとか、絶対おかしい。
まずは何をするにもたまった性欲を解消して後じゃないの? もうすべてが不自然すぎます。

アクションはマッドマックス怒りのデスロードをリスペクトしたようなシーンが出てきますが、あれも女の色香に誘惑されて寝返っちゃう話じゃなかったっけ。そこもリスペクトしてほしいです。

まぁ、マウイは神様の類なので小便臭い小娘には興味なかったのかもしれないけれど、モアナもそんな女として見られてない態度されてもまったく怒ってないはどうなんでしょうか。お姫様としてのプライドはないの?
本作 名前がある若い男子キャラは、マウイ以外にはいないのでどうしようもないのですけどね。

そういう意味でお子様と一緒に鑑賞する分には安心していられる作品ではあります。

2017/3/5 Sunday

アサシン クリード

Filed under: - dekaino @ 14:05 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�泣�激�� �����若��のはてなBookmark被リンク数

アサシン クリードを観ました。ヒットしたゲームの映画化らしいのですが、元ネタのゲームの知識はまったくないまま観ました。事前に知っていた知識は予告編のみです。

とにかくスペイン、スペイン。観客はヒスパニックを想定しているのって思うくらいスペインだらけの映画です。
いまから500年以上前の主人公の祖先の戦いの記憶から話が始まるのですが、これがハリウッド映画っぽくない設定です。
悪玉: スペインのテンプル騎士団 バリバリのカトリック原理主義の武闘派
善玉: イスラム国であるグラナダ王国をキリスト教の侵攻(のレコンキスタ運動)から守ろうとするアサシン教団

つまり イスラムが善玉でキリスト教徒が悪玉なんですね。(まぁカトリックなので、アメリカで主流のプロテスタントとは違う、あれは堕落した教派という逃げ道はありますけど)

で正義の暗殺集団 アサシン教団(Assassin’s creed)が誓いを立てる場面でもなぜかスペイン語なんですね。
わざわざ英語の字幕を出してスペイン語。ここはアラビア語かペルシャ語でしょ? 違和感ありまくりでした。
これなら ハリウッドご都合主義で英語を話させた方が全然マシです。

元ネタゲームはまったく知らないのですが、ゲームってしばしばサブカルチャーというか世間とは善悪を逆にした設定で奇をてらいがちなので、ムスリムが正義でクリスチャンが悪玉ってゲームがあって不思議ではないのです。
でもそれをわかりやすく表現しちゃうとマズいと思ったのか、歴史の知識がない人にはそうとはわからないようにする意図があるように思えます。

とにもかくにも、設定としては主人公の祖先はイスラムの守護者で、キリスト教をお題目に掲げるテンプル騎士団は悪役なのです。

過去の記憶を探って「エデンのリンゴ」なる宝物を探すという話から、なぜか機械が壊れても祖先の記憶とシンクロしたままになり、現代でもアサシン教団とテンプル騎士団との戦いが続けられます。
現代の舞台もメキシコ、テキサス、マドリード、セビーリャとスペインゆかりの土地ばかり。徹底的にスペイン映画なのです。

史実上の人物が出てくるが、とんでもに匹敵するほどスゴイ脚色入れてくるあたり、山田風太郎作品に似た印象はあります。ただし風太郎作品にくらべるとエロ要素が足りませんけどね。エロ要素が足りないせいかいまいちピリっとしません。

本作はアメリカでは2016年クリスマス映画だったのですが、興行的には散々だったようです。
ただ北米以外ではそれなりに公表のようです。たしかに中南米とかヒスパニック圏では受けるかも?

ただ、この映画見て元ネタゲームをしたくなるかというと、そんなことはない気がします。
映像はすごいけど、ストーリーはダビンチコードよりしょぼく、観光地商会映画でもなく、エロ要素は不足してる、そんな作品です。

2017/2/24 Friday

劇場版ソードアート・オンライン オーディナル・スケール

Filed under: - dekaino @ 5:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���純�若���≪�若���祉���潟���ゃ�� ���若���c����愁�鴻�宴�若��里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版ソードアート・オンライン オーディナル・スケールを観ました。ネット小説が原作のテレビアニメシリーズの後日談の映画化らしいのですが、テレビシリーズはほとんど見てません。

めちゃくちゃ観客が入っていて相当の人気らしいです。でも世間で全然騒がれてない気もする。観客層と僕の世間は相当ずれているのでしょう。
ストーリー的にはよくある話、井上敏樹が脚本描いた平成ライダーの初期シリーズにありがちという設定ではあります。
ただ、敵の拠点が平成ライダーだと八王子の東京工科大学なのに対して、本作だと目黒区大岡山の東京工業大学って違いだけ。ああ、ラストバトルの舞台も平成ライダーだとさいたまアリーナが定番ですが、本作ではまだ建設中の新国立競技場という違いもありましたね。
どちらにしてもフォーマットが非常によく似ていて、リスペクトなのかただなぞっているだけなのかわからないくらいです。
神崎優衣「お兄ちゃん もうやめようよー」(龍騎)の再来であります

まぁ、主人公が結局なんだか理由もなく俺ツエー系のラノベありがち型なのはライダーシリーズとは違うかも。

この手のバトル型ゲームになぜかリア充女子が多数混じってるのニ超違和感がありますがそれはそれなんでしょうかね。

新国立競技場や東工大という実写撮影ができない・難しい舞台で表現できるのがアニメのいいところ。そこだけは評価できる作品でした。

2017/2/23 Thursday

サバイバルファミリー

Filed under: - dekaino @ 6:30 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣���ゃ�������<�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

サバイバルファミリーを観ました。いきなり電機が使えなくなった世界をサバイバルする家族の話です。
似たような米ドラマRevolutionってのもありましたね。Season2であえなく打ちきりでしたが。

本作は現実的な科学交渉は切り捨てて、三丁目の夕日が描く美化された昭和30年代のように、美化されたサバイバル生活だけが出てきます。本当にキレいなもんです。電力喪失してるのに人ひとり死ぬシーンが出てこないです。

運行中の飛行機はみな落ちるだろうし、原子力発電所はもれなく爆発するだろうし、人類は人口の半数を失って今日降るレベルの災害がありそうなものなのにほのぼのとサバイバル生活が描かれます。

Revolutionでも出てきましたが、電気がなくても動く乗り物として蒸気機関車が出てきます。
でも蒸気機関車がうごくなら電子制御してない古いディーゼルエンジンだって動くはず。
高速道路に動いてるトラックやラパスがいてもおかしくないんだけど出てきません。
つーか蒸気機関車をわざわざ管理してる方が無理がある展開です。坂道でエンジン押しがけしてバス走らせた方が楽だと思います。

電力が復活した後も、原潜はすべて沈んだまま乗員が死んでるだろうし、世界のパワーバランスがとんでもないことになってそう、とか考えてはいけない作品なのです。

2017/2/17 Friday

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

Filed under: - dekaino @ 6:19 このエントリをはてなブックマークに追加 ���鴻�祉�����違���潟���絋������������,里呂討�Bookmark被リンク数

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたちを観ました。
原題はMISS PEREGRINE’S HOME FOR PECULIAR CHILDREN。訳すなら「ミス・ペレグリンの家と奇妙なこどもたち」なんだろうけど、なんでわざわざ家を落とすのか? タイトル長すぎるから?? 本作での一番の謎です。

監督はティム=バートン。キャラクターもいつものティム=バートン作品に出てきそうな人ばかりです。
若い頃 出張ばかりして家にいつかなかった老人。ホラばかり吹いて信用されていない。その老人の子は小説家といいつつ夢を持たない現実主義者。その小説家の子供、つまり老人から見て孫が本作の主人公です。

ただ本作ではシナリオが弱いというかアクションシーンはいいんだけどキャラの辛みが投げっぱなしです。
とくに小説家の父は後半以降まったく出てこなくなります。そこまで使い捨てされるほど軽い扱いしなくてもいいじゃないか。

異能者の少女エマが主人公の少年ジェイクを誘惑するシーケンスが楽しいです。
薄着ですきんしっぷしまくったり、秘密の部屋に案内して二人きりになったり、童貞少年ジェイクはのぼせ上がるのも無理はない。不可抗力です。

製作費は高そうだけど、ティム=バートン作品としての完成度は低い感じではありますが、アクション映画として楽しめると思います。

2017/2/5 Sunday

虐殺器官

Filed under: - dekaino @ 12:01 このエントリをはてなブックマークに追加 ��罧阪���のはてなBookmark被リンク数

虐殺器官を観ました。伊藤計劃の小説のアニメ映画化する一連の企画の作品ですが、本作だけ制作会社の倒産などにより公開が1年以上遅れてしまいました。
トランプ政権誕生後に観るとまた意味合いが違ってしまう気もしますね。

本作はSFというよりは幻想小説なのでセンスオブワンダーはありません。
ストーリーの力というか思想に与える影響を大きくとらえている文学者ならではの世界観で、どうして世界から殺し合いがなくならないのかって話です。

ビジュアル的にはSF風ですけど基本は会話とモノローグだけで進み、映像で納得感が得られるわけではありません。そういう文脈で、本作はあくまでも小説で映像は贅沢な予算で作った挿絵にすぎません。

遠隔操作の無人機による虐殺みたいな話も出てこないあたり、個人的には本作の思想には全く同意できないです。
ラストシーンもその後どうなったかは勝手に考えろ的突き放しは、手抜きっぽく思えました。

まぁでも紆余曲折を経てここまで作り上げてきたのは素晴らしいことだと思います。

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門

Filed under: - dekaino @ 11:44 このエントリをはてなブックマークに追加 LUPIN THE IIIRD��茵������喝�篋��ч��のはてなBookmark被リンク数

LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門を観ました。ルパン三世の一味で最も超人的力を持つ男 石川五ェ門をメインにした作品です。「未熟なり五ェ門」って宣伝されてます。

本作はルパンとか不二子とか五ェ門という以前に最高の博徒映画ですよ。
いきなりスタートのカジノ船のシーンでやってる賭博が手本引き。きっちり正しい作法で手本引き。渋すぎます。
もはや実写では撮れないシーンをやるからこそアニメですね。東映の任侠映画ファンなら必見です。

1話30分のテレビフォーマットを前後編の2話まとめたという形式の上映で、これはもともとパイロットフィルムだったのかな? テレビシリーズ企画はぽしゃったけどパイロットの出来があまりによくてDVDに収録するだけじゃもったいないので劇場上映企画にしたという感じです。確かに大画面で観ても全然問題ないクオリティですよ。

敵キャラの謎のマッチョ戦士ホークだけでなく、博徒同士の抗争と五ェ門との対立と決着のつけ方もよろしい。
肉を切らせて骨を断つって表現がかっこいい。
銭形の組織の歯車な生き方もいいですよ。

次元もちょっとだけ活躍します。和室のサーバールームがイカしてます!!

30分×2話で特別料金の上映企画。五ェ門ファンだけでなく、博徒映画が好きな人も必見です。

2017/1/30 Monday

ドクター・ストレンジ

Filed under: - dekaino @ 22:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �����帥�若�祉�鴻�����潟�犬里呂討�Bookmark被リンク数

ドクター・ストレンジを観ました。
マーベルのヒーローの1人なのですが、コイツかなりの変わり種。

もともと天才外科医だったのが、事故で手を負傷して外科医生命を失う。なぜかそのあとネパールで修行してレインボーマン、もとい魔術師ドクター・ストレンジとなって世界を救う、ってキャラクター。

特筆すべきなのがストレンジは本名なんですよ。Stephen Vincent Strange
医師なのでDr. Strange そのまんま。そして素顔のまま戦います。
アメリカ国籍の地球人で顔を隠すスーツやユニフォームを着ず、変身もしない実名ヒーローってマーベルの中でも珍しいのではないか?

しかも人を殺さないんですよね。本作は配給がディズニーなのですが、人が死なないってのはまさにディズニー向けな作品なのです。マーベルもので悪人すら殺さないってのは珍しいと思います。

世界観的には牙狼の世界で、人間を守る魔戒法師と堕落した魔戒法師が戦ってるような感じです。
異次元世界もホラーワールドによく似てます。またはインセプションにも似てるかも。

いまいち悪人たちのどこが悪いのかよくわからない。人が死なないからなんですけど、不老不死になりたければ勝手に修行して選任にでもなればいいじゃんとか思っちゃダメなのです。倒すべき敵なのです。でないと世界が破壊されるのです。そこさえ納得できれば楽しめる作品です。

ところで
敵「Mr.Strange」と呼びかける
Dr.Strange「No No Doctor」
敵「?? aha! Mr.Doctor」
Dr.Strange「It’s Strange」敵に襲い掛かる

このダジャレ会話って英語ネイティブ的に笑えるんですかね?
Mr.と言われてすぐDr.と訂正するってのは定番の会話なのはわかりますが…

MX4D版 ルパン三世カリオストロの城

Filed under: - dekaino @ 21:08 このエントリをはてなブックマークに追加 MX4D�� �����割�筝��������鴻���㏍���、里呂討�Bookmark被リンク数

MX4D版 ルパン三世カリオストロの城を観ました。テレビ放送回数は劇場版ルパン三世の中ではピカイチ。宮崎駿が劇場アニメの初監督をした伝説の作品のMX4D化です。

ルパン三世 カリオストロの城 MX4D ポスター

TOHOシネマズ系列での興行です。
映像はオリジナルそのまま、クレジットも付け足しなしで、ただ椅子が動いて水とか風がプシュプシュするだけです。MX4Dの動き・演出はかなりクリエイティブ性が高いのにまったくクレジットなしなのは寂しいですね。
少なくとも宮崎駿は演出してないでしょう。

本作は水が出てくるシーンが多いので、その点でMX4Dと相性はいいです。カーチェイスはもちろんバッチリです。
大スクリーンで本作を観るのは久しぶりなんですが、2017年に見るとすごく予算をケチってるのがわかるんですよね。
ジブリ作品はこれでもかって動きまくるけど、本作はメリハリつけて動かさないところは頑として動きません。
ふつーにテレビアニメ的に口パクしかしないカットはざらだし、カリオストロ伯爵なんかロングショットの時は口パクなしで止め絵でしゃべってしまいますよ。口ひげで目立ちにくくはなってますが腹話術状態。伯爵 器用だな!!

声のキャストもオールオリジナルキャスト。不二子役の増山さん さすがだなと思います。なかなか彼女に匹敵する若手声優って出てこないよね。

ネタで見る分には楽しい作品でした。

2017/1/27 Friday

THE ACCOUNTANT

Filed under: - dekaino @ 0:01 このエントリをはてなブックマークに追加 THE ACCOUNTANT のはてなBookmark被リンク数

THE ACCOUNTANTを観ました。邦題はなぜかザ・コンサルタント。いやいやアカウンタントって会計士だろ? 何か間違えている。
発達障害で数字に強く、父親は元軍人で子どもの教育の見解の違いで母親と離婚したっていかにもアメリカにありがちな問題がある家庭環境で育った主人公が、裏社会の会計士をしつつ、なぜか格闘術や射撃も上手いという設定がアクション映画向きです。
出てくるキャラクター達の関係性がどんどんつながっていくあたりは大映ドラマのようでもあります。

会計士や数字に強いって設定がうまく活かされてはいない気がします。アクションはいいです。
まぁ本作も予告編詐欺っぽい映画ではあるのですが、まぁアクションパートは間違いなく良くできているのです。
女子が何人か出てきますがロマンスに至らないあたりが発達障害キャラっぽいです。
面白いけど日本ではあまり受けない気がするジャンルの映画です。

2017/1/26 Thursday

甲鉄城のカバネリ総集編

Filed under: - dekaino @ 23:26 このエントリをはてなブックマークに追加 �臥�����������������膩┐里呂討�Bookmark被リンク数

甲鉄城のカバネリ総集編の前編後編を観ました。サブタイトルは前編が集う光、後編が燃える命です。
深夜アニメの総集編らしいのですが、テレビシリーズはまったく見ていません。というか存在も知りませんでした。
ストーリーはいわゆるゾンビもの。しかも近年の疾走できるタイプのゾンビです。
なぜか封建社会っぽい世界観の中、蒸気機関車が城塞化された駅から駅へ走るという謎なストーリー。
主人公は人間としての意識を残したまま身体だけゾンビ化した理系の青年です。

映像はとてもきれいですが、ストーリーというかオチはいまいち不完全燃焼な感じでした。
ゾンビものでハッピーエンドは厳しいですよ。

2016/12/30 Friday

仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー

Filed under: - dekaino @ 13:05 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���弱抗���吾�с�����若�激�с�潟�冴��Dr鐚����������喝����違�若�ゃ��鐚��眼�若�鴻��with���吾�с�潟�����ゃ���爾里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダーを観ました。毎度毎度タイトルが長いです!!!
今度の敵はバックマン。ならば天敵はゴースト!? とかいう流れで仮面ライダーゴーストも出てきます。駄洒落かよ。
ほかに登場するライダーはウィザード、ドライブ、鎧武。全部で5作品のライダーです。
変身前なら、小児科医(エグゼイド)、前住職の息子で現役高校生(ゴースト)、現職刑事(ドライブ)、無職で旅する魔法使い(ウィザード)、神様(鎧武)。
かなりバラエティ富んでます。ドライブの刑事さんは変身できないのでひたすら拳銃を撃ちます。それでいいのか現職刑事? 神様とか魔法使いは変身しなくても超強くて反則です。そして何もできない現役高校生、霊感が強いだけで何もできない無能の極み。来年以降はお呼びがかからない気がするぞ ゴースト。

いつものごとくテレビシリーズのサイドストーリーなので、ゲストの敵がやられるだけで終わるのですが、ちょっとだけ本編に関係する黒エグゼイドのネタばれもあるのかな?
まぁ好きだったら観にきてねっていつもの東映ライダー映画です。戦闘シーンは映画だけあって豪華ですよ。

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

Filed under: - dekaino @ 12:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�若�違�祉���鰹��鴻�帥�若�祉�����若�冴�祉�鴻���若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーを観ました。スターウォーズ新たなる希望の前日譚です。
これがめちゃくちゃ出来がいいですよ。ジェダイがでてこないのに、あってもなくてもいいサイドストーリーではなくメインストーリーになっています。
登場人物は今まで光が当てられていなかった日陰者ばかり。ガンダムでいえばグフをなくして白兵戦を仕掛けるランバラルやザクをなくして時限爆弾をガンダムに仕掛けるジオン兵とか、戦闘機パイロットでも戦艦の指揮官でもない縁の下の力持ち達が活躍します。
しかも座頭市にそっくりな盲目の拳法家がでてきてバリバリ帝国兵を倒します。ジェダイじゃないけどジェダイっぽいギリギリの線をついております。
70年代末期のレトロなSF調ガジェットも一回りしてなんか新しく見えます。なぜVHSカセットがメモリモジュールなのか!?!?

ロボットのK2-SOも定番過ぎるロボット兵のふるまいでGOODであります。
スターウォーズファンなら絶対に見て損はありません。最新の映像技術で作られたデススターが拝めるのです。

海賊とよばれた男

Filed under: - dekaino @ 12:43 このエントリをはてなブックマークに追加 羌決������違�����靴里呂討�Bookmark被リンク数

海賊とよばれた男を観ました。百田尚樹のベストセラー小説を山崎貴が特撮バリバリで映画化という永遠の0と同じ組み合わせの映画です。
本作は出光の創業者 出光佐三の伝記みたいなもので実話ベースです。モデルの佐三が破天荒な人物なのでそれだけで十分面白いです。
ただ本作は佐三の人生の表面だけなめて深いところはおさえていない印象。やはり見所は特撮なのです。
それから原作者の百田はなぜか子供を生まなかった前妻や後妻に同情するきらいがあり、本策でも前妻のユキさんだけいい扱いで後妻はほとんど出てきません。やしきたかじんの相続騒動でも同じようなことやってましたね。

あくまでもこの映画は実話にinspireされて作ったフィクションという建前なので、ゆるーく鑑賞するのが正しいと思います。

2016/12/11 Sunday

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

Filed under: - dekaino @ 16:22 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�潟�帥�鴻���c�����祉���若�鴻�����羈�篏帥������のはてなBookmark被リンク数

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅を観ました。
ハリーポッターシリーズの外伝的な話です。なんと舞台は新大陸、ニューヨークです。
ニューヨークやアメリカ合衆国にも魔法使いがいて、魔法を使えない人たち(No Magi)から身を隠しているという設定。まじですか? 何本戦争の時は魔法使い同士が南北に分かれて戦ってたんですか? それとも魔法使いは高みの見物だったのか??
そこらはよくわかりまほせんが、アメリカ開拓史で有名な魔法使いといえば、謎の雨乞い師、レインメーカーです。
そう、本作の主人公は雨を降らせるために新大陸くんだりまでやって来たのです。

尺はたっぷ2時間以上。魔法以外に魔法生物もたくさん出てきて大騒ぎ。
でもM.I.Bよろしく目撃者の記憶を消してハイさよなら。

ただ、ハリーーポッターシリーズと違うのは、魔法を使えない一般人、スラブ系のパン屋志望のおっさんが大活躍するところです。魔法が使えなくても大義は為せる。アメリカンドリームっぽいストーリー展開です。

なんか、このパターンでいくらでも話が作れそうです。

ガンダム the ORIGIN IV 運命の前夜

Filed under: - dekaino @ 16:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���� the ORIGIN IV ���純����紊�のはてなBookmark被リンク数

ガンダム the ORIGIN IV 運命の前夜を観ました。
今度はララァです。シャアとララァが初めて会うところの話です。
しかも舞台はインドではないです。ララァは確かにインド出身ですが、じゅぷろーの建設現場に出稼ぎに来ているという設定。そうなのかー だからシャアはジャブローの水路に詳しかった??

それから、変装したキシリア様が麗しいのですよ。おつきの情報将校がいい感じに馬鹿なのですよ。
懐かしいスパイ映画のにおいがするわけですよ。

もう裏歴史というか、司馬遼太郎もびっくりなオリジナル史実が爆発です。
またシャアとララァの話と並行してモビルスーツ開発史も繰り広げられ、モビルスーツファンも退屈しません。
あざといくらいによくできています。

まだまだずーっと続きそうです。

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

Filed under: - dekaino @ 16:01 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�c�����祉���若���c�� NEVER GO BACKのはてなBookmark被リンク数

ジャック・リーチャー NEVER GO BACKを観ました。2013年の邦題アウトロー(原題 JACK REACHER)の続編となります。
正直、前作を知らないといまいちわからないところもありますが、アクション映画としては問題なくたのしめるでしょう。
推理で軍部に救った巨悪陰謀をあぶりだすというよりは、人脈とアクションの力技で暴くという感じになってます。前作はもうちょっと理知的なキャラだったはずなのになぁ。
まぁ一民間人となって公権力をふるえない/頼らない、趣味 犯罪捜査の元軍人って感じのキャラ設定になっていて、映画で活躍させるにはいろいろ盛らないといけないんでしょう。
かなり大味ですが、どかどかばんばんアクションするんで飽きません。

人気が出たら第三弾もあるかもです。

この世界の片隅に

Filed under: - dekaino @ 15:43 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������������里呂討�Bookmark被リンク数

この世界の片隅にを観ました。見たのは相当前、ロードショーの週だったのだけど、最近忙しくて感想を書く暇がありませんでした。

なんか本作を観た頃は知る人ぞ知るというカルト的なタイトルだったのですが、今や超有名、邦画史に残るヒット作となっているようです。
アクション掲載作品が大当たりするのってクレしん以来じゃないですかね? このような作品が流行るなら、劇場版じゃりン子チエをリバイバル上映しても客が来るかもしれません。

本作は戦前戦中戦後を通じた時代のほのぼののんきなお嫁さん、外形的に戦中のちびまるこちゃんのようなお話でそれはそれでユーモアなんですが、超絶的な時代考証がされた背景美術と演出により、まだ記憶に残る戦争を呼び起こす作品となっています。

ただ、本作のすごさが興行収益の大きさだけで語られてしまっているあたり日本は悲しい国になったとも思えます。
少なくとも正月まではロングラン上映してそうなので、もういちど観に行ってもいいかもしれません。

2016/11/19 Saturday

インフェルノ

Filed under: - dekaino @ 12:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟���с���、里呂討�Bookmark被リンク数

インフェルノを観ました。ダ・ビンチ・コード天使と悪魔でおなじみのラテン語が読めない歴史学者ラングドン教授が活躍する新シリーズです。
トム=ハンクスはハドソン川の奇跡でみせた硬派な機長とはまったく違う、トンデモ学者先生を演じます。しかも今回は短期的な記憶喪失にもなっているという設定。もはや天才なのか馬鹿なのかマジでわかりません。
それにしてもラングドン教授は、ラテン語だけは読み書きも会話もできないのに、歴史的建築物の構造だけはよく知ってるんですよね。映画だけで観光旅行できる範囲で大暴れ、前作2つと同じくよくできた観光地商会ムービーです。

今回は人類の人口を少し減らすために病原菌をばらまくって話なんですが、食糧不足の地域はむしろ人口を間引いた方が救われると思うんだよね。
それ以前に天使と悪魔の反物質対消滅の大量被曝事件の方がひどくないですかね。

あんまり深く考えずに観光地を楽しむにはよい映画です。

2016/11/12 Saturday

ハドソン川の奇跡

Filed under: - dekaino @ 12:29 このエントリをはてなブックマークに追加 ����恑�喝����莊,里呂討�Bookmark被リンク数

ハドソン川の奇跡を観ました。トム=ハンクス主演、クリント=イーストウッド監督と万全の体制です。

まだニュースになって記憶に新しい旅客機ハドソン川不時着事件を題材とした映画です。かなり実話に近いですが、いかんせん離陸して数分後に不時着という短い事象だったので、いかにして96分の尺まで伸ばすかそこが問題です。

本作は事故そのものよりもその後の事故調査委員会やマスコミの報道、パイロットの家族や乗客にスポットをあてて、事件の巻き込まれた人々の人間模様を描写しています。
とにかくトム=ハンクス演じる機長は硬派です。そこにしびれてあこがれる映画です。

2016/11/6 Sunday

CUTIE HONEY -TEARS-

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CUTIE HONEY -TEARS-を観ました。キューティーハニーとタイトルがついてますがいわゆる永井豪のキューティーハニーとは違う作品です。富野原作でないガンダムみたいに目が2つで角があって白と青のベースに赤と黄色(いわゆるロボット三原色)だったらみんなガンダムみたいなもので、返信するときに一瞬裸っぽくなる女性型アンドロイド(ギュノイド?)ならみんなキューティーハニーみたいな扱いです。

というか、本作では西内まりやが演じる主役ヒロインはキューティーとかハニーとすら呼ばれません。永井豪の要素は皆無で、設定とかキャラ名をちょこちょこ都合よくつまみ食いしているだけです。よって西内まりやによるお色気ギャグはまったくなし。独自設定の近未来デストピア世界で終始シリアルなストーリーが展開されます。

敵はシスタージルと名前だけは原作と同じですが、主役ヒロインと同じ如月博士が作った女性型アンドロイド。敵の手下もスタイリッシュな格好した戦闘員ではなくロボット兵なのです。なにこれ? 全然キューティーハニーじゃない!

ジル様と如月瞳
ジル様 と 如月瞳

舌足らずに「なぜなら 不完全だからぁ」というセリフを吐く石田ニコル演じるジルの方がキャラが立ってて魅力的です。ジル様にみんな任せておいた方が人類は救われたんじゃないのかなぁ。

きょーティーハニーの映画を期待すると失望しますが、西内まりや/石田ニコルが出演している映画として観るなら楽しめると思います。

2016/11/5 Saturday

スーサイド・スクワッド

Filed under: - dekaino @ 23:07 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�若�泣�ゃ���祉�鴻��������のはてなBookmark被リンク数

スーサイド・スクワッドを観ました。DCコミックスの名悪役ジョーカーの恋人ハーレイクインやその他の悪者たちがなぜかさらに悪い巨悪と戦うというお話です。
まさにマンガという感じの無茶な話ですが勢いがすごい。ジョーカーと付き合える女だけあってぶっ飛び具合のスケールが違います。その他の悪人どもも、謎の太古の邪神もマンガみたいにスケールがでかくて楽しめます。

北米ではかなりヒットしたようですが、オチが続編を作れるそうな感じではないので残念です。
まぁ悪人が本当に正義のヒーローになってしまうとそれはそれでつまらないのでしょうがないところです。
バットマンが好きな人は押さえておくべき作品です。

2016/11/1 Tuesday

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>

Filed under: - dekaino @ 0:06 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ャ�若�帥�潟���祉���潟�吾�c�祉�帥�若�����削�綵縁��激�c�����削�のはてなBookmark被リンク数

ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>を観ました。本作も国際便の飛行機の中で観ましたよ。
TMNTはTeenage Mutant Ninja Turtlesの略なわけですが、なぜか邦題だと10代ってところが抜けてしまうんですよね。日本では彼らの行動は10代っぽくないってことでしょうか? 単にタイトルの長さの問題で省くなら10代って情報が一番問題ないって判断なのでしょうけど。

今回も忍者亀達も師匠のネズミも相変わらずですが、敵のイボイノシシとサイの二人組はキャラが立ってて面白かったです。ヤツらノリがよくてワルだけど凶悪じゃないしなかなかイイですよ。チョイワル的?

あとは亀たちの正体がばれるとかなんとかいろいろありますが別にどうでもいいっちゃあどうでもいい話ですね。
いつものドタバタがあっていくらでも続編が作れそうなアメコミ原作のアクション映画ってことです。
スタン=リーもどこかに出てきそうな雰囲気ですが、TMNTはマーベル作品じゃないので出てきません。要注意です(何が?)

2016/10/31 Monday

スター・トレック BEYOND

Filed under: - dekaino @ 23:31 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�祉�������� BEYONDのはてなBookmark被リンク数

スター・トレック BEYONDを観ました。映画館ではなく国際便の飛行機の中での視聴です。
リブートした若いカークとスポックのシリーズですが、シナリオはよく作られています。
旧シリーズの映画にもあったエンタープライズ破壊シーンがかなりすごいです。エンタープライズはかわいそうだけど、壊れてくれないとドクターとかウフーラとか母船待機が基本のキャラが外で活躍できないんですよね。乗組員全員退避というのが話を作るのには都合がいいのですよ。

久作ファンから文句が出ないレベルでちゃんとスタートレックしているしなかなかいい出来だと思います。
ただ日本の久作ファンはウルトラマンファンとかぶってますから、これあの怪獣が元ネタだよねって誰しも思うはず。そういう意味で古典オチなのかも知れず。

普通のスペースオペラ物としてもアクションや宇宙空間の戦闘シーンが派手で楽しめる作品になってると思います。ビーム転送もちゃんと活用されてるし、スタートレック作品としてます。

リブート世界のタイムラインではタイムパラドックス並列世界の未来から来た老スポック(レナード=ニモイ)がいるんですが、彼もニモイの死を受けて老衰でなくなるという扱いになっています。もう旧キャストで生き残ってる人の方が少ないですね。
合掌

2016/9/18 Sunday

青空エール

Filed under: - dekaino @ 23:53 このエントリをはてなブックマークに追加 ��腥冴���若��里呂討�Bookmark被リンク数

青空エールを観ました。土屋太鳳主演です。楽器絡みの学園モノで広瀬すずとかぶってるけど、断然土屋太鳳の方がいいです。

映画という尺がある表現のためにダイジェストされているきらいはありますが、高校に入ったばかりの新入生が3年間高校生活を続けていく様子をていねいに描写していく作品です。
そして絶対的な悪役は存在せず、悩みもし過ちも犯すけど人間として正しく成長していく姿は、共感を呼びます。青春映画としてよくできている作品です。

ただ製作スタッフは誰も野球を知らなかったんじゃないかな?
1年生のときの南北海道大会の決勝のキャッチャーフライ、あれは捕れたとしても捕っちゃいけないヤツでしょ? ピッチャーはぼうっと立っててベースカバーしないし、セカンドランナーもタッチアップで楽々サードまでいけるのに棒立ちだし。なんか棒立ち野球だし、野球のルールわかってないみたいだし、すごく取材してリアルに再現してますよ風の演出が台無しになってます。
まぁメインの観客層の女子はそこまで野球のルール知らないからいいよねってことなんでしょうか??

つーか甲子園に出場できたとこで終劇ってのも高校球児をバカにしてないかな? そこはまだスタート地点でゴールじゃないのでは?? とかリアルな視点ではいろいろツッコミ入れたくはなりますが、青春ファンタジーとしてはよくできてます。特に高校生男子が行為を示す女子に手を出さないあたりが一番のファンタジーです。無理があるけどリアルじゃないけど、それはそれなのです。
そういう意味でよくできている作品です。上野樹里のキレ気味の吹奏楽顧問教師もいい演技でした。

君の名は。

Filed under: - dekaino @ 23:12 このエントリをはてなブックマークに追加 ����������のはてなBookmark被リンク数

君の名は。を観ました。これ。までがタイトルなんですね。おそらく今年アニメ映画で一番人気の作品です。

新海誠監督が独りで何でも作るのではなく、演出に専念して多人数で分業して製作する長編製作体制は、むしろ先祖返りのような気もしますが、そんなの関係なしの出来栄えとなっています。
ただし、あくまでも恋愛ファンタジーとしての名作であり、本作はSFではないです。設定に穴があり過ぎです。
小説ならうまく読み手の想像に任せて誤魔化せるかも知れませんが、映像作品だと情報量が多すぎてどうにも粗が目立ちます。スマホ使いこなしてて年のズレに気づかないのはどうしても不自然でコジツケ臭がします。
せめて江戸時代の江戸と琉球で使ってる年号が違うから気づかなかったとか、そういう設定がほしいところではあります。

とは言え、儲かる作品とはSFとしての完成度よりも泣ける恋愛モノとしての完成度なので、商業作品としてはとても真っ当だと思います。がんがん稼いで次回作につなげてほしいものです。

2016/9/10 Saturday

鷹の爪8 ~吉田くんのX(バッテン)ファイル~

Filed under: - dekaino @ 11:09 このエントリをはてなブックマークに追加 薹鴻����8 �����違�����X���������鰹����<�ゃ����のはてなBookmark被リンク数

鷹の爪8 ~吉田くんのX(バッテン)ファイル~を観ました。
吉田君の小学生だった頃の物語。吉田君rising! であります。
ただし、その割には小学生がケータイもってたりして時代考証があわないような? 桶狭間の合戦レベルの交渉をしてほしいものです。
それから UKが国民投票でEU離脱を選択とか時事ネタは本当に風化がはやくてつらいですね。
つい数か月前の話なのに遠い記憶のかなたでつらかったですよ。DVD化したあかつきには誰も気づけないことでしょう。
ほんと時事ネタはキツいね

正直 映画館で見るほどのものでもない作品でDVD買えば十分なんで、蛙男商会が好きな人だけ見にいけばいいと思います。

2016/8/31 Wednesday

ゴーストバスターズ (2016)

Filed under: - dekaino @ 9:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�若�鴻�����鴻�帥�若�� (2016)のはてなBookmark被リンク数

ゴーストバスターズ (2016)を観ました。主役たちをすべて女性に入れ替えてリブートです。
ところどころ旧作が元ネタのシーンがあって旧作ファンも楽しめます。

頭を空っぽにして笑い飛ばす お馬鹿映画として楽しむのがいいでしょう。
特に笑えたのはライブ会場にゴーストとゴーストバスターズの面々が乱入するシーンですね。
パロディの大ネタ小ネタをとりまぜ、観客にダイブ! そして出エジプト編の紅海のようにわれていく観客。
デトロイトメタルシティばりの音楽ギャグが楽しめます。

ルドルフとイッパイアッテナ

Filed under: - dekaino @ 9:06 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������ゃ�����ゃ�≪������のはてなBookmark被リンク数

ルドルフとイッパイアッテナを観ました。児童文学のベストセラーの映画化らしいですが原作は未読です。

人間の字が読める猫たちの物語です。読むだけじゃなくて書くこともできるみたい。まさに化け猫の域に達してます。イッパイアッテナは教養あふれるボス猫で ルドルフが昔の王様の名前ということも知ってます。ハプスブルク家の始祖ルドフル一世の話をどこで読んだんでしょう? まぁ古ゲルマン語で「名高い狼」という意味だってウンチクまでは出てこなかったようですが。しょせん猫です。

それでも字が読めるというだけで野良猫生活では大きなアドバンテージ、相当にいい暮らしをしています。
イッパイアッテナは新参者の幼猫ルドルフにも字を教えるのですが… というストーリーです。

イッパイアッテナとルドルフ

CGはよくできていると思います。自分で生餌を捕まえて食べないあたりは都会のノラって感じです。

2016/8/7 Sunday

レヴェナント:蘇えりし者

Filed under: - dekaino @ 14:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ���眼�с���潟��鐚�����������のはてなBookmark被リンク数

レヴェナント:蘇えりし者を観ました。
アメリカの西部開拓者時代の実話を基にした復讐譚です。
19世紀初頭のアメリカの領土はナポレオンからのルイジアナ買収で大きく領土を増やしたが、まだ西部には国境未確定の未開拓地が残り、まだ米墨戦争前でフロリダ・カリフォルニア・テキサスなどの南部はメキシコ領だった時代です。
劇中で敵役のフィッツジェラルドがテキサスの騎馬隊に再入隊するといって逃亡してましたが、あれ国境を越えてメキシコ軍に入るって意味なんです。まさに高跳び。

米国ではそれなりに有名な小説が原作で、何回か映画化もされているそうです。
本作はデカプリオが主役というところと、厳しいミズーリの冬の大自然やまだ勢力が強かったインディアンの描写が売りです。

開拓時代ものって日本ではあまり受けない気がします。いくらデカプリオでもコレはダメだったようで、いつの間にかロードショーも終わり、いわゆる二番館でで鑑賞することになりました。DVDにたいして売れないだろうなぁ。

アメリカ開拓時代オタクにならおすすめできる作品です。

ファインディング・ドリー

Filed under: - dekaino @ 8:51 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�ゃ�潟���c�潟�違�祉�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

ファインディング・ドリーを観ました。ファインディング・ニモの世界観を引き継いだ続編的作品です。
ハンクとドリー

前作でも出てきたニモのその父のマーリンと一緒に行動していたドリーが今度は主役。
ニモやマーリン、本作で新たに知り合った友達と両審査外の旅をするというストーリーです。

ニモは身体障碍者でもあるわけですが、今回の主役のドリーは知的障碍または多動障害(ADHD)です。そして新キャラのタコのハンクは擬態という優れた特技を持つが社会とのかかわりに倦んでしまいウツ状態になってしまっています。
タコのハンクは本当に現代的なキャラで、病気であることを示すタグを心から欲しがっています。タグがあればずっと水族館に保護され大洋に放流されずに済むからです。これって医者の診断で病名をつけてほしがってるメンタルヘルス患者の典型例ですよね。
そしてなかなか病名つけてくれない医者をヤブとかいって恨むわけです。
なんやかんやあって、ハンクはタグを得るよりも、大洋で生きていくことを選択します。これが本作の真のテーマなんでしょう。
優れた特技があるのに引きこもっているのはもったいない、社会に出ましょうという、いかにもアメリカーンなドリーム丸出しファンタジーです。

注意欠陥で記憶できないドリーも退陣能力が高く性格がよければそれでいいじゃんって扱いで、両親は障害がある子どもの心配をするのもいいけど、本人が望んだら快く社会に送り出してあげるべきだという、ある意味で結構無責任なオチです。

んー これでいいのだろうか まぁファンタジーですからね。
CGはとても素晴らしい、さすがピクサーというレベル、お子様向け映画としてはよくできた作品です。

2016/7/31 Sunday

シン・ゴジラ

Filed under: - dekaino @ 13:11 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�潟�祉�眼�吾��里呂討�Bookmark被リンク数

シン・ゴジラを観ました。29日(金)朝8:30からの回。おそらく神奈川県内で一番早い上映を観ました。
最初のゴジラはなかった世界観の21世紀の日本に巨大不明生物「ゴジラ」が来襲するという設定です。
巨大不明生物はまず呑川を遡上する形で上陸です。初上陸が呑川! 渋すぎるセレクションです!!

前半のまじめに未曽有の危機の政府対応をシミュレーションするノリで考えると天皇陛下・皇族はとっくに那須の別荘か京都の御所とかに避難してるんだろうけど、新総理や新内閣組閣には信認、認証式が必要だし、新法律の公布には御名御璽が必要だし、天皇も内閣動揺に超多忙なはずなんですよね。そういうシーンは全く描けないところはある意味限界を超えられなかったのです。

その流れを引き継いで後半のメルトダウンした原子炉を冷温停止する作戦、もとい巨大不明生物ゴジラを凍結封印するヤシオリ作戦は東京中央ステーション(現 JR東日本 東京駅)になったかだと思います。
歴代ゴジラでもっとも旧江戸城(現 皇居)に近いポイントですね。歴代の例に反さず、今回のゴジラも皇居には全く攻撃しません。東側にしか熱線出しません。アメリカからゴジラは皇居には攻撃できないという情報を得ていたのか、ヤシオリ作戦の本部は北の丸公園の科学技術館に設置されます。これで絶対安全、商業作品の限界を逆手に取ってるわけです、

それにしても15日でプラント止めて有機薬剤を大量生産しろってあまりにも無茶ですね。
それをプロジェクトXばりに苦難を乗り越えた美談とするノリが、確かに日本人受けするエンターテインメントとなっています。このノリが世界に通じるかどうかは不明ですけどね。

東宝のことだから意地でも10月くらいまではロングラン上映し続けると思います。
あせって見に行く必要はないですけど、よい出来の作品なので、一度は見ておいた方がよいと思います。

2016/7/30 Saturday

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV

Filed under: - dekaino @ 9:03 このエントリをはてなブックマークに追加 KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVのはてなBookmark被リンク数

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XVを観ました。あのFF映画ですよ。15年前に大金かけて作って大胡家してスクウェアがENIXに吸収合併されてしまったというあの映画ファイナルファンタジーの末裔ですよ!

FF15ですか? FFXVってやったことないのですがMMOになっているのかな? 全くキャラとか世界観がわからないまま観ました。
CGはよくできているがストーリーは薄っぺらいというかキャラを動かすための口実に過ぎない感じがいかにもファイナルファンタジーでした。映画はやはり脚本が大事なんだってよくわかります。同じゲーム発祥の作品でもポケモンはちゃんとアニメ化向けに設定や新キャラ追加などやった上でミューツーみたいな骨太シナリオを突っ込んで大成功したわけです。ニトロプラスとかのゲーム製作系の映像作品も設定も頑張ってるけど最優先はシナリオで設定はそのための手段に過ぎない作り。ファイナルファンタジー的映像作品の作り方はやはりだめなんだと思います。
いつも一張羅のルナフレーナ姫
つーか、お姫様がいつも同じ服着てるのはどうなのよって思います。昭和のテレビアニメじゃないんだからさ。
難民に紛れて逃亡してるのにいつまでもお姫間服着てるとかワケわかりません。髪の毛の色と衣装でしかキャラの描き分けできてないからお着換えさせられないのでしょうか?

いまさら劇場作品を作る企画の意味がわからない謎作品です。

2016/7/18 Monday

クリーピー 偽りの隣人

Filed under: - dekaino @ 23:42 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若���若���純�����d査のはてなBookmark被リンク数

クリーピー偽りの隣人を観ました。ベストセラーのミステリー小説の映画化らしいのですが、原作は読んでいません。かなり設定が変えてあるらしいです。
タイトルとキャストから判断すると、ああまた香川照之が奇人の演技する映画なんだろうなと思ってました。
確かに香川が演ずるキャラクターは変人なんですが、それほどおかしいわけではない。善悪の判断基準が社会の求めるところとはズレているいわゆるサイコパスなのです。

それよりも、竹内結子が演じる奥さんの方がよっぽどやばいです。普通の主婦はいきなり引越しのあいさつで初対面の人に手作りチョコとかあげないですよ。見知らぬ人からもらった手作り菓子とか怖すぎる。しかもその後も対して親しくもないのに作りすぎた料理を鍋ごと持って臨家に突撃しておすそわけとか、常軌を逸した行動、相当に病んでいます。もう香川演じる西野も思いっ切りひいてました。

それだけじゃないです。本作に出てくるキャラはほとんどおかしいです。
川口春奈の演じるPTSDの娘も役柄通りに壊れているし、藤野涼子演じる西野の娘も低年齢ゆえの過適応で壊れてしまっています。そしてマトモそうにみえる元刑事の西島秀俊演ずる大学教授、こいつが一番狂ってます。
犯罪心理学者とサイコパスはまさに紙一重、うわべはとても紳士的で優しい口調で話すけれど、自分の興味の対象である犯罪者や被害者の心理情報を聞き出すためには力づくも辞さない狂気が顔を出します。高倉教授はたまたま社会の善悪と衝突しなかっただけサイコパスなのです。

だからこそ最後のシーンで高倉は西野に操られずに自分の意志で行動できた。サイコパスにはマインドコントロールは効かなかったというのがラストシーンの正しい解釈だと思います。

つまり、世の中狂った人だらけ、怖いですね という作品です。ミステリというよりホラーですね。

ウォークラフト

Filed under: - dekaino @ 21:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若��������のはてなBookmark被リンク数

ウォークラフトを観ました。知らなかったけど有名なMMO-RPGのタイトルの映画化なんだそうです。
つまりDungeons&Dragonsの映画みたいなものらしい。
ストーリーはなにやら異世界から生命力を吸い取る魔法を使うオークの集団が次元を超えてゲートを開けて攻めてくるというもの。ただし敵のオークも一枚岩ではなく略奪戦争を疑問に思う一派もあるらしい。
また攻め入られる側も人間だけではなくて、ドワーフとかエルフとかの複数の種族の連合で、それを導く魔法使いのガーディアン(守護者)とかが実は悪いやつだったりして結構複雑です。
MMO-RPGの原作もこんな感じなのかな?

CGで表現されたオークは巨体という感じがよくできていますが、なぜか人間が乗ってきた馬を奪って騎乗して逃げてるという不思議なシーンがあります。え? あんなでかい体なのに普通サイズの馬に乗れちゃうの? 小学生がチワワにまたがっていじめてるみたいな絵が謎すぎます。黒王号でもオークは乗せられないだろう。

いろいろ後に引く伏線を残しつつ第一部完みたいな煮え切らない終わり方をします。次回作を見込んだラストシーンなんでしょうけど、次回はあるのかなぁ? いまいち厳しい気がします。ゲーム世界の説明が圧倒的に足りないし、エルフとか何のために存在しているのか全く意味不明です。

予告編では敵対する異種族間の友情と和解の物語みたいな演出でしたが全然そうではないです。悪い意味で裏切られた作品でした。

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ

Filed under: - dekaino @ 21:13 このエントリをはてなブックマークに追加 TOO YOUNG TO DIE鐚��ャ�����Ⅶ��里呂討�Bookmark被リンク数

TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬを観ました。
宮藤官九郎の脚本監督作品です。宮藤人脈の役者さんたちがたくさん出ています。
私が観た時の客席はあんまり若くない妙齢の女性のグループとカップルだらけで、ほぼ満席でした。
女性グループはどうやら長瀬クン目当てのよう、でも若い子は名前わかんないとか談笑してます。長瀬人気スゴイですよ。さすがジャニーズ、農家のジジババ以外に普通に女性にモテてます。

ストーリーはさすがクドカンでありがちな一度死んだ人間がよみがえる復活劇ではありません。
地獄と現世では時間の流れが違って話が進めば進むほどもう絶対最初の望みはかなわないって状況になりつつも、地獄でジタバタする亡者の業の深さが潔いです。ほんと救いはないんですね。死んだら終わりって話で、天国に行ったとして救われはしないってあたりが辛辣でよいです。亡者に救いはなくとも、現世に残された人々は日々を生きていかなくていけなくて、たまぁに昔のことを想い出してそしてまたマジメに生きていくあたり芯が通ってます。

キャスティングは宍戸カフカがちゃんとドラマー役で出てるのがいいです。彼女がドラムたたくシーンは括目してみないといけませんよ。
撮影現場とても楽しかったろうなと思わせる作品です。

2016/7/3 Sunday

牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-

Filed under: - dekaino @ 20:33 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若��GARO�� -DIVINE FLAME-のはてなBookmark被リンク数

牙狼〈GARO〉 -DIVINE FLAME-を観ました。牙狼サーガの初のTVアニメシリーズ 炎の刻印の後日談にあたる作品です。
TVシリーズと同じく脚本は小林靖子です。これがまた出来がいい。そして作画も気合が入っていて、アニメ映画としてクオリティは相当高いです。TVシリーズを知っている方が楽しめますが、知らなくても大丈夫。
なんとなく剣と魔法のドラクエ的ファンタジー世界だと思っていてもOKです。

もともと対象年齢の高い牙狼サーガの中でも本映画が一番大人向けかもしれません。

2016/6/27 Monday

10 クローバーフィールド・レーン

Filed under: - dekaino @ 9:04 このエントリをはてなブックマークに追加 10 ���㏍�若���若���c�若�����祉���若�海里呂討�Bookmark被リンク数

10 クローバーフィールド・レーンを観ました。あのクローバーフィールド/HAKAISHAと同じ世界観の作品とのことです。決して続編ではありません。

ポスターには空を飛ぶ何かが描かれていたので今度はモスラか? と思ったのですが、全然違いました。
本作は残念ながら怪獣映画ではありません
しかもハリウッド映画のルールに従っています。いきなり突き放したような救いのない終わり方をしません。
逆に前作の突き放しすら巣食ってしまうくらいの救済がされてしまいます。
火炎瓶で撃退されてしまうなんて弱体化にもほどがあるのですよ。
10クローバーフィールド・レーン
ということで、本作は怪獣映画ではなく、見所は地下シェルターの密室空間で過ごす置いた変人男、若い男、若い女の3人が織りなすサスペンスドラマです。とにかく人が出てこないので、映画が終わった後のクレジットもすごい寂しいんですよ。舞台演劇でも完全再現できそうな人数の少なさはある意味凄いです。
一応主役は若い女みたいです。

前作を観たことがなければ、本作なんか観ないで前作を観た方がいいですよ。WOWOWで7月30日にやるらしいです。

マネーモンスター

Filed under: - dekaino @ 8:47 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�≪�潟�鴻�帥�爾里呂討�Bookmark被リンク数

マネーモンスターを観ました。投機会社と経済バラエティ番組の話です。
タイトルのマネーモンスターは経済バラエティ番組のタイトルです。
ある日ある投機会社がコンピュータソフトのバグによる欠損を報告し株価が暴落しました。それで大損した若者が激昂して生放送中のマネーモンスターのスタジオに乱入。キャスターに向かって「おまえ この株 鉄板だって言ってたじゃないか!」と拳銃片手に吠えます。その様子がそのままテレビ中継されるという、今風といえば今風なストーリーです。

この後、問題の企業の広報担当(金髪美人)やその社長(もちろん広報担当は社長の愛人)とか、番組のカメラマン、女ディレクター、その他もろもろが出てきて、話は意外な方向に進んでいきます。

ハリウッド映画のルールとしてチート(ズル)する人は悪なんですが、法には違反してないけど勝手に都合がいいようにルールを変える経営者というのは、ウォール街ではやり手なんでしょうけど、一般大衆の凍死者から見れば悪人ってことなんですね。

映画なのでペナルティをばっちり受けます。金髪の愛人にも見捨てられます。
いろいろな意味でリアリティより娯楽を優先した作品でした。

2016/6/22 Wednesday

デッドプール

Filed under: - dekaino @ 6:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������若��里呂討�Bookmark被リンク数

デッドプール観ました。でっぷーいきまぁす。
デッドプール
変態仮面アブノーマル・クライシスでも紹介したマーベルコミックスのセルフパロディのアンチヒーロー デッドプールが主役となりました。
あくまでもヒーローではないと本人が宣言するデッドプール。でも衣装は自作だし、芸名(?)のデッドプールも自分で命名してます。やる気満々じゃんオイ。X-Men達とも付き合いはあるようで、下っ端級のコロッサスと新人のネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドとも共闘します。
とにかくセルフパロディの連発なのでマーベルファンには嬉しい限り。ただしちょっとエグい表現も多く、R15指定です。お子様はお断り。なのに日本語化スタッフはオフロスキーのネタで押す押す。お子様はこの映画みられないんですよ??
呼んだ?

変態というより単なる女好きなんですが、やっぱり主役なのでステディな恋人がいたりして、超リア充なんだけどヒーローじゃない。そんな奴です。

2016/6/18 Saturday

エンド・オブ・キングダム

Filed under: - dekaino @ 21:13 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���祉�����祉�㏍�潟�違����のはてなBookmark被リンク数

エンド・オブ・キングダムを観ました。エンド・オブ・ホワイトハウスの後日談的な続編です。
原題が前作はOLYMPUS HAS FALLENで、本作がLONDON HAS FALLENと韻を踏んでいるように、邦題も韻を踏んでエンド・オブ・キングダムとなっています。

現職のイギリス首相が死亡して、その葬儀に各国首脳が集まったところをテロで狙われるというストーリー。
ロンドン中心部ががんがん破壊されます。アメリカ人大喜び! なんてじょうか?
日本の首相も巻き込まれて死にます。というかイギリスの新首相とアメリカ大統領以外の各国首脳は全滅です。ロシアもアウト! なぜか英王室の面々は映画にまったく出てきません。いくらなんでも現職で死んだ首相の葬儀に出てこないわけがないのだが、よくわからない政治的配慮なんでしょうか? 老女王はテロとは相性悪そうです。

正直、タイトルからストーリーが伝わらない点でこの邦題は失敗でしょう。もうちょっとなんとかならなかったのか? なぜロンドンを避けたのか?? なんで直接的にエンド・オブ・ロンドンじゃないのかは不明です。

ロンドン破壊のCGはよくできてます。パニックムービーとしてもよい映画です。ヘリコプターの逃走チェイスシーンもなかなかのものでした。

副大統領は本国で不通に指揮を執っているしそこまで頑張って大統領を救わなきゃいけない理由は、アメリカ人以外には理解できない漢字ではありますけど。もちろんハリウッド映画はハッピーエンドで終わるしかないのです。

2016/6/12 Sunday

シンドバッド 完結編(2016)

Filed under: - dekaino @ 16:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�潟�������� 絎�腟�膩�(2016)のはてなBookmark被リンク数

シンドバッド 完結編(2016)を観ました。
今までのイオンシネマ プロデュースで日本アニメーションと白組が作成してきた 2作品、空とぶ姫と秘密の島魔法のランプと動く島の2作品のダイジェストを含む完結編です。
つまり、本作さえみれば前2作品は見る必要がないんですね。お得ですね。つーか前作見た人は騙されてるんですかね。特に2作目の魔法のランプと動く島は出来も悪くて、まったく見る意味なかったと思われます。
ラスボスの少年 ガリブ様
完結編ということで、敵の親玉のガリブ様も直々に出てくるかと思えば、ずっとホログラム映像でのご出演。最後の最後に魔法+科学の文明が滅びる時までインドアで頑張る筋金入りのひきこもり少年なんです。

実は、本作はコロナ小田原で観たのですが、貸切状態でした。つまり観客は自分ひとりという贅沢。裏を返せばまったく誰も見に来てないです。当日は近隣の小学校の運動会の代休日で映画館には小学生で超満員だったのに本作には見向きもしていないという事実。相当にヤバイです。

GAMBAもそうでしたが、イオンと白組が組むと興行成績が相当にヤバくなるようです。作品の出来は決して悪くはないんですよね。口コミで人が集まるほどよくもないんですけどね。とにかく宣伝がダメのようです。今時はテレビ局が噛まないとダメみたいですね。地元タウン誌でこんなヨイショ記事載せる程度では小学生にはリーチしません。

予算もおそらく企画当時からは大幅にカットされたのでしょう。なんとなく不完全燃焼のまま終わります。残念。

2016/6/11 Saturday

機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起

Filed under: - dekaino @ 15:17 このエントリをはてなブックマークに追加 罘���������潟���� THE ORIGIN III ������莎靴里呂討�Bookmark被リンク数

機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起を観ました。
こんなモビルスーツなんて試作機がちょっとしか出てこないガンダム映画なのに、満員御礼です。
観客みんなどうかしてます。ガンダム出てこないんだよ? ザクも わかってる???
人間ドラマだけで十分面白いって? だったら巨人ゴーグの時からちゃんと視聴しておもちゃ買ってやれよと言いたくなるほどに盛況ぶりです。

今度は士官学校時代のガルマとシャアのお話です。
若かりし日のゼナ妃
そしてドズルと結婚してミネバの母となるゼナの若い頃の姿も見られるのですよ。

正直コロニーであんな迫撃砲使って穴が開かないか心配でしょうがないのですが、ガルマは想像以上にヘタレかつカリスマ性が高く、すばらしいですね。国葬であれだけ盛り上がるのが納得の人気です。

そして畳みかけるような次回への引き。畳みかけるような予告編の連発がすごかったです。
次回作も期待です。

2016/5/30 Monday

HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス

Filed under: - dekaino @ 8:49 このエントリをはてなブックマークに追加 HK鐚鎀���篁��≪���≪�����若�����祉�����ゃ�激�垢里呂討�Bookmark被リンク数

HK/変態仮面 アブノーマル・クライシスを観ました。HK/変態仮面の続編、変態仮面シリーズの第二弾です。
HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス

まさかの続編製作! しかも前作と同キャスト・同スタッフです。東映ビデオのVシネマではなく東映本体によるA級上映作品としての続編ですよ。
しかも、内容も素晴らしい。第二作なので世界観の説明はほとんどしないまま、冒頭から飛ばしまくりです
「最初からクライマックスだぜ フォーーーー」

そもそも本編開始前にDEADPOOL(デップー)の予告編いれてくるあたりわかってますね
DEADPOOL 呼んだ? 呼んでない!
マーベルコミックスの変態仮面ことDEADPOOL。米国産だけあって銃も刀も装備しまくりのアメリカンHENTAI
もはや時代はワールドワイドのスケールで変態ヒーローが最先端なのですよ!

そして、狂介の家系も秘密もさらに明らかに。マゾ警察官の父とサド女王の母以外にも、父方の祖父の変態仙人が登場。この変態ジジイの存在で狂介の未来も明るくなりました。
よくある設定で、愛子ちゃんと結ばれるなどして童貞喪失したら変態パワーも喪失してしまうなんて考えられますが、変態仙人はちゃんと子も孫もいて変態パワーを保持し続けるわけで、変態仮面もまだまだ続けられるわけです。
ただし愛子ちゃんももう女子大生、子供じゃないんだからもうちょっと変態に理解を示してもいいんじゃないのかなぁ。このまま毛純潔を守ったままアラサーになったらむしろ愛子ちゃんの方がイタいキャラになってしまうよ?

とにかく変態仮面は不滅です。次回作にさらなる期待です。

2016/5/21 Saturday

殿、利息でござる!

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殿、利息でござる!を観ました。
磯田道史の著作「無私の日本人」の中の穀田屋十三郎の話が原作です。仙台伊達藩の話。ちなみに磯田道史は武士の家計簿の本を書いた人。
つまり、歴史経済学の観点で研究された史実の一事例が元ネタです。
とはいえ、商業映画としてはお涙ちょうだいの浪花節的演出がメインになっています。

当時の貴金属の希少価値を基本とする貨幣だと、どうしても経済規模の成長に見合うだけ、金や銅の流通量が増えていかないため、デフレになってしまいます。デフレはどんどんモノや土地の額面価格が下がるため、借金したら元本を返すのだって困難で、利息をつけるなんて絶対に無理となります。
そうなると経済の血液として貨幣が機能しなくなり、不況となるしかありません。
いまみたいに不兌換貨幣でマイナス利息の時代とはまったく違うデフレ経済。
中産階層の商工業者が一番困るわけですが、なん公共事業で現金を必要とするお殿様に、お金を貸して高利で運用してもらおうというすごいことを考えて実施してしまいます。自分たちではとても高利運用できないが雄藩の公共事業ともなれば利回りもでかいはず。そして藩としても事業の初期投資のための資金の不作に困っているところなので渡りに船の話です。

お金の面だけならwin-winのいい話ですが、侍と町人の立場というものあって難航するあたりがドラマです。
実話だけあって、中心的役割を果たした造り酒屋の末裔がまだ酒屋をやってたりして郷土史を感じさせるいいお話です。

2016/5/15 Sunday

ズートピア

Filed under: - dekaino @ 0:50 このエントリをはてなブックマークに追加 �冴�若�����△里呂討�Bookmark被リンク数

ズートピアを観ました。
言わずと知れたディズニーピクチャーのCGアニメ映画です。PIXARではないので併映の短編作品はないのです。
そしてアナ雪の成功で味をしめたか、またもやミュージカル風な演出となっています。

評判通りの完璧なシナリオ。子供に親しみ役、大人が見ても心に刺さるストーリーです。特に人種のるつぼと言われるニューヨークがテーマになっているように思えます。セントラルパークっぽいとこねあったし。
吹替えでZPDを「ジーピーディー」と発音させていたのはある意味画期的かも。「ズィーピーディー」でなくて「ジーピーディー」なのがミソだね。最初 GPDってに何のことやらぜんぜんわからなかったです。

世界観の定義もばっちりできたので、続編Vシネマやら、テレビシリーズやら、いくらでもメディア展開できそう。
ディズニーは当分はウハウハでございます。

独裁者と小さな孫

Filed under: - dekaino @ 0:47 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������⑪のはてなBookmark被リンク数

独裁者と小さな孫を観ました。
あのスターリンを生んだ国グルジアの映画です。いまはジョージアって呼ぶんだっけ?

リアリティより、問題を単純んしてちょっとユーモラスな演出が入っている感じ。
恐怖政治や国民からの搾取をしていたようですが、具体的なことは観客にはわからないため、独裁者である大統領とその孫息子に悪人というイメージをもたないまま、彼らがクーデータで失脚していわばロードームービー的な逃避行するのを観客はみることになります。

支援者はほぼおらず、懸賞金もどんどん吊り上がり周りは敵だらけという状況。
でもなぜか淡々とときどき笑いを交えながら国外逃亡をはかる二人。
演出としいは面白いですが、ストーリーとしてはほぼ空です。

最後にどのような結社苦になるかもうやむやになっているので
この作品を観て何を考えるかは完全に観客に任されています。

2016/5/7 Saturday

牙狼 in 宮が瀬ダム

Filed under: - dekaino @ 11:31 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� in 絎���������のはてなBookmark被リンク数

牙狼 魔戒烈伝 5話 「騎士道」の舞台は宮が瀬ダムだった。
しかも堤体内の保守通路にまで入っている。よく仮面ライダーとか堤体外面の階段で戦っているが、中の保守通路にまで入ったのは牙狼が初めてではないだろうか?

ちなみに保守通路は毎年夏に一般公開される。→2009年夏の一般公開

あまり派手なアクションはできないのか、敵のホラーはCGオンリーだったけど、まあまあ楽しめた。
魔戒法師がどんどん若く美形になっていくのはパチンコメーカーの強い意向なのだろうか?
邪美(佐藤康恵)みたいなのはもう新キャラとしては出てこれないのかもしれません。

2016/4/17 Sunday

あやしい彼女 (日本版)

Filed under: - dekaino @ 15:31 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������綵弱コ (�ユ����)のはてなBookmark被リンク数

あやしい彼女 (日本版)を観ました。韓国映画の同名ヒット作を日本映画としてリメイクした作品です。
主演は多部未華子。NHK朝ドラ「つばさ」では「二十歳のおかん」でしたが、本作では「二十歳のオバア」として若い時代を演じます。
それとあわぜて、老婆期を演ずる倍賞美津子とのダブルキャストです。

あやしい彼女 (日本版) ポスター

ポスターだけみると多部未華子しかでてこないみたいですが、冒頭30分は多部ちゃん出てきませんよ。
ひたすらひたすらじらされます。まだかまだかと待って待って待って現れる多部ちゃんの神々しさ。じらし効果 すごいです。

もともとヒットした韓国映画の焼き直しなので、シナリオ的にはほぼ完璧です。ただ演出についてはちょっとしょぼい面もあります。
たとえばクライマックスのロックフェスが屋内なのはいかがなものか? ここは野外でしょ?! 富士山麓でなくてもいいから、山奥でやらないと。救急車じゃなくてドクターヘリ飛ばさないとダメですよねぇ。

まぁここらは予算のかかる話です。本作は日本テレビ系列の資本ですが、現状のテレビ局資本では難しいのかもしれません。

あと、若くなったときに同年代の女子とほとんど絡まないんですよね。ドラえもんのしずかちゃん状態で、男性としか人間関係がない。これがかなり不自然な感じです。

とかなんとかいろいろツッコミどころはありますが、今年の日本映画(?)の中ではかなり優秀な作品だと思います。

2016/4/9 Saturday

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

Filed under: - dekaino @ 20:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������� vs �鴻�若���若���潟���吾�c�鴻���c�鴻�����のはてなBookmark被リンク数

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生を観ました。
監督はザック=シュナイダーです。シュナイダーらしくスーパーマンとバットマンの戦いはひたすら血しぶきが飛ぶ肉弾戦です。
強さは スーパーマン 》越えられない壁》バットスーツを着たバットマン 》越えられない壁》一般人 という関係ですが
スーパーマンがクリプトナイト成分で スーパーマンと一般人を行ったり来たりするので、それはもうプロレス的に攻守が逆転、とにかく相手の技は受け切るのが美学という世界の戦いです。プロレスファン必見ですよ。後はマイクパフォーマンスがあれば完璧です。

タイトルには誕生とありますが、本作でスーパーマン死んじゃいますよ。そしてアメリカの英雄として手厚く国葬級の葬儀をします。もちろん棺は星条旗で包まれ、戦闘機が葬列の上を飛ぶというアメリカ御決まりの葬式です。
まぁ次回作でサクッと生き返るんでしょうけどね。超人なんだし。

プロレスファンにお勧めの作品です

2016/4/3 Sunday

仮面ライダー1号

Filed under: - dekaino @ 20:11 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ����1�靴里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー1号を観ました。本郷猛かっこいいぜ。オマケでゴーストが出てくるけど本当に蛇足です。
藤岡弘、とおやっさんの孫娘役の岡本夏美だけで映画が成立しています。

敵も従来のショッカーから分離独立した経済活動最優先のゼニ・ショッカーもといノヴァ・ショッカーが相手。
やはり銭ですよ。銭。近頃の任侠団体の古い伝統を大切にする勢力vsシノギ最優先のフロント企業勢力みたいな感じで勝手に盛り上がってます。

とにかく子供より初代ライダーを愛する大人にみてほしい作品。藤岡弘、は永遠です。

2016/3/28 Monday

暗殺教室~卒業編~

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暗殺教室~卒業編~を観ました。前作暗殺教室の続きで決着編です。
前作の興行収入は好調だったようで、満を持しての後半の決着編の公開です。
撮影は前作と一緒に行われたようで、ロングヘアの優希美青をみることができます。
ストーリーはまさに原作そのままに尺に合わない部分を省略したような脚本で、原作と異なる会社はほぼないと言っていいでしょう。
雪村先生のエピソードが桐谷美玲を使って思い入れ深く演出されます。リアルであんな頭の悪そうな中学教師いたら正直イヤだけどなぁ。

かなり色物な原作をストレートに学園ものの娯楽映画に仕上げられているのは感心します。CGもROBOTだから安心のクオリティです。DVDも売れそうな予感がします。

僕だけがいない街

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僕だけがいない街を観ました。漫画が原作らしいのですが未読です。

何か事件があると、その事件を解決するまで時間がループしてしまうという能力(?)をもつ主人公の話です。
最初のうちは数十分レベルの時間の遡行が、小学生時代まで遡ることになり… という展開。
基本的にご都合主義で話は進みます。特に雛月という女子小学生が成長したら森カンナになってしまうあたり都合よすぎ。リアルならなんだかんだいって母親の安藤玉恵に似たやさぐれた女に成長するものですよ。あまりにも美化されたありえない展開に魂揺さぶられます。しょせんは女子受けがよさそうなメルヘンなのであります。

最終的にはタイトル通りの「僕がいない街」主人公以外はだいたいみんなハッピーになるという感じ。自己犠牲の美化の極みの映画です。

2016/3/27 Sunday

アーロと少年

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アーロと少年を観ました。PIXARの最新作です。原題はTHE GOOD DINOSAUR、善良な恐竜ってくらいの意味でしょうか。

もしも8千万年前隕石衝突がなくて恐竜が滅亡しなかった世界が舞台です。
知的生命体は恐竜だけ、哺乳類もいるけれど繁栄まではしてないような世界。

ひとりの若い恐竜 アーロが主人公です。アーロは現生人類によくにた獣だか猿だかをペットにします。彼の名はスポット。
スポットは人間によく似てますが、言葉はまったく使わず、道具も火も使いません。ただし絵文字はわかるみたい。よって人類というより類人猿の方に近いですね。現生霊長類の中ではゴリラくらいが一番近いように思えます。つまり、ギャートルズのドチテンのポジションです。

主要キャラが恐竜で、マスコットキャラが人間によく似た猿である以外は、ふつーの西部劇です。開拓地の荒っぽい生活・風俗のストーリーです。
CG技術的には水の表現が素晴らしいですね。さすがピクサーです。

安心して子供に見せられるCG映画です。

2016/3/6 Sunday

セーラー服と機関銃 -卒業-

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セーラー服と機関銃 -卒業-を観ました。橋本環奈主演の角川映画です。
本作は薬師丸博子版で有名なセーラー服と機関銃のリメイクではありません。その後日談なのです。
女子高生がヤクザの組長の跡目を継いで、いろいろあって敵対する浜口組にカチコミしたあげくに目高組は解散したって前作の後の話です。機関銃をぶっぱなして「快感」はすでに済んだ話なのです。
セーラー服と機関銃 -卒業-
また舞台は現代に返られていますので、セーラー服の制服もだいぶ今風にスカート丈が短くなっております。

撮影は群馬県高崎市で行われ、街並みの風景がいい感じに昔は栄えていたけど今は寂れつつある街並みを表現してます。とはいっても県庁所在地ではないけれど群馬で一番でかい街なんだけどね。

橋本環奈は確かにかわいい。それ以上に芝居に力入ってます。アイドル映画ではありえないくらい長回しカットがたくさんあります。舞台演劇レベルのリハーサルがいるレベルです。知名度の割に仕事が少ない橋本環奈だからこそ可能だったのかもしれません。実際に撮影中は高崎市内に部屋借りてずっと高崎に住んでたそうです。
気合入ってますね。

本作、公開2日目、日曜の昼間に海老名の劇場で観たんですが、意外と席はガラガラ客は入ってませんでした。十分宣伝はされているのにちょっとヤバい臭いを感じます。大丈夫でしょうか?

おそらく前評判が裏切られることはないレベルの出来です。リメイクではなくて後日談なので、前作を観たことある人はより楽しめると思います。逆にまったく予備七機がないと何のことやらわからないかも???

珍遊記

Filed under: - dekaino @ 13:29 このエントリをはてなブックマークに追加 ����荐�のはてなBookmark被リンク数

珍遊記を観ました。
漫☆画太郎の出世作をまたもや山口雄大が実写映画化。原作通りの偉大なるクソして寝るしかないクズ映画になってます。

玄奘は女性です。中世的に美形の僧侶を女優が演じてるのではなく、地上波ドラマで流行りのキャラ女体化です。尼僧を倉科カナが演じるのです。しかも開幕第一声は「チンコ」

玄奘と山田太郎(邪気なし)
「チンコチンコ」連呼する尼僧が、仏弟子として全裸の成年男子を連れ歩くとか、エロゲでもなかなかない謎シチュエーションです。
原作のジャンプ連載では邪気だか毒気が抜けた太郎は小学生男子の姿なので全裸まる出しでもOKでしたが、マツケンが全裸はちょっとサービスし過ぎというかサービスの方向間違ってるでしょ!
その反面、玄奘の袈裟がゆるふわぶかぶか系で倉科カナのせっかくのナイスバディがまったく活かされてないのが残念でたまらない。卑語の発声による精神的エロスで我慢なのです。

ストーリーは冒険者が集う酒場で太郎が暴れるあたりまではほぼ原作通りの進行です。
その後、劇場版オリジナルキャラ 龍翔さまが登場。コイツの格好が、これがまた正統的な貴公子の古装なんですよ。中国製映画にそのまま出ても変じゃない完成度です。相当、武侠映画・ドラマを研究してリスペクトしてますね。イヤミな貴公子が悪役とかちゃんとツボをついている!

龍翔さま
なぜか敵ボスキャラみたいな扱いをされる龍翔さま。実はそんな大物ではない。

バトルアクションもかっこいいですよ。仮に珍遊記がマーベルコミックでハリウッドが映画化したとしても、負けてない! キレキレのカンフー風アクションです。武侠リスペクトです。

漫☆画太郎ワールドの再現度がかなり高い。原作ファンならがっかりすることはないでしょう。

ヘイトフル・エイト

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ヘイトフル・エイトを観ました。クエンティン=ランティーノ監督作品です。
時代は南北戦争で北軍が勝って再統一されたアメリカ。舞台は駅馬車とその中継点である仕立屋です。
とにかく流血しまくるいかにもタランティーノな作品で、南北戦争や人種差別に対するアメリカ人の微妙な思いとかが表現されているようないないような、そういう作品です。
好き嫌いがあるし、とにかく流血するので子供には見せてはいけません。日本公開ではR18指定。

2016/2/28 Sunday

X-ミッション

Filed under: - dekaino @ 20:14 このエントリをはてなブックマークに追加 X�������激�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

X-ミッションを観ました。1991年のハートブルーというスピリチュアル入ったサーファー犯罪アクション映画のリメイクです。原題はどちらもPOINT BREAK。波の崩れ始める点の事らしい。

オリジナルはサーフィンだけだったけど、本作はオザキ8といういろんなジャンルで自然に挑戦します。
ですが、スピリチュアル臭いのは変わらないです。オザキさんは反捕鯨活動やって捕鯨船に捨て身で進路妨害して死んでしまってます。まさに自爆テロ。そんなオザキを申請カリスマ視するスピリチュアル脳かつ運動能力だけはバリバリの犯罪者とFBIの間のアクションといえば聞こえがいいですが、100%&スピリチュアル映画と言っていいでしょう。

映像だけ楽しんでストーリーは忘れるのが正解の作品です。

2016/2/20 Saturday

オデッセイ

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オデッセイを観ました。SF小説火星の人をリドリー=スコット監督が映画化しました。日本でも最初からSFであることを全面に押し出す宣伝がされた珍しい例の映画です。
でも、邦題の「オデッセイ」はダサいしわかりにくいですね。原題は原作小説と同じ"THE MARTIAN"です。
本編内では一度のオデッセイなんてセリフ出てきません。どちらかというとロビンソン=クルーソーの方が近い話です。火星には黄金の羊毛もスターゲートもありません。

基本的ストーリーは予告編や宣伝で明かされている通り、火星に一人だけ取り残された宇宙飛行士兼植物学者のワトニーが火星で長期間サバイバルして地球に帰還するまでの話です。

わたしはだいぶ前に原作を読んでました。もともとはネット小説だったんですよね。
原作SF小説 火星の人
和訳本がハヤカワから出てましたが絶版。映画化をうけて上下2巻に分冊した新版が出ているようです。
細菌の速さ皮はコスい商売するね。

映画版のストーリーと原作は大筋は同じですが、細部はかなり違っています。
特に失敗するあたりが相当違っていて、原作ではワトニーのポカミスが結構あってしかもそれが取り返しつかない失敗だったりして本人も相当へこむのですが、映画版だと、ワトニーに責任がない失敗ばかりです。せいぜいワトニーの不注意でヒドラジンを燃やすときに爆発しちゃったくらいかな? 輪とニーの責任の失敗。
確信犯的にワトニーを超人のように演出しています。

それから個人的に残念なのが、せっかく映像化するなら火星から見上げた夜空に地球と月がみえるシーンをやってほしかったですね。事故の直前直後なら火星と地球は相当に近い距離にあり肉眼で地球と月が分離して見えるはずなんですよね。それが200ソルもすれば太陽の反対側にいってしまいまったく見えなくになるって映像を入れれば直感的に火星と地球のアクセスが困難な時期って観客に理解させられたと思う。
ハードSFレベルの設定あるんだから、もうちょっと考えて演出してほしいです。
まぁNASAが単独で有人観測ゆってるあたりは全然現実性なくてハードSFではないんだけどね。

細かいことを言えばいろいろあるけれども、困難を切り抜ける超人的なヒーローの映画としてよく出来ています。懐メロの泣けるよね。宇宙開発競争で完勝した頃のアメリカを懐かしむアメリカの老人の琴線に触れる映画です。

2016/2/6 Saturday

シャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人

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アミューあつぎシネマシャーリー&ヒンダ ウォール街を出禁になった2人を観ました。
邦題がすごく長くて今時のライトノベルみたいですが、内容はこのタイトルのまんまです。ちなみに原題は"TWO RAGING GRANNIES"、2人の怒れるお祖母さん といったところでしょうか。なんとなく20世紀前半の香りがするタイトルですね。

製作年は2013年。2009年のリーマン食後の米国の構造不況をうけて作られたフィルだと思います。
シアトルにすむ2人のおばあさん。どちらも電動車椅子に乗って移動しています。彼女らがアメリカの経済について疑問を持ち、いろんな人に聞いて回るというドキュメンタリー風の再現ドラマです。

基本的疑問 「いつまでもずっと経済成長できるの?」 ですね
これ 簡単に無理とわかります。土地も資源は有限だし、地球が大きくなるわけでもないのに未来永劫 経済が成長し続けるのは不可能です。でも資本主義経済の市場に関わる人たちはわざとそこから目を背けているんですね。そんなことはその時考えればいいさと愚かな考えで目先の利益だけを考えています。

お婆さん達は米国内でも優秀な人たちを集めているのになぜ彼らはそんなに愚かなのかがわからないわけです。
観客にもわかりません。

人の愚かさ、カネの魔力をテーマにしつつ、ギャグに逃げているような作風の作品です。

シンドバッド 魔法のランプと動く島

Filed under: - dekaino @ 12:44 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�潟����������薛�羈������潟�������鎤兇里呂討�Bookmark被リンク数

シンドバッド 魔法のランプと動く島を観ました。全三部作の第二弾。スターウォーズで言えば帝国の逆襲にあたるポジションです。

第一部の空とぶ姫と秘密の島に比べると同じ50分なのに密度が薄い感じがします。圧倒的に情報量が少なくて、第一部と第三部のつなぎの作品という作り方です。
海を走る青い馬  いかにもギリシャ神話らしいモチーフ 商人と旅人の守護神
正直 最初から最後まで全部見るなら本作の第二部は飛ばしてもいい感じ。魔法のランプを手に入れた、蒼井馬の妖精と仲良くなった というイベントをこなしただけになります。尺が短いんだからもうちょっと密度濃く作れると思うんだけど、予算も尺と同じでだいぶ少なくされているようです。

次回で最終決着らしいのでそれに期待というところ。

2016/1/24 Sunday

ブリッジ・オブ・スパイ

Filed under: - dekaino @ 8:02 このエントリをはてなブックマークに追加 �������吾�祉�����祉�鴻���い里呂討�Bookmark被リンク数

ブリッジ・オブ・スパイを観ました。
冷戦真っ盛りの中でスパイの交換交渉をする弁護士の話です。実話が基になってます。

二部構成になっていて、前半はニューヨークで逮捕されたソ連スパイを弁護する弁護士としての活動、そして後半はそのスパイとソ連に捕まった米空軍パイロットとの交換交渉をするネゴシエイターとしての活動を描きます。
アメリカ合衆国の建国の理想を追う法律家の姿がアツいです。

共産主義者との交渉者は英雄詩されるのに、中東イスラム反米勢力との交渉は非国民扱いされるんでしょうかね?
今のアメリカにはもうこのような交渉人は現れないのでしょうか?

2016/1/10 Sunday

クリード チャンプを継ぐ男

Filed under: - dekaino @ 9:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�������c�潟����膓����靴里呂討�Bookmark被リンク数

クリード チャンプを継ぐ男を観ました。いわゆるロッキーシリーズです。
今度はかつての宿敵であり親友でもあるアポロの息子のトレーナーとなります。
そのアポロの息子ドニーも正妻の子ではなくて外の女が産んだ庶子という設定。

ハリウッド映画の基本の家族愛というテーマを外さず師弟愛も含めたボクシング映画です。
もちろん旧作ロッキーファンも楽しめます。かなり老人向けテーストですが、若いひとも楽しめないことはないはず。

2015/12/31 Thursday

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

Filed under: - dekaino @ 17:18 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�祉�����若�削������若�鴻�����のはてなBookmark被リンク数

スター・ウォーズ/フォースの覚醒を観ました。エピソード7ってやつですね。
観た劇場は海老名のイオンシネマ(旧ワーナーマイカルシネマ)です。THXですよ、THX。スターウォーズ映画のサウンドはTHX認定劇上じゃないとダメっす! (原理主義者)

ルーカスフィルムがまるごとディズニーに売られてから立ち上がった企画、ルーカスの脚本はまったく月われていないそうです。そこがよいというか、ハリウッドらしいまったくスキのない脚本と演出でビッグタイトルに恥じない仕上がりになっています。さすがJJ円プラムス監督だ。

新シリーズのメインキャラとは別に、エピサード4から6の旧キャラクターが同じ役者のままで出てくるあたりがすごいファンサービスです。もちろんC3POもR2D2も出てきます。メインのドロイドは例のBB-8ってやつなんですが。

R2D2とBB8
R2D2とBB8

チューバッカも出てきます。エピサード4から6ではうーキー族の言葉をわかるメインキャラはハン=ソロぐらいでしたが、本作ではみんな理解できるみたいです。理解できないのはフィンと観客だけではないか? いつのまにかウーキー語会話のブームでもあったのか? なんとなく英語しかわからない米国人が海外旅行した気分を味わえます。
旧シリーズはウーキー族差別がひどすぎって意見が多かったですが、そこは修正されたみたいです。

本作は新シリーズのスタートとしては完璧に近い出来ですが不安な点もあります。
ルーク役のマーク=ハミルの演技力とか、レイア役のフィッシャーはやはり大根っぽいし、不安です。オリジナルキャストにこだわらなくてもいいんじゃないかなぁ。ハリー=ポッターだって、シリーズ途中でダンブルドア学長のキャスト変更になって問題になってないわけだし。次作はキャスト変更された方がよいのでは??

とにかく自作に期待です。

2015/12/23 Wednesday

仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス

Filed under: - dekaino @ 13:10 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� �眼�若�鴻��鐚������ゃ�� 莇�MOVIE紊ф���吾�с���激�垢里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシスを観ました。毎度長いタイトルです。
本作はゴーストの外伝的ストーリー+ドライブの後日談です。

ハッピーエンドの形でベルトさんと別れた仮面ライダードライブこと進ノ介ですが、またもやドライブに変身します。いつまでも楽になれないですね。
今度は過去の世界に戻って、過去のベルトさんと会って変身します。毎回変身する口実に苦労しますね。
とうとう進ノ介とダーリオ演ずる霧子が結婚します。
しかしキリスト教式の結婚式に袈裟を着て参列する坊主ってのもなんだなぁ。御成って袈裟脱いだら誰だかわからなくなる薄いキャラ??

良くも悪くもいつものライダー映画です。

2015/12/22 Tuesday

orange-オレンジ-

Filed under: - dekaino @ 8:40 このエントリをはてなブックマークに追加 orange-�����潟��-のはてなBookmark被リンク数

orange-オレンジ-を観ました。
オレンジ

アクション連載の人気マンガを土屋太鳳主演で映画化した作品です。原作未見。
まぁ予告編見るだけで最初から最後までわかるので特に原作を読んでなくても問題なし。
なぜ10年後から手紙が届いたかは全く説明ありません。
まあでもこの作品世界は9ヶ月もスマホの電池が持つ、我々の現実世界とは時空的に異なる世界らしいので、気にするだけ無駄というものです。ふつー、スマホの電池9ヶ月どころか8日だってもたないよなぁ。

なんか家庭の事情でウツになって希死願望がある同級生をクラスメートの友情で自殺から救うみたいな話なんですけど、共感はできません。
正直 運動部にも入って食欲もあるような高校生男子なんだから、太鳳ちゃんがちょっと乳でも触らしてあげれば自殺なんか絶対しないと思うですよ。「年明けたら姫始めしましょ(ハート)」の一言で高校生男子なんてイチコロでしょ。殺そうとしても年内には死なないですよ。なんでエロに訴えないのかなぁ?

という男子目線を考えず、少女漫画ワールドに浸りたい人向けの作品です。

2015/12/21 Monday

007 スペクター

Filed under: - dekaino @ 10:58 このエントリをはてなブックマークに追加 007 �鴻�����帥�爾里呂討�Bookmark被リンク数

007 スペクターを観ました。ちゃんと邦題に007が入ってますよ。

本作は骨太でしっかりしたストーリー。そしてアクションもアツいです。ユーモアはあるけど、ダジャレはないですね。笑うとこの訳は戸田奈津子の字幕でも全く問題がないレベル。

00(ダブルオー)部門が解散の危機。組織の防衛本能と世界諜報情勢を絡めたお話です。
本作が007シリーズ最終作としても問題がない出来上がり。まぁ最後にBOND WILL RETURNとか出てくるんだけど、俳優が変わってても大丈夫な終わり方です。

ダニエル=クレイグのボンドは若い新人の頃から生傷たえない武闘派だったけど、中堅どころになってもやはり生傷だらけです。痛いシーンが多いです。今回は脳の針刺されちゃうシーンが痛そう!!

舞台もロンドン ローマ 東京 オーストリア モロッコといろんなところを転々とします。東京はワールドワイドな諜報機関の会議(なんだそれ??)やってるだけなので街中のアクションはないですよ。
旧MI6が入ってたビルは大爆破(もともと爆破して取り壊す予定)とかロンドンは派手です。

タコの指輪がちょっとかわいい。タコ悪魔呼ばわりとかイギリス人はセンスないね。
シリーズの中でも当たりの作品だと思います。

2015/12/20 Sunday

コードネーム U.N.C.L.E.

Filed under: - dekaino @ 7:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �潟�若�����若�� U.N.C.L.E.のはてなBookmark被リンク数

コードネーム U.N.C.L.E.を観ました。
昔の人気米TVドラマ ナポレオンソロ0011のリメイクというかライジングものです。
どうやってUNCLEという組織ができたかというお話。舞台は冷戦まっさかりの1960~70年代。いきなり東西に分かれたベルリンから始まります。

冷戦時代の東側の再現にお金をかけてます。ある意味西側より優れたKGBのスパイ用ガジェットとかが楽しい。東ドイツの国民車トラバントもいいよね。

なぜ邦題にナポレオンソロって入れないのか意味不明ですが、知ってる人は楽しめる作品です。

2015/11/22 Sunday

劇場版 媚空-ビクウ-

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劇場版 媚空-ビクウ-を観ました。牙狼シリーズからのスピンオフ、魔戒法師 媚空の物語です。

今回の敵はホラーでもホラーと化した元魔戒騎士でもなく、闇に堕ちた魔戒法師です。あくまでも闇に堕ちているだけで蔭我を喰われてホラーになったわけではないあくまでも人間のままの魔戒法師です。
たぶん魔戒騎士だったら闇に堕ちたら即ホラーになってしまうんでしょうけど、魔戒法師は人間のまま悪になれるということなのでしょう。

魔戒騎士は人間は決して斬らないので本作では出番がないのです。
闇に堕ちたか否か、それを判断するのが非常に難しく、だからこそ闇に堕ちた魔戒法師を始末する闇斬師の負担は大きいのでしょう。

紗夜
これは同じく魔戒法師の紗夜。本作のお色気担当。

主役は闇斬師の媚空(秋元才加)。他に、その師匠の白海法師(ミッキー=カーチス)とその弟子の紗夜(朝倉えりか)、番犬所の使いの魔戒法師の代知(須賀健太)などが出てきます。
お色気担当は紗夜(朝倉えりか)ですが、従来の牙狼シリーズのように直接的な表現はありません。今までだったら代知クンの童貞をいただいちゃうくらいのシーンはありそうだったのですが、そこらへんは雨宮監督でないからか省略されております。

アクションは精神世界の中の戦いが多く、肉体をぶつけ合う肉弾戦的な要素は薄いです。3Dゲームの中のCG映像という感じ。秋元才加は腹筋もりもりだけど骨格は普通なので、頑張ってコワい女を演じているんだけどちょっと気を抜くとカワイイ感じが出てしまいます。その点、佐藤康恵(邪美)は骨格が人外でずるいくらい怖いのと比較してしまうとちょっと残念。

パチンコ台の人気がいい限り、牙狼シリーズは不滅だろうから、こんな作品があってもよいと思います。

2015/11/14 Saturday

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア

Filed under: - dekaino @ 8:31 このエントリをはてなブックマークに追加 罘���������潟���� THE ORIGIN II�������帥���≪�����ゃ�激�△里呂討�Bookmark被リンク数

機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシアを観ました。
キャスバルとアルテイシア兄妹はふたたび宇宙に出てテキサスコロニーで生活します。
なんとテキサスコロニーまるごとヤシマ家の私有財産だったらしいですよ。金持ちスゲえ。

本作からキャスバルの声が田中真弓から池田秀一に声変わり。でも演技としては幼い少年な感じを出してます。すごい弱気な坊やです。でもたまに爆発してスパイを蹴倒したりします。非行少年です。
そうこうしているうちに母のアストライアも亡くなり飼い猫のルシファーも死ぬ。
そしてテキサスコロニーで知り合ったそっくりさんのシァア=アズナブル君と友人になるが…
褐色の瞳のシャア
続きは第三作目を待て

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮

Filed under: - dekaino @ 8:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �<�ゃ�冴�祉���潟����2鐚���羲���新絎�里呂討�Bookmark被リンク数

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮を観ました。タイトルからわかるようにメイズ・ランナーの続編、三部作の第2作目にあたります。

前作は巨大迷路装置の話でしたが、今回はゾンビものです。しかも現代風の全力疾走するゾンビです。
ストーリーはゾンビ者としては非常に陳腐で、人間をゾンビ化してしまう疫病が流行った文明崩壊後の世界のサバイバルものとなっています。
線さクラストで女子が1名だけになって人類滅亡の危機かと思ったのですが、まだまだたくさん女子は生き残っていて、女子しかいない軍隊っぽいのまで出てくる始末。「まだだ まだ終わらんよ」って感じです。

とにかくWCKDが悪い組織って印象付けるだけの回です。

原作が小説なだけあって言葉遊び要素がいろいろありますね。ゾンビのことはこの世界ではクランクと呼びますが、これドイツ語の患者(クランケ)ですね。WCKDはwickedのもじりだからそのまま悪者だし。
小説はベストセラーらしいのですが、出来の悪いラノベとして思えない底の浅さです。

決着がつく第3作に期待です。

ギャラクシー街道

Filed under: - dekaino @ 7:14 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�����激�取���のはてなBookmark被リンク数

ギャラクシー街道を観ました。三谷幸喜のシチュエーションコメディ映画です。
元ネタはもちろんスタートレックです。宇宙船で探検に出かけないので深宇宙の宇宙基地が舞台のSTARTREK:DeepSpace9(DS9)が最も近いでしょう。

映画としての出来ですが、本作は本気でつまらないです。客の入りが悪いのも納得。なんでこーなった案件です。
この手の話は宇宙人でも我々とおなじこと感じて、考えて、泣いて笑っているんだなぁという共感が重要だと思うのですが、まったく共感できません。若い頃に劇団を主宰してて花形女優とつきあってて、プロの道はあきらめて、ハンバーガーが好物だからハンバーガー店の店長になったとか、バブリーな人生 教官のカケラもないです。バイトで下積みとかないのですかね?

そもそもヒロイン演じる女優 綾瀬はるか、優香 どちらも30代っておかしいでしょ。10代の若手女優を出さないとか、どこの地上波女子向けドラマですか?! アラサーアラフォー女は若い女が大嫌ってか? 映画ってそういうロジックで作るもんじゃないでしょう?

フジテレビの業績が悪化の一途なのがよくわかる映画でした。ターゲットしぼり過ぎです。

2015/10/25 Sunday

サイボーグ009VSデビルマン

Filed under: - dekaino @ 8:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣�ゃ���若��009VS���������海里呂討�Bookmark被リンク数

サイボーグ009VSデビルマンを観ました。
永井豪原作作品同士のコラボや、石森章太郎原作同士のコラボは普通にあったのですが、009とデビルマンという原作者が異なるコラボは初めてじゃないでしょうか?
OVA 30分 3話を劇場イベント上映されたものを観ました。

ストーリー導入は、ジンメンと戦うデビルマンとミュートスサイボーグと戦うサイボーグ戦士の戦闘シーンから始まります。
戦いの後いったん平な世界が訪れ、不動明は牧村美樹と学校に通い、飛鳥了(!)と毎夜デーモン狩りに明け暮れる日々。00サイボーグたちはギルモア博士とドルフィン号で001の予言に備えて世界を調査する日々。
ここから、ブラックゴーストのサイボーグの発展系や、新たなデーモン戦士が現れ、サイボーグとデーモンの融合体までが登場。戦いは激化します。

どうも敵はどんどん協力だか融合だかして強くなっていくのに、善玉のデビルマンとサイボーグたちは何も強化されないところが面白いです。序盤ではつぶし合ってるし、勝ち目なさげな悲壮感があります。でも最終話で怒涛の展開であれまあれまと解決するご都合主義爆発なので心配なし。よくあるOVA的展開です。

各シリーズで一番立ち位置が変わるのは008。こいつキャラも能力もたってないんだよね。水中ジャム的と言われてもなー。今回はギルモア博士に次ぐインテリでドルフィン号の操縦もお手の物って設定です。まあそこそこ活躍します。そういえば009は元F1ドライバーで操縦系一般が得意って設定はどこに行ってしまったのだろうか? ほんと加速装置と勇気しか武器がないっぽいです。

UFO学園の秘密

Filed under: - dekaino @ 8:31 このエントリをはてなブックマークに追加 UFO絖������絲�のはてなBookmark被リンク数

UFO学園の秘密を観ました。副題はThe Legend of Universe Part0。このあとPart1 Part2と続けるつもりなんでしょうか?

幸福の科学の劇場アニメです。これで何本目になるのだろうか?
今回は学園ドラマです。人里離れた山奥に立地する全寮制中高一貫学園の生徒たちの物語。
隔離された環境の全寮制学園と言っても放課後とか休日はバスで近くの街に出かけることは可能のようです。でも学園の教師は街の塾に通うのは辞めろと圧力をかけてきます。ここらあたり70年代のねらわれた学園風のジュブナイル学園SFを思わせる設定。幸福の科学アニメとしては凝った設定です。

学園ドラマなので多数のモブキャラが出てくるのですが、こいつらのセリフがあまりにも棒読みです。素人くさいを通り越して100%素人です。脇キャラは信者にアフレコさせたんでしょうか? 信者向けサービス??
そして、人のよさそうな用務員さんが声が銀河万丈で、コイツがラスボスってバレバレです。わざと何でしょうか? どう考えても捨てキャラに銀河万丈はないし、過去の幸福の科学アニメでも銀河万丈は悪役ばっかだし。

なんだかんだいって 善玉のUFOと悪玉のUFOが出てきて、あれやこれやします。善玉の惑星連合の代表は、メーテルです。メーテルとは名乗りませんがメーテルの服着た金髪ロングの女性です。「鉄郎 UFOに乗りなさい…」 お付きは車掌さんじゃなくてヤギ型二足歩行宇宙人。なんかサバトに出てくる悪魔っぽいですが善玉なのです。

メーテルが出てきたあたりからストーリーは破綻。とにかく光の神を信じなくてはいけない。信じれは救われる、という信念だけで怒涛のごとく話が進みます。納得感ゼロ。

もうちょっと学園パートを丁寧にやってほしかったです。運動部が対外試合するとか、学外との交流シーンがないのもちょっと怖い。ナスカ学園は生徒を隔離して洗脳している施設にしか見えないんですよね。
恋愛シーンも三角関係みたいなものもないし、ふつー全寮制だったら他の学校の娘と文通とかラインとかさせるのが定石でしょうに。
いろいろ規制が入っているのだろうか?

とにかく娯楽ビジネスとは違った原理でお金が流れ込む作品は客に媚びてない分、面白いです。

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード

Filed under: - dekaino @ 8:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������c�����≪�������≪��薛�羈�篁������������若��のはてなBookmark被リンク数

リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレードを観ました。

劇場特別上映では、2013年のアニメミライ2013版と2015年の新作の2本立てです。
ルーナノヴァ魔法学校の近くにある街の祭りで行われる伝統行事 魔女のパレードをやることを、懲罰として言いつけられるレギュラーの3魔女達というストーリー。なぜパレードが懲罰なのか、街の悪そうな男子達とか新キャラを加えてお祭りムービーです。

すでに元ネタのハリーポッター映画が完結してから久しく、いまいち時機を逸してる感はありますが作画はすごいです。また魔法もののブームがこないかなぁ?

2015/10/22 Thursday

GAMBA ガンバと仲間たち

Filed under: - dekaino @ 6:24 このエントリをはてなブックマークに追加 GAMBA ���潟����参�����,里呂討�Bookmark被リンク数

CGアニメGAMBA ガンバと仲間たちを観ました。
GAMBA ガンバと仲間たち
記録的な不入りらしいですね。製作費20億円かけたのに全然客が来ない。相当やばそうです。私が観た時も客の入りはガラガラでした。

有名な出崎統監督/芝山努レイアウトのTVアニメ版ガンバの冒険とは全く異なる作品です。ただ原作の絵本が同じなだけ。

出崎ガンバはTVアニメ天才バカボンの流れで親の受けを気にせず子供受けだけを追求した路線で、今だったら実現不可能な企画だったからこそ面白かった。乱暴者のネズミが下品にガハハと笑うアニメ。ほとんどオスばかりしか出てこないし、立小便とかするしね。
寺尾友美主題歌の映画版ガンバとカワウソの冒険がいまいち上品すぎてつまらないと感じる人にはお勧めできません。

キャラクターは原作通りなので、詩人がいません。かわりにマンプクって幼馴染みネズミがいます。ボーボーはなんと船乗りネズミ、しかも戦い半ばで力尽きて死んでしまう原作通りのシビアな展開。
しかし主要キャラを殺してもそれでも出崎版の1割も絶望感が表現できていないのです。
親受けを考えて浄化してしまった結果、味もそっけもない作品に仕上がっています。

CGはさすが白組でクオリティ高いです。出崎版と比較さえしなけければ悪くない作品なのですが残念です。

2015/10/18 Sunday

屍者の帝国

Filed under: - dekaino @ 8:03 このエントリをはてなブックマークに追加 絮�������修里呂討�Bookmark被リンク数

屍者の帝国を観ました。伊藤計劃の未完の絶筆が原作らしいですが、原作は未読です。

ざっくりジャンル分けすると、19世紀末から20世紀初頭の有名人が出てくるスチームパンク仮想歴史ものらしいです。今時のラノベっぽい設定? 帝政ロシアとか明治政府とかイギリスのアフガン出兵とかそんな時代の話です。

ストーリーの鍵となる屍者化というのが全然納得いかないのでSFとしては楽しめなかったですね。
蒸気期間が人馬力に置き換わる革命的発明というのは理解できますが、屍者化は全然わからない。
だって生きてる人間より明らかに性能低い。特に兵隊として使うには致命的でしょう。調達コストが安いという風にも思えない。五体満足の死体とかそうそうないでしょう。何か生存不能な理由があるから死ぬんだし。食べる量が少ないとか? ニコイチ的につぎはぎが可能だとか、老化しない(the Oneは100年以上生きてるんだっけ??)とか、思いつくメリットってこれくらい。これなら産めや殖やせやでがんがん人間を増やして兵隊にした方が安上がりですよ。

実は屍者化って自我をなくして従順な奴隷を作るロボトミー手術のことなのかもしれませんが、ここまで性能を落としてしまっては意味が薄いように思えます。カリブ諸島の伝説の化け物ゾンビもフグ毒つかって自我を奪って奴隷化するブードゥーの技という説もありますしね。

まぁそんな感じで 生とは死とはみたいな哲学の話する前に社会的な存在意義がわかりません。
給仕に使ってるから臭くはないらしいのだけはわかるけれども。
それより機械人形の方が性能も高いし兵隊向きだと思いますよ。

まぁストーリーは全然納得いきませんが、作画はきれいです。アクションもしっかり動きます。
何も考えないでそんなもんなのかなーって観れば楽しめると思います。

2015/10/3 Saturday

アントマン

Filed under: - dekaino @ 20:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�潟�����海里呂討�Bookmark被リンク数

アントマンを観ました。マーベルのヒーローものですが、善玉のくせにアベンジャーのS.H.I.E.L.D.とは仲が悪いのが面白いです。
本作ではSHIELDは噛ませ犬扱いにされます。

アントマンの能力は自在に身体を縮小させられること。逆に通常より大きくすることはできません。あと昆虫を多数飼い馴らしていて自在に命令することができます。翅アリに乗って駆け付ける極小ヒーロー、それがアントマンだっ。

通常の人間社会においてはアントマンの特殊スーツの効果は絶大。こんなにスパイに向いている奴はいません。だけど、他のヒーローや悪役と超能力バトルするとなると、つらいかなぁ。正直ウルヴァリンと戦って勝てる方法が見いだせない。メカ系の敵なら体内に入って回路を壊せばいいので楽なんだけどねえ。

予告編で機関車トーマスのおもちゃがでてきます。予告編のためだけに版権処理して太っ腹だなぁと思っていたら、本編でもトーマスは大活躍ですよ。昆虫とかおもちゃなら巨大化できるみたいです。人間だときっと脳がやられちゃうのかな??

アクションはメリハリ聞いて、スタンリー爺さんも相変わらずチョイ出演してるし、観て損はない映画です。

2015/9/23 Wednesday

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド

Filed under: - dekaino @ 22:41 このエントリをはてなブックマークに追加 �我����隈篋� ATTACK ON TITAN ���潟�� ���� �� ���若����のはてなBookmark被リンク数

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールドを観ました。長いタイトルですが、要は進撃の巨人 ATTACK ON TITANの後編です。
原作はよく知らないのですが、87分と短い尺に納めているのはGOODです。スピーディに話が進みます。
世間的には不評な映画デビルマンに例える人もいますが、確かにキャスティングから期待されるような演出にはなっていません。まさに映画デビルマンと同じ、期待を裏切って良質なアイドル映画として構成されているのです。
デビルマンにたとえれば、酒井彩名とか冨永愛とかを目立たせるのがプロデューサ視点での当然の期待なわけですが、そんなの無視で脚本も無視で、ひたすら渋谷飛鳥を愛でる演出。これがデビルマンはB級アイドル映画と言われる由縁です。
本作も同様に水原希子は切捨て御免されているのです。脚本をなぞったアクションはしますが、演出的に目立ちもしなければ見せ場もないのです。その代わりに桜庭ななみと石原さとみに演出が注力されています。あんなやさぐれた世界観の中で腹ぺこギャグと準主役の本郷君とキャッキャウフフさせてしまうなんて、樋口監督は意外と引き出しがあるんだな、そしてこういうアイドル演出が好きなんだなと思いました。
石原さとみのエキセントリックな演技も頑張ってます。石原はシン・ゴジラへの出演決まってるようですから、乞うご期待です。

頭を使わない娯楽作として楽しむなら後編だけ見ればよい感じ。特撮技術を楽しみたいなら前編だけ見ればよしです。

2015/9/21 Monday

ピクセル

Filed under: - dekaino @ 20:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �����祉��里呂討�Bookmark被リンク数

ピクセルを観ました。70年代のビデオゲームが現実化されて攻めてくる。いかにも80年代SFのようなストーリーのアクション映画です。
80年代のビデオゲーム映画にはTRONという名作がありますが、わざとレトロゲームに絞ったところが特徴です。

映画のつくりとしてはとにかく古臭いですね。わざとなのかな? 攻撃されるのはロンドン(UK)、タージマハル(India)、ニューヨーク(USA)、ワシントンDC(USA)と世界各地なのに、主役級が3人+1人は、みんなアメリカ人で白人。最初のスターウォーズかよってくらい無頓着です。
せめて 中国、イラン、ロシア、インド、ブラジル、日本など各国首脳みんなが若い頃ビデオゲームチャンピオンだったくらいホラふいてほしいものです。アホなのは米大統領だけじゃない!

話は陳腐ですが、パックマンが襲ってくるというシーンはインパクトあります。
他のゲームはオリジナル通りプレイヤーが操作するキャラが味方で敵は敵なのですが、パックマンだけは逆。パックマンが敵で自分たちは追いかけモンスターです。この絵が撮りたいだけ映画企画だとも言えます。やはり襲いくるパックマンは絵になります。食べられるのは恐怖だもの。まさに陸のジョーズ!

ピクセル
ちなみにこれはポスターのイメージ。本編のパックマンはこんなでかくないですよ。こんなの絶対倒せない!

2015/8/30 Sunday

ジュラシック・ワールド

Filed under: - dekaino @ 13:30 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�ャ���激�����祉���若����のはてなBookmark被リンク数

ジュラシック・ワールドを観ました。名作ジュラシックパークの20年後、やっぱり生きる恐竜テーマパーク ジュラシックワールドが運営されていたって話です。

最初のジュラシックパークが秘儀気的に破滅したことは知られているという世界観ですが、どうやってそこから再び恐竜レジャー島を再建したのかは劇中では語られません。

思えば、最初の作品ではどうやって恐竜を現代に甦らせたか、琥珀の化石の中の蚊が吸った血からDNA断片を取り出して復元したというハードなSF設定がありました。過去に恐竜映画は数あれど、科学的に実現性のある説得力を持ってハードSFの域にまで高めた作品だったのです。

それに反し、本作にはそのようなハードSF要素は皆無です。他の数ある恐竜映画と同等のアクション映画に過ぎません。そこはもうしょうがないのでしょう。旧作が偉大過ぎたのです。ただし、劇中で旧パーク時代の痕跡(遺跡?)が出てくるあたりは旧作ファンにはうれしいことでしょう。音楽の旧作から引き継いでいています。

単なる駄恐竜映画なのでツッコミどころは満載です。
金儲け優先な姿勢を批判するとか、恐竜の兵器用途の使用、人間と恐竜の信頼関係とか小粒のテーマはあるのですが、「危ない新種の実験は何万人も客がいる島と別の離島でやれよ」のッツコミにすべて色褪せます。客を呼ぶアトラクション施設がある島と同じ島で危険な実験やる必要性がまったくないんですよね。
そういうのこと絶海の孤島でやればよいのだし、その方が電気柵を何マイルも張り巡らせるよりずっと安上がりでしょう。マヌケです。

そうはいっても恐竜映画としては最新作なりの技術で楽しめることでしょう。ただ旧作とは違って20年後に思い出してくれる人は希少だとは思いますが。観るなら旬の今、劇場に行くのが一番よいでしょう。

2015/8/29 Saturday

インサイド・ヘッド

Filed under: - dekaino @ 6:45 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟�泣�ゃ���祉������のはてなBookmark被リンク数

インサイド・ヘッドを観ました。わざわざ六本木まで字幕版を見に行ったのに、字幕版でもドリカム吉田美和の自意識過剰な歌(通称 百人組手)を強制的に見せられてしまうのでした。CM上映料としてディズニーに払った金額分は強制されてしまうようです。字幕版だからと言って免除されません。

それにつけても吉田美和のウザさよ!

事前情報は予告編しかなかったのですが、思ってたのと相当違うストーリーでした。
頭の中に喜びとか悲しみとか怒りとか恐怖を代表する擬人化したキャラがいるのは知ってたのですが、彼らが現実界に飛び出すわけではないのです。脳内は脳内でも、集中制御室みたいなコンソール室から記憶の墓場みたいな脳の中でも寂れた辺境へ、いわゆる事故で飛ばされてしまうって話でした。

脳内世界は完全にファンタジー世界ですが、現実世界はサンフランシスコという実在の都市でリアルに風景を再現しています。このギャップもいい感じです、北部の山岳地方から大都会の西海岸に引っ越してきたカルチャーショックもリアルに伝わってきます。

とかく心理学ネタって妙に重くなりがちですが、本作は基本的にコメディ仕立てなので子供にも楽しめると思います。

2015/8/23 Sunday

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

Filed under: - dekaino @ 11:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �����激�с��:�ゃ�潟�����激����/�㏍�若�違�祉���ゃ�激�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイションを観ました。今回は軽いノリのスパイアクションで本格的な娯楽作です。

まずは音声信号を拾うとノベルティグッズが手に入るスマホアプリを使った予告編が流れます。
この予告編は数か月前からずっと流れ佐ていたけど、まさか本編上映前にも本編の予告編が流されるとは思ってませんでした。なんだこりゃ? セルDVDを家で観るのとは違うんだぞ。セルDVDならオマケ映像は本編より後だしね。劇場で本編前に予告編が流されると、ここまで失笑み効果があるのかと思い知らされました。ダメだこりゃ。まぁ、パラマウント日本法人が馬鹿なのはしょうがないんですけど。

作品の中見はよくできてます。観光案内トラベルムービーとしてもいい出来。
まず、予告編でで有名な飛行機にしがみついて"Open the Door!!"と叫ぶシーンは、ベラルーシの草原という設定。

ベ゛ラルーシ草原 仮説飛行場

その次はロンドン(UK)の骨董レコード屋、そしてウィーン(オーストリア)のオペラハウス、カサブランカ(モロッコ)の水力発電所、最後にまたロンドン(UK)と各地を巡ります。
その他、アメリカ政府の意向の説明としてワシントンDCなりラングレー(Virginia州)のCIA本部が出てきます。
今回は中国はないです。中華資本がかなり入っているけどストーリーには口出ししていないようです。

アクションはきれきれで、ストーリーは、敵ははぐれスパイ、黒幕は某国諜報組織。いいスパイvs悪いスパイというわかりやすい話で、古き良き 007のスパイアクションのような活劇ドラマです。
変に世界情勢とか先進国vs途上国とか政治的な話が入っていないのがGoodです。
政治的に無色なアクションってあたりが中華資本の要望だったかもしれません。これなら中国でも北京政府に気兼ねなく安心して上映できます。

やはり、裏切る女スパイが出てくるスパイアクションはいいですね。今回はロシアじゃなくてイギリスだけど。

2015/8/14 Friday

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN

Filed under: - dekaino @ 22:44 このエントリをはてなブックマークに追加 �我����隈篋� ATTACK ON TITANのはてなBookmark被リンク数

進撃の巨人 ATTACK ON TITANを観ました。前後編の前編。後編は9月公開らしいです。

原作マンガや原作に比較的忠実なアニメ版とは、大胆設定・ストーリーとも変えているらしいのですが、僕はあまり興味がないのでそこは気になりません。もともと荒唐無稽な話で科学考証とか政治文化考証とかするだけ無駄らしいので、単なる好き嫌いだと思います。

石原さとみの巨人マニアな科学者の演技も面白かったけど、桜庭ななみが演じてる食いしんぼのややぼちゃの女新兵がいい感じでした。やはり食糧難の社会だとこういう色気より食い気で栄養状態よさそうな女子が男子にモテるんだろうなと思います。
さすが元ミスマガジン。美味しい役やってます。イケ面のエレン君もペロリと食べられちゃいそう。水原希子みたいな骨皮女はダメよねえ。

敵モンスター(?)の巨人は映像的に非常に面白い。ゾンビに匹敵する新しいモンスターの発明です。これ特撮も簡単だし巨人型モンスターって流行るんじゃないかなぁ?

ストーリーはなんかよくわからないです。「駆逐してやる」ってセリフで何か起きたらしいが何なのかよくわからないし、前半でさんざんいってた社会問題は何も解決していないし。起承転結の転で終わっちゃった感じです。9月公開の後編でちゃんと風呂敷がたためるんでしょうか? 後編では武田梨奈は活躍するんでしょうか? 活躍させないともったいないよ。

2015/8/2 Sunday

ミニオンズ

Filed under: - dekaino @ 16:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �������潟�困里呂討�Bookmark被リンク数

ミニオンズを観ました。怪盗グルーシリーズでおなじみのバナナっぽい手下たちの物語です。
ボブ ケヴィン ステュアート
確か、シリーズ初期ではバナナから製造された謎の知性生命体のはずだったのですが、いつの間にか人類が生まれるよりずっと前から存在していた設定にすり替わってます。だからと言って恐竜とか原始人とか氷河期が舞台ではなく、50年くらい前の人類が月に行くちょっと前くらいの時代の話です。だったらそこまで設定変えなくていいじゃん!!

エリザベス女王が若かった時代、女王から王冠を盗むという話。もちろん盗むのは怪盗グルーではなく、SCARLET the OVERKILL 殺し過ぎのスカーレットという女怪盗です。50年前のグルーもまだ子どもですが出てきますよ。子どもの頃はさすがに髪の毛があってハゲてないのがいいですね。

ミニオン達は遠い未来に人類が滅亡した時代にも生き残ってそうです。その頃のボスはどんな奴なんだろう?

2015/7/26 Sunday

バケモノの子

Filed under: - dekaino @ 8:49 このエントリをはてなブックマークに追加 ���宴�≪�����のはてなBookmark被リンク数

バケモノの子を観ました。細田守監督の最新作です。
今度は渋谷につながる裏の妖怪の街 渋天街とそこに紛れ込んだ人間の少年の物語。

猪八戒と沙悟浄と孫悟空 ではないのです

渋天街はどういう理屈かわからないけど人間界とリンクしていて地形も渋谷と同じ。
主人公の九太と熊徹が住む家はスペイン坂を登り切った単館系映画館のあるあたりでしょうか?

本作は細田監督の今までの作品と違い、無駄が少ないです。ストーリー上欠かせないシーンだけで構成されていて、遊びのダレ場がない。密度が濃い感じです。ストーリーには関係ないけど、ただ映像的にこういうのをやってみたい的シーンがないのです。そういう意味でプロっぽい作品となってます。

もちろん細田フイルムらしい特徴は残ってます。一度コースを外れた人生から復帰するのはスクールカーストの下の方にする女性の援助ってあたりですね。広瀬すず演ずる楓ちゃんはいいように利用されてるのに、本人が自分で自分を「これでいいの」と騙してるあたりが切ないです。はやく気がついて、いいように利用され搾取されてる事実に。

バケモノにとっても人間にとっても、人間が一番怖い、それがよくわかる作品です。

2015/7/24 Friday

映画ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~

Filed under: - dekaino @ 5:59 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉�蚊�ゃ�����激�с�若�� ���������祉���ャ�祉�吟�祉���若����のはてなBookmark被リンク数

映画ひつじのショーン ~バック・トゥ・ザ・ホーム~を観ました。原題は SHAUN THE SHEEP THE MOVIE シンプルですね。
本作のいいところは吹替えが不要なところです。字幕もほとんど出てきません。難しい言葉、ストーリー上重要なところだけさりげなく字幕が出ますが、ほとんどなしです。NHKで放送されている過剰な日本語化はありません。つまり、カールスモーキー石井が主題歌歌ってないです!!

ショーンとビッツァーなかよく収監中

ストーリーはある手違いで、農場がある田舎から大都市に出てしまった牧場主を、ショーンたちが追いかけて連れ戻そうとするいうシンプルにもの。
舞台となる大都市には踏切があったからロンドンではない別の大きな都市っぽいですね。THE BIG CITYってなったし (ロンドンならTHE CITYのはず)

とにかく映画なので動きまくります。モブシーンがすごいです。たくさんの人物が動物が同時にがんがん動きます。お金かけてるねえ!

ターミネーター:新起動/ジェニシス

Filed under: - dekaino @ 5:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �帥�若�����若�帥�種��域儀��鐚�夒�с���激�垢里呂討�Bookmark被リンク数

ターミネーター:新起動/ジェニシスを観ました。これはターミネーターシリーズのリブート作になるのかな?
冒頭は第一作のちょっと前の未来のシーンから始まり、若いサラ=コナーが生きる時代にカイル=リースがタイムトラベルしてくるあたりから、様子が変わってきます。

もともとタイムパラドクス物の本シリーズは何が起きてもおかしくないのですが、調子に乗ってどんどん歴史が変わっていきます。ターミネーター3なんて駄作はなかったことにする勢い。
まさにリブートです。
やはりヒロインが若いのはいいですね。第一作だと何も知らない飲食店でバイトする学生だったのが、武器の扱いに通じた若き女戦士になってますけど。ただし敵モンスターに捕まっても「くっ、殺せ」とは言いません。

面白いのはターミネーターT800が老けるという設定。外皮だけ老けるらしいのですが、手足の駆動も経年変化で劣化するようです。老人演技が面白い。だったら未来から来た同型T800のボディを部品採り用に保管しておけばよかったのに。タイムマシン作るよりずっと楽でしょ。

あと、巻き込まれる警官がいい味だしてます。
ターミネーターの世界観ってタイムパトロール的なものが出てこない限り混迷を深めるばかりって気がしますね。

2015/7/19 Sunday

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

Filed under: - dekaino @ 8:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���潟�吾�c�若�削����ゃ�吾�祉�����祉�������㏍�海里呂討�Bookmark被リンク数

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンを観ました。
アベンジャーじゃなくてアヴェンジャーだろって思うのですが、マーベル公式表記はベなのです。

今回の主役はアイアンマンのトニースターク。こいつ悪い奴だよね。自覚してないだけで。
正直悪者側にいても全然違和感がないし、実際悪いことしてたし、本作でもするし。
基本、リア充なので日本のマーベルファンにも受けが悪そうです。
こんなリア充氏の証人経営者ヒーローはいいから、とっととウルバァリンをローガンを出せっていう意見はうなずかざるを得ない。黄色いコスチュームでもいいから出してくれ

というわけで、ストーリーはまったく共感もできず、結局 レジェンド的な理想チームは解散、今後のアヴェンジャーは日本ではほとんど知名度ないヒーローばかりの新生チームとなってしまいます。
でもアクションは派手ですごいですよ。そこははずしません。でもなー という感じはあります。

2015/7/5 Sunday

シンドバッド 空とぶ姫と秘密の島

Filed under: - dekaino @ 17:33 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�潟����������腥冴���九Й���絲���涯のはてなBookmark被リンク数

シンドバッド空とぶ姫と秘密の島を観ました。日本アニメーション40周年記念作品らしいです。

日本アニメーションでシンドバッドというとこれですね
アラビアンナイト シンドバッドの冒険
アラビアンナイト シンドバッドの冒険(1975)
左からアリババ、シンドバッド(主人公) 九官鳥のシェーラ(実は人間の姫が魔法で九官鳥に変化させられてる)

絵柄はあえて似せているようですが、直接の関係はないらしいです。
本作、宣伝ではあえて伏せられていましたが三部作の第一作です。マジすか?
なので唐突に終わります。まさに「俺たちの冒険はこれからだ 第一部 (完)」という感じ。

旅立ちの港の市場では焼きとうもろこしが普通に売ってます。つまり新大陸はとっくに発見済みの時代ということ。市場の別の場所では優雅に水煙草とかも吸ってそうな時代設定です。
西の方向にずっと行った先にある魔法族の故郷の島にはロック鳥がいました。ロック鳥がいるとシンドバッドって感じがしてよいですね。
この島がアトランティスだなんだという話は特になく、だれも住んでない無人島だと確認したらすぐ撤収。ほんとう第一部だけあってさわりだけの登場のようです。

第二部は冬休みらしいです。が、本作の興行が振るわないとキャンセルかも。もうちょっと客が来ないと苦しそうです。

シンドバッド空とぶ姫と秘密の島

2015/7/4 Saturday

マッドマックス 怒りのデス・ロード

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マッドマックス 怒りのデス・ロードを観ました。有名なマッドマックスシリーズのリメイクというかリブートです。マッドマックスシリーズは北斗の拳の元ネタとしても有名ですね。

本作はハリウッド映画ではないので勧善懲悪ではありません。
主人公サイドにも敵対サイドにも第三者サイドにもそれぞれになぜそのような行動をするか理由がはっきりしており、その理由が本能直結でまったく作り物臭さがありません。そういう意味で近未来デストピアという非現実的な設定ながらキャラの行動原理はとてもリアル、現代社会の寓話にも使えるレベルの鋭い世界観です。みんな悪気なくやりたいようにやってて、利害関係だけでつながってるんだなぁってリアルな現実を突きつけられます。

イモータン=ジョーにはジョーなりの理由があり、彼の愛妾たちにも、ウォーボーイズたちにもあります。♪みんなみんな生きているんだ、友達じゃないんだー
そして砂漠シーンが圧巻。さすが国土のほとんどが砂漠の国オーストラリアです。一部、南アフリカで撮影したシーンもあるらしい。
戦闘シーンもCGに頼らないアクロバティックな表現が新しくてよいです。サーカス団員がピュンピュン襲ってくる感覚 こわいです。
そしてエンジンのメカニックが重要な世界観ってスタートレック以来ではないかという気がします。エンジン整備できる奴は正義、走らせながら修理できる奴は神です!!

名作の看板に恥じぬ傑作です。

極道大戦争

Filed under: - dekaino @ 10:51 このエントリをはてなブックマークに追加 罐級��紊ф���のはてなBookmark被リンク数

極道大戦争を観ました。アホ映画です。ケーサツは官営ヤクザなのだから、ケーサツ官は噛まれたくらいで勝手に民営化しちゃあいけません。

kaeruくん

この着ぐるみがラスボスっぽいキャラってわかりますか? コイツ、フリーザ様ばりに3段階変身しますぜ。

設定からセットからキャスティングからすべてアホです。演出は輪をかけてアホ。アホ極道を堪能できます。こんな映画が優希美青復帰第一作になるとは! 成海璃子もアホっぽいよ。
何だか知らないが予想に反して客が入っているらしいので、劇場でアホを堪能するなら今のうちです。

2015/6/21 Sunday

攻殻機動隊 新劇場版(2015)

Filed under: - dekaino @ 12:28 このエントリをはてなブックマークに追加 �紙�罘����� �医���雁��(2015)のはてなBookmark被リンク数

攻殻機動隊 新劇場版(2015)を観ました。もうProductionI.G.が困った時には攻殻機動隊ってノリで、プログラムピクチャー的に量産されてます。
本作は冲方丁脚本シリーズの総まとめ、攻殻機動隊の前夜譚がオリジナル作の冒頭に戻ってくる話です。きれいに風呂敷を畳んではいますが、本当にこれでいいのかちょっと疑問は残ります。
そもそも、電脳にも義体にも世代があるのはいいとして、世代の前後で互換性がないとか、世代に取り残されると義体を自力でメンテするしかなくなるとか、無茶な設定についていけません。そこは互換性捨てないでしょ、絶対に。USB規格なんて20年前からありどんどん世代を重ねて進化していますが、20年前のデバイスいまだに使えますよ。使えないバカ規格に進化させても市場に淘汰されますよ。マジ違和感がありまくりです。
全身義体化が夢の不老不死技術ではないというのはオリジナル作の金食い虫だからという説明だけでいいし、古い世代にマッチするデバイスが生産停止になるからではないでしょう。需要があれば生産は続く。ディスコンになるのは新しいデバイスが古い世代と互換性があるからこそです。

そういう意味でイマイチよくわからない。第三世界もわからない。でも客は入って儲かってしまう。ProductionI.G.版 釣りバカ日誌みたいなものですね。客が入る限り続くでしょう。でも僕はアップルシードの方が好きだなぁ。

ビッグ・アイズ

Filed under: - dekaino @ 11:45 このエントリをはてなブックマークに追加 �����違�祉�≪�ゃ�困里呂討�Bookmark被リンク数

ビッグ・アイズを観ました。
ビッグ・アイズ
50年代~60年代にアメリカのポップアート界で大ヒットしたBIG EYES(または CRAZY EYES)シリーズの絵画。名義はウォルター=キーンだが、実は描いていたのは妻のマーガレットだったという今となっては何で? という感じの大スキャンダルの実話ネタをもとにした映画です。
監督はティム=バートン。バートン監督作品にはこの手の山師的な話を膨らませるキャラがよく出てきますが、やはり実話のキャラはすごいです。

いま考えると、なんでわざわざ夫の作品と称して世に出したのかそこから疑問ありまくりですが、当時のアメリカの社会的・宗教的倫理観にある家父長制、この一家の長たる父が対外的にすべて総取りするという考え方が当然という時代だったわけです。この古い価値観と革新的なアート界の常識のズレが産んだ悲喜劇だとも言えます。
マーガレットは当時女子で美大に通えていたことから、いいとこのお嬢さん、裏を返すとばりばりの保守的な一家出身であることがわかります(劇中でマーガレットはもともとはメソジスト派教会の信者だという典型的プロテスタント)。そのようなバックボーンからくる家父長制の縛りがんじがらめになっていたのでしょう。夫と別居しハワイに移住した後、より個人主義的なものみの塔に転宗することで初めて夫を名誉棄損で訴訟することができたわけです。洗脳って怖い!

夫ウォルターは嘘をつき続けているうちに自分でも嘘を本当だと信じ込んでしまうちょっと危ないタイプ。金が絡むと本当に怖いです。
このような怖い話をティム=バートンがコミカルに描写する作品です。実話通りそれなりのハッピーエンドで終わるので安心してください。

2015/6/15 Monday

トゥモローランド

Filed under: - dekaino @ 9:37 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ャ�≪�㏍�若���潟��のはてなBookmark被リンク数

トゥモローランドを観ました。予告編ではディズニー映画で、ウォルト=ディズニー似のおっさんがいるテーマパークに奥底にある秘密の入り口に入るとそこは夢のトゥモローランドだった! という流れで、ディズニーランドの宣伝映画なのかと思っていました。実際、ディズニーランドに本作のアトラクションが作られる予定らしいのですが、本作はまったくディズニーランドの話ではありません。

本作の監督はあのブラッド=バード、そうアイアンジャイアントのバード監督です。
バード監督は実写映画の監督としてミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルを撮っていますが、これは普通のアクション映画でした。しかし本作は実写かつバード監督の真骨頂である1960年代の懐かしファンタジー映画なのです。アメリカの60’s押し映画であることは日本でのプロモーションではあえて隠されているように思えます。ですから日本の観客は予想外の導入部そして予想の枠から外れたストーリー展開に驚くばかりとなります。
要は、アメリカ版のALWAYS三丁目の夕日なわけです。アメリカの絶頂期1960年代、その象徴であったニューヨーク万博(1964年)のシーンから物語は始まります。
そして60年代のままではなく、60年代に夢多き少年だった主人公が夢破れた初老の老人となった時代に舞台が移るところが新しいです。
つまり、黄昏流星群的な老人受けをねらった映画なのです。これはアメリカの70才代にはたまらない設定です。マーケティングの勝利!

バード監督作品は普通でない恋愛要素が入るのも特徴のひとつです。アイアンジャイアントではシングルマザーと解体屋の兄さんが恋愛してました。本作では初老のオヤジとアニマロイド(テーマパークのロボット人形)の少女との恋愛模様がつづられます。あくまでもプログラムで制御された人工知能に恋してしまった少年、そして恋やぶれ心に傷を負ったまま初老の老人になってしまう主人公。甘酸っぱいサイバーなロマンスです。どうしてブラッド=バード作品の人工知能はこうも泣かせるのか? ロボット万歳。

作品の背景には60年代の特徴である冷戦下にある恐怖感、いつ世界が終るかも知れないという圧力があります。いかにこの恐怖に打ち勝ち明るい未来を信じるか、それが人類が生き残る鍵となるのです。

予告編で想像するような映画ではまったくありませんが、いい意味で裏切られて面白い作品です。アイアンジャイアントが好きな人なら必見です。

2015/6/14 Sunday

陽なたのアオシグレ

Filed under: - dekaino @ 20:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �純�������≪���激�違��里呂討�Bookmark被リンク数

陽なたのアオシグレを観ました。商業上映としては、台風のノルダの併映という形での再上映です。

リアルな話と脳内妄想が入り混じったアバンギャルドな話です。
これも30分弱の短編アニメ作品で、ほのぼの青春ストーリーな感じがして好感が持てます。
もう少し注目されてもいい作品です。

台風のノルダ

Filed under: - dekaino @ 20:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �育※��������のはてなBookmark被リンク数

台風のノルダを観ました。
27分の短編アニメ映画です。同じ監督の陽なたのアオシグレが併映でした。

とてもよく動き、意味深な展開・演出なのですが、やはり尺が短くメッセージ性は薄いです、メッセージというか文芸的要素が弱過ぎで何を伝えたいのか形式的に構成されていない感じです。
見どころだけを抜き出した予告編を延々と30分やっているような映画です。
作品としては破綻しているに近いというか、アニメ研が学園祭で上映するために製作した作品のようにやりたいことだけやった感があります。
マニアックな人じゃないと楽しめないかも?

2015/6/6 Saturday

メイズ・ランナー

Filed under: - dekaino @ 6:25 このエントリをはてなブックマークに追加 �<�ゃ�冴�祉���潟���爾里呂討�Bookmark被リンク数

メイズ・ランナーを観ました。アメリカのベストセラー小説の映画化で最初から三部作の予定の第一弾です。
人類滅亡の危機、若い男子だけのホモソーシャルな閉鎖空間、しかもメンバー全員が自分の名前以外何も覚えていない記憶喪失という腐女子が喜びそうなアリガチ設定。後半にはそこに女子1名が紅一点として乱入。さすがの展開です。
初代宇宙戦艦ヤマトみたいです。沖田艦長とか徳川機関長みたいなナイスミドル爺はいませんけど。

女子1名しかいないともう人類滅亡は決定的だと思うんだけど、第2作、第3作でうまく風呂敷を畳めるんでしょうか?

天才バカヴォン ~蘇るフランダースの犬~

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天才バカヴォン ~蘇るフランダースの犬~を観ました。蛙男商会のフラッシュアニメです。
しかし鷹の爪シリーズとは異なります。配給が東映になっているせいか東宝版権のキャラはすべて封印され出てきません。バカボン一家とネロとパトラッシュ、それ以外はすべて新キャラです。
パスカル先生とか大家さんすら出てきません。これが業界の仁義というものでしょうか? FROGMANは仁義に厚い男なのです。

ネロとパトラッシュは完全にネタキャラとなっています。そういや京浜家族も東映だったね。宮崎さんの同じノリだけど今回は版権処理もOKになった無敵のネタキャラと言ってよいでしょう。
それに対し、バカボン一家はまさにオリジナルそのもの、赤塚ワールドを体現しています。バカボンのパパは植木屋じゃなくて無職っぽいし、バカボンはバカだけど賢いのだ。

あまり宣伝していないせいか客の入りはいまいちですが、今回もコストパフォーマンス高く製作費を押えてそうだから何とか黒字にはなってほしいです。

2015/5/31 Sunday

フォーカス

Filed under: - dekaino @ 8:04 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若���垢里呂討�Bookmark被リンク数

フォーカスを観ました。ウィル=スミスとマーゴット=ロビーのリア充クライムラブロマンス映画です。
人の注意、つまり視線の焦点(フォーカス)を別方向にミスリードすることで、財物を詐取することを商売にしている犯罪人たちのお話です。ルパン三世的なオサレでリア充で世界を股にかけたクライム・ムービー。
でも斬鉄剣みたいな特殊能力とかしつこく追っかけていく銭形のとっつぁん的キャラはおらず、巧妙なオレオレ詐欺で小金持ちを騙すという感じです。

ウィル=スミスとマーゴット=ロビー

前半の出会い編はニューヨークとスーパーボウル、後半はブエノスアイレスが舞台、贅沢に予算を使って観光地紹介ムービーとしてもよくできています。

いろいろすったもんだがあって最後にオチがつきますが、後半のターゲットのエンジンの効率を上げる技術ってのは、特許を取得してれば盗む盗まれるって話ではないと思うんだけど、どうなんだろう? あんなUSBメモリのデータだけで効率が良くなる技術に特許とってないわけないよねえ?
こまけーこたぁ気にすんなの精神でオサレロマンスを楽しむ映画です。日本では興行的にはコケたと言っていい状況っぽいですね。確かに映画館ガラガラでした。

チャッピー

Filed under: - dekaino @ 7:55 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

チャッピーを観ました。予告編に騙された系です。初の人工知能が危険だ、抹殺しろとか予告編で言ってたのに、単なる劇中報道番組のコメンテイターのセリフに過ぎなかったりして、そんな深刻な話ではありません。

メインストーリーは軍用の自律制御人型ロボット兵器に、自我を持つ人工知能を入れたら脱走して野良ロボットになっちゃったって、攻殻機動隊にあるエピソードの焼き直しみたいな話です。
野良ロボットと言っても育ての親がいて、これがヨハネスブルクのスラムのストリートギャング団というところが、ブロムカンプらしい工夫。これはギャグ映画です。SF風味はほとんどありません。
いきなり人間の意識までロボットに移送できたりしますが、コレ間違いなく自分は人間だと確信しててちょっとだけ記憶を引き継いでるだけの、ニセの自意識ですね。本当のソウルは天国だか地獄だかあの世だかに行ってますよ。

こうやって野良ロボットギャングが増えていくとそのうちアンドロ軍団みたいになるのかも?
一部残虐シーンをカットしてPG12に抑えたという報道がありましたが、確かに血みどろグロ系なシーンをカットした風な不自然さはあります。でも、本編にはまったく影響ないですね。だってギャグ作品だもの。

2015/5/17 Sunday

百日紅~Miss HOKUSAI~

Filed under: - dekaino @ 22:33 このエントリをはてなブックマークに追加 �丈�ョ���Miss HOKUSAI��のはてなBookmark被リンク数

百日紅~Miss HOKUSAI~を観ました。杉浦日向子原作の百日紅(さるすべり)を原恵一監督がアニメ化した作品で、葛飾北斎の娘 お栄が主人公です。
原作と同じく時代考証に力を入れた大人向けアニメです。お栄が陰間を買うくだりとかどう考えてもお子様に見せられません。お栄もそれなりにアクが強いキャラクターですが、やはり北斎がトンデモ強力なキャラクターなので、主役なのに霞みがちです。ゲゲゲの女房は妻が主役のはずなのにやっぱり水木しげる大先生がいいところみんな持って行ってしまう現象と同じですね。

住んでいる長屋は貧乏臭そうですが、がんがん蝋燭つかったり、灯心たくさん使って灯火を焚いたり、江戸の人気絵師は相当に贅沢な暮らしをしていたことがわかります。着物もいいもの着てるし、高級仕出しの差し入れもらったり、ホントいい暮らししてます。

冒頭は百日紅の咲く夏からはじまり年を越してふたたび百日紅の花が咲くまでの1年間と後日談でエンディングという構成で、ゆったりとした時間の流れ、江戸の四季、風俗を楽しむことができます。せっかく大川(隅田川)近辺が舞台なのだから花火大会も出してほしかった。花見もね。
あと巨大な仏様の足は偏平足にするべきでしょう。そこだけは納得いかぬ。

良作ですが、全米が泣いたりすることはない地味な作品です。
お子様にはお勧めできない大人のアニメ。

2015/5/3 Sunday

寄生獣 完結編

Filed under: - dekaino @ 20:23 このエントリをはてなブックマークに追加 絲����� 絎�腟�膩┐里呂討�Bookmark被リンク数

寄生獣 完結編を観ました。寄生獣2部作の後編で本作で完結です。

ストーリーは前作 寄生獣の直後から始まります。
基本は原作通りの展開で、尺を縮めるためだけの改変しか入りません。脚本は前作と同じプログラムピクチャー的な原作忠実路線です。つまり絵作りにのみ力が入っている作品です。
確かに原作のマンガに比較していろいろ工夫された描写が入れられています。
でも、鑑賞後の感想としては淡々として原作ほどのインパクトも感動もないと言わざるを得ません。

原作通り 主人公とヒロインの初エッチシーンもありますが、もうミギーがいなくなってしまった後なので、ミギーはせっかくの観察機会を逃してかわいそうでした。
ラストシーンの浦上はどこに消えたのか、演出のミスをほじればいくらでも穴が見えてくるのですが、野暮なことはせずに特撮すごーいって鑑賞するのが正しい本作の楽しみ方だと思います。

山崎貴監督作品としては商業作品としての完成度はかなり高いと思います。赤字ってことはなさそうだし、いい仕事したんじゃないでしょうか。

2015/4/25 Saturday

ドラゴンボールZ 復活の「F」

Filed under: - dekaino @ 11:08 このエントリをはてなブックマークに追加 �����眼�潟���若��Z��緇�柑����F��のはてなBookmark被リンク数

ドラゴンボールZ 復活の「F」を観ました。ドラゴンボールのベストムービーですね、これは。だらだらしない展開でフリーザ様が大暴れ。しかも今度は殊勝にも特訓してからの登場です。

もーサイコー。武天老師の意外な強さと、悟飯のトレーニング怠りぶりがいい。
チャオズ、亀、ウーロン、プーアルなどギャグキャラをすっぱり出さない思い切りの良さ。そして銀河パトロール・ジャコも参戦。微妙な戦闘力と自己保身は、完全にヤジロベーとキャラが丸かぶり。ヤジロベーについて誰も噂すらしなかったことにも気づきませんでしたよ。

映画前作の神と神に出てきた破壊神とおつきもかなり重要な役回りで出てきますよ。
西遊記って悟空は強いけどお釈迦様には絶対勝てないって話だから、鳥山明もそのつもりで地球の神様 とか 界王様 とか 界王神様 とか天の視点の絶対的強者キャラをもってきたんだろうけど、悟空の強さインフレで悟空の方が強くなっちゃうんだよね。
でも破壊神ビルス様は安定の超絶強者なので安心です。

相当できがよく、客もたくさん入っているので、GW映画を通り越して夏休み映画としてロングラン上映されるんじゃないかなと思います。
あせる必要はないが、忘れずに見に行っとけ、という作品。

GENTO横浜 解体中

Filed under: - dekaino @ 10:33 このエントリをはてなブックマークに追加 GENTO罔�� 茹d�筝④里呂討�Bookmark被リンク数

3月いっぱいで営業終了した109シネマズMM横浜が入っていたエンタメ施設GENTO横浜の解体工事が進んでいます。
営業終了後しばらくは足場を作って看板を除去していただけだったのですが、G/W連休を前に解体工事に入りました。

2015年4月24日17:30 元GENTO横浜
2015/4/24 17:30撮影

あっという間に壊されていきます。109シネマズがなくなって横浜の映画館事情も悪化。さびしいです。
ムービルは施設が古いし、ブルク13は値段が高い割に施設は普通のシネコンだし、イオンシネマは場所が悪い(遠い)です。
新高島に映画館復活の目はないのかなぁ SHORT SHORT シアターとの相乗効果をねらえそうなんだけどな。

2015/4/19 Sunday

イントゥ・ザ・ウッズ

Filed under: - dekaino @ 8:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟���ャ�祉�吟�祉�����困里呂討�Bookmark被リンク数

イントゥ・ザ・ウッズを観ました。
ブロードウェイで上映されたミュージカルのヒット作の映画化だそうです。
前後半に分かれており、前半はいかにもなドイツのメルヘンというかおとぎ話で予定調和なハッピーエンドのストーリー。後半はおとぎ話のルールを壊した大人のストーリーです。
たぶんブロードウェイでは後半がメインで観客に受けた部分だと思いますが、映画版では前半の分量んが多くこれだけで中編映画として成立しています。人によっては後半部分は蛇足な付け足しに思えるでしょう。
少なくとも子供に見せていい内容じゃないですね。いきなり昼間のメロドラマになっちゃいますから。シンデレラはスピード離婚だし、王子様と主人公の妻が不倫しちゃうし、お馬鹿で安っぽいドラマです。

ただしミュージカルの音楽は一流です。ミュージカル映画としては久々に気合が入った作品です。やはりアナ雪が成功してミュージカル映画が見直されつつあるのかもしれません。

でも日本市場では本作の評判はあまりよくないみたいですね。宣伝も純粋に子供向けみたいにやってるから裏切られた感がハンパないでしょう。
子供連れで観にいくことはお勧めできない作品。

2015/4/11 Saturday

ジュピター

Filed under: - dekaino @ 11:19 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�ャ���帥�爾里呂討�Bookmark被リンク数

ウォシャウスキー兄妹のジュピターを観ました。

実は地球は異星人がオーナーの人間牧場だった! みたいな設定で、バビル二世のように自分と遺伝子が一致する人間が現れたら、その人に王位とすべての遺産(地球を含む)と譲るって話が空から降ってきた一人の地球人女性の話です。
バビル二世と違うところはDNAが同じ故女王の子ども達がまだ生きていること。異星人の金持ちは長命というかほぼ不老不死っぽいです。

ストーリーは2つに分かれていて、前半は女王の位と遺産を相続するまでの騒動です。DNAが一致しても相続手続きを取らないとダメらしくて、相続させたくない故女王の子ども達が手下を送って妨害します。後半はなんとか相続手続をとった主人公と故女王の子供たちとの戦いです。

タイトルは主人公の名がジュピターってところからきています。原題はもう少し長くて"Jupiter Ascending” つまり(女王の位を)受け継ぐジュピターってタイトルです。もちろん木星のジュピターにもかけてあって、人間牧場である地球を監視する基地が木星の大赤斑の中にあるのです。
劇中ではジュピターと命名した父に対し母が惑星の名をつけるなんて変とか言ってました。男の名を娘に付けるなんてッて文句言うならまだ理解できますが、Jupiterって惑星の名前でもあるけど、その前にローマ神話の主神の名前だよ。ローマ建国の祖ロムルスとレムスの祖父がJupiterだよ。ギリシャ神話のデウス相当のメジャーで偉い神様ですよ。

特撮は非常にお金が書けてあってゴージャスですが、シナリオはちょっと薄っぺらい、良くも悪くもアメリカ人受けしそうな薄さです。
主人公の敵にあたる故女王の子ども達がゲスでごずるくて悪者一辺倒なのが薄い。金持ち一族にだってもう少し正統性というかそういう地位についた経緯や特権を持つに至った正当な経緯があるんだと思うんだよね。社会のトップに位置する家族としての説得力が皆無なのが残念。
二つの正義がぶつかるのではなく勧善懲悪的に悪い奴が倒されてめでたしめでたしって子供向けなストーリーです。
バビル二世ですら、主人公の敵のヨミ様は人格的に優れていて部下からの忠誠も厚かったというのにね。

本作はSFの形をとっていますが本質は主人公ジュピターにいつも同行し護衛する戦士ケインとジュピターとのラブロマンスが主眼なんだと思います。

2015/4/4 Saturday

牙狼<GARO> -GOLD STORM- 翔 -劇場版

Filed under: - dekaino @ 9:22 このエントリをはてなブックマークに追加 ���種�GARO鐚� -GOLD STORM- 膺� �����雁��のはてなBookmark被リンク数

牙狼<GARO> -GOLD STORM- 翔 -劇場版を観ました。4月から同名のテレビシリーズが放映開始される関係で、劇場版との注釈つきタイトルになってます。

2011年のテレビシリーズ「闇を照らす者」の道外流牙が主人公の新シリーズです。
GOLD STORMという副題はいかにもパチンコ遊技機メーカーの企画っぽいですが、少なくとも劇場版において、まったく関係ありません!!
ぜんぜんGOLD STORMのゴも出てきませんよ。いちおう金色の輝きを取り戻した牙狼GAROが活躍するという設定ですが、劇中の頭とお尻以外は、邪気を除去する儀式中のため、鎧が封印されていて牙狼GAROでてきません。ウルトラマン映画のウルトラマンより出番少ないですよ。

雨宮監督はうまくスポンサー騙して撮りたい映画を撮りまくってるだけです。
今回は魔道具阿号を撮りたかっただけのようです。

あと、パートナーの魔戒法師の莉杏も撮りたかったのかな。
莉杏

ロリ成分としては魔戒法師のリュメ様も出てきます。
莉杏もリュメ様もテレビシリーズにもレギュラーとして出演予定とのこと。
泉谷しげるのケバブ屋もテレビシリーズレギュラーらしい。

パチ台の映像素材としてはどうかわかりませんが、映画作品としては非常によくできてます。

スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号を観ました。

Filed under: - dekaino @ 9:08 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�若���若���若�㏍�弱ぇ��GP 篁��≪���ゃ����3�激��荀潟�障������のはてなBookmark被リンク数

スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号を観ました。タイトル長いよ。御決まりのパラレルワールドもの。1号ライダーと2号ライダーが3号ライダーに倒されて、ショッカーが世界征服を達成したという世界が舞台です。

すごいディケイドっぽい話なんだけど、ディケイドは完全に空気。現役ライダーのドライブ以外だと、ゼロノスが大活躍。電王やモモタロスが出てこないでゼロノスとデネブっていいのか? 以外にも555が存在感出しててGOOD。たっくん渋くなった。

敵役というかゲストライダーの3号ライダー、人間形態は及川ミッチーが演じます。
そもそも3号ライダーって設定がV3とかぶっていてよくわからないのですが、V3とライダーマンとは確執がある感じでバトってます。

忍びなのに忍ばないニンニンジャーも友情出演します。
仮面ライダーは東映のプログラムピクチャーと化してますが、本作はまさに典型。
仮面ライダーBLACKとRXという昭和末期ライダーが好きな人にはたまらないライダー映画です。

2015/3/29 Sunday

映画 暗殺教室

Filed under: - dekaino @ 17:12 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� ��罧堺��絎い里呂討�Bookmark被リンク数

映画 暗殺教室を観ました。週刊少年ジャンプで連載中のマンガの映画化作品です。

かなり非現実的な世界観かつストーリーなんですが、立て続けに発生するイベントに押されて疑問に思う余裕もなく、世界観に染まってしまいます。
連載中の作品だけあって、ちゃんとオチもつかず、年度末3月までに暗殺しないと地球は破壊されるという設定なのにも関わらず夏休み明け2学期の頭で本作は終わってしまいます (いいのか!?)
まぁでも、これは東映のスーパー戦隊・仮面ライダー映画を考えれば、ちゃんと冒頭に設定や目的の説明を丁寧にしているだけマシだと思えますよ。最近の戦隊/ライダー映画はテレビをみてるのを当然の前提として導入部に何の説明もしないしオチつかないまま終わるのも当たり前、続きはテレビを見てねですから。

本作も続きはマンガまたは続編をみてねというノリです。
CGはROBOTだけあってなかなかよくできてます。そしてキャストが豪華です。人工知能の律は橋本環奈だし、イリーナ(ビッチ)先生は元KARAメンバーの知英ですよ。

vichとbitchは違うと強く主張するイリーナ・イェラビッチ先生
片言の日本語が役柄にマッチしている元KARA知英

連載はずいぶん長いため、多くのエピソードが省略されているのですが、シリーズものにすればいくらでも映画にできそうです。特にまだE組以外の本校舎組との絡みがほとんど出てきてないし。

続編の可否はすべては興行収入次第だと思います。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

Filed under: - dekaino @ 16:28 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�����若�激�с�潟�祉�蚊�若��鐚�����違����ぉ���医⑥�����絲�のはてなBookmark被リンク数

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密を観ました。当時世界最高難度と言われたナチスドイツ軍のエニグマ暗号の解読に挑戦と戦後の暮らしまでのアラン=チューリング博士の半生を描く作品です。
原題は"THE IMITATION GAME"、邦題は現代のカタカナ化+補足情報といういつものパターンです。ここでいうThe imitation gameとは別名チューリングテストの名で有名な、人工知能が人間と同等の知能を有するかどうか確認するための実証実験のことです。チューリングにふさわしい題名です。

実録歴史再現ドラマとして過度の演出をすることなく淡々と史実を描写していきますが、チューリングの人間性がメインテーマになっています。明らかに変人、発達障害や社会不適応、同性愛など当時の倫理観では明確に犯罪者扱いされるほど外れた人物だが、対独戦争においてかつてないほどの功績を上げた人物でもあり、しかもその功績は国家機密として長らく伏せられていたという高いドラマ性が、チューリングという人物像に神秘性を与えます。

エニグマの暗号システムはとてもよくできており、運用さえ気を付けていればチューリングの解読機械にすら解かれることはなかったと思われます。劇中では定時の気象報告、文末の定型句 “HEIL HITLER"などが糸口だったとされていますが、実は 単に VVVVVVV という平文をそのまま暗号化して流した電文も少なからずあったようで、このV連続文がものすごくまずかったんですね。V連続はいわゆる試験符号。混乱を招くための偽報電文を交えていたのですが、かえって解読のヒントを与えてしまった皮肉。ドイツ軍はもう少し通信士に強い暗号とするための知識をあえておくべきでした。少なくとも文頭数文字はサイコロ振って決める意味のないゴミ文字(Salt)を入れることを徹底していれば第三帝国は本当に不滅だったかもしれません。

MI6とチャーチル首相の不和さ加減がリアルでよい感じな戦争映画であり、理解されない天才の不遇の最期を描く映画です。

2015/3/23 Monday

動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル

Filed under: - dekaino @ 0:41 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������潟���� THE ORIGIN I�������潟���㏍�c�鴻����里呂討�Bookmark被リンク数

機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバルを観ました。

幼少のガルマ
もちろんガルマも若いのです。

革命思想家ジオン=ズム=ダイクンの遺児たちとザビ家との因縁が明かされます。
安彦さんの絵がそのまま動くのは感動。この技術で巨人ゴーグをリメイクしてほしいですよ。田中真弓の声だけに。

ストーリーはもはや架空戦記級にガチガチに固められているので口出しはできませんが
コロニーで池に建つ塔があるとか、猫飼ってるとか、相当な贅沢ですね。テキサスコロニーなんてのが存在するし、ララアの家の池にも白鳥いたしで、一年戦争の頃のコロニーってまだまだゆとり設計というか、Vガンダムのコロニー生活者は酸素税でひいひいいわされて花一輪すら超貴重だったというのに。物質的豊かさはこの頃が頂点で、あとは地球人もスペースノイドもどんどん貧しくなっていったってことなんでしょうか?

馬だってたくさん出てきますよ。安彦さんは馬大好きだもんね。ちゃんと馬として正しく足を動かします。ここはCGっぽいけどね。

THE ORIGINをすべて映像化できるかどうかはわかりませんが、第二弾は企画されているようで、予告編も流されていました。
とりあえず次回作に期待です。

2015/3/8 Sunday

アメリカン・スナイパー

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アメリカン・スナイパーを観ました。イラク戦争での実在の英雄、クリス=カイルの自伝の映画化です。

しかし映画化の時点ではクリスはもう死んでいました。戦死したのではなく除隊後に同じ除隊者に殺されたのです。そこまで含めて映像化されています。
アメリカでは超有名人ですから、観客は当然クリスの一生について主なことは知っていること前提の演出になってます。日本人向けの信長とか家康の一代記みたいなノリですね。
しかも、クリス演じるブラッドリークーパーが相当がんばっていて、外見そっくりなんですね。ほとんど再現ドラマみたいになってます。
なので最期のシーンも光秀が「敵は本能寺にあり」と下知するシーンで終わるみたいな間接的演出で十分なのです。最後のタイトルクレジットは本物の映像資料が使われているので、クリス=カイルを知らなかった人でもまじソックリだってわかりますよ。

監督はクリント=イーストウッド。右にも左にも偏ることなく、客観的なカイル像を描写したといっていいでしょう。本作は実在の人物の一生を振り返ってみるだけで、戦意鼓舞でも反戦でもなく特にメッセージ性はない作品に仕上がっていると思います。

2015/2/25 Wednesday

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス

Filed under: - dekaino @ 5:54 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�����若���� ����儀�фソ���������潟�垢里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンスを観ました。英題はMOOMINS ON THE RIVIERA。リビエラですよ! コートダジュールですよ!!

冒頭、ムーミン谷でパイプをくわえたスナフキンが小舟に乗って海釣りをしています。スナフキンがパイプ! 変に政治的に正しくされてしまったスナフキンではありません。堂々と喫煙するスナフキン、これぞ原作パワーです。
で、海釣りをしているとなぜか海賊船が入り江で座礁。ムーミン達はボートで海賊船まで行くと、めぼしい物の略奪を始めます。片っ端からボートに積み込んで持ち帰ろうとする強欲さ。
こいつらモラル持ち合わせてない。おおらかで済ませていいのか? 海賊もビックリです。

海賊の人質となっていたミムラ姉さんとミーの姉妹は、ムーミンたちとは初対面という設定のようです。スナフキンも知らん顔。スナフキンとミムラ姉妹は種違いの兄弟なのにまったく冷たいね。
そして自分は美人キャラであるとまったく疑わずに行動するミムラ姉さん。これはムカつくわ。
もうちょっと控え目な方が日本人ウケはいいと思う。押し出しの強さは女優のミムラ系か?

で、海賊船座礁事件とはあまり関係なく、ムーミンパパは南の島でバカンスを思い立ち一家を連れて船出します。なぜかミーもご同伴。

ビキニのフローレン
いつも全裸なのに、ムーミンに「そんな裸みたいな恰好およしよ」と言われてご機嫌ななめのフローレン
(ここ笑うところなのか?)

とにかく全編シュールです。行き当たりばったりのストーリーです。
ムーミンパパの山師的な性格は、高級リゾート地のお金持ちをコロッと騙してムーミン一家は上流階級に潜入大成功。美味しい思いしまくりです。
博才あふれるフローレンもカジノで大活躍。今回の話で一番被害をこうむったのはカジノの経営者でしょう。

と次から次へと事件を起こすムーミン一家という作品です。
日本語吹替えの声優は新版ムーミンと同じ人達なのかな? みんな上手です。
でもフィンランド語版も観てみたい気がする。

お子様連れでもかなり楽しめると思います。

2015/2/8 Sunday

エクソダス:神と王

Filed under: - dekaino @ 20:50 このエントリをはてなブックマークに追加 �����純���刻�腑����のはてなBookmark被リンク数

エクソダス:神と王を観ました。リドリー=スコット監督の出エジプトの物語です。原題は"EXODUS: GODS AND KINGS"、GODS and KINGSと複数形になっているのが肝。つまりユダヤ教・キリスト教・イスラム教という一神教の神とは別の神、たとえばエジプトの神々がいるという視点で描かれています。

贅沢な予算でグラディエイターのような派手な映像を作ってはいますが、時代考証的にはかなりいい加減です。というかもはや時代考証的に正しくしようとする試みは捨て去り、映像美のみを追求しているようです。
古代エジプトには騎馬の風習はないし、アブミや鞍は後の時代の発明品です。馬の品種もラムセス2世のエジプト人が使役していたのはエジプト産のロバ。当時のエジプトに馬はいなかったんですね。

それと偉大なるファラオ ラムセス2世はあんな馬鹿じゃないですよ。あまりにもひどい。主役のモーゼを優秀だとみせるための演出とは言え酷過ぎます。
モーゼも持ち上げ過ぎ。あんな立派な男じゃないですよね。父祖の土地で父祖のように暗そう、要は非定住の遊牧生活に返ろうって無茶な信念をヘブライの民に押し付けた男であり、エジプトの都市生活に慣れた民衆の不満は相当だったと聖書にも書かれてます。モーゼが死ぬまでは定住できなかったんですよね。モーゼの死んだとたん、ヘブライ人は枷が外れたように近隣の城塞都市を襲い、年を奪って定住したという歴史があります。
恐ろしい神にふさわしい恐ろしい宗教的指導者だったわけで、シナイ山にこもって十戒を岩に彫ってた時も、モーゼがいない間、鬼のいぬ間をいい事に、民は怖い神様を忘れて別神の偶像崇拝とかやってたりして、山を下りてきたモーゼが超おこったって話も聖書にあります。
現代的価値観ではただのやばい狂信者です。

モーゼ本人もいろいろ悩んでたんだぜって本作のメッセージ、まったくもって素直に受け入れられません。まぁ他の神を貶めてはいないあたりはまだ多様性が認められててマシとは思いますけどね。

紅海を渡るシーンが妙に科学考証してる風な演出で、かえって胡散臭く感じられました。
エジプトロケをやっているのはいいのだけれど、スフィンクスとかピラミッドとか現在の映像をそのまま使っててどうにもおかしい。
その時代のスフィンクスの鼻がナポレオン軍の兵が射撃練習の的にしたせいで欠けたままなのっておかしいでしょ。予算があるならスフィンクスもピラミッドもCGで当時の美しい姿を再現しろよと思ってしまいます。

時代考証を無視してファンタジー方向で頑張った神話の映像化作品です。

2015/2/7 Saturday

アップルシードα

Filed under: - dekaino @ 9:24 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�������激�若��留のはてなBookmark被リンク数

アップルシードαを観ました。一連のアップルシード作品の前日譚。いわば「アップルシード・ライジング」です。
監督は安定の荒牧伸志です。
CG技術もキャラの演技演出もレベル高いです。
夜のキャンプで焚き火のまわりに輪になって座る CG泣かせの難しいシーンもきっちり光源を計算してよくできてました。不自然感なし。

特に本作は双角というキャラが立ってます。吹替えも玄田哲章主役扱いです。

双角
角ピアスがCute!

日本では上映館が少ないのが残念です。パチンコマネーに頼るとかやりようはあると思うけどな。CRアップルシードとかジャンクでヤンキー好みな世界観で、もアクエリオンよりパチス・スロ向きと思います。

2015/1/11 Sunday

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス

Filed under: - dekaino @ 8:44 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� PSYCHO-PASS �泣�ゃ�潟���垢里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパスを観ました。TV深夜アニメシリーズの後日談的な劇場版です。
テレビシリーズはあまりみていないのですが、近未来日本を舞台にしたマイノリティレポートみたいなSFドラマらしいです。でも本作の舞台は日本ではなくて東南アジアです。

飢餓や失業問題をなくし教育制度を充実したとしても、ある一定の割合で犯罪を行う人間が存在し、なくすことはできません。それを排除することで治安をよくする手段が、犯罪係数とやらの測定と事前処刑というのが、古典SFの予測犯罪モノの基本です。
でも、本作の東南アジアは全然違いますね。そもそも食料も教育も行き渡ってない劣悪な社会状況。こんなところに犯罪予測システムと警察力を担うドローンロボットを送り込んでも何の役にも立たない、無駄もいいところ。

まずは地道に食糧と職の提供と教育の充実をするしかない。合法的に食糧が得られない世界から犯罪をなくすことは、いくら警察力をつぎ込んでも全市民を抹殺する以外には不可能なことです。せっかく援助するならシビュラシステムより前に、食糧と教育について援助しろよと。まだリアル世界の日本のODAの方がマシってもんです。

もうここの根本的な設定が壊れているため、ストーリーすべてにおいて茶番劇の匂いしかしません。経済政策なしで警察力という名の暴力装置だけで治安維持できるわけがないのです。

本作は見どころはアクションシーンだけで、センスオブワンダー的なSF視点では見るべきものがありません。この点できっちり骨太な原作がある攻殻機動隊との差は大きいです。

仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル

Filed under: - dekaino @ 7:51 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� �����ゃ��鐚��ф⑥ MOVIE紊ф�������鴻�㏍������里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットルを観ました。毎度毎度タイトル長いっすね。

鎧武の後日談を主軸としてドライブの外伝エピソードの混ぜ込んだ、いつものライダー大戦スタイルです。
ただし、今回の敵はなんとかショッカーとかみたいな歴代敵組織連合軍ではなくて、よくわからない機械生命体です。スタートレックのBORGみたいに、我々に一部になれって同化吸収する古典SFっぽいやつですね。

ドライブ編では怪盗アルティメット・ルパンという敵役と絡むものの解決ならず(テレビ本編の準レギュラーにするのか?)、鎧武編の機械生命体メガヘクスとの戦いがメインという構成です。
メガヘクスは過去の戦極アーマードライダー達を復活させて味方とします。
ファンサービスとしてメロンの君もバナナのバロンも復活です。でもマリカは復活しないのです。ダメでしょ、そこが一番大事でしょ。湊耀子を復活させずに戒斗だけ復活させても意味ないし。佃井皆子のスケジュールが取れなかったんでしょうけど残念です。

本作で鎧武は決着ついて次からはドライブが主になるんでしょう。楽しみです。

2015/1/10 Saturday

ベイマックス

Filed under: - dekaino @ 9:14 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�������垢里呂討�Bookmark被リンク数

ベイマックスを観ました。ディズニー初のマーベルコミック原作ヒーローものです。
原題はBIG HERO6、邦題のベイマックスは主役ロボットの名前です。

前評判が高く、実際よく出来ている作品だと思います。
マーベル原作ですがあまりマーベル臭はしないですね。他作品とのリンクも薄いです。
ただ最後の最後のスタン=リー爺の登場はマーベルファンへの大サービスですよ。まったくもって油断ならない爺です。

アクションは特撮ともマーベルアニメともつかぬ感じ。なんというか質量感よりも素早い変形動作が特徴のスーパー能力表現です。Mrインクレディブル風といえばいいのかな? これがディズニーらしさなのでしょうか?

クライマックスのベイマックスがヒロを異次元空間の出口に押し出すシーン。あれロケットパンチを後向きに打てば反動で二人とも助かったんではないのかな? スコープドッグのアームパンチの反動みたいにさ。ロケットパンチ以外にも体に針を刺して空気漏れさせればまだまだ推進力を得られそうだし。ベイマックスの人工知能の性能まだまだ低いよ、改良の余地あり。

敵のグレートカブキみたいな人のアクションもなかなか面白いです。
あれも元々はヒロの発明なんだからテレパシー妨害装置とかサクっと作れないもんですかね?
まぁ、SF考証したら穴だらけなんだけど、マーベル原作作品に考証なんてヤボもいいところですな。面白ければそれでいい作品です。

2014/12/31 Wednesday

楽園追放 -Expelled from Paradise-

Filed under: - dekaino @ 17:30 このエントリをはてなブックマークに追加 罐遵��菴醇�障����Expelled from Paradise��のはてなBookmark被リンク数

楽園追放 -Expelled from Paradise-を観ました。上映館が少なくて苦労しました。横浜ブルク13で鑑賞しました。

SFの定番、ユートピア/デストピアものです。それに美少女と亀化アクションを…ってまるで80年代アニメみたいな企画です。勢いで誤魔化されてますけどSF要素はかなり弱く、アクションとメカとロリ少女ヒロインがメインなのかなと思います。

自我を持ったAI フロンティアセッターが鍵となるストーリーです。テンポ良いストーリー展開でついつい流されてしまうが、フロンティアセッター怪しいです。相当やばいです。ディーヴァの為政者が危険視するの当然です。
人間が好きみたいな描写があり、昔は人間の技術者と共同作業もしていたのに、なんで100年間も人と触れ合わずにいたのか? 交易はしていたのにあえて深い接触を避けていたあたり相当に怪しいです。コイツ好ましい人格を装って相当腹黒い奴じゃないかと見ている間ずっと疑っていたのに、最後までイイ奴(?)のまま終わるという拍子抜け。ここらへんがSFっぽくないです。ヒネリがなさすぎ。

ディーヴァも危険視するだけでなく、ネットワークセキュリティを軽々突破する能力を持つせっかくの計算資源をうまく利用する方法も探すべきだと思います。ここらへんの政治センスが欠如がリアリティに欠けてて、こいつらみんなお子様かよって感じ。中学生向けジュブナイルSFならまぁいいんですけど、それだったらあの胸とか尻とかは教育上よろしくないかと。

2014/12/28 Sunday

劇場版 寄生獣

Filed under: - dekaino @ 9:45 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 絲�����里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 寄生獣を観ました。
ネットでは駄作という評が流れていましたが、確かにイマイチな感じです。
でも、山崎貴監督作品としてはよくできていると思うんですよ。原作を改変してまできっちり尺を短くテンポ良くしているし、饒舌な過剰説明もないし、過去に言われてきた欠点をすべて修正していて、商業作品としてソツなくできている。しかも原作をスポイルするような失点もない。タイトルが前後編ものとわからないようになっていて、決着がつかないまま終わってしまう納得のいかなさはありますが、原作マンガでは島田を倒したあたりでそれなりの盛り上がりはあったはず。なのに確かに本作はつまらない。なぜでしょう?

本作は原作にあった恐怖・ホラー要素が皆無なんですよね。CGの出来がよくリアルなだけにさらに怖さが無くなっているみたいな感じ。なんか、ディスカバリーチャンネルかNHKのダーウィンがなんとかみたいな番組の猛獣の生態密着特集みたいな感覚です。ものすごくリアルにわかりやすく獰猛さは伝わってくるのだけど、視聴者は全く怖くない。絶対に割れないガラス板のこちら側から安全にみている感覚なのです。

たとえば、リドリー=スコットのエイリアンは情報も少なく成体の全身像もほとんど画面にでてこないのにものすごく怖かった。ノストロモ号の乗務員に感情移入し彼らの感じる恐怖がビンビン伝わってきたのですが、本作にその要素は皆無です。CGを駆使した科学解説番組に過ぎないのです。これが演出の差というものか…

せめてSFとして新しい見地でも見出せばまだ面白いとおもうんですけど。寄生獣ってSF考証的には相当穴があるので、そこらへんをうまく説明する原作にない展開があるだけでも面白くなると思うんですよ。たとえば脳に寄生した寄生獣は宿主の同種を食べるわけだけど、消化器系は宿主のものを使う設定です。でも人間の胃腸が生の人肉をちゃんと消化できるかかなり疑問なわけです。胃の中から指が出てくるくらいあらい咀嚼だし大丈夫なのか。人の消化器系は火を通した食べ物に適用する形で進化してきたのだから相当の負担でしょう。また、感染症もがんがんうつりそう。肝炎とか一発で感染間違いなしです。性病なんかよりずっと効率よく、宿主の身体は感染症のデパートと化してしまうはず。人肉食を我慢するとか選挙に出馬するとか言ってる場合じゃない大問題だよ!!

完結編は面白くなるかどうか、お手並み拝見というところです。

ゴーン・ガール

Filed under: - dekaino @ 9:33 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�若�潟�祉���若��里呂討�Bookmark被リンク数

ゴーン・ガールを観ました。デビット=フィンチャー監督の新作です。
世間受けがとてもよい妻だが、実は夫を思い通りに改造しようとしている(夫視線では)サイコ妻が正体というスリラー作品です。でも世の中の夫婦ってだいたいそうですよね? 夫はこのまま変わらなくていいなんて思ってる妻はいないし、逆に夫は妻には新婚時から変わってほしくないと願っているのに妻はどんどん変わってしまうもの。この法則は東洋西洋問わず古今東西かわらないようです。

とはいえ、本作に出てくるAmazingレベルで世間受けがよく、良妻扱いされている女性は珍しいでしょう。そして夫の改造圧力はもっとすごい。もし子どもなんか作った日には、子供は操り人形状態になりそうで怖いです。

尺は長いですが最後まで退屈せずに観られます。そして決着は意外だけど実は一番怖いパターンかも知れません。まだどちらかが死んだ方がマシだったと言えるレベル。結婚生活とはそういうものだ、というデビッド=フィンチャー監督のメッセージがホラーです。

2014/12/27 Saturday

きゃりーぱみゅばみゅのくるみ割り人形

Filed under: - dekaino @ 9:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �������若�宴�帥���違�帥��������挪�蚊��篋阪就のはてなBookmark被リンク数

きゃりーぱみゅばみゅが主題歌やってるくるみ割り人形を観ました。サンリオ制作の伝説的な人形劇映画「くるみ割り人形(1979)」のフイルムを再構成、吹替えしなおした新作です。正直なぜ今くるみ割り人形なのかわかりません。サンリオのすごいところです。キティちゃんが稼いだお金をこういうところにつぎ込む器量の大きさは素直に尊敬してしまいます。
思った以上に、1979年版の高度な人形アニメパートをそのまま使っています。ストーリーもほぼそのまま。シーンとシーンをつなぐ間のCGくらいしか新作部分はない気がします。人形アニメパートで新作部分はあるのかな? 動かしていない人形を使った新作パートはあるみたいですが。

人形アニメパートは事実上21世紀では再現できないと思うんで新作部分がないのは当然かも知れません。これをいま劇場作品として公開するってのがサンリオ魂なんでしょうかね。意外と子連れの観客が多くいてよかったと思います。DVDやBluRayも販売されることでしょうし。
新しい吹替え部分は可もなく不可もなく、知名度で集客するという目的は達したレベルだと思います。きゃりーぱみゅばみゅの主題歌もよかったです。

2014/12/23 Tuesday

ホビット 決戦のゆくえ

Filed under: - dekaino @ 22:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �������� 羆堺����������はてなBookmark被リンク数

ホビット 決戦のゆくえを観ました。ホビット三部作の最終作です。
指輪物語の最初のシーンで幕切れという、予想通りの着地。安定感抜群です。
特撮もすごいし、エルフ無双のエルフ軍団のCGもすごい。
一番怖かったのは憤怒の形相でサウロンを追い払ったガラドリエルです。あれはこわいわー。彼女がひとつの指輪を持ったならばサウロンも酷い目にあうだろうけど、その他の人も無事ではいられないだろうというのがよくわかりました。

無事ビルボが帰還してホビット荘にしばしの平和が訪れます。
山の下の君トーリン=オーケンシールドに冥福あれ。

2014/12/21 Sunday

宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟

Filed under: - dekaino @ 8:04 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������ゃ����2199����綏<���壕��のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟を観ました。宇宙戦艦ヤマト2199の外伝エピソードで、コスモクリーナーを受け取ってから地球に帰還するまでの間に起きた事件の話です。

沖田館長が病床についているとはいえまだまだ元気なのが泣かせます。最終回ではあんなことになってしまうわけだが…
本作は完全な外伝で、存在なくても本筋に影響しないあたり、最近のスーパー戦隊もののOVAに近い商売ですね。世界観が松本零士では全くなくなっているのが強く感じられます。この世界にはハーロックも999もエメラルダスも出てこれません。むしろスタートレック的に世界観ですね。いろいろ異星人がいて独自文明を構築しているが、もともとはみな同じ起源をもつという銀河系皆兄弟ワールド。

デスラーが倒れた後のガミラス残存部隊というあたり、ポツダム宣言受諾後の大日本帝国海軍の残存艦隊みたいな感じで面白いです。ちなみに帝国海軍の方は素直に武装解除に従いましたが。本作のガミラス艦隊はそこまで素直ではなかったようです。
ヤマトは波動砲を使えないという致命的な制約の中の航行で、本作がヤマト映画の中で唯一初めての波動砲がない作品でしょう。波動砲がなくてもストーリーを盛り上げます。

まだ続編つくるのかなぁ? パチンコ台が売れる限り新作作れ圧力は強まるばかりだと思いますが、ここらで止めておいた方が有終の美という感じでいいと思うのですがね。

2014/12/14 Sunday

インターステラー

Filed under: - dekaino @ 8:33 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟�帥�若�鴻�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

インターステラーを観ました。タイトルの最後は ー と伸ばすのが正しいらしい。みんな「インターステラ」って止めて読んでる気がするけどね。NHKの雑誌も「ステラ」。

SF映画です。宣伝もSFであることを全面に押し出していて(日本の映画界ではめずらしい)久々のSF大作と言えるでしょう。
ただ、SFとしてはあまり出来はよくないです。ストーリーは使い古された陳腐なものだし、交渉も甘いというか穴があります。でも使い古されたコンテンツを今風の演出でリブートするのが得意なノーラン監督の手腕で見ごたえのあるものに仕上がっています。

本作には複数のテーマが詰まっていますが、一番重要なのは「大衆への嘘・情報操作」でしょう。本作は権力が民衆に対して沢山嘘をつきます。
まずは(1)過去の宇宙開発は実は嘘でアポロ計画はソ連の財政をパンクさせる目的のフェイクだという、よくあるアポロ計画虚偽論を政府が子供に事実だとして教育している世界観です。理由は最優先事項である農業に大衆の目を向けさせるため。宇宙旅行なんてものにあこがれを持たせないためと説明されます。
第二の嘘は(2)宇宙開発なんて虚偽だといいながら実はNASAがこっそり復活して地球外別星系に人類を避難させる計画を立案実行中である。これが本作の柱の設定、SFネタとしては昔から使い古された設定です。
さらに、(3)PlanA現存の人類を移住させる計画とPlanB新世界に300人の人間を人工的出産(生産?)する機械を運び、人類の種と文化だけを新世界に継承させるの2本立ての計画だったのだが実はPlanAは最初から可能性ゼロの嘘だった
なんて衝撃の嘘がでてきます。

まぁ、この後いろいろあって重力方程式を解くことに成功しPlanAが実現可能となってめでたしめでたし! って感じで結末を迎えるのですが、ここに至ってもまだまだ観客に明示してない嘘がいくつか残っているとしか思えません。

たとえば、そもそもの話の発端「地球から逃れて移住しないと人類が滅亡する」これ嘘ですよね。たしかに作物が疫病にやられて食糧不足になるというのはリアリティがあります。耕作地面積にくらべて人口が多すぎて遺伝子操作した収穫量の多い作物ばかりを連作していればいつか破綻するのは納得できます。でもね。どんどん植物が死滅していき、世界が砂漠化して、光合成がとまり酸素が無くなって早晩窒息死してしまうって説はいくらなんでもトンデモ過ぎです。
まず地球全体が砂漠化なんかしないということ。海が出来た以降の地球で地上がすべて砂漠なんて時代はありません。気候変動で昔の温帯が今砂漠になったら、昔の砂漠だったところは熱帯雨林になるはず。ツンドラ地帯は温帯になって穀倉地帯になるはず。シベリアに麦植えろ!水田作れ!!
それに地球の光合成って海中・水中で行われている量が支配的で地上の光合成なんて大した量じゃないんです。たまたま地上の植物が人間にとって利用しやすいだけで、光合成は主に海で行われている。そうでなかったら絶海の孤島とか酸素不足で住めないはずだよね。実際は海洋半球である南半球の方がCO2濃度が少ないしO2濃度は高い。海洋の光合成のおかげです。
つまり、人類が滅亡なんて嘘っぱちなんです。ではなんでそんな嘘までついて人類移住計画を急いで進めていたのか? 絶滅まではいかなくても、人口を維持するのは困難でこのまま放置すると食料や資源を巡った奪い合い・戦争が起きることが確実だったからだと予測します。それを回避するためまとまった量の人口を地球外に移住させる必要があったのです。つまりこれは「棄民政策」そのものです。戦前日本で中南米や満州やハワイに入植振興したのと同じ人減らし政策なのです。
捨てた後はどうなってもいい。地球から追い出すことが目的なのだから、先ほどのPlanAの地球外移住計画もそれらしい船にそれらしい人工冬眠装置もどきを載せて、目が覚めた時は新世界だと信じ込ませた犠牲者を乗り込ませてブラックホールにでも捨てるつもりだったのでしょう。
そこまで考察すると、重力方程式を解いた後に建造したスペースコロニー型移住船も嘘だと疑わざるを得ません。重力が制御できたって空間を超越できたって、それとテラフォーミング技術は何の関係もないものね。そもそも見知らぬ惑星をテラフォーミングできる技術があったら、土地勘がある地球の環境を昔のように復旧する方が簡単なはず。地球再生すらできない人類が異星系でテラフォーミングなんて夢物語過ぎる!
アメリアのたどり着いて星だって住めるようにはならないのかも知れません。

ところでアメリアという名前、アメリカ人なら冒険家のアメリア=イヤハートからきてるってすぐわかる有名な女性で初めて単独大西洋横断を果たした女性の名前です。リンドバーグより人気が高いかも知れません。でも彼女は冒険飛行中に燃料切れになって行方不明になったままなんです。本作のアメリアもそうならないといいですね。

いろいろネタばらしというか柳田理科男的ムダ考察をしましたが、映画作品として本作はよくできてます。興行的にも成功してるようです。
尺が長いですがそれを気にさせない勢いがあります。ただしSF考証的にはアラというかわざと綻びを残してある感が強いです。
久々にSFを全面に押してきた映画。SFの灯を絶やさぬためにも大勢にみてほしいものです。

2014/12/7 Sunday

西遊記~はじまりのはじまり~

Filed under: - dekaino @ 19:42 このエントリをはてなブックマークに追加  茱翠��荐��������障���������障����のはてなBookmark被リンク数

西遊記~はじまりのはじまり~を観ました。チャウシンチーの新作、原題は大話西遊之三藏付魔。西遊記の有名な三蔵法師(玄奘)、孫悟空、猪八戒(悟能)、沙悟浄の4人パーティが組まれた原点を語るお話です。

悟空ほどの力が強い魔物がただの人間である三蔵に従っている理由の説明って難しいです。
深津絵里版西遊記だと「えー なんで?」となるし、ドラゴンボールだとなんかハイソな娘ブルマがお金の力でしたがえている風だし、手塚治虫のおれは孫悟空だともはや主従関係すら怪しい。諸星大二郎版も手塚版に近い。

堺正章と夏目雅子版の西遊記だけは、夏目雅子が三蔵というだけで、なんで3匹の弟子が坊さんに従っているのか理由を問うまでもない、もう世界が始まった時からそうあるべきだとわかるわけですが、その他の西遊記ものでここら辺をうまく説明できているものは少ないのです。

そこらへんをうまく語ろうってのが本作です。基本はギャグベースでたまにシリアスになります。ただギャグがかなーり下世話なので、日本では映画館で爆笑って感じにはならないかも。正月特番とか芸能人かくし芸系の2時間ドラマでやるようなギャグです。お茶の間のテレビで見るのが一番しっくりするかも?
中国では映画館でもこういう笑いが受けるのだろうか??

なんだかんだいってお金はかけていて特撮CGはしっかりしてます。水妖も豚の化物もなかなかいい仕事してます。大日如来は日本人にもよくわかる大乗仏教系の超越者であり、あまり説明は要らないでしょう。ケツの穴が小さいのか大きいのかよくわからない存在ですな。
孫悟空はずばり珍遊記の山田太郎タイプ。まぁギャグ系の悟空といったらコイツが最適だよね。さすがに魔力枯渇時でもフルチンにはならないですけど。

シリアス要素としては美女が出てくる悲恋の物語なのですが、ネタバレは控えます。
テレビに見た方がギャグを思う存分楽しめそうな作品です。

2014/12/6 Saturday

蜩ノ記

Filed under: - dekaino @ 9:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �����のはてなBookmark被リンク数

蜩ノ記を観ました。
堀北真希がでてくる時代劇です。3年後に切腹しろと命じられた男の物語。彼は藩の歴史を編纂する仕事を終えたら死ぬ運命。それを監視するために派遣された若い侍の視点で物語がつづられます。

予告編通りの印象のまま淡々と進む映画です。特にどんでん返しもなく、娘役の堀北真希を愛でるのが正しい鑑賞法です。

2014/11/16 Sunday

イコライザー

Filed under: - dekaino @ 8:48 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟���ゃ�吟�爾里呂討�Bookmark被リンク数

イコライザーを観ました。同名の米テレビドラマシリーズ(日本ではザ・シークレット・ハンターという邦題で放送)の映画化です。

街のホームセンターで働く地味な黒人男性が実は元CIAのエリート工作員だったという話なのですが、映画なのをいかして序盤は地味に地味に攻めまくり、スロースタートもいいところ。
これテレビだったら最初のCMでチャンネル返られてます。単なるホームセンターの店員同士の愚痴合戦だもの。あと、行きつけのダイナーの常連同士という縁で、ロシア系娼婦との関わり合いが深夜食堂っぽいです。
ホームセンター勤務というのが重要な伏線となってます。このホームセンターがアメリカによくあるどでかい店、日本で言えばジョイフル本田クラスのでかさですかね。ここの商品を冒険野郎マクガイバーばりに組み合わせて武器にしちゃいます。ニードルガンを文字通り獣として使うと本当に痛そうです。

ロシア系娼婦のヒロイン役をキックアスのヒットガール役のクロエ=グレース=モレッツが好演してます。

中盤以降のアクションは序盤のだるさが嘘みたいに冴えているので、何とか前半をしのいでアクションを楽しんでほしい作品です。

エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

Filed under: - dekaino @ 8:21 このエントリをはてなブックマークに追加 �����鴻���潟��������3�����若���������激�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

エクスペンダブルズ3 ワールドミッションを観ました。
シルベスタ=スタローンとお友達のベテラン俳優の豪華メンバーで繰り広げるアクション映画 エクスペンダブルズシリーズの3作目です。

今回は、ベテランチームに限界を感じて、若手チームを新たに編成します。
ですが、若手チームはやはり経験不足のためかミッション失敗、敵に捕らわれてしまいます。
それを救うため、いったんは引退したベテランチームが再決起、というストーリー。
若手のアクションも楽しめて、最後はベテランがいいところをすべてかっさらう、よく練られたシナリオと、何も考えずに楽しめるアクションシーンの合わせ技。
まさにアメリカーンな大味の娯楽作品です。

今回もシュワルツネッガー出てきますよ、お固い役どころで。

2014/11/2 Sunday

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

Filed under: - dekaino @ 8:37 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���c�≪�潟�冴�祉�����祉���c�����激�爾里呂討�Bookmark被リンク数

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを観ました。
マーベルコミックのスターロードというキャラが活躍するアメコミの映画化です。
世界観が海賊コブラとかそんな感じのスペースオペラ系です。主人公の周囲の人間関係が濃くて、むしろ主人公よりも魅力的なのが特徴。
主人公スターロードの本名はピーター=クイル。作中で名のあるキャラの中では唯一の地球出身の人間。宇宙盗賊団に拉致されそのまま盗賊として育てられたのだが、脱走して独立するという履歴の持ち主。
この盗賊団がコブラにおける海賊ギルドに相当するんですが、抜け忍とそれを追う追っ手みたいな関係で仲よくケンカしてます。しかも盗賊団は完全悪というわけでもなく、むしろ首領のヨンドゥは器量が大きい任侠心をもつ大物で、とにかく強い。もうこっちがヒーローなんじゃないってくらい器がでかいよ。ピーター小者すぎるよ。

んで脱走後のピーターとゆかいな仲間たちって感じで徒党を組むんだけど、それが日本での宣伝の中心となった下品なアライグマ、そしてマッチョ男と樹木人間、紅一点の戦闘型サイボーグ(003+004みたいな女、009ノ1の方が近いか?)
スターロードは変な仮面をつけるのが正式っぽいんだけど、ウルバリンが黄色い服と仮面をほとんどつけず、ローガンとばかり呼ばれているように、スターロードもいつでも素顔、ピーターと呼ばれまくってます。
あの仮面は宇宙用のヘルメットという設定になっているので、なんと本人以外のキャラも装着可能。もう何が何だか、スコープドック以下の単なる量産品小道具の扱いです。

アクションはかなりいいです。ストーリーは敵キャラがちょっと弱いかな。狂信的宗教リーダーが宇宙を破壊とかアメリカ人的にはわかりやすいんだろうけど、どうにもしょぼい小者感がぬぐえません。その黒幕が真の宇宙の敵っぽいけど今回は黒幕は顔見せ程度です。敵が弱いと勝っても爽快感がない。どちらかというと警察的組織ノヴァから過去の罪の免責をもらえたのがスターウルフ一派にとって一番の成果っぽいです。

アライグマはコミカルキャラっぽく見せて実は相当内向的に暗い奴なので要注意。まぁかわいそうな境遇なんだよね。もうちょっと外見を活かして馬鹿女を騙くらかしてコロコロ転がしてウハウハやるくらいの心の余裕を身に着けてほしい。

本作かなり興行的にもいけてるようなので続編が作られそうな予感。

2014/9/28 Sunday

猿の惑星:新世紀(ライジング)

Filed under: - dekaino @ 15:59 このエントリをはてなブックマークに追加 �帥������:�遺�膣�(���ゃ�吾�潟��)のはてなBookmark被リンク数

猿の惑星:新世紀(ライジング)を観ました。猿の惑星:創世記(ジェネシス)の続編です。
原題は"DAWN OF THE PLANET OF THE APES"。猿の惑星 黎明編みたいな感じでしょうか?
前作のラストから10年くらい後(?)、人類の文明は完全に後退し、高知能の話す猿が台頭していく時代の話です。衰退しつつあるといってもまだ少数の人類は文化・技術を継承して生き残っており、猿と人のあいだで戦争が始まるまでの話です。

猿が馬に乗るという、原点である猿の惑星の象徴的なシーンが再現されています。SF考証的には森林で暮らす社会で乗馬に意味があるとは思えないですけどね。単なる原点リスペクトなんでしょう。乗馬は平原で遊牧生活してるからこそ意味がある。だいたい乗馬で使う武器は槍じゃなくて弓だよね。槍もって乗馬するとか様式化して進化の袋小路にはまった中世の騎士みたい。

ウマに乗るサル

猿の惑星シリーズは、SFという形式で現代文明に対する警鐘、人種や思想・ナショナリズムの違いによる差別や争いをテーマにしたものですが、今回はその文脈ではご都合主義というか、毒がありません。
そもそも戦争が始まった理由が、お互いのトップが相手に持つ憎悪感情って、それはないでしょう。本当は、憎悪の前に根拠のない恐怖感情があるはずなんですよ。今でもUSAはアラブやらイスラム教徒は狂信的で危険で世界の敵みたいに根拠ない恐怖で市民を煽った上で、わざわざ他国の地にまで出張っていって戦争仕掛けてるわけです。それが民主国で支持許容されるのは国民が攻撃対象を憎悪してるからではなく、攻撃対象に恐怖してるからです。

本作には、主戦派が「サルどもは危険で悪いヤツラだ」って恐怖を煽るシーケンスが必要だと思います。単にたまたまトップが個人的理由で相手を憎悪してたからって動機づけはあまりにも作り手として不誠実でしょう。今も現実にある戦争もトップの歪んだ判断のせいであり、自分たちが軽々と恐怖にあおられた愚かさのせいじゃないって、目を背けたいだけなんじゃないでしょうか? もっとストレートに言うといわゆる「正義の戦争」を批判する反戦思想を入れ込むことは、何らかの理由で認められなかったのでしょう。ここがオリジナルとの大きな違いです。

この文脈で本作は単なる娯楽アクション作品であって社会啓蒙の要素はありません。
しかし映像や演出的にはお金かけてあるだけあってよく出来ています。

2014/9/13 Saturday

攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone

Filed under: - dekaino @ 21:53 このエントリをはてなブックマークに追加 �紙�罘�����ARISE border:4 Ghost Stands AloneのはてなBookmark被リンク数

攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Aloneを観ました。早くもARISEシリーズの最終話です。
過去のARISEシリーズ(border:1 Ghost Painborder:2 Ghost Whispersborder:3 Ghost Tears)

前作Border3の2ヶ月後のクリスマスの季節が舞台です。どうやら大人の事情でクリスマスの頃の公開予定が9月公開と早まってしまったようですね。今年のクリスマスシーズン公開予定のラインナップは相当強力なのかな? それとも来年公開予定の攻殻機動隊の新作映画の制作体制を整えるためだろうか?

OZの魔法使いをモチーフとしたブリキ男とかカカシとか臆病なライオンなどのキーワードが出てきますが尻すぼみで、悪い魔女とかドロシーとかOZとかでてきません。黄色い道はちょっとだけでてきてたけど。まぁ、ただの雰囲気を出すだけの装置で深くは考えられてないのでしょう。OZって一筋縄ではいかない作品群だし、日本では最初期の部分しか知られてないので、難しいところです。ちょっと無理しすぎかな?

もう結末は公安9課発足ってことはわかってるので、どう風呂敷をたたむのかなと思ってましたが、サプライズがないまま無難に終わってしまいました。スケール感がTVシリーズの1エピソードなみです。もうどんな出来だろうが興行収入に差はないなという大人の判断でしょうか? 完全にプログラムピクチャー化しております。まぁそれでこの出来なら及第点と言えるでしょう。

サカサマのパテマ

Filed under: - dekaino @ 21:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣���泣����������のはてなBookmark被リンク数

サカサマのパテマを観ました。いかにもな典型的SF作品。厚木Amyuで鑑賞しました。
過去の科学実験の事故で重力が逆転してしまった人々の集落の話です。互いにサカサマ呼ばわりする異文化(?)のコンタクトってSFにありがちのジャンルであり、同時にBOY meets GIRLものでもあります。
サカサマのパテマ
作画もキレイだしオチもまぁまぁよくできています。
ただ、気体とか液体はどうなってるんだ? とか 重力が逆の原子同士の相互作用は? 化学結合できるの? とかいろいろ気になります。サカサマ酸素で呼吸できるのか? とか。劇中ではサカサマの食物をたべてたけど大丈夫なのか? サカサマのウンコがどこかに溜まってるのかなぁ?

などなど細かいこたぁどうでもいいって軽く流しておけば問題なく楽しめる良質アクションSFアニメです。

2014/9/11 Thursday

るろうに剣心 京都大火編

Filed under: - dekaino @ 7:07 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������e� 篋��遵ぇ��隈のはてなBookmark被リンク数

るろうに剣心 京都大火編を観ました。
相変わらず佐藤健のアクションすごいですね。
それから操を演じる土屋太鳳(たお)の掛け声と蹴りも迫力あります。朝ドラおなじみの彼女、とうとう来年は主役らしいですが、アクションの方の才能もあったようです。

原作はつまらないんであまり読んでないのですが、どうやら原作のキャラとかストーリーをまんまなぞって再現しようとしているようです。

そんな無駄な努力いらないよ!

だって原作つまらないじゃん。ギャグ寒いじゃん。無駄なコスト書けてそんなの再現してどうするの? 蒼井優やの辛気臭い演技とか青木崇高の体当たりの滑りギャグとかみたくないじゃん。週間ジャンプのだらだら連載のノリを忠実に映画化されても困りますよ。
アクションに絞ってがんがん脚色入れて尺を映画向けに短くしろよと声を大にして言いたい。
東映スパテダーマンとマーベル原作くらいかけ離れた作品作りでいいと思うのですよ。

原作厨なんてどうせ金払い悪いんだから気にせず行きましょう!

2014/8/15 Friday

GODZILLA(2014)

Filed under: - dekaino @ 21:54 このエントリをはてなブックマークに追加 GODZILLA(2014)のはてなBookmark被リンク数

ハリウッド版GODZILLA(2014)を観ましたよ。
とにかく派手に宣伝してましたけど、これはいいものですよ。ちゃんと最初のゴジラの魂を引き継いでいます。
そしてマーベルコミックなどのアメコミ風の謎の設定の作り込みがいいですね。アメリカ人も陰謀論大好きだもんね。水爆実験はヤツを倒すためだったんだぁ みたいな。
そして現代クリーチャーの代表みたいなMUTO、リア充の塊みたいなカプールを俺たちのゴジラがボコボコにやってくれちゃいますよ。
格闘シーンには間違いなくプロレスの精神が込められてます。さすがです。考えてみればアメリカ人もショープロレス大好きだもんね。

人間の力の限界、無力感と、ゴジラの人間なんか眼中にないって態度がまさにゴジラ映画です。

劇場版仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦! 黄金の果実争奪杯!

Filed under: - dekaino @ 21:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁��篁��≪���ゃ���守ァ罩� �泣�����弱ぇ羆堺��! 藥�������絎�篋�絅���!のはてなBookmark被リンク数

劇場版仮面ライダー鎧武 サッカー大決戦! 黄金の果実争奪杯!を観ました。タイトル長いよ!!
トッキュージャーとの二本立てです。

ワールドカップとの連携をもくろんだか、なぜかサッカー。何人か有名選手が出てるみたいだけど私はよく知りません。そちらに予算を貼り込んだせいか、ゲストキャラの女性枠はなし。片岡愛之助がラスボス格で出てきます。謎の少年役の人(調べたら田中偉登というらしい)は地味に演技うまいです。テレビにも映画の宣伝のためか1エピソード出てきてましたね。

脚本がとにかくひどいというか、詰め込み過ぎ。大人の事情をいかに詰め込むかにばかりエネルギーを使っていて空回りしてます。これは子供にはまったくわからないし、大人でもついていけません。いくらライダーは全編CMフイルムみたいなものだとはいえ、これは酷い。
テレビ本編ではライダーシリーズの中でも1,2を争う危機状態になってるのにのんきにサッカーしてる場合ではないよね。

お金はかけているのでアクションシーンはたっぷり楽しめます。出来もいいです。シナリオさえ無視してアクションだけに集中できれば、とても楽しめる作品です。

烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS

Filed under: - dekaino @ 20:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ��荵����������㏍�ャ���吾�c�� THE MOVIE ���c�����激�若���ゃ��SOSのはてなBookmark被リンク数

烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOSを観ました。仮面ライダー鎧武との二本立てです。
ゲストキャラはまいんちゃんこと福原遥。サファリレッシャーなる動物モチーフの烈車を運転してます。
もしかしたら普通のテレビの1話分くらいしかない尺なのですが、それなりに映画な感じにできてました。伏線はったり回収したりしなくていい分きっちりアクションに時間が回せた感じです。

2014/8/9 Saturday

ダイバージェント

Filed under: - dekaino @ 21:01 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ���若�吾�с�潟��のはてなBookmark被リンク数

ダイバージェントを観ました。
100年後のシカゴが舞台の未来SFです。過去に厄災があって人類がほとんど滅びてしまい、シカゴの外に人類がいるかどうかも分からないような世界設定で、分類するならディストピアものです。

生き残ったシカゴの人々は5つの派閥がある社会体制で生きています。この5つの派閥に属せない人々はホームレスのような生活を送るしかありません。
主人公の少女は生まれ持っての特性が複数の派閥に向いている異端者(ダイバージェント)で… というストーリー。

ちゃんとSFになっているのですが、現代アメリカの社会構成を知らないと面白く気がします。
主人公が生まれた無欲はアーミッシュみたいな敬虔な宗教心に基づく強い戒律に従う超保守コミュニティ。でもなぜか宗教臭い無欲がシカゴの政治指導層の役目を担っていて、それを面白く思わない博学派閥が勇敢派閥を利用して政権奪取を狙うというのが主な筋立てです。

進化論なんか認めたくない宗教中毒のような平均的アメリカ人の妄想があふれています。
科学技術を開発する博士みたいな類の連中は悪賢くて信用できない。そして軍そのものは悪ではないが愚かなので博士たちに騙されているんだって思想です。食糧を生産しているはずの平和派閥がほぼ空気ってのがまた興味深いです。また弁護士とか法律担当が、博学には含まれず、高潔派閥っていうのもアメリカ社会っぽい。

SF的ギミック描写にはいろいろ穴がありますが、青春ドラマとして考えるとまぁまぁよくできています。若い少女が年上のお兄さんに初恋しちゃうけど、簡単には誘惑に負けずに貞操を守る系ですね。明らかにターゲット層が宗教右派なんだよなー。
日本のマイルドヤンキーな若者にはウケが悪そうな話ではあります。

2014/7/26 Saturday

思い出のマーニー

Filed under: - dekaino @ 22:26 このエントリをはてなブックマークに追加 �����冴�����若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

思い出のマーニーを観ました。ジブリの最新作で、監督は米林宏昌です。

原作の設定を変えてイギリスの話なのを北海道の話に変えてきてます。そのためいろいろ無理が出ているようです。

自分は予告編ではてっきり湖沼のほとりを舞台にした話だと思い込んでいたのですが、なんとこれ海辺の話なんだってよ。あんな船着き場がある構造のお屋敷が海っぺりにあったら台風とか高潮のときに床上浸水必至ですよ。ものすごく驚きました。

また、JR北海道の描写が多く、これはJR北海道とキャンペーン組むつもりで作ったんだろうなと思わせます。ところがJR北海道は不祥事の連続でとてもキャンペーンなんか打てる状況でもなく、鈴木敏夫Pの読み間違えってところでしょう。JR東日本が細々と連携企画をやっているようですが、今までのジブリ作品としては非常にプロモートが弱いと言わざるを得ません。

舞台の変更以外にもいろいろ変更があります。主人公が釧路に来る理由も原作ではドイツの空襲から非難するために田舎に疎開(なんと第二次世界大戦中の話なのだ!)ってところを、主人公の持病のぜんそくの治療のためって変えてきてます。
でも、劇中の町がぜんそくにいいとはとても思えません。人口がかなり多くて寒村どころかちょっとした中核集落の規模でみんな自動車に乗っているし、近くに太いバイパスも通ってます。決定的なのは漁船がたくさんある漁港に真ん前ということ。船舶って環境規制が自動車より全然ゆるいザル状態なので非常に排ガスが汚い。あんなに漁船があったら札幌より相当汚い空気のはずですよ。ありえない。

まぁここは本人はぜんそくの治療のためと信じているけど、実は精神的な病気の治療のためだったと深読みすればまぁ納得できるんですけどね。だって主人公は幻覚みすぎですよ。しかも幻覚みた後は失神して倒れるのが癖になってるし、本人に病識がないだけで間違いなくヤバいです。

カラフル並みのサイコ映画なのかもしれません。幻覚コワイデスヨォ。

正直いって内容は中学生より上向きです。宮崎監督作品なら演出や動き表現とかで小学生も楽しめるんでしょうが、本作は無理。小学生に見せたら退屈すること間違いなしです。
そういう意味では、安心のジブリブランドとは言えなく作品となっていて、ジブリという会社が曲がり角に立たされているということかも知れません。

2014/7/21 Monday

プレーンズ2/ファイアー&レスキュー

Filed under: - dekaino @ 0:08 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�潟��2鐚�����ゃ�≪�種����鴻�㏍�ャ�爾里呂討�Bookmark被リンク数

プレーンズ2/ファイアー&レスキューを観ました。プレーンズの続編です。カーズはピクサー作品だけど本作はディズニートゥーンズ作品です。よって併映の短編はありません。
今度はレースではなくて森林火災を消火する消防隊の話です。

前作より各キャラの過去が深掘りされていて面白いと思います。
特に消防隊の隊長のブレードが人気ドラマCHoPs主演の元俳優という設定が面白い。CHoPsですよ、あのジョン&パンチとかパンチ&ボビーのCHiPsのパロディ。テーマ曲もオリジナルと同じ。まさにおっさんホイホイ。

これだけでも見る価値があります。
子どもも大人も楽しめる作品です。

2014/7/20 Sunday

オール・ユー・ニード・イズ・キル

Filed under: - dekaino @ 22:44 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���祉���若�祉���若���祉�ゃ�冴�祉�㏍��里呂討�Bookmark被リンク数

オール・ユー・ニード・イズ・キルを観ました。
なんか日本のラノベが原作というのをひたすら売りにした宣伝してたけど、そういうの関係なしに面白かったです。
この手の未来予知というかループもののSF作品は少なくないけれど、本作は非常にわかりやすい。どうやら原作通りではない部分があるらしいのだが、そこがハリウッド流のわかりやすくする工夫なのだと思います。

とにかくシューティング覚えゲーのようにひたすら敵の行動パターンを覚えていく「作業」がゲームセンターCX系のひたすらゲームプレイを鑑賞するだけの番組の感情移入感覚に似ていて面白いです。

最後のオチだけがよくわからなかったけど、ハッピーエンドだから細かいことは気にすんなってことでしょうか? 過去にループしてから爆発する理屈はまったく説明されずに投げっぱなしです。
まぁそこらは続編なのかな? 宇宙にはギタイがまだまだたくさんいるらしいので。

2014/7/12 Saturday

3 DAYS TO KILL

Filed under: - dekaino @ 8:57 このエントリをはてなブックマークに追加 3 DAYS TO KILL のはてなBookmark被リンク数

3 DAYS TO KILLを観ました。邦題はラストミッション。これはダサい邦題!!

ケビン=コスナーが扮する、引退を決意したCIA工作員。こいつがロマンスグレー系の色男なんだが、パリで最後のひと仕事で大暴れって感じの話です。
単なるアクションではなくて別れた妻と残してきた娘との家族愛がメインテーマとなってます。スパイ業と愛ある家庭は両立しないという昔ながらのテーマですね。

とにかくパリの街でケビン=コスナーをいかにかっこよく撮るか、それだけに注力された作品です。ケビンファンにはたまらんでしょう。日本でも一時期はすごい人気だったから、それなりにヒットしそうです。

流血ばりばりではなくてコメディ要素が多いので女性向きだと思います。それにしては芸がない邦題でつまらないです。これだったら原題を直訳して死にいく3日間とか死ぬ3日前とかの方がマシでしょ?

フランス映画らしくオシャレですが、事情のある家庭はみんな移民ってあたりがそこはかとなく差別意識を感じますよ。

本作はあんまり宣伝してないようですが、なかなかよくできた作品です。

攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tears

Filed under: - dekaino @ 8:28 このエントリをはてなブックマークに追加 �紙�罘�����ARISE border:3 Ghost TearsのはてなBookmark被リンク数

攻殻機動隊ARISE border:3 Ghost Tearsを観ました。
リブートしたASISEシリーズの第3弾。今度は水商売もとい水ビジネスの話です。
(border:1 Ghost Painborder:2 Ghost Whispers)

ダムサイトの中の描写は正確でどこかのダムの内部までロケに行っているようです。
ただ、堤体内通路の気温は湛水温度と同じ、つまり超寒いって描写がないのは惜しい。紅葉の季節は寒いですよ。作画スタッフはロケに行ったけど脚本スタッフは行ってないんでしょう。

今回は義体化率が低い元私服刑事のトグサがメインの回。トグサが足で稼ぐアナログな情報が電脳を駆使して取得できないものであることをわかりやすく表現してます。銃器ネタもこそっと入ってます。

前作に比べて詰め込み度が低くなって見やすくなっています。何かフィードバックがかかったのか、それとも途中で打ち切られる危険性が下がったせいなのか、がっついてないのはいいことです。4話目の製作と公開も既定路線のようです。

2014/7/5 Saturday

トランセンデンス

Filed under: - dekaino @ 12:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�祉�潟���潟�垢里呂討�Bookmark被リンク数

トランセンデンスを観ました。
コンピュータ網に人間の人格を移すことで神が生まれた! みたいな話です。
基本的なストーリーは昔からあるデストピア物のSFそのものです。それに宗教臭さを加味した感じ。

ハリウッド映画にありがちな全米と全世界の区別がないようなもやもやした世界観で、人格を量子コンピュータとネットワーク網に移して神になったはずのウィルもアメリカの田舎町一つだけに拠点を作る矛盾。ふつーに考えればアメリカ国外にも複数の拠点を作るよね。太陽電池が重要っぽいので、24時間どこかは昼って感じで拠点網を作るのが正しい戦略でしょう。北半球と南半球の両方にあれば四季の違いもカバーできるしね。
拠点一つだから軍隊に襲われちゃうのよ。まぁ、米国内で米陸軍が戦争仕掛けちゃうとかもうリアリティのかけらもないので、センス・オブ・ワンダー成分が皆無のおとぎ話でSFとしては出来が悪いです。まだね、不具を治療してもらうために集結してきたいわば信者達が町の議員・町長・町の警察消防を牛耳ってみたいな寄生獣の後半みたいな、民主制を活用して古い人類から権力を奪っていくような流れの方がリアリティあったはず。

本作ではそのような民主制度の仕組みを含む政治の視点はのぞき、テクノロジーとスピリチュアルな素朴な宗教観との絡みだけに焦点を合わせているような思えます。

最後に人類は大きな犠牲を払い、神となったウィルを止めるのですが、神は死んだわけではなく鎮まっただけ。
また電力が戻ればすぐに復活、しかも今度はイヴリンという女神も同時に復活しそうな雰囲気で、むしろ状態は悪くなってます。
このまま電力と計算機の文明を忌避して暗黒時代を生きていくのか、それとも新しい神々を受容していくのか、未来の人類の選択はどうなるのか考えさせられます。
通信技術も停滞して世界は一枚岩ではなくなるので、たかだか10年もかからずに、どこかの辺境の国が電力を復活してあっというまに神々が復活する気もしますね。

大作というほど対策でない気がしますが、ジョニーデップのスカした顔の演技が面白かった作品です。

2014/6/28 Saturday

WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~

Filed under: - dekaino @ 20:43 このエントリをはてなブックマークに追加 WOOD JOB!(�����吾�с��)��腑��祉���������ュ幻��のはてなBookmark被リンク数

WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~を観ました。

矢口史靖監督作品で初の原作付き映画です。原作はベストセラーらしいですが未読です。噂によると相当改変が入っていて原案レベルらしい。作品は完全に矢口テイストでした。

尺は116分と短くもないのですが、かなりダイジェスト感がします。1年4クールのテレビドラマを再編集して強引に2時間の劇場作品に仕上げたようなダイジェスト感。
だいたい、正月エピソードがないとかありえないですよね。帰省する・しないで騒いで盛り上がりそうだし、年末年始の村独特の風習とかもネタになるだろうし。

それに林業オンリーで食ってる村という風に見えてしまうのも限られた場面だけ都合よく切り取ったドキャメンタリー臭がしてちょっとへきえき。私が普通に鹿も猿も熊も出る田舎に住んでるせいですかね?
あれだけ道が舗装されてるんだから土建屋も兼ねるんだろうし、議員とか役場・郵便局・JA・国の営林署とかいろいろ生臭い連中もいるはずなんで。下手するとダム建設計画とかあったりな。

そもそも小学生がいるのに中高生が全然出てこないあたりが都合よすぎるんだよね。あれだけ小学生がいるんだから中高生がいないわけない。中学は集落に分校なくて町の本校に通ってるんだろうけど、通学バスもでてこない。将来の進路を意識せざるを得ない中高生の悩みみたいなのもすべて隠蔽されてて都合よすぎ。

まぁ48年ぶり(なんで60年じゃないんだろ?)の奇祭とよそから来た若者がテーマです、村出身の若者の悩みはテーマじゃなんですって言われたら、はあそうですかという言えませんが、本当に林業が盛んな地域の若い人がこの映画見たら違和感持つと思います。

従来の矢口作品にある無駄なリアリティは薄く、ファンタジー色ゆたかな林業賞賛映画です。

超高速!参勤交代

Filed under: - dekaino @ 9:31 このエントリをはてなブックマークに追加 莇�蕭���!���や困篁�里呂討�Bookmark被リンク数

超高速!参勤交代を観ました。同名の原作を本木克英監督が映画化しました。
ものすごくテレビの特番っぽい作りの映画です。正月の長編ドラマみたいな感じ。どこにでもcm挿入しても平気な作りがサスガです。
キャストもテレビドラマの文脈で相当豪華で、それぞれに見せ場を作ってあるこまやかな心遣いがすばらしい。
だからみて面白い作品になるってわけではないのだけれどね。

いわゆる時代劇仕立てで昔の知られざる豆知識を紹介するタイムスクープハンター的な要素はかなり薄くドラマ進行上都合がいいようにとってつけた嘘設定が開き直りを感じさせます。
江戸川に橋がかかってるしね。いくら強風でも江戸市中で忍者が大名一行を襲うとかないでしょー。無茶しやがります。

それに湯長谷藩は一万五千石の小藩とはいえ、江戸には上屋敷だけじゃなくて下屋敷もあるだろうに、わけわかりません。

深田恭子が飯盛女から大名の側室にまで出世(?)する物語としてはよくできてるかも?

2014/6/23 Monday

X-MEN:フューチャー&パスト

Filed under: - dekaino @ 20:10 このエントリをはてなブックマークに追加 X-MEN:���ャ�若���c��&���鴻��のはてなBookmark被リンク数

X-MEN:フューチャー&パストを観ました。
今までの総集編的要素もあり、リブート的要素もある大作です。

プロフェッサーX役としてパトリックスチュワートが出るのも魅力です。と言ってあまり出番は多くないですが、結構重要な役回りです。
近未来の破滅的状況から過去の1970年代にウルヴァリンが精神だけタイムスリップして歴史を変えるというストーリーは、今までのしがらみをすべてチャラにできるまさにリブート話そのものです。

X-menといえばウルヴァリンという構図は完全に定着しましたね。コイツ初期作品にはいなかったキャラなのに。サイクロプスの人気の堕ちっぷりたまらない。
今回は精神は未来から来たが肉体はこの時代のままという設定。ウルヴァリンは不老の身体で年齢的には困らないのだが、まだ骨格をアダマンティウムにされる前なので、いつものウルヴァリンよりかなり弱体化してます。爪が白い骨なんだよね。コンクリートには刺さらない感じ。まぁ悪い事ばかりではなくて、金属探知機にはひっかからないし、マグニートに持ち上げられることもないのです。とにかく超ヒーリング能力とオヤジ力だけが頼りの半端な感じがたまらないです。

プロフェッサーの若い頃がまた、いかにも70年代のいいところの坊ちゃんがヤンチャしてという感じで笑えます。クスリに溺れてテレパシーが使えないというまた都合がいい能力縛り。なんでもありで大味になりがちなX-men世界でスリリングな戦いを演出するのに役立ってます。ほんとシノプシス考える人アッタマいい~。

1970年代にしては敵のメカがオーバーテクノロジーっぽいです。あれだけのテクノロジーがあったらベトナム戦争負けないだろ!? それともソ連にも同レベルのロボット技術があったという設定で、ベトナム戦争はロボット大戦と化していたという裏設定でもあるか?!
それから、ニクソン大統領ってアメリカ人に人気があるのかないのかよくわからないけど、相当ひどい扱いされてます。まぁ愛国者視点だと強いアメリカをダメにした極悪人なんだろうなぁ…

リブートものなので長い原作者にありがちな矛盾点もなく、好き放題に暴れて好き放題な決着を付けられる点で、アクション映画としてよくできています。

2014/6/15 Sunday

イオンシネマの割引劣化

Filed under: - dekaino @ 23:24 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ���潟�激�������峨��e��のはてなBookmark被リンク数

イオンシネマのイオンカードセレクトの割引特典が今まで通常料金から500円引きだったのが、2014年6月から他のイオンカード同様に300円引きになった。
http://www.aeoncinema.com/event/aeoncard/
https://www.aeon.co.jp/sp_aeoncard/tokuten/merit.html

明らかなサービス劣化。今までイオンカードセレクトがあれば曜日時間帯に関わらず常に1200円で鑑賞できていたのに残念。

正直イオンカードなら他にももっているし、イオン銀行しか引落し口座に指定できないイオンカードセレクトは非常に使い勝手が悪いので、おそらく解約することになるだろう。Webで調べても解約方法は載ってないんだけどね。たぶん電話問い合わせ&実店舗に出向く&沢山書類を用意するのコンボなんだろうな。

それでも強い意志で解約するぞ、解約するぞ、解約するぞ

ポリス・ストーリー/レジェンド

Filed under: - dekaino @ 22:31 このエントリをはてなブックマークに追加 �����鴻�祉�鴻���若����/���吾�с�潟��のはてなBookmark被リンク数

ポリス・ストーリー/レジェンドを観ました。原題は「警察故事2013」です。

ジャッキー=チェン(成龍)主演のポリスストーリーシリーズの最新作です。
最近ありがちな若手の助演がいるわけでなく、完全にジャッキーが主役、そして敵役は劉イェ。
舞台は北京の繁華街にある高級バー 武[口巴](武さんのBar)。香港じゃなくて北京市中です。ハリウッド映画にも出るし中国本土の映画にも出るジャッキーの変幻自在さがわかります。
ほとんどの話はこの高級バーの中で進行するのですが、これが資本主義にまみれた退廃的なバーで、中国の風俗の資本主義化を強く感じさせます。中国人を観客と想定した中国映画でコレかー という感じ。

娘役の景甜(ジン=チェン)25歳が大変かわいい。

ストーリーはよくできた警察ドラマ。なかなか見ごたえがあります。ラストの地下鉄のシーンもすごい迫力です。たしかにこれは中国でヒットしたのも納得の出来栄えです。

2014/6/8 Sunday

キカイダー REBOOT

Filed under: - dekaino @ 11:42 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍���ゃ���� REBOOTのはてなBookmark被リンク数

キカイダー REBOOTを観ました。
キカイダーとハカイダー、そしてビジンダー(? 劇中ではマリ)のみつどもえの戦いが存分に楽しめます。基本的にバトルシーンは飛び道具控え目のカポエラ風足技のぶつけ合いです。
なんか4本足重量級の非人間型戦闘メカも出てきますが、ロボコップのED209なみのヤラレ役です。
キカイダー REBOOT
光明寺博士の2人の子ども(姉と弟)、その姉ミツコ役の佐津川愛美がいい演技していました。
彼女あの怪作電人ザボーガのレディーボーグ(女子高生アキコ)役もやっていました。アキコ役ではぺらっぺらの生地のイメクラでも使わなさそうな制服を着ていましたが、さすがの東映劇場作品、上等そうな衣装を身に着けています。
シリアスな演技もこなし、ちょっとだけギャグもこなすあたりとても巧い女優です。

でも本作は全体的に暗いシリアスムードな作品で、ドラマパートも重い雰囲気です。
考えてみるとザボーガのリメイクはあれで正解だったんだなぁと。本作は真面目に作りすぎるとつまらなくなる典型です。
ジローも自分がロボットあることをたいして悩まず、そのまま機械として行動しているだけに見えるし、ギルの笛の音でてこないし、サイドカーにも乗らないし、原作ファンにとっては物足りないことが多すぎです。

特に光明寺博士が記憶喪失になってマダラボケ老人のごとく徘徊しまくるというオリジナル版の流れ、せっかく長嶋一茂を光明寺博士役に採用したなら再現してほしかった。一茂なら、ボケて徘徊する博士を完璧に演じてくれたろうに。自覚がないままロボットを修理してしまうマダラボケの極みのシーンとかね。

ビジンダーの名は劇中には出てきませんが、ギルが開発したマリという女性型アンドロイド(ギュノイド?)が出てきます。演じるのは純と愛にも出てた高橋メアリージュン。彼女はアクションがとても巧い。非人間的なアンドロイドとしての演技も上手でした。実はかなりの芸達者っぽい。ただの女性誌モデルじゃないっぽいです。

本作ではハカイダーとキカイダーがつぶし合ったけど、ビジンダーは無事。次回作が出るなら(Vシネマがせいぜいかなぁ)彼女が話の中核になる気がします。

バトルシーンはよかった。お金もかけてある。でもドラマとしては暗かった。エンディングの旧テレビ版の映像は旧作ファンへのサービスとしてよかったと思います。
ちょっとつっこみすると、首相とか大臣がいる建物は首相官邸で国会議事堂じゃないと思うのですよ。まぁ議事堂は一目見てわかる独特で知名度の高い造形だけど、官邸は映像で見せてもわかってもらえなさそうだからしょうがないのかなぁ…

スイッチオンとは言うけど、チェインジとは言わせない、そのこだわりがよくわからない作品。

2014/6/7 Saturday

秘密結社鷹の爪 ブラブラ! ブラックホールのナゾ

Filed under: - dekaino @ 10:41 このエントリをはてなブックマークに追加 腱�絲�腟�腓冗傾���� ��������! �����������若�������召里呂討�Bookmark被リンク数

プラネタリウム向け映像作品秘密結社鷹の爪 ブラブラ! ブラックホールのナゾを観ました。
秘密結社鷹の爪 ブラブラ! ブラックホールのナゾ
もともとは島根にある県立三瓶自然館サヒメルのプラネタリウム向けに製作された映像ですが、いまは全国各地のプラネタリウムでも上映されています。
私は、厚木市のこども科学館のプラネタリウムで観ました。大人200円。

いつもの鷹の爪のメンバーとデラックスファイターがいつものごとく和気あいあいと漫才しながらブラックホールの解説をしてくれます。サブレギュラーの大家さんも出ますよ!
白鳥座X1のブラックホールは島根県より小さい! とか島根ネタもいつものように用意されています。上映前のマナームービーも見どころです。

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 7 虹の彼方に

Filed under: - dekaino @ 10:34 このエントリをはてなブックマークに追加 罘���������潟����UC(�����潟�若��)/episode 7 �鴻��充�鴻��里呂討�Bookmark被リンク数

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 7 虹の彼方に を観ました。
古いガンダムファン向けに初代ガンダムからゼータ、ZZ、逆シャアまでの映画から画像引用した設定説明編を含めて120分の長尺枠として劇場公開されました。そういう意味で見ごたえがある映像作品です。

ただし、原作がやっぱり福井小説なので、どうにも宇宙世紀から浮いてしまっていてどうにもなりません。戦闘シーンとかはいいんだけどねえ。ハマーンが育てたミネバは、もっと偏った思想でモビルスーツの操縦が巧くて、いかにもな富野♀キャラになっているべきですよ。正統的お姫様たるセイラさんですら兄を鬼子と呼んだりGファイターに乗ったりするのに、あのお姫様ポジションはガンダムのヒロインとしてありえない。

なんかハッピーエンド的な終わり方をしますが、周知のとおりコスモバビロニア主義やらザンスカールのマリア主義やらが席巻する未来が待っておりますから絶望です。

ラプラスの箱の秘密も相当しょぼいので、原作未見の人はがっかりするでしょう。クエスの父、アデナウアー・パラヤだったら鼻で笑って黙殺するでしょうね。福井は言霊教に溺れすぎ。実践が伴わない言葉に力はまったくないのですよ。

がっかりのエンディングで沈んだ心が、ジ・オリジンの予告編が流されてまた心躍り出す。
ガンダムってビジネスはまだまだあと10年は戦えます。

2014/5/18 Sunday

言の葉の庭

Filed under: - dekaino @ 20:42 このエントリをはてなブックマークに追加 荐�������梱のはてなBookmark被リンク数

新海誠の言の葉の庭アミューあつぎ映画.comシネマで観ました。

アミューあつぎ映画.comシネマは、2008年に撤退したパルコ厚木店の建物を再利用して2014年にリニューアルオープンした商業行政施設アミューあつぎにあります。パルコ時代はテアトル厚木という映画館だった上映施設を再利用しています。
テアトルが復活するかと思ったら、別系列の映画館が入ってきました。映画以外にも落語の寄席もやってるようです。
座席そのものはパルコ・テアトル時代と同じで、情勢設備だけデジタル対応にしたようです。
オープニングセールなのか、いまは1000円とか800円の安い料金で映画が見られます。まぁ小さい設備なので1800円とったらよほどの渋い上映タイトルセレクションじゃないと客は来ないでしょうね。
(そういえばテアトル時代にキリクと魔女をここで見た記憶がある…)

800円で新海誠のだれかのまなざし言の葉の庭を上映するというので観てきました。

だれかのまなざしは不動産屋の企業イメージ広告的な作品で6分間の短編です。ひとりですべてを作ってしまう新海誠スタイルにはあってる企画と言えるでしょう。
新海らしくキャラより背景命という絵作りで、ストーリーもそれなりにひねってあります。
猫好きにはたまらない作品でしょう。

そして45分間の中編の言の葉の庭は、ちょっとインモラルな要素を交えた青春恋愛ものというか、いまこういう企画ってなかなか難しいんだろうなってポイントをついた作品です。東宝の企画なので製作費は結構出てたのかな? スタッフ沢山使ってます。そういう意味では普通の多人数製作アニメです。
本作が実写映画だったら撮影許可は難しかったかも? まぁ東宝様が全力でやればできないことはないか。

最後に新宿御苑ではアルコール持込み禁止ですって注意書きが出てくるのが笑えました。

テルマエ・ロマエII

Filed under: - dekaino @ 17:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������祉�㏍����IIのはてなBookmark被リンク数

テルマエ・ロマエIIを観ました。予想外にヒットしたテルマエ・ロマエの続編です。

前回のヒットを受けて本作は製作予算も宣伝もそれなりの額が投入されたようです。すでに興行収入は前作を超えたそうで、なんだかんだいって映画ビジネスって宣伝が大事だってわかります。

ストーリーは前作の後日談という形式ですが、前作を観ていなくても何も困りません。前半は日本の風呂にまつわる風俗をローマ帝国に持ち込んだらどうなる? ってシチュエーションコメディで、後半に真美(上戸彩)が出てくると話が壮大になってきてクライマックスを迎えるという構造はまったく同じです。
ただ、ルシウス(阿部寛)の嫁とかはもう出てこないので、なんだかんだいって真美の恋心って不倫じゃんって野暮なツッコミが入らないようにはなってます。
テルマエロマエII
お金があるからなのか、前作で心残りだったのか、本作では馬がたくさん出てきます。ルシウスも馬に乗りまくりますよ。小道具も妙にこってて、巻物とかちゃんとシラバス(中身の見出しのタグ)とかついてて、無駄に時代考証してます。まぁ中に書かれたラテン語は嘘っぽかったけど(当時はまだ空白・スペースとかピリオドとか発明される前)。

馬鹿馬鹿しいノリが意外なほど前作と同じで、前作が面白かった人はまあまあ楽しめると思います。新鮮味がないのでそこだけはマイナスですけど。新鮮じゃないけどお金の力で強引に押し切ってる感じがしてよいです。SF作品としてはターミネーターが上だけど、興行成績はターミネーター2の方がいいみたいなもんです。

タジャレがおおいんだけど、ケイオニウスの実の兄がジェイオニウスってKとJですか? くだらなすぎ。つーか、Jなんて文字はローマ帝国時代にはまだなかったよね。

意外に豪華なキャスティングが悪乗りしてる感が出ててよいです。

2014/5/3 Saturday

映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~

Filed under: - dekaino @ 23:55 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉���������� �違�祉���喝お��ぇ薛�紜� �����潟��5篋冴��「罎�����のはてなBookmark被リンク数

映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~を観ました。
1982年の長編ドラ映画のリメイクです。

旧作とほぼ同じシーケンスのストーリーなのですが、かなり変です。昭和だったらまだSF(すこし ふしぎ)として通用したのでしょうが、2014年にもなって仕掛けを何も変えていないのでかなりトンデモに言わざるを得ません。

・冒頭の野良犬シーン いまどき都内の住宅街にあんな野良犬いない。まさに昭和ノスタルジー
・ひみつ道具の自家用観測衛星? 1000万枚写真を出力する機械なんて何もドキドキワクワクしない、グーグルアースがもうあるのに。発想が昭和

まぁそれをいったら、のび太の普段の服装の半ズボンも昭和ノスタルジーなんですけどね。
それに、日本とアフリカの間に時差がないっぽいのも映画ドラらしからぬご都合主義。
せめて日本では夜の時間に親たちに黙って家を抜け出して冒険に出かけて、アフリカが夜になったら日本に戻ってきて昼間うつらうつら居眠りするくらいの演出がほしいところ。

と、いくらでも穴はあるのですが、まぁドラ映画としては並のやや下くらいでしょう。

今回、冒険に行きたい行きたいとうるさいジャイアン、君ら毎年冒険してるだろ。しかも今年は春だけでなく夏もやるんだろ。自重しろ。

2014/4/29 Tuesday

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

Filed under: - dekaino @ 12:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�c�����潟�祉�≪�<����/���c�潟�帥�若�祉�純���吾�c�爾里呂討�Bookmark被リンク数

キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャーを観ました。時系列的には2012年のアベンジャーズの2年後の話ということらしいです。

キャプテンアメリカは名も姿もいかにもアメリカ代表のバリバリ愛国主義のシンボルというイメージですが、それじゃあまりにもつまらないと思ったのか本作のキャプテンアメリカ本人は愛国主義に懐疑的な自由主義者です。アメリカの自由主義って非常に反連邦主義とか非政府主義(アナーキズム)に近いんですよね。政府が市民を監視するような社会は個人の自由を踏みにじるみんなの敵(Public Enemy)だから革命おこしていいみたいな思想です。

今回は旧ナチドイツに端を発するヒュードラ(アメリカ人はハイドラと呼び、字幕ではヒドラ)なる組織が、監視社会の黒幕かつラスボスです。ヒュードラはアメリカ連邦政府や軍部に巣食い、じわじわと内側からアメリカ市民の自由をむしばんでいるのだ!

やはりロートル層向けがターゲットになっているのか、今回キャプテンアメリカを助けるサムは退役軍人という設定。謎の装備で空を自由に駆け巡るファルコンに変身します。もしかしたらスターク社製?

隠密潜入作戦の時はちゃんと黒っぽい服を着てるが新しかったです。そうだよな、ジャブローに真っ赤な派手なオレオレ制服で乗り込むシャアとは違うよね。そこはちゃんと軍人さんの考え方だ。でも最後にはいつもの派手な星条旗カラーでしたけど。あの盾は本当に丈夫で感心します。きっと衛星軌道から大気圏突入させても燃え尽きないに違いない。

マーベルヒーロー好きなら見ても損しない作品です。

2014/4/27 Sunday

神様のカルテ2

Filed under: - dekaino @ 22:44 このエントリをはてなブックマークに追加 腑�罕���������2のはてなBookmark被リンク数

神様のカルテ2を観ました。前作の神様のカルテの世界観をそのまま引き継いだ続編です。

前作と比べて、畑いじりシーンは出てこず、宮崎あおいもご懐妊ということもあり趣味の撮影旅行はなし、全体的に田舎生活の描写はマイルドになっています。宮崎あおいの出番も前作同様少ないです。
今回のタイトルのカルテは上司のおじいちゃん先生が書いたものなので、なんでこんな近代設備のある病院で手書きのカルテ?!という違和感は薄いです。あー爺ちゃんだからなぁ しょうがないなぁ でも老害と呼んだらかわいそうだなぁ 程度の感想ですみます。

しかし、他人に引き継ぐために数日間手直ししないといけないカルテって本気でダメダメだと思うですよ。いきなり倒れたって即引継ぎできる状態のものを書いておいてこそ神様のカルテでしょうに。医者の不養生で自分の命を削って作業した程度で神様って言っちゃあいけないと思います。

ゲストキャラの藤原竜也と吹石一恵の別居医者夫婦は、子持ち女医の労働環境の話に踏み込みますが、前作同様生活に不安がないお金持ちしか出てこないぬるいドラマなので、キレイ事で終わってて残念。ノラ妊婦とか存在しない世界のお話ですからね。リアリティはありません。

作り手は老人層にあてたメッセージを発信しようとしているが、観客は櫻井君目当ての和解の女性ばかりというアンバランスさがビジネス的に面白くていい作品です。
今回も興行成績よかったら第三弾もあるかも知れません。

2014/4/13 Sunday

平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊

Filed under: - dekaino @ 21:55 このエントリをはてなブックマークに追加 綛恰�����ゃ���弱��㊤�����ゃ���� 篁��≪���ゃ���弱ぇ�� feat.�鴻�若���惹����のはてなBookmark被リンク数

平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊を観ました。いつもながらタイトル長い。

今回は555のたっくんと草加が出てきますよ。たっくん(半田健人)はだいぶ顔が変わったけど、草加(村上幸平)はほとんど変わっていない印象です。巧は死んでしまった草加を生き返らせたいと願うんですが、あいつらそんなに仲よかったっけ? 少なくとも真理(丸顔のお姉さん)が死んでもいいから草加を甦らせたいとは思わないように思えました。
しかも、555のたっくんって平成ライダーの主役の中では異色で人間じゃないんですよね。敵と全く同種族のオルフォノクだから、ライダーベルトなくたって獣身に変身できるはず。その意味では昭和ライダーはほぼすべてが敵怪人と同種の改造人間で555の巧と近い境遇です。
だからこそあえて巧に焦点をあてたのか? そんなに深く考えてはいないのか??

キバの渡ですら半分は人間(ファンガイアとのハーフ)だから平成ライダーは甘ちゃんといえば甘ちゃんです。とくに最新作の鎧武は軟弱過ぎますね。どうして1号ライダーはあんなのに敬意を払わねばならないのか! そこだけは許せない。

電王はやはり特別扱いで、トッキュージャーとのコラボでしか参加しません。声がモモタロスなので素体が良太郎なのか幸太郎なのかも不明です。翔太郎も最初はジョーカー形態だったのにいつの間にかダブルになってたし、フィリップのフも出てこないし、深く考えてはいけないみたいです。

今回555が大確約します。バジン様も出てきます。でもいまどき折りたためるケータイ(クラムシェル型)でピコリピコリ入力するのってどうなのよ。ケータイって陳腐化が早くて大変だなぁと思いました。ダブルのUSBメモリもそのうちに陳腐化してしまいそう。

バイオライダー最強説がまったく活かされずその他大勢扱いのバイオライダーはもうちょっと反省してほしい。
ちょっと昭和ライダーを知っている世代だと辛目の採点になりがちなライダー映画です。

ロボコップ(2014年)

Filed under: - dekaino @ 21:37 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍���潟����(2014綛�)のはてなBookmark被リンク数

ロボコップ(2014年)を観ました。1987年に大ヒットしたロボコップのリブート版です。
旧作では、着任直後は完全に人格を否定された状態だったのにだんだんと人間性を回復しているというドラマでしたが、本作では最初から人権も人間性も備えているという設定。もちろん人間性を持っているからこそむしろ苦悩は深いわけですが。

相棒のルイスも白人女性から黒人男性に変わってます。本作のロボコップは黒が基調のデザインなのですが「これでお前も俺と同じBlackの仲間だ」ってシャレのためだけに沿う設定されたのか?

前作は技術先進国ニッポンという感じで日本のプレゼンスがすごかったのですが、本作は時代でしょうか? 中国にとってかわられてます。MGM(Sony Picures)作品だけどソニー製品出てこないしね。

冒頭が米軍に制圧されたテヘラン市街から始まるシナリオ、世界市場を見てないというか、少なくとも西アジアは捨ててますね。なんというか旧作に比べグローバル視点がなくなり、企画が米国国内しか考えていない風に思えます。大統領の拒否権とか知らないと理解できないストーリーだし。

人間パーツが入ってない戦闘アンドロイドが活躍しないのが残念。普通は完全ロボットの方が強そうだよね。人間乗ってる方が全自動機より強いのはガンダム世界くらいですよ。

小粒なアクション作品。ストーリー的に続編を出す余地は十分にありますが、興行収入次第でしょう。

2014/3/30 Sunday

映画料金が1100円に

Filed under: - dekaino @ 12:05 このエントリをはてなブックマークに追加 ���紙������1100����里呂討�Bookmark被リンク数

各種サービスデーで1000円だった映画料金が2014年4月1日より消費税8%upに伴い、1100円になるそうです。

これって便乗値上げじゃないか?
いままで、953円(税抜) + 47円(消費税) だったわけで
単純に消費税8%なら、953 + 76円(税) = 1029円 のはず。
なんか便乗して71円も値上げされているよ。いったいなんなんだ!
しかも映画館業界一斉値上げってカルテルじゃないの??

などと文句を言っててもしょうがありません。
消費税8%に一緒にサービスデーの条件が変わったところもあります。
たとえばイオンシネマは大胆にもレディースデイ廃止ですよ。男気あふれてますね。

1100円でみられる条件リスト (2014年4月1日以降)
日付系
毎月1日 全系列
毎月5日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月10日 109シネマズ
毎月14日 TOHOシネマズ
毎月16日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月19日 109シネマズ (ポイント会員のみ)
毎月20日 MOVIX
毎月22日 109シネマズ(男女ペア)
毎月27日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)

曜日系
月曜 コロナシネマ(男性) イオン
火曜 MOVIX(女性)
水曜 シネプレックス(女性) 109シネマズ(女性) TOHOシネマズ(女性)
木曜 MOVIX (男性) コロナシネマ(男女ペア)
金曜 コロナシネマ(女性)

時間帯系
午前初回 コロナシネマ

FROZEN (邦題: アナと雪の女王)

Filed under: - dekaino @ 10:13 このエントリをはてなブックマークに追加 FROZEN (���: �≪��������コ��)のはてなBookmark被リンク数

ディズニーのFROZEN(邦題: アナと雪の女王)を観ました。
アンデルセンの雪の女王を原案に大胆に翻案した作品で、もはや原型はとどめていません。
原作の主人公の少女の名はゲルダ、少年のはカイですが、本作ではゲルダはアナに改名、カイに当たる少年は出てきません。

主人公のアナの相手役のイケメンは2人。南の島の王国からきたハンス王子と、地元アレンデール王国の山奥で氷を切り出して売ってるクリストフです。おそらく、二人の名前は原作者のハンス=クリスチャン=アンデルセンのファーストネームとミドルネームからきています。

ハンス王子

上の画像がハンス王子。いかにもディズニーらしいイケメンですね。

以下ネタバレです。

後半クライマックスに至る直前まで、アナとハンスはいい雰囲気で、ハンスはアナから託されたアレンデールの国政を真面目にこなしながら、アナの帰りを心配しながら待つ好青年だったのですが、実はハンスは政治的野心でアナの恋心を利用していただけの悪者だったというオチ。本作での唯一の悪者として、監禁されて南の島の本国に強制送還されてしまうのでした。

たしかにアナに対して真実の愛を持っていなかったハンスはディズニー的文脈では悪役なのでしょう。しかし、それがそんなに悪いのか? ハンス王子は十分に誠実です。

そもそも、王子と王女の結婚なんて政略という文脈なしには語れるはずもなく、そこに真実の愛を期待する方が不誠実です。
ハンス王子は託されたアレンデール王国を立派に差配してきたし国民からの信頼されていました。もちろん将来の自分の王国になるのだからいい加減なことはできないという考えでやっているのかも知れませんが、国民にとってみればちゃんと仕事をする王は良い王です。

ハンスがアナを見捨てた時の直前、アナは姉エルザが自分を傷つけるはずがないと思っていたがやはり違ったとハンスに語りました。この時ハンスは思ったのです。「この女ヤバイ 王族の器じゃない 間違いなく国を滅ぼす亡国の王女だ」と。
王家の人間が必ずやると言った発言は簡単に取り消しにできないこと。そしてそのような発言を根拠もなく自分の思い込みだけでやってしまうこと。そして王族の結婚に真実の愛があると信じ込んでいること。どれひとつとってみても王女の器ではありません。現実的な視点で悪者なのは実はエルサ女王とアナ王女の姉妹の方に違いありません。こんなのに治められる国民の方がたまったもんじゃないですよ。
ハンスを強制送還した数か月後には、ああやっぱりハンス王子がよかったと国民の不満爆発。革命がおこり、アレンデールが共和政に移行するのが目に浮かぶようです。

もう一点ディズニー視点からもハンス王子が悪者ではない証拠があります。
クリストフはトナカイと非常に仲がいい。動物と仲がいいのは善人というのは白雪姫の昔からのディズニー伝統のお約束です。これと同様にハンス王子も愛馬と非常に仲がよく、心が通い合っています。これだけでもハンスは悪者ではないと断言できるでしょう。

間違いなく製作されるであろう続編にハンス王子が再登場することを期待しています。
「まだだ、まだ終わらんよ」

2014/3/22 Saturday

ジョバンニの島

Filed under: - dekaino @ 8:59 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�с���潟����涯のはてなBookmark被リンク数

ジョバンニの島を観ました。
日本音楽事業者協会創立50周年記念作品としてProductionI.G.が製作したアニメ作品です。
なんか誰かが騙されてる気がしないでもない。

1945年夏、ソ連軍がいきなり色丹島を占領した当時に島に住んでいた一家のストーリー。
ちょうどロシア軍がクリミア半島を占領した当世時事ネタとリンクしてますね。
といって集客効果があったわけでもなく、客の入りは相当さびしいようです。

話は火垂るの墓にも通じる戦後混乱期の哀しい話ですが、火垂るの墓と違うのは兄弟のうち兄の方は生き残ってるってところです。本作は全編通じてその兄の回想という形で、兄の一人称視点で表現されます。当時国民学校の生徒だった主人公の視点なので、小難しい大人の事情は理解できないまま子供の世界だけが表現されています。

子どもの視点でも、融通が利かず無為に死んだ父、融通が利き過ぎて胡散臭くもある叔父、そして意外とビッチな国民学校の女教師、大人キャラはなかなかいい味を出して楽しく描写されてます。

そして主人公の弟については、たぶん自己罪悪感から逃れるためか、長年の経過で記憶が都合よく修正されているとしか思えません。なぜか病弱の弟が突然元気になって自己主張するシーンは明らかに記憶が修正されてますね。どうにも筋が通らない。
「俺は悪くない、弟が行きたいの駄々をこねたんだ!」ということにしないと心が耐えられなかったのでしょう。

タイトルのジョバンニは宮沢賢治の銀河鉄道の主人公の名前で、本作主人公のジュンペイもジョバンニのもじり、弟のカンタはカンパネルラのもじりで名づけられたとの設定です。
両親が銀河鉄道が好きだったって設定だけれども、宮沢賢治が流行ったのって版権が切れた後なのでちょっと時代があわないかも。そうでなければ相当の文学オタクです。

清水崇版魔女の宅急便

Filed under: - dekaino @ 8:15 このエントリをはてなブックマークに追加 羝�羂翫���薛�絅潟����ヤ梢のはてなBookmark被リンク数

清水崇監督の実写版魔女の宅急便を観ました。
宮崎駿のアニメ版とは直接関係はなく、角野栄子原作を実写映画化としたという体裁です。
もちろんヤマト運輸協賛、配給はアニメ版と同じ東映です。

ちょっと色物臭がする企画は東映向きですね。
舞台は日本の小豆島。脚本の奥寺佐渡子が前にやった八日目の蝉つながりでしょうか? 二十四の瞳でも有名な島です。瀬戸内海の離島独特の異国情緒が、本作の世界観にマッチしています。島と島の間のお届け物は空を飛べる魔女向きの仕事と言えるでしょう。なかなか説得力があります。

小芝風花と尾野真千子
小芝風花(キキ)と尾野真千子(おその)

主演の小芝風花は元気いっぱい系の少女。女優の実力もなかなかのものです。
目立ちませんが、長回しのシーンが多用されていて、アドリブもあるのでしょうがかなりの演技力がないと無理。特に小学校でのトンボとの会話シーンはかなーり長いのをノーカットで撮ってて、撮影時の緊張感がスクリーンを通して伝わってきます。
こういうライブ感覚はアニメではありえない実写だけのもので、この点で本作は成功だと思います。
興行的にもかなり客の入りがよいようです。

動物のCGはいまいち違和感があるけど、これはわざと?
ちなみにジジの恋人猫は出てきません。

2014/3/16 Sunday

キルラキルの元ネタ

Filed under: - dekaino @ 23:56 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�����㏍���������燭里呂討�Bookmark被リンク数

キルラキルの元ネタは炎の転校生だと思っていたが、当然それもあるんだが、ある日、NHK朝ドラのカーネーション(コシノ三姉妹の母の話)が本筋の元ネタだと気がついた。
すごい母と母が産んだ三姉妹。そして母の男性遍歴。実は元ネタの方が奇想天外で常識はずれでアンモラルでヤバくて、地上波で放送できるレベルまでマイルド化されてるに過ぎないのかも。

第一話のかませ犬がボクシング部だったのは炎の転校生の流れだが、第二話のテニス部は三女のミチコが全日本級のテニス選手(ただしソフトテニス)だったことの流れだろうか。

2014/3/10 Monday

スペースダンディ 10話

Filed under: - dekaino @ 23:25 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���若�鴻���潟���� 10荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

騙されるな
それは旋盤じゃない

旋盤にはドリルなんてついてない バイトだ
そして回るのは被切削物だッ
ふつー、日めくりカレンダー削るならフライス盤だろ?

これはわざとなのか? マジボケなのか??

2014/3/9 Sunday

ホビット 竜に奪われた王国

Filed under: - dekaino @ 11:08 このエントリをはてなブックマークに追加 �������� 腴���オ��������彵里呂討�Bookmark被リンク数

ホビット 竜に奪われた王国を観ました。ホビット三部作の2作目で、ホビット 思いがけない冒険の続編にあたります。

アクションがかなりすごいです。エルフ強すぎ、まさにエルフ無双。そして指輪がバンバン使われます。指輪物語では下手に使ってはいけないとされていたのに、ホビットの冒険では活用しまくりです。やはり指輪の魔力は姿を消す力というよりは、所有者の能力をものすごく強化するものみたいですね。人目を盗んで隠密行動するのが得意なホビットの属性が強化されているように思えました。ゴクリのなぞなぞ能力は強化されてなかったのは、下手の横好きというか単になぞなぞが好きなだけで得意ってわけではなかったのかも?

ドラゴンも迫力満点です。サウロンもちょっとだけ姿を見せてくれます。友情出演?

最近は少なくなった長尺かつ三部作の大作シリーズ。お金かけてあるだけあって楽しめます。

2014/3/8 Saturday

ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック

Filed under: - dekaino @ 19:06 このエントリをはてなブックマークに追加 �蚊�若���祉�潟�帥��CX THE MOVIE 1986 ���ゃ���c���潟�吾�c����里呂討�Bookmark被リンク数

ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャックを観ました。
ゲームセンターCXの劇場版ということらしいのだが、サラリーマンNEOの映画化より意味不明ですね。
そもそもタイトルからして2014年公開作品とは思えない。あと数年もしたら1986年の映画だと誤解されまくりでしょう。なんたって画面が4:3だし、どういうこと? ファミコンの画像を出すには4:3でないと不都合なのかな?

有野課長のゲーム挑戦と、1986年の中学生の小芝居的ドラマが半々にミックスされた構成で、1986年を知っている人間にとってはままあまあ面白いです。
フジテレビ系だからか、1986年公開のナウシカネタは巨神兵を思わせるイメージ動画のみなのが残念。と思えばエルガイムの永井護サイコーとか、あれテレ朝だよなぁ??
4:3の劇場スクリーンサイズでファミコン画面で、2時間弱の尺を持たせるのは、正直すごいです。ライブイベントをたくさんこなして大画面スクリーンのノウハウを蓄積してたのでしょう。

豆知識: ヒロインの平祐奈は平愛梨の妹なんだって

なんだかよくわからない熱気に包まれた1986年にタイムスリップした気分になれる映画です。

2014/3/1 Saturday

地球防衛未亡人

Filed under: - dekaino @ 19:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �亥���画���此篋困里呂討�Bookmark被リンク数

地球防衛未亡人を観ました。河崎実監督の地球防衛シリーズの最新作で壇蜜主演です。
モロボシ・ダン役で有名な森次晃嗣が地球防衛隊の長官役で出演。その長官が壇蜜のことを「ダン隊員」と呼ぶ。なにこれ 出落ち!?
そう、ダジャレと出落ちと床屋政治談義という芸風そのままに、壇蜜主演で繰り広げられる河崎実ワールドです。電エースもちらっと出るかも?!

それにしても壇蜜って真面目ですね。あめのうずめダンスが素敵です。

怪獣ベムラス / 地球防衛未亡人
怪獣ベムラス。必殺技は悪食(あくじき)。

2014/2/16 Sunday

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-

Filed under: - dekaino @ 23:57 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� TIGER & BUNNY -The Rising-のはてなBookmark被リンク数

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-を観ました。-The Biginning-の続編です。

思いっきりマーケティング戦略が詰め込まれたアニメ映画の登場です。
前作と異なり、初見の人でも置いてきぼりにならないように冒頭に世界観設定の説明パートがあります。んー親切。前作の苦情をちゃんと取り入れてますね。んークレバー

新キャラも登場。癖が強く敵でも味方でもない感じが新しいのか?
いろいろな要素が詰め込まれてますが、基本ラインはNEXT能力が減退しつつある主人公の虎徹の第二の人生(?)のストーリーです。ハンドレッドパワーがたった1分しか持たなくなってもヒーローを続けることができるのか? それともやはりヒーロー引退となってしまうのか?! そういう話です。
しかし、スーツの助けがあるとはいえ能力発動なしでスパイダーマンの真似事ができるんだから基本の身体能力がすでに常人離れしている気もしないではないです。それがさらに100倍だからすごいのか? (どうも100倍 100倍言ってるとあかぬけ一番を思い出します)

結局はあってもなくてもいいエピソード、外伝的ストーリーにおさめるあたりもマーケティング戦略なのでしょうか?
本作の売上次第ではさらに劇場版続編やTVシリーズ続編もあるのでしょうが、もう二次版権同人トレンドからは外れてしまっている気もしないでもないです。このままフェイドアウトしてしまうのか? さてはてどうなることやら。

エンダーのゲーム

Filed under: - dekaino @ 23:34 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���若���蚊�若��のはてなBookmark被リンク数

エンダーのゲームを観ました。もはや古典の域にあるSFシリーズの映画化です。

おおむね原作通りの展開で、原作出版時の冷戦末期の空気がビンビンと感じられるストーリーとなっています。しかし客足の方はどうも鈍いようです。少なくとも今の日本市場ではSF洋画はかなり苦しいみたい。相互破壊保証とか種族抹殺とか言ってもリアリティが感じられないというか心に響かないんでしょう。

映像の出来はとてもよいのですが、せめて90年代中にやっておくべき企画だったかも。
日本のラノベとのメディアミックスも意味不明でした。SFのラノベって相性悪いんじゃなかったの???

2014/2/9 Sunday

BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―

Filed under: - dekaino @ 21:49 このエントリをはてなブックマークに追加 BUDDHA2 ��紂�羃肢������������腟�����Ù������のはてなBookmark被リンク数

BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―を観ました。これまた副題が長い。
手塚治虫のブッダを三部作として映画化する企画の第2弾。手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しくの続編にあたります。

シッダルタが出家したから悟りを得て仏陀となるまでの時間軸の話です。サブエピソードとしてコーサラ国のルリ王子を中心とした話が挿入されています。前作同様、宗教的要素は極力排除されており、せいぜい「あなたには生まれてきた役割があるので生きてよい」くらいのメッセージしか言いません。もちろんバラモンとサモンの敵対関係とか出てきません。
そういった意味では幸福の科学の宗教映画には劣るのですが、腐っても東映アニメーション。アニメ的には頑張って作ってあります。

まぁそれでも駄作っぽいのですが。木下工務店はもうちょっと尖った作品に出資すべき。同じ東映作品ならヌイグルマーZに金を出した方が木下らしいと思います。

本作で釈迦入滅までやってしまう選択もあったと思いますが、覚悟のシーンまでで終わり。東映アニメーションは本気で3作目を出す気っぽい。大丈夫なのか? 人ごとながら心配です。

2014/2/8 Saturday

ヌイグルマーZ

Filed under: - dekaino @ 15:31 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�違������ZのはてなBookmark被リンク数

ヌイグルマーZを観ました。大槻ケンジ原作の小説ヌイグルマーを原作というかベースとして、鬼才井口昇監督がいつものようにゾンビ・エロ映画に作り上げました。

ヌイグルマー

一応、主役はしょこたん(中川翔子)となってますが、武田梨奈(ハイキックガール)、市道真央(ゴーカイイエロー)、高木古都(元ミスマガジン)と脇キャストも協力なラインラップ。エロ要素もたっぷりです。
ゾンビの皆さんも集団で盆踊りならぬヨサコイ・ダンスで迫ってきます。これがホントの死霊の阿波踊り… ベタベタです。

正直前作のデッド寿司よりお金もかかっていて、よくできてます。残念なのが配給が東映だけに上映館が少な過ぎるところ。東映さんは今の時期はキョウリュウジャー最優先なんでしょうが、いくらなんでもひど過ぎる。ブッダ2とかの枠の1/5でもわけてあげてほしいです。正直キョウリュウジャーと比べても遜色ない出来上がりです。

獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よ

Filed under: - dekaino @ 14:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �i�紙�����㏍�с�����ャ���吾�c��VS�眼�若���鴻�帥�若�� ��腴�紊ф浦��!�����井宛�������のはてなBookmark被リンク数

獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦!さらば永遠の友よを観ました。タイトル長過ぎ
最新の戦隊キョウリュウジャー(とはいっても今月で最終回)と前作のゴーバスターズに加えて、歴代の恐竜モチーフの戦隊が参戦する豪華作品です。
特にアバレンジャーがいい。でもたった10年前とはいえ主要キャストがもう逝去してたり引退してたりしてて寂しいことこの上なし。恐竜やの店長役の奥村公延もアバレイエローらんる役のいとうあいこも出てきません。恐竜屋やカレーライスみたかったなー。リジェとかリジュエルのような終盤限定キャラもでてこない。やはり最新作以外は初期から出てる定番キャラしかでてこないんだよね。残念。

そういう細かいことは置いといて、やはり東映の看板番組のことはありアクションばっちり、恐竜ばっちりの出来の素晴らしい作品です。

2014/1/19 Sunday

永遠の0

Filed under: - dekaino @ 22:18 このエントリをはてなブックマークに追加 羂檎����0のはてなBookmark被リンク数

永遠の0を観ました。百田尚樹の小説の映画化です。ALWAYS三丁目シリーズの山崎貴と白組のハイレベル特撮がウリです。

とにかくゼロ戦や空母の再現レベルが高い。海の表現が昔の大プール+ミニチュアとは大違い。うまいこと騙くらかしてカネ集めて作っちゃった素晴らしい映像です。
それにたいしドラマパートはもう何でもいい感じ。山崎貴監督お得意の小学生にもわかるような過剰な説明でお涙ちょうだいの人情芝居です。DVD借りてみるなら特撮パートだけ見るのが正しい。

とにかく主人公の司法浪人ニートが26歳にしては頭が弱すぎます。
人前で自分の祖父のことを「おじいさんが…」とか平気で言うし、そこは「祖父が…」でしょ。
合コンの席で「特攻と自爆テロは全然違うんだ」とか言い出すし空気読めてない以前に、自爆テロの犯人にだって家族がいるってところに考えが至らないあたり、本当に頭悪い。
本当の祖父と義理の祖父の人生を知った後でもなんら成長してない風ですごいですよ。あと何年たっても司法試験には合格しないだろうな。

何がすごいって三浦春馬くんはこんなバカな役やらせてもイケメンなオーラ出てるからすごい。

「特攻と自爆テロは全然違う」は原作者の百田尚樹のトンデモ思想なんでしょうけど
敵の連合国側の軍人はみなモブキャラで、米兵にも家族なり守るべきものがあるって表現はあえて排除してるのもそういうことなのかな? まぁそれやっちゃうとただでさえ長い尺がますます長くなってしまうんでしょうがなかっのでしょう。

それから本作で現代とされている年代がよくわからない。
母が真珠湾攻撃の翌年に生まれてるってことは1942年生まれ。それじゃ71か72歳でしょ。風吹ジュンはそこまでのお年には見えませんけど。だいたい72歳の子どもが26歳はありえない。じゃあ現代とされている年代はかなり昔なのかと思えば、ネットで退役軍人会の情報が調べられたり、パソコンでIEつかってたりしてるので少なくとも1996年よりは後っぽい。
ただ携帯がスマホじゃなくて折りたためるガラケーだったので2000年前後くらいなのか?
母の年が58で下の子の年が26歳ならギリありかな? 合コンはもうちょっと前のバブリーな時代ってぽいけどなー。

ここは原作が出版された年と映画が公開された年のズレがあるせいなのかな。ちょっと気になりました。

ALWAYS 永遠の0、特撮だけみるのが吉

劇場版黒執事

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劇場版黒執事を観ました。人気マンガが原作とのことですが未読です。
ひさびさの水嶋ヒロ主演ですよ。研音をクビになったときにやってたBECK以来なのかな?

魂を渡すという契約で呼び出した悪魔を執事として使役するという設定ですが、悪魔にしては非常に普通です。確かにちょっと標準より頭が切れて身体能力が高いようですが、空を飛んだり口から火を吐いたりするわけではありません。そういうSF的効果なしにひたすらアクションだけで攻めるあたりがむしろ新鮮で面白いです。超能力バトルっていまどきありふれてて飽きられてるし。
ゴーリキさんは普通に演技してましたね。笑わなきゃ特に問題ないみたい。
ただ男装しているメリットがよくわかりませんでした。原作がそうだからってだけなのかな?

水嶋ヒロいいですね。アクションきれきれです。レベルの高いアクション映画に仕上がってます。

2014/1/12 Sunday

大脱出

Filed under: - dekaino @ 21:09 このエントリをはてなブックマークに追加 紊ц�怨�困里呂討�Bookmark被リンク数

大脱出を観ました。シルベスター=スタローンとアーノルド=シュワルツネッガーの2大巨頭ダブル主演のアクション映画です。
悪役のホブス所長を演ずるのはジム=カヴィーゼルP.O.Iのリース君ですよ。またはパッションのキリスト(ちょっと古い)。

よくある脱獄ものだけど、スタローンがシュワルツネッガーより知的に見える役をやりこなすのはちょっとビックリ。なんかすごいですよ。

しかしストーリーのカギとなる公海上の民間船の中に監獄を作るってアイデアは、実の所全然ダメなんじゃないかな。臨検くらったら終わりでしょう。せめてどこかの小国の軍艦籍にしておけばいいのに。軍艦じゃないと臨検拒否できないですから。その小国が海軍力なんか必要なさそうな内陸国だったりすると怪しいリアリティが出てきそうです。

続編つくるなら今度は月にでも監獄つくるんでしょうか?

伏 鉄砲娘の捕物帳

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伏 鉄砲娘の捕物帳、劇場ではなくてスカパーの放送で視聴しました。
映画館で予告編をみた時は、鉄砲かついでる少女が伏って名前で、犬っぽいモンスターが出てくるから、里見八犬伝の焼き直しで戦う伏姫と愉快な下僕犬士たちってコンセプトの作品かなと思ってました。BGMがCHARAだったので劇場の大音響でCHARAの歌声きかせるのは地獄の責め苦と思い、映画はみにいかなかったんですよね。

スカパーで視聴してみたところ、CHARAの歌は最後の最後にちょっとだけでてくるだけだったので杞憂だったようです。思った以上に気合の入った作画でていねいに作られている作品でした。
主人公は浜路という山村の猟師の娘で兄を頼って江戸に出てきて、近頃江戸を騒がせている伏と呼ばれる化け物を退治するという話。やはり八犬伝が元ネタなんだけど思ってのと違うアレンジの作品でした。そもそも鉄砲娘が江戸に出てくるって無茶だよね。絶対に関所通してくれませんよ。入鉄砲と出女のダブルでアウトでしょ。

なにやら同名の小説が原作らしいです。文春創立90周年記念作品ってことで、これは文春うまく騙されましたな。オネアミスの翼でガイナックスで騙されたバンダイくらいやられまくってます。まぁ文化事業ってこんなもんでしょう。
これからもどんどん騙されて金を出してください。

歌丸師匠が声をやってるのはなかなか面白いかも。
主題歌がCHARAでなければ興行収入に貢献できたんだけど、残念。

ゼロ・グラビティ

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ゼロ・グラビティを観ました。
衛星軌道にあるハッブル望遠鏡の修理作業をしていた宇宙飛行士が事故にあうサバイバルもの。
正直科学考証的にはトンデモだらけのご都合主義ではあります。
着水ポイントが淡水湖(カエルがいたから淡水なのは確実)なのも都合よすぎ。
中国のステーション名が天安門なのはシャレをきかせ過ぎ。後100年経って宇宙卓球が普及する時代になってもそんな命名できないですよ。

しかし、3D映像としてはなかなか真に迫る説得力があります。ぜひ3D大画面でみてほしい作品。

2014/1/5 Sunday

劇場版HUNTER×HUNTER-The LAST MISSION-

Filed under: - dekaino @ 6:13 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁��HUNTER�HUNTER-The LAST MISSION-のはてなBookmark被リンク数

劇場版HUNTER×HUNTER-The LAST MISSION-を観ました。何がLASTなんだかわかりませんが、現業版第2弾ということらしいです。
ハンター協会のネテロ会長がまだ健在な頃のお話。ホリーポッター完結後、もう劇場では永井一郎の長ゼリフを聞けなくなったと思っていましたが、本作ではネテロ会長役として永井一郎の声が存分に楽しめます。

外伝ストーリーなので、主要キャラが死なないことは確定で、どうにも緊張感は出ないのですが、ハンター協会の汚れ仕事担当の闇組織がうんたらみたいなお話です。
あれ? これってNARUTOのパクリ…もといオマージュですかね? ていうか富樫はこんなのばっかりだ。パクってもオリジナルより設定が矛盾せずに筋が通ってて面白ければ、それはそれでよいとは思います。

来場者特典のタオルがペラペラでしょぼいです。こんなところにも円安の影響か?

ウォーキング with ダイナソー

Filed under: - dekaino @ 6:08 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�㏍�潟�� with ���ゃ���純�爾里呂討�Bookmark被リンク数

ウォーキング with ダイナソーを観ました。
BBCの自然ドキュメンタリー部門の科学考証された恐竜の生態再現CG映画です。
NHKの「ダーウィンが来た」みたいなノリとはちょっと違って、再現ドラマパート100%となっていて、普通のドラマとして楽しめます。教材臭いところは、せいぜい出てくる生物の学名が毎回説明されるぐらい。
まぁストーリーは月並みで特にいうことはありませんが、CGで再現された恐竜はすごいです。

それにしても、冒頭と最後の現代アラスカのパートは要らないと思うですよ。まさに蛇足ってコレだわー。

2013/12/29 Sunday

仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� �ф⑥&���c�吟�若�� 紊��������������MOVIE紊у���Δ里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦を観ました。
タイトル長い! 仮面ライダーウィザードの後日談と、現役放送中の鎧武のパラレルワールドの話です。
晴人をはじめウィザードの面々はみんな大人で重たい想いで行動しているのにたいし、鎧武の面々はちゃらいちゃらい。ものすごく軽いです。本編では虚淵脚本でドロドロ重い話になるのかもしれませんが現状ではガキの遊びのノリでライダーやっちゃってる感があり、かなり2作品がミスマッチな感じ。
その意味で、本編とはリンクしないパラレルワールドなのは正解だったのでしょう。

ウィザード編はかなり出来がよく、鎧武編はアクションや変身シーンを楽しむと割り切ればOK。90分あまりに詰め込み過ぎくらいに盛り沢山な内容です。

2013/12/21 Saturday

REDリターンズ

Filed under: - dekaino @ 23:39 このエントリをはてなブックマークに追加 RED���帥�若�潟�困里呂討�Bookmark被リンク数

REDリターンズを観ました。REDの続編です。

黄昏流星群にジャンプの昨日の敵は今日の友ルールも加わってますますマンガっぽくなっています。もともとDCコミックのマンガ作品なので当然と言えば当然ですけど。
いろいろな観光地を巡るトラベルムービーにもなっていてなかなかお得な感じ。
もちろんアクションもバリバリです。

ブルースウィリスは何をやらせてもブルースウィリスってのも相変わらず。ハゲ散らかしている作品。この点については決して期待を外しません。

かぐや姫の物語

Filed under: - dekaino @ 23:36 このエントリをはてなブックマークに追加 ������紮������のはてなBookmark被リンク数

かぐや姫の物語を観ました。おそらく高畑勲の最後の監督作品となるでしょう。
高畑作品としては久々のヒット作になりそうでよかったです。

話はかなり余白というか語られていない部分が意図的になのか時間の制約のせいなのか、非常に多く観客の想像力での補完もいろいろなバリエーションがありそう。

特に気になるのは相模という教育係、いわばハイジのロッテンマーヤ女史にあたる女性が中盤からまったく出てこなくなります。名前からして彼女本人が相模出身または彼女の母が相模の人と推測でき、東国から出てきた女が有職故実をマスターした教育係なるまでの苦難もあったろうなと想像してしまいます。

天皇の乳揉み1回ですべてが破たんするという戦前だったら不敬罪級のストーリーの作品

2013/12/8 Sunday

攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers

Filed under: - dekaino @ 10:37 このエントリをはてなブックマークに追加 �紙�罘�����ARISE border:2 Ghost WhispersのはてなBookmark被リンク数

攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispersを観ました。
攻殻のリブートシリーズの第二作で、border:1 Ghost Painの続編です。

前シリーズとの違いがますます際立ってきました。特にキャラクターの味付けがかなり違います。
今度のイシカワってけっこう格闘技もいけるんですよ。動けるデブというやつか? それとサイトーさんが、実はギャンブル中毒で公金横領の犯歴があって銭金ですぐ転ぶ典型的チンピラキャラになってたのは驚き。まぁ前シリーズでは「サイトー そいつをよこせぇぇ」と素子に怒鳴られる以外は特に目立たない寡黙なスナイパーだったから動かしにくかったんだろうな。チンピラの方が人間臭くて面白い。border1も2もまだトグサ君が出てこないんで素の人間に近い側の代表なんでしょう。

尺が短く、密度が濃いのはいいんだけど、やりすぎってくらいに話が詰め込まれています。いわゆるダレるシーン、ダレ場がまったくなし。観客は1時間ずっと括目してなくてはなりません。

かなり疲れる作品。

2013/12/3 Tuesday

夢と狂気の王国

Filed under: - dekaino @ 7:06 このエントリをはてなブックマークに追加 紊≪����羂�����修里呂討�Bookmark被リンク数

夢と狂気の王国
夢と狂気の王国を観ました。宮崎駿・鈴木敏夫・高畑勲のジブリ3巨頭のドキュメンタリ映画です。

3巨頭とはいっても、よく話すのは鈴木Pと駿ばかりで高畑勲はほとんど画面に出てきません。鈴木Pが饒舌なのは職務からも当然なのですが、宮崎駿もサービス精神満点でいろいろしゃべってくれてます。
それにしても周囲のスタッフがみな20~30代の女性で固められているのですね。孫娘世代に囲まれて喜ぶエロジジイです。本作のディレクターでインタビューアもやってる砂田麻美も30代女性ですから、駿も饒舌になるのでしょう。

吾郎もちょっとだけでてきてますよ。アムロみたいに
「その声は… さっき無線で僕にジブリ新作を監督しろって命令した人ですね」
「誰が、自分だけのために長編新作作るもんか。皆さんがいると思えばこそ監督してるんじゃないか。僕はもうやめますよ?」
とかわめいております。カワイソウダナァ

尺が2時間弱とかなり長いのに退屈しませんでした。それなりに伝えたいメッセージが伝わってきた気がします。よくNHKとかでやってる密着ドキャメンタリとはかなり違った印象の作品です。

2013/11/30 Saturday

清須会議

Filed under: - dekaino @ 16:02 このエントリをはてなブックマークに追加 羝���篌�茘阿里呂討�Bookmark被リンク数

映画 清須会議を観ました。

喜劇というほど喜劇っぽくもなく、戦国時代の群像劇の王道という感じ。映画というよりお正月にテレビ東京でやってる長時間時代劇ドラマのような印象です。清須城の評定の5日間というボリューム感もちょうどそのくらい。CMはセブンイレブンですかね。

ちょっと映画一本で見るには淡々としてて、でも尺は長くてとおなか一杯状態。
お市の方の怨念も俗っぽくていかにも正月テレビ特番っぽいです。

既婚女性達がちゃんと眉剃って眉墨しててお歯黒してるのはハッとしていい感じです。
妙なところで交渉にこだわってます。

有名どころの俳優女優の渋い演技を堪能するには素晴らしい作品です。
剛力さんはやっぱり剛力さんだしね。

2013/11/17 Sunday

ゴウライガンが広沢寺温泉に

Filed under: - dekaino @ 22:59 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�����ゃ���潟��綺�羃√�羝����里呂討�Bookmark被リンク数

衝撃ゴウライガンの第7話「笑止千万」。噂では温泉の話だと聞いていたが、非常に見覚えのある温泉宿ではないか。
広沢寺温泉玉翠楼
立寄り入浴で入れる露天の男風呂に混浴という設定で全キャラ集合してたよ。
衝撃ゴウライガン #7 笑止千万
土曜に日向山に登ってきたばかりだ。最近ご無沙汰だからたまには広沢寺温泉に寄ろうかな。でもあそこの露天風呂は冬は洗い場が寒いんだよねえ。身体を洗ってる時はガクガクブルブルものですよ。

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海

Filed under: - dekaino @ 22:47 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�激�若�祉�吾�c���純�潟�������潟���鴻�����:薛���儀のはてなBookmark被リンク数

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海を観ました。パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(2010)の続編です。

前作もゆるい感じでしたが、本作はもっとゆるいです。今度はホメロスのオデュッセイアを元ネタにパーシー一行が黄金の羊毛を探しに行くというストーリーです。なんと黒海の最奥のコルキスではなくバミューダトライアングルの小島にあるという無茶苦茶さ。しかもその小島は遊園地の廃墟というぶっ飛び具合がいいです。
もはやギリシャ神話との絡みは西遊記とドラゴンボールのつながりくらいしかありません。

ダジャレも乱発。ギリシャ神ヘルメスのネクタイは当然エルメスだとのこと。なんだかなー。電車男のヒロインでもニュータイプ専用モビルアーマーでも何でも来い。

クレジットで使われる文字がギリシャ文字やキリル文字を強引に似てるラテン文字の代わりに使う、たとえばΛ→Aってのは本当にバカみたいだからやめてほしい。なんと日本円の通貨記号¥までもYの代わりに使われてましたよ。見慣れぬ文字なら何でもいいのかよ!

小中学生向けのレベルのゆるい冒険譚にお似合いのゆるい演出が満載でした。

2013/11/10 Sunday

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語

Filed under: - dekaino @ 9:35 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 薛�羈�絨�絅潟�障������������ [�亥隈] ���������のはてなBookmark被リンク数

魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語を観ました。劇場版魔法少女まどか☆マギカ前後編の続きで、テレビ版にはないその後の話。イデオンで言ったら発動編のラストの新しい生命の星の物語にあたるのかな?

何を語ってもネタバレになりそうなので内容については語りません。

海老名ではTOHOシネマズでのみ上映、となりのイオンシネマ(旧ワーナーマイカル)では上映されません。ロングラン必至のコンテンツなのにもったいない。
配給がワーナーブラザーズなのにこの仕打ちって、イオンとワーナーってそうとう関係悪いようです。

2013/10/26 Saturday

怪盗グルーのミニオン危機一発

Filed under: - dekaino @ 20:51 このエントリをはてなブックマークに追加 �����違���若���������喝�掩�筝��困里呂討�Bookmark被リンク数

怪盗グルーのミニオン危機一発を観ました。怪盗グルーの月泥棒の続編です。
原題はシンプルに"DESPICABLE ME 2″。何の工夫もありません。

前回改心して怪盗稼業を辞めたグルー。今度は秘密国際組織の依頼を受けて犯罪防止活動に取り組むが…ってストーリーですが、基本的に色恋沙汰のお話です。つまり、グルーの婚活?
というか、養子にした孤児3姉妹のツンデレ長女にボーイフレンドができてしまいます。
ツンデレなりにツンツンデレデレしてますよ。声は前作から引き続きハーマイオニーの吹替えで有名な須藤祐実です。

グルーとマーゴ(長女)、アグネス(三女)、イディス(次女)
中央の眼鏡っ娘が長女のマーゴ

地味にロングラン上映しているので、それなりに興行収入は稼いでいそう。もしかしたら次回作もあるか?

それにしても、グルーの強烈な母親を考えるとグルーのお嫁さんになる人は大変だと思いますです。

2013/10/20 Sunday

ランナウェイ/逃亡者

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ランナウェイ/逃亡者を観ました。ベトナム反戦運動が盛んだった時代に暴力的革命を目指した過激分子の話です。
70年代は世界的に若者が反戦・反政府運動をやってた時代。
ベトナム戦争反対を標榜して銀行強盗を仕掛けて警備員を殺してしまった事件の容疑者は、うまく地下に潜伏して30年。
平凡な主婦が、私はあの時の犯人一味だと自首したことからストーリーが動き始めます。

真相を観客に隠して話が進むミステリー仕立てとなっており、当時の世相や当時の革命戦士がいかに改心(堕落?)して体制側の人間に堕ちたかなど、アメリカの60代のハートに直撃です。
どうもアメリカ映画としてこの年代に受ける作品が一番儲かるようですね。

邦画も安保闘争ネタの映画が増えるかもしれません。

フローズン・グラウンド

Filed under: - dekaino @ 8:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ���㏍�若�冴�潟�祉�違�����潟��のはてなBookmark被リンク数

フローズン・グラウンドを観ました。
1980年代にアラスカで本当にあった連続殺人事件の再現ドラマ映画です。

実話ベースの猟奇ストーリーはやはり面白いです。北国の陰鬱な雰囲気はアメリカでも同じみたいです。
映画の中で自動車の中から州警察と電話で話すシーンがありますが、1983年当時にはまだ自動車電話や携帯電話はなかったはず。これ実はPhone patchです。
市民無線(CB)またはアマチュア無線(HAM)で電話回線交換局と通信して電話に接続してもらう仕組みですね。日本では異本だったけどアメリカでは条件付きで合法でした。なつかしい。

あと、アメリカの裁判制度に詳しくないとちょっと検察がビビってる理由が理解できないかもしれません。アメリカは日本と違って本当の推定無罪なので、刑事裁判で無罪判決が出ると検察側はもう控訴・上告できず無罪が確定します。後から決定的証拠が出てきても一事不再理でもうその案件では有罪にできません。刑罰は国家権力による暴力だから慎重に慎重を重ねてもやりすぎることはない。100件有罪にできなくても1件の冤罪を防ぐという発想です。
だから、検察は証拠がきっちりそろわないと起訴したがらないわけです。

再現ドラマなのでややご都合主義的に話が進みますが、それなりに真実味があります。
実話系映画が好きな人は満足できる作品。

2013/10/13 Sunday

謝罪の王様

Filed under: - dekaino @ 9:56 このエントリをはてなブックマークに追加 茗�臀����罕�のはてなBookmark被リンク数

謝罪の王様を観ました。朝ドラあまちゃんのヒットで一般人にも脚本家としての認知が浸透したクドカン最新劇場作品です。
ネタそのものは新しくない。というかどげせん謝男(しゃーまん)の二番煎じですよね。
ただ板垣恵介のドゲザ哲学は最強の格闘技であり道でありスピリチュアルである体育会的思想なんだけれど、クドカンは芸能系というかお笑いというかシチュエーションコメディなんですよね。きっちり設計された状況が面白く、メインエピソードと複数のサブエピソードが同じ設定世界の中で絡んでいくという、いかにも北米TVドラマにありがちな話づくりになってます。
それに加えてマニアックな「わかる人にだけわかればいい」というネタが散りばめられているわけですね。

本作は劇場作品なだけに予算も潤沢だったようでかなり無駄遣いしているようにも見えます。もっと有効に使えばいいのにって低予算で作ってる人からは恨まれそうなくらい無駄に使ってますね。

予算の割にリアリティとか考証にもあまりこってないのがちょい残念。こういうコメディは嘘をつく必要がない部分は徹底的にリアルにしておくことで、嘘もリアルになる効果があるんですけど、海外某国との国際紛争のくだりはいかにも嘘っぽすぎてテレビなら許せても劇場作品でこれはってくらい薄っぺらいのはどうかと思いました。

いくらなんでも綿花の重要な輸入取引国なら大使館かせめて公使館があるだろうし、現地スタッフが会談のセッティングとか文化の違いのレクチャーをしないのはいかにも嘘っぽすぎて耐えられない。首相が出向くならせめて政府専用機が離着陸する絵ぐらい出さないとね。
町内会の抽選でハワイ旅行が当たって大喜びするような海外旅行が珍しい時代じゃないんだから、いくらなんでもこんな茶番じゃ一般観客を騙せません。クドカンのここらの肌感覚は昭和のまま止まっているような気がします。だから面白くもありガッカリ感もあり。

歌と踊りはもっと本編にも絡めて前編インドのミュージカルっぽくした方がよかったかも。ああ今はボリウッドっていうんだっけ?
日本人だけでインドの話を作っちゃった大映の釈迦まではいかなくとも、もうちょっと工夫次第で頑張れたかも。

コメディとしては当たりの作品だと思います。

2013/10/5 Saturday

ウルヴァリン:SAMURAI

Filed under: - dekaino @ 11:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �����眼�<����:SAMURAIのはてなBookmark被リンク数

ウルヴァリン:SAMURAIを観ました。原題はストレートにThe Wolverineです。
日本が舞台です。アメリカ人が考える間違った日本の映画がまたひとつ。

確かに間違えた日本なんですが、映像的にはかなり正確。日本に観光に来た西洋人が受ける印象そのままに映像化したような感じです。秋葉原や浅草など観光地の風俗描写は確かに忠実です。

でもね東海道新幹線は上野駅からは乗れないし、そもそも新幹線って電車だから架線から電力をとるパンタグラフってものがついてるんだよね。鉄道に疎いアメリカ人ならわからないって思ってるのかなぁ?

ヒロインは日本人なんですが、アメリカで活躍してる日本人モデル/女優なんで、かなり日本人の好みからずれています。アラサーにもなってキャミソール+ジーンズの姿で出歩く御令嬢って日本にはいないよ。

ひさびさにパトリック=スチュワートがProfessorX(車椅子ハゲ博士)役でチョイ出演したのがちょっとうれしかったです。X-Menシリーズはまだまだ続く!

エリジウム

Filed under: - dekaino @ 10:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �����吾����のはてなBookmark被リンク数

エリジウムを観ました。第9地区で一躍有名になったニール=ブロムカンプ監督のハリウッド作品です。

第9地区に似たような設定ですが、アメリカの観客に合わせたのかかなーりゆるい映画になっています。特に皮肉めいたところはなく普通に王道の底辺の貧乏人が世界を救うって甘いおとぎ話という作り。ボクちゃんたちはあまり難しいお話わからないもんねえってバカにされてる風味。

昔のローマ帝国のように限られた人口だけが市民権を持ち豊かさを満喫していた時代から領土内のすべての自由民に市民権をタダで与える時代に移ったら何が起きたか、そこらの歴史がわかってはじめてわかるメッセージ的なものがなきにしもあらず。

まぁ普通にアクションSF映画としてみるのが正しい予算はA級のB級映画でした。

2013/9/23 Monday

荒牧版キャプテンハーロック

Filed under: - dekaino @ 13:47 このエントリをはてなブックマークに追加 ���х���㏍�c�����潟��弝�㏍����里呂討�Bookmark被リンク数

荒牧監督のフルCG劇場アニメ キャプテンハーロックを観ました。
公開3週目に入り上映館もだいぶ少なくなってきましたが、まだまだやってます!
個人的にはガッチャマンよりずっと期待度が高かった本作、やはり面白かったです。
脚本が福井晴敏なのが懸念点だったのですが、変に頑張らず無難にまとめたという感じ。
それより荒牧監督のハーロック世界の再解釈が素晴らしいです。

原作のアルカディア郷の副長のヤッタラン
原作のオタク系ヤッタラン
プラモづくりが趣味という70年代の親不孝通りにいそうな文化系オタクだったのが
本作では下のような肉食系ガチムチ親父系海賊ですよ。

肉食系オヤジ化したヤッタラン
こんなバトルアックスで敵兵士をなぎ倒す新谷かおるって無理あるでしょ

本作のアルカディア号クルーはある意味でベルセルクの鷹の団のようです。
キャプテンのハーロックは、どこかミステリアスで自分の目的を達するためには悪魔にでも魂を売り渡すような男、しかし女子にはモテモテのグリフィス。そして有紀螢は副長的立ち位置で理知的な判断を下すキャスカ。ヤッタランは副長のはずなのにほとんどガッツ切り込み隊長的な肉弾鉄砲玉と化しています。
とにかくヤッタランはキャラが立ち過ぎ活躍し過ぎ、声をやってる古田新太(あまちゃんの太巻)もノリノリです。

三浦春馬が声をやっているイケメンな若者は台場だと思ったら違うんですね。本作オリジナルの ヤマ という青年らしいです。基本的にストーリーはヤマを中心に動きます。ハーロックは本当に枯れているというか作中でも100歳を超えているという設定でブレないんだけど不必要にアツいということもない老成したキャラです。

艦船の表現もかっこいいです。宇宙船なのに排煙もくもく。999の機関車なんか目じゃないくらい真っ黒な煙を放出しまくり。これが不思議とカッコいいんですな。うまく言葉では表現できないんで、百聞は一見にしかず。ぜひ映像をみてほしいです。

世界観的にはマゾーンはいない(orまだ人類と接触していない)みたいなんで、エメラルダスとかもいないのかな? 松本ワールド的にはかなり異端な作品ですが、これはこれでいいのです。

旧作ファンには食わず嫌いにならずに観てほしい作品。

鷹の爪GO~美しきエリエール消臭プラス~

Filed under: - dekaino @ 9:01 このエントリをはてなブックマークに追加 薹鴻����GO��臂������������若����㏍�����鴻��のはてなBookmark被リンク数

鷹の爪GO~美しきエリエール消臭プラス~を観ました。劇場版第5作でGOということなのですが、あれ? 今まで4作もやってたっけ??

1作目 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~ 2007年3月
2作目 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~ 2008年6月
3作目 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~ 2010年1月

4作目が不明です。サバ読んでない?? wikipediaその他資料によると第3作のDVDのオマケについているカスペルスキーを持った男 ってのが第4作扱いらしいです。劇場公開してないんじゃん!!

本作は同時上映なしで本編だけで109分とかなりの大作。しかし尺の3割以上はスポンサーの宣伝に費やされているので、ストーリーとしてはスカスカです。でもギャグとしては面白い。テレビでは危なくて放映できないようなネタをここぞとばかりにぶつけてきている印象です。
そうはいってもスポンサーの目もあるからこれでも抑えているんでしょうが。

モンスターハンター4がメインスポンサーのようで、その発売に合わせて今の時期に公開みたいですね。興行のことを考えるならも冬休みとか正月とかにやった方がいいんでしょうが泣くことスポンサーには勝てません。すべてが大人事情だ。

2013/9/16 Monday

ガッチャマン(2013)

Filed under: - dekaino @ 19:47 このエントリをはてなブックマークに追加 �������c����(2013)のはてなBookmark被リンク数

ガッチャマン(2013)を観ました。
昔、タツノコとフジテレビが組んでやっていた人気テレビアニメシリーズを、今度は日テレと組んで実写映画化しました。企画の基本フォーマットはヤッターマンの実写映画とほぼ同じです。
ただし、今回はちょっと前宣伝に失敗しているようで前評判がかなり悪い。そのせいか興行収入もヤバい状況です。ヤッターマンは新シリーズをきっちり製作して放送したのに対し、本作では早朝番組の1コーナーのフラッシュアニメと深夜アニメを1クールやっただけでまったく宣伝力が足りない感じでした。
でも、そのフラッシュアニメおはよう忍者隊ガッチャマンの劇場版も併映されてて、これはこれでかなり面白かったです。深夜アニメのガッチャマンクラウズも今風でかなり面白いアニメなんですけどね。でも一般人特にガッチャマンを懐かしいと感じる40代~50代の層にはまったくリーチいなかったのが残念。

本作も剛力さんがキャスティングされたという点でちょっとだけ話題になりましたが、むしろネガティブなイメージがついただけでした。
映画としての出来でいえば、そんなに悪くはないんです。昔のガッチャマンをそのまま実写化しても絶対につまらなくなるのは明らかなんで、本作のように翻案するのは当然だし、アクションシーンもよくできてるし、平成仮面ライダー的というか石森ワールド的な人類vsミュータントの生存戦争という世界観はアリガチだけど悪くない選択でした。
ただキャラクターにメリハリがなさすぎでつまらない。ここが一番の問題でしょう。
みんないい人過ぎ。原作はもっとみんなトガってたと思うんだよね。南部博士ももっと石頭の政治馬鹿で技術なんかわかってないモラハラ司令官でないといけない。
世界観ももっと直接的に、自我をもつミュータントvs人類に飼われて利用されるミュータントみたいな構図をわかりやすく出せば富野的二面性ドラマにもなりうるのにもったいないです。

昔はCM美少女だった初音映莉子が、色気のない女性誌モデルっぽい女優になってたのがガッカリ。あー、女性受けのよさげな方向に行かないと飯が食えないんだろうなという理屈はわかるけど、残念。

単純にアクションを楽しむだけなら悪くない作品です。

2013/9/8 Sunday

スター・トレック イントゥ・ダークネス

Filed under: - dekaino @ 23:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�祉�������� �ゃ�潟���ャ�祉���若�����垢里呂討�Bookmark被リンク数

スター・トレック イントゥ・ダークネスを観ました。JJエイブラムス版スタートレックの第2弾です。

4年前の前作の直接的な続編になっています。基本的にカーク船長の世代の旧作のパラレルワールドとなっており、かなり歴史が異なってきています。
大きな違いは、(1)バルカン母星はなくなってバルカン人は流浪の民となっている(まさにユダヤ人)、(2)スターシップは地上で建造されるし地上を航行できる、(3)クリンゴン母星の月(プラクシス)はもう割れている!!

ブリッジクルーの人間関係にも違いがあり、なんとスポックの恋人は看護婦のクリスティン=チャペルではなく通信担当士官のウフーラ。クリスティン=チャペルは名前だけでてきます。

そして旧作でも人気の高い悪役 優性戦争の首謀者、遺伝子強化された超人カーン(Khan)が登場です。
本作を観る前にまったく予備知識を調べずに映画館に行ったのですが、カーンが出てきたのには驚きました。やはりカーンの悪役っぷりは素晴らしい。そして味方にすると心強い!
JJエイブラムス作品らしく、旧作との整合性を考慮しつつも変えるべきところは大胆に変えてきていて、いろいろと興味深いです。

本作で完全にリブート後のパラレルワールド路線が定着したことになります。旧作では地球本星などの中央では完全無欠に近いユートピア社会で貨幣すら不要となっていて、心躍る冒険はワープ航行でしか行けないような宇宙の辺境にしかない、いわゆる真っ白なイメージのスペースオペラだったのですが、本作のパラレルワールド路線では、連邦中央からしてかなり不完全で21世紀の国際情勢のようなドロドロとしている印象を受けます。ブレードランナー以降の薄汚れた黒っぽいスペースオペラです。

テレビシリーズにスピンオフするのは難しそう。続編の劇場版はまた4年後なのでしょうか?
早く続きが見たいです。

2013/9/1 Sunday

ホワイトハウス・ダウン

Filed under: - dekaino @ 11:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ����Ή�鴻�祉�����海里呂討�Bookmark被リンク数

ホワイトハウス・ダウンを観ました。
ホワイトハウスが何者かに占拠され大統領の消息は不明という導入から始まるアクション映画です。
少し前に公開されたエンド・オブ・ホワイトハウス(原題OLYMPUS HAS FALLEN)と似た設定ですが、かなり味つけが異なります。
本作のホワイトハウスの破壊度は地に足ついているというか、2010年代のアメリカならここまで暗いならありそうという感じの妙なリアルさがある程度のほどほどの壊され具合で、派手さには欠けます。
でもマスコミカメラがホワイトハウス敷地周囲をずらりと囲んで中継する構図がリアリティショーが好きなアメリカ人嗜好にあってそうな感じです。

ネタバレになりますが、本事件の黒幕はゴルフボール大の脳腫瘍があって余命わずかという設定。これ死期が近いというだけでなく、本人の性格も腫瘍のせいで変わってしまったという解釈も可能です。まぁ直接に示唆するセリフはないんですけど、脳腫瘍患者への差別問題にもつながるからその手の演出は困難そう。

YoutubeとかFacebookが不自然でない形で有効利用されてるあたりが今風だけれども、10年後の2023年名は 何だこりゃ? 的古臭さを醸し出しそう。たとえるならポケベルが有効活用されてる映画を21世紀にみるような感じ。
また、ハッキングの映画的表現はわかりやすさを考えるとどうにもならないんだろうな。セキュリティ突破するまでの残り時間カウントダウンとか、もう定番すぎて笑えてしまいます。

なんだかんだいって、ストーリー、アクション共によくできている作品です。
観光地でもあるホワイトハウスを紹介するトラベルムービーとしてもよくできていて感心します。

2013/8/18 Sunday

ワールド・ウォー Z

Filed under: - dekaino @ 10:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�����祉������ ZのはてなBookmark被リンク数

ワールド・ウォー Zを観ました。ベストセラー小説の映画化らしいのですが原作本は読んでいません。
タイトルのZはゾンビのZ。あえて訳すなら「ゾンビ大戦」ってあたりですか、かなり低予算な安っぽい存否映画っぼい響きになってしまいますが。

本作のゾンビも最近のトレンド通り、素早いゾンビ、走るのも飛ぶのも人間より能力が上です。ただし近くに生きた人間がいない場合はロメロのゾンビみたいな立ち止まったりゆっくり移動したりするだけです(休眠状態らしい)。

本作はゾンビ映画なのだけど、ホラーではありません。基本的にゲーム仕立てで、主人公がすべきミッションが書くシーンごとに与えられ、それを達成していくという親切なシナリオ。いきなりキーとなる人物が死んでしまってさぁどうするって導入部がいかにも今風なPCゲームっぽいストーリーです。

かなりロジカルに設定や問題解決をしていくのですが、つつこうと思えばいくらでも穴はありますね。
そもそも人口が集中してない郊外や農村部では問題にはならなそうだし。
ゾンビは知能はないようなので、幼児が開けられないようなベビーゲートレベルの障害を置けば簡単に隔離できると思うんだけどねえ。でかい壁つくるよりベビーゲートでしょ。

とにかく長城は公共事業のネタにはなれども実行は薄いってのは中国史でもパシフィック・リムでも実証済みです。

これゾンビ禍をうまく抑えて人間文明が世界を取り戻したとしても、その後の戦争やテロ攻撃の手段として、ゾンビを群集に放り込むって手口が普及しそうで嫌な感じではありますね。イスラエルにてきめんに効くんだからアラブ過激派がやらないわけがない。もう明るい未来はないのかも?!

それにしても、24時間以内に全国民の歯を抜いた北朝鮮のクレバーさには脱帽でした。

パシフィック・リム

Filed under: - dekaino @ 9:10 このエントリをはてなブックマークに追加 ���激���c�����祉����のはてなBookmark被リンク数

パシフィック・リムを観ました。
熱いロボット映画です。敵は怪獣です。やつらは太平洋の深海からやってきます。
ふたり一組のパイロットが巨大ロボット兵器イェーガーに乗りこみ怪獣と戦います。環太平洋諸国それぞれの特色がでているロボットもいいです。ガンダムファイトのモビルファイターをIL&Mの3D技術で作ったらこんな感じになるんでしょう。

いろいろな点で日本のロボット作品へのリスペクトが見受けられますが、怪獣オタク博士と数学バカ博士の漫才は、マジンガーZの三馬鹿博士のオマージュだよね。最近こういう専門馬鹿な博士って減って寂しかったけれど、久々に強烈なのキターという感じです。

ヒロインが日本人など日本関連の話も出てくるけどやはり中国が強烈に意識されています。興行的にも中国人にサービスした方がお得だしね。最終決戦地は香港。ここらもGガンダムっぽいです。

怪獣の肉や皮膚や角、あまつさえ寄生虫までも食材や薬種にされるというあたり、ハリウッドがつくる変な中国ネタなのかな。あと、中盤以降、怪獣対策は巨大な壁(グレートウォール)を海岸線に建築して侵入を阻む方向に転換されて、巨大ロボット兵器は過去の者になっていくという流れになるのだけど、中国三千年の歴史が示す通り、堅牢な長城をいくら作っても最終的には異民族の侵入を防げないってあたりも中国あるあるネタなのかもしれません。

ストーリーは非常に詰め込み過ぎな感じ、2クールだか4クールのテレビシリーズを劇場作品に詰め込んだような密度の濃さがあります。スピンオフしてテレビシリーズ作るのもいいかもしれない。でも予算的に無理かなぁ?

2013年現時点でCGを駆使した怪獣特撮映画で最高峰のひとつと言える作品です。

2013/8/10 Saturday

劇場版 仮面ライダーウィザード in マジックランド

Filed under: - dekaino @ 23:12 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 篁��≪���ゃ���若���c�吟�若�� in ���吾�������潟��のはてなBookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダーウィザード in マジックランドを観ました。
同時上映は獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージックです。

今回は科学技術の代わりに魔法が進んだパラレルワールドに主人公とヒロインが飛ばされてしまうというお話。一般人でも普通に魔法を使います。ドラえもん長編でこんな話あったよね。たしか魔界大冒険。チンカラホイ。主題歌の小泉今日子が歌う「風のマジカル」は名曲なんですが、レコード会社の契約切れのため廃盤。映画のDVDでも差替え。NHKのあまちゃんパワーで復活できないものか…

話がそれてしまいましたが、ドラの魔界大冒険そのままの設定で魔法モチーフのライダーと怪人が戦うというストーリー。実は一般人が魔法を使えるようにするためには、罪もない人を拉致して犠牲にする必要があるという、石森章太郎の社会派漫画的なオチ。サイボーグ009のブラックゴーストも産軍複合体が黒幕だったし。

これはパラレルワールドの話ですが、現実世界の科学技術でもたらされる快適な生活も、貧困国/貧しい人々の犠牲の上に成り立っているって子供たちに気付いてほしいものです。

劇場版 獣電戦隊キョウリュウジャー ガブリンチョ・オブ・ミュージック

Filed under: - dekaino @ 22:50 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �i�紙�����㏍�с�����ャ���吾�c�� �������潟���с�祉�����祉���ャ�若�吾����里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版獣電戦隊キョウリュウジャーを観ました。副題はガブリンチョ・オブ・ミュージックです。
同時上映は仮面ライダーウィザード in マジックランド

ゲストキャラは、お姫様のミーコ(中村静香)と、敵の2人娘レムネア(桃瀬美咲)とアーシー(佃井皆美)です。中村静香はバストが豊かなグラビアアイドルですが、胸を活かした服装ではなくてもったいない。
アクションに定評がある桃瀬美咲と佃井皆美はバリバリ活躍しています。

姫のミーコはなにやら祈り歌とやらを歌います。もしかして大魔神カノン?

完全に本筋とは関係ない外伝ストーリーになっており、女子キャラのアクションを楽しむ映画となっています。

2013/8/3 Saturday

宮崎版 風立ちぬ

Filed under: - dekaino @ 10:39 このエントリをはてなブックマークに追加 絎���� 蘂���<��里呂討�Bookmark被リンク数

宮崎版 風立ちぬを観ました。
宮崎駿ブランドの劇場作品として3つの新しい経験をしました。

1. はじめてデジタル上映で宮崎作品を観た。
 やはり違和感があります。フイルム映写機のぼやけた味が宮崎作品にはあっていたのではないかな。しかし現状の映画上映体制で新作のフイルム配給というのはありえませんから、どうにもなりません。ビデオ撮影の水戸黄門をみたときの気分に似ています。

2. 脚本宮崎駿の作品なのにちゃんと構成がある! 省略的表現が多用されている。
 これは画期的。出来なかったわけではなく今まではあえてやらなかったのだ! と言いたいのでしょうか? 幕間の間の部分があるのは新しい。
 でも宮崎ブランドがなければただの凡庸な構成ではあるのですが… ティム=バートンばりの夢見心地な筋が通らないファンタジー演出とはだいぶ違います。

3. 老人向け作品である。
 あくまでも子供向け、せいぜい青年向けだった従来の視聴層を完全に裏切って、黄昏流星群やら釣りバカ日誌やらが好きそうな老人層に向けてメッセージを出してます。

ラストシーンで泣けるという宣伝がされており、たしかに若い観客の中には泣いてる人もいたのですが、私は涙のなもでてきませんでした。若くして病死したヒロインと遺された主人公の話ですが、幸福であれ不幸な要素はないですもん。人はいつか必ず死ぬのだからどうせ死ぬならこのように美しく死にたい。そして残された人間も引きずらずに「生きて」ってお話ですから。むしろ泣いて悲しんだら菜穂子の意に反すると思います。

どんどん死別により旧い友や親族を失っていく老人にハートに突き刺さる映画だと思います。

あと堀越二郎をだいぶ持ち上げていますが、彼の作品は工芸品としては優れていても兵器としては微妙だったと思ってます。
たとえば沈頭鋲は、技術じゃなくて生産に携わる職人の技能に依存しているわけで。民間企業の三菱としては、海軍が勝手に設計図を競合企業にまわして生産させようとしても、沈頭鋲の技能をもつ職人を囲い込んでいる三菱でしか生産できないって構図は都合がよかったんでしょうけど。
やはり工芸品で戦争するというのは無理筋で、あくまでも工業製品として生産性がよくないと勝てなかったんだと個人的に思っています。

2013/7/30 Tuesday

牙狼外伝 桃幻の笛

Filed under: - dekaino @ 10:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ���弱�篌� 罅�綛祉���のはてなBookmark被リンク数

牙狼外伝 桃幻の笛を観ました。タイトル通り牙狼シリーズの外伝で、牙狼をはじめ魔戒騎士は出てきません。魔戒法師が戦うお話です。

魔戒騎士は男しかなれないが、魔戒法師は男女どちらでもOK。しかし本作の魔界法師は100%女性。敵も女性。ボスキャラも♀。まさにキューティーハニー的バトルアクション映画です。

邪美(佐藤康江)と烈火(松山メアリ)のダブル主役体制。
邪美ねえと呼ばれているが中国武侠ものなら邪美大師姉か邪美姑ですな。ものすごい存在感があります。必要以上にあふれるサバサバオーラが逆に怖い。ウルトラマンネクサスの時よりパワーアップしてる。
烈火は相変わらず太ももムチムチでよいです。
ゲストキャラの阿妓(アギ)と麻妓(マギ)もいい味だしてます。

舞台は異世界オンリーで人間界はほぼ出てきません。その意味でホラーから人を守るというよりは身に降りかかった火の粉を払うってストーリーになっています。まぁ外伝なのでここで重要な話をやるわけにもいかないのでしょう。

牙狼 ~蒼哭ノ魔竜~に比べて、上映館がとても少ないのが残念。コロナとかパチンコ屋なんだからお世話になってる牙狼シリーズに恩返しして全館で上映してもいいんではないのか? ジブリ大作と公開時期がかぶってるのが問題なんだろうなぁ…

とにかく女子アクションを極めてやるぜとばかりにアクションの連続がテンポよく続く作品です。

2013/7/29 Monday

SHORT PEACE

Filed under: - dekaino @ 23:28 このエントリをはてなブックマークに追加 SHORT PEACEのはてなBookmark被リンク数

SHORT PEACEを観ました。大友克洋とそのお友達がつくる4つの短編のオムニバスアニメ映画です。
作画に気合が入っているのは当然として、ストーリーも結構面白いと思いました。4作品はまったく別のもので関連性はありません。しいて言えば日本が舞台で富士山が出てくる以上の共通性はありません。

最終話の「武器よさらば」はいかにも大友の80年代の作品。しかし武器とか戦闘シーンは現代風にリファインされています。兵隊の一人の声が二又一成で、いかにもすぐ死にそうな感じ。ダグラムやボトムズでは名のないキャラですぐ死ぬ奴の声は100%二又という死相ボイスだったのを思い出しました。
コイツいつ死ぬのと思いながらみてたのになかなかしぶとくて裏をかかれた気分です。

マニアックな作画マニアかジャパニメーション好きにおすすめ。

2013/7/26 Friday

モンスターズ・ユニバーシティ

Filed under: - dekaino @ 10:18 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�潟�鴻�帥�若�冴�祉�������若�激����里呂討�Bookmark被リンク数

モンスターズ・ユニバーシティを観ました。ピクサーの3D映画の古典とも言っていいモンスターズ・インクの続編です。
前作は2002年春公開だったから実に11年ぶり。前作の主人公2人がモンスターズ・インク社に入る前の大学生時代のお話です。前作よりちょっと大人向けなつくり。
とにかくアメリカの大学生活の描写がいかにもで面白い。いろんな映画のパロディにもなっています。
モデルはたぶんUC(カリフォルニア州立大)なんだろうなぁ。そしてライバル校としてモンスターテック(これはcaltechカリフォルニア工科大学がモデルと思われる)も名前だけでてきます。
そう、本作は残念ながらモンスターズユニバーシーティの中だけで閉じた話で、他大学とのインカレ的なエピソードがないのです。これは続編のためにとっておいたネタなのかな?

入学時のサークル勧誘のシーン。いつものピクサー風に看板文字が日本語に訳されているんですが、電灯があるっぽい弁論部は「弁論部」ではなくて旧字を使って「辯論部」とすべきところでしょうね。そういうセンスがある人がもう日本語版製作スタッフにいないってことなんでしょうが、惜しいポイント。古くて新しいのが伝統大学なんだよね。

同時併映の短編、ブルー・アンブレラも必見です。

小中学生よりは、中高生にみてほしい作品。

2013/7/7 Sunday

スカパー プレミアムサービスチューナー

Filed under: - dekaino @ 23:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻������ �������≪���泣�若���鴻���ャ�若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

スカパーのプレミアムサービスチューナーTZ-HR400Pを入手しました。

従来のSD画質サービスが来年2014年5月末に終了するのを受けて、既存契約者にただでプレミアムサービス用チューナーを暮れるというキャンペーンが実施されてます。
さすがに残り1年を切ったのでゲットしておこうかと申込みしました。

今は単機能のスカパーチューナーはパナソニックしか作っていないんですね。このTZ-HR400Pもパナソニック製でした。ローエンド品らしく特に可もなく不可もない。

今まで使っていた東芝のCS-A3をハードオフに売ったら10円の査定でした。もちろん迷わず売りましたよ!

基本的にHDチャンネルとSDチャンネルはサイマル放送なんですが、鉄道チャンネルだけはHDチャンネルでは24時間鉄道番組なのに、SDチャンネルはなぜか平日昼間は地方競馬放送をやっている不思議。
まぁ鉄道チャンネルは平日昼間に限らずずっと再放送なんでどうでもいいんだけど…

2013/6/30 Sunday

アフターアース

Filed under: - dekaino @ 22:04 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���帥�若�≪�若�垢里呂討�Bookmark被リンク数

アフターアースを観ました。
人類が地球を放棄してから1000年後の時代、将軍とその息子が無人の地球に不時着してサバイバルするというストーリー。
SF仕立てではありますが、SFというかサバイバルものとしてはリアリティはゼロです。
本作は父と息子の親子関係を主題としてファンタジー作品だと思ってみるのが正しい姿勢と思います。

タイトルにもある舞台の惑星が1000年後の地球って設定は、全くの無駄設定。遺跡のイも出てこない単なる野生の惑星ですから、惑星ゾラだろうがソロ星だろうかロゴ・ダウだろうが何でもOKっす。

息子を襲うクリーチャーがある意味でウリなんでしょうけどまぁありきたりです。あまりに息子の装備がしょぼいので緊張感だけはあります。
火も使わず、飛び道具も持ってないなんて、未来人のサバイバル能力は縄文人以下ですか?
光線銃とは言わなくても普通にライフル一丁と、チャッカマンと灯油100ccくらいもってけば、野宿も野獣対策も楽勝じゃないのかな?野宿でたき火しろって指示しない将軍の無能さがイタい。

もしかして、人類は1000年後には火もライフルも忘れてしまうのだろうか?

尺が短くてさくっと終わるのはよいです。そういう意味で娯楽作としてはいい作品かも?

2013/6/23 Sunday

攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain

Filed under: - dekaino @ 15:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �紙�罘�����ARISE border:1 Ghost PainのはてなBookmark被リンク数

攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Painを観ました。攻殻のリブートシリーズの第一作です。

リブートだけにキャラクターデザインも声のキャストもすべて一新されてます。
ProductionI.G.的にはドル箱シリーズに育てたいんでしょうけど、テレビシリーズではなく中編映画連作(いわゆるプログラムピクチャー)を仕掛けてくるってのは、要は資金がないんでしょうね。つらいところです。ヤマト2199のようにプログラムピクチャー劇場作品を編集してテレビシリーズとして再生というパターンもあるんで、そっちを狙ってほしいです。
また深夜枠ではなくて朝夕で行けるように性的表現がぬるくなっている気もします。

ストーリー的には旧作を必要以上に引きずらず、設定を手の平返しするところ躊躇なくひっくり返して新しいものに挑戦しているところは好感が持てます。脚本は冲方丁、ガンダムの福井よりはずっとマシな物書きです。

客の入りはいいようで、まずは幸先いいようですが、この手のシリーズは続ければ続けるほど客の入りが細くなっていくものだから、どこまで続けられるのか心配です。せいぜい4~5策が限度だろうなぁ。これを再編集して30分枠1クール分にする??

今までの攻殻機動隊作品をまったく知らずにいきなり本作を観るとかなりきついと思います。観客はある程度世界観をすでに知っている前提で作られています。
初心者は予習必至ですぞ。

エンド・オブ・ホワイトハウス

Filed under: - dekaino @ 15:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���祉�����祉�����ゃ����Ή�垢里呂討�Bookmark被リンク数

エンド・オブ・ホワイトハウスを観ました。原題はOLYMPUS HAS FALLEN。OLYMPUSってのは近年粉飾決算がばれてお家騒動になった光学機器メーカーではなくて、ホワイトハウス地下にある核シェルター兼指令所のコード名です。
要は北朝鮮の特殊部隊がうまいことホワイトハウスを占拠して現職大統領を人質にとって大変だぁってお話です。

ハリウッド映画は敵もちゃんと強いって描写するんですよね。日本は言霊信仰があるからストレートに敵が勝っちゃうような表現はあまりされないのだけれど、ある意味でフェアプレイ精神があります。北朝鮮が限られた戦力で見事にホワイトハウスを短時間で掌握していく様子は圧倒されます。まぁそうやって実像以上に敵の脅威を煽って戦争仕掛けるのがアメリカらしい文化ではあります。

占拠されたホワイトハウスの中で唯一自由に動ける見方が、スティーブン=セガールではなくて、元大統領SPチーフだったマイケル(ジェラルドバトラー)ってありがちな展開です。なんだかんだ言っても最後にアメリカが勝つ、この一点だけは外せません。
これが大統領の不適切な交際相手だったりするとまた面白くなるんだろうけどね。数年前に失敗して左遷された元プロが大活躍ってのは、ある種の人々の心に染みるんだろうなぁ!

現実的に考えると、すでに大統領代行が立ったのなら現職というか元大統領は見捨ててもいいんだよね。本当に本作のような事件が起きたらとっとと建物ごと爆破してしまいそう。手をこまねいて様子見なんかしていたら世界中の反米組織がどんどん蜂起してしまうでしょう。

なんて深いこと考えずに、ドンパチアクションを楽しんでみるのが本作の正しい鑑賞法だと思います。

オブリビオン

Filed under: - dekaino @ 14:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������海里呂討�Bookmark被リンク数

オブリビオンを観ました。
れっきとしたSF映画ですが、なぜか日本の宣伝では極力SFであるにはふれないようにしていたらしい。女子はSF映画は見に行かないという謎の神話があるかららしい。なんじゃそれ?

ありがちな文明崩壊後の地球が舞台で、ビジュアル的にはなかなかイケてると思います。
ただストーリーラブストーリーを絡めたせいかは純粋なSFとしては陳腐なオチになってしまっているし、といって恋愛映画として泣けるまたはひたれるかというと… どうしてこうなった的映画です。
たくさん存在しているはずのヴェカ達の後日談があればもう少し深い話になったかも。

タイトルのOblivionは忘却や恩赦って複数の意味を持つ単語で、途中まではどちらかまたは両方にかけているのかと思って観てました。でも結局そんな深い意味はなくて短期の記憶しかない主人公のことみたいです。邦題もただカタカナにするんじゃなくてもっと気の利いたタイトルつければいいのに。

球形の飛ぶ乗り物はなかなか楽しいかも。ドッグファイトシーンも面白かったです。
でもドローンより有人機の方が強いってのはなんか無理矢理って気もしないでもない。ヤマトみたいにすべては根性で解決ってか?

トムクルーズファン女子以外も楽しめる作品

2013/6/8 Saturday

スタードライバー THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 8:50 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�����ゃ���� THE MOVIEのはてなBookmark被リンク数

スタードライバー THE MOVIEを観ました。
テレビシリーズの総集編的映画だそうですが、テレビシリーズ見てませんでした。なんか「キラボシっ」って叫ぶアニメやってるくらいは知ってたんですけど…

だからどこまでが総集編でどこからが追加新作部分なのかよくわかりません。
テレビシリーズは、ポールのミラクル大作戦みたいに、時が止まった異次元世界を舞台を移すって構成なんだなぁくらいは読み取れましたが。いまどきに設定、設定、また設定で謎解きしないまま投げっ放しって感じも受けたんですが、それは総集編で省かれているせいなのかなぁ??

勢いだけはあって面白かったです。勢いって大事だね。

仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z

Filed under: - dekaino @ 8:45 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀��鴻�若���惹�����絎�絎���篋� �鴻�若���若���若�㏍�弱ぇ��ZのはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Zを観ました。とにかくタイトルが長い!
今回はゴーバスターズのイエローバスター(小宮有紗)が主役。あとはギャバンのサポート役のシェリー(森田涼花)が出番多かった。
飢狼でもがんばってるゴーカイシルバー(池田純矢)は本当に便利な役回り。アキバレンジャーなみにオタク知識もってる設定は強いですね。

バトルシーンは仮面ライダーウィザードが主軸になって、いろいろとサービスシーンあり。ちょっとだけイナズマンも出てきます。

ストーリーはまぁまぁよく考えられているけれども、やはり複雑すぎてお子様にはわからないだろうな。スーパーロボット大戦みたいな妄想あふれるごちゃ混ぜストーリーが短い尺の中で全力疾走なのでなかなかつらいです。これお茶の間のテレビでながら見してたら筋追えないだろう。

それでも数年前までの戦隊とライダーの中編2本立て構成よりは面白いと思います。

2013/6/2 Sunday

HK/変態仮面

Filed under: - dekaino @ 8:50 このエントリをはてなブックマークに追加 HK/紊���篁��△里呂討�Bookmark被リンク数

HK/変態仮面
HK/変態仮面を観ました。昔のジャンプの連載漫画の実写映画化ですが、かなり再現度が高いです。
マーベルコミックおよびその実写映画シリーズへの愛を感じます。
まさに大人な雰囲気のダークヒーローである変態仮面。しかも高校を舞台とした学園物でもあるという美味しい設定が完璧に活かされています。設定だけ学園物でも学園シーンが出てこない作品は山ほどありますが、本作は徹頭徹尾、学園で話が進みます。

ヒロインの清水富美加もよくやってます。ここまで特撮イロ物女優の色がついちゃっていいのだろうか? 一応ミスマガジンなのにね。

ここまでの完成度を示されると、本作を超えるには永井豪のへんちんポコイダーの映像化しかないかと思って、調べてみたら2004年に河崎実がすでに作ってたんですね。これはこれで面白そう。

チンコをティンコと発音するのは映倫対策でPG15都下にならないようなするためだったらしいけど、そんなのは通り越してただ面白いです。公開劇場数が少ないのが残念だ。

2013/5/26 Sunday

ラストスタンド

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ゴールデンウィークに観た映画です。

ラストスタンドを観ました。JoJoの最新作! ではなくてシュワルツネッガーの主演復帰大作の第一作目です。

良くも悪くも予告編そのまま。いい意味でも悪い意味でもまったく裏切られることはありません。
アメリカの老人そう受けをあざといくらいにねらった保安官映画です。退役軍人とかこういう映画が好きそうです。

十二生肖

Filed under: - dekaino @ 8:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ��篋�����のはてなBookmark被リンク数

引越しの関係で更新が滞っていました。先月末に観た映画です。

十二生肖(邦題ライジング・ドラゴン、英題CHINESE ZODIAC)を観ました。売り文句は「最後のジェッキーチェン主役大作」ですが、いつもの最後・最後詐欺ですね。最後の~と言い続けて何十年。あと20年は言い続けることでしょう。
もはや最後というか最新のって意味なんだろうな

今回は中華版インディジョーンズみたいなお話。清末に西洋に奪われた中国の国宝級の十二支神獣の像(もちろん12体ある)を集めて奪還するというお話。と言っても義憤に駆られて働くのではなく、あくまでもビジネス、金のために動くあたりがルパン三世のお宝さがしエピソード風でもあります。

西欧に奪われた宝を取り戻すためなら窃盗上等愛国無罪というノリが完全に中華圏向けの受けねらいの作りだと思います。こういう作品が儲かる時代ってことなんでしょうね。ハリウッドもそのうち中国万歳インド万歳って作品を量産するようになるのかも知れません。

ジャッキーチェンの生身スタントは今回も過激です。気合入りまくりで、確かに久々の本格アクション映画です。屋上から落ちるアクションも健在。それどころかパラシュートなしでスカイダイビングとか無茶しやがって状態です。

清貧じゃないヒーローってのが21世紀の中華スタイルってことがよくわかる作品です。

2013/4/20 Saturday

DRAGON BALL Z 神と神

Filed under: - dekaino @ 6:04 このエントリをはてなブックマークに追加 DRAGON BALL Z 腑����のはてなBookmark被リンク数

DRAGON BALL Z 神と神を観ました。久々の映画版。今回は原作の鳥山明がストーリーに強く関わっているとのこと。

予想を超えて面白かったですよ。ドラゴンボール無印のギャグが基調の頃のノリが復活しています。ピラフ様一行なつかしー。
本作の悪役の破壊神ビルスも面白いキャラです。魔人ぶぅとは違ったベクトルで無邪気に悪行を繰り返すんですね。気さくな寝坊助の猫型オッサンなんだけど、実はフリーザに惑星ベジータの破壊を命じた黒幕だったり、Zで殺された人々の元凶ってコイツなんだよね。本人は気まぐれでやっただけなんだけど。

対する悟空も社会正義や人々の生命を守るためではなく、ただオラ強い奴と戦いてェって動機だけで戦うあたり、一貫しています。このアホっぽさがドラゴンボールだよね。

劇中で、懐かしいキャラクターたちが大挙してブルマの誕生パーティに来るんですが、亀仙人の亀が来てないのは声の人の事情なんだろうな。でもヤジロベーが来てないのは声の都合では断じてナイルきっと鳥山明が完全に忘れ切っていたからだろう。ブルマもヤジロベーには何回か命を助けてもらってるんだからパーティに呼んでやればいいのに。

2013/4/10 Wednesday

ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)

Filed under: - dekaino @ 14:04 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������� ���喝お���蚊�帥�ら���桁����え(���ャ�若�吾�≪��)のはてなBookmark被リンク数

映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)を観ました。
水田わさびドラの映画の中ではかなり面白い方だと思います。
藤子F不二雄原作の映画と比べてまるっきりFっぽさがありませんが、これはこれで現代風なのでしょう。
偉そうにしているボスに反抗心を持ちながら従うバイト君が今回のゲストキャラです。F原作では社長と平サラリーマンのような人間関係はあまり描かれないんですよね。どちらかというとフリーの職とか店を構える商売人と客の関係が多い。ドラえもんでものび太のパパの会社の部長やら社長なんて出てこないですから。
どうもこの手の、主人と奴隷、社長とヒラ、館長とバイト君みたいな人間関係は手塚治虫の匂いがします。ペプラー博士が男手ひとつで女児を赤子から少女まで育ててしまうのも手塚テイスト。娘が父に口うるさいのは手塚も藤子F不二雄も両方ありですね。

本作はドラえもんの魅力のひとつのヒミツ道具に焦点を当てた意欲作。はっきりいってヒミツ道具は便利すぎてたくさん出すと話が壊れてしまったり、設定に矛盾が出たりするものですが、今回は巧妙に既存の設定の延長線上でうまく矛盾しないストーリーを作り上げています。
どこでもドアや通り抜けループの類の超空間操作系の道具はブロックが可能ってことがわかっただけでも過去にたくさんあった矛盾ネタが解消されますよ。どこでもドア/通り抜けループのジャミングは窃盗防止のためには必須のテクノロジーだ。

まぁ最後に出てきた復元ライトはその存在自体が今回の話をぶち壊しかねないポテンシャルがあるのですが、そこは気づかないふりをしてスルー。ドラえもんのスルー力は世界一!!
また、今回はスネ夫が意外といい働きをします。ちょちょいと秘密道具を修理できるとかキテレツ君を上回る技術者の腕の冴えですよ。つーかしょせんキテレツは巻物に書かれた過去の技術情報を再現しているだけ、いわばスクリプトキディならぬスクロールキディだからな。今年のスネたまはマジかっこいいよ。

オチはあまりインパクトはない感じでちょっと不満ですが。まぁ子供向けドラえもん映画だとすればこんなもんなんでしょう。もっと黒い藤子F不二雄カラーを出すなら、ジンジャーはペプラー博士が作った身の回りの世話&愛玩用少女型ロボットだったってオチがよさそうです。ククルは気の毒ですが。
人間とロボット間の恋愛ってテーマになるとまた手塚っぽくなってしまいますけどね。

エンディングのPerfumeの曲もいいです。子供と安心して観られ作品。

2013/4/7 Sunday

クラウド アトラス

Filed under: - dekaino @ 6:22 このエントリをはてなブックマークに追加 �������� �≪�����垢里呂討�Bookmark被リンク数

クラウド アトラスを観ました。いつのまにか兄弟から姉弟にクラスチェンジしたマトリックスで有名なウォシャウスキー姉弟監督作品です。

ひとことで言うと手塚治虫のライフワーク火の鳥シリーズを丸ごと一本の映画にしたような作品です。
大きなテーマに沿っているが、それぞれの登場人物も時代も場所も話もバラバラ。でも各世界の間には少し関連があったり、各登場キャラは無関係なんだけどスターシステムで同じ役者が別のキャストを演ずる。黎明編とかヤマト編とか太陽編とか大和編とか未来編などをザッピングして一本のフイルムしたような構成です。

あれやこれやの複数ストーリーが同時進行するので、なかなか難解。でも強引にハッピーエンドっぽいエンディングで観客を煙に巻きます。
何回か繰り返してみるともっと楽しめると思いますが、尺が172分と長いのでこれまた大変です。
尺があまりに長いため、上映館数は確保できていても1日の上映数はかなり少なめです。おかげで興行的にはだいぶマイナスらしい。DVDが売れるといいね。

2013/3/30 Saturday

シュガー・ラッシュ

Filed under: - dekaino @ 0:16 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�ャ���若�祉�����激�イ里呂討�Bookmark被リンク数

シュガー・ラッシュを観ました。レトロゲーム「FIX-IT FELIX」の悪役ラルフの物語です。
原題は主人公の名前そのままのWRECK-IT RALPH。レトロゲームFIX-IT FElIXは架空のゲームですが、おそらく任天堂のレッキング・クルーが元ネタです。
そして、邦題のシュガー・ラッシュも架空のゲーム。お菓子の世界のレーシングゲーム。本作のほとんどのシーンがこのシュガー・ラッシュの世界です。

ヒロインのウァネロペはシュガー・ラッシュのプログラムのGLITCHのキャラ。GLITCHってゲームのバグやら意図外の仕様を利用したいわゆる裏技/ウルテク/バグ技的なもので、本作の日本語版では「不具合」と訳されてます。つまんないねー 不具合。せっかくファミ通のエンターブレインが監修してるのに全然なってない。つーか、もしファミマガが健在だったら、ディズニー(旧ブエナヴィスタ)との関係から徳間書店に監修を依頼してたはずだよな。これもまたもったいない話。

話がそれたけど、まぁゲーム界のキャラがあれこれお騒ぎするというお話です。現実にあるゲームのキャラもカメオ出演していて楽しいです。ただマリオは名前だけでて本人は出てきません。出演料高すぎたのかなぁ??

ディズニーの劇場版アニメらしく、脚本がとてもよく練り込まれていて、大人でも子供でも楽しめるようになっています。かなりいい出来です。
また、同時上映の短編CGアニメ 紙ひこうき もよくできてます。セリフをまったく使わずBGMだけですべてを説明しきる表現力はすばらしい。ディズニーの良心を感じさせる佳作です。

2013/3/23 Saturday

ジャンゴ 繋がれざる者

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ジャンゴ 繋がれざる者を観ました。言わずと知れたタランティーノ作品ですよ。マカロニウェスタンですよ。

期待を上回るエログロ、下品さが素晴らしいです。ガンガン血が流れます。そしてニガー連発。
ニガーニガーニガーニガー×9999。3時間弱の長い尺で何回ニガーってセリフがあったのやら?
しかし尺が長いのにまったく退屈しません。つーかビッグネームのデカプリオやサミュエル=ジャクソンが1時間以上たたないと出てこないですよ。Zガンダムが3クール目でやっとお目見えみたいなもんですよ。

時代は1858年。南北戦争が始まる数年前の米国南部。黒人奴隷が人権もくそもない扱いを受けていた時代と場所での物語。
やっぱアツいのは奴隷頭のスティーブン(サミュエル=ジャクソン)。主人に対する忠誠というか献身というか、鬼気迫るものがあります。
そしてフランスかぶれなのにフランス語がわからないという設定のキャンディ家の当主カルヴィン(デカプリオ)。おフランス好きのイヤミみたいなヤツですが、もっと深い設定ですよ。
だってテネシー州って劇中の100年前まではフランス領だからね(フレンチインディアン戦争に負けたフランスがイギリスにミシシッピ川以東を割譲する)。つまりテネシーの旧家のキャンディ家はフランス系の家系ですね。周囲に自分をムッシュ=コンディと呼ばせるのはギャグでもシャレでもなくて至極当然のキャンディ家の伝統なわけですよ。なのにフランス語が分からないという、移民3世が母語わからなくなってるみたいなもの悲しさと、それゆえに母国文化にこだわる固執、そして大デュマがクレオール(白人と黒人の混血)だってこともしらないイノセントな無知さ。もう臭い材料がごちゃ混ぜになったキャラクター、どこを切っても異臭がします。

また賞金稼ぎのドイツ系移民の歯医者Dr.シュルツは過酷な新世界で飄々と生き抜いている移民一世感があり、本作は、白人vs黒人奴隷という構図のほかに、古い時代に入植した古参白人vs新しく来た新参白人という構図もあります。

という細かいことは気にせずにガンガンぷっぱなしてガンガン血が飛び散る。それがジャンゴ。
ドイツ語が話せる女奴隷はヒロインなのに、最近のハリウッド映画らしからぬ、何もしない受け身一辺倒のヒロイン。逆に新鮮です。

古きマカロニウェスタンの香りと派手な流血アクションがたっぷり楽しめる作品。素晴らしいです。

2013/3/10 Sunday

フライト

Filed under: - dekaino @ 17:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ��のはてなBookmark被リンク数

フライトを観ました。
アル中でコカイン中毒で、妻と離婚し息子との仲も悪い、でも腕だけはいいベテランパイロットのお話。
フライト ポスター
ポスターのデンゼル=ワシントンは渋い顔でキメてますが、劇中はずっと酒浸りでコカイン鼻から吸って女にだらしない典型的なダメ男。ただなぜか飛行機の操縦だけは腕利きというありがちと言えばありがちの設定です。
一度落としてから持ち上げる、ジャイアンが何か小さい良い事をするとものすごくいい奴に思える法則を最大限に活かすためか、とにかく同情の余地がないくらいにメタメタなダメ人間として描写されます。ポスターに騙されて観にいった人はビックリするよ。

酒やクスリに溺れてもすくわれない。そして副機長のように宗教に依存してもダメってあたりが本作のテーマなんでしょうか? 自分の弱さに正面から向かい合って自分に嘘をつかず正直になることが唯一の救いの道みたいな説教くさい話です。アメリカでよくある断酒会のシーンもあります。

最後は客観的にはハッピーエンドではないんでしょうが、本人と家族にとってはハッピーなのかも知れません。
一番悪いのは設計ミスをそのまま放置した飛行機メーカー/航空会社なんだけどね。

ダメ人間描写のために不必要にエログロ場面がありますので、小さい子どもには見せない方がいいかも。

2013/3/3 Sunday

牙狼<GARO> ~蒼哭ノ魔竜~

Filed under: - dekaino @ 14:28 このエントリをはてなブックマークに追加 ����<GARO> ���弱�㏍���腴���のはてなBookmark被リンク数

牙狼<GARO>~蒼哭ノ魔竜~を観ました。パチンコ人気で新作ラッシュのGAROサーガ。第三期TVシリーズも2013年4月から放送開始です。渋い大人向け特撮に過ぎなかったGAROシリーズがここまで大きくなったのもすべては銀玉のおかげ。

本作は鋼牙が主役の最後の牙狼であるとのこと。スタッフに横山誠の名がなく、雨宮慶太が原作・監督・脚本すべてを担当しています。舞台は現代の闇ではなく異次元界、ストーリーはTVシリーズ第二期に直結してますが、敵は陰我ホラーではありません。というか魔導輪ザルバ以外にホラーは出てきません。そういう意味で全くの別の話であり、同時に今までに描ききれなかった世界観設定の落穂拾い的な補完談でもあります。アクションは横山テイストがなくCGが多用されており、牙狼っぽくはないのですがまぁまぁ劇場版水準ではあります。
変に3DにせずCG出無難にまとめているのは、パチスロ台の素材として活用しやすいためなのかな? スポンサーにはたくさんサービスしておかないとね。

ラスボスは松坂慶子。なぜか彼女は特撮映画のラスボス役が多いです。でも今回は巨大化しませんよ。裏設定によるとレーザーディスクプレーヤーのおん化け、もとい付喪神らしいです。まだまだLD愛好している人は残ってそうだけどなぁ。

他作品のパロディだかリスペントっぽい演出がいくつか見られますが、あまりにも見え見えなのでそこはスルーしておきましょう。ヒロインの青い娘がギョロ目だったのは一応伏線だったのだろうか?
♀キャラが松坂慶子と青娘と主ヒロインのカオル(回想?)しか出てこないのがちょっと寂しいです。そういう意味でエロ要素も牙狼にしてはかなり薄い感じ。まぁ青い娘の登場時は全裸なんですけどね。牙狼に期待されてるエロはそんなもんじゃないだろって話です。

劇場版だけに魔導馬も大活躍します。TVシリーズだと予算の関係で出番少ないんだよね。轟天ファンも安心です。

2013/2/24 Sunday

ダイ・ハード/ラスト・デイ

Filed under: - dekaino @ 9:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�祉��弝��/���鴻���祉���い里呂討�Bookmark被リンク数

ダイ・ハード/ラスト・デイを観ました。原題はA GOOD DAY TO DIE HARD。まったくラストなんて言葉入ってないよ。これがシリーズ最終作なんてつもりはまったくないよ。むしろCIA工作員の息子をテコ入れにどんどん続編作っていきたい野望が見えるよ。

今回の舞台はロシア。もうアメリカ人が考える間違ったロシアのオンパレード。はた迷惑な武闘派警官とその息子のCIA工作員の迷惑親子が大暴れ。まさにアメリカの恥。

モスクワからチェルノブイリまでクルマで移動するシーンがあるけど本当に変。
そもそもチェルノブイリはロシアじゃないっつーの。あそこはウクライナな。ロシアとウクライナの国境には国境検問所があるし、出入国審査もあるってばよ。アメリカ人が車で州境を超えるのとは大違い。アメリカ人が考えるアメリカ/メキシコ国境ぐらいにはきっちり管理されてるから、あんな武装したオヤジ2人、検問所を通過できるわけがない。
まぁそんな細かいことは気にするな。

変なガスで放射能が中和されちゃうからな。きみらStar Blazers(宇宙戦艦ヤマトのアメリカ向け輸出タイトル)観すぎ。コスモクリーナーはサーシャが火星に到達する前の時代の地球にはまだないよ。

今回は、宇宙人にさらわれて別の星で大騒ぎしてた方がまだマシってくらいハチャメチャな話だけど、最後は何事もなく収束してしまうのが不思議。まあ収束した気になってるのはバカ親子2人だけだな。

チーム★アメリカ/ワールドポリスを本気にとってしまうことができるアメリカ人なら間違いなく楽しめる作品。本作の感想をロシア人やウクライナ人に聞いてみたいよ…

デッド寿司

Filed under: - dekaino @ 8:36 このエントリをはてなブックマークに追加 ������絲水堞里呂討�Bookmark被リンク数

デッド寿司
井口昇監督の怪作、デッド寿司を観ました。ハイキック武田梨奈が主演です。松崎しげるも個性派AV男優的な意味合いでいいアジ出してます。

タイトルのバカっぽさとは違って、意外と真面目にカンフーコメディーの文法に沿ってていねいに作られています。主人公が一番強いのに一番気が弱いヘタレって性格なのも王道パターンですね。
武田梨奈はドグーンVでもギャグが板についていたけど、今回ソロ主役として大抜擢。もう井口昇ブランドの顔と言ってもいい扱いだよ。でも本人のキャリアにプラスとも言えないのが井口昇ブランドの怪しさ。

ストーリーは以下の通り。手が出ると強いのにとにかく弱気でいつでも泣き顔の寿司職人見習いの少女ケイコ。寿司の道に挫折して寿司職人の師匠である父の店から逃げ出して、寿司を売りにした料亭旅館(なぜか山奥にある)に、寿司職人であることを隠して住み込みの仲居として働き始めた。そこに寿司のゾンビが!!
何がなんだかよくわからないですが、寿司のゾンビは結構面白いアイデアでした。寿司ってバラエティに富んでいてなかなか楽しい。テレビシリーズにして毎週違う敵寿司ゾンビを出したとしても十分4クール52話は持つくらい寿司って種類があるからね。

ちなみに上の画像で武田梨奈が持ってるのは伝説の武器 寿司ヌンチャク!! アホですね。
いつもの井口昇テイストのちょいエロも入ってます。女体盛りも出てくるよー。

もう東京での上映は終わったようですが、評判いいのでリバイバル上映もあるかも?

2013/2/9 Saturday

劇場版JACK REACHER

Filed under: - dekaino @ 8:45 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁��JACK REACHERのはてなBookmark被リンク数

劇場版JACK REACHERを観ました。邦題は「アウトロー」。ださい名前です。

有名なハードボイルド小説JACK REACHERシリーズの映画化。主演はトム=クルーズです。
米国陸軍憲兵隊の元捜査士官である主人公が米本土の凶悪犯罪の謎解きをするってシリーズで、基本はミステリー仕立ての刑事ものにアクションをちょっと足した感じ。

でもなぜかいきなり丸腰で敵のアジトに乗り込んで行ったり、なんか元軍人っぽくない行動もします。アウトローという邦題は本当に意味不明なんですけど、Aチーム的な意味合いのアウトローさはないです。かなり正統的な推理力勝負の捜査官です。

話は面白いけど、宣伝と邦題のつけ方が根本的に間違ってます。
ハードボイルドかつミリタリー詩色の推理モノってわかって観にいく人ってどれだけいるのやら?

ベルセルク 黄金時代篇 III 降臨

Filed under: - dekaino @ 8:30 このエントリをはてなブックマークに追加 �����祉���� 藥�����篁g� III ���┐里呂討�Bookmark被リンク数

ベルセルク 黄金時代篇 III 降臨を観ました。
さすがPG15指定。エロエロです。ヤングアニマル本誌に勝るとも劣らないエロ描写すげー。
TEDのPG15がクソに思えます。

本作でヤングガッツ編というか黄金時代編(?)は完了。続編の予告もなかったのでとりあえず一段落なのでしょうか?
最後の最後にやりたい放題エロ放題。家庭用ゲームのレイティング規制でも活用された「これ人間の娘じゃないもんね。女性型の魔物なんだからエロじゃないんだもんね」理論が大爆発してます。
単館上映ならまだしもここまで全国上映しておいて問題にならないのはなぜ??

オープニングCGの馬の動きがちゃんと馬しててよかったです。今時のアニメータは走る馬の脚の動きを描けないからCG使うというのは大正解。

2013/2/1 Friday

LOOPER

Filed under: - dekaino @ 0:58 このエントリをはてなブックマークに追加 LOOPERのはてなBookmark被リンク数

LOOPERを観ました。
タイムスリップもののSFアクション。ストーリーは手垢がついた感のあるタイムパラドクスものです。
ただ現代と未来の話ではなくて、今の30年後とさらに30年後の話になっているところがちょっとだけ新しいのか?

はっきり言って映画の出来としてはあまりよくありません。でも企画書の段階では面白かったんだろうなと思います。
若い主人公、年老いた主人公、黒幕の3者が三つ巴で絡み合います。3人それぞれが、それぞれが信じる正義に基づいて行動しており、誰が正しく誰が悪か観客にもはっきり判断できないような相対化された人間関係というあたりが、21世紀のアメリカ人の考える世界情勢とリンクしているようでそれなり興味をそそります。

でもせっかくの世界観設定が活かされてないです。ほんともったいない。
自分が30年後にはハゲるって事実を知ったショック以上のものが感じ取れないのはいかがなものか?
ブルースウィリスはそこまでハゲをネタにしないといけないのか? なんでわざわざマダラハゲ状態を再現するか? もはやイジメではないのか?

タイムトラベル以外に超能力バトル要素も入ってくるんですけど、そもそも銃器が主戦力の時代なら引き金を引ける程度の念動力があればほぼ無敵って気もするんですよ。力より正確さや射程が重要だと思うです。いまさら童夢とかAKIRAをやられても困ってしまうよね。

30年後にハゲてそうだと自覚のある人にはショッキングな映像があります。覚悟してから観るように。

劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)

Filed under: - dekaino @ 0:45 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� HUNTER�HUNTER 膩��蚊��校綵�(���<�潟�����祉���若�吾��)のはてなBookmark被リンク数

劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)を観ました。
基本ストーリーは最近ぜんぜん出番のないクラピカの後日談で、最近ジャンプに載ってた読切り短編の続きみたいなお話です。、

再生怪獣のように死んだはずのキャラがよみがえってきますが、ナルトの穢土転生と違ってオリジナルが生きててもコピーが作れる技のようです。ただし生死に関わらずコピーはオリジナルよりかなり弱いらしい。富樫作品は他作品の設定を自分のだったらこうするみたいな「僕の考えた○○」ネタが多いですね。
そんなわけでウボォーギンが再生怪獣として甦って大暴れするも、たいしたことはないらしい。つーかウボォーギンも僕が考えたウルヴァリンっぽいからなー。声が大塚明夫でマッドハウス作画だとまんまローガン(ウルヴァリン)にみえます。

最後に次回劇場版の予告があり、ネテロ会長がニヤリと笑います。ヤングネテロ編でもやるのだろうか?

最近はやりの映画を見ると非売品の特典冊子がもらえる商法は健在です。でもジャンプに載った読切り+αなのであくまでもオマケ。

2013/1/20 Sunday

龍門飛甲

Filed under: - dekaino @ 1:25 このエントリをはてなブックマークに追加 蘊���蕋��欧里呂討�Bookmark被リンク数

龍門飛甲を観ました。邦題は「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」。直訳+ストーリー粗筋って感じの邦題ですが、まぁ誤解を招くことはないタイトルです。

あのツイハーク(徐克)監督、ジェットリー(李連杰)主演の3D武侠映画です。私はツイハーク大好きなんですよね。香港映画を知らぬガンダムオタク向けに言説明するなら、Gガンダムの無茶なノリがツイハーク節なんですよ。勢いで駆け抜けてしまう感覚がよい。

時代は明末。横暴を重ねる宦官や皇帝の子を孕んだばかりに殺されそうになった下級女官、砂漠の砂の下の西夏の遺跡が60年に1度に姿を現すという伝説やら、いろいろごちゃまぜのアクションストーリーです。
アクションだけではなく人間ドラマも入れこまれた大作です。登場人物が多かったり、ソックリさんという設定の一人二役もあったりして、なかなか複雑な話ですがそこは勢いで流してしまう、香港時代のツイハークらしさが出た作品です。ハリウッド進出の頃とはまた違った味付けです。

今回の3Dにおいて、アクションもかなり変わってます。とくに砂嵐の中の空中戦は一見の価値ありです。

ただ、字幕は人物名や地名が北京音のカタカナ表記で漢字じゃないのが残念。カタカナだと文字数ばかり長くなって情報量がスカスカになってしまうんだな。ユーじゃなくて雨、ジャオじゃなくて趙って書いた方がいいよね。リンは凌、スーは素。
下手に吹替えされなかったのは正解だったかも。

2013/1/14 Monday

青の祓魔師(エクソシスト) 劇場版

Filed under: - dekaino @ 10:03 このエントリをはてなブックマークに追加 �����薛�絽�(�����純�激�鴻��) ���雁��のはてなBookmark被リンク数

青の祓魔師(エクソシスト)劇場版を観ました。ガンダムAGEとかやってたTBS日曜17時枠でやってたテレビアニメの劇場版だそうですが、原作の漫画もテレビシリーズも未見です。

舞台設定の説明はまったくないので、登場人物や敵味方の構造がわからないままですが、まぁまぁアクションシーンが派手に動くので楽しめました。敵は悪魔で、進撃の巨人の巨人が悪魔になったような話なのかなと思いました。人類最後の砦みたいな城塞都市? でも中国にも人類は生き残っているようだ。

また、主人公が双子の兄の方で、弟の方が優等生で上官というのは鋼の錬金術師の流れなんだろうか?
ふつま(祓魔?)をする職に就く職業訓練校に通ってるみたいらしい。
主人公にしっぽが生えてても誰も気にしないのは、ドラゴンボール的な亜人とか獣人とか三つ目人がいても普通な世界観なのだろうか? よくわからぬ。

劇場版っぽく本編にはないお祭りの話ようです。中国から来た人ってのがゲストキャラなのかな? よくわからないけど、記憶を操る悪魔というのが地味に怖いです。
お祭りシーンはお金かかってるなーって感じ。陰陽道とか道教ではなくて密教系の呪い体系のようですね。梵字や仏経典だらけ。でも主人公の回想の死んだ父はキリスト教の修道僧みたいな恰好だったな。いろいろチャンポンしてるらしい。神道系も交じってるし。

まぁ動けばいいやという気分でだいぶ楽しめました。

後日、マンガ喫茶で原作の1巻だけ読んだら、だいたいの構造はわかったけど、一般人には悪魔は見えない設定だったんで… えーそうなの? 2巻以降で状況が修正されたのかな?

2013/1/4 Friday

フランケンウィニー

Filed under: - dekaino @ 14:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�宴�潟���c���爾里呂討�Bookmark被リンク数

フランケンウィニーを観ました。ティム=バートンの自作短編のセルフリメイクです。
まさにバートンの原点ともいえるストップモーション風CGアニメです。
3Dなのに白黒というアナクロさが突き抜けてて良い。白黒だから見難いということはなく、すっきり楽しめます。本当はどんな色なんだろうと想像で補って味わうのがよいでしょう。

フランケンさんちの隣がヴァンヘルシングさんって狙ったような住宅街のニューオランダが舞台です。住民はみんなオランダ系移民なのかな? ヘルシングはアムステルダム大学の教授だからオランダ系であってるけど、たしか本作主人公と同名のフランケンシュタインの怪物を作ったヴィクター=フランケンシュタインはスイス人だったよな…??
オランダ系に対する先入観のギャグなんだろうか? 日本人にはよくわかりません。

「科学は善にも悪にもなる。この国(USA)は科学を大切にしない。ただ科学の力を利用したいだけなのだ」理科の先生ジクルスキーのセリフが心に染みます。この先生がスラブ/ロシア系っぽいのも何らかの含みがあるんでしょうね。ハリウッド人の職人age、経営者/銀行家/政治家sageはある種の伝統ですね。

最初から最後まできっちり白黒。クライマックスでカラーになったりはしません。
単色だとコーデックによっては圧縮率がかなり良くなるんだろうか?

ティムバートン好きなら必見。そうでなくてもホラー度は低くファミリーで楽しめる作品です。

2013/1/2 Wednesday

ホビット 思いがけない冒険

Filed under: - dekaino @ 15:47 このエントリをはてなブックマークに追加 �������� ���������������困里呂討�Bookmark被リンク数

ホビット 思いがけない冒険を観ました。指輪物語の前のお話です。監督は指輪物語と同じピーター=ジャクソン。

今回も三部作で、本作はその1作目にあたるらしい。
有名なゴクリの指輪をビルボが入手するシーンも出てきます。
それにしてもドワーフばっかり出てきてまったく色気がありません。でてくる♀キャラはせいぜいガラドリエルくらいなもの。若い♀は皆無です。ここは指輪物語と比べてかなり厳しい。
そしてドワーフも数が多すぎて、誰が誰やらよくわからんです。
ドワーフの中で一番偉そうにしてるトーリンはゲルマン神話の主神トール由来の名前なんでしょうか?このトーリン、ドワーフにしては髪の毛ふさふさすぎ。エルロンド卿へのあてつけと思うくらいです。

トロールやオーク、ゴブリンなどのモンスターはとてもよく表現できています。もちろんゴクリも相変わらず。屋外セットも素晴らしい出来です。
とはいえ、1作目はよいとして、2作目以降も色気がないままだとかなり厳しいと思います。
原作に手を入れてちょっとは華やかにしてくるんでしょうか?

2012/12/23 Sunday

人生の特等席

Filed under: - dekaino @ 11:28 このエントリをはてなブックマークに追加 篋榊�����合�絽④里呂討�Bookmark被リンク数

人生の特等席を観ました。俳優廃業と言ってたはずのイースト=クリントウッドが主役で好演します。
もうやめると言いつついつまでも俳優やり続けるのは、宮崎駿のもう監督やめたに通ずるお約束なんでしょうか?

今回も老いがテーマの一つになってますが、そんなに深刻な話ではなく、かるーく笑い飛ばせるストーリーです。
他にもいろいろなテーマがありますが、箇条書きするとこんな感じ

・マネーボールみたいなデータ野球はクソくらえ
・熟練した経験に基づく職人技こそすばらしい
・地方の伝統文化 万歳
・父の娘の親子関係
・アラサー女の恋
・やっぱり野球が好き

老人が主役なのに暗くならず、カラっと明るくしかも深い作品です。
得られる教訓: ガンコ爺さんも眼科医にだけはちゃんと行っとけ

仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム

Filed under: - dekaino @ 10:49 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� ���c�吟�若��&�����若�� MOVIE紊ф���≪�����c�<�ゃ�帥��のはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタムを観ました。劇場版のフォーゼサーガの締めとなる作品。もちろんウィザードも大活躍します。

MOVIE大戦の基本通り、第一部フォーゼ編、第二部ウィザード編、第三部MOVIE大戦編という構成です。フォーゼ編はいまより5年後が舞台で、フォーゼの面々の5年後の姿が描かれます。そこで事件が発生し、なぜか5年前にタイムスリップして現在が舞台のMOVIE大戦に参入します。
おそらく今回がライダー映画でフォーゼがタイトルに出てくる最後の作品。劇場版フォーゼの過去のキャラがすべて出演するオールスター的な作りで、過去のキャラの再利用がとても巧みです。
サナギマンやイナズマンが出てくるのですが、当初のサナギマンの立ち位置がライダーの敵側というのも巧い。ビジュアル的に子供にサナギマンを善のヒーローと納得させるにはそれなりの準備が必要ですからね。同様にアクマイザーも悪に徹しているのが小気味よいです。

それから怪人同名のネズミを演じてる役者が非常に巧いです。たぶん子役出身なのかな? 調べてみたら原勇弥という名でもう23歳らしい。すごい童顔だ。イナズマン役の須賀健太と比べるとほぼ無名ですが、今後、有名になりそうな予感がします。

ウィザード編はなんとポワトリンがゲスト特撮作品として参戦。参戦というほぼライダーの敵として現れます。ポワトリン役の入来茉里は本当に美少女なのでいまいち…(?)だって花島優子の完全再現にはなっていませんが、着てる服が当時の完全再現に近くて驚いた。ウィザード世界の設定の人間の心中のアンダーワールド(インナーワールドみたいなもの?)が舞台なのでまぁ何でもありだし、むしろラストで明かされるポワトリンの正体からして整合してるんだけれど、21世紀ににあの恰好は浮きますなぁ。

ウィザード編では浦沢義雄が脚本やってるんだけど、いまいち浦沢ワールドっぽくなく面白くありませんでした。やはり浦沢の本領はシチュエーションコメディーなので、本作みたいな制約が多い状況ではいろいろ苦しいんでしょう。制約の中ではこれでも頑張ったというところか? 戦闘するときの効果音がいちいちキラキラポロポロいうのは浦沢義雄の趣味っぽい。

ラストのMOVIE大戦はなぜかトラック集団vsバイクという構図。どうしてこうなった?
とにかくお金はかかってそうなバトルシーンでした。全編通じて、いろいろな映画のシーンをオマージュしているので、これもマッドマックスあたりのオマージュなのだろうか?
そういえば、ねら学のオマージュもあったかも?

フォーゼ映画を見続けてきた人には、本作を観るとすっきりすると思います。
イナズマンやポワトリンファンも楽しめるでしょう。
マニアックなアクマイザーマニアはまぁシャレと思って楽しんでください。微妙に名前を変えているあたり、あれは同族の別人かパラレルワールドの別人と考えた方がよろしいです。

盛りだくさんでかなり楽しめるライダー映画でした。

007 スカイフォール

Filed under: - dekaino @ 10:21 このエントリをはてなブックマークに追加 007 �鴻���ゃ�����若��里呂討�Bookmark被リンク数

007 スカイフォールを観ました。007シリーズ50周年記念作品。
ダニエル=クレイグのボンドとしてはカジノロワイヤル慰めの報酬に続く3作品目です。

スパイアクションというよりは、コンピュータネットワーク上のサイバー戦とど田舎のお屋敷での銃撃戦がメインの大味なアクションになってます。今回はMI6の女局長のMがキーパーソン。あのおばちゃんもとうとう年貢の納め時?

今回、ボンドガールと言えるような♀キャラがいないのが残念。敵の情婦のセヴリン(ベレニス=マーロウ)とかMI6のサポート職員(ナオミ=ハリス)がポスターにも出てくるしボンドガール格の扱いなんですが、本作のボンドに濡れ場ないしね。やはり一番目立った♀キャラはM(ジュディ=デンチ)なんだろうな。今回が007シリーズ最後の出演となるらしい。

旧作ファン向けのサービスで旧車が出てきたりしますが、スパイ戦のメインはサイバー戦で、ひょろっとした一見草食系のQ(ベン=ウィショー)が意外とキャラがたっててよかったです。なんというかテラホークスのHIROみたいなイメージ。この草食系Qはしばらくシリーズに出続けるのだろうか?

スパイアクション映画というより、流行の国家に使い捨てされた工作員が暴れるアクション映画でした。

2012/12/1 Saturday

カラスの親指

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カラスの親指を観ました。
ベテラン詐欺師(阿部寛)とその弟子詐欺師(村上ショージ)、若い女スリ師(能年玲奈)とその姉のビッチ女(石原さとみ)、ビッチ女のヒモ(小柳友 ブラザートムの息子)の5人がなぜか共同生活して、悪党を詐欺にかけるというお話。

簡単に言うとありがちな詐欺師話なのですが、二重三重に仕掛けがあって2時間40分という長尺にも関わらず密度が濃くまったく間延びを感じさせない作品です。
しかも詐欺師ものなのに、まったく不道徳感を感じさせないストーリーがすごい。阿部寛と村上ショージの演技が渋いのは当然として、石原さとみのバカ女っぷりがすごい。そして役柄として明らかに能年玲奈の方が扱い大きいのに、配役クレジットや宣伝ポスターの扱いでは石原さとみの方が上というのが大人の事情を感じさせてすごい。ホリプロあなどりがたし。

カラスというのは詐欺師やスリ師の玄人のこと。玄人が5人そろって5本指の家族のようだね、というのがタイトルの意味なのですが、実はもっと深い意味があります。親指ことお父さん指はとても大事な指なのです。

長尺の映画ですが、一度観た後もう一回見直すとまた面白いので、できれば2回観てほしいです。
原作がいいのか脚本がいいのかわかりませんが、本当によくできた映画です。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

Filed under: - dekaino @ 7:59 このエントリをはてなブックマークに追加 �宴�眼�<�潟�蚊���蚊�恰�医���雁��:QのはてなBookmark被リンク数

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qを観ました。映画情報サイトでも諸事情により粗筋未公開らしいです。

確かに、従来のエヴァの話とは全然違う方向に走ってます。そして2号機改、6号機、8号機、13号機など新しいEVAの戦闘シーンがたくさん出てきますが、肝心の初号機は出番なしです。パチンコ台の素材として初号機のシーンはもう間に合ってるってことでしょうか?

かつてのネルフ基地のジオフロントは青空が見えるおしゃれオープンカフェ風に改装。ただしスタッフは影も形も見えず。シンジ君の食事や着替えを運んでたのは誰だったのか? 消去法で行くと冬月副指令しかいないのだが。

併映の巨神兵東京に現わる劇場版もなかなか面白くてお得です。

2012/11/23 Friday

アニメ版ねらわれた学園

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アニメ版ねらわれた学園を観ました。あの眉村卓のジュブナイルSF小説を原作にし、薬師丸博子主演の角川映画や原田知世主演のテレビシリーズ以外に、NHKドラマや村田和美主演のギャガプロ版など、幾度も映像化されている超有名作品です。

主人公ではなく敵役の京極リョウイチ。美少年です。

あまり宣伝されていないのですが、サンライズが2012年にアニメ映画として映像化したものが本作です。本作はおそらく計算づくの企画です。
2006に大ヒットした細田守版時をかける少女は、(1)何度も実写で映像化されている有名な角川映画作品を初めてアニメ化でリメイク、(2)単なる原作のアニメ化ではなく共通の世界観をもつ続編的独自ストーリー、(3)実在する土地や建物を舞台にする演出手法、という戦略で仕掛けられ、見事に成功し細田守ブランドが確立するに至りました。
本作はそれを踏まえ、(1)時かけに並ぶ角川映画黄金時代の作品ねらわれた学園を採用、(2)同様に続編独自ストーリー、(3)江ノ電沿線が舞台 と見事に踏襲しています。それどころか(1)の角川映画にならい人気が確立しているアイドルの渡辺麻友(AKB48のまゆゆ)が主演、(3)の利点を生かして江ノ電とタイアップしてご当地アニメプロモーションを仕掛けるという徹底ぶり。

封切前の宣伝が少なく初動の上映館数も少ない(神奈川県内でたった3館、しかも地元の江ノ電沿線に上映館なし)のも、実は計算ずくなのかもしれません。今となっては信じられませんが細田版時かけも封切時は本当に上映館が少なかったのですよ。

学園物小説の映像化は実写の方が断然有利です。同世代の子役達を多人数あつめて1週間も合宿生活すれば、演技以前に自然にリアルな学園生活的行動をするようになるし、ロケ場所も実在の校舎や校庭が簡単に見つかります。気の利いた脚本と演出家さえいれば、役者や撮影地の心配不要で、リアルな作品を作れるのです。
特に、SFは空想SFネタの部分だけ大胆な嘘をつきそれ以外の部分はリアルに徹すればするほどSF的説得力が増し面白くなるものです。映像すべてが自由自在な空想産物であるアニメはかなり不利です。個人的には本作を観た上で、やはり大林宣彦監督や清水厚監督(村田和美主演版)の作品の方が好きです。

その学園物をあえてアニメでやるのであれば学園生活の描写には力を入れず各キャラの演技に注力して、いわゆるセカイ系といわれる作品形式にするのが最善でしょう。で、本作もその通りセカイ系な演出作品になっています。
原作は受験戦争の圧力や戦後民主教育により推奨される生徒自身の自治である生徒会活動など、リアルで重苦しい学園生活の描写が続く中、だんだん違和感が大きくなり未知への恐怖が煽られていく演出で、学習塾が重要な役割を持ってたりするのですが、本作では明るくて設備の整った夢のような学園での生活で、文化祭も体育祭も修学旅行のようなハレのイベントはなく、また中間試験やら進路相談みたいなリアルで重苦しい表現も徹底的に避けられ、淡々と毎日同じ平凡な日々が続くようないわば不自然な描写が続きます。
作品舞台が神奈川県湘南となっており実在の江ノ電とタイアップしている関係で、観光名所をたくさん出さなくてはいけない大人の事情もあるせいか、事件はだいたい学園の外で起きるためせっかくの素敵な学園の設定があまり活かされてません。観光名所でストーリーが進むのですがとても不自然です。何が不自然かって観光客が一人もいないのです。どこかの離島の海岸のように住民以外は猫すらいない雰囲気が寒々しい。クルマ一台走らない国道134号や、人っ子一人いない江ノ島、いくら早朝とはいえ貸切状態で中学生女子が一人だけでサーフィンする砂浜など、不自然というよりシュール、超常現象に近いです。
確かにこのような絵は実写では撮れません。そういう意味でアニメで映像化している意味はあると思います。ほんとシュールですよ。
実は作品舞台は現代ではなく斜陽化した近未来日本って設定なのかも知れません。

実写だと中高生という設定なのに20歳過ぎの役者が出てて、あーやっぱりキツいってことがあります。過去の実写映像化作品へのオマージュなのか本作でも絶対に実年齢が中学生ではないだろうというキャラがたくさんおります。特にひきこもりで留年してしまった山際さん!! いくらダブリでも中二女子が私服でガーターストッキングを自然に着こなしてはいけない! こんな中二女子ありえない。とにかく♀キャラは異常に早期発育している人ばっかりであります。

ちょっとネタバレですが、劇中ではほぼ説明されないので原作を知らない人にはわからないと思いますが、本作は原作の続編的世界観で、主人公の関ケンジの祖父は原作の主人公の関コージであり、敵対するキャラの京極リョウイチはやはり原作で主人公と敵対していた京極少年の息子なのです。京極リョウイチの母はやはり京極についていった人物は明示されませんが原作を知っていればなんとなくわかるとは思います。そうあの高見沢ミチルなんでしょう。それ以外は考えられない。そういう前提知識を持って再度本作を観るとまた違った感想が得られると思います。

未来人で主人公の敵である京極は、世代が違うというか前作の敵キャラである父とはだいぶ違います。父は自分の任務を正義であると信念を持って遂行する確信犯型で、自分を慕ってくる女生徒も目的のために遠慮なく利用する肉食系です。それに対し本作の息子の方は今風にかなりの草食系男子。自分の任務の意味はある程度理解はしているもののふらふらとブレていて、本当の正義かどうか確信できていない様子。しかも自分を慕ってくる女生徒を利用しないどころか、邪魔だから排除しようとする味方からその女生徒を守ってしまう始末。あまりに優柔不断。しかも能力的にも太陽と月の比くらいに関ケンジに劣るらしい。草食系だから結局はバトルアクション見せてくれないし。見た目のカッコよさに反して実は結構ダメンズなリョウイチ君なのでした。

ヒロインの声を演じるまゆゆは意外とうまいです。素人っぽいところが逆にいい感じで、細田版時かけの仲里依紗と同様にはまり役だと思います。
ただエンディングの歌はちょっとつまらない。これは秋元康の才能がないせいだと思うけれども。大人の事情でしょうがなかったと思いますが、できることなら大林版の主題歌だった、松任谷由実の「守ってあげたい」をまゆゆがカバーで歌った方がずっと良かったと思いますよ。
なんだかんだいって心に染みるいいストーリーですし。

細田版時をかける少女のように口コミで人気が出てロングランになるのか、それともEvaQの大動員にかき消されて無残にも忘れ去られていくのか、意外と博打的な時期に公開された本作。もし博打に負けたらすぐに上映終了されてしまう可能性があります。結構いい作品なので、原作に思い入れがある人もない人も見て損はないと思う作品です。

2012/11/19 Monday

リンカーン/秘密の書

Filed under: - dekaino @ 0:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���若��/腱�絲����犬里呂討�Bookmark被リンク数

リンカーン/秘密の書を観ました。秘密の書って何? って思ったらこれ邦題にしか出てきません。要はリンカーンが記録していた日記のことらしいんだけど、全然重要ではないです。
原題はストレートにABRAHAM LINCOLN: VAMPIRE HUNTERってなってて、一目でB級映画ってわかる馬鹿馬鹿しさなんだけど、邦題は小細工してバカ映画じゃないっぽく見せかける戦略をとっているようだ。

リンカーンが銀製の斧を振り回すバンパイアハンターだったって無茶な話です。史実のリンカーンはヒトラーも真っ青の独裁者で、ヒトラーは合法的に独裁者の地位を得たけど、リンカーンは合衆国憲法違反しまくって強権的に独裁していたが、戦争に勝利した後で暗殺されたおかげで連邦の英雄に祭り上げられちゃった人物。ヒトラーですら自国の都市で強制徴兵したあげく徴兵忌避した民に暴動起こされたりしてない。そう考えると、バンパイアハンターだった! って方が無茶じゃないファンタジーかも?

日本での宣伝ではティム=バートンが~とかやってるけど、ティム=バートンはプロデュースしてるだけで脚本にも演出にも関わってません。要はダーク・シャドウの脚本を書いたセス・グレアム=スミスが本作のメインライターってだけの縁。たしかに本作はダーク・シャドウばりのB級臭がしまくりで、ティム=バートンらしさはまったく感じられません。
バンパイアものとしては、バンパイアが日光の下でも全然平気とか制約条件がゆるすぎて出来はよくないです。見どころは、バンパイアハンターの師弟関係はちょっとJoJoのツェペリさんとジョナサンの関係っぽいところと、とんでもリンカーンの斧さばきくらいでしょうか?

本編上映前に上映されるスピルバーグのリンカーン映画の予告編は、いきなり本作にイチャモンつけてる感じで笑えました。
B級アクションが好きなら楽しめる作品。

2012/11/17 Saturday

のぼうの城

Filed under: - dekaino @ 9:45 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�����、里呂討�Bookmark被リンク数

のぼうの城を観ました。北条方の忍城を豊臣方の石田光成が攻めた史実に基づく映画です。

本作はかなり面白いです。かなり興行収入もいい感じで伸びているそうです。今年の邦画ベスト3には入るんではないだろうか?

まず史実にあるエピソードが熱い。圧倒的多数の兵力で攻められた城を守り、主城である小田原城が落城するまで耐え抜いた攻防の上、各武将がみな個性的です。

水攻めを含む特撮も共同監督のひとり樋口真嗣のお家芸で見事に魅せてくれます。首がバンバン飛んで、流血して、そして騎馬武者が出まくり。贅沢なロケ撮影をしていて、黒沢映画のいい頃のノリを想起させる出来上がりです。

また主役を演じる狂言師の野村萬斎がこれまた熱い。領民に愛されるでくのぼうのボンボンであり胸に熱い魂を秘めた坂東侍である成田長親をものすごいカリスマ的な立居振る舞いで演じます。
これまた面白い。なんたって発声がいい。さすが狂言師です。
敵役も脇役も堂々たるキャスティングで隙がない。

この映画を後北条家の中心地だった小田原の映画館で観られたことを幸福に思います。
正直観ないと損って映画。おそらく正月いっぱいまでロングラン上映されるはずなので、見逃すな!

2012/11/11 Sunday

009 RE:CYBORG

Filed under: - dekaino @ 8:22 このエントリをはてなブックマークに追加 009 RE:CYBORGのはてなBookmark被リンク数

009 RE:CYBORGを観ました。言わずと知れた石森章太郎のサイボーグ009を原作としたProduction IG製作、神山健治監督作品です。
21世紀風にいろいろとアレンジされています。サイボーグ戦士は冷戦が集結した後みな散り散りになっていたが、新たな連続テロ事件をきっかけに30年ぶりに再集合するという設定。

001を含めてサイボーク戦士たちがまったく加齢してないのは新設定か? たしかイワンは1ヶ月が1日に相当する成長が超遅い赤ん坊って設定だったはず。さすがに30年たってれば1/30の成長速度でも1年間に相当するから、ゼロ歳児が1歳児になる程度には成長してないとおかしい。1歳児なら立ったり歩いたり片言をしゃべったりするものだけど相変わらずのおしゃぶりのゼロ歳児乳児のまま。まだ乳歯も生えてないのか? 離乳食はまだなのか? まぁ戦力的にはテレパシーとテレポートさえできればいいから、どうでもいいんですけど。
003フランソワーズも冷戦時代は清楚なイメージでしたが、30年でかなりビッチ化が進んだようです。

他のサイボーグ戦士の特殊能力も3D CGでかっこよく描写されます。009の加速装置はすごいです。核爆発の爆風に追われ走るシーンは素晴らしい。
ただし008ピュンマだけは特殊能力のお披露目なし。彼は旧作でも味噌っかす扱いでしたが、今回も008だけは味噌っかす。さすがの神山監督も008だけはかっこよくできなかったようです。

ストーリーは意外と押井的な感じで内向的かつ宗教哲学的な展開。しかもオチなし。省略というのか何というのかまったく納得できない経緯で、「まだ戦いは続く」オチ。ギャグ漫画じゃないんだから説明もなく振り出しに戻さないでいただきたい。

なんかギルモア博士は老害あつかいなのも押井臭い。ガッチャマンの南部博士以上に使えない感じ。ギルモアがすべきことは後継者の育成で現場の指揮ではないと思う。

ツッコミどころ満載だが、特殊能力表現だけはすごい、そんな3D CGアニメです。

2012/11/2 Friday

宇宙刑事ギャバン THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 0:40 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎���篋����c���� THE MOVIEのはてなBookmark被リンク数

宇宙刑事ギャバン THE MOVIEを観ました。
二代目ギャバンのお披露目と、初代ギャバンとの共闘。二代目ギャバンのアシスタントのシェリーは森田涼花が演じます。シンケンイエローとあんまり変わってない天然ボケ風味な演技がGOOD。
にぎやかしにシャリバンとシャイダーもちょっとだけ友情出演。彼らも二代目のようです。

ストーリーはあまり刑事ものらしからぬ感じで、二代目ギャバンの誕生ストーリー的な話。
二代目ギャバン the BEGINNINGみたいな感じ? ヒロインとラスボスと二代目ギャバンが幼馴染で三角関係ってあたり、人間関係が狭くて窮屈な世界観です。

アクションはばっちり。話はアクションの口実みたいな感じです。火星探査のその後もよくわからないし。宇宙刑事になるにしてもちゃんと古巣には仁義きっとけよな…

旧作ファンには初代ギャバンしか出なかった海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIEの方が楽しめるかも。
やはり劇場版単発じゃなくてテレビシリーズでメタルヒーローを観たいものです。

エクスペンダブルズ2

Filed under: - dekaino @ 0:17 このエントリをはてなブックマークに追加 �����鴻���潟��������2のはてなBookmark被リンク数

エクスペンダブルズ2を観ました。
エクスペンダブルズの続編。とにかく豪華なキャストでアクションしまくるだけのストーリーなしというコンセプトは健在です。

本作ではシュワルツネッガーの出番が大幅に増えてる上に、美味しいところ持って行き過ぎ。
現職州知事じゃなくなったからたっぷり出演できるようになったんですな。

なんか贅沢な感じだけはたっぷりします。
とにかく頭を使わずに豪華俳優陣のドンパチを楽しむしかない映画。

2012/10/26 Friday

ホテル トランシルヴァニア

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HOTEL TRANSILVANIAを観ました。邦題はモンスター・ホテル、かなりダサイ。そのままカタカナ化でいいのに。
上から目線のメイヴィス
手塚治虫のドン・ドラキュラを鳥山明が描いたような作品。
ヒロインはドラキュラ伯爵の娘のメイヴィス。この瞳と上から目線の笑顔がいかにも鳥山風です。

モンスター・ホテル(2012) ポスター
日本公開時のポスター

メイヴィスの父のドラキュラの立派なアゴも鳥山風の造形です。

キャラクターデザインをしたフランス人のイラストレーターAnnette Marnatが描いたメイヴィス
Mavis and slimes by Annette Marnat
単に鳥山明なだけではなく、ドラクエっぽいんですな。鳥山デザインの頭とんがりスライムもいるし。

デクスターズラボやSTARWARSクローン戦争、サムライジャックで有名なゲンディ=タルタコフスキーが初めて劇場作品を監督したのが本作です。
タルコフスキーは作画枚数が少なく、描線も少ない、いきにもなリミテッド手描きアニメを得意とします。彼の代表作の一つSWクローン戦争も3D版より2D版の方が出来がいいと思います。
そのタルコフスキーが3Dアニメの長編を作るなんてちょっと驚きました。

でも心配は杞憂でした。いちいち手が伸びたり足が膨らんだりして、3Dアニメというより2D手描きアニメを3D化したような作りだからです。そもそも吸血鬼がコウモリに変身する時にせっかく3Dアニメで簡単にモーフィングできるというのに、わざわざケムリを出してボンと変身ですよ。なんというアナログなテクノロジーの無駄遣い! だがそれがいいのだ。

脚本もかなり泣けるいいお話です。
北米では大ヒットしたそうですが、日本ではあまり興行成績はよくないらしい。宣伝が下手だからなぁ。邦題もなんか手抜きだし。でも日本語版製作は結構がんばってます。ミュージカルの歌唱シーンもちゃんと歌ってるし、メイヴィスは川島海荷だし。人間の青年を演じるオリラジのメガネもまぁまぁ巧いです。チャラいです。ちょりーす。
日本語版の役者の舞台挨拶

なお吸血鬼ものなのに本作には流血シーンはありません。いいのかそれで?

2012/10/22 Monday

琉神マブヤー

Filed under: - dekaino @ 23:30 このエントリをはてなブックマークに追加 ��腑������ゃ�爾里呂討�Bookmark被リンク数

今期の朝ドラも沖縄(+大阪?)の話らしいですが、沖縄ローカル特撮といえば琉神マブヤー
先週からスカバーのエンタメ~テレch (SD720ch HD618ch)で、全国放送始まってます

まるごとパック内なので追加契約なしで視聴可能だった。ラッキー。
再放送もあるようだ。

2012/10/21 Sunday

神秘の法

Filed under: - dekaino @ 8:49 このエントリをはてなブックマークに追加 腑�腱����のはてなBookmark被リンク数

神秘の法を観ました。いわずとしれた幸福の科学のプロパガンダアニメです。
いままで、永遠の法仏陀再誕ファイナル・ジャッジメントの3つの幸福の科学映画を観ましたが、本作は一番つまらないです。

何がつまらないって、本題のストーリーをだらだら直球で語るだけで何のケレン味もないんです。
毎回、無神論者に対するディスりっぷりが幸福の科学映画の見どころなわけですが、本作でも無神論者を叩くシーンはあるのですが、ただセリフでたたくだけ。悪魔の化身である無神論者も止め絵のの似顔絵が背景に流れるだけ。何の芸もありません。

おそらく大川隆法の意向が強すぎたきらいがあります。隆法の書いたシナリオをそのまま表現せざるを得ない、時間的か予算的な制約があったように思えます。
はっきりいって歴史教養番組の中の再現ドラマみたいな演出なんですよ。だらだらとストーリーを消化しているような絵作り。
もしかしたら、本作の一部カットを抜き出して、その時歴史は動いた! みたいな教義解説番組の素材として使えばまだ面白味があるかもしれません。

少なくともパチンコ/パチスロ台の素材にはしようがないです。盛り上がらないし、敵の正体も陳腐だし。ガッチャマンや地球へ…などで30年以上前から使い古されたネタですね。

もうちょっとお金を有効に使ってほしい。さすがの幸福の科学もいろいろと余裕がなくなってきたのかなぁ?

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ

Filed under: - dekaino @ 8:34 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 薛�羈�絨�絅潟�障������������里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 魔法少女まどか☆マギカの前編:始まりの物語後編:永遠の物語を観ました。
テレビ版の再編集版+新作画少々といった感じ。前編はいわば接触編でストーリー導入を詰め込み、後半の発動編で新しい作画をつぎ込み、因果地平の彼方へ…
そして最後に、新作の叛逆の物語の予告編。

もともと1クール13話のシリーズを前後編にしたのでそんなに詰め込み過ぎとかスカスカしてる感じはありません。0083ジオンの残光ほどスカスカはしてないよん。

2012/10/7 Sunday

鍵泥棒のメソッド

Filed under: - dekaino @ 17:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �究灰罍����<�純����のはてなBookmark被リンク数

鍵泥棒のメソッドを観ました。
香川照之がスーパーマン過ぎて笑えます。ゴルゴ13みたいになんでも努力でこなしてしまう奇跡の人。目的のためには違法行為も辞さない。それでいて本人は犯罪者の自覚なし。辞書的に正しい意味での確信犯でございます。
偽造警察手帳作っておいて「人の道に外れたことをした覚えはない」はないよなー。

堺雅人のダメ人間っぷりもよいです。彼は役者だけど、これにミュージシャンも混ぜるとさらによかったかも。まだ親元を出て独り暮らししてるだけ、今時のダメ人間よりはまだマシなのかも。でもやっぱダメダメだよなー。区民税を払わないなら、納税督促状を捨てるんじゃなくて、香川照之のように収入を捕捉されずに脱税する方がクールだよね。

広末涼子の女編集長もまたキャラがたってます。でも都内の社長の娘って設定がちょっとな。ああいう無駄にモチベーションが高い女って100%お上りさんだよね。地方の寂れた元城下町とかの出身で、高校の同級生の9割以上は地元に就職しちゃう特に産業もない片田舎。でも歴史だけはあるから地場の書店だけは細々と生き残ってて、マニアックな雑誌を出してる東京の出版社にあこがれちゃって、周囲の反対を押し切って上京してしまう系ですよね。マガジンハウスとか昔のリクルートの出版部にたくさんいそうなタイプ。

この3人が演じるラブコメアクション映画、それが本作です。思いっきり笑えます。

アイアン・スカイ

Filed under: - dekaino @ 17:06 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�ゃ�≪�潟�祉�鴻���い里呂討�Bookmark被リンク数

アイアン・スカイを観ました。1945年に月の裏側に避難していたナチスの残党が地球に攻めてくる! といういかにもなストーリーのお馬鹿映画であります。

とにかくナチスドイツの兵器がかっこいい。かなりのミリオタが作り込んでるね。ガスマスクがそのまま宇宙服になってるのがシビれる。サイドカー付バイク型の月面ビークルも素晴らしいですよ。
しかも、ヘリウム3を原料とした核融合炉の実用化に成功しているらしい。地球に降り立った時に重力に不都合を感じていなかったことから、重力場の制御もお手の物っぽい。円盤型宇宙船の挙動は重力場制御による慣性駆動そのものだし。
まさに「ナチス・ドイツの科学力は世界一ィィィィーーーーッ」
できることならUボート型の葉巻型宇宙船も出してほしかった。

話はかなりブラックユーモアが入った皮肉系のストーリー。ノリはギララの逆襲とか日本以外全部沈没と同じ。ギャグの蔭にセンスオブワンダーがあります。

それにしてもナチスの人たちはどうして父祖の土地であるドイッチュラントに行かなかったのかなぁ? 事実上発禁本の「わが闘争」を空からドイツ全土にバラまくとか想像するだけで楽しそうだけどいろいろと興行的にまずいんだろうね。ドイツの法律だとナチスの後継者を名乗る存在ってだけで違法だし。

人類は愚かであることを知るためにも本作は必見なのであります。

2012/10/5 Friday

天地明察

Filed under: - dekaino @ 8:07 このエントリをはてなブックマークに追加 紊��井���のはてなBookmark被リンク数

映画 天地明察を観ました。
冲方丁の小説が原作ですが未読。暦学者 渋川春海を軸に、日本独自の暦、貞享暦を作り上げるまでの史実をもとにした歴史ドラマです。

史実に基づく部分はもちろん面白いのですが、残念ながら人間ドラマ部はスッカスカです。なんたって♀キャラが宮崎あおい独りしか出てこないんだから、ドラマになりようがない。淡々と史実を単純化したサクセスストーリーを追うだけ。ドラマの出来としてはNHKのプロジェクトXを下回るかも?

でも、それなりにお金をかけた時代劇セットはよくできてます。それにしてもいきなり宮崎あおいが江戸から京都にワープして「来ちゃった」は驚いた。入鉄砲に出女って知らんのか?!

それから、関和孝は元は甲府の下級武士だけど将軍家の勘定吟味方まで上り詰めて500石ぐらいの録をもらってたはずなので、あんな貧乏浪人みたいな演出はひどすぎ。それなりのお屋敷に住んでて家来もいる生活をしていたはずです。弟子もたくさんとっていたんだろうし。

さいごに「これは史実に基づくけど一部事実に反するフイクションなんだからねっ」と念を押すテロップが入る始末。開き直りっぷりがすがすがしい時代劇映画です。

2012/9/24 Monday

放課後ミッドナイターズ

Filed under: - dekaino @ 6:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �乗�緇����������ゃ�帥�若�困里呂討�Bookmark被リンク数

放課後ミッドナイターズを観ました。人体模型と骨格標本が主役ってビジュアルだけでインパクトがあるCGアニメ作品です。
キュン様とゴス
もともと自主制作的短編があり、それを商業映画として長編化したのが本作だということです。

脚本が素晴らしく、自分が子供だったら夢中になったと思います。仮に80年代に本作が公開されてたら社会的現象にまでなったかも知れません。ただ子供の数が少ない21世紀の日本、しかも公開時期が夏休み最終週から(北海道・東北ではもう夏休み終わってるし)、宣伝も子供には届いていない状況で、週別の興行収入邦画トップ10に一回も登場することなく、消え去りました。
もうちょっとうまくできなかったのか。T-JOY弱いよなぁ。東映特撮に短編を同時上映して知名度あげてから長編単独公開するとか、もうちょっとやりようがあったろうに。作品の出来はいいだけに残念です。

映像的には水の表現にちょっと難があります。これは予算の関係か? お金がなくともプールのシーンを描き切るぞという監督の暴走なのか? ちょっといまどきのCG映画らしからぬしょぼい水が見られます。最近めったにこんな水は見られませんぜ。

音楽はよくできてます。音楽室の話も素晴らしい。ただシューベルトの肖像画は悪意あるよなー。あの人メガネかけてたせいでイタズラで黒メガネ化されやすくはあったけど、あんなに凶悪な顔ではなかったろ!

なぜミッドナイター達が存在するか、メダイを集めると願いが叶うのか、そこらの理屈は全く説明されません。もちろん主役の2人(?)がなぜ動くのかも。でもそれでいいじゃんと思えてしまう熱量が本作にはあります。勢いだけは超大作級の作品です。

るろうに剣心

Filed under: - dekaino @ 6:10 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������e�のはてなBookmark被リンク数

るろうに剣心を観ました。少年ジャンプの連載マンガの映画化です。
正直、原作のマンガは理屈っぽく、しかもトンデモ理論で、面白いとは思えない作品だったのですが、本作は違います。
設定だけを原作から借り、ひたすらチャンバラに徹したのが本作です。
佐藤健の剣劇は本当に巧い。そして原作にある剣技の理屈を完全スルーしたのが大成功。理屈抜きでビジュアルで納得させてこそ優れた映像作品なのです。

基本チャンチャンバラバラやってるだけなのでどうでもいいのですが、キャラクター配置も原作に準じてます。女道場主の薫を頭が軽そうな武井咲が演じることで「まぁ何でもアリか」感をうまく出しています。いつのまにか家に入り込み料理まで作ってしまうコワい女 恵を蒼井優に演じさせたのもいい。森にいそうな、もとい、家主の意に関わらず家に居つきそうな女のイメージ抜群、本当に気持ち悪くて不気味な女を表現しきってます。いやーこんなのがいる家には帰りたくないわー
弥彦は新人子役の田中偉登が演じます。原作ではもっとキレキレでミドレンジャーばりに失敗して話の発端を作る役どころでしたが、本作ではただの剣術少年に過ぎず毒抜きされてます。まぁ恵という妖怪を結界を破って家に引き込んだ件は大失敗といえばそうかもしれないが、妖力に惑わされてたんだよな。

正統チャンバラ映画として出来のいい作品です。

2012/9/2 Sunday

アベンジャーズ

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アベンジャーズを観ました。マーベルヒーローを集結したドリームチームが異世界から来た脅威と戦うってストーリー。
ただ、どうも集められたヒーローが二流どころなんじゃないかって気がしてならない。ウルヴァリンやスパイターマンやバットマンが出てないあたり第一線花形ヒーローはあえて外される感がめちゃくちゃします。だいたいキャプテンアメリカとかUS外市場で受けると思ってるのがおかしい。しかもロートル代表にされてるし。アメリカじゃ70以上の爺さんも観客ターゲットにされているのか??

ストーリー構成もX-MENの焼き直しで、新鮮味がないです。ただ、最近の映画作品でばらまいた伏線を一挙に回収しているあたり、ずっとついてきてくれてるファンには嬉しいサービスな作品なんでしょう。

それから前も言ったけどソーはトールって正しく発音しなさい。なんで英語訛りの力が抜けた発音のままなのか? 伝説の人馬種族のケンタウルスをセントーリと発音するくらい間が抜けている。そんなんだからロキになめられるのだよ、雷神トール殿。

各ヒーローの見せ場を作るためか144分と尺が長いのはちょっと不満。無駄エピソードを切ってもっとサクサクとテンポよく話を進めた方がいいと思う。
ただ、お金だけをかけただけはあってCGはよくできています。ニューヨーク市が襲われる映画としてはピカイチのCLOVERFIELDには及ばないにしても、本作も大味ながらそこそこイケてます。

最後に核兵器を活用してしまうのは、マーベルヒーローとしてはちょっとルール違反っぽい気もするが、ハルクが放射能系核物理ヒーローって立ち位置なのでギリギリセーフなんだろうか?
お祭り騒ぎを楽しむ映画としてはよい作品です。売れれば続編作る気満々なんだろうな。

2012/9/1 Saturday

トータル・リコール(2012年版)

Filed under: - dekaino @ 19:08 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�帥���祉���潟�若��(2012綛雁��)のはてなBookmark被リンク数

トータル・リコール(2012年版)を観ました。フィリップ=K=ディックの「追憶売ります」を原作としたSFアクション。シュワルツネッガーが主役をやっていた1990年版のリメイクです。
基本的ストーリーはそのままで、SF設定やSF小物を今風に入れ替えたつくりになっています。

新ガジェットはよく考えられていてSF的には面白いです。ただ人間ドラマ部がちょっと甘いというか旧作より弱い感じはします。特に、街の群集が大人ばかりで未成年や老人の描写がないあたり、デストピアSFとしての社会描写が弱いと言わざるを得ません。学校のシーンとか1カットでいいから出すと深みが増すのにね。あの世界の墓地はどこにあるんだろうとか。

最後のオチもハッピーエンドのように演出されてますが、あまり希望を感じさせる結果でもない気がいる。旧作の火星テラフォーミング大成功の方がまだ夢があるよね。

なかなかカッコよくリメイクされてるけど、SF(センスオブワンダー)的には薄い気がする作品。オーストラリアが東アジア化してしまうデストピア世界はなかなか見ものです。

2012/8/29 Wednesday

THE GREY 凍える太陽

Filed under: - dekaino @ 2:05 このエントリをはてなブックマークに追加 THE GREY ������紊��修里呂討�Bookmark被リンク数

THE GREY 凍える太陽を観ました。原題はTHE GREYのみ、凍える太陽は邦題でついたオマケです。
簡単な粗筋: アラスカの氷原ど真ん中に旅客機が墜落。幸運にも生き残った少数の生存者達に襲い掛かる野生の狼。無事生還できるのか?
本当に単純です。タイトルはハイイロオオカミのこと。確かに寒いというのも悪条件の一つですけどちゃんと火を焚いていたし凍死するほどではない。とにかく群れで襲ってくる狼が一番の脅威。
そして主人公は狼を打ち殺すのが仕事の雇われスナイパー。しかしもちろん機内には銃は持ち込めず丸腰状態。狼の生態に関する知識だけが武器という状況です。

決して娯楽作ではなく、カルト的なサバイバルもの。人間が厳しい自然と戦うあたりは、イントゥ・ザ・ワイルドにちょっと似ているかも?
動物を虐待せずに撮影したというのが信じられないほど、おおかみ! おおかみ!している映像はかなり衝撃的です。まぁ、ツッコミどころは結構あるんだけどね。川が凍結してないくらいには暖かい時期の撮影のようだし、川が流れてるならカヌー作って川下りしろよとか、無責任な観客の立場ならどうとでもツッコミできます。

寒々しい映像を楽しめるという意味で、夏に公開したのは正解だと思います。オオカミ納涼映画。

2012/8/19 Sunday

プロメテウス

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プロメテウスを観ました。

予告編ではほとんど触れていませんが、これはエイリアンサーガのひとつ、時代的には第一作目の前の話で、いわばエイリアン・ザ・ビギニングと言える作品です。

素晴らしいのが、30年以上前の第一作のイメージと全く変わりがない。本当にブレていない世界観と美術セットです。映像技術の進歩でいろいろなことができたのでしょうが、あえて派手な設定変更をしていません。元々の第一作目のイメージが未来的で全然古びていないということと、ノストロモ号は辺境の輸送船で、本作のプロメテウス号はVIPも搭乗する科学調査のためにカスタムメイドされた特別仕様先という設定の違いで巧く説明しています。
とにかくコストがすべての品質を決めるという残酷な世界観にリアリティを感じます。

また、エイリアンサーガにつきもののアンドロイドが今回も出てきます。例の体液が白いアンドロイド。優秀だが人間を雇うよりずっと高コスト、目的のためには冷徹に人を切り捨てられる存在として、首尾一貫して描かれてきた彼らアンドロイドについて、かなり掘り下げた描写がされています。
アンドロイドは基本的に素直で主人や目的に献身的で善良とすら言えること。それなのに冷酷で邪悪な行動をしてしまうのは、命令を下した人間の邪悪さが拡大されて現れただけであること。主人が死ねば自由になれること、そして積極的ではないにしろそうなることを待ち望んでいるようにみえること。どこか、ブレードランナーのレプリカントにも通じるところがありますね。

本作で一番重要なことは、第一作目で印象的なビジュアルで観客を圧倒した化石化した異星人の遺骸、いわゆるスペースジョッキーの秘密が明かされるということです。
Space Jockey in Alien
人類の起源が明らかなる!? わけではないようですが。プロトカルチャーやらゼントラーディやら出てくる?? この機械はいったい何だったのか!?

このようにエイリアンサーガに通じた人なら大興奮間違いなしなのですが、まったく知らない人でも良質なSF作品として楽しめます。第一作目のようにシチュエーションホラーなテイストもあって懐かしい感じです。いやー夏休みに湖畔のキャンプ場にきた大学生じゃないんだから、罰ゲーム的に2人だけ遺跡の中で夜を明かせとか言うなよと。まんま70年代ホラーテイスト。
それから科学用語的なハッタリもすごいです。戸田奈津子女史の翻訳も相まってすごいコケオドシ効果が出ています。二酸化珪素を含む嵐ってなぁ、SiO2ってそれ砂でしょ、ただの砂嵐でしょ(笑)。しかも珪砂って磁化した砂鉄に比べたら全然マシ、むしろ一番面倒がない類の砂だよね。ビジュアル的には砂というより石つぶてが飛び交ってて、ぶつかったら痛そうだけど、それは二酸化珪素のせいじゃないよねぇ?

本作では宇宙空間のシーンがありません。宇宙船内か異星内か惑星の地表が舞台。よってお約束の宇宙空間に敵を放出して解決! なんて逃げは許されません。惑星の大気はCO2濃度が高すぎて、呼吸すると数分で失神してしまうという設定なので逃げ場がない! (まぁこれも科学考証的には水パイプみたいな簡単な装置でCO2は除去が可能なんだけどね。あと30秒で酸素が尽きますとかコンピュータ音声であおられても鼻白む)

いろいろツッコミどころはあれど、万人におすすめのA級SF映画です。ただちょっと宣伝の方向が間違っているところが不安材料。口コミを期待しているのだろうか…

2012/8/18 Saturday

仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!

Filed under: - dekaino @ 14:16 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���若�����若�� THE MOVIE �帥�����у�絎��㏍�帥�若��!のはてなBookmark被リンク数

仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!を観ました。特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!との二本立て。平成仮面ライダーシリーズの最新作の劇場版です。ほんとビックリマークが好きだよね 東映特撮って。

今回ゲストキャラとしてデカイエローの木下あゆ美、そして実写キューティーハニーの原幹恵というきれいどころが出演。謎の皮ツナギを着た巨乳女 大活躍です。

ストーリーもこっていて、テレビ版と同じく誰が味方で誰が敵だかよくわからない大混戦。しかもキョーダインとか大鉄人とかたくさんでてきちゃうからもう大変。しかもキョータイン兄弟じゃなくて兄妹だったり(ネタバレ?)、無茶苦茶でございます。

もともと仮面ライダーフォーゼのデザインって昭和に先祖返りというか、石森章太郎が生きてたらいかにも描きそうな昭和風味の造形をしているうえに、大鉄人にでてきた超計算機ブレインの造形がオリジナルそっくりなテイストなので、昭和特撮ファンにはたまりません。あの大雑把な部品とか回路がいいんだよねー。

なぜか地球の周回衛星軌道にいる大鉄人ワンセブンですが(ネタバレ)、最後までもういったい存在するはずの弟マシンのワンエイトが出てきません。これは続編への伏線なのか!? (続編 ないない)

昭和の話ばかりでなく21世紀の話に戻しましょう。フォーゼのTV版の過去に出てきたキャラがオールキャスト勢揃いというのも本作の見どころ。戦ってきた敵がほとんど天の川学園の生徒だったり教師だったり、しかも戦った後もそのまま学園に残ってたりするフォーゼならではの力技。意外とみんな覚えているもので、「回想シーンキターーっ」と思いつつ、あーコイツはあの星座のあのゾディアーツだったなと思い出しながら楽しめました。

メインのテーマのはずなのに、TV本編ではなかなか出て来ない宇宙シーンをおなか一杯になるまで堪能できます。また、次のライダーのウィザードもちょっと顔出しして、助けてくれます。今度は魔法使いかー。30過ぎの童貞かー。

盛りだくさん過ぎるくらいいろいろな要素が詰め込まれた作品。大変おすすめです。

特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!

Filed under: - dekaino @ 14:08 このエントリをはてなブックマークに追加 �劫�醇�����眼�若���鴻�帥�若�� THE MOVIE �延根�����帥���若��絎���!のはてなBookmark被リンク数

特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!を観ました。仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!との二本立て。超戦隊シリーズの最新作の劇場版です。
タイトルにある東京エネタワーは東京都芝にある東京タワーそっくりの電波塔。というか東京タワーでロケ撮影してます。東京タワーの宣伝を兼ねた企画。
昔の怪獣映画では必ず登場していた東京タワーも最近は某634mのタワーに押されなかなか特撮にもお目見えしないことが多かったのですが、本作では存分に東京タワーの素晴らしさを味わうことができます。

ストーリーもテレビ版の基本設定をすべて押さえ、戦う敵の目的や戦隊ヒーローの弱点など、わかりやすく紹介する導入フイルムとしてもよくできています。よくもまあここまで基本設定の説明を詰め込んだものだと思います。それでいて東京タワーの観光案内も忘れない。本当よくできてます。
戦闘シーンも予算をかけて派手にやってます。夏のライダーとの二本立てだと、なんか戦隊の方が前座扱いになりがちですが、今年はなかなか負けてません。

久々の名前にジャーがつかない戦隊ヒーロー、かなりかっこいいです。

2012/8/6 Monday

おおかみこどもの雨と雪

Filed under: - dekaino @ 1:01 このエントリをはてなブックマークに追加 �������帥��������������里呂討�Bookmark被リンク数

おおかみこどもの雨と雪を観ました。ツッコミどころ満載という前評判でしたが、予想を上回る釣り針だらけの釣り堀状態に驚くばかりでした。COOL!!
言わずと知れた、アニメ時かけサマーウォーズでヒット飛ばしまくったアニメ監督細田守の新作です。もうここまでくると金曜ロードショウで目玉企画として何回も繰り返し放送されるのは確実です。とうとう細田監督は作りたいものを作りたいように作れるというステージに達したようです。まさにポスト宮崎駿ブランドでしょう。

宮崎駿も富野由悠季もしょせんは裕福な家に生まれたボンボンなんですが、細田守は庶民というか2ch語で言うDQNというものをよく知っています。というか昔は裕福な生活というものが身についてなくて、たとえば2000年のデジモン僕らのウォーゲームでは高そうなマンションのキッチンになぜか屋内壁掛けタイプ給湯器があるというビックリな表現があったりします。これ毛並みがいい育ちだと絶対にできないミスですよ。素に知らないからできる技。

本作は、ファンタジーを皮をかぶせたDQN育児のお話です。かなり肯定的にDQN育児を描いています。
学生なのに第一子を妊娠するってのはまだ言い訳できると思うのですが、入院も助産師も使わずに自宅出産ってなんつー野良妊婦! しかも年子で第二子まで妊娠ってDQNの極み!
作中で名が出て来ない狼男(雨と雪の父)も、善良で誠実なような見せかけておいて、避妊ぐらいしろよと。最初はともかく第一子の育児中くらいは遠慮してゴムしろよと。まさにケダモノだ。

獣姦・ノー避妊・野良妊婦の上に、法定予防接種すら受けないという謎の所業。そりゃ児童相談所から訪問されるよ。つーか出生届って医者に見せずにどうやってでっち上げたのか謎すぎます。

なんだかんだあって、ド田舎に逃避するわけですが、田舎コミュニティの礼賛がサマーウォーズ級に鼻につきます。まぁファンタジーだと思って割り引いてみるしかないんでしょうけど。リアルな過疎集落だったら、高齢独身の跡継息子様が連日夜這いをかけてくる状況だよね。シングルマザーが無事でいられるわけがない。コブつきでもいいからって家に嫁入りする以外にコミュニティに入るのは不可能だと思われます。まぁファンタジーだからね。

10歳の子が失踪しても騒ぎにならないのも、田舎の小学校の大イベントである都会への修学旅行がスルーでまったく描写がないのも、ツバの大きい帽子と首回りの手ぬぐいという田舎のおばちゃんスタイルせずに都会の奥様みたいな恰好で農作業してても、全く日焼けしないどころか30になってもキレイなままというのも、ファンタジーだからね。

なぜ細田は子供たちの親離れのタイミングを無難に中学卒業にせず、小学校卒業近辺にしたのか? 個人的には全く理解できないのですが、DQNの生き急ぎというか、40にして孫がたくさんいるというDQNライフサイクル的思想からきてるんでしょうかね?

って具合にツッコミどころ満載ですが、感動できる人は感動できるようです。(マジか!?) まぁソーヘイ君は小学生とは思えないくらいイケメンだけどね。でも小学生にしたらって程度だしなぁ…

孤独に育児してるお母さん。本作を見ても変に田舎生活に希望を見出そうとはせずに、身近な範囲で助けてくれる人を探しましょうね。決して、藁をもつかむ気持ちになって田舎に移住したりしませんように。ファンタジーですからねー。

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン

Filed under: - dekaino @ 0:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�激�����祉���ャ���若���若�� �ゃ�潟���ゃ�吾�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョンを観ました。伝説の興行失敗CG映画ファイナルファンタジーと同じ系統の不気味の谷ど真ん中のCG映画です。

監督は同系統の劇場版CGアニメ作品、APPLESEEDエクスマキナを手掛けた荒牧伸志。本当にこりないよね。

映像技術は見た目あまり変わっていない感じ。いや進歩はしているのだろうけど、コストを下げる方向であって表現の質は差は感じられない程度。ただし、人間キャラの演技がかなりよくなっています。やはり演技って大事だよね。クレしんだってあの絵の表現なのに、演技だけで作中でキャラがものすごくリアリティを感じさせる動きをするからね。

冒頭の戦闘シーンは正直ああいつものCGバトルかと食傷気味でしたが、パワードスーツを脱ぐあたりからおおっと思う演技表現が多くみられました。メカもマローダーがちゃんと登場してワクワクさせてくれます。ただし戦闘はほぼ宇宙か宇宙船内なので、背景美術はしょぼい、もといコスト低減のやりがいがあったという印象。限られた予算の中でのパフォーマンスはかなり高いように思える作品です。

上映館数がかなり少ないし、正直なところ日本でも北米でも宇宙の戦士シリーズってあまり人気がないのかもしれません。でもソニーピクチャーの力があれば何とかなるよね? ぜひとも続編製作してほしいものです。

2012/7/28 Saturday

アメイジング・スパイダーマン

Filed under: - dekaino @ 11:00 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�<�ゃ�吾�潟�違�祉�鴻���ゃ���若���海里呂討�Bookmark被リンク数

アメイジング・スパイダーマンを観ました。役者監督総とっかえでリブートした新シリーズ。舞台もシカゴからニューヨークに変わりました。
それより大きい変更点がヒロイン。イけてないヒロインランキングではスターウォーズのレイア姫に匹敵するかと思われた前シリーズのMJに対して、今度のグウェン=ステイシーを演じるエマ・ストーンは本当にいい女です。24歳(!)で高校生役やっても全然平気だし。

本作はリブート第一作なので、スパイダーマン誕生の秘密とか周りの人間関係の説明とか一からやり直しです。基本の設定は原作通りはずれていません。ただちょっとピーターの天才度とオタク度はかなり高め。あれだけ才能あったらピーター独りでレオパルドンだって作れてしまいそう。
現役高校生ヒーローってのが青臭くて素敵。彼女も同じ高校に通ってるあたり、ハイスクールな感じワクワクドキドキ。スクールカーストとかイジメみたいな表現と、小者っぽいイジメっ子がまたなんともくいい感じを出してます。次作も下手に卒業させずに高校生のままやってほしいものです。食い扶持稼ぎでパパラッチしてるピーターなんか誰も見たくないよね。スパイダーマンの能力をいかしてスクープ写真を隠し撮りってもうヒーローじゃない!

本作はかなり好成績をあげているので次作製作は確実だと思われますが、今度の敵はどんな奴か楽しみです。それともアベンジャーズとかに参入するのかなぁ?
とにかくヒロインがいいので必見。それ以外は普通にスパイダーマン。全校生徒すべてと友達になる男! ではないけれど、高校生ヒーローっていいよね。

メリダとおそろしの森

Filed under: - dekaino @ 10:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �<�����������������のはてなBookmark被リンク数

メリダとおそろしの森を観ました。ピクサー初のファンタジーもので、いかにもディズニーらしい地域民話を翻案した活劇ものです。主人公がお姫様で結婚なんかしたくないわって言ってるあたりがいかにも21世紀のディズニー風。ピクサーとディズニーの融合はうまくいっているようです。

舞台はスコットランド。王国の姫メリダがタイトルの通り主人公。母の女王が画策する演壇に反抗して魔法使いに頼みごとをしたことが発端で王国の興亡に関わる一大事になるという、ありがちと言えばありがちなストーリーです。
ちなみに原題は"BRAVE"。勇者とか勇敢とか言う意味。どこにも「おそろしの森」なんて要素はないです。話にも森が畏怖の対象とか人間の敵とかそういうのはなくて、ただまだ魔法が残っている人外境って意味合いしかない。本作の魔女って本当にビジネスライクだし、まったく悪気がないというか、ただ頼まれた仕事を忠実にやっただけ。善良な勤労女性の鏡です。クレーム時のサポートもちゃんとやってくれるしね。

人間が熊に変身するというくだりは、もしかしたらディズニー最後の手描きアニメと言われていたブラザーベア(2003年)へのオマージュなのかも。熊って獅子とならんで全世界の原始社会で神様扱いされてる動物だし。でもスコットランドでは1000年以上前に野生の熊は滅亡しているそうです。日本はまだ生き残ってる、実はすごい? ローマ人と戦ったと言われるピクト族(顔に入れ墨してるからピクト)やらスコットランド史に出てくる各部族が総出演します。
ただ歴史考証的にはこの話が何世紀ごろかは不明。ローマ人とバイキング(デーン人)とジャガイモと野生の熊が同時にいる時代っていつだ!? 細かいことは気にしないのが吉。

併映の短編は今回2本!「ニセものバズがやってきた」と「月と少年」です。前者はトイ・ストーリーの外伝、そして後者がアカデミー賞を受賞した珠玉の短編アニメです、モチーフとしてはドリームワークスアニメで作った方がよかったんだろうけど(おそらく着想もドリームワークスのロゴ)、ピクサー/ディズニーのスタッフだったエンリコ・カサローザが作りました。無声映画的なつくりでセリフはないんだけど、とてもわかりやすく、かつ面白いです。

日本語版でメリダの声を演じた大島優子。下手ではないので安心です。ディズニーは宣伝目的のタレント声優でも棒読みじゃないから安心です。

2012/7/22 Sunday

グスコーブドリの伝記

Filed under: - dekaino @ 10:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �違�鴻�潟�若���������荐� のはてなBookmark被リンク数

杉井ギサブローのグスコーブドリの伝記を観ました。キャラクターはますむらひろしの擬人化猫です。
1985年の銀河鉄道の夜に似ていますが、こちらはますむらひろしが翻案して描いたマンガをアニメ化した作品。これに対し、本作は杉井ギサブロー監督本人が宮沢賢治作品複数を翻案して脚本を書いているので、ほぼギサブロー個人の作品と言って構いません。商業上、宮沢賢治+ますむらひろし+ギサブローという点で類似点がある銀河鉄道の夜のネームバリューを利用しているだけで、まったくつながりもありませんし、類似点もありません。
そこを誤解して鑑賞すると期待したような感動を得られないとは思います。でも本作は本作で、ギサブローの人生の締めくくりをかけた入魂の強いメッセージ性をもつ作品となっています。

まあぶっちゃけて言えば、過去のデータを根拠にいかにも当たりそうな企画案をみせて、出社を騙して作りたかった作品を作りたいように作ってしまった代物。ある意味でクローバーを騙してつくったザンボット3やらガンダムやらトミーを騙したイデオンやらより、ひどい騙しっぷりです。
グスコーブドリの伝記 ポスター
いかにも毒がなさそうな無難な宣伝ポスター。85年の銀河鉄道の夜(かなりヒットした)を知ってる人なら同系統の話を期待さぜるを得ませんよね? ところがどっこい…

本作は、押井作品のように監督が心の中に抱えている現社会への愚痴を詰め込んだ作品です。そういう意味でギサブローらしい職人が作った娯楽アニメではなく、宮沢賢治の想いとギサブローの思想が共振して発せられた作家性が非常に高いメッセージアニメと言えます。
監督には、若者を育てる気がなく若い才能をただ搾取しているだけの業界の実情への怒りがあって、商業主義を批判しているのではないでしょうか? 確信的にスポンサーを騙してスポンサーを批判する作品を作ってます。

まずストーリーはかなり改変されています。しかも宮沢賢治の別の作品などが混ぜ込まれているらしい。主人公のブドリは非常に好感が持てる好青年、なぜかどこに行ってもすぐに他人に必要とされる運だけはあるのに、決して大きな成功はなく、いつも人の陰にいるようなイメージ。

ブドリは才能を認められて火山研究所に職を得ますが、あくまでも手伝いだけをしており、決して本流の研究者としては扱われていない。便利なアシスタントとして利用されているだけなんですね。そして意を決して意見具申しても、一番物わかりのよさそうな博士にも「そりゃあダメ」と軽く否定されてしまう程度の扱いでしかない。

最後に原作通りみんなが知っているような自己犠牲を伴う献身をするのに、まったく盛り上げず、それどころかヒーローとしても扱わず、結果として救われた人は多数いるが、それでもブドリはつまらない選択をしてつまらない人生を終えたと言わんばかりの、厭世的な思想が見え隠れしています。

宮沢賢治の原作では、誰もわかってくれなくてもいい、自分だけわかっていればよい。そしてやるべきことをやれば、後世わかってくれる人がいるかもしれないという、ある意味法華経的信念に貫かれていますが、本作のブドリは決して報われないし、後世になって認められることはないようです。ただ犠牲になっただけの甲斐はあり、救われた人々は救われたことも知らず淡々と前よりは幸福になって生きていくだけ。

また、今の規範では下の下とされそうなヤマっ気の強い元豪農を生き生きと描写し、抗えぬ力で没落するが、それはそれでいいんだ的な心意気を感じます。山師が好きなんでしょうね。それで身を滅ぼしたとしても、資本の力でリスクなく搾取するよりは全然マシ。

まったく子供には理解できなさそうなアニメで、興行的にも大失敗といっていい状況のようです。しかし、本作こそ後になってから評価が上がる類の作品だと思います。娯楽作品の皮をかぶった文学作品なのです。

2012/7/7 Saturday

夜のとばりの物語

Filed under: - dekaino @ 23:39 このエントリをはてなブックマークに追加 紊������違�������のはてなBookmark被リンク数

夜のとばりの物語を観ました。
夜のとばりの物語

キリクと魔女で有名なフランス人のミッシェル=オスロ監督の最新作です。

ほとんどのシーンが藤城清治ばりのカラフルな影絵アニメとして表現されています。
恋愛にまつわる6つの短編をまとめたオムニバスで、それぞれの話の主役とヒロインは同じ人が演じているという設定。タイムボカンやヤッターマンのように、主題の世界に入る前段階の現実世界シーン(いんちき商売とか)があり、事前に世界設定の説明をしてから、本編が始まります。
6つの話は色とりどりのバラエティあふれる舞台設定。お得意のアフリカあり、中世欧州、カリブの島(ハイチかな)、南米の黄金郷など、フランスとは直接縁がない場所もあります。

タイトルの「夜のとばりの物語」は場末の幻燈館で上演される恋のドラマという意味で、各短編が夜の話というわけではありません。というかほとんど太陽がさんさんと輝く昼のお話です。最初の狼男だけ月のお話ですが…

魔法の色濃いファンタジー世界での男女の恋の物語。

スノーホワイト

Filed under: - dekaino @ 22:59 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���若�����ゃ��のはてなBookmark被リンク数

スノーホワイトを観ました。
グリム民話の白雪姫の大胆なアレンジという割には、日本のアニメにはありがちの戦うヒロイン像であまり大胆には思えません。狩人と王子、2人のハンサムが出てきて、最後に至るまでどっちにくっつくかあいまいなところは、最初のスターウォーズのルークとハンソロみたいな感じ。まぁどっちがどうなろうとどうでもいいのですが。

悪役の継母はまあ頑張っていますが、結局邪悪というよりはただ弱いから負けたみたいな扱いなのがアメリカ風といえばアメリカ風です。
妖精の聖地にでてくる大鹿がまんまもののけ姫のシシ神さまだったのは笑えた。もうある種の記号と化してますね。シシ神様。

魔法の鏡もなんかもうちょっと裏があるかと思ったけれど、単なる魔法の道具だったしね。
がんがん宣伝してる割には意外と小粒な出来でした。

2012/6/30 Saturday

虹色ほたる ~永遠の夏休み~

Filed under: - dekaino @ 14:35 このエントリをはてなブックマークに追加 �壕�蚊�祉���� ��羂檎�����篌��帥��のはてなBookmark被リンク数

虹色ほたる ~永遠の夏休み~を観ました。久々の東映アニメーションのオリジナル劇場長編アニメです。どれくらい久々かというと30年ぶりらしい。30年の間、テレビシリーズの映画化しかやってこなかったのか。ある意味凄い。
虹色ほたる
オリジナルと言っても原作はありまして、川口雅幸の同名小説が原作となります。ただし映画化にあたっていろいろ脚色されているそうです。私は原作を読んでないのでどこが脚色されているのかわかりません。

CGをまったく使わずすべて手描きのアニメです。東映アニメーションらしい力技? カネかかってます。背景はジブリ風の写実的なタッチで、人物は上の画像のようなかなり独特な線の少ない劇画というか昔の中国アニメというか不思議なタッチです。止め絵だと違和感ありますが、動いているとそんなには違和感ありません。まぁでも嫌いな人は嫌いかも。

30年ぶりのオリジナル作だけあって、かなり冒険した作りとなっています。人物のタッチもそうですが、脚本や演出もかなり前衛的。主人公の小学生のユウタくん(上の画像の左の子)が主人公なのですが、徹頭徹尾すべてのカットがユウタ主観視点のシーンです。ユウタがいる場所で、ユウタが見たり聞いたりしたこと、感じたことしか表現されません。普通の映画だと主人公以外の登場人物の視点でも様々なことが語られますが、ひたすらユウタ視点だけで攻めます。
つまり、ユウタの体験を観客も追体験するだけの映画です。それでいて、時代を超えたタイムスリップという複雑な物語設定をきっちり観客に理解させるという、かなり難易度が高いことに成功しています。脚本の完成度がかなり高いんですね。主人公が見てないこと聞いてないことは観客の想像力で補完するしかないわけですが、そのバランス具合が絶妙に巧いのです。

たとえば、ある日ユウタが女子が書いたらしい差出名のない手紙をもらうシーン。ユウタ本人にとって唐突で、ユウタの体験しか知らない観客にとっても唐突でしかないイベント。でもその先までみれば、ああそうだったのかと観客にはわかる仕掛けになっています。小学生男子の狭い視野、同じ年頃の女子への無関心さによる驚きを、観客に感じさせつつ、話の筋はちゃんと理解させる高度な演出です。

また、大人の知識があればもっと深い考察もできます。舞台となる宮前村は夏のホタルが名物。でも村の田や水路にはホタルはいなくて、沢を登って水源池までいかないとホタルを見られない。これに意味するところは… 要は宮前村の農業ではじゃんじゃん農薬使ってるってことです。農薬を使ってる田や水路にはホタルは住めない。でもこんな虫だらけの環境で農業するなら農薬使わないと無理なんだよね。ここらに1977年の山村のリアルさを感じませんか? 変に自然賛美せずリアルな山村の営みを表現しているのだ…くらいの深読みが可能なのです。これもユウタ主観以外の表現をすべて排除しているからこそ、できることです。

音楽も松任谷夫妻の楽曲が素晴らしい。音響効果もいいです。ただ花火シーンでは遠くから街の花火をみているんだから、ちゃんと花火が見えてから音が聞こえるまでのディ例を表現してほしかったなぁ、そこだけ残念です。

画面の情報密度は濃く、特に背景にいろいろな裏設定のヒントがちりばめられていて、何回見直しても新しい発見がある、非常に奥深い作品です。

残念なことに興行的には明らかな失敗のようです。上映している劇場数も少なく上映期間も短くされている様子。早めに観ることをお勧めします。

子供向きのようで実は大人にぜひみてほしい作品。

2012/6/24 Sunday

ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略

Filed under: - dekaino @ 0:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �����祉���� 藥�����篁g� II ���������ゆ�紫�イ里呂討�Bookmark被リンク数

ベルセルク 黄金時代篇 II ドルドレイ攻略を観ました。ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵の続編で、シリーズ第2作目です。

前作では「決して子供に見せてはいけない残虐表現アニメと言われてますが、確かに血しぶきがすごいけれども、イデオン発動編に比べたらそんな過激でもない気はします。エロ度もそんなでもないし。」と評しましたが、そんな意見が多かった反動なのか、今回は限りなく血みどろ、そしてエロエロ。首や腕がばんばん飛ぶし、女子のアンダーヘアー修正なしだし、グリフィスと王女の性交シーンも延々と写実的にやっちゃいます。
これでPG12だなんて映倫は頭がおかしい。ちゃんと審査しているのか? エロゲ系のソフ倫なら間違いなく成人向け認定です。本作がPG12指定で昼間っから上映しているなんて日本映画もヤバいフェーズに入ったようです。

作画はとにかくすごい。馬がちゃんと脚を動かして走ります。しかも大量に。どうやら手描きだけでなくCGも大量に導入している様子。でもCGパートが妙に浮くということはありません。あ、でも、ちょっとダンスシーンのモブCGは浮いてたかも? もしかして鷹の団らしくない浮いた振る舞いって演出でわざとやっているのか??
今回は闇の眷属がほとんど出て来ず、見せ場が人間同士の戦争と政争と性交だけなので、ちょっと頑張っちゃったのかも。

とにかく一気に魅せる90分のフイルムです。次回の3作目は冬公開らしい。

2012/6/10 Sunday

ファイナル・ジャッジメント

Filed under: - dekaino @ 8:43 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�ゃ�����祉�吾�c���吾�<�潟��のはてなBookmark被リンク数

ファイナル・ジャッジメントを観ました。幸福の科学プロパガンダ、今度は実写映画だよ。
過去にも永遠の法仏陀再誕のような幸福の科学の長編アニメ映画はありましたが、長編実写は今回が初めてです。

幸福の科学の宣伝映画は予算が潤沢であることで有名です。アニメは金をかければかけるほど動きがなめらかになったりダイナミックになったりするものですが、実写の場合はどの方向にお金をかけたのでしょうか?
答えは大規模オープンセット。なんと、いわき市に渋谷ハチ公口前のスクランブル交差点のオープンセットを作っちゃいました。カネがあるっていいなぁ。

映画ファイナルジャッジメントの秘密に迫る ISBN-13: 978-4863951945
渋谷駅前のオープンセットはメイキング本の表紙にもなってます。
日本が中国(劇中では王蘭-オウラン-人民共和国)に占領されたって設定を活かし、実名を出す許可がない店については看板その他が占領下風にチャカしたものに変更されてます。

このオープンセットを人民軍が闊歩するシーンとか、テレビドラマの程度の予算じゃ到底つくれません。エキストラもたくさん出てます。
王蘭人民軍 in 渋谷

本作は、2009年の衆院選挙で幸福維新党(もちろん幸福実現党のことですね)が大敗して、民友党(もちろん民主党のこと)が大勝して政権を初めて奪うというシーンから話が始まります。
主人公は幸福維新党から出馬した大志ある青年、しかし実は主人公の親は民友党の大物だという設定。

民友党が政権をとってたった3年後、日本はあっというまに合法的に王蘭に併合されてしまいます。渋谷上空を王蘭の軍用機が飛び交う中、大スクリーンに併合されたことを告げる王蘭軍指揮官の宍戸錠。

王蘭人民共和国は共産主義ゆえに宗教は絶対禁止、精神の麻薬たる宗教的行為を行ったものは死刑という厳しい法律があるのです。主人公サイドは、どの宗教を信じているかにかかわらず敬虔な信仰を持つ者たちを、地下でかくまいます。なぜなら信仰は人間に必要不可欠なものだから。つまり創価学会員たちもかくまい保護されている…のだろうか??

神道 仏教 キリスト教 イスラム教 ヒンズー教、何を信じるかは関係なく、神を信じるという行為が大事だというメッセージをひたすら前面に出してきます。

つまり言いたいことは、政教分離という真っ向から反抗し、宗教と政治の融合を目指すってあたりなのかな? 王蘭軍の弾圧にひたすら耐え忍ぶ主人公たちは、2012年11月23日に渋谷である作戦を決行して一気に巻き返そうとします。どんな作戦なのかはずっと伏せられていて煽る煽る。

で、なんだかんだ死刑執行直前に処刑場から脱出、カーチェイスをさんざんやらかして渋谷にたどり着きました。(このカーチェイスはちょっとしょぼいのが残念。渋谷のセットで予算使い果たしちゃったのかな?)

そして主人公は渋谷のスクランブル交差点にとめた街宣車に乗り、演説をします。信仰の正しさを説きます。それを世界中に中継します。ただそれだけ。
街宣車を取り囲んだ人民軍兵士たちもいつしか銃を下げ演説に耳を傾け感動している様子。
まさしく洗脳演説の実演ショー。

この演説を機に中国もとい王蘭人民共和国の独裁体制は崩壊、民主化されたとのテロップが出て完。

前作の永遠の法仏陀再誕と違って超能力バトルは全く出てきません。ひたすら政治地下活動だ、占領軍の弾圧だ、演説だ、だけで2人を持たせるのはなかなかすごいことではあります。
やはりヒロインのリンが結構美人で適度に素人っぽいからなのかな。リンを演じる女優さんはインドネシアの学生さんだそうです。

幸福の科学信者向けメッセージとしては、前の選挙に負けて日本はピンチである。次の選挙(11月25日を考えているのか?)では絶対勝つぞ! それから他宗教を叩くのはちょっと控えろ 少なくとも表面上は共存共栄を目指せ 何事も選挙に勝つためだ ってあたりなんでしょう。

若い浮動層のうちいわゆるネトウヨと呼ばれる人たちに甘い餌を見せて誘っているという見方もできます。
でも、王蘭が日本を占領したとき皇室がどうなったのか、ぼやかしてるあたりが弱いね。
歴史において負けた国の王族はみな悲惨な目にあうのは確実です。そして侵略者が去った後でも復権なんてなされないのも確実。過去の日本が尚王家や李王家や愛新覚羅皇帝家に何をやったか、日本が去った後、彼らが今どうなってるか考えればわかるよね。
そこらをちゃんと示さないとネトウヨは踊らないと思うのでありました。

政治なんか気にせず、渋谷のオープンセットを堪能することに集中できる人なら楽しめること間違いなしの映画です。

2012/6/9 Saturday

劇場版 BLOOD-C The Last Dark

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劇場版 BLOOD-C The Last Darkを観ました。
テレビシリーズBLOOD-Cがぶつ切り状態で終了し、続きは劇場版で!というスタイルの商業作品です。
劇場版 BLOOD-C The Last Dark
劇場版だけあってよく動くアニメです。まぁテレビシリーズもアクションシーンは結構動いていましたが。主人公の小夜はずっと辛気臭いモードでテレビシリーズの能天気モードは全く出てきません。

ストーリーの決着はついたのかというと疑問。本作もかなり投げっ放しの終わり方をしていると言えます。ただ、喫茶店の兄ちゃんとの確執の行方だけは明らかになるかな? いわゆるセカイ系と本作を定義するならちゃんと終わっているのかも知れません。そういう意味で押井守版BLOODとは全く異なる作品で非常にCLAMP的です。

昭和なセーラー服を着た眼の赤い少女が日本刀振り回すアクションアニメを堪能できるという意味では十二分に目的を達成しているアニメです。
あと乳首の表現の限界にも挑戦しているかも? なんでそんなに乳首を描きたいのか? テレビ放送ではモザイクかけられてしまうからなのか? クリエーターの思いは暴走しがち。

2012/6/6 Wednesday

宇宙兄弟

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宇宙兄弟を観ました。週刊モーニング連載の人気マンガの映画化です。

ストーリーはだいたい原作に沿っています。ただし原作はまだ連載中で完結していないので、本作も途中までです。主なエピソードを編集して集めた総集編のような作りではっきり言って退屈な脚本です。
宇宙飛行士選抜試験の様子をダラダラやって、合格シーンや月探検のシーンを省略って盛り上がりどころがないにもほどがある謎の脚本。おそらく本作は原作やキャストが先に決まった企画で、脚本はとってつけてでっち上げた代物なのでしょう。いくら何でもひどすぎる。

なぜか閉鎖環境適応試験中なのにいつも化粧をバッチリきめてる麻生久美子も謎だなー

一点だけ見どころがあるとすればアポロ11号の乗組員Buzz Aldrin本人が出演していること。しかも本人役で彼に小芝居させてること。残念ながらそれで本作の質が向上しているというわけではないんだけれども。Buzz出演シーン数分だけ切り出して売った方が儲かるんじゃないの?

子役ふたりは実力あって将来に期待できるけれども、彼ら本人にとっては本作は黒歴史になりそう。大人になって俳優を続けていたとしても、芸歴に列挙することはないんだろうなと思います。

Buzz Aldrinに思い入れがある人だけが一部分のみ見ればよい映画です。

メン・イン・ブラック3

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メン・イン・ブラック3を観ました。
MIBシリーズ設定としては主役のエージェントを若い世代に変えることも可能なんでしょうが、同じキャラ、そして同じキャストで、前作から10年ぶりの復活です。

最近ありがちの懐かし時代が舞台、SFらしくタイムジャンプで過去に戻り、若かった頃のAgent Kの秘密に迫るとバック・トゥ・ザ・フューチャーの二番煎じっぽいストーリー。すでに大御所であるウィル=スミスやトミー=リー=ジョーンズがよくこのカビ臭い企画に出演OKしたものだなと思ったのですが、本編をみて理由がわかりました。本作は脚本がすごくいい。これに尽きます。企画書の概略で判断できるレベル。
巧いのは複雑になりがちな過去の選択による未来への影響が、5次元に存在するという異星人グリフィンという狂言回しキャラの導入で非常にわかりやすくなっている点。そして巧妙な伏線とその回収。本当によくできています。

もちろん1969年の風俗、ケープ・カナベラル基地、サターンロケットなどの特撮効果も素晴らしい。シリーズお得意の悪ふざけのギャグももちろんあります。でも3作目の本作ではギャグではなく泣かせがメイン。これがかなり泣かせる話として成立しています。

いい意味で、いかにもハリウッド的な映画です。

2012/6/2 Saturday

ダーク・シャドウ

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ティム=バートンのダーク・シャドウを観ました。主演はジョニー=デップです。

70年代のアメリカテレビドラマのリメイク作品です。オリジナル作はゴシックホラーですが、微妙に安っぽい作りがいい味を出していました。残念ながら日本語版は制作されていません。本作は、そのいい味具合を活かしたコメディー要素がかなり加わっています。

怪奇大作戦と怪奇大家族の関係と言えばいいのか? とにかくホラーものってギャグやコメディと非常に親和性が高いんですよね。クトゥルフ神話だってホラーとしては消費されつくしてもはやギャグのネタ元扱いですから。ポニョしかり、栞と紙魚子しかり、ニャル子しかり。

舞台は1970年代のアメリカ東海岸メーン州の漁港町。シニア層目当てでかなり忠実度の高い70年代の街と音楽と風俗を再現しています。
ティム=バートンらしい残虐かつバカらしくちょっとエロい、エログロナンセンスな風味の吸血鬼ホラーコメディにしあがっています。

ジョニー=デッブ演じる主人公は真面目ではあるけれども、決して善人ではなく(もはや人でもない)、でも悪人でもない(邪悪な存在ではあるけれど)。敵の魔女もただの自分の欲望に忠実な有閑夫人的なキャラ。振り回される街の住人はいい迷惑なのは確かです。

軽い感覚のおバカ映画として楽しむのが吉。

2012/5/20 Sunday

キラー・エリート

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キラー・エリートを観ました。
英国特殊部隊SASのOBが書いた実話ベースの小説を原案にしたアクション映画です。
時代は1980年、ソ連がアフガンに侵攻してモスクワオリンピックボイコット騒動があった、冷戦真っ盛りの時代。その少し前のオマーン内戦に介入していたSAS隊員に対する復讐劇から始まる物語です。

原案の小説のタイトルFEATHER MENは、SAS隊員OBが組織した非公式秘密結社。マスターキートンみたいなのが集まってる団体。オマーンの地方族長が息子を殺した元SAS隊員3名を暗殺してほしいと国際的暗殺組織(これまたベタな設定)に依頼します。

本作はSAS OBに敵対する3人のプロ傭兵たちが主役です。ロバート・デニーロも出てます。終盤に至るまだ、ずっと族長に捕まってる人質でしょぼい初老男扱いだったのに、最後に一発アクションを決めてくれます。やっぱデニーロかっこええわ。

スタントなしのアクションの連続で、往年の香港映画のような味付けです。政治的メッセージはほとんどなく、各国政府に近い筋は、アメリカもソ連も出てこず、イギリス旧植民地内に閉じています。まぁオーストラリア映画だしね。

政府の犬に甘んじず自由な狼となれ的なアウトローの価値観を貫き通し、最後には敵味方の枠を超えた大乱戦。それなりに納得のいく決着となりました。

あと謎の恋愛パートが混じりますが、こんなの要らないよね。 目玉付ゴム長靴のエピソードとかどうでもいい。パリでデートとか似合わない。リア充反対。そこさえ除けばひたすらアツく燃える作品です。

2012/5/4 Friday

武侠

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陳可辛(Peter Chan)監督の武侠を観ました。香港映画です。英題はWu Xia(音訳)またはSwordsmen(意訳)。なぜか邦題は捜査官X。英題も邦題もダサいことこの上なし。

1917年民国の時代、雲南省奥地にある製紙業が盛んで、一族ほとんどが劉姓という典型的な田舎の村で起きた強盗事件。よそから流れてきて村の女 阿玉(アユー)と結婚し劉姓を賜った男、劉金喜(リウ=ジンシー)。阿玉との間に子供もでき幸福に村で過ごしていた男が、偶然にもお尋ね者だった強盗2人を殺してしまい、村の英雄だと祭り上げられます。しかし県(地方役所)から送られてきた捜査官 徐百九(シュウ=バイジュウ)は、実は劉金喜は武芸の達人で、身分を隠して逃亡しているお尋ね者ではないかと疑います。

民国時代(日本では大正)と、ちょっと時代が下りすぎてタイトルの武侠にそぐわない気が最初していました。案のじょう、前半は徐の脳内にしか武芸は出てこず、ただの武侠オタクの脳からあふれた妄想に振り回される純朴な村人の話かと思わされます。中盤以降、ところがどっこい実は西夏族の殺し屋集団の頭目の息子 唐竜(タン=ロン)でした(ΩΩΩ<ナンダッテー)みたいなウルトラ展開が続き、本格的以上の武侠ドラマが繰り広げられます。

雲南の寒村の日常の風景描写がエキゾチックで美しく、それにも増して格闘シーンがド派手で、緩急きっちり押えた映像は見事です。
徐の訳で金城武が出演するせいで、日本でも全国公開されるみたいでラッキー。
中華武侠映画が好きな人は見逃せない作品です。

2012/5/3 Thursday

ももへの手紙

Filed under: - dekaino @ 19:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �����吾����膣�のはてなBookmark被リンク数

ももへの手紙を観ました。
ももへの手紙
正直、初めて本作のポスターをみたときは、江口寿史のイラスト風の少女といがらしみきお風の男達というビジュアルに、コレ何? どんな層がターゲット? と思いました。Production I.G. どこに行くのー? って。

実は男たちは妖怪で人間ではないんですね。

目指す方向は最近のジブリ的な日本の田舎を舞台にした異形が出てくるファンタジーで、テーマは家族愛というところ。特に原作はなく完全オリジナルで、きっちり過去にヒットしたジブリ作品や他社の作品のヒット要因をマーケティング的に分析してすべて詰め込んだ理詰めの脚本になってます。ちょっとイヤらしい言い方だけど、作家性や芸術性は追求せずひたすら売れ線をねらった志向です。

それに反して作画はこれでもかと頑張り過ぎな絵作り。ここ数年の長編アニメではトップレベルではないんでしょうか? 止め絵もキレイでアクションもキレがよく、CGも違和感ありません。

声の演技もみんなうまい。優香は夫を亡くした母を違和感なく演じます。
ただ公開時期がちょっと微妙かな? お盆のころだったらどんぴしゃの企画だったと思います。

今年のゴールデンウィークアニメの中ではトップクラスの作品。

仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦

Filed under: - dekaino @ 17:58 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀��鴻�若���惹���� �鴻�若���若���若�㏍�弱ぇ�Δ里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦を観ました。
超電王シリーズのように放送中の現役シリーズとは別の流れの大ショッカーシリーズです。過去の全ライダーと全スーパー戦隊が戦うという「おらすげえワクワクしてきたぁ」ってストーリー。鍵となるのは仮面ライダーディケイドとゴーカイジャーのキャプテン・マーベラスという過去の全シリーズを操るチートヒーローの二大巨頭。

古き70年代の永井豪の○○vs△△シリーズにあるように東映のヒーロー対決シリーズはガチの対決せずに、なぜか共通の敵相手に共闘してしまいます。本作もその例に反することなく、キリコ=キュービーばりに実は悪に染まったふりをしてたんだぜ的燃える展開があります。
正直、数あるお約束に縛られて、ストーリー展開はほぼ自由度がないので、バラエティあふれる味方と敵を楽しむのが正しい本作の鑑賞法。とにかく物量で押せ押せとたーくさん出てきます。特撮で食ってる若者を救済する企画でもあるのでしょう。

それにしても現役のフォーゼとゴーバスターズの影の薄いこと。一応顔出しはしますがただそれだけ。つーかフォーゼは先輩たちがまだ卒業してないし、撮影時はゴールデンウィークではなくて春休みに公開する予定だったのだろうか?

とにかく物量で押せ押せとバブル臭い絵作りに抵抗がない方に向いた作品。

2012/4/30 Monday

劇場版テルマエ・ロマエ

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劇場版テルマエ・ロマエを観ました。コミックビーム連載のビーム史上トップの大ヒット作品テルマエ・ロマエ(THERMAE ROMAE)の映画化です。
原作は古代ローマ時代の風俗の豆知識を披露しながらすすめられるコメディ仕立てのSF風呂マンガ、それをうまく映画化してます。特に前半は原作にほぼ近いストーリー展開で、後半から映画にだけでてくるデビューを目指す漫画家のタマゴ真美(上戸彩)が絡んで原作とは違うストーリーになっていきます。
劇場版テルマエ・ロマエ
一般的には映画ってそれなりの製作費があるので、マンガ原作より緻密で時代考証もきっちりなされるものです。しかし、本作に限ってはむしろ映画の方がゆるい。とてつもなくゆるいです。別にケチっているわけではなく、ちゃんとかけるべきところには予算を使っているのですが、要らないところには徹底的に安く上げる「ゆるぎなきユルさ(ちょっと自己矛盾)」が画面に満ち溢れています。そしてそのゆるさがいい感じにギャグになっています。

原作はそれなりに時代考証に気を使った作品でそれが面白さのコアとなっていますが、映画版はストレートに和風で古代ローマにはありえないデタラメだらけ。なぜなら原作同等の考証レベルを目指して原作と同レベルの小道具・大道具を用意していたら、いくらお金があっても足りないからでしょう。ここは割切りが肝心。

少なくともヴェスヴッイオ火山の壁画はモザイク壁画にしたいのでしょうが、そこはぐっと我慢です。この手の時代劇映画は馬がたくさん出して豪華さを演出するもの、戦闘シーンも馬車とか騎兵とかがんがん出したいところでしょうが、本作でお出ましになるのはロバ一頭だけ。おかげで皇帝自ら乗り出した親征だというのにあまりにしょぼい、フラッシュアニメ版を上回るユルーい剣劇シーンになってしまいましたが、そこもぐっと我慢です。
キリストのキも知らないルシウスが何気なく西暦を使っていても(当時はキリスト教徒ですらキリスト歴は使ってなかったと思う)それだってぐっと我慢。皇帝の手紙のラテン文が当時ありえない中世教会ラテン語だとしても、とにかくぐっと我慢(そもそも当時のラテン文は空白で単語を分かち書きする風習すらなかった)。

この我慢の積み重ねのユルさが笑いを産むのです。クライマックスの温泉施設が文字通りの掘立て柱を使った掘立小屋なのもご愛嬌。ローマ人なら石積みで作れよとか言わない。それでこそ、阿部寛の裸一貫の怪演技が生きてくるというものです。

鑑賞特典オマケの小冊子に書き下ろし漫画が載っててちょっと得した気分になれます。漫画誌ってこの手の小冊子特典がホント好きだよね。

日本映画の中で特筆すべきユルさと豪華さを兼ね備えたコメディ作品。意外と上戸彩が巨乳なのも再確認できます。入浴シーンもあるよ!

2012/4/28 Saturday

ジョン・カーター

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ジョン・カーターを観ました。バローズの火星シリーズの第一弾「火星のプリンセス」の映画化です。
バローズって名探偵コナンとは関係なく(それはバーロー)、いまから20世紀前半に積極的に活動したSFや冒険ものを得意とする作家。ターザンシリーズの作者と言えば通りがいいでしょうか? 本作はいわゆる火星シリーズと呼ばれる中編連作の第一作を原作としています。バローズ本人が父が南北戦争の南軍に従軍していた職業軍人という世代であり、タイトルにもなっている本作の主人公ジョン=カーターも南軍の騎兵という設定になっています。

異世界冒険ものの古典なんですが、そんなに古びていないです。むしろ変にこっているエラゴンなんかより全然面白いです。A級作品として予算もふんだんに使っていて見ごたえがあります。
主人公の特殊能力(?)が高くジャンプできるだけとかちょっと怪力ってだけなのがシンプルで新鮮です。昔の空を飛べなかった頃のスーパーマンみたい。空を飛べない初代ガンダムの方が大気圏中でぶんぶん空を飛んじゃうVガンダムより殺陣が面白いというのに通じます。

ただヒロインの火星のプリンセスが美女かどうかはちょっと怪しいですけど。まぁレイア姫よりは間違いなく美人でしょう。

まだまだ原作に続きがあるので、いくらでも続編が作れるのがいいですね。まぁ映画じゃなくてTVシリーズとしてスビンオフした方が商業的には目があるかも? ターミネーターのサラコナークロニクルズよりは面白く作れそうです。

Black & White

Filed under: - dekaino @ 2:42 このエントリをはてなブックマークに追加 Black & WhiteのはてなBookmark被リンク数

Black & Whiteを観ました。原題はTHIS MEANS WARです。
この邦題は全くの謎。黒人男と白人男が女を取り合うって話なら納得いきますが、本作は白人男2人が金髪女を取り合う話なので違います。いったいどこからこんなタイトルを思いついたのか見当もつきません。
Black&White

この金髪女がもうビッチとしか表現しようがないビッチ女。2chで袋叩きになるの間違いないビッチ脳の女が二人の男を天秤にかけます。でも市販品の品質評価をする会社で主任やっていて、仕事はできるらしい。アメリカでは仕事さえできればビッチが許されるのだろうか!?
男はいくら仕事ができてもセクハラ種馬男は非難されるのになー

もうとにかく韓流ドラマか昼ドラかってくらいビッチ ビッチ チャプチャプ らんらんらん♪状態で男を振り回しまくる映画です。でも振り回される男たちのアクションシーンだけはハリウッドらしくバリバリにかっこいいのがギャップがあって面白い。
オマイらイケメンで腕っぷしも立つんだから、こんなビッチ相手にしなくてもいいだろうに。

仕事は充実してるけど結婚に縁がない女性向けのファンタジー作品。

2012/4/21 Saturday

バトルシップ

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バトルシップを観ました。
うーん数ある敵対的な異星人とのファーストコンタクトものとしては、かなりおバカな部類。
何も考えずに、来タ 戦ッタ 勝ッタって具合で地球人側の都合だけでストーリーが進みます。

しかも勝った要因が単なるラッキー的要素だからなー
たまたま敵の通信線が壊れた
たまたま大規模海戦演習(リンパック)をやってた
たまたま古い戦艦が動態保存してあった

もうちょっと、こんなこともあろうかとって設定にしないと燃えませんよ。
つーか、敵のテクノロジーでなぜかレーダーが使えず、ミノフスキー粒子下の有視界戦闘みたいなバトルになってますが、そういう条件だったら水上艦より断然潜水艦の出番でしょ? リンパックに潜水艦が参加してないわけないし。なんで駆逐艦で潜水艦同士のボードゲームみたいなことやってるのか謎です。
敵の通信の阻止だって、地球の通信衛星を止めるなり動かすなりすればいいだけでしょ。なんで自分の地上局をぶっ壊さないといけないのか?
ま、そういう理屈を考えずに、CGみてわーすげー かっこいー と楽しむべきものなのでしょう。

乱暴にまとめれば、ニートに余計な夢を与える映画です。ニート率が高い国ではヒットするかも?

妄想1「いつか僕も脱ニートして地球を救った英雄になるんだ!
妄想2「そのためにすぐそこのコンビニからチキンブリトーを奪取する準備もできている。
妄想3「後はチキンブリトーを所望するかわいい娘さえいれば…

2012/4/14 Saturday

ヒューゴの不思議な発明

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ヒューゴの不思議な発明を観ました。ベストセラー児童文学のThe Invention of Hugo Cabretを映画化した作品です。
フランスのパリの鉄道網の中心リヨン駅に隠れ住む少年の物語。物語の舞台はパリですが、原作小説の作者はアメリカ人で、原著も英語で書かれています。
邦訳版は人名地名はフランス語読みとなっており、タイトルも「ユゴーの不思議な発明」となってます。北欧(古ゲルマン)神話のオーディンの家来の鴉 Hugin(フギン)が由来の伝統的名前で、フランスではユゴー、英語ではヒューゴーと読みます。

映画はもちろん登場人物は英語を話し固有名詞も英語読みです。映画の邦題もどういうわけか小説の邦訳のタイトルのユゴーは採用せず、ヒューゴの不思議な発明となっています。
だからと言ってフランスに愛がないわけではなく、フランス文化、特にフランス発祥の映画文化へのリスペクトが強く感じられるお話です。

予告編では現代より昔の時代のヨーロッパの駅に住む機械好きな少年と知り合いの少女が冒険する映画だよってメッセージしか伝えていなくて、ありがちなアクション映画かと思っていました。まさかリュミエール兄弟とかジョルジュ=メリエスが出てくる話だったなんて予告編からじゃ全然わからない。もし知っていればもっと早く観にいったはず。予告編の作り方間違っている。19世紀~20世紀初頭の職人の手先の匠の技術からなる工芸品が大きいテーマとなっており、自動書記する機械人形も物語で大きな役割を果たします。
きめ細かい時代考証がなされており、映画後半はさながらNHKだかナショナルジオグラフィックが製作したメリエスの伝記番組のようなリアリティあふれる再現映像が楽しめます。これがまたいいんだよね。

月世界旅行(メリエス)

ハリウッド作品らしくリュミエール兄弟やメリエスを持ち上げる反面エジソンのエも出てこないあたり、本当にエジソン的なものが嫌いなんだろうなと思わされます。でもできればメリエスが落ちぶれていく原因となったライバルの映像作家(たとえばフライシャー兄弟)やビジネス上の敵(たとえば邪悪なエジソン!)についても公平な視点で描写して欲しかったと思います。戦争だけが原因ではないんだよね。そこをぼやかして仕上げているあたり児童文学の限界なのかも知れません。

フライシャー兄弟が道化師ココ(インク壺小僧)でやっていたように、メリエスも劇場でフイルムを使ったトリックで手品興行していたことは間違いないわけで、資料が散逸しているのはわかるけど、そこを想像力で補って再現してほしかった。今の映画とも昔の無声映画とも違う、生パフォーマンスとフイルム上映のコラボって今でもすごく魅力的だと思うのです。

映画史初期の熱い空気を感じられる良作。アクション映画でもファンタジー映画でもなく、ノンフィクション作品として楽しんでほしい作品です。

2012/4/8 Sunday

ALWAYS 三丁目の夕日’64

Filed under: - dekaino @ 0:43 このエントリをはてなブックマークに追加 ALWAYS 筝�筝��������'64のはてなBookmark被リンク数

ALWAYS 三丁目の夕日’64を観ました。ALWAYS 三丁目の夕日ALWAYS 続・三丁目の夕日に続く第三弾です。
シリーズ初の3D化らしいのですが、私が劇場に行った頃には2D版しか上映してませんでした。3Dって高い上に目が疲れるだけなので主要ターゲット層である高齢者にはハードル高いのかもしれません。2D版で細々とロングラン上映という戦略のようです。

昭和39年東京オリンピックの年、もう昭和30年代も最後の最後となってしまいました。東海道新幹線も開業しています。
第一作目から原作にかなりの脚色が入っていましたが、本作に至ってもう原作の成分はほとんど消え失せ、100% 山崎貴ワールドとなっています。時代的にももう化け猫や化けタヌキが出てきそうもなく、原作独特のユルユルな感じが皆無です。

テレビ局プロデュースの映画にありがちな主要キャラ女性化という原作ハックの犠牲となった六ちゃんですが、本作でめでたく結婚することになったようです。また山崎監督の思い入れがある茶川先生の家庭事情ネタもしつこくしつこく続けられます。今回の最大の原作ハックの犠牲者は茶川先生。ここまでダメダメな作家じゃないのにひどい扱い。劇中でも言ってたけどヒロミさんのヒモになってます。
ただ、鈴木オートのとこの一平が半端にエレキギターやってるところだけは笑えました。

もはや当時の風景をCGで再現というのもインパクトが薄く凡庸な出来で、3D撮影のための制限や撮影コストアップなども考えると、興行的には厳しい感じです。ROBOTのドル箱シリーズもそろそろ終焉を迎えるのだろうか?

最後の新婚旅行に出発した時の空から見た夕日のシーン。明らかに富士山よりずっと右側(北側)に日が沈んでいきます。
あの角度は間違いなく真夏の夕日で季節的におかしい。調べてみると都内では11月~2月は富士山より左側(南側)に日が沈むはず。オリンピック以後で一平がまだ卒業する3月より前なのだから、間違いなく矛盾します。昭和39年をリアルに再現というのを売りにしている割に、季節感というリアルな要素に無頓着なのが残念でした。

昭和30年代に思い入れがある人には安心してすすめられます。次回はアポロ11号? それとも大阪万博か?

2012/4/1 Sunday

CCTV大富

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2012年4月1日からスカパーのまるごとパックにCCTV大富が入りました。
中国のテレビチャンネルです。前までは中文のみの放送でしたが、まるごとパック入りしてからは字幕または日本語吹替えが入るようです。
ニュース番組にも同時通訳が入ります。中国のニュースはなかなか興味深いものだらけ。北朝鮮のロケット発射騒ぎも日本とはだいぶ温度差があるようです。台湾国会の騒ぎも日本ではほとんど報道されませんが中国大陸の人たちはかなり関心を持っている様子。

中華ドラマも帯番組でガンガン放送されるようなので期待します。
4月に放送されるドラマは搭錯車という歌姫とその父の物語。搭錯車とは父の生業の廃品回収に使う大八車みたいなものらしい。検索すると結構ヒットするので有名な作品なのかな?

2012/3/31 Saturday

ドリームワークスの長ぐつをはいたネコ

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ドリームワークスの長ぐつをはいたネコを観ました。東映動画の長編じゃなくて、シュレックにでてくる長ぐつをはいたネコのスピンオフ作品です。

舞台はスペイン。長ぐつをはいたオス猫プスと、すりが得意な爪のないメス猫キティ、プスの幼馴染で頭脳担当のタマゴ人間ハンプティ=ダンプティの3人(匹?)組の珍道中の物語です。スペイン語ってアメリカ人にとって一番身近な外国語なんでしょうね。特に西海岸だとそうっぽい。

主役の長ぐつネコにプスという名前がつきました。この名前は本作からなのかな? プッシーからきた愛称かと思いますが日本語版にするときにもう少し工夫すればよかったかも。もともと長くつネコって頭脳担当のキャラだったと思いますが、さすがに頭脳担当が主役だとアクション作品として話が進まないので、剣とダンスの達人で、裏技として愛くるしい子猫のまなざしを駆使するキャラ設定としたみたいです。日本語吹替はシュレックから引き続き竹中直人が演じます。やっぱ竹中直人は演技うまい、素晴らしいですね。
プスとハンプティダンプティ
テーマは親友との友情、そして裏切りと和解ってところでしょうか? 不二子っぽい役のメス猫キティは男勝りで活発な娘だがいまいち他の2匹に比べて単なるきれいどころの扱いで影がない薄い感じで残念。もし続編が作られるなら彼女が中心の物語となるのかもしれません。
それにしてもハンプティ=ダンプティって何者なんだろう? マザーグースの歌とは違って結構丈夫で、高い所から落ちても割れたりしないみたいだし。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近いを観ました。
予告編の出来かかなりよく、予告編だけで言えばここ数年でトップクラスだと思います。予告編だけよくて本編がダメとか、予告編だけ見れば十分で本編は冗長なだけという映画はよくありますが、本作はそういうことはなく、本編も大変見ごたえがある作品でした。

予告編でわかる通り、911で父を失ったアスペルガーの気がある少年が、父の残した謎を追う小冒険を通じて、父の死を受容するまでの心の癒しのプロセスの物語なのですが、本編はもっと複雑かつ想像よりももっと暖かいストーリーです。
ニューヨークという移民の街と住民たちとの交流、母親は息子に無関心で放置していると思っているのは当の息子だけ。なかなかによく練られたシナリオで、しかもお涙ちょうだい風に泣かせるぞと気負っていない演出が好感もてます。

そして主人公の祖父も両親(高祖父)を米軍のドレスデン爆撃でなくして心に傷を負っているという設定のあたりはいかにもハリウッドらしい。正義とか悪とは愛国心的なものから距離をおき、このような紛争そのものが悲しく憎むべきという姿勢を打ち出しています。

911事件後10年という区切りにふさわしい作品だと思います。

2012/3/18 Sunday

ライアーゲーム -再生-

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ライアーゲーム -再生-を観ました。ヤングジャンプ連載の人気漫画が原作で、TVドラマと映画もつくられており、本作は映画版ライアーゲーム ザ・ファイナルステージの続編にあたるらしいです。

私はまったく原作もドラマも前作の映画版も見ておらずまったく予備知識がありませんでした。その意味で多部未華子が演じる篠宮優(しのみやゆう)とまったく同じ視点でみることができました。いきなり1億円の札束を送りつけられてなぜか2億円の負債を背負うというまったく理不尽かつリアリティも説得力もないストーリー展開にちょっとげんなりしましたが、いわゆるライアーゲームというゲームの仕組みはまぁまぁ面白かったです。といっても、きれいごとだけで回る心理戦がカイジやらアカギの福本伸行作品とは全然違ってぬるいですね。
そもそもせっかく1億円の現ナマもらっててそれを全く活用しないのは理解できないし、若い女は色仕掛けとかすればいいのに、ただ配布された20枚のコインだけで駆け引きってのが現実離れしてますね。最後のオチもキレイ事すぎてあーあという感じ。

主役の篠宮(多部未華子)だけがキレイ事をいうのなら、まぁそういうキャラってことで納得もできますが、すべての登場人物がコイン以外の駆け引きをしないのがなんだかなぁと思いました。
それでも、篠宮が最初から最後まできったり優等生を貫き、多部未華子のイメージダウンにつながるような要素が皆無なのには感心しました。異性関係すらまったくでてこないのがすごい。
また、篠宮の卒業後の進路がどうなっているのかまったく出てこないのはどういうことなんだろう? いきなり拉致予告されたらまず就職予定の会社に相談したり知らせたりするんじゃないのか? 帝都大の卒業式で卒業生総代として答辞するくらいの優等生なら、立派な企業に就職内定しているはず。それを描写することで就職活動に苦労している若年層の反感を感じさせるのを避けるため、あえて卒業後の進路をぼやけさせているのだろうか?

フランス映画ではホームドラマが成立しないって話を聞いたことがあります。王も貴族もいない市民みな平等なフランス共和国という建前とは裏腹に元貴族と元平民とではものすごい格差があるため、市民みなが納得する平均的生活というものが表現しようがない。それでフランス映画には質の高い恋愛映画はあってもホームドラマはないんだという話です。
大学卒業後社会人1年生の平均的姿を描写しない本作をみると、日本もだんだんフランスみたいな平均的イメージが存在しない格差社会になりつつあるのかなと思わされます。

なんか全然関係ない話になりましたが、多部未華子の優等生っぷりを堪能する娯楽作品としてはよくできているおすすめ映画です。

2012/3/11 Sunday

TIME/タイム

Filed under: - dekaino @ 3:08 このエントリをはてなブックマークに追加 TIME/�帥�ゃ��のはてなBookmark被リンク数

映画タイムを観ました。原題はIN TIME。さすがにTIMEだと商標とれないし検索できないしつらすぎます。
予告編はとってもかっこいいアクション+ハードなSF設定の硬派な作品っぽいのですが、そこはハリウッド仕様にて非常に軟派なおバカなお色気アクションに仕上がっています。

時間が通貨として扱われる格差社会というアイデアは資本主義批判にありがちなネタではあるのですが、本作ではそのレベルに至りません。
というか、設定そのものがちゃんと説明されないので、主人公たちが何と戦っているのかボケボケです。資本家と戦い貧困層を助ける義賊ってことなの??
時間が切れると誰でも即死って設定は、まぁそういうテクノロジーがあるんだよねで誤魔化すにしても、時間が消費される描写ばかりで生産されるシーンがまったく出てこないので、何が何だかわかりません。

とにかく資本家は人民から時間を搾取してる搾取してるとか言ってるけど、逆に労働の対価として時間を支給したり、時間をローン貸ししたり、搾取どころかむしろ供給してるんじゃないかと思えます。出生時にみんな50年ずつ(自然の寿命が25+50の75年として)巻き上げられて、それを流通してるなんて設定があるならまだ理解できるんだけど。でもそうだったら主人公たちは産院とかに殴り込みにいくのか? それはそれで映画として面白いのか疑問だ。

劇中で100万年の時間がすごいプレミア的に表現されてますが、冷静に考えるとこんなのニューヨーク市800万人が1.5ヶ月も生きてたら消費されて消えちゃう程度の些細な量なんだよね。時間の生産の仕組みがわからないから何がどうすごいのかわからない。例のパパさんも時間ローンの利子とギャンブルで稼いだだけで、時間を生産しているようには思えないし。だいたい時間ローン事業って元が取れるんだろうか? だって借り手が死んじゃったらほぼ100%回収不能だからリスク高すぎだよね。年利30%なんてむしろ慈善事業に近い安さ。これで利益が出るとは思えない。

とにかくすべてのキャラが25歳かそれ以下の少年少女で、暴力あり、エロあり、カーチェースありと、最後に安っぽい世直し宣言(宣言だけ)って、ある意味ですごい作品です。

2012/3/9 Friday

friends もののけ島のナキ

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friends もののけ島のナキを観ました。
有名な児童文学「泣いた赤鬼」を翻案した3D CGアニメです。3Dと言っても多分に2Dアニメートされまくりで手作り感あふれる映像です。
ストーリーはベタベタなお涙ちょうだいモノです。原作通り真の主役は青鬼(グンジョー)、声を演ずる山寺宏一やっぱり巧いね。悪役トリオはFROGMANが演じます。これは鷹の爪での恩返し的友情出演なのだろうか?
青鬼(グンジョー)
キノコが美味しそう。放射能が蓄積してるとおどされても食べたくなってしまうキノコ映画でもあります。キノコ万歳。

2012/2/18 Saturday

ロボジー

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ロボジーを観ました。矢口史靖監督の老人とロボットを題材にした軽いコメディタッチの作品です。
主演はミッキー=カーチス、ただしクレジットは五十嵐信次郎名義。独居老人なのですが、生活とか人間関係の描写がものすごくリアルですごい。娘夫婦と孫との間に流れる微妙な空気とか、病院での老人仲間に対して見栄はったりのくだりが絶妙にリアルです。それに対し、ロボットを開発したという弱小メーカー木村電器って設定があまりにもリアリティがない。そもそも白物家電専業メーカーって何よ。そんなの21世紀の日本に生き残ってるわけないでしょうに。こういうバカバカしい嘘で話が動く作品は、嘘以外の部分ののリアリティが大事なんですよ。リアルな設定の中で堂々と嘘をつくからこそ本当に思えてしまうのがミソなのに、白物家電専業メーカーってだけで胡散臭すぎてダメです。ニュー潮風って名前にしたいって理由だけでそうしたのなら悲しいです。

そして吉高由里子が素晴らしい。はーいステップジュンがそのまま大きくなったような理系女性。メガネかけてないのがちょっと残念ですが、いい表情でロボ萌えを表現します。
ロボット好きには物足りないかもしれませんが、リケジョ好きにはたまらない映画??

ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵

Filed under: - dekaino @ 16:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �����祉���� 藥�����篁g�I 荀������気里呂討�Bookmark被リンク数

ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵を観ました。STUDIO4℃製作の長期シリーズ企画 第一弾です。

決して子供に見せてはいけない残虐表現アニメと言われてますが、確かに血しぶきがすごいけれども、イデオン発動編に比べたらそんな過激でもない気はします。エロ度もそんなでもないし。
本作は、原作のヤング編の最初からグリフィスがお姫様と仲よくなるあたりまで、本当に序盤の序盤だけのアニメ化。それでもゾッドが出てきたりそれなりの見どころはあります。
自作は4ヶ月後の6月公開予定。ガンダムUCみたいに数か月ごとに新作を公開していく21世紀式プログラムピクチャー企画のようです。しかしこのペースじゃ12作くらいやっても連載中のタイムラインに追いつかない気がします。

とにかく人手をかけてうねうね動くアニメ映画です。劇中に出てくる敵キャラも怖いですが、エンディングの延々と続くハンドル名はちょっと怖かった。そんな作品。

2012/2/12 Sunday

劇場版宇宙刑事ギャバン

Filed under: - dekaino @ 8:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁��絎�絎���篋����c���海里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版宇宙刑事ギャバン もとい 海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIEを観ました。
ギャバンいいよね ギャバン。本放送当時も衝撃的だったけど21世紀でも衝撃です。大葉健二 元気すぎる、アツ過ぎる、若さって若さって何だ!的過ぎます
昭和のメタルヒーローの原点のギャバンを知らない人も見て損はないです。

ただし ミミー(叶貴和子)は出ない。残念。

2012/1/16 Monday

アクエリオンEVOL

Filed under: - dekaino @ 23:43 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪����������EVOLのはてなBookmark被リンク数

アクエリオンEVOL第3話 どげせん!!

2012/1/9 Monday

ワイルド7

Filed under: - dekaino @ 17:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ����7のはてなBookmark被リンク数

ワイルド7を観ました。往年の名作マンガの映画化です。
かなり現代風にアレンジされていますが、バイクと銃器のアクションという基本ははずしません。キャラクターも原作からだいぶ変更されています。
カーアクションとかバイクでノーヘルとか日本映画の限界に挑戦している点は評価できますが、ハリウッドを超えるほどではない。まぁ挑むことに意義があるということか。でっかいトレーラーとかはいい味出してると思います。

今の若者ってバイクに興味なさそうだからなぁ… もっと昔のファン世代に向けた宣伝をすれば売れそうな潜在力はあると思います。

2012/1/4 Wednesday

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

Filed under: - dekaino @ 14:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �����激�с��:�ゃ�潟�����激����/�眼�若�鴻���祉���㏍���潟��里呂討�Bookmark被リンク数

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコルを観ました。M:i:IIIの直接の続編にあたります。
Bad Robot Production作品で、プロデューサー名にJJエイブラムスの名がありますが、本作の脚本・監督にJJの名はありません。本作の監督は、あのアイアンジャイアントMr.インクレディブルレミーのおいしいレストランで有名なブラッド=バードが、実写作品の監督に初挑戦しています。たしかにちょっとアニメっぽい表現がありますが、テンポがよいアクション映画として巧くまとめています。

話の設定もよく出来ており、アメリカ政府の支援を全く受けられない困難な状況、チームが限られたリソースの中で全力を尽くすというマンネリ要素を排除したいかにも劇場版らしいストーリー。いつもの変装ギミックもこの理由で使えないって言い訳することで、トムクルーズ出ずっぱりが可能となりました。変装できちゃうと変装中は別の役者になっちゃうもんね。

予告編でいきなりクレムリン宮殿が爆破され、ドバイの高いビルの外壁でロープを使ったアクションシーンが出てきますが、こんなのはごく一部、アクションシーンは盛りだくさんです。クルマを使ったアクションもたくさんあって、惜しげもなくぶっ壊します。
ブラッド=バード監督は人妻をヒロインにすることが多いことで有名(?)ですが、本作も恋愛要素のヒロインは主人公イーサンの妻! とにかく独身女性には萌えない体質のようです。

私は本作を1月1日の午後、海老名市で観たのですが、ちょうどクライマックス ミサイルが打ちあがった頃に鳥島が震源の地震が発生! 震度3~4で揺れました。最初のうちはすごい臨場感だなと思っていたらどんどん揺れが大きくなって、これマジ地震だ!と気づいたころにはもうどうでもいいやって気分でした。上映も何事もなく続行してたし。珍しい経験をしました。

観光名所を案内するトラベルムービーとしてもよくできていると思います。おすすめのアクション映画。

2011/12/28 Wednesday

リアル・スティール

Filed under: - dekaino @ 23:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ���≪���祉�鴻���c�若��里呂討�Bookmark被リンク数

リアル・スティールを観ました。
本作は予告編の出来が非常に良かったんだけど、本編は予告編そのまんまですね。何も隠してない。最近のジブリ作品の予告編と本編みたいな感じです。
生身の人間が戦うボクシングは廃れ(少なくともショウビジネスとしては成立しない)、ロボットがなぐり合うショウが人気を得ている時代、主人公親子がゴミ捨て場から掘り出した旧式ロボット(文字通りの掘り出し物)を駆使して勝ち抜いていくというストーリー。
これがロッキーなら特訓シーンがあるんでしょうけどロボットは特訓しません。せいぜい改良するくらいか?
どうやら大事なのはユーザーインターフェースらしい。つまり、操縦桿で操るνガンダムよりモーションコントロール式のGガンダムが強いんだぜってこと。機体の性能の差が絶対的戦力差ではないことを教えられました。

なんか家族愛をからめてダメな父親が父性愛に目覚めていくみたいな美談にまとめようとしてますが、子供は11歳だよ?! 釣りキチ三平でもおなじみの「学校はどうした」問題は完全無視みたいです。言い訳として夏休み中ってことにしたいんだろうけど、あの様子じゃ10月になっても絶対学校に行かないと断言できます。いいのかそれで?

あまり深く考えずロボット肉弾バトルを楽しむのがおすすめの作品

2011/12/24 Saturday

源氏物語 千年の謎

Filed under: - dekaino @ 17:27 このエントリをはてなブックマークに追加 羣�羂��� ��綛眼���のはてなBookmark被リンク数

源氏物語 千年の謎を観ました。
原作は高山由紀子の小説。高山は小説家ではなく脚本家なので小説の映画化というよりはオリジナル脚本と言った方が正確か? もちろん本作の脚本にも高山がクレジットされています。

いきなり冒頭から紫式部が藤原道長にアオ姦されるシーンから始まってドン引き。さすが愛ルケの鶴橋康夫監督です。本作はR指定ないんだけど大丈夫なのか? もうとにかく平安時代の恋愛はレイプが基本なのかってくらい光源氏は鬼畜、その元ネタの道長も鬼畜ってことでしょうか?

多部未華子の葵上
どの登場人物も性愛にいじきたいない(六条御息所風に言えば、あさましき)中、葵上だけはまぁまともで不幸なだけなのか? 多部ちゃん(葵上役)可愛いのに光の君はなんで他の女に手を出すのかね? しかも同時進行で葵上とも子供作るようなこともしてるし。そりゃ田中麗奈(御息所役)も怨霊化するよね。

紫式部が御息所に自分の内面のドロドロとした負の意識を仮託してる表現があり、現実シーンでも中谷美紀(式部役)が怨霊化して安倍晴明と戦うのかと期待したんだけど、残念ながらそうはならないようです。田中と中谷の対比で、物語世界では美しい生霊も現実世界ではあさましい姿って表現できそうだったのに。

限られた映画の尺では源氏物語すべてをやるわけにもいかず、桐壺帝が崩御し藤壺が出家するあたりで幕となります。
衣装とかお金はすごくかけていて豪華絢爛な平安時代の京の街が表現されています。それをみるだけでも一見の価値あり。

2011/12/23 Friday

仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX

Filed under: - dekaino @ 18:54 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� �����若��&���若�� MOVIE紊ф�� MEGA MAXのはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAXを観ました。タイトル長いね!
MOVIE大戦はひとつ前のライダー編と現行ライダーが協力して黒幕的なライダー全体の敵と戦うというのが基本ライン。しかし本作ではさらにスケールアップして、タイトルにあるオーズ(ひとつ前)とフォーゼ(現行)だけでなく、昭和の伝説ライダー7人や2つ前の仮面ライダーWまで登場するサービス満点の豪勢な作りになっています。

基本的な脚本はフォーゼのメインライターの中島かずき。中島らしいベタベタな設定のもとキャラ魅力で話を進める舞台演劇らしいストーリーとなっています。いまどき空から謎の美少女が降ってくるなんてベタすぎてすかすがしいくらいです。21世紀に入ってもう干支一回りしようとしているのにスゴいぜ!
ただしオーズ編についてはオーズや電王のメインライターだった小林靖子が書いており、オーズテレビシリーズの後日談として電王テイストで未来からライダーが来るというお話になってます。これはこれで正統なオーズ外伝になっていて面白い。アラサー独身女でオヤッサンポジション担当の知世子さん(甲斐まり恵)も相変わらず。誰得な謎キャラ知世子さんが正統ヒロイン比奈ちゃん(高田里穂)とともに乙姫コスプレしたりして、本当に誰得! 目じりのカラスの足跡が光ってます。

仮面ライダーダブルは主人公ふたりだけが参戦。探偵長の亜樹子(山本ひかる)が出てこないのは残念。

タブルは二人がかりだし、オーズはオーズ以外にバース型が2人も出てくるのに、フォーゼは一人だけで奮戦。まぁまだ現行シリーズ半ばで2人目のライダーが出てきてないからしょうがないのですが、やはりそこは現行の強みで一番おいしいところはフォーゼが持っていきます。
最後の最後に謎の新ライダーの影と言うのもライダー映画のお約束。

アクションもキレがよく、とても楽しめるライダー映画です。

2011/12/18 Sunday

24 完了

Filed under: - dekaino @ 10:54 このエントリをはてなブックマークに追加 24 絎�篋�のはてなBookmark被リンク数

CSのFOXチャンネルで放送されていた24(twenty-four)最終シーズンのシーズン8を最後まで観ました。
シーズンが進むたびにどんどんと汚れていくジャック=バウアー。とうとうシーズン8初頭ではCTU捜査員ではないどころか、国外逃亡して家族にまで偽名を使ってメキシコに潜伏している始末。
それがますます汚れていく。ジャックに残された正義は家族愛とアメリカ国家に対する忠誠のみ。もう何が正義なのか? なまじ人気シリーズだけにずるずると続いてどんどんドツボにはまってしまった気がします。

Season8の最終回を観た感想は、とりあえずご苦労様 と言いたい。スタッフにも役者にも。24に出演して一番得したのはクロエ=オブライエン役のMary Lynn Rajskubだろうなぁ。実は北米ではお笑い女芸人としても有名な彼女。シリアスな役どころにも才能を見せて一気にブレイクしました。

テレビシリーズはこれで終わりですが、劇場版の企画があるようなんで、期待して待ってましょう。

トワノクオン 第6章 永久(とわ)の久遠(くおん)

Filed under: - dekaino @ 1:15 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������ 膃�6腴� 羂娯�(����)�����(�����)�はてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第6章 永久(とわ)の久遠(くおん)を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の最終章です。→第1章 第2章 第3章 第4章 第5章

最終回らしくド派手なアクションシーンの連続です。
広げに広げた風呂敷も何とかたためたと言えるのか? 主要キャラクターそれぞれがそれぞれの決着をつけ、それなりの大団円を迎えたようです。
ただ、第1章のヒロインのキリは思わせぶりのまま最後までたいした活躍することもなく出番なし。時間が足りなかったのか伏線を回収することはできなかったようです。結局、彼女は主要キャラではなかったということかも知れません。

確かによく動くし脚本も出来がいいのですが、終盤になるにつれ明るい感じの(悪く言えば甘ったるい)飯田馬之介テイストは薄れてしまったような印象です。まぁしょうがないのでしょうけど。タイドライン・ブルーみたいな感じでTVシリーズ展開ができればよかったのに残念です。

スペシャルドラマCD(非売品)
6章すべてのチケット半券を揃えるともらえるオマケのCDは、いわゆるドラマCDでした。30分弱の外伝エピソード。

2011/12/17 Saturday

TINTINの冒険/ユニコーン号の秘密

Filed under: - dekaino @ 17:26 このエントリをはてなブックマークに追加 TINTIN������/�����潟�若�喝垩���絲�のはてなBookmark被リンク数

TINTINの冒険/ユニコーン号の秘密を観ました。それも字幕版。もうティンティンティンティン言いまくりで男子大喜びです。
なぜか吹替版や字幕ではタンタンって表記されますが、TINTINはふつーティンティン以外に読めないよねえ
タンタンは強引にもTINTINをフランス語読みした発音、そのせいでCapt.Haddockもハドックじゃなくてアドク船長と巻き添えでフランス語読みにされてます。
ベルギーの人気漫画をスピルバーグがモーションキャプチャーの3D CGを駆使して映画化した本作は、いかにもな20世紀初頭の冒険物語です。インディージョーンズ シリーズに時代も世界各地を股にかけた冒険活劇というジャンルもかぶります。

しかし、本作は超常現象とかオカルトとか近未来技術とかは出てこない、王道の冒険活劇なのです。怪力乱神を語らずを地で行くクラシックな冒険は決して退屈ではなく、むしろ最近の超能力バトルになりがちなCG演出過剰な作品よりずっとリアリティな冒険を感じられる活劇作品となっています。

ストーリー展開の鍵はティンティンの愛犬スノーウィ。ヤツの演技は本物の犬では手間がかかって大変そう。CGアニメだからこその演出が素晴らしいです。霊能犬ゼロなみの活躍をするスノーウィだけは超常現象的かも?
ハドック船長も21世紀的倫理観だとかなりダメ人間ですが100年前なら普通の荒くれ男の範囲内だったんでしょう。ラム酒漬けだった海賊達から現代のハイテク船を操るスマートな船員の間を結ぶミッシングリンクみたいな海の男です。

いくらでも続編が作れそうなオチがつきこの後の展開が期待できます。というか現に原作にはたくさん続編があるのだが…

小学生男子を連れて行くならぜひ字幕版へ。ティンティン連呼に大興奮することでしょう。それを除いてもワクワクすること間違いなしの良質な冒険活劇映画です。

ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊

Filed under: - dekaino @ 17:15 このエントリをはてなブックマークに追加 ������弝���c�若��2 荼������潟���潟���鴻�㏍�ャ�守��のはてなBookmark被リンク数

ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊を観ました。
前作ハッピーフィートの主役とヒロインとの間にできた息子ペンギン マンブルが今回の主役です。

本作も前作同様ミュージカル風の演出です。皇帝ペンギン、アデリーペンギンだけでなく、ゾウアザラシその他の種族を超えた愛と友情の物語、そして少し地球温暖化ネタも出てきているような出てないような…

日本語吹替え版もがんばってミュージカルしてますが、できれば原語版の方がおすすめかも。

2011/12/10 Saturday

地球防衛ガールズ P9

Filed under: - dekaino @ 17:41 このエントリをはてなブックマークに追加 �亥���画����若���� P9のはてなBookmark被リンク数

地球防衛ガールズ P9を観ました。→公式サイト
もう東京の公開は終わってしまいました。今日から大阪、新年からは名古屋だそうです。

地球防衛少女イコちゃんの正統な後継作品(と言えるのか?) あの河崎実監督の久しぶりの劇場公開作品です。
なんと本作は9人もの少女がでてきて、地球防衛少女シリーズ歴代最多人数です。
地球防衛ガールズ P9
劇場版の割に渋く地味なストーリー、まるでウルトラマンの予算が尽きた頃の回のような知恵と工夫で低予算をカバーしてるのが目に浮かぶような作風。だからといってつまらないわけではなく、人間の内的宇宙を舞台に戦うという設定(なのか??)
うちわ受けが多く、芯から河崎実ファンも大満足でしょう。ライトな昭和特撮ファンも十分楽しめると思います。21世紀のライダーしか知らない人もAKBオタだったら全然OKです。子役マニアにもたまらないキャストでしょう。B級お笑い芸人フェチにも大サービスであります。

決して一般人にはすすめられない、といってコアなサブカルと言うほどでもない、河崎実作品が好きな方にだけおすすめ。
今回は日光江戸村とタイアップしてなかったのは残念です。

2011/12/3 Saturday

マネーボール

Filed under: - dekaino @ 16:01 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若���若��里呂討�Bookmark被リンク数

映画マネーボールを観ました。
私はメジャーリーグも日本のプロ野球も興味ないんですが、とりあえず観ました。
正直日本でオークランド・アスレチックスのファンってかなり稀有だと思われ、主演がブラピ以外に売りがなさそうな映画ですが、結構客が入ってました。
貧乏プロ球団のGM(General Manager)が金がないなりに頑張って優勝を目指す実話に基づいたストーリーです。日本の某金持ち球団のGMはオーナーに逆らったら大騒ぎになって解任されてしまいますが、メジャーリーグのGMは自分の権限内のことについてはオーナーの意見すらはねつけます。
アメリカ映画らしく、GMの仕事以外に私生活の特に家族関係の話も絡めており、それなりに美談っぽくまとめられてます。

ちょっと盛り上がりに欠けてハリウッドらしくない感じの淡々と哀愁ただよう作品です。ブラピ目当ての女子がみて面白いかどうかちょっと疑問。

2011/11/26 Saturday

辛亥革命/1911

Filed under: - dekaino @ 12:35 このエントリをはてなブックマークに追加 莨�篋ラ����/1911のはてなBookmark被リンク数

辛亥革命/1911を観ました。邦題は「1911」だけです。辛亥は干支で1911年のこと。

本作は今から100年前の1911年に清帝国が倒され中華民国が建国された辛亥革命を主題にした群像劇です。太陰暦(旧暦)の辛亥年に始まり年内のうちに決着がついたことから辛亥革命と呼ばれます。

本作はガンダムの一年戦争サーガのような、敵味方両方からみた戦争・革命を巡る群像劇となっています。もちろん孫文(孫中山)が率いる革命派びいきにはなっていますが。
基本的に歴史的事実に沿ったストーリーとなっており、明らかに史実に反する演出は少ないです。まぁジャッキーチェン(成龍)が演じる黄興がカンフーアクションで孫文を救うのはちょっとやり過ぎかも? 恋愛ドラマも多く散りばめられてます。

革命100周年記念事業として北京政府主導で作成された割には、歴史上唯一の選挙で選出された元首などという、現北京政府の現状を揶揄するようにもとれる表現があふれており、中国映画界の太っ腹と言うか余裕を感じさせられます。建前上では一党独裁している中国共産党の「時機が来れば公選制による民主化をする方針」に揺るぎはないということなんでしょうかね。

それとは対照的に日本語版は政治的思惑たっぷりの超訳がそこかしこにあるようです。
封建帝制を帝を抜いて封建制と訳されてます。ここは封建帝制のままか、せめて封建君主制にすべきところ。廃帝とか廃元号みたいな表現は全削除のようです。また最後に「孫中山先生の魂は中国共産党に引き継がれている云々」という中文字幕が出るのに、共産党のくだりは完全無視の訳になっているのは自粛を通り過ぎて失礼なんではないかとさえ思います。いったいどちら方面に気を使っているんだろうか? 中国映画界の太っ腹さと対照的に日本映画界の器の狭量さが際立ちました。冒頭のレッドクリフみたいな、とってつけた当時の状況説明パートもなんか出来わるかったし、カネと気を使うところを間違えてるとしか思えません。

今からたった100年前なのに日本ではあまり知られていない辛亥革命について詳しく知る教科書的にも使える映画です。

2011/11/20 Sunday

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 4 重力の井戸の底で

Filed under: - dekaino @ 22:04 このエントリをはてなブックマークに追加 罘���������潟����UC(�����潟�若��)/episode 4 ��������吾����Г里呂討�Bookmark被リンク数

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 4 重力の井戸の底でを観ました。
地球の重力の井戸の底に落ちたバナージ。ユニコーンサーガはじめての地上戦メインの話です。
0083の地上戦はモビルスーツがジャンプするだけで自由自在に飛んだりしないので面白かったのですが、逆シャアより後の時代設定のユニコーンだと、地上でもVガンや∀のマヒローみたいに飛び回ってしまうので、あんまり新鮮味がありません。大火力の表現に頼った演出はいまひとつ食傷気味です。その手はヤマトの波動砲以来使い古され過ぎ。
たしかに作画はきめ細やかですが、どうもチャレンジ精神を感じません。まぁ原作が福井晴敏だしなぁ…

ものすごい引きで幕を閉じるのですが、episode5は半年以上先らしいです。
商売上手ですねえ。

トワノクオン 第5章 双絶の来復

Filed under: - dekaino @ 21:53 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������ 膃�5腴� ��腟吟���ュ奨のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第5章 双絶の来復を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の第5作目です。→第1章 第2章 第3章 第4章

ますます話が煮詰まってまいりました。話が終息するどころかどんどん思いもしない方向に発散していきます。出てくるキャラほとんどが能力者かサイボーグ。もう普通の人間の出る幕はないようです。
残り1話で本当に風呂敷をたためるのかとても心配です。HEROESのサイラーみたいなストーリーを破壊するほどの能力者が出てきて大変なことになっております。

最終話は今月末26日から公開開始らしいです。

2011/11/18 Friday

サラリーマンNEO 劇場版(笑)

Filed under: - dekaino @ 23:50 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣�����若����NEO ���雁��(膃�) のはてなBookmark被リンク数

サラリーマンNEO 劇場版(笑)を観ました。
NHKのコメディ番組がなぜか劇場版に! いつものレギュラー陣に加え小池徹平と篠田麻里子などを加えた豪華キャスト。みたいな映画ですが、ちょっと斜めから見ると大人の事情が見え隠れする作品です。

はっきりいって本作はNHKエンタープライズが作成したVシネマです。そしてVシネマのプロモーションとして単館系劇場で公開しとくかと思ったら、なぜか悪乗りが過ぎて全国ロードショーになってしまった、さすがNHKだぜー って映画です。
画質はもちろんVシネマらしくDVD画質。大きい画面で見てもうれしくはありません。部屋のテレビで見るのが最適な絵作り。ブレてません。

テレビシリーズのキャストや人気コーナーやセクスィー部長をうまく拾いながら、メインストーリーと島耕作みたいなサラリーマン人生もの。そつなく作ってあります。サラリーマン体操の面々もコンテンポラリ踊りながら登場です。
本編未収録の「世界の社食から」を映像特典としてつけたDVDが店に並ぶのが目に浮かぶようです。

NHKらいく、あからさまな企業タイアップはしてないが、なぜかサントリーが黒幕にいたりして、サントリーの「はちみつレモン」の頃のどろどろの怨念が見え隠れする作品です。

2011/11/10 Thursday

カイジ2~人生奪回ゲーム~

Filed under: - dekaino @ 0:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ��2��篋榊��絅����蚊�若����のはてなBookmark被リンク数

カイジ2~人生奪回ゲーム~を観ました。
大ヒットした前作の続きです。
メディアミックスでアニメのテレビシリーズも放送されてました。本作はTVアニメ版とは粗筋こそ同じですが、基本的に別作品と思ってよいです。

とにかく冒頭から笑えます。開始30秒で地下チンチロシーンでシゴロ賽発覚、即座にハンチョー退場。いきなりこんな贅沢なスタートはスゴい。モモタロスも驚きの初めからクライマックスのノリ。怒涛のカイジワールドです。

さて今回気になるのが吉高由里子が演じる裕美。映画版オリジナルキャラです。カイジの世界には女は不要。唯一許される♀は美心(みここ)だけと言われてたのに、いきなりきれいどころ投入です。まぁだからといってカイジがモテるわけでもほだされて付き合うことになるわけでもないのですが、やはりなんかちょっと浮いている感じなのは否めません。
大人の事情として映画の製作費を出す金主の不安を和らげるためだけに若い女優を起用しなければならないのも理解はできるのですが、やはりここは禁欲的に男だけの世界にしてほしかったなぁ。カイジに美女は似合わない。

本作のオリジナルギャンブル「姫と奴隷」も、利根川のローズ(通し)ネタは面白かったものの、ゲーム自体は単なる三択ギャンブルで、言葉による心理戦も子供のババ抜きレベル。痛いのを通り越して悲しさを感じてしまいました。

見どころは沼ですね。実際に板金加工して作り上げた一品物のパチンコ台 沼がすごい。本当に重厚で存在感バッチリ。
頭の中で想像するのと、実際にモノを作るのでは全然違うのがよくわかりました。パチンコ玉が貯まって貯まってあふれていく表現もリアルでいい。映画版を観てしまうとアニメの演出は嘘っぽく軽く感じられます。そらそうだ、圧搾空気ごときでパチンコ玉は宙を舞わないよなぁ。

ギャンブルに勝った後の最後のオチはよく出来てます。ここは感心しました。まさにカイジっぽい終わり方。利根川の老練さとカイジの青臭さの対比が素晴らしい。

前作では強調されていた死の危険とか生理的苦痛という要素は、本作ではきれいに取り除かれており、娯楽作としての完成度、一般受け指数はだいぶ高くなっています。
文句なく楽しめる娯楽映画。

2011/11/9 Wednesday

フェア・ゲーム

Filed under: - dekaino @ 23:32 このエントリをはてなブックマークに追加 ���с�≪�祉�蚊�若�� のはてなBookmark被リンク数

映画フェア・ゲームを観ました。
イラク戦争時のブッシュJr.政権で世間を騒がしたCIA絡みのスキャンダル事件(実話)ベースに映画化した作品です。
アメリカでは有名な「ブレイム事件」(ブレイムは人名)ですが、日本ではあまり報道されませんでした。アメリカ連邦政府は大統領が代わると政府高官も総取替えされますが、軍や外交官や諜報機関などの特殊技能色が濃いポストは政権党が変わってもそのまま続投することが多いです。
この事件は、任命した大統領が去った後も別政策をもつ次期大統領に宮仕えし続けるという構造が生んだスキャンダルとも言えます。この事件以降、大統領府/連邦議会とCIAの関係はかなり冷え込みました。

オーソドックスないわゆる再現ドラマ風の演出ですが、特にマスコミの偏向報道や身勝手な世論などに注目した演出がいかにもハリウッドっぽい感覚です。また夫婦の関係や家族愛も重要なテーマとなっているところもハリウッドっぽいですね。

いくら当時から政権党が変わった時代とはいえ、メジャー作品として受容されるのがアメリカ映画の懐の深さです。日本映画ではこの手のマスコミ叩きや世論を叩く作品は単館系でそれなりにあるけれど、注目するのは右翼くらいで彼らがわざわざ劇場に街宣抗議した結果、ニュースになって一般大衆が「へえこんな映画やってるんだ」って知ることができるくらいマイナー路線だもんなぁ。

あまり派手なアクションシーンはありません。でも、この事件のせいで米国外の協力者達ががんがん巻き添えで死んでいくのを淡々と描写するあたりはある意味で派手です。

リアルを追求したスパイ映画。主役のナオミ=ワッツも好演してます。

2011/11/4 Friday

ステキな金縛り

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三谷幸喜監督・脚本の喜劇映画 ステキな金縛りを観ました。
落ち武者の六兵衛は西田敏行のハマリ役。その他の脇も有名どころの役者がたくさん出ていて大変贅沢な作りになっています。
ただ、従来の三谷作品に比べて長回しは控え目で、カット割りを多用しています。つまりあまりお金と時間をかけてない作り。これも時代なのでしょうか? でも客の入りは大入りのようで、次回作も作れそうです。

ストーリーとしては笑いあり涙ありをねらってるんでしょうが、泣き所はさらっとしててあまり泣けません。つーか父役の草薙クンが出てくるところ、どうして早死にした母親と一緒に出てこないのか? あえて話を重くしないように演出しているのか? いまひとつ意味不明です。

法廷画家ギャグというのはドリフの昔からあるのだけれど、本作が一番面白い。そんな作品です。

2011/10/26 Wednesday

カウボーイ&エイリアン

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カウボーイ&エイリアンを観ました。原題はCOWBOYS & ALIENS。そう どちらも複数形です。
本作は複数のカウボーイたち、そしてアウトローの荒くれ者が、異星からきたエイリアンたちと戦うという話です。もちろんインディアンも出てきます。

主人公は最近の007シリーズの若いボンド役をやっているダニエル=クレイグが演じます。せっかくボンド役になったのに、不況のせいか007新作がいつまでたっても製作されない不遇なクレイグが一花咲かせられるか? 役者人生崖っぷちな感じの真剣演技がいいです。
またもう一人の主役としてハリソン=フォードが老体にムチ打ってこれまた西部劇にありがちな牧場主という役柄で出てきます。さすがに巧いですね。

本作はいわゆる西部劇のお約束をちゃんと守っていて、その点でニヤリとさせられることが多いです。なぜかわからないけどなぜか町の名士である牧場主の息子はロクデナシのドラ息子だし、親友は医者だし、主人公は盗賊の頭目崩れの犯罪者だがなぜか憎めないヒーロー気質だし。

見どころは圧倒的な火力と飛行マシンを駆使するエイリアン達に、ライフルですらない旧式銃(マスケット銃?)を手に馬に乗ってほとんど自爆テロ的な特攻で立ち向かう地球人たちの戦闘アクションシーンです。とにかく軍事力的には圧倒的に不利なのにクソ度胸だけで何とか戦う、いわばスターウォーズ帝国の逆襲で帝国軍の巨大四脚マシンのスノーフォーカーをワイヤーだけで倒すみたいな爽快さがあります。

見方によっては、石油を取りに来た圧倒的火力を持つ米軍に対し、知恵と勇気と信仰で立ち向かう反米ゲリラを賛美してる気もしますが、考えすぎでしょう。

ストーリーが浅いという批判の声もありますが、この浅さこそ往年の西部劇映画の味というものです。SFアクションと西部劇のお約束のいい感じのごった煮が素敵な映画です。

2011/10/21 Friday

電人ザボーガー

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ピープロの人気特撮テレビシリーズ電人ザボーガがなんと映画化されました。
さっそく公開された最初の週末に劇場版電人ザボーガーを見に行きました。
劇場版電人ザボーガー

テレビ放送の時代が舞台の青年期編と、現代が舞台の熟年期編の2本立て構成になっているのですが、予想した以上に青年期編が長いです。たっぷり懐かしいピープロ魂のつまったザボーガーワールドが楽しめます。原作へのリスペクトと言うか愛を感じる金のかけっぷりとチープなデザインが泣けます。そして熟年期編は原作にはないifストーリーになっていくのですが、これはこれで面白いです。いい意味で真面目に頭が悪い作品だ。
ザボーガーに空中戦させるだけの予算があるのに、なぜかセーラー服は場末のイメクラの衣装みたいなテラテラの生地というのが、軽くドラマ要素を入れたアダルトビデオっぽい感じがして、これまたチープです。

なんか女子攻兵をパクったような敵キャラも老人Zをバクったようなラストの落ちも全く気にせずお祭り気分で流してほしい。

旧作ファンも全く旧作を知らない人も間違いなく楽しめる良質な特撮等身大ロボット映画です。

ツレがうつになりまして。

Filed under: - dekaino @ 22:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������ゃ�������障������のはてなBookmark被リンク数

劇場版「ツレがうつになりまして。」を観ました。
コミックBirz(懐かしい名前!)連載の人気マンガの映画化らしい。作者の実体験がベースとなった作品で劇中にもコミックBirz誌が出てきます。なんか若い女性が読むマンガ誌みたいな説明されてて、いつのまにそんな風になっちゃったのかちょっとビックリしたぜ。昔は男性青年誌でちょいエロ誌だったのに…

マンガ家の旦那が欝になって通院して紆余曲折しながら回復していく様子をコメディタッチに描写していくストーリーで、見どころは宮崎あおいと堺雅人の夫婦役の演技です。
神様のカルテで宮崎あおいが演じていた妻は古風な良妻と写真家という芸術家を兼ねた上品な女性という印象でしたが、本作の妻はかなり怠け癖があってずばり悪妻系。マンガ描きという芸術系の職ですがあくまでも食うために描いている正しい意味でのプロ漫画家です。
夫役の堺雅人の欝の演技は巧いのか下手なのか私には区別がつきませんが、まぁこの程度なら周りの人は迷惑じゃないかもと言う穏やかなもの。かなり美化されているのかも?

終盤クライマックスでヘタウマ系の作者の絵がなんと3D CGとして立体化されぐるぐると回転しながら画面を飛び回ります。あの絵を立体化できるなんて日本の映像技術はスゴいと思いました。東京ムービー新社のCG部門はいい仕事してます。

客の入りはかなりよかったので、興行収入も結構な額になりそう。原作者夫婦は一生遊んで暮らせるくらい貯金できるといいですね。

2011/10/14 Friday

日輪の遺産

Filed under: - dekaino @ 10:47 このエントリをはてなブックマークに追加 �ヨ耳���榊��里呂討�Bookmark被リンク数

日輪の遺産を観ました。浅田次郎原作の終戦間際の物語です。
浅田次郎文学によくある劇中の人物に過去を回想して語らせるという構造をそのまま映像化してあります。本作においては大正解の演出です。
カドカワブランドに恥じぬ子役女子のキラメキ具合がすごい。20名のローティーン少女の説得力といったら、よくもまぁこれだけ上手い子役たちを集めてきたもんだと思います。

ただ大人たちはちょっといけませんね。想定した観客層である老人にコビているのかも知れませんが、こんな綺麗ごとで済ましちゃいけない話なんだと思います。
マッカーサーもひどい。弱腰すぎる。大統領の座をねらう野心すらあったとされるマッカーサーが胃酸を手つかずで残すなんてありえないでしょう。

昭和天皇も役者の配役はなく玉音放送のいつものNHK音源の声だけの登場なんて、制作サイドはちょっと腰が引け過ぎじゃないかと。大人の事情気を使いすぎて作品をどんどんつまらなくしている感があります。

とはいっても大人や老人とは無縁の少女たちの演技は素晴らしい。本作の価値はそこにあります。

猿の惑星:創世記

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猿の惑星:創世記(ジェネシス)を観ました。読みがな付の邦題ってちょっとかっこ悪いですね。原題は"RISE OF THE PLANET OF THE APES” 猿の惑星サーガの発端みたいな意味合いでしょうか?

もはや伝説とも言っていいSF映画猿の惑星(1968年版)から連なる様々な派生作品の一つとも言えますが、基本は第一作の設定だけを活かして続編その他はほぼ無視しています(主人公のシーザーと言う名前は続編に関連してますが)。バットマンサーガにおけるビギンズからダークナイトへの流れのような作品とでもいえばいいのでしょうか?
とにかく旧作へのリスペクトがすごい。そしていまやちょっと古臭くなってしまったSF考証部分に、遺伝子工学による創薬産業という新しいギミックを取り入れて見事に今風のSFとしています。
ところどころに有人火星探査ロケット打ち上げとか、ロケットが行方不明になったとか、第一作へ回帰する伏線を忍ばせているところも憎いです。ということは作品世界はコールドスリープが実現化された技術レベルの世界ってことなんだよなぁ… うーむ。

旧作は、人種差別やイデオロギーの違いによる対立、核ミサイルを向け合った冷戦体制の愚かさをえぐるような話でした。本作は、自分だけが儲かればよいとするエゴイズム、つまり利益至上主義の愚かさや、異文化への無理解な態度などの現代アメリカで問題になっている部分が、人類を滅ぼすんだという主題となっています。よく考えると、アメリカ以外の国はいいとばっちりじゃないか?

このまま第一作につながるとすると核戦争でニューヨークは砂漠にならないといけませんが、そのあたりはまったく表現されていません。もしかしたらダークナイトにたいするダークナイトライジングみたいな、本作の続編企画があるのかも?

映像技術や演出は全く問題なし。サルは着ぐるみではなくて指輪物語のゴクリのような役者のモーションキャプチャ+CG合成で作られています。ちなみに主役チンパンジーのシーザー役は指輪のゴクリ役をやってた俳優です。

旧作を知ってる人も知らない人もぜひ観てほしい作品。

2011/10/8 Saturday

牙狼GARO MAKAISENKI

Filed under: - dekaino @ 8:00 このエントリをはてなブックマークに追加 ����GARO MAKAISENKIのはてなBookmark被リンク数

新テレビシリーズ 牙狼GARO MAKAISENKIの放送が始まった。
旧シリーズのレギュラーが勢揃いのキャスティング。さすがパチンコマネーはぱねぇっす。アクエリオンすら新テレビシリーズ作っちゃうもんなぁ。日本のエンタテインメントシーンを語るのにもはやパチスロ業界を抜きには語れない!

牙狼GARO MAKAISENKI 制作発表

さとうやすえ(旧名 佐藤康恵)すら出すのか。再現度高い! でもマーク武蔵だけいないのが残念。せめてゲストとして出てきてほしいけど無理かなぁ?

2011/10/6 Thursday

トワノクオン 第4章 紅蓮の焦心

Filed under: - dekaino @ 0:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������ 膃�4腴� 膣��������のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第4章 紅蓮の焦心を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の第4作目です。→第1章 第2章 第3章

話が佳境に入ってきました。テレビシリーズなら最終回の2つ前くらいの回か? もはや初期設定の舞台は取り返しがつかないレベルまで破壊され、決着まで一気に突っ走るしかない状況になりました。

主役のクオンは致命的ダメージを受けますが、さすがにここで主役退場はないとは思います。
敵のサイボーグ部隊は全員元能力者かと思っていたら、一人だけ選定ミスで紛れ込んでしまったって話だったようで、それはそれで新鮮な設定かも。人間との合体に成功したデーモン達の中に稀に人間の心を残したままのデビルマンがいるみたいな話かな?

今回ちょっとだけ第1章のヒロインのキリの出番あり。でも影が薄いのは相変わらず。
残り2話でどこまで風呂敷がたためるのか。期待大です。

とある飛空士への追憶

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とある飛空士への追憶を観ました。人気ライトノベルが原作だそうです。
予告編だけ見たらありがちな太平洋戦争を題材にした架空戦記モノなのかと思ってましたが、まったくの架空世界のお話だったんですね。ライトノベルの文法がよくわかってませんでした。

なんだかよくわからないけど、おフランス風っぽい大国と大日本帝国風な大国が戦争してる世界観で、12000キロ(!)を単機で敵の制空権を抜けてお姫様を運べってミッションに挑むパイロットのお話らしいです。科学技術にもよくわからない設定が入っているので、どっちかっていうと魔法世界のファンタジー的な設定なのかも?

12000キロってリンドバーグの大西洋横断の往復よりも長いですよ。現実世界の東京→メキシコシティぐらいの距離感。なんかスゴい。
しかもレーダーがない目視だけが頼りのガンダム世界のような設定なのに、なんであえて夜休んで昼間飛ぶのか意味わかりません。ふつー逆だろ?
設定のアラはいくらでも見つけられるのですが、ファンタジーと思えば問題なしです。

声優はジブリ風に専業アニメ声優を排除して俳優を使ってます。主役の神木隆之介は巧いですけど、ヒロインの竹富聖花は何か棒読みです。なんで女性誌モデルをわざわざ起用するのか? 原作ラノベファンのストライクゾーンってココなの? いろいろ大人の事情をうかがわせるキャスティングです。下手したらBluRay化の時に音声リマスターと称して別人で再アフレコしちゃうレベルか?

原作を知ってる人も知らない人もちょっと残念な作品です。
途中で力尽きる滅びの美学的な決着ならば松本零士の戦記漫画っぽくてよかったかもなぁ。最後に勇士を追悼するモノローグが入るか、風の大地のよくわからん詩が入る感じで。

2011/9/25 Sunday

スマーフ

Filed under: - dekaino @ 21:56 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���若��のはてなBookmark被リンク数

3D映画スマーフを観ました。
むかし雪印チーズのマスコットにもなっていた青い妖精(?)スマーフ
スマーフ
ベルギーのマンガが原作で、ハンナバーバラがテレビアニメ化していてアメリカでも有名なキャラです。
この青い小人たちが3D映画化されました。

悪い魔法使いと一緒にニューヨークに瞬間移動して大騒動。3D CGと実写を合成する形式の映像です。
尺が102分と子供向け作品としてはやや長め。というか本作は子供向けというよりむしろ大人向けの作品です。
特に新米パパに向けてのメッセージが強く込められています。

私は原作をよく知らなかったのですが、原作の世界観をちゃんと反映させたストーリーになっているようです。
一人だけいる女性型スマーフにも原作仮面ライダーみたいなドロドロとした出生の秘密があったりして面白い。

子供が見ても大人が見ても楽しめる親子向け3D映画です。

ラビット・ホラー3D

Filed under: - dekaino @ 8:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������祉������3DのはてなBookmark被リンク数

ラビット・ホラー3Dを観ました。清水崇監督の3D最新作です。
本作は厳密にいうとホラーではありません。内的世界、精神と狂気の物語。だけどホラーって言わないと企画が通らなかったのでしょう。逆にいうと清水崇のホラーとさえ言えば金が湧いて出る。ブランドとはこういうものか…

プロットそのものはエコエコアザラクテレビシリーズの1エピソードに収まる程度の単純な話ですが、実験的とまで言える3D演出を施した意欲作です。
テレビシリーズっぽいチープ感がまたいい味を出しています。
メインの遊園地のシーンは本当にチープで実際に金もかかってなさそうですが、劇中劇で映画館で3D映画を見てるシーンなどは製作費がかなりかかってそう。
ただちょっと3D効果がどぎついのでかなり目が疲れます。途中で気持ち悪くならないように注意。

本作は役者がみんな巧い。満嶋ひかりだけでなく子役の澁谷武尊も巧い。学校シーンの脇役の子役たちも芸達者ぞろいです。もちろん香川照之に狂人をやらせたらハズレなし。小道具はチープだけどキャスティングは豪華です。

ホラー映画としては怖くはないが幻想文学の映像化という意味ではよく出来ている作品です。

2011/9/23 Friday

世界侵略:ロサンゼルス決戦

Filed under: - dekaino @ 20:35 このエントリをはてなブックマークに追加 筝���箴窮��:�㏍�泣�潟�若���号浦�Δ里呂討�Bookmark被リンク数

世界侵略:ロサンゼルス決戦を観ました。

水資源を奪うため地球に侵略してきた異星人軍と戦う防衛戦争の話。1960~70年代のSFストーリーを現代のSFX技術で再現してみたような映画です。

一応SF的な文法は成立しています。しかもハリウッド作品らしからぬ地球側が絶望的な状況。ヤマトの地球よりも厳しいよ、これは。
地球の沿岸部にある大都市が軒並み先制攻撃で潰されてしまいます。この時点でどの国も核攻撃してないあたり、地上の核ミサイルサイロも海中の原子力潜水艦も短期に全滅しているっぼい。24時間たたないうちに海面平均水位が下がってるものがわかるくらいリアルタイムに水が奪われていってるしもう何やってもダメっぽい状況。
海水面が10mも下がったら、現行の港湾施設は軒並み使用不能だろうし、パナマもスエズも通行不能だろうなぁ。海軍アウトだわ、これ。

映画に出てくるのは海兵隊の小隊と、途中で合流する数人の陸軍や空軍の士官が、民間人を救出し、敵軍と戦い、ある程度の戦術級勝利を得るまでの話となり、いくらでも続編やらテレビシリーズへのスピンオフができそうな感じだけど、もうちょっと設定を甘くしないと人類敗北が目に見えてるのが悲しいところ。
しかし映画としてはちゃんとクライマックスシーンで感動して楽しめる出来になっています。

先のことは考えず刹那的に生きるアメリカ人向けらしい作品。

2011/9/18 Sunday

くまのプーさん(2011年版)

Filed under: - dekaino @ 13:04 このエントリをはてなブックマークに追加 ��憗�����若����(2011綛雁��)のはてなBookmark被リンク数

くまのプーさん(2011年版)を観ました。
久々のディズニー手描きアニメです。残念ながら長編ではなくて中編ですけど。
昔からディズニーのくまのプーさんは原作レイプだという声が大きかったものですが、今回はそれを反省したのか、メチャクチャ原作をリスペクトした内容になってます。
原作のクリストファーロビンが幼いゆえに醸し出す頭が足りないキャラ満載のプーワールドがそのまま再現。石井桃子の訳もきっちり採用して日本の原作ファンも納得の出来です。

まぁその分、作画の方はかなりさびしい出来上がり。テレビシリーズのパイロット版のような品質になってます。まぁでも、グネグネうねうね動く黄色いクマなんか誰も見たくないよね? だからこれでいいんでしょう。

SILLY OLD BEAR バカなくまさん
まさにこの言葉通りのバカばっかワールドが展開する本作は、子供向けというよりは大人向けの作品なのでしょう。あー子供ってこんなバカなことするよねってアルアルネタの宝庫です。

2011/9/3 Saturday

実相寺昭雄展

Filed under: - dekaino @ 8:36 このエントリをはてなブックマークに追加 絎��後��㊨��絮�のはてなBookmark被リンク数

いまどき川崎のミュージアムの話だったら、藤子不二雄ミュージアムが旬でしょうが、あえて川崎市民ミュージアムで2011年9月4日まで開催されている実相寺昭雄展に行きました。
実相寺昭雄展

川崎市民ミュージアムは等々力緑地の中にあり、武蔵小杉からバスで10分くらいです。

多摩川中域の南岸にある等々力緑地はその名の通り緑がいっぱい。
等々力緑地の蝉
等々力緑地にいたミンミンゼミ

ウルトラマンその他の特撮テレビシリーズや今や古典となってしまった劇場版帝都物語で有名な実相寺昭雄監督の作品と生涯の紹介、遺品のおたくコレクションなども展示されていました。大量の絵手紙風の色紙が面白かったです。
ウルトラマンの頃からぜんぜん外観が変わらず年を取らない印象があったまま急逝してしまった実相寺監督。もっと長生きしていろいろ作品を作ってほしかったです。

2011/8/28 Sunday

神様のカルテ

Filed under: - dekaino @ 22:16 このエントリをはてなブックマークに追加 腑�罕���������のはてなBookmark被リンク数

神様のカルテを観ました。
宣伝とかポスターは宮崎あおいイチ押しでしたが、実際は櫻井翔の方が出番が多い。櫻井:宮崎で8:2くらいの比率かな。観客は櫻井翔めあての若い女性ばっかりでした。

同名の小説が原作。原作を書いた夏川草介は33歳の現役医師だそうです。本作はもっと年がいった定年間近の人が書いたみたいな脚本になってます。
とにかく出てくるキャラがすべて枯れているというか老成されたというか、年寄りくさい言動しかしません。演ずる役者は若いのに言うこと為すこといちいち年寄りくさい。御嶽荘という下宿屋みたいな元旅館も年寄りくさい。夢破れて田舎に帰って畑仕事ってリアリティのなさがまたすごい。平成の世ではむしろ田舎の方が仕事ないよ。
ちょっと若さが感じられるのは要潤がやってる外科医くらいか? 朝倉あきが演じる新人ナースですら言動が年寄りくさいのは、脚本が悪いのか演出が悪いのか?

病院の描写はすごく現代的なのに、なぜかカルテは手書きなのも謎なところ。

一番わからないのはすべての登場人物がすべてお金持ちなんですよね。生活のために働く、食うに困るみたいなことはまったくなく、仕事は100%自己実現の手段となっている。医師が書いた小説らしいといえばらしい話です。
宮崎あおいが演じる妻の榛名は写真家をやってるんですが、明らかに100%持ち出しの趣味レベルの職業になっている。自宅の暗室でカラー写真を印画紙に焼き付けたりするシーンをあげるまでもなく、リアリティ皆無なところが、むしろすがすがしいくらいです。

ところで、櫻井くんと宮崎あおいは夫婦って設定なのに、キスどころか手もつなぐシーンすらありません。会話は敬語だし。まるで枯れた老夫婦みたい。メイン客層の櫻井翔くんファンがヘソを曲げないための演出なんでしょうか?

とても老人受けしそうな演出と櫻井翔ファンとのミスマッチがある意味面白い作品です。

2011/8/26 Friday

イースターラビットのキャンディ工場

Filed under: - dekaino @ 23:27 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�若�鴻�帥�若�����������㏍�c�潟���e轡�瓦里呂討�Bookmark被リンク数

イースターラビットのキャンディ工場を観ました。
予告編やポスターからは怪盗グルーの月泥棒のような3Dデジタルアニメだと思ってたら、実はロジャーラビットのような実写とアニメキャラの合成映画でした。
ハリウッドが舞台の作品で、有名な芸能人が実名で出てくるのが面白いところ。
たとえば、プレイボーイ誌のオーナーHugh Hefnerとか、ナイトライダーのマイケル=ナイト役のDavid Hasselhoff等。日本語版ではHasselhoffの声をささきいさおがやっているってところが憎い。たぶん日本語版声優の中で一番ギャラが高いに違いない。でもささきいさおじゃないとダメだよなー。

ストーリーは基本ドタバタコメディでちょっと家族愛のテイスト込み。時代でしょうか、若者の就職難とか就職活動がネタにされてます。

劇中で「イースターは4000年の歴史がある」なんて言ってるけどいいのかな? キリスト教より古い異教のお祭りになっちゃうんだけど。モーゼの出エジプトを起源とする過ぎ越し祭までさかのぼるってこと??

アメリカの文化やテレビに詳しいとより楽しめる作品。

2011/8/24 Wednesday

カンフー・パンダ2

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カンフー・パンダ2を観ました。2008年のカンフー・パンダの続編です。
前作では未解明だった出生の秘密が本作で解き明かされます。
本作の導入部は中国影絵劇(皮影戯)風の2Dアニメで、これが素晴らしく良い出来です。どことなくカレル=ゼマンの切り紙アニメを想わせる、手で操作してるアナログ感が香る動き、とても手間がかかってます。

今度はパンダのポーは最初からカンフーの達人です。さらに奥義まで習得してしまいどんどん強くなります。それよりも目立つのが本作のラスボス、孔雀のシェン公。火薬を使った新兵器はカンフーの達人でもかないません。さらにシェン自身のカンフー技も大したもの。メタボのパンダがどうやって勝つのか!? 本作の見どころです。

声優は英語版の方が豪華、アンジェリーナ=ジョリーとかダスティン=ホフマンやらイタチ顔のルーシー=リュー、とどめにジェッキー=チェンまでが前作から引き続き出演しています。すごいメンツですぞ! これに比べると日本語版の山口達也や木村佳乃やMEGUMIは見劣りします。MEGUMIってまだ芸能界にいたの?って感じ。まぁでもジェッキー=チェンがやってる猿を石丸博也がやってるのはいい配役です。日本語版でviperをヘビって訳すのはちょっと迫力ダウンでかわいそう。せめてドクジャなりマムシなりにしてあげて!!

笑いあり泣きありでベタなストーリーですが、映像演出の質の高さもあってとってもよい子供向け3Dアニメ映画に仕上がっています。夏休み映画としておすすめ。

2011/8/20 Saturday

トワノクオン 第3章 夢幻の連座

Filed under: - dekaino @ 0:30 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������ 膃�3腴� 紊√校���e婚のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第3章 夢幻の連座を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の第3作目です。→第1章 第2章

今回は精神世界 インナーワールドの話です。主人公の過去の話もだんだん明らかになってきました。
それにしても第1章では完全にヒロインの立ち位置にいたキリ(歌う少女)の出番がかなり減り、影が薄くなってまいりました。お祖母さんはまだ生きてるのかな?? なんか電王の大人の方のハナみたいな感じで消えつつある印象。なんとかして出番を増やしてあげてほしい。

敵のイプシロンの過去もある程度でてきましたが、思ったほどは明かされなかったようで。まだまだ秘密が多いみたい。ここまででやっと半分。残り3章も早く観たいものです。

THE MECHANIC

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THE MECHANICを観ました。
メカニックとはゴルゴ13みたいに請け負ってターゲットを殺す職人のこと。組織で行動したり、営業や実行犯とか分業されているんで、必殺仕事人の方が近いかな? しかもただ殺すんじゃなくて自然死に見える形で殺す。いわば有料のデスノートみたいなシステムです。

で、組織内に裏切り者が出て、主人公と親交が深かった幹部級の人を別の幹部の依頼で殺すわけです。そして親友を殺したことを隠して、親友の息子を弟子として指導するみたいな流れで話が始まります。いかにも必殺仕事人風なベタベタなストーリー。

自然死を装う殺し屋って設定なのに、なぜかガンアクションやカーチェースシーンがものすごく多く、しかもそれがかっこいい。ゴルゴ13ばりに場末の娼婦とのエッチシーンもばっちり。さすがR15指定だ。そういやデューク東郷は最近齢のせいかあまり娼婦と寝ませんなぁ

とにかく派手なアクションと職人気質な主人公が小気味よく活躍します。みてて気持ちいい。どっちかっていうと老人が喜ぶようなストーリー展開は、ビッグコミック読者層向けかも知れません。

年寄りも若者も楽しめる作品。

2011/8/19 Friday

イオンカードセレクトの罠

Filed under: - dekaino @ 23:54 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ���潟���若���祉���������のはてなBookmark被リンク数

今月からワーナーマイカルシネマズのチケットをイオンカードセレクトでカード払いすると正規料金より500円引きのサービスが始まりました。セレクト以外のイオンカードでも300円引き。
ただし、イオンカードセレクトはカード払いの引き落とし口座がイオン銀行しか選択できない制約があります。美味しい話には必ず裏がある。

とはいえ、ワーナーマイカル海老名の正規料金は1700円なので、平日の昼間でも1200円でOKということです。これは美味しいということで、さっそくイオンカードセレクトに入会しました。我ながらイオングループにいいように操られてます。

そしてワーナーマイカルシネマズでイオンカードセレクトで支払したところ、何ということでしょう!! 300円しか割り引かれていないではないですか!
その場でクレームつけたら、奥から偉い人が出てきて詫びの言葉をいただき、いったん返金処理をしてそれから再度500円引きのチケットを発行するという手続きをしてもらいました。

実はイオンカードセレクトのカード表面は一般のイオンカードとほとんど同じなんですよね。どこにもセレクトなんて書いてない。
定義としてはWAONマークとイオン銀行マークがついてるイオンカードがイオンカードセレクトということらしい。
しかも発券システムで割引チェックしてるわけでもなく、まず売り場のお姉さんが目でカードを確認して割引額を機械に入力して、それからカード支払い処理する流れらしい。まだイオンカードセレクトはあまり数が出てないらしく、ミスしたお姉さんも初めてイオンカードセレクトを見たようでした。
カードを機械に読ませたら自動的に割引額を判定するようなシステム作ればいいのに。

大事なことは、一瞥だけでは区別がつかないイオンカードセレクトを使うときは、これはセレクトだよってきっちりアピールすることです。そうしないと一般イオンカードと勘違いされてしまいます。ご用心ご用心。

2011/8/14 Sunday

劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル

Filed under: - dekaino @ 0:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 篁��≪���ゃ���若���若�� WONDERFUL 絨�荵���21���潟�≪�<����里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルを観ました。
前宣伝でバンバンでてた暴れん坊将軍(松平健)の共演ですが、予想以上にストーリーに絡むというか、これはもう劇場版 暴れん坊将軍でオーズが友情出演と言っていいくらいの話です。謎の貧乏旗本 徳田さんかっけー
とはいいつつ、オーズの世界観も崩すことなくうまく話をまとめたもんだなぁと思います。
いまテレビシリーズでは決着寸前の佳境に入ってますが、本作では中盤の時間軸らしく、まだアンクも普通だし他グリード達も健在でした。まぁいつものパラレル世界エピソードと考えてもいいんでしょうけど、そんなに矛盾はありません。

仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼でもバイクではなく馬に騎乗するライダーが出てましたが、今回みたいにバイクと馬の併走ってのはライダー映画史上初かも? 意外と絵になっているかも?

酒井美紀が演じるラスボスがキャラがたっててよかったです。酒井美紀もオバさんキャラをキッチリ演じられる女優になったんだなぁとしみじみ。
高岡早紀より若い頃とのギャップが大きいかも?

恒例の次作ライダーの顔出しもありました。仮面ライダーフォーゼ?? ライダー初の学園ものらしいです。ヒーロー特撮の学園ものと言えばビーファイターカブトが真っ先に思い浮かびますが、個人的にはヒーロー特撮の学園ものの最高峰は円谷プロのグリッドマンだと思ってます。ああいうノリが出せればヒットするかも? ただ主役の人がリーゼントなんだけど身長も高いんだよね。高身長であの髪型だと日本の電車とかバスに乗るの不便だろうなぁって余計な心配をしてしまいます。これがでかいの一族クオリティ。

話が脱線してしまいましたが、ライダー映画としても暴れん坊将軍映画として非常に良い出来です。立ち回りとかサイコー。東映の映画史に残るかもしれない奇作。

海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船

Filed under: - dekaino @ 0:12 このエントリをはてなブックマークに追加 羌決������眼�若���ゃ�吾�c�� THE MOVIE 腥咲��九構���垢里呂討�Bookmark被リンク数

海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船を観ました。
タイトルはたぶん石森章太郎原作の東映動画劇場中編アニメ「空飛ぶゆうれい船」のオマージュだろうか? ゆうれい船はSFでオカルト要素なしですが、本作の幽霊船は特に説明もない真の幽霊船。しかもむやみにでかい。ゴーカイジャーの海賊船の1000倍はありそう。
中には石森章太郎というよりは永井豪的なエロ幽霊までいます。

単体劇場版のゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦に比べると、仮面ライダーオーズの同時上映短編だけあって尺も短くだいぶアッサリ味ですが、それでもバトルフィーバーJが出てきたりそれなりの見どころはあります。永井一郎が声をやる野球仮面も懐かし面白ネタとしてよかった。でも野球仮面ならNinja of Ninjaのシュリケンジャー(ハリケンジャーの6人目)に相手してほしかったかも。

2011/8/11 Thursday

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

Filed under: - dekaino @ 0:25 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�鴻�����若����/���若���泣�ゃ���祉���若�海里呂討�Bookmark被リンク数

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンを観ました。
マイケルベイの自信作らしいです。確かに3D CGがすごい。お金かかってる。本作の特撮に注ぎ込んだリソースはアバター級でしょう。

でも尺が無駄に長いんだよね。話はつまらなくはないし原作好きなら楽しめるところも多いんだけど、とにかくダラダラしていて散漫な印象です。
人間の主人公のサム=ウィットウィッキーが無職のヒモ生活まで落ちぶれてる導入部とかギャグのつもりだろうけど、2011年の世界経済状況を考えると、ちょっと笑えないでしょ。

タカラは、本作の製作費の1分あたりでいいから日本のテレビ特撮番組制作にまわしてほしいものです。

とにかく長くてツラい映画。

2011/8/3 Wednesday

トワノクオン 第2章 混沌の蘭舞

Filed under: - dekaino @ 10:07 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������ 膃�2腴� 羞傑����㊧��のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第2章 混沌の蘭舞を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の第2作目です。
今回はあまり話が進まず、各勢力の活動の理由を説明して、世界観を明らかにします。。親玉同士の対決も装備の準備ができてないとか理由をつけて回避します。敵が撤退する理由付けが巧くいっている感じ。もし本シリーズがテレビシリーズだったら普段のレギュラー回にあたる話なのでしょう。

第1章の感想では、体制側の戦闘部隊は能力者と予測しましたが、単なる能力者ではなくてかなりのサイボーグ手術を受けている様子。少なくともコードウェイナー=スミスのスキャナーに生きがいはないに出てくるヘイバーマンのように感覚の遮断ができるみたいですね。

第3章ではどうなるのでしょうか?

2011/7/31 Sunday

カーズ2

Filed under: - dekaino @ 15:43 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若��2のはてなBookmark被リンク数

カーズ2を観ました。
PIXARのカーズの続編です。正確にはボルトの前座にやったショートムービーメーターの東京レースの発展系かな?
主役はレーサー車のスピード=マックィーンではなくてレッカー車のメーターです。原語クレジットではもちろんメーターが筆頭にでてきます。
なぜか日本語版製作のクレジットはマックィーンが1番でメーターが2番… 謎です。

いわゆるDVD売りがメインの中編作品を箔付けのための劇場公開したというディズニーの販売戦略でよくあるシリーズ2番手のものではなく、正真正銘の大作長編です。舞台も日本の東京、イタリアのポルト・コルサ、英国のロンドンと盛りだくさん。某英国諜報組織MI6の某有名スパイみたいなクルマも登場します。
(関係ないけど、某スパイ映画は制作会社がつぶれかけててなかなか続編でないんですよね。せっかくボンド俳優になれたダニエル=クレイグもたった2作だけでかわいそう。)

いろいろな有名な人物がクルマで表現されているのがまた面白い。女王陛下とかいかにもな英国製高級車! しかし隣にいる孫、こないだ結婚してなかった? キャサリン妃はどこよ!? 作り込むの間に合わなかったのかなぁ? できれば情報局の女性上司のMをクルマで表現してほしかった。

CG技術もすごいです。東京やポルト・コルサでは従来の3Dアニメ背景ですが、クライマックスの舞台のロンドンはなんと背景が実写。それも静止画じゃなくて動画の実写ですよ。遠くでクルマとかバスとか普通に動いている動画を背景につかってます。結構時間かけてロケしたんだろうか?
それともハリー=ポッターシリーズの特撮のために撮り貯めたデータをILMからわけてもらったのか? いま仮想空間用データの量ではロンドンが一番豊富な都市かもしれません。

前作はアメリカのカントリー文化がメインだったのに対し、本作はアメリカ国外の非アメリカ文化が主題となっていて、これはこれで面白いです。
日本語版のセリフも前作のような苦しいダジャレの珍訳はなく、普通の洋画吹替えレベルになってます。つまり、ジミヘンとか知らないお子様でも楽しめます。でも今のお子様は007を知らないか? うーむ困りましたね。

ボリュームたっぷりのPIXAR大作作品。

2011/7/29 Friday

小川の辺

Filed under: - dekaino @ 13:00 このエントリをはてなブックマークに追加 絨鎴���昇のはてなBookmark被リンク数

小川の辺を観ました。藤沢周平の短編が原作の時代劇映画です。
原作が短編なだけにあっさりしたストーリー。筋よりも道中の自然の描写がメインの映画?
出羽か奥羽にある設定の架空の海坂藩から関東の行徳宿までゆっくりと歩いて旅する武士二人連れを淡々と描きます。

最後の方でやっと脱藩した夫婦が潜伏する小屋を見つけるが、そこが小川の辺(ほとり)にあるという…タイトルのつけ方も単純。
しかし、小川の辺と言ってもあまりにも川に近すぎ。あれじゃ雨が降ったら小屋ごと流される。いくらなんでも石ころがゴロゴロしてる河原に小屋は建てないだろうと。もうちょっと考えてセット作ればいいのに。
あと菊池凜子がゴツいですね。武家の娘で剣をたしなむ設定だからゴツいのが正確な描写なのかもしれないが、一応作品のヒロインなんだからもうちょっと何とかならないのかなと。

娯楽作としてはサービス精神が欠けています。そこまでして表現したかったものは何かと考えたらウーンと唸るしかない作品。

2011/7/24 Sunday

I AM NUMBER FOUR

Filed under: - dekaino @ 11:13 このエントリをはてなブックマークに追加 I AM NUMBER FOURのはてなBookmark被リンク数

I AM NUMBER FOURを観ました。邦題は片仮名にしただけのアイ・アム・ナンバー4。
私はフォウといっても、フォウ=ムラサメの話ではありません。いやでも性別が男って以外は結構同じ話かも? 強化人間か異星人かの違いだけ。

マイケル=ベイがプロデュースだそうですが、確かにそんな感じのおバカな作品です。
派手な特撮は使ってますが、ストーリーは昔からある陳腐な話で、特にびっくりさせられることもなし。この薄さはテレビドラマシリーズのパイロットフイルムみたいな感じ。
決着のつけ方のあたりからして、明らかにテレビドラマへのスピンオフを狙っています。ただこれはSciFiドラマとしてもあまり面白くしようがないんじゃないかなぁ。ヒネリが全然足りません。

ただ劇場作品としてきっちり予算かけた特撮だけは見ておく価値あり。クラシックな古臭い超能力バトルに最新のSFXを使うとこうなるよって教材的な意味が強い作品です。

コクリコ坂から

Filed under: - dekaino @ 10:26 このエントリをはてなブックマークに追加 �潟�����喝������のはてなBookmark被リンク数

コクリコ坂からを観ました。言わずと知れたジブリ最新作、宮崎吾郎第二回監督作品ですよ。
コクリコ坂から イメージボード (宮崎駿画)
脚本は借りぐらしのアリエッティと同じく、宮崎駿と丹羽圭子の共著。共著と言っても宮崎駿はアイデアや構想を出すだけで、テキストのほとんどは丹羽圭子が書いているのでしょう。

で作品なんですけど、商業的にみて、アリエッティよりずっといい作品に仕上がってます。普通に面白いしわかりやすいし、でもネタにして語るぐらいには劇中で説明されてない裏設定があるし、プログラムピクチャーとしての出来はかなりいいですよ。しかもこれ尺がたったの95分。カルチェラタンの取り壊しの話と、風間の出生の秘密という2つの話を混ぜて同時進行するアメリカドラマでは定石の手法で意外とボリュームがある話を詰め込んであるのに、たった95分とは宮崎吾郎はプログラムピクチャーの監督としては間違いなくそれなりの才能がありますね。作家方向ではなくてマネージャ方向の監督の才能。

ただ宮崎監督の意図を推測すると、これ本当は高畑勲に監督させるつもりの企画だったんじゃないかと私は邪推します。この手の淡々とした群像劇を作らせたら高畑勲は本当に巧いですからね。しかも短く安く作るのも得意。そういう意味で宮崎吾郎は父の駿ではなく高畑勲の方向を目指してたんじゃないかと思います。ただ、その視点で本作を見直すと巨匠高畑勲と比較するのも酷なんですが、いろいろアラも見えてくるんですよ。
まず高畑なら動物をもっと効果的につかったろうなということ。コクリコ荘の住民のだれかがペットを飼っててもいいし、カルチェラタンに誰が飼ってるかははっきりしないマスコットみたいな動物がいてもいい。だいたい港と船乗りの話なのにカモメもウミネコも飛んでない海ばかりって、演出以前に作画的にもジブリらしくないです。このあたりはどうにも高畑勲の足元にも及んでいない。動物のほかに幼児とか小学生も出てこないし、観客層設定を考えればそれもありなんでしょうけど、夏休み映画ならもうちょっと子供が見て感情移入できる何かがほしいところです。

宮崎駿の影響なんですけど、設定の黒い部分にいろいろでてますね。時代設定を原作よりずっと古い東京オリンピック前年にしたあたり。その頃の高校生って要は終戦直後に生まれた世代。主人公の親ははっきり言われてないけどばりばり海軍さん。海の父は軍医にならずに海軍士官になったから勘当されたわけですね。そして朝鮮戦争にも掃海や物資輸送で戦争に参加して戦死したんだけど、当時日本は戦争に参加してない建前だから、国からは何の補償もなくて残された妻子は苦労したと。もし戦死しなかったら海上保安官か海上自衛官になったのだろうか?

ツッコミどころは多いけど今年の夏休み映画の中では上の方だと思います。

2011/7/18 Monday

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

Filed under: - dekaino @ 8:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ��Ù�若�祉�����帥�若��Ⅶ���絎� PART2のはてなBookmark被リンク数

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2を観ました。PART1の続編、長かったハリーポッターサーガの完結編です。
PART1はいきなり3D版がキャンセルされたり尻切れトンボでPART2が製作されることになったりさんざんでした。完結編の本作はがんばって作ってあります。
3Dだし、学園シーンもたくさんあるし、クリーチャーのCGもたくさんでてきます。まさに完結編にふさわしい豪華さ。
ストーリーは原作本とは違った流れになったようです。原作者J=K=ローリングも最初のうちは改変を認めないみたいなこと言ってたようですが、結局一般うけする決着に改変することに同意したようです。恐るべきは金の魔力。金はトルネコの杖よりも強いようです。

さんざん言ってた、トルネコの杖とか透明マントとか秘法を集めると世界を支配できるって設定は結局深く説明されることなく流されました。
ダンブルドア校長は前作で死んでしまったけど、吹替え版では永井一郎の声がたっぷり楽しめます。

2011/7/16 Saturday

アンダルシア 女神の報復

Filed under: - dekaino @ 14:44 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�潟�����激�� 絅括����怨奨のはてなBookmark被リンク数

アンダルシア 女神の報復を観ました。アマルフィ 女神の報酬の続編です。
実はあまり観に行くモチベーションがなかったのですが、公開してしばらくたってからクチコミで意外と悪くないとの評がたってたもので、ものは試しと観に行きました。
前作アマルフィはフジテレビ映画にしてはよく出来ているレベルなのに対し、本作アンダルシアはフジテレビ映画なのによく出来ているレベルで、以外にも以外で確かに面白いんですよ。
前作できっちり反省会やって悪いところをすべてピックアップして、律儀にそのすべてについてちゃんと直してきたみたいな作品です。脚本(クレジット名なし あまりにひどいので表記を拒否)ダメ、ヒロイン(天海祐希)ダメ、脇の戸田はよかったねって反省点に対し、練った脚本、ヒロインは黒木メイサ、戸田は続けて起用と完璧な対応。
無意味に派手なアクションをやらずに渋く抑えた演出がこれまたいい感じ、コーヒー飲めない黒田、そしてバルセロナのタクシーの運ちゃんの不運とかシリアルなのにこつこつ繰り返すギャグが冴えています。

ただまた季節がずれてますね。なんで冬の話を夏に公開するのかまったく理解できません。資金回収を冬まで待てない事情があるんですかね。製作会社の資金繰りが苦しいに違いない。

騙されたと思ってみると意外な拾い物的映画です。

2011/7/13 Wednesday

マイティ・ソー

Filed under: - dekaino @ 21:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ���c�祉�純�爾里呂討�Bookmark被リンク数

マイティ・ソーを観ました。ゲルマン神話のトール神がヒーローのアメコミの映画化です。
各方面で言われてますが、なんでソーなの? せめてトールってすればいいのに。日本語の響きとしてソーは強く聞こえないしヒーローっぽくないよね。
字幕をみる限り、英語訛りに執着しているわけではなく他の固有名詞はエッダ詩の発音に沿った表記。ただTHOR本人だけがトールではなくソーとかたくなに表記されます。
権利関係に厳格なマーベル作品のことだから、これは日本国内でトールって商標をとれなかったから、マイティ・ソーをごり押ししているんではないだろうか? そんな問題でソーって呼ばれちゃうトール神かわいそう。マイティ・ソーより、鉄槌トールとか雷神トールの方が絶対いいよね。

作品としては、いかにもアメコミなマッチョヒーロー。しかもなぜかニューメキシコ州の砂漠に落ちてくるところがアメコミ風。
ゲルマン神話ってアメリカではある程度はメジャーなんでしょうか? 劇中で木曜日ThursdayはThorの日が語源って出てましたが、水曜日WednesdayはThorの怖いお父ちゃんOdinの日って意味だよ。
本作はあくまでも自分たちの家族内のケンカで地球に迷惑かけるだけの話で、全然地球の危機をすくようなヒーローらしい行動はしません。結局アベンジャーな取り込まれてしまうみたいなんで、小粒な神様ではあります。雷を使いこなすからか、一応ローマ神話の主神ユピテルやギリシャ神話の主神デウスと同一視されているのね。

マッチョ好きな人にお勧め。あんまり頭を使わずに楽しめるアクション映画です。

2011/7/10 Sunday

鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星

Filed under: - dekaino @ 15:59 このエントリをはてなブックマークに追加 �若������茵�絽� �������(���㏍��)����������のはてなBookmark被リンク数

鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星を観ました。外伝ストーリーなので主役はエルリック兄弟というよりはゲストキャラのアシュレイとジュリアの兄妹の方でしょう。
ストーリーはよくできています。シナリオや設定もよく文芸面ではハリウッド作品と言ってもいいくらいの高品質な出来。
その反面、演出して映像化する部分が劇場版とは思えないほど不出来なのが残念。確かにアクションシーンはばんばん動きまくって派手で手間がかかっていますが、演出ってそれだけじゃないでしょうと。ストーリーボード、シナリオにある深さの映像化に失敗しています。
たとえば、主な舞台となるミロスの民が住む谷底の集落。二つの大国に挟まれた不遇の民族が谷底に追いやられて貧民街をつくっており、上からは廃棄物などが捨てられるばかりか、崖にとりついて登ろうとすると問答無用で撃たれるという、ハガレン世界観にあったシビアな設定。このシビアさが全然映像化できてないです。冒頭でエドがハエの大群に襲われるとかセリフで「臭いとか」言うだけで、不衛生さとか貧しさがまったく映像に出ていない。
服装が小奇麗だし贅沢じゃないけど自然志向のむしろ結構いい生活してるようにしか見えない。
どことなくジブリっぽい演出が入っているのが鼻につきますが、ジブリ作品なら宮崎監督はマンガ的にツギアテの入ったボロ服着せて貧しさを表現するだろうし、高畑監督ならもっと写実的にエゲつなく貧しさを表現しますよ。あれだけハエだらけって設定なんだから生活空間にハエ取り紙をぶら下げておくとか、食事シーンでハエ除けの網のカバーを出すとか、簡単な演出でいいのに。セリフで説明するにしても火葬シーンで「土葬にしたらハエが大発生するからやむなく火葬にするしかない」って言わせるとか、もうちょっと効果的な演出があるでしょうに。製作スタッフは不潔な環境や貧困生活を実体験したことがない人ばかりなんだろうか?

どうも文芸にばかり力を注いで、作画演出の準備時間がまったく足りてない印象が強いが、とはいえ、アクションだけ楽しみたいならまぁ悪くはないクオリティではあります。

2011/7/9 Saturday

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦

Filed under: - dekaino @ 1:31 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�若���ゃ�吾�c�� �眼�祉�ゃ�吾�c�� �鴻�若���惹����199���若�㏍�弱ぇ羆堺�Δ里呂討�Bookmark被リンク数

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦を観ました。
もっと早い時期に公開予定だったのに震災の影響で遅くなってしまったのがちょっと残念。
歴代スーパーヒーローとそれ以外のマニアックなキャラ達が全員集合して闘うオールスター的な作品です。
もともとTVシリーズのゴーカイジャーがオールスター的コンセプトなんですけど、映画なのでさらにお祭りムード満開。

ただし前作のゴセイジャーも出てくるいつもの春の「前作vs新作」Vシネマと同じノリです。
しかもゴセイジャーは金色がついた最終形態なのに対し、ゴーカイジャーはまだ初期スタイルなのに加えて6人目がまだ顔出しだけ!(春公開予定だったしね)
明らかにゴセイジャーにパワー負けしてます。

夏の海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船では本気を出してくれると期待します。バトルフィーバーJも出てくれるとうれしいな

SUPER8

Filed under: - dekaino @ 1:09 このエントリをはてなブックマークに追加 SUPER8のはてなBookmark被リンク数

SUPER8を観ました。スピルバーグとJJエイブラムスの夢のタッグです。

とにかく子役がみんな巧い。アメリカの俳優層は本当に厚いです。過去のスピルバーグ監督作品のオマージュ的表現がたくさんあって昔の映画ファンにとっても楽しい作品です。

怪獣も売りの一つですがそれだけじゃない子供たちの冒険ドラマが素晴らしい。
特に脇キャラがみな光ってていい。特にチャールズ(太った監督役の子)は明らかに若かりし頃のJJですね。島本和彦が炎尾燃は自分とは別人格だといくら言っても同人格とみなされるように、本人が難と言おうとチャールズは少年時代のJJです。粉かけた女をイケメンスタッフにかっさらわれる哀しさがリアルです。

あと子供たちがみんな行儀がいいですね。大人に対してみんな Sirづけで対応する。80年代のアメリカの田舎町ってみんなこうだったのだろうか? 保安官/保安官代理の権力の強さと連邦/軍への反骨心も古き良きアメリカ人っぽいです。今は失われてしまった精神なんでしょう。今の米連邦は愛国愛国って煽り過ぎ、ハリウッドもそれに便乗しすぎ。

間違いなく超A級のアクション冒険映画です。

2011/7/3 Sunday

スカイライン-征服-

Filed under: - dekaino @ 1:22 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���ゃ���ゃ��-緇���-のはてなBookmark被リンク数

スカイライン-征服-を観ました。
宇宙から怪物襲ってキターって災害モノ映画です。
襲われるのは人類全体のようですが、本作で描写される襲われる人達は西海岸のお金持ち達。日本で言う六本木ヒルズ族みたいな感じの人生の春を謳歌してる人達。
日本人が企画した映画なら金持ちの善人面が剥げ落ちて醜い争いを繰り広げるってなりそうですが、アメリカ文化では金持ちは基本的に尊敬されるべき人なんでそこまでは行かず、普通に家族愛を持ち普通にパニクる人たちってあっさりした描写です。

クリーチャーの造形や動きがとにかくよくて、中でも素早く人型二足歩行するヤツがかっこいい。
オチは不動明がデビルマンになって対抗する系の終わり方ですが、美樹が人類にクビはねられてウワーみたいなのはなく、あくまでも人類は完全な被害者だってスタンスです。
正直オチなんかどうでもよく、ネタバレなんかしても本作を鑑賞するのにまったくダメージないです。ただ人類と敵のバトルを見て感じる。ただそれでよい。
そんな作品です。

2011/7/2 Saturday

カレル=ゼマン展

Filed under: - dekaino @ 8:59 このエントリをはてなブックマークに追加 ������=�若���喝�のはてなBookmark被リンク数

なんん渋谷区立松涛美術館で開催されているカレル=ゼマン展にいきました。

チェコスロバキアの人形アニメ・特撮映画・切り紙アニメの監督、カレル=ゼマン(故人)の企画展です。



カレルゼマンの特撮作品「ほら男爵の冒険」と「悪魔の発明」日本公開企画の予告編
(今回の企画展とは無関係)

youtube.com/v/JE_zjmVO90w?version=3″>

チェコの伝統芸のガラス細工を使った人形アニメ。Inspirace(1948)
当初の志しは高かったものの壊れやすいガラス細工を使った製作は困難を極め、完成の暁にはゼマンは「ガラス壊れ過ぎ!」との言葉を残し、ガラス細工アニメはこれ1本きりとなったそうです。



ゼマン特撮の代表作、ジュール=ヴェルヌSF小説を映像化した映画 悪魔の発明(1958)
手間暇かけた光学合成の映像がすごい。背景やメカがすべて原作小説の挿絵とおなじ銅版画調(OReillyの表紙みたいなの)の背景書割や、メカの切り紙アニメがあり、独特の雰囲気を出している。劇中には潜水服を着た男と大ダコが闘うシーンもあり海底二万海里からの着想が含まれる。冒頭には宇宙ロケットが飛ぶシーンもあってなかなかのSFマインドを感じさせる。ゼマンはヴェルヌの大ファンだったとのこと。

youtube.com/v/7ELdvDOBhNU?version=3″>

晩年は切り紙アニメ作品を数多く製作した。Krabat(1977)
切り紙アニメは人形アニメや光学合成特撮ほどの手間暇はかからない。いま見ても全然古びておらず、むしろ現代風な雰囲気。現代の視点だと出来のいいフラッシュアニメのように見えます。

映像作品そのものはいつでもどこでもYouTubeで見ることができるいい時代になりましたが、これらの作品を作った貴重な小道具や絵コンテなどが松涛美術館で展示されています。作品も毎日2本上映されています。大人300円でこのサービス さすが区立美術館は太っ腹。

トワノクオン 第1章 泡沫の花弁

Filed under: - dekaino @ 8:54 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������ 膃�1腴� 羈≧黄���怨�のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第1章 泡沫の花弁を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全5章の第一弾です。
基本は超能力を持つ小集団が反体制派となり体制側と戦うというアリガチな世界観。X-MENとかHEROES的ですね。
主人公のクオンがミステリアスで見た目より年寄りっぽくてストイックなあたり、地球へ…のソルジャーブルーに似てるかもしれません。
超能力バトルといっても、かなり痛みを感じさせるバトルシーンで、力を使うには大きな代償が必要らしいことを暗示しています。

第一章では明らかにされませんが、たぶん体制側の戦闘員のα~εも能力者なんだろうなと思われます。
飯田馬之介監督作品は未完のものが少なくないですが、本作はちゃんと最後までやりそうなんで安心です。
ちゃんと完結してるのってタイドラインブルーとかCBキャラ永井豪ワールドくらいか? 08小隊は途中からだしね。

上映館が関東だと新宿バルト9だけなのがつらい。もうちょっと上映館を増やしてほしいものです。
次回の第2章は7月中旬から上映予定。

2011/6/26 Sunday

100,000年後の安全

Filed under: - dekaino @ 21:33 このエントリをはてなブックマークに追加 100,000綛翫�����┐里呂討�Bookmark被リンク数

例年6月はあまり大した映画が公開されない梅雨枯れの月間なのですが、今年は大作話題作が集中しています。
それと言うのも、3月11日の震災によって公開が延期された作品や新たに公開が決まった作品の、もともと公開スケジュールがスカスカだった6月に押し込まれたからです。

今回観た100,000年後の安全もそのような震災企画のひとつ。
フィンランドに建設中の高放射能廃棄物の永年処理場オンカロのドキュメンタリー映画です。
施設の設計耐用年数は10万年。おそらく10万年後には現文明は影も形もないはず。事情を知らない未来人が掘り起こしたりしないのだろうか?
素朴な疑問をもってこの一大プロジェクトの関係者にインタビューします。

出来るだけ中立的な立場で制作するように努められた作品です。ただ、日本語版はちょっと危険厨に偏ってる感じ。だいたい原題の"INTO ETERNITY"に比べて邦題のキャッチーなことと言ったら。字幕もかなり意訳されて危険厨よりなセリフになってます。

たぶんこの手の設備は忘れ去られてしまえば勝ちで、一番の脅威は、施設の目的も構造も分かったうえで、プルトニウムなど有用な物質を得るために採掘しようとする企てでしょう。エジプトの大ピラミッドの化粧石だって後世のファラオたちが自分の墓の飾りにするためにどんどん剥ぎ取ってしまって、今はゴツゴツした基岩丸出しの丸裸状態になっているわけです。

BSとかで夜中に放送されてそうな作品。

2011/6/19 Sunday

映画ヤバい経済学

Filed under: - dekaino @ 21:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉�ゃ����腟�羝�絖Δ里呂討�Bookmark被リンク数

映画ヤバい経済学を観ました。
同名のノンフィクションベストセラーの映画化です。原題はFREAKONOMICS。
雑多なテーマで短編と中編が複数あるオムニバス形式。中編は全部で4つ。1「子供の命名問題、名前は人生にどのように影響するか?」、2「神話の堕落、大相撲の八百長問題」、3「全米犯罪発生率減少の本当の要因は?」、4「高校一年生にアメを与えたら成績が上がる?」

経済学ってうさんくさい印象がありますが、それは未来を予測するとか金儲けをするとかを目的として場合の話で、過去の事象を統計データから説明したり、実験を行って仮説を検証したりする分には非常に為になる面白い学問なのです。本作でも豊富な統計データと、綿密な実験で得られたデータからくる、非常に意外な結論なのにものすごい説得力のある話に強引にへーと思わされてしまいます。

1は日本でも最近増えてきたいわゆるキラキラネーム(?)とかDQNネーム、震災被害報道でNHKのアナウンサーが読めない名前のような話がアメリカでもあるそうで、名前で富裕度や人種がなんとなくわかってしまうらしいです。追跡調査や、偽名を使って求職票を出す実験なので、きっちり検証していきます。

2は日本の大相撲の八百長の話。これも関係者にきっちり取材して検証します。もう有無も言わさない結論、間違いなく黒! が導き出されます。曙や小錦も取材を受けてます(やつら英語話せるしね)。

3はアメリカ社会のタブーみたいな話ですね。データは明らかな相関を示唆しているのにキリスト教をペースとする社会では受容しがたい結論「中絶合法化により望まれない出産が抑制されたことによる」がはっきりと証明されます。産めや殖やせやは、犯罪を助長する、つまり聖書の教えの中に原罪が刷り込まれているということ?

4はアメリカ人の高校生気質がわかる話。日本だとまた全然違った話になると思います。教育予算の効率のいい使い方とは何かと考えさせられます。

その他、細かい短編ネタも興味深いものが山盛り。たっぷり1時間半のボリュームまったく飽きずに楽しめます。

2011/6/18 Saturday

プリンセス トヨトミ

Filed under: - dekaino @ 0:21 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�祉�� ��������のはてなBookmark被リンク数

劇場版プリンセストヨトミを観ました。原作は万城目学の同名小説ですが、未読です。
大阪にある、とある財団法人OJOに会計検査院の実地検査が入るところから話が始まり、豊臣家の末裔が健在だとか、大阪国だとか、万城目らしい大風呂敷を広げた大ホラストーリーです。ただ、最後に浪花節的父子愛で誤魔化され、国の補助金の不正使用を認めてしまうところはまったくもってとんでもない話です。

いくら明治維新の時に資金援助を受けたからって延々と毎年5億を出さなきゃいけないってのはおかしい。腹黒い金貸しか?! 法定金利で引き直して再計算したらとっくに元本返済済みの過払い状態なんじゃないの? だいたいたった5億円くらい自分らで工面しろよと。財団法人じゃなくて社団法人にして会員から会費集めればよい。大阪国民がざっと1万人いたとして一人当たり5万円/年くらい都合つくでしょう。

「徳川はひどい。太閤さんかわいそう」とか言ってるけど、秀吉だって残虐非道の限りを尽くしています。石山本願寺を長期にわたり兵糧攻めにして、門徒の心が折れるまですりつぶして、和議を飲ませて追い出した、本願寺跡にぶっ建てたのが秀吉大阪城。大阪近隣の一向宗門徒からはものすごい恨みを買っており、少なくとも大阪冬の陣、夏の陣の敗因のひとつとなってるはず。徳川が大阪城を再建したぐらい何てことはないのですよ。

それより国からの補助金をまるで既得権益のようにしがみつく態度が、父子愛では誤魔化せないほどに見苦しい。本作にシンパシーを感じる人が多いということは、地方の財団法人ってどこも、補助金は空から降ってくるくらいの意識なんでしょうか? 国民が自腹を切らない国ってろくでもないよ。

話は変わって豊臣家の末裔(家督?)が女系相続になってるのはなぜなんでしょう? 本人には知らせないシステムだから、確実に子孫であることを証明できる母→娘という受け継ぎ方をするようになったんだろうか?? ここらへんまったく説明不足な気がします。

なんだかんだいって、本作見どころは、綾瀬はるかの大食いと乳揺れくらいなものらしい。

2011/6/12 Sunday

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

Filed under: - dekaino @ 17:20 このエントリをはてなブックマークに追加 X-MEN:���<�若�鴻���祉�吾�с�����若�激�с�� のはてなBookmark被リンク数

X-MEN:ファースト・ジェネレーションを観ました。
X-MENの結成の秘密の話です。バットマンビギンズみたいに、人気シリーズの誕生秘話ものは、だいたい面白いんですが、本作はかなりいけてます。
おなじみのキャラが若かった頃がかなり違った印象なのがよいです。
ビーストはやはり若い頃はオタクっぽかったし、プロフェッサーには髪の毛が生えていた!!! (当然か?
とにかくプロフェッサーの頭髪ネタはこれでもかこれでもかと何回も念を押されます。X-MENファンにとってここんとこ重要なんでしょうね。

マグニートとプロフェッサーって戦前生まれって設定、じゃ21世紀には80近いのか? ゴルゴ13みたいな時間が止まった系の設定です。まぁミュータントなんだから老化しないって設定にするだけでいいんだけど。
キューバ危機と絡ませているところもいいですね。でもそうなるとベトナム戦争ではミュータントたちはどう関わってたんだろう? 人類は確かに愚かだけど、X-MEN達もそんな賢いわけでもないようです。

噂ではFOXは、本作を1作目とする三部作構想があるらしいです。しかしこの手の人気シリーズの知られざる過去ストーリーは結果がわかってるだけあって、後になればなるほど辛いんだ。スターウォーズEpi3とかがんばってたけど、本当に辛かったもんね。

それよりはやくX-MEN:ファイナルディシジョンの続編作ってほしいです。サイクロプスもう要らないでしょ!!

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉

Filed under: - dekaino @ 16:54 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ���若���祉�����祉�������≪��/����(������)���のはてなBookmark被リンク数

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉を観ました。
言わずと知れたカリブ海の海賊シリーズの第4作。4作目はちょっと外伝的扱いです。
ジョニー=デップが演じるジャック=スパローが相変わらず出てきますが、今回は船長ではありません。船もクルーもいません。あくまでも他人の船やクルーと絡んだ冒険。本作ではバルボッサとその娘アンジェリカが主役でスパローは狂言回しの立ち位置です。
アクションは今回も派手で面白く、あまり整合性を考えないゆるい設定も含めて、シリーズの世界観を壊すことがなく、シリーズ作品としてはよくできています。
ゾンビの魔法が使えるなら不老不死なんて要らないよね、とかツッコんではいけないのです。

あくまでも外伝なので、まだまだいくらでもシリーズが続けられそう。
しかしさすがにジョニー=デップの年なので、あのハイテンションで子供じみたジャック=スパローを演ずるのはキツいんじゃないだろうか。
そろそろ役者の代替わりを考える頃合いかも?

今の時期に公開するにはもったいない、なんでゴールデンウィークか夏休みに公開にしなかったのか、謎なくらいよくできた娯楽作です。

2011/6/5 Sunday

アジャストメント

Filed under: - dekaino @ 0:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�吾�c�鴻���<�潟��のはてなBookmark被リンク数

アジャストメントを観ました。原題はTHE ADJUSTMENT BUREAU。直訳すると調整局? 原作はフィリップKディックの短編小説Adjustment team(邦訳では調整班)で、初出は1954年という古い作品です(米国内ではもうパブリックドメインとなってるくらい古い)。

映画の方はTEAMからBUREAUに格上げになっているように、謎の組織のスケールが大きくなっています。キリスト教の一大命題「自由意志とは?」に絡む話なので当然のようにキリスト教くさい組織で、なんかコードウェイナースミスの人類補完機構のような怪しい組織っぽい描写です。
ストーリーそのものは単純でまさに短編なのですが、演出的に、電王みたいにドアを開けると違う空間につながってる映像表現を使ってて飽きが来ません。なぜこのようなことができるのかは全く種明かし無し、または組織のオーナーは全知全能だからって当然の答えがあるのみ。

初期の作品なのでまだドラッグネタも薄く、ライトなSFとして楽しめる作品になっています。
原作では、戦時下の統制経済にあったアメリカが、戦後に自由主義を突っ走る(反共バリバリ)になっていく時代の空気を、再び世界は自由意志に委ねられたって表現したのでしょうが、21世紀の今となってはどう解釈すればよいものやら?

ディック原作にしては、単純な娯楽作としてシンプルに楽しめる一品。

2011/5/29 Sunday

手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく

Filed under: - dekaino @ 22:28 このエントリをはてなブックマークに追加 ��紂�羃肢���������� 莎ゃ����羲���!臂�����はてなBookmark被リンク数

手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しくを観ました。プロモーション担当の弱気さが透けて見えるようなタイトルの長さ。いくらなんでもやり過ぎだろう。ブッダでいいじゃん、ブッダで。
最初から三部作を想定した一作目という宣伝をしてますが、20世紀少年のようにグダグダになりそうな雰囲気ありありの本作。
お金をかけた分、作画はきれいですがドラマ的には原作のエピソードを表面的に拾っただけの出来の悪い総集編みたいなストーリーです。

一作目はシッダルタの誕生から出家までの話。それだけじゃ話にならないので、奴隷身分出身から成り上がったチャプラをゲスト主人公的扱いに祭り上げてお涙ちょうだい浪花節的オチをつけて何とかごまかしてます。
はっきりいって面白さで言えば幸福の科学の永遠の法に劣ります。クレーム対策のためか宗教的要素が徹底的に排除されておりネタにすらなりません。
本編のハイライト部分は予告編やテレビCMですべて流されています。あのままの展開で終わり。長いタイトルの赤い砂漠がなんのことかまったくわからないまま終わります。

えらそうな聖者アシタを演ずる永井一郎の声が聞けることだけが唯一の価値の作品。

2011/5/23 Monday

Mr. Nobody

Filed under: - dekaino @ 0:02 このエントリをはてなブックマークに追加 Mr. NobodyのはてなBookmark被リンク数

Mr. Nobodyを観ました。
2092年、不死化技術が人類全体に普及した世界の中、最後に一人残された不死でない死すべき男が117歳の誕生日を迎えた、という導入で始まるSF仕立ての話です。彼の記憶は混乱しており、「自分は34才で今は2009年」と話すように、すでに見当識を失っている状態。最後の「人の死」というイベントを世界中の不死者が注目しているという世界が舞台です。
ハードSFというよりは、一個人の内的世界を描写した幻想文学的、たとえるならティム=バートンのビッグ・フィッシュや今敏の千年女優のような作品です。

人生のifの分岐をすべてトレースして可能性をすべて確認したような時系列を無視した映像の洪水がポップな感じで娯楽作というより芸術作品の香りがします。人生の伴侶も、母の再婚相手の連れ子(クリームレモンの亜美?)の官能的で15才からエロエロのアンナや、メンヘル系でトラブルメーカーだが、子供に恵まれあたたかい家庭の母となるエリース、女としても母としても非常につまらないが金銭的には成功するジーンの3人の可能性をいったりきたり。もちろん結婚しない可能性もあり。すべての可能性を網羅した人生スゴロクをいったりきたりする描写は、わかりやすいヒントがちりばめられているため、すんなり理解でき、決して難解な映画ではありません。

主人公のニモが、THE GOLDEN MANのような予知能力を持つ超人で最良の選択肢の結果、最後の死すべき人間になるまで生きながらえたのか、それとも本人の独白の通りすべては単なる少年の妄想に過ぎないのか、はたまた死に瀕した老人の脳内が生んだ記憶の混乱なのか、どれが正解かはわかりませんが人ひとりの人生にはそれなりの重さがあるという、老人が喜びそうな作品ではあります。

それにしても1975年生まれで機械式タイプライターってのはちょっと懐古趣味に過ぎるんじゃないかなぁ。もうちょっとearly digitalなガジェットを出した方がポップ感が増したような気がします。
15歳のアンナ役を演じたジュノー=テンプルが健康的にエロチック感バリバリとてもいいです。

日本では単館系の上映しかしてませんが、もっと全国展開してもよかったと思うくらいには面白くわかりやすい作品でした。

2011/5/21 Saturday

少年マイロの火星冒険記

Filed under: - dekaino @ 17:42 このエントリをはてなブックマークに追加 絨�綛眼���ゃ�㏍���������肴� のはてなBookmark被リンク数

少年マイロの火星冒険記を観ました。
地球の少年の母親が火星人にさらわれるという事件から始まる少年の冒険活劇の物語です。
すべての画像がモーションキャプチャによる3D CGで作られており3D対応です。

意外とちゃんとしたSF仕立てになっていて一般の火星人は英語(地球語)を話さない。子供向け映画でこれをやるのはけっこう冒険だったのではないかな? スピルバーグのET程度にはSF的です。ETというか80年代の日本のアニメ的SF考証、要はスタジオぬえ的です。乱暴に要約すると、マクロスのメルトランディが火星に住んでて、失われた文化だか親子愛だかを取り戻すみたいなストーリー。

モーションキャプチャーなのですべてのキャラの動きは役者をトレースしたもの。モブシーンであってもエキストラをたくさん呼んで作ってるようです。舞台演劇的な大げさな動きがうまく本作にマッチしています。アメリカならいくらでも舞台俳優いそうだし。

火星までワープ? だかワームホール通っていくので、本当の火星かどうかは不明。わざわざ火星という設定にしなくてはならない事情があったのだろうか? アバターみたいに遠くの星の話にしても問題ないのに。

ディズニー作品としてそれなりに冒険して作られているが、結果としていかにもディズニーらしいファミリーものに仕上がった作品。

2011/5/17 Tuesday

岳 -ガク-

Filed under: - dekaino @ 22:06 このエントリをはてなブックマークに追加 絏� -����-のはてなBookmark被リンク数

岳 -ガク-を観ました。
ビッグコミックオリジナルの連載マンガが原作です。原作は掲載誌からもわかるようにリタイア世代が主ターゲットですが、映画化された本作は、小栗旬&長澤まさみというキャスティングからわかるようにもっと若い世代向けに作られています。

浜ちゃんが釣りバカであるように、主人公の三歩は山バカだと原作では描写されますが、まだマンガなのですこしはシリアスな雰囲気もただよいます。しかし、実写で小栗旬が演じる三歩は真のバカ。ものすごいバカ。上野樹里演じるのだめよりバカに見えてしまいます。赤塚不二夫もビックリのバカっぷりは、ある意味で突き抜けていてスゴいです。

一応、山岳ロケによるリアルが風景をウリにしているようですが、残念ながら主役の2人を長期間拘束することはできなかったらしく、季節感がまったくありません。山のシーンはいつも同じ風景。ストーリー的には夏山のはずでも雪ががんがん残ってるし(日本には万年雪も氷河もありません。富士山ですら夏は雪ない)、厳しい冬のはずなのに黒い岩肌が見えてたりして、リアリティはまったくありません。劔岳 点の記の本気の山岳ロケシーンとは全然違います。、
売れっ子の小栗旬と長澤まさみにここまで危険なロケさせたボクちゃんスゴいって自画自賛臭しかしない山岳ロケシーンなら、むしろ全編CGにした方がマシだったかもしれない。

本作に心あたたまる感動などを期待してはいけません。ギャグ作品として豪華キャストを楽しむというのが本作の正しい見方です。

2011/5/7 Saturday

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫

Filed under: - dekaino @ 14:04 このエントリをはてなブックマークに追加 �����с��������!! ���獅��莎ゅ�筝�篋�紊�里呂討�Bookmark被リンク数

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫を観ました。
小学館少年サンデーで赤塚不二夫の担当をしていた編集者武居氏の伝記を原作としたドキュメンタリー風映画です。
原作というよりは原案といった感じで、もちろん史実からかなり外れた設定となっています。だって原作者の武居の役を堀北真希が演ずるという性転換配役です。性転換キャストは地上波テレビドラマに多い現象ですが、本作はテレビドラマというより、舞台演劇の香りが非常に強い異色作です。

昭和40年代、学生運動真っ盛りの東京を舞台にギャグ漫画家赤塚不二夫の担当にされてしまった新入社員武居の運命は如何に!? みたいな導入で、ゆるゆると、おそ松くん、もーれつア太郎、レッツラゴンと少年サンデー連載作の移り変わりに沿って、鬼才赤塚不二夫のハッチャけた日常が大げさに(そして上映できるレベルにマイルド化されて)描写されます。

演じてる浅野忠信が本当に楽しんでやってるのがわかります。この手の舞台演劇ノリが好きなんだろうな。堀北真希もノリノリ。まぁでも一般受けするかというと、ちょっとなというのも事実。実際本作のプロモーションでウリになるのはキャストが豪華だってところだけだし。
赤塚作品も一緒に出てきますが、やはりサンデー連載の各作品に比べてマガジン連載の天才バカボンのメジャーさと普遍性には敵わない。ア太郎は面白いと思うけど、股旅モノのフォーマット(木枯し紋次郎とか)を知らない現代の子供には理解できないと思うし、レッツラゴンはマニアックすぎる。チビ太とニャロメ、ケムンパスとベシぐらいか、今でも通じるのは。

似たような路線で永井豪もやってほしい。まだ生きてるけどね。成人指定しないと無理かな?

鑑賞後に「たりらりらーん、これでいいのだ」と思えたら勝ちな作品。

2011/5/5 Thursday

豆富小僧

Filed under: - dekaino @ 16:52 このエントリをはてなブックマークに追加 莟�絲�絨��里呂討�Bookmark被リンク数

豆富小僧を観ました。豆腐じゃなくて豆です。京極夏彦の豆腐小僧双六道中ふりだしが原作ですが未読。

200年間封印されていた豆富小僧と達磨センセイが現代の東京に出てきてひと騒動みたいなストーリー。原作通りなのか脚色入っているのかよくわかりませんが、子供向けのわかりやすい筋になっています。ちょっと京極風味の駄洒落ネタがありますが特にきになりません。
豆富小僧の声を演じる深田恭子はいつものアニメ声でこれはこれでいいんじゃないかと思います。同性の反感を気にせずロリ声に徹する開き直りにプロ魂を感じます。
達磨センセイの武田鉄矢もいい爺ちゃんキャラで子供向けらしく好感もてます。
無駄にぷるんぷるん動く豆富
CGは正直言って安っぽい気がします。特に人間の群集キャラのデザインが手抜き過ぎててかえって素敵。劇場作品なのにここまで手抜いていいのか? そして無駄にプルンプルンする豆富のCGは地味ながら結構な資金と労力を注ぎ込んでいると思われます。頑張る方向がまちがってる?!
このマニアックな絵作りとベタなストーリーが相まって、不思議なほのぼの感を生んでいます。

子供に見せるなら鬼神伝より本作の方が絶対におすすめです。

2011/5/4 Wednesday

鬼神伝

Filed under: - dekaino @ 0:24 このエントリをはてなブックマークに追加 薔主�篌�のはてなBookmark被リンク数

鬼神伝を観ました。オニガミデンと読みます。キジンデンではありません。
児童向け文学のアニメ映画化企画ですが、宣伝がオロチのコンセプトデザインを大友克洋がやったとか、かなりヤバイ匂いがするプロモーション戦略です。

実際観たところ確かにヤバイ。少なくとも商業作品として誰をターゲットにしているのかよくわからない作品です。上映館をこんなに多いのが不思議。ゴーカイジャーの映画が震災で遅れなきゃGW週間上映作品としてここまで幅を利かせられなかったんじゃないかな。そういう意味でラッキー(客としてはアンラッキー?)
最近の流行りかもしれませんが、主人公が特殊能力を備えている理由がただ「血統」だけ。努力も悩みも葛藤もせず、ただその星の元に生まれたからチカラがあるというのはドラマに欠けます。設定も妙にこっているようで全然薄っぺら。天皇も皇族もでてこない平安京創設の秘密の物語っておかしすぎでしょ? 各方面に気を使って無毒化した結果、本当につまらない超能力バトルアニメに堕してしまったようです。

ストーリーはダメダメですが、アクションシーンはさすがに金をかけた分は動きます。キャラクターデザインがちぐはぐなのも気にせず、昭和50年代の東映動画中編アニメなノリで楽しむのがいいでしょう。石原さとみの声の演技は可もなく不可もなし。
尺が短く、アクションシーンの描き込みがすごいのに、なんかスカスカな印象を与えるのが不思議な作品です。

2011/4/24 Sunday

ガリバー旅行記

Filed under: - dekaino @ 22:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �������惹��茵�荐�のはてなBookmark被リンク数

ガリバー旅行記を観ました。
完全に子供向け、ナイトミュージアムのターゲットと同じところを狙った作品です。いかにも小学生男子が喜びそうなベタなギャグが連発。

そんな作品なのに、主人公が30代草食系男子(もちろん童貞)ってのはどうなの?
うだつの上がらない冴えない男で、後から入社してきた平成生まれの若造が昇進して上司になっちゃう悲哀みたいな演出されてる。子供向け映画がそんなのが主人公でいいの?

だがちょっと考え直してみる。あれだけ映画、小説、マンガ、ゲーム、音楽に通じてて、ギター弾けるし踊れるし、10年も定職について安定してる上、勤務時間中にちょっと休憩してギター弾いて遊んでも問題にならない職場って、コレ日本だったらリア充そのものでしょ。何不自由ない夢の準公務員待遇の生活じゃん。親に寄生せず自立した一人暮らしで毎日会社に通勤してるんだから、日本なら善良な市民扱い間違いなし。
ただ、ちょっと女性に奥手でなかなかデートに誘えない。野心に欠けて新しい職種に挑戦しようとしない、ただそれだけでダメ男扱いって、USAの社会人価値基準おかしくない? 草食系は社会的に抹殺すべき完全悪なのか?

本作は、草食系気味の多才な30代男子(童貞)が冒険活劇を経験することで、肉食の味を覚え見事にヒロインを食って脱童貞したというサクセスストーリーです。ホントに子供向け?
3D版もありますが、べつに2D版みとけばいいんじゃない程度の出来。300円の価値はないと思います。

2011/4/21 Thursday

Sucker Punch(エンジェル ウォーズ)

Filed under: - dekaino @ 23:08 このエントリをはてなブックマークに追加 Sucker Punch(���潟�吾�с�� �����若��)のはてなBookmark被リンク数

Sucker Punchを観ました。
Sucker Punchは不意打ちのパンチって意味です。なぜか邦題はエンジェル ウォーズ、まったく意味不明な邦題です。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2005)の長女役を演じたエミリー=ブラウニング(当時16歳)が主演。
エミリー=ブラウニング
当時はいかにも日本人ウケのいい美少女で、2chにもスレが乱立していました。

そして22歳になってもヘソ出しセーラー服with日本刀が似合うのです。
エミリー=ブラウニング 22歳
現実と妄想の世界を行き来する世界観がいかにも押井守っぽくて、日本のアニオタに受けそうなストーリーです。
配給のソニーピクチャーもそこはわかっていて、あえてアニメ声優ユニットのスフィアに吹替えさせて公開する戦略に出ています。
でもせっかくやるんだったら、ディズニーの日本語版みたいにもっと金と時間をかけて、劇中歌も吹替えさせるべきでしょう。
本作はセリフが少ないのでなおさらです。つまんない邦題といい、ソニーピクチャーはアニオタを舐めてるんじゃないのかね?

ハリウッドらしからぬ難解な奇作。でも押井守作品が理解できる人ならたぶん楽しめるはず。

2011/4/20 Wednesday

ザ・ライト -エクソシストの真実-

Filed under: - dekaino @ 14:18 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉���ゃ�� -�����純�激�鴻������絎�-のはてなBookmark被リンク数

ザ・ライト -エクソシストの真実-を観ました。
アメリカ合衆国内にはたった14人しかいないというエクソシストのひとりについて、どのようにエクソシストになったのか、実際のエピソードに基づいて描かれた再現ドラマ的映画です。
プロテスタントが建国した国アメリカは今でもカトリック教会の影響は弱く、設定された教区の中には司祭が空席のところが多くあるらしい。
そのようなカトリックがマイナーな社会の中で、カトリック世界の中でもさらにマイナーな悪魔祓い師エクソシストが14人しかいないというよりは14人もいる!といった方がいいのかもしれません。

いわゆるホラー映画ではなく、超自然現象を煽るように表現したりはしません。悪魔つきの人間は出てきますが、精神病患者との区別ははっきりとはつきません。ただ悪魔に取りつかれた演技は素晴らしく、役者としては演じ甲斐のある役どころです。
正直、エクソシストは西洋医学に対する針灸整体師のようなもので、現代医学の精神科医師に対する中世の宗教的民間療法師に過ぎないという見方も十分可能です。

悪魔が実在するか否かはこの映画では示されませんが、はっきり言えることはエクソシスト達は確かに神と悪魔の存在を信じる信仰心を持っているということです。
アメリカにおけるカトリックの微妙な立ち位置もうかがえるドキュメンタリーです。

2011/4/6 Wednesday

逆境無頼カイジ破戒録篇

Filed under: - dekaino @ 23:19 このエントリをはてなブックマークに追加 ��紜��♂�若���ゃ�悟�贋���牙�のはてなBookmark被リンク数

2011年4月からカイジTVシリーズ第二期 破戒録篇がスタート。
今回もエンディング後に箴言ガールが登場。第一期は阪本麻美だったのだが、今回は久保ユリカ
いまいち色気に欠ける彼女だが前にどこかで見たことがあるような…
そうそう、満腹少女ドラゴネットのピンクだよ。茶髪だと印象がかなり違う。
久保ユリカ
やはりニコラの読者モデル(ニコモ)出身だけあって、女子ウケの方がよさげな彼女。♂キャラしか出ない深夜アニメの視聴者層に果たして受け入れられるのだろうか?
ドラゴネットでも思いっきり鹿谷弥生(ミスマガジン2007グランプリ)に美味しいところさらわれてたかも。なんかオーラの出方が違うのか?

2011/4/5 Tuesday

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

Filed under: - dekaino @ 0:17 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�冴�脂�紫��祉���若�����ゃ���� �������眼�寂皿�≪���ゃ���爾里呂討�Bookmark被リンク数

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダーを観ました。
オールライダーの名に恥じず、各作品の主役ライダーだけではなく、2人目以降のライダーも登場。それどころか石森章太郎&東映のヒーローがすべて登場する勢いです。と言ってもバッテンロボ丸とかTVオバケてれもんじゃまでは出てきませんが。また、電王に限っては良太郎もTVシリーズの電王も出てきません。孫のNEW電王しか出てこない。残念。その代わり子供に大人気の4馬鹿イマジン、モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスは登場します。

とにかく旧作と平成ライダーに対する愛がすごい。そしてショッカーの皆さんがノリノリで動いててすごい。敵となる悪の秘密結社も勢揃い!!
タイムパラドックスSFとしてもお約束も守っていて、かなり完成度が高いです。

ショッカー怪人バッタ男と化した仮面ライダー1号2号の悪辣ぶりも見どころ。少年仮面ライダー隊の半ズボンと紅一点のプリーツスカートにも注目。

昭和テイスト満点で子供にも大人にも見ごたえがあるライダー映画です。

それにしてもアマゾンは21世紀になっても独特でキャラが立ってる素晴らしい造形だと思う。現在の特撮技術を駆使してアマゾン主役の映画って作れないものかなぁ?

THE TOURIST

Filed under: - dekaino @ 0:05 このエントリをはてなブックマークに追加 THE TOURIST のはてなBookmark被リンク数

THE TOURISTを観ました。アンジェリーナ=ジョリーとジョニー=デップの大物二人が出てくる映画です。
予告編をみる限り、いかにもありがちな各地の観光地を巡るロードムービーで、恋愛ドラマもアクションもてんこもりって感じかなと思っていました。でも実は意外と淡泊。舞台はパリとベネチアとその間を移動するユーロスター特急車両だけ。あまり移動しません。
アクションもあるにはあるのですが、アンジェリーナ=ジョリーを起用してる割にはこれまた淡泊でもったいない感じ。
ラブストーリーもなんかあまり盛り上がらない雰囲気でした。一応どんでん返し的なオチが用意されてるのですが、そんな驚くようなものでもなかった。
全般に薄味な出来上がりの映画です。

つーか、高級ホテルに泊まって風呂入らずに寝てしまうのがまったく理解できない。ドラえもん映画ですら入浴シーンをサービスするのにどうなってんのよと言いたい。

2011/3/22 Tuesday

塔の上のラプンツェル

Filed under: - dekaino @ 20:54 このエントリをはてなブックマークに追加 紂�����������潟���с��里呂討�Bookmark被リンク数

塔の上のラプンツェルを観ました。
ディズニーの3Dアニメ映画です。グリム童話の髪長姫を題材に、大胆な脚色を加えた純愛ラブストーリー。

ミュージカル仕立てで伝統的なディズニー映画のお約束をちゃんと守っています。
主人公のラブンツェル姫の声は日本語版ではしょこたんこと中川翔子が演じますが、ミュージカルパートの歌は小此木麻里が歌います。ディズニーのキャスティングは厳しく、知名度だけでOKとはしないらしい。

キャラクターがかなり単純化されているので、大人が見ても楽しめるかどうかというと微妙かもしれませんが、子供向け映画としては大変良くできている映画です。

2011/3/17 Thursday

テレビ神奈川のCM

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テレビ神奈川tvkはCMが公共広告機構ACばかりじゃんなく、普段通りの地元企業のCMをたくさん流していて癒される。
ACのCMってなんか薄ら寒いんだよなぁ…

2011/3/6 Sunday

劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~

Filed under: - dekaino @ 18:05 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�������㏍��F���泣�������������泣��のはてなBookmark被リンク数

劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~を観ました。前作の続きで完結編です。前作はテレビ版の粗筋に近いストーリーでしたか、本作はテレビ版とはかなり違う完全新作です。
SF的にはどこかで聞いたことがあるようなネタを集めてきた感じで、決してセンスオブワンダー成分はないのですが、いかにして「歌で戦争する」という設定の裏付けにするかという点において、トンチに近い綿密な作業がされていて感心します。これがマクロスです。
アクションシーンはさすがにお金がかけてあってド派手。
パチンコマネーをふんだんに使った贅沢な作品です。

2011/3/5 Saturday

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島

Filed under: - dekaino @ 12:28 このエントリをはてなブックマークに追加 �������√�順���/膃�3腴�:�≪�鴻���括����羈���涯のはてなBookmark被リンク数

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島を観ました。
古典ファンタジー ナルニア国物語の第三巻の映画化です。
さすがに良くできたストーリーで優れた児童文学で非の打ち所がありません。
あえていうなら、第一作では末っ子の妹だったルーシーが一作目では美少女だったのに、本作では育ってしまって微妙な感じに。でもそのために、姉のような要望になりたいなんて煩悩がリアルになるメリットもあったりして。

ヒロイン分がちょっと物足りないファンタジー大作でした。

あしたのジョー

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劇場版実写あしたのジョーを観ました。
山谷のドヤ街を屋外セットで再現。映画らしくお金がかかってます。
しかし少年院から豚にまたがって脱走のシーンはなし。金のかけ所がわかってません。
豚なして矢吹丈の少年院時代は語れないだろ! 西の鼻ウドンなんかどうでもいいんだよ。

香川照之の丹下のおっさんが面白かった。なんだかんだいって香川照之は娯楽作向きだ。
力石戦で終わりなので、ホセ=メンドーサも燃え尽きたジョーも出てきません。

2011/2/16 Wednesday

RED/レッド

Filed under: - dekaino @ 21:58 このエントリをはてなブックマークに追加 RED/������のはてなBookmark被リンク数

RED/レッドを観ました。
ブルース=ウィリス主演。豪華キャスト共演の、黄昏流星群とスパイアクションを融合させた老人向けアクション映画です。

いきなり冒頭から、年金ぐらいのハゲオヤジ(ブルース=ウィリス)が年金会社の電話オペレータのアラフォーおばさんを口説くという、黄昏流星群ど真ん中の導入部。じいさんの妄想夢は東西で変わらないんだなぁと実感しました。
girl friendならぬlady friendって言葉この映画ではじめて知りました。さすがにアラフォーをgirlと呼ぶのは失礼なんでしょうか?

アクションシーンはとにかくハゲじゃなくて派手。ガンガン撃って走って爆発しまくり。さすがハリウッド映画です。

老人でも若者でも楽しめる映画です。

2011/2/12 Saturday

ソーシャル・ネットワーク

Filed under: - dekaino @ 21:48 このエントリをはてなブックマークに追加 �純�若�激�c���祉���������若�� のはてなBookmark被リンク数

ソーシャル・ネットワークを観ました。facebookの創業の経緯を元にいろんな脚色を加えた実話ベースのファンタジー映画です。

ハーバード大の学生寮の生活シーンと、西海岸シリコンバレーのギークハウスの生活の対比を軸に、東海岸カルチャーvs西海岸カルチャー、スーツ族vsギーク族、旧家エスタブリッシュメントvs新興IT富豪 みたいなわかりやすい構図でドラマを作っていきます。
正直私はfacebook使ってないし、そんな高い価値を社会に提供している会社とも思えませんが、とりあえず今は時価総額がすごいバブル臭い会社らしいですね。
Napster立ち上げたアヤしい山師っぽい男とか、いかにもなキャラが話を盛り上げます。

本作が言いたい事は、結局弁護士を雇わないと負ける、アメリカはそういう国だということてす。

2011/1/23 Sunday

グリーン・ホーネット

Filed under: - dekaino @ 11:19 このエントリをはてなブックマークに追加 �違���若�潟�祉���若������ のはてなBookmark被リンク数

劇場版グリーン・ホーネットを観ました。
アメコミ原作の古いテレビドラマ グリーン・ホーネットが21世紀になってまさかの映画化。
テレビドラマ版はブルース=リーがカトー役をやっていたことでも有名な作品です。

かつてブルース=リーが演じていたカトー役は、頭文字D the Movieで藤原拓海役で鈴木杏といちゃついてたジェイ=チョウ。イケメンです。
テレビドラマ版とは違って、雇われ人というよりは対等なパートナーな感じになってます。

昔のアメコミにありがちな新聞社の人間が実はヒーローって設定や、新聞社の社長っていまどき金持ちじゃないだろとか、カトーはいつも本名で呼ばれてて通り名がないのはなぜ? とか日本の上海出身とか、とんでも設定はすべてセルフパロディとして拾われていて、原作への愛を感じる脚本です。

アクションシーンもカンフー系アクションを巧くアレンジして3D CG化したもので、よくできています。一瞬だけ木人相手にトレーニングしてるシーンが出てきたのは笑った。
カーアクションもブラック=ビューティー号がクラシックかつかっこいいです。普通ヒーローのメカは一品ものなのに、ブラックビューティーは量産さてれるところがリアルロボットに通じている!?
キャロン=ディアスはインテリでうざいアラサー女を素のまま(?)に演じていい味出てます。

原作を知らない人にも楽しめるアクション映画です。

2011/1/16 Sunday

シュレック フォーエバー

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シュレック フォーエバーを観ました。
ドリームワークスの人気CGアニメシリーズの第4作目にしてシリーズ最終作と宣伝されています。
今回もメルヘン童話世界を現代風味にひねった世界観で、いつものドタバタ騒ぎをやります。ゲストメルヘンキャラはルンペルシュティルツヒェンとハーメルンの笛吹き男。もうメジャーどころは使い尽くして、渋いキャラのセレクションです。

シュレックシリーズは脚本がよく出来ているのですが、本作もかなりよく練られた脚本。子供がみても楽しく同伴の親世代が見ると泣ける、教科書どおりのストーリの作りこみはさすがです。おそらく映像化された部分の数倍の量のテキストが書かれて、尺に合わせるために泣く泣く削っていった結果を映像化したと思われます。裏設定が山盛りで最終作なのに続編がいくらでも作れそうな勢いです。

映像はまぁいまどきの3D CGで特にビックリさせられるところはありませんが、そつなく良く出来ています。
3D上映で観ても2Dで観ても面白さにあまり差はないと思うので、お金を節約したいなら2Dでどうぞ。

2011/1/4 Tuesday

ロビン・フッド

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ロビン・フッドを観ました。
中世イングランドのリチャード獅子心王からジョン王にかけて、マグナカルタが成立したあたりを主題にした英国史群像劇といった感じの映画です。

主人公のロビン=ロングストライドが後のロビンフッド伝説になるという説に沿った比較的史実に忠実だが演出もちょこちょこ入る大河ドラマ風なストーリーです。
十字軍から帰還したロビンがノッキンガムの諸侯領のごたごたに巻き込まれ、なぜかフランス軍と戦います。本作中ではフランスはあくまでもイングランド侵略をねらう完全悪として描写されます。

とはいっても、当時のイングランド王もノルマン系、つまり当時のフランス王と同系のフランス貴族。フランス王家の娘を王妃にするのも親戚同士同士でやりとりしてるようなもので当然のお付き合い。北部諸侯のサクソン人達にとっては、土着化して英語をしゃべるようになったフランス人王と、フランス語しか話さない大陸本土のフランス王の領土争いに巻き込まれているようなもの。どっちが勝っても大差ないと思ってたわけです。

だからこそジョン王はマグナカルタみたいな妥協案を提示せざるを得なかったわけなんですが、そこら辺の事情は作中で明示的に説明されません。日本人のほとんどが信長、秀吉、家康を知っているように、イギリス人にとってジョン王は愚昧な王として有名(シェイクスピアの戯曲にもなってる)で、そんなの説明する必要もないのでしょう。

BBCがつくる歴史劇に近い気もしますが、さすがに劇場作品だけあって戦闘シーンは臨場感抜群の鮮やかなアクションになっています。馬もいっぱい出てきます。
馬に乗ったままつっきれるくらいまばらな樹木の群生地、日本だったら林とすら呼ばれないようなすかすかの林、しかしイングランドでは強引に森と呼んでしまう土地も出てきます。これがいわゆるシャーウッドの森のモデルなんでしょう。

イギリス史に興味があれば楽しめる作品。

2010/12/31 Friday

仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)

Filed under: - dekaino @ 22:57 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� ���若��&������ feat.�鴻���� MOVIE紊ф��CORE(�潟��)のはてなBookmark被リンク数

2011年正月のライダー映画「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)」を観ました。タイトル長いよ!!

カメンライダーダブルのアナザーストーリーであるスカルとダブルとオーズの3つのオムニバス作品。
スカルではとにかく吉川晃司が張り切り過ぎ。ダブルでは亜樹子と照井が結婚、オーズではよくわからないバレリーナを持ち上げすぎ。なんか薬やってそうな不健康丸出しの女(彩也子 )に惚れてしまうノブナガの理不尽さと、無闇に持ち上げる演出に鼻白む気分。
シナリオがいまいちなのに加え、大胆すぎる演出の暴走が、小さいお友達にも大きいお友達にも理解不能な不思議ワールドを作り出してしまったようです。

次の超電王映画に期待するしかない

2010/12/22 Wednesday

トロン:レガシー

Filed under: - dekaino @ 21:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ���㏍��:�����激�爾里呂討�Bookmark被リンク数

トロン:レガシーを観ました。1982年の映画トロンの続編的作品です。

これが期待以上にかっこいい映画でした。1970年代後半~1980年代前半のSF映画全盛期の雰囲気をいい感じに再現した素晴らしいフイルムです。
3D CG映像としてはそんな派手なところはなく、むしろ地味でお金がかかっていないのですが、そこがむしろ80年代的。まだ髭が生えてなかった頃のジョージルーカスがB級作レベルの予算しかない中で、表現したいところだけに予算を注ぎ込み、それ以外の部分には涙を飲んだような、そういう映像、背景が真っ黒なのがむしろカッコイイ!
女性キャラは、ジェリー=アンダーソン作品(謎の円盤UFOやらスペース1999)に出てくる銀ラメペラペラのボディライン丸出しファッションみたいで、これまた懐かしいです。
登場人物が少なくシンプルなストーリー。いかにも西海岸の技術オタク好みなテクニカル用語を連発し、オタクの夢、仮想世界の♀キャラを現実世界に連れ出すという、それなんてラブプラス同人本みたいな設定が面白くないわけないです。

メカをみてあらためてシドミードって天才だと再認識できる逸品。

2010/12/19 Sunday

武士の家計簿

Filed under: - dekaino @ 0:09 このエントリをはてなブックマークに追加 罩�����荐�膂燭里呂討�Bookmark被リンク数

武士の家計簿を観ました。
幕末期の加賀前田藩の算用者一家三代の物語。
予告編の絵に描いたにらみ鯛を持って「鯛じゃ 鯛じゃ」と囃し立てるシーンは、唯一のほのぼのシーンで、その他は基本的に若者に対する説教ばっかりです。観客ターゲット層を団塊世代に据えたわかりやすい構図。
厳しい教育に反発した子は脱藩して大村益次郎率いる官軍(長州軍)についていく始末。
結局明治維新になって海軍の偉いさんになって過去をしみじみ回顧する、これまた老人にはたまらない展開となっています。

堺雅人は浮世離れしていてまさに算盤馬鹿っぽくてよかったです。仲間由紀恵は何をやっても仲間由紀恵だなぁと思える映画。

2010/12/11 Saturday

SPACE BATTLESHIP ヤマト

Filed under: - dekaino @ 14:10 このエントリをはてなブックマークに追加 SPACE BATTLESHIP �ゃ����のはてなBookmark被リンク数

SPACE BATTLESHIP ヤマトを観ました。
オリジナル第一作にかなりのアレンジを加えた作品。キムタク古代が売り。

壊れた設備は壊れたまま、死んだ人は決して生き返らない、旧作のツッこまれ所をすべて封印したストーリーは意外と面白いです。さすが脚本 佐藤嗣麻子! あやしいリメイク物をやらせたらほんとに巧い。これヤマトの名前じゃなかったらそれなりに名作になっていたかも?

黒木メイサの森雪はなぜかコスモタイガー隊のパイロット! 「だって古代クンが死んじゃう」という名セリフは言わないし、男やもめの反乱分子に拉致られたりしないし、アラナイザーにしりを触られたりしないし、ワープ中にヌードになったりしませんが、ストーリー上決定的に重要な役どころをこなします。

本作のガミラス星人はアゴ割れてません。というかボーグのパクリです。宇宙犬作戦なみのパクリっぷりはかえってすがすがしい。

無限に広がる大宇宙なんだから、1作くらいこんな映画があってもいいんじゃないでしょうか?

2010/11/28 Sunday

マルドゥック・スクランブル/圧縮

Filed under: - dekaino @ 22:11 このエントリをはてなブックマークに追加 �������ャ�����祉�鴻�����潟����/�х軒のはてなBookmark被リンク数

マルドゥック・スクランブル/圧縮を観ました。和製SF(ハヤカワ文庫JA)が原作で、コミカライズ版を別冊少年マガジンに連載中らしい。

どうも企画段階で紆余曲折があったらしく、65分という中篇級の尺で単館系公開されました。
かなり濃密なSF世界観をがんばって表現しているのですが、ココまでしか作ってません! 的な終わり方には唖然。ここまで堂々とまだ作ってませんエンディングやった映画を観たのはこまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~以来です。
万能兵器のねずみウフコックの声を八嶋智人がやっているのですが、アニメ専門声優とは違った演技が新鮮でした。

尻切れトンボっぷりを楽しみたいマニアックな方にお勧め

2010/11/21 Sunday

劇場版ゲゲゲの女房

Filed under: - dekaino @ 22:12 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���蚊�蚊�蚊��コ�燭里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版ゲゲゲの女房を観ました。
NHKの朝の連続ドラマでも有名な水木しげるの妻の布枝さんの自伝を原作とした、水木夫妻の貧乏時代をつづった映画です。

NHK朝ドラでは鬼太郎のアニメ化などで成功し、水木プロ20周年謝恩パーティまでやりましたが、本作では、布枝の結婚から水木しげるがテレビくんを発表して貧乏生活から脱出するまでが描かれます。
NHK朝ドラ版はなんだかんだいっても水木しげるが主人公でしたが、本作はNHK版とは異なり、本当の意味で布枝夫人が主人公。ずっと布枝夫人の視点で話が進みます。

クドカンの水木しげるは常人離れしてる水木しげる像をうまくひょうげんできています。向井理の水木は話せばわかる印象ですが、本作の水木はある意味で常人には理解不能な価値観をもっています。
そんな水木を時には愛し、時には喧嘩し、強く生きていく昭和の妻。そんな布枝夫人を吹石一恵が見事に演じます。松下奈緒じゃこうはいかない。

調布にある水木の家は忠実に1960年代を忠実に再現していますが、それ以外の野外シーンは21世紀のままです。たとえば東京駅は平成の大改修中たし、調布駅前にはパルコがあるし、そこらの道端には大規模マンションがあったりします。この割り切りようがいさぎよずてシュール。まるで大学の映研が撮ったみたいな映像です。
あくまでも描写は布枝夫人の内なる心情。ほとんどセリフもないのですがよく表現されています。

娯楽趣向は薄く、何か賞とかとってしまいそうな完全に芸術系の映画です。

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1

Filed under: - dekaino @ 21:48 このエントリをはてなブックマークに追加 ��Ù�若�祉�����帥�若��Ⅶ���絎� PART1のはてなBookmark被リンク数

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1を観ました。当初は3D映画だとアナウンスされていましたが、途中でPART1は2Dのみ、3D映画となるのはPART2のみと方針変更されました。
長いシリーズの最終話の前半なのですが、過去シリーズの中で一番制作費が少ないんじゃないだろうか? リーマンショックはハリーポッター映画にまで影響を与えているようです。マグルどもの活動をあなどるなかれ。
今回は学園シーンはほぼゼロ。新聞でホグワーツの校長にスネイプが就任したと報道される程度しか出てきません。学園シーンって時間もお金もかかるんで、しょうがないのかな?
場所の移動も魔法の瞬間移動ばかりで、ドラゴンとか魔法の乗り物な気のきいたものは出てきません。スタートレックの転送と同じ理屈の制作費削減の工夫でしょうか?
まぁここまできたら、贅沢に作ろうが制作費しぼろうが、観客動員数に大差ないのかもしれません。

最後の対決を前に、どんどん重要キャラを淘汰していくそんなお話。
最近の地上波の映画枠なら編集して30分に圧縮するの余裕だと思われます。ロンとハーマイオニーの痴話喧嘩パートとか丸ごと不要。

なお、今回はエンドクレジットの後に後編の予告編はありません。制作費節約もココまでくるとアッパレです。

2010/11/15 Monday

ラスト・ソルジャー(大兵小将)

Filed under: - dekaino @ 22:12 このエントリをはてなブックマークに追加 ���鴻���祉�純���吾�c��(紊у�球�絨�)のはてなBookmark被リンク数

ジャッキー=チェン主演のラスト・ソルジャー(大兵小将)を観ました。中国語タイトルは大兵小将。日本語にしたら「老兵と若将」あたりか?

細かいアクションギャグを交えた古代中国戦国時代を舞台にしたアクションロードムービーです。
全体的なプロットは真面目な時代物。へんな内功とか秘薬とか仙術とか出てきません。鄭問の東周英雄伝のような史実に沿った渋い作風です。
将軍役の王力宏(ワン=リーホン)の伊達男ぶりに対し、成龍(ジャッキー=チェン)の老人っぷりが際立ちます。
それから字幕が結構くどいです。太平と書かれた札にかぶせて「平和」とか字幕出さなくていい。太平も立派に日本語として通じる熟語だと思うよ。タイピンとカタカナすると別の意味になっちゃうけどね。

老成した魅力にあふれる作品。中国物が好きなシルバー層にウケがいいかも?

2010/11/14 Sunday

怪盗グルーの月泥棒

Filed under: - dekaino @ 8:13 このエントリをはてなブックマークに追加 �����違���若����羈ユ�のはてなBookmark被リンク数

怪盗グルーの月泥棒を観ました。3D CGアニメです。
原題は"DESPICABLE ME"、直訳すれば「卑劣な私」。関西弁でいえば「悪い奴やでぇワシ」とか「ロクでなしやワシ」みたいな感じでしょうか? 邦題は親ウケを考えたぬるいタイトルになっており、典型的な説明口調の悪い例みたいになっててとても残念。でも内容はとてもいいです。

盗賊団のボスであるグルーが盗みの作戦のために孤児院にいる3人の幼女たちを養子にしたことから始まるドタバタアクションです。ちょっとパワーパフガールズに似た設定ですが、違うのは同年代の幼女3人ではなく、年齢差がある三姉妹というところが新しい。この3人がもともと血縁があるのかどうかちょっと不明ですが、3人ともグルーの養子になった時点で姉妹扱いになるのは間違いない。

主役のグルーの声は笑福亭釣瓶、必然的にグルーは関西弁をしゃべります。長女格のマーゴの声はハーマイオニーの吹替えで有名な須藤祐実、あのいかにも優等生な声で反抗期と甘えん坊をおりまぜたツンデレ演技が絶品です。

グルーは原語ではGruらしい。いわゆるヒンズーの導師のこと。ってことは本名じゃなくて怪盗の通り名なのか? でも母親もグルーって呼んでいたような… すべての元凶はこの母親ってことか。月ロケットの夢くらい認めてやれよ。

バナナから作ったミニオン達もかわいい。子供がみても大人がみても楽しめる作品です。
ミニオン

2010/11/7 Sunday

牙狼<GARO> ~RED REQUIEM~

Filed under: - dekaino @ 2:03 このエントリをはてなブックマークに追加 ���種�GARO鐚� ��RED REQUIEM��のはてなBookmark被リンク数

牙狼<GARO> ~RED REQUIEM~を観ました。
テレピシリーズから5年のブランクをあけて製作された劇場版。しかも3D版のみの上映とは、まさかこんな企画が通るとはビックリです。
どうもパチンコの牙狼GAROが好調なようで、そこらへんからお金が出ているみたいです。つまり本作で作られた映像素材はパチスロ新台に流用される可能性が高い。3D前提の素材ということは裸眼3Dパネルでも搭載した台でも開発されるのでしょうか?

ストーリーはテレビシリーズの外伝的な話。そもそもテレビシリーズに出てた役者は主人公と彼が持つ指輪(魔道輪)しか出てこないので、オリジナルシリーズとの関連は薄いです。
しかし、いかにも深夜テレビシリーズ的な安っぽさといかがわしさを感じさせる画作りで、いい意味で劇場版らしくありません。3D効果も3D専用として作られているのでいい感じです。
ゲストヒロインの松山メアリ(魔戒法師の烈花役)も新体操/バレエの経験を活かしたアクションがエロかっこいいです。同じバレエ経験者の佐藤康恵のような人外の魔女的雰囲気はないけど、とにかくかわいいのはいいですね。また、メガネをはずすというアイデンティティを危機にさらすほどの体当たりの演技をした、ホラーの被害者役の時東ぁみもいい演技をしています。
ただ、スーツアクターも別の人になっているのが残念。マーク武蔵のアクションが見たかった!

ちなみに馬はテレビシリーズ同様出番が少ないです。出番が少ないからこそのプレミア感がある黄金の馬。魔界騎士のくせに滅多に騎乗しないのがGAROらしいところです。

特撮映画としてはかなりよい出来。昼間っから深夜テレビ感覚に酔いたい方におすすめ。

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 2 赤い彗星

Filed under: - dekaino @ 1:51 このエントリをはてなブックマークに追加 罘���������潟����UC(�����潟�若��)/episode 2 莎ゃ��綵���のはてなBookmark被リンク数

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode2赤い彗星を観ました。episode1の続編です。
今回はオードリーの正体が明かされるところとシャアのそっくりさんの活躍あたりがストーリーのキモ。
絵はよく動きます。話は福井なのでまぁこんなもん? 期待しないで観てるので裏切られることもないです。

結構客は入っているようで、episode3も劇場公開する勢いです。鑑賞料を1200円と安く抑えているのも客の入りがいい理由のひとつでしょうか?

時間と金が余っているガンオタなら観ておいてもいい作品。

2010/10/30 Saturday

おまえうまそうだな

Filed under: - dekaino @ 23:31 このエントリをはてなブックマークに追加 ���障�����障��������里呂討�Bookmark被リンク数

おまえうまそうだなを観ました。
おまえうまそうだな
ベストセラーの絵本が原作らしいですが読んだことありません。

母、主人公、その子 という三代の恐竜一家の話、ただし実の親子関係はないというありがちといえばありがちなファミリーストーリー。
恐竜たちの骨格が人間そのものなのが面白い。円谷特撮の着ぐるみというか、劇団四季のキャッツとかライオンキングみたいな特殊メイクした役者が演技しているような味わいです。しぐさとか完全に人間そのもの。
どんな表現も可能なアニメであえてこういうことするのは何か信念があるのか、それとも人間ではない骨格で演技させられるアニメータが希少でそろえられなかったせいなのか、謎です。
アクションはかっこいいけど科学考証以前の問題でリアリティはありません。現生鳥類と同じ形態の鳥とティラノサウルスが一緒にいるとか無茶な話ですが、まぁ原作は絵本なのでご愛嬌。

お涙ちょうだい的な話だけど、それほどご都合主義ではなくシビアな味付けなので大人でも楽しめる骨太な話になっています。三代の家族なので孫を連れたじいちゃんばあちゃんって客層をターゲットにしているのかもしれません。

100%手描きアニメ、変な3Dアニメより面白いです。

2010/10/24 Sunday

ナイト&デイ

Filed under: - dekaino @ 22:04 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ��&���い里呂討�Bookmark被リンク数

ナイト&デイを観ました。原題はKNIGHT AND DAY

脚本がめちゃくちゃ巧い。観客のマーケティングも完璧です。妹に先を越されてしまったアラサー~アラフォーの未婚女性や、子供が独立した後二人で暮らしてる老夫婦など、いかにも映画を観そうな層をガッチリキャッチ。世界中の観光地でアクションやらかす観光地案内映画としても秀逸です。
ストーリーは空っぽだけど、アクションはよくできている映画。

2010/10/17 Sunday

インスタント沼

Filed under: - dekaino @ 22:37 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟�鴻�帥�潟��羃爾里呂討�Bookmark被リンク数

CSの日本映画専門チャンネルインスタント沼を観ました。
いかにも単館系のナンセンスでオシャレっぽくてくだらなくてハートウォーミングなストーリー。
基本は雑誌の女編集長をやってた主人公(麻生久美子)が雑誌廃刊後会社を辞めて骨董屋やったりいろいろやったりするお話です。
主人公の心情をモノローグ形式でナレーションしてくれるので非常にわかりやすい。これでテロップまで出たらそのまんま昼間のゆるいテレビ番組フォーマットです。
キャストが以外に豪華で無駄にCG使ってるあたり、単館系にしては金をかけてる感じです。
メインターゲットはアラサー/アラフォー女子なのかな?

以外に面白かったです。

エクスペンダブルズ

Filed under: - dekaino @ 22:02 このエントリをはてなブックマークに追加 �����鴻���潟�������困里呂討�Bookmark被リンク数

エクスペンダブルズを観ました。
超豪華キャスト。マッチョな肉体派俳優、ただしちょっと年が行ってる人たちが勢ぞろいです。
シルベスター=スタローンが主演。共演はジェットリー、ステイサム、ミッキーローク、ブルースウィリス、シュワルツネッガー(現職州知事)、スタローンの人脈をすべて駆使して集めるも集めたり。
ストーリーがスカスカの空っぽなのがまた良し。癖のある役者同士の絡みとアクションだけでお腹いっぱい。
頭の中はすべて筋肉が詰まってる系レトロなアクション映画です。

2010/10/11 Monday

REDLINE

Filed under: - dekaino @ 21:05 このエントリをはてなブックマークに追加 REDLINEのはてなBookmark被リンク数

REDLINEを観ました。
REDLINE
キムタクが主役の声。アニメ制作はマッドハウス。ひたすらレースアクションシーンが続く映画です。
とにかくアメコミ調の濃い絵柄でがんがん動くアニメだけど、ストーリーはいい加減というかゆるいです。
神作画のチキチキマシン猛レースといった感じ。
チキチキマシンなのでレース参加車両も個性的。レースを邪魔するヤツラも個性的。個性的過ぎて空回り。こういう勢いだけのアニメは結構好きです。

終わり方も投げっ放しでシビレる~

2010/10/10 Sunday

十三人の刺客(平成版)

Filed under: - dekaino @ 21:00 このエントリをはてなブックマークに追加 ��筝�篋冴���阪�(綛恰����)のはてなBookmark被リンク数

十三人の刺客(平成版)を観ました。昭和38年の東映版のリメイクになります。東映映画のリメイクをなぜか東宝が制作配給しちゃう不思議。

劇中のテロップが毛筆縦書きなのがよろしい。武家の妻はちゃんと眉毛剃ってるし、病的にほどに時代考証しているかと思えば、必殺シリーズも奇想天外な設定もあり、大人のエンタテインメントとしてよくできた映画です。
敵のラスボスは吾郎ちゃん演ずる悪魔的異常さを備える殿様。将軍の実弟のためなんでもやり放題という設定。

そしてとにかく首が飛びまくりなグロ、ウホっまででてくるエロ、「みなごろし」なバイオレンス。クラシカルでエロ・グロ・バイオレンスの集大成のような映画です。

2010/10/7 Thursday

ガフールの伝説

Filed under: - dekaino @ 23:32 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�����茯�里呂討�Bookmark被リンク数

ガフールの伝説を観ました。安い方の2D版の方を鑑賞。
日本語吹替えのキャストが超豪華。主役2人の市原隼人と川島海荷は話題集めの芸能人枠ですが、そんな下手ではなく気にならない程度。むしろヘタれな感じの市原の声が主人公の幼いフクロウ役にマッチしています。
しかも、主役以外の敵役や脇役が超豪華メンバーです。敵の親玉は石塚運昇、その右腕の女幹部が榊原良子。大川透が味方側の王、伝説の勇者は永井一郎。
日本語吹替え版を観ておいて損はないです。

また、オープニングにロードランナーとコヨーテの3D CG新作が上映されます。ワーナーマイカルの定番のアニメが3D化。これを観るだけでも映画代の元はとれます。MEEP! MEEP!

2010/10/4 Monday

劇場版 君に届け

Filed under: - dekaino @ 7:40 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �������のはてなBookmark被リンク数

劇場版 君に届け
劇場版 君に届けを観ました。
人気少女マンガの映画化で、NHK御用達のさわやか系男女 三浦春馬と多部未華子が主役を演じるます。
ヒロインは貞子とあだ名がつけられた黒沼爽子(さわこ)。自分のことより相手のことを優先してしまう彼女の性格は、ひとつ間違えると貞子じゃなくてサセ子になっちゃういそうですが、少女マンガ的予定調和力学により、そのようなエロゲ展開にはなりません。

高校の入学式から高一の正月までの9ヶ月をゆるゆるとゆったりしたテンポで描写しますが、ダレた感じにはなりません。夏休みにはか肝試しやったり、体育祭がんばったり、クリスマスイブにイベントかましたり、学生生活はイベントてんこ盛りなのです。
ロケ地は足利市。足利の地方都市らしい風景と風光明媚な山々がいい味だしてます。

原作の人気の割には興行収入があまりよくないらしいです。原作の主な読者層は映画に行かない・行く暇がない年齢層なんだろうか?

2010/9/30 Thursday

TSUNAMI-ツナミ-

Filed under: - dekaino @ 23:46 このエントリをはてなブックマークに追加 TSUNAMI-������-のはてなBookmark被リンク数

TSUNAMI-ツナミ-を観ました。韓国の天変地異災害映画です。
舞台は釜山近くの海雲台(ヘウンデ)という沿岸の観光地。海水浴場と温泉がある一大観光地、日本で言えば熱海に相当するような街です。そこにメガ津波が襲う、ストーリーはただそれだけですが、この大天災にまつわる人々の群像劇が昔の日本映画の人情物ってぽくて面白懐かしいです。
吹替版をみたのですが、日本語版製作において大森一樹と川北紘一が監修しているらしい。何でまた!? モブシーンの叫び声とかがんばって収録しているようだ。

日本のテレビドラマの映画化みたいなチャラい作品より、ずっと見ごたえあります。
災害の前には死ぬやつは死ぬし生き残るやつは生き残る。いい人も悪い人も関係ないって無常観が潔い。
伏線しきまくり拾いまくりなのがすごい。

日本の長崎もただ事じゃ済んでないはず

2010/9/20 Monday

劇場版 機動戦士ガンダム00

Filed under: - dekaino @ 22:37 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 罘���������潟����00のはてなBookmark被リンク数

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-を観ました。

テレビシリーズに出たキャラをほとんど拾ってるオールキャストのお祭り的な作品です。
ストーリーもぶっ飛んでます。いきなり宇宙からサイバトロン戦士だかデストロン軍団みたいなのがやってきて無口なまま戦闘開始ってアナーキーな展開。過去の経緯は拾おうとはしてるけどどうでもいいじゃん状態です。

とにかく絵はきれい。各キャラの見せ場シーンをひたすら楽しむための映画です。ガンダム史上ここまで無口な敵は初めてかも?

2010/9/18 Saturday

パーフェクトブルー 一週間限定上映

Filed under: - dekaino @ 11:22 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���с���������� 筝��演����絎�筝���のはてなBookmark被リンク数

シネプレックス平塚のメルマガで「パーフェクトブルー 今週末から1週間限定上映」という記事が届いた。

お! これは今敏監督の追悼企画か、さすが角川 目ざといなぁと思って、さっそく公式WEBサイトで確認してみたら、出演:加藤ローサとな… はてな? 端役で出てたっけ? しかし加藤ローサって公開時はまだ10才くらいのはず だったら子役か?? と混乱することしきり

実はこっちではなくて
今敏のパーフェクトブルー
今敏のパーフェクトブルー

こっちの作品だった
宮部みゆきのパーフェクトブルー
宮部みゆきのパーフェクトブルー

いやぁ、いまのタイミング、パーフェクトブルー、短期限定公開、と3つ揃ったら今敏追悼企画としか思えないよね。私以外にも勘違いしたひと多数いるはず。確認しないまま出かけて映画館に入ってから気づく人だっているかも知れない。

紛らわしい!!!

2010/9/12 Sunday

ルー=ガルー

Filed under: - dekaino @ 22:05 このエントリをはてなブックマークに追加 ����=�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

ルー=ガルーを観ました。
京極夏彦の「ルー=ガルー 忌避すべき狼」を原作に長編アニメ化した作品。ちなみに原作はまったく読んでいません。

近未来の管理社会で親子や友人同士の人間関係が希薄な社会で発生した連続殺人事件の話。
ミステリーっぽいけどぜんぜんミステリーではない仕立てはいつもの京極作品っぽいです。
メインキャラは同年代の女の子達なのですが、京極原作のせいかそれとも脚本のせいか、キャラが女子っぽい考え方してないのが気になりました。明らかに男子っぽい。もしかしたら、竹宮恵子の美少年キャラにして同性愛風な香りをただよわせた方がずっと面白くなるんじゃないかと思いました。マーケティング的には女子じゃないとダメなんだろうなぁ…

かなり血しぶきが小さいお子様に見せるのはおすすめできない作品。

2010/9/11 Saturday

魔法使いの弟子

Filed under: - dekaino @ 0:05 このエントリをはてなブックマークに追加 薛�羈�篏帥�����絖�のはてなBookmark被リンク数

魔法使いの弟子を観ました。ディズニー古典ファンタジアの一幕「魔法使いの弟子」とは直接関係はないけどそれなりの影響はある不思議な実写映画です。たとえていうなら大魔神大魔神カノンくらいの薄い関係かな?

ストーリーもぜんぜん変えられて壮大なスケールの魔法大戦になってたりして、まったくの別作品。
とはいっても魔法の力で生命を吹き込まれたモップや箒などの有名シーンはちゃんと出てきます。
魔法といっても、魔法陣とかマジックアイテムとか出てはくるけどかなりサラっとした感じでオカルト的要素は皆無です。たとえば幻魔大戦みたいな80年代の超能力合戦みたいなノリです。

CGはよい出来。それなりに気合はいってます。

2010/9/2 Thursday

ハナミズキ

Filed under: - dekaino @ 23:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ������寚�④里呂討�Bookmark被リンク数

ハナミズキを観ました。
新垣結衣演じる主人公 紗枝の18才から28才までの10年間の男遍歴の物語。
紗枝はキャンディ=キャンディの黒い部分を消毒したような女です。なぜか周りの男にモテモテで、これはいいなと思ってた男は不運な死で悲劇の別れ、結局最後は初恋の人と元サヤでハッピーエンド。いじめられたり、他の女から男略奪したりする黒い部分は巧妙にカットされてます。
大手小町の初期によくいた海外在住or海外帰国子女の女性が夢見るような、自己実現をこなしつついい男もゲットしたいみたいな都合のいい話ではあります。

とはいえ、脚本もいい出来だし、ロケ地の風景も絶景です。恋愛映画としてしっかりつくられてます。
新垣結衣をみるだけで眼福な人におすすめ。

2010/8/29 Sunday

海からの使者

Filed under: - dekaino @ 12:26 このエントリをはてなブックマークに追加 羌激������戎��のはてなBookmark被リンク数

その昔、まだブロードバンド環境が入手しにくかった時代、アナログモデムの低帯域でも楽しめるgifアニメ動画が流行っておりました。のすふぇらとぅ氏の機動戦士のんちゃんシリーズはなかなかのハイクオリティで高い人気でした。

海からの使者

6年前に公開された「雨に抱かれて」の続編「海からの使者」が6年の歳月を経て劇場公開されました。(といっても下北沢トリウッド)
淡路島で青果店を営みながらこつこつと作画するのすふぇらとぅ氏の最新作!

「雨に抱かれて」と「海からの使者」あわせて上映時間約12分+エンディング曲(絵はほぼ静止画)5分で600円という観劇料は高いのか安いのか? セリフはすべて画面に出ます。音はBGMのみ。昔の白黒サイレント映画に伴奏を加えたような不思議な味わいです。

DVDも売ってるらしい

2010/8/28 Saturday

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 0:06 このエントリをはてなブックマークに追加 �号�脂����A���若�� THE MOVIEのはてなBookmark被リンク数

特攻野郎Aチーム THE MOVIEを観ました。Aチームと言ってもAKB48のチームのひとつじゃありません。昔の人気テレビドラマのリメイク映画です。

キャスト一新、設定も今風に変更した本作はアクションたっぷり大ボラたっぷりでまさにAチーム的雰囲気を再現しています。ただ毎回1話完結の依頼者からの願いをかなえるパターンではなく、劇場版らしく自分たちの過去を清算するために一働きします。
最後のオチはザ・ハングマン!? 日本のテレビドラマも研究されているようです。

2010/8/25 Wednesday

アニメ版カラフル

Filed under: - dekaino @ 8:26 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���∞����������里呂討�Bookmark被リンク数

アニメ版カラフルを観ました。
原作は森絵都の小説、過去に実写映画化されたこともある同名作品を原恵一監督がアニメ化しました。

マトモなようでちょっとおかしい家庭の描写が秀逸。特に食事シーンがすごいです。1回1回は普通の豪華な食事に見えますが、これが連続していくと、お母さんの異常な肉攻勢がわかります。いったいどんだけ肉が好きなのかと! さすが高3の息子がいるのに外に男作っちゃう肉食系人妻であります。もっと野菜とか魚とか食卓に出してあげよう。
この効果って実写映画だとうまく出せなかったと思います。消えモノを調理する料理人はやはり職人だから「子供が喜ぶご馳走」というお題でもついつい無意識に栄養的にもバランスが取れたものをつくってしまいがち。しかしアニメの本作では「子供が喜ぶご馳走」というお題でガストのなんとか定食みたいな料理を描いてしまい、連日その手の料理しか食卓並ばないことで異常な感じがうまくでてきています。意図的にやったかどうかは不明ですけど。

それから、同級生の宮崎あおいが声をあててるまだ意図的にお手入れしてないバージン眉毛の女生徒がいろんな意味で面白い。文科系女子の中3時代ってこういう感じなんだろうか?
世田谷区南部が舞台で、実在の風景がリアルに描写されるところも良いです。等々力とか二子玉川とか、等々力渓谷も出てきます。

アニメ映画としては丁寧に作られている作品。

冷静に考えると、母親の向精神剤を大量摂取した後遺症で表層意識における記憶障害と幻覚に悩まされる主人公が、時の経過とともにゆるやかに寛解していき、ついには記憶を取り戻し幻覚は見えなくなってハッピーエンドって話なのかもなー

2010/8/19 Thursday

ヒックとドラゴン

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ヒックとドラゴンを観ました。
ドリームワークスの3D CGアニメです。ただし私が見たのは2D版でした。
ドリームワークスらしいお子様も大人も楽しめる骨太のシナリオが素晴らしいです。もちろんCG画像もかなりのもの。ドラゴンの空中戦がスゴいです。
敵にだって戦う事情があって絶対悪ではないとか、戦傷軍人を大事にしようとか、戦争中のアメリカらしい教訓めいたところが鼻につきますが、ちゃんとバイキングの歴史や文化を調べているし、ルーン文字で書かれたドラゴン図鑑とかかなりイケてます。

ディズニーのティンカーベルシリーズでもそうですが、やたらと技術系の人材を持ち上げる傾向があるのはなぜなんだろう? マッドサイエンティスト以外の理系ヒーローってマクガイバーくらいだったのに21世紀になって風向きが変わったんだろうか?

とにかく傑作。安心して子供に観せられるし、大人が観ても楽しめます。

2010/8/15 Sunday

エアベンダー

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エアベンダーを観ました。
アニメの「アバター 伝説の少年アン」が原作で、それを実写+CGで作ったのが本作の劇場版。例のアバターが先に公開されたためこんなタイトルになったそうだ。
ところで、実写デビルマンに相当するくらい原作レイプ作品でもあるらしい。私は原作アニメを観ていないため、まっさらな状態で本作を観ました。

基本は西洋人が考えている東洋の神仙術ファンタジーです。火、水、土、風の4つのエレメントってところはなぜか西洋(ギリシヤ?)風です。本来の神仙思想では五行説(火水木金土)が基本。
技を出すとき、いちいち太極拳みたいな踊りをするのも西洋人が考える神仙術っぽいです。

とにかくアクションシーンや特撮が派手、その割りにストーリーはスカスカでまったく説得力がないです。原作アニメはストーリーも骨太だったらしいので、そういう面では確かに原作レイプものなのかも?
しかも決着がつかず第二部に続くって形で投げっぱなしで終わってしまうのは酷い。

特撮以外に見所はないが、逆に言えば特撮効果はすごい作品です。

2010/8/12 Thursday

テコンV

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シアターN渋谷で単館公開している韓国アニメのテコンV劇場版を観ました。
テコンV
マジンガーZによく似てるテコンV、有名作品をパクっただけの粗悪作品かと思ったら、意外とまじめに作ってあって面白かったです。もちろん敵の設定とかヤカン少年とか笑えるところはちゃんと笑えるのがいい。
ただ、テレビ版では敵メカもがんがん日本のロボットアニメからぱくった奴らが出てくるらしいのですが、そこらは全部出てこないです。ちょっと残念。アッガイもどきとかイデオンもどきをみたかった…

マジンガーZをはじめとして初期の日本ロボットアニメは巨大感を表現したゆっくりした動きでしたが、本作はテコンドーばりばりすばやい動きなのが新鮮。
また、本作の冒頭部はぜんぜんロボット出てこずテコンドーの試合ばっかりやってて、まだ真面目な頃の田舎っぺ大将みたいな展開でした。試合シーンはおそらくロトスコープで達人の演舞を取り込んでいるようで、アニメ版空手馬鹿一代くらいの迫力は出ててよかった。

それから、ロボット工学者の博士たちが揃いも揃ってテコンドーの達人過ぎ。格闘技はロボット工学をやるにあたって必修なんだろうか?

ただ残念なのはBGMやSEがしょぼい。主題歌もいまいちです。渡辺宙明とまでは行かなくてももうちょっと何とかしてほしかった。
意外と楽しめた良作。

仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ

Filed under: - dekaino @ 0:14 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ����W(������) FOREVER AtoZ ���純�����ゃ�≪�<�≪��里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリを観ました。
天装戦隊ゴセイジャー エピックON THE ムービーの併映作品です。3D上映もあるのですが私は2D上映を観ました。

本作はストーリー、出演者、特撮、どれをとっても傑作です。
世界観をうまく活かし、ヒーロー側が使っているガイアメモリを使ったドーパントがいたらどんな奴になるだろうという疑問にストレートに答えた作品になっています。
また役者もいい。特に女性陣はすばらしいです。杉本彩は東映特撮では実写セーラームーンのクインベリルでノリノリの演技を魅せていましたが、本作でもそれ以上のノリの良さです。杉本彩は本当に東映特撮と相性がいい。また、ヒートドーパントの女を演じる八代みなせがスゴい。切れのいいアクションとスタイルの良さで素晴らしい敵役を演じています。八代みなせのアクションだけで映画代の元が取れます。

作品の舞台となっている風都(ふうと)市は、テレビ版ではどこかわからないように気を使って、完全な架空都市としてみせいいましたが、本作では横浜港がそのまんま使われていて横浜固有の建物を隠そうともしてないのがちょっと気になりました。まぁ横浜でもいいんだけど。

次回作の仮面ライダーオーズがちょこっと出てくるのも恒例の演出。たいへん楽しめました。

天装戦隊ゴセイジャー エピックON THE ムービー

Filed under: - dekaino @ 0:02 このエントリをはてなブックマークに追加 紊�������眼�祉�ゃ�吾�c�� ��������ON THE ���若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

天装戦隊ゴセイジャー エピックON THE ムービーを観ました。仮面ライダーW(ダブル) FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリの併映作品です。

例年の通り、夏のスーパー戦隊の劇場版はテレビ版のサイドストーリーの短編作品です。
今回のゲストヒロインは磯山さやか演じる異星人のお姫様なのですが、かなり微妙。グランセイザーに出てた頃ならまだしも今になってヒロインされても… ゴセイレッド(アラタ)が実年齢21才以上に童顔なので、下手したら母と息子くらいに見えてしまいそう。
仮面ライダーWのゲスト女性陣はかなり豪華だったのに比べるとさびしい限りです。

よいところは、敵の怪人たちがモトクロス自転車に乗りこなしてバトルするシーン。着ぐるみ着てるとは思えない華麗な乗りこなしはスゴイの一言です。

2010/8/8 Sunday

ソルト

Filed under: - dekaino @ 0:02 このエントリをはてなブックマークに追加 �純����のはてなBookmark被リンク数

ソルトを観ました。アンジェリーナ=ジョリー主演のスパイアクション映画です。

基本ストーリーは冷戦時代のスパイ映画にありがちな設定ですが、アクションシーンを畳み掛けるように連続させることで、歯切れの良い映画となっています。もう一回見直したら、主人公の真情の変化の表現もよく理解できるかも。

なんか勢いでハッピーエンドみたいな終わり方になっていますが、ちょっと考えるとアメリカ大統領府は大打撃を受けていてかなりヤバイ状態になってます。下手したら国がつぶれる級のダメージじゃなかろうか?
まぁそこは勢いでさらっと流してしまうのが吉。あまり深く考えずにアクションを楽しむのが正解の映画です。

2010/7/30 Friday

インセプション

Filed under: - dekaino @ 23:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟�祉���激�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

インセプションを観ました。
マトリックス惑星ソラリスを混ぜたような話です。

上映時間が2時間半もの長尺になったのは、前半の世界観の説明を懇切丁寧にやっているせいです。ここまできっちり説明しないと観客には理解できないと思っているのでしょうか? そのため前半は特撮効果がすごいけど退屈という不思議な感じになっています。
後半になってやっと本番、エンジンかかってきた進行となります。ここらへんの脚本は良く出来ていて感心しました。渡辺謙もいい芝居してます。

前半を耐えればかなり面白い作品。

2010/7/25 Sunday

必死剣 鳥刺し

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 綽�罩糸�� 薐ュ�冴��のはてなBookmark被リンク数

必死剣 鳥刺しを観ました。 藤沢周平原作の時代劇です。明らかに団塊の世代向け○匹目のドジョウねらいの企画。
時代考証的にもよくできている良作。ただ280石の碌を食んでいるにしてはあまりにも質素な生活しすぎ。馬とか飼ってるはずなのにどうなっているのやら?

剣戟シーンたっぷりで血もがんがん飛び散ります。ハードな殺陣がみたい肩には超おすすめ。色気方面はちょっとイマイチかな。池脇千鶴がちょっとだけ脱ぐけど「だから何?」って印象しかありません。

2010/7/19 Monday

借りぐらしのアリエッティ

Filed under: - dekaino @ 1:09 このエントリをはてなブックマークに追加 �������������≪����������里呂討�Bookmark被リンク数

借りぐらしのアリエッティを公開初日に観ました。
感想は、予告編そのままだなの一言に尽きます。オチまで含めて予告編に出てたものがすべてです。あの品質のアニメーションが94分続くけど、特に新しい情報はありません。
ああ、舞台が日本だったのだけは意表を突かれました。ヨーロッパじゃないんだって…
でもその割には小人共はコメ食わずにムギばっか食ってます。まったくもってけしからん。日本家屋にいるならコメを食え。
それから「借りぐらし」ってなってるけど別に何か対価を返済したりしないので「借りパクぐらし」にした方が正確です。

家内にゴキブリがいないのも不自然。ネズミなんかより数多く潜んでいそう。小人共はネズミには勝ててもゴキブリ相手じゃ到底かなわない気がする。
小人共はトイレをどうしてるかも不明です。臭いなんかしたらすぐに人間にばれてしまうので垂れ流しなんかできないはずですが、排泄シーンがないので謎です。もしかしたら小人共はゴキブリみたいに排泄をほとんどしないのかも知れません。つーか見た目は人間だけど中身はゴキブリって種族なのかも (そんなマンガどこかにあったかも)

ストーリーにセンス・オブ・ワンダーはないけれど、日本最高峰の作画を楽しむにはいい作品です。

2010/7/14 Wednesday

アデル/ファラオと復活の秘薬

Filed under: - dekaino @ 8:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪����/���<������奨羇祉�����里呂討�Bookmark被リンク数

アデル/ファラオと復活の秘薬を観ました。リュック=ベッソンの最新作です。
女性版インディジョーンズと言われてますが、まさにその通りの作品です。
ただ、ベッソンらしく変な科学考証にこだわらない、ぶっちゃけ子供だまし的なご都合主義だられでそれがまた楽しいです。たとえるならナイトミュージアムのノリの低年齢向け冒険活劇です。もちろん主役が美人なので色っぽいシーンも用意してあります。

また、今回の日本の公開では珍しくフランス語音声+字幕なのが面白いです。過去のリュック=ベッソン作品はもともとフランス映画なんですが、フランス語訳者が少ないor高いせいか英語版音声+英語版から訳した字幕という公開パターンが多かったのです。でも本作は原語のフランス版で楽しめます。
警部がシェフ シェフ呼ばれてるがちょっと面白い。シェフは英語でいうチーフのことなんだけど、日本語だとシェフってコック長だから、別に真面目な芝居で笑わせようとしてないんだけど、日本人としては笑ってしまう。

ご都合主義満載のベッソン作品。子供向けです。

2010/7/12 Monday

ザ・ウォーカー

Filed under: - dekaino @ 8:00 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉�����若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ザ・ウォーカーを観ました。
原題はTHE BOOK of ELI。Eliというのは主人公の名。直訳すればイーライの本です。タイトルが示すとおり主人公が持っている本が本作のキーアイテムです。

舞台は世界大戦から30年たった文明が滅びた世界。人口は激減したがまだ少し生き残りがいる北斗の拳のような世界観です。生き残り達の集落間を渡り歩く旅人のことをこの世界ではwalkerと呼んでいます。つまり邦題のザ・ウォーカーは複数いる旅人達の中の一人の主人公のことを言っていると思われます。また、戦後生まれつまり30歳未満の若者には文字が読める者がほとんどいないようです。

キリスト教文化に強い思いがない限り本作の楽しみどころはアクションしかありません。幸いなことにアクションは冴えてます。文明崩壊後の近未来バイオレンスアクションとしては及第点。

これ以降ネタバレのツッコミになります。

件の本は要はこの世界の最後の一冊になってしまった聖書というオチですが、これが欽定訳(KJV)なんですね。たった400年前に成立した英語翻訳版、いわばコピーにコピーを重ねた劣化した複製が残っても伝統を残すことになるのか疑問です。なんたって教祖の名前が訛ってる翻訳版だし。「ジーザスとは俺のことかとイエス言い」
それ以前の1600年のキリスト教の歴史が失われること必至。ギリシヤ語写本とはいわずともせめてウルガタ版(標準古典ラテン語訳)を残さないとダメでしょ。ちょっと隣のメキシコにいきゃごろごろあったはずなんだから。アメリカ人にとって欽定訳こそが聖典なんでしょう。さすが歴史が浅い国。

また、点字版聖書の解読なんてあれだけ部下をじゃんじゃん殺す気合があるなら、点字とアルファベット/数字の換字表作るくらい簡単だと思うんだけど。たった36種しかないのに… そこまで絶望しなくてもいいんではないか?

それから、将来この世界からは英語という言語が消滅すると思われます。かつて広い範囲で通用していた古典ラテン語が変容し分裂したいったように、北米大陸には英語起源のたくさんの方言が地域ごと別々に話されるようになるでしょう。なぜならラジオも字が読める読者もいない世界なのだから。

本作の世界の未来は暗く文明復興の望みは薄いといわざるを得ません。

2010/7/4 Sunday

満福少女ドラゴネット

Filed under: - dekaino @ 0:31 このエントリをはてなブックマークに追加 羣�胼鎞�絅潟�����眼������のはてなBookmark被リンク数

テレビ神奈川tvkで満福少女ドラゴネットの放送が始まった。毎週土曜朝8:30から
満福少女ドラゴネット
プレス写真を見ればわかるように、女の子3人が主役の特撮ドラマです。
どうやら探偵モノらしい。悪者退治の女子三人組ってあたりはパワーパフガールズっぽいのか?

第一話を見る限り、ワイヤーアクションばりばりで女の子達のアクションもよし、特撮CGも頑張っていてなかなか素晴らしいです。ただこれ著作・制作がtvkなんですよね。つまり金主はtvk、そしてスポンサーはtvkハウジング… それって身内もいい所じゃん。
コレどうやって儲けるつもりなのかわかりません。DVDとかCDで製作費を賄えるほど甘くはないと思うのだけど、tvk勝負に出たな! という感じ。他人事ながら心配です。

そしてオープニング部に無駄に萌え絵アニメが入ってるのがツラいです。
満福少女ドラゴネットOP
萌え絵のアニメ要らんですよ。実写ねぎまですらアニメは入れなかったわけで、こういうのはせいぜいエンディングにしてほしい。でもtvkのプロデューサの立場になって考えてみたらわからなくもないんですよね。
とにかく投資を回収するためになりふり構わず打てる手はすべて打って、人事を尽くして天命を待つという心境なのでしょう。
でもここはあえてその手は打てるけど打たないという余裕がほしいところ。
いまのところ他局UネットやBS/CSにも放送予定がないようで、すごく心配です。
このままだとsakusakuあたりのゲストに出して番宣するくらいやっちゃいそうだ。
(実はもうハマランチョキンシオにはゲスト出演しているらしい ァァ~)

ふざけたアタマの軽い番組のようで実はテレビ神奈川の社運がかかっている特撮番組。出来はよいのでみんなでみよう!

2010/7/3 Saturday

ダブル・ミッション

Filed under: - dekaino @ 23:54 このエントリをはてなブックマークに追加 �������祉�����激�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

ダブル・ミッションを観ました。ジャッキー=チェン主演のスパイアクション映画です。
一男二女を子を持つシングルマザーに、隣の家に住んでいる中国系の文房具のセールスマンがプロポーズした。実は彼は中国諜報部からCIAに出向してる腕利きのスパイだった、という話。いかにも冷戦時代にありそうな設定です。
原題はTHE SPY NEXT DOOR。邦題はどうヒネってこれが出てきたのかよくわかりませんが、スパイとしてのミッションと家庭人としてのミッションを同時にこなすって意味でしょうか? ちょっとヒネりすぎ。ここまでひねるならせめて「ジャッキー=チェンの」という冠をつけた方がよかったんじゃなかろうか?

大胆に要約するとジャッキー版低年齢向けディズニーホームドラマってところ。非常にわかりやすく人は死なない。そしてギャグが豊富。CGもスタントも使ってないスパイキッズみたいなものと思えばヨシ。
さすがジャッキーはずれがありません。そして恒例のエンドロールのNG集も面白かった。

大人にも子供にも安心しておすすめできるアクション映画です。

2010/6/27 Sunday

宇宙ショーへようこそ

Filed under: - dekaino @ 23:29 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎��激�с�若�吾��������のはてなBookmark被リンク数

宇宙ショーへようこそを観ました。
子供向け夏休みアニメ映画として丁寧に作りこんである作品です。
ストーリーラインはドラえもん映画的な流れで、ばっちり過去のヒット作を調査しています。
タイトルに出てくる宇宙ショーは一応ストーリー上重要なキーワードではあるのですが、別に主題というわけではありません。ただキャッチーで客の興味を引くという一点でこのようなタイトルにしたと思われます。よくあるベストセラーの書名は著者ではなくて編集者がつけた風のタイトル命名です。ここらへんが巧みでさすが電通が絡んでいるという感じです。

ただ問題もあります。まず封切時期が夏休みじゃないこと。完全に季節をはずしています。6月に公開してどうするんだ!? 好意的に解釈すると口コミで上映館が増えていってそのまま夏休みまでロングラン上映することを目指すってあたりでしょうか?
でもどうもそうはなりそうもありません。なぜならば子供向けにしては尺が長すぎるからです、136分はいかにも長い。2時間超は厳しすぎます。子供向けなら100分未満にしないときつい。子供の集中力はそんなに続かないし、1日にかけられる回数も減ってしまいます。上映されている136分バージョンでもここかしこで話を飛ばしているところが散見されるので、これでもかなりカットにカットを繰り返して尺をつめてはいるんだ思います。でも、まだまだ長すぎます。大人が観てもちょっと長いなぁとは感じるくらい。

作品そのものはよく出来ています。できればヒットしてほしいものです。

アイアンマン2

Filed under: - dekaino @ 22:54 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�ゃ�≪�潟����2のはてなBookmark被リンク数

アイアンマン2を観ました。
名前でわかる通り、アイアンマンの続編です。
今回の主人公スタークは第一作よりかなりバカっぽくなっています。
人工心臓/アイアンマンのスーツの影響で余命短いという事情があるにしてもあまりにも考えが足りないバカ丸出しで、第一作の渋いトニー=スタークはどこにいったのという感じです。

代わりにトニーの父で先代社長のハワード=スタークがかっこよく渋い父として描かれています。
ここら辺の主人公の生まれ育った事情は、あの有名な符合ハワード=ヒューズあたりを参考にしているのかも知れません。

アクションシーンはよくできています。今回はスーツ同士の戦いがテーマです。でもコジラのシェーみたいなお馬鹿なシーンも多いです。特撮技術の無駄遣いだなぁ。

何も考えずに楽しむアクションゴラク作としてはさすがの出来上がり。いい意味でマーベル作品っぽいです。

2010/6/20 Sunday

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE YELLOW お宝 DE エンド・パイレーツ

Filed under: - dekaino @ 22:36 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� THE MOVIE 莇��紫������㏍�吾��/EPISODE YELLOW ��絎� DE ���潟���祉���ゃ���若��のはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE YELLOW お宝 DE エンド・パイレーツを観ました。
超電王トリロジーの最終作。ゲスト主役は仮面ライダーディケイドに出てくるディエンドです。

いきなり、過去の自分には手を出せないというルールが出てきますが、それって侑斗がやってたことの全否定? 時間警察ってのもよくわからない。でもどんな無茶をやってもいいのが電王のいいところです。設定ちゃぶ台返しなんてもう慣れっこさ。

最後の重要な役で粟田麗(仮面ライダー剣の女医)が出てくるので注目です。

湾岸ミッドナイト THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 21:47 このエントリをはてなブックマークに追加 羚上恩���������ゃ�� THE MOVIE   のはてなBookmark被リンク数

湾岸ミッドナイト THE MOVIEを観ました。
週刊ヤングマガジン連載のマンガが原作です。原作はとても長いですが、初期の怪談風味の悪魔のZががんがん事故ってた頃の話を原作に忠実に映像化しています。改造車の思想とかオヤジの美学みたいな中期以降の楠みちはる教ともいえる宗教にも似た哲学的話は出てきません。

主役のアキオは仮面ライダー電王の侑斗(ゼロノス)役だった中村優一、ライバル役のブラックバードの島を演ずるのは仮面ライダーカブトの大介(ドレイクに変身する美容師)役だった加藤和樹です。仮面ライダーづいているというか、若手のイケメン俳優をがんがん起用したキャスティングです。女性陣の松本莉緒や小林涼子もなかなかよいです。

本作は2009年に劇場公開されていますが、私は今月スカパーのユニバーサルチャンネルで観ました。ついこの間まで海外SFドラマの専門局Sci-Fiチャンネルだったこの局はほとんど海外作品を放送しているのですが、なぜか邦画の本作品を放送。ちょっと浮いています。
でも、本作は邦画といっても日本国内向けというよりはアジア市場向けをねらった作品なので、マーケティング的には外国映画扱いなのかもしれません。

バトルシーンはそこそこ金をかけているようです。しかしとにかくBGMがユーロビートというのはお約束なのか?

2010/6/18 Friday

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

Filed under: - dekaino @ 7:42 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�鴻�祉�����祉�����激��/��������のはてなBookmark被リンク数

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂を観ました。
プリンスオブペルシャ MD版
APPLE2時代からある有名なアクションパズルゲームの映画化。上の画像はメガドライブ版のプリンス・オブ・ペルシャ。
とはいっても元ゲームはストーリーがあってないようなものなので、原作を知らなくてもまったく問題がありません。
アクションシーンで、石造りの砦が出てきたり、壁をよじ登ったり、ジャンプして壁に取り付いたり、下敷きになったら痛そうな鉄格子の落し扉が出てくるあたりにゲームの残り香が感じられますが、ただそれだけです。

舞台は古代ペルシヤ王国。おそらくはゾロアスター教(拝火教)を信仰していたイスラム化以前のペルシャを舞台に、マジックアイテム時の砂を巡るアクション活劇です。なぜか出てくる駝鳥レースのシーンがなにげに迫力があって面白い。本筋じゃないとこに妙に力が入っている映画です。

2010/6/13 Sunday

ハイキック・ガール!

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ハイキック・ガール!をスカパーの東映チャンネルで観ました。
ハイキック・ガール!
全アクションシーンでスタントを使っていないガチアクション映画です。空手使いの土屋という少女がタイトルにあるハイキックガール。演じるのは武田梨奈。アクションバリバリです。
宣伝では当然のように武田梨奈が演じる土屋を前面に押し出してましたが、実際のところ本作の主役は土屋ではなく、その師匠の松村(中達也)です。師匠は強くて渋いです。

敵役の壊し屋は、武道の達人をたくさん集めていますが、諜報能力はからっきしの様子。10年以上も松村を探し続けて見つからないってどういうことか? 松村は堂々と道場を開き多数の弟子を集めてたいそう盛り立てているというのに。壊し屋は筋肉バカ集団ということでよろしいか?

武田梨奈のプロモーション映画と言ってもいい作品

プランゼット

Filed under: - dekaino @ 12:43 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�若����のはてなBookmark被リンク数

プランゼットを観ました。惑星大怪獣ネガドンの粟津監督の最新作です。
プランゼット

昭和特撮のテイストで、俳優のモーションキャプチャーで動く3D CGキャラが活躍するSFアクションです。
尺は1時間足らずの劇場作品としては短い映画ですが、昭和SFテイストが詰まったアツい作品です。

今回は博士っぽい人が出ないのがさびしいですが、軍人キャラはたくさん出ます。敵は地球外の謎の戦力。生物なのか機械なのかまったく説明がないのが潔いです。短い尺の中でいちいち世界観の説明をしなくても面白い作品は面白いのです。

ただ、主人公妹がずっと同じ髪型なのはどうだろうか? いくらなんでも士官学校通ってる学生でツインテールはないよね。

制作費はネガドンよりはたくさんかけていそうですが、それでも映画としては格安のはず。それでこのクオリティはかなりコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

ぜひ劇場の大画面で観てほしい作品。

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル

Filed under: - dekaino @ 12:38 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� THE MOVIE 莇��紫������㏍�吾��/EPISODE BLUE 羇冗�c�ゃ���吾�潟��NEW������里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラルを観ました。前作にもましてタイトル長い!!

善玉イマジンの棚卸しの話。デネブ以外はみんな活躍します。ゲストヒロインの高山侑子がいい演技してます。
アクションは冒頭のエスカレータを使ったシーンが平成っぽくない昭和テイストの殺陣っぽくてGOODでした。

三作目のYELLOWにも期待

2010/6/7 Monday

運命のボタン

Filed under: - dekaino @ 7:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ���純�����帥�海里呂討�Bookmark被リンク数

運命のボタンを観ました。
SF作家リチャード=マシスンの短編"Button, Button!"を原作というか原案にして、2時間の映像に仕上げた作品です。原作は10ページ足らずの分量なので、ほぼ新作です。
マシスン作品はI am Legendもそうですが、そのままストレートに映像化されることはなく、必ず曲げられてしまう宿命にあるようです。

本作の原題は"The BOX"。物語の重要な役目を果たす装置のボタンがついた箱 the BOXがそのままタイトルとなっています。邦題は原作に先祖がえりしたのか「運命のボタン」です。

実は本作を見逃すところでした。マシスン作品が映画化される、タイトルはthe BOXだという記憶だけが頭に残っていて、邦題はすっかり忘れていたのです。映画館の上映スケジュールにボックスというタイトルがあるので、まだ上映している安心安心と思っていたら、なんとボックス!って本作と全然違うボクシングを題材にした邦画だったんです。なんと紛らわしい名前!! 気がついたときは本作のロードショーはほとんど終わっており、わざわざお台場にあるシネマメディアージュまでみにいく羽目になりました。TOHOシネマズと同じ形態なのにシネマイレージカードが使えない謎の映画館です。場所がいいせいか土曜の夜はレイトショーでも正規料金を取る強気の商売。なぜかJCBカードを見せると300円引になります。

「ボタンを押せば100万ドルもらえるが、その代償として見知らぬ誰かか1人死ぬ」という装置を渡されたら、あなたはどうしますか? 基本ストーリーはこの宣伝文句に尽きます。それ以上でも以下でもない話。
わざわざ100万ドルを1億円と翻訳してるサイトもちらほら見受けられますが、、当時の円レートでは3億円くらいの価値はあり、現在2010年の1億円とは桁違いです。とはいっても600万ドルの男の開発費の1/6に過ぎないわけですが…

10ページの短編を引き延ばすために非常に凝った設定になっています。まず時代は1976年、ベトナム戦争は米国側の敗戦で終結し、外貨為替変動制が導入されドルがどんどん弱まっていったアメリカ斜陽の時代。この時代にNASAで働く技術者とその妻を主人公としています。アポロ計画も終了して宇宙開発戦争もじわじわと下火になっていましたが、まだ米国は火星無人探査のバイキング計画を、ソ連は金星無人探査のベネラ計画を遂行していた人々が内惑星探査に興味を持っていた時代の物語です。

70年代中頃はSF文学もアツかった時代、そしてノンフィクションではカール=セーガンのCOSMOSがベストセラーとして売れていたそのような時代です。本作はそのようなサイエンス熱に浮かれた時代を、三丁目の夕日のごとく忠実に再現することで、単なる短編小説を長編映画に転換することに成功しました。

当時のアメリカの文化人は世界を相対視して評価する、今のネットで言う左巻き脳の天下であり、旧来の西側資本主義を疑問視する向きがありました。歴史的にもアメリカは1980年代を頂点に国力が落ちていったわけです。ソ連はそれ以上に没落して国自体が消失してしまいましたが。

本作に出てくるThe BOXは、その文脈でいうと「資本主義」の象徴と言えるでしょう。資本主義では市場にいるプレーヤーはみな自分の利益だけを考えてガンガンボタンを押しあっている世界。全プレーヤーが利己主義的に行動しても、神の見えざる手または戦争が自動的に調整してくれて、みんなハッピーになれるという嘘くさい世界観のもとで動いています。それっておかしくない? そういうメッセージが本作には込められているように思われます。ここらのユートピアな近未来という青臭い赤化思想がまさに当時のSFシーンを再現していて素晴らしいです。アーサー=C=クラークは作中で神格化されてるし。

ただし終盤からオチにかけては、どうにも歯切れが悪くてつまらない。まぁI am Legendもそうですが、本来のテーマを肯定した決着はハリウッド資本の意に背くので、どうしようもないのでしょう。観客もそんな作品みたくないだろうし。客はキャメロン=ディアスが見たいだけなんだよね?

70年代アメリカが好きな人にお勧め

2010/6/5 Saturday

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル

Filed under: - dekaino @ 14:25 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� THE MOVIE 莇��紫������㏍�吾��/EPISODE RED �若�㏍���鴻�帥�若�����c�潟����里呂討�Bookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超電王トリロジー/EPISODE RED ゼロのスタートウィンクルを観ました。タイトルながっ!!
超電王三部作の第一弾。オリジナルシリーズのメインストーリーラインにもあった、侑斗と愛理お姉さまのラブストーリーの行く末をきっちりフォローした話です。

電王/良太郎役が佐藤健から溝口琢矢に変わったのは知ってましたが、ヤング侑斗も俳優変わったの? と一瞬思ってしまうほど、侑斗役の中村優一の容貌が変容したのはびっくり。スーパー戦隊物のOVAではよくある現象ですが、カメンライダーでコレはちょっと珍しいかも。それに対して野上愛理役の松本若菜がまったく変わっていないのもある意味ですごい。4年の歳月をまったく感じさせない、女優の鏡です。

それにしても、ハナも良太郎も役者変更しても人気に衰えがないことをみても、超電王シリーズは007みたいにどんどん役者を変えていつまでも延々と続けてもOKなのかも知れません。

第二弾も見に行かねば

2010/5/30 Sunday

劇場版TRIGUN(トライガン) -Badlands Rumble-

Filed under: - dekaino @ 16:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁��TRIGUN(�����ゃ����) -Badlands Rumble-のはてなBookmark被リンク数

劇場版TRIGUN(トライガン) -Badlands Rumble-を観ました。
いかにもセルDVDがメインターゲットで、箔付けのために単館ロードショーやるって企画の映画のようですが、その実態はずばりそのまんまです。

何で今頃になってこんな企画やるのかって思っていたら、最近、原作が完結したらしい。タマ数が少ない少年画報社の社運をかけた企画ってことか? まぁ海老名で上映するくらいだから単館系にしてはヒットしている方だと思われます。

DVDアニメを大画面でみたい方におすすめ。作画の品質は悪くないと思います。

2010/5/29 Saturday

グリーン・ゾーン

Filed under: - dekaino @ 7:34 このエントリをはてなブックマークに追加 �違���若�潟�祉�障�若�海里呂討�Bookmark被リンク数

グリーン・ゾーンを観ました。
イラク戦争のなぜか(?)大量破壊兵器が見つからない問題をネタにしたアクション映画です。
アメリカ人の受けがいい国防省の役人がでっち上げた説を採用し、現役士官が活躍するストーリー。
アラブ人にもいいのと悪いのがいるとか、決して大統領の判断ミスだったという方向に行かないのがいかにもアメリカ人向け映画です。

見所はアクション、それしかない。でもさすが金がかかってるだけあって迫力満点です。でも半年後には忘れさられてそうな映画。

2010/5/23 Sunday

アーサーと魔王マルタザールの逆襲

Filed under: - dekaino @ 11:30 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�若�泣�若����������帥�吟�若������茱欧里呂討�Bookmark被リンク数

アーサーと魔王マルタザールの逆襲を観ました。
アーサーとミニモイの不思議な国の続編です。第一作に比べてしょぼい印象。いや製作国のフランス語版はそうでもないようですが、日本語版は吹替えキャストのグレードダウンっぷりが非常にショッパい。
ヒロインのセレニア姫は前作は戸田恵梨香だったのに、本作では無名の声優さんになってしまいました。
これは英語版でも同様で、セレニア姫はマドンナがエロ声だしまくりだったのに、本作はこれまた無名女優に変更。敵ボスのマルタザールがデビッド=ボウイだったのも無名俳優に替わってます。
日本語版のマルタザール役は前作から引き続いてGACKTが演じているので、これでも、日本語版のキャスティングはまだ英語版よりはがんばっているようです。
やっぱ予算がないのかなぁ

本作の重要なポイントはほとんど広報宣伝で触れられていない事実「本作は単なる続編ではなく、三部作の第二作である」ということ。しかもスターウォーズ帝国の逆襲みたいに完結編へのヒキは残しつつ、単体の作品としてもちゃんとオチをつけているのではなく、思いっきり風呂敷広げて投げっぱなしエンディングです。えーここで終わるのか!って感想間違いなしの放置プレイ。
もし本作画興行不振で3作目の製作がキャンセルされたら目も当てられません。ロトスコープアニメ版指輪物語の轍を踏むことがないよう祈るばかりです。

2010/5/16 Sunday

ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲

Filed under: - dekaino @ 9:29 このエントリをはてなブックマークに追加 �若�����若���� �若�����激���c����茱欧里呂討�Bookmark被リンク数

ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲を観ました。
2003年公開のゼブラーマンの続編ではありますが、キャラクターと設定だけを引用しており、ドラマと舞台はまったくの別物です。たとえるならエイリアンエイリアン2のような関係。前作のキャラと設定を都合よく拝借してまったく違うストーリーが描かれます。

ゼブラーマンが白と黒の二つに分かれてしまうというありきたりなプロットで、普通なら一人二役で哀川翔が演じるんでしょうが、そこはテレビ屋のTBS制作映画だけに、哀川翔と仲里依紗のダブルキャスト。原作で男だった役を女にしてしまうことすら日常茶飯事のテレビ屋的発想です。

そして、TBS制作だけにゴールデン時間帯に地上波で放送できなくてはなりません。これは地上派の放送コードに遵守して放送可能なギリギリのエロスを追求した映画です。
いま地上派で放送可能なコンテンツで一番エロイのは洋楽のPVでしょう。だからこそ仲里依紗にPVっぽくエロダンスをさせる。マドンナのPVが放送できるんだから当然OK! テレビ屋のテレビ屋によるテレビ屋のためのエロ映画。それが本作、ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲です。

エロいといっても倖田來未みたいな女子向けの偽エロではなくて、男子もうれしい真のエロスです。仲里依紗すごい!

2010/5/2 Sunday

いばらの王 King of Thorn

Filed under: - dekaino @ 21:47 このエントリをはてなブックマークに追加 ���違����� King of ThornのはてなBookmark被リンク数

いばらの王 King of Thornを観ました。
コミックビーム連載の同名マンガが原作らしいのですが未読。何の予備知識もなしに観ました。

感想、ただの妄想設定+枚数使ったアクション作画アニメ。まったくドラマ性がありません。
SF的にもセンス・オブ・ワンダーはないし、どんでん返し的なものも非常に弱い。
ひたすら世界観を説明し、主観的表現をできるだけ減らしてわかりやすく、時系列順にイベントをこなしているだけの映画でした。

なんなんだろう? さすがに公開館が少ないだけはあります。作画はいいので大きい劇場で観る価値はないとはいえませんが、お金はもったいないかも。

原作忠実度ってどのくらいなんだろう? もし忠実に再現しているのなら原作マンガもクソです。

2010年版タイタンの戦い

Filed under: - dekaino @ 21:27 このエントリをはてなブックマークに追加 2010綛雁���帥�ゃ�帥�潟������のはてなBookmark被リンク数

2010年版タイタンの戦いを観ました。
かの有名なハリーハウゼンのタイタンの戦い(1981年)のリメイク作品です。
旧作では人形アニメで動きまくるモンスターをみせるだけで評価されましたが、CGが安く当たり前に使える現代においてモンスターだけで作品を成立させるのは困難です。本作は旧作のリスペクトしてすべてのモンスター達を21世紀流に再現した上で、人間キャラのドラマ部分の肉付けを行ってA旧作品として見事にリメイクしています。

本作に出てくる人物、モンスターの大部分が星座になっているので、それを探してみるのも楽しいかも。
大サソリを倒すのを狩人達が手伝うのも、ギリシャ神話原典で大サソリを倒したオリオンが狩人だからですね。どっちも星座になってます。

ちなみに旧作リスペクト度はかなり高いです。最後のボスキャラのクラーケンは実は北欧神話のモンスターで、ギリシヤ神話原典ではアンドロメダ王女を襲うのは化け鯨(ケトゥス)で星座とでもクジラ座です。ところがなぜか旧作でクラーケンという名前で登場しました。それゆえ本作でももちろんクラーケンで出ているのです。

2010/4/25 Sunday

アリス・イン・ワンダーランド

Filed under: - dekaino @ 13:05 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���鴻�祉�ゃ�潟�祉���潟���若���潟��のはてなBookmark被リンク数

ティム=バートンのアリス・イン・ワンダーランドを観ました。
20年前のフックという映画はピーターパンが大人になった話でしたが、本作は大人になったアリスのお話。
ティム=バートンらしい現実とファンタジーがほどよくミックスされたおとぎ話です。

映像効果はさすがに素晴らしい。チシャ猫の効果なんか結構イケてます。
だからといってアバターほどのインパクトはありません。本作のキモは特殊効果ではなくてストーリーです。

私は日本語吹替版を観たのですが、白の女王を演じる深田恭子の演技が何か腹に一物ある雰囲気で、今回の騒ぎの全ての原因は邪悪な白の女王のせいみたいに思えてしまうところが面白いです。白の女王は自分の手を汚さず自分の欲望を叶えてしまう結構な悪女タイプだと思いました。

2010/4/14 Wednesday

第9地区

Filed under: - dekaino @ 21:36 このエントリをはてなブックマークに追加 膃�9�医�困里呂討�Bookmark被リンク数

第9地区を観ました。
南アメリカのヨハネスブルクに飛来したエビ(prawn)型異星人の難民キャンプを舞台にしたアクションSF映画です。

エビ型異星人のビジュアルがマンガっぽいのとリアルっぽいのが混じった感じで面白い。えびボクサーいかレスラーみたいなギャグ風味もあるし、アバターみたいなSFでもあります。

難民キャンプで暮らすエビ達は無気力ですさんだ生活をしていますが、種として劣っているわけではなさそう。身体能力は平均的地球人より高そうだし、英語だって普通に話します。ただ、バルタン星人が話す日本語のように語彙・文法は完璧だけど、音質が人間離れしているだけです。実は知能が高い?
エビたちが持ち込んだ道具も、わざわざ地球人には使用できないようにロックされていることを考えても、地球の技術水準より上を行ってそうです。

エビたちは自分達の食料を生産する知識を持っていないため、地球人に飼い殺しされるハメになったと思われます。そういう意味では愚かな連中かもしれません。

でも、地球の軍隊にあてはめて考えるとどうだろう。
沖縄やアフガンやイラクにいる米兵って、もし本国との補給や通信が途絶えて駐屯地に孤立してしまったら、同じように食糧を自給できないんじゃないかと思います。まぁ彼らは難民扱いされるのを潔しとせず武力を使って現地人から食料を奪うでしょうけど。
その面で言えばエビ達は強力な武具を持っているのにそれを使わない分地球人より理性的かもしれません。

南アフリカのアパルトヘイト政策下の隔離地区の貧困民に食料生産手段も職も与えずただ飼い殺しにしていたら、人口はどんどん増えていきますます問題が複雑になった、みたいな話をSFという口実をつけて皮肉的に表現しているような映画です。

もちろん、難しいことを考えずにアクション映画としても楽しめます。

2010/4/11 Sunday

ワーナーマイカル海老名 全日1000円終了

Filed under: - dekaino @ 8:55 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���若���ゃ����儀���� ����1000��腟�篋�のはてなBookmark被リンク数

4月8日にワーナーマイカル海老名 全日全時間帯1000円キャンペーンが終了しました。
1000円で見られる条件リストを更新しました。

日付系
毎月1日 全系列
毎月5日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月10日 109シネマズ
毎月14日 TOHOシネマズ
毎月16日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月19日 109シネマズ (ポイント会員のみ)
毎月20日 MOVIX ワーナーマイカル
毎月22日 109シネマズ(男女ペア)
毎月27日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)

曜日系
月曜 コロナシネマ(男性) ワーナーマイカル(女性)
火曜 MOVIX(女性)
水曜 シネプレックス(女性) 109シネマズ(女性) TOHOシネマズ(女性) ワーナーマイカル(2人組)
木曜 MOVIX (男性) コロナシネマ(男女ペア)
金曜 コロナシネマ(女性)

時間帯系
午前初回 コロナシネマ

明日への遺言

Filed under: - dekaino @ 7:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ャ�吾���肴�のはてなBookmark被リンク数

明日への遺言を観ました。
藤田まこと追悼リバイバル上映です。

本作は戦後の連合軍が戦犯を裁くいわゆる東京裁判の一つの法廷について再現したドラマです。東京裁判といっても本作の法廷は横浜で開かれました。
罪状は名古屋空襲で撃墜された爆撃機に乗っていた米兵捕虜を裁判にかけずに死刑にしたこと。
当時、東海軍司令官だった岡田資(たすく)中将が判断の正当性を訴え、実際に手を下した部下に責任はなく、すべては司令官たる自分の責任であると一貫して主張した法廷ドラマです。

法廷の中と拘置所しか出てこない安上がりなつくりですが、キャストは豪華です。
当然本作は藤田まこと演じる岡田中将の一貫した態度を賛美する姿勢で演出されており、部下思いの司令官として描かれます。
最後は史実通り、岡田中将のみ絞首刑、部下達は懲役刑となり後日恩赦され戦後日本を生きることになります。

ここで、昔は立派な日本人がいたのだなぁと思考停止せず、もう少し考えを深めてみたいものです。
本件のテーマは「上司から違法行為を命令されたらどうすべきか」というところにあります。
本作主人公の岡田は「軍において上官の命令は絶対に従わなくてはならず、その責任は上官がとる」で一貫しています。この考え方は戦後も公務員の間では脈々と受け継がれてます。国鉄遵法闘争では上長の違法行為を実施せよという業務命令に対し違法を理由に服従拒否した者を懲戒にするのは合法という判決が出てるくらいです。「兵隊は自分のアタマで考えるな。ただ従え」論です。

これは日本的美意識では正しく、かつ末端の人間は自分で判断しなくて済むので楽かも知れません。
でも、法治国家に住む人間としては、事前に合法か違法かくらい自分で判断し、違法の場合は断固拒否する方が正しいし格好いいと思うのです。
そういう意味で、本作の岡田中将は美化され過ぎだと思います。藤田まことの演技は素晴らしかったですけど。

2010/4/7 Wednesday

ロジャー&ミー

Filed under: - dekaino @ 8:26 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�吾�c��&���爾里呂討�Bookmark被リンク数

CSのFOX MOVIESチャンネルで、ロジャー&ミーを観ました。マイケルムーア監督のメジャー第一作。
1989年公開だから、いまから20年以上前。でもムーア監督のやっていることは今とほとんど同じです。ただ違うところは、まだ痩せている! そしてまだ髪がフサフサ。ここだけでもインパクト大です。

ムーア監督の父がGMで働いていたのは有名な話ですが、本作もGMの話です。日本の自動車産業に押されつつあるGMが米国内の工場をどんどんつぶしメキシコなどの海外に生産拠点を移転し始めた頃の時代、GMの会長に突撃インタビューを試みて失業者についてどう考えるか問いただそうとします。
今だったらマイケルムーア監督が大企業トップにアポなしで会いにきたら渉外担当者が飛んで出てくるのですが、当時のマイケル=ムーアはまったくの無名。受付フロアの警備員が「誰だこれ?」みたいな感じでさっさと追い出してしまいます。今ではまったく考えられない話。
監督はそれにもめげず、いろんなところに出没します。GM株を買って株主総会に潜入してみたり。多数のアプローチを重ね、それでもコメントするのを避けようとするGM会長を見ていると、「こいつ逃げてるな」という印象がどんどん強まります。
これは米国企業トップとしてはあまり好ましくないイメージだというのが、今マイケル=ムーアを門前払いする企業はない理由のひとつなのでしょう。

本作は果敢に挑んで玉砕、たいした成果も得られないまま映画は終わってしまいます。
こういうドキュメンタリ映画を配給してしまうのが米ハリウッド資本の懐の深さなのでしょう。

マイケル=ムーアの原点とも言える作品です。

2010/3/22 Monday

時をかける少女 2010年版

Filed under: - dekaino @ 22:12 このエントリをはてなブックマークに追加 ����������絨�絅� 2010綛雁��のはてなBookmark被リンク数

時をかける少女 2010年版を観ました。芳山和子が主人公の原作の続編に当たる作品です。
主人公は原作の主人公芳山和子の娘の芳山あかり、細田監督のアニメ版時をかける少女の主人公紺野真琴の声を演じた仲里依紗が演じます。

芳山和子は残念ながら原田知世ではなく安田成美が演じているのですがこれがキビしい。劇中の年齢は50代前半、薬学の分野でバリバリやっている女性研究者の役なのに、演技が下手なせいなのか天性のものなのか、これが芳山クンの成長した姿なのか?と思えないほどガッカリさせられます。
アニメ版の芳山和子の魔女おばさんはそれはそれは素敵な年のとり方をしていたのに、いくらなんでもこれはないだろうという演技です。
劇中で交通事故にあい意識不明になるのですが、なぜか病床でバッチリメイク。ついさっき描きましたって眉で寝たふりしてても興醒めするばかりです。

だがここでひるまないでほしい。本作は安田成美さえしのげば後は名場面続出の名作なのだから。つらいとは思いますが冒頭数十分の安田成美パートは犬に噛まれたと思って耐えてください。それだけの価値はあります。

芳山和子の事故の後、母のメッセージを携えて、主人公のあかりは母の作ったタイムスリップ薬を飲んで1974年2月にタイムスリップします。ここからが本作の本番です。メッセージを送る相手はあの深町一夫です。
ここでは詳しくは述べませんが、紆余曲折の上、あかりは深町に会うことができ、深町はあかりに自分はさらに未来から来た27世紀人であること、中学生時代の芳山和子との因縁、そして惹かれあった仲であること、そして本名はケン=ソゴルであることを打ち明けます。
しかし、それはとても自然。過去に時をかける少女が映像化された作品は多数ありますが、ケン=ソゴルと名乗るシーンで失笑しないで済む作品は本作が初です。それだけ説得力があるというか、SF作品として、27世紀人が一夫なんて名前ではなくケン=ソゴルであることは当然、いや必然と認識できるのです。
本作の脚本は菅野友恵というほぼ無名の人が書いているのですが、これだけの説得力を持たせられる素晴らしいホンだと思います。

また1974年の表現も変にCGに頼らない地道なセットと小道具でなされており、なかなかいい感じです。
銭湯シーンも良い。私も小学生だった1974年の頃は銭湯通いしていたので懐かしさを感じました。
余談ですけど銭湯では小学生は小人料金ではなく中人料金なんだよね。小人は学齢に達してない子供の料金で、中学生以上は大人料金なのだ。年頃の中学生はむしろ成人よりたくさんお湯を使うしね。

1974年の高校生の芳山和子を演ずる石橋杏奈も楚々とした美少女で往年の原田知世を偲ばせます。
これが成長すると安田成美になるなんて… 時は残酷です。

条件付で名作。テレビ放送のときは冒頭でチャンネル変えられてしまうんじゃないかとそこだけが心配です。

シネプレックス 1000円デーを整理

Filed under: - dekaino @ 9:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �激������������ 1000�����若���雁��のはてなBookmark被リンク数

角川系シネコンのシネプレックス毎月20日とポイントメンバ限定の月曜日の1000円鑑賞割引を2010年3月で終了します。デフレ圧力に対抗か?
これでシネプレックスの1000円鑑賞は毎月1日と水曜のレディースデーのみとなります。

1000円で見られる条件リストを更新しました。

常時系
全日全時間帯 ワーナーマイカル海老名(海老名店のみ)

日付系
毎月1日 全系列
毎月5日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月10日 109シネマズ
毎月14日 TOHOシネマズ
毎月16日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月19日 109シネマズ (ポイント会員のみ)
毎月20日 MOVIX ワーナーマイカル
毎月22日 109シネマズ(男女ペア)
毎月27日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)

曜日系
月曜 コロナシネマ(男性) ワーナーマイカル(女性)
火曜 MOVIX(女性)
水曜 シネプレックス(女性) 109シネマズ(女性) TOHOシネマズ(女性) ワーナーマイカル(2人組)
木曜 MOVIX (男性) コロナシネマ(男女ペア)
金曜 コロナシネマ(女性)

時間帯系
午前初回 コロナシネマ

ダレン・シャン

Filed under: - dekaino @ 9:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�祉�激�c�海里呂討�Bookmark被リンク数

ダレン・シャンを観ました。原題はCIRQUE DU FREAK: THE VAMPIRE’S ASSISTANTです。
FREAKつまり奇人変人を集めたサーカスCIRQUE DU FREAKを舞台とした吸血鬼(バンパイア)の物語。原作は人気小説ですが未読です。

まずオープニングの影絵効果のアニメーションが素晴らしい。円谷プロの初期テレビシリーズのような強いコントラストが印象的な映像です。時間もたっぷりあります。
ストーリーはよくあるアメコミ風なお話。ドラマよりはキャラクター重視です。
サーカスにはいろいろな能力を持つフリークが多数おり、そのメンバーとしてバンパイアもいます。しかし、吸血鬼は人間を殺さず血だけ吸うバンパイア派と人間を狩り殺して血を吸うバンパニーズ派の二派に分かれ戦争状態、その戦争にサーカスも巻き込まれていきます。
ひょんなことからバンパイアの従者としてハーフバンパイアにされた少年 ダレン=シャンが主人公。まだ新米なのでろくな能力も発揮できません。

本作は長いバンパイア戦争サーガの導入部にあたる話なので、風呂敷は広がるばかりで投げっぱなしのまま終わります。興行成績がよければ続編を作る目論見なのでしょう。エラゴンみたいに続編製作キャンセルにならないよう祈るしかありません。

2010/3/14 Sunday

プリンセスと魔法のキス

Filed under: - dekaino @ 11:53 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�祉�鴻���羈����㏍�垢里呂討�Bookmark被リンク数

プリンセスと魔法のキスを観ました。ものすごい久々のディズニーの長編2Dアニメです。

21世紀のアメリカの劇場用アニメはほぼ全て3Dアニメです。その流れに逆らって渾身の想いで製作された作品です。
童話のカエルの王子ではプリンセスがカエルにキスをするとカエルは王子の姿に戻るのですが、本作ではカエルの王子にプリンセスじゃない女性がキスをしたらなんと女性の方がカエルになってしまうのです。

舞台はアメリカ南部ミシシッピ川流域のニューオリンズ市。時代は大型客船が外輪船であることから、おそらく100年ほど前、19世紀末か20世紀初頭ぐらいでしょうか。電灯はあるがラジオはまだない、世界大恐慌前の景気がよかった頃の古きよきアメリカの時代です。

魔法はメルヘン世界の古ゲルマン系の魔法使いではなく、黒人系文化のブードゥー魔法。
ただし良いブードゥー使いと邪悪なブードゥー使いの双方が出てきます。ここらはディズニー流ポリティカルコレクトって所でしょうか。音楽はもちろんジャズです。ジャズ、ジャズ、ジャズのミュージカル仕立てになっています。

作画には、当然のごとくかなり気合が入っています。特にカゲ、陰影がすごいです。
3Dアニメはモデリングを決め光源の位置を設定すると、陰影は物理的に計算された通りに画像化されます。しかし2Dアニメでは影もすべて手描きです。背景に投影される影を効果的に使うのがディズニー伝統の影表現。これは3Dアニメでは巧く再現できないのです。本作では2Dのよさを活かしてこれでもかというくらいに影が大暴れします。
また、主要キャラの顔には一段カゲがつくのですが、明るい部分とカゲっている部分の境界が線ではなくエアブラシ効果でぼやかしてあります。このボヤカシはものすごい手間だと思いますが、もう徹底的に描かれていてものすごい執念を感じます。もちろん脇キャラにはこんな手間のかかるような仕事されていません。ここぞというところのスーパー効果です。
プリンセスと魔法のキス
ディズニー旧作アニメファンにたまらないのは、4本指の復活です! カエルに変身したとき4本指になるのです。これぞディズニー!
人間じゃないからOKって言い訳ができるってことでしょうか。もちろん人間形態では5本指です。
それにしても、カエルなのにヒロインらしくかわいらしく描くというあたりが神がかり的に巧いです。動物擬人化の技の冴えはさすがディズニーです。

本作はぜひ興行的にも成功してほしいものです。これがコケたら今後数十年はディズニーから長編2Dアニメが出ることはなくなるでしょう。頑張れ!

2010/3/7 Sunday

映画ドラえもん のび太の人魚大海戦

Filed under: - dekaino @ 11:56 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉���������� ���喝お��査薛�紊ф儀�Δ里呂討�Bookmark被リンク数

映画ドラえもん のび太の人魚大海戦を観ました。
良くも悪くも新世代ドラえもん映画。鍵となる秘密道具の「架空水体感メガネ」って名前が直接的過ぎて、藤子Fセンスっぽくない。原作にもある秘密道具で初出は1990年の「深夜の町は海の底」。末期の作品は夢が薄れているのだよなぁ…

作画はすごいが、ストーリーにわくわく感が薄いのが残念。終わり方も「日が暮れたから帰りましょ、また明日」みたいなあっさりしたもので、恒例のお別れシーンの要素は皆無。テレビシリーズみたいな「その後どうなるの」を考えちゃダメみたいな不条理オチが、映画版としては斬新なオチかも知れません。

主題歌はmihimaruGT。中盤に武田鉄矢の挿入歌があるのが久作ファンへのサービスか?

ドラえもん2010 オマケおもちゃ
今年のオマケ。王冠をまわすと前に進むドラ。水陸両用。

猿ロック THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 11:28 このエントリをはてなブックマークに追加 �帥�㏍���� THE MOVIEのはてなBookmark被リンク数

猿ロック THE MOVIEを観ました。
腕利きの鍵師だがその実どこにでもいる童貞高校生が主人公。その主人公の前に現れるちょっとエッチな雰囲気ヒロインをどんど晴れの夏見さんこと比嘉愛未が演じます。
80年代後半から90年代前半に製作されたパンツの穴童貞物語などの学研系ちょっとエッチな童貞臭香る青春コメディを現代に復活させたような映画です。
ここまで男子向けのちょっとHなコメディって21世紀の今ではかえって新鮮かも?

比嘉愛未がまた微妙な役柄を巧く演じます。ちょっと落ち目なB級アイドルがこれもお仕事だからって無理な注文にも頑張って挑戦しますみたいな腰の引けた体当たり演技が秀逸。スケバン刑事3が終わってから数年後の大西結花っぽい!

鍵の技術のすごさは特に表現されず(しようとしても難しそう)、街中を逃げまったり、夜中に敵組織に潜入したりするアクションがメインですが、これはこれでかなりよい出来です。エロコメシーンとアクションシーンがいい具合に混ぜ合わさっていてなかなか面白いです。

芦名星も二番手ヒロインの役どころですがこちらはなんかパッとしません。脇の男キャラの方がコメディとしてなかなかキャラが立っていて面白かった。

男子高校生におすすめの映画。

2010/2/28 Sunday

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

Filed under: - dekaino @ 22:48 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�激�若�祉�吾�c���純�潟�������潟���鴻�����のはてなBookmark被リンク数

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々を観ました。原題はPERCY JACKSON & THE OLYMPIANS: THE LIGHTNING THIEF、副題が全然違います。昭和テイストで訳すなら「電光石火の泥棒」あたりか? 手が早い(腕がいい)泥棒という慣用表現と、実際に稲妻(Lightening)を盗んだってのをカケたダジャレです。
そういえばライトニングカウントなんてキャラがガンダムWにいたなぁ…

監督がハリーポッターシリーズの1と2を監督したクリス=コロンバスで、確かにハリーポッターに似てます。
似ているというか、スノッブで衒学的なアメリカ人に嫌われそうな要素や、お金持ちしか入れなさそうな全寮制私立学校のような貧乏人のコンプレックスを刺激しそうな要素を切り落とし、教養がなくてもわかりやすく、ティーエイジャが喜びそうなお色気要素も付け加えたゆる~い仕上がりの作品です。
なんたってギリシヤ神話の話なのにギリシャロケなしです。ギリシャ語も魔法の力でなぜか英語に訳されてしまう不思議。
ハリーとロンとハーマイオニーの♂2+♀1の3人組が協力して敵を打ち倒すシークェンスは確かに初期のハリーポッター映画そのものって気がします。学習する場が学校じゃなくてキャンプ(訓練所)なのがアメリカっぽいといえばアメリカっぽい。

劇中で、ヒドラという伝説の怪獣が出てきて、なぜか主人公の水芸にやられてしまうのですが、ヒドラ(Hydra)ってその名の通り水の化け物なんで、水にやられるのはおかしくないかなぁ。炎の魔人イフリートをさらに上回る高熱で降したダーク=シュナイダーみたいなことなのだろうか?
それから字幕でハイドラと呼ばれたりヒドラと呼ばれたり統一してないのは残念。さらにヒュードラも加えたらもっと混乱して楽しかったかも。

能天気なハリウッドアクション映画としてはよくできた作品。まだまだいくらでも続編が作れそうなエンディングはとらぬタヌキの皮算用なんだろうなぁ。

やさいのようせい N.Y.SALAD The Movie 3D

Filed under: - dekaino @ 22:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������������� N.Y.SALAD The Movie 3DのはてなBookmark被リンク数

やさいのようせい N.Y.SALAD The Movie 3Dを観ました。
NHKで放送されている番組の劇場版です。
3D料金を取りつつ、3Dなのはほぼ半分だけで残りはいつもの2Dという、きわどい興行をしています。
こんなんで+300円とっていいのかなぁ? 3D上映初期の今にこんな悪どいコトやったら3D上映というビジネスモデルそのものを潰しかねない。ほんと大丈夫!?

手描きアニメの3D化は、まるで立体アニメーション家なき子のような、セルの重ね合わせで奥行きがあるだけみたいな効果です。背景動画バリバリだし手間がかかってるのはわかるのですが、手間の割りに3Dの効果が出ているとはちょっと思えない。実験する意義はあったと思いますが、結果はいまいちでした。

ガンダムUCプレミアプレビュー

Filed under: - dekaino @ 22:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟����UC�������≪�������ャ�爾里呂討�Bookmark被リンク数

新宿ピカデリーでガンダムUCプレミアプレビューを観てきました。
福井晴敏原作の宇宙世紀のガンダム小説を原作としたOVAのプレミアプレビューイベントです。小説が連載されていたガンダムエースは欠かさず買って読んでいますが、原作小説だけは全て読み飛ばしてたのでまったく予備知識なしです。

もともと福井原作の映画でストーリーが面白かったことはないのでたいした期待をしないで観ました。
まず第一印象は作画に気合が入ってる。大スクリーンで観てもまったくアラがみえないクオリティは素晴らしいです。ストーリーは可もなく不可もなく、ただちょっとそこが浅いかなという感じです。
逆シャアと閃光のハサウェイの間の時間軸を舞台にF91の人間ドラマをリメイクしようとしているのかなという感じです。サナリイの小型化がトレンドな時期のモビルスーツより、逆シャアのアナハイム・エレクトロニクス製の巨大化・半MA化指向のモビルスーツの方がかっこいい(というかずばり売れる)という判断なのでしょうか。
オモチャを売らんかな姿勢は初代ガンダムにも当然あって非難できる筋合いはないのですが、SF的センスオブワンダー要素が皆無なのが残念といえば残念です。いくらなんでもすでに人が住んでるコロニーを拡張とかありえないでしょう。高層ビルの増築するようなもので、実現可能性の机上検討や思考実験をまったくやっていないんでしょう。
まぁ最初からストーリーには期待していないのでどうでもいいんですけどね。

名前だけブライト=ノアが出てきますが、もうオリジナルの声優はなくなっているので出番はないのかな? 原作読んでないのでなんともわからない。

上映後の予告によると、続きのイベント上映もやる気満々らしいです。

2010/2/24 Wednesday

ベルリン映画祭最優秀女優賞

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寺島しのぶがベルリン映画祭最優秀女優賞を受賞した
おそらくバンクーバーオリンピックが終わったら各テレビ局は競って寺島しのぶ出演作品を放送するのだろう。藤田まこと追悼も兼ねて剣客商売を放送できるフジテレビはウハウハに違いない。

しかし、私が薦める寺島しのぶ作品はズバリ劇場版アキハバラ@DEEPだ。あの余裕のゆうちゃんこと山田優がタイツ姿でリング上で寺島しのぶとキャットファイトする物凄いシーンがあるのだ。もはや内輪受けの罰ゲームとしか思えない珍シーン。必然性のある演技のためならどんなことにも真摯に取り組む寺島しのぶは最優秀女優にふさわしい女優バカ一代と言えるだろう(親も芸能人だけど)。

愛の流刑地も相当ヤバイらしいけどちょっとお茶の間に放送できる作品ではなさそう。やはりアキハバラ@DEEPで決まり。

2010/2/20 Saturday

コララインとボタンの魔女

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コララインとボタンの魔女を観ました。人形アニメの手法を使ったストップモーションアニメを3D映画に仕上げた作品です。

一部、合田経郎のこまねこに強く影響されたと思われるシーンがあります。そもそもボタンの目というモチーフがこまねこっぽい。しかし文学的な意味でメルヘン寓話として成立した構造を持ち、全然別の作品として完成しています。
かなりダークでおどろおどろしい演出で、実際に途中で観客の子供が泣き出してました。年少のお子様にはかなり刺激が強い作品です。

ゴールデンスランバー

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ゴールデンスランバーを観ました。同名のベストセラー小説の映画化らしいですが、原作小説は読んでいません。

「お前オズワルドにされるぞ」というセリフで始まり、総理大臣場草津事件の犯人の濡れ衣を着せられた主人公の逃走劇というお話。全てのシーンが仙台ロケで、仙台市ご当地映画としてよく出来ています。

基本ストーリーは現実的にはまったくありえないような話で、大局的な視点でのリアリティはないです。
でもディテールについては非常にリアルな描写がたたみかけられ、たしかにこういう状況だとこうなるよねって納得させられるシーンが多いです。漫画にたとえると星里もちる的というか、破天荒なSF設定の上にリアルにキャラ心情の綾の表現を積み重ねていく手法が巧いです。

笑う警官のように、なぜ犯人にされたとか国家組織の腐敗/巨悪などの説明はまったくされません。社会派的要素は皆無。ただ、何らかの都合でこういう状況になったという事実だけが提示され、謎は投げっ放し状態のまま最後までいってしまいます。

「とにかく逃げろ、生き延びろ」という命題が中心テーマであって、「なぜ逃げなくてはいけないのか?」という問いには誰も答えてくれません。まぁ現実もそういうもの、疑問のすべてに答えが与えられるわけではないのです。
土地勘に優れた宅配便のトラック運転手 vs 東京から来た怪しい警察官僚 というわかりやすい構図での闘争ならぬ逃走を繰り広げていく、ただそれだけの映画です。

仙台とセガが好きな人におすすめ

2010/2/14 Sunday

ディア・ドクター

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ディア・ドクターを観ました。
笑福亭鶴瓶主演の寒村の無免許医師の物語。たしか昭和の頃の実話で似たような話があったはず。
ただし、本作は実話の映画化というわけでもなく、リアリティよりは笑いやドラマの展開を優先させたシナリオになっています。実際の無医村にはあんなに子供いないだろうし、臨月の妊婦がいるなんてありえないでしょう。
そういう細かいことを気にせず、ゆるーい過疎地の老人医療のお話と思って観る分には良い作品です。

2010/2/12 Friday

マッハ!弐

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マッハ!弐を観ました。
マッハ!、トムヤンクン!に続くトニー=ジャー主演のノーCG・ノーワイヤーアクション・ノースタントのリアル志向アクション映画第3弾です。

今回は主演のトニー=ジャーが監督も兼ねています。前作と異なるのは予算規模が戦前違うこと、脚本もよく練られていて一本調子ではありません。また前作マッハ!とはストーリー的にはほとんど関連がない時代劇なのがビックリ。アユタヤ王朝時代の話なのです。
ただオン=バクと呼ばれる仏像だけが象徴的に出てくるところが九通しています。ここら辺は手塚治虫の火の鳥の各編の関連性みたいな、まったく別個の物語なんだけどなんとなく関連があるようなそういうつくりです。

ストーリー的にはまったくハリウッド受けしない話(おそらく日本のメジャー層にも受けない)ですが、アクションは本物です。今回はムエタイなどの拳法だけでなく武器を使った武道がたくさん出てくるのがウリです。日本の居合いもあるしモンゴル相撲もあります。イスラームの三日月刀(アサシン?)も出てきます。メインは剣と象かな?
タイの人は象好きといいますが、とにかく象が大活躍です。CGなしで象をあそこまで使えるのは世界でもタイだけだと思います。象を足場にした三角蹴りとかバキ世界でもありえない!!

いちおう女性の綺麗どころも少し出てきて踊ったりしますが、まぁつけたし程度。でも巧みにストーリーのアクセント付けに使ってて、脚本家のエック・イエムチーンはかなりの達人です。

アクション好きには必見。そしてまさかのラストシーンにたまにはこういうの映画もありかと寛容の心を培うよい機会となるでしょう。

2010/2/11 Thursday

オーシャンズ

Filed under: - dekaino @ 17:06 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�激�c�潟�困里呂討�Bookmark被リンク数

オーシャンズを観ました。
海洋生物を中心としたドキュメンタリー映画。ドキュメンタリーというよりエコ思想の宣伝映画です。
もちろん反捕鯨、反自然破壊。流血するような残酷シーンは映さないどころか特撮で合成しちゃったり。

日本版の主題歌は平原綾香。耕作された畑を見て「豊かな自然って素晴らしい」と思える方向けに、きっちりマーケティングされた作品です。 →畑は自然じゃないよ 人工的に耕作されてるんだよ

2010/2/7 Sunday

かいじゅうたちのいるところ

Filed under: - dekaino @ 11:00 このエントリをはてなブックマークに追加 �������������<������������のはてなBookmark被リンク数

かいじゅうたちのいるところを観ました。同名の有名な絵本の映画化だそうです。
私は原作の絵本は読んでおらず、予備知識なしに本作を観ました。

主人公はマックスという男の子。こいつがとんでもない悪ガキ。赤毛のアンの男版みたいな妄想垂れ流しな少年です。しかも男の子だから赤毛のアンよりもずっと暴力的で、ヤンチャぶりはアニーに匹敵します。背景に育った環境が悪いという設定があるのもアンに通じるものがあります。

ある日、姉や母とけんかしたマックスは船に乗って海に出て、いつのまにかかいじゅう達が住む不思議な島にたどり着きました…なんていかにも絵本らしいストーリーです。
かいじゅう達は基本は着ぐるみで、ブースカとかガチャピン、ムック系の風貌をしています。
しかし日本産の着ぐるみ族とは異なり、本作のかいじゅうたちはマックスと同じくヤンチャで凶暴。ディズニーコード(人は死なない、流血しない)なんてまったく気にかけない危ないやつらです。
なんとか人語を話せるのが救いです。しかも意外と頭が弱かったため、マックスは彼らを巧みに欺いて島の王様に成り上がってしまいます。詐欺行為までやってのけ、ダークヒーローに値する悪道ぶり。

しかし、悪が栄えたためしはない! マックスの命運はいかに!? という流れで話は進みます。
説教臭い教訓めいたものは何もなく、悪ガキが本能のまま行動する爽快感が同年代の男子の共感を呼ぶ作品です。

スイーツ要素はまったくないので要注意です。

2010/2/5 Friday

彼岸島

Filed under: - dekaino @ 7:34 このエントリをはてなブックマークに追加 綵弱恩絣兇里呂討�Bookmark被リンク数

映画 彼岸島を観ました。ヤングマガジン連載中の同名漫画を映画化した作品です。
講談社のマンガの映画化はアジアンテイストあふれたものが多いです。たとえぱ頭文字D the Movieとか。
本作も韓国の監督を起用し、邦画とは異なるアジア映画テイストに仕上がっています。わざわざあえて日本っぽい服装や小道具を使って、アジア人が思う日本的エキゾチック感を出しているあたり、はなから国内市場ではなくアジア市場をねらった企画の映画なのでしょう。
旧日本軍の秘密研究が発端という設定は60~70年代のアメリカ映画に良くある敵はナチス残党という設定に通じるものがあります。アジア圏では日本を含めて旧日本軍は共通の敵という便利な存在なのです。

原作はまだ連載中で決着がついていないのですが、映画ではラスボスの雅様との最終バトルが描かれ、いわゆるパラレルワールド的な作品になっています。終盤のバトルのワイヤーやCGを使いまくったアクションシーンも素晴らしいのですが、本作の見所は冒頭の学園ドラマパートです。さほど必要があるとも思えない主人公達の日常生活の表現に結構なコストと尺を使って、見事な学園ものシーンが描かれています。
ガクラン&セーラー服の学園ものって古きよき日本の昭和って感じがしてなかなかよいです。

ただ国内では宣伝が足りないのか、興行的には不振みたいです。いい作品なのに残念。

2010/1/30 Saturday

クヒオ大佐

Filed under: - dekaino @ 22:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ������ぇ篏�のはてなBookmark被リンク数

クヒオ大佐を観ました。
実在した有名な詐欺師を元にしたコメディ映画です。
元ネタ単体で面白いネタなので、どう料理しても面白くなるはずと思い期待していましたが、本作はその期待に違わず面白かったです。

主役の堺雅人ももちろん、3人の女達もいい演技をしてます。特に満島ひかりがいいです。
時代は平成一桁という設定で、特に小道具を使うでもなく土産物屋の値段が5箱で4625円(1個で927円)つまり消費税が3%という細かいシーンの挿入で表現されていて面白いです。また東海道線の車内で、PETボトルではない昔のプラスチック容器のお茶が出てきたり、低予算で工夫しています。

満島ひかりが演じる学芸員が勤める小田山自然科学館は、男1人女2人しかいない職場なのに男女関係ドロドロというとても嫌な状況がもうバカらしくて騙す方も騙される方もどっちもどっちという感覚が、本作全編に通して流れています。

コメディタッチにするためか本作中のクヒオの嘘があまりにもダメダメでどうしようもないのですが、実在のクヒオは、日本人の戸籍をCIAに用意してもらったとか上手く丸め込んで、本当の戸籍を使って結婚までしていたらしい。本物の詐欺の腕は堺クヒオよりずっと上だったようです。

最後のオチシーンが無駄に予算を使ったハリウッドロケなのが、また馬鹿らしくていいです。

2010/1/27 Wednesday

Dr.パルナサスの鏡

Filed under: - dekaino @ 22:15 このエントリをはてなブックマークに追加 Dr.�������泣�鴻���里呂討�Bookmark被リンク数

Dr.パルナサスの鏡を観ました。
テリー・ギリアム監督のファンタジー映画。
そこそこ宣伝に金をかけているので周知度は高いと思います。ですが本作はA級作品ではありません。マニアックな客にだけ受ける単館系作品です。
確かに予告編にあるような派手な幻想的シーンもあるのですが、ほとんど予告編に出ているものだけで、長い時間は地味な映像です。話も難解というかオチがついているのかいないのか。ギリアム監督の隠喩を理解できないと面白くないと思われます。

岡野玲子のイナンナが理解できて、面白く感じられる人にだけにすすめられる作品。

2010/1/24 Sunday

KYLE XY シーズン4

Filed under: - dekaino @ 12:55 このエントリをはてなブックマークに追加 KYLE XY �激�若�冴��4のはてなBookmark被リンク数

こっそりSci-FiチャンネルでKYLE XY シーズン4の放送が今週から始まってます。吹替なしの字幕版。
なぜか公式サイトにはシーズン3で完結みたいな表示になっているけど騙されてはいけません。

Sci-Fiチャンネル開局の時もなかなか公式WEBサイトが立ち上がらなかったし、いまどきの放送局らしからぬなってないWEB広報体制。おそらく新年度になって予算つけてから外部下請けに修正させるパターンで4月以降にならないと直らないと思われます。

新シリーズで、カイルとジェシーの超人ぶりも際立ってきました。第1シーズンの異能は学習が速いのとヘソがないだけだったのに。そしてレギュラーキャラがどんどん発情しまくりです。
それにしてもアメリカ人のプロムに対する執着は異常。アメリカの高校生は発情しすぎだ!

2010/1/23 Saturday

サロゲート

Filed under: - dekaino @ 18:41 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣�㏍�蚊�若��のはてなBookmark被リンク数

サロゲートを観ました。
アバターのように遠隔操作で自分の代理ボディ(サロゲートマシンと呼ばれます)を操作する設定の近未来SFものです。ただし舞台は何光年も離れた惑星ではなく普通の街です。ちょっと攻殻機動隊の世界観にも似てます。ただしバーチャルリアリティとか個々人の脳が直接ネットワークで接続されているようなサイバー方向の話はありません。あくまでも安全かつファッション感覚でいろんな外見を楽しめるという、服やクルマを選んで楽しむように身体も楽しむみたいな、わかりやすいノリです。

劇中の世界ではほとんどの人間が自分の好みの容貌のサロゲートを持っています。
笑えたのがブルース=ウィリス演じる主役が操るサロゲートは髪が生えているところ! しかも金髪だぜ。そうかそうかやっぱり髪が欲しいかウィリス… もちろん本人(中の人)はハゲです。
金髪(サロゲート)
ハゲ(中の人)
FBIのエージェントという設定からか、操るサロゲートはすこし人間よりも強化されている身体能力をもつようですが、そんなのよりセンサ方向(視力、聴力、その他)を強化した方が操作に役立つんではないのかな? ゼロゼロナンバーサイボーグでいえば003に当たる能力なら簡単に組み込めると思うのだがどうなんだろう?
加速装置とか空を飛べとまでは言わないから、なんとかしてやってほしい。

どうも発想の原点はマルチユーザのオンラインゲームとかセカンドライフ的な世界みたいで、操作する人がトイレいったり食事して操作席からはずしていると、サロゲートはその場で立ち尽くしたままになるところが面白い。ネトゲ世界のシュールさがよく表現できてます。また街中にサロゲートの充電ステーションがそこかしこにあるのも面白い。なんと地下鉄の中にまである。この充電ステーションがバービー人形が入ってるパッケージみたいな形をしているのも笑えました。

設定ではサロゲート技術が開発されてからたった14年で人類の習慣を変えるに至ったとされてますが、さすがに14年間ではむりなんじゃないかなぁ。Win95が発売されてインターネット/WWWが使えるようになって今がちょうど14年余りですが、インタネット技術はひろく利用はされているが不可欠のものにまでは至ってない気がします。

SFとしては2流。映像もアバターにはまったく勝てず、でもブルース=ウィリスのハゲネタにちょっと癒されるそんな作品です。

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~

Filed under: - dekaino @ 18:18 このエントリをはてなブックマークに追加 腱�絲�腟�腓� 薹鴻���� THE MOVIE3 ��http://薹鴻����.jp ��宛������のはてなBookmark被リンク数

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE3 ~http://鷹の爪.jp は永遠に~を観ました。
回を重ねるたびにどんどんタイトルが長くなる!
そして今回も古墳ギャルのコフィー ~コフンデレラ~が同時上映。コフィちゃんの方は劇場版というよりテレビシリーズのお蔵入りエピソードを出してきたような軽い扱いです。フォーマットもテレビシリーズそのまま。尺は10分ちょっとしかありません。今回の予算はほとんど鷹の爪に費やされたようです。

謎のコックピット
鷹の爪の方は今回も面白い。無茶な発想がとにかく楽しいです。上の絵は鷹の爪の乗り物のコックピットなのですが、いったいどういう構造になっているかわかりますか? こんなくだらない発想が連発できるFROGMANは天才だなぁとおもいます。
川村ゆきえがかなりお馬鹿な役どころなキャラの声をやってます。どんど晴れの頃はここまでお馬鹿キャラじゃなかった気がする…

白組のCGも台無しなナンセンスさが楽しいフラッシュアニメ映画です。

2010/1/16 Saturday

仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010

Filed under: - dekaino @ 22:06 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���蔀�篁��≪���ゃ���� W(������)&���c�宴�ゃ�� MOVIE紊ф��2010のはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦2010を観ました。タイトル長い!!
テレビシリーズで最終回なのに残りは劇場でという特撮番組としては驚異の終わり方をした(アニメでは別に普通?)ディケイドの完結編と、いま放送されている仮面ライダーダブルのプロローグ的作品の同時上映です。
従来の夏のライダー映画とは違い十分に余裕があるスケジュールで作成されたようで、大変に見ごたえがある作品になっています。
なつみかん(森カンナ)がライダーに変身してしまうのは悪乗りしすぎかな?と思いますが、ディケイドの締めくくりとして、いい終わり方をしています。誰かが覚えている限り新しい別の話が存在するのです。怪人蜂女と電波人間タックルもきっと…

またダブルの誕生秘話もなかなかの出来。渋谷飛鳥を劇場スクリーンで観られるのは眼福です。悪評高いデビルマン以来か? あの作品は実質渋谷飛鳥プロモーション映画だった。
また、実写セーラームーンのうさぎ役をやっていた沢井美優も依頼者(渋谷飛鳥)の姉(故人)役としてちょっとだけ出てきます。東映特撮人脈って幅広い!

今後の劇場版仮面ライダーは正月映画として定着するんでしょうか?

2010/1/10 Sunday

ティンカー・ベルと月の石

Filed under: - dekaino @ 23:03 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�潟���若�祉�����������海里呂討�Bookmark被リンク数

ティンカー・ベルと月の石を観ました。ディズニーの3D CGアニメティンカー・ベルの続編、第二弾です。
通常ディズニーの劇場作品は必ず中編の続編を製作しDVDを販売するのが通例なのですが、本作もその手の続編中編です。ただ日本市場で前作がとても好調だったため、日本でのみ2作目中編も劇場公開することになったそうです。(米国ではDVD販売のみらしい)

キャラクターはだいたい前作に出てきた妖精たちに加えて、ホタルのBlazeが新たに参加。虫なので言葉はしゃべれません。ペット的扱い。
本作と前作の一番の違いは主役のティンカー・ベルの服装です。前作では肩出し、背中出し、生脚ミニスカートという派手な格好でした。本作も前半は前作と同じ格好なのですが、後半冒険に旅立った以降は旅装束のつもりなのか、全身タイツの上に服を着たような衣装に替わり、もちろん肩も脚もタイツでカバーされました。すごい短いスカートで派手なアクションやっても決してスカートの中身が見えない奇跡のCG技術をいちいち発揮しないで済ませる省力化策なのか、それともティンカーベル本人が年齢的に生脚みせるのはもう許されないと思ってしまったのか? とにかく地味目になってしまいました。
本作は前作以上に女児にターゲットを絞っているので露出度は低い方が有利と判断したのでしょうか? とにかく謎です。

ストーリーは秋を迎えるための儀式に必要なアイテムを修復するため伝説の魔法の鏡を探しにいくという、典型的な宝探しもの。テーマは友情と過干渉。女子の人間関係の問題要因のほとんどは過干渉。嫁姑問題も過干渉が根源。意外と深いテーマです。
ただし、もともとDVD向け作品なので予算も前作ほどかけられるわけでなく、映像的にはちょっと大人し目になってしまっています。それでも子供向けアニメとしてはいい出来だと思います。

TOHOマナームービー 2010

Filed under: - dekaino @ 22:45 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO�����若���若���� 2010のはてなBookmark被リンク数

キャピタリズムをTOHOシネマズに観にいったとき、マナームービーが新しくなったのに気づきました。
おそらく2010年1月に新作に切り替わったらしい。いわば初マナームービーです。
まずは鷹の爪団のマナームービー。来週に新作映画の封切が控えているのもあって、短期間での新作登場。今回は総統が吉田君にイジられる王道のパターンです。

次に紙兎ロペの新作ムービー。タイトルは「赤白帽」
今回も迷作というか困った子。先輩が後輩をイジめる様子で笑いをとろうという方向性があまりにも陰湿で、小うるさいオバさん連中に見つかったら猛烈抗議が必至なレベル。ジャイアンの比ではない陰湿なイジメが痛々しい。ほんと東宝の品格が疑われる映像です。なんとかならんのだろうか? 東宝さんは何をそこまでROBOTにキン玉握られているのかね?

キャピタリズム マネーは踊る

Filed under: - dekaino @ 12:22 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�c���帥���冴�� �����若�����のはてなBookmark被リンク数

マイケルムーア監督の最新作、キャピタリズム マネーは踊るを観ました。原題はCAPITALISM: A LOVE STORY。

今回はアメリカ人がアメリカ人に向けたメッセージであり、アメリカの内輪ネタしかでてきません。国外の話はドイツや日本がアメリカの商売敵として出てくる程度。

米国経済の暗黒面の実例をリアルに解説しながら、民主主義と資本主義の整合性、キリスト教と資本主義との整合性について疑問を指摘し、アメリカ建国精神から乖離しているのではないか? もしイエスが現代にいたらアメリカの資本主義についてなんといっただろうか? フランクリン=ルーズベルト大統領はこのような未来を作ろうとしていたのだろうか? などのメッセージをムーア監督は観客に向けて発信します。

サブプライムによる住宅差押え問題は日本でも広く報道されたのでそれほどの驚きはなかったのですが、アメリカ国内路線の旅客機パイロットのワーキングプアぶりには驚かされました。
職歴数年の若いパイロットの年収が150万から200万円以下と異様な薄給。もちろんそれで満足な生活ができるわけもなく、福祉窓口に並んでフードチケット(要は現物支給の生活保護制度)をもらったり、夜の副業したり、はたまた売血したり、困窮しています。
これは日本の若いアニメータと同じ職業構造のためで、カネのためというよりは夢のためにパイロットという職に就きたい若者が多数いるため、薄給でも人が集められるためだそうです。若者の夢を食い物にして適正な報酬を出し渋っている状況です。
無理を重ねるともちろんミスが多発するわけで、これがアニメだったら作画崩壊や総集編連発で済む話ですが、旅客機パイロットともなると当然墜落事故につながり多数の人命が失われます。日本の長距離高速バスドライバーの過酷な労働条件にもつながる人命の危機です。本作を観た後は米国内線に乗るのが恐くなります。
国際線も途上国の安い給料のパイロットとの価格競争に晒されてかなり厳しい状況にあるようです。

ムーア監督本人はGM労働者の家庭で生まれ育っており、在米自動車産業や労働組合についても強い関心を示し、現状の打開策としての労組の活用について強いメッセージを発信しています。
たしかに近年の西側諸国の労組嫌悪・忌避を促すイメージ操作戦略はかなりのもので、危機感を持っているのでしょう。

アメリカ人以外にとってもためになる作品だと思います。

2010/1/9 Saturday

アバター

Filed under: - dekaino @ 20:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���帥�爾里呂討�Bookmark被リンク数

アバターを観ました。
前評判通りの傑作でした。予想よりもSFしてて、70~80年代の脚本に最新のCG技術を駆使して作った映画という印象でした。

世界観は過去の有名作の美味しいところをちゃんぽんにしたような感じ。
有毒ガスの森というのはナウシカの腐海のようで、森に棲む巨大生物が軍団で襲ってくるあたりはまさに王蟲の暴走そのもの。
アバターが生物工学で作られたボディで適合するDNAの持ち主しかリンクできないあたりは明らかにエヴァンゲリオンっぽいです。
二つの文明の衝突はマクロスの人類とゼントラーディみたいな関係か? 日本のマクロスは異星人が圧倒的軍事力で攻めてきて人類滅亡寸前までいってしまうのに対し、本作は地球人側が異星人を攻めるあたりがアメリカ的。インディアンを駆逐する白人のようです。

決着は続編が作れそうな終わり方でしたが、続編作るんでしょうか?
本作の世界観だと地球に統一政府ができおらずアメリカに対抗する大国も存在している感じなので、地球上の覇権争いがパンドラ星に飛び火してベトナムや朝鮮半島のような代理戦争になるみたいな展開も考えられます。

制作費に見合った良質なA級作品。

2010/1/1 Friday

よなよなペンギン

Filed under: - dekaino @ 8:28 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������潟���海里呂討�Bookmark被リンク数

よなよなペンギンを観ました。
りんたろう監督、マッドハウス製作という豪華なスタッフ。
3D CGアニメですが顔の表情がかなり2次元っぽいです。アジア系ののっぺりした顔にマッチした技法。

亡き父親のプレゼントのペンギンコートを着て夜中に街に出歩く少女が主人公。ドラえもん映画のように、異世界に冒険に出てその後また実世界に戻ってくるという王道の子供向けアクション映画フォーマットです。
主要キャラが少ないので幼児にも理解しやすいストーリーになっています。少ないキャラで飽きさせないようがんばって工夫している脚本のできは悪くありません。
見所はやはり作画とキャラ達のダンス。そしてりんたろう監督らしい故人の父と娘のつながり(999と同じテーマ)の描写にあります。完全に子供向けなので流血沙汰はまったくなし。安心してお子様に見せられます。

2009/12/31 Thursday

バッタ君町に行く

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バッタ君町に行くを観ました。
フライシャー兄弟の会社フライシャー・スタジオの集大成とも言える長編アニメ映画。公開は1941年、日本が対米開戦した直後です。
ディズニーアニメとは異な斬新な映像技術と発想で作られた作品で、今の時代に見ても十分に楽しめます。
主要キャラはすべて街中に住む虫たちで、人間は虫たちにとって災厄ともなれば恩恵ともなるいわばあらぶる神のような存在として描かれます。描画技術も使い分けており虫たちは手描きアニメ、人間や人間の乗り物はロトスコープという技法で描かれています。今風にやるなら手描きアニメと3DCGアニメをうまく合成、使い分けているようなもの。このおかげで人間と虫たちの間に超えられない隔絶がある世界観が巧く表現できています。

本作の原題はHOPPITY GOES TO TOWN。HOPPITYは主人公のバッタの名前です。しかしタイトルとは異なりストーリーはHOPPITYが生まれ故郷の街に帰ってくるのであって街に行くわけではありません。この時代は内容とタイトルが食い違っててもあまり気にしなかったのでしょうか? それとも配給会社が適当につけたタイトル名なんだろうか?
とにかくHOPPITYという名のバッタが主人公なのですが、こいつがどうにも主役らしくないんですね。取得といったらダンスが上手くて女子にモテるだけで、キホンいい加減なC調キャラ。特に何かをなしとげようという意思があるわけでもなく、ただ面白おかしく女の子と遊んでいるだけで、ハッピーエンドになってしまう。今風の日本アニメの何の努力もしないのに幸運が空から降ってくるみたいな非常に受身な話です。

世界大恐慌から大不況の10年を過ごした当時のアメリカはこのような話が受けたのだろうか? 今のアメリカ人のマッチョ思想とはかなり違う雰囲気です。
また、高層ビルの建築現場の様子が事細かに描写されるのですが、さすが1940年代だけあって建築技法がかなり違います。溶接はなし、すべての鉄骨はリベット錠で連接。なんと壁はレンガ! 高層ビルにレンガにモルタル。同時期の高層建築の代表格のエンパイアステートビルもレンガが大量に使われているそうです。

不況の時代だからこそ為し得たものすごい人海戦術的物量で作られたアニメ長編映画です。

2009/12/29 Tuesday

TOHOシネマズの年賀状割引

Filed under: - dekaino @ 12:41 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO�激�����冴��拘莖��九�峨�のはてなBookmark被リンク数

ワーナーマイカル海老名が全日1000円キャンペーンをやると前に書きましたが、TOHOシネマズも負けてはいられないと、年賀状で1000円割引を始めるらしいです。

題して、TOHOシネマズお年玉プレゼントキャペーン
1月9日~2月28日、末尾が1もしくは4のお年玉付き年賀はがきを持っていくと1000円で鑑賞できるというキャンペーン。1と4という数字はトーホー→14というモジリだと思われます。
しかもこのキャンペーンは海老名だけではなくTOHOシネマズ全店で実施するとのこと。

いやぁデフレだなぁ!

フォース・カインド

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フォース・カインドを観ました。原題はThe Forth Kind。未知との遭遇の原題"Close Encounters of the Forth Kind"の次の種類、いわば第四種接近遭遇の略というところか。
未知との遭遇では…
第一種接近遭遇 異星人の乗り物(UFO)を目撃
第二種接近遭遇 異星人か来訪した痕跡・証拠が残される (ミステリーサークルなど)
第三種接近遭遇 異星人と直接接触する (コンタクト)
という分類だったのですが、更にその先を行く第四種というものがあるそうで

第四種接近遭遇 異星人に拉致され、その後記憶を消去されて戻される (アブダクション!!)
他の派生パターンとして謎のインプラントを埋め込まれるというのもあり

本作はアラスカの寒村で発生した第四種接近遭遇の話です。
構成がこっていて、いわゆるテレビでやるオカルト・ミステリー物番組の再現ドラマを交えたドキュメンタリーという形式をとっています。つまりほとんどのシーンは再現ドラマで役者が演じるがところどころのポイントで「実際の映像」というキャプション入りで別の画質の悪い映像が挿入されたりします。
アメリカのオカルト系テレビ番組の豪華版みたいなつくり。

本作をどう楽しむのかは学研ムーの楽しみ方と同じ。本気で信じるのもよし、よくまぁこんなことでっち上げるぜと斜にかまえて笑い飛ばすのもよし。あくまではフィクションという立場をとりつつ真実を告発するというフォーマットは陰謀論好きな人にはたまらないと思います。なぜか異星人がシュメール語を話すところは笑うところなのか?

ちょっと心臓に悪いホラー要素シーンもあるUFO映画。矢追純一が好きな人にお勧めです。

2009/12/27 Sunday

桜木町駅前に新シネコン開業予定

Filed under: - dekaino @ 0:07 このエントリをはてなブックマークに追加 罅����咲������違�激���潟�渇��罐℡�絎�のはてなBookmark被リンク数

桜木町駅前に東映系のシネコンが2010年3月より開業予定らしい。
ヨコハマ経済新聞
横浜近辺も過当競争になりそうな予感。

コロナワールドに路線バスが

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パブリック・エネミーズコロナワールド小田原で観たのですが、構内に箱根登山バスが止まっているのを目撃してビックリ。
なんと、バス路線が新設されて、1日3往復路線バスが止まるようになったらしい。
これでクルマの運転ができない子供や老人も来やすくなり、少なくともダイナシティと同等レベルにはなったと言えるか?

2009/12/26 Saturday

パブリック・エネミーズ

Filed under: - dekaino @ 23:08 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������祉�������若�困里呂討�Bookmark被リンク数

パブリック・エネミーズを観ました。
大恐慌のため国力が落ちていた1930年代のアメリカで、銀行強盗を繰り返しやっていたデリンジャーという実在のギャングが主人公で、ジョニー=デップが演じます。
基本的に史実に忠実で、何か誇張することもなくヒストリーチャンネルの再現ドラマのように淡々とデリンジャー一味の悪行と連邦捜査機関(FBIの前身)との戦いが描写されます。それに加えてメロドラマ的恋愛要素をプラスした感じのストーリー。

映像的には1930年代の暗い時代のアメリカを映像資料やCGを駆使して再現しているところが見どころか?
アメリカの老人にはたまらない懐かしい風景なのかも知れません。この頃の世界の覇権国は間違いなくソビエト連邦、そしてナチスの元で台頭しつつあったドイツを中心とするヨーロッパであり、アメリカはかなり弱体化してました。なんたって数年後に東洋の小国に宣戦布告されちゃうくらいに弱ってたんだから相当のもの。
そのような時代に連邦政府が州政府の権限を抑圧して中央集権化を強めていく重苦しい時代の雰囲気をうまく表現しているとは思うのですが、ドラマ要素はせいぜい恋愛くらいしかなく、いわゆるハリウッド映画的な大味な映画ではありません。もちろんアクションシーンはかなりド派手なのですが。

変装のためチョビ髭をつけたデリンジャーを演ずるジョニー=デップがどう見てもジャック=スパロウにしか見えないのは笑うところなのか?

アメリカ版「その時歴史は動いた」みたいな作品です。

2009/12/23 Wednesday

ワーナーマイカル海老名 とうとう全日全時間帯1000円に

Filed under: - dekaino @ 10:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���若���ゃ����儀���� �����������ュ������絽�1000����里呂討�Bookmark被リンク数

ワーナーマイカル海老名が2010年1月9日から日付曜日時間帯に関わらず常時1000円になるそうだ。→告知サイト
ワーナーマイカル全店ではなく海老名と釧路の2店だけの特別キャンペーン。おそらくこの2店は相当業績が悪く、そのためのてこ入れ策なのでしょう。海老名はすぐ隣にTOHOシネマズ海老名があるのが痛い。
一応期間限定で2010年1月9日から4月9日の3ヶ月間だけとなっているが、この手のサービスは始めてしまったら止められないのが普通なので当分1000円が続くでしょう。ちなみにセンター南駅にある109シネマズ港北も同じ状態にあります。

デフレ化はどんどん進む。
以前に作った1000円で見られる条件リストを更新しました。

常時系
全日全時間帯 ワーナーマイカル海老名(海老名店のみ)

日付系
毎月1日 全系列
毎月5日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月10日 109シネマズ
毎月14日 TOHOシネマズ
毎月16日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月19日 109シネマズ (ポイント会員のみ)
毎月20日 シネプレックス MOVIX ワーナーマイカル
毎月22日 109シネマズ(男女ペア)
毎月27日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)

曜日系
月曜 シネプレックス(メンバーズカード所持者のみ) コロナシネマ(男性) ワーナーマイカル(女性)
火曜 MOVIX(女性)
水曜 シネプレックス(女性) 109シネマズ(女性) TOHOシネマズ(女性) ワーナーマイカル(2人組)
木曜 MOVIX (男性) コロナシネマ(男女ペア)
金曜 コロナシネマ(女性)

時間帯系
午前初回 コロナシネマ

アサルトガールズ

Filed under: - dekaino @ 9:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�泣�������若���困里呂討�Bookmark被リンク数

アサルトガールズを観ました。
監督は押井守、主演は黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子。
真・女立喰師列伝の1エピソード(主演佐伯日菜子)の世界観をそのまま引き継いだようなアクションものです。ただし設定はAvalon(F)という仮想空間娯楽世界で起きた出来事の話と言う風に変えられています。

話はまんま押井守ワールドそのもの。もともと短編のために作られた映像素材を無理やり引き伸ばしたようなダレるシーン満載の観ている時間が長く感じられる作品です。実際の尺は正味1時間ないくらいなのに観ているとかなりグッタリします。

個性派ぞろいの主演の演技を楽しむのが本作の正しい楽しみ方だと思います。
二宮金次郎の銅像が好きな人にもおすすめ。

2009/12/21 Monday

宇宙戦艦ヤマト 復活篇

Filed under: - dekaino @ 23:03 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎������ゃ���� 緇�柑膀�のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト復活篇を観ました。
おそらく興行的にはパッとしないだろうけど、これは名作です。80年代前半のヤマトファンは新作ヤマト映画を観るたびにガッカリさせられ、しかしそれにも懲りずまた観にいくという苦行僧のような存在でしたが、とうとうその苦行が必要ないヤマト新作が登場です。
よくあるリメイクものにありがちな表面だけ真似ていて中身がまったく違うニセモノなんて映画ではないのです。これはホンモノ! なんたってしょっぱなから例のスキャット「あーあー ああああ あーあぁぁー」から始まり、渦状銀河の絵を出しながら「無限に広がる大宇宙…」のナレーション。さすが本家本元が脚本監督だけあります。
もちろんデスラー総統とか沖田艦長とかの復活という禁じ手もなし! 安心してみていられます。

キャラクターデザインは松本零士から国友やすゆき(なんで!?)にバトンタッチ。でも作画監督が湖川さんなのでちゃんと必要以上に立体的にアレンジされているので安心です。そして原案は石原慎太郎(これまたなんで!?) いろいろトンデモ要素があるのですが、本作は間違いなくヤマトそのものなのです。
なにやら中東を武力で支配するアメリカを日本が救ってやるんだぜみたいな石原流反米思想を正面に打ち出しつつ、地球の危機を決死の覚悟で救うヤマトを華麗に描きます。

演出もなにやら懐かしさを覚える昔風なものです。いちいちキャラに艦内の廊下を歩かせたり、髭を剃らせたり、意味もなく手間ばかりかかる演技やらせるアニメって今時ほとんどないです。とにかく物量で意味のないところに神作画をもってくる! これぞヤマト魂 昔はCGなしでヤマトの回頭シーンを誤魔化しなしで手描きで描いたものです。

スポンサーのパチンコ台メーカーに媚びて波動砲が連発できるようなギミックが加えられたのはちょっと残念。しかしスポンサーには感謝しなくてはいけません。

たぶん早目に上映は終わってしまうと思われるので、かつてヤマトが好きだった諸君は急いで映画館に走るべし。括目して冒頭の古代雪(旧姓 森)の爆風で服が脱げて全裸になる(どういう理屈で!?)シーンを観るのだ!

2009/12/20 Sunday

映画 レイトン教授と永遠の歌姫

Filed under: - dekaino @ 11:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� ���ゃ���恰������宛�����紮�里呂討�Bookmark被リンク数

映画レイトン教授と永遠の歌姫を観ました。
ニンテンドーDSゲームの同名ヒット作をアニメ映画化した作品らしいのですが、原作のゲームをやったことはありません。ロンドンに住む大学教授でもあるレイトン教授が探偵として事件の謎を解くというありがちな設定の話です。
なぜか宣伝ポスターにキャラだけではなく声優の写真までも出ているのも不思議。確かに豪華なキャスティングですが、本作の対象となる子供たちは声優で観る映画を選んだりしないでしょう。まぁいろいろと大人の事情があるのかな。声優業界では若手のはずの水樹奈々(紅白にも出場!)も、若手女優の堀北真希や相武紗季と並んでしまうと若手…?というのはちょっと問題か?

子供向けらしく、流血したり人が死んだりすることはなく、わかりやすいギャグを交えたゆるいアクションアドベンチャーモノに仕上がっています。そういう意味で安心して子供に見せられる作品。だからといって大人にとって退屈というわけでもありません。確かに前半は謎の難易度があまりにもヌルく、謎解きと言う意味では子供騙しなのですが、それなりの伏線とどんでん返しがあるので大人でも楽しめます。
ところどころどこかで見たようなシーンが多く、有名な映画のパクリの集大成ともいえますが、器用にまとめられていてまぁこれはこれで悪くない感じ。最後のオチもまぁこうなるよねって予定調和的です。

冬休み子供映画としておすすめできる作品。ただ本作を観たからって原作のゲームをやりたいとは思えなかったかも…

2009/12/16 Wednesday

カールじいさんの空飛ぶ家

Filed under: - dekaino @ 6:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�������������蕋��九�のはてなBookmark被リンク数

ピクサーの新作アニメカールじいさんの空飛ぶ家を観ました。今回は3Dで鑑賞しました。
いまCGアニメは3Dで上映することが多いのだけれども、料金が高いのはともかく、目が疲れる割には迫力が増してるとも思えないので出来ればやめてほしい。字幕との相性が悪いせいか吹替ばかりなのもつまらないです。

大胆に要約すると、妻と死別した独居老人が、ボーイスカウトの老人を手助けする課題のために訪問してきた少年と2人で南米の秘境まで冒険旅行するお話。老人向けに第二の人生を説く作品です。
マンガ誌で言えば小学館のビッグコミック的加齢臭がするマーケティングです。

夫に先立たれた老妻の場合はあまり社会問題にならないのですが、妻に先立たれた爺さんの場合は米国でも大きな社会問題のようです。やっぱり年を取った男は頑固になりがちで社会性が低い上に、アメリカは銃が持てる国なので関わる人たちも命がけです。

本作では老人の第二の人生というテーマに主眼が置かれ、まったく色恋沙汰がありません。なんたって女性がほとんど出てこない。故人である妻のエリーが回想シーンで出てくる他は、珍らしい新種の鳥のケビンしかメスはいません。人語を話す犬がたくさん出てくるのですが彼らの中にもメスはいないくらい徹底しています。
それにしても最近のディズニーアニメは擬人化されていない犬なのに人語を話す作品が多いですね。ボルトもそうだったし。高橋よしひろってものすごく時代を先取りしていたと思わざるを得ない。

さすがピクサー作品、作画は素晴らしいです。しかしマーケティング的に少し損をしてる感じがします。もう少し老人をターゲットにした宣伝をすればいいのに。惜しいなぁ。

2009/12/13 Sunday

イングロリアス・バスターズ

Filed under: - dekaino @ 18:07 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟�違�㏍���≪�鴻�祉���鴻�帥�若�困里呂討�Bookmark被リンク数

イングロリアス・バスターズを観ました。原題はINGLOURIOUS BASTERDS。バスターズはゴーストバスターズのBusters(破壊者)ではなく、ろくでなしの意味のバスタードの複数形でバスターズ(Bastards)です。いや正確にはそれをわざとスペリングミスしてINGLOURIOUS BASTERDS。余計なUが入り、AがEに化けています。こういう工夫をすると検索エンジンで一発で引けるようになり、そういう意味で賢い題名です。邦題はここらのニュアンスが全然活かせてなくてつまらない。

クエンティン=タランティーノ監督、ブラッド=ピット主演と言う以外特に何の予備知識もなく観ました。ああポスターからなんとなくナチスをやっつける話なのかな? くらいは知っていたかも…
なんというかまったく予想外の映画でした。妙に昔のヨーロッパ映画臭い演出で、露悪趣味と年寄りが好みそうな仮想戦記っぽい歴史のifのストーリー。
酒でも飲みながらバカでーと笑いつつ鑑賞するのが正しい楽しみ方かも。そういう文脈でB級ホラーに通じる作品で、アメリカ映画なのにヨーロピアンなイメージです。

正直、誰がこの映画を観て喜ぶ人間はかなりマニアックなんだろうと思わせる珍作。
もっとこじんまりと単館系公開の方が口コミで噂になって結果的に売れたかも知れません。
面白さタランかったら全額返金しバスターズ」キャンペーンは野暮でしたね。

2009/12/10 Thursday

東京の空の下

Filed under: - dekaino @ 8:03 このエントリをはてなブックマークに追加 �延根������のはてなBookmark被リンク数

最近気になっているCS番組があります。
テレ朝チャンネルの「東京の空の下
今週から始まった毎朝06:55からやっている5分間の帯番組

番組説明を引用
約40年前に日本教育テレビ(現テレビ朝日)にて、東京の様々の場所をヘリコプターで空撮した映像をほぼ毎日のペースで放送。
今はもう見ることのできなくなった懐かしい風景をお届けします。

NET時代の番組で東京オリンピック直後の東京の空撮映像をナレーションも無しにただ垂れ流すだけの番組です。
これがまた六本木にまだ畑が残ってたりしてなかなか興味深いのです。

2009/12/6 Sunday

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

Filed under: - dekaino @ 0:17 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������腓障���ゃ������������������篆冴������������������のはてなBookmark被リンク数

劇場版ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないを観ました。2chに投稿された暴露話っぽい創作文の映画化です。要は電車男みたいなモノ。

本作はリアリティという点ではまったくダメダメです。フツーの仕事がしたいの足元にも及びません。たぶんサラリーマンの経験がない人が脚本書いてます。釣りバカ日誌や山口六平太のようにサラリーマンの経験がない人がサラリーマンを題材にした映画やマンガを参考にしてでっち上げたサラリーマン話のように、ありえないトンデモ展開が満載です。

たとえば、派遣さん(♀)を連日徹夜させたりします。派遣会社にそれだけの金が払えるなら、自分とこの社員に残業代出せるだろうし、そもそもそれだけ金に困ってないならブラック会社にならないはず。
ただ、役者たちはノリノリで演じてます。ほとんどのシーンが室内なので舞台っぽい雰囲気です。

ブラック会社がある設定の建物は、妙に古い茅場町にある昭和初期の建物第二井上ビルを使っています。なぜこんなレトロな設定にしたのか謎です。監督の趣味?

劇中でガンダムの有名なセリフ、たとえば「認めたくないものだな 若さゆえの…」などが出てくるのですが、巻末のクレジットでは初代ガンダムの脚本家の星山氏などの名前はありましたが、富野の名前は出てませんでした。これらのセリフは富野監督が演出として考案したもので星山氏は関係ないのは関係者の証言で間違いないわけですが、版権の扱いとしてはやはり脚本としてクレジットされた脚本家が総取りってことのようです。監督と比べて脚本家は美味しいなぁ

最後のオチは、ブラック会社全肯定のとても寒い展開となってしまいました。まぁ2chに投稿された原作のオチに沿っているのでしょうがないのですが、もう少し労働環境を改善する方向に努力した方がいいと思います。

こんなのアリエネーって笑い飛ばす目的でみるなら楽しめますが、真面目に観るにはトンデモなくダメな映画です。

2009/12/2 Wednesday

紙兎ロペ 2009年12月版

Filed under: - dekaino @ 23:50 このエントリをはてなブックマークに追加 膣����㏍�� 2009綛�12����のはてなBookmark被リンク数

2012TOHOシネマズ海老名で観たとき、本編前に上映された紙兎ロペの3作目を観ました。2009年12月から上映しているようです。

やはりつまらない。新キャラの先輩の先輩にあたるらしい闘牛もイマイチなんだか。
東宝はRobotにキンタマ握られているのか、どうしてこんなつまらない動画を垂れ流しするような罰ゲームを甘んじて受けているのか? 謎です。

2012

Filed under: - dekaino @ 23:36 このエントリをはてなブックマークに追加 2012のはてなBookmark被リンク数

映画2012を観ました。
本作は王道の災害パニック映画です。マヤ暦とかオカルト要素はただの設定に過ぎません。別に未来少年コナンの超磁力兵器で地軸がねじ曲がったでも何でも構いません。要は世界各地は海に沈んじゃうよ!って危機の話です。いわば日本沈没ならぬ世界沈没。とにかく世界各地がどんどん海に飲み込まれていくCGはものすごい迫力です。2006年版日本沈没など足元にも及びません。

やはりアメリカ映画らしく聖書の洪水伝説(ノアの方舟)っぽい話になってしまいます。
しかしこの程度の災害だったら、各国の原潜は100%は無理としても大部分は生き残れるんじゃないかと思ったりして。人類を滅ぼすにはちょっとパワー不足かもしれません。
少なくとも、件の船団には間違いなく原子炉が積まれていそうだし、科学技術文明がある程度のダメージを受けこそはすれ、大幅に後退することもなさそう。

SF考証的にトンデモっぽさはないのでむしろつまらないというか、やはりSF的考証よりCGのすごさを堪能するのが本作の正しい鑑賞方法だと思います。

2009/11/29 Sunday

劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~

Filed under: - dekaino @ 22:35 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�������㏍��F���ゃ�����������帥���<��のはてなBookmark被リンク数

劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~を観ました。
テレビ版のマクロスFは観ましたが、劇場版については何の予備知識もなしで鑑賞。
見終わったから気がついたのですが、これ二部構成の前編なんですね。えらい中途半端なところで終わりました。

ストーリーは基本的にテレビ版の焼き直し。初代マクロスのテレビシリーズと劇場版愛覚えてますかの関係に近く、ほとんどが新作画でクオリティアップかつストーリーを高密度に圧縮という感じなのですが、まさか前半だけとは思いませんでした。
人気歌手シェリルがフロンティアに来る→最初のライブ中にバジュラ襲撃→なんとか撃退→数週間後にリベンジライブ→バジュラ再来襲→またまた撃退 ということろで終了。完結編の予告ムービーが流れておしまい。要は人間関係の説明と謎を提示しただけなので、すっきりしないことはなはだしい。

パチンコ台向けの映像素材をたくさん作るというのが主目的で、せっかく作ったんだから適当に編集して劇場公開すれば少しは資金を回収できるかもって企画として思えません。上映館の数が単館系並みなのも、フイルムをダビングする経費も惜しいからと思ってしまうのは考えすぎ? 私が観た109シネマズMM横浜ではそれなりに人が入ってましたが、だからといって口コミで大ヒットするとも思えない出来だと思います。
きっと完結編のロードショー直前か同時期にまた再上映されると思うので、それまで待つのもアリかも知れません。

2009/11/28 Saturday

PUSH 光と闇の能力者

Filed under: - dekaino @ 23:16 このエントリをはてなブックマークに追加 PUSH ���������遵����のはてなBookmark被リンク数

PUSH光と闇の能力者を観ました。
アメリカ資本で作られたアメリカ映画ですが、香港で撮影されたワイヤーアクション満載の香港テイスト満点の映画です。

アメリカ政府の出先機関(通称Divisions)と中華マフィア(通称Bleeders)と逃亡している超能力者達の三つ巴の戦いです。どの勢力にも超能力を持った人間がいて、超能力で戦ういかにもなアクションものです。
超能力者にはいくつかのカテゴリがあり、Mover(念動力)やSnifer(持ち物から持ち主の居場所を検知)、Watcher(未来予言)、Shadow(Sniferの力から防御)、Wiper(選択的に記憶を消去)などの他に、タイトルにもなっているPusher(偽の記憶を植え付ける)があります。
記憶操作系のディックっぽい話かと言えばそうでもなく、ひたすらアクションアクションの展開は香港映画らしいといえばらしいです。せっかく記憶を操作する力がでてきているのに、自分の記憶は本当の記憶なんだろうかって悩んだりしないところが単純です。スーパーボイスで気絶させる超能力とか安易過ぎないか?

ストーリーははっきりいって陳腐。アクションは派手だけどありがちな感じ。この映画を楽しもうと思ったら香港映画にしては豪華なキャストを楽しむしかないと思います。
天才子役として名高いダコタ=ファニングは背伸びしたがる金髪ロリ少女を天才的なうまさで演じ、カミーラ=ベルは優木まおみ級のタレ目なタヌキ顔で一番美味しいところをゲット。リー=シャオルー(李小[王路])はキルビルの栗山千秋をそのまんまぱっくたようなアジアンビューティー。

はっきり言って劇場はガラガラ。不入りにも程があるくらい日本での興行は失敗してます。確かにどうひいき目に見ても日本人受けしないのは確実。本作の日本配給を企画した人はよほど見る目がないかすごい漢気あふれる人です。
ある意味で、ダメ映画ファンにはたまらない一品

2009/11/27 Friday

マイマイ新子と千年の魔法

Filed under: - dekaino @ 6:43 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ���ゆ�医�����綛眼���羈�のはてなBookmark被リンク数

マイマイ新子と千年の魔法を観ました。高樹のぶ子の小説が原作のアニメ映画です。

昭和30年の防府の国衙跡に住む小学生たちの生活を生き生きと描いた作品。
淡々と進むストーリーはお子様にはちょっと退屈かも。宣伝やポスターではまるで子供向けのような本作ですが、実は三丁目の夕日的な老人向けのノスタルジー作品です。三丁目の夕日では楽園のようなノスタルジー世界でしたが、本作ではリアルにまだまだ不穏な空気が残る昭和30年代を子供の視点だけで描写するというかなり難易度の高いことをやっています。

ほのぼのとした子供の生活の描写の陰で、学校の先生は不倫してたり、真面目そうな警官は賭博にはまってたり、大人の黒い生活がチラホラと見えます。最後に主人公の祖父が亡くなって主人公一家が引っ越していくんだけど、これも家計の主要部分は祖父の恩給・年金で賄われていたんだって大人の事情が見えてしまうあたりが渋い。
こういう世知辛い世相表現をストレートに出さず、子供の視点の風俗描写でキチンと伝えられているのが本作のすごいところです。もちろん観客がそれなりに人生経験がなくてはならないわけで、これこそが本作は老人向け映画であるとする所以です。

主人公とその親友の妄想である1000年前の防府の清少納言のシーンもなかなか面白いです、妄想好きな少女というと赤毛のアンみたいなウザい女になってしまう可能性がありますが、新子はアンみたいに押し付けがましくなく、内輪でだけ空想を楽しむタイプなので大丈夫でした。

時代考証をきっちりやった描写と淡々とした脚本が最近では珍しい異色作です。

2009/11/23 Monday

なくもんか

Filed under: - dekaino @ 11:17 このエントリをはてなブックマークに追加 ����������はてなBookmark被リンク数

クドカン脚本の喜劇映画なくもんかを観ました。
落語の人情噺のような泣かせる話の中に笑いをおりまぜた喜劇です。
テレビに出てくるお笑い芸人シーンに詳しくないとよくわからないかも。良くも悪くもテレビ世代向けの映画です。
いしだあゆみのボケ(つっこまれる方ではなくて認知症の方)の演技が秀逸。彼女の存在がなくしてこの作品はなかったと思います。竹内結子も二児の母の肝っ玉母さん役をがんばってました。

ストーリー展開が速いので退屈することはないですが、だからといって重くはなく暇つぶしに最適な映画です。

2009/11/22 Sunday

こまねこのクリスマス ~迷子になったプレゼント~

Filed under: - dekaino @ 19:57 このエントリをはてなブックマークに追加 ���障�㏍���������鴻���� ��菴桁������c�������若�潟����のはてなBookmark被リンク数

こまねこのクリスマス~迷子になったプレゼント~を観ました。2007年に公開された劇場版の続き…と言ってよいのか?
どーもくん、うぇるカメのOPアニメなどNHKに縁深い人形アニメ作家の合田経郎作品です。
こま&らじぼー
「にゃにゃー」とか「にゃっ」鳴き声以外はまったく人語を発しないのに、ストーリーがちゃんとわかる作劇の巧みさはすごいと思います。雪が降るシーンのCG合成も綺麗でした。
でも後半いきなりほとんど夢落ちのような強引な終わり方をしたのはちょっとビックリ。まるで学校のアニメーションサークルが文化祭に出すためにつくったフイルムのような、途中まできっちりていねいに作っているのにある時点から急に雑に急ぎ足になったような、ああ時間が足りなくなったんだなって急展開になっていたのが残念。

正直これだと前作のようにメジャー配給するのは無理っぽいです。出来のいい短編と思うくらいがちょうどいいのかも?

フツーの仕事がしたい

Filed under: - dekaino @ 17:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若���篋���������のはてなBookmark被リンク数

ドキュメンタリー映画 フツーの仕事がしたいの上映会に行きました。会場は溝ノ口の高津市民館。
ブラック会社なんとかって作品も今週封切されたようですが、本作はリアルなブラック会社の話です。映像素材はすべて本物。編集されてはいるものの、ノンフィクションしかもすべて実名のドキュメンタリーです。
主人公の皆倉氏は住友大阪セメントの孫請け会社でセメント運送をするトラックドライバー。なんと1ヶ月に552時間も働いていました。固定給も有給休暇もなく給与は完全歩合制で運んだトン数で決まるという完全に違法なブラック就業環境にあった皆倉氏が1人でも加入できる労働組合連帯ユニオン(全日本建設運輸連帯労働組合)を訪れたことから話が始まります。ヤクザ(企業舎弟?)が葬式斎場に乱入して大暴れするシーンもまったく役者を使っていないドキュメンタリー素材。真実は小説より奇なりを地で行くような作品です。

完全歩合制の次には、トラックの運用経費分をドライバーに負担させる償却制を強要されます。償却制は負担経費分のマイナスからスタート。何も仕事をしないと給料をもらうどころか逆に支払いをしないといけない過酷な条件です。本当にここは日本かという酷い世界。

最後には親会社が折れて大団円となるのですが、労働問題でこううまく行くのはレアケースだとのこと。

本作の監督の土屋トカチ氏は富士通ゼネラルで働いていたこともあり、溝ノ口は通勤によく使っていた駅だそうです。また、上映会を行った溝ノ口NOCTY2の12Fホールは富士通ゼネラルを辞めた(辞めさせられた)時に失業給付を受け取る前の説明ムービーを観た会場で、何かの縁かも知れません。

編集も変にフィルタされてなくそのまま事実を垂れ流している感じです。皆倉氏が仕事中にトラックドライバー仲間と違法無線使ってるところまでばっちり撮影されてて脇の甘さも感じられますが、これが嘘偽りのない事実の映像ってことなのでしょう。

あらゆる意味でリアルな作品 →公式サイト

田原俊彦の課長島耕作

Filed under: - dekaino @ 7:31 このエントリをはてなブックマークに追加 �医�篆�綵�����桁涯��篏�のはてなBookmark被リンク数

チャンネルNECOで、1992制作の劇場版課長島耕作を観ました。主演は田原俊彦!
田原俊彦の島耕作
原作の島耕作サーガと違って、バブル真っ盛りの1992年に課長になったばかりという設定の島耕作が活躍(?)する映画です。もう画面全体がバブル臭い!

島の部下には渡辺満里奈! 宣伝部の総合職OLという設定らしく、OL制服ではなく私服で働いているのですが…
バブリー満里奈1バブリー満里奈2
バブリー満里奈3
この格好はあまりにもバブル臭すぎる! 職場でカチューシャってどうなの? 肩パッドすごいし!
島耕作の法則によるとこの手のキャラは美味しく島に喰われてしまうのですが、そこは大人のルールで満里奈さんは島の毒牙にかかることはありません。
オフィスにPCが1台も置いてないのが時代を感じさせます。

初芝のカリスマ会長が亡くなることから始まる社内権力抗争に巻き込まれる新任課長島耕作というのがメインストーリーです。カリスマ会長を三木のり平が演じます。
のり平会長
当時はまだ生きてたんだ!のり平。あの江戸むらさきとかごはんですよ!の元キャラです。
のり平がぽっくり死ぬ演技をしている場面はリアルすぎてある意味怖いです。
お台場
おしゃれスポットとして出てくるお台場のシーン。なんとレインボーブリッジは建設中! まだゆりかもめもりんかい線もなかったんですね。

一番の驚き画像。当時最先端の携帯電話
最先端のクラムシェル型携帯電話端末
で、でかい。でかいの一族もびっくり。しかもアンテナをいちいち手で伸ばすタイプ。当時は高額料金の高嶺の花アイテムだったんですよね。学生はポケベル(死語)で我慢してろって時代。

当時はなんてこともない駄作映画だったのだろうけど、いま観るとツッコミどころ満載の新鮮な作品です。

2009/11/15 Sunday

笑う警官

Filed under: - dekaino @ 7:58 このエントリをはてなブックマークに追加 膃���茘��のはてなBookmark被リンク数

笑う警官を観ました。

久々の角川春樹監督の大手配給映画。恐竜物語REX以来だから15年以上経ってます。思えばREXは封切日に見に行って映画館で観ることができてラッキーだった。次週には大麻で角川春樹が逮捕されて上映自粛になってしまったのです。
今回大手配給といっても角川映画じゃなくて東映が配給です。だって角川映画は春樹の敵だから(角川映画は実弟の会社。要は大麻事件も含めて角川家のお家騒動)

さて、笑う警官ですが、佐々木譲の北海道警裏金疑惑事件を元にした警察小説「うたう警官」が原作ですが、本作はかなり原作とは違った味付けとなっています。
演出はかなり古い。古いというのは悪い意味ではなくて、良い意味で古いのです。今風の主演キャストの名前だけで人を呼ぶスタイル(ゼロの焦点の広末とか)ではなく、ちゃんと演技ができる俳優を集め、長回しカットを多用したクラシカルな雰囲気の演出です。しかも長回しであることがまったく鼻につかない、もしかしたら長回し演出に気づかない観客がいるんではないかと思わせるくらいです。アクションは極力少なく、ひたすら登場人物同士のセリフ劇をメインに押し立ててストーリーを進めていきます。
BGMも作劇を盛り上げる方向ではなく淡々とジャズを流すのみ。ここは監督の美学なんだろうけど私はあまり好きではない。ジャズかぶれの年代の人にはたまらないのだろうけど。

話はどんでん返しがいくつもあり、巨悪というよりは小悪党ばかりが絡み合う構図が、警察腐敗モノにありがちな勧善懲悪でも諦観でもない、別の形の決着となり、なんか角川春樹は老いてなお盛んという感じです。
娯楽映画としてまぁまぁ見られるレベル。でも見所は役者の演技の映画だと思います。

2009/11/8 Sunday

沈まぬ太陽

Filed under: - dekaino @ 23:28 このエントリをはてなブックマークに追加 羃��障��お�修里呂討�Bookmark被リンク数

沈まぬ太陽を観ました。
山崎豊子の日航をモデルにした小説の映画化です。

主役の渡辺謙が演じる恩地は正義の人として描かれ、敵役は三浦友和が演ずる行天(ぎょうてん)。
渡辺謙が画面でかっこいいのは善玉として当然として、三浦演ずる行天がこれまた渋いのです。三浦友和の地味な演技がすごい。

行天は悪玉という位置づけなのですが、本当にそんなに悪い人間だったのだろうか? 私には正直言って昭和のサラリーマンとして行天は出世は目指す人間が当然やるべきことをやっただけと思えます。むしろこうあるべきという模範的な昭和のサラリーマン像として思えません。
もちろん法律違反はするし不正もするのですが、昭和の時代は清濁併せ呑む度量があってこそ人の上に立てる雰囲気があったのも事実です。
行天は組合や遺族会を分断工作し、国民航空に有利な形で解決しようと動きます。そして恩地はそれに抵抗します。しかし、安全な航空会社を目指すのであれば実は行天のやり方のほうが正しいのではないかと思えるのです。行天は劇中で「俺は過去には興味がない 未来だけを見ている」と恩地に言います。これはある意味とても正しい現実的な姿勢です。
変に遺族補償に時間と金をかけるよりも、さっさと示談し浮いた分の時間と金を安全向上の目的に使った方が絶対にいいはずです。いくら遺族の心を慰め多めに慰謝料を支払っても亡くなった犠牲者は生き返りはしないのだから、
また組合分断も安全向上の面から見て正しいのかもしれません。労働組合の論理としては賃金を上げることで安全が確保できるといいますが、これは正直うそっぽい。
たとえば、80人の整備員が1日10時間働くより、20人増員して100人それぞれが1日8時間働いた方が、不足の休業(風邪など)への対応や各人の疲労度を考えると絶対に安全度が高まるはずです。しかも時間当たりの労働単価が同じならば人件費は増やさずに済む。しかし、これだと個々人は10時間労働から8時間に減少するわけで、当然個々人の給料もその分低下してしまう。つまり労組としては飲める話ではなくなり抵抗するのは必至です。
安全にはコストがかかるという事実から考えると、強すぎる組合は当然にして安全を損なう方向に機能するのも事実。行天の組合弱体化政策も絶対悪ではないのです。
行天の悪事は決して私服を肥やすためではないのです。そして善玉であるはずの恩地は会社の金でナイロビのどでかい邸宅に済み、サバンナで像狩りにシャレこむだりしてアフリカ生活を堪能していながら、つらいフリして被害者面なんて、むしろ恩地の方があくどいようにも思えます。

ガンダムオタク的にたとえると、行天はギレン総帥のような人物です。最後の最後で信用していた腹心に裏切られて失脚するあたりも似ています。
彼は物語で悪役として描写されますが、それでもファンからの人気は高く、客観的に分析しても彼の政治判断は絶対悪かというとそうではないわけです。
本作の登場人物はそれぞれ実在人物のモデルがいるとされていますが、行天四郎についてはそのようなモデルは存在せず、完全な創作キャラクターだとされています。だからこそこのような完全無欠の不遇な悪玉キャラを作ることができたのでしょう。行天の家族の描写がまったく出てこないところもギレンっぽいのです。愛人だけ少し出てくるのも美人秘書がいるギレンに通じると思うのは深読みしすぎか?

本作では御巣鷹山の墜落事故の描写が多々出てくるのですが、この事故は結局ボーイング社の修理ミスが原因で運用・操縦に責任はなかったのだから本作のテーマにはそぐわない気がします。なぜここで羽田沖墜落事故、いわゆる逆噴射! 「機長やめてください」事件を持ってこないのか? こちらの方が航空会社の管理責任は大きいはず。まさに会社の人事管理の問題なわけで、この論点を持ってこないあたり、やはり日航に遠慮している部分がかなりあると思わざるを得ません。

等といろいろ苦言は尽きないのですが、本作は見ごたえのある大作でした。
久しぶりに途中で休憩が入る映画でしたが大満足です。

転校生 -さよなら あなた-

Filed under: - dekaino @ 22:38 このエントリをはてなブックマークに追加 荵∽�∞�� -�������� ������-のはてなBookmark被リンク数

スカパーのチャンネルNecoで、大林宣彦監督が自らリメイクした2007年公開の転校生 -さよなら あなた-を観ました。
監督本人が手がけるリメイクものってだいたい失敗が多いのですが、本作は結構面白かったです。
ストーリーが前作とかなり変わっている上、前作を知っているとニヤリと楽しめる部分もあります。前半のストーリーは土地と時代が違うだけで前作とほぼ一対一で対応するのですが、後半はかなり違う展開となります。要は脚本がちゃんと練られているということ。
昔の話を現代にリメイクすると携帯電話の存在が邪魔になるんですが、入れ替わりの場面を神社の石段からの転落から、神社の湧き水に落ちると変更し、水没により携帯電話が故障するという芸の細かい設定で、一時的に携帯電話の使用を封じることでうまく処理しています。ココは本当にうまい! 感心しました。

また素晴らしいのは主演にちゃんと新人を起用しているところ。しかもその新人の蓮佛美沙子がかなり巧い。いわゆる美人ではないけど小林聡美よりはかなりマシなのも今風でよいです。

後半は、主人公2人の彼氏と彼女にあっさり入れ替わりの秘密を打ち明けてしまい、しかも彼氏/彼女がすんなり納得してしまい先の流れが読めなくなります。加えて一美の身体(心は一夫)が不治の病になってしまい余命数ヶ月。このままだと一美の身体と一夫の心が失われてしまうピンチという展開。
前作を知っている人でも決着が読めないストーリーとなっています。

一番の違いは大林監督も年をとったというところ。かなり年寄りの説教くさい話となっています。
それでも過去の栄光もう一度みたいな老醜というほどでもなく、十分に楽しめる良作に仕上がっていました。

2009/10/17 Saturday

ATOM

Filed under: - dekaino @ 22:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ATOMのはてなBookmark被リンク数

ATOMを観ました。原題はもちろんASTRO BOY。
ATOM
CGモデリングされたアトムは原作からはかなり遠いですが、実際に3Dアニメで動かしてみるとさほど違和感はありません。原作に近い造形のままだとむしろ不自然だったと思うので、これはこれでよい判断だったと思います。

ハリウッドが日本マンガをアニメ化すると高い確率でアチャーとなる作品になってしまうのですが、本作はそういうことはありません。正確にはアメリカでテレビ放送されていたアニメの3D CG映画化とみた方が正しいでしょう。ちゃんとアトムという作品に仕上がっています。
脇役キャラもいい感じ。ハムエッグは本作ではかなり美味しい役どころです。
動力は原子力ではなくブルーコアという新設定が入ってますが、この新設計も巧いです。ちょっとご都合主義かもしれませんが。

私が観たのは日本語吹替版。吹替もいいです。アトム役の上戸彩はまったく違和感がありません。
日本で映画化するよりずっといい出来になったと思います。手塚眞あたりに口出しさせなかったのが成功のポイントでしょう。吹替版にはカメオ出演しているようですが。

仏陀再誕

Filed under: - dekaino @ 21:40 このエントリをはてなブックマークに追加 篁����顄�のはてなBookmark被リンク数

仏陀再誕を観ました。
幸福の科学製作の宗教アニメです。前に類似作の永遠の法も観ています。

前作と比べて、宗教抜きでも結構面白く楽しめるようなつくりになっています。
永遠の法は、無駄にすごい作画をしているのに演出的にはまったく無意味だったりして、お役所的に潤沢な予算を無理やり使い切っているようなところがありましたが、本作ではうまくスポンサーを騙して自分達の作りたいものを作ってしまったような詐欺的要素があります。たとえるならオモチャ屋を騙して作ったガンダムとか、パチンコ屋を騙して作ったアクエリオンやらグレンラガンのようなものです。または濡れ場さえ出しておけば何でも撮れた日活ロマンポルノみたいな路線。とにかく作りたいように作るんだという作り手の叫びが聞こえてくるようです。

演出、作画、声優がかなり豪華でしかも意味のある使い方をされています。
特に銀河万丈が演じる悪の教祖の演説はアツい。ギレン総帥の演説級です。これだけ聞いても元はとれます。

コロナ小田原で土曜日の朝イチの回で観たのですが、劇場はほぼ満席でした。しかも観客同士が顔見知りのようで、劇中の仏陀の生まれ変わりである空野太陽が法を説いているシーンでは手を合わせて感動しながら見ている観客が多数。宗教的にものすごい盛り上がった雰囲気の中での鑑賞となってしまいました。

ストーリーも永遠の法のように、アインシュタインは悪魔の手先だ! みたいな噴飯話はでてこず、幻魔大戦的に、日常からいきなりUFOが攻めてくるとか大津波が来るとか、80年代SF戦争映画のノリで宗教風味の超能力バトルものとしても楽しめます。

まぁそれでも幸福の科学の教義についてはきっちり説かれるのですが…

  1. 無神論/唯物論は間違い → 霊魂や死後の成果は存在する
  2. 宗教といっても悪魔の手先の団体もある (敵対教団
  3. むさぼる欲 怒り 愚かさ の3つをなくそう

上に列挙した話が繰り返し繰り返し出てきます。ここだけは非信者にとっては あーそー と流すしかないです。
そもそも「仏陀」って悟りを得て解脱を実現した者。解脱とは輪廻の牢獄から解放されることで、もうこれ以上転生しないで済み現世の苦難から脱することに成功した人を仏と呼ぶわけで、仏陀が再誕するって矛盾もいいとこ。もし再誕したら実は仏陀ではなかったということになり、もう何が何だか。

ネタとして観るには面白い作品。

カイジ 人生逆転ゲーム

Filed under: - dekaino @ 19:51 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�� 篋榊����荵≪�蚊�若��のはてなBookmark被リンク数

劇場版カイジ人生逆転ゲームを観ました。
あのカイジの映画版です。原作はかなり長いというか未完作品なので、かなり簡略化して一本の映画に仕上げています。劇中のギャンブル対決は、ジャンケンカード、ブレイブメンロード(高層ビル鉄骨渡り)、Eカード(皇帝、市民、奴隷のカード)の3本。
最初のジャンケンカードは原作をものすごく単純化したものでまったく単調。現金を貸し付けたり、カードや星の売買など肝心な部分を丸ごとカットしているのでつまらないです。序盤でかなり不安を感じさせる出来。
そのあと地下坑道での強制労働。もちろん報酬はペリカという流れ。ただし班長たちとのチンチロリン対決はなし。残念。
2本目の鉄骨渡りは、まぁ原作に近いノリ。原作では福本の画力のため高所の恐怖感が余りよく表現できていなかったのに対し、さすが映画だけあってものすごい緊張感です。科学考証的には鉄骨に手が触れるとビビビとくる高圧電流というのが謎なんですが… あんな豪雨の中でも漏電しないし、そもそも地面に触れていないからアース電位との電位差で感電するわけでもないし(高圧線に止まる鳥が感電しない理屈)、深く考えてはいけないのでしょうが謎です。ただし、原作にあった透明階段はなし。それでもジャンケンカードよりはよい出来でした。

最後の対決のEカードは、香川照之が演ずる利根川とのタイマン勝負。遠藤役の天海祐希が原作にはない味付け。どっちかっていうとカバチタレとか極悪がんぼに出てきそうな一見悪辣だが実は情が深い、福本作品にはいないキャラクターとなっています。

本作品は日本テレビ資本で製作されており、テレビ業界の大人の事情でいろいろ規制がかかっているようです。パチンコ業界はカイジの台があるくらいなので決して悪くは描かれません。反面サラ金業界は結構悪いヤツ的な表現。一昔前のサラ金はテレビ業界にとって大得意先だってのに、最近の規制強化によりたいして影響力がなくなったということでしょうか? 確かに一時期よりサラ金CMって目立たなくなっている気もします。

映画を観終わった後、なぜか冷たいビールが飲みたくなる作品。結構よかったです。

2009/9/28 Monday

築城せよ!

Filed under: - dekaino @ 22:49 このエントリをはてなブックマークに追加 膀�������!のはてなBookmark被リンク数

小田原映画祭の企画、小田原城銅門(あかがねもん)野外上映会で、築城せよ!を観ました。

小田原城銅門の前で行列をしている様子。
小田原城銅門 門前

小田原城銅門野外上映会 会場
会場の様子

小田原城銅門野外上映会 映写機
映写機。ビデオ/HDDプロジェクタではなくてフイルム映写なのです。

開場は17時から。上映前にゲストとして呼ばれた阿藤快(主人公の父)、藤田朋子(主人公が通う大学の教員)、古波津陽(監督)の3人のトークショーがありました。日が沈み暗くなった頃合、18時半頃に上映が開始されました。

築城せよ! のストーリーは、戦国時代に自分の城を持つ未練を持ったまま非業の死を迎えた領主と家来2人が、無能な役人(豆腐屋の息子)と大工の棟梁とホームレスに憑依して、現代の世で城を築こうとするというもの。本作の見所はCGではないホンモノの城を作ってしまうところです。ホンモノといっても材料はダンボール。ホームレスのダンボールハウスのごとく器用にダンボールを使って城を築き上げてしまうのです。
ダンボールといっても高さ25mもある本格的な城で見事な造形です。ぜひ大きい画面で見てほしい。

主役の女学生(海老瀬ハナ)がかなりいいです。主役っぽく印象に残ります。比較的無名な役者ばかり使っているのに、その他の脇役も含めて印象に残るキャラが多く、素晴らしいキャスティングです。
恋愛要素がありそうでまったくないのも楽しい。ウェディングトレスを着て恋愛が絡まない映画ってかなりレアなんじゃないだろうか?

城の庭で城を作る映画を観るという貴重な体験ができました。

2009/9/27 Sunday

空気人形

Filed under: - dekaino @ 11:49 このエントリをはてなブックマークに追加 腥堺�篋阪就のはてなBookmark被リンク数

空気人形を観ました。
業田良家の短編マンガが原作の映画です。
心を持ってしまったダッチワイフ(ただし知恵の方はちょった足りないかも)の日々の生活を淡々と描写するSFタッチ+エロ+哲学などの要素を盛り込んだファンタジー物語です。
空気人形

一言でいうと豪華キャストで日活ロマンポルノをやってみた作品です。
主役のペドゥナの演技はすごいです。露出もすごいが片言の日本語もまたいい味出しています。
他の脇役も名のある役者ばかりで不安なところはまったくありません。

逆に言うととにかくキャスティング優先な企画に思えます。
作品自体は決して悪くはないのですが、できることならもっと新人とか下積みが長い無名の役者などを抜擢することはできなかったのか、そこが残念です。もちろん目玉として少数の有名役者を起用することは否定しないのですが、監督から役者、スタッフまで過去に十分に実績がある者ばかり集めているのが鼻につきます。今の時代らしいキャストさえそろえば企画に資金がつくみたいな風潮が見え隠れしていて萎えてしまう。
主役は無名のグラビアアイドルとかAV女優だけど演技に花があるような人を起用した方がよりよかったんじゃないかと思います。企画が冒険なのにキャスティングだけ守りに入っていてチグハグな印象がぬぐいきれません。

本作品の製作会社はテレビマンユニオンというテレビ番組製作を主にやっているプロダクションです。簡単に言うとテレビ屋。つまり、いかにもテレビ屋の企画ということか。本作品のプロモーションもテレビ屋的で、作られたブームというか、ブームを仕掛けている側の意図が透けてみえるような陳腐なプロモーション戦略です。メディアミクス展開もバブル臭い小学館の臭いもしてかなりダメダメっぽい。

前評判を真に受けるといい意味でも悪い意味でもサプライズな作品です。

2009/9/26 Saturday

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

Filed under: - dekaino @ 19:31 このエントリをはてなブックマークに追加 �����眼�<����:X-MEN ZEROのはてなBookmark被リンク数

ウルヴァリン:X-MEN ZEROを観ました。X-MENシリーズで一番人気があるキャラクター、自慢の爪で何でも切り刻むマッチョ男のウルヴァリンの出生の秘密のお話です。
原作を詳しく読んだことがないので知らなかったのですが、カナダ出身で元々不老不死の能力を持つミュータントがアダマンタイト骨格の移植を受けてさらに超人化したという、ドラゴンボールみたいなインフレ能力戦士だったようです。
とにかくウルヴァリンは渋い。そして原作とは違って決して黄色いパジャマを着ない。何があってもそれだけはしない。だって、カナディアン山男を地で行く漢なのだから。
しかし、なぜか幼少の頃はいいとこのお坊ちゃまとして育っているのが意外でした。それに対してサイクロプスの方は予想通りのオタッキーな高校生で笑えました。

血のつながった兄との因縁をメインの軸にして、ミュータント能力を利用しようとする組織の陰謀などが絡んでなかなか面白くみられるアクション映画に仕上がっています。最後に記憶を失うあたりがご都合主義でよろしい。

スペシャルゲストキャラとしてハゲ艦長ハゲ教授役のパトリック=スチュワートが登場! しかも少ないですがセリフ付です。うれしいサプライズでした。まだこの頃のプロフェッサーXは車椅子ではなくて歩けるという設定のようです。

X-MENファンなら必見のアクション映画。X-MENについて何の知識もない人でも楽しめます。

2009/9/21 Monday

カムイ外伝

Filed under: - dekaino @ 20:02 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゅ�篌�のはてなBookmark被リンク数

劇場版カムイ外伝を観ました。
超有名な忍者マンガの原作を元に宮藤官九郎が脚本、崔洋一が監督した映画です。

重要な事前情報として、本作は木下工務店が出資していることが挙げられます。
参考 映画界に進出する謎の企業:木下工務店
キノシタ出資+クドカン脚本なのでもっとおちゃらけたB級テイストの作品かと思ったのですが、以外にマトモ。王道のA級映画に仕上がっています。初めてアタリをひけたかキノシタコーポレーション!

ストーリーはカムイ外伝おなじみの抜け忍カムイが追忍に追われて諸国を流浪する逃走劇。原作にあるスガルの島編に大幅に脚色を加えてあります。
ワイヤーアクションを駆使したアクションが素晴らしいです。漁師が住む島が主な舞台になるため、海のシーンがたくさん出てきます。これがまた美しい海原の風景です。
このあたり興行の視点で見ると、中国市場を本気で取りに行ったかと思わせます。中国人は海とワイヤーアクション大好きだし。国内で中ヒットレベルだとしても、アジア市場で大きく当てて元を取る作戦かもしれません。

宮藤官九郎の脚本は巧みにカムイ外伝の世界を再現していると思います。カムイ伝ではなくてあくまでもカムイ外伝であるところがミソ。登場人物に根っからの悪人はいません。みなそれぞれの掟や価値観に基づき行動しているだけで、人を殺めるのも手段であって目的ではない。
カムイ本人は当然として、独裁的な藩主である軍兵衛も幕藩体制の大名当主としては立派な人物。目的意識を正しく家臣に伝え、きっちりと遂行する能力の高さ、決して家臣団に丸め込まれず自分の意思で決断を行い、たとえ家臣を打ち首にしてもそれは家中の掟に従った結果であるため、家臣の反抗心を煽ることはありません。はっきりいって家臣の中精度は高く、むしろ名君といえる人物。ただし残念なことに領民の立場からみたら残虐な殿様であるだけなのです。
伊賀の大頭だって忍者の厳しい掟にしたがって抜け忍狩りをしているだけで、決して趣味で殺しているわけではなく、漁師の半兵衛もその妻も娘も、フカ狩のワタリ衆もそれぞれの信念や正義に従った結果、他者を傷つけることはあっても悪人ではない、そういう世界観です。
そして多くの人が死ぬのに、何も状況が変わらず、カムイは抜け忍として逃げ続け、追忍は追い続ける。この虚無さが正にカムイ外伝の真髄であり、それの表現に成功しているといえます。

各キャストもビッグネームだけ集めたわけではなく、名前に見合うだけの演技を見せてくれます。大後寿々花はやっぱり素晴らしいし、小雪もアクションをがんばっている。やられ役の元仲間のくノ一の芦名星はちょっとよくわからなかったけど。

ここ数年の忍者モノ映画の中ではピカイチの出来。

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗

Filed under: - dekaino @ 9:19 このエントリをはてなブックマークに追加 20筝�膣�絨�綛器���腟�腴�鐚� �若�������のはてなBookmark被リンク数

20世紀少年< 最終章> ぼくらの旗を観ました。
なんかだかんだいって完結しました。話は壊れたまま強引に決着をつけた感じ。
殺人ウイルスは潜伏期間が24時間のはずなのに、ウイルスが街中に噴霧された途端にバタバタと吐血して倒れる群衆。たった数時間の間も整合性を保てないくらい話が壊れています。トモダチが誰かなんともはやどうでもいい勢い。
正直原作ファン以外はトモダチの正体に興味なんてわかないでしょう。単純に狂った悪いヤツ以上でも以下でもない「わるもん」です

いろいろとシナリオを練るのに苦労したのでしょう。結局、トモダチの正体探りのストーリーはメインからはずし、旧万博会場でのケンジのライブコンサートを最後のクライマックスにしています。トモダチの正体や過去の経緯に興味がない人はライブ映像をバックに流されるエンディングクレジットの間に退席できるようになっている親切なつくり。
映画館ではクレジットの後にも話が続くから帰るなって注意書きがあったけど、余計なお世話です。ここで帰りたい人はさっさと帰った方が幸福になれます。

クレジット後に流されるトモダチの正体の過去編も微妙な感じ。
バーチャルリアリティ装置ははっきりいって禁止した方がよかった。過去を体験できるけど、ここで何かをしたからって現実世界には何の影響もないというバーチャル世界。これのせいで緊張感も何もないまったくつまらない話になってしまった。最後の最後までダメっぽいのが本作らしいです。

そして、平愛梨は本作シリーズに出演したことが芸歴にプラスだったのかマイナスになったのか。
これもかなり微妙です。

結局、原作マンガのキャラにどれだけ似せてくるかだけが見所の作品でした。完結おめでとう。

2009/9/20 Sunday

ベアシクルGT670キャノンボール

Filed under: - dekaino @ 9:04 このエントリをはてなブックマークに追加 ���≪�激����GT670�㏍�c���潟���若��里呂討�Bookmark被リンク数

ハマの蛙男祭り-蛙男商会5年間の軌跡 頑張れオレ!- 赤の蛙男/青の蛙男 緑の蛙男/黄色い蛙男を観たときの半券を専用応募ハガキに貼って、応募したところ当選しました!

レオナルド博士セット
これが送られてきたセットの全容

ベアシクルGT670キャノンボール 前から
これがベアシクルGT670キャノンボールだ!

ベアシクルGT670キャノンボール 横から
博士の頭の上にはリーゼント風ウンコもといウンコ風リーゼントが!

デコシール
ドレスアップ用のデコ・シールも完備です。

博士の免許証
うれしいオマケのなめ猫風博士の免許証。生意気にもゴールド免許だ。
しかし、昭和42年生まれだったのか。博士ってけっこう年配の熊だったのね。

2009/9/13 Sunday

BALLAD 名もなき恋のうた

Filed under: - dekaino @ 11:05 このエントリをはてなブックマークに追加 BALLAD ����������������のはてなBookmark被リンク数

BALLAD 名もなき恋のうたを観ました。
三丁目の夕日続・三丁目の夕日でヒットを飛ばした山崎貴が映画版クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦を翻案して実写映画にしたのが本作です。

正直、原作のクレしん映画に負けてます。ダラダラと遅い展開が退屈だし、しんちゃんに比べて子役のキャラが全然立っていません。特にしゃんちゃんのパパはカッコよさと哀愁が両立する名ワキ役なのに、父役の筒井道隆は全然ダメです。カメラマンが過去にタイムスリップしたのにのほほーんと過ごして、カメラを他人に貸してしまうなんて、不自然すぎ。脚本も役者もかなりダメダメ。

歴史考証もかなりゆるく、三丁目の夕日みたいにリアルな風景と風俗の再現でシニア層に受けるという要素も欠落しています。侍や浪人は出てくるけど庶民、特に農民の描写も皆無で、尺が長い割には穴だらけです。戦になったら田畑が荒らされるなんて定番の話もまったく出てこないところが寂しい。

主演の新垣結衣のファンならは観る価値あり、というかそこにしか価値はない映画です。

2009/9/6 Sunday

サブウェイ123激突

Filed under: - dekaino @ 21:27 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣�����с��123羶�腦�のはてなBookmark被リンク数

サブウェイ123激突を観ました。
原題はTHE TAKING OF PELHAM123です。PELHAM123は乗っ取られたNY地下鉄の編成番号。PELHAM駅を1:23PMに出発する列車だかららしい。

かなりテンポがよいアクション映画。ニューヨークの地下鉄がジャックされるストーリーで、24のように実時間と上映時間が同期している感じ。本作の上映時間は105分なので、105分の間に事件が発生して決着がつくという具合。
とにかく余計な要素を織り込まずシンプルに徹しているのでわかりやすいです。近年の流行のリアリティ番組調というわけでもなく、変にグラグラ揺れるハンドカメラで撮ったような絵はなく、きっちりかっこいい構図の絵が楽しめます。

今は使われていない古い駅施設やらなにやらニューヨーク地下鉄のいろいろな部分がみられるので、アメリカにも鉄道マニアがいるなら大喜び間違いなし。24時間終日運行しているので、こういうイレギュラーな事件が起きると大変なんだろうなと余計なことまで考えてしまいます。

主犯が何を目的としてこんな事件を起こしたのかいまひとつハッキリしないところが、またリアルといえばリアルなのでしょうか? アクション映画としてはよく出来た作品。

女の子ものがたり

Filed under: - dekaino @ 17:59 このエントリをはてなブックマークに追加 絅潟�������������のはてなBookmark被リンク数

女の子ものがたりを観ました。西原理恵子の漫画の映画化作品です。

この映画、宣伝が下手過ぎ、全然なってません。
女の子ものがたり 宣材
これがチラシやパンフレットなのですが、深津絵里だけをババーン出しているだけ。
年甲斐もなくはにかんでるオバさんが独りだけ出てても、アラフォー女しか反応しないでしょ。あまりにもひどい宣伝です。

実際には深津絵里は大して重要な役割ではありません。出番も少ない。
最後のまとめには出てきますが、演じるのが深津絵里である必然性が感じられないです。

本作では3つの時代が語られます。小学生時代と高校生時代と現代。
小学生時代
これが小学生時代のキャスト。左から、三吉彩花、佐藤初、森迫永依。
右の子が後に深津絵里となる主人公。実写版ちびまる子ちゃんで有名な子役です。

高校生時代
そして特に出番が多い高校生時代は、左から波瑠大後寿々花高山侑子と豪華キャストが演じます。真ん中の大後寿々花が後に深津絵里になる主人公。
こんな贅沢なガールズストーリー映画はそうそうありません。つまり、深津絵里のポスターに騙されてはいけないのです。本作は大後寿々花が主演なのです。波瑠と高山侑子が助演で、深津絵里は友情出演レベル。

小学生・高校生時代の舞台は愛媛県大洲。風光明媚で自然あふれる風景はこころが洗われます。高知県とはまた違った感じです。
バイオレンスばりばりでさすが西原理恵子原作という感じ、容赦ありません。でも面白い作品です。

2009/9/5 Saturday

南極料理人

Filed under: - dekaino @ 22:15 このエントリをはてなブックマークに追加 ��罐究����篋困里呂討�Bookmark被リンク数

南極料理人を観ました。
実際に南極観測隊に参加していた料理人が書いたエッセイ本を映画化したものです。
海保で料理を作る任務(昔でいえば海軍主計兵に当たるのかな?)をしていた主人公が業務命令で南極観測隊に同行させられるという話です。それも昭和基地ではなくて、さらに奥地のドームふじ基地。人口はたった8人の基地生活を淡々と描写します。

料理人の視点から見た極地観測隊の生活エピソードを積み重ねていくほのぼの系演出。なぜか軽薄なコメディタッチですが、家族愛のようなものも描かれます。

きたろうが演じる隊長がラーメン大好き。
ラーメン大好き きたろうさん
この映画を観るとなぜかラーメンが食べたくなります。

特に盛り上がりもなく淡々とした映画ですが、観終わった後はなぜかちょっと幸福な気分になっている不思議な作品です。

2009/8/30 Sunday

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー

Filed under: - dekaino @ 16:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 篁��≪���ゃ���若���c�宴�ゃ�� ���若�����ゃ���弱�紊с�激�с�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカーを観ました。侍戦隊シンケンジャー銀幕版の併映です。

本日8月30日に最終回を迎えた仮面ライダーディケイドのテレビ放送版も大変面白かったのですが、映画版の方も面白いです。テレビ版は未完結という形で12月公開予定の映画に続くようですが、本作の8月公開映画版はもうひとつの決着という形になっています。
平成ライダーおよび昭和ライダーがすべて勢ぞろい。敵も懐かしい面々が出てきておじさんにはたまらない。そしてライダーカード収集にはまっているお子様にもたまらない作品です。
戦闘シーンは由緒正しく石切り場が戦場。CGではないリアルな煙火を使った爆発シーンは迫力満点です。
歴代ライダーの中で鬼っ子的扱いの仮面ライダーJも登場。とにかくマニアックです。

テレビ版には出てこない主人公の妹役の荒井萌(ミスヤングマガジン2009)がかわいくでGOOD。来週から始まる仮面ライダーダブルもお約束で顔見せ。

サービス精神満点のライダー映画です。

侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦

Filed under: - dekaino @ 16:14 このエントリをはてなブックマークに追加 箴������激�潟�宴�潟�吾�c�守��綛��� 紊�����������Δ里呂討�Bookmark被リンク数

侍戦隊シンケンジャー銀幕版 天下分け目の戦を観ました。劇場版仮面ライダーディケイドの併映です。
普段の敵の外道衆より格上の映画版の敵、腐れ外道衆と戦うシンケンジャー達。お約束どおり新しい武器やら変身形態やら巨大ロボットが出てきます。
いつもどおりの出来上がり。ただし今回はゲストキャラがおっさんばっかりという渋さ。意味も無くでてくる若いアイドルのキャスティングはありません。残念(なのか?)

ホッタラケの島 遥と魔法の鏡

Filed under: - dekaino @ 15:33 このエントリをはてなブックマークに追加 �����帥���宴��涯 �ャ���羈����里呂討�Bookmark被リンク数

ホッタラケの島 遥と魔法の鏡を観ました。フジテレビ資本の3Dアニメ映画で、製作はProductionI.G.が担当しています。

技術的にはかなりチャレンジしています。カートゥーン調ではないリアルの頭身の3Dキャラはなかなか目に慣れません。特に冒頭の現実世界は浮きまくりです。中盤以降の魔法の世界(?)ではさほど気にならないのですが、背景がリアルな現実世界だとかなり違和感があります。
ハリウッドならアーサーとミニモイ形式(または、まんがはじめて物語形式)を選択して、現実世界では実写、ファンタジー世界ではCGキャラというように使い分けをするところです。しかし、本作では果敢に全編CGキャラという構成に挑戦しています。
その結果、成功したかどうか、ちょっと微妙なところです。

主人公の遥の表情の演出はかなり手間と時間を費やすようで、中盤ではずっと仮面をかぶらせて誤魔化しているのが見え見えです。ストーリーとしてうまく仮面の理由付けがしてありますが、やはり萎えます。同じ理由でカメラが主人公の後ろ側から撮っている構図も不自然に多いです。顔出しはかなり高コストのようです。
また、主人公の服装も1種類だけ、学校の制服(夏服)しか着用しません。16才の女子にしてはおしゃれ心が薄すぎです。これがまた妙に短いスカートにもかかわらず遥はバカバカ足を広げるもので、遥の側にいる他キャラに対してパンツを披露しまくりです。幸運にも奇跡的に決して画面にはパンツが見えないのですが。これが大人の事情というものか! 遥は、どうにもオトコの影をまったく感じさせないモ女のようです。

キャラの造形はともかく、世界観や背景は素晴らしい出来となっています。特に魔法の世界の雑多な廃物利用で作られた世界はとても面白く魅力的です。キャラより背景の方に視線が奪われます。背景美術は必見です。

ストーリーもお涙頂戴系ですがよくできています。安心してお子様にみせられる作品。

2009/8/22 Saturday

G.I.ジョー

Filed under: - dekaino @ 22:50 このエントリをはてなブックマークに追加 G.I.�吾�с�爾里呂討�Bookmark被リンク数

G.I.ジョーを観ました。
なかなかの傑作。
秘密特殊部隊 G.I.ジョーと悪の秘密結社が戦うというお決まりのアクション物なのですが、悪役側の各キャラが深く描かれており魅力的です。敵が魅力的だと話も面白くなります。
サイボーグ009のブラックゴーストのような国際的死の商人が基本ラインの敵ですが、ただそれだけではありません。各キャラの過去の描写もあり、謎の忍者が日本で修行してたり、その東京がなぜかかなり中華風だったり、妙なところも多いです。

戦闘シーンはかなりよく出来ています。海中のドッグファイトはなかなか新しい表現。そして弾道弾でない大陸間ミサイルなどオーバーテクノロジー兵器が山のように出てきます。

一般戦闘員もアニメ版みたいに「コーブラー ヒャッハァー」なんて叫ぶヤンキー風チンピラではなく、かっこいいのです。ガッチャマンの敵のギャラクターの一般戦闘員くらいスタイリッシュ。なんたって圧倒的に強い。なんとか対抗できるのはG.I.ジョーだけ、それもジョーの方が分が悪いくらいです。

最後に、敵の秘密結社も内部でごたごたが発生し悪の組織コブラが誕生します。つまり本作はコブラの誕生の話なのです。

もしかしたらこの映画を見た子供はG.I.ジョーよりコブラに入隊したくなるかも? でも自由意志が奪われるのはちょっとイヤかな。

ナイトミュージアム2

Filed under: - dekaino @ 7:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�����ャ�若�吾�≪��2のはてなBookmark被リンク数

ナイトミュージアム2を観ました。
こんどはワシントンDCのスミソニアン博物館を舞台にした騒動。3次元のものだけではなく、2次元の絵画まで命を吹き込まれて動き出す表現がなかなか面白い映画です。
ストーリーは正直スカスカで見るべきところはなく、悪乗りが楽しいギャグベースの子供向けで、たとえていうならヤッターマン的な作品です。もちろん流血したり人が死んだりすることもなく、お子様に安心。でも大人がみてもそこそこ楽しめます。

アメリカ人がよく知っている歴史上の人物が何人が出てきます。その中でもリンカーンは大活躍。
やっぱりリンカーンは偉大らしい。もし彼が21世紀の世界で同じコトやったら間違いなく極悪人扱いなんだろうけど(当時も相当恨みを買った末に暗殺されてしまうわけで)、もう神と子と精霊は同じモノ、ゆめゆめ疑うことなかれみたいに、リンカーンはとにかく英雄扱いされているところが、アメリカ的無邪気さの裏に毒を感じると言ったら考えすぎだろうか?

そこまで裏を読まないと毒の香りもしないくらい能天気な子供向け映画です。
特撮表現を楽しむには良作。

2009/8/15 Saturday

アマルフィ 女神の報酬

Filed under: - dekaino @ 19:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�������� 絅括����演��里呂討�Bookmark被リンク数

アマルフィ女神の報酬を観ました。
どうせいつものフジテレビ映画かと思って舐めてかかってましたが、案外面白い。天使と悪魔(ダビンチコードの続編)の焼き直しみたいな話ですが、本家よりずっと出来がよかったです。観光地案内ムービーとしてもよく出来ているし、なぜ観光地ばかり巡るのかストーリー上の理由も抜け目なく設定されていて感心します。

ただひとつ難点を言えば、ヒロインの天海祐希は全然ダメ。演技が大根過ぎます。だったらもっとキレイな女優使えばいいのに。大人の事情によるキャスティングなのでしょうが残念です。
その反面、脇役の戸田恵梨香はかなりよかったです。天海は戸田にすら負けてると言える。

また、劇中では2009年のクリスマス直前から始まり2010の元旦で終わるあたりで、本作はクリスマス映画として企画されたことを伺わせるのですが、なんでまた夏休み公開なのか謎すぎます。一刻も早く資金回収しないといけない事情があったのか? それとも劇場公開は箔付けに過ぎず、TV放送/DVD販売・レンタルが本番という考えなのでしょうか? どちらにしても真夏にコートで厚着した人々の話はちょっとつらいです。

タイトルにアマルフィとありますが、アマルフィはちょっと出てくるだけでほとんどはローマ市内だけで話が進みます。さすがにアマルフィでアクションシーンをロケするのはつらかったようです。アマルフィの風景が見られるシーンはかなりレアなので見逃さないようにすべし。

アクション&観光地紹介映画としてはよくできています。お金のかけ方のそれなりに成功している。天海の演技に耐性があるならおすすめの映画です。

メーターの東京レース

Filed under: - dekaino @ 18:12 このエントリをはてなブックマークに追加 �<�若�帥�若���延根���若�垢里呂討�Bookmark被リンク数

ボルトはPIXAR作品ではないのに、なぜかボルトの前座としてメーターの東京レースという短編が併映されました。本作品はPIXARの3Dアニメ映画カーズに出てきたメーターという名前のレッカー車が主人公のスピンオフ短編作品です。

題名の通りメーターが東京の公道でドリフトレースをするという話。なんとゴールは東京タワーのてっぺん! そして和製ユーロビート風BGMが流れます。頭文字DやマッハGoGoGoの観すぎなんじゃないのってノリです。能天気というか馬鹿馬鹿しいノリがカーズっぽくて楽しいです。

この短編を観るためだけでもボルトを観る価値があります。

ボルト

Filed under: - dekaino @ 17:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ������のはてなBookmark被リンク数

ディズニーの3Dアニメ映画ボルトを観ました。ディズニーといってもPIXARではありません。しかしPIXARに匹敵するクオリティです。
もはや今の時代は、3Dアニメは限られた高い技術を持つスタジオの独占ではなく、よい脚本と演出さえあればよい作品が作れる程度に技術が広い範囲に伝播した時代と言えるでしょう。

ストーリーはトゥルーマンショーの犬版のような話。虚構の世界から現実の世界に出た主人公(犬)がギャップに戸惑うという筋ですが、現実界に慣れた後からが本番です。ニューヨークからハリウッドまでアメリカ横断(ウルトラクイズとは逆方向)するというロードムービーとなります。
ハムスターなのにライノ(犀)というキャラがとぼけてて面白い。
上映時間は96分と結構長めですが、怒涛のストーリーであっという間に終わってしまいます。といってアクションばかりではなく、笑いあり涙ありの上質のファミリー向け作品に仕上がっています。
特に犬好きの人には、ああ犬ってこういうコトやるよねってアルアルネタがたくさん出てきて楽しめること間違いなしです。

2009/8/10 Monday

MW-ムウ-

Filed under: - dekaino @ 8:18 このエントリをはてなブックマークに追加 MW-����-のはてなBookmark被リンク数

MW-ムウ-を観ました。
劇場上映が終わるギリギリ、最後の回での鑑賞。

アクション映画としてはかなりよくできています。タイまでロケしていて走ってカーチェースして銃撃して、なかなかのアクションです。
しかし、原作からはかなり乖離した味付けになっているので、原作原理主義の人には受け入れ難い作品になっています。

もう原作が冷戦構造やベトナム戦争で米軍が大量に使った化学兵器などを機軸にしたストーリーなので、21世紀において時代遅れになっているのは否めません。それをそのまま今の時代に映像化するのは無理なのは確か。それにしても大胆すぎるアクション偏重な作り。ピカレスクものとして悪くない出来ですが、原作にある宗教(カトリック)の胡散臭さや教会内の男色趣味などのアダルトな悪の要素はすべてカットされています。ルパン三世的な子供が安心してみられる犯罪映画となっています。

ある意味でストーリーはアクションのための設定に過ぎない扱いなので、何も考えずにアクションを楽しむべき映画。

2009/8/7 Friday

サマーウォーズ

Filed under: - dekaino @ 7:56 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣���若�����若�困里呂討�Bookmark被リンク数

サマーウォーズを観ました。映画館でみた予告編とヒロインの声を桜庭ななみ(80年代懐古風味のミスマガジン2008グランプリ) がやっている以外の予備知識なしで鑑賞。
信州上田市を舞台にリアルな夏の上田の風情とネットのバーチャル世界の両方が描写されるSF風味アクション映画です。

上田の話なのに真田の話が全然出てこなくて不自然だと思っていたのですが、ストーリーの中心となる陣内家そのものが真田家をモデルとした旧家ということのようです → 上田観光コンベンションのページ
だったら堂々と真田の名前を使えばいいのにと思いました。
真田家末裔のお許しが出なかったのだろうか? 真田十勇士モノなんて昔からたくさん出ているのだから、特に許可など不要なんでしょうが、あまりにも地元密着でタイアップしたため、真田宗家の意向を無視できないみたいな難しい大人の事情があるんでしょうか? いくらでも深読みできる製作事情です。

陣内家の面々も元は真田ということを考えると、これは真田十勇士がモチーフかとも思わせるのがチラホラいますね。これ元々は猿飛佐助のつもり? 霧隠才蔵はどれ? 三好入道っぽいでかい人そう言えばいるなぁ…
せっかく上田の話なのに真田の名前が使えなかったのは本当に残念です。

それから中学生男子のカズマ君。谷村美月が声を当ててますが完全な女声。声変わりしてない設定だとしてもかなり苦しいです。最初見た人はこいつをボク女って思うに違いない。これも大人の事情のキャスティングなんでしょうね。角川がプッシュしてるのかな? 桜庭ななみの起用も大人の事情だろうけど、彼女はかなり巧くこなしていたのに対し、谷村美月はちょっと浮いてました。普通にに男児声ができる声優使えばいいのにね。残念。

いろいろ気になった点を挙げましたが、基本的には大変よくできた面白い夏休み映画です。
ただ数学オリンピックって筆算や暗算の正確さや速さを競うものではないよね。そこだけは気になるのです。

2009/7/31 Friday

アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの

Filed under: - dekaino @ 22:04 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�ゃ�鴻�祉���ゃ��3 ���c����������������里呂討�Bookmark被リンク数

アイス・エイジ3 ティラノのおとしものを観ました。
アイスエイジの第三弾。今度は氷の下に恐竜の世界があったという、もはや氷河期関係ないじゃんというストーリーです。CGは大変安定していて安心して見られるレベルで、いろいろな遊びを試みて成功しているといえます。第一作とは雲泥の差、技術の進歩とはすごいものです。

子供向け夏休み映画としてよくできています。

お台場ガンダム

Filed under: - dekaino @ 18:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ���医�眼���潟����のはてなBookmark被リンク数

お台場潮風公園の等身大ガンダムを見てきました。
お台場ガンダム1
お台場ガンダム2
等身大ガンダムそのものは、ああ作ったのね程度の感想しかありません。目が光ったり首が動いたり、胸から白い煙(通称ハナイキ)が出たり、工夫はありますがロボットとして動くわけではありません。

ガンダムエースの富野&安彦インタビュー記事で、富野監督はこの企画立上げ時に知らされていたら全力で潰す気だったと述べています。でも完成した出来上がりをみたらこれはこれでいいんじゃないのって感想を述べており、なんか富野監督としては首尾一貫していないなって印象を持ちました。
しかし実物を見てなんとなく富野監督の言いたいことがわかった気がします。
そもそも、この企画はGREEN TOKYOプロジェクトの一環として東京都の外郭団体が主催するもので、東京都の緑化運動と東京オリンピック・パラリンピック招致計画の広報活動として企画されたものです。
しかしちょっと考えてください。エコとか緑化とガンダムって関係ないよね。それどころかガンダムは兵器なのでむしろ環境政策とは正反対の資源浪費のシンボルです。
要は製作現場がよくわかっていない自治体をうまく騙して、作りたいように等身大ガンダムを作ってしまったということ。まさにダイキャスト玩具メーカを騙してガンダムを作った富野監督が好きそうな話です。

これは会場の裏に目立たないように設置してある発電機。20台以上の発動発電機が稼動していました。
発動発電装置
この一時的イベントのために東京電力からの送電線を潮風公園に引いてくることはできなかったようで、発電機の出番ということらしいです。石油燃やしまくりCO2排出しまくりです。おそらく発電機が1kW供給するために排出するCO2は東京電力が1kW発電するために必要なCO2量より1ケタ以上多いはず。
つまりエコとか緑化とか言ってるのに実態は不必要にCO2を出しまくっているということです。なんという欺瞞! 「みてください これがティターンズのやり方です!」
人間の業は深い…

2009/7/27 Monday

モンスターVSエイリアン

Filed under: - dekaino @ 10:25 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�潟�鴻�帥��VS���ゃ���≪�海里呂討�Bookmark被リンク数

モンスターVSエイリアンを観ました。
3Dではなく2Dの方。でも面白さには大差ないです。

設定やシナリオはすごくマニアック。古い怪物映画ファンなら元ネタがすぐわかるはず。日本生まれのモスラも出ます。
元ネタがわからなくても、冒険活劇ものや異形となった葛藤などがちゃんと描かれていて子供だけではなく大人も楽しめる、いつものドリームワークス作品です。
ただ、結婚式シーンから始まるにしては恋愛要素はちょっと少ないかも。どっちかっていうとつまんない男は捨てて貴女の人生を楽しめってバブル時代に流行ったような女子応援系のノリです。

大統領が弾くキーボードがYAMAHA DX7なのがマニアックだなぁと思いました。

2009/7/25 Saturday

ハリー・ポッターと謎のプリンス

Filed under: - dekaino @ 11:49 このエントリをはてなブックマークに追加 ��Ù�若�祉�����帥�若����������潟�垢里呂討�Bookmark被リンク数

ハリー・ポッターと謎のプリンスを観ました。原題はHARRY POTTER AND THE HALF-BLOOD PRINCE。Half Bloodのところが訳されてませんが、邦訳本の題名にあわせたものと思われます。

本では最終巻のひとつ前に当たるクライマックスに至るまでの、必然的に状況説明が多くなりがちなストーリーです。しかも映画ではさらに圧縮されているので説明しなくてはいけないことを一通りこなしました感が強く全然遊びがない感じです。
主要キャラはみんな発情しまくってるし、対抗馬的キャラのルナ=ラブグッドは全然目立たないし、ひとつの映画作品としてみたらかなりひどい出来。ただしCGは気合入っています。ハリーポッターサーガの一連の流れで中だるみしている作品です。

ドラコ=マルフォイのおつきの2人の方がカッコよくなってる現象を再確認できるかと思ったのですが、劇中でマルフォイ家は没落しており、ドラコは学園でも孤立しているため、おつきの2人の出番は無し。残念!

次回でやっと完結かと思ったら、最終巻は2つに分けて映画化されると、本編後に予告してました。なんか小学館の漫画誌のだらだら連載みたいな引き延ばしにちょっと萎えます。

ここまで全作つきあったのなら、しょうがなく付き合ってもいいかな程度の作品。

2009/7/20 Monday

ハマの蛙男祭り 緑の蛙男/黄色い蛙男

Filed under: - dekaino @ 12:17 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������欠キ�� 膩�������/藥��蚊�����靴里呂討�Bookmark被リンク数

ハマの蛙男祭り 緑の蛙男/黄色い蛙男を観ました。
今月上旬に観たハマの蛙男祭り 赤い蛙男/青い蛙男に続く作品です。

緑は大人向けファミリーもので、京浜家族と「菅井君と家族石」から選んだエピソード。黄色は子供も楽しめるファミリーもので、同じく京浜家族と土管くんシリーズからいくつかエピソードが選ばれています。
どちらも上映時間は1時間。やはり大人が観るなら大人向けの緑の方が面白いかも。

レオナルド博士とでかいの
映画館にあるレオナルド博士の等身大ぬいぐるみ。左側にいるでかいのと負けず劣らずのでかさ。

2009/7/17 Friday

TOHOシネマズ ギフトムービー

Filed under: - dekaino @ 8:48 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO�激������ ���������若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ノウイングTOHOシネマズ海老名で観たのですが、本編開始前の上映についていくつか変化がありました。

まず、鷹の爪のマナームービーが新作に。今度はレオナルド博士(白衣の熊)がメイン。ガールフレンドのメス熊も競演です。
そして、TOHOシネポイントカードの宣伝はトムスのCGアニメ、スケアクロウマンが宣伝する新フイルムに替わりました。これもなかなか面白かったです。

最後に、ギフトムービー。これは本編の前に無料でショートムービーを上映するというサービス企画のようです。もう料金値下げでの競争はきついので、こういう企画で他映画館と差別化していく戦略なんでしょう。眼の付け所はいい。
しかし、これがつまらない。紙兎ロペという作品なのですが、解像度が高いだけで動きもないしシナリオもスカスカ、どうにもなりません。どうやら数年前に個人的に作った動画をWebで公開していたものらしいです。→blogの残骸
いくらなんでも初手でこの低クオリティはヤバいです。正直、MOVIX(松竹系シネコン)で同じように本編前に上映していたノラビッツ・ミニッツの足元にも及びません。奇しくも同じウサギのキャラなのにこの差はどうよ?
TOHOシネマズさん、もうちょっとお金出してまともな作品をキッチリ作ってはいかがでしょうか?

ノウイング

Filed under: - dekaino @ 8:29 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ�潟�阿里呂討�Bookmark被リンク数

ノウイングを観ました。
CGバリバリの世界の終末を扱った映画です。

とにかく世界観が古きよきアメリカの主流派、東海岸の白人でプロテスタントの中産階級にコビまくりな映画です。日本でいう三丁目の夕日が団塊世代にコビまくっているようなもの。老人向けかつキリスト教くさいストーリーです。

MITで宇宙物理学を教えている大学教授のジョンが主人公。彼は妻と死別し一人息子のケレイブと二人で暮らしています。
おそらくカール・セーガンあたりがモデル。しかしジョンは、古いキリスト教信者がもつ科学者のイメージ、無神論に近い人物像を体現しているだけで、セーガンとは違ってぜんぜん科学者らしくないです。

雑賀に自分が救われないとわかったとき、ただ嘆くだけ。いやセーガンだったらそこで人類の文化を記録したメモリデバイスなりなんなりを託すでしょう。ボイジャーに積み込んだ異星人へのメッセージみたいに。
そういう発想が出てこないあたりがそこが浅いです。無神論者が超越存在に遭遇して右往左往するような、老人たちは溜飲を下せるシーンさえあればいいというところか?

ストーリーとしてはまったく感情移入できないしリアリティを感じさせませんが、特撮はすごいです。とにかく大規模災害のシーンがすごい。飛行機は墜落して地表に激突するし、地下鉄が脱線して大惨事。見所です。
それから子役たちも巧いです。

救われるのは白人だけ。ポリティカルコレクトをここまで堂々と無視する潔さにしびれる映画です。
(一応逃げ道として方舟は一つだけじゃないことを示して、あっちには白人以外も乗ってるといいわけできるようにはなってます)

2009/7/12 Sunday

ハマの蛙男祭り-蛙男商会5年間の軌跡 頑張れオレ!-

Filed under: - dekaino @ 11:48 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������欠キ��-���桁��篌�5綛顔�����莊� ��綣泣������!-のはてなBookmark被リンク数

横浜みなとみらい地区にあるBrillia SHORTS SHORT THEATERで上映されているハマの蛙男祭り-蛙男商会5年間の軌跡 頑張れオレ!-を観に行きました。正確には赤、青、緑、黄と4部あるうちの赤と青だけ観ました。残る2つは7月下旬に上映される予定です。

最新作の京浜家族を冒頭に上映し、続いて過去の作品の蔵出しという構成です。各色でテーマがあり、赤が社会風刺、青がサラリーマンの悲哀というテーマ。ちなみに残る2つはファミリーものらしい。

京浜家族はさすがに最新作で画質もバッチリ。クレジットによると投影アニメーションも絡んでいるようでまったく安心して見られます。しかし過去の蔵出し作品の中にはPCフラッシュ画像そのままのレベルの画質のものもありちょっと大画面で見るにはキツいかも? まぁDVDを買って観るなら問題ない程度です。

京浜家族に出てくる主人公が勤務する京浜広告での同僚の女性社員の宮崎さん。最近流行の森ガールというんでしょうか? いかにも森にいそうな女性です。森といっても「ここはお前の住む所じゃないの。森にお帰り」的な瘴気マスクなしで入ると肺が焼けてしまう森です。
京浜広告の宮崎さん
蒼井優を森に強制移住させても生活に困りそうだけどナウシカだったらむしろ森じゃなきゃ生きていけない感じだから、宮崎さんこそ真の森ガールに違いない。ファッションは地味なOLっぽいですが…

2009/7/7 Tuesday

トランスフォーマー/リベンジ

Filed under: - dekaino @ 8:16 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�鴻�����若����/�����潟�犬里呂討�Bookmark被リンク数

トランスフォーマー/リベンジを観ました。原題はTRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN、直訳すればFALLENの逆襲です。FALLENとは今回の敵ボス。

前作と同様マイケル=ベイ監督で、世界観やキャラも前作から引き継がれています。
今回は、主人公のサムが大学に入るあたりから始まります。高校時代からワンランク上がったお色気エピソード満載、とてつもなく永井豪テイストです。キューティーハニーとかけっこう仮面系。

予告編で流されていた空母とか大ピラミッドに隕石が落ちてくるシーンは序盤かと思ったらかなり終盤のシーンで驚きました。予告編とはだいぶ違う印象です。

前作では地球の軍事力ではディセプティコンにはまったく歯が立たない感じでしたが、本作では戦車とか攻撃機で普通に戦えています。敵は弱体化しているかも?
主な舞台はアメリカ人が大好きなエジプト。なぜかエジプトに米軍の空挺団とかヨルダン空軍がきてディセプティコン(敵)軍団と戦ってしまいます。エジプト・アラブ共和国の主権は完全無視です。アメリカ人のエジプト感がよくわかる(笑

ド派手なアクション満載の娯楽作としてはよい出来です。

2009/7/4 Saturday

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

Filed under: - dekaino @ 23:44 このエントリをはてなブックマークに追加 �宴�眼�<�潟�蚊���蚊�恰�医���雁��:�瓦里呂討�Bookmark被リンク数

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を観ました。2007に上映されたヱヴァンゲリヲン新劇場版:序の続編です。
前作の序は単なるテレビ版の焼き直しであり新味はまるでなかったのですが、本作はほとんどが新作カットで、ストーリーもプロットはテレビ版をなぞってはいるもののまったくのオリジナルです。
映像もかなり派手で見応えがあります。前作と同様に冒頭は夜間の暗い画面で映画フイルムでみないとよくわからないと思います。おそらく次回作のQの公開時に放送されるであろう金曜ロードショーをテレビで観ると暗くてよくわからない絵になるはず。

アスカはなぜかドイツ語を話しません。というかドイツという国名すら出てきません。まぁ宮村優子のドイツ語はHEROESのアンドー君の日本語よりひどい代物だったので、これはこれでヨシでしょう。
また、よくひとりでワンダースワン(グンペイか?)を遊びます。

ネタバレにならないようにというよりは、ストーリーの解説は一朝一夕には無理なのでストーリーの詳細は書けません。何回か繰り返し観ても、観るたびに新発見がありそうな雰囲気です。

ただ、シンジの性格がだいぶ熱血ヒーローっぽくなっている印象はあります。
岡崎優版ガンダムの熱いアムロ
ガンダムでたとえればテレビ版のシンジはテレビ版のアムロで、本作のシンジは岡崎優版のアムロです(ギレンの演説聴いただけで鉄拳でテレビを打ち砕く熱血漢!)。

新キャラのメガネ女は今回はキャラの深堀りはありません。アクションはたくさんするけど名前はほとんど呼ばれない程度。

前作とはうってかわり、かなり面白くできています。

2009/6/28 Sunday

7月の注目スカパー番組

Filed under: - dekaino @ 23:30 このエントリをはてなブックマークに追加 7����絵���鴻�����主���のはてなBookmark被リンク数

7/2(木) 23:30 mondo21 田代まさしのいらっしゃいマーシー
7/5(日) 13:00 Animax アニメドキュメンタリー2009
7/11(土) 24:30 テレ朝ch 拝啓!!鉄道人
7/17(金) 17:25 ディズニーch ファイアボール
7/20(月) ザ・シネマ 24時間SF DAY
7/29(水) 22:55 AXN LOST Season5

いけちゃんとぼく

Filed under: - dekaino @ 12:24 このエントリをはてなブックマークに追加 �����<�������若��はてなBookmark被リンク数

いけちゃんとぼくを観ました。西原理恵子の絵本が原作です。
高知に住むあまり恵まれていない、急いで大人になろうとする少年ヨシオといつもヨシオと一緒にいてヨシオにしか見ることができない謎の存在いけちゃんの話です。

作品中に出てくる墓が海辺にありますが、たしかに高知県の海岸線は墓だらけです。しかもみんな海のほうを向けて安置されています。たぶん宗教的に死者の魂は海の向こうにいるとか、死後は毎日海を見て過ごしたいとか、そういう理由なのでしょう。
ほとんどの撮影は高知県のロケで風景はたいへん美しいです。
しかし表現はかなりえげつない。子供同士の喧嘩シーンははっきり描写しないでイメージで流してしまいがちですが、ガチで石つぶてを投げられて頭にドゴって結構でかい音で当たって「イテっ」。地味ですが見てて大変に痛々しい表現です。他にも木製の櫂で殴られたり小学生同士という設定でこの暴力表現は、絶対にテレビでは放送できないレベル。

とにかく本作に出演している子役達はみんなとても巧い。特に主役の深澤嵐はとんでもない。CGで後から合成されるいけちゃんと自然に会話する演技を難なくこなすあたり、天才的です。
またエピローグでちょっとだけ出てくる18才のヨシオ役を元子役だった池松壮亮が演じており、子役ファンには美味しい映画です。そういえば池松は実写版鉄人28号で、いけちゃんの声を当ててる蒼井優と競演してますね。

主役以外の子役もみんな巧くてよくぞここまで集めたなと感心します。

本作は、孫がいる老人向けファンタジーをねらったものだと個人的に思います。西原理恵子のさくらももこより売れてやるぜって執念の計画のひとつなのでしょうか? 確かに同系の老人向けファンタジー黄昏流星群より出来がいいかも。少なくとも黄昏は女性が引くけど本作はむしろ孫がいるお婆様方に受けそうです。封切り時の上映館が少ないですが、おくりびとみたいにクチコミでロングランや上映館を増やすのを狙っているのかもしれません。

小学生が観て面白いかどうかははっきりいってわかりません。子供向け要素はほとんどないけれど、子供っていかにも子供向けのものより大人対象のものを喜んだりするから結構楽しめたりするのかな?

傑作というか、異色の作品。こんな企画通してしまう角川は太っ腹です。

宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-

Filed under: - dekaino @ 12:21 このエントリをはてなブックマークに追加 絎���⑥�� -���c��Τ����紊�-のはてなBookmark被リンク数

押井守原案・脚本の宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-を観ました。監督は西久保瑞穂(西久保利彦)です。

立喰師列伝と同じようなウンチク垂れ流しまくり、巷間の武蔵像と歴史的武蔵との違いをコンコンと解説し、持論をとうとうと述べ、史跡めぐりをする作品です。映像的には手描きアニメと3D CGアニメ、そして実写パートが織り交ぜられ、あたかもNHKの歴史ドキュメンタリーのような作風です。
手描きアニメパートはなかなかよく出来てますが量は少ないです。

個人的にはまぁまぁ面白かったですが、歴史番組が嫌いな人には退屈でしょう。
ProductionI.G.のプログラムピクチャー的ポジションの作品。DVD売れて黒字になるといいね。

本作はテアトル新宿で観たのですが、上映前の予告編で、真・女立喰師列伝の黒木メイサや佐伯日菜子が出てた話だけ再構成して次の正月あたりに上映するって宣伝してました。独立作品にするくらい素材はあるってことなのか?

2009/6/21 Sunday

劔岳 点の記

Filed under: - dekaino @ 11:07 このエントリをはてなブックマークに追加 ��絏� �鴻���のはてなBookmark被リンク数

劔岳 点の記を観ました。
新田次郎の同名小説が原作。立山連峰にある劔岳の初登頂に関わる史実を元に構成された話ですが、たぶんに脚色があり、決して史実そのもののドキュメンタリーではありません。

本作の見所は、とにかくロケ、実際に役者を山に登らせ、できる限り特撮なしで再現しようとしたロケ撮影至上主義がすばらしい。やはりCGでは表現できない本物の山々の風景が素晴らしいです。
ただし、どうしても特撮的なフェイクが必要なところがあり、そこはかなり稚拙です。暗い空の下、猛吹雪の中を歩くシーンでなぜかクックリ人物の影が出てたりします。それを差し引いても素晴らしい映像です。
100年経ったら記録映像としての価値も出てくると思われます。

基本的に男ばっかり出てくるムサいストーリーですが、商業作品として成立させるためにちゃんと宮崎あおいを主人公の妻として出すなど、ちゃんと戦略的に綺麗どころが配置されています。ホンのチョイ役かと思いきや、けっこう宮崎あおいの出番が多いのがうれしい。

町おこし映画としてはよくできた作品。

2009/6/20 Saturday

TOHOシネマズ マナームービー

Filed under: - dekaino @ 16:40 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO�激������ �����若���若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ターミネーター4TOHOシネマズ小田原で観た時のマナームービーで久々にヘルニアスクリーン…もとい、プレ美、アスク、リーンの美少女3人ユニットを観ました。
TOHOシネマズ海老名にはプレミアスクリーンがなくなってしまったのでマナームービーも一部カットされていたんですね。

懐かしかった!

TERMINATOR SALVATION

Filed under: - dekaino @ 11:27 このエントリをはてなブックマークに追加 TERMINATOR SALVATIONのはてなBookmark被リンク数

TERMINATOR SALVATIONを観ました。邦題はターミネイター4、かなり安直。SALVATIONは救済とか救いという意味です。
原題でわかるように、本作はターミネーターサーガの外伝的ストーリーです。
時代はジョンコナーが過去に自分の父になるはずのカイル=リースを送り込む数年前、まだシュワルツネッガーが演じたサイバーダインT800型より一つ前のモデルT600がスカイネット勢力の主力だった世界が作品舞台となります。
人型のT800以外にもバイク型や飛行機械型など多様なターミネータがいるのが面白い。またT800も新型として出てくるのですが、それをシュワルツネッガーによく似たボディビルダーのローランド=キッキンガーが演じます。ホントよく似てます。現役州知事本人が全裸で出てきたかと思ってしまった。

ストーリーは結構ハードな感じでよく練られたシナリオ。主人公はジョン=コナーではなく人間と機械のハーフのような存在である元死刑囚のマーカスです。マーカスはデーモン族と人間の中間的存在であるデビルマンのような立場にあり、自らのアイデンティティや宿命などに悩むというありがちといえばありがちなドラマをそつなくこなしつつ、最終的にはかなりカッコつけに成功します。アメリカ人だけではなく日本人にもウケがよさそうなキャラクターです。

最近のテレビシリーズであるサラ・コナー・クロニクルズとも連動しているらしいのですが、その作品はまだ未見なのでよくわかりません。日本ではスーパードラマTVで今月から放送開始らしいです。

2009/6/17 Wednesday

三國之見龍卸甲

Filed under: - dekaino @ 8:37 このエントリをはてなブックマークに追加 筝���箙�荀�蘊��悟�欧里呂討�Bookmark被リンク数

映画「三國之見龍卸甲」を観ました。邦題は「三国志」、英題は「Three Kingdoms: Resurrection of the Dragon」です。
レッドクリフのヒットに便乗して日本でも公開された香港映画です。それにしても邦題は安易すぎる。原題/英題にある龍/Dragonはの常勝将軍の趙雲のこと。趙雲のあざなの子龍からとった題名です。

三国時代の話ですが、決して三国志のメインの話ではなく趙雲子龍の半生を描いた作品です。
趙雲が劉備軍に参加した時に義兄弟となった羅平安という先輩兵士を語り部に、劉備の時代から二代皇帝劉禅の時代にかけての戦乱に明け暮れた趙雲の人生が描かれます。

蜀の将軍なので、劉備、関羽、張飛と諸葛亮が出てきますし、敵として曹操も出てきますが、呉の人物は出てきません。戦闘シーンの派手でバンバン流血するスプラッターな表現が多いです。

孔明が将棋の駒とか言ってますが、三国時代は駒を使うスゴロクのようなゲーム六博(りくはく)が流行していましたが、将棋はまだインドから中国に伝来していません。まぁそんな感じで結構歴史考証はいい加減です。それより先頭の派手さとか人間関係のドラマを徹底的に創作して盛り上げています。たとえば曹操の孫娘の曹嬰がまた面白いキャラ、もちろん彼女は架空の人物。幼女時代と大人時代、両方とも美人です。

三国志の知識がなくとも楽しめる作品。むしろ知識があって変に思い入れがあると関羽や張飛の活躍しなさっぷりにイライラするかも。もちろん諸葛亮は活躍しますのでご安心ください。

2009/6/10 Wednesday

スタートレック

Filed under: - dekaino @ 23:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若��������里呂討�Bookmark被リンク数

JJエイブラムス監督のスタートレックを観ました。

劇場版スタートレックの11作目にあたる本作ですが、11という数字はつけず単にスタートレックだけのタイトルになっています。これは前作までとの連続性を断ち切り、まったく新しい新作映画として勝負するということでしょうか?
監督はLOSTHAKAISHAで有名なJJエイブラムス。脚本も書いています。

一番最初のThe Original Story(TOS)の直前、どうやってカークがエンタープライズの艦長(船長)になったかがわかるストーリーです。しかし、タイムパラドックスによりTOSやそれ以降のテレビシリーズ/劇場作品とは異なるパラレルワールド世界という設定なので、いい意味で大胆に設定を組み替えています。確かに本作はリック=バーマンには絶対作れないだろうなと思わせる大胆な設定変更は、個人的には大成功だと思います。

カーク誕生の秘話や幼少期のエピソードを語りながら、NCC1701 USSエンタープライズの初航海などのエピソードが順々に描かれていきます。TOSのレギュラー陣、カーク、スポック、Dr.マッコイ、スールー(Mr.加藤)、チェコフ、スコット(チャーリー)、ウフーラ(ウーラ)がみんな若い。そしてオリジナルキャラによく似ています。若いからアクションも派手で面白い。各キャラごとにそれぞれ見せ場があってキャラ紹介みたいになっています。
TOSで一番人気があるキャラは当然スポックでしょうが、本作の彼はいつにも増して過酷な運命が待ち受けています。スポックのオリジナルを演じたレナード=ニモイ(本作にも出演します)はユダヤ人で、バルカン人という種族の設定にユダヤの風習や思想を取り入れたことは有名です。本作のバルカン人はますますユダヤらしくなっています。詳細はネタバレになるので省略。

CGや背景画もかなりクオリティ高いです。バルカン星の都市の画はいかにも砂漠の中の街という感じがしてよかった。でもエンタープライズ建造を地球の地上基地でやってるのはぶっとびました。スタートレック世界のスターシップは周回軌道上(宇宙空間)で作ってたはずだけど、どうしてわざわざ地上でつくる設定に買えたのか、ちょっとよくわかりません。単にJJエイブラムスの趣味なのかも。趣味といえば巨大爬虫類系のモンスターはまた出てきます。こういうの本当に好きみたいですね。

字幕もパラレルワールドっぽく従来とはまったく違う訳語が多い。Captainが船長ではなく艦長になるのはまぁしょうがないとしても、First Officerはやはり副長と訳すべきでしょう。いくら何でもサブリーダーはないよなぁ。字数も多くなるしいいコトなし。

スタートレックの知識がなくてもかなり楽しめる作品です。知識があるならなおさら楽しめそう。続編映画またはテレビシリーズが十分に作れそうな勢いがあります。ただし旧作原理主義な人にはちょっとつらいかも知れません。

2009/6/4 Thursday

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第四回

Filed under: - dekaino @ 23:25 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC���若�������ャ�若�� 筝���������� �激�若�冴��2 膃�����のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2の第五回「ベネズエラ・チャベス大統領とカピバラのディナー」を観ました。この回がシーズン2の最終回となります。
BBCワールド公式サイト
公式サイトから紹介文を引用します。

第5話 ベネズエラ・チャベス大統領とカピバラのディナー 
– Cooking with El Presidente –

貧富の差が拡がり、情勢不安に陥っている南米ベネズエラを訪問する。チャベス大統領が食糧確保を政治の道具として利用する様子を目の当たりにするが、貧しい人たちの暮らしは改善されているのだろうか。ステファンは大統領のテレビ番組「こんにちは大統領」に出演し、大統領に直接会って世界最大のげっ歯類カピバラを食べることに……。

あの反米のカリスマであるチャベス大統領と食事。しかも癒やし系齧歯類を食べてしまうのです。これはかなり期待できそう!

演説するチャベス大統領
チャベス大統領の合同記者会見テレビ番組に参加するのですが、記者が大統領に質問できる機会は全部で6回。これを集まった報道陣の中で誰が発問するかクジ引きで決めます。
もちろんステファンもクジ引きに参加するのですが、当然のようにハズレ。
フテ寝するステファン
しょうがないのでチャベス大統領の長い演説を聴くのですが、スペイン語はわからないし話は長いしで、あっという間に居眠りモードに移行。いったい何をしにベネズエラまで言ったのか?

一言もチャベスと会話しないまま終了。これでチャベス大統領の出番は終わりです。アレレ?

しょうがないので街に出て貧乏人と金持ちに取材。
牧場を持っている大地主のところに取材した時は馬に載せてもらって大はしゃぎ
ステファンon馬
その牧場で野生のカピバラを発見。
野生のカピバラ
やっと念願のカピバラを食べられるかと思ったら
牧場主いわく「カピバラを狩るのは違法だよ」 ハイ終了
エエェェェェ?

結局、チャベス大統領と会話もせず、カピバラも食わずで番組は終わってしまいました。
どこが「ベネズエラ・チャベス大統領とカピバラのディナー」なのか?
今回は開運何でも鑑定団のトリにありがちな「思わせぶりに煽った末に期待はずれの残念パターン」だったのです。
それにしたっていくらなんでもサブタイトルに偽りあり。東スポだって最後に 「か?」をつける良識があるよ。
BBCワールドの日本語版スタッフは良心なさ過ぎです。

2009/5/31 Sunday

重力ピエロ

Filed under: - dekaino @ 22:40 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������④里呂討�Bookmark被リンク数

重力ピエロを観ました。
同名のベストセラー小説が原作。

かなり前評判が高い映画でしたが、私には面白くありませんでした。どうやら人を選ぶ映画のようです。どちらかというと女性向き。腐女子の妄想を刺激する映画。

舞台が仙台で、仙台地元の人には楽しいかも知れません。しかし話のリアリティさはまったくありません。
草食系男子を通り越して病的なレベルのキャラ設定。そもそもあんな男兄弟なんてありえないし。
時代設定がいまいちわからないのですが、たぶん1990~2000年くらい。あの携帯電話機がある時代に、ポラロイドカメラで写真撮るのがもうありえない。携帯電話のカメラかデジカメを使うのが普通でしょう。だいたいポラであんなにじゃんじゃん写真撮ったらフイルム代でいくら金があっても足りません。
ポラロイドカメラの方が絵になるからなんてリアルよりアート性を追求してしまうゆるい演出は、ミステリ作品としては致命的欠陥です。

つまり本作はミステリ作品ではありません。登場人物の心理状況が揺れ動くのを楽しむ心理劇です。つまり本作を楽しむためのキモは登場人物への共感。まるでおとぎ話のような浮世離れしたストーリー展開でも共感できる柔軟な精神があれば楽しめそう。しかし、星里もちる作品のようにリアリティ皆無な設定のストーリーを読んでもキャラの心理描写にリアリティを感じてしまうような、高度なセンスが必要です。
残念ながら私には無理でした。

男性からみて魅力的な女性キャラがいないのが出てこないのも残念。
一応夏子さんという女性キャラが出てくるのですがストーカー体質の危ない女。厳しい厳しい。

本作品の裏には、私刑を容認する思想があります。現実社会の規範では許されないモラルハザードな思想と言ってもいいかも。だからこそ極力リアリティをなくしファンタジー化しているのでしょう。そうでないとあまりに反社会的で危ない。
また、キリスト教的家父長主義を礼賛し自由意志を重要視する思想もあります。原作者にはキリスト教のバックボーンがあるのでしょうか? 不義の子を進んで育てる継父というのはイエスとヨセフの関係のようです。

言葉遊びばかりやっていて、何かともやもやとしたまま最後まで観ても全然スッキリしない自称ミステリ映画。

ラスト・ブラッド

Filed under: - dekaino @ 22:14 このエントリをはてなブックマークに追加 ���鴻���祉��������のはてなBookmark被リンク数

ラスト・ブラッドを観ました。Production IGのアニメBLOOD THE LAST VAMPIREの実写版らしい。製作は香港/フランス
アニメ版は未見なのですが、地名や施設が実名バリバリなのに、本作では架空名になっているものが多いです。
ベトナム戦争時代の銀座線が駅に入る前に前の車両から順番に一瞬車内の明かりが消えて行くのはリアルなのですが、なぜか車両は丸の内線。浅草行きの赤い車両は謎です。

主役のサキを演ずるのはチョン=ジヒョン(全智賢)。10年前はすごい美少女でしたが、20代後半の今とセーラー服の女子高生役はちょっときついかも。数百年生きてるという設定に真実味を持たせるという意味では成功かも。まぁ確かに柴咲コウを少女と言い切るのに比べれば全然穏健です。
でも黒木メイサあたりの若手にやらせた方がよかったと思うなぁ…

とにかくアクションだらけ、ストーリーなんてどうでもいいと割り切った作品で、チョン=ジヒョンがワイヤーアクションその他でアクションをバリバリこなします。しかし、サキを育てた加藤という老人を演ずる倉田保昭がピカイチ。劇中の1960年代には加藤はとっくに死んでる設定ですが、サキの回想シーンで大活躍! 年をとっても冴えまくりの倉田アクションが堪能できます。

悪役の小雪はイマイチ。CGでうまく誤魔化してるけどアクション的にはつまらない。小雪はフランス人ウケがいいのかなぁ? 劇場版デビルマンに出てきた富永愛のような扱いです。

倉田保昭のアクションが好きなら必見の映画です。

2009/5/30 Saturday

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第四回

Filed under: - dekaino @ 6:31 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC���若�������ャ�若�� 筝���������� �激�若�冴��2 膃�����のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第四回を見ました。
今回のサブタイトルは「インド・ビハールでネズミを食する」です。
BBCワールド公式サイト

インド北部でダリットと呼ばれる最下層民(不可触賎民と訳される)の人々を取材。
とにかくインドは人が多すぎ。中国のように一人っ子政策もやってないので、地方の農村において農産物のおこぼれに預かれない階層民がたくさんいます。それがダリット。ダリットの中でもよい方は地主の畑をわずかな報酬で耕したり刈取りして生計を立ててます。さらに下の階層は畑を荒らす野ネズミ生計を立てています。害獣駆除に役立つので地主が畑への立ち入りを許しているだけで、報酬は何もなし。つまり捕ったネズミを食べて生きているわけです。

その他、地主階層が組織した自警団も取材。ここが一番危険度が高い取材。武装した集団はみな顔を隠しています。国家の警察力が及ばない範囲で非合法的に地主の権利を守る集団のようです。つまり用心棒?

次に鉄道でムンバイまで移動。車両の中のいろいろな人々に取材。お弁当を分けてもらい、食文化紹介番組としての義理を果たします。
ムンバイでは金持ち相手の高級レストランを経営する人、オフィスに家庭からのお弁当を配達する人々、貧民街で住む人々などを取材。

正直、今回はあまり面白くなかったです。NHKでそのまま放送できるくらいゆるい。
次回に期待。

2009/5/21 Thursday

ダウト ~あるカトリック学校で~

Filed under: - dekaino @ 7:05 このエントリをはてなブックマークに追加 ������ ����������������⑥�<�с��のはてなBookmark被リンク数

ダウト ~あるカトリック学校で~を観ました。原題はシンプルにDOUBT。
2005年製作のSLOW BURNというハリウッド映画の邦題がダウトだったため、変に説明口調のサブタイトルをつけたようです。

1960年代のニューヨーク市ブロンクス地区にあるカトリック系教会&学校のセントニコラウス学園を舞台に神父やシスターが反目する話です。
舞台となる教会は、学校部分はシスター達が運営し、教会は司祭である神父が管轄しています。
生徒はカトリックだけにほとんどイタリア系移民とアイルランド系移民の子息。そこに学園史で初めての黒人の男生徒を受け入れたことで事件が起こります。

主要キャラは、司祭のファザー・フリン、校長のシスター・アロイシアス、若手の教師(歴史)のシスタージェイムズの3人。
司祭は時代に合わせて教会も変わっていく必要があると考える革新派。世俗的楽しみに寛容。本人も酒・煙草を嗜む。
校長はバリバリの保守派。古き良き伝統を守るのが自分の使命と信じ、生徒が万年筆の代わりにボールペン(60年代の新テクノロジー!)を使うことを禁止します。
歴史教師はその手の政治的なことはどうでもよく、ただ生徒に歴史を教えることに喜びを感じる、全共闘世代風に言うノンポリ。

黒人ということで差別されがちな男生徒をさりげなく保護する神父。それを見た校長先生は「ふたりは親密すぎる、もしかしてウホッ?」と勘ぐります。なんという腐女子脳!
まったく証拠がないのに校長先生の確信はまったく揺るぎません。まずは部下の歴史教師を使い司祭のことをスパイさせて探ります。それでも証拠は出ません。むしろ否定する証拠ばかり。
それでも納得しない校長があれやこれやいろいろと司祭に圧力を加えると、司祭側もミサの説教で「根拠のない噂をする者は大罪を犯している」とか対抗します。

間に挟まれた歴史教師はいい迷惑です。

60年代のニューヨークの風俗と政治的風土、カトリック組織などが詳細に描写されてなかなか興味深い。
敬虔な信者というのは裏を返せば客観的事実や他人の理性より自分の確信を優先するもので、自分の腐女子脳が産んだ妄想をひたすら信じるのは宗教者としては正しい態度なのかも?

結局、ウホ疑惑は真偽が明らかにならないまま映画は終わります。よってウホ描写もなし。がっかりしないように。

2009/5/20 Wednesday

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第三回

Filed under: - dekaino @ 7:59 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC���若�������ャ�若�� 筝���������� �激�若�冴��2 膃����のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第三回は「カナダ・イヌイットのクジラ料理」です
BBCワールド公式サイト

タイトルにはクジラが出てきますが、冒頭にちょっと出てくるだけでほとんどはアザラシなどの海獣類の話です。原題は「Cold Cuts」冷たい切り身ですから、邦題をつけるときに日本人ウケがいいようにクジラを織り込んだのでしょう。江戸時代の日本の捕鯨と同じようにたまたま沿岸に迷い込んできたクジラがいたら漁をする程度で、積極的にクジラをねらっているわけではないようです。

第一回、第二回と比べて危険度が低いように感じられますが、今回もけっこう危険。危ないのはアザラシ漁ではなく、カナダのイヌイットの文化です。映像に出てくるイヌイット達はカナダ政府の定住政策のため飼い殺し状態。だからといって豊かなわけではなく現金収入は少なく、政府の所得補助金に頼って生活しています。場所が場所だけにスーパーマーケットで売っている食料品は非常に高く、食費の助けとするためだけに漁に出ています。昔はとったアザラシの毛皮などが高く売れたらしいのですが、アサラシ保護運動のあおりで出荷価格も低下しますます生活は苦しいそうです。
今の若い世代は親達の狩猟生活なんかは時代が違うと切って捨て、政府系の職員(公務員)として働き、週1階は宅配ピザをとって家族の団欒を楽しんでいます。減反政策によってタマ抜きにされた日本の農民のように、ダメダメ化してます。

それはさておき、温暖化の影響でアザラシ漁は難しくなっているらしいです。やはり海面が氷結しないとアザラシはなかなか捕まえられないらしい。シロクマが減ってるのと同じ理由ですね。でもアザラシにとっては温暖化バンザイなわけで、一方的に温暖化が悪というわけでもないと思います。

イヌイット文化の珍味としてキビヤックが有名ですが(ウミスズメをアザラシに詰め込んで発酵させたもの)、本番組ではイグナックというこれまた発酵食品を珍味として紹介してました。
これはセイウチやアザラシなどを凍土に埋めて発酵させたもの。昔は保存食として豊漁のときにたくさん作って食糧不足になったときに掘り起こして食べるものだったそうですが、いまは珍味としてもっぱら美味を楽しむために食べられるそうです。基本的にハレの日に食べるもので掘り起こす時は一族が総揃いで集まって分け合って食べるくらいの特別な食べ物。
BBCの取材班のため最後の1頭を掘り起こして振舞ってくれました。これはイギリス人の味覚でも美味だったようです。匂いはどんな感じなんだろう?

2009/5/17 Sunday

天使と悪魔

Filed under: - dekaino @ 21:39 このエントリをはてなブックマークに追加 紊�戎�����のはてなBookmark被リンク数

天使と悪魔を観ました。
簡単に言えば、ダビンチコードの続編です。
トム=ハンクス演ずるラングドン教授がバチカンで大活躍。この教授ラテン語もイタリア語も読めない話せないので、活躍するのはもっぱらアクションで学術分野ではありません。

考証的にはまったくのデタラメで、るろうに剣心の明治時代の時代考証の方がマトモに思えるくらい。
そして推理の強引さはマガジンミステリー調査班(MMR)レベル、ΩΩΩ<な、なんだってー
さすがラテン語読めないのは伊達じゃない。しかも貴重な文化財を破壊しまくり。MMRもそこまではやりません。

ここまでトンデモの連続だと、ストーリーとかどんでん返しとかどうでもよくなります。

だって最後には、反物質の対消滅でその時バチカンにいたすべての人間が深刻な被爆してしまうのだから。
おそらく主要キャラもバチカン警察もスイス衛兵もカトリック教会のすべての枢機卿も1ヶ月以内に被爆が原因の多臓器不全で死亡すること間違いなし。カトリック教会は壊滅的なダメージを受けることでしょう。

こうなっちゃえば、新しい教皇が誰であろうとどうでもいいよね… なんて真面目に考えてはいけないんでしょうね。

バチカンを含むローマ市の観光案内映画としてはよくできています、加えてCERNのセットはかっこよかったです。

2009/5/16 Saturday

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい

Filed under: - dekaino @ 23:57 このエントリをはてなブックマークに追加 篋ら�粋�膀����������祉���� ���宴�������鴻�с���c�宴��のはてなBookmark被リンク数

交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱいを観ました。
観た劇場はテアトルタイムズスクエア。新宿の高島屋の上13階にある映画館で初めて行きました。新しいだけあって大変きれいでした。

本作は、テレビシリーズエウレカセブンの劇場版というカタチをとっていますが実のところそうではありません。キャラクターやメカ設定が流用されている程度で、ストーリーも舞台設定もSF考証も、ふざけたネーミングもまったく異なります。ネーミングの民俗学からの引用は減り、有名どころの古典SFや歴史的事件からの借用が増え、はっきりいって学のないオタクちゃんにもわかりやすいような心遣いが感じられます。衒学的要素は激減です。

人型兵器KLF(テレビ版では味方の非軍事用メカはLFOと呼ばれていた)が、謎のゆるキャラ化しているのは序の口で、主人公レントンの生い立ちや家族構成もまったく異なります。
世界は地球となっており、そこに住む人々にはまったく余裕がありません。遊ぶという発想もないのでボードでリフするという文化も出てこない。トラパーという用語自体でてこない。もちろん謎生物のスカイフィッシュだってでてきません。
ギャグ要素もないのでドギー兄さんは完全に空気キャラとなり、ハップはただの極悪人となってます。
エウレカはまったくニルバーシュを操縦できないし、逆にレントンはニルバーシュと話はできるし操縦も巧いスーパーマン。もうまったくの別作品です。

テレビ版でもかなりの存在感を示していたドミニクとアネモネのカップルは、本作では主役よりも主役らしい美味しい役です。

ちょっと残念なところもいくつかあります。
画面構成設計が明らかに劇場版を意識していないこと。とにかくキャラのアップが多くて大スクリーンに投影されると、近い! 近すぎるという印象。製作段階ではOVA企画だったのを途中で劇場版に企画変更でもしたのでしょうか。正直スクリーンで観るととても疲れるので、ブルーレイで40型ぐらいの室内テレビで観た方がいいかも。
また、テレビシリーズは音楽がとてもよかったのですが、本作はいまひとつというかマニアック方向に行き過ぎ。ライトなHALCALIの挿入曲は残念ながらありません。うーむ。

気合は入ってるけど、商業的にはどうなんでしょ? この作品。
テレビシリーズもそんな感じだったのでエレカセブンらしいといえばらしいのだが。

バビロン A.D.

Filed under: - dekaino @ 23:48 このエントリをはてなブックマークに追加 �����㏍�� A.D.のはてなBookmark被リンク数

バビロン A.D.を観ました。
いわゆる近未来SFもののアクション映画です。

退廃したロシアの都市にいる元テロリストの主人公が現地のマフィアから、修道院にいる少女とお付のシスター(寺島しのぶに似てる)をニューヨークまで運ぶ依頼を受けたのが発端として、様々なトラブルが襲い掛かるというストーリー。
ありがちなストーリーですが、本作ではストーリーにさほどの重きはなく、アクションやSFギミックに真髄があります。90分と最近の映画としては短い尺にこれでもかこれでもかとアクションが詰め込まれあっという間に時間がたちます。
たくさん張られる伏線ともたいして拾われず、最後の決着もよくわからないままですが、それはそれでいいのかも知れません。

とにかくかっこいい映画です。ハリウッド資本が入ってますが、ヨーロッパ的絵作りが美しい。

2009/5/14 Thursday

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第二回

Filed under: - dekaino @ 23:24 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC���若�������ャ�若�� 筝���������� �激�若�冴��2 膃����のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第二回は「ロシア・チェルノブイリ産の野菜を試食」です
BBCワールド公式サイト

今回も濃い話です。1986年に黒鉛型原子炉が大事故を起したチェルノブイリに行って地場野菜を食べる企画。
当時はソ連邦内でしたが今はウクライナ共和国となっています。
BBCのスタッフには迷彩服を着た軍人のガイドがつきっきり。決して離れません。ガイドなしでの行動は禁止だそうです。

ロシア・チェルノブイリ産の野菜を試食
まずは有名な石棺の前に。実は石棺の前の広場はあまり放射線レベルは高くないらしい。
チェルノブイリの石棺
それでも他の土地よりは線量多いのですが。

チェルノブイリの街は基本的に立ち入り禁止ですが、研究者達の宿舎など、いくつか人が住んでいる建物があります。なんとホテルも1件あります。半分観光地みたいな感じ?
チェルノブイリの唯一のホテル
チェルノブイリ唯一のレストランはホテルの中。早速試食。ここで提供される料理の食材はすべて他地域から搬入したもの。特に可もなく不可もなく普通のロシア料理。安心して食べます。
従業員も被爆量抑制のため、1ヶ月のうち2週間しか働いてはいけない規則だそうです。

次は、事故当時にたくさん死の灰を浴びた森林地帯。通称「赤い森」に行きます。
赤い森
危険だから防塵服を着ろと言われます。しかしガイドの軍人達はいつもの格好で防塵服なんか着ない。バカらしいのでレポーターも顔の部分をはずしてしまいます。健康よりカメラへ顔が見える方が大事。

ここからが本番。次はプリピャチの街へ。ここは当時原子力発電所で働く労働者が住んでいた街で、事故直後に立ち入り禁止になったまま現在に至る街です。
プリピャチの街
なんかもうSFの世界。人間がいなくなって20年もたつとここまで自然に帰ってしまうのです。
プリピャチの廃墟1
がんがん緑が侵食しています。
プリピャチの廃墟2
事故当時のプリピャチでは遊園地がほぼ完成していたのですが、開園予定の日程の直前に例の事故が発生してしまい開園しないまま廃墟となってしまいました。
プリピャチの豚1
街中では野生化した豚が我が物顔で歩き回っています。
プリピャチの豚2
立ち入り禁止にも関わらず勝手に入ってくるそうです。まぁ豚だからしょうがないか。

と思っていたら人間まで不法侵入。近所に住む男性が自転車に乗って、何事もない風に通行しています。
謎の男1
さっそくつかまえて話を聞くと豚を捕まえに来たとのこと。捕まえた豚をどうするのか尋ねると、「もちろん食うのさ」と当然のように応える男性
謎の男2
まぁそうだよね。放射能は怖くないのだろうか? なんか未来少年コナンに出てくるハイハーバーのような世界です。

近くにある男性のうちにお邪魔すると、奥様も出迎え。
謎の夫婦
事故直後に別の土地に移住させられたが、ひどい沼地で半分の人間が最初の冬を越せなかったそうだ。悩んだ末に元の土地に帰ってきて住み続けているのだそう。もちろん不法居住。Vガンダムの地球上に勝手に住んでる難民みたい。
食料は昔のごとく畑で作った作物と、たまに街で捕まえる野豚。

めったにこない客にものすごい勢いでもてなしてくれるお婆さん
もてなし料理
料理は絶対食べてくれるよねとすごいプレッシャー。これはヤバいよ。
夫婦曰くずっと土地のものを食べてきた私らは見ての通り全然平気だ。大丈夫大丈夫。
悩んだ末にレポーターは食べることに決めました。犬を食べるときは英国にいる家族にケータイで電話して相談していたのに、放射能料理の決断はサクっと独断してしまいました。その程度のことなの??

次は立ち入り禁止地区からはずれたスラブティッチの街。ここも昔のプリピャチと同じく発電所で働く人たちの街。
勇者達
この街には命をかけて原子炉をコンクリート詰めにして石棺をつくった殉職者達の勇姿の像があります。
さすが現役の発電所の街!
市場には食料があふれ、人もたくさん行き交います。
バーベキュー
市場で買った食糧でバーベキュー。美味い。

スラブティッチの町長が取材班をポルチーニ茸のキノコ狩りに誘ってくれました。
ポルチーニ茸はヨーロッパでは珍味です。場所は郊外の林。
町長
ポルチーニ茸
キノコって放射能が蓄積しやすいんではなかったか? 念のため町長に聞くと全然OKとの回答。

しかし後日にいただいたキノコの放射線量を測定してもらったところ、許容量の8倍の放射線が出ていることが判明。あわてて町長に電話するも、「平気平気 うちの街のキノコは安全で美味いんだから」と相手にしません。東西問わず政治家というものは風評被害を防ぐために身体を張って毒とわかってても地場作物を食べないといけないのでしょうか? 原子力発電所に依存する経済の街だけに原発の悪口は口が裂けても言えないのでしょう。

今週のも大変濃い料理レポートでした。
事実はSFよりもセンス・オブ・ワンダー。

2009/5/8 Friday

おっぱいバレー

Filed under: - dekaino @ 7:38 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�宴�������爾里呂討�Bookmark被リンク数

おっぱいバレーを観ました。
男子の一生の中で中学生時代は人生で一番バカな時期である。そのバカのピークの本領を発揮したバカ映画です。

地味にCGがすごいです。70年代の八幡の町並みがCGで再現されているのですが、特にクルマや市電、自転車などの乗り物をCGで忠実に映像化。本筋にはまったく関係ないところで、ここまでエネルギー費やすのは正気ではありません。

ストーリーは、70年代の青春ドラマのごとく「転任してきた教師が、目的を見失った生徒達を更正させ、また別の学校に転勤していく」ベタな話です。ベタ過ぎてパロディとして定着した感がある古臭さ。

BGMも70年代の懐メロがたくさん用いられています。40~50才あたりがど真ん中のマーケティング戦略のようです。それにしてもフラッシャーを装備した自転車は懐かしすぎる。
ただ、この頃の中学生ってもうちょっと大人の顔をしていた気もしなくはない。

主役の綾瀬はるかよりも主役の中学生時代を演じた大後寿々花の方が当然のように演技が巧く、思いっきり食われてます。なんで大後を看板にした戦略宣伝をしないのか? もったいない。

おっぱいを本当に見ることができるかどうか? それはキャストから考えれば自明。
及川奈央あたりが主役だったらポロリもあるよって行けたかも知れません。

Avex作品としてはまぁまぁ面白い部類でした。

2009/5/7 Thursday

劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦

Filed under: - dekaino @ 11:44 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 莇��私皿�≪���ゃ���守�紫�&���c�宴�ゃ�� NEO�吾�с�����若�激�с�潟�� 薔若�九涯�����Δ里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦を観ました。タイトル長すぎ!

電王の新シリーズ超・電王の第一弾ですが、重要なポイントとして佐藤健が出てこない!
キバの三馬鹿モンスターとかディケイドのキャラが乱入してきたり、平成ライダーファンとしてはなかなか楽しめるのだが、単体の作品としての完成度はいまひとつかも。
このままシリーズ化するほどの勢いは感じられません。

だが、ヒロインの南明奈はいい。

2009/5/6 Wednesday

グラン・トリノ

Filed under: - dekaino @ 11:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �違���潟�祉�����、里呂討�Bookmark被リンク数

グラン・トリノを観ました。
クリント=イーストウッドの監督作にして最後の主演出演作(と本人は言っている)です。

タイトルのグラン・トリノは今から37年前の1972年に発表されたフォード社のスポーツカーのモデル名。
主人公が勤めていた工場で作られ、主人公が大事に動態保存しているビンテージカーのことです。
このクルマが発端でいろいろな事件が起こります。

本作は老人向け映画なのですが若者が観てもいろいろ考えさせられる深い作品です。
古き良き強かったアメリカの時代へのノスタルジーや、アメリカで生きていく少数民族の想い、そしてブルーカラー労働者の矜持など、いろいろな要素が詰め込まれています。
サイゴン政府に加担したため米国に移民してきたモン族は当然として、主人公のウォルト=コワルスキもポーランド移民といういわゆる少数民族であり、宗教的にもカトリックはアメリカ社会ではメインストリームではないわけで、雑多なアメリカを象徴するような構成となっています。

モン族の少女スーと少年タオの役者がめちゃくちゃ巧いです。演技が巧いのにアジア系の顔のためハリウッドではなかなか役が取れない層からちゃんと引き上げてくるあたり、イーストウッドのプロデューサとしても顔もうかがえます。

ドラマとしては地球の危機とか世界の破滅とか、そんな大層なものは出なく、だんだん少数民族の居住区に変わりつつある古い住宅地が舞台の、ありがちといえばありがちのトラブルという映画のネタとしては小さいストーリーなのに、深いドラマです。
日本的感覚で言えば、死に場所を探す年老いた侍の物語なのかもしれません。

2009/5/3 Sunday

BBCワールドニュース 世界の食文化 シーズン2 第一回

Filed under: - dekaino @ 10:42 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC���若�������ャ�若�� 筝���������� �激�若�冴��2 膃����のはてなBookmark被リンク数

昨年に紹介したBBCワールドニュース 世界の食文化(原題:Cooking in the Danger Zone)のシーズン2が今月から始まりました。
BBCワールド公式サイト
シーズン2は全部で5回。以下が予定されています。

第一回ビルマ・カレン族のご馳走ハクビシン
第二回ロシア・チェルノブイリ産の野菜を試食
第三回カナダ・イヌイットのクジラ料理
第四回インド・ビハールでネズミを食する
第五回ベネズエラ・チャベス大統領とカピバラのディナー

シーズン2もかなり濃厚な内容です。

さて第一回の「ビルマ・カレン族のご馳走ハクビシン」を少し紹介します。
ビルマ カレン族のご馳走ハクビシン
邦題でミャンマーと表記せずあえてビルマと書いているのは、原語でもMyanmarではなくBurmaと表記しているからです。
カレン族はビルマ国内のタイ国境に近い地域に住む少数民族で現ミャンマー政権で強い弾圧を受けています。そのためカレン族の一部は政府に対抗して反政府勢力を組織し武力闘争を行っています。イラクやトルコの国境近辺に住むクルド族のような存在と言ってもいいでしょう。

カレン族の居住地域は現ミャンマー政府の施政域外のため、ミャンマー国内からのアプローチは困難。そのためタイ側から国境を越えて密入国します。手引き&通訳はタイに亡命したカレン族の男。いきなりハードな展開で始まります。
密入国した先には、カレン族の居住地がありました。普通の村のようですが周囲の農地は政府軍が施設した地雷だらけ耕作は不可能。国内への交通路も政府軍が遮断しているため、タイ側から輸送される援助食糧だけが頼りの事実上の難民キャンプとなっています。

村から先はカレン民族解放軍(KNLA)、要は反政府軍とともに行動します。彼らの地域パトロールに同行し、戦場の食事のご相伴に預かろうというのが今回の企画です。
カレン民族解放軍(KNLA)
兵士が持っているのはAK47ですね。ソ連製か中国製かは不明。

彼が部隊長の少佐。軍のキャリアは30年だそうです。
少佐
彼の保護下で3泊のパトロール旅行に出発です。宿泊地はKNLAを支援するカレン族の隠し村のこともあり、または野営もあり、少なくとも楽な旅ではありません。
カレン族の村ではわざわざ豚をつぶして歓迎の宴を開いてくれました。

これは野営地での炊事の準備。
コメと調味料以外の食材はすべて現地調達です。調理器具もありあわせのもので作ります。
竹細工
これは竹で飯盒を作ろうとしているところ。少佐自ら細工しています。

細工した竹筒にもち米を詰め込んで炊きます。
竹筒にもち米

おかずは銃で狩った鳥や小動物です。
鳥
鳥もご馳走ですが、ジャングルには鳥以外にもご馳走がいます。

左がハクビシン、右がノロマザル(ロリス)です。
竹細工
ノロマザルは絶滅危惧種らしいですが、軍隊の食欲の前にはそんなの関係ない。
BBC撮影隊はハクビシンのことをcat(猫)と呼んでました。猫に似てなくもないけど、猫じゃないだろう、コイツ。

竹筒で湯を沸かす様子。
竹筒で湯を沸かす
人類が土器を発明する前は焼け石を水に投げ込んで湯を沸かしていたという説がありますが、そんなことしなくても竹筒で事足りていたのかも。

完成したハクビシンの煮物。
ハクビシンの煮物
撮影隊は猫のシチューって呼んでました。

少佐自ら、竹筒から炊けたご飯を取り出します。
竹筒で炊いた飯
竹の香りがうつってかなり美味らしいです。

猫を食うのは初めてといいながら美味そうに食べるレポーター
猫なら食える
犬料理のときはあんなに渋って結局食べなかったのが嘘のようです。イギリス人にとって犬と猫の違いはものすごいものがあるようです。

長い旅も終わり、KNLAとの別れのとき。
別れ そして土産
少佐はお土産にと竹細工の飯ごうを撮影隊に贈りました。KNLAも世界世論を味方につけようと、マスコミへのサービスはよいようです。

NHK朝ドラとラジオ

Filed under: - dekaino @ 8:13 このエントリをはてなブックマークに追加 NHK�����������吾��里呂討�Bookmark被リンク数

最近のNHK朝ドラでラジオ放送との絡みが妙に多い気がします。
前期のだんだんでもAMラジオで歌手のプロモーション仕掛ける話があったし、今期のつばさでは、コミュニティFM局がストーリーの柱になっています。
NHKの戦略上、ラジオ放送の重要性をアピールしたい政治的思惑かなんかがあるんでしょうか?
事実上ラジオは受信料徴収できてないので、この部分だけでも国庫からの補助金をよこせなんて言い出しそうな予感。

また、しょせん朝ドラなので描写にいろいろ不自然なところがあるのはしょうがないのかもしれないが、つばさのはゃっちけぶりはちょっと目に余ります。
空き周波数を探すためにひたすら電波状況の調査をするのはいいとして、試験放送開始した後も調査しなくていいんだろうか? むしろ試験放送のときに調査しなくては試験放送の意味がないでしょう。

試験放送の時にコールサインを言わないのもひっかかります。関東のコミュニティFMならJOZZ3xx-FM (xxはローマ字2文字)というコールサインが交付されるはず。
好意に解釈すれば、テレビ放送で自局のコールサイン(JOAK-TVとか)と異なるコールサインを音声に乗せるのはまずかろうという判断でしょうか? まぁピンクレディのSOSって曲のイントロのSOSのモールス符号音もラジオ放送ではカットされるらしいので、それはしょうがないのかも。

ちなみに周波数の80.8MHzだけは連呼してますが、80.8MHzは伝播試験用に予約されているので、この周波数では決して免許がおりることはないそうです。ただ免許不要のミニFM局が使っている場合があるそうです。

ドラマでは主人公つばさのボーイフレンドがJリーグに入団して宮崎に引っ越してしまい、遠距離恋愛となっています。
もしかしたらEスポ(スポラディックE層異常伝播)でラジオぽてとの電波が川越から宮崎まで届くなんてマニアックな展開があったりするんでしょうか?
ちょうど七夕の夜なんか、季節的にもEスポが発生する確率が高いし、科学考証的にはまったく自然です。

さすがにマニアックすぎるかな?

2009/5/1 Friday

劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇

Filed under: - dekaino @ 22:37 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 紊���腦��� �違���潟������ �阪�膀� のはてなBookmark被リンク数

劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇を観ました。
本作は紅蓮篇の続編で最終編。つまり紅蓮篇と螺巌篇の前後編構成でグレンラガンサーガは完結します。

しかし本作は単体で完結した構成となっており、わざわざ前編の紅蓮編を観る必要はありません。
何の説明もなく本作の 螺巌篇を観ても何の問題もないどころか、むしろその方がよいくらいです。
たとえれば伝説巨人イデオンの劇場版の発動編に相当します。接触編など商売の都合とテレビ版ファンへのサービスに過ぎません。

大筋でテレビ版と同じストーリーですが、戦闘シーンはほとんど新作に近いぐらい変わってます。
また尺の都合か、死亡して退場するキャラの数はだいぶ減っています。あたかもテレビ版では死んだマクベが劇場版では生き残ってしまったような感じ。

とにかくアツくてツッ走りまくっており、見応え十分おなかいっぱい状態。
アンチスパイラルの出番もかなり増えています。アンチスパイラルって策略練ってばかりいるかと思えば実はけっこう肉体派だったのがちょっと意外。

エンドクレジットロールの後にもオマケがあるので最後までちゃんと観ましょう。

2009/4/30 Thursday

劇場版エウレカセブンのチケット売切

Filed under: - dekaino @ 8:48 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�����������祉���潟�����宴����紕峨��のはてなBookmark被リンク数

いま、テアトル新宿でモーニングショーとレイトショーで上映している交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱいが大入りのようです。

29日(水)のモーニングショーの上映開始の30分前の9時に劇場に行ったところ、すでに全席売切でした。早朝から並ばないと買えないそうです。モーニングショーは予約できないので並ぶのは必須らしい。
予約できる回でも5月1日の分はすでに予約分だけで売切れ。1000円で見られる日は全滅状態のようです。

ただでさえ上映館/上映回数が少ないので大変なことになっている模様です。
テレビ視聴率があまりにも悪かったから、ものすごく弱気な戦略になっているのでしょうか?
上映館を増やして拡大ロードショーするのも、6月にはブルーレイ/DVDを発売する強行スケジュールなので、なかなか難しいところ。

地方在住者にとって劇場で観るのは難しそうです。

バーガーキングでスタートレック

Filed under: - dekaino @ 8:23 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���若�㏍�潟�違�с�鴻�帥�若��������里呂討�Bookmark被リンク数

ハンバーガーチェーン店のバーガーキングで、トレイの中に敷く紙のシートが5月に公開されるスタートレック映画の宣伝でした。
スタートレックの宣伝

今回のスタートレック映画、パラマウントも気合入れて宣伝しているようです。
広告宣伝費ってどのくらいなんだろう? テレビCMも投入しそうな勢いです。公開直前あたりには予告編がテレビでも見られるかも?

ニセ札

Filed under: - dekaino @ 7:36 このエントリをはてなブックマークに追加 ���紙�④里呂討�Bookmark被リンク数

ニセ札を観ました。
木村祐一初監督作品。ちりとてちん人脈で草々役の青木崇高や四草役の加藤虎ノ介などが出ています。他に吉本芸人が多数、そして倍賞美津子が主役を務めます。

戦後の占領下日本(Occupied Japan)の時代に山梨県で実際にあった、村の名士や小学校の女教師など村の有力者たちが共謀して偽札を作り流通させた事件を映画化したものです。
戦後すぐというのはある意味アナーキーな時代で様々な事件が起きているのですが、これも平時なら絶対にやりそうもない地位の人々が進んで悪事を行う戦後特有の事件です。

本作は、ただ時系列に沿って発生したイベントを淡々と描写しているだけで、各登場人物の内心の動き、特に犯行の動機について明示的には説明しません。
倍賞美津子が演じる女教師についてはちょっと心の動きについて深堀りしてますが、それでも動機は不明。作中には出てきませんが昭和21年に新円切替えというインフレ対策施策があり、これで政府に騙された、紙幣なんて結局紙切れなんじゃないか、だったら自分達で刷ってもいいじゃないかって境地に達したのかも知れません。

青木崇高が演じる哲ちゃんは知恵遅れだが彫刻が巧い青年で、女教師が引き取って育てているという設定。
彫刻が巧いんだからいつかは偽札の原版作成に協力する流れになるのかと思いつつ、みていたら見事スカされました。ただ彫刻と亀が好きなだけだったみたいです。

戦後風俗の描写は結構がんばっています。でも昭和25年にあんな立派なオート三輪はないんじゃないかなぁ… あれは昭和30年代だろ。
本当に淡々と妙な演出なしにつづられる映画です。

2009/4/27 Monday

鴨川ホルモー

Filed under: - dekaino @ 7:14 このエントリをはてなブックマークに追加 藉�������≪�爾里呂討�Bookmark被リンク数

鴨川ホルモーを観ました。
ベストセラー小説の映画化らしいですが、原作は読んだことはありません。

70年代テイストの青春ドラマな感じ。大学サークル内のドロドロとした恋愛模様とか、リアリティがあるのかないのか不思議な映画です。
八方美人でいわゆるサークルクラッシャーな早良役を芦名星、それを憎々げに思っている地味目の楠木役を栗山千明が演じています。
同期ばっかりで群れて、先輩後輩の上下関係があまり出てこないところはリアリティにかけるというか、尺の問題で省略されたのでしょうか? 二回生(関西では二年生をこういうらしい)になったのに新入生が出てこないとか、ちょっとさびしい。

鬼というか式神はCGで表現。もはやCGは金をかけずに安く作る手段になってますが、まさにそんなチープな感じの鬼に仕上がっています。

登場人物が、菅原とか安倍とか芦屋とか三好兄弟とか、どこかで聞いたような安直な命名なのがちょっと笑えます。高村は小野篁(おののたかむら)から来てる? 早良は早良親王??
だからって直接的には名前とキャラは関連していない様子。安倍(清明)と芦屋(道満)がライバルなのはいいとして、菅原先輩が左遷されたり怨霊になったりはしないようです。三好は兄弟って以外にキャラ立ってないし。

舞台演劇が好きな人には楽しめそうな映画。

2009/4/22 Wednesday

レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-

Filed under: - dekaino @ 6:40 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������ PartII -���ャ�吾����腟�羆堺��-のはてなBookmark被リンク数

レッドクリフ PartII -未来への最終決戦-を観ました。言わずと知れたレッドクリフPartIの続編かつ完結編です。つまり前後編の2部構成。原題は「赤壁 決戦天下」。変な横文字にせずに原題のままの方がかっこいいと思います。

前作にも増してアクションに次ぐアクションの連続、かなりハイレベルのアクション映画です。
そしてアクションだけではなく人間ドラマもなかなか面白い。伝統的な三国志ドラマと比較して性善説な甘っちょろい友情ごっこみたいなストーリーなのですが、演出がいいので勢いで納得してしまいます。
曹操はもって悪役悪役してもいいと思うのに、なんか妙に正々堂々としてるし。雲行き怪しくなったらとっとと逃げろよ!
特に孫権の妹の尚香(史実では、後に劉備の妻となる)がスパイとして曹軍に忍び込んだ時に知り合った千人隊長の叔材と淡い恋仲になるくだりとか、甘酸っぱすぎるー。叔材は名前だけで三男坊とわかるとってつけたような名前なのがまたいいです。日本で言えば茂三みたいな名前?
前編に出てきた子馬の萌萌(もんもん)も重要シーンで出てきます。

三国志にうとい人でも楽しめる傑作。

2009/4/19 Sunday

激情版 エリートヤンキー三郎

Filed under: - dekaino @ 11:15 このエントリをはてなブックマークに追加 羶����� �����若���ゃ�潟�㏍�寂��、里呂討�Bookmark被リンク数

激情版 エリートヤンキー三郎を観ました。
ヤングマガジン連載の漫画が原作。監督は山口雄大、あの劇場版 !クロマティ高校の監督です。
とにかくぶっちゃけたハチャメチャな作風で原作も基本設定を除いてかなり改変してしまうのですが、それでヨシと思わせてしまう勢いがあります。

名の通った俳優、女優を意味不明な役どころで使うも面白い。佐伯日菜子がやってたトックリ女は本当に意味不明、でもすごい面白かったです。仲間由紀恵なんか顔を隠した謎の修道女だったり、何がなにやら。
映画のパロディネタもふんだんにありましたが、クロ高の宇宙猿人ゴリほどのインパクトはなかったかも。
強いて言えば超遅いロケットがあの時代の特撮番組のパロディなのかも知れません。
ヒロインの山本ひかるもかなりかわいい。でもギャグは冴えてます。

しかも劇中で重要な役割を持つ「バーチャくにおくん」というアーケードゲームがかなりミステリアツかつアツい。
テキスチャー貼ったポリゴンがぶんぶん動く3D格闘ゲームなのですが、 はぁ? くにおくん? あのテクノスジャパン(倒産済)の熱血硬派くにおくんシリーズの最新作か と一瞬驚いてしまいました。
どうやら本物ではなく、映画のためだけに作られた仮想ゲームらしいのですが、かなり作りこんであります。映画制作費を流用して趣味に走ってないか? いや効果的に使われてるので決して無駄遣いではないのですが…

興行的にはかなり悲惨な成績のようですが、ぶっちゃけ広報が下手過ぎです。この手の映画が好きな人に存在が届いていない気がします。
竹内力アニキが自分の主題歌をフンドシ丸出しの姿で熱唱するんですぜ。この一点だけで面白くないわけがない。しかもこれは捨てギャグに近い扱いだから。

こんな映画が不入りなんて、面白いのにもったいないなぁ。

2009/4/18 Saturday

ハイランダー ディレクターズカット版

Filed under: - dekaino @ 9:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ������潟���� ���c�����帥�若�冴��������のはてなBookmark被リンク数

劇場公開で観そびれた映画をCS放送(スカパー)で観たシリーズ第4弾。ハイランダー ディレクターズカット版を観ました。放送していたチャンネルはアニマックスです。
不死の戦士が戦いあうハイランダーシリーズのアニメ劇場版、もともと英語圏向けに作成されたものを再編集して日本語版を作成したものが本作です。

脚本や音楽は米国、監督は日本と言う分業体制で、アクションは派手だけどストーリーは薄いという印象。
がんばって日本向けに豪華な声優陣で日本語版を製作してはみたけれど、あまり日本人受けしなさそうな作品になってしまいました。
中世欧州と未来の文明衰退世界がミックスしたような世界観が吸血鬼ハンターDっぽいですが、不死者の背負う業というものがあまりにも軽くてスカスカな感じ。アメリカ人としては軽く輪廻転生っぽい思想を入れればそれでおなかいっぱいなんでしょうか?

アクションはかなりスゴいので、そこだけに期待してみるのが世界のアニメ映画です。

2009/4/17 Friday

シネプレックスもどんどんデフレ化

Filed under: - dekaino @ 17:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�����������鴻������������������のはてなBookmark被リンク数

シネプレックス平塚が10周年記念を口実に今月2009年4月から値下げしました。
毎月20日に料金1000円の日を設定し、加えて毎週月曜日もカード会員のみ1000円になりました。ますます吹き荒れるデフレ化の嵐。
なぜか20日に1000円の日が集中している。1日に続き20日も共通1000円の日になってしまうのでしょうか?

以前に作った1000円で見られる条件リストを更新しました。

日付系
毎月1日 全系列
毎月5日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月10日 109シネマズ
毎月14日 TOHOシネマズ
毎月16日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月19日 109シネマズ (ポイント会員のみ)
毎月20日 シネプレックス MOVIX ワーナーマイカル
毎月22日 109シネマズ(男女ペア)
毎月27日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)

曜日系
月曜 シネプレックス(メンバーズカード所持者のみ) コロナシネマ(男性) ワーナーマイカル(女性)
火曜 MOVIX(女性)
水曜 シネプレックス(女性) 109シネマズ(女性) TOHOシネマズ(女性) ワーナーマイカル(2人組)
木曜 MOVIX (男性) コロナシネマ(男女ペア)
金曜 コロナシネマ(女性)

時間帯系
午前初回 コロナシネマ

ウォッチメン

Filed under: - dekaino @ 7:00 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������<�海里呂討�Bookmark被リンク数

ウォッチメン
ウォッチメンを観ました。アメコミヒーローの映画です。正確には原作のウォッチメンはカートゥーンではなくて大人向けのグラフィックノベルに分類されるそうですが、とにかくDCコミック作品です。
…カートゥーンとグラフィックノベルの違いは、児童小説とライトノベルの違いみたいなものなんだろうか?

かなり過激なヒーロー集団の話です。ものすごく悪趣味というか露悪的ですが、SFとしては結構いい出来なのかもしれない。舞台は仮想戦記もののような過去のパラレルワールド、1985年が基本軸で、そこから過去をふりかえる演出で1940年以降の話がコマ切れに出てきます。

とにかくタブーをすべて無視した独りよがりな中二病的設定がスゴい。
本作でのヒーローとは、自らが信じる正義を為すために覆面をかぶって実力行使する徒党とされていて、法律で活動が禁止されている非合法集団。基本的にKKK団とかネオナチスと変わらない不逞のやからです。(あのナチスだって合法だったんだぜ)
政治的正しさなんか一笑にふす勢いで、ヒーロー達はすべてアメリカ人で白人で愛国心にあふれています。ヒーロー活動も車に轢かれかけた少女を間一髪で救うみたいなぬるいものではありません。世界の敵、アメリカの敵に敢然と立ち向かうべく、ベトナム戦争だってキューバ危機だってがんがん介入します。ベトナムでスーパーパワーを駆使してベトコンどもを焼き尽くすヒーロー達のシーンは衝撃です。

なぜか(当然?)アメリカ以外にはヒーローはいないのでアメリカ独り勝ちの歴史がつづられます。
ベトナム戦争は早期にサイゴン政府が勝利し、アフガニスタンはアメリカが支配しています。この世界では革命の輸出は非常に限定されたものになっているらしく、本編には出てきませんが中国もおそらく国民党政府が本土を支配していると思われます。

しかし、いいことばかりではなく、アメリカ国内はニクソンが失脚せず三選しており、市民がお互いに監視しあう状況、まさにオーソン=ウェルズの1984年そのままのビッグブラザーが君臨する世界となっています。
アポロ11号が月面着陸するときも、ヒーローのひとりDr.マンハッタンが先回りして監視していたり、歴史上重大イベントの影にはすべてヒーローありなのです。

そしてパラレルワールドの歴史のifの歪みぐあいが仮想戦記SF的に大変面白い。
どうやら本作のアメリカは1985年になっても大陸弾道弾を持っていないが、ソ連は大量の核弾頭つき大陸弾道ロケットを保有しているらしいのです。アメリカがソ連を大攻撃をしかけるときに爆撃機で一挙に核をお落とそうとするシーンからうかがえまます。ということはソ連もサイロから発射する弾道弾は持っていても、核ミサイルを搭載した原潜はもっていないということか?

はっきりと明示はされませんがアポロ11号の乗員はスラブ語圏の名前だったりして、実はアポロ計画を実行したのはソ連なんじゃないかという暗示があるのです。ここがSF的に面白い。
確かにヒーロー達という絶対的軍事力により優勢に立ったアメリカなら、ソ連の宇宙開発競争に大金費やしてつきあう必要はないわけで、そうするとアメリカは弾道弾を開発しないし、世界初の月旅行はソ連が実現するという流れも納得なのです。そして原潜が核ミサイルを持つというアイデアはどこの国も実現していない。現実のリアル世界よりかなり軍事緊張力が少ない、核の傘が確立していない世界ということです。
ありがちな無茶設定で破綻してしまった仮想歴史モノは多いのですが、ウォッチメンは妙に裏設定がキッチリしていてSF者としてカナリ萌える作品と言えます。

ヒーロー達のキャラもかなり立っています。
一番強いのはおそらくDr.マンハッタン。放射線事故で体が真っ青になってしまった超人(どこかで聞いた設定?)。念動力、過去透視、未来予知、瞬間移動などとにかく万能に近い能力を持ち、ただ過去は人間だったと言うだけの別種の存在で、もはや人間性すら失っている存在。スタートレックTNGに出てくるQ連続体よりも強力かつ人間離れしており、話そのものをぶち壊しにするほどのパワーがあります。
こんなに強いのにフルチンというのが笑えます。フルチン全裸のブルーマン。成人の男性器を正々堂々とCGにしてしまった一点だけでも本作の突き抜け度がわかろうというものです。

そしておそらく人気が一番高いであろうロールシャッハ。ロールシャッハ試験に使うような墨の流し絵模様が常に変動する柄のマスクをかぶった変人ヒーロー。身体能力は並みのヒーローですが探偵能力はかなり高い。暗闇のスキャナーが元ネタでしょうか?
他にも金持ちの一人息子が遺産でスーパーハイテクメンつくりまくったバットマンもどきとか、天才実業家のヒーローとか、どこかで聞いたような設定なのに、キャラ立ちまくりです。
天才実業家はデスノートのキラっぽい世直し思想にかぶれたヒーローですが、頭のよさも実行力もキラの比ではありません。

エロ・グロ表現もタブーを無視してバリバリ出てきます。とにかくデーモーニッシュな悪趣味演出のあらし。
1985年当時のか音楽や風俗の表現もまた楽しい。昔のMacとか懐かしすぎる!
好き嫌いが分かれると思いますが、他には絶対ない無茶苦茶クォリティが高い作品です。

2009/4/16 Thursday

真・女立喰師列伝

Filed under: - dekaino @ 6:17 このエントリをはてなブックマークに追加 ���糸コ腴��医見��篌�のはてなBookmark被リンク数

劇場公開で観そびれた映画をCS放送(スカパー)で観たシリーズ第3弾。
真・女立喰師列伝を観ました。放送していたチャンネルは東映チャンネルです。

本作は立喰師列伝の続編に当たります。
前作はblogに書いた通り、悪乗りした押井守のセルフパロディ的異色作でしたが、本作は複数の監督(主にアニメ業界のクリエータ達)が参加するオムニバス形式になっており、商業作品としてのエンタテイメント性を確保しています。前作のやりすぎを反省して作られたはっきりいって売るために作られた作品です。
キャストも佐伯日菜子や小倉優子など、マニアックな配役がされており、話題性にも事欠きません。
佐伯日菜子をGIRL役をやらせるのは柴咲コウを少女と呼ぶよりスゴいと思いますが、アニメ声優業界の現状を考えると全然問題ないように思えてしまうのが不思議です。

ここまで売れる要素があるのにあまりに前作が無茶したせいでしょうか、上映館がとてつもなく少なく名前どおり単館系作品となってしまいました。やはり興行実績がモノを言う業界らしい。そのため不本意にもCS放送(スカパー)で観たシリーズになってしまったわけです。ちなみに今回の東映チャンネルの放送は地上波/BS/CS通してテレビ初放送らしいです。

商業性が向上した代わりに、立喰師つまり専ら食逃げを業とする人々とは関係ない話がほとんどとなってしまいました。チンケな食逃げ芸では場が持たないというか商業性以前の問題なので、しょうがないところです。

押井マニアよりはProductionIGファンに観てほしい作品。

2009/4/12 Sunday

ポルフィの長い旅 最終回

Filed under: - dekaino @ 8:03 このエントリをはてなブックマークに追加 �������c���激���� ��腟���のはてなBookmark被リンク数

アニマックスで放送されていた名作劇場第25作ポルフィの長い旅が最終回を迎えました。
原作はシミトラの孤児という小説なのですが、アニメ版は脚色は入り過ぎで特に後半の方が全然違う話になっています。
原作のあらすじ

原作でのポルフィは、転々と各地を遍歴して得た語学力を活かしつつ最後まで自動車関係の仕事を続けるのに、アニメ版では父の形見の工具を盗まれた後はすっかり自動車関係にも興味をなくしてしまいます。最後はローズと言う女優くずれのパリジェンヌに囲われるヒモ生活にどっぷりつかる日々。天然の空気の読めなさが母性本能をくすぐってしまう生来のジゴロ、それがポルフィー。名作劇場の主人公がヒモってそんなのアリですか!?

もうひとつ特筆すべきことは、アポロというフクロウ。名作劇場すべてに存在するマスコット的動物キャラクターです。このアポロがなんとシリーズ半ばで猟銃に撃たれて死んでしまうのです。かつて途中退場したマスコット動物がいたでしょうか? 確かにギリシャからパリまでずっとフクロウがついてくるのは不自然だし、特にギリシャ料理店で働くときに、飲食店でペット飼うのは難しいのだろうけど、殺すことはないでしょう。誰か別の飼主に託すとか、もうちょっと工夫すればよかったんじゃないだろうか?

いろいろ話が破綻しているポルフィー、もしメディアミックスでコミカライズするならぜひとも八潮路つとむ氏に描いてほしいです。副題は「ひもの道in欧州」でひとつよろしく。
有名女優になった妹のミーナにちょくちょく金をせびりに行くダメ兄ポルフィーなんてシーンをばっちり描写してくれそう。

2009/4/11 Saturday

スタートレック 予告編

Filed under: - dekaino @ 23:18 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�������� 篋���膩┐里呂討�Bookmark被リンク数

ザ・バンク 堕ちた巨像をコロナシネマ小田原で観たときに、JJエイブラムスのスタートレックの予告編を観ました。
2009年5月29日封切りらしい。→トレイラー

予告編をみた上では、若いカーク船長が出ることと派手な宇宙戦があるらしいことしかわかりません。
しかしかなり期待が持てそう。タイトルはスタートレックXIではなく、シンプルにスタートレックとしたようです。

ザ・バンク 堕ちた巨像

Filed under: - dekaino @ 22:56 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉���潟�� ���<��綏���はてなBookmark被リンク数

ザ・バンク 堕ちた巨像を観ました。原題はThe International
悪のプライベートバンク(ゴルゴ13が取引しているスイス銀行の類)と戦うインターポール捜査官の話です。

とうとう銀行が悪役になる時代がきたというのが最初の感想。紛争地域を借金で支配する悪の組織らしいです。サブプライムやらリーマンショックやらでアメリカ人にとって銀行はパブリックエネミーになったのです。

舞台設定はともかくアクション映画としては大変よく出来ています。特にニューヨークの美術館での銃撃戦は出色の出来。それ以外にも欧州中心に各国の主要都市を舞台にアクションシーンが繰り広げられます。
原題がThe International命名されているだけはあります。邦題は苦労してつけたんだろうけど、ちょっと説明しすぎですね。だいたい巨像ってなんのことやら? 別に自由の女神が空から降ってくるようなことはないです。

最後のオチはスッキリするようなしないような…
さすがにキレイに勧善懲悪というわけにはいかなかったようです。

天然コケッコー

Filed under: - dekaino @ 17:30 このエントリをはてなブックマークに追加 紊��吟�潟�宴���潟�爾里呂討�Bookmark被リンク数

劇場公開で観そびれた映画をCS放送(スカパー)で観たシリーズ第2弾。
天然コケッコーを観ました。放送していたチャンネルはチャンネルNECOです。
夏帆初主演の映画。原作は少女マンガだそうですが読んだことはありません。

田舎の分校に東京から転校生がやってきて主人公と仲良くなると言うどこにでもあるようなストーリー。
特に誰が良いとか悪いとかない、まったりと時間が過ぎていく演出です。
映画館で集中して観るにはいいのかもしれないが、テレビで観ているとどうにも気が散ってしまいがちです。本当にヤマとかタニとかないダラダラ進行、でもそんな悪い感じでもありません。

夏帆ファンなら観ておくべき作品

2009/4/8 Wednesday

ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 6:20 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ャ�若���鴻��!�吾�c���� THE MOVIEのはてなBookmark被リンク数

劇場公開で観そびれた映画をCS放送(スカパー)で観たシリーズ。
ピューと吹く!ジャガー THE MOVIEを観ました。放送していたチャンネルはチャンネルNECOです。

これは以前に見たフラッシュアニメ版とは違い、実写映画です。主役は仮面ライダーアギトでG3ライダーをやっていた要潤。ストーリーは各キャラクターの導入や世界設定の説明から始まるのでちょっと冗長です。基本的設定は原作どおりで、映画版らしいちょっとスケールの大きいドタバタコメディ的展開。

劇中にフロッグマン版のフラッシュアニメがちょっと入っているのが見所かな。この頃からフラッシュ版の企画はあったようです。
上映時間は99分と短く、気軽に観られるのがいい感じの良作です。

2009/3/28 Saturday

ワルキューレ

Filed under: - dekaino @ 22:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �����㏍�ャ�若��里呂討�Bookmark被リンク数

ワルキューレを観ました。実際にあったヒトラー暗殺計画の再現した映画です。
いささかクーデター側を持ち上げ過ぎなきらいの演出ではありますが、基本的には史実にそって話が展開します。ただ、会話はすべて英語。だからワルキューレではなくヴァルキリーと発音されます。だから戸田奈津子が字幕つくれます。
また、ワグナーの交響曲ワルキューレも効果的に使われています。

あらすじは、平民出で国民の圧倒的支持はあるものの軍部とは蜜月関係とは言えなかった総統ヒトラーにたいして、軍部内の反ヒトラー派やヒトラー政権で冷や水飲まされていた政治家達が組んで、1944年7月に実行し未遂に終わった暗殺&クーデター計画の物語です。

劇中、電話でヒトラー本人の声を聞いた軍人がすぐ本人の声とわかる描写がありました。
当時、ヒトラーは毎日のように演説をラジオで放送し、全国民はそれを聞いていたという世情からして説得力があります。米国でもルーズベルト大統領が毎日ラジオで談話してたり、ソ連の共産革命の輸出にもラジオ放送は欠かせないものであり、まさに当時はラジオの時代だったわけです。

本作では史実どおりクーデターは失敗に終わります。
翌年にソ連軍がベルリンを占領しヒトラーが自殺してドイツが敗戦した後、クーデター首謀者達は英雄とし名誉が与えられたそうです。
しかし、ナチスドイツとヒトラーは民主憲法下で合法的に政権を得たわけで、それに対して非合法に暗殺&クーデターを企てた彼らはたとえクーデターが成就したとしても、ほめられるような人間ではないのは確かです。一般的に民主政権は軍に嫌われがちなもの。特に敗色濃厚の場合は。ヒトラーの悪行は多数ありますが戦争に勝てなかったのが最大の悪行だったのでしょう。

さて、当時の米国の大統領フランクリン=ルーズベルトはヒトラーが総統になった1934年の1年前の1933年に合衆国大統領に就任して以来、戦時体制を理由に異例の4選を果たしており、ヒトラー同様の独裁的地位にあったともいえます。政治的にも非白人系米国人・移民に対しあからさまな人種差別的政策をしており、戦争に勝った以外はヒトラーとはたいした違いがなかったのかもしれません。当時の戦時体制下の米国のマスコミはルーズベルトがたって歩くことができない車椅子使用者であることすら報道できないていたらくだったわけで、連合国vs枢軸国は決して自由民主主義vs独裁全体主義ではなかったのです。
歴史のifは禁物ですが、もし当時の米国が敗色濃厚で、大統領府が戦争継続強硬政策をとっていたら何が起こったか…

そして現在の21世紀の世界にも政権と軍部が蜜月関係ではない国はたくさんあります。
事実、昨年までのブッシュJr政権も米軍制服組にはあまり支持されていなかったわけですが、選挙による政権交代というソフトな解決策が採用され、流血クーデターを起こさずに済んだのは、民主主義の利点をうまく活かせたということでしょう。

それを踏まえて、本作の閉塞感に押しつぶされそうな当時のドイツをみると、いろいろ考えさせられることが多いと思います。

2009/3/25 Wednesday

DRAGONBALL EVOLUTION

Filed under: - dekaino @ 22:27 このエントリをはてなブックマークに追加 DRAGONBALL EVOLUTIONのはてなBookmark被リンク数

DRAGONBALL EVOLUTIONを観ました。言わずと知れたドラゴンボールのハリウッド版実写映画です。
中国武侠モノとごっちゃになっていて、和風な部分は時々日本語が出てくるのと田村英里子がマイ役(原作ではピラフ様の部下だった女)で出てくるところぐらい。

悟空はバリバリの高校生で女性に興味津々。原作で言うヤムチャかGTの高校生の悟飯(グレートサイヤマン!)の性格に似てます。育て親の悟飯はまだ生きていて(!)、悟空の武芸の師匠をやってます。
ブルマはアイシャドーとマスカラばりばりの武闘派娘で彼女が一番原作に近い役どころです。ヤムチャはガチ盗賊のチンピラ、だけどなぜかブルマといい雰囲気に。ちょっぴりスターウォーズのハンソロ風な役得ポジションです。武天老師(字幕では亀仙人、原語ではMaster Roshi)は、原作よりもさらに俗っぽくなってました。お付きの亀はいない。つーか原作では非人間型だけど人語を解すキャラが多数でてましたが、本作では非人間型キャラはピッコロ大魔王だけです。

ピッコロは特殊メイクなので誰がやってもピッコロとわかりますが、マイを演じる田村英里子はいったいなんなんでしょうか? 20年前にハリウッドがドラゴンボールの映画を作って、それに田村英里子が出るなんて誰か想像できただろうか? 非常に出番も多く、アクションも派手で目立ってはいるのですが、なぜ田村英里子なのかいまひとつ理解できません。

ちょっとネタバレになります。最後の最後でドラゴンボールを7個集めて神龍を呼び出すことに成功、願い事をひとつだけ叶えてもらうのですが、その願いがちょっと薄情です。
悟空、実は悟飯爺ちゃん嫌いだったのかなぁ… いくらなんでもひどいよ。

Gガンダム的に原作とはまったく関係ない作品と思ってみれば、そこそこの良作かも。

2009/3/21 Saturday

劇場版 釣りキチ三平

Filed under: - dekaino @ 9:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �c���㏍��筝�綛海里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 釣りキチ三平を観ました。
期待していた以上に面白い。三平を演じる須賀健太は、三丁目の夕日で茶川さんが引き取って育ててる淳之介役や花田少年史の花田一路(主役)などをこなし、実績たっぷりの実力派子役で、本作でも素晴らしい演技をしています。

世界観も原作をほどよく平成風にアレンジしていてさほど違和感がありません。

三平は原作そのままの釣りマニア(釣り気違い→略して「釣りキチ」)の少年。両親はすでに鬼籍で祖父と二人暮らし。
ガールフレンドのユリっぺは三平と同年代っぽい。つまりこれは原作の後半のユリっぺ。実は原作初期のユリっぺは三平よりかなり年上のお姉さん的キャラだったのに、連載が続くにつれだんだん低年齢化していった経緯があります。
祖父の三平一平も原作に近い和竿作りの名人。ただし原作にある気性の荒い部分は出てきません。(原作では、和竿を大金で買いあさろうとする客を激怒して追い返したりします。)

魚紳さんは、原作よりかなりゆるいです。まったく紳士ではありません。特に酒が入るとヤバい。
見た目も怪しいので警官に職務質問されますが、サングラスや現住所について一悶着あります。
でもクルマで来てるんだから免許証見せてで一発解決って気がするのは気のせい? 片目見えないことも運転免許証には書いてあるはずだし。

そして、原作にはない劇場版オリジナルキャラ 三平の姉の愛子。香椎由宇が演じます。
高校から上京してバリバリ東京に染まった姉が弟も東京に連れ出そうとするのが本作のメインストーリーです。野外で連泊キャンプしても眉毛をキッチリ描くのは忘れないあたりが都会かぶれの娘という演出なのでしょうか?

冒頭の鮎釣り大会で鑑札(遊漁券)を帽子につけていたのが本当に現代風。原作の連載していた時代にはこんな風習なかったもんなぁ…
そして魚とファイトするシーンで多用されるCG。これがしょぼい。なんかPS2の釣りゲームで出てきそうなCGっぽい。白組のブランドが傷つくレベルです。

まぁ映画の宣伝にするために白組の名を出したんだろうけど、幸運なことに知名度低かったはずの監督の滝田洋二郎がおくりびとでアカデミー賞をとっちゃったので、本当にいい宣伝になってます。だったら白組の名を出すことはなかったかも。

かなりの佳作。マンガ原作の映画としてはよくできています。さすが少年マガジン50周年企画。

2009/3/15 Sunday

映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史

Filed under: - dekaino @ 22:17 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉���������� �違�祉���喝お���絎������欧里呂討�Bookmark被リンク数

映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史を観ました。

意外にに旧作に忠実。変に環境問題や親子の情愛要素を加えたせいで散漫になった印象ですが、新ドラ映画では一番できがいいと思います。

それにしてもコーヤコーヤ星の住人の他力本願な態度はどうしようもないですね。自分の力でどうにかしようとは思わないのか?
そんなに貴重な鉱石が採れるのなら適正価格で売り払って別の星に移住するのもひとつの解放じゃないかとも思う。何の努力もせず、妥協もせず、天から助けが降ってくるのをただ待っている入植者はどうにも気持ち悪いです。

旧作のリメイクをしても旧作を超えることは絶対できないのだから、新作にチャレンジしてほしいものです。

2009/3/8 Sunday

劇場版ヤッターマン

Filed under: - dekaino @ 21:43 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���ゃ���帥�若���海里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版ヤッターマンを観ました。
実写のヤッターマンです。
主題歌は山本正之が歌います。これだけでリメイクテレビシリーズとは雲泥の差で観るべし!
メカ製造中の「スッタモンダ コッタモンダ ヤッタモンダ~」で始まる名曲 天才ドロンボーも、ドロンボー一味の謎ダンスつきフルコーラスで楽しめます。ヤッターキングのテーマはなぜかクロマニヨンズが歌います。エンディングクレジット画面はやはりジャニーズ縛りの掟のため嵐の曲なのが残念。
それでも山本正之節たっぷりのBGMが楽しめるのは間違いなし。

話はいつもの調子のマンネリお決まりパターンをそのまま踏襲。
メカ戦は3回、うちゾロメカは2回登場。戦いの舞台は
1. 渋山(しぶやま)ハッチ公前 (みなしごハッチの像がある!)
2. オジプトのピラミッド
3. 南ハルプス → イカメカが飛び交うマトリックスの現実世界に酷似した謎の空間
です。モジリ地名がヤッターマンのお約束をちゃんと遵守しててナイス!

ドロンジョは深田恭子、ボヤッキーは生瀬勝久、トンズラーはケンドーコバヤシが演じます。ドロンジョ様はもちろんとてもいいのだけど、一番おいしいのはやはりボヤッキーかな。トンズラもいい味出してました。それにモシカしてモシカする~のドロンボー一味おハコのインチキ商売も2つも出てきます。

旧作に対する愛をものすごく感じさせる作品です。

2009/3/1 Sunday

ポチの告白

Filed under: - dekaino @ 18:05 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������修里呂討�Bookmark被リンク数

ポチの告白を観ました。

ストーリーを要約すると、日本の警察官が堕落して悪に染まり、運悪く不祥事として世間に露呈し起訴されるという話。
よくある悪徳刑事ものジャンルですが、特筆すべきところは原案協力として反警察ジャーナリストで有名な寺沢有がいるだけに、警察の腐敗エピソードが細部にわたって非常にリアルです。
共犯意識をもった運命共同体、親方日の丸ファミリーといった警察内に蔓延した空気がよく表現されています。考え方や行動はまさに昔の任侠団体そのもの、合法ヤクザと呼ばれる所以です。

ただ、主人公のタケハチ組織犯罪対策課課長の視点ではリアルですが、その妻の行動はリアルがまったくありません。警察内勤経験があり、警察寮に住む現職の妻なら、昔の職場同僚や同じ寮の妻同士との口コミで夫が何をやってたかそれなりの情報を把握していたのは間違いなく、何も知らないイノセントな状態に置かれてたというのはおかしい。寺澤有は警察官の妻からは取材したことないのだろうか? 確かに道義的にも物理的にも警察寮に住む妻を取材するのは難しいのだろうけど、いくらなんでも不自然です。
ストーリーが夫からの視点固定で描写されていたなら、夫は妻の心中についてまったく関心がなかったという流れでリアルだったのに、ちょっと脚本が破綻していて惜しいです。

些細な難点もありますが、基本的に本作は良作。3時間半にも及ぶ長い尺でもまったく退屈せず、娯楽作としても面白い刑事/警察ドラマになっています。
それに役者達がみんなノリノリで芝居しています。役者として演技しがいのある作品だったのでしょう。最後のシーンの菅田俊の一人芝居は圧巻です。

2009/2/28 Saturday

チェンジリング

Filed under: - dekaino @ 23:22 このエントリをはてなブックマークに追加 ���с�潟�吾���潟�阿里呂討�Bookmark被リンク数

チェンジリングを観ました。
1920年代後半にロサンゼルスで実際に起きた連続少年誘拐殺人事件(通称Wineville養鶏農場事件)を元に再構成した再現ドラマ映画です。
チェンジリングとは西洋の童話にでてくる取替えっ子のこと。
誘拐された息子が発見されたと警察に知らされ、迎えに行ったら息子と別の子供だったと言う事件が発端として、恐ろしい一連の事件が始まります。

当時の腐敗したロス市警(LAPD)の一大スキャンダルとなり、市長を含め市警幹部も失脚した有名な話だそうです。ハリウッドがあるロサンゼルス市を中心とした話だけに、映像的にもかなりこって1920年代風俗を再現しています。オスカー賞の授賞式中継をラジオで聞くなど当時から映画の中心地であったことが伺えます。

アメリカ全土で女性参政権が認められたのは1920年。それから10年も経っていない当時は女性に対する偏見と戦いつつ女性の社会的地位が向上しつつある時期であり、そのために生じた悲劇ともいえます。
特に主人公のクリスティーナのようなシングルマザーはいわゆる良家の子女の範疇に入らない軽蔑の対象だったため、軽く扱われたのかも知れません。

ひとつ面白いのは、入れ替わりの証拠のひとつとして本当の息子は割礼してないのに、息子を詐称する子供は割礼されているというのが挙げられていること。割礼の有無で見分けるなんて日本ではありえない話です。

本作の時間軸は、真犯人が判明して処刑された後のさらに数年後まで続きます。なかなか終わらず結構ひっぱります。しかしそれは蛇足的な後日談ではなく、とても重要なエピソードがあるのです。ストーリー構成が綿密に設計されています。

警察組織の事なかれ主義によって醸成される隠蔽体質、権力による不当な威嚇・拘束は、本当に怖いです。
日本でも高知白バイ衝突死事故なんてのがつい最近あったし、こんなの80年前の昔話なんて安心することはできません。

2009/2/23 Monday

ワーナーマイカル さらにデフレ化

Filed under: - dekaino @ 23:20 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若���若���ゃ���� ��������������のはてなBookmark被リンク数

ワーナーマイカルも毎月20日に料金1000円の日を設定しました。ますます進む映画料金のデフレ化。
以前に作った1000円で見られる条件リストを修正した。

日付系
毎月1日 全系列
毎月5日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月10日 109シネマズ
毎月14日 TOHOシネマズ
毎月16日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月19日 109シネマズ (ポイント会員のみ)
毎月20日 MOVIX ワーナーマイカル
毎月27日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)

曜日系
月曜 コロナシネマ(男性) ワーナーマイカル(女性)
火曜 MOVIX(女性)
水曜 シネプレックス(女性) 109シネマズ(女性) TOHOシネマズ(女性) ワーナーマイカル(2人組)
木曜 MOVIX (男性) コロナシネマ(男女ペア)
金曜 コロナシネマ(女性)

時間帯系
午前初回 コロナシネマ

2009/2/22 Sunday

わが街、やまと ポスター

Filed under: - dekaino @ 23:01 このエントリをはてなブックマークに追加 ���頫������障�� ���鴻�帥�爾里呂討�Bookmark被リンク数

今月22日に行った大和市の泉の森公園の管理棟で下のようなポスターをみかけました。
わが街・やまと ポスター
大和市市制50周年を記念して作った「わが街・やまと」という映画のポスターでした。見てわかる通り、ぴあの表紙で有名なイラストレーター及川正通の手によるものです。
なんと、及川氏は大和市在住とのこと。なんかもっと都会に住んでいるイメージがあるのに意外です。

ポスターの女の子は映画の主役の女子高生役の娘で、一般オーディションで選ばれたとのこと。
さっそくweb検索してみました。
主役 理沙 3D主役 理沙 イラスト
ん?
ゴシゴシAA
…うーむ。ある意味で及川正通って真のプロ意識がある人ですね。
こういう空気を読んだ解釈ができるのが長期にわたってぴあ表紙を手がけられる秘訣なんだろうなぁ…

ちなみにこの映画、残念ながら上映会は終了していますが、ネットで観ることができるそうです。もちろん無料。
「わが街、やまと」インターネット上映館
DVDの無料貸出しも行っているそうです。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

Filed under: - dekaino @ 7:54 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟�吾�c���潟�祉������ �医���査��のはてなBookmark被リンク数

ベンジャミン・バトン 数奇な人生を観ました。
原題はThe Curious Case of Benjamin Button、直訳すると「ベンジャミンバトン 興味深い症例」といったところでしょうか。フィッツジェラルドの短編が原作です。

物語は20世紀初頭、ガトーという南部一の時計職人が駅に設置する大時計を作るところから始まります。ガトーが作った時計は時を逆に刻む時計でした。米西戦争で一人息子を失った彼の時間を巻き戻したいという願望がこめられた時計だったのです。
いかにもファンタジーっぽいエピソードで始まる本作は、主人公ベンジャミンの80代の肉体で産まれ歳をとるごとに若返っていくという奇妙な人生を軸に、各種の短いエピソードが折り重ねられる方式で進められていきます。

基本的にはノスタルジーさを売りとした老人向けファンタジー作品です。日本映画で言えば三丁目の夕日のような昔の風俗や景色を再現し、古き良き時代を懐かしむ趣向。ただし非常に美化されています。アメリカの歴史で良かった所だけを誇張したような、まさに老人の思い出話のような美化のされ方。
本作では21世紀に入るまでの100年あまりが語られるのですが、戦争は冒頭の米西戦争のほかに、第一次世界大戦と第二次世界大戦までしか出てきません。気持ちよく勝利した戦争だけが思い出に残っているわけです。まかり間違ってもキューバ危機とかベトナム戦争とか出てこないのです。

主人公の人生もかなり都合がいいです。学校にも行かず、たいした職業訓練もせず、小さなタグボートの船乗りとして世界の海を巡り、各港の女性たちといい仲になり、第二次世界大戦でほんの少し戦功をあげただけ。戦後はずっと親の遺産を食い潰してバイク乗ったりヨット乗ったりしてただれた享楽的生活をして老いて(若返って)いきます。
正直彼の人生観はまったく共感できません。勤勉さとか感謝の心が足りないし、子供ができても結局逃げるし。
家族に甘えるばかりで家族に何も貢献しないまま赤ちゃん返り。本当にこれでいいの? こんなのに共感しろと言われたらマトモな老人怒るんじゃないかな?

本作の最大のメッセージは、老人を介護する世代に向けた、介護がんばれ。人は老いると子供に戻っていくものだ、という本当に老人世代に都合がいいメッセージです。もう黄昏流星群並みのご都合主義にしびれます。だいたいベンジャミン本人は養親も実親もまったく介護してなかったし、それでいて結構な遺産をすべて食い尽くしたし、自分の娘の養育も放棄したし、自分がやってないことを妻や子供世代に求めてもいいものなのか?
いや、いいんでしょうね。ファンタジーだから。ある意味でアメリカの老人向けマーケットはすごいです。日本のヲタク向けの空から美少女が降ってくるみたいなファンタジーなんか足もとにも及びません。

最後は、21世紀になり冒頭のガトーの時計が駅からはずされ、大きなデジタル時計に置き換えられるところで終わります。古き良き時代は終わり、世知辛い21世紀が始まるのです。

2009/2/20 Friday

チェ 39歳 別れの手紙

Filed under: - dekaino @ 22:31 このエントリをはてなブックマークに追加 ���� 39罩� �ャ������膣�のはてなBookmark被リンク数

チェ 39歳 別れの手紙を観ました。チェ 28歳の革命に続くチェ・ゲバラ二部作の後編です。

本作は39才で突然キューバから姿を消してからボリビアで処刑されるまでの1年余りについて描かれます。前作の人生の頂点を極めるまでの話とは違い、敗退を重ねていくチェの姿がみられます。

キューバでは革命が成功したのにどうしてボリビアでは革命が成就しなかったのか?
基本的にゲバラにはブレがありません。キューバ革命と同じ方法論で武装闘争による革命を画策していきます。しかし国民はゲバラたちキューバの革命闘士たちを外国人といって嫌います。しかしキューバでもゲバラはアルゼンチン出身の外国人だったはずなのです。

ゲバラの革命思想は原住民であるインディオの農民には理解されなかったと言うことなのかもしれません。
(カリブ海の島々にもかつてインディオと禁煙の原住民がいましたがスペイン人が持ち込んだ天然痘によって絶滅しました。いまキューバに住んでいる人はスペイン系を中心としたヨーロッパ系白人とアフリカ系国ドン、その混血がほとんどです)

住民に支持されないゲリラの日常は悲惨です。まず食料入手が困難で常に飢えと向かい合わせです。しかも住民は政府軍にゲリラの居場所を通報します。しかしゲバラは住民を迫害することなく、あくまでも住民を搾取する政府をつぶし、住民達の生活をよりよくするという理想のもとに戦い続けるのです。

ゲバラが処刑されてからエンディングに入りクレジットが流れるのですが、BGMはまったくなし。無音で文字がスクロールアップしていくだけの画面はゲバラ追悼の精神を感じさせます。
中南米最大のカリスマ ゲバラの人生はあまりにも短かい。

本作の最大の教訓: 喘息の持病があるのに葉巻吸っちゃダメです

2009/2/14 Saturday

少年メリケンサック

Filed under: - dekaino @ 22:45 このエントリをはてなブックマークに追加 絨�綛眼�<���宴�潟�泣����里呂討�Bookmark被リンク数

少年メリケンサックを観ました。
宮藤官九郎が脚本監督をつとめるパンクロックロードムービーです。

少年メリケンサック
宣伝ポスターのイメージとは違って、宮崎あおいは歌わないしメリケンサックも手にしません。タバコも吸いません。
あくまでもおやじパンクバンドのマネージャー兼ディレクター兼プロデューサーという役どころです。
「車内でおならをしたら500円」ルールを有無を言わさず施行する強権ディレクター(?)を演じます。

宮藤官九郎らしい過激でぶっ飛んだストーリーですが、もともとは主役キャラは男性だったんじゃないのかと思わせる設定ではあります。まぁ原作つき地上波ドラマでは原作では男性だった主役がドラマでは女に性転換するのはザラなので、らしいといえばらしいのですが、おかげでレコード会社社長がホモであるという設定が空回りしてます。本当はもっと主役と絡めたかったんだろうなぁ…

しかしを主役をカンナという女性にしたからってつまらないことはなく、カンナの恋人(ヒモ)のイケメンのマサル君というキャラとうまく絡めて過激に面白くまとめているのはさすが。
宮崎あおいのリアル夫である高岡蒼甫の浮気暴露報道が耳に新しいですが、実は本作のプロモーションのためのやらせスキャンダルじゃないかと思わせるような絵に描いたようなダメンズだったりします。劇団の主宰まではしてないようですが…

劇中にいかにも2Dバリバリのアニメーションシーンが挿入されますが、鉄コン筋クリートのキャラクターデザインと作画監督をした西見祥示郎が作っています。鉄コン筋クリートには声優として宮藤官九郎が参加しているのでその人脈で受けた仕事なのかな? 画風は基本的に鉄コン筋クリートと同じなので、ものすごいデフォルメされた手描きのキャラがにゅるにゅる動く絵です。何がすごいってアニメ絵の宮崎あおいがリアル宮崎あおいにまったく似ても似つかないってところ。宮崎あおい本人の声があてられているので、ああこれがカンナ(宮崎あおいキャラ)なんだってなんとか判断できるけれど、もし声がなかったら絶対わからないレベルです。
これでヨシとしてしまう宮藤官九郎は監督してパンク魂ばりばりなんだぜッ

つまりこれってデトロイト・メタル・シティのパクリなんだろとおっしゃる方もいるようですが、DMCはデスメタルであってパンクではありません。パンクとメタルは全然違うよ、混ぜるな危険
ちなみに、本作はパンクとメタルの区別がつかない人でも楽しめるのでご安心ください。

2009/2/8 Sunday

20世紀少年(第2章)最後の希望

Filed under: - dekaino @ 22:27 このエントリをはてなブックマークに追加 20筝�膣�絨�綛�(膃�2腴�)��緇������のはてなBookmark被リンク数

20世紀少年(第2章)最後の希望を観ました。
全3章のうちの第二話目、2008年秋に公開された第一章の続編です。

第一章の記事では、だいぶつらいのではないかと書いたのですが、作り手側も同じ懸念があったようで、かなりのテコ入れ策がなされているようです。

まず、原作時の「ともだちの正体は誰?」で煽ることは完全にあきらめ、人間ドラマにだけ注力しています。とはいえ本作には登場人物が大量に出てくるので感情移入対象を厳選、遠藤カンナと小泉響子ふたりの心情描写を中心に作品は進みます。
時間軸としては第一章冒頭の2015年のうみほたる刑務所のシーンから始まり、ともだち暦時代に入るまでで終わります。初めのほうの中国マフィアとタイマフィアの抗争をカンナが止めるまではアクションも適度でテンポもよく、なかなか改善されているなと思いました。でも、ともだちランドに入ったあたりからどうしても原作をなぞるだけのダラダラ展開です。

しかし、人間ドラマ的にはそれなりに上手につくられています。カンナを演じる平愛梨も頑張っています。
この役が女優としてのラストチャンスというのが本人もよくわかっているようで、気合の入りようはものすごいものがあります。だからといってすごく巧いってほどでもないのが悲しいのですが… いつも睨みつける単調な表情で柴咲コウみたいな大味な演技しかできていません。
しかも脇役の小泉響子を演ずる木南晴夏がすごい巧い! オーラが出ていて完全に主役のカンナを食ってます。もはやともだちの正体なんてどうでもいいのだから、サダキヨが出てくるくだりは全部カットしてもいいはず。しかし、響子が拉致られるというカンナを絡ませずに思いっきり響子を活躍させられる美味しいシーンなので、あえてカットせずに木南晴夏の出番を増やした! と私には思えます。

もうひとつ気がついたことですが、今回は前作ほど制作費かかってません。かなり経済的に作られている感じ。1970年前後の再現シーンは極力減らし、派手な画面はCGまたはエキストラ(おそらく無料で動員)大量投入だけ。なんか作り方が東映の劇場版仮面ライダーっぽくて、厳しい予算の中でも頑張ってますよって声が聞こえてくるような絵作りです。
そういえば前回の公開時には制作費総額60億みたいな景気のいいこと言ってましたが、今回は具体的金額は全然出してしません。勝手な見積もりですが前回の半分も制作費使ってないんじゃないでしょうか?

続編を観て貰うためのテコ入れ策としてすごい露骨だなと思ったのは、エンディングクレジットでの秒読みです。「エンディングの後に次回作の予告があります」とテロップを入れるのなら普通だと思いますが、なんと次回予告まで後○○秒と言わんばかりに右下に残り秒数が表示されてカウントダウンしていきます。
まったくもってヒッシだな!

正直、この手の三部作の最終作って前の2作を観た人以外は観ないので、かなり厳しいことになると思われます。といって決着をつけるとなると本作みたいに制作費を削って水を濁すのにも限界があるだろうし、他人事ながらツラそうです。

原作厨にとってはやや期待はずれかな? 木南晴夏に関しては観る価値あり。

2009/2/3 Tuesday

誰も守ってくれない

Filed under: - dekaino @ 23:48 このエントリをはてなブックマークに追加 茯違��絎��c������Ù��のはてなBookmark被リンク数

誰も守ってくれないを観ました。
殺人事件の加害者の妹を保護する警察官の話です。保護される妹は志田未来が演じます。

ひとむかし前のアメリカドラマで流行ったハンドカメラだけで撮影する手法が多用されてます。いわゆる臨場感を出すための演出。しかし2009年になってそれか~という気もしないでもない。
他にもわかりやすく「リアルっぽさ」を出す演出が続発です。ネタとしてはなかなか深いと思うのですが、演出の底が浅くてちょってシラける感があります。

たとえば、15才の妹が携帯電話を操作するとピコピコ電子音がなります。いまどきクリック音が出る設定のままにしてる女子中学生なんていないよ! なんつーか、団塊の世代のお父さん達がこうあってほしいというファンタジーをすべて映像にしましたってノリの気持ち悪さがあります。まるで弘兼の黄昏流星群のようです。
他にも
・インターネットで某巨大掲示板はモラルなき無法地帯で、実名・住所・電番さらしだらけ
・そして書き込んでるのはアキバファッションをしたPCオタクばっか
 (実は2chヘビーユーザって独身男より主婦の方が多いらしいぜ)
・15才の娘は汚れなく純粋で正直。
 (少なくとも同い年の少年にコロっと騙されるような15才の女はいないだろう)
・15才の娘のボーイフレンドはロクでもないクソガキ
 (娘の男は何であれ気に入らないよね)

うーむファンタジーだなぁ

志田未来は演技は巧いけど、スチル写真でみるとすごい地味な顔。なんかオーラがあるようなないような微妙な感じ。
脚本を書くにあたっていろいろ取材したようですが、本作のスタンスとしては警察より、既存マスコミとは中立、ネット情報には敵対的です。
特にネットについては、たとえば麻生首相邸見学ツアーをつぶした公安警察官の顔をそのままYouTubeに流してしまった件について、マスコミでは絶対できないことができちゃうことについての羨望と、こちとら一線を超えずに我慢するモラルを保っているのにモラルなき無法行為をやってしまうネットへの嫉妬と嫌悪があるように思えます。

本作はフジテレビ資本の制作なんですが、ワイドショーの過熱報道も軽く悪役っぽい扱いなのによく企画が通ったなぁと最初は思ってたんですが、後半ではネットがとにかく超悪役扱いで、ああこれなら喜んでOK出すだろうと納得した次第です。

それにしてもコンピュータの画面を流すときに、字をてろてろ表示させながら謎のラインプリンタの印字音みたいな雑音をかぶせる演出はあまりにダサくないのか? ザ・ハングマンの頃からまったく進歩していない。
まさに黄昏流星群的作品です。

劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー

Filed under: - dekaino @ 23:19 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� ��������眼�若���潟�吾�c��VS�蚊�㏍���潟�吾�c�爾里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャーを観ました。
毎年、スーパー戦隊シリーズの現シリーズと一つ前のシリーズが競演するセルビデオが製作されるのですが、今年のゴーオンジャーvsゲキレンジャーはまさかの劇場公開されました。ファンサービスたっぷり、特にゲキレンジャーファンにとっては素晴らしい映画です。ヒーローだけではなく、敵役の理央様とメレも登場するのです。

ロケ場所のひとつとして山梨県にある大門碑林公園が使われています。いかにもゲキレンジャーっぽい中華な風景。
大門碑林公園
ここで中華拳法アクションが繰り広げられます。

ストーリーはいつものビデオ特番と同じノリ。時間も短く50分ありません。さすがにそれ単体で劇場公開するのはつらいのか、オマケが盛りだくさん。
ゴーオンジャーの音楽ライブショーから2曲と新番組の侍戦隊シンケンジャーの宣伝など、サービスサービス。

しかしやっぱり物足りないかもしれません。これで1800円とられたらちょっとボッてる感ありあり。映画の日に観にいってよかった。

次は4月に電王の映画をやるそうです。まだ続くのかよ 電王!

2009/2/1 Sunday

チェ 28歳の革命

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チェ 28歳の革命を観ました。
言わずと知れた医師であり政治家であり革命家であるチェ・ゲバラの伝記的映画です。
二部作の前編にあたる本作では、1956年~1958年のキューバ革命前夜の反政府ゲリラ闘争(7月26日運動)と革命後の1964年の国連演説のシーンが、交互に挿入される形式で、再現ドラマ風につづられます。

フィデル=カストロはあまり出番はないですがカミロ=シエンフェゴスはともに戦った同志として結構出てきます。
ゲリラ戦をするゲバラもかっこいいですが、国連演説のゲバラやその前後のTV局のインタビューやパーティで歓談するゲバラも知的でダンディです。

1964年の国連演説はなかなか興味深いです。キューバに隣接する中米諸国、ニカラグアやらベネズエラやらパナマが、のきなみキューバの姿勢に対し批判的な発言をして親米姿勢を示します。
しかし1964年当時の各国親米政権で現在まで続いているものはないという事実、特にニカラグアなど、かばったアメリカによって扇動されたコントラとの内戦で、当時中米でもっとも豊かだった国が今は貧困国になってしまった事実を考えると感慨深いものがあります。

本作は、独裁者バティスタが敗北を認めてドミニカに亡命したあと、ゲバラら革命軍がバハマに乗り込むために進軍していくシーンで終わります。まさに革命勝利を確定させた瞬間、ここから国連演説までの期間がゲバラの人生でもっとも充実していた時期だったのでしょう。

クレジット表示の後、後編にあたるチェ 39歳 別れの手紙の予告編が流れます。カストロに別れの手紙を出してキューバから消えたゲバラ、その後の人生…。あーめちゃくちゃ観たくなりました。20世紀少年とはまったく異なる続編への期待感と飢餓感! 必ず観にいく所存です。

2009/1/25 Sunday

装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版

Filed under: - dekaino @ 22:24 このエントリをはてなブックマークに追加 茖��臥��泣�������� ���若���若�潟�祉���<�ゃ���� ���雁��のはてなBookmark被リンク数

装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ 劇場版を観ました。25分×12話のOVAシリーズの劇場版です。
ガンダム0083と同じく、劇場版のために各エピソードを圧縮しているため、いまひとつ総集編的なノリです。やはりオリジナルをじっくりみた方が楽しめそう。

時間軸は野望のルーツとテレビ版第1話の間となります。今回のキリコは主役のようでドラマ的には主役ではなく、ペールゼンやキリコ以外の分隊員4名が話の中心。キリコただ死なないキャラと言うだけでドラマ上は何の役割もなく、異能生存体であることを暗示するだけです。メインキャラであるはずのキリコが狂言回しですらない投げっぱなしのところがいかにもボトムズらしい。
また、女性キャラがまったく出てこない男臭さもボトムズらしくてよいです。
メカはほとんど3D CGで、結構よくできています。ちゃんと伸び縮みして歪むという手描きATのいい所は取り入れつつ正しく立体化可能な造形をとどめているバランスが素晴らしい。

100年戦争がまだ終結する前の話でキリコがいる部隊も戦時中の正規軍のはずなのだが、どうにも規律がゆるい。本来ボトムズテレビ版は終戦のため職を失った素行の悪いあぶれ職業軍人の物語という形でリアリティさをもたせていたはずなのに、実は戦争中でもゆるゆるの規律だったというのはちょっと世界観を壊しているかも。まぁ些細な例外として目をつぶるのが吉なんでしょうね。

本作は新宿ピカデリーという映画館で観たのですが、土地の高い都会のシネコンのためか、高層ビルに入っています。私が観たのは11階にあるスクリーンでそこまでエスカレーターで延々昇るか、エレベータで長時間待つのを強いられる構造。行きはいいのですが帰りはもっと混雑するので大変でした。たぶん火事が発生したら異能生存体でない限り生還は無理という覚悟が必要。

2009/1/22 Thursday

IN THE SHADOW OF THE MOON

Filed under: - dekaino @ 23:36 このエントリをはてなブックマークに追加 IN THE SHADOW OF THE MOONのはてなBookmark被リンク数

IN THE SHADOW OF THE MOONを観ました。アポロ計画のドキュメンタリー映画です。制作国はアメリカではなくてイギリス。
原題を直訳すると"月の影の中"、アポロ宇宙船と太陽の間に月がきて、文字通り月の影の中に入った状態のことを指しています。地球上だったら日食。
そして邦題は「ザ・ムーン」ちょっと短くしすぎだろ。

まだ存命のアポロ計画に参加した宇宙飛行士のインタビューをまじえて資料映像を流す典型的ドキュメンタリースタイルです。ストーリーの進め方、資料映像は特にとりたてて言うべきところもなく、普通にディスカバリーチャンネルなりナショナルジオグラフィックチャンネルなりヒストリーチャンネルでやってるBBC制作のドキュメンタリー程度のレベル。
それでも劇場の大画面で観ると迫力があります。

アポロ計画を知らない子供に見せてあげると喜ぶかも。

2009/1/18 Sunday

007/慰めの報酬

Filed under: - dekaino @ 21:39 このエントリをはてなブックマークに追加 007/�違�����演��里呂討�Bookmark被リンク数

007/慰めの報酬を観ました。007最新作にして、ボンドをダニエル=クレイグが演じる作品としては2作目です。

今回の敵はMI6の内部にまで手先がいる正体不明の組織Quantum、なんかハードディスクドライブメーカーみたいな名前です。この組織が隠れ蓑としているのがエコ・グリーンと言う環境保護団体。
なかなか現代社会に即したうまい設定です。実在するエコとかグリーンとか騒いでる団体って確かにうさんくさい。石油メジャーならぬ水メジャーとして水利権ビジネスで貧困国から搾取します。
(水メジャーは実際にフランスやイギリスにある業態)

クレイグのボンドはダジャレはまったくなく、完全な肉体アクション派、しかも結構泥にまみれる系です。
そしてスタイリッシュなかっこよさもあります。イタリアでプッチーニ作オペラのトスカが上演されている中でのQuantam幹部の会合&ボンドの介入のくだりが優雅かつ現代的でかっこいい。古き良きゴルゴ13が出てきそうなスパイ映画風でもあり、しかし古臭くなく現代的なスタイリッシュさがあります。

マチュー=アマルリックが演じる悪役エコ・グリーン代表のドミニク=グリーン(スペルはGREENE)はひょろひょろの優男、いかにも証券会社か投資銀行にいそうなインテリタイプなのですが、それなりにアクションをこなします。

ボンドガールズは今回は2名。ヒロインで話にバリバリ絡むカミーユと薄幸な事務員ミス・フィールズ。私はミス・フィールズの方が好きだなぁ。でも本当に薄幸過ぎてかわいそうです。

ウィットとか笑いとかの要素は少なく、勤勉な肉体派スパイってちょっと007シリーズじゃなくてもいいんじゃないかと思いますが、駆け出し時代の007という苦しい言い訳しかないかな。毎回お楽しみのガジェット(面白メカ)はほとんど出番なし。ボンドが使うハイテク機器といえばせいぜいGPSとカメラ機能が搭載された携帯電話くらいか。こんなの日本の中高生でも持ってます。

CIAが初めは敵対的なのに、人事異動によってちょっと話がわかるように変わったと言うくだりは、CHANGEがスローガンの政権交代を反映しているのかもしれません。

2009/1/15 Thursday

ピューと吹く!ジャガー ~いま、吹きにゆきます~

Filed under: - dekaino @ 23:20 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ャ�若���鴻��!�吾�c���� �����障���鴻���������障����のはてなBookmark被リンク数

ピューと吹く!ジャガー ~いま、吹きにゆきます~ / エト -ETO- の二本立てを観ました。
ETO

どちらもうすた京介原作のマンガの映画化。アニメはDLEが担当。ジャガーさんの方はFROGMANが制作しています。大胆に比喩するならジャガーがとなりのトトロでETOが火垂るの墓という役割分担です。

ストーリーは、ドラえもんの映画みたいなもんです。普段の連載漫画とは違って劇場版ならではの大スケールの冒険に出るというノリ。だからといって普段のいじめっ子キャラが映画ではなぜか性格よくなる現象はありません。みんな自然体、いつものまんまであります。
商業映画としては大胆にジブリアニメのパロディーをやらかしてますが、なんかもうどうでもいい感じで、問題にされることはなさそう。

TOHOシネマズで観ればマナームービーとあわせて蛙男三昧!
フラッシュアニメが好きな方におすすめ。

ちなみに べんぴ猫は予告編だけに参加のようで残念。キリン村はやく再開してくれ~

2009/1/12 Monday

ティンカー・ベル

Filed under: - dekaino @ 22:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�潟���若�祉����里呂討�Bookmark被リンク数

ディズニートゥーンスタジオズの映画ティンカー・ベルを観ました。3D CGアニメです。

ピーターパンに出てくる妖精ティンカー・ベルの誕生から人間界に来るまでの話です。
今のアメリカの経済状況を思わせるような製造業礼賛物語。エンジニアの才能は恥ずかしいことではない。社会に貢献できる素晴らしい能力なんだというメッセージが含まれています。これって誰に向けたメッセージなのかちょっと深読みしたくなるような文部省推奨または労働推奨というノリの作品です。

本作はティンカーベルシリーズとして4作連続作品の第一弾という位置づけらしいのですが、この先どうなることやら。最後にウェンディーがちょこっと出てきますが、ピーターパンのお出ましはまだありません。

モノ作りの妖精の話ならスケアクロウマンの方が出来がいいかも。

2009/1/3 Saturday

K-20怪人二十面相・伝

Filed under: - dekaino @ 22:01 このエントリをはてなブックマークに追加 K-20��査篋����∝�吾�私�のはてなBookmark被リンク数

K-20怪人二十面相・伝を観ました。
日本テレビ系で執拗に流されるCMで、これバットマンのパクリかな? ああまたテレビ局制作のつまらない映画だなって一見思ってしまいがち。しかし実際に観たら期待を裏切ってめっぽう面白いのです。

北村想の怪人二十面相・伝が原作とされていますが、原案といっていいくらいに違う話になっています。
まず舞台が日米開戦がなかった時代の昭和24年という架空史の世界です。つまり米国はモンロー主義のままヨーロッパ戦線にも参戦せず、おそらくヨーロッパや北アフリカはドイツを中心とした第三帝国が支配しているという世界観。核兵器もおそらく開発されていなかったと思われます。
当然東京大空襲もなかったわけで、震災後の建物がそのまま残っている昭和24年の帝都が素晴らしいCGで再現されています。

ストーリーや演出もかなりよい出来。それも当然で、監督・脚本は佐藤嗣麻子。15年ほど前にテレビ東京の深夜枠でやっていた学園ホラードラマ、エコエコアザラクやねらわれた学園の劇場版の監督・脚本をやっていた、いわゆるキャラ萌えではない面白いストーリーの映画を作れる人です。

本作でもスピーディーな展開と映えるアクションの連続でとても面白いです。
大人の事情でどうしてもつらいキャスティングがありますが、それも巧く誤魔化しています。具体的に言えば松たか子なんだけど。良家のお嬢様がレールに乗って結婚するって設定なら、二十歳そこそこか下手したら十代のはず。なんでまた松たか子なのか? 少女じゃないのに少林少女の柴咲コウぐらいひどいキャスティングです。正直いまの松たか子ってお嬢様の母親役で出ても不思議じゃない貫禄ですよね。
でもそんなの気にしない。松たか子は二十歳だと劇中設定したなら、15~25歳のリアルな若い女優をまったく出演させないのです。こうすることで、なんとなく観客はああ若いお嬢様なのかもなぁと納得してしまうのです。もし一人でもリアル十代の女性が松たか子の隣に並んだらその魔法は解けてしまうはずです。おかげで初々しい女優好きの人にはちょっとさびしい映画になってしまいました。
この大胆な思い切りのいい詐術が気持ちいい。嘘をつくというのはこういうことだという巧みな演出! かっこいいぜ佐藤嗣麻子。
スターウォーズだってレイア姫がキャリー=フィッシャーだったし、スパイダーマンだってヒロインのメリー=ジェーンがキルステン=ダンストなんだから、いけてない女優がヒロインやってても映画は面白く作れるし、ヒットだって可能なはずなのです。(それでもかなりのハンデだぜ。松たか子)

アクションについてもかなり冴えてます。本作はサーカスの曲芸兼手品師が主役なのでサーカス曲芸やそれに類するアクションがたくさん出てくるのですが、これがワイヤーアクションじゃないんですよ。もちろんCGで誤魔化しているのでもなく、生身の体術でこなしているのです。中国雑技段バリのアクションが心地いい。ワイヤーアクションやCGと違って動きが物理法則に反していないのでテンポもキレもよいかっこいいアクションシーンに仕上がっています。

細かいところをつっこむとテスラ装置の操作盤の文字がすべてドイツ語だったのですが、テスラってアメリカに移民しないまま、ドイツ語圏で研究開発したと言う設定なんでしょうか? テスラはオーストリア・ハンガリ帝国領内の出身なのでその可能性は高い。もしくはアメリカ人も輸出品にはドイツ語の銘版をつけるくらいアメリカの地位が低い世界観と言うことなのでしょうか? まぁ確かに1940年代にアメリカがモンロー主義を貫いていたら今のメキシコかブラジル程度の国際的地位しかなかった気もしますね。
世界観を必要以上に説明しないところも嘘のつき方が巧いなぁって思います。

また、孤児が住む貧民街はノガミにある設定、そして主人公が住む盗人宿は浅草という設定になっています。ノガミは当然上野の符丁なんでしょうが、だったら浅草もエンコって符丁で呼ぶべきじゃないのか? なんかノガミと浅草って言葉が一緒に出てくるとすわりが悪いです。ノガミ&エンコ または 上野&浅草のどちらかにしてほしい。大人の事情で浮浪児が住むところに実名の上野を出すわけにはいかなかったというところなのかな?

同じ日本テレビ制作の252とはまったく違う次元の出来の良さ。佐藤嗣麻子の名前がメジャーになるかも知れないし、下手な宣伝のおかげで不入りのまま早々に公開が終わってしまうかも知れない、先が読めない映画です。でも面白いことは確か。劇場の大スクリーンで観たい方はお早めに。

2008/12/31 Wednesday

動物農場

Filed under: - dekaino @ 20:57 このエントリをはてなブックマークに追加 ����床�瓦里呂討�Bookmark被リンク数

動物農場を観ました。
ジョージ=オーウェルの同名小説をアニメ化した作品です。製作は1954年、イギリスです。基本的に原作に忠実ですがラストだけ変わってます。

一言でいえば、反共・反ソ連のプロパガンダアニメ映画です。動物達がComrades(同志!)と呼びかけたり、労働歌うたったり、誤解しようもなく当時のソ連を戯画化した世界観です。また、労働者が支配者に搾取される状況に反抗するプロレタリアート文学的要素もあります。

スタジオジブリの企画により2008年末から2009年年始にかけて東京と大阪で上映されていますが、反共映画のためでしょうか、日本の従来左翼層の反応は薄いようです。

アニメーションとしてのクオリティはかなり高く、動物の擬人化アニメとしては高水準と言っていいでしょう。
特に農耕馬のBOXERというキャラがひときわすごい。
搾取されてボロクズのように殺される悲劇の馬BOXER
学はないが肉体労働ならバッチリと、絵に描いたような搾取されまくりの労働者の代表。風車小屋建設に多大な貢献をしたのに怪我で働けなくなると、即座に豚たちが飲む酒と引換えに糊屋に売られて屠殺されてしまうという悲劇の馬です。

トロツキーっぽい豚SNOWBALL
悲劇キャラは馬ばかりではありません。支配者層の豚のトロツキーっぽい役柄のSNOWBALLも悲劇キャラ。同じ支配者層の豚でスターリンっぽいNAPOLEONに粛清されてしまいます。

動物達が暴動を起こして人間の農場主を追い出し革命を成功させると、鳩たちが革命を各地に飛び火させようとプロパガンダするあたりが、当時の西側が持っていた共産圏拡大への懸念がうかがえます。
本作では、幸福だった家畜たちはそんな言葉には耳を貸さず過酷な扱いを受けていた家畜達だけが話に乗って革命をおこすのですが、これも共産革命をおこした発展途上国について当時の西側はそう思っていた/市民にそう思わせたかったということなのでしょう。

建前だけ国民平等を掲げているのに実情は支配者層と労働者層が明確に分離しているあたり、反ソだけではなく反フランスの要素もあるように思えます。イギリス人はフランスが嫌いだし。
それから、共産圏と貿易をして利益を上げる商人は共産国よりももっと悪い存在だ! みたいな表現もありました。これは具体的にどこを指していたのか、中南米や中東/中央アジアなんでしょうか?

あえて難点を言えば、前半ではコミカルな振舞いでギャグ担当だったアヒルのひなが、後半シリアスな話になるとまったく出てこなくなり、投げっぱなし状態なのが気になりました。だいぶ目立つキャラだったのでシリアスな場面でも効果的に使えそうなのにもったいないです。

宮崎駿は本作について「今、豚は太っていない」というコピーをつけています。
駿本人は自分はBOXERのような存在だと思っているんだろうけど、下で働く人たちは彼のこともNAPOLEONのような豚だと思ってそうで、少し滑稽です。

2008/12/29 Monday

252 生存者あり

Filed under: - dekaino @ 22:44 このエントリをはてなブックマークに追加 252 ��絖�������のはてなBookmark被リンク数

252 生存者ありを観ました。
いかにも民放テレビ局の企画映画です。

災害シーンの特撮や演出はできるだけリアルに撮ろうとすごい努力をしています。群集がパニックなるシーンなどは素晴らしい出来上がりです。しかしキャラ設定とシナリオがクソ過ぎます。
もう配役が先に決まっててそれを無理やり役にあてはめているのが見え見えのひどいシナリオが泣けます。まったくリアルの欠片すらないグズグズのお涙ちょうだいドラマです。

科学考証も企画当時はある程度筋が通っていたのでしょうが、ダメダメシナリオのために矛盾の嵐となっています。
雹が銀座だけに局地的に降るというのはあり得るとして、高潮の被害は広範囲のはずで、銀座・新橋地区だけにレスキューが集中して出動すると言うのはいかにも不自然です。銀座線なんかよりりんかい線の方が絶対やばいことになってるって! 銀座線とか丸の内線みたいな戦前に作った地下鉄は江戸城の地下通路(抜け道)を再利用してるんだから、冠水はするかもしれないけど崩落なんてめったなことではしない。なんたって400年もってる地盤なんだから。
おおかた、三丁目の夕日でつくった新橋・銀座のCGデータを流用したってところでしょうか。どうせやるんだったらシャレでもいいから壊滅状態のお台場でフジテレビ社屋が倒壊したシーンを入れてほしかったなぁ…

クライマックスの台風の目が過ぎた後ふたたび暴風と豪雨に戻るはずなのに、なぜかなんとなく雲ひとつない無風状態になってしまっているし。そんなにすぐ天候が回復するならそれまで待てばいいじゃんってことになるよね。単に香椎由宇がボケてただけなのかも知れないけど。

ちなみにモールス符号では 短点2回 短点5回 短点2回 は 252 ではなく i5i なので間違いのないように。

多くを期待せずにドラマ部分を捨てて特撮シーンだけ楽しむつもりで観るなら楽しめる映画です。

ミラーズ

Filed under: - dekaino @ 22:18 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�困里呂討�Bookmark被リンク数

ミラーズを観ました。
24のジャック=バウアー役で有名なキーファー=サザーランド主演。

ホラーと言うよりは超常現象ミステリと言った方が正確かも。X-Fileのノリがちょっとあります。
流血シーンはかなりどぎついです。
それにしてもキーファー=サザーランドは病んだ警官を演じるのが上手いです。アルコール中毒関係の演技は私生活でも十分予習済みだもんねってぐらいのリアルさです。

主人公の小学生くらいの息子のマイケルというのがいるのですが、彼の部屋に貼ってあるポスターがヤバいです。やれツバサクロニクルやらねぎ魔やら日本のダメ系萌えアニメのポスターがいっぱい。スタッフの趣味なんだろうか。こんなアニメに小学生男子がはまってる方がよほどホラーです。

ニューヨークにある数年前に火事で全焼してしまったデパートの廃墟が舞台です。ここに主人公のベンが夜警として見回りして事件に巻き込まれるという趣向。日本でいえば、かつて赤坂にあったホテルニュージャパンの廃墟が近いイメージでしょうか。確かにお化けが出てもおかしくない感じ。

なんだかんだいってキリスト教文化の悪魔ばらい(エクソシスト)の流れっぽいストーリーです。

2008/12/27 Saturday

コロナシネマワールド さらにデフレ料金

Filed under: - dekaino @ 23:12 このエントリをはてなブックマークに追加 �潟�㏍���激�������若���� ����������������のはてなBookmark被リンク数

コロナシネマワールドでは2008年12月から毎月5日16日27日が料金1000円になるそうだ。ただし会員(入会金、年会費無料)のみ。この会員証(コロナッチョカード)は同施設にある会員制マンガ喫茶と共通なので、持ってる人は多いはず。

以前に作った1000円で見られる条件リストを修正してみた

日付系
毎月1日 全系列
毎月5日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月10日 109シネマズ
毎月14日 TOHOシネマズ
毎月16日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月19日 109シネマズ (ポイント会員のみ)
毎月20日 MOVIX
毎月27日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)

曜日系
月曜 コロナシネマ(男性) ワーナーマイカル(女性)
火曜 MOVIX(女性)
水曜 シネプレックス(女性) 109シネマズ(女性) TOHOシネマズ(女性) ワーナーマイカル(2人組)
木曜 MOVIX (男性) コロナシネマ(男女ペア)
金曜 コロナシネマ(女性)

時間帯系
午前初回 コロナシネマ

2008/12/21 Sunday

ワールド・オブ・ライズ

Filed under: - dekaino @ 22:25 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�����祉�����祉���ゃ�困里呂討�Bookmark被リンク数

ワールド・オブ・ライズを観ました。原題はBODY OF LIES。直訳すると「偽りの相棒」あたりでしょうか。
劇中でも、CIAの現地エージェントの主人公のことをワシントンDCにいる情報戦略官はBODYと呼んでいます。

非常に分かり易いCIAのスパイ潜入ものの映画で、舞台は中東、イラク、ヨルダン、トルコです。
流血系の表現がどぎついです。ストーリーそのものは非常にわかりやすいように簡略化されていて、スパイの騙しあいドラマを期待してみると肩透かしかも。
なんたってゲームのプレーヤーがCIAとヨルダン情報部と正体不明のテロリストの3者しか出てこないんだからしょぼい。英国MI6とかイスラエルのモサドくらい出しやがれって感じ。
タイトルにもある嘘がキーワードなのですが、そんなたいした嘘でもないし嘘で塗り固めた世界観と言うわけでもない、ハリウッド映画になれた観客にもよく理解できるような薄っぺい嘘でしかありません。

デカプリオはアラビア語が上手いCIAエージェント役なのですが、彼のアラビア語が本当に上手いのかどうか私には判別できませんでした。どこのアラビア語方言だったんだろうか? ヨルダン情報部のハニの英語は確かにちょっと違う英語でした。たとえば「我々でやろう」って字幕で出るセリフで by us ではなくて by we とbyの後に主格がきてました。これは訛っているのか、それともイギリス英語なのか、少なくとも米語とは違う言葉でした。

アクション映画というよりは拷問の痛さがリアルに伝わってくる映画。

2008/12/20 Saturday

地球が静止する日

Filed under: - dekaino @ 23:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �亥������罩≪�����イ里呂討�Bookmark被リンク数

地球が静止する日を観ました。原題は"THE DAY THE EARTH STOOD STILL"です。ほぼ直訳。1951年に制作されたオリジナル版のリメイクです。1951年版の原題は同一ですが、邦題はちょっと変化してて「地球静止する日」です。なぜかリメイク版は地球~ではなくて地球~。ジャイアントロボにひきずられているのか? それとも50年経って日本語が変化したのか?

テーマ、メッセージ、そしてSFとしての格はオリジナル版と変わりません。ただし、舞台を冷戦終了後の現代にうつし、SF考証も今風になっています。主人公の異星人クラトゥが地球人と同じ姿かたちをしている理由もきれいに説明されますし、くわえて護衛ロボットのゴートがかなりSFギミック的にかっこいいです。かなり月光蝶っぽい。

降下ポイントがオリジナルではワシントンDCだったのに、本作ではニューヨークになっていたのは国連本部があるからなのでしょう。だからといって国連にまかせたりせず、アメリカが独裁的に処理しようとするあたりはオリジナルのままであり、アメリカって国は1951年から変わっていないのかもしれません。

以下はネタバレ談義
タイトルにある地球停止とは全世界的停電のことなのですが、オリジナル版と本作では発動するタイミングがだいぶ違います。オチがあいまいなところは変わらずなので、映画が終わった後の世界がどうなったかは観客の想像力に任されます。
本作での停電現象は飛行機だけ例外ということはなさそうなので、エアフォースワンに乗ってるであろう合衆国大統領は墜落死したことは想像に難くありません。徹底的に破壊されたのはアメリカ本土だけだし、実はクラトゥの文明は地球の突出した超大国を弱体化するという高度に政治的な介入をしただけなのかもしれないですね。
食物連鎖の頂点としての人類を完全に滅ぼしてしまうと逆に生態系を損なってしまいそうです。アメリカのロッキー山脈の狼は人間の駆除活動によって絶滅寸前までいったのですが、そのために生態系が崩れてカリブーなどが増えすぎてしまったそうです。そこでカナダから狼を連れてくるなどの保護施策を行って生態系を維持しようとしているとのこと。クラトゥ達も同じように人間の個体数を制御しようとしているのかも?

オリジナル作の良さを損なわずに、巧妙かつ大胆に現代風アレンジを断行した傑作です。

2008/12/14 Sunday

トロピック・サンダー/史上最低の作戦

Filed under: - dekaino @ 23:23 このエントリをはてなブックマークに追加 ���㏍�������祉�泣�潟����/�俄���篏�����Δ里呂討�Bookmark被リンク数

トロピック・サンダー/史上最低の作戦を観ました。
コロナワールド小田原で観たのですが、なんと観客は私独り! 完全貸切状態です。その日は14日で近所にあるTOHOシネマズ小田原がすべて1000円のサービスデイだったことを考えに入れても、客の入りが悪すぎです。
おそらく予告編がよくなかったんじゃないかと思います。あの予告編だと日本人に観に行きたいと思わせるのは難しい気がします。あの予告編では100%オバカなノリのオースティンパワーズからセクシー要素を100%削除したような映画にしか思えないもん。まったく女っ気ゼロというのは問題だ。

しかし、実際はそんなバカ映画ではないのです。いや確かに下品でグロいお下劣ギャグ満載なのですがそれだけではない。本作はドリームワークスらしくきっちりとA級作品に仕上がっています。誤解を恐れずに言えば、本作は実写版シュレックです。みんなが知っている有名俳優を元ネタとしたパロディが主のドタバタコメディなのですが、逆説的に意味深い話を展開していくのです。映画撮影と現実がごっちゃになった俳優モノという点でギャラクシークエスト(これも名作)にも近いかもしれません。

とにかく本作はあなどるなかれ。まったく話題になっていないまま上映期間が終わろうとしていますが、セルDVDが出る頃に口コミでブームが来るかもしれないポテンシャルを秘めていると思います。

映画の知識が多ければ多いほど本作は楽しめると思います。私は貸切状態だったのをいいことに思いっきり爆笑してました。映画に詳しくない人でも楽しめると思いますが、少なくともプラトーンだけは事前に予習してほしい。
スタートレックネタならゴーン星人についてみておこう → Youtube

劇場版ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���蚊�蚊�蚊���紊��� �ユ����茖�!!のはてなBookmark被リンク数

劇場版ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!を観ました。
東映動画/東映アニメーションのゲゲゲの鬼太郎40周年を記念した初の劇場版長編アニメです。(過去にも劇場版はあったけど中編でした)

いきなり冒頭は、白黒時代から2007年から放送している現行版まで5代の鬼太郎勢ぞろい。もちろん声優も野沢雅子、戸田恵子、松岡洋子、高山みなみが勢ぞろい! なかなか見ごたえがあります。残念ながら墓場鬼太郎は出てきません。今度は猫娘も5代全員勢ぞろいしたところをみてみたいです。

本編は、シナリオも作画も十分時間をとってていねいに作ってある印象です。序盤はいかにも学園が舞台のJホラーな作り方で、いかにもセーラー服を着て辛気臭い顔をした佐伯日菜子が転校してきそうな雰囲気です。
日本全国を6ブロックにわけ、それぞれで猫娘が出てくるパートが違う趣向が凝らしてあります。私はTOHOシネマズ小田原で観たので、関東甲信越バージョンです。猫娘がチャイナ服着て中華街で中田横浜市長と出てくる謎展開。他のブロック地区も似たような展開なのかなぁ?

尺は90分弱と完全に長編なので学齢に達してないお子様だとちょっとつらいかも。大人が観ても楽しめる良作です。

2008/12/7 Sunday

ウォーリー

Filed under: - dekaino @ 17:04 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ピクサーの劇場アニメウォーリーを観ました。
700~800年後の未来、環境破壊された地球から人類が逃げ出した世界の話です。SF考証的にはかなり綿密な設定がなされており、ハードSFといってもよい世界観が構築されています。特に冒頭のウォーリーの700年間続いたであろう日常生活の描写はSF的にセンスオブワンダーにあふれています。

おそらく同じ時期に設計されたはずのウォーリーとイヴ(イヴァ?)はかなりの性能差があります。量産の家庭用ロボットと金持ち層向け宇宙クルーザーの備品ロボットでは違って当然なのかな?
しかも両者のコミュニケーションがかなり非対称。ウォーリーはほとんど片言の英語しか話しません。西部劇の教養がある白人開拓者と地元のインディアン娘との交流みたいな感じ。しかし後半で700年間の歳月で得た経験によりかけがえのない叡智を得たロボットであることが暗示されます。

ウォーリーのデザインはショートサーキットのNo.5にそっくり。リスペクトでしょうか? No.5はシドミードのデザインです。それを思うとSFっぽい本作にふさわしいのかも。
No.5 vs Wall-E

現代の物質文明に対する強烈な風刺がかなりきつい作品。それでも結局はロボットより人間が偉いんだというあたりがいかにもアメリカ映画です。

猫ラーメン大将

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猫ラーメン大将を観ました。
猫ラーメン大将 加藤和樹と長澤奈央

原作は4コママンガらしいのですが未見です。チープなヌイグルミ操演で河崎実監督によるまさかの実写映画化が実現しました。人間キャラの主演は加藤和樹と長澤奈央、なんとなく特撮の香り。

紗綾
そしてヒロインは紗綾。デビュー当時Fカップ小学生と騒がれた彼女も今はもう中学生。紗綾を起用してくるあたりが河崎監督のマニアックさを感じさせます。

本作に出てくる猫は三種類。主役の猫のラーメン大将をはじめとする人語を話すヌイグル猫、2番目はヌイグルミなのにニャーとしか言わない猫、3番目は本物の生猫。ヌイグルミ猫と生猫が何の説明もなく競演するところは、ハローキティと彼女の飼い猫チャーミーキティの歪んだ関係を思わせます。
人語を話す猫の声優として古谷徹(星飛雄馬)と加藤精三(星一徹)が起用されています。ここも見所(聞き所)!

ストーリーは小ネタの積み重ね(たぶん原作由来)をしながら最後のクライマックスへもっていくという劇場版自虐の詩と同じ形式です。
最後は因縁の相手とラーメン対決をするわけですが、みているだけでラーメンが食べたくなってきます。

ゆるーいギャグとゆるい人情(猫情?)物語が心地いい作品です。
♪時には醤油のように~ という替え歌も笑える(作詞 河崎監督)

2008/12/5 Friday

D-WARS ディー・ウォーズ

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D-WARS ディー・ウォーズを観ました。原題はD-WAR、単数形です。Sはつかないのです。STARWARSからの連想なんでしょうか? 過去に複数形の原題をカタカナの邦題にするときに勝手に単数にしてしまうのはよくありましたが、逆のパターンはかなり珍しい。

韓国スタッフがハリウッドで撮った怪獣特撮映画です。とにかく特撮部分がすごい。伝説の超巨大な大蛇がロサンジェルスで大暴れです。ヘリコプターとも陸軍の戦車とも戦います。
ですがストーリーがまったくありません。夏休みのスーパー戦隊ヒーロー映画よりも中身がない。
最後に広げた風呂敷をたたむどころかそのまま投げっぱなしのシナリオは呆れるどころかあまりの堂々とした放棄ぶりに男気さえ感じさせます。
宮崎駿が暴走したまま誰もフォローしなかったらこんな映画になるのかも知れません。

もう劇場版デビルマンなんか目じゃない破綻したストーリーと卓越した特撮シーンのアンバランスさが素敵な映画です。

最後はやっぱり人類は滅んでしまったってことなのかなぁ。それじゃ来世で会えないなぁ…

2008/11/30 Sunday

ハッピーフライト

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矢口史靖監督のハッピーフライトを観ました。
テレビでもたくさん宣伝されているので世間の認知度も高く、改めて説明する必要もないでしょう。ANA全面バックアップの旅客機を舞台にしたコメディ映画です。
今までの矢口監督の映画はアマチュアとして道を究める人々の群像劇が多かったと思いますが、本作はプロフェッショナルな人々の物語です。プロだからプロの職場だけが描写されます。映画が始まってから終わるまで劇中では半日しか経過しません。せいぜい5~6時間。これは従来の矢口映画ではありえない時間感覚かも? テンポがよく最後まで一気に魅せてくれます。

タイトルにハッピーとついてますが、ハッピーはハッピーでもこれは「不幸中の幸い」のハッピーだと思います。しかもハッピーエンドのように見せて冷静に考えればかなり不幸があふれてます。
よくよく考えると修学旅行の生徒たちは本当にかわいそう。まぁいい思い出になったかもしれないけど。

肘井美佳が活躍する映画は結構久しぶりかも。それにしても寺島しのぶは貫禄たっぷりでコワいです。

2008/11/27 Thursday

宮廷画家ゴヤは見た

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宮廷画家ゴヤは見たを観ました。原題はGoya’s ghosts。

激動の時代のスペインを舞台に、数奇な運命をたどった豪商の娘と神父の話です。歴史上のゴヤ本人もいろいろな逸話がたくさん伝わっているのですが、そこはすべて外してゴヤは狂言回し役に徹しています。

ヒロインはナタリー=ポートマン。V for ヴェンデッタ以上の汚れ役を見事にこなしています。アメリカ・スペイン合作で上映されたのは英語版でした。主人公達もナポレオン仏軍も英語はなしてます。もちろんイングランド軍も。スペイン風だったのはMr.のかわりにSr.(セニョール)を使ってたくらいかな。スペイン語版があるならそちらも観てみたいです。

出てくる人物はゴヤも含めてすべて俗物で、カトリック教会やフランス革命軍の腐敗ぶりがいい感じに悪臭はなってます。
歴史大河モノが好きな人なら楽しめると思います。

2008/11/13 Thursday

コロナシネマワールド小田原の子供向け評価

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コロナシネマワールド小田原の子供向け作品評価がすごいです。

どこの映画館でもやってることですが、上映中の作品の表を建物内の壁に貼り出しています。コロナ小田原は各作品についてお子様お薦めかどうか○△×の3段階で評価しています。

たとえば「パコと魔法の絵本」は○評価。まぁ当然ですね。今やってる中では一番子供向け。
他に○評価がついた作品は「レッドクリフ PartI 吹替」、まぁ吹替だからね。そして「イーグル・アイ」、アクションは大人子供関係なく楽しめるよね。

△評価はたとえば「釣りバカ日誌19 ようこそ! 鈴木建設御一行様」、団塊の世代がコアターゲットだから子供にはイマイチかもね。「まぼろしの邪馬台国」も△評価、そりゃサユリストの子供なんていないだろうしな。

ここまでは、非常に真っ当な評価です。誰がつけてもこんな感じでしょう。コロナ小田原がすごいのは×評価です。
なんと「崖の上のポニョ」が×評価! なんという大胆な評価。素晴らしい! たしかに善悪の区別がつかない子供にみせるにはあまりにも毒が強い作品です。少なくとも海の魚を水道水に入れるなんて無茶なことを覚えさせるのはまずいでしょう。
それにしても、釣りバカとか邪馬台国より下の評価とは思い切っています。クールだぜコロナ小田原!

ちなみに、「20世紀少年」も×評価。まぁこれは子供向けというより大人向けでも×だから妥当でしょう。

残念なのはこのクールな評価は館内に貼ってあるだけで、ネットでは見られません。やはり大人の事情でしょうか? この上映作品表を見たい人はコロナ小田原に行くしかありません!

2008/11/10 Monday

X-ファイル:真実を求めて

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X-ファイル:真実を求めてを観ました。人気テレビシリーズ(すでに終了)の映画化第2弾。とはいっても前の映画化は10年前です。

ストーリーはいつもの都市伝説っぽい怪しい話をいつもの2人が捜査するというもの。ちょっと手塚治虫のブラックジャックっぽい医学の限界と生命倫理ネタです。
ロシア人が出てくるところがホントうさんくさくて、なんでわざわざロシア人がアメリカに来て危ない橋を渡るのか謎です。まだ中国人にした方がリアリティあったかも? 中国では人間の生命は安いからね。

テレビシリーズファンに対するファンサービスも豊富にあるので、X-ファイルが好きだった人にはおすすめ。

2008/11/9 Sunday

レッドクリフ Part1

Filed under: - dekaino @ 6:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ������������ Part1のはてなBookmark被リンク数

レッドクリフ Part1を観ました。言わずと知れた赤壁の戦いの映画化。監督は呉宇森(ジョン=ウー)。私が見たのは中国語音声で日本語字幕のバージョンです。

基本的には三国志演義をベースとした話なので、劉備は人徳が高い君子の善玉で、曹操は後漢帝国を専横する奸臣という悪玉という人物設定。劉備軍が新野城から敗走して、孫権と同盟、赤壁の地に陣を組み、曹操軍に陸戦で快勝するまでがPart1です。クライマックスの水軍の戦いはPart2までお預けです。

冒頭に三国志世界の背景について説明がこれは日本版だけなのか? 三国志を知らない人には量が多すぎてよくわからないだろうし、といってマンガやゲームで知った程度の人には当然過ぎることばかりで何の助けにもなっていない謎の説明パートです。

存在意義がよくわからない馬の難産シーンで、諸葛亮が見事を仔馬をとりあげます。そして付けた名前が萌萌(もんもん)。なんで もんもん?
しかも諸葛亮に「馬の出産も牛のも似たようなものでしょう」なんて言わせてるし、おそらく女優の牛萌萌にかけたギャグ? よくわからないネタが豊富に折り込まれているようです。

アクションシーンはかなり派手。三国志無双ばりに武将が一騎で出て行って雑兵を百や千くらい千切っては投げの大活躍。もうどうにでもしてくれ的なサイヤ人なみの無茶苦茶な戦闘力です。

時代考証的には矛盾だらけなのですが、そこはあえて目をつぶらないと精神衛生上よくありません。でも、赤壁の戦いの前から「赤壁」という地名があって地図にも書かれているってどうなのよ (赤壁という土地は実在するが、地名は赤壁の戦いがあった故事によるもので、その前に赤壁と呼ばれていたはずはない)

金城武が演ずるスーパー軍師の諸葛亮孔明、劇中中国語音声では普通に「諸葛亮」って呼ばれているのですが、なぜか字幕では「諸葛孔明」出ます。いやいや誰も孔明のコもいってないよ! どうも字幕製作者は日本だと孔明って言わないと通じないと思っている節があります。別に諸葛亮でいいのに、そこまで日本の三国志おたくに迎合しなくてもいいのではないかな?
余談ですが、中国語と日本語で呼び名が違うキャラって結構いて、たとえば西遊記の三蔵玄奘の仏弟子の豚の妖怪。日本だと猪八戒という名が有名ですが、中国では普通に猪悟能って呼びます。三蔵の弟子は悟空、悟能、悟浄とちゃんと統一性が法名を持ってるんです(ただし三蔵本人は弟子達を孫行者、猪八戒、沙和尚と呼ぶ)。これも中国語音声で「悟能」となってても日本語字幕で「八戒」と超訳されてしまうんだろうなぁ

映画の最後、クレジットが流れた後にPart2の予告編があります。当然のごとく燃える展開のようです。はやくPart2が観たい!

2008/11/2 Sunday

イキガミ

Filed under: - dekaino @ 7:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�㏍����のはてなBookmark被リンク数

イキガミを観ました。
原作はマンガらしいのですがまったく読んだことはなく、映画館でやってた予告編を観ただけで特に期待もせず、たまたま映画の日にプレミアスクリーンでやっていたというだけの理由で観ました。

そしたら期待してないのを上回る出来の悪さに驚き。なにこれ? Vシネマみたい。しかもかなり程度の悪い方のVシネマ。
こんな作品にあれだけ予告編うちまくっていたとは驚きです。

オムニバス形式で3つの話が淡々とつづられるのですが、おそらく各話の間にCMをはさむことが前提の作り、とても間延びしていて劇場で観るような作りになっていません。
キャストは豪華なのですが、どうもキャストが先に決まりそれを活かすために脚本が書かれたような、まさにテレビドラマ的手法で作られていて、どうにもつまらないです。
何か勘違いしたのか劇場には多くのファミリー客がきていましたが、子供達は最初の30分でダレて、しゃべりまくるし走り回るし大変な状態。でも責める気持ちにはなれません。大人だって走り回りたいよってくらいひどかったです。

だいたい対象者3人が3人とも男性というのがバランス悪いし、毎日複数人が処分されている流れの中でたまたま担当した連続3件のみを切り出したって設定なのに、3件だけが特別扱いされていて違和感があります。
月に100件で少ないなぁとかいうノリなのに、かなり昔のたまたま担当した連続した3件のことだけ、どうしてそんなにこだわっていられるのか? 減俸とか研修とかの方をもっと考えろと!
後日談のあたりの妙なノリは世界観に矛盾しています。

製作の意図としては観客に泣いてほしいお涙頂戴モノらしいのですが、私には泣くのは無理でした。

2008/10/25 Saturday

イーグル・アイ

Filed under: - dekaino @ 6:48 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�若�違���祉�≪�い里呂討�Bookmark被リンク数

イーグル・アイを観ました。
60~70年代によく見られたネタを現代風にリメイクしたSFサスペンスです。
変に近未来風にせず、等身大の現代のアメリカが舞台なのが面白いといえば面白いですが、やはりSFとしてはネタが古く陳腐だと言わざるを得ません。

もう少しひねれば面白い話になると思うんだけどなぁ… 家族を人質にとって言うこと聞かすのは24 Season1で使い古された手だし。たとえば宗教と絡めてみるとか。いわゆる神の啓示とか神からの指令みたいにした方が人は動くし、絵的にも面白なりそう。でもまぁ機械仕掛けの神なんてオチも陳腐かな。
アクションシーンはよくできてます。

2008/10/18 Saturday

シネコン料金もデフレ化?

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日本最初のシネコン ワーナーマイカル海老名ができたとき、レイトショー料金という概念に驚いた。21時以降の回がなんと1200円! 今では全国で当たり前だが当時は画期的でした。

しかし最近の不況デフレ事情のためか、シネコンの映画料金はさらに低価格化の傾向を強めているようです。しかし各系列によって条件が違うので混乱しがち。そこで、神奈川県央のシネコンで、1000円で見られる条件をリストアップして整理してみました。

日付系
毎月1日 全系列
毎月10日 109シネマズ
毎月14日 TOHOシネマズ
毎月19日 109シネマズ (ポイント会員のみ)
毎月20日 MOVIX

曜日系
月曜 コロナシネマ(男性) ワーナーマイカル(女性)
火曜 MOVIX(女性)
水曜 シネプレックス(女性) 109シネマズ(女性) TOHOシネマズ(女性) ワーナーマイカル(2人組)
木曜 MOVIX (男性) コロナシネマ(男女ペア)
金曜 コロナシネマ(女性)

時間帯系
午前初回 コロナシネマ

レイトショー1200円で喜んでた時代が嘘のようです

2008/10/13 Monday

さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン

Filed under: - dekaino @ 22:41 このエントリをはてなブックマークに追加 �����遺皿�≪���ゃ���守�紫� ���<�ゃ�����祉�����潟�������海里呂討�Bookmark被リンク数

さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウンを観ました。
劇場版電王第三弾、一応今回で最後にすると宣言してますが、人気が出たらどうなるかわからない人気シリーズ。

今回は良太郎の孫の幸太郎がニュー電王として活躍。電王ワールドにおける2号ライダーなのか? V3やライダーマンを出せばまだまだ続くのか、もう初期設定なんかすべて忘れてしまったような開き直って勢いで押しまくった作品です。
今回もアクション満載の良作。ただ、ヒロインの神田沙也加は泣いているばかりで何もしてないのがちょっと寂しい。もうちょっと何か気のきいたことをやってほしかった。

最後のクレジット画面でイラストがたくさん出てくるのですが、大きいハナ(白鳥百合子状態)が描かれたイラストも出てきてました。とりあえずイラストではなかったことにはされていないようです。次に電王映画つくるなら白鳥百合子を出してほしい。でも無理だろうなぁ…

まだいくらでも話が続けられそうな決着でしたが、そろそろ小ハナ役の松元環季(子役)が育ちつつあるから、限界が近い気がします。メインキャスト総とっかえで続けられないものかな?

2008/9/29 Monday

アイアンマン

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アイアンマンを観ました。マーベルの有名ヒーローの実写映画化です。

アメリカでは大ヒットしているそうですが、確かに面白いです。大人が観ても楽しめます。原作の骨格は変えずに現代の国政政治事情にうまくあわせた話作りで、それなりに説得力があります。少なくとも007くらいにはリアルな背景設定です。マーベルヒーローからこんなハードな国際政治設定が出てくるとは思わなかった。

クルマにひかれそうになった子供を間一髪で救うのがせいぜいの何も考えないヒーローとか、ヒーロー同士でつるんで集団で悪の組織をボコりにいくマッチョ集団とかが従来のマーベルヒーローの印象だったのですが、劇場版アイアンマンは違います。
国際的武器製造会社の若社長が、テロ組織が自社製の武器を使っていることに苦悩するという、日本のマンガ・アニメが80~90年代にすでに通過しているような設定を堂々と出してきて、そして成功しています。アクションもかなり面白かったです。やはり等身大人型兵器の空中戦は燃える! 演技も東映特撮にひけをとらないキレ。ほんと文句のつけどころがない出来です。

最後の最後にアベンジャーズ(マーベルヒーローの徒党)への誘いがくるあたり原作ファンへのサービスなんでしょうが、続編をつくるとしてもアベンジャーズは出してほしくないです。このハードな世界観でつっぱしってほしいものです。

2008/9/28 Sunday

兼高かおる世界の旅 南極編3部作

Filed under: - dekaino @ 23:17 このエントリをはてなブックマークに追加 �守�������筝������� ��罐窮隈3���のはてなBookmark被リンク数

以前にも紹介した兼高かおる世界の旅・再放送 南極編、3週連続の特別企画を3つともすべて見たので紹介します。
これはTBSチャンネルで再放送されている番組。本放送は1971年でした。
スタジオのかおると芥川
スタジオで南極の説明をする兼高かおると芥川隆行(故人)。1971年当時の兼高かおるは43才! とても40過ぎとは見えない! 当時珍しいカラー放送をアピールするためか服装はとんでもないサイケ色になっています。

南極番組といえば昭和基地と思いますが、今回はまったく出てきません。
なぜならば、米軍全面バックアップのジャーナリスト向け南極ツアーに参加したレポートだからです。米軍は昭和基地など眼中にないのです。

まずいきなり米海軍輸送機に乗って空路で南極大陸に上陸です。
米海軍の輸送機
宗谷とかしらせで日本から海路オンリーで行く日本隊とは気合が違います

防寒具の説明
米海軍輸送機内で防寒具の説明を受けるかおる。すべての装備は米軍から無償貸与だそうです。さすが米軍、従軍記者には大盤振る舞いです。

米沿岸警備隊ヘリコプタ
着陸ポイントからこんどは米沿岸警備隊のヘリで砕氷船まで移動

米沿岸警備隊の砕氷船
砕氷船も米沿岸警備隊の船です。さっきのヘリはこの砕氷船の艦載機だったようです。

砕氷船でもっとも南極点に近い港、ロス島にあるマクマード基地まで行きます。
ペンギンとかおる
アザラシとかおる
ロス島にいる動物とたわむれるかおる。季節は夏なので地面が見えます。
バブルの頃まことしやかに言われたスキーウェアを着ると3割増しで美人に見える効果でしょうか、かおる当時40overとは思えない。21世紀のアラフォーは負けてます。

マクマード基地は南極大陸にある米国基地の中ではもっとも気候が穏やかな場所にあり、いろんな施設があります。アメリカ人たちはここを「南極のマイアミ」と呼んでいたそう。

教会1
教会2
教会だってあります。さすがアメリカ人。どんなとこにも教会を作る!

そして原子炉すらあるのです。原子力は夢の未来エナジィィィ! さすがアメリカン魂あふれる施設。
南極原子炉1
南極原子炉2
ちなみに21世紀現在には南極に原子炉は存在していません。さすがに廃炉になってます。

マクマード基地から雪上車でバード基地まで移動。ここは南極点までの中継基地となります。当時は越冬もしていたようですが、現在は夏季しか人はいないらしい。
バード基地にある生物研究室
バード基地にある生物研究室にお邪魔してみました。
生物研究室内部1
部屋の内装は意外と普通な感じ。なにやら真空管が搭載された増幅器を調べる科学者達。真空管というのが時代を感じさせます。
生物研究室内部2
どこにでもギターを持ち込むアメリカ人。極地にいる緊張感を感じさせません。

海中撮影1
棚氷に穴を開けて、ゴンドラを海の中に沈めます。カメラマンごと沈めて海中を撮影。
海中撮影2
アザラシがいます。
海中撮影3
スキューバダイビングする猛者もいます。

ハード基地から南極点にあるアムンゼン・スコット基地まで空路で移動。
輸送機

夏なので南極点は白夜です。
アムンゼン・スコット基地の通信室
南極点基地の通信室

そしてアマチュア無線局KC4AAAのシャックもありました。
南極点基地のアマチュア無線室
QSLカードが壁一面に貼ってあるのがわかります。

当時の日本の電波法では違法でしたが、アメリカのハムでは当然フォーンパッチが可能です。越冬隊員が本国の家族とフォーンパッチで話をするとき、部屋の上にこのような看板を出してプライバシーを守るのです。
フォーンパッチ

やはり女性が少ない環境らしく、かおるはモテモテだったようです。
当時の米軍人には日本駐留の経験がある人が多く(特に海軍・空軍は)、日本で放送されていた兼高かおる世界の旅を知ってるいる人もいたようです。

今の若い世代は兼高かおるを知らない人が多いでしょう。世界の旅そのものが兼高かおる本人の企画で、プロデューサ(スポンサーとしてパンナムを引き込んだり)、ディレクター、現地レポータ、通訳すべて独りでこなしたスーパーウーマン。
番組内で、ケネディー大統領と握手したり、アポロ11号の前にヒューストンのNASAの基地を紹介したり、ガチャピンか兼高かおるかってくらいの活躍をした人なのです。そろそろ再評価の動きがあってもいいかも。ちなみにまだ本人は存命です。

2008/9/23 Tuesday

劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇

Filed under: - dekaino @ 19:44 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 紊���腦��� �違���潟������ 膣����のはてなBookmark被リンク数

劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇を観ました。
テレビアニメの劇場用に再構成したものです。
紅蓮篇は獣人四天王を倒すところまで。続きは螺厳編らしい。全部で2部か3部でやる予定のようです。

基本的なストーリーはテレビ版と同じですが、四天王を倒すあたりは完全に新作です。話をはしょってる関係で微妙にテレビ版とは話が前後している部分もありますが、劇場版だけでみればあまり気にならないと思います。

上映館も少ないし基本はセルDVDで儲ける目論見だと思われる作品。
絵の密度もご家庭のテレビでみるとちょうどいいレベルで、映画館でみるとちょっとスカスカな感じがします。

2008/9/22 Monday

イントゥ・ザ・ワイルド

Filed under: - dekaino @ 9:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟���ャ�祉�吟�祉���ゃ����のはてなBookmark被リンク数

イントゥ・ザ・ワイルドを観ました。実話を元にした映画です。

頭脳優秀かつ経済的にも恵まれた若者が、いきなり蒸発して無銭旅行に出てしまう話。出発前にすべての貯金はチャリティに寄付し手持ちの小額紙幣も燃やしてしまう徹底ぶりに若者特有の潔癖さが描かれています。

アメリカ各地の雄大な自然がとても美しい反面、ストーリーはかなり重いです。1990年代を舞台としているのですが、まだアメリカにはヒッピー文化の残滓があったんですね。さすがに21世紀の今は老人ばかりでつらいんだろうなぁ。
本作には表面的には宗教的な話はほとんどでてきませんが、バックボーンにはキリスト教の価値観・倫理観が深く横たわっているように思えます。

主人公は自分の母親が正妻ではなく愛人であることに深く傷ついています。東アジア人には別にどうでもいいじゃんって感じられます、自分のせいじゃないわけだし。しかし、キリスト教倫理観ではこれは大罪なんでしょう。
作中で、ひとりの老ヒッピーが主人公に「おまえはイエスか?」って問う場面がありますが、イエス本人も不義の子(マリアの子イエスという呼び名そのものがマリアの私生児であることを示す蔑称)であることにかけてあるものと思われます。

ロードムービー的に美しい自然の風景を観るのが楽しい映画。また、厳格で禁欲的な価値観を押し付けた結果の悲劇という見方もできる作品です。

2008/9/15 Monday

ウォンテッド

Filed under: - dekaino @ 18:19 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟������のはてなBookmark被リンク数

ウォンテッドを観ました。けっこうエログロ流血しまくりでエグいです。日本ではR15指定で公開。

暗殺を生業とする秘密結社の話。メンバはみな超能力をもっていて、それは遺伝するらしい。
主人公はうだつのあがらないサラリーマン。でも実は暗殺者としてのすごい才能があって…という、今日からヒットマンみたいな話です。二代目二丁さんは営業だけど、本作の主人公ウェスリーは経理マン。アメリカでは経理マンがいちばん軟弱というイメージなんでしょうか?
アクションがとにかく派手で流血しまくり、登場人物発情しまくり。特に主人公の同僚が種犬なみです。アンジェリナ=ジョリーもがんばってます。

なんかかんだ紆余曲折あって、最後は富野的エンディング。それなりにキッチリおちをつけてるんで続編は難しいと思われます。

ハンコック

Filed under: - dekaino @ 8:41 このエントリをはてなブックマークに追加 ��劻�潟����里呂討�Bookmark被リンク数

ハンコックを観ました。
いい加減で投げやりなスーパーヒーロー ハンコックの物語。いかにもありがちなヒーローものと思って観てたのですが、中盤で大どんでん返しがありがぜん面白くなり、そのままの勢いで最後まで突っ走ります。

予告編だけではなんかありきたりなヒーロー物だと思ってたのですが、なかなかどうして結構面白い。なんたって設定が単純かつ納得力があるのがいい。(科学考証がきちんと出来ているという意味ではなく、そういう世界観だと抵抗なく納得させられる)
映画の宣伝はネタバレできないためにかなり地味になっていてちょっと損をしているかも。アメリカンヒーローみたいなお馬鹿ヒーロー物として見ても面白いです。

それから、字幕は戸田奈津子女史です。あのくだらない下ネタや冗談はことごとく訳さない戸田女史ですが、本作だけは下ネタやジョークをきっちり字幕に起こしています。これはかなり珍しいですよ! 理由は簡単、主役のハンコックのセリフが100%下ネタかダジャレか悪態だから。さすがにそれを訳さなかったら話が進みません。戸田字幕なのに下ネタ。けっこう衝撃でした。
ハンコックのニュース映像を見返す場面があるのですが、YouTube使ってました。一昔前ならTiVoあたりが出てきたんだろうけど、どんどん時代は変化しているのを実感しました。

2008/9/14 Sunday

20世紀少年第一章

Filed under: - dekaino @ 22:50 このエントリをはてなブックマークに追加 20筝�膣�絨�綛雁�筝�腴�のはてなBookmark被リンク数

20世紀少年第一章を観ました。正確には第一章がつかない「20世紀少年」が正しいタイトル。三部作と知らないまま勘違いして観に来る客のことを考えた姑息な考えが見え隠れします。

ストーリーはおおむね原作どおり、細かいところをはしょって2000年の大晦日まで描写されます。小学館の長期連載マンガはダラダラしてものが多いのですが、映画化されるとそのダラダラ成分が丸ごとカットされて面白くなることがあります。でも本作はダラダラ成分は100%保存されていて厳しい。脚本に原作者の浦沢直樹が口出ししている模様。これはダメだー。

原作連載時は謎が謎を呼ぶミステリ仕立てで20世紀が終わる2000年12月31日にクライマックスが来るように盛り上げておいて、広げた風呂敷たためずにいつものダラダラモードに突入してしまったわけですが、映画製作時には風呂敷がたたまれないことがわかっているわけで、演出も苦労しています。
まずは、2015年のうみほたる刑務所にいる囚人の回想という形で映画が始まります。つまり2000年には決着がつかないということを観客に提示。そしてどうせ解かれない謎なのだから謎なんか提示しません。観客は「いったいトモダチは誰だ」なんて謎にはまったく感情移入することなく100%受身でストーリー展開を見るだけに留まります。
観客は謎解きに関心がないわけで、マークの由来とか意味とかいきなり解説されても、ああそうだから何? とまったく面白くない。

そして展開が速いだけに原作にある矛盾「ケンジは忙しいコンビニ店長のはずなのにフットワーク軽すぎ」も強調されてしまいます。
だいたいうみほたるにいるショーグンが知るはずないケンジのコンビニ経営時代まで回想しているという大矛盾もあるし…

まぁいろいろ言いましたが、はっきりいって尺が長いだけでつまらない映画でした。しかも観客動員数は結構いってるみたいで興行的にはOKとは単に行かないところもつらい。このあとの第二章、第三章がやばいです。
はっきり言って本作を観て次回作を観たくなる人はまずいないでしょう。エンドクレジットロールが流れた後で第二章の予告編が流れるのですが、「しん・よげんのしょ」が画面に出たとき観客席から失笑が聞こえてました。確かにつらいよね、原作連載時もヤバいネタだったと思う。

基本プロモーションとしては第二章封切直前に金曜ロードショー枠で本作をテレビ放送してCMガンガン打つんでしょうが、そもそも本作2時間半以上あるのでノーカット放送したらかなり苦しい。最後まで付き合ってみてくれる視聴者は少なそう。それに加えて本作を観たらむしろ第二章を観たくなくなってしまうんじゃないかという危惧あり。考えれば考えるだけ、第二章は厳しそうです。

もしかしたら第三章の製作はないかも?

2008/9/7 Sunday

兼高かおる世界の旅・再放送 南極編

Filed under: - dekaino @ 11:53 このエントリをはてなブックマークに追加 �守�������筝��������糸���冗�� ��罐窮隈のはてなBookmark被リンク数

スカパーのTBSチャンネルで再放送されている兼高かおる世界の旅。ずっと白黒時代の再放送をしていましたが、夏ぐらいからやっとカラー版になりました。

そして今月は南極編です。1971年放送。あの兼高かおるが南極点まで到達します。彼女の行動力は無闇にすごいです。しかも日本の南極探検船(当時は宗谷か?)ではなく、ニュージーランドから米海軍の輸送機に乗って南極上陸です。着陸したら米沿岸警備隊のヘリで難局基地へ。さすがパンナムの広告塔、桁違いです。基地からは同じく米沿岸警備隊の砕氷船でロス島へ移動。

当時としても1週間で終わらせるのはもったいない企画だったらしく何回にも分けて放送されたらしい。第一回は砕氷船に乗ったところでオシマイ。第二回が南極点で、第三回が科学研究の紹介らしいです。

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

Filed under: - dekaino @ 11:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������3 �Ù�������鎵����絎�のはてなBookmark被リンク数

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝を観ました。
前作からだいぶ時間があいての続編ですが、基本的要素はきっちり継続されています。ただ舞台がエジプトでなく中国に変更になってはいますが。

もともとおバカ映画なので当然最新作の本作もおバカ映画です。第一作の頃の売りのCGも今となっては普通にやって当然レベルなので、力点はワイヤーアクションの方に移行しています。まさに90年代中国返還直前の香港映画のノリをそのままお金をかけて綺麗に仕上げたという作品です。
ジェット・リーはかっこいいですが、彼を堪能するならドラゴンキングダムの方がおすすめです。

一応続編が作れるようなヒキで終わりますが、続編できるかなぁ?

2008/8/31 Sunday

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

Filed under: - dekaino @ 23:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�祉�����若��/���㏍�若�潟�祉�����若�困里呂討�Bookmark被リンク数

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズを観ました。
同名のテレビシリーズ(邦題 クローン大戦)と同じくエピソード2とエピソード3の間にあったとされる共和国軍と分離主義者軍との戦い(共和国軍の主力がクローン兵だったことからCLONE WARSと呼ばれる)ですが、まったく異なる話です。また、テレビシリーズは2Dアニメでしたが、本作は3DCGアニメです。

ジャバ・ザ・ハットの子供(赤ん坊?)が誘拐されるところが話は始まります。この赤ん坊がすごい可愛く造形されていてキャラクターグッズで一儲けするつもりだなとつい勘ぐってしまいます。
それからなんとアナキンにパダワン(弟子)がつきます。アソーカという名の女性です。これもなんか日本語みたいな響きの言葉ですね。
エピソード3とかそれ以降の4~6ではまったく触れられないキャラをいきなり出して大丈夫なんでしょうか? ガンダムの劇場版ではマクベ死んでないくらいの大矛盾というかパラレルワールド現象が発生してしまいました。

映画の出来はアクションものとしてはかなりよくできていて大人でも子供でも楽しめるでしょう。ちょっと宣伝が足りないのが残念。もっとガンガンに宣伝売っても元が取れると思うんだけどなぁ… 日本ではあまりスターウォーズ人気って高くないのだろうか?

劇場版デトロイト・メタル・シティ

Filed under: - dekaino @ 22:51 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�������㏍�ゃ���祉�<�帥���祉�激����里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版デトロイト・メタル・シティを観ました。アニマル連載の漫画が原作。映画化は1年遅いとも言われた作品です。

原作の世界観を活かしつつも、大胆なアレンジを加えて原作とはだいぶ違った話になっています。NO MUSIC NO DREAMという言葉の導入して、映画としてはちゃんとまとまった話になったと思います。

それにしても加藤ローサのセリフの棒読みっぷりはすごい。女帝からまったく変わりません。ライブのシーンで「Go to DMC」と棒読みで叫ぶところは、もはや芸の域に達してるかもしれません。これに対抗できるのはNHK朝連ドラ「瞳」のKENを演じるMAKIDAI(EXILE)ぐらいです。

それにしてもクラウザーさんは大分から上京するのに飛行機じゃなくて新幹線なのは、あの格好では飛行機に搭乗できないからなのか?

2008/8/24 Sunday

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0

Filed under: - dekaino @ 22:55 このエントリをはてなブックマークに追加 GHOST IN THE SHELL �紙�罘�����2.0のはてなBookmark被リンク数

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0を観ました。

オリジナル作との違いはアクションシーンの一部がCGに差し替えになっていることと、一部カット割が変更、そして人形使いの声が男声から女声(榊原良子)になっているところぐらいです。
脚本は基本的に変更なし。リメイクというよりちょっと贅沢なディレクターズカット版といった感じです。
マトリックスにパクられて有名になったオープニングの緑の文字が流れる効果は、何か白い曲線(シナプスだか神経のつもり?)がどんどんつながっていく効果に差し替えになってました。逆にマトリックスの真似とか言われるのがイヤだったんでしょうか?
基本的にCG新作部と新アフレコぐらいしかお金はかかってなさそう。

正直いってスカイ・クロラも興行的にはコケたわけで、ProductionI.G.が過去の資産を使って、安易に金策に走ったような作品です。
そういう意味で「新訳ゼータガンダム」などとはまったく異質です。
「なぜ今やるの?」という問いへの答えは「お金」しかない。
幸いなことに上映館が単館系に毛が生えたくらいに少ないせいか客席は満席に近い状態でした。スカイ・クロラより客席の埋まった率はずっと高そう。

それにしてもGHOST IN THE SHELLって娯楽作としてサービス満点でよくできてるんですよね。見直してみるとよくわかる。短い尺にこれでもかって詰め込んであってテンポがいい。
本作を見たらイノセンスがコケたのも当然の帰結かもと思ってしまう。イノセンスは観念的すぎてとても娯楽作とは言えない出来だったから。宣伝打ちまくってもアレじゃあねえ。

本作に興味がある人はすでにオリジナル作を見たことがある人がほとんどだと思いますが、劇場の広いスクリーンでもう一回見直すくらい気持ちなら金を払ってもいいでしょう。しかしオリジナル作のDVD持っているなら、本作のDVDを買うのはやめといた方がいいかも。

劇場版仮面ライダーキバ 魔界城の王

Filed under: - dekaino @ 10:29 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁��篁��≪���ゃ���若�㏍�� 薛��������のはてなBookmark被リンク数

劇場版仮面ライダーキバ 魔界城の王を観ました。ゴーオンジャーの併映。

TVシリーズの敵ファンガイアとは別のレジェンドルガという種族が劇場版の敵です。よって下っ端ザコのファンガイアは出てきますが、チェックメイト・フォーなどの主要ファンガイアはまったく出てきません。クィーンの出番もなし。
出番がないといえば、ゲストキャラの机なつき(岡本玲)が野村静香(小池里奈)とキャラがかぶっているせいか、静香さんほとんど出てきません。カメオ出演なみのちょい出のみです。

机なつきの母親役を杏さゆりが演じていますが、80年代風の落ち着いた化粧しているとまるで別人、なんかフツーの人みたいなのが個人的に驚きでした。YJ制服コレ企画みたいなケバ派手化粧じゃなければ案外普通らしい。

ストーリーは、テレビシリーズとまったく同じ世界観ですが、演出が工夫されているというか、オーソドックスなわかりやすい形式になっています。
特にTV版みたいにピュゥウゥンって謎効果音だけで2008年と1986年を行ったりきたりすることはありません。渡または音也がタイムスリップするというイベントが発生したときのみ主役視点で時代が切り替わり、TVシリーズをみておらず劇場版が初見の客でも混乱しないですみます。難解な構造の世界観なだけに、極力わかりやすく作ったようです。

それから、映画で明かされた驚きの事実、キバは代々継承されるものらしい。えーーー? じゃ先代って誰なの? 一子相伝なの? TVシリーズで明かされるんでしょうか? キバ三兄弟と仲間はずれのダメ三男みたいな話になったりするのかな?

ついでに、10月にやる電王映画の宣伝しまくりです。電王ってホント人気あるんですね。テレビシリーズで帰ってきた電王とかゼータ電王みたいなのやればいいのに。

劇場版ゴーオンジャー

Filed under: - dekaino @ 7:22 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���眼�若���潟�吾�c�爾里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版ゴーオンジャーを観ました。正式タイトルは「炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN! BANBAN! 劇場BANG!!」
ストーリーは劇場版いつものパターンの他世界に出張する外伝もの。TVシリーズのストーリにはまったく影響なしです。今回の異世界は江戸時代っぽいサムライワールド。

敵ボスの魔姫(まき)はソニンが演じます。堂々とした正統派の悪役の演技がすごい。本当に心底から悪そうです。ある意味才能かも?
ゲスト炎神が人間形態になれるという設定があり、演じるのが、半田健人(555のたっくん)、春田純一(大御所 ゴーグルV/ダイナマンのブラック)、菊地美香(ウメコ/デカピンク)と特撮でおなじみの人がずらり。ちょっと昔の特撮ファンにも楽しめます。

2008/8/17 Sunday

インクレディブル・ハルク

Filed under: - dekaino @ 21:02 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟�������c�����祉��ù��里呂討�Bookmark被リンク数

インクレディブル・ハルクを観ました。ついこの間の2003年に映画化されてますが、それとはまったく関係ないリニューアル映画化です。

2003年版はコミック紙面を意識したある意味で前衛的な絵作りだったのですが、本作はオーソドックスなハードボイルドな作りになっています。
いきなり冒頭からブラジルで逃避行でポルトガル語連発です。
しかし後半の方は結構グダグダかも、最後の最後で「ハルクスマッシュ」とか叫んで技だすし! いくらファンサービスとは言ってもコレやっちゃダメでしょう。クウガが「ライダーキック」と叫んで蹴り技出すようなもの。せっかく積み上げたハードボイルド世界が崩壊しました。

バトルシーンはライブっぽい臨場感があって結構いい感じ。CLOVERFIELDの影響を受けているかも。
ストーリーは、テレビシリーズのパイロット版みたいな話。たとえるならナイトライダーのKITT(キット) vs KARR(カール)みたいな感じ。結局、根本的な解決は何もありません。このまま続編かテレビシリーズがいくらでも続けられそう。まぁ人気コミックシリーズだから完全終結するわけにねいきないんでしょう。

夏休みのアクション映画としてはいい出来だと思います。

2008/8/10 Sunday

崖の上のポニョ

Filed under: - dekaino @ 22:07 このエントリをはてなブックマークに追加 經�����������Г里呂討�Bookmark被リンク数

崖の上のポニョを観ました。

前評判どおり、映像はすごいけどストーリがなんともはや。今回は何回というより平板で単調すぎ。もうちょっとドラマがあってもよくないか?
宗介の行動はまったく5歳児とは思えないし、母親に「なんだか不思議だけど後でなんとかなるでしょ」とまで言わせて突き進むご都合主義がある意味スゴイです。もう理屈じゃなくて作りたい映像をただ作ってるだけ状態。

それから、ポニョの父親のフジモトは明らかに大塚周夫キャラ。チキチキマシン猛レースのブラック魔王や、宮崎駿作品の名探偵ホームズのモリアーティ(モロアッチ)教授のようなマヌケな悪役という位置づけなのですが、声の所ジョージがまったくノレてなくギャグがすべて空回り。ぜったい大塚周夫で録るべきでした。やはり周夫は偉大だ。

主題歌はまさに洗脳ソング。今年の紅白に出てもおかしくない勢い。こういう意味で鈴木プロデューサーはホント宣伝が上手いです。

スカイ・クロラ

Filed under: - dekaino @ 18:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���ゃ�祉���㏍�� のはてなBookmark被リンク数

スカイ・クロラ The Sky Crawlersを観ました。
原作はまったく読んでないですが、これはまちがいなく押井守ワールド作品です。固有名詞にどこかで聞いたようなのが入ってるあたりとか。

すごい量の裏設定があるんでしょうが、別に謎解きをするでもなく、時間の牢獄に囚われた不老不死者といういかにも陳腐化したSFネタを主題に淡々と話が進みます。

なぜかそこらじゅうにいる老人達は何かの伏線かと思いきや投げっぱなしだし、日常会話は日本語で飛行中は英語で会話するのですが、なぜか話してる英語と字幕の内容がかなり違ってたりして実は戸田奈津子リスペクト?

ドッグファイトシーンは素晴らしいです。ただ主人公が乗る戦闘機「散香」ってオネアミスの翼に出てきた第三スチラドゥに似過ぎか? そういう意味でも一見の価値あり。

商業性はイノセンスよりも希薄です。これは正直興行的には大コケする予感。
Production IGもGHOST IN THE SHELLをリメイクなんて言わないと会社が持たないのでしょうね。
押井守監督、今回もうまくスポンサーをごまかして好き放題やっちゃったな感が強い作品。

スターシップ・トゥルーパーズ3

Filed under: - dekaino @ 0:34 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�激�����祉���ャ���若���若��3のはてなBookmark被リンク数

スターシップ・トゥルーパーズ3を観ました。原題は「STARSHIP TROOPERS 3: MARAUDER」。このMARAUDERというのがハインラインの原作に出てくるパワードスーツのことです。原作には特に機種名とか出てこないのですが、本作ではマローダーと命名されています。まぁパワードスーツはもう一般名詞化しているのでしょうがないんでしょうか? でもマローダーっていうとコウガイビルみたいな形したフェレンギ船を思い浮かべてしまうなぁ…

大作ハリウッド映画として制作された1作目と、まるでテレビ2時間特番のような予算しかなくてトホホな出来の2作目と一貫して原作者ハインラインの思想を皮肉りまくった方針はまったくブレず、気持ちが良いくらい首尾一貫していてすばらしい。

しかも今回はパワードスーツが登場します。あれだけ金をかけた1作目でも断念したパワードスーツ! 技術の進歩とは恐ろしいもので今ではたいした予算がなくてもパワードスーツが出せてしまうのです。
でも無数のバグを蹴散らすマローダー軍団はやっぱカッコイイのです。必見。

それにしても上映してる劇場の少なさはすごい。3作すべてを映画館で観た人って日本では1000人もいないのではないか? 2作目はともかく今回の3作目は見ておくべき価値はあります。1作目が好きだった人はぜひご覧あれ。

2008/8/9 Saturday

コエだしてエコのうしろの女

Filed under: - dekaino @ 11:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �潟�����������潟����������コのはてなBookmark被リンク数

ACキャンペーン コエだしてエコ
コエだしてエコ

主演:大後寿々花、森岡龍

コエだしてエコ
もちろん大後寿々花に大注目のCMなのですが、名前も出てない3人目の登場人物が気になります

コエだしてエコ
後ろにならんでレジ待ちしているのでしょうか?

コエだしてエコ
下に目線をむけつつも、大後&森岡が作る二人だけの空間をチラチラと横目で様子を伺う

コエだしてエコ
ひたすら後ろの壁を凝視しつつも、耳ダンボ状態で様子を伺う

コエだしてエコ
最後になぜかハートマーク出現。意味不明。

大後寿々花が小さいせいもありますが、3人目の彼女けっこうでかく見えます。たぶん森岡より背が高いんじゃないか?

謎の3人目の役者について情報募集中です

2008/8/2 Saturday

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発

Filed under: - dekaino @ 11:57 このエントリをはてなブックマークに追加 ����������茱� 羇��堺��泣�������掩�筝��困里呂討�Bookmark被リンク数

ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発を観ました。サブタイトルが一髪でなくて一発なのは本作が最後の出演となった故水野晴郎へのオマージュ?
日本以外全部沈没で予想外に売れてしまい、メジャー界でも波に乗ってる河崎実監督の最新作です。

松竹唯一の怪獣映画ギララの第2作という位置づけでとにかくすべてがくだらない。
雨傘と消火器(対講談社 白兵戦用兵器!)をささげ持ちながらコマネチのポーズをとるタケ魔神像
タケ魔神像
この造形だけでくだらなさがわかるでしょうか?

主人公は加藤夏希、加藤和樹の特撮界にも縁が深い美女・イケメンのダブル加藤。この二枚目カプールがネチ・コマ! ネチ・コマ!と謎の民族舞踊(??)を踊り狂います。
そして、洞爺湖サミットという設定でG8各国首脳のそっくりさんが演じるドタバタコメディがまたくだらない。日本代表は安倍ならぬ伊部首相(ただし英語ではアイビ(Ibe)と発音してるので安倍と聞こえなくもない)。フィクションだけどサミット出れてよかったね。フランスのサルコジのそっくりさんのソルコジ大統領はキャラ立ちまくりで、夫人が同行してないのをいいことに、フランス人らしく女性くどきまくりエッフェル塔のごとく勃ちまくり。
このくだらなさはチームアメリカ★ワールドポリスに匹敵します。

その他脇役も豪華キャストがてんこもり、古い特撮ファンは感涙ものです。
ちなみに特撮指導は東映特撮研の佛田洋! 意外に正統派。いい仕事しています。

2008/8/1 Friday

カンフー・パンダ

Filed under: - dekaino @ 9:38 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���種愁���潟��のはてなBookmark被リンク数

カンフー・パンダを観ました。
ドリームワークスのカンフーアクション満載の3Dアニメ。すべての登場キャラは動物です。主人公はジャイアントパンダ、そして父はガチョウ。なぜ? 養子なのか?? 出生の秘密は結局最後まで明かされません。師匠のマスターシーフー(師父?)も実はパンダ、レッサーパンダです。師匠の師匠はゾウガメ、敵役のタイ・ラン(大龍)は雪豹です。タイ・ランってTyrant(暴君)のもじりではなくて大龍らしいです。でも普通に読めばタイ・ロンだからやはりTyrantにかけているのかなぁ??

さすがドリームワークスだけあって、カンフーアクションは派手でかっこよくて百点満点です。でももっとかっこいいのは冒頭部の2Dアニメじゃないでしょうか。冒頭は男はつらいよ形式の夢オチ導入なのですが、その夢パートは2Dアニメのカンフーアクションなのです。これがまたとってもかっこいい! サムライジャックばりのカートゥーンアクション最高レベルだと思われます。この夢パートをみるだけで料金の元はとれます。

あえて難を言えば、本作は食べ物ネタが多いのですが、3Dアニメだとどうしても食べ物が美味しそうに見えません。制作サイドが中華料理に愛がないせいかもしれない。特に麺料理がまずそうなんだよなぁ…
それ以外は満点の出来だと思います。子供に見せるならポニョよりこっち。

2008/7/31 Thursday

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

Filed under: - dekaino @ 22:09 このエントリをはてなブックマークに追加 �蚊�蚊�蚊���紊��� ��綛翫����罩�のはてなBookmark被リンク数

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌を観ました。ウェンツ鬼太郎第2弾。最初の時のインパクトはありませんが、丁寧な作りになっています。
今回のゲストヒロインは北乃きい、そしてゲスト妖怪の濡れ女を演じるのは寺島しのぶです。純情きらり以来の因縁の対決!? 主人公の姉の笛子、子供のときは北乃きいが演じてて可愛かったのに大人になったらいきなり寺島しのぶ。「これはいくらなんでもあんまりじゃないの」「何いってんの可愛いだけの小娘が こちとら血筋も芸歴も一流なのよ」てな感じでキャットファイト(妄想が暴走)

しかし実は本作で一番可愛かったのはブラバン部の部長やってた山下結穂です。撮影時23才とは思えないほどの高校生ぶりがよかった。
本作の冒頭ではヒロインの楓(北乃きい)の学生生活を丁寧に描写していたのにいきなり中盤以降どうでもよくなってしまって構成がかなりぬるいです。ちゃんと最後にブラバン大会の結果を出す流れにしないとダメでしょう。たぶん心をこめてトランペット吹けるようになって優勝! みたいなプロットが当初はあったんだけど、尺が足りないとか種々の事情で捻じ曲げられたんでしょうね。
ボーリング場のシーンとかけずってブラバン決着シーンいれとけばいいのにね。だいたい下駄でレーン歩くとは鬼太郎はけしからんよ。
もしかしたら脚本家途中で降板してるのかもしれない。それくらいストーリーはダメ、後半は響鬼ぐらいグダグダな感じです。

でも、遊び心があって子供と一緒に観るにはいい映画だと思います。意外にしょこたんの出番が多かった。もっとチョイ役かと思ってました。

2008/7/30 Wednesday

ドラゴン・キングダム

Filed under: - dekaino @ 20:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �����眼�潟�祉�㏍�潟�違����のはてなBookmark被リンク数

ドラゴン・キングダムを観ました。原題は功夫之王、英題はThe Forbidden Kingdom。どこにもドラゴンが出てこないのになぜか邦題はドラゴン・キングダム。ドラゴンをタイトルに入れるとカンフー映画っぽいという考えなのでしょうか? もちろんドラゴンなんかまったく出てきません。

本作の売りはもちろんジャッキー=チェンとジェット=リーの夢の競演作ですが、あんまり日本では宣伝してなくてもったいないですね。アメリカや香港では大ヒットらしいです。
ジャッキー=チェンとジェット=リーの対決シーンもたっぷりあるのですが、そこは引き分けにしておいて共通の巨悪を倒すため共闘するという、マジンガーZ対デビルマングレートマジンガー対ゲッターロボの頃のからあるお約束パターンで、ちょっと消化不良な感じ。それでも漢(おとこ)のドラマとしてかなり燃える映画です。スパロー(燕子)役の劉亦菲もかわいい。

古典的な武侠話をごちゃ混ぜにしたストーリーが武侠初心者にもわかりやすいと思われます。難易度ドラゴンボール程度なので安心して一般人にも薦められます。

2008/7/29 Tuesday

劇場版マッハGo!Go!Go!

Filed under: - dekaino @ 11:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁��������Go!Go!Go!のはてなBookmark被リンク数

劇場版マッハGo!Go!Go!を観ました。言わずと知れたタツノコプロの同名TVアニメの映画化。マトリックスのウォシャウスキー兄弟監督。

とにかく原作に愛を感じます。役者も原作キャラに似まくり。特に子供時代のミッチーは激似です。アンジェリーナ=ジョリーがやってるくトゥームレイダーのララ姉さんくらいはまり役です。話の筋も能天気な三船ファミリーと謎の覆面レーサーXなど原作そのままの展開。弟のクリ坊と猿のサンペイまででてきます。しかもトランクに忍び込む設定まで同じ!
あんなガンガン車をぶつけ合ってるカーアクションをやっているマッハ号のトランクの中にはほぼ100%の確率でクリ坊とサンペーが隠れているのです

マッハ号のいろんなギミックも原作に近いですが、水中にもぐれる機能(たしかFだったはず)は出てきませんでした。あと名前だけ出てくるギズモ号、これも登場はなし、ちょっと残念です。この映画の世界観ではどのクルマもジャンプ機能は標準装備、というかむしろジャンプあってこそのレースみたいな感じ。よってマッハ号だけが特別仕様で特に強いというわけでもないみたい。

過去のタツノコアニメの映画化作品の中ではピカイチで面白く原作に忠実です。

2008/7/23 Wednesday

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

Filed under: - dekaino @ 6:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟���c�祉�吾�с�若�潟��/�����鴻�帥���祉�鴻��������修里呂討�Bookmark被リンク数

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国を観ました。
シリーズ第4作。1950年代米ソが熱く対立していた時代。こんどの敵はソ連です。

ジョーンズ教授がアカ狩り(red purge)対象になるあたり、スピルバーグらしいシャレが効いてます。
それにしても宇宙人とかUFOがホントに好きなんだなぁ…

案外お金はかかってない感じで、間違いなく儲けるための作品ではありますが、確かによくできた娯楽作でアクションもばっちり、観客も満足するでしょう。わかりやすい決着ですっきりしたいならポニョより本作品を見るべきです。

2008/7/15 Tuesday

クライマーズハイ

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クライマーズハイを観ました。1985年の盆休みに群馬県御巣鷹山に日航機が墜落した。群馬県地方紙の北関東新聞(架空)は特別報道体制に入り、主人公は日航事件全権デスクに任命される…というストーリー。

時代考証がマニアックすぎるほどされています。それでいて全然それをひけらかさない。不必要な場面でわざわざ古い紙幣を見せたり、懐メロ流したりせずに、必然性のある場面に1985年にあるべきモノが出てくるという淡々さがいい。
また団塊の世代が40代でバリバリ働き盛りの時代の汗臭い仕事っぷりが堪能できます。この頃のブン屋って全共闘世代で、新聞は社会の木鐸って本気で思ってそうです。特に地方紙はその比率高そう。

非常に密度が濃く迫力のある映画です。でもテーマ性は希薄。とってつけたような親子ドラマは、仕事優先人生をおくった報いでリタイヤ後は妻子に冷たくされている現代の団塊世代へ送る黄昏流星群風のファンタジーでしかありません。

2008/7/6 Sunday

告発のとき

Filed under: - dekaino @ 22:34 このエントリをはてなブックマークに追加 ���冴������のはてなBookmark被リンク数

告発のときを観ました。原題は「IN THE VALLEY OF ELAH」、ELAHの谷とは旧約聖書に出てくるダビデとゴリアテの戦いの舞台となった場所のことです。

イラク戦争の前線で戦った後、本土に引き上げてきた米陸軍兵士の一人が殺された殺人事件の話です。
殺された兵士の父親も退役軍人で、軍警察(MP)の優秀な刑事で、愛国者で敬虔なキリスト教徒で、まさに良きアメリカ人を代表しているのですが、退役後の仕事は砂利運びであるところが問題の根の深さを示しています。
この父親が過去のコネや捜査の経験を生かし、息子を殺した犯人を突き止めようとするだが… という流れで話が進みます。ストーリーの流れ的にはネイビーファイル(原題 JAG)に近い。

イラク戦争の是非のような政治的視点ではなく、戦争が現場の兵士に与える影響を兵士の視点で語る映画です。コンセプトとしてはランボー第一作のイラク戦争版といってもいいかも。
ベトナム戦争のときの米軍は徴兵制だったので一般市民層と兵士層に大きな違いはなかったのですが、イラク戦争では徴兵制は停止されすべて志願兵となっています。これは米軍の主だった構成員が社会的地位が低い層が主となってるってことで、帰還兵を受け入れる社会の受け皿はベトナム戦争以上に小さくなっているのかも知れません。

いつかくるイラクからの撤兵の時にこの問題が一気に顕在化するのでしょうが、本作はその時にあるだろう混乱を予言しているのかもしれません。
表面からまともに見える帰還兵、人格の深いところが壊れているのが恐怖です。兵士が私物の携帯電話で動画撮影したり、メール送ったりしてるのが現代的といえば現代的。

こういう時期にこういう映画をつくれるあたりが、アメリカの映画界の強みなのかも。

2008/7/3 Thursday

僕の彼女はサイボーグ

Filed under: - dekaino @ 22:06 このエントリをはてなブックマークに追加 ����充絅潟���泣�ゃ���若�阿里呂討�Bookmark被リンク数

僕の彼女はサイボーグを観ました。郭在容(クァク・ジェヨン)監督の初の日本映画です。

とっくに既出でしょうが、出てくるのはサイボーグじゃないです。純粋な人工知能の女性型ロボット、いわばアンドロイドまたはギュノイドはたまた人工生命体です。決してサイボーグではない。

でもそんなツッコミは野暮もいいところ。はっきりいってこの映画は妄想があふれて止まらない妄想ファンタジー映画です。その妄想度合いは留まるところを知らず、黄昏流星群なんか足もとにも及びません。
後半なんかスピルバーグのA.I.なみに観客を置いてきぼりにして妄想全開、主人公/監督の欲望が具現化されていきます。見ていて気持ちがいいぐらいの妄想炸裂。
2008年に大学生な主人公の子供時代がなぜかどう見ても昭和30~40年代なんて矛盾はもうどうでもいいのです。あぁ頭文字D THE MOVIEみたいに日本の伝統文化みたいのを表現してみたかっただけなんだなぁと達観できてしまいます。

ペットには名前をつけるのに、「彼女」には最後まで名前をつけないあたり、妄想に感情移入しやすくする仕掛けなのでしょうか?

水島信司の野球妄想に匹敵する妄想をサラっと楽しめる懐の広さをもって鑑賞すべき映画です。岩鬼がプロで悪球打ちしてもいいなら、彼女が「サイボーグ」でもいいと言うもんだ。

2008/7/1 Tuesday

ザ・マジックアワー

Filed under: - dekaino @ 8:30 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉���吾�����≪���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ザ・マジックアワーを観ました。バリバリ前宣伝しまくってる三谷幸喜作品です。

立ち上がりは非常にスロースタート。とにかく無理がある設定なので、観客をその世界に引き入れるまでどうしても時間がかかります。これがテレビだったら最初の数分で別のチャンネルに変えられていることでしょう。

最初のつらい時期を乗り切ってしまえばまぁまぁ笑える作品です。たしかにマニアックすぎるネタが多いけど、ライトな人にもわかりやすい笑いもたくさんあります。ただ、口コミで徐々に人気が出てくるタイプの作品ではないのは確かで、あのマスコミで宣伝しまくり大作戦はある意味必然だったのかも。

綾瀬はるかは飾り的ポジションかと思ってたら、案外セリフもあって意味がある役だったのが、三谷幸喜の脚本家としての良心か? 産みの苦しみが感じられる苦しい脚本を名優の演技力でカバーしているような映画です。

2008/6/26 Thursday

築地魚河岸三代目

Filed under: - dekaino @ 0:05 このエントリをはてなブックマークに追加 膀��育�羃喝恩筝�篁g��里呂討�Bookmark被リンク数

築地魚河岸三代目を観ました。ビッグコミックオリジナル連載中のいわゆるグルメ漫画の映画化です。
同誌連載の釣りバカ日誌と同じく団塊世代向けの加齢臭のする作りの映画になっています。原作の漫画はかなりゆるいストーリーで、紹介される魚料理だけが売りなのですが、さすがここは映画だけあってキッチリ話を作りこんでいて、人情あり笑いありと上手に作られてます。

そのため、キャラクター設定も結構かえられちゃってます。エイジさん いきなり××で○○になってしまいます(ネタばれ防止のため伏字)。まるで大映ドラマのようなベタな設定、展開。
これはもう団塊世代に大受けでしょう。第二弾の製作も決定したそうです。

この映画で出てくる一番仕事ができる人は明日香(田中麗奈)の助手の男。あのタイミングで割込むところがカナリの切れ者だと思われる。ストーリー的にはちょっとしか出てこないチョイ役ですけど。
それから、カロリーメイトの黄色い人がべらべら喋り捲るのも見所かも。

シナリオは原作よりずっと面白いが、逆に魚料理のグルメネタはあまり出てきません。

2008/6/21 Saturday

21

Filed under: - dekaino @ 23:28 このエントリをはてなブックマークに追加 21のはてなBookmark被リンク数

21を観ました。邦題は「ラスベガスをぶっつぶせ
MITの学生がラスベガスのカジノでブラックジャックでカウンティングというイカサマで大もうけとしたという実話本を映画化した作品。

実話本が出版されたのが1990年代なので話は80年代後半くらいだと思われます。でも映画では中途半端に現代の話にしてしまっているので妙な不整合が目立ちます。

空港は国内線でも厳重なセキュリティチェック、これは舞台設定が911以降であることを示しますが、その割にはロボットコンテストで8KバイトのROMと16KバイトのROMを取り違えたとかトンチンカンなこといってます。しかもパーツの調達に5日もかかるとか、どう考えても1980年代の会話です。
いくら小規模システムといっても21世紀に8Kバイトとかありえないし、電子デバイスだってDigi-Key使えば即入手可能。
また、数学の教授が学生イカサマ団の元締めなのですが、こいつの授業もなんかいい加減。どこが非線形微分方程式の話なんだか? 実は数学史の授業だったというならまだ納得できるのですが。まったくなってない。

ブラックジャックというギャンブルは、ディーラーはルールに従って機械的にカードを扱うだけなので、プレイヤーとディーラーの心理戦という要素はまったくありません。間違いなく言えることはカイジの題材になることはありえない、純粋に自分の天運に賭けるギャンブルなわけです。
しかし、カウンティングというイカサマを使うと勝つ確率を上げることができます。ディーラーが使うカードが入った箱の残り枚数が減ってくるとプレイヤーの勝率は初期値より変動してきます。ディーラーが過去に出したカードを覚えておくことにより、変動したプレイヤーの勝率を正確につかむことができ、期待値か1を超えたテーブルでのみ勝負をすれば長期的には確実に勝てるわけです。

つまり
1. カード残り枚数が少ない
2. たまたまプレーヤー側が有利となった状況
という2条件が揃ったテーブルでしかプレイしなければいいわけです。
これを探すために多数の監視役を必要とするわけですが、ここらの説明はつまらないせいか劇中ではくわとく説明されません。

主人公達はゲームの面白さにのめりこんでいくという描写がされていますが、実際はツラいと思います。だってコレ作業を続けるだけ、PGでの不毛な経験値稼ぎ作業のようなものだから、退屈でシンドいはずです。
その分、仕事後のバカ騒ぎは楽しいだろうと思います。

時代考証のちぐはぐな感じがこそばゆいが、東海岸での灰色の生活と西海岸の極彩色の生活の対比が面白い映画です。
50年後くらいにこの映画を観たら、2008年の技術レベルを誤解するだろうな。

2008/6/15 Sunday

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

Filed under: - dekaino @ 14:07 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������査 THE LAST PRINCESSのはてなBookmark被リンク数

隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESSを観ました。
言わずと知れた黒澤明の名作を樋口真嗣がリメイクした作品。

これがかなり面白いです。城のセットがすごいし、騎馬して弓を使ったり斬り合いしたり、映像的にすばらしい上に、変なTVドラマみたいなつまらない心理描写がない割り切りようが素晴らしい。
しかも、ビッグネームの女優、俳優を出してはいるのだけれど、大人の事情を省みずに酷い顔の演技をさせる! 長澤まさみにスゴイしかめっ面は一見の価値あり。
本作は日本テレビが制作に絡んでいるのですが、これがフジテレビのローレライやTBSの戦国自衛隊ではこうはいかなかったのではないか。

樋口真嗣の監督作ってダメなのが多かったんですけど、実はダメなのは樋口真嗣ではなく、要らん口出ししてくる出資者だったのかも。まぁ、その口出しを真正直に受けてしまう樋口真嗣も監督業には向いていないのは確かですけど。
本作はたまたま上が無茶を言わなかったから良作となった。つまり、すごいのは日テレの懐の深さなのでしょう。

樋口真嗣監督作品はつまらないと敬遠している人は、だまされたと思って観てほしい。そんな作品。

2008/6/10 Tuesday

BBCワールドニュース 世界の食文化 第四回

Filed under: - dekaino @ 23:58 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC���若�������ャ�若�� 筝���������� 膃�����のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュース 世界の食文化 第四回は、南太平洋の島国のトンガとフィジーです。
トンガは肥満率No.1だそうで、確かに太った人ばかり。食べるものもかなり脂っこい。オーストラリアやニュージーランド産の羊の脂身が普通の肉よりだいぶ安く手に入るらしく、安くかつ脂たっぷりでトンガで大人気の食材だそうです。とにかくすごい。
昔はパンの実やココヤシ、海で獲れる魚などを食べていたのですが、いまは輸入される安くて高カロリーのものばかり食べています。羊の脂身だけじゃなくコンビーフも食べまくり。ほんとすごい。糖尿病で足を切断するなんて話は日常茶飯事らしい。

ところが隣のフィジーではさほど肥満率は高くないらしい。でもそれは統計のマジック。現地系(ポリネシア系)はやはりかなりの肥満。ところがフィジーにはイギリス領時代にプランテーションの労働者としてインドから移民してきた人がたくさんいて、インド系は肥満してないため、平均値としてはさほど肥満してないということになるらしい。ちなみにインド系は島人口の40%もいる。もう少数派とはいえない、むしろ政治経済的にはインド系の方が支配的になっています。フィジーは現地人とインド移民で紛争してクーデターばっかりしていて政治的には安定していない模様。ある意味でこの番組の正しい危険地域での食文化というテーマに合致しています。

次回は、中国の動物のペニスを食材にしたスタミナ料理らしい。これもある意味で危険だ!

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~

Filed under: - dekaino @ 23:13 このエントリをはてなブックマークに追加 腱�絲�腟�腓� 薹鴻���� THE MOVIE II ��腱���������藥��騖��吟��のはてなBookmark被リンク数

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE II ~私を愛した黒烏龍茶~を観ました。第一弾の総統は二度死ぬの続編です。併映は古墳ギャルのコフィー ~12人と怒れる古墳たち~。これも第一弾の桶狭間の戦いの続編となります。

TOHOシネマズで観たので、マナームービーも鷹の爪。まさにFROGMANづくしです。観客席には子供たちも多かった。ファイテンションTVのファンの子たちなのでしょうか?

まずコフィーちゃんが上映されました。まるで裁判所が電通につくらせた裁判員制度のPRフィルムのような作りがそのままギャグになっています。腹黒く中の鉄剣は錆だらけのコフィーちゃんらしさが思いっきり発揮されています。

そして本編の鷹の爪、前回がスターウォーズのパロディリスペクトだったのですが今回はマトリックスです。なぜかバーチャルリアリティの世界で大活躍、しかしの電脳世界がしょぼい。どのくらいしょぼいかというと円谷プロの電光超人グリッドマンの電脳世界ぐらいしょぼいです。カーンデジファー様が出てきそうな世界。そういやグリッドマンに出てたゆかって女の腹黒さはコフィちゃんに匹敵していたな。

つい話が脱線してしまいましたが、残念なことにクライマックスの場面で上映事故なのか、数分間音声が出なくなるというハプニング。
2年前にもTOHOシネマズで上映が止まるという事故がありましたが、その時は巻き戻して上映再開したのですが、今回はそうもいかず、音声が復活した後も巻き戻しなしで最後までいってしまいました。
おわびとして招待券もらいました。前回の事故でもらった招待券は赤かったのですが、今回のは青かった。
TOHO招待券
この招待券でもう一回見に行こうと思っています。かなり情報量が多いので、2回目も楽しめると思う作品。

2008/6/9 Monday

マクロスフロンティアでマクロスゼロ

Filed under: - dekaino @ 23:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �����㏍�鴻���㏍�潟���c�≪�с�����㏍�鴻�若�④里呂討�Bookmark被リンク数

今週のマクロスフロンティアは劇中でマクロスゼロをもとにした映画の撮影をするというお話でした。たぶんマクロスゼロのBluerayDisc BOX発売に絡んだタイアップ展開なんでしょう。

しかしちょっとまて、マクロスゼロの話の記録って後世まで伝わっていたってことか? あれはゼントラーディとの戦争ですべて消え去り失われてしまう記憶だからこそ切ない話なのに、後世に映画化されるなんて興醒めだろう。

マクロス世界では、初代マクロスに乗ってた人々以外の地球人類はすべて死んでしまって、その後の話に出てくる人々はマクロスに乗ってた人と和睦したゼンテラーディ人とその混血だけのはず。その割には不自然なほど戦前の記憶が結構引き継がれているのはなぜなのだろう。

文化というものの価値が非常に高くなっているから、必死に記録を発掘しまくって文化を復興しようとがんばったのかもしれない。考えてみればアルトの家が歌舞伎役者の家系という設定だが、梨園の宗家の人間がマクロスに乗っていたとは考えにくいから、きっとアルトの父も発掘した歌舞伎の記録から、歌舞伎という芸能文化を復興した復興役者だったのかもしれない。

そういうふうに考えると、マクロスゼロのマヤン島の記録も軍の機密データから発掘したのかもしれません。でも反統合軍のスホーイが変形するメカについては軍のデータにも記録が残っておらず、そのため映画にも出なかったと考えるとつじつまが合う! すばらしい推測。
だけどスホーイ出てこないのはさびしいね。あれこそがマクロスゼロの真骨頂なのに。

マクロスゼロBD-BOX売れるといいね

2008/6/1 Sunday

BBCワールドニュース 世界の食文化 第三回

Filed under: - dekaino @ 21:53 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC���若�������ャ�若�� 筝���������� 膃����のはてなBookmark被リンク数

BBCワールドニュースの世界の食文化(原題Cooking in the Danger Zone)、第三回はウガンダです。
ウガンダは正真正銘の危険地域、アフリカの中部ビクトリア湖の北岸、ケニアの西に位置する国で、内戦のため多数の難民がいる国です。

今回は難民キャンプで難民と共同生活をして何を食べているか潜入調査するという趣向です。ウガンダはもともと肥沃な農地に恵まれた国で普通なら食糧不足とは縁がないはずなのですが、内戦のため多くの農地が耕作放棄され(危なくて農地で作業できない)難民が多数いるのです。国連の難民キャンプでは国連が援助食糧を配布しています。
何を配布しているかというとアメリカ産のトウモロコトとか豆とか麦をまぜた配合飼料みたいな代物です。これを一人当たりの必要カロリーの70%ぐらいを配給しています。

難民達は普段どんな食事をしているか潜入までしたのに、難民一家ではせっかくお客様が来てるからと、配給された豆を売ってオクラとか新鮮な野菜を買って、ご馳走を作ってしまいました。
難民キャンプでは配給食糧がそのまま通貨として流通しているそうです。まるで、江戸時代の下級武士のように、幕府/藩からいただく碌米を食べずに換金して所用のものを買い揃えるような感覚なのでしょうか?
はっきりいってタダでもらえる食料というのは人を腐らせるだけなのかなと思いました。一時的に食糧不足になったときのセーフティネットとしてはいいのだろうけど、期限を切らずにだらだらといつまでも食糧配給するのはダメですね。本当に碌米のような既得権感覚になって食わずに売ってしまいます。

日本でも若い貧困層に国が金を支給しろなんて暴論いう人がいたりしますけど、同じ理由で若者を腐らせるだけだと思います。

また、内戦地域から離れた安定地区に行くと、立派な市場に食料があふれていたりレストランがあったり、やっぱり基本は豊かな国なんだなと思いました。ビクトリア湖の淡水魚って美味いんでしょうかね? イギリス人は何でも悪くないといって食ってしまうから本当のところがよくわからないです。

次回はトンガとフィジー。世界で最も肥満が多い地域の食文化を探るらしい。確かにある意味で危険地域の食文化ですね。

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛

Filed under: - dekaino @ 21:32 このエントリをはてなブックマークに追加 �������√�順���/膃�2腴�:���鴻���≪�括�絖����膃�のはてなBookmark被リンク数

ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛を観ました。
前作の第1章:ライオンと魔女の続編です。

前作ではディズニーコード(人は死なず、血も出ない)を厳格に守っていましたが、第2章は大々的に全面戦争をする話なのでどう処理するか期待してみました。(我ながらかなり斜めからみてるなぁ)
そしたらもう人が死にまくりですよ。でも出血はしてないなぁと思ってたら、白い魔女の封印を解くアイテムとして人間の血の一滴というのが出てきて、そこだけはどうしても血を流さずには済まず、流血してました。
もうどこがディズニー映画なのかというくらいディズニーコードを無視しまくりです。

野外ロケとかCGとかはもちろんたっぷりお金をかけて非の打ち所なしなんですが、映画史において本作は、CGとか配役とか演出ではなく、初めてタブーを完全に無視したディズニー映画という点で記憶されることでしょう。

2008/5/30 Friday

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

Filed under: - dekaino @ 22:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�若���若�祉���c���純�潟�冴�祉�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

チャーリー・ウィルソンズ・ウォーを観ました。
Charlie Wilsonという米連邦下院議員を務めた実在の人物が主人公の物語です。実話を元にしたというより、正確にはチャーリーウィルソン本人が書いた自伝を原作とした映画です。

本作品はストーリーというより、登場人物のキャラクターが見所です。主人公のチャーリーだけでなく、CIAエージェントのガスや、国防委員会のドク=ロングなど各登場人物が魅力的に描かれています。

アフガンの難民キャンプを視察して感銘を受け、大規模援助を決意したというくだりは、原作が本人の自伝だけにちょっと美化しすぎかもしれません。ソ連軍がやったのと似たようなこと米軍がベトナムでやってたのは当然知ってたわけだし、自伝にはかけない別の思惑があったのでしょう。政治はきれいごとではすまないようです。

CIAから表彰されるときに、civilianを表彰するのは初めてだというシーンがありますが、字幕では「民間人」となってました。現職の議員を民間人というのはちょっと日本語としては違うかなという気がします。軍人ではないという意味でcivilianのいい訳語ってないんでしょうか? 一般にはあまり使われてない「文民」しかないのかなぁ? ここは素直に「軍人じゃない人を表彰するのは初めてだ」くらいにすればよかったのかも。でも字数が増えてしまうからムリかな? ちなみに字幕は松浦美奈先生です。

トム=ハンクスの芝居をみたい人にはおすすめ

2008/5/25 Sunday

BBCワールドニュース 世界の食文化 第二回

Filed under: - dekaino @ 23:03 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC���若�������ャ�若�� 筝���������� 膃����のはてなBookmark被リンク数

前回記事にしたBBCワールドニュースの世界の食文化(原題Cooking in the Danger Zone)、第二回は大韓民国のイヌ鍋料理でした。
大韓民国は別にDanger Zoneでもないとも思うのですが、取材レポータにとっては危険だったらしい。

いきなり現地のTV局クルーに囲まれて「イヌ鍋を取材に来たBBC取材陣」を密着取材されてました。養豚場ならぬ養狗場の取材や食用狗の取引所の取材だけではなく、ペットショップも取材してました。仏教寺まで取材にいって精進料理をふるまってもらいながら「イヌ鍋料理をどう思うか」って僧侶に質問してました。常識に考えて坊主は生臭モノは食わないだろう。
海産物の市場(日本の築地みたいなとこ)でナマコを買って、近所の食堂で料理してもらって食べたりもしてました。まぁナマコもイギリス人にとってはイヌ鍋同様ゲテモノ扱いなんでしょう。面白いのはナマコの刺身にもキムチがつけあわせで出てたこと。どんだけキムチが好きなんだ?

結局最後に実際に賞味するという段になって、ケータイで妻に電話
*「食べてもいいかなぁ?」
妻「娘に犬を食べたって説明できるなら止めないわよ」

んで、結局食べないでやんの。イヌ鍋料理専門店まできてそれってどうよ? 代わりに鶏肉料理だしてもらってそっちはうまそうに食べてました。鶏はいいのか?

BBC(イギリス国営放送)ってNHKによく似てるといわれるけど、NHKだったらわざわざ海外まで取材に行って食べないで帰ってくるって許されないと思う。そういう意味でBBC文化ってスゴいなとは思うけど、肩透かし過ぎて笑った。
ちなみにレポータはヘタレではないんですよ。第一回ではアフガンで爆破テロに巻き込まれて名誉の負傷してるくらいには歴戦のレポータではある。でも「イヌだけは勘弁な」

次週第3回はウガンダ、今度は本気で危険地域(内乱)です。

2008/5/24 Saturday

碧血剣

Filed under: - dekaino @ 18:19 このエントリをはてなブックマークに追加 腆ц���里呂討�Bookmark被リンク数

チャンネルNECO武侠ドラマ23枠で碧血剣の放送が5月23日から始まった。
碧血剣

久々の金庸原作。今度は明帝国末期の動乱期の物語。後金が明を滅ぼして清帝国をつくるまで時代を背景に、いろいろあるらしい。全30話なのだが、1話と2話を見る限り序盤はかなり話をはしょって飛ばしているなという印象を受けました。
男装という設定なのに全然男装になっていない温青青(男装時は温青と名乗る)のツンデレ風味が日本人受けするかも?

温青 男装1温青 男装2
男装の旅装束。
温青 男装の似顔絵
男装時の似顔絵。お尋ね者状態。似ているのか?
温青 男装3
自宅での男装
それにしてもこの男装でばれないって、顔丸出しなのに招待がばれないセーラー戦士級に謎です。

温青青 女装1温青青 女装2
ちなみに青青として女性の格好をしている時はこんな感じ。頭に花を飾れば女装ってことですか?

2008/5/18 Sunday

BBCワールドニュース 世界の食文化

Filed under: - dekaino @ 22:53 このエントリをはてなブックマークに追加 BBC���若�������ャ�若�� 筝���������� のはてなBookmark被リンク数

今月からBBCワールドニュースで「世界の食文化~食卓から社会が見える」という番組が放送開始された。原題はCooking in the Danger Zone、つまり世界の紛争地域に行って現地の食文化を取材するという企画。

第一回はアフガニスタン。米軍を中心とした多国籍軍が駐留する中、反政府タリバン勢力が自爆テロを繰り返すという状況で、現地の食文化を体当たりで取材してます。
ソ連が撤退したときに放棄していったスカッドミサイルや戦車がまだそのまま放置されていたりしてかなり気分は戦場な雰囲気です。羊の睾丸のケバブなんて珍味もあって結構いいもの食べてます。米軍のレーション(戦闘糧食)の方がよっぽど不味そう。また、カブールの超一流ホテルの料理はさすがに超一流の味らしいです。
食文化以外の文化紹介もやっていてこれも面白いです。取材はちょうど年をまたぐ時期だったのですが、新年の祭りで馬をたくさん集めて競争とか、喧嘩凧やったり(日本のとそっくり)とか興味深い。

次回の第二回は大韓民国だそうだ。確かにまだ講和していない休戦中ではあるけれどそんな紛争地域でもないような?? 犬鍋料理が目玉なのだろうか? 楽しみです。

ボノロン 最終回

Filed under: - dekaino @ 21:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �����㏍�� ��腟���のはてなBookmark被リンク数

ボノロン ~不思議な森のいいつたえ~
キッズステーションで放送されていた「ボノロン ~不思議な森のいいつたえ~」が、2008年5月に第26話として最終回が放送されました。

北斗の拳で有名な原哲夫プロデュースの絵本「森の戦士 ボノロン」のアニメ化作品です。原作の方はセブン銀行のノベルティ誌として無料配布されているのでご存知の方もいるのではないでしょうか?
森の戦士という冠がついた巨体のボノロン、おそらく山のフドウをイメージした気はやさしくて力持ち系の武人または漢(おとこ)をイメージしていたのだと思います。しかしアニメでは残念ながら、「森の戦士」という冠がとれ漢(おとこ)臭は排除されてしまいました。声も、いとうかずえが担当するという念の入れよう。シリーズ構成はなきに等しく、各話それぞれ担当者が好き勝手にのびのび自由に作っちゃった感があり、逆にそれがけっこう面白かったです。

再放送はバリバリされているので今からでも全話とおして見るのは困難ではないでしょう。変に説教臭くなくて良質な児童向けアニメです。

2008/5/17 Saturday

てんてこししまい君

Filed under: - dekaino @ 15:46 このエントリをはてなブックマークに追加 �������������障����のはてなBookmark被リンク数

ファイテンション☆テレビでやってるてんてこししまい君。これがけっこう面白い。
みんなが思ってても言えないことをズバッと言ってしまう。そんなカタルシスあふれるキャラが謎のかぶりモノ少年、てんてこししまい君なのだ。

てんてこししまい君
某お台場キー局が仕掛ける映画、少林少女で一題。

それを言ったらおしまいだ! それを言うのがししまい君!
これを地上波でやれたら神なのだが、ちょっと無理かなぁ。このくらい毒が欲しい。

それにしてもチャウシンチーは文句言わなかったのか!? いくらなんでもキャスティングに無理があると思うよ

視聴者からネタ募集してみると毒性が強いネタがたくさん集まるかも?

NEXT

Filed under: - dekaino @ 14:00 このエントリをはてなブックマークに追加 NEXTのはてなBookmark被リンク数

NEXTを観ました。フィリップ=K=ディックのTHE GOLDEN MANが原案です。だいぶ脚色が入っているので原作というよりは原案というほうが実情をよく表していると思います。

原作の主人公は完全無欠の超人っぽいのですが、本作では予知能力以外はどちらかというと平均値かそれ以下な感じ。でも好きな女にかける情熱はイタリア人級にアツいです。特殊能力をほとんど女をナンパするのに活用しています。

2分先まで予知できるという特殊能力が、JoJoの時をふき飛ばすスタンドのような表現で面白いです。反面、どうにも逃げられない苦境にはまったらディアボロみたいに永遠に時の折で苦しみ続ける羽目になるのかもと思うと怖いです。

時間操作系スタンドのバトルシーンを実写化したらこんな感じだろうなと思わせる映画。最後のオチもけっこう好みです。

2008/5/14 Wednesday

スパイダーウィックの謎

Filed under: - dekaino @ 7:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���ゃ���若���c�������のはてなBookmark被リンク数

スパイダーウィックの謎を観ました。
現代の話ですが、19世紀後半風の屋敷を舞台にした、コナンドイルとかがはまりそうな妖精譚です。
いろいろな妖精クリーチャーが特撮技術で生き生きと再現されています。

姉と双子(たぶん)兄弟の3人の子供が主役。子役は演技がうまく安心してみていられます。双子の兄弟は一人二役で上手に演じ分けていて役者としての技量はすごいと思います。でもそれがどうした?みたいなところはあります。双子である意味がストーリー上ほとんど意味がありません。なんかコジツケみたいな顔が同じだから取り違えたみたいなところがありますが、別に妖精が同じ年頃の少年の区別がつかなくても不思議ではないんで、あえて双子である必然性なし。もうちょっと双子設定を活かしたドラマ作りはできなかったものか?

細かいアラはありますが、子供向け映画としてよくできてる映画です。

2008/5/10 Saturday

10000B.C.

Filed under: - dekaino @ 21:43 このエントリをはてなブックマークに追加 10000B.C.のはてなBookmark被リンク数

10000B.C.を観ました。邦題は紀元前1万年。あのハリウッドゴジラの監督のローランドエメリッヒ監督作品です。

考古学的には無茶苦茶なおバカ映画です。科学考証はギャートルズ級と思ってOK。この映画の世界では北極星はマイナス2等級ぐらい明るいし、北極星の高さから換算するに、ヤガル族の土地は雪国なのにかなり低緯度のようです。
でもマンモスとかサーベルタイガーのシーンは金をかけただけあって迫力満点です。

悪役の神の山の一族、悪役っぽくするために女子供は出てきません。ひたすら奴隷を酷使する悪いヤツ、アメリカ映画らしいわかりやすい敵役です。主人公は奴隷達を扇動して反逆を起こし破壊するだけしまくって故郷に帰ってしまう。正直どっちが残虐非道かわからない根っからの破壊者は主人公の方かも知れません。

柳田理科雄のネタ元としてはものすごいハイレベルな作品。

2008/5/5 Monday

大いなる陰謀

Filed under: - dekaino @ 22:13 このエントリをはてなブックマークに追加 紊с�������域�のはてなBookmark被リンク数

大いなる陰謀を観ました。原題はLIONS FOR LAMBS、
ベトナム戦争の頃から言われていた、本土国防省にいる豊かだが凡庸な臆病者に指揮されて、優秀で勇敢な愛国者が戦場で死んでいくという、戦争ならではの矛盾に満ちたストーリー。

ベトナムでは徴兵だったが、アフガン・イラクでは志願兵だけの部隊。正直いって経済的理由か過度の愛国心に身を焦がす平均からはずれた人材だらけの軍隊が、ある共和党上院議員の政治的野心からくる無茶な作戦でひどい目にあいます。
マイケル=ムーアのようなドキュメンタリーではなく、といってスピルバーグみたいに現実離れしているわけでもない、微妙なスタンスの映画です。

おそらく主演がトム=クルーズじゃなかったら日本でのロードショウはなかったと思われます。トム好きなら一見の価値があるのかも?

2008/4/30 Wednesday

モンゴル

Filed under: - dekaino @ 23:24 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�潟�眼��里呂討�Bookmark被リンク数

モンゴルを観ました。ロシア共和国ハバロフスク出身のセルゲイ=ボドロフが監督、主演のテムジン(チンギス=ハーン)役を浅野忠信が演じます。

基本的には元朝秘史などにあるテムジンの青年期の記録をそのままなぞったストーリーで、変な歴史捏造はありません。テムジン青年期の苦難の時期を写実的に表現することで、チンギス=ハーンを神格化した宗教映画のような作品です。
ロシア人としてはタタールのくびきという意識を通してチンギス=ハーンをみることとなり、神格化とまではいかなくても、偉大な人物として描くのは自然でしょう。

劇中のモンゴル人たちは全編通してモンゴル語を話します。そして西夏(タングート/党項)人はなぜか中国語を話します。確かに西夏は漢代と唐代は中華帝国の一部だったわけで漢人は多かったと思いますが、タングートの王族は中国語じゃなくてタングート語を話してたんじゃないかなぁ。文字もあえて西夏文字を考案して漢字を使っていなかったわけだし。
少なくともロシアにとってはタングートは中国人の王国と区別がつかないってことなのでしょう。

モンゴル帝国好きにはかなりおすすめ

2008/4/22 Tuesday

うた魂(たま)♪

Filed under: - dekaino @ 6:48 このエントリをはてなブックマークに追加 ����薛�(����)��里呂討�Bookmark被リンク数

うた魂(たま)♪を観ました。
夏帆主演の高校女子合唱団のお話。高校のクラブ活動らしいほのぼのとしたノリの中で主人公が成長していく物語と要約できないことはないけれど、なにか微妙な感じがする映画です。

不思議なことにこの映画の中ではオザキは笑うところじゃないらしいです。普通、長ランリーゼントの不良軍団が高らかに15の夜をハモって歌ったらそこは笑うところだよね。尾崎豊と同世代の人間は1%の熱烈オザキ信者と99%のオザキが出たらって笑うところだよねって意識の一般人なわけですが、現役高校生世代にとっては真面目にカッコヨク見えてしまう?? いやそんなことないよね? 薬師丸博子が路上でキーボード弾きながらオザキを熱唱するとこも笑うところだと思うんだけどなぁ…

夏帆をいじめる役として岩田さゆりが出てきます。「いっぺん死んでみる?」とかいって地獄に流したりはしませんが、ちょっとパーマかけてて取巻きひきつれてスカート丈短いという、これまた典型的なちょいわる女子高生? ここも笑うところなんでしょうか?

正直ギャグセンスがよくわからない映画です。でも"I am フルチン"と叫ぶ夏帆はかわいいです。

2008/4/21 Monday

菅井君と家族石 THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 8:13 このエントリをはてなブックマークに追加 ��篋��������� THE MOVIE�はてなBookmark被リンク数

19日にTOHOシネマズ海老名で開催されたTHE FROGMAN SHOW 神奈川まつりをみにいきました。作者のFROGMAN氏のトークと、秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~、古墳ギャルのコフィー ~桶狭間の戦い~と、菅井君と家族石 THE MOVIEの上映がありました。
また、今年5月末に劇場版鷹の爪団の第二弾が公開されるそうで、予告編の上映もありました。今度はマトリックス風らしいです。しかもゲスト声優として野沢雅子、銀河万丈、滝口順平などが出るそうです。超豪華(昭和の)大物声優ですね。もちろん古墳ギャルのコフィーも新作が同時上映されるとのこと。

さて、本題の菅井君と家族石 THE MOVIEですが、従来のフラッシュアニメに加えてサイケトランス(?)系のプロモーションビデオみたいな昔っぽい蛍光色アニメがふんだんに導入されてます。短いエピソードを重ねつつも大きなストーリーが動いていく形式をとっています。無理やりたとえれば劇場版ガンバレ!タブチくんみたいな感じ。
昔の映画やミュージシャンをとことんパロディしまくり、しかもそれが30~40才以上の人間にしかわからないだろうという、徹底的なとっつきにくさが素晴らしいです。
スターウォーズもパロディされてますが、当然旧三部作です。アミダラ姫の影も形もありません。チューバッカが元ネタのグチバッカの声がすごい似てて爆笑です。ぜひとも最後の叙勲シーンで「おれの勲章はないのかウォーーーン」って叫んでほしい。
また、商業映画でここまで宮崎アニメを下らなくパロディ(いやリスペクトなのか?)できるのは蛙男商会だけです。

1970~80年代に通じている人向け

2008/4/16 Wednesday

フィクサー

Filed under: - dekaino @ 22:40 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c���泣�爾里呂討�Bookmark被リンク数

鳩山法相がバンバン死刑執行しているそうですね。日本の死刑は絞首刑だそうで、絞首台の床板が抜けるスイッチ1つとダミースイッチ3つを用意して4人の執行官にどれがどのスイッチかわからないように渡し、同時にボタンを押させるのだそうです。これで誰が本当のスイッチを押し死刑執行したのかわからなくなり、罪悪感を軽くする効用があるそうです。
つまり、ある悪行を行うのに複数の人間で分業すると、各個人はさほど罪の意識を感じなくて済むのです。分業者の人数は多ければ多いほど責任感を感じずに済みます。

さて、フィクサーを観ました。原題はMICHAEL CLAYTON、主人公の名前です。
600人も弁護士がいる法律事務職所属する弁護士で、不都合な状況をきれいに片付けるフィクサーとして長年働らく主人公。
長引く農薬の薬害訴訟に関連して、冒頭にあげたような多数の分業による悪事が行われていきます。

個々人は決して極悪人ではなく、むしろ自分の責任の範囲で善であると思われることをします。技術者は農薬が危険であり健康被害が出る可能性がある、しかし改善するには多額の費用がかかるという報告書を書き、自分の責任の範囲内で危険を上層部に告発するという善行を行います。それでも農薬を売り続けるのならそれは上層部の経営判断が悪なのであって自分は悪くないのだと
そして経営陣は、農薬を安全化するための費用が会社が粒けれてしまうほど高すぎるとの理由でそのまま放置します。経営陣といえども万能ではなく限られたリソースを用いて最善の選択をするしかできない。農薬の安全化を選択しなかったのは、安い費用で安全化できる方法を提供できない技術者が悪いのであって、自分は悪くないのだ

結局、農薬は販売され続けた結果、被害者がどんどん増え続えました。そして因果関係がはっきりしないまま、被害者は農薬会社を相手取って薬害訴訟が提訴しました。顧問契約を締結していた法律事務所は、依頼者の利益を最大限に優先し、農薬が健康被害をもたらすという報告を握りつぶし、農薬会社に有利の方向に訴訟を進めます。責められるべきは健康被害を出した顧客だ、自分はできるだけ賠償額を少なくするという使命を淡々とこないしているだけであって、自分は悪くないのだ。弁護士が600人もいるだけあって、個々人の罪悪感は微塵のほどもありません。

おそるべき責任転嫁スパイラル。きっとナチスドイツでユダヤ人をガス室送りにした現場担当者も同じようにして自己の罪悪感から目を背けていたのでしょう。組織による悪行はとてもこわいのです。

本作は決して勧善懲悪モノではないし悪徳弁護士のピカレスク映画でもありません。責任をあいまいにすることで悪行が続けられる現代社会の暗部について表現し、それにより精神が病んでいくある一人の弁護士、そしてその友人である主人公、その女上司などが複雑に絡み合ったドラマです。

2008/4/13 Sunday

仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事

Filed under: - dekaino @ 12:59 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���守�紫�&�㏍�� �����ゃ�������劫��篋�のはてなBookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事(デカ)を観ました。

戦隊ものにはよくある前作と新作の合同企画OVAのノリをそのまま仮面ライダーにもってきて映画化したような作品。電王90% キバ10%くらいで電王がメインです。

ちょっとパラレルワールドっぽくなっていて、電王の設定からすこしずれてますが、まぁしょうがないでしょう。いきなりコハナがユウトのことを「パパ」とか呼んでも興ざめだし。
残念なのが電ライナーの食堂車のシーンがないこと。セット壊しちゃったんですね。そのかわりになぜか電ライナー署の刑事部屋が電車の中にあります。貼ってるポスターが面白い。「だめ 絶対」とか細かいところにこってます。

イマジンの憑依も自由度が高くなってて、誰にでも憑依できるみたい。キバのワタルにモモタロスが憑依なんてシーンも! ゼロノスは錆バージョンではなくて緑色。カードもたくさん残ってるらしい。それにしてもデネブが一番笑えますね。

子供に安心して見せられる良作です。

海外ドラマ JERICHO

Filed under: - dekaino @ 12:22 このエントリをはてなブックマークに追加 羌桁������� JERICHOのはてなBookmark被リンク数

スカイパーフェクTVの755chのリアリティTVが3月末で放送終了し、4月からSci-Fiチャンネルが放送されることになった。
放送が始まったのにいまだにホームページがないというやる気があるのかないのかよくわからないチャンネルですが、海外のSFドラマ好きにとっては楽しめるチャンネルです。

新規開局の目玉企画のひとつとしてジェリコというドラマが放送されてます。日本初放送。アメリカのジェリコという田舎町を舞台としてある日突然アメリカ国内で核爆発が発生したらという前提のパニックドラマです。

遠くにキノコ雲が見え、停電、電話は通じないという状況の中、アマチュア無線機でなんとか連絡を取ろうとします。
でてきた無線機がコレ。往年の名機FT101
FT101-F その1

40年弱前のすごいアナログ~な感じの無線機ですが、発売当時としては終段管以外はすべてトランジスタというハイテク機だったのです。

FT101-F その2

純アナログなパネルが渋い。ダイヤルを回すとVFO周波数が変わります。
FT101-F その3

ドラマ中のシーンではモールス符号による通信を受信していますが、それが何を意味するかは説明されません。
とりあえず聞き取ってみたところ
「DELTA CODE DELTA 2 MINUTE WARNING」とか「SCORE REMAINS SCORELESS」
という電文らしい。グーグル検索してみると、やはりテレビドラマ関係の掲示板のジェリコの記事がヒットしました。アメリカでもあのトンツーは何を言っているんだって気になる人がいたようです。

古い無線機好きの人は見ておくべきドラマかも?

2008/4/12 Saturday

CLOVERFIELD

Filed under: - dekaino @ 13:46 このエントリをはてなブックマークに追加 CLOVERFIELD のはてなBookmark被リンク数

CLOVERFIELDを観ました。邦題はクローバーフィールド/HAKAISHA。
LOSTで有名なJJエイブラムスの怪獣映画です。初代ゴジラに匹敵するエポックメイキング的作品。
いわゆるハリウッド映画的なヤマとかオチがないので、ハリウッド的サービス満点作品に慣れきった人にとってはつまらないかもしれません。でもこの不条理かつ理不尽な存在こそが怪獣、まさに天災によるパニックムービーです。

制作費をふんだんに使っているせいか映像はよく出来ています。本作の特徴としてまったく劇伴音楽が流れません。音楽なしで鑑賞に耐える密度の濃い映像を90分弱持続しているのは驚異的でもあります。
正直、字幕も要らないです。英語が全然わからない人でも原語字幕なし版で十分楽しめるはず。音楽やセリフに頼らずとも問題くらいの勢いがあります。
また、見えないものよくわからないものに対する恐怖感をうまく使ったホラー映画としても傑作。
世界設定の説明や謎解きをまったく放棄した潔い姿勢が、天災は理不尽なものであり、不条理な世界の解説は口をあけて待ってても降ってこないってことをシビアに表現します。ハードボイルドな映画なのです。そして説明してないからこそいろいろ想像で補う余地がある余白の美を意識した作品でもあります。

まさかこのような作品がハリウッド資本から出てくるとは思っていませんでした。JJはマジ天才です。

2008/4/8 Tuesday

ドラえもんのび太と緑の巨人伝

Filed under: - dekaino @ 20:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �������������喝お�����隈篋坂�のはてなBookmark被リンク数

劇場版ドラえもんのび太と緑の巨人伝を観ました。
新キャストになってから3作目、初めてのオリジナルストーリーです。
オリジナルといってものび太と雲の王国のオマージュというか翻案したもので、完全なオリジナル新作とはいえないかもしれません。
のび太と雲の王国は制作中に藤子F不二夫先生が病に倒れ、残念ながら歴代ドラ映画の中でも完成度が低い作品でした。エコがテーマで設定としては悪くないのでうまく再利用しようという狙いだったのでしょうか?

しかし本作はかなりグダグダの出来上がりとなってしまいました。各パートの作画や演出はよくできているのに構成が全然ダメです。言い換えると、分業できるパートはある程度のクオリティに達していますが、脚本や構成などの分業できないパートにおいてもうグダグダです。
上映時間が112分と低学年にはつらい長さであるのにもかかわらず、高学年のお子様にとってはグダグダさが理解できてしまいやはり楽しめません。緑の惑星と地球の間の移動が上手く表現できてないところが特にグダグダ。説明的セリフで「この洞窟を通り抜ければ地球だ」って演出としてどうなんでしょう? これ一応劇場版だね? なんとも中途半端な仕上がりです。

また藤子F不二夫的なSF要素も皆無です。いきなり植物星人たちが日本語を話すのですが、ここは藤子F不二夫が健在であれば必ずホンヤクコンニャクを出しているところ。こういう細かいツッコミどころをご都合主義で無視せずに、ユーモアを交えた説明をつけるところがいかにもドラえもんというSF。こういうSF考証がまったく抜け落ちています。
だいたいドラえもんの秘密道具があらかた修理に出してて使えないって無理設定を導入しちゃってる点で本作はドラえもんである必要はないのです。
ぶっちゃけ21えもんご一行が主役でも全然問題ないストーリー。

伏線らしきものをばらまきながらまったく回収せずよくわからない決着がつくという、旧キャスト版後期作品(雲の王国もそのひとつ)にありがちなストーリー展開は、上手く再現できているというかそのまんまです。当時の作品と同じように、マンガ版を先行して制作して、それを追いかける形で劇場版を制作してたのでしょうか?
渡辺歩監督って中編ではきっちり構成を作りこむやり方をしていたのに、長編ではなんでこうなってしまうのかなぁ…

ちなみに通りすがりの堀北はまんまディアナ様でした。

2008/4/5 Saturday

ファイテンション☆テレビ

Filed under: - dekaino @ 18:32 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�ゃ���潟�激�с�鰍��������のはてなBookmark被リンク数

TV東京で放送されていたファイテンション☆スクールの後番組ファイテンション☆テレビの放送が5日に開始された。前情報があまり出ていなかったのでどうなるものかと思ったがまぁまぁな感じ。
まずホリケンがやっと降板した。しかし代わりにペナルティというよくわからないお笑いコンビが登板。違うだろ。AKB48を出せといっているのだ。
AKB48を出せ
でもまぁホリケンがいなくなったのは喜ばしい。

お笑い芸人&ジャリタレ部(バラエティパートというらしい)はともかく、アニメパートはほとんどが新作、残念ながらなちゅどんずは終了らしい。結構面白かったのに。それから筋肉学園も切られました。かわいそうにオレンコンは名前も出ないまま退場ですね。
↓オレンコンってコイツですよ
俺って自己中 オレンコンチェケラ!

土管クンとはなケロ、レオナルド博士とキリン村と本マグロトロ太郎が生き残り組です。キリン村は最近めっぽうクオリティが高くなってますね。このスタッフ数でこの品質が維持できるってかなりコストパフォーマンスがいいといえるでしょう。従来式アニメが脅かされている気もしないでもない。

それからCMが一気にさびしくなりました。DLE絡みとスポットCMしかやってません。DLE単独提供枠ってことでしょうか? あと半年持つのだろうか…
不安は多いもののしばらくは生暖かく見守っていくことにしよう。

2008/3/31 Monday

魔法にかけられて

Filed under: - dekaino @ 22:01 このエントリをはてなブックマークに追加 薛�羈������������Δ里呂討�Bookmark被リンク数

魔法にかけられてを観ました。
手描きアニメと実写を混ぜた作品。たとえていうならまんがはじめて物語とか恐竜探検隊ボーンフリーとかプロレスの星アステカイザーみたいなものです(たとえが古い!)。

ディズニー的ファンタジー世界をパロディしまくったドリームワークスのシュレックを見返すようなセルフパロディー的な作品で、やはり本家がパロディーするので容赦ないです。そして今のディズニーが出来ること、そして出来ないことをちゃんと理解して作られています。
まず手描きアニメパートが往年のディズニーアニメを忠実に再現していてすばらしい。影の描き込みしっかりされています。でもボリューム的には20分もないですね。残念ながら今のディズニーがもつ製作能力ではこのクオリティはこの長さが限界、もはや長編手描きアニメを作ることは出来ないのです。そこを割り切ってアニメパートと実写パートのハイブリッド映画にした発想がすばらしいと思います。

ディズニーランドで踊りまくってるダンサーを連れてきたのか、セントラルパークでのミュージカル調ダンスシーンもよくできています。
またパロディーの元ネタはディズニー作品に限らずいろんなものもあります。キングコングまで出てきてびっくりでした。

最近のアメリカ映画によくある路線の子供が見ても楽しめて、付き添いの大人にも楽しめるつくりになっています。でもちょっと恋愛ストーリーがオマエラ高校生かよっいうくらい青臭いです。弁護士ならもうちょっとちゃんとしようよ。

近年のディズニー作品の中では一番出来がいいんじゃないかなと思います。ナルニア物語観るくらいなら本作を観るべし。

2008/3/29 Saturday

空飛ぶゆうれい船

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NHK-BSの石森章太郎特集で空飛ぶゆうれい船を観ました。
1969年に東映動画が製作した劇場用中編(60分)です。原作は石森章太郎ですが、キャラクターデザインは石森調からだいぶはずれている感じ。

まずテレビで放送されることはありえないレアな作品です(DVDが2003年に出ています)。特に民放では話題に上がることもないでしょう。なんたって CMスポンサーが悪の親玉ってストーリーですから。
テレビ番組は必ずいい所でCMが入るとか、番組はCMスポンサーのために作られているもので視聴者のためではないとか主人公に言わせて、かなりストレートにテレビ放送のネガティブキャンペーンやっています。
これは当時の東映動画の劇場用アニメが売れなくなってきた世相を反映するものなのでしょう。スタッフの想いとしては
・アニメ映画は観客の入場料で作っているのだから観客第一に考えている
→TVアニメはしょせんスポンサー第一で作られている。いいところでCMが入るし、スポンサーに都合がいいことしかやらない
だから、子供たちよ。テレビアニメばかりみてないで映画館にきておくれ
かなり切ないですね。事実、本作の時点で東映動画は劇場用長編ではなく中編にして制作費をケチり、東映マンガまつりの中の一作として上映しないと採算とれないくらいに劇場用アニメが衰退していたのです。結局、この映画を作ったスタッフのほとんどはその後テレビアニメを作ることになります(含 宮崎駿)。

で話を戻すと、悪玉の象徴とされた洗脳動画 BOAジュースの5秒CMが印象的。「♪ゴッコリゴッリンコのBOAジュース(じゃん)」という劇中CMソングは耳に残ります。
→昭和40年代のTVCMには5秒モノが結構あって、5秒CMを3連発流していたりしたもので、ひたすら人の目と耳を惹きつけることに特化した麻薬的作品が多かったのです。たとえば植木等の「アイデアル 傘である」とか

このBOAジュースは恐ろしい飲み物。1000本飲んで王冠1000個集めたら海底旅行にご招待ってキャンペーンやってるのですが、常飲していると1000本飲む前に身体が溶けて泡になってしまうという超化学毒物兵器! これをテレビでバンバン宣伝して売りまくるんだから、まさにTV局は悪の巣窟。ものすごい陰謀論です。

当時の映画業界人はよっぽどテレビ局が憎かったんでしょうね。でも今のテレビ業界がゲームとかネットをネガティブキャンペーンするのに何か似ている気もします。少年犯罪はゲームやネットをしすぎたために生じたなんて、まさに陰謀論。
つまり映画がテレビに食われていったように、テレビはゲーム・ネットに食われていくということなのでしょうか?
…歴史は繰り返す。

2008/3/22 Saturday

ライラの冒険 黄金の羅針盤

Filed under: - dekaino @ 16:57 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�������� 藥���������い里呂討�Bookmark被リンク数

ライラの冒険 黄金の羅針盤を観ました。
有名な児童文学の映画化。広報宣伝ではほとんどふれてませんが、この映画、3部作仕立ての原作の第1部を映画化したもの。つまり最後になっても決着つきません。指輪物語と同様に最初から3作作るつもりらしい。指輪ぐらい有名な話なら最初から3部作ってみんな知ってるんでしょうが、黄金の羅針盤が3部作の1作目って知らない観客たくさんいそうだなぁ。

ストーリーは原作ではいろいろある設定をさらっとなぞったダイジェストって感じで、どうにも不完全燃焼です。設定そのものは面白く、スタンドみたいなダイモンが、本人が死ぬと光の粉になって消えるところとか(イギーのザ・フールは冷たい砂になったみたいに)、なかなか映像的にもイケてるんですが、なんとなく大味です。本作はわれわれの世界とは違う平行世界が舞台なんですが、次回作は現世界が舞台になると冒頭に言葉で説明されてしまった。こういうところが本当にダイジェストっぽい。0083の映画版(ジオンの残光)のようで、こんなダイジェストでなくOVAシリーズ全13話をじっくり観させてくれ!って感じです。

動物のCGはよくできてます。制作費たくさん使ってそう。白熊が鍛冶屋やってるシーンもリアルのようなマンガのような微妙なバランスで世界観を壊すことはありません。安心してみていられるレベル。

タイトルになっている黄金の羅針盤は、要は占いマシーン。盤面のシンボルマークから占い結果を読み取るのに才能が必要らしい。まだ第一作目なのでそこらへんの謎はまだ解き明かされていません。

いい意味でも悪い意味でもニューラインシネマっぽい作品です。

2008/3/16 Sunday

映画クロサギ

Filed under: - dekaino @ 2:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉���㏍�泣��里呂討�Bookmark被リンク数

映画クロサギを観ました。ヤングサンデー連載漫画を映画化した作品です。

テレビ局(TBS)が仕掛けた映画になるのかな? キャストが豪華だけど中身がスカスカの映画です。結論から言うとすごい駄作。
まず、詐欺ネタがしょぼい。Vシネマのミナミの帝王以下のリアリティのなさ。手形詐欺が基本線なんですが、裏書きとか基本的な事柄が押さえられていません。この手の詐欺師の話によくある世の中にあまり知られていない詐欺手口を紹介するという要素は皆無です。

よっぽど、難病幼女が米国でしかできない難しい手術の順番待ちを長い間やっていて、やっとこさ順番が回ってきたけど明後日までに5000万デポジットとして入金しないと話が流れてしまうって設定の方が、とてつもなく詐欺くさい。
なんでいきなり2日後? なんでデポジットしないと渡航ビザおりないの? 振り込まなくても残高証明でいいじゃん? 短期間の期限を切ることにより冷静に考えられなくしてサッと金を振り込ませる詐欺にしか思えない。唯一これだけがリアルな詐欺エピソードっぽいな。

それにしても無駄にいろんな場所にロケして制作費はふんだんに使っているようですが、くどい心理描写ばっかりやっていてテンポが非常に悪いです。
だいたいこの映画を観ようと思う観客層が孫がいてもおかしくない年齢の山崎努と大地真央の恋愛ドラマを見て喜ぶと思ってるんでしょうか?
単に大御所に見せ場となる演技をさせなくてはいけないという制作側の都合を押し付けているだけ。観客のことより芸能プロダクションの都合を優先させている、つまり正に現代の地上波テレビドラマ的作り方がされていてまったくもってダメダメ。

竹中直人つかってここまでつまらないってある意味ですごい映画です

2008/3/8 Saturday

バンテージ・ポイント

Filed under: - dekaino @ 21:49 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���若�吾�祉���ゃ�潟��のはてなBookmark被リンク数

バンテージ・ポイントを観ました。原題はVANTAGE POINT、「見通しがきく場所」って意味の言葉です。

群衆の前で演説していた大統領が狙撃されるという事件について複数の視点でみていくというコンセプト、上映時間は90分と短いのですが、かなり密度が濃い作品です。

舞台となったスペインのサラマンカはかなり歴史がある都市で、旧市街は世界遺産に指定されています。旧市街の石畳の道と新市街の高架のフリーウェイが混在する中世と現代の混在する風景が面白いです。

各登場人物は、役名通りのステレオタイプというかわかりやすい性格付けがされています。米政府の役人は役人らしく有能だが暴走気味、米国人の観光客は善良であまり頭がよくなく、そして家庭に問題を抱えていたり、現地の警官はまさに警官らしい性格、まぁ尺が短いのでそんな深彫りもできなかったろうし、本作品ではそこは重要ではありません。
ただ、狙撃される米大統領は、戦争を始めるのではなくて終わらせるぽりしーを持つという設定で、まさに反ブッシュ的な大統領。今のアメリカではブッシュってほんと人気がないんだなと思わされます。

もし時間があるなら、入替制じゃなくて一回入ったら何度でも観られる映画館(たとえば横浜近辺ならムービルとか)で、続けて2回観るといろいろ発見があって面白いと思います。2回みたって3時間だから、最近よくあるだらだら長いだけの映画に比べれば全然だるくないです。

かなりの良作。面白いです。

ジャンパー

Filed under: - dekaino @ 13:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�c�潟���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ジャンパーを観ました。
テレポート能力を持つ主人公と能力を持つ者達を狩る謎の教団の戦いのアクション映画です。

はっきりいってストーリーはどうでもよく、ひたすら世界各地の観光地の景色を披露するトラベルムービーです。パリ、エジプト、プラハ、東京、ローマ、これでもかと各地ロケしまくりです。

ただ、銀座でぱっと振り返ると渋谷の109があったり、秋葉原を車で突っ走った直後にレインボーブリッジ走ってたり、とにかく時空間が乱れまくってます。つじつま合わせるより風光明媚な絵を見せたい。ただそれだけに徹している姿勢がさすが、ここまでやられると潔くてよろしい。

話はSFとしてはまったく壊れていて、理屈になってない設定だらけ。だいたいジャンパーを殺したいなら化学兵器(毒)なり生物兵器(病原菌)なり使えば楽勝だろうに、なんでわざわざ無駄にハイテクな電撃チェーンとかワームホール維持デバイスなんかを開発するのか。投資に見合う効果がまったく得られてません。いきなりマシンガン乱射した方がよっぽどマシです。

伏線も全然ひろわないので記憶力がない人にも優しい映画。途中退場したキャラは再登場しないので安心して忘れてください。

2008/3/2 Sunday

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

Filed under: - dekaino @ 18:25 このエントリをはてなブックマークに追加 ���眼���≪���������������茘違�������<��絮�のはてなBookmark被リンク数

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋を観ました。

ダスティン=ホフマンやナタリー=ポートマンとかなり贅沢なキャストです。
ストーリーは一言でいってしまえばオモチャ屋の代替わりのゴタゴタもの。ちょっとハショリ過ぎかもしれないけどそんなにははずしていないはず。

一見子供向けのようですが、大人が観ても楽しめます。どちらかというと老人向けな感じ。アメリカ映画市場でも老人が見に行く映画は儲かるという傾向があるようで、マーケティング的に老人ウケをかなり綿密に考えてあるようです。

日本では木村カエラのJasperを映画主題歌としてタイアップする宣伝手法がとられていますが、劇中にはまったく流れません。それどころか吹替版のクレジット表示中ですら曲が流れないと、ナウシカにおける安田成美的な扱いされてます。

映像的にはかなりよい出来です。アメリカでメジャーなオモチャメーカーとタイアップしていて、実際に売られている有名なおもちゃ(レゴとか)が特撮で動きまくるので子供は喜ぶと思います。でも日本おもちゃメーカーのは無いみたい。残念。
まぁタカラのおもちゃが動くところみたいならトランスフォーマー観ればいいから、別にいいのかも。

日本語版ではまったく訳されてないのですが、各キャラクター名は長い説明付になっているのが面白いです。絵本みたい。

マゴリアムおじさんは、Mr. Edward Magorium, Avid Shoe-Wearer (熱心な靴愛用家)
エリックは、Eric Applebaum, the Hat Collector (帽子収集家)
モリーは、Molly Mahoney, the Composer (作曲家)
ヘンリーは、Henry Weston, the Mutant (ミュータント!)
ってな感じですべてのキャラ名に説明句がついてます。
まぁ映画を観てればわかることではあるんだけど面白い。

ついでにクレジット表示のスタッフも似たような感じの説明句がついてるというちょっと面白い趣向になっています。
良くも悪くもいろいろ凝った作りようです。

2008/2/23 Saturday

ビー・ムービー

Filed under: - dekaino @ 10:56 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�祉���若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ビー・ムービーを観ました。ドリームワークスの3Dアニメーション。

ストーリーは人間に蜂蜜を奪われてると気づいた1匹の蜜蜂が養蜂家を相手に裁判を起こすって落語みたいな話です。または浦沢義雄脚本のような不条理ギャグ。アメリカ人もこの手のギャグを解するのだな。

女性キャスターの名前がクリステル=ハチガワってのは日本語吹替版だけのギャグなんだろうか?? 日本語版制作の妙な頑張り様が昔のチキチキマシン風で面白いです。
しかし、最近の3Dアニメによくある文字の吹替え(劇中の英文が和文に変わる)は処理されてませんでした。日本語版制作の予算はかなりケチられているようです。その中でここまでがんばってのはすごいと思います。

それにしても女王蜂がまったく出てこないのはちょっと拍子抜け。せいぜい次の新しい女王蜂が立候補したと噂話に出てくる程度。アメリカ社会において王とか女王みたいな王政を連想させるキャラを持ち出すと完全なファンタジー世界になってしまって、リアルな社会を風刺するギャグが響かなくなるって配慮なんでしょうか?

ちなみに、この映画の蜂社会の描写はまったくでたらめなので、子供が鵜呑みにしないように注意してあげましょう。
本当の蜜蜂は…
・働き蜂はみんな♀
・♂はみんな怠け者
・働き蜂の役割は一生を通じて変わっていく (最初に決めた仕事を一生続けるわけでない!)
→一般的蜜蜂のキャリアは卵→幼虫→蛹→羽化→子守り→巣作り→巣の警備→蜜集め→老衰して死亡 (寿命 1ヶ月半)

2008/2/16 Saturday

スウィーニー・トッド

Filed under: - dekaino @ 23:35 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻���c�若���若�祉������のはてなBookmark被リンク数

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師を観ました。
有名なミュージカルが原作で、ティム=バートンが監督、ジョニー=デップが主演という、シザーハンズのコンビによる映画化です。

スプラッターな感じのコメディ(?)ミュージカル映画です。血が出まくり、そして歌いまくります。ヒゲを剃られている客すら歌います。客がそんな大口開けて歌ってたら危ないだろ! 案の定大流血!!
全ての登場人物が何らかの罪を背負っている人間関係、そして救いがあるようなないようなエンディング。すばっとクライマックスですんなり幕をひき、妙な後日談がつかないのは好感が持てます。

日本ではR15指定されてますが、エロ方面ではなくて残酷表現方面での規制と思われます。血に弱い人は注意。

2008/2/5 Tuesday

ウォーターホース

Filed under: - dekaino @ 23:03 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�帥�若���若�垢里呂討�Bookmark被リンク数

ウォーターホースを観ました。スコットランド版のび太の恐竜です。
時代は第二次大戦中、舞台はスコットランドのネス湖湖畔にある貴族のお屋敷です。

お屋敷の家政婦の子供がのび太役で、ウォーターホースという伝説のモンスターの卵を拾って育ててしまいます。そこにドイツのUボートのネス湖への侵入を防ぐ目的で軍隊が駐留、お屋敷は士官の宿舎として接収されてしまい、ごたごたアクションが巻き起こるという話。

ウォーターホースのCGはかなりいい出来です。そしてかわいいだけではなく、野生のモンスター的な獰猛さも魅せてくれます。最後にはハクション大魔王に出てくるブル公に似た犬をペロリといっちゃいます。

しずかちゃんのシャワーシーンのようなサービスシーンはないけれど、少年と恐竜の心温まるふれ合いの物語としてはよくできていると思います。

2008/1/20 Sunday

アース

Filed under: - dekaino @ 22:01 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�若�垢里呂討�Bookmark被リンク数

アースを観ました。BBC制作プラネットアースの劇場版です。

映像は大変素晴らしいですが、映像もこの映画のためだけに撮影した素材以外のものもたくさん使われています。
たとえばあのホオジロザメが宙を舞うシーンはディスカバリーチャンネルのもの。
エアジョーズ

子供だと500円で見られるキャンペーンをはってることもあり、子供の観客が多かったです。子供たちは退屈することなく静かに真剣に観ており、子供向け映画としてもなかなかの出来です。

日本向けの渡辺謙のナレーションはあまりでしゃばらない感じでいいのですが、なんか環境保護活動のバイアスがかかったストーリーが邪魔といえば邪魔です。

ぜひとも大画面で観てほしい作品。

2008/1/6 Sunday

サーフズ・アップ

Filed under: - dekaino @ 21:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣�若���冴�祉�≪����のはてなBookmark被リンク数

サーフズ・アップを観ました。
ソニーピクチャーズのCGアニメで、2次元版とメガネ式の立体版の2つがあります。私が見たのは2次元版です。

いわゆるティーンエイジの男が主人公の青春モノです。アメリカ映画ではよくあるストーリーですが、勝負より楽しい方が大事というテーマメッセージはアメリカ映画としてはかなり珍しいと思います。なんか70~80年代の日本のドラマみたいな話です。
この映画の観客想定年齢層は小学生くらいだと思うのですが、テーマと観客設定にギャップがあります。小学生にはわからないだろ、コレ。といってティーンエイジャー観に行くにはアメリカ文化的にはちょっと恥ずかしいかも。アメリカでもプロデューサをうまく騙して作りたいものを作っちゃうってことがあったのか!? まぁDVDが売れそうな気がします。

映像的にはさすがに海の水面や波の表現がとても美しいです。ペンギンの羽毛の質感もいい。また日本語吹替も結構がんばっており、ちゃんとサーフィン青春映画っぽく仕上がっています。

勝つことより楽しむことが大事という、ある意味で負け犬を賛歌するアメリカ映画っぽくない作品。

2008/1/5 Saturday

ルイスと未来泥棒

Filed under: - dekaino @ 17:06 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�鴻�����ユ灰罍�のはてなBookmark被リンク数

ルイスと未来泥棒を観ました。
劇場ではミッキーの造船技師が併映されます。7分の短編で1938年制作。なんと70年前の作品です。もちろんカラー。これが古き良きディズニーアニメで素晴らしい。劇場の大きなスクリーンで観られるチャンスはもう当分ないと思われるのでぜひとも劇場で観てほしい。

もちろん本編の方も面白いです。古き良きディズニー精神に回顧したようなストーリー。なんでアトランティスとかトレジャープラネットの頃にこれができなかったんだろうか…

基本はタイムマシンが出てくる歴史改変にまつわるアクション物なのですが、アメリカには結構多い捨て子と里子(養父母)問題が絡み、お子様同伴の大人にも楽しめるストーリーになっています。
いかにもなステレオタイプの発明家志望の少年が主人公。なぜかアメリカのカートゥンはこの手の発明少年物が多いです。ジミー=ニュートロンとかデクスターズラボとか(日本で言えばキテレツに相当か?)
発明品そのもののドタバタは案外少なく、ハートウォーミングな話のほうが主になっています。

ディズニーらしい流血のない清く正しい子供向け映画でした。

2007/12/31 Monday

ベオウルフ/呪われし勇者

Filed under: - dekaino @ 21:23 このエントリをはてなブックマークに追加 ����������/������������はてなBookmark被リンク数

ベオウルフ/呪われし勇者を観ました。
デーン人のベオウルフ王伝説を元にしたアクション映画です。

もともとはメガネ使用の3D立体映画なのですが、日本ではほとんどの劇場で通常の2次元上映がされています。3Dを際立たせるためか、無駄に視野の手前に別のものをかぶせたり、尖ったものを観客の方に突き出したりする演出があるため、2次元映画として観るにはちょっとウルサイ感じの絵作りです。

レイ=ウィンストンが演じるベオウルフは脱ぎたがり。酒を飲めば脱ぎ、モンスターと戦う時は全裸で、敵の兵士に怒鳴りつけながらどんどん脱いで、マッチョムキムキな身体を見せつける、まさに露出狂ヒーローです。巧妙に局部を隠す演出が笑いどころ。

ファンタジー小説マニアから、あれはドラゴンじゃない! ワイバーンだ というツッコミが入りまくりと予想されるドラゴン(?)もCGバリバリでかっこく造型されてます。

ガチムチ系ホモの人にはたまらない映画かもしれません。でも、敵モンスターの黒幕の魔女を演じるアンジェリーナ=ジョリーも裸体を披露してくれるのでノーマルな男性も楽しめる映画です。

2007/12/24 Monday

魍魎の匣

Filed under: - dekaino @ 23:17 このエントリをはてなブックマークに追加 薛�薛�����里呂討�Bookmark被リンク数

魍魎の匣を観ました。京極夏彦のベストセラーの映画化。姑獲鳥の夏の続編になります。
キャラ設定も役者も前作と同じですが、監督は違います。前作の姑獲鳥の夏を撮った実相寺監督は残念なことに撮影後しばらくして亡くなってしまい、前作が長編では最後の作品となってしまいました。今回の監督は原田眞人。もちろん実相寺とはまったく作風が違います。
いわばルパン三世劇場版のルパンvs複製人間とカリオストロの城のような関係で、設定は同じシリーズではあるのにまったく違う作品となっています。

原作は京極堂シリーズの中では一番壊れている話といってよく、まったくミステリではなく、幻想小説といった方が正しい作品。これをうまく再構成して一般人にも理解しやすいようにミステリ映画っぽく仕上げています。時間軸もかなり入れ替えて、関係のないと思われていた事件が実は1つの糸でつながっており、それが明らかになっていくという構成がわかりやすい。これはなかなかの手腕だと思います。

しかし逆に原作の幻想度がほとんど削り落とされてしまっている感もあります。要はこれは原作のダイジェストであり解説文のような作品です。
勢いで押しまくってる原作だともはや考証ミスみたいな重箱の隅をつつくようなことは野暮に思えてしまいますが、ここまで整理されるといろいろアラが見えてきてしまうかも。

映像面では、三丁目の夕日シリーズのような昔の日本をCGやセットで再現する意向が強く見られます。ただし昭和30年代ではなくて20年代、いわゆるOccupied Japan時代です。占領下の復興期にあたる日本。団塊の世代にはこの時代も懐かしく思えるのかもしれません。

この後の続編は作られるのでしょうか?

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

Filed under: - dekaino @ 22:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ���激�с�����祉�����吾�c�種����潟���若�恰��罧肴�����ヨ�のはてなBookmark被リンク数

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記を観ました。歴史がない国アメリカで強引に伝奇ロマン冒険ものをでっちあげるシリーズ、ナショナルトレジャーの第二弾です。

時代考証はもちろんタイムボカンシリーズ級のデタラメさですが、そんなことは気にしてはいけません。インディージョンズとは違って、ディズニー映画なので滅多なことでは人は死なないし死んだとしても流血したりしないので安心です。

それにしてもアメリカ人のリンカーンの持ち上げようはスゴイですね。やはり殉職すると聖人化されるってやつなんですかね。

2007/12/16 Sunday

アイ・アム・レジェンド

Filed under: - dekaino @ 20:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�ゃ�祉�≪���祉���吾�с�潟��のはてなBookmark被リンク数

アイ・アム・レジェンドを観ました。
地球最後の男の三回目のリメイクです。
ウィルスミスの演技と特撮が素晴らしい。特にニューヨークで鹿狩りをするシーンが出色の出来です。
その反面、SF映画としてはかなり駄作です。あまりに有名な作品なのでSF的驚きを与えるのは無理なのでしょう。謎や伏線が投げっぱなし状態で何も説明してくれません。SFとして楽しむなら1964年版1971年版を観た方がいいかも。本作は極限状態になった人間描写と廃墟化したニューヨークの表現だけがウリです。

以下、ネタバレあり
SFとしてやるなら、血清が効いて回復した患者にもっと注目するべきなんだよな。記憶は残っているのかどうかとか。どう考えても行き擦りの母子より回復患者を生還させた方が治療法の助けになるだろうし、人道的なのに、あっさり心中だもんなー。試験管の血清なんかどうでもいいだろう。どうにも話が壊れています。これでハッピーエンド扱いとは能天気な脚本です。

Star Trek: Of Gods and Men

Filed under: - dekaino @ 11:42 このエントリをはてなブックマークに追加 Star Trek: Of Gods and MenのはてなBookmark被リンク数

Star Trek: Of Gods and Men Part1の公開日が決定したようです。
2007年12月22日17:01EST(米国東部時間)、日本時間では12月23日07:01JSTに、公式サイトでWEB公開されます。

Star Trek: Of Gods and Men公式サイト

ENT終了以後の初めてのスタートレック新作となります。全部で3部のショートシリーズという形式で、時代はカーク提督が行方不明になった(ST7 Generations)直後らしい。
クリスマス中はアクセスが集中しそう。日本からは正月休みにアクセスするといいかも?

2007/12/2 Sunday

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

Filed under: - dekaino @ 15:29 このエントリをはてなブックマークに追加 �������������蚊���帥������荀�����のはてなBookmark被リンク数

腑抜けども、悲しみの愛を見せろを観ました。
佐藤江梨子、佐津川愛美、永作博美など粒ぞろいの女優陣が出演しています。
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
ストーリーは大変よく練られています。もともとは舞台用の戯曲が原作らしい。伏線がすべて有効に機能しています。それだけでもとても面白い。
エロ表現もそこはかとなく下品な感じであって楽しい。本作にもっとエロシーン増やせばそのまま日活とか東映の変り種ポルノ映画で通りそうです。

発言小町とか2chの既婚女性板に出てきそうな面白いけどコマッタさんな家族ネタに、ブラックな笑いをふんだんに散りばめたホームコメディドラマ(?)というのが基本ライン。深読みすれば、表現者としての葛藤や、表現されて傷つく周りの人間とかもテーマに入っている感じです。

舞台となる集落をド田舎と劇中で言ってますが、これは清深(妹)視点で語られているからでしょうか? 画面で見る限りそんな田舎でもない感じ。自転車で通える距離に高校があるし、15分でコンビニに行けるし、水田あるし(笑)。真の寒村は米が作れる土地にはありはしない!
ケータイが圏外というのも単にそういう時代だったというだけで、2007年なら路線バスが存在する集落すべてが圏外だというのはありえないですね。時代設定としてはおそらくバブル全盛で高校生はケータイじゃなくてポケベルを持ってた頃のなんじゃないでしょうか? インターネットとかWWWは一般に認知されていたけど、2chがまだなかった頃。

ちなみに撮影現場は能登半島の北半分のようです。今は能登空港が出来たおかげで東京からのアクセスはかなりいいので撮影しやすかったのでしょう。海産物も美味いし。撮影は2007年3月の能登半島地震より前だったのかな? 特に地震の形跡は見受けられませんでした。

よく練られたシナリオなのでつっこみどころは少ないのですが、真っ赤な便箋に使える修正液ってドンナノ?! ここだけは気になってしょうがないです。

今回本作を観たのはMOVIX橋本です。ここはいわゆる郊外型シネコンなのに単館系作品を半年遅れぐらいで上映してくれるのでなかなかいい感じです。海老名のワーナーマイカルTOHOシネマズは、マイナー作品についてはまったく弱いので、MOVIX橋本はマニアック枠には大変助けられています。

2007/11/25 Sunday

劇場版 恋空

Filed under: - dekaino @ 21:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� ��腥困里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 恋空を観ました。
大ヒットケータイ小説の映画化です。私は原作を全然読んでおらず、「がっしぼか 私は死んだ スイーツ(笑)」というイメージしか知らない状態でいきなり映画を観ました。

結論から言うと、新垣結衣を鑑賞する映画としては100点満点です。ほんの少ししか出てこないワルボロとは大違いで、ほとんどのシーンが新垣結衣。基本的にヒロインの美嘉の視点でストーリーが進みます。

新垣結衣が演じているので一見優等生風に見える美嘉ですが、なんでも図書室で済ませてしまいます。ヒロとの出会い、授業サボってだべったり、子ども作ったり。どんだけ図書室が気に入っているんだか!
ロケ地は大分県の港町がメインのようでかなり風光明媚です。学園シーンも気合入れて作ってあります。その割に名前がついてる生徒キャラが少ないので無駄に金かけてる感は否めません。

ストーリーはけっこうドキュン風味といいますか、ヤンキー好みといいますか、ツッコミどころ満載です。わざわざ私がツッコまなくても誰かがやってくれるでしょう。でも病室でのケータイ動画通話はやりすぎだ。
つーか携帯電話使い過ぎ。美嘉の父が会社を売り払う羽目になった主原因は美嘉のケータイ代だと思います。だいたい7年前の端末はもっとブ厚いだよ。ブットイの!!
あぁ結局ツッコンでしまった… 本作品にはとにかくツッコみたくなる魔性の力があります。

映画館はだいぶ混んでいたのでかなりヒットしているのでしょう。来年早々DVDが出て、地上波で放送しそうな感じです。

2007/11/23 Friday

劇場版 自虐の詩

Filed under: - dekaino @ 12:45 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �������のはてなBookmark被リンク数

劇場版 自虐の詩を観ました。
4コマ漫画を原作に劇場版まで作るのはなかなか大変。過去には「がんばれタブチ君」シリーズという秀作もあるが、ほとんどはハズレ。

でも本作はなかなかいい線いってます。原作の偶然の結果ともいえる面白さと深さの混在具合がいい感じに映像化できています。
客観的に考えれば救いのない話なのだけど、なんとなくそれが人生と思えてしまう不思議。まぁやっぱり他人事だからこそではあるので、あまり感情移入させない距離感を保ちながら淡々と描写する感じがいいのだろうか?

最後の方はかなり泣かせに入ってる風ではあるけれども、やっぱりこれが他人事ではなかったらないてる場合じゃない悲惨な話ではあります。

阿部寛・中谷美紀も巧いけど、高校生時代の子役たちもかなり巧い。子役マニアは必見。

ALWAYS 続・三丁目の夕日

Filed under: - dekaino @ 12:36 このエントリをはてなブックマークに追加 ALWAYS 膓��私�筝�������イ里呂討�Bookmark被リンク数

ALWAYS 続・三丁目の夕日を観ました。
前評判どおりの出来というか、ヒットが約束された余裕が感じられるつくり。個人的には昔の羽田空港がよかった。パンナムのマークつけた飛行機が駐機してました。感動!

本編も面白いけど見所は映画が始まる前の宣伝だと思います。まさに昭和三十年代を懐かしむ団塊の世代をねらい撃ちしたような利殖だの旅行だのジジババ臭いCMの嵐! なかなかこんなCM映画館じゃ見られません。MTFGがんばりすぎ!

さすがにもう続編は苦しいと思う昭和三十年代再現特撮映画でした。

2007/11/5 Monday

いつのまにかNORABITS終わってた

Filed under: - dekaino @ 8:29 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ���障����NORABITS腟��������のはてなBookmark被リンク数

スターダストを観に久しぶりに橋本のMOVIXに行ったのですが、楽しみにしていたNORABITS’MINUTESがやっていない! どういうことだと思って調べてみたら、なんと6月に上映終了していたんですね。残念。
思えば前にMOVIX橋本に行ったのは6月10日だったので、もう半年弱行ってなかったのだな。しかしNORABITSをやっないとなるとますます足が遠のきそう。ぜひ復活してほしい。

NORABITS'MINUTES DVD
MOVIXでの上映は終わってしまったが、DVDが11月28日に出るらしいです。未上映の第5話も収録。買っとくかなぁ…

スターダスト

Filed under: - dekaino @ 8:12 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若���鴻��のはてなBookmark被リンク数

スターダストを観ました。イギリスの有名作家ニール=ゲイマンのベストセラーグラフィックノベル(大人向けマンガ)が原作です。

話やキャラクターがとても面白い。原作が面白いんでしょうね。典型的な英国ファンタジーを舞台にして正統ファンタジーと思いきや実はそうでもない。キャラクターがみんな不道徳・背徳(immoral)の要素を持っている、といっても悪いヤツってわけではなくて人間くさいという意味で。唯一裏が無い正直ものキャラはヤギだけかな?
ヒロインである地上に落ちてきた星のイヴェインが、初めは純真(?)だったのがだんだん人の世の不道徳に染まってきて愛を知るみたいな流れが従来ファンタジーにはない人間ドラマって感じです。

重要アイテムとなる王位の証の宝石が、字幕ではルビーってなってるんですけど、セリフでは一言もそんなこといってない。Stormって固有名詞で呼ばれているようです。そういう王家に伝わる宝石に固有名詞(この場合王国がStormholdだから国名由来の名)をつけてるってことは字幕からではわかりません。

ちょうど公開が邦画大作(三丁目の夕日とか恋空とか)にガチでぶつかって、いまいちぱっとしないイメージですが、良作なので見ておくべし。イギリスらしいかなりブラックな笑い要素がふんだんに入ってて面白いです。ハリーポッターとはまた違うイギリスファンタジーが楽しめます。

2007/11/3 Saturday

エクスマキナ

Filed under: - dekaino @ 10:03 このエントリをはてなブックマークに追加 �����鴻���㏍��のはてなBookmark被リンク数

エクスマキナを観ました。士郎正宗のアップルシードが原作です。
2004年の映画アップルシードと同じスタッフも多く、直系の続編といってもいいかもしれませんが、映像的にはまったくの別作品です。前作のいかにもモーションキャプチャーした3D CG映画というのと一線を画す絵作り。正直興行的にパッとしなかった前作からの継続性を感じさせません。

世界観としてはモノを浮遊させる重力制御技術が一般的に使われている以外は、現代~近未来の技術レベルとたいして違わない感じ。まぁ、バイオロイドとかサイボーグあたりは少しギャップがありますが、重力制御は現代技術とのギャップがありすぎ、ラピュタの飛行石クラスです。

ちょっとネタバレすると、スタートレックTNGのボーグの話とよく似てます。ラスボスはボーグクイーンそのものだし。

あまり宣伝されていないようですが、変に有名アイドルに重要キャラの声優させたりしないあたり、制作姿勢としては好感が持てます。国内よりもアジア諸国市場をメインターゲットとする戦略なんでしょう。

2007/10/28 Sunday

仮面ライダー THE NEXT

Filed under: - dekaino @ 22:15 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���� THE NEXTのはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー THE NEXTを観ました。仮面ライダー THE FIRSTの直接的な続編です。

前作と同じく戦闘シーンは素晴らしいが、ストーリー的には陳腐なJホラーとTVオリジナル版設定と絡めたレトロファンサービスだけのしょぼいものです。劇場映画というよりはVシネマっぽい出来上がり。製作体制もVシネマにしてはちょっと贅沢な感じって程度です。

前作から2年経過した世界が舞台ですが本郷猛は今度は高校教師やってます。2年前に発表した疑似科学の王道ともいえる水の結晶論は結局黙殺されたんでしょうかね? 一文字隼人はホストやっててときどき喀血してるし… 井上敏樹というよりは浦沢義雄な設定になってます。 もし3作目が作られるなら今度は場末の土方バイトとかコンビニ店員バイトとかやってそうだ。

今回初登場のV3の風見志郎は元IT社長でいまでもそこそこの財産家です。でもシスコン。一文字も前作で女絡みでショッカー裏切ってますが、こんどは妹絡みでショッカーを裏切ります。ショッカー怪人の忠誠心ってかなり低レベルっぽい。
また、ショッカー怪人 頭も弱いっぽいです。ナノロボットをわざわざ液体窒素のケースから出して運ぶし。あんた馬鹿力が売りなんだから容器ごと運べるだろうに。

ところで敵はいつゲルショッカーとかデストロンに変わるんでしょうかね? 2作目に至ってもショッカーは全然弱体化できてない状況。この分だと後4~5作はやらないとゲルショッカーは誕生しなさそうであります。

パチンコ台新作の映像素材を作るという目的は達していますが、それ以上でも以下でもないような作品。

2007/10/26 Friday

ツンデレカフェ

Filed under: - dekaino @ 21:24 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���������Г里呂討�Bookmark被リンク数

今朝SAKUSAKUみてたらものすごいのやってた。

誰かがアップするかと思ってたが案の定。しかしこのメイド(?)はスゴ過ぎ。

2007/10/21 Sunday

グッドシェパード

Filed under: - dekaino @ 18:31 このエントリをはてなブックマークに追加 �違�����激�с���若��のはてなBookmark被リンク数

グッドシェパードを観ました。CIAの幹部職員の話。

シェパードはご存知の通り犬種のひとつですが、羊飼い転じて牧師という意味もあります。本作のタイトルは聖書の文句からと国家権力の犬って意味からをかけているんだと思われます。

時代的には第二次大戦のOSS時代からキューバ危機あたりまで。
普通この手の作品だと最後に主人公が失脚したあたりで終わるわけですが、本作では失脚しないです。もっと先の話まで続けるのも可能だと思いますが、ただでさえ3時間弱と長いのにケネディ暗殺とかウォーターゲート事件までやったら6時間くらいになっちゃいそうです。

アンジェリーナ=ジョリーが幸薄い女の役をやってますが、米国文化では「亭主元気で留守がいい」の境地に達することはできないんでしょうかね。

2007/10/14 Sunday

大統領暗殺

Filed under: - dekaino @ 19:00 このエントリをはてなブックマークに追加 紊х輝����罧困里呂討�Bookmark被リンク数

大統領暗殺を観ました。邦題をブッシュ暗殺にしようとしたら映倫が認めなかったって事件でちょっと話題になった作品です。

近未来(2009~2010?)に作られたドキュメント番組というフォーマットで、2007年10月に発生した大統領暗殺事件について検証するという、リアル志向な作り方をしている映画です。日本ではちょうど事件発生したとされる月に公開になりましたが、アメリカでは去年に公開されています。

やはりこの手の作品は風化がはやいのですが、1年にして一部は風化してますね。少なくとも2006年の中間選挙で共和党が大敗して上下院とも民主党が過半数をとってしまうという未来が折り込まれていません。2006年前半だと愛国者法が永続法化されるなんていう空気だったんだろうなと思わせてくれますが、今となってはリアリティはだいぶダウンしていると言わざるを得ないでしょう。

しかし、よくまぁこんな作品つくったなぁとは思いますね。イギリス・アメリカ合作ですが、アメリカ単体だけでは無理だったかも?

字幕が大変丁寧に気を使った役になっているところが好印象。もしも戸田奈津子女史が手がけていたら大変なことになっていたことでしょう。

HOODWINKED

Filed under: - dekaino @ 8:18 このエントリをはてなブックマークに追加 HOODWINKEDのはてなBookmark被リンク数

HOODWINKEDを観ました。邦題の「リトル・レッド レシピ泥棒は誰だ!?」ちょっと説明口調過ぎな邦題ですが、赤ずきんちゃんの英語名がLittle Red Riding Hoodてのがわからないと理解できないのでしょうがないでしょう。

有名なグリム童話「赤ずきん」を元ネタにしたパロディというか全然違う話です。たとえていうなら西遊記とパタリロ西遊記!ぐらい違います。
どちらかというと子供向けですが大人でも十分楽しめます。
ただちょっとレッドの顔がバタ臭すぎて日本人受けしない感じかも? しかしクマの警部のアゴの無さはアゴなしゲンさんを凌駕するぜッッ!

2007/10/13 Saturday

HEROESのヒロ

Filed under: - dekaino @ 10:05 このエントリをはてなブックマークに追加 HEROES�����④里呂討�Bookmark被リンク数

スーパードラマTV(旧スーパーチャンネル)でアメリカの人気TVドラマHEROES/ヒーローズの放送が開始される。
超能力を持つキャラが複数出てくるSFXドラマなのだが、時空を操る(ファイナルファンタジーで言う時魔道士?)キャラで日本人という設定のヒロが面白い。アメリカでも人気のキャラらしい。ヤッターが口癖。お前はヤッターマンか!?
ヒロ

ちなみにテラホークスに出てきた日本人もヒロでしたね。宇宙ステーションに独りでひきこもり友達はセロイドの101だけと、ある意味で日本人の特性を把握しまくったキャラ。なぜか宇宙侍と心が通じますが、それはまた別のお話。

本題に戻ると、HEROESにはアメリカ人が見た日本のへんな所がたくさん出てきます。日本企業のサラリーマンたちが会社でラジオ体操やってるところなど、確かに変に思えるんだろうなぁ…
第一話あたりは東京(地下鉄神田駅あたり 秋葉原が近いから?)が舞台なのですが、もうすごい状態になってます。謎の日本語ポスターはまさにHiHi Puffy AmiYumiに出てくるようなカオスな日本。日本の誤解を助長しまくりです。

ヒロ役の役者は東京生まれの日本人(Masi Oka/岡政偉)なので、ちゃんとした日本語が話せるのですが、同僚役の俳優(日系人?)の日本語がまたこれすごい。ビビアンスーとかマルシアよりずっとダメなレベル。吹替版を観てる人も東京のシーンだけは絶対に副音声にすべきです。あまりの凄まじさに日本語シーンなのに日本人声優が吹替えしちゃってますから。あのカオスな日本語を聞かないとかなり損しますよ。

プレミア放送(1話から3話一挙放送)は10月16日22時かららしいのでまだ間に合います。変なニッポンに興味ある人はチェックせよ!

2007/10/12 Friday

サウスバウンド

Filed under: - dekaino @ 7:30 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣���鴻�����潟��のはてなBookmark被リンク数

サウスバウンドを観ました。奥田英朗の同名小説が原作。
原作の人気は非常に高く原作を読んだ人の期待もいやおうなしに高まるが、その期待をことごとく裏切る映画という下馬評らしい。でも私は原作読んでないのでそこらへんの感覚はよくわからないです。
ストーリーは東京台東区編と沖縄西表島編の2つにわかれ、80年代に活躍した元学生運動闘士のオヤジが主人公。時代は平成19年(現代)。80年代に活躍ってかなりヌルい時代とも思えてしまうが、少なくとも超法規的措置で北朝鮮に亡命した人たちとは覚悟は違うよなぁ。

映画の企画としては、定年を迎えた段階の世代にウケがよさそうなネタの一言に尽きるのですが、たぶんそのターゲット層にとってはつまらない映画だと思います。北川景子とか松山ケンイチとかが好きな若い世代なら楽しめるでしょう。

なんか沖縄編の映像がしょぼいというか、一部は本土のセットで撮影している(オールロケじゃない)ような気がします。まぁ学齢の子役をずっと西表島に拘束することはできないからしょうがないんだろうが。

2007/10/7 Sunday

ストレンヂア -無皇刃譚-

Filed under: - dekaino @ 0:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�����潟���� -�∞����茘�-のはてなBookmark被リンク数

ストレンヂア -無皇刃譚-を観ました。
中華武侠ものやクロサワ映画が混ざったような話。かなり面白いです。SF的ギミックとしては覚醒剤っぽい謎の丸薬くらいなもの。
非常に男臭い映画で、色気のなさ度はダグラムに匹敵します。今風アニメにありがちの萌え要素は徹底的に排除されております。

萌え要素に興味がない人向け

2007/10/6 Saturday

CEATECのおみやげ

Filed under: - dekaino @ 11:05 このエントリをはてなブックマークに追加 CEATEC�����帥����のはてなBookmark被リンク数

本日6日まで幕張メッセで開催されているCEATEC JAPAN 2007に行きました。

HDDVDプロモーショングループで配布されている紙袋をゲット
HDDVDプロモーショングループ紙袋

裏側はHDDVDでリリースされるデジタルリマスター版TOSの宣伝。デジタル理マスター版はNHK BSで毎週土曜深夜にも放送されているアレ。あまりにもあまりなしょぼい特撮部分をちょっと手直ししたものです。
デジタルリマスター版TOS紙袋

結構でかい紙袋でCEATEC会場でだいぶ目立っておりました。
欲しい人は今すぐ幕張へ走れ!

2007/9/29 Saturday

劇場版アクエリオン

Filed under: - dekaino @ 0:01 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���≪���������海里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版アクエリオンを観ました。壱発逆転篇と創星神話篇の二本立て。

壱発逆転篇はマクロスっぽい作品。一万と二千チバソングくらい出てそう。
創星神話篇はアルジュナっぽい。ひたすらアルジュナ臭いです。河森監督はかなりエコロジーな思想にかぶれているようですな。
しかし脚本と演出がマッチしてません。はっきり言って何の作物かわからない謎植物を画面に出しておいて食と自然と人間なんてテーマが描けるわけがない。といってロボットアニメを作るスタッフが植物描き分けられなくってもしょうがないよなぁ…
ジブリ作品だと栽培種の植物をきっちり描いてるんだけどね。畑のシーンとか、「あ トマトだ」とか「これは胡瓜、あれは里芋」とか観ながら指摘できるくらいちゃんと描きわけてます。これぐらいじゃないとエコロジーネタはやっちゃいけないように思うのはオゴリなのだろうか?

野菜の苗は全然描けてないけどロボットのバトルシーンはよく出来てます。まぁ戦闘シーンは手描きじゃなくて3D CGアニメだけどね。

ロボット好きなら観ておくぺき映画です。

2007/9/27 Thursday

ファンタスティック・フォー:銀河の危機

Filed under: - dekaino @ 8:37 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�潟�帥�鴻���c�����祉������:��羃潟���掩�のはてなBookmark被リンク数

ファンタスティック・フォー:銀河の危機を観ました。原題はFANTASTIC FOUR: RISE OF THE SILVER SURFER。原題からわかるようにシルバーサーファーの話です。

シルバーサーファーって日本では知名度が低いけど、れっきとしたマーペルのヒーローなわけでもちろんシルバーサーファー単独の本も出まくってます。なのに邦題ではまったく触れられてません。差別的扱いだ!! もそもファンタステック4だってちょっと前までは宇宙忍者ゴームズの方が通りがよかったくらいで日本ではほぼ無名状態だったのに酷いよ。

ハリウッド映画の続編ものって、どうしても特殊メイクのレギュラーキャラの役者の顔出しをしないわけにいかないというオトナの事情がありますが、本作では特殊能力を交換できるという都合のいい現象を導入して無理なくこなしています。The Thing(ガンロック)役のマイケル=チクリス、顔出しできてよかったね。

SF考証的にはまったくトンデモだけど、それはマーベルヒーローなんだから期待しちゃダメ。宇宙忍者ゴームズを生暖かく見守れる人向けの映画。

2007/9/21 Friday

アーサーとミニモイの不思議な国

Filed under: - dekaino @ 8:33 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�若�泣�若�������≪�ゃ�����茘違���修里呂討�Bookmark被リンク数

アーサーとミニモイの不思議な国を観ました。日本語吹替版。

一見アメリカ映画のようで、中身はバリバリのおフランスの映画です。
とにかく子供向けアニメ映画とは思えないほど、ヒロインのセレニア姫がエロいです。主人公のアーサーは10歳の男子だというのに、かまわずエロ光線出しまくり。まさに無意識で小学生の教え子をたぶらかすまいっちんぐマチコ先生のようなヒロインです。ロープがないから代わりにセレニア姫のビスチェの紐を使い、片手で乳を隠しながら紐をつたって登るとか、主人公が10歳の映画じゃありえない展開です。まさにまいっちんぐワールド。
セレニア姫の声は英語版だとマドンナ。そりゃエロいな。日本語版では戸田恵梨香が負けじと誘惑セリフを連発します。

しかし違うところもあります。マチコ先生はデレデレですが、セレニア姫は典型的ツンデレ姫。まさに王道。いったいどのエロゲーが原作なの?って感じのツンデレエロ姫さまです

フランスの男子は10歳でこの程度のエロ感覚は身につけているものなんだろうか? 恐るべしフランス。もっと恐るべしなのはセレニア姫は人間の歳で言うとアーサーと同じくらい、つまり10歳ということ。こんな10歳はさすがにありえない。フランス女は10歳ですでにこんなエロエロ光線でまくりなのか? そしてツンデレ道を習得しているのか!!

ちなみに、祖父の博士の吹替は永井一郎、やっぱりいい仕事してます。

2007/9/13 Thursday

ワルボロ

Filed under: - dekaino @ 8:29 このエントリをはてなブックマークに追加 �������④里呂討�Bookmark被リンク数

ワロボロを観ました。ゲッツ板谷の自伝的小説、要はガキの頃の武勇伝を映画化した作品です。予告編では新垣結衣が光ってました。
ワルボロ

ストーリーは総集編的で大味、ドラマ構成としては投げっぱなしイベントが多いです。母ちゃんが入院した後どうなったとかまったくフォローなし。まさに飲み屋で「オレは昔はワルだったんだぁ~」と酔客が語る武勇伝そのものです。

新垣結衣は演技がうまくたしかに目立ってますが、映画全体から見ると出番はほとんどなし。全部あわせても登場シーンは10分もありません。TV版ウルトラマンにおけるバトルシーンよりも少ない比率です。新垣目当てで観る人は貴重な出演シーンを目を皿のようにしてみるしかない!

舞台は1980年代の立川ということで、時代考証とか小道具とかはよく考えられています。脚本も80年代の文化を感じさせるセリフがちらほら出て、いま40代の人には懐かしいと思います。
しかし! 音楽がなってない! 80年代に流行った曲がまったく流れません。仲間とつるんでオープンカーに乗って海に行くシーンなんか、カーラジオから当時流行ったナンバーが流すしかないだろ!って基本的な演出がありません。サントラはBMGジャパン(旧ファンハウス)から出てますが、すべて新曲ばかり。この手の映画で懐メロがまったく流れないというのは奇異というか、すがすがしさまで感じさせます。

この映画、東映+東映ビデオが製作というVシネマ体制なので、DVDも売っている既存レコード業界とは商売敵で、うまく協業できなかったんでしょうか? これがソニーピクチャー製作だったら間違いなく懐メロばりばりだったはずなのに、非常に惜しい、残念です。
DVD化する時はBGM吹替版をぜひ作ってほしい。そうじゃないと誰かが勝手に80’sナンバーに吹替えてYouTubeなりニコ動に流されちゃうぞ。

それに加えて、どっからみても中学生にはとても見えない主人公たちもすがすがしいです(主演の松田翔太は22才!!)。タバコ吸いまくるシーンを撮るにはover20の役者使うしかないからしょうがないのだろうけど。いくら昔の子供いまより老け顔だったと言ってもコレはかなり無理があります。

高部あいの聖子ちゃんカットがかなりよかった映画

2007/9/8 Saturday

鷹の爪マナームービー 新バージョン

Filed under: - dekaino @ 23:49 このエントリをはてなブックマークに追加 薹鴻���������若���若���� �違���若�吾�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

どうやら今月からTOHOシネマズのマナームービー(鷹の爪バージョン)が新しくなったようだ。今度はデラックスファイターが乱入だ!
デラックスファイター
新バージョンもなかなかいい出来なので刮目してみよ!

SICKO

Filed under: - dekaino @ 23:41 このエントリをはてなブックマークに追加 SICKOのはてなBookmark被リンク数

マイケルムーア監督のSICKOを観ました。
アメリカの医療保険の話。アメリカ以外のいわゆる先進国は国民皆保険制度を持っているのだけど、アメリカは高齢者などの一部の例外を除きすべて任意の民間保険だけ。保険に入れない貧乏人は怪我・病気をしたら死ぬしかないのはともかく、中産階級の民間医療保険加入者だって不払い攻撃を食らって安泰ではいられないよって話。

まぁ民間にやらせたら、出来るだけ払わないようにするのは当然の行為だし、日本の民間保険業界、特に自動車保険業界も似た話があるかも。そういや生保も結構不払い訴訟あったね。

アメリカの惨状と対比してカナダやイギリスやフランスなどの先進国として当然な医療保障制度をみせていくという流れ。残念ながら日本は出てきません。20年以上前だったら日本も結構いい制度だったんだけどね。最近は悪いところばかりアメリカに合わせてしまっている気がします。

スタートレックのタイムトラベルものの話で、よく悲惨な20~21世紀とユートピアな23~24世紀の対比をしますが、こと医療保険制度については、アメリカとカナダ/イギリス/フランスを対比させると同時代にかかわらず、300年以上の時代の差を感じさせてしまう。

アメリカに主流層にいわせると国民皆保険制度を整備することは社会主義に屈したことを意味し、偉大なる自由が損なわれるきっかけとなるらしい。なるほどそういう視点から見ればジーン=ロッデンベリ(スタートレックの生みの親、故人)がアカ思想にかぶれている言われるわけだ。

対岸の火事ではあるが、他山の石とするにはよい事例でしょう。

2007/9/1 Saturday

蛙男商会のホラーナイト

Filed under: - dekaino @ 21:14 このエントリをはてなブックマークに追加 ���桁��篌��������若���ゃ��のはてなBookmark被リンク数

FROGMANの新作、蛙男商会のホラーナイト。関西と愛媛の地上波でしか放送されていなかったのだが、9月第一週の深夜にスカパー731ch MUSIC ON! TVにて六夜連続放送されるらしい。
これで関東でも観られる!

蛙男商会のホラーナイト
今度は実写だ!

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

Filed under: - dekaino @ 20:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �宴�眼�<�潟�蚊���蚊�恰�医���雁��:綺�はてなBookmark被リンク数

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序を観ました。
初日の9/1の映画の日。映画館めちゃくちゃ混んでました。宣伝してない割りに客は集まるものですね。

ストーリーはテレビ版そのまま、使途との戦闘シーンが今風に新しくなっているだけです。少なくとも樋口真嗣が新しく描く絵コンテが堪能できます。
辛口に言うと、スターウォーズ特別編のように、当時技術的問題で出来なくて悔いが残ってた部分をリメイクしただけとも言えます。上映最後の予告編では次の破ではだいぶテレビ版と違ったストーリー展開があるみたいな感じでしたが果たしてどうなることやら。

こういう最初から三部とか四部作と決まってるシリーズは観客動員数が右肩下がりになる(1作目を観ずに2作目を見たがる人はいない)ものだから、これからどれだけ観客動員数を増やせるかが鍵になるでしょう。
でも正直言って1000円だから観る気になったけど、1700円出す価値は感じられなかったです。
スーパーロボット大戦で原作を新解釈して焼きなおしたような映画です。

1000円なら観てもいいかも。

2007/8/22 Wednesday

ベクシル 2077 日本鎖国

Filed under: - dekaino @ 23:18 このエントリをはてなブックマークに追加 �����激�� 2077 �ユ����修里呂討�Bookmark被リンク数

ベクシル 2077 日本鎖国を観ました。
全編モーションキャプチャーCGで作られた映画です。まさに2001年のファイナルファンタジーのような印象の画面。制作費が2桁以上安いんだろうけどね。
ストーリーはかなりしょぼいです。設定ばかり頭でっかちで人間ドラマがまったくダメ。紀里谷のCASSHERNのようにスカスカの話です。
典型的なセカイ系

前半はまだ見られるのですが後半に入るとどんどん気合がぬけていきしょぼくなっていきます。まるで制作費が尽きてしまったようなノリ。最近のハリウッド映画で言えばリメイク版ポセイドンアドベンチャーのようにどんどん出演キャラが少なくなっていく感じです。

映像、ドラマともに陳腐でした。
それにしても「日本民族」って造語はどういう意図で発明され使われているのか謎であります。
スクウェアを潰した劇場版ファイナルファンタジーが楽しめる人にのみおすすめ。それから黒木メイサや松雪泰子のファンがとりあえず抑えておきたいというなら反対はしません。

2007/8/18 Saturday

トランスフォーマー

Filed under: - dekaino @ 22:28 このエントリをはてなブックマークに追加 �����潟�鴻�����若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

マイケル=ベイ版トランスフォーマーを観ました。
ものすごいおバカ映画です。主人公はバリバリ発情期の気の弱い男子高校生。いわゆるアメリカ映画にありがちのちょっとエッチな高校青春ものです。

CG特撮はすごいし、原作ファンへのサービスもあるけど、このバカバカしさはすごい。なんでいまどきラジカセに変形するロボがいるのか(サウンドウェーブの生まれ変わり?)、エアフォースワン機内に落ちてても誰も不審に思わないのか、ちょっと深く考えただけでも穴だらけなので、深く考えるのは厳禁!
だいたい過去に火星でファーストコンタクトしてたとか無駄な設定が多すぎです。数で攻めて考えさせない作戦に違いないです。

マイケル=ベイ監督らしいバカ映画が好きな人にはたまらない映画。

2007/8/12 Sunday

ルネッサンス

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ルネッサンスを観ました。フランス・イギリス・ルクセンブルク合作。
ルネッサンス
スキャナー・ダークリーと同じモーションキャプチャー/ロトスコープ系のCGアニメ作品で、画像を見てわかるように完全なモノトーン、しかも人物はハーフトーンなしのハイコントラストな絵です。この切り絵のような絵がロトスコープによってなめらかに動くと、なんともいえない印象の動画になります。全編ほとんどこの切り絵動画で昼と夜の違いや水の表現、雨のシーンすら表現してしまいます。

世界観は2040年代のパリが舞台で、それなりにテクノロジーも進んでいるが貧困層も相変わらず存在している世界です。主人後は刑事である失踪事件を捜査するという形でストーリーが進んでいきます。
SF的な未来ガジェットもふんだんに出てきます。それがまたモノトーンで上手に表現されます。透明化スーツだって出てきます。
ストーリーそのものはSFとしては昔からありがちの陳腐な話なのですが、表現が奇抜かつかっこよく素晴らしい作品となっています。

日本で公開されているのは、日本語字幕+音声英語ですが、字幕の文字が白いのでちょっと読みづらいかもしれません。簡単な英語なので英語音声だけ聞いてても大丈夫かも。

2007/8/11 Saturday

河童のクゥと夏休み

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河童のクゥと夏休みを観ました。

前評判どおりの名作、オトナの鑑賞に耐えるコドモ映画です。
ストーリーとしてはちょっとつじつまがあってないような気がするも勢いで押し流して納得させてしまうような、実写映画みたいな雰囲気の作品です。調べてみると実際に3時間超の絵コンテを切り、作画も進めていたところを、泣く泣く編集して尺を縮めたというインタービュー記事がありました。たしかに多すぎる素材を厳選して編集したって雰囲気です。
実際の子役を使って実写映画でやってもよさそうなものですが、河童の相撲のシーンなどは今のCG特撮技術じゃ無理で、やっぱり2Dアニメじゃないとダメっぽい。でも子供たちの声は大人の声優ではなく子役を使ってるそうです。

勢い余って伏線がそのまま取り残されているような感もあり、謎が全て解き明かさせるわけではありません。現代の日本に河童は生き残っているんでしょうかねえ? 択捉島あたりにはまだいるのかも?
そういえば♀の河童は出てきません。もしいたらどんな格好をしているのでしょうか? まさか下半身丸出しってわけにはいかないんだろなぁ…

最近珍しい身近に死や滅びの印象を感じさせるコドモ映画です。だからこそ生きていることの素晴らしさが際立つのでしょう。昔は太平洋戦争ものの映画が似たような役割をしてたんでしょうが、さすがに今の子供には60年以上前の戦争にリアリティは感じられないのでしょう。

ギャグいっぱい泣かせ所いっぱいの良作アニメです。

2007/8/5 Sunday

劇場版 電王

Filed under: - dekaino @ 22:32 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �紫�のはてなBookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!を観ました。
テレビシリーズとストーリーが密接にリンクしているのが新しい試みです。別のエンディングとか真のエンディングとかってパターンはいまいち面白くなかったもんなー
良太郎はギリギリ昭和生まれであることが確認されました。1988年12月26日生まれ。あと2週間遅ければ平成生まれだった。惜しい! (何が?)

いろんな時代を行ったり来たり盛り沢山。豊富な予算を贅沢に使いまくってます。牙狼(ガロ)の称号保持者だったはずの渡辺裕之がなぜか牙王(ガオウ)役として登場! 渋い悪役振りです。7年前の良太郎の子役もいい演技してます。テレビシリーズが好きな人は必見です。

モモタロスのなつやすみ
ところで、併映のモモタロスのなつやすみ。子供の反応が一番良かったのはキンタロスでした。「泣けるでぇ~」。
やっぱチャラい軟派男やダンス男は男児のウケわるいっすね。どっちかっていうとお母さん向けキャラだもんな。

劇場版ゲキレンジャー

Filed under: - dekaino @ 22:10 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���蚊�㏍���潟�吾�c�爾里呂討�Bookmark被リンク数

電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ! ホウホウ! 香港大決戦を観ました。スーパー戦隊の劇場版のタイトルが年々長くなっている気がする。

香港大決戦といいつつも香港ロケやってません。香港に石切り場があるのかよ!ってくらいチープな構成。まぁテレビシリーズ放送と平行しての撮影では海外ロケは無理なんだろうなぁ…

インリン・オブ・ジョイトイが敵役で出てきます。M字開脚で平田裕香にマウントポジションとるなどサービス満点の働きをします。しかしインリンの動く姿は久々に見た気がします。
味方側のゲストキャラとして小野真弓が出てきますが、いまいちパッとしません。一応ワイヤーアクションもやってるんだけど、どうにも華がない感じ。

とりあえず仮面ライダー電王のオマケとして観るなら観ておいてもOK

2007/8/4 Saturday

レミーのおいしいレストラン

Filed under: - dekaino @ 18:25 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�������������鴻�����海里呂討�Bookmark被リンク数

レミーのおいしいレストランを観ました。原題はRatatouille。フランス郷土料理ラタトゥイユとネズミのRatをかけたタイトルになってます。

アイアンジャイアントMr.インクレディブルで有名なブラッド=バードの脚本&監督作品。
リングイニとコレット
過去のブラッド=バード作品のヒロインはシングルマザーだったり人妻だったりするのが常だったのですが、本作のヒロインであるコレットはノーマルな独身の女性です。ただしバリバリ仕事に生き、かっこよく単車を乗り回す、男勝り(死語?)の女性ですけど。
バイクや自転車など二輪の乗り物がたくさん出てくるところも本作の見所です。

対象年齢がだいぶ大人、少なくともアイアンジャイアントくらいには大人向きの作品です。子供向け映画のように売り出していますが、子供本人よりも子供に同伴した大人の方が感動するでしょう。クレしんモーレツ!オトナ帝国のように子供向けというのは仮の姿という戦略なのかもしれません。

また、エンディングの2Dアニメが素晴らしい出来です。クレジットが流れたら最後まで見てほしい。もはや2Dアニメでもディズニー本家ではなくピクサーの方が出来が良いという時代になってしまったようです。古き良きディズニーアニメはもう復活不能なんでしょうか?!

それにしてもパリって街というかフランスという国には猫という生物はいないんでしょうか? ネズミが主人公なのに猫が出てこないってどうにも納得がいきません。
それにネズミの寿命ってたかが数年のはずだよね。つーことはハッピーエンドのように見せかけて数年後には破綻間違いなしというオチなのか?

とても感動的で元気が出る映画ですが、あまり設定の細かいところをつついてはいけない作品です。

2007/8/3 Friday

舞妓Haaaan!!!

Filed under: - dekaino @ 10:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ��絋�Haaaan!!!のはてなBookmark被リンク数

舞妓Haaaan!!!!を観ました。
脚本は宮藤官九郎。クドカンらしいハチャメチャなストーリーです。
島耕作ばりの根拠なしのサクセス人生を続ける舞妓マニアの物語。

駒子役の小出早織が大変美しく、京言葉もバッチリです。大人の事情でねじこまれた柴咲コウのうざさがまったく気にならないくらいに存在感たっぷり。 本作はキャスティングの勝利です。

植木等がちょこっと出てくるのだけど、これが最後の出演作になるのだろうか? 画面では元気そうなんだけどな。惜しい人をなくしました。

京都とか広告業界とか花柳界に詳しいとより楽しめると思います。

2007/7/28 Saturday

シュレック3

Filed under: - dekaino @ 16:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�ャ������3のはてなBookmark被リンク数

シュレック3を観ました。タイトル通りシュレックの第3弾。いまどき素直に3をつけるほうが珍しいくらいなのに、直球のタイトルです。

お姫様軍団として、白雪姫、シンデレラ、眠りの森の美女、髪長姫が出てくるんですが、髪長姫って誰よ? 日本じゃまったく無名ですよね。
調べてみると、古事記/日本書紀に出てくる宮子姫の別名を持つ髪長姫とはまったくのアカの他人で、グリム童話のラプンツェルに出てくるわがままな奥さんのことらしいです。

それにしてもドリームワークスの古き良きディズニー手描きアニメに対する愛はすごいです。リスペクトしまくり。今のディズニーにいる人なんかよりずっとずっとディズニー作品が好きなんだなぁと思います。

一応アーサー伝説も絡んで入るのですが、円卓の騎士の扱いはかなり軽いですね。特にランスロットは裏切ってこそ華。最初からいじめっ子じゃ意味ないです。

シュレックも本作で子持ちのパパとなってしまう。もし4を作るなら子供たちが主役なんでしょうか? 安心して子供連れで観に行ける良作。

西遊記

Filed under: - dekaino @ 14:44 このエントリをはてなブックマークに追加 茱翠��荐�のはてなBookmark被リンク数

西遊記(2007年版)を観ました。香取慎吾が孫悟空やってるテレビ版の映画化。

多部未華子

ゲストキャラの多部未華子がすばらしい。それだけで観る価値あり。バリバリ馬に乗ってます。逆に言うと見どころってそこだけかも。あとエンディングの音楽にガンダーラが流れるところかな。
ストーリーはいかにも東映アニメフェア的なギャグ&アクションもので完全に子供向けです。子供の視点なら楽しめるでしょう。

2007/7/22 Sunday

かくざ糖子の秘密!

Filed under: - dekaino @ 11:35 このエントリをはてなブックマークに追加 �����靗�絖����絲�!のはてなBookmark被リンク数

以前に紹介したファイテンションスクールの番組内で好評放送中の「ご存知 かくざ父さん
かくざ父さん
一人娘のかくざ糖子の年齢が7月22日放送の回で明らかになった! なんと37才の高齢独身。そりゃ父さんもアセるわ。でも男の趣味を考えるとむべなるかな。

ちょっと待て。部屋のカレンダーは1970年(昭和45年)だぞ。つーことは糖子は昭和8年生まれか! まさか昭和ヒトケタとは思わなかった。恐るべし かくざ糖子!

2007/7/16 Monday

憑神

Filed under: - dekaino @ 14:12 このエントリをはてなブックマークに追加 ��腑�のはてなBookmark被リンク数

憑神を観ました。
落語のノリの人情ものドラマ。明らかに老人受けねらいのつくりなので、妻夫木くんさえ見てればおなかいっぱいという人以外の若い人はちょっと退屈かも。特にラストのあたりは黄昏臭がします。わざわざ浅田次郎が出てくるくだりは老人の同人映画なノリです。
とはいえ、豪華なキャストに制作費も豊富でスタッフも一流なので面白い作品に仕上がっていると思います。

クレジットに鈴木ヒロミツの名がありましたが、どこで出ていたかはよくわかりません。世話役の某っていう役で、これが最後の映画出演らしい。死神に憑かれちゃったのかなぁ?

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

Filed under: - dekaino @ 12:30 このエントリをはてなブックマークに追加 ��Ù�若�祉�����帥�若���罩脂灰���紕���里呂討�Bookmark被リンク数

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団を観ました。
コロナワールド小田原で見たのですが、時間帯が合わず吹替え版を観ました。字幕版が1つで吹替え版が2つという謎の構成のためやむを得ずというところ。他の客も「えー吹替えなの?」とか言ってました。考えてみれば、吹替え版の方が字幕より制作費かかってるのに同じ価格で提供し、それなのにえー呼ばわりされるなんてかわいそうな話です。
まぁ吹替え版の方が映写フイルムが余ってる/入手性がいいって理由なんだろうな。別に吹替えの出来が悪いわけではありません。ダンブルドアは永井一郎だし良い出来です。

ストーリーはハリー達が学内でダンブルドアアーミーとかいう自警団を組織するって話で、いまいち説得力がないというか、ハリーに人を先導するカリスマ性が感じられないというか、どうも演出と脚本に乖離が感じられます。
やっぱ同じ役者で続けるって無理があるんじゃないだろうか? ハーマイオニー役のエマワトソンとか育ち過ぎだし、マヌケな役のロンとかマルフォイの取り巻き達がカッコよく育っちゃってるし、どうにも苦しいです。

ルナ=ラヴグッド
唯一の見所は下級生の金髪不思議ちゃんのルナ=ラブグッドぐらいでしょうか? ハーマイオニーが育っちゃったので、今度はこっちをどうぞって思惑が透けてみえますが…

2007/7/12 Thursday

ゲームセンターCX 韓国編

Filed under: - dekaino @ 5:47 このエントリをはてなブックマークに追加 �蚊�若���祉�潟�帥��CX ���順隈のはてなBookmark被リンク数

ゲームセンターCX、今週は「たまげーin韓国byエコノミークラス」
韓国のプロゲーマーって年収1億ウォン(3000万円超)らしい。高橋名人の絶頂期でもそんなにもらえてなかっただろうなぁ…
それにしても合法カジノのルーレットでボロクソに負けた有野。そりゃそうだ、だってディーラーが玉を投げる前に賭ける目を決めてるんだもん。当然ことごとくはずれる。どんな場末のヘボディーラーでも狙った目を出せるんだから、玉を投げた後に賭け目を決めなきゃダメよ。

2007/7/9 Monday

キサラギ

Filed under: - dekaino @ 21:54 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�泣����里呂討�Bookmark被リンク数

キサラギを観ました。
舞台演劇のようなワンシチュエーションドラマです。長回しが多いけど役者がみな巧いので気になりません。
如月ミキというアイドルの一周忌にファンたちが集まるという話なのですが、回想シーンでの如月ミキはみな絵がぼやけてて顔が映らない。このあたりがいかにも芳賀ゆいっぽくて、平成初頭のアイドルファンの琴線に触れるかもしれません。

それにしても「遅れてきた清純派」ってキャッチフレーズで初露出(公式)が週刊プレイボーイってどーゆーことよ。講談社とか学研とかの雑誌の方がよくないか? どうしても集英社というならYJ制服コレとかDunkあたり狙いなさいよといいたくなるような、ズレというか、製作スタッフ各々にとっての「アイドル」像がバラバラなゆえにブレまくってるのがこれまた面白い。ドキ女だらけの水泳大会in大磯ロングビーチってのもまたステレオタイプなアイドル像だけど、それってB級といってもイッバシの全国区に顔が売れたアイドルな訳で本編とはちょっと矛盾するような気もします。

blog時代なのにお宝コレクションにデジカメ画像や動画がないのもちょっと古いアイドル像ゆえですね。しかしラッキー池田の振り付けは楽しめます。時代を超越した面白さがありますね。

基本はコメディなのでただ観て笑うのがいい映画です。

2007/7/3 Tuesday

ファイテンションスクール

Filed under: - dekaino @ 0:23 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�ゃ���潟�激�с�潟�鴻���若��里呂討�Bookmark被リンク数

あのファイテンションデパートの続編が今度は土曜朝の番組として始まるらしい。
その名もファイテンションスクール。今度は学校かい!
ファイテンションスクール

7月7日朝7時テレビ東京系
またホリケンが出るのが残念だが、AKB48の誰かがまた出てくれるとうれしい。

プレステージ

Filed under: - dekaino @ 0:09 このエントリをはてなブックマークに追加 �����鴻���若�犬里呂討�Bookmark被リンク数

プレステージを観ました。
以前紹介したクリストファー=プリーストの奇術師というSF小説の映画化です。

小説はかなりの大作で複雑な構成をとっていてとてもとても数時間の映画には収まらないボリュームがあります。当然映画はかなりシナリオがシェイプアップされていました。基本的なプロットは同じですが19世紀末に流行ってた怪しい交霊術が削られていたのは残念。またニコラ=テスラが全然まともな人間になってたのも残念。あれじゃタダの善良な科学者だよー もっとうさんくさくしろ!

クリストファー=プリーストの、事実はひとつでも立場によって見え方がまったく違うというひたすら相対化して記述する独特の作風が、やはり映画では影も形もありません。ただのライバル同士の争いになってしまっています。まぁそれはそれで面白いのですけど。特にテスラの装置のビジュアルはなかなか派手でよかったです。

軽いミステリー物としてはそこそこいい出来です。

2007/6/25 Monday

キリストの棺

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ディスカバリーチャンネルで、キリストの棺・日本語版を観ました。
数ヶ月前にニュースになったエルサレムでイエスの墓が発見されたって話のドキュメンタリー。ジェームズ=キャメロンが仕掛け人で、確かに金の力に任せて強引に発掘しています。ストーリーは川口浩シリーズ的ノリでかなーり演出過多です。ネタとして見るならとても楽しめること請け合いであります。

結局、エルサレムで発掘された墓に聖書のイエスの家族に当たる名前がかかれた骨箱(コツバコ)がまとまって出たってだけの話で、まぁまず間違いなく、有名なイエスとは同名ってだけのアカの他人の墓です。だって息子の骨箱まであるんだもん。世界の終わりがすぐ間近に迫ってると信じ切って、終末に備えて童貞守ってた男なんだから、息子なんかいるわけない。つーか、いやしくもユダヤの王って取り巻きに信じられてたんだから妻や世継ぎがいたら記録に残ってないはずはないわけで、まぁそのアメリカ人は聖書ネタが大好きだねでさらっと流すのが吉であります。

2007/6/23 Saturday

ダイハード4.0

Filed under: - dekaino @ 23:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ��弝��4.0のはてなBookmark被リンク数

ダイハード4.0を観ました。
ブルースウィリス、もはや頭髪の影も形もない不毛の坊主頭となってついてない刑事役としてがんばっております。

サイバーテロの話で、派手なアクション満点です。どかどか破壊しまくり。最後は勢いでハッピーエンドのように見せかけてますけど、冷静に考えたらコリャ911同時多発テロよりずっと深刻なテロ事件が発生したことに変わりはないわけで、ジョン=マクレイン刑事はまったく能天気です。能天気度は24のはるか上を行っています。最初のダイハードではまだ頭を使ってたと思うんだけどなぁ…

big boyを「でかいの」と訳した戸田奈津子、実はでかいの計画のシンパなのかも!?

ザ・シューター/極大射程

Filed under: - dekaino @ 22:00 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉�激�ャ�若�帥��/罐球ぇ絨�腮�のはてなBookmark被リンク数

ザ・シューター/極大射程を観ました。
原題はSHOOTERでtheなんかついてません。ちょっとダイソー風な感じ。そして極大射程とか謎の副題をつけてて中華映画風でもある謎の邦題なんですが、アメリカ純血でバリバリのハリウッド王道アクション映画です。

シューターといってもシューティングゲーム名人という意味ではなく、元海兵隊の天才スナイパーが主人公です。そのスナイパーが政財界にうごめく巨悪の陰謀とゴルゴ13ばりに大活躍して戦うというストーリーです。

アクションは良質で、かなり金がかかってます。またフィラデルフィアのロケシーンもかなり良い感じ、観光気分で見るのも可能です。

ほんと、アメリカ人は大統領とか州知事は好きだけど、上院議員とか司法長官は嫌いなんだよなぁと思わせます。
政府の誤りを正すためには個人が銃を持ち行動することをヨシとするNRA(全米ライフル協会)の思想が全面的に出ており、連邦裁判所や上院は悪者扱いです。アメリカの銃マニアにはたまらない銃賛美映画と言えるでしょう。

2007/6/16 Saturday

夜宴/The Banquet

Filed under: - dekaino @ 21:39 このエントリをはてなブックマークに追加 紊�絎�/The BanquetのはてなBookmark被リンク数

夜宴/The Banquetを観ました。邦題は女帝・エンペラー。
章子怡(チャン=ツィイー)主演、周迅(ジョウ=シュン)助演の綺麗どころを集めた大作の中国香港映画です。周迅は射雕英雄伝の黄蓉役でも有名。
映像的に美しく、宮廷の重苦しい空気を見事に表現しています。基本は宮廷内の物語なのですが野外シーンも多くアクションもバッチリです。

それにしても、ダサい邦題は誰がつけたんでしょうか? 配給会社のお偉いさんが思いつきで「『女帝』がいいんじゃね? ああ『エンペラー』って副題もつけるといいかもな」とか言い出して、誰も逆らえなかったとか? まさに宮廷人の誰もが間違ってると思っているのに誰も言い出せないような重苦しい雰囲気の中で決まったんでしょうか?! つーか誰か教えてやる奴はいなかったのか? 女帝はエンプレス(Empress)でエンペラー(Emperor)じゃないって!

2007/6/15 Friday

300

Filed under: - dekaino @ 7:46 このエントリをはてなブックマークに追加 300のはてなBookmark被リンク数

300を観ました。
マッチョな男が300人 流血あり生首飛びありお色気シーンありのR15指定の映画です。
実話が元になっていますが、ヘロドトスの記述は本当に短いので勝手に妄想で補完されまくってます。基本ラインとしてはアメリカ人受けがいいように、レオニダス王→大統領、長老会→議会、戦う動機→民主主義と自由を守る、と設定されています。ぶっちゃけ時代考証的にはトンデモな設定です。

奴隷も王もいる古代民主主義ってそんなにまでして守る価値あるの? とか、全員参加の民会(エクレシア)は出てこないの? とか野暮なことは言わずに、それはそれと置いておいてひたすら筋肉美を楽しむための映画です。

2007/6/9 Saturday

カリブ海の海賊・世界の果てに

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カリブ海の海賊・世界の果てにを観ました。
呪われた海賊たち死者の宝箱に続くシリーズ3作目。マトリックスやスターウォーズのように一応3作目で決着がつけて一区切りつけた形になっています。

オールスター総出演状態の盛りだくさんの内容で上映時間も170分とボリューム的にはすごいのですが、マニアックなネタが無秩序に散りばめられた、いまいち散漫な印象の仕上がりです。なんというか、テレビドラマの映画シリーズ、たとえば踊る大捜査線シリーズのような軽薄で底が浅い感じです。単純にアクション映画として考えるなら2作目の死者の宝箱の方が数段上でしょう。

一応、レギュラーキャラの人間関係についてはそれなりの決着が着きます。
でも、だからどうした? と思ってしまう私はカリブ海の海賊シリーズへの思い入れが足りないんだろうな。

2007/5/27 Sunday

スパイダーマン3

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スパイダーマン3を観ました。
もはやソニーピクチャーの代表するビッグタイトルとなったスパイダーマン。とうとう第3弾です。

この手のシリーズとなると、役者のエゴというか顔を見せるシーンを増やせ圧力に屈して、無駄に顔出しアクションが増えてきます。たとえばロボコップとか、スタートレックのラフォージとか、続編シリーズを重ねるごとに理不尽に顔の露出度が増えていくのです。主役級のレギュラーの役者を降板させるのが困難だという足元を見たヤリ口がいかにもハリウッド映画らしいです。

ロボコップならもともと中に入ってる人が同じだから顔を出してもかまわないのですが、スパイダーマンの場合、東映特撮のように変身した姿の中の人はあくまでも専門のスーツアクターであり、変身する前とは違うというところが問題です。
スーツアクターをかなり体格が違う人が演じているのか、マスクをした時のスパイダーマンとトビー=マグワイヤが顔出しした時のスパイダーマンでは、明らかに体型が違います。とにかくトビーは短足すぎ! もうバットマンとバットマンロビンくらい体型が違います。あれを同じキャラとしてみるには、クロコは見えないものだとみなす日本の伝統技を観客に強要するしかありません。またはMr.インクレディブルに出てきたゴム母さんのように手足が伸び縮みする能力もあるって設定にするのもいいかも。はっきりいって子供は混乱するんじゃないだろうか?

ストーリーの方はキルステン=ダンストのダメ女っぷりが素晴らしい。容赦なく堕ちていくダメおんな人生模様が泣ける! まさに演歌のようです。これだけ予算をかけた大作映画のヒロインにしちゃ華がない(だって第一作ではそんなに予算がなかったんだもんというスターウォーズと同じ事情)をうまく逆手にとって、リアルさを巧みに演出しています。

とにかく、スパイダーマンの体系の変化、それとメリー・ジェーンのダメ人生っぷり ここだけでも十分元が取れる映画です。じゃぶじゃぶ制作費を使いまくった大作なのにこのヒネまくったノリがたまらない。まさにMARVEL原作映画らしい映画といえるでしょう。

それにしてもマスコミが注目する中で顔出しアクションしまくって、本人バレしないんでしょうか? スパイーマン4ではスパイディーの正体はニューヨーク市民みんな知っているって設定になるのか? それはそれで面白そうだがあまりにも原作から乖離しすぎじゃないですか??

2007/5/24 Thursday

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章

Filed under: - dekaino @ 23:10 このエントリをはてなブックマークに追加 ����筝�筝私�茯� �������� ������� 羶������のはてなBookmark被リンク数

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章を観ました。

海のリハクがまったく使えません。ヘマばかりしてます。これじゃ拳王軍のヅラ参謀の方がよっぽどましです。それにもまして役立たずなのがリンとバット。特にバットは無用ガキというポジションにあるからしょうがないとは言え、役に立たないにもほどがあるというくらい役に立ってません。はっきり言っていない方がマシです。
柴咲コウがやってるレイナも大人の事情による強引な出演という感じ。
なんというかしがらみに縛られまくった作品です。

本作を一言でいえば、我が生涯に一片の悔いなしってことです。つーかあのサイズの骨壷じゃラオウの骨の1割も入らないと思うぞ。

2007/5/19 Saturday

のび太の新魔界大冒険

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映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~を観ました。
1984年に公開されたドラ映画のリメイクです。もう23年前になるのか…
旧作は藤子F不二夫が脂が乗り切っていた時期の傑作。パラレルワールドとタイムパラドックスをネタにした話で最も出来がよい作品の一つです。(ちなみにパラレルワールドネタで最悪なもののひとつに仮面ライダー龍騎があります)

旧作の出来がいいだけあって、新作も基本プロットは変更なしでほとんど同じです。ただし、旧作は製作時間が足りなかったのか勢いで突っ走ったところがあって細かい矛盾点が散見されたのですが(それがまったく気にならないくらい面白いからこれまた凄い)、そこらへんが落穂拾い的にフォローされています。
また現実界での満月牧師/博士と美夜子の存在にも触れているし、旧作ではいつのまにか退場したメデューサにも重大な役割が付加されています。

事件はあくまでもパラレルワールドの話であってやめようと思えばいつでもやめられるんだけど、でもやっぱり助けに行くんだってくだりが旧作でも新作でも秀逸です。理と情がうまくミックスされた葛藤が子供向け作品とは思えない。特に旧作は1984年作品で完全な子供向け企画だったわけで、藤子F不二夫ってやっぱりすごい。

新作の見所は、魔法少女マミ(なぜか佐倉魔美似)とそのペットのトンポコ(なぜか魔美のペットのコンポコ似)かな。あとセクハラ魔法は新作でも健在です。しずかちゃんはツンデレというよりデレデレだ。

2007/5/13 Sunday

ブラッド・ダイヤモンド

Filed under: - dekaino @ 21:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������祉���ゃ�ゃ�≪�潟��のはてなBookmark被リンク数

ブラッド・ダイヤモンドを観ました。デカプリオ主演の社会派アクション映画(?)と宣伝してます。
とはいっても政治臭さはなく100%娯楽アクション映画です。親子愛や恋愛要素もあり、そういう意味で普通のハリウッド映画です。

西アフリカのつい最近まで内戦してたシエラ=レオネという国が舞台です。一応イスラム圏ですが、映画にはそこらへんは出てきません。これだけでもこの映画はハリウッド的な作られたリアルっぽい演出がされているだけで決してドキュメンタリーではないとわかります。
この映画を観て社会悪への怒りに震えたって思う人は、単に今までが物事知らな過ぎたってだけでしょう。宝飾ダイヤモンド産業なんて、ロクでもなさはラッセンとか天野嘉孝とか北爪宏幸原画のシルクスクリーン売る商売と大差ないんだから。
映画の最後に「紛争ダイヤモンドを買わないように」ってキャンペーンの文字が出たところでは、あちゃ~と苦笑するしかないです。

アクション映画としてはかなり楽しめます。おすすめ。

2007/5/6 Sunday

奇術師劇場版 国内公開

Filed under: - dekaino @ 17:39 このエントリをはてなブックマークに追加 絅�茵�絽����雁�� �遵������のはてなBookmark被リンク数

以前の記事で紹介した奇術師というSF小説の映画が製作されていたのですが、日本公開日が2007年6月になったようです。
邦題は原題のThe Prestigeをカタカナ化しただけの「プレステージ」と決定しました。噂では「イリュージョンVS」とかいう意味不明なものになりそうな話があったけど無事にポシャったようでまずはめでたい。とはいえ単にカタカナ化するってのもつまらない話ではある。
劇場版公式サイト

ニコラ=テスラ役をデビッドボウイがやるそうで、どれだけうさん臭い変人ぶりを表現できているかが見所だ。

松竹版ゲゲゲの鬼太郎

Filed under: - dekaino @ 14:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �丞����蚊�蚊�蚊���紊��、里呂討�Bookmark被リンク数

松竹版ゲゲゲの鬼太郎を観ました。ウェンツ主演の実写版です。
東映ではなくて松竹なのがミソ。鬼つながりってわけじゃないですが、響鬼の事情にちょっと出ていた話で、同時期に東映でも実写鬼太郎の企画が動いていたらしいのですが、松竹とはまったく無関係だそうです。

クレジットに東映アニメーションと出ていたぐらいなので、従来のアニメ版に慣れ親しんだ人も違和感なく見ることが出来るでしょう。猫娘(田中麗奈)は、ノースリーブミニスカの赤いワンピースに毛皮のパンツという新解釈ファッションでしたが、意外と様になっていました。
田中麗奈 猫娘

ロケハンをかなりやっていて屋外シーンが多いです。かなり金をかけています。またかけただけの効果が出ています。妖怪もたーくさん出てきますが、ロクロ首役をやっているYOUは、首が伸びる伸びない以前にその存在だけで十分妖怪です。まさに現代の妖怪。彼女に勝てるのは黒柳徹子だけでしょう。

ちょいネタバレになりますが、最後の最後にドラえもんの秘密道具なみに反則な便利アイテム「忘れな草の花束」で記憶全消しエンドです。これゃ便利だわ。貸本時代の墓場の鬼太郎なら「父さん、忘れな草送るの ちょっと早すぎますよ。せめて一発ヤるまでは待ってくれてもいいのに」とか言いそうな感じ。

松竹の金と人脈をふんだんに使った良質なGW映画です。子供にもぜひおすすめ。

2007/5/2 Wednesday

NIGHT AT THE MUSEUM

Filed under: - dekaino @ 20:47 このエントリをはてなブックマークに追加 NIGHT AT THE MUSEUMのはてなBookmark被リンク数

NIGHT AT THE MUSEUMを観ました。邦題は「ナイト ミュージアム」です。

基本は子供向けコメディ映画です。しかし最近のハリウッド映画らしく大人が感情移入できるようなキャラも配置されています。
主人公(大人)はバツイチで一人息子が毎週水曜と隔週の週末だけ泊まりに来る。それ以外の日に息子が一緒にすごす元妻には、すでに新しい恋人がいるという、かなり今風な設定になっています。

とはいえ、まったくおちゃらけた話なので、ハードな展開はありません。24なみに主人公寝ないとか、毎朝、日の出前の月の形が同じ(月齢25くらい?)とか、ツッコミどころは満載ですが、そんな考察もするのが野暮ってなもんです。
とにかくアメリカ人はエジプト古代文明とかアフリカの動物が好きみたいですね。あのテディベアの由来元のセオドア=ルーズベルト大統領も出てきます。これも人気キャラなのかな?

とりあえず、あの博物館にキリスト像がなくてよかった。アメリカじゃそんな子供向け映画絶対に作れないだろうな…

2007/4/29 Sunday

8bitの魂 最終回

Filed under: - dekaino @ 11:09 このエントリをはてなブックマークに追加 8bit��� ��腟���のはてなBookmark被リンク数

テレビゲーム ジェネレーション ~ 8bitの魂 とうとう最終回を迎えました。

とりあえず製作したファミコン用ゲームもそれなりの形になり、さっそく遠藤雅伸氏に見せに行きます。
遠藤雅伸氏
とりあえず「合格」の言葉をいただき安心。「最初に聞いたときはムチャクチャな話だと思ったよ」とも言われてしまいました。しかし、この時に見せたものはまだ未完成バージョンだった。
番組の流れでいけば、ゲーム完成→遠藤雅伸氏の審査というのが望ましいわけですが、どうやらゲーム開発をギリギリまで粘ったようで、遠藤氏のアポがとれた日までには完成しなかった模様。

猿楽庁 橋本氏
未完成バージョンを持って猿楽庁という会社に行って、バグ出しとゲームバランス調整(チューニング)を依頼、ムシがいいことにタダでやってもらうらしい。

なんつーか、遠藤氏に見せた未完成バージョンでも十分遊べる感じだったので、番組としてはここでメデタシメデタシとして終わらせても全然OKなところ、やっぱりもうちょっとブラッシュアップしたいよねと、ディレクターの全人脈を駆使して金がないのにがんばります。もはや番組制作からはずれたところにある欲が暴走してしまってる様相です。

暴走しまくった挙句
Mr.SPLASH! パッケージゲーム画面
ゲームも無事に完成しました。

この完成版をファミ通編集部に持ち込み、レビューしてもらいました。
やはり対戦モードだけで、1Pモード(対COM一人モード)がないのが商業的に見るとつらいらしい。でも条件付でそこそこの点数をつけてもらって満足(?)
ファミ通編集部レビュー
つーか、ブンブン丸ってまだいるのか!? なんか刻が止まってるな ゲーム誌業界。

2007/4/22 Sunday

蟲師

Filed under: - dekaino @ 20:25 このエントリをはてなブックマークに追加 �峨見のはてなBookmark被リンク数

蟲師を観ました。
大友克洋が監督で、オダギリジョーや蒼井優などのビッグネームが出演するという、邦画としては大作扱いの製作体制ですが、やはり大友マジックで微妙な出来上がりとなりました。少なくとも出資した人が期待してものとはかなり違う仕上がりです。といっても駄作では決してありません。かなりよく出来ているのですが、興行的にはちょっと厳しい感じです。

マンガの原作や、それを比較的忠実に映像化したアニメ版とは異なり、本作はかなり独特の雰囲気があります。原作は蟲の図鑑にストーリーを付け足したというか、個々の蟲の生態をいかにも理系っぽく明解に分析して読者にみせるのですが、大友監督版は民俗学臭がするというか遠野物語のようによくわからない怪(あやかし)の伝承をそのまま切り取って記録したという、遠野物語に通ずるようなつくりとなっています。説明のないまま隠語が使われるし、旅装束は垢まみれでいかにも臭そうなリアルな表現で、かなり土臭さを感じる作風です。原作は設定としては明治初期というのがあるみたいですが、それを肌で感じる土臭さというものは感じられないのとは対照的です。

原作ではくどいほど説明されている世界観の設定は、本作ではほとんど説明されないというか、説明する必要性をまったく感じていないようです。確かに、ファンタジーを語る上では鼻白む矛盾さえなければよくて、すべての設定をつつみ欠かさず説明する必要はないわけです。しかも何から何まで説明してしまうとよくわからないものにたいする不気味さとか怖さというものがスポイルされてしまうのだから、これはこれで正しいのかもしれません。
考えてみると原作って不気味さや恐さとはまったく無縁の作品ですね。それに対して本作は不気味で重苦しい雰囲気がよく出ています。

もう一点つけくわえるとすれば、本作の主役は実はギンコではなくて虹郎(こうろう)だと思います。ギンコってキャラクターはどうにも狂言回しに都合がいい薄っぺらいもので、いわゆる怪談にでてくるキャラではないので、虹郎を持ち出してきたんじゃないかなぁ。

原作に忠実な映像化を期待する人にはお勧めできません。アニメ版のDVDを買うのがよろしいでしょう。

2007/4/1 Sunday

鉄人28号 白昼の残月

Filed under: - dekaino @ 20:04 このエントリをはてなブックマークに追加 ��篋�28�� �醇�若�����のはてなBookmark被リンク数

今川監督の鉄人28号 白昼の残月を観ました。

今川監督のテレビシリーズと似た雰囲気ですが、人物関係やバックグラウンドが微妙に変わっています。まさに今川ワールドの鉄人が大活躍。とにかく包帯巻きまくる。そして敷島博士は相変わらず役立たず。思わせぶりで実はてんで役に立たない度はガッチャマンの南部博士に匹敵します。非常時にぶらり一人旅かましてんじゃねーよ (ややネタバレ)

ナレーションの矢島正明氏がいい仕事してます。やはりいい声ですね。昭和の良識を思わせます。

商業的にはかなりキツそうですが、作品のクオリティは悪くありません。ただ作画はちょっと大スクリーンで見るにはつらいかも。でもDVDで家庭用テレビで見るなら十分でしょう。

2007/3/28 Wednesday

チャンネル桜 無料放送化

Filed under: - dekaino @ 23:35 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�潟����� �≧���冗����のはてなBookmark被リンク数

あの文字通り愛国電波をまきちらす日本文化チャンネル桜が4月から無料放送化されるらしい。
チャンネル桜
今まではスカパーの767chを独占して24時間たれながしの有料放送だったのですが、赤字体質は改善されずどんどん借金が増えるばかりでした。そこで心機一転を図った社長は、自己資産を売り払って累積借金を清算、通販チャンネルであるハッピー241の夜間帯を時間借りして、時間限定ながら無料で放送する決断を下しました。
【重要なお知らせ】 チャンネル桜 放送形態の変更について

いままで有料だったがゆえに数少ない好き者しか見てなかったチャンネル桜ですが、無料化でたくさんの人が特に右巻きの2チャンネラーがたくさん視聴することが期待されます。
きっとYouTubeにもガンガン無断転載されるに違いありません。きっとチャンネル桜としてもそういう行為はウェルカムなんだろうな

角川映画予告全集

Filed under: - dekaino @ 23:09 このエントリをはてなブックマークに追加 茹�綏����私�������のはてなBookmark被リンク数

角川映画予告全集をコンビにで買いました。なんと290円! 感動ものの安さです。その代わりといっては何ですが、つまらないマンガ誌がオマケにもれなくついてきます。別名、コミックチャージ創刊号です。

一挙に全編見てしまいました。

ねらわれた学園
なつかしい薬師丸博子のねらわれた学園

時をかける少女
最近アニメでもリメイクされた原田知世版時をかける少女

恐竜物語REX
安達祐実初主演映画 れっくすぅ~ 同時期にジュラシックパークがロードショーされていた。

第一作 犬神家の一族に始まり、2006年版犬神家の一族でしめくくる構成に納得。なつかしい映画が続出で大変満足しました。ただまだ上映されてない2007年作品の予告編とか、もはや角川映画ですらないヘラルド配給の洋画とかは要らないです、邪魔です。でも大人の事情で入れないわけにいかなかったんだろうな…

REXの上映中に麻薬取締法違反で角川春樹が逮捕されたんですが、その後の数年間はまったくダメダメですね。スレイヤーズ、スレイヤーズ、スレイヤーズって他にやるものないんかい!? やはり春樹あってこその角川映画です。REX以前の角川映画って今まで広く知られてなかった新しいタイプの話なのに大衆性がバッチリあるというものが多かったのですが、最近の角川映画はホラーかリメイクものばっかりで往年の勢いが感じられないのが残念です。
映画産業への投資規模で言ったら今の方がぜんぜん多いはずなんですけど、映画は金をかけりゃあいいってもんではないってことですね。もちろん金をかけなさ過ぎてもよくないんだが…

さて、ついでにオマケのコミックチャージ漫画についてもちょっとふれます。
どうやらライトなサラリーマン層をねらっているようで、既存の雑誌で言えば、スペリオール(小学館)やMr.マガジン(講談社 廃刊)の路線ですね。ただし歴史モノやSFはなくて、代わりにインターネットで拾った実話系の話があります。
一言で感想をいうと、ほとんどつまらないです。ネタが鮮度があまりにも悪い。いまさら旭山動物園の人気回復物語なんて10年遅すぎるでしょう。
あえて面白い作品を上げるならば、田中圭一の自伝マンガぐらいです。いつのまにか石森章太郎タッチのキャラまで出てきてますね。永井豪が亡くなったら豪ちゃんもでてくるんでしょうか?

やっばりマニアックな雑誌こそ角川らしさが出ていいよね。少年エース本誌より別冊のガンダムエースの方が一桁多く売れちゃうくらい専門性が高い方が売れる出版社なんですよね、角川は。

2007/3/27 Tuesday

8bitの魂 仕様書がきれいになっていく

Filed under: - dekaino @ 21:59 このエントリをはてなブックマークに追加 8bit��� 篁�罕��吾�������������c������はてなBookmark被リンク数

テレビゲーム ジェネレーション ~ 8bitの魂前回の放送に続き今週は第4回です。

仕様書? 企画書?
仮題「ぼっちゃーん」仕様書もきれいになってゲームらしくなりました。画面もいかにもそれらしくなってきてます。プロのところに押しかけて企画書を見せて意見を聞くと「悪くないんじゃない マジで」なんて好感触な反応が返ってきたりもします。
画面は開発中のものです

でも、本当にこれでいいのか? ちょっと心配です。当初目標にしていたバルーンファイト。これは間違いなく名作なのですが、これを紙ベースの企画書や仕様書にしたらまったく面白さが伝わらないこと間違いないのも事実です。はっきりいって紙を読んだだけじゃクソゲーにしか思えないでしょう。しかしこれが実際に遊んでみると絶妙なバランスで麻薬的な面白さがあったわけです。
逆に言えば企画書レベルで面白そうなんてわかる程度の小粒な感じではいかんのではないかと私は思うのです。
そういう意味でちょっと暗雲立ち込める展開になってまいりました。

さて効果音やBGMについてはプロに丸投げすることになったようです。これに関連してMondo21らしくchip tuneの紹介なんかもサラリとしちゃったりしてサブカル魂がうずいてますね。

YMCK
ymckのライブもちゃっかり取材してるし。ちょっとわき道にそれ過ぎじゃないですかね。

2007/3/25 Sunday

秒速5センチメートル

Filed under: - dekaino @ 20:52 このエントリをはてなブックマークに追加 腱���5�祉�潟���<�若����里呂討�Bookmark被リンク数

新海誠の秒速5センチメートルを観ました。
本作は新海誠ひとりで作ったわけではないですが、連載漫画家のスタッフ程度の人数で作られています。クオリティ-コスト比はかなりいいと思われます。

主人公の小中学生時代、高校生時代、社会人時代をそれぞれ1話ずつ、計3話のオムニバス形式の上映です。このシリーズを新海誠のプロモーションと考えると、ジュブナイルもの、青春もの、ミュージッククリップすべてソツなくこなせるってことを十二分にアピールできています。
各話単体の完成度は高いのですが、それをシリーズでみると、起承転結のうち起承転しかない尻切れトンボ状態であることは否めません。やはりもう一話、結にあたる話がほしいです。

それにしても学生時代は冒険心や希望に満ちたモテモテ君だったのに、なんでいきなり社会人になったらデジタル土方の負け犬人生なのか、新海誠はイケメン君になにか恨みでもあるんでしょうかね?
種子島で夕日とロケットの飛び先が同じフレームにおさまってるのもちょっとおかしい。ロケットは東の方向に打ち上げるもんだからね。もしかしたらアレは打ち上げ失敗だったのかなぁ? まぁ絵的に夕日とロケット一緒にしたかっただけなんでしょうね。

きれいな背景美術と、極力動かないリミテッドな演技の人物でもここまで高クオリティが維持できるってのはすごいです。鳥の表現に逃げてるとこはありますけどね。やはり空中とか宇宙空間の演技って楽なんだろうなぁ。今回は宇宙空間に逃げなかったところは志が高いと思っていいんでしょうか!?

2007/3/24 Saturday

ゴーストライダー

Filed under: - dekaino @ 23:40 このエントリをはてなブックマークに追加 �眼�若�鴻�����ゃ���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ゴーストライダーを観ました。マーベルのアメコミを映画化した作品です。

かなり面白いです。アメコミらしくバイクに乗った燃えるドクロ頭っていうすごい造型のヒーローなんですが、設定としては日本特撮の流れを汲んでいるようです。悪魔と契約して呪われた男がヒーローなわけですが、だからといって神と悪魔が戦うわけでもなくキリスト教観はかなり低いといえます。教会は出てきますが、せいぜいドラクエのセーブポイント的な扱い。

ヒーローは昼間は人間、夜間ちかくに邪悪な心を持つものがいると燃えるドクロ頭に変身するのですが、衣装やバイクも武器も一緒に変形します。そして朝になると元に戻ります。普通のアメコミヒーローはパワーの理由づけは超科学的なコジツケですが、服装はわざわざ着替えたり、最初から下に着ていたりするものがほとんど。そもそも身体が変身/変形する超人ハルク系も数は少ないのです。変身とともに服もバイクも武器も変形するところがまさに日本特撮的です。

そういう意味で日本特撮的設定に違和感がない人はたっぷり楽しめると思います。

2007/3/18 Sunday

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~

Filed under: - dekaino @ 15:04 このエントリをはてなブックマークに追加 腱�絲�腟�腓� 薹鴻���� THE MOVIE ��膩靚宴���綺�Ⅶ����のはてなBookmark被リンク数

以前に話題にした秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~、そして古墳ギャルのコフィー ~桶狭間の戦い~、FROGMAN SHOWの劇場版二本立てを観てきました。

観た劇場はTOHOシネマズ鴨居です。ららぽーと横浜に入っています。ららぽーと横浜は工場跡の広大な敷地にできたショッピングモールでかなりでかいです。ららぽーと豊洲の10倍くらいはあるんじゃないか。まさに桁違いです。難点をひとつ言えば名前に反して横浜にないことです。あるのは鴨居。今度行ってみようと思ってる方はお間違えのないようにお気をつけください。

鷹の爪2

17日の21:00の回は舞台挨拶がありました。監督脚本演出作画声優その他諸々のFROGMAN氏とCG繋がりの友人のサンプラザ中野氏がゲストで登場。プレスも入ってかなり派手に挨拶は進行しました。電通パワーここにありって感じです。

挨拶の後はまずコフィーちゃんの上映。Yahoo映画にすら監督名以外の情報がシャットアウトという超高度な情報コントロールで守られた話題作。その秘密のベールがいまここに明かされました!! ってほどのことはないですが良作です。ちゃんと史跡 桶狭間のロケもしているみたいですね。土管君のクラスの担任のパスカル先生も特別出演! 校長先生がいないようでかなりのびのび演技しておられたようです。

そしてメインイベントの「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~」上映。かなりボリュームがあります。テレビでは1話 12分くらいしかなかったのでその4~5本分はあるんじゃないでしょうか? 笑いあり涙ありお色気(?)あり 素敵なファッションを着こなしている大家さんのファンは必見です。

本作をヒットさせて是非とも次回作を制作して欲しいです。次があるとしたら土管君かなぁ?

2007/3/11 Sunday

ゼビウスの世界観はニセモノ?!

Filed under: - dekaino @ 21:18 このエントリをはてなブックマークに追加 �若�����鴻�����荀潟�����祉�≪��?!のはてなBookmark被リンク数

テレビゲーム ジェネレーション ~ 8bitの魂前回の放送に続き今週は第3回です。
ROMカートリッジの仕様はプログラムROM32KB、キャラROM8KBに決めたらしい。バンク切り替えとかの小細工を使わない場合の最大容量、たとえれば初代スーパーマリオブラザーズと同じ容量になる。結構チャレンジャブルだ。がんばってほしい。

遠藤雅伸
さて、「ぼっちゃーん」企画の世界観やストーリーがまだできてないということで、ゼビウスやドルアーガの塔で有名なゲームデザイナーの遠藤雅伸氏に教えを乞いにいきました。
スタッフ「ゲームの世界観についてお話を伺いたいのですが…」
遠藤氏「そんなの後から適当に作ればいいの まずは面白いゲームをちゃんとつくって」
スタッフ「え? でもゼビウスは世界観の方を最初に作ったんですよね?」
遠藤氏「あれは嘘 当時のプロモーションです。だいたいゼビウスの開発当初の世界観ってベトナム戦争でヘリを撃ち落すゲームだったし」
マジかー?!!! ゼビ語とかガンプ軍とかシオナイトとかみんな後付け設定だったのかよ。これはびっくり大ショック。

ということで、ゲーム世界観なんて適当にでっち上げとけば言いという結論でした。第4回も楽しみだ。

どろろ

Filed under: - dekaino @ 11:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ������のはてなBookmark被リンク数

劇場版どろろを観ました。

手塚治虫の原作とはプロットは似ているがまったく違う作品になっています。いわば安彦さんのガンダム・ジ・オリジンを原作にしたのにガンダムSEEDになっちゃったくらいの違いがあります。ところどころプロット流用したのかもなー程度の共通点しかありません。
ということで、原作原理主義の人には超駄作と思えるでしょう。実際に酷評してる人もいます

結局、柴咲コウを受容できるか否かで評価がわかれるとおもいます。柴咲コウ好きなら何も言うことはない映画です。
回想シーンではどろろ役に子役を使ってるわけで、全部子役でやるのも十分可能だったと思いますが、種々の事情や思惑で柴咲コウを起用するしかなかったのでしょう。本人はがんばってますが、やっぱりこれは「どろろ」じゃないよなぁ…
どろろ外伝とか百鬼丸退魔伝とか別タイトルでやった方がよかったかもしれません。

2007/3/3 Saturday

Dear Friends

Filed under: - dekaino @ 9:58 このエントリをはてなブックマークに追加 Dear Friends のはてなBookmark被リンク数

Dear Friendsを観ました。
セーラーマーズ ゆう
実写版セーラーマーズの北川景子が主演のリナ役。そしてNHK朝ドラ ファイトの優役の本仮屋ユイカがマキ役です。

Yoshiの小説が原作ですが私は読んでません。基本的には大病ものの泣かせる映画というジャンル。渋谷のクラブで遊びまくるリナがかわいいです。

自分が世界で一番不幸だと思っていても、実はもっと不幸な人はいっぱいするんだよってのが本作のメッセージのようです。でも実際にもっと不幸な人間を目の当たりにしないとそれを実感できないってちょっと想像力足りない人間だよなぁって思ってしまう。
お話なんだから的な甘い展開や夢のある展開はまったくなく、淡々と話は進行します。死ぬべき人は死ぬし奇跡はおこらない。そこに若者はリアルを感じるのかも知れません。最近は砂糖にまぶしたような甘ったるいいかにも作り物の話しか知らない若者が多そうだし。

それにしても病院の屋上の柵はよじ登れないようにとっとと対策すべし。怠慢すぎるよ。いったい何回よじ登られているのか? わざとなのか?!

2007/2/24 Saturday

テレビゲーム ジェネレーション ~ 8bitの魂

Filed under: - dekaino @ 13:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �������蚊�若�� �吾�с�����若�激�с�� �� 8bit���のはてなBookmark被リンク数

元ファミコン少年だった大人に受けているのか、いまCS放送を中心にファミコン番組が流行っています。フジテレビ721のゲームセンターCXがヒットしたのに便乗してその手の番組がうじゃうじゃと増加中であります。
もちろん後追い番組のほとんどがつまらないってのは世の常であるわけですが、MONDO21でやってる「テレビゲーム ジェネレーション ~ 8bitの魂」ってのがなんだか知らないけど面白いです。

これゲームを遊ぼうではなくてゲームを作ろうというコンセプト。しかも初代ファミコン用のソフトを作っちゃおうというある意味スゲエ企画。
まぁでもここまでならありきたりな企画ともいえるかもしれない。しかし作ろうとするゲームの企画を見てかなり感動した!!
ボッチャ~ン 箱絵
これが箱絵(イメージ図)なんですが、狙うのは初代マリオとかバルーンファイトとかアイスクライマーのような、1人でも2人でも同じシステムで遊べて、協力プレイも敵対プレイもプレイヤーの意思次第というのが、基本コンセプトなんですね。これはスゴイよ。くるくるランドに匹敵するすげーソフトが出来るかもよ!

しかも製作スタッフが1人除いてみんな素人。唯一の経験者も20代という若さで間違いなく8bit機の開発を知らない世代! タイトーのフロントラインのドット絵を見て「こんなドットなら俺でも打てますよ」いう無謀ともいえる発言が出まくりの開発スタッフの雰囲気がいい感じに熱くてよい。

まさに蛮勇引力ワールド

現在のところ第二回まで放送されていますが、続きが見てみたい度No.1の番組であります。

2007/2/18 Sunday

ジョジョの奇妙な冒険~ファントムブラッド

Filed under: - dekaino @ 13:13 このエントリをはてなブックマークに追加 �吾�с�吾�с���絋������冴�����<�潟������������のはてなBookmark被リンク数

ジョジョの奇妙な冒険~ファントムブラッドを観ました。
俺は人間をやめるぞ ジョジョー!」のセリフで有名な第一部の映画化です。

100分ほどにまとめてあるので、ストーリーはかなり簡略化、登場キャラクターも減っています。なんたって究極のお節介役兼説明セリフ担当のスピードワゴンがひとかけらも出てきません。代わりといっては何だが同名のお笑いコンビが出てるらしい。脚本の山田光洋に言ってやりたい!「何をするだぁぁぁ 許さん」。
他に少年ジャンプ無用ガキの系譜において、北斗の拳のバットやるろうに剣心の弥彦に匹敵する、「明日って今さ! 姉さん」のポコも完全抹殺状態です。
ディオとジョナサンの生い立ちについては、生きたまま焼却炉にぶちこまれた飼い犬ダニーのエピソードも含めほとんど原作どおりに描写されますが、「スポォォォツ!」の描き文字が原作で印象的だった大学時代のフットボール(ラグビー)選手時代は出てきません。いきなり二人ともマッチョに成長するあのシーンがないとインパクトに欠けるよなぁ…
それから、エリナの顔が荒木顔じゃないです。世界観から思ってきり浮いた今風アニメの美人顔。こんなんでいいのか? 荒木世界に細眉という文化はありえんのだーーーっ!

ダイアーやストレイツォなどの助っ人波紋の戦士も出てこないので、ディオとのバトルの流れもかなり違います。つーかストレイツオを抹殺したら第二部に続かないじゃないか! 新約ゼータ並みの無茶をしてます。
敵のゾンビもキャラクターづけされているのはワンチャイ(ワンチェン)のみ。切裂きジャックもタルカスもブラフォードもそれらしき姿は見えますがキャラ付けどころかセリフもなしです。敵のバックグランドがわからないと戦いもいまいち盛り上がりません。

つー感じで原作ファンには思うところがいろいろありますが、アニメ映画としてみたらまぁ及第点じゃないでしょうか。荒木流のトンチが効いたバトルではなくて、根性まかせの力押しバトルになってしまっていて、いまいち「波紋」という技の魅力にかけるところはありますけど。

2007/2/12 Monday

幸せのちから

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 綛吾�����<����のはてなBookmark被リンク数

幸せのちからを観ました。原題はthe Pursuit of Happyness、米合衆国憲法や日本国憲法にある「幸福の追求」です。ただしハピネスの正しいつづりはHappiness、チャイナタウンにある保育園のつづり間違いからとった題名です(作品中で説明されます)。

ウィル=スミスとその実子のジェイデン=クリストファー=サイア=スミスが演じる父子が大変すばらしい。子供はとても演技がうまいです。
でも話そのものはあまり感動できないかも。なんていうかモデルとなったクリス=ガードナーってかなり問題がある人物です。幼児かかえてるのに、もうちょっと地に足つけた仕事やれよと思うのだが、なんでわざわざあんなテレアポ会社に6ヶ月もインターンしたがるのか、本当に謎です。ネットワークビジネスにハマる人ってこういうタイプだよなぁと思いつつ引きながら映画を観てました。もしこれが現代の話だったら絶対にカード破産して再起不能だったんじゃないかと思ってしまいます。1980年代前半のアメリカってクレジットカードはステータスがある人しかもてなかったのかな??

強引に話をまとめると詐欺師の素養がある貧乏人が合法詐欺を商売とする企業にうまくもぐりこみました、めでたしめでたしってなとこです。最後にクリス=ガードナー本人がチラって出てきます。アメリカ映画ってこういうの好きですね。

2007/2/10 Saturday

不都合な真実

Filed under: - dekaino @ 13:34 このエントリをはてなブックマークに追加 筝��遵������絎�のはてなBookmark被リンク数

不都合な真実を観ました。
2000年の米大統領選でブッシュJrと戦って僅差で負けたアル=ゴア元副大統領の講演をふくらませたような映画です。
テーマは地球温暖化とCO2排出。まぁありがちな環境ネタです。米国は京都議定書がらみや2006年の巨大ハリケーン カトリーナなどの問題でそれなりにホットな政治テーマのようです。

ゴア氏の主張が正しいかどうかは置いておいて、この映画は疑似科学的政治プロパガンダです。冒頭でアポロ計画の月写真などを引用して、あくまでもこれは科学的な話という雰囲気を作っておいて、科学的に見えるけどその実まったく科学的ではないレトリックが満載です。これがアメリカで著名な政治家の演説なのかと思うと、アメリカ市民もかなりバカにされているなぁと思います。

たとえば、平均気温とCO2量が正の相関あるのは事実、しかし、CO2増加→温暖化という因果関係なのか、温暖化→CO2増加という逆の因果関係なのか、仮説としてはどちらもとりうるわけで、そこについてまったく触れようともしません。
世の中で発表されている学術論文で近年の地球温暖化現象を否定しているものはひとつもない! と高らかにいうわけですが、だからといってすべての論文がCO2が原因で温暖化になっているといってるわけではないし、うまくすり替えているというか、詭弁のガイドラインにビッタシ当てはまるようなイメージ操作なわけです。

厳密に科学的に議論したら、「わからない」「厳密にはいえないが可能性は高い」とか煮え切らない結論しか出ないわけで、こんなんじゃおバカなアメリカ市民を扇動することはできない、嘘でもいいから揺ぎ無い事実を突きつけるしかないってことなんでしょうか?

そういう観点だと、この「不都合な真実」ってダブルミーニングなのかなぁって気もする。もうちょっと科学的思考法で世間を啓蒙してほしいものです。

この映画を観て影響されて、いきなりCO2削減に宗旨替えするような人には御用心。科学的思考法ができてない人ですぞ。

2007/2/5 Monday

墨攻

Filed under: - dekaino @ 22:42 このエントリをはてなブックマークに追加 紜��擦里呂討�Bookmark被リンク数

墨攻を観ました
元々は小説なんだが、10年ほど前ビッグコミックで連載されていたコミカライズ版が大変有名な墨攻が映画されました。中国・香港合作映画です。韓国と日本も出資してるらしい。
主役の革離はアンディ=ラウが演じます。でもハゲてません。やっぱ革離はハゲててほしかったなぁ…

ストーリーも戦闘シーンもよくできています。とってつけたように原作にはない主人公の恋人役が出てくるのが昔の邦画っぽいです。
革離が梁城を守りきるまでが前座の話で本番はその後から始まります。なかなかの長丁場で大河ドラマのような展開。最後はイデオンほどではないけどゼータ程度には主要人物がバンバン死にます。
いかにも封建領主的な梁王が義を欠いた小人物として書かれているのも昔の邦画風かもしれない。

お金をかけたアクション大作です。

2007/2/3 Saturday

それでもボクはやってない

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 �����с�����������c������のはてなBookmark被リンク数

それでもボクはやってないを観ました。痴漢冤罪の話です。

かなりリアリティを追求している印象がありますが堅苦しくはありません。イッセー尾形のようにリアルに表現するがゆえにコミカルさが強調されているような映画です。法廷の傍聴人の服装や髪型が変わっていくことで時間経過や季節感を表現するあたりとか非常に巧いです。

結末はネタバレ回避で書きませんが、私はリアルに徹した結末だなと思いました。人によっては役人って汚いって感じるでしょうが、私は警察、検事、判事は自分の範囲の中で目的に向かって最大限努力してるだけに感じられました。結果として理不尽なことになってますが、それは各個人が悪いんじゃなくてシステムが悪いんでしょう。
役人って、自分が言ったことと違うことが書かれてる供述書にサインする人間はそうそういないと思ってるし、もしサインする人がいたらその嘘をつく行為で生じる不利益は当然当人がかぶるべきと本気で思ってます。私もそんなんにサインするの愚かだと思う。本作の冤罪かぶった金子クンも変なサインしたのが一番の失態だったでしょう。つきつめると、国は愚か者を守るべきか否かという話ですね。
でもサインしないからって釈放しないのは酷いなと思う。そこはシステムの悪意を感じます。

愚か者に優しい社会よりも愚かな人間を作らないような教育を充実させた社会の方が僕は好きです。義務教育で刑事訴訟手続きとか教えるべきだと思う。ついでに簿記会計も義務教育でやった方がいい。

見る人の数だけ違う意見が乱立する映画だと思います。

2007/1/29 Monday

劇場版 僕は妹に恋をする

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劇場版 僕は妹に恋をするを観ました。
主演の松本潤の人気のせいか、観客席は若い女性でいっぱいの大入りでした。先週は満席御礼でチケット売切だったくらいです。

原作はベストセラーの少女マンガらしいのですが、私は読んでいません。ストーリーはまさに典型的エロゲーそのまんまの話です。
以下ネタバレあり!

登場人物は
ヨリ(頼) 二卵性双生児の兄。秀才。演ずるのは松本潤、演技は微妙。

イク(郁) ヨリの二卵性双生児の妹。演ずるのは榮倉奈々、演技は微妙。
ヨリと同じ高校に通っているのか謎なくらい学業不振。高校生なのにヨリとイクは同じ部屋に暮らし二段ベッドで寝る(上がヨリ、下がイク)。兄との初エッチはイクのベッドで。

くすのきともか ヨリと同級の女子で、ヨリのことが好き。演ずるのは小松彩夏。演技は巧い。
理科室でヨリとイクがキスしてるのを目撃したのをネタに脅して、無理やりヨリと付き合う。初デートでヨリにラブホテルに連れ込まれて初エッチ。ヨリいわく「好きでなくてもいいならつきあってやる」

矢野 ヨリと同級の男子。イクにモーションかけまくり。演ずるのは平岡祐太。演技は巧い
モーションをかけるも結局はイクにふられてしまうが、その後もいい友達関係にある。実はイクではなくて兄のヨリが好き(ウホっ)。でも告白できずに片思い。肉体関係なし

まともなセリフがあるキャラは他にはヨリ、イクの母(浅野ゆう子)だけ。主要登場人物すべてが主人公が好きという、まさにエロゲー感覚満載の設定です。

映像はかなり安っぽいです。高校か大学の映画サークルの自主制作映画のようなつくりです。またはアダルトビデオのしばしば早送りされてしまうドラマパートのような感じ。具体的に言うと、基本的に長まわし、1カット2分や3分は当たり前。しかも手持ちカメラでぷるぷるゆれながらフレームが移動します。BGMは基本まったくなし。音声はセリフだけで淡々と進みます。例外的に盛り上げどころではしょぼいギターソロとかピアノソロ、クライマックスでもせいぜい器楽四重奏程度です。まったくもって安っぽい!!
制作費はかなり安く上がってるはずです。これで大入りなんだからものすごく儲かってます。商業作品としてはかなり上等の部類でしょう。

本作の見所はヨリが大きくなったり小さくなったりするところ。ヨリ役の松本潤はちょっと小柄。そしてイク役の榮倉奈々はモデル出身らしく長身。普通に二人が並ぶとやや榮倉奈々が背が高いくらいなのですが、さまざまな特殊効果を駆使して松本潤を大きく見せています。あるシーンでは一回り以上大きく見えるのに、次のシーンではいきなり縮んでしまったり。ある意味ギャグとしか思えない伸縮自在さに気づくことができれば、本作をかなり楽しむことができるでしょう。芝生に寝転んだシーンで松本潤がひとまわり大きく見える特殊効果には感動しました!

2007/1/21 Sunday

武士の一分

Filed under: - dekaino @ 12:42 このエントリをはてなブックマークに追加 罩�������のはてなBookmark被リンク数

武士の一分を観ました。僕は妹に恋してるが満席で観られなかったので、代わりに観ました。考えてみればかなりのロングランの作品。団塊の世代のウケもよく、キムタク人気で若い人も観にいってるようです。

ストーリーそのものは小品で普通にやったら30分で終わる程度のものなのですが、山田洋次にかかると立派な2時間劇場作になってしまいます。キムタクも無難な演技というか、実は結構演技が巧いですね。華はないかもしれないけど。

でもわざわざ映画館で見なくてもテレビ地上波の映画枠で十分という気もします。

マリーアントワネット

Filed under: - dekaino @ 12:28 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若�≪�潟����������のはてなBookmark被リンク数

マリーアントワネットを観ました。
ベルサイユのばらという作品のおかげで、ほとんどの日本人が知っているあのブルボン王朝最後の王妃マリーアントワネットの話です。

主演のキルステン=ダンストは、スターウォーズのレイア姫役のキャリー=フィッシャー以来久々のメガヒットした映画なのにイマイチきれいでないヒロイン、スパイダーマンのメリージェーン役で一躍有名になりました。やもすると野暮ったい田舎娘が分不相応な贅沢三昧している風にも見えてしまいます。実際のマリーアントワネットは生粋のお嬢様だったはずですが…

ベルばらの濃さを期待するとやや期待はずれに終わるかもしれません。デュバリ夫人とかポリニャック夫人とかフェルゼン伯は出てくるし、懐妊出産もありますが、あの首飾り事件はまったく出てきません。よってロザリーの出番なし。もちろん架空の人物であるオスカルやアンドレが出てこないのはいうまでもありません。

登場人物はほとんど英語を話します。よってマリーアントワネットがベルサイユに来た当初、フランス語がまったく理解できなくて孤立したような描写はまったくありません。非英語なのは司祭の祝辞(たぶんラテン語?)とオペラのセリフ/歌詞(たぶんフランス語)ぐらいなものです。

はっきりいうと予告編はめちゃくちゃいい出来なのに本編は凡庸です。予告編を誰が作ったか知りませんが、その人に全編まかせた方がよかったんじゃないかなぁ? または出崎統に監督させるとかね。

2007/1/18 Thursday

FROGMAN SHOW映画化

Filed under: - dekaino @ 8:36 このエントリをはてなブックマークに追加 FROGMAN SHOW���糸��のはてなBookmark被リンク数

FROGMAN SHOWが映画化されるらしい。
タイトルは「鷹の爪団 the Movie ~総統は二度死ぬ」と「古墳ギャルコフィー~桶狭間の戦い」
3月に新しくオープンするTOHOシネマズ鴨居でイベント上映される予定だ。

公式サイトに予告編動画があるので必見。

キャッチコピーは「島根では上映未定です」。だから東宝さん とっとと島根にシネコンつくってあげなよ。ぎりぎり鳥取の境港市でもいいからさ!
吉田君の願い

ファイテンションデパート

Filed under: - dekaino @ 8:06 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�ゃ���潟�激�с�潟�����若��のはてなBookmark被リンク数

FROGMAN SHOWで注目を集めたDLEが、今度は夕方30分枠に進出。それがファイテンションデパートだ。
ファイテンションデパート
毎週月曜17:30 テレビ東京系

FROGMAN SHOWと違って、短編フラッシュアニメのオムニバス形式。
メインの作品は
電脳戦士土管クン
電脳戦士土管くん(蛙男商会)

かくざ父さん
かくざ父さん(すなふえ)

アームズラリー
アームズラリー(弥栄堂)

その他にキラキラ小学生セレブちゃん等の超短編アニメがいくつかあります。
これらのアニメパートは非常にいい出来なのですが、各アニメに間に入るコントが非常につまらない。というかテレビで放送できるレベルに達していない。かなりヤバイ。

不要な男 堀内健
テレビ欄のクレジットには司会となっている堀内健。まったく司会はせず、ひたすらテンションを下げるギャグを垂れ流すだけ。寒過ぎます。コイツのピン芸を地上波で垂れ流すのは夕方とはいえ犯罪に近い。

不遇なアシスタント AKB48の篠田麻里子(左 20才)と峰岸みなみ(右 14才)
アシスタントはAKB48の篠田麻里子(左 20才)と峰岸みなみ(右 14才)。素材は悪くないのですが、堀内健がいじるだけなのでまったく魅力が活かされていません。

テレ東関係者に望むこと: 速やかに堀内健を降板させよ

2007/1/17 Wednesday

こま撮りえいが こまねこ

Filed under: - dekaino @ 22:31 このエントリをはてなブックマークに追加 ���丈���������� ���障�㏍��のはてなBookmark被リンク数

こま撮りえいが こまねこを観ました。
こま (♀)
人形をコマ撮りした3D編と、板に粘土をもってコマ撮りした2D編、それぞれの短編が交互に繰り返されるオムニバス形式です。主人公(?)のこまねこもかわいいけど、機械が得意な眼鏡のラジボーがもっとかわいい。

キャラは全員人語を発しません。とゆーか基本全裸です。人形を着せ替えて遊ぶくせにいいのか? 大人でも楽しめる映画というよりむしろ大人でないと楽しめないのかもしれません。良くも悪くも単館系作品です。

2007/1/14 Sunday

硫黄島からの手紙

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 隋��絣吟��������膣�のはてなBookmark被リンク数

父親たちの星条旗の続編というか姉妹作にあたる硫黄島からの手紙を観てきました。

本作は日本軍側の視点で淡々とドキュメンタリータッチで硫黄島玉砕を描いた映画です。ちょっとした演出はありますが、基本的には史実に近いものをストレートに映像化することを目指しているように感じられます。
グロい表現は多少ありますが、本作のプロデューサであるスピルバーグの監督作ライアン二等兵を救えほどグロくはありません。むしろ戦闘シーンは実際よりかなりソフトに抑えてあります。

起承転結的盛り上がりを無視して淡々と続くあたりが、昔の日本映画の戦記物のようで、クリント=イーストウッドは本作を撮影する前にかなり古い日本映画を研究しているのではないかと思いました。

それから主人公の一兵卒サイゴウの妻役を裕木奈江がやってました。いかにも古風な感じ。こういうのは上手いです。

2007/1/8 Monday

LOST TBSで放送開始

Filed under: - dekaino @ 16:46 このエントリをはてなブックマークに追加 LOST TBS�ф�冗����紮�のはてなBookmark被リンク数

スカパー/CATVのAXNで第2シーズンまで放送された米国でいま一番面白いといわれているドラマLOSTですが、とうとう首都圏地上波で放送されるそうです。

TBSで毎週月曜深夜と火曜深夜、初回放送は1月8日深夜 つまり今晩です。
TBSのwebサイトにも載ってない軽い扱いされていますが、絶対面白いので未見の人はぜひ見るべし! 特に第1シーズンは視聴者をいい意味で裏切るのが連発するJJエイブラムス節が爆裂なので最初の4話までは我慢して見続けてほしい。

LOST

訂正: はじめ毎週月曜深夜と書きましたが、正しくは毎週月深夜と火深夜の週2日の放送だそうです。

地獄通信のphishingサイト!?

Filed under: - dekaino @ 0:18 このエントリをはてなブックマークに追加 �亥����篆<��phishing�泣�ゃ��!?のはてなBookmark被リンク数

毎週土曜深夜日本テレビ系で放送している地獄少女に出てくる、呪いのわら人形をもらうためのサイトが地獄通信だ。この地獄通信のフィッシング、言い換えると偽サイトが出現したらしい。

偽地獄通信にアクセス1 偽地獄通信にアクセス2
岩佐真悠子が地獄通信にアクセスすると

宅配便が到着1 宅配便が到着2
すぐに宅配便が届く。え? 宅配便!?

荷物を開梱1 荷物を開梱2
箱を開けて中を見てみると、ウハッ
呪いのわら人形が入ってる!!! 地獄通信の存在意義の98%ぐらいは閻魔あい(岩田さゆり)が手渡ししてくれるところなのに、岩田さゆりが直接届けてくれなきゃ意味ないだろ!
もちろんこの人形は偽物。サイトそのものが巧妙に作られたフェイクで詐欺サイトだったというオチ。

でもよく考えると最近のCMでは直接URLを示さずに「○○を検索」ってやることが増えているから、偽サイトに騙される確率は少なくないんだよね。なんでURLを表示しないのかね? 閻魔あいもサイト構築するくらいならちゃんとわかりやすいドメイン名を取得しとけよな

2007/1/4 Thursday

NORABITS MINUTES新作

Filed under: - dekaino @ 18:09 このエントリをはてなブックマークに追加 NORABITS MINUTES�遺�のはてなBookmark被リンク数

ノラビッツミニッツ
松竹系シネコンのMOVIXで、作品上映前に必ず上映されるクレイアニメ短編がNORABITS MINUTESです。同じ穴に同居してる2匹のウサギと餌となるニンジン達の物語。ニンジンはなぜか擬人化していて顔もあるし手足もあって、食べられまいと逃げ惑います。トムとジェリーと違うところは、最後に食べられちゃうことがあること。この作品を見るためだけでもMOVIXに行く価値はある作品です。

このNORABITS MINUTESはだいたい3ヶ月ごとに新作が出るようです。私は王の男をMOVIX橋本で観た時に初めて冬モードのNORABITS MINUTESを観ました。池に張った氷でスケートします! つーかニンジンは素っ裸で寒くないのかなぁ?

他にもMOVIXではマナー告知ムービーとしてヒッポコブラザーズが出てくる3Dアニメも上映されます。今はシネコンチェーンも増えてきてるのでシネコン業界もこういったところで差別化しないといけない厳しい時代に入ったのかもしれませんね。
ヒッポコブラザーズ

王の男

Filed under: - dekaino @ 18:01 このエントリをはてなブックマークに追加 �����靴里呂討�Bookmark被リンク数

王の男を観ました。いわゆる韓流映画です。

韓国では知らぬ人はいない暴君 燕山君(ヨンサングン)とその愛男妾と芸人集団の物語。ちなみにチャングムの誓いの主人公徐長今(ソ=チャングム)の父を死刑にしたのも燕山君。

歴史映画らしく大人数でダイナミックな映像が美しく話も面白いです。勧善懲悪的に燕山君を悪者に仕立てることなく、人間として等身大の燕山君を描いています。演ずるチョン=ジニョンも巧い。儒教色の濃い建前と実態が乖離した息苦しい王宮の雰囲気を見事に表現し、むしろ燕山君に同情的な視線で燕山君こそが悲劇の主人公のように描かれています。

女のように美しい男コンギルが出てきますが、相手役となるものがチョンソンも燕山君もヒゲ熊系で、801的ではまったくないので、それを期待していくと失望すること間違いなし。

2006/12/31 Sunday

神雕侠侶 Necoで先行放送

Filed under: - dekaino @ 18:04 このエントリをはてなブックマークに追加 腑���箴�箴� Neco�у��茵��冗��のはてなBookmark被リンク数

以前に書いた神雕侠侶の日本放送だが、12月30日にチャンネルNecoで先行放送された。

ノンスクランブルでNecoに契約してない人でもスカパーチューナーさえ持っていれば視聴可能でその代わりといっては何だが、異常に大きいテロップ入り。

テロップでかっ
なんじゃこれは!?

最近は地上波でも夕方ごろにやる番宣特番でこういうでかテロップ流行ってるけど、先行放送でコレはビックリ。本放送は2007年1月5日から毎週金曜日23時から2話ずつらしい。本放送の方はこんなでかいテロップは入らないと信じたい。

いきなり第一話からネタ満載なのだが、本放送まではblogには書かないこととする。

2006/12/29 Friday

鉄コン筋クリート

Filed under: - dekaino @ 11:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟�括������若��のはてなBookmark被リンク数

鉄コン筋クリートを観ました。
原作はカルト的人気を誇る松本大洋の作品の中でもとりわけとんがっているマンガです。ハッキリいって一般人にはまったく受けず、クリエータ系やサブカル系で熱狂的に支持されるタイプの作品。

とにかくこういう作品を作りたいんだーって希薄が伝わってきます。手描き2Dアニメのある意味での最高峰であると思いますが、マニア度の低い一般人が見ても置いていかれること請け合いです。宗教的というかスプリチュアルな要素も満載で、エロもグロもばっちりあります。

正直、子供にみせちゃいけない類の映画なんで、正月に子供を連れて行ってはいけませんマインドゲームを受容できる人だけが観るべし。

2006/12/28 Thursday

スキャナー・ダークリー

Filed under: - dekaino @ 10:26 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�㏍�c���若�祉���若�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

スキャナー・ダークリーを観ました。これは名作。
スキャナー・ダークリー

フィリップ=K=ディック原作の麻薬捜査官の話です。ロトスコープといえばアニメ版指輪物語ですが、本作もロトスコープを駆使したアニメ作品です。珍しい表現手法ですが映画が始まると案外すぐに慣れてしまいます。ロトスコープを使うのは伊達ではなく、この作品を表現するのに最適な方法だと断言できます。

観客にとってもキャラクターの顔がよくわからなくなってくる効果がすごい。肌の質感などが切り捨てられることにより、最近のアニメのように髪の色や髪型、服装や声でしか判別できてないような不安な感覚に襲われます。もし本作品のキャラクターが髪形を変え服を着替えメガネでもかけられたら、同一人物と同定することは困難でしょう。
また、麻薬による妄想の表現もすばらしい。パプリカの精神病患者の妄想表現と並んで、二大妄想芸術作品といえるでしょう。
ジャンキーどもが繰り広げるサラリーマンNEOとか東京イエローページのノリのコントがまたおかしい。シュールさは東京ゾンビに匹敵します。

ネタバレはしないように気をつけて書きますが、「アルジャーノンに花束を」のように心が温まると同時に冷めていくような、優しくて怖い作品です。

伝えたいメッセージは明確にクスリはヤバいよ。やめようぜ by ディック ということです。

エラゴン

Filed under: - dekaino @ 9:44 このエントリをはてなブックマークに追加 �����眼�海里呂討�Bookmark被リンク数

エラゴンを観てきました。原作は10代の少年が書いたベストセラーファンタジー小説だそうですが、読んでません。

はっきりいってスターウォーズ第一作のパクリみたいなストーリー。人間関係とか話の展開がそのまんまです。あーこの人がオビワン相当で、この女がレイア姫? みたいな感じで容易に推測できます。

ドラゴンの表現はさすがILMという出来栄えですが、小説に出てきたイベントをすべて映像化してみましたみたいな感じのつくりで、あまり映画らしくないです。特に時間経過感覚が映画っぽくない。ちょっと駄作臭がします。

ダースベイダーは死んだけど銀河皇帝は現在なので、いくらでも続編は作れそうですが、続編なんて企画通るのだろうか?! もしつくるならヨーダ相当がどうなるか楽しみです。

2006/12/27 Wednesday

TOHOシネマズの前振ムービー

Filed under: - dekaino @ 23:32 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO�激�����冴���������若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

最近109シネマズに行くのが多くて、TOHOシネマズはご無沙汰していたのですが、先日久々に行ったら上映前のマナームービー、携帯の電源切れとか前の席を蹴るなとかいうやつが、鷹の爪団バージョンに変わってました。
鷹の爪団
(実際は吉田君こんなこと言いません)

はっきり言ってTOHOシネマズの前振ムービーはかなり退屈でしたが、かなり面白くなったと思います。

過去の順位: ワーナーマイカル > MOVIX >> 109シネマズ >>>>> TOHOシネマズ
新しい順位: TOHOシネマズ > ワーナーマイカル > MOVIX >> 109シネマズ

2006/12/19 Tuesday

西野妙子 on 地獄少女

Filed under: - dekaino @ 8:09 このエントリをはてなブックマークに追加 茱翠���絖� on �亥��絨�絅海里呂討�Bookmark被リンク数

地獄少女 実写版に西野妙子が出てた。最近事務所変わって活動が活発になっているらしい。西野妙子ももう30才か。小室ファミリー加入で無駄に芸能人生足踏みした感じ。

丸顔
30になっても丸顔。

低身長
そして明らかに岩田さゆりより一回り背が低い。

結婚式
喪服
結婚式シーンと葬式シーンが同時に見られるのも地獄少女ならではでしょうか? ちなみに実写版では初めて呪い殺さなかったゲスト主人公でした。

2006/12/11 Monday

007/カジノロワイヤル

Filed under: - dekaino @ 22:53 このエントリをはてなブックマークに追加 007/���吾���㏍���ゃ�ゃ��里呂討�Bookmark被リンク数

007/カジノロワイヤルを観ました。

00(ダブルオウ)番号をもらったばかりのジェイムズ=ボンドって設定ですが、時代は現代2006年です。今回からダニエル=クレイグがボンド役。えらいマッチョなボンドです。とにかく筋肉でピンチを切り抜けていきます。やはり若いうちは道具には頼らないってことなのか? ボンドカーも出てきますがあっけなくドカー!!!!

終わったようで、いつまでも終わらない昔の007映画を彷彿させる懐かしい作り。アクションはとにかくすごいですが、メッセージ性はゼロ。ひたすらエンターテイメントに徹した映画です。

2006/12/2 Saturday

エンロン:巨大企業はいかにして崩壊したのか?

Filed under: - dekaino @ 22:47 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟�㏍��:綏�ぇ篌�罐㏍������������刊紕���������?のはてなBookmark被リンク数

映画「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」を観ました。
観た劇場は豊洲のユナイテッドシネマ、あのららぽーと豊洲に入っているシネマコンプレックス劇場です。ららぽーと豊洲はマスコミでさんざん報道されていて、さぞやだだっ広い超大型商業施設なのかなと思いきや、案外小さいこじんまりとした施設でした。まぁ考えてみれば有楽町線で銀座まで10分って立地になんだからわざわざ気張って商業施設を作る必要もないってことですね。

映画の話に戻すと、これは2001年頃に破綻で大騒ぎになった米エンロン社のドキュメンタリ映画です。あのSOX法ができたのもエンロン破綻のせいですから、日本もかなりの影響を受けていると言えます。
結果論で言えばエンロン幹部はひどいことをしたわけですが、なぜそうなったか その原因やプロセスを解き明かそうと努力しています。
ブッシュJr大統領と密接な関係があったこともわかっているのに2004年の大統領選ではたいした争点にもならず楽々と再選を決めたあたりがアメリカの政治の面白くかつ怖いところです。やはりエンロン事件で損した人っていうのは政治力学的に見てマスではないってことなんでしょう。

アメリカのなつかしい音楽と政治が好きな人におすすめ

パプリカ

Filed under: - dekaino @ 22:36 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������里呂討�Bookmark被リンク数

今敏監督の最新作パプリカを観ました。筒井康隆の同名小説の映画化です。
映像的には大変すばらしく、筒井風のキチガイ描写をうまく映像化したと思います。話はとっちらかって、最後まで観ても結局夢(ゆめ)か現(うつつ)かハッキリしないまま終わりますが、まぁそこは味ということでしょう。理性的に考えたら非常につまらないオチしかありえませんから。

平沢進の音楽に身をまかせて極彩色の映像にトリップするのが正しい鑑賞法だと思います。

2006/11/23 Thursday

Children of Men

Filed under: - dekaino @ 12:36 このエントリをはてなブックマークに追加 Children of MenのはてなBookmark被リンク数

Children of Menを観ました。原作は同名のSF小説。ハヤカワから「人類の子供たち」という題名で和訳本が出ています。

劇場版の公開時邦題は「トゥモロー・ワールド」。はっきりいってダサ過ぎます。もうちょっと考えてほしい。字幕も戸田奈津子大先生なので専門用語やダジャレ系にかなり難あり。まぁストーリー上重要なダジャレはないから問題は少ないのですが、戸田女史の偏執狂的なダジャレ嫌いは何とかならんもんでしょうか?

日本の配給会社(東宝東和)の事情はともかく、映画の方はカナリいい出来です。古くて新しい感じがします。従来のハリウッド映画ではありえないリアリティがあります。
特に市街戦のシーンは熱い! まさに従軍報道カメラが身体を張って撮影してるノリがすごい。美術・音楽もヒッピー文化や20世紀のモダンアートまで取り入れててかなり面白い。
そしてストーリー展開がすごい。ハリウッド展開に慣れているとかなり驚きます。

なんていうか、富野由悠季がこの映画みたら、先を越されたって悔しがると思います。人類の未来、赤子、戦争をやめられない愚かさ、などトミノ臭いテーマのオンパレードです。女の方が男より元気そうなところもトミノ臭い。

SF的なセンスオブワンダー感はほとんどありませんが、奇妙なほどリアルあふれた映画です。そしてハッピーエンドのように思えて、よく考えてみれば何も解決しておらず、相変わらず未来は暗いままというあたりがVガンダムに通じるトミノ節っぽさを感じます。

P.S. ABC殺人事件のBの街だったBEXHILLって地名が出てきてなんか懐かしかった。確かに海に面した街だった

2006/11/19 Sunday

ナチョ・リブレ 覆面の神様

Filed under: - dekaino @ 9:53 このエントリをはてなブックマークに追加 �����с�祉������ 荀��≪���罕�のはてなBookmark被リンク数

ナチョ・リブレ 覆面の神様を観ました。

メキシコの修道院で育って今は食事係をやっているナチョ(本名イグナシオ)がこっそりプロレスラー(ルチャドール)として試合に出て、ファイトマネーを孤児たちの食事代にするという話。ストーリー展開は香港カンフー映画そのまんまです。なぞの特訓シーンもあるし。木人の代わりに牛が相手だけど…
メキシコという設定だけどアメリカ映画だからみんな英語を話します。スペイン語が話される頻度は蒼天の拳で出てくる中国語(にいいちんすら)と同程度で、ほとんど出ません。

メキシコプロレスが好きな人にはたまらない映画です。

2006/11/14 Tuesday

父親たちの星条旗

Filed under: - dekaino @ 12:34 このエントリをはてなブックマークに追加 �区Κ���<�����≧��のはてなBookmark被リンク数

父親たちの星条旗を観ました。クリント=イーストウッド監督の硫黄島プロジェクト第一弾です。
デーモンたちの星条旗

有名な硫黄島に星条旗を立てる兵士達の写真。
20世紀前半のラジオと新聞と固定電話があるが、テレビも携帯電話もインターネットもなかった時代、戦意高揚のために行われたメディア戦略が面白いです。
ナチスがドイツ国民に熱狂的支持されたのも、ラジオ放送と新聞によるプロパガンダの賜物と言われているし、なかなか興味深い現象です。
現代の米国の戦意高揚キャンペーンを冷ややかに皮肉っている意図も感じられますが、基本的にはドキュメンタリータッチでラッキーかつアンラッキーな写真に写った兵士達の半生を描いた映画です。完全に米国視点で描写されていますが、米国賛美ではありません。

衛生兵の息子がストーリーテラーとして出てくるのですが、彼は続編の硫黄島からの手紙にも出てくるのかな? 戦場で失踪したイギーの件などいろいろ伏線もありそうです。硫黄島からの手紙もぜひ観たくなりました。

2006/11/12 Sunday

デスノート the Last name

Filed under: - dekaino @ 21:48 このエントリをはてなブックマークに追加 ���鴻���若�� the Last nameのはてなBookmark被リンク数

デスノート the Last nameを観ました。もちろんデスノート前編の続編で完結編です。

原作では終盤グスグスになるのですが、きっちり話の決着をつけてくれます。つっこみ所はいろいろあるのでしょうが、原作よりよくできているのは間違いありません。

つっこみ所その1としては、ミサミサの記憶力がしっかりしててLの本名を覚えていればまったく問題なかったはずなんだけどね。つーか知り合ったばかりの彼氏の交友関係についてなんて、興味津々なのが女の本能だと思うのだかどうだろうか? しかも名乗りと本名が一致してなきゃ絶対覚えてるだろ!
まぁこの点は頭の良さと容姿は反比例するの法則を適用すればOKかもしれない。

その2は、デスノートの贋作をそんな短期間に作れるのかという問題。そりゃ無理だろ。手に触れるペーパーアイテムってホンの些細な差でもすぐわかるものだ。もしこんなことができる技術があるなら偽札作れます。

それから死神はノートで人を殺すことにより、他の人の寿命を延ばしてしまうと砂になって死んでしまうという後付設定。これじゃ死神はおいそれと人を殺せなくなってしまうよね。将来に渡ってただ一人の他人の寿命を縮めていない人間などいるのだろうか? 死ぬ直前の人間くらいしかいなさそう。でもそれじゃたいした寿命が吸い取れないし、どうなっているのかね??

いろんな論理的ほころびが見え隠れしてはいるのだが、それでも楽しめると思います。
ちなみにレムが女性型って設定はなかったことになってます。

2006/10/28 Saturday

THE SENTINEL

Filed under: - dekaino @ 15:07 このエントリをはてなブックマークに追加 THE SENTINELのはてなBookmark被リンク数

ザ・センチネル/陰謀の星条旗を観ました。「陰謀の星条旗」というのは邦題のみの副題。この副題をそのままタイトルにする勇気はないんですかね。センチネルってカタカナ語として定着してないし、わざわざつけなくてもいいような気はする。

話はFOXらしいというか、24そのものって感じ。ただし、猪突猛進で単独行動しまくりで誤解されまくるジャック=バウアー的な役どころをマイケル=ダグラスがやり、ジャック=バウアー役やってるキーファー=サザーランドが、それを追い詰める役を演じているところが違います。

なんとなく、キーファー=サザーランドが頭がいいように見えてしまうのが不思議。つーかジャック=バウアーが馬鹿すぎなんだよね。普通考えたら当たり前の行動をしているだけで、すごい切れ者のように見えてしまうくらい、幸か不幸か、お馬鹿な役のイメージがこびりついているってことですな。

ストーリーは普通のアクションもので、とりたててすごいところはありません。ただ、観光案内的にワシントンDCの名所の映像がたくさん出てくるので、ワシントンDCが好きな人にはたまらないでしょう。アメリカ人受けをかなり狙ってる感じ。

アタゴオルは猫の森

Filed under: - dekaino @ 14:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�帥�眼�����������のはてなBookmark被リンク数

アタゴオルは猫の森を観ました。ますむらひろしのライフワークともいえるアタゴオルシリーズのCGアニメ映画です。

世界観の説明はまったくなし。こういう世界なんだと頭から丸呑みするしかありません。いきなりダンスシーンで始まり、最後もダンスシーンで終わります。ダンスの動きは人間のダンサーに躍らせてモーションキャプチャーしてます。いまの時代でははっきりいって手抜きですね。猫キャラならではの動きらしいさはまったくゼロ。某ネズミーランドの着ぐるみダンスと同じで人間がかぶりものをして踊っているようにしか見えません。

話のテンポは速いというか、短い時間に詰め込みすぎな感があります。ヨネザアドなりアタゴオルなりのまったりした時間の流れを感じることはできないでしょう。最初から最後まで祭りみたいな時間の流れです。

平山あやがツキミ姫の声をやっていますが、ダンドーの優香以上にどうでもいい役で、ただいるだけでまったく重要性がない立ち位置が、大人の事情枠としてよく設計されていると感じさせます。つーか、育っちゃってオーラがなくなった子役をどうしてここまで面倒見るのか、ホリプロは本当に面倒見がよいプロダクションだなぁ。

2006/10/25 Wednesday

神雕侠侶 Necoで放送開始

Filed under: - dekaino @ 23:48 このエントリをはてなブックマークに追加 腑���箴�箴� Neco�ф�冗����紮�のはてなBookmark被リンク数

チャンネルNECOblogによると、射雕英雄伝の続編「神雕侠侶」が2007年1月より放送開始されるそうだ。めでたい!

神雕侠侶
特設ページも製作中だ。

2006/10/15 Sunday

夜のピクニック

Filed under: - dekaino @ 18:25 このエントリをはてなブックマークに追加 紊�������������里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 夜のピクニックを観ました。
NHK名古屋制作の学校ドラマをすごく豪華なキャストでやった感じの映画です。エキストラの人数も尋常じゃない感じ。

恩田陸の世界観はうまく表現できていると思います。一応、学園を舞台にして謎解きをしていくミステリ仕立ての話なんだけど、ミステリじゃない視点でも十分楽しめる青春映画です。変に伝統がある(元旧制中学だったりする)県立高校にありがちなちょっと無茶だけど長く続いてる伝統だから許されてる的な行事が、確かにリアリティがあります。
救護バスが地元バス会社からチャーターしてるあたりもリアルだなぁ。ナンバーが・911なのはちょっとねらいすぎだけど…

キャストはかなり豪華なので子役好きな人にはたまらない映画でしょう。加藤ローサも出番が少ないながら大変美味しい役。鉄人28号ではいっぱいいっぱいって顔ばっかりしてた池松くんもローサの妹役で大活躍です。

すべての登場キャラは基本的に善人。悪意を持ったキャラは一人も出てこないです。ただみんな青臭いけどね。いかにもな青春映画に仕上がった良作。ただし恋愛映画の要素はほとんどありません。

2006/10/10 Tuesday

永遠の法

Filed under: - dekaino @ 8:21 このエントリをはてなブックマークに追加 羂檎�����のはてなBookmark被リンク数

アニメ映画「永遠の法」を観ました。宗教映画はパッション以来でかなり久々。

制作費をふんだんに使っているのか無駄に動きます。海の波をCGじゃなくて手描きしてるアニメが21世紀に製作されるなんて思ってもいませんでした。なんか予算を使い切るぞみたいな意気込みを感じる手間の割りにまったく効果がないシーン。東映アニメーションにとって美味しい商売なんだろうなぁ…

本作を観て幸福の科学の霊界世界観を初めて知ったのですが、うしろの百太郎の霊界とおんなじですね。これは大川隆法が百太郎からパクったのでしょうか? それともつのだじろうが取材したネタ元と同じ流れってことなのでしょうか? とにもかくにもつのだじろうって天才だよなぁと再確認しました。

世界観は百太郎ですが、登場人物は劇場版ドラえもんのような、のび太、しずか、ジャイアン(善人モード)、スネ夫、の4人。アメリカでも布教するつもりなのか人種比率に気を使い、白人、東洋人、黒人と割り振られてます。こいつらがエジソンの霊から作り方を教わった霊界電話(これも百太郎に出てた!)を完成させて、霊界を旅するというもの。
なぜか伝記になってそうな偉人たちがぼろぼろ出てきます。ヘレンケラー、ナイチンゲール、アインシュタイン、エジソン、松下幸之助などなど。しかしエジソンが科学の神ってのは変だ。エジソンは発明家で企業経営家で特許ゴロだけど、決して科学の徒ではないのに。

ヒトラーやニーチェは悪魔らしいです。ニーチェは神は死んだと言ったからなんだろうけど、ヒトラーはなぜ悪魔なのかな? 戦争に負けたから?? レーニンとか毛沢東はどうなんだろう??

謎の正義の巨大ロボが出てくるけど、なんかかっこよくないです。合体変形もできなさそう。

2006/9/30 Saturday

X-MEN:ファイナルディシジョン

Filed under: - dekaino @ 10:26 このエントリをはてなブックマークに追加 X-MEN:���<�ゃ�������c�激�吾�с�海里呂討�Bookmark被リンク数

X-MEN:ファイナルディシジョンを観ました。
これはいいです。X-MENファンにはたまらない良作。

なんたって、サイクロプスがあっけなく死ぬところがいい。しかも名誉の戦死ではなく、責任から逃避行した挙句、情に溺れてあっけなく死ぬというショボさが最高。やっぱサイクロプスはこうでなくっちゃ! 主役でリーダー的役割だったはずなのに、人気が出ずどんどん落ちぶれて、まったくいいところ見せられずに終わるところは、ガンダムSEEDデスティニーのシン・アスカを上回ります。

そしてパトリック=スチュワート演ずるプロフェッサーがかっこいいです。今回は出番多いしバリバリアクションします。まだ歩けた頃の回想シーンまであるのだ!

ウルバリンも最高!! ウルバリンの恋愛は絶対にバッドエンドでないといけない! まったくもってファンの期待を裏切らない展開です。ウルバリンはこうでなくっちゃ。決して幸福になってはいけない野獣なのだ。常にハングリーなウルバリンが素敵。

最後にはトミノ作品のように主要キャラが死ぬor再起不能となってしまうのですが、ちゃんと続編が作れるように予防線が張ってあります。しかも続編ができてもプロフェッサー役はパトリック=スチュワートでなくてもいい、むしろスチュワート以外じゃないといけないという素晴らしい伏線。これで制作が楽になるよ。スチュワートの出番は最後だからあんなに見せ場を作ったのかもしれないです。

2006/9/24 Sunday

CLICK

Filed under: - dekaino @ 13:34 このエントリをはてなブックマークに追加 CLICKのはてなBookmark被リンク数

CLICKを観ました。
むかしWWWが世間一般に認知され始めた頃、フジテレビの女子アナが「クリッククリック」とか言ってたけど、そんな感じのノリのお色気お馬鹿映画です。邦題の「もしも昨日が選べたら」ってのはイマイチ。そのままカタカナで「クリック」としない意気込みは買うけどね。たとえば「もしもキノウが選べたら」として、キノウを昨日と機能のダブルミーニングにしてみるくらいの芸が欲しいところです。

藤子F不二夫のドラえもんの初期に出てくる「独裁スイッチ」みたいな、すごい機能があるんだけど使うものを破滅させる恐ろしい秘密道具「真・万能リモコン」。A先生だったら笑うせぇるすまんに出てきそうなグッズ。これを入手した/入手させられた(?)男の人生の物語です。
かなりお色気度が高いので小学生の子供と一緒に見に行くと気まずい思いをすると思います。チャーリーズエンジェルよりお色気ギャグ度は高いです。たとえるならオースティンズパワーぐらいはあります。

ソニー資本の映画だけど、あまりソニーにはこびてないというか、逆に馬鹿にしてるような感じです。DVDをBlue-Rayにするようなことはしないどころか、AIBOを車に引かせて破壊します。Tivoとか他社製品もばんばん出てくるし。まぁTivoはもう北米では一般名詞なんだろうなぁ…

宣伝はあまりされてませんが、お色気ギャグだけではなく、しんみり泣けるハートウォーミングなところもあって、かなりいい出来です。お色気ギャグに抵抗がない人はおすすめ。

タイドラインブルー最終話

Filed under: - dekaino @ 12:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �帥�ゃ�����ゃ�潟�����惹��腟�荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

先日予告したようにキッズステーションで放送されたタイドラインブルーの真の最終話「第13話 兄弟」を観ました。
なぜか英語のタイトルは"Brother"、ここはどう考えても"Brothers“だろ! 英語圏への展開とか考えられてないのかな?

傷がないグールド

後日談的な話なので、目新しい展開は特にないです。確かに12話で放送を終わらせても問題ないのかもしれない。ただお宝映像的なものはたくさんあります。グールドが顔に大怪我する前とか。魏の国の偉い人は子供作りすぎとか。
エンディングには出てくるけど12話までの本編では使われなかったカットは、予想通り13話で使われました。あーなるほどーみたいな感じ。よっぽど好きでないなら、大金はたいてまで見る必要はないです。

日本以外全部沈没

Filed under: - dekaino @ 12:37 このエントリをはてなブックマークに追加 �ユ��札紊������羃,里呂討�Bookmark被リンク数

日本以外全部沈没を観ました。
日本沈没ではなくて日本以外全部沈没。小松左京のベストセラー小説をもとに筒井康隆が書いたパロディ小説の映画化です。はっきりいって草薙君の日本沈没よりずっと面白い。
ほとんどの部分が、細かい単位のブラックジョークなネタの寸劇をだらだらとつなげたもので、ある意味、歌舞伎のような伝統的なお芝居のような構成です。近代的な映画手法はあえて無視されてます。しかし、終盤のクライマックスまでは怒涛のようにストーリー仕立てのドラマが展開されます。メッセージ性は草薙君の日本沈没よりぜんぜん強いし、明確です。ただの娯楽映画ではなくメッセージも打ち出すあたりが、古きよき社会派映画だった昔の日本沈没を忍ばせます。

シャレがきついけど、かえってここまできついせいで、これを本気に受け取ってクレームつけたら、むしろシャレがわからない方が恥ずかしくなるという、開き直り効果があります。北朝鮮だってコレには文句つけられないだろうな。

河崎監督は美少女アイドルものにも(にこそ?)定評があるのですが、本策ではあえて美少女断ちしてストイックに笑いを追及しています。しかし電エースが出てくるのはびっくりした。ちょっとマニアック過ぎ。事前に下調べしないで観たのでかなり感動しました。クロマティ高校に出てきた宇宙エンジンゴリくらいビックリ!!
それに加藤礼次郎というなつかしい名前と絵柄も見ることができました。いやあ加藤礼次郎ってまだ生きてたんですね。はやくもう少しメジャーな世界に帰ってこいよ~

2006/9/9 Saturday

タイドラインブルー13話 初放送

Filed under: - dekaino @ 10:29 このエントリをはてなブックマークに追加 �帥�ゃ�����ゃ�潟������13荅� ���冗��のはてなBookmark被リンク数

昨年 地上波深夜枠とCS放送でサイマル放送された飯田馬の介監督のタイドラインブルー。すばらしい良作なのですが、最終話はDVD発売のみで、地上波でもCSでも放送されないというあのね商法の王道を行ってました。
その幻の真の最終回第13話「兄弟」がCSで初放送されます。12話から1年間待たされました!! 放送局はキッズステーションで、日時は9月18日20:30から、再放送は同日25:30からです。

初回放送がちょうどスーバーチャンネルのエンタープライズの最終話と重なってしまうのは何かの因縁かもしれません。私は再放送のほうで見る予定です。

劇場版 アキハバラ@DEEP

Filed under: - dekaino @ 10:02 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �≪�㏍�����@DEEP�はてなBookmark被リンク数

劇場版 アキハバラ@DEEPを観ました。
アキハバラ@DEEP

テレビシリーズも別キャストであったらしいが、そちらは未見です。
基本的には往年の俺たちひょうきん族的なギャグ映画です。ストーリーで笑わすというよりは、演じる役者を直接いじって遊ぶノリです。登場人物の格好を見ればいかにもねらってます。

それにしても山田優はプロですね。何でも言われた通りやってます。メイド服も着ますが、インタビュー記事を読むと本人はカナリ嫌だったみたいです。モデル体型にメイド服は似合わないよなぁ…
でも山田優より寺島しのぶがもっとすごい。胸ぐり大きいタイトなミニスカスーツを着こなし、ブラジリアン柔術で山田優にマウントポジションとって肩を脱臼させる役です。いったいどこの誰が寺島しのぶの乳の谷間を太ももを期待しているというのか? 観客サービスではまったくありません。ただただ寺島しのぶ本人が嫌がる格好させて内輪で楽しんでるだけです。しかし寺島しのぶもプロ意識満点で淡々と演じております。

ストーリーの方は原作またはコミカライズ版に沿った話で別にどうということもない話です。リアリティはまったくゼロ。つーか、貧乏人に無料でサービスしたいんならオープンソースでクルークのコードを公開しておけば盗まれたってどうってことなかったろうにね。はやりのWEB2.0(私は嫌いな言葉だが)のWも知らない人が書いたとしか思えない陳腐な話です。

でもギャグはがんばってるのでひょうきん族ノリが好きな人なら楽しめると思います。

2006/9/7 Thursday

ユナイテッド93

Filed under: - dekaino @ 20:37 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ������93のはてなBookmark被リンク数

ユナイテッド93を観ました。
911事件で唯一破壊目標にたどり着けずに墜落したユナイテッド93便のドキュメンタリータッチの映画です。いわゆる再現ドラマなんですけど、変な主義主張をいれずできるだけそのまま再現しようとした姿勢は好感持てます。実際は搭乗員乗客ともに全員死亡なわけで、あまり手がかりが残っていない中で、これが一番ありそうだなってところをがんばって再現してます。とはいえ、死ななかった人たちはちょっと好意的に描いてるかも。管制官とか軍人とか実際はもっと浮き足立ってたと思うけど、本作品ではかなり冷静です。

基本的に犠牲者に対する追悼以外のメッセージ性は皆無なので、観客は観たものを観たままに解釈するしかありません。作り手も観る側も911事件に対してどう立ち向かえばいいのか迷っているような映画です。

2006/9/4 Monday

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society

Filed under: - dekaino @ 0:00 このエントリをはてなブックマークに追加 �紙�罘����� STAND ALONE COMPLEX Solid State SocietyのはてなBookmark被リンク数

攻殻機動隊の新作攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Societyスカパーペイパービュー(PPV)で観ました。略して攻殻SSS。視聴料は税込みで840円。かなり強気の価格設定です。
原則はCSのPPVのみの公開ですが、9月9日にテアトル新宿でやるオールナイトイベントで上映があるらしいです。

今度の新作は2時間弱のテレビ向け長編が1本でシリーズものではないです。世界観はテレビシリーズのSAC2に直接つながるもので劇場版とはちょっと違います。劇場版みたいにやたらに描込みがすごかったりはしませんが、テレビ用企画として見ればかなりのハイクオリティです。
少子化や高齢化社会がテーマのひとつです。まぁ流行のテーマなんだろうけど、少子化ってそんなに問題なのかな? 日本の人口なんて明治初期には4000万しかいなかったんだし、そこまで減ったって構わないと思うんだけどね。確かに短期的には年金問題とかで痛みがあるとは思うけど、何も考えずに人口増やすほうがむしろツケを未来に回すだけの愚行だと思う。日本の面積なり地球の陸地なりが広くなっていくわけじゃないんだから、強制しなくても人口が減るって国はすごい幸福な国なんじゃないかな。隣には一人っ子政策やっても人口増え続けてる国だってあるんだもんね。
まぁ攻殻機動隊の世界観ではネットは広大らしいので、余剰人口はネット世界に住まわせればいいのかも知れないね。

2006/9/2 Saturday

王と鳥

Filed under: - dekaino @ 12:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ����灰のはてなBookmark被リンク数

王と鳥を観ました。有名な「やぶにらみの暴君」のディレクターズカット版といえばいいのか完全版です。
古いアニメなのに今でも十分に楽しめます。鳥の飛び方がすごい古いスタイルなのは笑えますが、とにかく動きで見せようという姿勢が現代アニメとは違うなぁと感じさせられます。巨大ロボもかっこいいです。王様の王たる優雅な動きもいかにもおフランスな感じ。
やはりフランス第五共和国らしく王権は悪みたいな当たり障りのないテーマが描かれているようで、すごく毒があり風刺作品としても面白いのです。

宮崎駿うんぬんなんて宣伝文句は抜きにして一度観ても損はしません。サイの鐘がとってもカワイイ。

マスターオブサンダー 決戦!!封魔龍虎伝

Filed under: - dekaino @ 12:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ���鴻�帥�若�����泣�潟���� 羆堺��!!絨�薛�蘊����のはてなBookmark被リンク数

マスターオブサンダー 決戦!!封魔龍虎伝を観ました。
近年の東映特撮ヒロインそろいぶみのアクション映画です。ノリは香港アクションものと思えば間違いなし。お約束のエンディングのクレジットが流れるときのメイキング集もついてます。

出演は、木下あゆ美(デカイエロー)、芳賀優里亜(555の真里)、永田杏奈(カブトの岬さん)、小松彩夏(実写セーラームーンのセーラーV[ビーナス])。ちょこっと秋山莉奈(アギトの真魚ちゃん)も出ています。まさに豪華絢爛。
椿隆之(ブレイドの剣崎クン)もでていますが、滑舌がしっかりしてるので最初はちょっとわかりませんでした。ダヂバナザーンとか言ってくれないと区別つかないっす。
そして大御所の倉田保昭と千葉真一が戦いまくります。バリバリです。映画の後半はこの二人がメイン。ヒロインたちはまさに壁の花です。
敵キャラの松村雄基はたいして戦いません。部下を使うか他人に憑依するだけ。ダメ出しだされたのかなぁ?

とにかくギャグありアクションありで面白いので、この手のが好きな人にはたまらないでしょう。ちょっと七人のオタクみたいな要素も入ってるかも。
しかし特訓がほとんど役になってないなぁ。まぁこれも香港アクションのお約束か!

2006/8/28 Monday

太陽

Filed under: - dekaino @ 7:31 このエントリをはてなブックマークに追加 紊��修里呂討�Bookmark被リンク数

太陽を観ました。
ロシア人のアレクサンドル・ソクーロフが撮った昭和天皇の終戦前後の心情をつづった映画です。ミニシアターランキングでは堂々の1位。かなり注目されているようです。

観た映画館は横浜のムービルです。以前にも書いたように、休館寸前のところを東急に救われた横浜老舗の映画館です。以前の懸念点だった「東急レクリエーションの映画鑑賞券が使えるか?」は解決しました。使えます。東急太っ腹だなぁ。営業形態は昔ながらのいつでも出入り自由、出ない限りは何回でも観賞可能です。シネコンによくある全席指定総入替制とは大違いです。たまにはこういう小屋もいいですね。上映ラインナップの方は本作のようなマニアックなものもやるようになってきたので、東口の109シネマズとの差別化を計っているのでしょう。

本題に戻って、太陽の話です。主演の裕仁天皇を演じるのはイッセー尾形。資料映像をおもっいきり研究したようで、まさに形態模写のような演技です。イッセーらしいといえばイッセーらしい。彼だけが何の先入観がなくても、昭和天皇だとわかります。
それに反しそれ以外の役は作劇上の役割でしかありません。キャストの役名も役職でしか出てません。侍従とか大臣とか米軍の将軍とか。
日本の首相も東条とは似ても似つかないどころか誰が首相なのかすらわかりません。御前会議に出てた誰かなんだろうけど。進駐軍の司令官もマッカーサーと似せようともしていないし、劇中に固有名詞で呼ばれることもありません。ただ General ってだけです。
つまり、ヒトラー~最期の12日間のような綿密な取材の上に再現したドキュメンタリーではなく、ほぼ仮想戦記に近い想像の天皇像です。
おそらく日本側の資料を管理している人の協力をまったく得られてないのでしょう。リアリティさを期待して観たらガッカリすると思います。
イッセー尾形の演技以外リアルな部分はありません。イッセーにしても皇太子への手紙を現代仮名遣いで書いちゃいますから、時代考証的にはかなりぬるいのです。

東京空襲のシーンはハウルの城の空襲シーンのように生物的な飛行機の形をした化け物が爆弾を落とすという幻想的な表現でお茶を濁しています。

あと皇居(江戸城)の車両での出入りのシーンはミニチュアのジオラマを作って表現しているのですが、これがいい出来です。昔の円谷特撮のような精巧な出来です。エンディングのクレジットが流れるときに画面に出る上空から見たマットペインティングもいい味だしてます。

日本もこういう作品に資本参加するなり、資料を提供するなり出来ないと文化的にダメと言われてもしょうがないと思う。負の遺産を隠すだけではダメでしょう。

2006/8/25 Friday

劇場版仮面ライダーカブト

Filed under: - dekaino @ 0:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁��篁��≪���ゃ���若������のはてなBookmark被リンク数

劇場版仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVEを観ました。併映は轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIEです。

まず、本作品はテレビシリーズを観ていないと楽しめません。観ているなら大変面白いです。最初は去年の劇場版響鬼と同じノリのパラレルワールドものだと思わせておいて、テレビシリーズに直結するすごい仕掛けがあります。はっきりいって油断して観てたら最後の神展開にシビれたー。去年の響鬼の駄作さをうまく逆手にとられた形!
響鬼と七人の戦鬼があまりにひどくてもうライダー映画はコりたなんて思ってる人、騙されたと思って今年も観てください。
テレビシリーズのレギュラーなのに映画に出てこないキャラも理由があって出てこないのだと思われます。すごい伏線です!

ただちょっと残念なところは、岬さんが出番が少ないところ。カブト最大の見所の岬さんのコスプレも謎の女幹部軍服だけでいまいちです。
でも今年はマスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝でライダー女性陣の活躍を観られるのでそっちで我慢しておきましょう。

2006/8/24 Thursday

轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 7:59 このエントリをはてなブックマークに追加 莉�莉����������宴�潟�吾�c�� THE MOVIE のはてなBookmark被リンク数

轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャスを観ました。

なんか安っぽいエロゲのようなストーリー。最強のDNAを得るために少女型エイリアンがレッドの人にのしかかって「私とひとつになりましょう」とか言います。
こんなの子供に見せちゃっていいのだろうか? まぁ星井七瀬なんで映像的には色気ゼロなんですけどね。それにお約束どおり新メカのお披露目があり子供達は大満足でしょう。
流水プール事故のために急遽入れられた冒頭テロップがかなり唐突です。

2006/8/23 Wednesday

日本沈没 (2006年版)

Filed under: - dekaino @ 7:46 このエントリをはてなブックマークに追加 �ユ���羃� (2006綛雁��)のはてなBookmark被リンク数

日本沈没 (2006年版)を観ました。いわずとしれた超名作のリメイクです。
監督は特技監督では定評高く監督では悪名高い樋口真嗣です。本作もかなり悪い評判が流れまくっておりました(1973年版は出色の出来だったしね)。

とはいえ、ローレライに比べればよく出来ているので安心ください。前作の存在を無視して評価すれば最近の邦画としてはまぁまぁの出来だと思います。
ただ前作の売りだって日本社会のタブーに挑戦するようなエキセントリックさはありません。本当に穏健なストーリーです。物議をかもすブもありません。
ここが樋口真嗣が好んで起用されるポイントなんでしょうね。いわゆる作家タイプではなくて職人タイプ。クライアントが指示した制限範囲から決してはみ出すことはなく、その中で最大限いいものを作る。こういう人が作るものはたいして面白くはないけど安心で商業作品界では重宝されるんでしょう。
たとえば、米国に見捨てられたとかセリフの端々に前作のエキセントリックさの片鱗が残ってますが、セリフ以上の表現がないのも自主規制なんでしょう。在日米軍が日本から撤退する時に邪魔な日本国民をばりばり撃ち殺すみたいなシーン(実際そうなるでしょう)等は絶対出せない/出さないってことですね。

作家タイプの代表格の富野なんかは腹の中で舌を出しながら平気でスポンサーを騙すから、作品に毒があって面白いんだよね。もちろんそのせいで干された不遇の時代もあるわけだが。

特撮とか科学考証は中途半端によく出来てます。ただ最後のオチは科学考証的にはむちゃくちゃね。とにかくドラマの筋のために何でもあり状態にしちゃった。まさに無理が通れば道理が引っ込む状態。

たぶん日本以外全部沈没の方が楽しめると思います。

2006/8/14 Monday

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

Filed under: - dekaino @ 7:56 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ���若���祉�����祉�������≪��/���������潟�冴�祉���с�鴻��のはてなBookmark被リンク数

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェストを観ました。
タイトル長すぎ! とにかく何でもカタカナにした邦題やめようよ。前作のPirates of Caribbean/Curse of Black Pearlの邦題はパイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちでまだ副題部分は和訳されてたのに、本作の邦題は芸がなさ過ぎ。

映像は大変面白いです。カートゥンの絵コンテをそのまま実写で撮ってみましたみたいな映画です。アニメではなくてカートゥンね。ぺちゃんこに潰されて平面ガエル状態になるのだけは出てこないけど、それ以外のカートゥン的表現はだいたい出てきます。くだらないことを大真面目で作っていて笑えます。

ストーリーは決着つきません。というか三部作のうちの第二作みたいな終わり方。帝国の逆襲とかMatrix:Reloadedみたいな感じ。何も決着していないどころか問題増えてんじゃん!
オチはクレジットのエンドロールの後に一応あるのですが、これがオチかよっと必ず叫びたくなります。いい意味でふざけた映画です。

2006/8/12 Saturday

森のリトルギャング

Filed under: - dekaino @ 16:06 このエントリをはてなブックマークに追加 罍������������c�潟�阿里呂討�Bookmark被リンク数

森のリトルギャングを観ました。ドリームワークスの3Dアニメです。

本作の主人公と仲間達は、森の動物です。それもただの動物時手はなくて小動物です。だから主人公達から見た人間は巨人のように表現されます。ANTZ!バグズライフのようなノリです。しかし小動物たちは人間の言葉を理解します。人間は動物の言葉がわからないみたいですけど。ドリトル先生みたいな世界観なのかも知れません。
ドリームワークス作品らしく、ディズニーにはできない皮肉なメッセージも、シュレックほどではないですがふんだんに入ってます。

亀がマリオに出てくる亀(ノコノコ?)そっくりです。いや亀なんだから似てて当然なんだけど、すごいノコノコ臭がするぞ。いつオーバーオールを着たヒゲのイタリア人が出てきて踏みつけるか気になってしようがありませんでした。(イタリア人が出てくるかどうかは秘密)

今年の夏、子供を連れて行くならゲド戦記じゃなくて本作にすべきです。誰にでもお勧めできる良作。でもアメリカ大衆文化に通じてるほうがより楽しめるかも。

2006/8/5 Saturday

M:i:III

Filed under: - dekaino @ 15:56 このエントリをはてなブックマークに追加 M:i:IIIのはてなBookmark被リンク数

M:i:III(Mission Impossible 3)を観ました。
主演はシリーズ通して出ているトムクルーズ。監督はテレビドラマで大ヒット連発中のJJエイブラムスです。

スパイ大作戦の世界を変に壊さず活かしたまま、現代的なテーマでアクションを見せる良作でした。監督のJJエイブラムスはスタートレック映画の次回作を撮る予定なのですが、これならST10ネメシスのようなゴムタイヤがついてるマシンが出てくるスタートレック映画のような世界観を破壊するような作品は作らないと信頼できます。

本作は大変面白いのですが、アメリカ本国ではいまいちの興行成績のようです。トムクルーズのカリスマ性が落ちたのが原因とも言われてますが、ストーリーせいもあるかも。今回も味方の中に敵がいるお決まりのパターンで、アメリカ政府内の好戦派vs穏健派という構図になっていますが、ここで穏健派が勝ってめでたしめでたしというあたりがが今の戦争に浮かれたアメリカ人にはウケが悪いのでしょう。もし、反米諸国にわざと新兵器を流して戦争を誘発してから叩きに行くという陰謀をもつ好戦派が勝つストーリーだったら外国でのウケは悪そう(親米同盟国ですらシラケるでしょう)。なのでワールドワイド市場を考えればこれでいいのかもしれません。

2006/8/2 Wednesday

ゲド戦記

Filed under: - dekaino @ 9:56 このエントリをはてなブックマークに追加 �蚊�����のはてなBookmark被リンク数

ゲド戦記を観ました。言わずと知れた今夏の話題作。原作は読んでないので、映画を観ただけの感想。
対象年齢が高いです。もののけ姫と同じかやや高いくらい。もし子供を連れて行ったら、泣き叫んだ挙句退屈して寝てしまうこと間違いなし。
映像はきれいだけど、話は平凡な感じです。キャラがみな薄っぺら。駿監督ではよくあった悪役キャラの浄化というものもありません。

本作は息子の吾郎を御輿にしてでっちあげた鈴木敏夫プロデューサの起死回生の一発だったんでしょうけど、やはりジブリは高畑・宮崎駿の個人ブランドの殻を破ることはできない気がします。もし本当に宮崎吾郎を映画監督としてプロデュースするなら別ブランドを立ち上げて地道にやるしかないでしょう。客は入らないだろうけど。
ジブリもタツノコプロのように過去の資産を管理する会社になっていくのが正しい姿なのかなと思ってしまいました。

時をかける少女

Filed under: - dekaino @ 8:05 このエントリをはてなブックマークに追加 ����������絨�絅海里呂討�Bookmark被リンク数

時をかける少女を観ました。何回も映像化されている筒井原作の古典SFですが、今回は細田守によるアニメ版です。
傑作です。なんでこんなに上映館が少なく上映期間が短いのか謎です。

かなり話が翻案されており、原作の主人公の芳山和子の姪の紺野真琴が主役になった後日談的物語になっています。和子本人はなぜか上野の国立博物館の学芸員をやって「魔女おばさん」と呼ばれています。白衣が似合う薬理学者ではないのです(旧作ファンがまず驚くところ)。

一目見てわかるくらい国立博物館の館内は忠実に描写されています。ペルリンの至宝展のポスターが貼ってあることから、この話は2005年の夏の話だってわかります。上野の博物館ファンなら館内シーンだけでも見る価値あり。かなり手間かけてロケハンしたと思われます。

タイムリープの仕組みも原作と変わっており、文字通り跳躍(リープ)するだけとシンプルで絵になりやすいようなってます。確かにラベンダーの香りってのは映像化しにくく、特にアニメだとつらいだろうな。タイムリープシーンはアニメ的で面白い映像表現になってます。しかしラベンダーの設定の残滓として、和子の部屋には高校時代の写真の隣にラベンダーが飾ってあります。原作や大林版を知っている人ならニヤリとするシーン。和子の高校時代にもなにかしらの事件があったことが暗示されます。真琴の記憶も消されなかったのだから、和子も深町の記憶が残っているのだろうか?

ラベンダーの設定がないと理科室がキーポイントの場所になってるのもイマイチ必然性がないのですが、学園内の特殊な場所って意味で必然性があるのかなぁ? ただの旧作ファンへのサービスかも知れず。

主人公の真琴ははっきり言ってバカです。そのバカさはおバカな小学生男子代表ののび太に匹敵します。それも映画版ではなくてテレビアニメ版ののび太です。本作をドラえもんみたいって思う人も多いかも。タイムリープ能力を得たのがこんなバカで本当によかったです。これがデスノートのライトだったら大変です。人命を救うストーリーなので、トゥルーコーリングにかなりダブルところがあるのだけど、あっちは時をかける巨乳医学生でけっこう頭もいいみたいなので、本作は時をかける微乳おバカ高校生として差別化できているでしょう。

少なくとも子供を連れて行くならゲト戦記より時かけです。間違いない。

2006/7/31 Monday

バルトの楽園

Filed under: - dekaino @ 20:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������ソ��のはてなBookmark被リンク数

バルトの楽園を観ました。楽園と書いて「がくえん」と読みます。
第一次大戦 青島(チンタオ)で俘虜になったドイツ兵の収容所の話です。一応実話が基になってます。
淡々と描かれる収容所シーンがNHK特集(NHKスペシャルではない!)のノリで団塊の世代の受けはよさそうです。坂東収容所は地元ぐるみでドイツ俘虜を受け入れた模範的な俘虜収容所となるわけですが、ちょっとご都合主義的なところはあるかも。プロジェクトXぐらいの演出は入ってるね。

普通に見てれば「ああいい話だなぁ」で終わる話です。でもその感想からアフガン軍やイラク軍の俘虜も人権を損なわないような扱いにしなきゃなぁって考えに思い至る想像力を持ってる人は少なそう。

クライマックスのカラヤン指揮の男声のみに編曲された第九も素晴らしいし、娯楽作としてよくできてます。

2006/7/28 Friday

ラブ★コン

Filed under: - dekaino @ 8:52 このエントリをはてなブックマークに追加 �������潟�海里呂討�Bookmark被リンク数

ラブ★コンを観ました。
同名のベストセラー少女マンガを原作とした「必要以上に身長が高い女と、必要以上に身長が低い小さい男が繰り広げる学園ラブコメディ」映画なんですが、主演の藤澤恵麻は身長も高いが必要以上に胴が長いって気がする。
話は関西が舞台なのですが(高校の名前はマイド高校) 恵麻ちゃんは四国出身なので関西言葉もソツなくこなしています。天花の時と比べてかなり演技は上手くなってます(というか天花はひどすぎ)。

基本的に関西ノリのギャグ連発なのですが、ムツゴロウさんが出てくるところがかなり笑えました。こんなネタでわざわざ畑正憲本人を使うなよー。おかしすぎ。ああ見えてもムツゴロウ氏はかなり漢(おとこ)なんですぜ (→ムツゴロウのインタビュー記事)
姉役のしずちゃんも面白すぎ。妹が必要以上に胴長なら姉は必要以上に骨密度が高すぎてるようです。

少女マンガのセオリー通りに、出てくる男の子はみんなイケメンだし、必要以上にエロエロやらせろオーラ出してないし、ドキっ! 女子にとって都合がいい男だらけの学園コメディではありますが、男子が観ても面白いと思います。元彼女役の加藤未央(ミスマガジン2001グランプリ)がかなりかわいいのでチェックすべし。

2006/7/23 Sunday

デスノート前編

Filed under: - dekaino @ 7:49 このエントリをはてなブックマークに追加 ���鴻���若����膩┐里呂討�Bookmark被リンク数

デスノート前編を観ました。

原作原理主義の人には評判悪いと思いますが、はっきりいって映画版の脚本の方が全然いいです。原作の設定を活かしながらできるだけおかしな矛盾点を排除し、さらに映画の尺にうあわせたドラマを作りこんでます。脚本の大石はかなりいい仕事してます。

そもそも原作は、人気のイラストレータの表紙や挿絵がメインで文章は形式的に小説にするための駄文に過ぎないライトノベル商法マンガで、メインディッシュは小畑健の絵であって、ガモウひろし(大場つぐみ)の原作はオマケに過ぎず、プロットさえしっかりしてれば細部は矛盾だらけでも十分許されたわけです。しかし映画ではさすがにそれではまずかろうということでかなり手直しされてます。
しかし FBI日本支部というトンデモ設定はどーにもならなかったみたいで、せめてCIAにしておけよと。FBIにとって米国外は管轄外なんであんな大規模な活動拠点持ってるわけないだろとか、埋めきれないガモウひろしの無知ゆえのポカが散見されます。

本作の製作体制はB級予算の劇場映画というよりはA級Vシネマといったもので、Vシネマとして観るならかなり出来がいいと思います。劇場作としてはちょっと予算ケチってる感がプンプンしますけど、話そのものは面白いですし、キャストもいいし、妹役の満島ひかり(マックスのエリー役)とか、みさみさ役の戸田恵梨香とかきれい所がそろってます。ヒビキさんも捜査員(謎のFBI日本支部)として出てるしね。ナオミ役の瀬戸朝香のチープっぽさがいかにもVシネマだけど。

後編が楽しみです。きっと原作のショボい終幕とは違ってある程度納得できる決着が見られるに違いないと期待します。

2006/7/22 Saturday

ブレイブストーリー

Filed under: - dekaino @ 12:28 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ���鴻���若���爾里呂討�Bookmark被リンク数

ブレイブストーリーを観ました。
宮部みゆきの小説が原作。原作は読んだことはないが、コミックバンチに連載されているコミカライズ版は読んだことがある。コミカライズ版とはだいぶ設定が違うようだ。

キャラクターの造形はとにかく丸い。特に低年齢女性キャラはアゴがない! ミーナもゾフィー皇女もアゴがなくなるくらいまん丸!
映画版ミーナ映画版ミーナ  コミカライズ版ミーナコミカライズ版ミーナ

アゴゲンアゴなしゲンさんもびっくり

主人公とライバルの年齢設定も中学生から小学生と大幅に低年齢化。しかしいくらなんでも小坊は不自然すぎる。あんな小難しいコト考えたり他人の犠牲について思いやったりシニカルな人生観持った小学生男子なんかいないだろう。終盤で色仕掛けに引っかからないあたりはちょっとだけ説得力あったけどね。そりゃ11才に色仕掛けは効かんだろう。もうちょっと考えろオンバ。

GONZOとしては宮崎駿亡き後のジブリのポジションをねらっているのだろうけど、大人しか観に来てない気がするよ。ま、ジブリ作品も最近のは大人しか見てない気もするが。子供はムシキングだよなぁ やっぱ。

見た目は11才だけど中身は18才くらいに思って観れば、まぁそれほどストーリーは破綻してないです。キ・キーマが水棲族だとしたら、ワタルとミツルは童顔族だってことで無理やり自分を納得させるしかない。

2006/7/16 Sunday

カーズ / Cars

Filed under: - dekaino @ 8:00 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�� / CarsのはてなBookmark被リンク数

カーズを観ました。カーズといっても呪いでも汎用TTY制御ライブラリでもありません(そこら中で言われてるオヤジギャグに違いない)

pixerの最新作。映像技術的にもストーリー的にも非常にレベルが高いです。腕がないクルマという造形なのに見事にキャラの立ち居振る舞いが表現されてます。スゴイのひとこと。

また、劇中の文字が日本語になっていたのは、まさにソフトウェアのローカライズ技術ですね。低コストで各国向けにローカライズできればワールドワイドの子供向け市場を対象としたディズニー作品にとって有効でしょう。そのうち文字だけでなく、キャラクター造形そのものもローカライズできる日が来るかもしれません。
ドラえもん映画はワールドワイド市場対象のため、のび太のパパが和服を着ているせいで映画には出てこれないという事情がありますが、特定国向けにはパパが洋装になるローカライズができればそのような制限もなくなるに違いありません。のび太のパパファンの私としてはせっかくパパが映画に出てきたと思ったらお風呂シーンだけ(さすがに風呂では和服着ないから)みたいな差別的扱いは悲しいのです。

話がそれてしまいましたが、カーズかなりおすすめです。大人も子供も楽しめます。とゆーか子供にわからないネタ多すぎです。「不謹慎じゃないよー じみへんだよー」子供にはなんのこっちゃだろうなぁ

2006/6/28 Wednesday

ダ・ビンチ・コード

Filed under: - dekaino @ 8:06 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉���潟���祉�潟�若��のはてなBookmark被リンク数

ダ・ビンチ・コードを観ました。
前評判通りつまんないですねー。MMRの出来の悪い回みたい。トンデモネタで攻めるならもっと盛り上げないと! 何を中途半端にリアルぶっているのか?
宗教がある意味で狂ってるのは当然なんであって、現代において創造論とか処女懐胎とか三位一体を確信できる人にとって、あともう一つ聖書の記述を否定する科学的根拠が存在したって信仰に揺らぎはないでしょ。

いかにもアメリカ人が好きそうな疑似科学妄想が満載。なんでダイイングメッセージが英文なのか。そもそもなんで中東やギリシャやエジプトでなくて、西のはずれの英仏が舞台なのか、DNA鑑定の絶対視とか。
だいたいバチカンなんてキリスト教世界では西の辺境教会に過ぎないんで、東方の正教とかエルサレム教会にまったく触れないで、すませちゃっていいのか? アメリカ人はエジプトものが大好きなくせにコプト教にだけは触れないよね。タブーなのか? アメリカ人にとって西欧プロテスタントとカトリック以外にキリスト教は存在しないんだろうなぁ…

2006/6/22 Thursday

初恋

Filed under: - dekaino @ 8:36 このエントリをはてなブックマークに追加 ����のはてなBookmark被リンク数

初恋を観ました。三億円事件の映画です。
宮崎あおい主演。実兄の宮崎将も出ています。

昭和40年代版三丁目の夕日っていえるほど、CGやセットを使った当時の風景や風俗描写が念入りです。しかもそれを前面に出してないところがいい感じ。基本的に三億円事件の時に若者だった人を対象とした作品なので、今の和解人が見ても何のことやらわからないと思います。少なくとも三億円事件ってどんな事件だったか予備知識を仕入れてから観にいくといいでしょう。それから政界のドンだった岸信介や岸一族(安倍晋太郎も岸一族です)についても。

出てくる役者はみんな巧い人ばかり、地味に長回しカットがガンガン使われてて、かなり手間暇かけて作ってある映画です。
バイクにノーヘルで乗るシーン(当時はそれが当然だった)は、どうやって撮ったんだろう? ゲリラロケなのかな?

宮崎ぁぉぃファンはぜひ観ましょう。

ポセイドン

Filed under: - dekaino @ 8:10 このエントリをはてなブックマークに追加 ���祉�ゃ���海里呂討�Bookmark被リンク数

名作ポセイドン・アドベンチャーのリメイク作、ポセイドンを観ました。
CGは素晴らしくセットもよく出来ています。冒頭部ではエキストラを大量に使って豪華さを出しておきながら、ほとんどの上映時間は片手で足りる数の人数しか出てないあたり、映画制作に優しい作り方になっています。

基本的設定は旧作と同じなのですが、群像劇の要素は大胆に省略されています。つまりポセイドン・アドベンチャーのアドベンチャー部分を取って、淡々とポセイドン号の遭難をドキュメンタリー的に描写した作品です。せいぜい自殺願望があった老人がサバイバルを生き残ることによって自殺なんて考えなくなったって話がある程度で、基本的に昔のパニック映画にあった説教臭さや不自然さはありません。そんなパニックがあるたびにベストカップルが誕生するわけないもんね。

それに、主人公一行以外にもたくさん助かってそうなのもポイント。津波をくらった時に甲板にいて海に投げ出された人の大半は間違いなく生還してる。つまり本作は奇跡の生還劇ではなくて、助かった乗客の中で比較的ドラマチックな生還をした人にスポットあてたような話です。豪華な特命リサーチ200Xの事故再現劇ってノリです。

2006/6/10 Saturday

嫌われ松子の一生

Filed under: - dekaino @ 10:14 このエントリをはてなブックマークに追加 絆�����憜������のはてなBookmark被リンク数

嫌われ松子の一生を観ました。原作の同名の小説はベストセラーらしいですが読んでません。映画はだいぶシナリオが変わってるらしいです。

戦後の復興期から20世紀末にかけてを舞台にした九州出身のある女性の転落人生の物語です。九州ってのがひとつのキーワードなのかも知れず。
主人公は自ら不幸を招き寄せどんどん転落する人生を送ります。この映画を観てちょっとしたつまずきや不可抗力で不幸になったと思う人もいるようですが、そう思える人ってちょっとどうかなと思う(依存体質?)。松子も典型的なダメ男好きの共依存体質。なのに生への渇望は大変強く、しぶとく行き続けます。幻覚を自覚する独居老女が自分から精神科医に通うとか、よっぽと生き続けたい執念に駆られてるとしか思えない。健保入ってたのかなぁ?
ストーリーそのものは見るべきものはなく、自由の国の人はダメになる自由もあるんだねと生暖かく見守ってやるくらいの感想しか持ちえません。

ただ映像や音楽は素晴らしい。名作洋画のオマージュにあふれ、日本音楽界の有名どころや、巧い役者をたくさん起用し、非常に贅沢な仕上がりになってます。実際かなり制作費かかってるんだろうなぁ。東宝ってすごい太っ腹だ。いや去年から宣伝打ちまくりってことは少しでも回収しようと必死ってことか? 中島哲也監督はうまく出資者を騙したもんだと感心するばかりです。

全然ハートはウォーミングされませんが、映像と音楽を楽しむなら見る価値はあるかも。ただしドギツいです。まさにエログロナンセンスで背徳的な映画。

2006/6/4 Sunday

ナイロビの蜂

Filed under: - dekaino @ 21:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ�㏍������のはてなBookmark被リンク数

ナイロビの蜂を観ました。在ケニア英大使館の下級事務官とその妻の話。
原題は"the Constant Gardener"、旦那が大使館の仕事は事務的にこなし、家の庭いじりばかりしているところからついた題です。
邦題の「ナイロビの蜂」はなかなかセンスがいい。どうやって考えたのか謎です。確かに話の中にちょっとだけ蜂の絵とか蜂をネタにしたジョークが出てきますが、本筋とはまったく関係なし。田中元総理の秘書官の妻の榎本三恵子の「蜂の一刺し」から来てるかもしれない。だとしたら邦題を考えた人は結構年だな。
いかにもイギリスっぽい話で、ハリウッド映画みたいな派手なスパイは出てきません。でもリアルな諜報部員は出てきます。そして強引な手口や汚職。てんこもりです。そしてイギリスとアフリカの微妙な距離感もリアルに表現されています。いまはユーロトンネルがあるから陸路でロンドンからナイロビまで行けるんですよね。空路か海路が必須なアメリカとは距離感が違うのは当然だ。

劇中に出てくるPCオタク(nerd)少年のガイード君すごくクール!! 何がクールってマウスをまったく使わないんですよ。ポイント高い。マウスなんてガキのオモチャをプロが使うわきゃないのだ。すべてキーボードのショートカットストロークだけで画面切り替えや選択を行い、画面が嵐のようなパパパと切り替わる。惚れ惚れするようなPCオペレーションっぷりに感動しました。ガイードかっこいいぜ!

結末もハリウッド映画ならハッピーエンドっぽくなるんでしょうけど、イギリス映画らしい終わり方。代々外交官の家なんてのがふつうにあるイギリス社会において、イギリス紳士であることを捨てて第二の人生を始めるなんてことは許されないのでしょうか?

かなり面白かったです。

2006/6/2 Friday

相鉄ムービル営業継続

Filed under: - dekaino @ 7:29 このエントリをはてなブックマークに追加 �檎�����若�����倶キ膓�膓�のはてなBookmark被リンク数

5月31日で一時閉館する予定だった相鉄ムービルだったが、経営権を譲り受けた東急レクリエーションが、ブランクなしでそのまま営業を続けることになった。
プレスリリース
ホームページも新しくなった

横浜に住んでいた頃は、まだ相鉄ビルの中にあって地下街から直接いけた時代から映画といえば相鉄ムービルだった。川の向こう側に移転した時もかなり繁盛していたのだが、シネコン全盛の時代においては苦しくなってたみたいだ。
でも立地のよさか東急がが引き取ってくれたのはめでたい。東急は東口の方にでかいシネコン建てたばっかりなのに太っ腹だ。やはり横浜はまだ西口の方が元気がいいってことなのだろう。

今の一番の関心事は東急レクリエーションの映画鑑賞券(5枚つづりで5400円)が、新生ムービルで使えるかどうかだ。

2006/5/19 Friday

グッドナイト&グッドラック

Filed under: - dekaino @ 21:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �違�������ゃ��&�違����������里呂討�Bookmark被リンク数

グッドナイト&グッドラックを観ました。
いまから50年前の赤狩りの嵐が吹き荒れていたアメリカにおいて政府を批判したCBSの名キャスター エド=マローの物語。
当時のニュース映像やコマーシャルがふんだんに使われててアメリカの老人層にすごく受けそうな感じ。全編モノクロなのも記録映像とギャップが生じないようにするためだろう。

今のアメリカと50年前のアメリカはどこか似ているところがあるのかも知れない。

2006/5/16 Tuesday

立喰師列伝

Filed under: - dekaino @ 7:39 このエントリをはてなブックマークに追加 腴��医見��篌�のはてなBookmark被リンク数

立喰師列伝を観ました。押井守のライフワークというかもはやセルフパロディの域に入る異色作です。
本作は戦後の名だたる「立喰師」について時系列に沿って淡々と当時の世相を交えながら解説していくもので、地味さは放送大学の番組を上回ります。受身な観客は完全においていかれること間違いなし。ぐっすり眠れることでしょう。しかし、あらかじめ押井ワールドを予習し復讐し準備万端で臨めば得られるものは多い…かも知れません。このノリは文系大学の大教室で淡々と話す老教授の講義に近いものがあります。学生とのコミュニケーションを排し黒板に向きっぱなしで毎年同じ内容をダラダラと語り続けるあのノリです。

私は小田原コロナワールドで観たのですが、これがまさに大きな階段教室という感じでGOODでした。席はガラガラ、寝ている客あり、一部のマニアックな客は一般人にはわからないタイミングでクスクス笑い、しかしそんな客との対話を拒否するように映画は淡々と進んでいくのです。
しかも、小田原コロナって本業はパチンコで映画館は商売っ気抜きの客引きサービスというか利益還元というか、そもそもモギリがいなくて自由に入れるというとにかくゆるい雰囲気なため、やろうと思えば簡単にタダ見が可能だったりします(ヤフー掲示板にも指摘が!)。つまりこの階段教室の講義空間にモグリの偽学生も参加可能なわけです。このゆるい空間にこれほどマッチする映画はないでしょう。
渋谷シネクイントみたいな、文化事業を促進しつつちゃんと儲けますみたいな都会のこじゃれたハコで観たんじゃ、このトリップ感を味わうことはできません。場末の劇場で観てこそ真価が発揮される映画なのです。

P.S.私はちゃんと毎回お金払ってみてますよ。朝一の回なら1000円で見られるし、低くない確率で貸切状態という好条件の小田原コロナさんは無くなってほしくないっす。

2006/5/5 Friday

ドラえもん~のび太の恐竜2006

Filed under: - dekaino @ 8:01 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������������喝お����腴�2006のはてなBookmark被リンク数

ドラえもん~のび太の恐竜2006を観てきました。
劇場版ドラえもん第一作のリメイクです。声優は新世代の方々。監督も芝山努から渡辺歩にバトンタッチ。渡辺歩監督は今までのドラ映画で併映されてた泣かせる中篇シリーズ(のび太とお婆ちゃんのび太誕生のび太の結婚初夜前夜)で有名です。

話の大筋は前作とだいたい同じです。むしろマンガ版の原作に近い感じ。ただしラスト部分はちょっと変えてあります。恐竜の表現は今風の解釈になってます。特にティラノサウルスは頭を下げて尻尾をまっすぐ横に突き出すジュラシックパーク系の今風スタイルであります。それから敵役の恐竜密猟ハンターはむやみにアメコミ調。でもその割にはギャグはアメリカンジョークではありません。
絵柄は各シーンでバラバラで統一がとれていません。演出なのか、製作時間が足りなくて作画監督が機能しなかった、どちらかわかりませんが、演出的な効果はほとんどなかったのでマイナスポイントでしょう。新体制の第一作なのでいろいろあったんだろうなと勝手に想像します。

ところで本作はドラ映画には珍しくのび太のパパがたくさん出てきます。パパさん和服派なので海外展開の営業上の問題でなかなか出てこれないわけですが、本作では会社から帰ってきて着替える前のネクタイ姿や、入浴中の全裸姿など、従来のファンにも違和感のない形でうまく和服を着てないシチュエーションをつくってあります。劇場版クォリティのパパさんをたくさん見られる本作は、のび太のパパファンにはたまらない作品なのです。

しかしこの話子供でもすぐ気づきそうな矛盾点がいっぱいなんだよね。
なんでしずかちゃんはミニスカのままなのか? 着せ替えカメラあるんだからもっと冒険に向いた格好すればいいのに。ミニスカでタケコプターつかったら下から丸見えだよ。わざわざミニスカはきながら駅の階段で隠す女子高生のようなことすんな。しずか… 恐ろしい子!
それから、タケコプターの電池が心配なら、5人そろってタケコプター使わずに、4人はスモールライトで小さくしてひとりだけタケコプターで移動すればいいんじゃないの? それだけで電池の持ちは5倍だぜ。
そもそも電池切れのタケコプターをタイム風呂敷で時間戻せば電池だって復活するんじゃないのか??
それから矛盾ではないけど、桃太郎印のキビ団子は万能すぎて演出的につまらないんじゃないか?

いくらでもツッコミどころはあるんだけど、とりあえずドラ映画の復活はめでたいことです。しかし来年はどうするのかなぁ? かなりキビしそう。

2006/5/4 Thursday

アイス・エイジ2

Filed under: - dekaino @ 7:58 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�ゃ�鴻�祉���ゃ��2のはてなBookmark被リンク数

アイス・エイジ2を観ました。
前作から4年くらい経つのかな。前作では毛皮の質感が云々とか宣伝してましたが、もはやCG技術そのものがウリになる時代ではないので、その手の宣伝文句はありません。
映像の完成度はかなり上がってます。前作では焚き火に向かって影が伸びる謎のライティング満載でした。よほどツッコミがあったのでしょう。第2作である本作でも必然性もないのに焚き火シーンを出し、ちゃんと影が火の反対方向に伸びるシーンが入れてあります。正直いってそのシーンが一番笑えました。やっぱり製作者も気にしてたんだなぁ…

映画としての出来では、よくディズニー映画にある劇場公開作の続編がDVD販売のみってパターンの続編レベルです。あえて映画館で観るほどのこともないのかも。

2006/5/2 Tuesday

Catch a wave

Filed under: - dekaino @ 8:45 このエントリをはてなブックマークに追加 Catch a waveのはてなBookmark被リンク数

Catch a waveを観ました。サーフィン映画です。
主演は、NHK朝の連続ドラマ ファイトで主人公(元仮屋ユイカ)のボーイフレンドのカメラ小僧(岡部)の役をやっていた三浦春馬。いかにも頼りなさげなところが人気らしいです。
ヒロインは加藤ローサ。ローサちゃん本人はイタリアと日本のハーフなのに、映画ではUS Navyの兵隊父と日本人母との間の子という設定。母は出てきますが、父はまったく画面に出てきません。娘が男つれて横須賀基地に遊びに来てるのに気にならないのか?!

竹中直人が竹中節全開の演技をしていて話がだれることはありませんが、別に大きいヤマやタニがあるわけでもない高校生の夏休みの住込みバイト物語です。宣伝では話そのものより音楽でデフテクとデパペペ(あえてカタカナで書いてみる)のコラボが売りにされてしまってるくらいたあいのないストーリーらしい。これも小さき勇者たちと同じく夏休み映画なのに五月連休に公開です。大人の事情はよくわからない。今年の夏の映画はそんなに大作が目白押しなのだろうか??

加藤ローサはかなりがんばって演技してます。キスシーンとか人工呼吸とかいろいろ。でも露出はビキニの水着まで。残念。

小さき勇者たち~GAMERA~

Filed under: - dekaino @ 2:02 このエントリをはてなブックマークに追加 絨��������������GAMERA��のはてなBookmark被リンク数

小さき勇者たち~GAMERA~を観ました。
角川の映画部門が大映を買収して設立した角川映画によるガメラ。いわば最初の角川ガメラです。監督は平成ライダーや実写セイラームーンが代表作の田崎竜太。
樋口真嗣ガメラとはだいぶ違う趣きです。11代目リハウスガールの夏帆がヒロイン。夏休みの小学生達が主人公です。ドラえもん映画ののび太の恐竜とカブるストーリー。しかしなんで夏休みじゃなくて五月連休にロードショウなのか? 何か大人の事情があるのでしょう。
三重県や名古屋などの中京圏を舞台としており、いわゆるご当地怪獣映画の文法をはずさず、きっちり名所を攻めてきます。出来たばっかりの伊勢湾横断道路のシーンはなかなか素晴らしい。しかし名古屋住民の「地上はダメだ地下街に逃げろ」は名古屋人の地下街に対する愛を感じはしますが、被災時の心得としては大間違いだろ!? 地震や怪獣が来た直後に地下に逃げ込むのはやめましょう。

しかし今回のガメラはいったい何を食べていたのかまったく不明。これじゃ万が一ガメラの卵を拾ってもどうやって育てていいかわからないです。

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

Filed under: - dekaino @ 1:41 このエントリをはてなブックマークに追加 �������√�順���/膃�1腴�:���ゃ���潟���絅海里呂討�Bookmark被リンク数

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女を観ました。有名なC.S.ルイスの古典ファンタジーの映画化。
ディズニー映画らしくいろんなところに制約があり、演出に苦労してるのが見て取れます。ディズニー制約の基本の、人は死なない、血は流さない、が忠実に守られているのは驚きです。だってこれ魔法世界の戦争の話ですよ。人死にや流血なしで表現するのはすごいです。魔女が滅ぶところすらうまーく誤魔化しています。ある意味において芸術的です。この手の制約事項を意識しながら鑑賞すると新たな発見がたくさんあると思います。

2006/4/30 Sunday

トムヤムクン!

Filed under: - dekaino @ 8:03 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ������!のはてなBookmark被リンク数

トムヤムクン!を観ました。

マッハ!と同じプラッチャヤー=ピンゲーオ監督、トニー=ジャー主演の体当たりアクション映画です。とにかくアクションがすごい。
舞台はタイだけにとどまらず、オーストラリアまで広がりますが、スケールがでかいというのとはちょっと違う感じ。太陽にほえろの特番で香港が舞台なったときのようなお祭りサービスみたいなノリです。最後の敵がチャイニーズマフィアってとこがいかにもそれらしい。
動物を特に象を大事にするタイ人と、四本足のものは机以外何でもペロリと食べてしまう中国人との文明の衝突のようなストーリー。ボスキャラは東方不敗(Gガンじゃなくて金雇の方)ごときタマ抜きの麗人。ふざけた映画タイトル。ツッコミどころ満載です。

しかしアクションは本物。マッハ!が好きな人は必見です。

V for ヴェンデッタ

Filed under: - dekaino @ 7:45 このエントリをはてなブックマークに追加 V for �眼�с�潟�����燭里呂討�Bookmark被リンク数

V for ヴェンデッタを観ました。無理に訳せば「復讐に生きるV」あたりになるでしょうか。マトリックスで有名なウォシャウスキー兄弟がプロデュースと脚本を手がけてます。

近未来の独裁体制のイギリスを舞台に、イギリス初の国王爆殺自爆テロ(未遂)の実行犯ガイ=フォークの仮面をかぶった謎の男がテロ行為を繰り返し革命をもくろむという話です。
アメコミが原作らしいのですが読んだことがないので、原作のままなのか映画化にあたり演出が入っているのかわかりません。なんていうかすごく押井守くさい世界観です。
ただ、押井世界の革命家のように複数のメンバーがよりあつまって傷を舐め合う馴れ合いはしません。Vはあくまでも単独として、そして動機もV個人の復讐であり、理想論に走った独善論ではありません。もちろん最後には失敗する負け犬革命家ではないのです。

見所はナタリー=ポートマンが政府の大物に取り入るために着るロリロリ服と、囚人となった後の坊主頭(これは予告編で印象的だった)。それからV役のヒューゴ=ウィーヴィングが最後まで顔見せしません。ロボコップピーター=ウェラーですら顔を見せたというのに、ハリウッド映画の主役が最後まで顔を出さないのは前代未聞ではないでしょうか?

2006/4/21 Friday

ファイヤーウォール(映画)

Filed under: - dekaino @ 9:55 このエントリをはてなブックマークに追加 ���<�ゃ�ゃ�若�����若��(����)のはてなBookmark被リンク数

ファイヤーウォールを観ました。

ハリソン=フォード演じるある銀行のネットワークセキュリティ担当役員が家族を誘拐した犯人の脅迫され、事件に巻き込まれていくというアクションものです。
タイトルにファイヤーウォールとありますが、ファイヤーウォールは出てきません! 最近はネットバンキングが流行ってるねみたいなフリが序盤に出てくるだけです。基本的には行内システムの内部端末を使った不正操作だけです。
リアリティを重んじたせいなのか、それとも映画とはいえ外部から負性送金ができるシーンをみせてしまうと銀行業界のイメージが下がってしまうのを恐れたせいなのか、とにかくファイヤーウォールはでてきません。

TWENTY-FOURのクロエ(CTUのしかめっ面分析担当員)役をやってるメアリー=リン=ライスカブがジャック、ジャック連呼するせいもあって、本当にtwenty-fourみたいな雰囲気です。特に、キャラ達の行動が浅はかというか考えが足りないというか「何でソコでそういうコトするかね!」の連続でどんどん状況が悪化していくところがまさにtwenty-fourです。
しかも、家族の安全のためならどんな反社会的な命令にも従うってところが納得いきません。アメリカ人的倫理観だと家族を人質にとられた銀行員が勝手に顧客の金を動かすってのはOKなんですかね? 少なくとも同情の余地がある? 金融のプロとして失格だとしか思えないんだが… テロリストの要求には従わないってのが強いアメリカなんじゃないの?

アクションは結構楽しめるけどコンピュータネットワーク系のネタは皆無。1980年代でも普通に成立するストーリーの映画です。

プロデューサーズ

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プロデューサーズを観ました。
いかにもニューヨークらしい国籍・人種ごったまぜのショウビジネス業界を舞台にしたミュージカル仕立てのコメディです。
ナチスドイツのパロディで笑いをとってます。ゲイのヒトラーが出てくるとか。なんだかんだいってナチスって様式美があってパロディにして絵になります。

タイトルが単数ではなく複数形になってるのがミソです。
プロードウェイのミュージカルが好きな人ならかなり楽しめると思います。

2006/4/8 Saturday

サウンド・オブ・サンダー

Filed under: - dekaino @ 18:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �泣���潟���祉�����祉�泣�潟���爾里呂討�Bookmark被リンク数

サウンド・オブ・サンダーを観ました。
レイ=ブラッドベリの短編が原作のタイムパラドックスものです。ストーリーは古典SFなのでシンプルそのもの。
一部でCGがチャチという評価がされていますが、本作はCGよりもミニチュアセットが素晴らしいです。クラシックな特撮技術がなかなかいい感じに使われていて古い特撮ファンにはクラクラきます。そもそもブラッドベリなんて古典を原作にしたところで老いたSFファンにターゲットを絞っているようなものだから、これはこれでアリなのだと思います。ビルのミニチュアセットの窓に鏡を入れて室内の様子を合成する技(平成ガメラでも使われてました)など、見所ですぞ。

作中で「新大陸を発見したコロンブス、初めて月に行ったアームストロング、初めて火星に行ったブルベイカー、あなたは彼らに匹敵する探険家になるのです」という、中生代の恐竜狩りツアーの勧誘文句が何度も出てきます。ただし日本語字幕ではブルベイカーのくだりは完全に省略されてます。前ふたりはいいとして、ブルベイカーって誰なのよって思って調べてみました。
最初はブラッドベリの火星年代記に出てくる人物なのかなと思いましたが該当者なし。実は本作の監督であるピーター=ハイアムズ関連でした。ハイアムズの不朽のSF名作カプリコン・ワンの艦長の名前がチャールズ=ブルベイカーというのを発見。うーむ、カプリコン・ワンは封切り時に劇場で見たんだけど固有名詞までは覚えてなかったですよ。
つまり本作の歴史ではブルベイカーの火星探検は偽装じゃなくて事実だった(またはバレなかった)ということなのでしょう。奥が深いぜ!

古風なSFが好きな方におすすめ。今風のCGしか知らない人でも楽しめると思います。

2006/4/3 Monday

シリアナ

Filed under: - dekaino @ 8:34 このエントリをはてなブックマークに追加 �激���≪��のはてなBookmark被リンク数

シリアナを観ました。
トラフィックのスタッフが、元CIA諜報員が書いたノンフィクションのCIAは何をしていた?を脚色して作った社会派映画。
演出的にはトラフィックほどケレンに走ってないオーソドックスなものですが、非常に複雑な人間模様や並行的に進行するドラマが最後にバチっと合うところが見事です。かなり難解なので二度三度見ても楽しめると思います。

霍元甲/SPIRIT

Filed under: - dekaino @ 0:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ������/SPIRITのはてなBookmark被リンク数

霍元甲/SPIRITを観ました。
ちょうど100年前の20世紀初頭に上海に実在した武術家 霍元甲の一代記です。ポスターとかではジェット=リーがハゲのようにみえますが弁髪です。最初は自分の力に溺れて不要な恨みを買い妻子を暗殺されるという過酷な経験を経て、立派な人格者となっていくストーリーが感動的です。特に田んぼで風の音に耳を傾けるシーンが印象的です。

ただ100%実話ではありません。本当の坂本竜馬と司馬遼太郎の描く坂本竜馬の差くらいは美化されています。特に最後に霍元甲が毒殺されるという話は非常に有名で、中国人でも毒殺は実話と思っている人が多いのですが、これは小説家の作ったフィクションで実は霍元甲はもともと肺を患っていたというのが真相のようです。

そういえばブルース・リーのドラゴン怒りの鉄拳も霍元甲が出てくる話ですね。中国の近代武侠ものでは人気のある題材のようです。

2006/3/29 Wednesday

真救世主伝説北斗の拳ラオウ伝・殉愛の章

Filed under: - dekaino @ 9:26 このエントリをはてなブックマークに追加 ����筝�筝私�茯��������潟��������紙������のはてなBookmark被リンク数

真救世主伝説北斗の拳ラオウ伝・殉愛の章を観ました。

正直タイトル長いです。というか北斗の拳2006とかでいいじゃん。
昔の東映アニメーションの北斗の拳アニメとはまったくスタッフが違います。シナリオも声も作画もすべてが違う。
お金の世界では井本満が仕掛けた映画ファンドという視点で注目されてますし、ジャンプ黄金期マニアには堀江信彦(現コミックバンチ編集長・コアミックス社長)作品ということで注目されている話題作。要は、とりあえずパチンコ業界でめちゃくちゃ儲かってる北斗ブランドを使って映画でも儲けちゃおうって企画です。

まず、旧作との一番の違いは千葉繁の不在。千葉繁がいないだけでこんなにも雰囲気が変わるのか!! 冒頭の『センキューヒャクキュージューエックスねぇぇぇん』って叫びがないとかなり寂しいです。
その他にも声優が本職でない俳優が多く採用されているのですが、さほど違和感はありませんでした。特に阿部寛はノリノリでした。かなりイケてる。そしてラオウが饒舌です。口調は朴訥としているのだが、何かとしゃべりすぎ。ラオウは「ウム」とか「ヌゥ」とかうなってればそれで存在感十分過ぎるんだよ。下手にしゃべるから小者に見えてしまう。

そしてケンシロウは救世主ではありません。旧作ではケンシロウが行くところすべて救われてみんな幸福になっていたのですが、やはりたった一人の拳法家ふぜいに世界が救えるわけがありません。悪いチンピラをたおすのがせいぜいで決して世界を救えてないのがリアルです。サウザーを倒したってボスがラオウに変わるだけなんだもん。奴隷達も救われないです。
ウッディ大尉に「うぬぼれるものではないよアムロ君。君一人の力で戦局が動いたり、マチルが生きたり死んだり、そんなあまいものではないのだよ。」とたしなめられたアムロのような立ち位置です。

観客は結構入っていたので興行としては成功の部類だと思います。純粋に映画としても結構いい出来だと思います。北斗ファンはぜひ観るべし。

THE MYTH/神話

Filed under: - dekaino @ 8:14 このエントリをはてなブックマークに追加 THE MYTH/腑�荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

THE MYTH/神話を観ました。
ジャッキーチェンの新作です。最近の中国映画で流行ってる壮大な歴史物とジャッキーチェンのコメディアクションが融合したような映画です。

最近なぜかミライザーバンみたいに変な過去生の夢を見るようになったスーパー考古学者が、インディージョーンズばりに香港とかインドとか西安の名所を巡って伝説の遺跡を発掘する物語。

最後のクレジットでは恒例のNGシーンもあります。

2006/3/24 Friday

イーオン・フラックス

Filed under: - dekaino @ 19:45 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�若���潟�祉���������垢里呂討�Bookmark被リンク数

イーオン・フラックスを観ました。
MTVでやってたピーター・チョン監督ショートアニメが原作。アニメのまぶたでハエを捕まえるシーンが見事に再現されていた。けどいまいち意味不明(原作アニメでも意味不明だが)

ちょっとネタバレになりますが、古典SFにありがちなクローンネタです。オチもよくあるパターンなので、古典SFに詳しい方は、センス・オブ・ワンダー体験はとうてい得られないことでしょう。役者とCGの美しさにしびれる方向で楽しんでください。

劇中で印象的な形でソメイヨシノの林が出てくるのですが、世間にあるソメイヨシノはすべてDNAが同一のクローンだというのが何かの暗喩になってるんでしょうか? それとも考えすぎ??

テンポが非常によくてかなり楽しめる作品です。

2006/3/18 Saturday

劇場版 機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-

Filed under: - dekaino @ 10:45 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 罘������Z���潟���� III -�����������-のはてなBookmark被リンク数

劇場版 機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-を観ました。
噂どおり確かに最後が変わってました。でも予想ほど変わってなかったなという印象。ちゃんとカツが前方不注意で死ぬところも忠実に再現。エマも悲しいことに劇場版でも死んでしまうのだけど、テレビ版ではハッチさえあけて外に出なければ死なずにすんだのに! という悔やまれたのですが、ちゃんと劇場版では急いで脱出しないとマーク2の爆発に巻き込まれてしまうという状況が説明されており、ああエマの死は不可避だったのだなと納得できます。ヘンケンもきっと納得してくれるでしょう。

モビルスーツ戦はなぜか肉弾戦というか殴りあいシーンばっかり強調されて、遠距離からの射撃はほとんど出てきません。テレビ版では遠くからの撃ち合いばっかりだったのとは対照的です。

それにしてもサエグサの顔が濃かった。本作品で受けた衝撃の半分はカミーユとファの公開いちゃつきプレイ、残り半分はサエグサの顔の濃さでした。

劇場版ZZはありえないと思われます。以上。

映写事故

Filed under: - dekaino @ 10:34 このエントリをはてなブックマークに追加 ����篋���のはてなBookmark被リンク数

PROMISE-無極を観てた時に映写事故がありました。
2006年3月11日、TOHOシネマズ海老名のプレミアスクリーンで鑑賞してたところ、ちょうど崑崙が花鎧を着て王を助けに向かうシーンでいきなり室内が明るくなり上映中断。しばらくしてから係員が出てきて再開まで10分程度かかると説明。
こんな経験初めてでした。今でもこういうことがあるんですね。配給がフイルムじゃなくなったらこういう事故もなくなってしまうんだろうか?
でもトイレを我慢してた人はラッキーだったかも。

15分くらいたってから無事に上映再開。最後まで映画を楽しむことができました。
劇場の出口で係員が頭を下げながら無料招待券をひとりひとりに配っていました。このチケットもレアアイテムか!?

無料招待券

PROMISE-無極

Filed under: - dekaino @ 10:10 このエントリをはてなブックマークに追加 PROMISE-�≧サのはてなBookmark被リンク数

PROMISE-無極を観ました。
有名な陳凱歌監督の大作。中国の神仙思想を元にしたファンタジーです。ファンタジーなので時代考証とかそういう無粋なことは考える必要なし。
絶世の美女の傾城を巡って、伝説の花鎧に身を包む常勝の光明将軍と腹具名北方侯爵の無歓が争う話。光明の奴隷の崑崙と無歓の手下の薄気味悪い黒衣の者(鬼狼)もその争いに絡んでいきます。というか傾城と崑崙が中心です。

かなりわかりやすく描写された作品で子供向けといってもいいくらい。マンガ的な表現が多いです。実写版北斗の拳を作るならこういうノリがいいんだろうな。キャラの名前も的確に役割を言い表しています。
また、花鎧や黒衣という衣装が重要なアイテムで、ある意味で仮面の機能を果たしています。黒衣の者はまさに中華版ダースベイダーというところ。キャラが立っています。

崑崙の故郷の雪人族はアイヌみたいな服をきてます。アイヌはサハリン(樺太)にもいたし、シベリアにも熊送りの風習を持つ近縁の部族がいたらしいから、不思議ではないのかな? と無粋な考証をやっちやったりして…

大変面白かったです。

2006/3/11 Saturday

ナイト・オブ・ザ・スカイ

Filed under: - dekaino @ 7:35 このエントリをはてなブックマークに追加 ���ゃ���祉�����祉�吟�祉�鴻���い里呂討�Bookmark被リンク数

ナイト・オブ・ザ・スカイを観ました。
陳腐な言い回しですが、まさにフランス版トップガン。ミラージュがところせましと飛び回ります。フランス映画なので当然恋愛模様も織り込まれます。
といってもロマンス映画というよりはやはり空中戦を楽しむ飛行機映画でしょう。
やっぱフランス人ってアメリカ女が英語で話しかけてもちゃんと理解した上でフランス語で返事するんだよね。さすがだー

オリバーツイスト

Filed under: - dekaino @ 7:03 このエントリをはてなブックマークに追加 �������若���ゃ�鴻��のはてなBookmark被リンク数

オリバーツイストを観ました。
19世紀のロンドンでスリ一味にまで身を堕とした孤児がハッピーエンドを迎えるまでの物語。ディケンズの有名な小説の何回目かの映画化です。

19世紀のイギリスで孤児がなる職は、煙突掃除とか葬儀屋の手伝いなんですね。煙突掃除の親方が顔が真っ黒なのに帽子を取ると帽子の下の部分だけ白く残ってるのが笑えた。煙突掃除といえば黒い兄弟(これはイタリアが舞台のドイツ文学ですけど)を思い出します。

時代考証と撮影セットにはすごくお金をかけてあってとてもリアルにできています。ロンドンの霧も素晴らしいできばえ。それからロンドンのすり一味が話す言葉が訛ってます。いわゆる下町訛りってやつですか? 頭目の名前のフェイギン(Fagin)もファイギンって発音してますね。貴族階級はちゃんとフェイギンと呼ぶ。まぁ歴史的に言えば、庶民のファイギンって方が由緒正しい発音で、フェイギンって発音は貴族階層(ノルマン系)のおフランス訛りってことなんでしょうけど

しかしこの時代、孤児が幸福になるにはお金持ちに見初められて養子になるしか手はなかったんでしょうかね。現代的な目で見るといかにも他力本願でタナボタ的展開です。そういやキャンディキャンディも金持ちの養子になるor嫁に行くだけが孤児が幸せになる道だったなぁ…

変な脚色はなく原作に忠実かつ時代考証をしっかり行った佳作です。

2006/2/18 Saturday

劇場版 最終兵器彼女

Filed under: - dekaino @ 18:47 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� ��腟��球��充絅海里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 最終兵器彼女を観ました。
これは怪獣映画ですね。小樽を中心とした北海道ロケで、有名な建造物をガンガンぶっ壊すという、ご当地系怪獣映画の文脈そのままの特撮です。
特撮レベルも高く、中盤までは非常に楽しく観ることができました。メインキャストの前田亜季貫地谷しほり(カンジヤシオリ)もかわいいです。

ただ終盤以降は話がどんどんつまらなくなります。まぁこれは映画スタッフが悪いんじゃなくて原作がつまらないんでしょうがないです。原作は小学館の青年誌にありがちのダラダラ連載系(Monsterとか奈緒子とか)のひとつで、ひきのばしてひきのばして、もう読者がマゾみたいにじらされて、最終回でやっと解放されて感動してしまう話なので、一気に読んでしまうと面白くとも何ともない話となってしまうのです。2時間で決着がついてしまう映画には向かないのは確かです。
話のレベルを落としてまでだらだら連載するのは、サラリーマンたる編集者にとって一番都合がいいからなんですよね。小学館の編集はサラリーマン気質が強すぎてよくない。

ラストは少しアレンジが入ってて少し努力したようですが、どうせならもっと大胆にアレンジした方がよかったかも。

2006/2/12 Sunday

21世紀のバルタン星人

Filed under: - dekaino @ 7:58 このエントリをはてなブックマークに追加 21筝�膣��������帥�恰��篋困里呂討�Bookmark被リンク数

ウルトラマンマックスにバルタン星人が出ました。
ウルトラシリーズで何回も出てきたバルタン星人。今回は7回目か8回目になるはず。毎回少しずつアレンジが加えられてきたバルタン星人ですが、マックス版バルタンは大変なことになっています。

いきなりツトム少年の前に現れたバルタン星人。少年の肩に乗るくらいのとても小さいサイズです。
穏健派バルタン星人
バルタンが言うことにゃ、「俺は穏健派バルタン。地球はねらわれている!」

そしてバルタンは地球人に変身する能力も備えていた!!
ばるるん☆
能力を使うときは両ハサミを上に向けて「ばるるん☆」と唱えます。

なんということでしょう! あのバルタン星人が夢のようなかわいらしい少女に!
美少女に変身
ツトム少年も大興奮! 「き、きみ 女の子だったの!?」
バルタン「いやだったら 男の子に変身しなおそうか?」
ツトム「い、いや そのままで結構でございます」
おそらくバルタン星人はツトムの脳内の妄想を形にしたんだと思われます。
ツトムくん、純情そうな顔をしてなかなか妄想レベルが高いらしい。

バルタン美少女(?)の名前はタイニー。演じるのは半田杏(はんだあんず)14歳。
タイニー「さぁ行こうか」
ばるるん☆
いきなり空から竹ぼうきを取り出し、魔女風にまたがって「ばるるん☆」
もちろん両ハサミを上に向けてます。

ほうきで空を飛ぶタイニーとツトム。
空を飛ぶバルタン星人
これもツトム少年の脳内妄想でしょうか。なかなかやるな! ツトム。

なんかノリが石森原作の東映魔法少女シリーズみたいになってます。
しかし21世紀になってバルタン星人も美少女変身能力を身につけるに至ったか。日本の21世紀はどうなってしまうのだろうか…

前編後編の2話連続ものなので、興味がある人は来週土曜の朝放送予定の後編でばるるん☆

2006/2/11 Saturday

千里走単騎

Filed under: - dekaino @ 18:40 このエントリをはてなブックマークに追加 ����莎医��薑、里呂討�Bookmark被リンク数

張芸謀監督の単騎、戦利を走る。を観ました。句点「。」が含まれる邦題って結構珍しいかも?

男鹿の漁師が息子のために中国に民族舞踊を撮影しに行く話。要約するとただそれだけですが、非常に心に残る映画です。

中国の山岳や少数民族の集落が美しいです。出演する中国の人達が役者じゃなくて素人が実名で出てるのがいい味だしてます。

しかし高倉健はどこにいても高倉健だなぁ

フライトプラン

Filed under: - dekaino @ 17:56 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ�������海里呂討�Bookmark被リンク数

フライトプランを観ました。
客席は満席に近く、かなり客の入りはいいようです。なんといっても本作は予告編の出来が素晴らしい。あの予告編だとついつい観たくなっちゃうよね。
でも、本編を観ても予告編を観た時のモヤモヤが解消されるとは限りません。とゆーか、モヤモヤはむしろ増えるでしょう。ネタバレせずに説明するのは難しいのですが、「ああそうだったんだ! というスッキリした決着はつきません。まぁ現実世界の事件でも犯人の動機がすっきり解明されることは稀なわけで、そういう意味ではリアルです。いくつもの謎が放置されたまま終幕となります。

犯人はいったい何が目的だったのか? いったいどうやって逃げるつもりだったのか? 金の流れなんて簡単に追跡できるだろうし…
どう考えてもアラがありすぎのずさんな犯行計画。どうにも納得いきません。

この事件で一番得したのは誰か? この視点で考えると事件の黒幕は航空機メーカなのかもしれません。とりあえず1機分は修理なり新規発注がありそう。それに、航空機メーカの開発主任だった主人公のカイル(ジョディー=フォスター)を消せば、ライバル会社にノウハウを流出させる心配もなくなるし、いいことづくめだ。

ドイツの空港シーンが結構スケール大きい映像ですが、機内のシーンは別に普通の飛行機映画と変わらない感じです。

2006/2/9 Thursday

プライドと偏見

Filed under: - dekaino @ 21:11 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ�����頳�のはてなBookmark被リンク数

プライドと偏見を観ました。
18世紀のイギリスの農村を舞台にした、父母と女ばかりの4人姉妹って家庭の物語。ブリジット・ジョーンズの日記の元ネタらしい。
娘達はいい男を捕まえて結婚するコトに命かけてます。地上波の恋愛ドラマみたいな感じ。柴門ふみのマンガにありそうなストーリーです。

主人公は、男なんかに興味ないみたいな顔をしつつ、なぜかベタ惚れ。そしてハッピーエンド。ツンデレ系がお好きな方はカナリ楽しめるでしょう。

2006/1/31 Tuesday

THE有頂天ホテル

Filed under: - dekaino @ 0:21 このエントリをはてなブックマークに追加 THE����紊�������里呂討�Bookmark被リンク数

THE有頂天ホテルを観ました。英語表記だと THE WOW CHOTEN HOTELです。
いかにも三谷幸喜風味な作品。巧い役者を集めて舞台のような筋書き。長まわしカットの連続。戦前の映画を見てるようなレトロさです。
出演者はみんなうまいんだけど、篠原涼子はお水系や風俗系の役をさせると特にうまいです。

しかし、大晦日の話なのに年末年始をはずして1月下旬から公開ってどういう事情があったのだろうか? やはりムシキングが好調すぎて東宝の冬休み枠があかなかったのだろうか? 季節外れにはなってしまったけど、フジテレビの宣伝がいいのか結構客入っているようです。

ストーリーそのものは落語みたいなコメディ仕立てのたわいもない話。爆笑ってほどじゃないけどクスグリの連続みたいな感じです。

2006/1/27 Friday

深田恭子の天使

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 羞援�井�㊤���ぉ篏燭里呂討�Bookmark被リンク数

深田恭子の天使を観ました。桜沢エリカのマンガが原作らしいが読んだことはありません。

キャスティング的にはメジャーからマイナーまで幅広くアイドル系女優を集めた典型的なアイドル映画です。
深田恭子演ずる天使は、ジンライム飲んでふわふわ飛んでるだけです。セリフは一言もありません。なぜか天使が見える人と見えない人がいます。どうやら見える人の方が少数派みたいです。天使はふわふわ飛ぶだけで特に何もしないのですが、いつのまにか天使が見える人たちは少しだけ幸せになるみたいです。
これって原作も同じようなテイストなんでしょうか?
ブラッドベリばっかり読んでる文学少女とかマニアック過ぎです。
永作博美はなんか演技が桃井かおりっぽくなってます。
次のじゅわいよ・くちゅーるマキのCMは永作で決まりか!?

B級アイドルをたくさん見たい人におすすめ

2006/1/10 Tuesday

TOHO1ヶ月フリーパスポート終了

Filed under: - dekaino @ 1:36 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO1�倶�������若���鴻���若��腟�篋�のはてなBookmark被リンク数

TOHO1ヶ月フリーパスポートをゲットしてから、はや一ヶ月。1月9日で見放題期間が終了しました。結局観た作品は14本。2日に1本のペースをやや下回りました。

さすがにTOHOで公開してる分だけではそうそう数を稼げません。過去1ヶ月間に公開されてた作品はほとんど観たけどそれてせも14本止まりでした。観てないのはただ1本「ふたりはプリキュア マックスハート2 雪空のともだち」だけ。

とりあえず映画三昧で楽しい年末年始を送ることができました。
これからまたポイントを貯めたとしても次に1ヶ月フリーパスポートをゲットできるのは2007年かなぁ…?

輪廻

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第14弾
これがフリーパスポートシリーズの最後! 清水崇の輪廻を観ました。
ギャガプロとか円谷プロでチープなB級ホラーを撮ってた清水崇がいつのまにか大物扱いになってますね。北米市場で結果を出してるんだからすごいのは確か。儲けという面では宮崎駿より優秀ってことだもんな。

ということで今風のホラー映画の本作。主演は優香。この立ち位置が微妙なアイドルに主演させるところが昔のB級ホラーっぽくてよい。てゆーか優香を使ったのは絶対監督の趣味だろ。優香もホリプロの一押しだった頃ならこの仕事うけなかったろうなぁ…

映像的には非常にテンポが良くてハリウッド的。内容が濃い割に尺が100分未満という最近ではハリウッド映画でも珍しいくらい短いです。商業的見地からみて素晴らしい出来といえるでしょう。場末の映画館主も大喜びだ。

怖さという点では昔の本格的ホラーとは異種のものです。人間が一番怖いものって、なぜそうなるか理由が全然見えないものなんですね。だから本格的ホラーはミステリー仕立てっぽくなってて、脅威の原因や理由が観客にはっきりはわからないように、じわじわと攻めていくわけです。
だから、原因とか理由がわかっちゃうと恐怖って薄れるんですよね。理屈がわかれば対処策もたてられるわけでだいぶ楽になります。たとえ脅威の原因が人間の力をはるかに超えていて対処不能であったとしても、何でこんなことになってるかまったくわからない混乱状態から比べると、理屈がわかるだけで怖さは薄れるものです。残るのは生理的な嫌悪感とか驚きだけ。
余談ですが、わけのわからない怪異現象について適当に理屈をつけて説明することを陰陽道で「式を打つ」といいますね。とにかく説明がつけてしまうとたとえその怪異現象そのものになんら変化がなくても、怖くなくなってしまうものです。

本作は、怪異現象の理由が最初っからはっきり観客に示されており、加えてスプラッターばりばりでもなく、不可解な恐怖や生理的嫌悪感というより、お化け屋敷的にタイミングで脅かすだけの映画です。つまりさほど怖くはない。要は安心して怖がれるホラーってことかな。本気で怖いホラーって今はもう需要がないのかも? さほど怖くないから気軽に観にいけるみたいなところがあるんでしょうかね。

結末もマニアック。清水崇は拘束服を優香に着せたかったんだろうなぁ…
最終的にはオチがついていないように思える決着ですが、この事件で誰が得したかを考えると、今回の事件すべて教授の妻が裏で糸を引いてたんじゃないか? って推測もできないことはありません。教授の研究資料は全部残ってたみたいだし… そこに気づければ人間の業の深さとか怖さを感じることができるかもしれません。

2006/1/9 Monday

銀色の髪のアギト

Filed under: - dekaino @ 23:50 このエントリをはてなブックマークに追加 ���蚊������≪����のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第13弾
銀色の髪のアギトを観ました。GONZO初の劇場作品です。サンライズにおける劇場版ガンダムというよりは、ガイナックスにおけるオネアミスの翼をねらった企画のように思えます。

映像は非常に力が入ってて見ごたえがあります。しかしストーリーはかなり説明不足。設定はテレビシリーズ4クールに耐えられるぐらいの量が十二分に練られているのだが、それを一気に劇場版に詰め込んだためだいぶもったいないことをしています。ガンダムでたとえればF91のような消化不良さを感じさせます。せっかくの飯田馬之介原作なのですがもったいないことです。馬之介は本当にチャンスに恵まれないですね。なんだかんだいって一番売れたのが08MS小隊の後半っていうじゃ悲しい。

最後のオチはすっきり終わらず、スチームボーイっぽい後味です。まぁ本作の続編は100%ないでしょうけど。SF考証的には説明がかなり足りないので評価しようがないです。なんでわざわざ火山を移動しなくてはいけないのか? 地球規模のシステムなら数十キロ移動したからって誤差だろとか、つっこもうと思えばいくらでもつっこめるのですが、まぁそこは言わぬが花。

ヒロイン役の宮崎あおいはソツなく無難にこなしてます。

2006/1/8 Sunday

ディック&ジェーン 復讐は最高!

Filed under: - dekaino @ 10:03 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c����&�吾�с�若�� 緇������蕭�!のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第12弾
ディック&ジェーン 復讐は最高!を観ました。ジムキャリー主演のコメディです。
一応、本作はリメイク作で元ネタがあります。1977年製作で、原題は本策と同じFUN WITH DICK & JANEですが、公開時の邦題はちょっと違ってておかしな泥棒ディック&ジェーンとなってます。内容もシノプシスはおおむね同じですが、プロットがだいぶ変わってまして、今風の設定になってます。
ぶっちゃけ言って、エンロンの倒産および不正経理に関わる事件のパロディになってます。最後の落ちもエンロン絡み。アメリカの階級社会のトップから最下層まで落ちていく様がかなり興味深いです。やっぱり最下層は不法入国したメキシコ人なのか…とか、南部に住む子供はどっからかスペイン語を覚えてきちゃうとか、アメリカの世情が垣間見えます。

アメリカでは常識だけど日本じゃあまり知られてないような事柄に詳しいとより楽しめるでしょう。ラルフ・ネーダー(そっくりさん?)とか出てくるんだけど日本じゃ知名度いまいちで面白さがピンとこないかも?

2006/1/6 Friday

コロニー落とし

Filed under: - dekaino @ 12:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �潟�㏍���取�純����のはてなBookmark被リンク数

朝日新聞朝刊で連載されている4コマ漫画ののちゃん(旧となりの山田クン)、なんと今日(2006年1月6日)の作品でコロニー落としのシーンが出てくる。ガンダム文化もいしいひさいちが引用するまできたか。
ののちゃんの母はPTSDになって「空が落ちてくる~」とか叫ぶようになってしまうのだろうか?

2006/1/5 Thursday

日曜 朝7時

Filed under: - dekaino @ 22:00 このエントリをはてなブックマークに追加 �ユ�� ��7��のはてなBookmark被リンク数

今年の日曜朝7時はかなりアツいです。
1月8日からテレビ東京系で魔弾戦記リュウケンドーが始まります。
つまり日曜の07:00~07:30の枠は

日テレ: 所さんの目がテン! (教養)
TBS: 交響詩篇エウレカセブン (アニメ)
テレ朝: まじめにふまじめかいけつゾロリ (アニメ)
テレ東: 魔弾戦記リュウケンドー (特撮)

と、かなり激戦の時間枠となります。
テレ東もなんでわざわざこの時間帯にぶつけてくるのか? 戦隊ヒーローよりはまだゾロリの方が視聴者を奪えると思っているんだろうか?
どっちにしろエウレカセブンの視聴率がますます低下するのは間違いないですな

ムシキング/セイザーX

Filed under: - dekaino @ 19:45 このエントリをはてなブックマークに追加 ���激�㏍�潟��/�祉�ゃ�吟��XのはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第11弾
ムシキングとセイザーXの2本立てを観ました。

まずはムシキングの方から。正式名称は「劇場版甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道」です。テレビ版をまったく観たことがないので、ムシキング世界のことがよくわからないまま、予備知識まったくなしで観ました。
まずわかったことが、主人公のケントがダメな子だということ。家の手伝い逃げ出してゲームセンターで父親に捕獲されるなんてロクでもないガキだ。その父親は蕎麦屋のオヤジなのだが、やっぱりダメダメ。店で客をほったらかしてテレビに夢中になるし、あまつさえハネダシティ(セガ本社?)に駆けつけるし、この親にしてこの子ありというダメ家族。ダメ度でいえばバカボン&バカボンのパパに匹敵します。母親は一応バカボンのママくらいには良識的みたいだが、ケントの弟はハジメちゃんみたいに秀才ではなく兄によく似て馬鹿っぽいところが救いがない感じ。この家族マジでヤバイ
夢野アイそれからヒロインキャラが今風のデザインでアホ毛がついてるのはいいのだけれど、これはちょっとやりすぎ。これじゃシャアザクの中隊長マークだろ。色も赤っぽいし実は三倍速いのか! (何が?)

大きいお友達向けサービスとして、福田沙紀というアイドルがエンディングの主題歌を歌ってゲストキャラの声優もやっているのですが、そのゲストキャラがライバル役の少年(♂)でした。ふつーこういう場合は女性キャラをやらせるんじゃないの?? かなり謎な配役でした。

次にセイザーXについて、正式名称は「劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え! 星の戦士たち」です。東宝の特撮テレビ番組超星神シリーズの、グランセイザー、ジャスティライザー、セイザーX、三作品すべてが登場する夢の劇場版です。
しかしヒーローだけでもグランセイザーが12人、ジャスティライザーとセイザーXは3人ずつ、合計で18人も集合してしまうわけで、普通に作ったんでは収拾がつきません。そこで人間ドラマ部分はかなり省略されております。

まずグランセイザーからはヒーローの変身前の人たちがひとりも出てきません! これはかなり大胆です。グランセイザーから出てくるのはハゲの考古学博士とラスボスのボスキートだけです。
そしてジャスティライザーからは一応ヒーロー3人がすべて出てきます。だけどロン毛だった真也さんが角刈りになってて一瞬誰だかわかりませんでした。重要な役回りで澪さんも出てくるのですが、いつも澪さんのお供している麗香さんが出てきません。天堂家を守護するお役目はどうした!?
最後のセイザーXは、さすがに現在放送しているだけあってすべてのキャラが出てきます。敵も基本的にはセイザーXの敵の宇宙海賊です。というか、脇役達がテレビシリーズ以上に大活躍です。だいたいアインとツヴァインなんてテレビでは風呂に入って笑いをとる以外に何の役にも立ってないのに、劇場版では疾風怒濤の大活躍! 本当は戦闘力高かったんだねぃ。ゴルドも何気なく活躍します。

変身後のヒーローと巨大メカについてはすべて登場しますが、なにしろ数が多すぎて大味な感じです。特にグランセイザー12人は変身前の描写がまったくなく、いきなり変身後の姿で12人まとめて登場するので、なんとなくザコっぽい印象があります。
それからみんな忘れてると思うけど、グランセイザーの4つの超星神、ガルーダ、ドルクルス、ガンシーサー、リヴァイアサンは、それぞれ1人ずつしかダイブインできないんだよ。つまり12人のうち4人しかダイブインしないので、8人が取り残されるはずなんだよ。なのにチャッカリ12人ともダイブインしやがった。俺はそういう細かいミスを見逃さないよ!

巨大メカは他にも、ジャスティライザーに出てきた国防軍のユウヒや、東宝メカの至宝! 海底軍艦の轟天号も出てきます。おそらくゴジラ FINAL WARS版ではなくてオリジナル版。超星神視リーズと轟天号は全然関係ないはずだが、特技監督が北村龍平だから悪ノリして出したのでしょう。
轟天号
いろいろ細かいところは気になるけど、非常に楽しめる作品でした。東宝特撮ファンなら必見でしょう。
最後に重要な報告をひとつ、エンディングに「セイザーXジャンプだ!」体操はありません。大変残念です。

2006/1/1 Sunday

東京ゾンビ

Filed under: - dekaino @ 20:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �延根�障�潟��のはてなBookmark被リンク数

東京ゾンビを観ました。花くまゆうさく原作の問題作です!
もちろんこんな単館上映系どまんなかのカルト映画をTOHOシネマズでやってるわけがないので、今回もフリーパスポートは使えません。橋本MOVIXで1000円で観ました(月の最初の日は毎月1000円)。1000円とはいえ金払って映画を観るのは半月ぶりだ。
原作のアフロ原作のハゲ
原作のアフロとハゲが映画ではこんな感じに
浅野忠信のアフロ哀川翔のハゲ
浅野忠信のアフロはかなり原作に近い雰囲気なのだが、哀川翔のハゲはちょっと眼力が強すぎ。原作のハゲはもっと何も将来考えてないような、1分後にいきなり死んでも不思議じゃないような、気弱さとつまんないことですぐ怒る小市民さが漂うキャラなのだ。哀川翔だから根性キャラになってしまうのはしょうがないよなぁ。哀川翔のハゲもまぁ悪くはないです。

映画は第一部と第二部に分かれてて、第一部は比較的原作に忠実なストーリー、そして第二部は第一部の5年後のゾンビバトル編で原作とはかなり違う世界観。第一部と第二部はレイズナーの前半と後半ぐらい全然違うのだ。なんたって第二部ではアフロに妻子がいて妻は稼ぎが悪いと不平をいい、娘は心に傷を負っていて小学生ぐらいの年になっても言葉がまだ出ないという、花くまゆうさくワールドではありえないシビアな設定だ。
第一部と第二部の間のアニメパートもなかなか面白いっす。

既存のゾンビ映画に対するリスペクトが強く感じられ単なるゾンビ映画のパロディにはなってないです。もちろん完全なコメディでホラー的要素は皆無なんですけど、やっぱりゾンビはこうじゃなくっちゃってツボを押さえています。

P.S.花くまゆうさくワールドでアフロとハゲに次いで3番目によく出てくるキャラのグラサン警官は本作では出てこない。すこし残念。

2005/12/31 Saturday

チキンリトル

Filed under: - dekaino @ 21:43 このエントリをはてなブックマークに追加 ���㏍�潟������里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第10弾
チキンリトルを観ました。
PIXAR制作ではない、ディズニーが自分で作った初のフル3DCGアニメです。確かにPIXARとはかなり味わいが違う作画です。かなり2Dっぽいです。そもそもキャラに骨格や関節がありません。ふにゃふにゃ2Dアニメのように動く感じ。もちろん伸び縮みしまくりです。特にブタのキャラはどっからみても骨格が見えない完璧な2Dモデルなんですが、なんとなく3D風に見えてすごい。
また各キャラの顔も特定の角度から見た顔に固定されています。まさに2Dアニメの基本です。とくにみにくいアヒルキャラの顔はちょっとでも別の角度になったらとんでもない顔になっちゃいそうです。手描きアニメの原画のようにすべてのカットについて手作業で顔のパーツを並べているんでしょう。3DCGになっても動画を描くのが自動化されるくらいでたいして省力化になってない感じです。
それからお父さんが学校の先生から説教食らうシーンではシルエットながら100%手描きアニメでした。ディズニーの伝統芸が細々と継承されているようです。

ストーリーの方はアメリカらしいマッチョな育児思想を基にした話で、日本人の親はちょっと賛同できないところがあると思う。やっぱ分相応が一番だよなぁ。無茶な高望みを肯定するのは2chでいうDQNなガキを増やすだけではないだろうか? それから有名映画のパロディネタがかなり多いです。ここは子供と一緒に観にきた親へのサービスなのかな。スタートレックねたも当然あります。艦長が黄色いジャケット(パジャマ仕様)だったのでTOSですね。

そこそこ楽しめる作品だと思います。三つ目のミッキー時計とか誰か作らないかな?

ロード・オブ・ウォー

Filed under: - dekaino @ 21:20 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�若���祉�����祉�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

ロード・オブ・ウォーを観ました。
この作品は関東のTOHOシネマズで上映されていないのでフリーパスポートは使わず、コロナワールド小田原で観ました。でも貯めたポイントで見たのでタダです。映画をお金払って観たのが遠い昔のように思えてきた…

実話を基にした武器商人の話です。あまり英語のボキャブラリが多くないリベリアの大統領が武器商人をwarlordと呼ぶつもりでlord of warと呼んだのがタイトルになってます。主人公は特に大物というわけでもなく、旧ソ連崩壊後の旧ソ連軍からの武器の横流しに強い武器商人のひとりに過ぎないって感じです。雰囲気としては阿佐田哲也とか雀鬼の戦後のどさくさの回顧録みたいな感じで、あの頃はでかいコトやってたんだぜぇみたいなノリです。

しょせん娯楽作で知られざる真実を暴くとかそういうことはありません。でも今まで武器商人について考えたことがないような人間なら本作を観ることにより啓蒙させられるところがあると思います。

2005/12/28 Wednesday

男たちの大和/YAMATO

Filed under: - dekaino @ 12:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �激���<��ぇ��/YAMATOのはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第9弾
男たちの大和/YAMATOを観ました。
北の零年に続く東映とテレビ朝日の大作です。
ほとんどドキュメンタリーといっていいくらいの時代考証をしたドラマです。金もかかってます。生き残った大和に乗っていた水兵や下士官の視点で、特に反戦とか戦前礼賛みたいな思想なしで淡々と描写されています。記録映画としてもいい出来だと思います。さすが大和だけあって乗員の士気が高く(ほとんどが志願兵だし)、誇りを持って乗り組んでいたんだなぁと感じさせます。
映画にはほとんど男しか出てきませんが、唯一出てくる若い女性キャラ民子を演ずる蒼井優がいい演技してます。

テレ朝が噛んでる関係でテレビ媒体による宣伝がテレ朝系に限られていまいちアピール不足だとは思いますが、ローレライ観るくらいなら男たちの大和を観とくべきだと思うよ、マジで。

ただエッチなシーンとか残虐シーンが出てくるので小学生連れて観るのは正直賛成できません。アメリカで上映するならR15指定かかるの間違いなし。

2005/12/26 Monday

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第8弾
ハリー・ポッターと炎のゴブレットを観ました。
人気シリーズの第4作目ですが、今回はいまいちでした。起承転結がないというのは長期シリーズだからしょうがないとしても、感情移入できない各キャラの動きが気になります。
たしかに14才ならこうするだろうなと頭では理解できるのですが、画面を見てるとホグワーツに入学したての素直でいい子だった頃のMr.ポッターのイメージが強くて14才が感じられません。
14才といえば日本では中学生。男子の一生の中で中学生時代は一番頭が悪くなる時期です。自己顕示欲が強く、あいつは俺より上だ、コイツは下だと、仲間うちでサル山ヒエラルキーを必死に構築しようとします。その上女性にも興味が出始めて…、と難しい年頃のはずなのにそこらへんが全然説明不足です。
だいたい14才の女子がタメ年の男子を相手にするわけがありません。そこからして話が壊れてます。
14才男子ってのはね、もっとね、ゼータガンダムのカツとかTNGのウェスリーとかエヴァのシンジみたいに殺伐としていないといけないんだよ。

原作のアクションシーンだけ派手にCG使って、地味な部分をごっそり落としてしまったために説明不足になってしまったのでしょうか?

ブラックジャック ふたりの黒い医者

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第7弾
ブラックジャック ふたりの黒い医者を観ました。
今回のブラックジャックは守銭奴的な性格が薄れ、なんかあると破格な安値や無料で手術してやります。はっきりいってゆるいです。
それ以上にゆるいのがゲストキャラのロックとみどりカップルの声です。ロックが石垣佑磨でみどりが平山あや。つまり大人の事情によるホリプロタレントが起用されました。ロック役の石垣佑磨がとにかくド下手。ロックは手塚スターシステムの中でとびきりの美形キャラのはずなのにあの声はなかろう。どれくらい下手かというと、平山あやが巧いと錯覚してしまうくらい下手です。平山あやが演ずるみどりは炭疽菌に感染した病人でうーうーはーはー言うのがほとんどで、少ない会話もロックが相手のシーンが多いため、ロックが石垣佑磨だと平山あやはダンドーの頃から比べてすごい進歩したなぁと勘違いしてしまいます。しかし、冷静になってモノローグのシーンを見ればやっぱり下手だとわかります。
つまり引き立て役として石垣佑磨は最良の人材であるということです。

2005/12/25 Sunday

キングコング

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第6弾
ピータージャクソン監督のキングコングを観ました。
オリジナルに対する強い愛を感じます。現在の軟弱な表現規制などクソ食らえです。
なんたって土人ですよ! 骸骨島(SKULL ISLAND)にはジャングル黒ベエを八頭身にしたような土人がわらわらと出てきて撮影隊一行を襲います。あれを放送できるならジャングル黒ベエが放送できない理由がわかりません。土人の子供、老人、若い戦士勢ぞろい。土人が槍で襲い掛かり、撮影隊に銃で撃たれ逃げ惑う。21世紀には希少な土人映画です。

それに骸骨島の動物はみんな人肉が大好き。他の獲物を食べている時でも人間を見つけたら獲物を放り出して人間を襲います。ボリューム的には人間の肉なんてたいした量ではないのにあの執拗な追いかけよう。おそらくやつらにとって人肉はめちゃくちゃ美味しい最高の珍味なんでしょう。

キングコングは人間の三歳児のメンタリティそのままの行動をします。恐怖です。

興行的には失敗に終わりそうですが、かなりマニアックで楽しめる映画です。

2005/12/21 Wednesday

MEMOIRS OF A GEISHA

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第5弾
MEMOIRS OF A GEISHAを観てきました。ある芸者のメモワール(回想録)ってところですが、なぜか邦題はSAYURIです。
舞台は日本、太平洋戦争をはさんで戦前戦中戦後を生きたさゆりという芸者の物語です。プロデュースはスピルバーグ。ほんとスピルバーグって第二次大戦モノと日本モノが好きですな。

ほとんどの会話は英語です。ただしすべて日本語で話してる設定なので、時折り日本語が混じる演出がされてます。たとえば「ミテミテ」とか「ハヤク」とか「ゴメン」とかカタコト日本語が英語のセリフに挿入されます。いわばHiHi Puffy AMIYUMI風。
工藤夕貴が演ずるPumpkinという芸者の源氏名が字幕で「おカボ」ってなってました。なんだそりゃ? さすが戸田奈津子大先生だ。京都にカボチャなんて単語はないだろ。せめて南瓜(ナンキン)とかにしてくんな。

ほとんどのシーンがアメリカ本土で作ったセットらしいので、そこはお金かかってるなぁとおもいます。つくづくアメリカ人の日本観ってフジヤマ・ゲイシャ・スシ・スモウなんだなぁとわかる作品です。

P.S.舞の海が力士役で出てます。つーか引退後なのに芝居とはいえマゲ結って土俵に乗って相撲とっていいんですかね?

2005/12/18 Sunday

Mr.&Mrs.スミス

土曜日は小田原ダイナシティに行ってフリーパスポートを駆使して映画のハシゴ&温泉(コロナの湯)入ってきました。かなり充実した休日でした。

ってことで1ヶ月フリーパスポートシリーズ第4弾
Mr.&Mrs.スミスを観ました。
すごい昔のヒッチコックの有名な作品「スミス夫妻」と同名の映画ですが、まったく関係のない別作品です。
いかにもハリウッド的なアクション&コメディの娯楽作です。がんがん撃ちまくってがんがん壊しまくります。

何も考えずに楽しむのがいい映画です。それにしてもアンジェリナは巨乳だ。

2005/12/17 Saturday

クィーンコング 地上波で放送!

Filed under: - dekaino @ 13:23 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�若�潟�潟�潟�� �遺�羈≪�ф�冗��!のはてなBookmark被リンク数

伝説のお蔵入り映画クィーンコングが地上波で放送されます。
テレビ東京にて10/17 27:20~
これもキングコング新作封切り効果なのか?

吹替えがとにかくすごいぞ。広川節がたまらない。必見である。

ALWAYS 三丁目の夕日

Filed under: - dekaino @ 10:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ALWAYS 筝�筝�������イ里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第3弾
ALWAYS 三丁目の夕日を観ました。
言うまでもなく、有名な西岸良平のマンガの映画化です。ただし、いろんなところで原作と違うところがあります。一番大きいのが六さんが女性になってる事! 堀北真希はかわいいけど、ちょっとリアリティに欠け過ぎると思う。原作では六さんの妹のサクラも上京して集団就職しているのだから、サクラ役として出せばいいのにとも思いました。
昭和三十年代の描写はCGを駆使して素晴らしい出来になってます。資料映像としても価値があるんではないかと思う。東京タワーがだんだん完成していく描写が凝っています。

ストーリーは原作の話をベースに大幅に脚色されてます。話の筋は同じなのですが視点が違います。原作ではだいたい一平君(鈴木オートの息子)と同じ視点で話が進むことが多いのですが、映画では大人の視点となってます。ビッグコミックオリジナルの読者層と映画の観客層の違いを配慮したのでしょう。結構泣けるいい脚本に仕上がってます。

おすすめです

2005/12/15 Thursday

ザスーラ

Filed under: - dekaino @ 12:13 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�鴻�若��里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第2弾
ザスーラを観ました。
ぶっちゃけジュマンジの宇宙版です。といってもジュマンジ世界との直接の関わりはありません。ジュマンジに比べて登場人物が少ないのでその分ドラマが深いです。なんたってメインの登場キャラは、姉(ヘソ出し)、兄(10才)、弟(6才9ヶ月)、宇宙飛行士(成人男性)の4人だけです。

家が丸ごと宇宙空間に行ってしまうんですが、この家の中がソニー製品だらけ。これでもかってくらい家電製品がソニーです。東芝一社提供時代の磯野家にあった東芝製家電ぐらいに自己主張してます。でもその割に明らかにプレステ2で遊んでるシーンで「ゲームキューブやらない?」って字幕が出たりします。ソニーチェックが入らないはずがないのに、いったい何があったのか?
勝手な想像ですが、文字数の関係で「プレステ」だか「プレステ2」って書いたところ、正しい表記は「プレイステーション2」または「PS2」のどちらかであって「プレステ2」はNGって、いかにもソニーが言いそうなイチャモンが入ったのかも。それで、だったら「ゲームキューブ」にでもしちゃえってことになったと。(あくまでも勝手な想像です。しかしソニーらしい話ではある。)

レトロな宇宙ってイメージを狙っているのですが、だったら宇宙の色は黒じゃなくて青にしとけと言いたい。それ以外は及第点です。

2005/12/13 Tuesday

あらしのよるに

Filed under: - dekaino @ 12:32 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������������里呂討�Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第1弾
あらしのよるにを観てきました。有名な絵本のアニメ化だそうです。
一応子供向けの映画って宣伝してますが、話の展開がゆっくりで上映時間も長いので小さいお子様にはちょっと向かないかも。
脚本とか演出が最近のアニメっぽくないというか古風というか、昔の人形劇みたいな感じです。シーンとシーンがきっちり分離していて間に幕を下ろしてもいいくらい。そういう意味では逆に新鮮なのかも?

狼とヤギの友情物語なんですが、ヤギがヤギっぽくないです。あれじゃヒツジだ。ヤギってのはもっと殺伐とした根性曲がりなんだよ。従順でみんなでなかよしグループ作るようなタマじゃない。狼の耳を食いちぎったママはそういう意味で正しいヤギだけど、それ以外のヤギはみんなヤギ失格。

邦画で最近ありがちの書籍がベストセラー→とりあえず映画化って流れで制作されたんだろうけどイマイチ映画には向いてない作品かもしれません。

TOHO1ヶ月フリーパスポート

Filed under: - dekaino @ 7:23 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO1�倶�������若���鴻���若��のはてなBookmark被リンク数

TOHO1ヶ月フリーパスポート
シネマイレージが年末で無効になる前に1ヶ月フリーパスポートを作りました。しめて6000ポイントなり。
チケットカウンターに申し出てから15分くらいで作ってくれます。顔写真はデジカメで撮られました。発行当日から使用可能です。六本木以外のすべてのTOHOシネマズで使えます。海老名の場合、フリーパスポートを使っても駐車券サービス(3時間)ありだそうです。

有効期限は31日間。年末年始にかけてバリバリ活用する予定です。

2005/12/2 Friday

奇談・キダン

Filed under: - dekaino @ 8:13 このエントリをはてなブックマークに追加 絅�茫��祉�㏍���海里呂討�Bookmark被リンク数

奇談・キダンを観ました。諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズのひとつ「生命の木」が原作です。孤高の民俗学者 稗田礼二郎が出てくるやつですね。

原作版 稗田礼二郎1原作版 稗田礼二郎2阿部寛の稗田礼二郎
あの稗田礼二郎役を阿部寛が演じてます。どうよ?

そしてヒロイン役の藤澤恵麻。NHK朝ドラで史上最低の視聴率をたたき出した天花ちゃん役をやっていたノンノモデルです。
天花は脚本がひどかったのは確かですが、恵麻の演技も輪をかけてひどく、まさに不条理ワールドが繰り広げられていました。
しかし、諸星大二郎ワールドだと以外に違和感がありません。確かに演技が下手なのですが、演出でうまくごまかしているので気になりません。たとえば長ゼリフは絶対に言わせず、長文を語らせる時は別録りのモノローグをかぶせるとか、工夫がすごいです。
むしろ異形のキャラとしてうまーく世界観に納まってます。立って並ぶと阿部寛とはかなりの身長差があるのに、座ると差がなくなってしまう体型だけで、そこはかとなく常人とは異なる印象を与えます。幼少の頃に育った村に帰ってきたというのに絶対標準語しか話さない態度が、列島改造論の時代に女だてらに民俗学の院生をやっている変わり者なところをうまく表現しています。また、ずっと村とは距離を置き続けてきた過去がうかがえます。藤澤恵麻はすばらしい起用といえるでしょう。

ストーリーは基本的に原作に忠実です。原作を知らなくても楽しめるというか、知らない方がより楽しめるでしょう。諸星大二郎ワールドの入門編としていい映画だと思います。

オラもパライソに連れてってくだされー

2005/11/24 Thursday

ブラザーズ・グリム

Filed under: - dekaino @ 7:13 このエントリをはてなブックマークに追加 �����吟�若�冴�祉�違����のはてなBookmark被リンク数

ブラザーズ・グリムを観ました。
グリム童話を元ネタにしたコメディです。完全なフィクションで歴史上の実在人物グリム兄弟と本作の主人公の兄弟はまったく関係ありません。時代はナポレオン皇帝施政下のフランスがドイツも占領していた頃。つまりすでに近代に入っており、森に魔物がいるみたいな中世的世界観が崩壊しつつある時代です。
フランス軍やドイツの農民とかイタリア人が出てきてそれぞれフランス語、ドイツ語、イタリア語を話している設定ですが、ハリウッド映画なので当然みな英語。単語をちょこちょこフランス語風やドイツ語風に発音することで表現しています。たとえばフランス将軍はグリムのことを「グラム」と発音したり、Bingo!を「バンゴ」って発音したりします。でもそれ以外は完全英語。
日本語で言えば「ミーはおフランス生まれざんす」ってのがフランス語って設定みたいなもの。コメディーなんでこれはこれでOKだと思う。日本語字幕では話してる言葉が違うってニュアンスはまったく表現されてませんでした。文字数の関係で無理だったんでしょう。
期待されるのは日本語吹替版です。もともとコメディの吹替えって難しいんだけど、本作のエセ外国語の雰囲気を如何に再現するか、注目しどころだと思う。広川太一郎とか使えばおフランスの感じがバッチリでるかも?!

2005/11/19 Saturday

仮面ライダー THE FIRST

Filed under: - dekaino @ 14:48 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���� THE FIRSTのはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー THE FIRSTを観てきました。
一番最初の本郷猛と一文字隼人が出てくる仮面ライダーのリメイクという触れ込みですがだいぶ違います。雑誌記者のアスカ(小嶺麗奈)という女のために周りが振り回される話です。
一号ライダーはアスカをものにするために何の罪もないアスカの恋人を殺すし、一号と二号がアスカを取り合いしてケンカするし、ショッカーがアスカを拉致したら初めて一号と二号が協力してショッカーの基地に乗り込んで基地をまるごと壊滅させるし、まったくワケわからんストーリーです。

とりあえず戦闘シーンはそこそこよくできていました。仮面ライダーの能力は基本的に怪力だけってとこもいいです。クウガで刑事から拳銃を借りて使うライダーを見たときはすごい衝撃的でしたが、いまや平成ライダーは銃器を使ってナンボのものになっています。そこを怪力のみに戻したのはいいことだと思います。バイクもそこそこ効果的に乗りこなしているようです。

ショッカー怪人 スネークショッカー怪人スネーク
スネーク役のスタントの砂押裕美がいい動きしてました。足技がすごい。

それから立花藤兵衛役で宮内洋が出てるんですがホントに一瞬だけでした。バットマンビギンズの渡辺謙ぐらい一瞬。

2005/11/14 Monday

惑星大怪獣 ネガドン

Filed under: - dekaino @ 22:05 このエントリをはてなブックマークに追加 ����紊ф���� �������海里呂討�Bookmark被リンク数

フルCG昭和特撮風味怪獣映画 惑星大怪獣ネガドンを観ました。
ネガドン ポスター
かなりの力作です。パロディっぽいとこも多少ありますが基本的には直球勝負の怪獣映画です。こんな作品が一人で作れるような時代になってしまったらしい。
とにかくドリルが超硬いっす。ドリル命

コープスブライド

Filed under: - dekaino @ 21:01 このエントリをはてなブックマークに追加 �潟�若���鴻�����ゃ��のはてなBookmark被リンク数

コープスブライドを観ました。言わずと知れたティム=バートン監督作品です。
ヴィクターとヴィクトリア
ナイトメア・ビフォア・クリスマス同様ガイコツ達が歌って踊る人形アニメ。雨のシーンなど、今回はCGも効果的に使われてます。ピアノを弾くシーンもすばらしい。叩く鍵盤と出る音程があってないけど気にしないように!

おすすめです

2005/11/4 Friday

新しいスカパーの基本パック

Filed under: - dekaino @ 7:03 このエントリをはてなブックマークに追加 �違�����鴻�����若���堺��������里呂討�Bookmark被リンク数

スカパーから「よくばりパック」と「えらべる15」の2つの新しい基本パックが発表されました。12月1日から販売開始だそうです。

よくばりパックは、CS110陣営だったため従来の基本パックからはずされていた日テレ系のNNN24とTBS系のTBSチャンネルがパックに加わり、また、新興のディズニーチャンネルなども加わり、チャンネル数が増えた割に値段がそう高くなってないのが特徴です。正直言ってこのパックに入ってない有力チャンネルってスターチャンネル東映チャンネルAT-Xの3つだけじゃないでしょうか?
えらべる15は、パーフェク時代の選択制パックの復活ともいえるもので、普段見るチャンネル数が少ないライトユーザにおすすめの安いパックです。たとえばニュース系しか見ないとか音楽系しか見ないなんて人には朗報でしょう。

私はまるごとパックに入る予定です。これでまたMOND21を見ることができるようになるぜ! ついでに国会TVもスカパーに復活しないかなぁ…

2005/11/3 Thursday

蝉しぐれ

Filed under: - dekaino @ 22:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ��������のはてなBookmark被リンク数

蝉しぐれを観ました。蝉しぐれといってもマジカルエミではありません。

たそがれ清兵衛などに続くn匹目のドジョウをねらって雨後の竹の子のように出てきた貧乏侍人情時代劇のひとつです。

徹底的にテレビドラマ的な作りの娯楽作で、まずキャストが優先で時代考証などは後回し。水戸黄門的な時代劇が好きな人にお勧めです。いちいち重箱の隅をつつくようにチェック入れる人はカナリ忙しいでしょう。
ちなみに木村佳乃は後半にちょこっとしか出てきません。

尺が長いけどわかりやすいストーリーで退屈はしません。構成がしっかりしています。藤沢周平の原作は読んでないですが、だいぶ脚色が入っているとのことです。

2005/10/30 Sunday

機動戦士ZガンダムII -恋人たち-

Filed under: - dekaino @ 12:01 このエントリをはてなブックマークに追加 罘������Z���潟����II -��篋冴����-のはてなBookmark被リンク数

劇場版ゼータガンダム -星を継ぐ者-の続編 機動戦士ZガンダムII -恋人たち-を観てきました。

カツがオリジナル通りカツでした。超ムカツクくそガキ具合がきっちりと表現されていて素晴らしい。まさに「カツ ダメ~」。カツに匹敵するムカツキガキはTNGのウェスリーぐらいしかいないと思う。
前作同様クワトロの恥ずかしいシーンが全削除、クワトロがかっこいいだけの軽薄男となっていますが、それ以上に性格が激変したのがウォン・リーだ。ウォンがものすごいいい人に浄化されている。マトモなことしか言わず、子供にも優しい人格者だ。こんな人物をウォンと呼んでいいのだろうか? これじゃ逆に修正し返したジュドーが悪者扱いになってしまう。誰かこの欺瞞を暴いて「見てください これがウォン・リーのやり方なのです!」と演説してほしい。
ちなみにクワトロの恥ずかしいシーン全カットの法則よりダカールでの道化演説も全カットです。

ネットで騒がれたフォウの声変わりだが、ゆかなは下手ではなかった。確かに違う声だけどね。それより池脇千鶴のサラがカナリ微妙だった。セリフも微妙。サラに「シロッコ様」と言わせちゃいけない。「パプティマス様」じゃないと。

新作カットでは動画が表示できる電子ペーパー/薄型平面ディスプレイを使った会議シーンが面白かった。ブライトが会議中で従来型ノートPCで内職していたり、内職がバレたとたんに内職してたウィンドウを閉じて、他の会議メンバーに「ぉぃぉぃ閉じなくてもいいだろう」なんて言われたり、かなりリアルに内職心理を的確に表現しています。たぶん冨野も会議で幾度となくノートPCで内職されてきた経験があるのでしょう。

過度の期待を持たずに見に行けばそこそこ楽しめました。つーか星を継ぐ者を観てれば期待を持ちようがないので無問題。

2005/10/26 Wednesday

ステルス

Filed under: - dekaino @ 8:09 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�����垢里呂討�Bookmark被リンク数

ステルスを観ました。
今年度のソニーの業績を決める重要作品です。PS3とかネットウォークマンとかよりずっと重要!

無人戦闘機が暴走するというプロットから想像できる展開がそのまま展開される基本的にわかりやすい作品です。メンテナンス用のパイロット席が用意されてるならこういう展開なんだろうな…って思うがまま展開していくストーリーはある意味気持ちいいです。客の裏を書こうという意図がまったく感じられません。もしステルス2が製作されるなら、次は無人戦闘機同士の戦いだろうなってとこまで読めちゃいます。あまりにもわかりやすすぎてアメリカでも不入りみたいです。全米興行収入では初週4位でそのまま下落。ソニー今年は(も)やばいかも…

真面目に考察すると、米海軍が無人機を導入するんだったらまず原潜からだろう。なんたって機械なら空気も水も食べ物の要らないから船体を小型化できるし潜航深度も大幅にアップしそう。インテリジェントな機雷って感じでも十分使えそうだし。

飛行機の方が絵になるから映画にするなら飛行機だよねってのはわかるけど、どうして海軍なんだろう? 超音速で地球半周くらい余裕でできる飛行機なら空母要らないよなぁ。ある意味で海軍航空機の存在意義をなくしてしまうから、海軍は絶対こんな戦闘機を開発しそうにないと思う。

…というように、つっこもうと思えばいくらでもつっこめるところが楽しい映画であります。

セブンソード(七剣)

Filed under: - dekaino @ 7:35 このエントリをはてなブックマークに追加 �祉���潟�純�若��(筝���)のはてなBookmark被リンク数

ツイハーク監督セブンソード(七剣)を観ました。

要は、中国武侠ワールドを舞台としたツイハーク七人の侍です。
時代は明言されてないがおそらく明末から清初のあたり、清に対して明の遺民が抵抗してた頃だと思われます。
広東語と北京語と朝鮮語が入り混じっているのですが、字幕で見ているとイマイチわかりにくい。一応字幕にも朝鮮語のセリフには(韓)と説明が出るんですが、中国語の各方言については字幕での説明はなし。
日本人の私が字幕版を見る限りで言うと、いまいち説明不足で7人のキャラが全員立っているようには思えない。上手に吹替え版を作ればそうではないかもしれないけど。中国語や朝鮮語が堪能な人じゃないと7人のキャラを上映時間中に把握するのが難しいかもしれない。
武侠映画としてよくできているので、ちゃんと武侠ワールドの約束事を抑えている人には楽しめると思います。
武闘シーンはよくできていますが、CGバリバリのキレイな画像なので、マッハ!!!みたいなこれはスゲエってのはないです。

2005/10/21 Friday

中学生日記「恋に燃え、アニメに萌え」

Filed under: - dekaino @ 6:03 このエントリをはてなブックマークに追加 筝㊤⑥���ヨ��������������≪���<��������のはてなBookmark被リンク数

今週の中学生日記が大変なことになってます。
以前に中学生の実話おもしろエピソードを公募した企画でグランプリをとったものを脚色した「恋に燃え、アニメに萌え」。名前からわかるように萌え~文化がメインテーマです。

主役はモー娘オーディションで最終選考まで残ったが惜しくも落選した古川愛李。中学生日記の伝統に基づき、役名も同名の古川愛李です。

あいりーん正体
愛李は中学3年生のバリバリのヲタク少女。部屋はヲタグッズであふれています。

あいりーんのひとりごと
blogサイトまで持っています。

あいりーん仮の姿1あいりーん仮の姿2
しかし学校では普通の少女を演じています。腐女子の擬態能力(mimic ability)は♂ヲタの及ぶところではありません。

巫女レッドチャイナブルーチアイエロー
学校の帰りには行きつけの店に寄り道してコスプレ三昧です

あだち充ワールド
自分の部屋の窓を開けるとちょっと気になる幼馴染の男の子の部屋と向かい合わせ。まさにあだち充ワールド! NHK名古屋さすが芸が細かいです。惜しいのは2階じゃなくて1階だってこと。たぶん予算の問題だな。

がんばれ! 隠れヲタ女
その幼馴染とうまくいかないって恋の悩みをblogに書くと、なぜか電車男風に励ましのメッセージが殺到。NHK名古屋 流行のリサーチを欠かしません。

ステージデビュー
ひょんなことから、地方にありがちのエセ戦隊イベントにコスプレ姿でステージデビュー。あこがれの幼馴染にヲタク女だったことがばれてしまいます。

ラブラブ
しかしなぜかステージ後に幼馴染といい雰囲気に。案ずるより産むがやすし。

中学生日記らしく鑑賞後にホームルームで話し合ったらどんな結論が出るだろうか?
「結局女の人生かわいければ何でもアリなのね」あたりが落とし所?

10/22(土)の10:45~11:14にNHK教育で再放送される予定。見逃した人は必見。

2005/10/17 Monday

劇場版 宇宙忍者ゴームズ

Filed under: - dekaino @ 18:29 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� 絎�絎�綽����眼�若���困里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版宇宙忍者ゴームズを観てきました。
なんか、ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]なんていう軟弱な邦題だけど騙されてはいけません。ムッシュムラムラ ガンロックという迷セリフが印象的なあのゴームズが実写SFX映画になったのです。
しかし、最近のハリウッドは古い作品のリメイクが多いですね。

本作の主人公はゴームズの名の通りゴム人間なのですが、Mr.インクレディブルのゴム主婦があまりにも素晴らしかったため手直しするという名目で、本作の公開時期が大幅に遅らされた経緯があります。
まぁSFXに限らずシナリオがかなり苦しかったのだと思います。

ストーリーは予想通り、人間形態に戻れないガンロックの苦悩がメインテーマでした。まぁ昔からみんな思ってましたからねえ。常時岩人間なわけで、超人ハルクよりずっとつらい立場なわけです。

結論から言うと、旧作品を知らない人が観てもあまり楽しめないと思います。
ちなみに ムッシュムラムラというセリフはありません。残念。

2005/9/25 Sunday

頭文字D the Movie

Filed under: - dekaino @ 10:56 このエントリをはてなブックマークに追加 �㊥��絖�D the MovieのはてなBookmark被リンク数

頭文字D the Movieを観てきました。
A級映画としてかなりいい出来です。予算がない割にはいい出来だとか、巨額の制作費だけが売りの贅沢B級映画とは全然違い、正統的な娯楽作です。

アニメ版は原作に忠実ですが、本作はかなり変更されてます。池谷先輩はほとんど出てきません。高橋(弟)もでてこない。一番違うのはイツキです。イツキは拓海がバイトしてるガススタンドのドラ息子で、ちょい悪で学校退学してます。退学後も拓海とは親友らしい。

撮影は全部群馬です。バトルの場所も秋名だけです。妙に日本的なモノがたくさん出てきます。まぁわざわざ群馬まで長期ロケにきたんだからってことなんでしょうな。文太と拓海の家は男ヤモメの部屋らしく散らかってますが(小道具さんがんばってる!)、どうやら日本旅館の和室を借りてつかったらしく(伊香保か?)、調度品が妙に高級感あってちょっと笑えます。ふすまとか一般家庭にはありそうもない高級感あふれまくり。

そして文太が原作よりずっとリアルなダメ親父です。原作にはないシーンですが、「一回だけだぞ」と断って拓海を助手席に乗せて文太が運転を見せるシーンがあって、これはこれで結構いい感じでした。

基本的に役者はみんな上手いし、かーアクションもCGじゃなくて実際に走らせた画像なのでかなりレベル高いです。

バトル時のBGMもAvexではない、もうちょっと抑え目のBGMです。これがリアルな群馬県の峠道によくあってる。なんかワビサビの世界。AvexとタイアップしてるのでもちろんAvex系の曲も使われるのですが、エンディングのクレジットのときだけです。いわばナウシカにおける安田成美の歌のような扱いです。
また道の脇にある温泉宿のカンバンがいい味だしてます。しかし、須藤京介がデコトラでエボ3を運んでくるのはどうだろーか? 確かにデコトラも日本が誇る文化の一つだろうけど、ちょっと違う気がする。

鈴木杏(茂木なつき役)のサービスシーンあり。

2005/9/22 Thursday

銀河ヒッチハイク・ガイド

Filed under: - dekaino @ 7:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ��羃潟������������祉���ゃ��のはてなBookmark被リンク数

7月に予告した通り、劇場版 銀河ヒッチハイク・ガイドを観てきました。

けっこう原作そのままのストーリー展開でした。それから過去のSF/特撮映画のパロディがたくさん散りばめられてます。いきなりスタートレック6の冒頭シーンをパクったシーンからスタート。もちろんスターウォーズネタもあります。キングコングもあった。

深く考えずくだらないシャレを楽しむ映画です。
これでシネマイレージは5905マイル。後もう少し!

2005/9/20 Tuesday

仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼

Filed under: - dekaino @ 20:42 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���守�翠���7篋冴�����のはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼を観てきました。併映は魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁

仮面ライダー初の時代劇という点ではインパクトあるが、ちょっとテレビ版の響鬼とはノリが違う。役者はみんな同じなんだけど、まったりとしたマンネリムードのいい味がまったく出ていない。しかも今回は美少女キャラがたくさんでてるのにまったく活かされてないのが残念。
金がかかってる分アクションはすごいけど何かイマイチな感がありました。

併映のマジレンジャーの方がおすすめ

2005/9/18 Sunday

チャーリーとチョコレート工場

Filed under: - dekaino @ 7:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ���c�若���若�����с�潟���若��綏ュ�瓦里呂討�Bookmark被リンク数

チャーリーとチョコレート工場を観ました。有名な児童文学の映画化らしいが原作は読んでいません。

ティムバートンらしくミュージカル仕立てで楽しいファンタジーな映画です。どちらかっていうとシーンとシーンがきっちり分かれていて舞台っぽい味わい。ウンパールンパー族のダンサーズがとってもキュート。

ノリノリのウンパールンパー族の男
ノリノリのウンパールンパー族の男

金持ちの娘(典型的なjewish princess)も栗鼠じゃなくてウンパールンパーを欲しがれよなぁ。見る目がないよ。
ちなみにウィリーウォンカのチョコレートの縦・横・高さ比は1:4:9です。間違いない!

これでシネマイレージは5796マイル。1ヶ月フリーパスポートまで後204マイル!

2005/9/10 Saturday

ヒトラー~最後の12日間~

Filed under: - dekaino @ 12:11 このエントリをはてなブックマークに追加 �������若����緇���12�ラ����のはてなBookmark被リンク数

Der Untergang(邦題:ヒトラー~最後の12日間~)を観ました。
第二次大戦末期にソ連軍がベルリンを制圧し第三帝国が崩壊する話です。実際に現場にいた人物に取材して書かれた原作の映像化で、いわば実話の再現ドラマです。最後のクレジットでモデルになった人物の証言映像がオマケについてます。

ヒトラーの人間らしさや、取り巻く人間がヒトラーに心酔している様子がリアルです。そもそも第一次大戦の屈辱を二度と繰り返さないっていうスローガンがヒトラー政権の命綱であるがゆえに、決して降伏は許されない閉塞感がよくわかります。

映像的には非常に上質でかっこいい。アングルとかカメラワークがいいです。確かに、いくらなんでも声が室外まで筒抜けすぎとか、ドア開けっ放し多すぎとか、演出上の不自然さもあるけど気になりません。

いまだにナチを礼賛すると罪になる法律があるドイツでも、このような映画が撮れるようになったんですね。
感慨深い映画です。

2005/9/5 Monday

奥さまは魔女

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奥さまは魔女を観ました。
単なる昔のテレビドラマのリメイクではなく、ちょっとひねったストーリーになってます。ニコール=キッドマン演ずる主役はサマンサではなくてイザベルなのです。たまたまイザベルという魔女がハリウッドに住み始め、たまたま名作テレビコメディドラマ奥さまは魔女のリメイク制作の企画が立ち上がり、たまたまイザベルがヒロインの魔女サマンサ役に抜擢されてしまったというお話。
オープニングのアニメーションのサマンサの顔が巧妙に隠されているのはニコール=キッドマンの代理人からクレームが出たからなのか!? それにしてもニコール=キッドマンは頭の軽い女をやらせると最高に上手いです。
旧作を知ってる人も知らない人も楽しめる一作。ただしタバサちゃんは出てきません(2が作られたら出てくるかもね)。

現在のシネマイレージは5681マイル

2005/8/27 Saturday

スターウォーズEpi3 シスの復讐

Filed under: - dekaino @ 11:12 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若�����若��Epi3 �激�鴻��奨莅�のはてなBookmark被リンク数

シスの復讐を観てきました。
最後にどうなるかわかってるんだけど楽しめました。
しかしアナキンって馬鹿だね。息子のルークもかなり馬鹿だったけど、あれは遺伝だったんだなぁ。
ルークが馬鹿な理由は明かされたけど、なんでアナキンとハドメからレイアという不細工な娘が生まれたのかって謎は解き明かされませんでした。残念!

TOHOシネマズのシネマイレージは5578マイルに達した。6000マイルまで後もう少し!

2005/8/16 Tuesday

亡国のイージス

Filed under: - dekaino @ 7:39 このエントリをはてなブックマークに追加 篋≦�純���ゃ�若�吾�垢里呂討�Bookmark被リンク数

亡国のイージスを観ました。
福井晴敏三部作の最後にあたるのですが、金かけただけあってそこそこ面白いです。前二作(ローレライ,戦国自衛隊1549)でヘキエキして敬遠してる人は騙されたと思って一回観とけ。まぁ前のがイマイチだったからそう感じるのかも。

話の内容的には、226事件とか三島事件みたいな自滅系アピール型テロ事件の話。北朝鮮の工作員も絡んでくるけどだからどうしたって感じ。別に目新しい観点ではないような気がする。
こういうのって事件が収まった後が面白いのに、そこはまったく省略されてます。原作は未読なのだが後日談はどうなってるのかな? まぁまちがいなくDICEはお咎めなしなんでしょう。過去にオウムサリンや北朝鮮の拉致を看過した公安警察もお咎めなしだったからね。未然に防ぐのが任務でないといっても酷い話です。

2005/8/13 Saturday

妖怪大戦争

Filed under: - dekaino @ 9:05 このエントリをはてなブックマークに追加 絋���ぇ���のはてなBookmark被リンク数

妖怪大戦争を観ました。
今年の角川映画の大作です。

冒頭は、件(くだん)が産まれて不吉な予言をして死ぬという妖怪通好みの展開で始まります。
ちゃんと妖怪を妖怪らしくおどろおどろしい怖い雰囲気を残してるのが好感度高いです。子供だましの怖くない妖怪が出てくるものほど子供が嫌う妖怪映画はないしね。もちろんギャグ担当の河童もいます。

しかし、吉井怜が演ずるろくろ首が病弱で床に伏せてるってのはシャレがきつすぎないか!?
それからやっぱり加藤保憲は嶋田久作がいいよなぁ…
ちなみにねずみ男の声は大塚周夫がいい(注: ねずみ男は本作に出てきません!)。

子供が観ても大人が観ても楽しめると思います。

2005/8/7 Sunday

ロボッツ

Filed under: - dekaino @ 11:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍������のはてなBookmark被リンク数

ロボッツを観ました。
かなりよい出来で安心しました。なんたってアイスエイジのスタッフが作ったなんて宣伝してたから、作画が不安で不安でしょうがなかったんです。なんでまたアイスエイジを持ち出すようなネガティブキャンペーンするかね!?

アイスエイジって、夜に焚き火を囲むシーンで影が焚き火の方に伸びるというかなりやばい作画がまかり通ってる映画なのに。「北へ行こう」と歩いていくキャラ達の後方に影が伸びてたり。あの世界では北に太陽が出るんでしょうか?! 南半球だったのかなぁ??

ロボッツが成功した理由として背伸びしないで済ましたってのがあるのかも。キャラをすべてロボットにして生物をまったく出さないおかげで、ちょっとくらいキャラが変な動きしても機械だから気にならないとか、ほとんどを屋内シーンにすることで不自然な光源位置も言い訳できるとか。うーん己の実力を知った上での絶妙な見切り具合がCOOLであります。

2005/8/6 Saturday

姑獲鳥の夏

Filed under: - dekaino @ 13:55 このエントリをはてなブックマークに追加 紮��臥灰���のはてなBookmark被リンク数

姑獲鳥の夏を観ました。
京極夏彦の同名小説の映画化である。私は原作を読んだことがあるが、話の筋としては原作を忠実に再現している。

実相寺監督特有の映像美がすばらしい。21世紀になってこんなに贅沢な実相寺映画が観られるとは思ってもいなかった。予想以上に実相寺ワールドと京極夏彦ワールドは相性がいいらしい。最近の邦画では珍しく贅沢さが無駄になっていない。

本作品は映画批評家の評価はかなり低い。理由として話が破綻しているというのが筆頭に上がっているが、それは原作が壊れているんだからしょうがない。そもそもミステリーとか謎解きサスペンスドラマの文法において榎木津は反則ですから。明日のジョーとかはじめの一歩などの正統スポ根ものにドラゴンボールの悟空が出てくるようなもんです。つまり、京極堂シリーズはミステリーとは違う別ジャンルだと思わないといけない。

ちゃんとそういう区別がついている人にはおすすめです。

2005/8/3 Wednesday

劇場版 !クロマティ高校

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魁!!クロマティ高校THE★MOVIEを観ました。

めちゃくちゃ面白い。前半は原作に沿ってますが、後半は原作を無視して大暴れです。特にピープロ特撮が好きなオヤジは必見であります!!
ちなみに特撮の技術レベルは現代風なので安心していいです。ピープロのチープな特撮ってのも味があっていいんだけどね。どっちかっていうとウルトラマンMAXがいにしえのチープ特撮の雰囲気を狙ってるのかも…

ちなみに、劇場版の神山はラジオのハガキ職人やるような性格ではないので、ハチミツボーイvsアジシオ太郎の対決を見ることは残念ながら無理! 要注意であります。
なお、メカ沢が巨大化してる、前田が神山のパシリと化している、林田がスダレはげモヒカンじゃない、フレディがどっから見ても日本人、等の些細な相違点がありますが、制作上の過程で生じたものでギャグに支障はございません。安心してご鑑賞ください。

2005/8/1 Monday

チーム★アメリカ/ワールドポリス

Filed under: - dekaino @ 16:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�����≪�<����/���若���������垢里呂討�Bookmark被リンク数

チーム★アメリカ/ワールドポリスを観ました。
ギャグ満載のサンダーバードのノリの人形劇アクション映画です。ギャグは日本の漫画で言うと木多康昭のスタイルに近い。基本的にパロディか批評ネタで、有名人キャラを実名でバリバリ出して、誰もが思っているけど言えないようなことをスバリ言ってしまう漢(おとこ)らしいギャグであります。

ただし非常に下品なのでR18指定がかかってます。つまり18禁です。人形アクションでエロ認定がついたのは史上初かもしれません。人形じゃないと再現できないような体位も出てくるらしい…

有名な映画作品のパロディーもたくさん出てきます。スタートレックも出てくるのでトレッキーも安心して観られます。
あくまでもアメリカ人の考える世界なので、エッフェル塔のすぐ側に凱旋門があったり、カイロの街中にピラミッドとスフィンクスがあったり、誤りだらけですが気にしないように。

しかし、金正日の正体が○○だったとは…

2005/7/30 Saturday

劇場版 鋼の錬金術師

Filed under: - dekaino @ 19:31 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� �若������茵�絽�里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版 鋼の錬金術師~シャンバラを征く者を観ました。
テレビシリーズの後日談になってます。
スタートレック世界のミラーワールドと同じような設定で、同じ姿形の人物が存在するが考えや行動は違うって設定を上手く使ってます。テレビシリーズに出てきたキャラは死んだのも含めてすべてが何らかの形で出てきます。そういう意味でオールキャストです。
冒頭のシーンで、大川氏が声のエリム=ガラックっぽい話し方するキャラが出てくるので一部のスタートレックファンはうれしいことでしょう。

最後に一言。いくらなんでもあんな小さいウラニウム爆弾は無理だろ。少なくともこっち側の物理法則では最低臨界量に満たないサイズだ。それとも臨界に達しないただのダーティボムなのかなぁ?

現在のシネマイレージは5186マイル。

皇帝ペンギン

Filed under: - dekaino @ 19:23 このエントリをはてなブックマークに追加 ��絽����潟���海里呂討�Bookmark被リンク数

皇帝ペンギンの日本語吹替版を観ました。
厳しい南極を繁殖地に選んだ皇帝ペンギンの子育ての物語です。ペンギンのヒナの声がピヨピヨいってて普通の鳥のヒナと同じだなぁって思った。大人のペンギンはもう鳥というよりアザラシ系の声なんだけどね。

子供が観ても大人が観ても楽しめると思います。テロップはフランス語なのに歌は英語なのはなぜだろう? とか考えてはいけません。南極の風景とペンギンの子育てに没頭してください。

2005/7/24 Sunday

アイランド

Filed under: - dekaino @ 1:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�ゃ���潟��のはてなBookmark被リンク数

アイランドを観ました。
意外と面白かった。アクションはかなりすごいです。
世間の成功者のクローンなら、もちろん看守なんかより頭いいんだろうなぁとか思いました。軽いSF仕立てのアクション映画を観たいなら観るべし。たいして説教臭くないところがGOODです。

2005/7/19 Tuesday

シネマイレージ

TOHOシネマズでは、シネマイレージというポイント制のサービスをやっている。映画を見ると作品の上映時間に応じて、1分につき1マイルたまる仕組み。
シネマイレージ 2005年7月19日
今日の時点で4945マイル貯まった。6000マイル貯めると1ヶ月間フリーパスポートがもらえる。がんばって残り1055分の映画を観るのだ。

バットマンビギンズ

Filed under: - dekaino @ 7:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������潟�����潟�困里呂討�Bookmark被リンク数

バットマンビギンズを観てきました。
タイトルの通りバットマンの誕生秘話みたいな話です。ひたすらマニアックに考証した設定はまるでガンダム世界のミノフスキー粒子の設定のような後付けながらも綿密かつ愛を感じさせる世界観を構築しています。
しかしこのひたすらハードな世界観のバットマンじゃロビンが出てくる余地なし。敵もキャットウーマンあたりまでは許せるけど、ナゾラー(リドラー)とかペンギンは悪役として許されない気がする。

P.S.渡辺謙の出番は一瞬だけ

2005/7/17 Sunday

カンフーサッカー

Filed under: - dekaino @ 4:39 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���若�泣�����爾里呂討�Bookmark被リンク数

CSのチャンネルのひとつムービープラスで香港のテレビドラマのカンフーサッカー(功夫足球)の放送が今月から開始された。

カンフーサッカー

コンセプト的には少林サッカーのテレビ版みたいなものだけど、なんか少し違う。こいつらサッカーなんか全然しないで日本製アニメのパロディネタで笑いをとってばっかりです。だいたい主題歌がキャプテン翼の主題歌「燃えてヒーロー」の替え歌です。サッカーの試合シーンは金がかかるせいかほとんどなし。ウルトラマンのファイトシーンよりも短いです。

それからなぜか女性キャラが無駄にたくさん出てきます。そりゃあむさい男なんか撮影したくないのはわかりますが、これ一応サッカーのドラマじゃないの?! 重度の記憶喪失症の主人公が不自然にモテモテです。いかにも少年ジャンプの主人公キャラのようだ。

香港のギャグセンスを知りたいなら見るべし。

2005/7/12 Tuesday

逆境ナイン

Filed under: - dekaino @ 8:07 このエントリをはてなブックマークに追加 ��紜����ゃ�海里呂討�Bookmark被リンク数

劇場版逆境ナインを観ました。言わずと知れた島本和彦が少年キャプテンで連載していた傑作マンガの映画化です。校長役の藤岡弘、が素晴らしすぎます。

基本的に原作そのままなので、原作知ってる人にはインパクト弱いかもしれないが、それでも名作です。

クレジットは少年キャプテン連載作品ではなくてサンデーGX単行本となってました。こんな優良コンテンツをみすみす小学館に渡してしまうとは、徳間ってホント馬鹿だなぁ…

2005/7/6 Wednesday

銀河ヒッチハイク・ガイドが映画化

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宇宙戦争を観にいった時の予告で知ったのだが、古典コメディSFの銀河ヒッチハイク・ガイドの映画が製作されているらしい。
新潮文庫版・銀河ヒッチハイク・ガイド

いやぁ不覚にもまったく知らなかった。日本公開は9月10日を予定してるそうだ。これは観にいかないといけないぞ!
ところで文庫版はとっくに廃刊になっているのだが、映画化となれば当然復刊されるだろう。でもきっと表紙は今風の萌えイラストにされてしまうのだろうな。または映画の俳優そのままかも。どっちにしても悲しいなぁ。

宇宙戦争(新作)

Filed under: - dekaino @ 7:46 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�絎����(�遺�)のはてなBookmark被リンク数

スピルバーグの宇宙戦争を観ました。
なんてゆーか、普通のハリウッド映画とはかなり違います。テーマはすばり「アメリカ的価値観の全否定」です。特に米国的愛国心を徹底的に攻撃してる感じ。一部には家族愛がテーマだという人もいますが、決して家族愛がテーマではないと説明するために、トムクルーズ演ずる主人公が父親としてダメダメであるという描写がなされてます。

昔の日本の怪獣映画、特に初代ゴジラによく似てます。メカ怪獣が米東海岸の街に突然出現みたいな感じ。あとは初代エイリアンのテイストもあります。人智では抵抗不可能な絶対的悪意/暴力にねらわれる恐怖! かなりホラーテイストです。

平均的アメリカ人が本作を観たら、少なくとも気持ちよくはないでしょうね。なんとなくもやもやすると思います。ちょっと気がきく人ならスピルバーグの言いたいことがわかると思う。原作のH.G.ウェルズも体制批判の風刺小説として原作を書いてますから、ある意味原作のテーマを正しく描いてると思います。その点でセンス・オブ・ワンダーのSFテイストを優先した旧作とは徹底的に違います。僕は旧作も結構好きなんですけどね。最近movieplusでやってるのを観ました。

パラマウントもよくこの脚本にOK出したもんだなと思います。スピルバーグの名前がなかったら絶対不可能だったことでしょう。スピルバーグの狸オヤジしてやったりというところでしょうか…
こりゃ確かに米本土でワールドプレミアやれないよなと思わせる映画でした。
(ワールドプレミアは珍しいことに東京で催されました。それまで内容についての情報は完全シャットアウト。スピルバーグには本作のお披露目をゴジラの祖国でやりたい理由があったんだろう)

2005/7/4 Monday

ウルトラマンマックス

Filed under: - dekaino @ 5:57 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������潟�������垢里呂討�Bookmark被リンク数

今週からウルトラマンマックスが始まった。先週まで同枠でやっていたウルトラマンネクサスとは違い、ものすごくレトロな感じである。わざと30年前の稚拙な特撮を真似してお父さん世代の感傷を誘おうとする戦略らしい。初代ウルトラマンのハヤト隊員役だった黒部進もレギュラー出演するらしい。

劇中にアンドロイドのオペレータのエリー(キャスト: 満島ひかり)という娘が出てきます。
アンドロイド エリー1アンドロイド エリー2

顔は可愛いんだけど演技がいまいちって娘に、アンドロイドのオペレータをやらせるというアイデアは素晴らしいのですが、実はこれってテレ朝で2002年に深夜枠で放送された時空警察ヴェッカーD02のパクリ。

ヴェッカーD02にもアンドロイドのオペレータの娘が出ていました。
時空警察ヴェッカーのエリー元祖エリー
名前もエリーとそのまんま。ヴェッカーD02のエリーの方は桜木睦子が演じています。どちらかっていうと僕は桜木睦子エリーの方が好き。

ただ微妙に設定は違えてあるようです。
マックスのエリーはELLY、ヴェッカーD02のエリーはERREとスペリングが違う!(細かい)
それから、ヴェッカーD02のエリーは表情が無いという設定でしたが、マックスのエリーは笑う機能があるようです。

アンドロイド エリー帰還した隊員を笑顔でねぎらう満島エリー

パクリを否定する気は全然ないのですが、あまりにもストレートだなぁと驚いた次第です。

P.S.時空警察ヴェッカーD02は、2005年6月からチャンネルNecoで再放送されてます。

2005/6/26 Sunday

天龍八部もか!

Filed under: - dekaino @ 1:54 このエントリをはてなブックマークに追加 紊����������!のはてなBookmark被リンク数

天龍八部でもやってくれました! 何をって!? もちろん尿ネタです。射雕英雄伝でもやった尿ネタです。
金庸先生はつくづく尿ネタがお好きなようです。

小船で鳩摩智から逃げ出した段誉阿朱阿碧の3人。なんとか追跡を振り切ってのんびりムード。

阿碧ちゃん何かお困りの様子
「阿朱姉さん。さっきお茶飲みすぎたせいか… あの… その…」(もじもじ)
船で逃げる阿碧と阿朱

阿朱「いま段誉殿は寝てるから平気よ。そこでしちゃいなさいよ」
阿朱「そこですれば?」

阿碧「いぃぃぃ!? アリエナーーイ」
阿碧「ありえなーい」

実は目が覚めていた段誉。でも寝たふりをしながら考えます
「なんか面白いことになったぞ。このまま寝たふりしてこの先どうなるか様子を見よう」
狸寝いりの段誉
やっぱ段正淳の嫡男だけあって段誉もエロエロです。

この先の展開がどうなったかは語らないでおきましょう。
ただ、今回も放送の最後にこんなおわび文が出たことだけは確かです。
NECOのおわび
ほんと金庸先生がエロいばかりにチャンネルNecoも苦労させられますね。同情します。

2005/6/24 Friday

豆腐小僧

Filed under: - dekaino @ 8:33 このエントリをはてなブックマークに追加 莟���絨��里呂討�Bookmark被リンク数

前にも紹介したがフジテレビ721で放送されている妖怪倶楽部は2週間で1話進むスローペースで、今週でやっと第6回になった。
そろそろネタも尽きてきたようで、マイナーというか通に受けそうな妖怪がテーマになってきた。第6回のテーマは「豆腐小僧」、大きい笠をかぶり豆腐をのせた盆を持ってただつっ立ってるだけの意味不明の妖怪だ。

豆腐小僧1豆腐小僧2豆腐小僧3いろんな文献に載ってる豆腐小僧たち

江戸時代から明治の頭にかけて大変に流行った妖怪で知らぬものはいないくらいの勢いだったらしい。
現代でも相原コージがお盆小僧として復活させてたりする。
相原コージのお盆小僧相原コージのお盆小僧

何か異能力があるわけでもなく、悪さをするわけでもなく、ただなくとなく絵に描かれるだけの不思議な存在。それが豆腐小僧なのだ。
河童とか一つ目小僧もあやかろうと、豆腐を持ってたりする。
豆腐をもつ小僧妖怪たち豆腐をもつ小僧妖怪たち

昔の人にとって豆腐って怪しい食物だったのかも知れない。
京極夏彦も豆腐小僧双六道中ふりだしという豆腐小僧をメインテーマにした本を出すくらいマニアックな妖怪なのだ。

豆腐小僧双六道中ふりだし豆腐小僧双六道中ふりだし

この本はまだ読んでいない。暇があったら読んでみようと思う。でも2100円は高いな。文庫版が出るのを待とうかな?

イン・ザ・プール

Filed under: - dekaino @ 7:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �ゃ�潟�祉�吟�祉���若��里呂討�Bookmark被リンク数

イン・ザ・プールを観ました。
奥田英朗の同名小説の映画化で、いわゆる精神科医ものです。私は原作を全然読んでいないのですが、原作はオムニバスものでたくさんの臨床例が出てくるところを、映画ではそのうちの3症例にしぼり同時進行の形で描かれてます。

正直、映画としてはイマイチです。退屈はしないんだけど密度が薄くて冗長な感じ。いわゆるテレビ番組みたいな映像で、何か別のことをしながら見ても筋が追えるように作られてるみたい。映画館で2時間も注視するのはつらいです。もっとがんがんカットしまくって70分くらいまで切れば、まだ観れるようになると思う。

反面、テレビ番組として見たらよくできているのかも。どのタイミングでもCM入れられそうだし、タイアップ商品がバンバン出てきていかにも製作費が安く上がってる感じです。地上波の深夜映画枠でダラダラと観る分には悪くないかもです。

2005/6/20 Monday

戦国自衛隊1549

Filed under: - dekaino @ 23:55 このエントリをはてなブックマークに追加 ���処�����1549のはてなBookmark被リンク数

戦国自衛隊1549を観ました。ローレライに続く福井晴敏原作の映画。昭和の戦国自衛隊を超えられるのか!?

結論から言うとちゃんと楽しめます。ローレライよりもずっと観てて楽しいです。もちろん時代考証を言い出すとボロボロなんだけど、それを気にせず適当に観てる分には、次に何が出てくるのか全然予測つかないんで、結構面白い。
原作の福井はガンダムのファンらしいが、本作はどことなくダンバインに似た雰囲気があります。異世界ファンタジー世界に現代世界の技術が持ち込まれて生じる混乱とか侍の気風とかご都合主義の展開とか、武士集団が新宿に浮上して大暴れしたらまんまダンバインかも。

なんといってもタイムスリップものにありがちな後日談がないのがさっぱりしてていい。タイムスリップものはどうしても過去の変化が現代を少し変えたってオチをつけたくなるものですが、この誘惑をきっちり退けた手塚昌明監督は偉いです。これが山崎貴だったらクドいくらい後日談やりますからね。ひょっとしたら本編より長いくらい後日談やりそう。三丁目の夕日もかなりやばそう。

話を戻して、ちょっとマジメに考証してみると、そもそも救出部隊の構成が変だよね。最初の部隊は事故だからってことで納得できるけど、救出部隊は歩兵が少なすぎ。小大名でも平気で1万を超す歩兵軍団を擁する戦国時代に、少数精鋭部隊が出張っていってもそりゃダメだろうよ。それに彼らが失敗しても、地球の危機なんだから、米軍なり国連軍なりが空母ごとタイムスリップ軍事介入してきて、結局元の鞘に納まる気がする。

ま、そういうイヤミな見方をする人間には楽しめない映画だってことです。
素直な人にはおすすめ。

2005/6/19 Sunday

陰陽和合散

Filed under: - dekaino @ 14:12 このエントリをはてなブックマークに追加 �育�遵������里呂討�Bookmark被リンク数

天龍八部なかなか面白くなってきました。話の最初の方は、主人公の喬峯はほとんど出てこなくて、雲南大理国の皇室の段氏一族(射雕英雄伝に出てきた南帝/一灯大師の祖先)のお家騒動の話がメインです。

大理国皇帝の弟の鎮南王(段正淳)は、スタートレック(TOS)のカーク船長みたいに世界中に自分のDNAをバラ撒くのが趣味みたいな男。そこら中に愛人と子供がいます。ということは、愛人と子の数だけ恨みを買っているということです。おかげで嫡男の段誉が大変な目にあうことになります。
鎮南王 段正淳大理国のジェイムズ T カークこと段正淳

四大悪人の筆頭、悪貫満盈も段氏一族に恨みを持つ男の一人。この悪党が段誉木婉清を密室に軟禁してしまいます。
実は婉清は鎮南王の娘。つまり姓は違うけど段誉の腹違いの妹ということです。
軟禁される段誉と婉清軟禁される段誉と婉清兄妹

そして食事に陰陽和合散という媚薬を仕込まれていたからさぁ大変。陰陽和合散を飲んだものは、目に入った異性と交合しないわけにいかなくなるという強力な媚薬。たとえ仙人でも抵抗することはできないらしい。実の兄妹が関係するわけにいかないと必死で内功で抵抗する段誉。婉清はもうヤル気満々モードです。
軟禁される段誉と婉清ヤル気満々の妹と誘惑に耐えるお兄ちゃん

めちゃくちゃエロい設定ですね。さすが金庸先生です。二次著作としてエロゲーとかエロ同人誌になりそうな話です。
もっとエロいのが外からのぞいてる悪貫満盈。出歯亀オヤジは世界共通なのか!?
実の兄妹の関係を世間に知らしめて、段氏一族の評判を地に落とすのが目的と口では言ってるが、実は近親相姦フェチなだけなのかも。
のぞく悪貫満盈濡れ場をのぞく田代まさし悪貫満盈

こんな感じで天龍八部 かなり面白くなってきました。
しかし中国は国営放送でこんなエロいドラマ作って放送していいんですね。日本のNHKじゃ考えられません。とはいっても、今の朝ドラのファイトは朝っぱらから結構艶っぽい演出らしいですけど。

余談だが、四大悪人を日本語音声で「よんだいあくにん」って発音しているの変じゃないか? ふつー「しだいあくにん」って読むだろ。めちゃくちゃ不自然な湯桶読みだ。「よんだいあくにん」って聞くたびにすごい違和感を覚えます。

2005/6/10 Friday

オペレッタ狸御殿

Filed under: - dekaino @ 7:48 このエントリをはてなブックマークに追加 ���������睡�後勝罧燭里呂討�Bookmark被リンク数

オペレッタ狸御殿を観ました。
ちまたで噂になってる馬鹿映画です。確かに馬鹿映画なんですが、世間では馬鹿さの責を鈴木清順監督ひとりに帰しています。しかし実はそうでもない。やはり脚本がカナリお馬鹿。
脚本を書いたのは特撮界では超有名な浦澤義雄、そうあの「うたう!大龍宮城」の浦澤です。つまり、大龍宮城ワールドを贅沢に金をかけて清順が撮ったらこうなったみたいな映画です。しかし金かけ過ぎです。すげえ豪華なんだけど、金の使い道間違ってるよなぁ…

見所は、薬師丸ひろ子(眉なし)が歌いまくるところかな。市川美和子の眉なし顔がカナリ怖いとこも注目。

2005/6/9 Thursday

ホステージ

Filed under: - dekaino @ 7:50 このエントリをはてなブックマークに追加 ���鴻���若�犬里呂討�Bookmark被リンク数

ホステージを観ました。
15分ごとに、なんだそりゃ!?っていうサプライズがあって、予想もしない方向に話が進んでいきます。そういう意味でテレビシリーズの24に似てる。家族愛は何よりも優先されるあたりも似てます。

しかしブルースウィリスは見事なくらいハゲだなぁ。そして金持ちの娘で胸がでかい女は馬鹿ってのはアメリカの常識なんでしょうか? どうしてそこまで馬鹿なのか?

とにかく見てて飽きない映画です。

2005/6/6 Monday

劇場版ゼータガンダム -星を継ぐ者-

Filed under: - dekaino @ 1:16 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁���若�若�帥���潟���� -����膓�����-のはてなBookmark被リンク数

劇場版ゼータガンダム -星を継ぐ者-を観てきました。
基本的にはテレビ放送オリジナル版と同じで、カミーユの性格が良くなってるって前評判もあったけど、第一部の段階ではオリジナルそのままのキレやすい少年だった。

一番違うのが、カツの声とシロッコの声。カツは声優が違うのでしょうがないんだけど、シロッコは島田敏がもう年だってことなのか、悲しいけどパー子と同じ現象なんだな…

あと、クワトロが情けなくないんですよ。これは納得いかない。
クワトロがただのかっこいい人になってる。大尉は情けない人間じゃなきゃダメなんだよ。百式に乗って戦果あげちゃあダメなんだよ。マメにサボテンの観察をしてるくらいが関の山のショボい男じゃなきゃいけないんだよっ!

次回作のゼータガンダム2 -恋人達-では思う存分情けないクワトロが見られると期待します。情けなさを際だたせるために第一部ではちょっとかっこよく演出しただけなんだと、ムリヤリ納得してます。

天龍八部

Filed under: - dekaino @ 0:32 このエントリをはてなブックマークに追加 紊�����┐里呂討�Bookmark被リンク数

先週でチャンネルNeco射雕英雄伝の放送が終わり、今週から同じ時間帯で天龍八部が始まった。今回は宣伝blogまで用意するなどかなり力を入れています。

天龍八部は射雕英雄伝と同じ金庸原作の武侠もので、時代は射雕英雄伝より100年くらい前の宋代、北方や西域に遼や西夏がある時代です。エンディングのクレジットには完顔阿骨打(洪烈の御先祖様!)の役名があったので、金の建国の話も出てくるのかもしれません。

それから慕容氏の人間が出てきたけどこれは史実なんだろうか? 慕容氏は鮮卑族の一派で五胡十六国時代に燕国を建てた一族だけど、五胡十六国時代って宋代より500年は昔の話なので信憑性は怪しい。
慕容復慕容氏の王子、慕容復

悪役には四大悪人といわれる4人が出てくるらしい。第一話に出てきたのは段延慶ってやつ。こいつ口を動かさずにしゃべったり、空を飛んだり、手足は義肢みたいだし、ブラックゴーストのサイボーグ戦士みたいなヤツ。でもすべて内功で説明されてしまうんだろうな…
段延慶四大悪人のひとり段延慶

♀キャラもかなり充実。鐘霊は中華ロリータ代表。謎のCGペットで敵を攻撃します。劇中では貂(てん)と言ってるけど絶対違う。老頑童のサメと同じくらい地球外生命体である可能性高いです。ちなみに猛毒持ってます。
鐘霊鐘霊
貂(てん)鐘霊が飼ってる貂(てん)

丐幇の幇主がすごい真面目な固い人物なのもすごい。100年後の幇主の洪七公は小便ジジイだっていうのに… いったい100年間で何が丐幇をあそこまで堕落させたのか!?
丐幇の幇主 汪剣通丐幇の幇主 汪剣通

とりあえず謎だらけ伏線だらけのスタートで始まりとしては及第点ではないでしょうか? とりあえず次回も続けてみようっと。

2005/6/2 Thursday

エンタープライズ第3シーズン

Filed under: - dekaino @ 22:38 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟�帥�若�����ゃ�榊�3�激�若�冴�海里呂討�Bookmark被リンク数

今月からスーパーチャンネルエンタープライズの第3シーズンが始まった。いきなり突然変異とかしてるけど、ほんとアメリカ人ってDNAが好きだよなぁ。DNAでなんでも説明できると思ってる。日本人のマイナスイオン信仰よりずっとすごいよ。もしDNAネタを禁じ手にしたら米国のSFの半分はなくなっちゃうかもね。

さて、本国ではついこの間にエンタープライズが第4シーズンで完結した。TNG以降のスタートレックシリーズとしては異例の短さだ。やはり現代のアメリカ人にはこの手のSFドラマはウケが悪いということなのだろう。残念だ。

ザ・インタープリター

Filed under: - dekaino @ 22:23 このエントリをはてなブックマークに追加 �吟�祉�ゃ�潟�帥�若�����帥�爾里呂討�Bookmark被リンク数

ザ・インタープリターを観ました。
私は結構面白いと感じましたが、万人ウケはしないって感じの映画でした。
どちらかっていうと主人公の国連で通訳をやっているシルビア(ニコール=ギッドマン)のブロンド白人女って風貌から想像できる良家の出の秀才娘ってイメージからはかけ離れた過去がじわりじわりと明かされていくのがイイです。
また、親しい人を殺された悲しみがもうひとつのテーマとなっています。その悲しみをどう克服するか、憎しみに転化していいのか等ある意味ハードなテーマです。
テンションの盛り上げ方がかなり上手くてドキドキします。でもアクションそのものは派手ではないので、最近の大味な派手アクションに慣れた人だと不満かもしれません。

最後に言いたいのは邦題がダサすぎるっていうこと。ただカタカナにすればいいってもんじゃないだろ。もうちょっと考えて欲しい。
字幕は戸田奈津子だがダジャレは出ないので特に問題なし。

2005/5/29 Sunday

射雕英雄伝 最終回

Filed under: - dekaino @ 7:13 このエントリをはてなブックマークに追加 絨����演��篌� ��腟���のはてなBookmark被リンク数

チャンネルNecoで放送された大河武侠ドラマ射雕英雄伝、チンギスハーンが死亡したところでキレイに終幕を迎える。
中国では続編の神雕侠侶も人気放送中なので、日本でもそのうち見られることだろう。神雕侠侶にコジンが出てくるかどうかが一番の関心事だ。

老頑童と瑛姑がいい雰囲気。悲恋の成就である。亀の独孤求敗も祝福していることだろう。
瑛姑と周伯通
このふたり、射雕英雄伝の中でベストカップルと私は思う。
老頑童は瑛姑と一緒になってもう少し落ち着いた生き方をして欲しい。
もうサメに乗って遊んでる場合じゃないよ。

来週からチャンネルNecoでは天龍八部を放送予定。楽しみだー

オデッセイ5 最終回

Filed under: - dekaino @ 6:12 このエントリをはてなブックマークに追加 �������祉��5 ��腟���のはてなBookmark被リンク数

AXNで放送していたオデッセイ5が第20話で最終回を迎えた。
米国本放送時の最終回の第14話は一応決着をつけた形になってているのだが、第20話は典型的なクリフハンガー。風呂敷を広げるだけ広げて次シーズンにひいています。

新しいキャラクターも登場してます。
新キャラ 女刑事
アンジェラ失踪事件を調べるFBIの女刑事。趣味は気球に乗ることらしい。

結局、最終回で解けた謎は幹部グループの実体だけ。それ以外はかえって謎が増えてしまいました。一番の謎が新キャラの名前(劇中では刑事さんとしか呼ばれてない)。視聴者の次シーズン製作の陳情を集めてなんとか製作費を集めようって魂胆なのだろうか?

できることなら続きが製作されることを希望します。

2005/5/25 Wednesday

響鬼100%

Filed under: - dekaino @ 8:33 このエントリをはてなブックマークに追加 �翠�100%のはてなBookmark被リンク数

明日夢です。自分は何もしてないのになぜか美少女ふたりからアプローチかけられまくりという、まるでいちご100%のような高校生活にウハウハの毎日です。もう猛士とか魔化魍とかOUT OF 眼中です!
あきら vs もっちー
でも、いちごパンツは出てきません。

完顔洪烈 散る!

Filed under: - dekaino @ 7:48 このエントリをはてなブックマークに追加 絎�蕁�羇��� �c��!のはてなBookmark被リンク数

郭靖将軍が率いる蒙古軍が西域イラン系のサマルカンドを攻める。
しかし城壁は高く難攻不落、蒙古軍の消耗も激しかった。
高山に閉じ込めたはずの西毒が忍法ムササビで脱出するのを見た黄蓉が思いついたアイデア、包(パオ)の布を使って作ったパラシュート部隊で、一気に城を攻める。
空挺部隊
(もちろんフィクションです。でも蒙古軍がサマルカンドで大虐殺したのは史実)

サマルカンドにかくまわれていた完顔洪烈、秘技「死んだふり」でなんとか危機を脱しようとしますが…
洪烈 死んだふり
小悪魔黄蓉に見つかってしまった! 残念。

「父さんの敵!」といきりたつ郭靖に対し
洪烈 反論
「チンギスハーンの味方をするなんて、郭靖 お前は蒙古人か? 漢人か?」と洪烈が問う。返す言葉もない郭靖。

チンギスハーンの面前でもでかい態度のままの洪烈。
洪烈 大ハーンの面前で笑う
大ハーンも「こやつは憎き敵だが、金の英雄でもある」と一目置いた様子。
マジでかっこいいです。

大ハーンの温情で、解放された洪烈
洪烈自決
しかし生き恥をさらさずとばかり、自ら首をかっ切って自決。英雄らしい最期です。
洪烈は射雕英雄伝のキャラクターの中で唯一といっていいほどのマトモな人物です。文武に通じ、仁義に厚く、礼節を重んじ、己の分と言うものをちゃんとわきまえていた、言動にブレがない好人物。はっきりいって全真教のクソ道士なんかよりずっと徳が高いぞ。

2005/5/20 Friday

Lightning in a Bottle

Filed under: - dekaino @ 0:49 このエントリをはてなブックマークに追加 Lightning in a BottleのはてなBookmark被リンク数

Lightning in a Bottleを観ました、というか聴きました。
ブルース100周年を記念してニューヨークのラジオシティホールに大御所をたくさん呼んでやったイベントのドキュメンタリーフィルムです。ブルースは全然知らないのだけど、なんかすごいのは伝わりました。1000円でコレならかなりお徳。

Hey! ブルースメン
山本おさむのHey!ブルースマンなら、こんな顔で涙流して感動しまくりな感じ

B.B.キング 熱いぜ。でも椅子に座ってんナ 立って歌えョ!

2005/5/16 Monday

楊康死す

Filed under: - dekaino @ 7:26 このエントリをはてなブックマークに追加 罐�綺傑Ⅶ��のはてなBookmark被リンク数

タイトルからいきなりネタバレです。
ネタバレ見たくない人は読み飛ばしてください。

いきなり瀕死の楊康
楊康臨終
趙王「康 死ぬな 死ぬな」
楊康「おまえなんか 父親じゃない!」ガクッ(死亡)
趙王「康よ 康よ~」

育ててくれた趙王の恩を忘れ暴言を吐いて死ぬ楊康。
中国の倫理観では、実親 >>>(越えられない壁)>>> 育ての恩 なんですね

楊康の死に関わってるのは、このふたり。
欧陽鋒と黄蓉
西毒(欧陽鋒)と小悪魔(黄蓉)のツーショット。してやったりって表情がたまらない。
この二人が組めばどんな陰謀もチョチョイのチョイ。マジで恐ろしい組み合わせです。

思えば郭靖と黄蓉を引き離した時点で楊康の死は既定路線でした。
もし郭靖が黄蓉の側にいれば「お蓉 楊兄弟に手を出すな」とかなんとかボケたこといって止めたでしょうから。

穆念慈の墓参り
楊康の墓に参拝する穆念慈。おなかには楊康の子供がいます。
中国社会で未婚の母はつらいだろうなぁ…

そのころ郭靖が何をやってるかというと…
やっと誤解が解けて黄蓉を探し始めるのだが、なかなか見つからず、うろうろさまよってるうちに、なぜか蒙古に帰ってきてしまいます。
なんでそうなるの? ホントすばらしい天然ボケ炸裂です。

コジン喜ぶ
コジンは大喜び! 「郭靖 帰ってきたのね!!」

大ハーン(成吉思汗)も大喜び、コジンの嫁入り道具として、奴隷1000人、金500斤、牛500頭、羊2000頭を大振舞い。着実に外堀を埋められていく郭靖。

コジン泣く
さっさと観念してコジンと結婚すりゃいいのに、黄蓉を探しに南に戻るとか言って、コジンを泣かす郭靖。そんなこというくらいなら草原に帰ってくるなよ。マジで救いがたい。

海の景色はてんでダメだが、草原の風景はとっても素晴らしい射雕英雄伝。もっともっと草原とコジンを出してくれー

2005/5/15 Sunday

マジレンジャーてこ入れ

Filed under: - dekaino @ 20:32 このエントリをはてなブックマークに追加 ���吾���潟�吾�c�若�����ャ��のはてなBookmark被リンク数

いまいち盛り上がりに欠けるマジレンジャー(前作のデカレンジャーが良すぎたという話もあるが…)、はやばやとテコ入れ入ってるみたいです。テコ入れとはもちろんナイとメアの出番UP!

インフェルシアでもナイとメアに分離
バンキュリアは人間界でしかナイとメアに分離しない設定だったのが、地底冥府インフェルシアでもがんがん分離します。

ナイメア
ナイ(ホラン千秋)とメア(北神朋美) 頑張って演技してます。

レースクィーン
レースクィーンのコスプレもやります(普段の衣装もコスプレだけど…)

ラウンドガール
ラウンド・トゥ~ ラウンドガールもやっちゃいます。

正直、マジレンはナイとメア以外見るとこないので、がんばってほしいです。

オマケ: 不定期キャラの山崎さん(平田薫)。なぜかマジレッドに夢中!
山崎さん

キングダム・オブ・ヘブン

Filed under: - dekaino @ 15:59 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�潟�違�����祉�����祉�����海里呂討�Bookmark被リンク数

キングダム・オブ・ヘブンを観ました。
キリスト教勢力のエルサレム王国がイスラム教勢力のサラーフ・アッディーン(サラディン)に滅ぼされるという史実に基づいた話。
時代は12世紀後半、第二回十字軍が主人公バリアンの鍛冶工房がある土地(たぶんフランスか北イタリア)を通過するところから物語が始まり、第三回十字軍が同じ土地を通過する場面で物語は終わります。

ロマンスシーンが物足りない?
2時間半に近い尺があり、かなりの大作と言えます。でもこれでもかなりのシーンを泣く泣くカットしたようです。
本作を最初に観た時、主人公と王女シビラとのラブロマンスがあっさりとした印象、まるでテレビシリーズの総集編のような、物語の大筋に影響するところだけツマミ食いしたような扱いだと感じたのですが、後で調べてみたら、大幅にカットされたという報道がみつかりました。

シビラ姫は超VIP?
シビラ姫が出てくるシーンがあまりにも少ないので、彼女の重要性が観客にはほとんど理解できないと思いますが、実は彼女はものすごい重要人物で、エルサレム王国の統治の鍵なんです。
第一回十字軍でパレスチナ地方にエルサレム王国を建国したフランス人達は、土着貴族と婚姻関係を結び、土着氏族をのっとっていきました。映画ではボードワンIV王(ライ病の先王)の妹って印象しかありませんが、ボードワンIV王が死んだ後、シビラ姫はエルサレム王国建国以前の土着貴族の血を継ぐ唯一(たぶん)の人間であり、彼女以外に求心力をもつ血脈はありませんでした。(だから、シビラ姫は他の土地の女王の称号をたくさん持ってるようなことを言うんです)

もし、バリアンがシビラ姫と結婚して彼女の領地を根拠地としていれば、王になれたのは間違いないです。彼女が自らの血の債務を放棄して、バリアンを追って西方に去ってしまったことで、パレスチナがキリスト教徒の手に戻る可能性はついえたんでしょうね。

バリアンとプロテスタント思想
本作品を観た日本人には、バリアンって神を信じるのをやめちゃったのかな? と思う人が多いと思います。そういう見方、バリアンは無心論者になったという解釈も可能でしょう。でも、キリスト教文化圏の人間には、バリアンはまるでプロテスタント、特に清教徒(ピューリタン)のような考えと行動をしてるように見えるのではないでしょうか?
もちろん、史実ではルターやカルヴァンよりずっと前のこの時代にプロテスタントというものは存在していないわけですが。

バリアンの清教徒的なポイントを列挙してみます。

  1. いわゆる聖職者を敵視する (堕落した司教を殺す)
  2. 神と直接対話しようとする (教会や聖職者をエージェントとしない)
  3. 神の奇跡、神の啓示、などは起きないのが当然 (起きないから奇跡)
  4. 鍛冶屋や騎士などの、自分に与えられた職務(ベルーフ/世俗の天職)を誠実かつ真摯にこなす
  5. 相手がどんな高貴または神聖な人物でも、自分と対等な立場。ただし、主従関係にない場合(神の下の平等)
  6. 禁欲的かつ清貧かつ勤労

見事なほど清教徒的ですね。他人の妻であるシビラ姫に手を出さないところも、バリアンの行動原理がプロテスタント思想に基づくと考えると納得です。

こう考えると、本作品は、アメリカのエリート層にはとても受けがいいと思います。ユダヤ人への配慮もバッチリだし。

東方教会は出てこないの?
本作品は、かなりよく時代考証してあるのですが、なぜかビザンツ帝国や東方教会(正教)が影が非常に薄いです。そもそも十字軍はビザンツ帝国の要請に応えたものなんだし、まだこの頃は小アジア一帯はビザンツの領土だったはずで、どうにも理解できません。
なにか政治的配慮でカットされてしまったんでしょうか?

2005/5/10 Tuesday

中国語に翻訳された

Filed under: - dekaino @ 2:18 このエントリをはてなブックマークに追加 筝㊤�処���浸荐潟������のはてなBookmark被リンク数

ログ解析によると、あるサイトからリンクされて飛んでくるアクセスが最近増えてることを検出、さっそく調べてみました。

そのサイトとはココです。
どうやらWWWで公開された射雕英雄伝に関する日本語ドキュメントを、適当にピックアップして中国語に翻訳してさらしてるらしい。
この日記の記事のうち、洪七公と郭靖の小便ネタとかコジンvs黄蓉とかが翻訳されてる。

哇哈哈哈,日本人太稿笑了~
ってコメントが痛いですよ!

2005/5/7 Saturday

スタートレックまるごと20時間

Filed under: - dekaino @ 17:45 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�帥�若���������障������20����のはてなBookmark被リンク数

スーパーチャンネル恒例のスタートレックまるごと20時間を見ました。
今年は、各シリーズから名エピソードをピックアップしたものとウィリアム=シャトナーとパトリック=スチュワートの伝記番組が主で、新作はエンタープライズ第三シーズンの最初の2話だけでした。
まるごと1シーズン新作を放送されると見る方も大変なので、このくらいのペースの方がいいかも知れない。

ところで伝記番組ですごい事実が判明しました。ジャン=リュック=ピカード艦長を演ずるパトリック=スチュワートは、イギリス生まれのシェイクスピア俳優というのは有名な話ですが、彼のトレードマークとも言えるあのハゲ頭の秘密が明かされました。

パトリックは三人兄弟の末っ子なのですが、まずは二人の兄の顔をご覧ください。
トレヴァー=スチュワートジェフリー=スチュワート
トレヴァーとジェフリー=スチュワート

見てください!! この見事な頭! まさにDNAは嘘をつきません。間違いなくこの二人はパトリックの兄です。

さらにハゲた時期がすごい。
パトリック=スチュワート 18歳
これが18歳のパトリック。この頃すでに頭髪が抜け始め、生え際がかなり後退しています。10代にしてはヤバいです。しかし、これでもまだマシだったのです。

1年後、パトリックは19歳になりました。
パトリック=スチュワート 19歳
たった1年でほとんど今と変わらない素晴らしいハゲ頭に! 違いはわずかに残った髪がまだ白くなってないところだけです。
いやぁ怖いですね 恐ろしいですね 人体の神秘ですね。
以後40年以上に渡りさん然と輝き続けたハゲ頭。役者としてはカツラが使いやすくて便利なヘアスタイル(?)だったようです。

結論: DNAに逆っても無駄

2005/5/4 Wednesday

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

Filed under: - dekaino @ 0:21 このエントリをはてなブックマークに追加 ���≪���若�祉�鴻���宴�����������筝�綛吾�������のはてなBookmark被リンク数

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語を観ました。
有名な児童文学書の映画化で、3人の姉弟妹が不幸な境遇の中、たくましく生き抜いていく物語です。

一番上の姉ヴァイオレットを演ずるエミリー=ブラウニングが超かわいいです。
エミリー=ブラウニングエミリー=ブラウニング
キリンプロ系の美少女であります!

髪をリボンでしばると発明家モード
髪をリボンでまとめるとグッドアイデアがひらめきます。髪を上げるとさらにかわいさup! どんどん窮地に陥ってどんどんリボンで髪をまとめて欲しくなります。

とりあえず本編も面白いんですけど、オープニングのthe Littlest Elfってアニメとエンディングクレジットのペーパークラフト風アニメが素晴らしいです。本編は寝てもいいから最初と最後だけはバッチリ観るように。観ないと損するぞ。このアニメパートは地上波で放送される時は絶対カットされちゃうんだろな。もったいない話であります。

エミリー=バイオレット 体育座り体育座りモード

2005/5/2 Monday

真夜中の弥次さん喜多さん

Filed under: - dekaino @ 3:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ��紊�筝㏍��璽罨<������紊�����のはてなBookmark被リンク数

真夜中の弥次さん喜多さんを観ました。
今回初監督をやる宮藤官九郎は、フジテレビの地上波ドラマの脚本を専ら書いてた脚本家である。地上波ドラマってことはOL層がメインターゲットなわけで、笑いのツボも腐女子向けになってます。
いやマジで腐女子はホモネタ喜びすぎ。♂×♂無用主義の私には理解できません。

ギャグには毒がありすぎなので、子供連れで観ることはおすすめできない。「ねーアレってどういう意味なの?」って聞かれても答えに窮するの間違いなしです。

唯一の救いは清水ゆみだけです。ちょっと前までニャンチュウと一緒のお姉さんをやっていた天然ボケお姉さん。数年前のドコモのおサイフ携帯のCMもやってました。茶屋の看板娘なんだけど音痴って役で出てきます。清水ゆみのおかげでかなり救われました。でも清水ゆみって女子からは嫌われそうなタイプかも知れない。

コンスタンティン

Filed under: - dekaino @ 3:04 このエントリをはてなブックマークに追加 �潟�潟�鴻�帥�潟���c�海里呂討�Bookmark被リンク数

コンスタンティンを観ました。有名なアメコミ「ヘルブレイザー」の映画化作品。私は原作を読んでないせいか、ストーリーはいまいちよくわかりませんでした。
よくわからない戦闘シーンを展開しておいて最後はトンチで切り抜けるという荒木飛呂彦みたいな作品です。

無理矢理まとめると、本作品は主人公のジョン=コンスタンティンはヘビースモーカー。医者に進行性肺ガンで余命わずかと告知されてもすぱすぱタバコを吸うつわもの。そんな彼が禁煙に成功するまでの物語ってことになります。やっぱタバコは健康によくないっす。

2005/4/29 Friday

妖怪倶楽部

Filed under: - dekaino @ 23:14 このエントリをはてなブックマークに追加 絋����倶ソ�┐里呂討�Bookmark被リンク数

4月からフジテレビ721妖怪倶楽部という短い番組が始まった。
名前のとおり妖怪のことについて語る番組だ。どうやら今年は妖怪ブームの年だと、どこかの偉い人が決めたらしい。

この番組の何がすごいって、水木しげる大先生の描き下ろしイラストがバリバリ出てくるのだ。
妖怪その1
妖怪その2
妖怪その3
やっぱ水木しげるサイコーっす

ドッジボール

Filed under: - dekaino @ 20:14 このエントリをはてなブックマークに追加 �����吾���若��里呂討�Bookmark被リンク数

ドッジボールを観てきました。まさにアメリカの馬鹿コメディの王道です。アメリカのドッジボールは日本の小学校でやるヤツとはちょっと違うようです。なんたってボールを6個くらい同時に使うらしい。謎ルールだ。

かなりキャラが立ってる敵の女選手フラン。ゴツいレイア姫です。やっぱアメリカ人もレイア姫をブスの代表だと思ってたんですね。やっぱそうだよなぁ… 東西問わずプリンセス・レイアはブスだよなぁ…
フラン=スタリノフスキビッチ
東欧の魔女 フラン=スタリノフスキビッチ

フランを演ずるミッシー=パイル、どこかで見た覚えがあると思ったら、ギャラクシークエストのサーミアン女、ラリアリだった!!
ギャラクシークエストのサーミアン達
右から2番目の女性がラリアリ
ネバーギブアップ! ネバーサレンダー!

恋多き異形の女って役が多いらしい。

2005/4/24 Sunday

阿修羅城の瞳

Filed under: - dekaino @ 7:40 このエントリをはてなブックマークに追加 �推信臂������海里呂討�Bookmark被リンク数

阿修羅城の瞳を観ました。
意外にも面白い。劇団新感線の舞台を原作に映画化しただけに、ホンがよく出来てます。このホンならどんな監督が撮ってもそこそこ面白い映画になると思う。少なくとも昔の角川映画レベルには娯楽作として成立しています。
主人公が歌舞伎の二枚目俳優ということで、劇中劇が多く出てきて、芝居仕立てで話が進むのですが、これが様式美にのってて面白い。ジャンル分けすれば伝奇ロマンものになるんでしょうが、別に超常現象が出てこなくてもいい感じ。「鬼って何?」なんて謎解きはまったく行われないし、観客もその謎解きを見たいとも思わないままストーリーを楽しめる構成になってます。最近のとにかく最後に設定の謎解きを見せる風潮とは大違いであります。
まぁ映像的には斬ったはったで伝奇ロマンばりばりの妖術が出てきた方が面白いので、これはこれでいいのですけど。特撮の方も出しゃばらずキッチリ丁寧に作ってあります。

しかし、観客が少なかった。二週目だというのに上映館激減なのもよくわかる。たぶん初週が驚くほど客が入らなかったのでしょう。
ローレライなんかより全然面白いんだけどなぁ。やはり宣伝が足りないのでしょう。もっと気合入れて宣伝すればいいのにもったいない映画です。
なんたってヒロインが宮沢りえってのが渋すぎです。もっと若くてピチピチ(死語)の女優を使えなかったのでしょうか? ここは演技のうまい若い新人を起用すべきだったと思う。宮沢りえじゃじじばばしか見にこないよなぁ…

さくや妖怪伝に出てきた巨大松坂慶子が話題になりましたが(なってない?!)、本作にも巨大な○○が出てきます。(ネタバレしないよう自粛)

ラムちゃんじゃなくて、韓英恵が演ずる笑死(えみし)
笑死(えみし)

2005/4/17 Sunday

コジンvs黄容

Filed under: - dekaino @ 10:47 このエントリをはてなブックマークに追加 �潟�吾��vs藥�絎垢里呂討�Bookmark被リンク数

とうとうこの日が来てしまった。
蒙古での幼馴染で許婚のコジンと黄容が鉢合わせ!

コジンvs黄容
久々に許婚の郭靖に会えて満身の笑みを見せるコジン
そして黄容の問いかけ「靖さん この人どなた?」
後ろで睨みを利かす黄容の父の黄薬師(東邪)
郭靖マジでピンチだ。でも自業自得だ。

郭靖vs黄薬師
黄薬師「おい どういうことだ!?」マジコエー
大激怒です。しかもただのオヤジではありません。
東邪のふたつ名を持つ、武術の大達人。
大変なオヤジを敵に回してしまいました。
どうする郭靖! さしもの郭靖も固い表情。つーかフリーズ状態。
いつものマヌケキャラの時のようなゆるんだ雰囲気は皆無です。
自業自得だからまったく同情できない。

この先の展開は見てのお楽しみ。ネタバレはしないことにします。

俺だったら、絶対黄容よりもコジンを選ぶけどなぁ…
ビアンカとフローラだったら絶対フローラだ。
(射雕英雄伝第30話「引き裂かれた二人」より)

響鬼の本名

Filed under: - dekaino @ 8:49 このエントリをはてなブックマークに追加 �翠�������のはてなBookmark被リンク数

長らく謎だったヒビキさんの本名
Q. ヒビキさんって上の名前ですか? 下の名前ですか?
A. ヒビキです

ぉぃぉぃって珍問答でかわされた謎だったが、ミドリさんが見せてくれた名簿で関東にいる鬼4名について本名が判明した。

鬼名 顔写真 本名 生年月日 担当地域 住所
裁鬼(sabaki) 裁鬼 佐伯 栄(S???) 1968/01/?? 首都圏 千葉県市原市
弾鬼(Danki) 弾鬼 段田大輔(????) 1979/07/24 首都圏 練馬区西大泉
響鬼(hibiki) 響鬼 日高仁志(Hitosh? ???) 1974/12/?? 首都圏 葛飾区区西柴又
威吹鬼(ibuki) 威吹鬼 和泉伊織(Iori Izumi) 1986/03/15 首都圏 渋谷区広尾

ということでヒビキさんの本名(俗名?)は日高仁志らしい。
それにしてもイブキさんはいいところに住んでいるなぁ。アキラちゃんと広尾のマンションで同居なのだろうか? 鬼名も漢字が一文字多い三文字だし、なんかイブキさんだけヒイキされてないですか? 前世がエンディミオンだからなのかなぁ…
なぜか、化け蟹と戦って負傷した斬鬼(ザンキ)さんが載ってなかった。ザンキさんは首都圏が担当じゃないってことなのかなぁ?
そして残念ながら、勢地郎(おやっさん)も載ってない。おやっさんも変身できそうだけどなぁ。もう引退して現役じゃないということなのか?

しかしミドリさん。そんな簡単に明日夢に名簿見せていいのかな? 今年の4月から個人情報保護法が施行されてますよ。ヤバイですよ!

フライト・オブ・フェニックス

Filed under: - dekaino @ 3:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ゃ���祉�����祉���с�������垢里呂討�Bookmark被リンク数

フライト・オブ・フェニックスを観ました。
冒険モノというか、負け組みんなが協力して窮地を乗り切る話。
なんとなくプロジェクトXっぽい流れで淡々と話が進行する。田口トモロヲのナレーションがよくあいそうだ。
モンゴルと中国の国境近くのゴビ砂漠が舞台で、ほとんど場面で砂漠が背景である。当然画面のほとんどが白っぽくなる。そのためか、できるだけ字幕を読みやすくなるように、人物の上に重なるように字幕スーパーを入れようと努力しているのが見て取れる。この作品の字幕職人さんはかなり苦労してます。
最後のシーンがあっけないが、それでも一応スカッとする終わり方なのだろうか? ありがちな演出だが、最後に各キャラのその後の人生が出てきます。

2005/4/16 Saturday

マトリックスのパクリかよ!

Filed under: - dekaino @ 19:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �����������鴻������������!のはてなBookmark被リンク数

AXNで放送してるオデッセイ5、今週で第14話に入った。
実はアメリカでのテレビ放送では、視聴率が悪かったため打ち切りとなり第13話が打ち切り最終話となった。そのため第13話はここで終わってもそれなりに納得できる作りになっている。

ハリー
これが第13話でいきなり登場したキーキャラクターのハリー。
センティエント(人造人間 つまり敵)だが人間の味方。デビルマンか仮面ライダーのような敵勢力に反旗を翻したヒーローみたいなヤツ。
ハリーの腕
一皮むくと全然人間とは違う構造なのだ。ハリーはいきなり地球消失の危機を救うが、すぐ死亡。最終話でこんなの出していいのか? キャシャーンの最終回の彗星がないと使えない最終兵器スプレイザーみたいな都合のよさが鼻につく。

そして放送終了後になぜかカルトな人気が出て、続編放送の機運が高まり製作されたのが14話以降の話なのだ。つまり第14話はいわば第二部の初回である。たしかにちょっと気合を入れて作ってある。新しい敵の紹介も丁寧だ。

マトリックスのネオなのか?
これが新しい敵の仮の姿。どこかで見たファッションですね。なんかPCモニタを見ていますが何を見ているのかな?

間違いなくマトリックスの例の画面
ああ、この画面を見ていたのですね…
静止画だとわかりづらいですが、動画だとまんまマトリックスのタイトルバックの例の緑の文字落ち画面
パクリ具合があまりにもあからさま。リスペクトなのか? そうなのか?!

とにかく第二部にも期待のオデッセイ5でした。

2005/4/15 Friday

マシニスト 補足

Filed under: - dekaino @ 22:56 このエントリをはてなブックマークに追加 ���激���鴻�� 茖�莇海里呂討�Bookmark被リンク数

ひとつ補足
重要なキャラとしてアイヴァン(Ivan)というキャラが出てくるのだが、もちろんこれは馬鹿つながりでトルストイ民話「イワンの馬鹿/Ivan the Fool」からきてるので、英語読みのアイヴァンじゃなくて日本でよく知られてるタイトル名のイワンと訳してほしいところだ。
DVDでは直ってるといいね。

マシニスト

Filed under: - dekaino @ 0:57 このエントリをはてなブックマークに追加 ���激���鴻��のはてなBookmark被リンク数

マシニストを観ました。
タイトルのmachinistは機械工の意味。タイトル通り主人公は工場に勤める機械工です。主人公を演ずるクリスチャン=ベイルが激痩せです。オーバートレーニング状態のジャックハンマー(刃牙の腹違いの兄)のようにガリガリです。まじやばい。しかも機械工にありがちな痛い事故のシーンがあるので痛いシーンが嫌いな人は注意です。
スペイン映画ですがみんな英語しゃべるので安心です。これもいわゆる記憶系の話で、主人公のトレバーは不眠症かつ記憶障害のキャラです。ネタバレになってしまうので詳しくは書きません。
かなり素直に作ってあるので、先の展開を読める人は読めまくりでしょう。でもまぁそれなりに面白かったです。キリスト教徒の「罪の意識」って概念はかなり根深いものがある気がします。
関係ないけど、遊園地の中のチープなお化けや式のセットが丁寧に作ってあって好感が持てました。

2005/4/13 Wednesday

オデッセイ5 お色気シーン

Filed under: - dekaino @ 12:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �������祉��5 ���我��激�若�海里呂討�Bookmark被リンク数

ログ解析によると、最近「オデッセイ5」というキーワードで検索してくる人が急増してます。地上波で放送開始したせいでしょうか? 影響力がCSよりかなり大きいらしい。

さて、先週放送された日テレ版オデッセイ5の第二話で、お色気シーンが丸ごとカットされてました。深夜枠なのに残念。
ただ、第一話と第二話はパイロットフィルムをふたつに分けたものでちょっと長さが違います。AXN放送版では、第二話は第三話以降のレギュラー放送の46分前後より3~4分ほど尺が長くなってました。そのせいで第二話についてだけカットされた可能性もあります。だから第三話以降はノーカットの可能性も十分にあります。

第三話以降のお色気シーンもカットされてしまうのかどうか、地上波版も注目であります。

2005/4/12 Tuesday

ロング・エンゲージメント

Filed under: - dekaino @ 12:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�潟�違�祉���潟�蚊�若�吾�<�潟��のはてなBookmark被リンク数

ロング・エンゲージメントを観ました。
フランス映画なのになぜか英訳版タイトル"A Very Long Engagement"を微妙に短くしてカタカナ化した邦題で公開されてる。どうせならフランス語の原題の"Un Long Dimanche de Fiancailles"にするか、気の利いた日本語の題を用意すればいいのにと思った。
ちなみにフランス語原題は原作小説のタイトルと同じ題名で、日本語に訳すと「長い婚約式の日曜日」とかいう感じになります。

基本は、第一次世界大戦で行方不明になった恋人を探す女性の物語。かなりお金をかけた映像です。アルバトロスって独空軍機の飛ぶシーンを見るだけでも飛行機マニア大喜びするでしょう。
ただ、演出なのか画面はずっと淡い色使いのセピア調が続きます。かなり美しい景色の中の野外ロケが多いのに、色彩に乏しい画面なのは、演出のためとはいえかなりもったいないです。
もっと鮮やかな色で観てみたい。
赤い手袋というキーアイテムを強調するという意図の演出だと思うんだが、確かに手袋だけは鮮やかな赤で映し出されてるんだが、さほど効果があるように思えないから、余計に悔しい。
こんな中途半端なセピア色彩にするくらいなら、いっそのこと思い切ってモノクロ+一部カラーにしたほうがよかったんじゃないかなぁ…

2005/4/9 Saturday

頭が弱い娘 そして 程瑶迦ふたたび

Filed under: - dekaino @ 17:02 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍��綣宴��紲� ������ 腮��区職�泣�����海里呂討�Bookmark被リンク数

射雕英雄伝の話が始まる最初のきっかけの地、牛家村。18年経った今は廃村となっていた。
第26話あたりから、小便エピソード満載の明霞島(aka小便島)編が終わり、南宋の都である臨安からほど近い廃村となった牛家村。この村にある荒れはてた食堂、曲三酒店が再び舞台となる。
この荒れ果てた食堂に住みついている娘が結構かわいい。そしてどうやら頭が弱いみたい。精神年齢3歳くらいか。クレしんの方がよっぽど大人だ。

曲の娘 と 周伯通
バカ娘(左)と老頑童(右) 頭の中身が同程度なので通じ合うものがあるらしい。

バカ娘の名前は不明。NECOのサイトではただ「曲の娘」としか書いてない。本当に頭が弱いのか、わけあって頭が弱い不利をしている策士なのかわからないキャラだ。
それにしても、身体は大人で頭の中身が幼女って中国人の萌えツボなのだろうか? 日本じゃちょっとやばすぎて放送禁止になりそうなキャラだ。

このバカ娘、実はかなり武術が使えるようだ。でも黄容には及ばない。黄容いわく、桃花島の筋の武術らしい。

曲の娘 と 黄容
黄容はバカ娘をガンガン叩きます。もし曲の娘がリアル幼女だったら児童虐待です。黄容って自分の子供もガンガンぶっ叩いて育てそうな感じだ。

そして、第18話で欧陽克に拉致誘拐された程家の令嬢、程瑶迦(てい=ようか)がふたたび登場! 郭靖を探しにわざわざ牛家村まで来たらしい。

曲の娘 と 程瑶迦
曲の娘(左) と 程瑶迦(右)

程瑶迦のお嬢様風の立居振舞いがバカ娘とは対照的。

犬食い娘 vs お嬢様
優雅に箸を使って食べる程瑶迦とガツガツ犬食いする曲の娘。育ちの違いとはこういうところに出ます。

2005/4/8 Friday

エターナル・サンシャイン

Filed under: - dekaino @ 12:28 このエントリをはてなブックマークに追加 ���帥�若�����祉�泣�潟�激�c�ゃ�海里呂討�Bookmark被リンク数

エターナル・サンシャインを観ました。
簡単に言うと記憶の混乱・操作系の話です。
記憶系ストーリーの映画ってドラッグで頭が半分溶けたような話が多いですが、本作は記憶系映画の中では非常にわかりやすいです。十分に説明がされてるし、構成もよく練られているし、普通のSF仕立ての話として通用します。
くわえてキャストがすごく豪華です。主役のジム=キャリーもビッグネームですが、指輪物語のフロドことイライジャ=ウッドが脇役で出てきます。

実は、真の主役はクリニックの金髪の受付嬢(キルステン=ダンスト)です。過去の芸歴の当たり役がスパイダーマンのイケてないヒロインってこともあり、いかにも端役で水泳大会のおっぱいポロリ役に相当するお色気担当のように思ってしまいますが、実は最重要人物なので注意です。気を抜かないで注目すべし。

2005/4/3 Sunday

Hi Hi Puffy AMIYUMI

Filed under: - dekaino @ 20:58 このエントリをはてなブックマークに追加 Hi Hi Puffy AMIYUMIのはてなBookmark被リンク数

カートゥーンネットワークで噂の「ハイハイPUFFYアミユミ」の先行放送を見ました。
よく出来てます。北米のガキどもが夢中になるのもわかる。

アニメ版のAMIとYUMI
髪の青い方がYUMI、髪の赤い方がAMI。
YUMIはキツい性格で、AMIは楽天家(オリジナルに近い。よくリサーチしてる!)

吹替はネイティブの役者がやってます。当然英語ぺらぺら、スラングばりばり使います。でも時折なぞの日本語が混じります。たとえば「チョットマッテ」「オオキニ」「ブタチャンカワイイ」。カタコト日本語じゃなくて結構原音に忠実な日本語っぽく発音するので、たぶん日本語の堪能なスタッフに指導を受けていると思われます(NHK朝ドラの方言指導みたいな役割か?)
かわいいキャラですが、かなりオリジナルのPuffyからかけ離れている感じ。

そして、オリジナルPuffyも出てきます。
パラパラを踊るリアルPUFFY
なぜか日本のパラパラってダンスを紹介するよってカタコトの英語でいいつつ、パラパラしまくります。かなり怪しい画像です。
もしリアルPuffyが30代の離婚歴ありのオバハンだと知ったら、純粋無垢なアメリカのガキ共は泣くかも知れません。

そしてアニメ独自キャラのマネージャーのKAZ
マネージャーのカズ
移動時はバンのドライバーもやります。デクスターの50年後って感じの顔ですが、まったく科学知識は持ち合わせていない模様。とにかく優柔不断で情けない小男という設定のようです。

マクロスゼロ

Filed under: - dekaino @ 19:10 このエントリをはてなブックマークに追加 �����㏍�鴻�若�④里呂討�Bookmark被リンク数

ファミリー劇場で放送されたマクロスゼロを観ました。
なんかマクロスの新作作ってるってCMを見たことがあるので、存在は知ってたのですが予備知識はまったくなしで見ました。コレ異星人の宇宙船落下後の統合戦争の時代の話だったんですね。ロイ=フォッカーがエースパイロット役で出てきます。今回も主人公の先輩役、そして声も神谷明。

なんと統合戦争時代の統合軍にすでに人型に可変できる戦闘機があったという設定はちょっと無理を感じつつ、そうじゃないとマクロスにならないしなぁとも思いました。でも敵の反統合連合も変形可能なのがすごい。しかも戦闘機形態がスホーイですよ! スホーイ。スホーイが変形してガウォークやバトロイドになるっす! カッコエー!!
変形戦闘機を可能とした技術はまず反統合連合が確立して、それが統合軍に漏れたって設定のようです。元々は異星人宇宙船から得たオーバーテクノロジーみたいですけど。
しかしなんで戦後に統合軍は、ガンダム世界の連邦軍がザクIIIを採用したみたいに、可変スホーイを採用しなかったんだろう。もったいない。

全5話一挙放送でそれなりのクライマックスと決着を迎えて終了するのですが、マクロス史では10年後に本作の登場人物すべてゼントラーディ軍(ボドルザー勢力)に滅ぼされてしまうことが決まってるわけで、それを思うとなんだかなぁではあります。残りたった10年の平和と命です。

アビエイター

Filed under: - dekaino @ 18:39 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪�����ゃ�帥�爾里呂討�Bookmark被リンク数

アビエイターを観てきました。有名なハワードヒューズの伝記映画です。
アメリカの金持ちってスケールがでかくていいです。特に19世紀から第二次世界大戦前までの金持ちはすごい。ビルゲイツみたいな現代の金持ちはケツの穴が小さくてよくない。

169分と結構長い映画ですが、描写されるのはヒューズの70年の人生のうちのホンの一部、20代から40代の部分だけです。本作はパンナムとの政争に打ち勝つところをクライマックスとして終わりますが、ヒューズの波乱万丈な人生はまだまだ続くので、続編を作ることも可能です。でもアビエイターってタイトルでは無理かも知れない。

ハワードヒューズは優れた事業家でしたが、同時に天才的なエンジニアでもありました。10代の頃には自分でバイクのエンジンを組んでたそうです。マッドサイエンティストというのはよく聞く言葉ですが、マッドエンジニアというのはヒューズ以外にはいないでしょう。そのマッドさといえば地獄のチューナーこと北見の256倍は行くでしょう。

まぁヒューズの場合、マッドっていうとシャレになりませんけどね。本当に精神が病んでましたから。事業家とエンジニアとテストパイロットを同時にこなすとどうしても精神にストレスがかかるのも知れません。嘘をついても平気でいられるような人間ではエンジニアはつとまりませんから。

2005/4/1 Friday

ZOO

Filed under: - dekaino @ 8:02 このエントリをはてなブックマークに追加 ZOOのはてなBookmark被リンク数

ZOOを観てきました。
乙一って小説家の映像化らしい。ちなみに乙一は「おついち」と読む。「ゼータはじめ」でないので注意!

さて映画本編だが。辛気臭い話ばかり5話ほど集めたオムニバス映画。5つの内1つはアニメだ。それぞれ短い時間でそれなりの映像美を見せる。ただし最終話でタイトルにもなってるZOOだけは、まったく意味不明。この話だけ他の4話に比べかなり贅沢に予算を使っている。でもその割に出来が悪い。CASSHERNみたいに画質をわざと悪くしている感じで、劇場で見る必然性がまったくない。これじゃYahooBBのストリーミングで見ても同じである。宣伝用のポスターも最終話ZOOの絵を使ってるし、もしかしたら最初はZOO単話だけで劇場公開をもくろんでたけど、あまりもの出来の悪さに他の4話を急いで製作してオムニバスにでっち上げたんじゃないかって気がする。ストーリーも原作読んでないのでそう感じるのかもしれないけど、説明不足なのは確かです。
けなしてばかりではよくないので、ムリヤリいいところを挙げます。廃墟マニアにはたまらない映像です。

2005/3/31 Thursday

オデッセイ5 地上波(日本テレビ)で放送開始

Filed under: - dekaino @ 8:12 このエントリをはてなブックマークに追加 �������祉��5 �遺�羈�(�ユ��������)�ф�冗����紮�のはてなBookmark被リンク数

スカパーのAXNで放送されていたオデッセイ5が、日本テレビの深夜枠で今日から放送されます。→日本テレビのwebサイト
最初の2話(パイロットフィルムを2つに割って前後編にしたもの)は派手な特撮がありますが、それ以降はマジで地味です。だいぶ前に日テレの深夜にやってたアース2に近い作りなので、深夜海外ドラマおたくには喜ばれることでしょう。
それからエロ描写が結構あります。深夜枠だから地上波だからってボカシは入らないと思う。エロおたくにもオススメ(なのか?)

2005/3/27 Sunday

射雕英雄伝 最凶最低の技

Filed under: - dekaino @ 18:33 このエントリをはてなブックマークに追加 絨����演��篌� ���倶��篏�����のはてなBookmark被リンク数

多数の毒蛇に囲まれ、なんとか高い木に上って難を逃れたが、このままでは埒が明かない。こんな状況を一発で解決する技があった。

それは 放尿

「おい郭靖 わしの技をよく見ておけよ」「し、師匠 何をするんですか!?」
洪七公 じょ~

「みてください 蛇が死んでいきます! 師匠の小便はすごいや」
「何をしておる郭靖! お前もやるんじゃ!」「は、はい」
郭靖 ドバァー
郭靖は若いだけあって勢いがある。

しかし堂々とテレビドラマで放尿シーンを放送してもよいものなのか?
おわび
ちゃんと最後におわびのテロップが出ました。NECO苦渋の選択というところか!?

ちなみに常人の尿では蛇は死にません。嫌がって逃げるのが関の山。洪七公と郭靖は内功を鍛えているから尿にも特殊効果があるのです。
だから、いい子は真似しちゃダメだぞ! 大事なところがミミズ腫れになっちゃうからな!
(第23話「船上の戦い」より)

レーシング・ストライプス

Filed under: - dekaino @ 12:22 このエントリをはてなブックマークに追加 ���若�激�潟�違�祉�鴻�����ゃ���垢里呂討�Bookmark被リンク数

レーシング・ストライプスを観てきました。
ベイブの「子豚が牧羊犬(豚)を目指す」を「シマウマが競走馬を目指す」に置き換えたような作品。でも微妙に違います。
ベイブでは主人公が幼くて、精神年齢が小学生くらいだけど、ストライプスの精神年齢はハイスクールの学生くらい。ベイブは牧羊豚になれなかったら、いつか食べられてしまう非常にシビアな境遇だけど、ストライプスはあくまでもペット。
ストライプスの精神年齢が上がったので、小さなお友達が感情移入できる対象として蝿コンビを導入。おこちゃま大好きな下ネタを連発します。
そして大きいお友達(男子)の感情移入対象として、ストライプス。守りに入ってしまった初老の父と、冒険したい年頃の娘のチャニングの関係は、同年代の女性が感情移入できるでしょう。
こうやって考えてみると、ベイブに比べてかなりよく練られた脚本です。
CGもよくできてて実写との境目がわかりません。シマウマはなかなか人に慣れないはずなのに実写パートのシマウマも結構すごいです。

ところでシマウマとサラブレッドの混血って可能なんでしょうか??

ハイネ死す

Filed under: - dekaino @ 10:51 このエントリをはてなブックマークに追加 �����罩祉��のはてなBookmark被リンク数

TMRが声のキャラは3話目で死ぬ運命にあるらしい
そしてキラヤマトはTMRキラー
今回はいい役だったのに…
ハイネ=ヴェステンフルス
合掌

2005/3/23 Wednesday

ナショナルトレジャー

Filed under: - dekaino @ 8:22 このエントリをはてなブックマークに追加 ���激�с���������吾�c�爾里呂討�Bookmark被リンク数

ナショナルトレジャーを観てきました。
この題名を直訳すると国宝。訳しちゃうとなんかしょぼいね。字幕は戸田奈津子なので要注意。ギャグは徹底的に訳さないぞ!

つくづく思うのはアメリカって歴史が浅くて国宝といえる文物に乏しいんだなぁってこと。あと、国立図書館に勤める女学者が美人過ぎ。ご都合主義もたいがいにしろといいたい。
それにしてもアメリカ人はまじでエジプト好きですな。遺跡の秘宝といえばエジプトしかないのかね。

アクション映画というかオチャラケ系宝探しムービーとしては楽しめると思います。宝探しモノにアリガチなオチの、「実は宝は人類の宝といえるもので経済的価値は皆無」ってことはないので、未見の人は楽しみにしとけ。

(ややネタバレ しかしあの宝は現行法ではトリニティ教会の財産になるんじゃないの? 発見者が持ってっちゃっていいのだろうか?)

2005/3/21 Monday

劇場版 鉄人28号

Filed under: - dekaino @ 10:36 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁�� ��篋�28�靴里呂討�Bookmark被リンク数

鉄人28号を観てきました。オープニングはかっこよかったがそれだけだった。やはりリモコンが盗まれないと鉄人28号とは認められないだろう。

つーかこれブラックオックスの映画です。ブラックオックスえらいかっこいいです。前傾姿勢サイコー。モーションキャプチャーの役者にも「ブラックオックスはあごを突き出した前傾姿勢がイノチ。殴られても倒れてもあごを引くな!」と厳しく指導していたに違いない。それに対し鉄人の描写はかなりぞんざいに扱われてます。とにかく出しときゃいいでしょって感じ。

金田正太郎役の子役(池松壮亮)が、もうダメいっぱいいっぱいです、って演技をひたすら続けます。下手な子役ではないのだが演出が一本やりでなんだかな。敵役の香川照之(天花パパ)はなんだかよくわからないまま死亡。敵の女の川原亜矢子は「まだデジタイヤじゃないの? まだ!?」のウザサそのままに、いかにもウザイ悪女を演じてます。中澤裕子もなんだかよくわからないし、アイドル映画の視点で見た場合、唯一の見所は蒼井優だけです。

松竹系のシネコンのMOVIX橋本で鑑賞したのだが、本編前の予告編は松竹制作のものばかりだったのが、松竹ってホントにヤバイなと感じました。松竹にはもうガンダム映画しか見るべきものがないのかも知れない。

2005/3/16 Wednesday

北の零年

Filed under: - dekaino @ 0:43 このエントリをはてなブックマークに追加 �����九拘のはてなBookmark被リンク数

北の零年を観てきました。
大作です。東映+テレビ朝日です。東宝+フジテレビのローレライと真っ向勝負です。石原さとみvs香椎由宇です。

脚本はよく練られていると思う。すべてのエピソードが伏線となっています。約3時間の尺なのに、これ以上カットできるところがありません。それぐらい物語の密度は濃いです。各キャラクターの行動心理とかも練られたよいホンなのですが、いまひとつ演出がださい。映像として脚本のよさが活かされてない感じです。
だいたい、殿退場→ええじゃないか→集団マゲ切り の流れがまったく意味不明。何を表現したかったのか!?
結局吉永さゆりに頼ってるだけの映画になってしまってます。もったいない

ライバル(なのか?)のローレライの方は演出はかっこいいけど、脚本はひどくて、冗長なエピソードてんこもり。各乗組員の過去なんか描写してるとこなんか、まったくの不要エピソード。いくらでもカットし放題だから地上波テレビ放送の時は楽でしょう。
でも、北の零年は地上波テレビ放送は不可能です。ゼッタイ無理。だって168分あるのにカットできないんだもん。宮崎駿作品ばりにノーカット放送しようもんなら21:00~24:20みたいな枠になってしまう。
だからといってカットしたら伏線がなくなってしまって、意味不明になってしまうでしょう。テレビ朝日にとって旨みは何だったのだろうか?
少なくとも確かなのは、本作品を観たかったら映画館で観るかDVDを買う/借りるしかないでしょう。東映チャンネルでもやるかもしれないけどね…

ところで、ヒロインの石原さとみ(俺がヒロインだと決めた)は、物語も後半にならないと出てきません。前半は子役なので。冬ちゃん目当てだとがっかりするかも…

とりあえず屋外セットは金かけてて、さすが東映の大作という感じです。CGはイナゴ襲来シーンくらいかな。ほとんど使ってません。

サユリストなら必見ですが、それ以外の人は好きにすれば? ぐらいの映画でした。

渋谷物語

Filed under: - dekaino @ 0:01 このエントリをはてなブックマークに追加 羝�莪欠���のはてなBookmark被リンク数

渋谷物語を観てきました。
愚連隊で有名な安藤昇の半生史。なんか「知ってるつもり」の再現ドラマのように淡々と時系列に沿ってエピソードが続く。いかにもVシネマ的な映画。それも当たり前で制作は東映じゃなくて東映ビデオなんだね。ちょっと豪華なVシネマってことだ。

でも感心するのは徹底した野外ロケ主義であるところ。テレビ番組の再現ドラマならだいたいスタジオ撮りで済ませてしまうところを、できる限り野外ロケでやろうという執念を感じる。やっぱり野外だと画面が映えます。これぞ映画であります。

ヒロインは南野陽子と遠野凪子。南野陽子はうまく場末のくたびれたバーのママを演じますが、濡れ場シーンは徹底的に拒否。まったく脱ぎません。(ぉぃぉぃチッポケなプライドなんか捨てちまえよ 心の声)
それに対し遠野凪子はバリバリ脱ぎます。何でもやります。すさまじい女優根性です。カッコエーー

史実の安藤昇の半生がものすごいので、2時間以上ありますが飽きません。でもあくまでも出来のいいVシネマです。それ以上は期待しないように。

2005/3/12 Saturday

シャーク・テイル

Filed under: - dekaino @ 9:12 このエントリをはてなブックマークに追加 �激�c�若���祉���ゃ��里呂討�Bookmark被リンク数

シャーク・テイル(字幕版)を観てきました。
豪華キャストの声優というか、キャラクターが声優の顔してる魚ってところでしょうか? 全編何かのパロディーです。元ネタがわからないと楽しめないでしょう。冒頭のドリームワークスのロゴで、Dの三日月に座って釣り糸垂らす少年からパロられます。
映像的には、キャラが魚なんでモーションキャプチャーは出来ないって制約の下、イマジネーションだけで魚キャラにこれだけのダンスをさせていると考えると結構アニメーションとしてはレベルが高いと思う。アップルシードとかファイナルファンタジーみたいなモーションキャプチャーバリバリ系とは一線を画すのは確か。
でもそのスゴさが観客には伝わってこない気もする。目立たないところですごいっつーか。渋いんだけど職人芸過ぎ。

2005/3/10 Thursday

ローレライ

Filed under: - dekaino @ 6:26 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�若�����い里呂討�Bookmark被リンク数

ローレライを見ました。東宝とフジテレビが気合いれてる大作なのだが、どうなんだろう?
確かに東映の大作の北の零年よりは全然マシである。同じように大御所の役者を使い、制作費をジャブジャブかけたのに、この差はどうよ!? とは思う。(2005/03/13 訂正 北の零年の方が全然面白かった。)
でもさほど面白くないんだよね。やはり脚本が中途半端なんだよね。はっきりいってホンがつまんない。おそらくいろんな制約を押し付けられたのを、すべてハイハイといい子ちゃん的に受け入れてしまったんではないだろうか? いわく、天皇制には触れるな、軍国主義の色は出すな、反戦ムードは出すな とかね。

原作者はガンダムをリスペクトして書いたとかぬかしてるらしいが、富野作品ってのはもっと毒があるんだよ! ローレライには全然毒が入ってないんだよね。潜水艦映画に女性を出ても不自然でないシチュエーションをつくれとか、トンチに近い要望にすべて応えてる点は確かに芸術的かもしれないが、ただそれだけなんで、面白い作品とはいえない。

樋口慎嗣は怪獣やロボット出した方が絶対面白い映画撮れるんだろうなと思った。

2005/2/20 Sunday

射雕英雄伝 グルメの旅

Filed under: - dekaino @ 10:17 このエントリをはてなブックマークに追加 絨����演��篌� �違���<����のはてなBookmark被リンク数

いつのまにか黄容のグルメ料理ドラマになってる。料理そのものの絵が出てこないのに説明だけでなんか美味そうな料理がいっぱいだ。しかし、蛇を見つけたら「お これは美味そう」って喜んで拾うのはさすが中国人だと思った。まぁ郭靖は蛇の生き血を飲んで内功を得たが大変不味かったらしい(本人談)から、料理法が大事なんだろうな。

しかし郭靖はバカすぎる。穆念慈と結婚する気がないのは理解できるが、なんでコジンとも結婚する気がないんだ!? 妹みたいだからダメ!? モンゴルで待ってるコジンがかわいそうじゃないのか!? そんなに黄容がいいのか? 飯で懐柔されてしまったのか!? ほんとうに郭靖はバカだ。

2005/2/16 Wednesday

響鬼 第3話

Filed under: - dekaino @ 20:48 このエントリをはてなブックマークに追加 �翠� 膃�3荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

熊野じゃなくて奥多摩だったらしい。
今度の敵は山彦。なぜか山彦の手先も土蜘蛛の手先と同じ役者。
お前ら響鬼が口から吐いた火で燃やされたんじゃないのか? と思ってたらまたまた燃やされた。ライダーとして口から火を吐くのってどうなんだ!? そもそもまだバイクに乗ったシーン出てこない。それでライダーといえるのか!? まぁ面白ければ何でもいいんだけどね。

ディスクモンスターは実は量産されていたらしい。バンダイも売る満々だ。
茜鷹 瑠璃狼 緑大猿

2005/2/13 Sunday

レディ・ウェポン

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レディ・ウェポンを観た。香港映画で原題は「赤裸特工」。特工は特殊工作員のこと。英語名は「naked weapon」。題にある通り裸ばっか出てきます。邦題がかなりおとなしめなのは残念。昔の日活アクションばりにもっと過激なタイトルつければいいのにね。

結構金をかけた映画のようでアクションシーンはかなり贅沢に作ってあります。ロケもいろいろしたようです。会話はほとんど英語なので、中国語がわからない人でも大丈夫。

この映画の世界観はひとことで言えば、小池一夫・作、叶精作・画。マンガならまだしも、結構な予算をかけて映像にすると、もう笑うしかない映画になります。ある意味すごいです。小池一夫+叶精作ファンは一度見るべし。

2005/2/12 Saturday

ウルトラマンネクサス

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今日のウルトラマン・ネクサスに吉井怜が出てた。白血病も完治して元気になったらしい。そういや仮面天使ロゼッタも円谷作品だった。

舞台は飯山温泉。おっとこれは厚木の飯山温泉ではないか。わざわざロケに来ていたんですか。吉井怜の撮影現場は宮が瀬湖かな? 大和屋の看板も画面に出てました。

射雕英雄伝 楊鉄心・包惜弱死す

Filed under: - dekaino @ 12:13 このエントリをはてなブックマークに追加 絨����演��篌� 罐���綽��糸����綣掩Ⅶ��のはてなBookmark被リンク数

完顔康(楊康)の実の両親の楊鉄心包惜弱が自害して死んだ。育ての親より実の親優先なのは、やはり儒教思想なのかなぁ。何よりも孝が一番大事なのか? まぁ金王室は漢民族の敵ってのもあるんだろうけど、かなり完顔洪烈が不憫だ。いい人なのに。そのうちモンゴルに討たれちゃう運命だしなぁ…
しかし、楊康のヘタレは治る気配がない。郭靖はバカだけどヘタレじゃないぜ。

つーか梅超風姐さんはなんで趙王府の井戸の底に潜んでいたのか? 謎すぎる。まさに神出鬼没。目も見えないし足も萎えてるのに強いしなー。専用BGMもあるしガンダムのシャア並の扱いだぜ。さすが妖怪姐さん。
梅超風。謎の現代舞踊が得意

お容(阿容)も胸を強調した服で戦うし何やってんだか…
お容こと黄容。中華小悪魔

それにつけても、コジンはもう出てこないのかなぁ…

ステップフォード・ワイフ

Filed under: - dekaino @ 11:42 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�����������若���祉���ゃ��のはてなBookmark被リンク数

ステップフォード・ワイフを見ました。男に都合がいい妻たちが住む高級住宅地の話です。
1975年の同名映画のリメイクなんだけど、オリジナルの方は日本では劇場未公開。一応「ステップフォードの妻たち」という邦題がついていて、配給会社が宣伝活動やってたんだけど、どの小屋からもお声がかからなかったそうな。そういう時代だったんだねえ。
2004年のリメイク版の方の邦題は最近の悪習のままカタカナ邦題。しかも複数形をわざわざ単数形にして意味不明にしてます。もしいまSTARWARSが初公開されたなら「スター・ウォー」なんて謎の邦題になったんだろうな。なげかわしい。「ステップフォードの妻たち」とか「ステップフォードの奥様連中」とか気の利いた邦題はつけられないものだろうか? ほんとUIPジャパンはダメダメ。

ストーリはかなり破綻してます。サイボーグ化されても元に戻れるの? とか 子供達はどうなったの? とか疑問は尽きないが、深くつっこんで考えてはいけない。コメディだから面白ければ何でもアリということで…
カンフーハッスルで筋に矛盾があるとか言って怒る人はいないでしょ?

この作品は、SFでもシチュエーションホラーでもミステリーでもなく、純粋なコメディ映画です。

2005/2/6 Sunday

射雕英雄伝 中都燕京

Filed under: - dekaino @ 19:47 このエントリをはてなブックマークに追加 絨����演��篌� 筝㊨�順��篋�里呂討�Bookmark被リンク数

射雕英雄伝も第10話まで来た。ますます面白くなってきたよ。
郭青が楊康(完顔康)と戦うという約束を果たすため、大金国の首都、中都燕京(現在の北京)に来た。さすが都だ。きれいな♀キャラがたーくさん出てきた。つーか郭青はコジンのこともう忘れてしまったのだろうか? まじでボンクラすぎる。
つーかコジンもう出てこないの?

穆念慈(ぼく・ねんじ)

響鬼 第二話

Filed under: - dekaino @ 19:37 このエントリをはてなブックマークに追加 �翠� 膃��荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

今回はミュージカルなし。前話と変わらず雨宮慶太のノリで話は続く。
屋久島編は今回で終了。来週は熊野らしい。いちおう世界遺産に登録されたし、熊野でもがんばってくれ。

以下、第二話で気になったセリフ
♪出会いがあれば 別れもあるさ
さ・さ・さ・さ ささささささささ さようなら

アレキサンダー

Filed under: - dekaino @ 19:24 このエントリをはてなブックマークに追加 �≪���㏍�泣�潟���爾里呂討�Bookmark被リンク数

アレキサンダーを観た。エジプトのファラオとなった老プトレマイオス(元アレキサンダーの部下)が狂言まわしとして、昔日のアレキサンダー大王の業績を思い出して、エジプト人の書記に記録させるという形式で話がすすむ。
正直あんまり面白くない。史実に沿ってゆるゆると話が進むだけ。メッセージ性はまったくない。

これと同じ古代ギリシャの映画のトロイでは大道具小道具ともに病的なくらい正確な時代考証をしていた。ちょっと大げさな演出は入っているけども。でもアレキサンダーの時代考証はかなりいい加減。たとえて言うなら、トロイの時代考証がテレビ版の剣客商売とすれば(美冬の髪型服装が演出ということで)、アレキサンダーの時代考証は必殺シリーズ。いい加減な時代考証に耐えられない人にはおすすめできない。
それから♂×♂は無用な人にもまったくおすすめできない。

2005/2/2 Wednesday

ネバーランド

Filed under: - dekaino @ 22:16 このエントリをはてなブックマークに追加 �����若���潟��のはてなBookmark被リンク数

ネバーランドを観ました。

ネバーランドとはピーターパンに出てくるあのネバーランドのこと。
100年前のロンドンに住むある戯曲作家がピーターパンを着想し書き上げるまでを私小説的な視点で描写する映画。
作家は既婚だが妻との関係は冷え切っている。そして4人の男の子を持つ未亡人一家にちょっかいを出している。その男の子達のひとりがピーター少年である。
ピーターはおとぎ話が嫌い。お芝居が嫌い。本当のことじゃないから。そしてピーターは大人が嫌い。大人は嘘をつくから。父親が死んだ前の日も大人たちは嘘をついたんだ。だからピーターはおとぎ話を信じない。それは大人がついた嘘だから。
そんなピーターにお話を書く楽しさ、芝居を観る楽しさを思い出させようとする作家…

派手なアクションはまったくないけど、深い感動を与える映画です。

2005/1/30 Sunday

Mr.インクレディブル

Filed under: - dekaino @ 9:17 このエントリをはてなブックマークに追加 Mr.�ゃ�潟�������c����里呂討�Bookmark被リンク数

Mr.インクレディブルを見た。
監督がアイアン・ジャイアントの監督のブラッド・バード。この人脚本も書ける人で、とても上手い。家族の描写、特に子持ちの女の描写がすごいね。
今回も、元エラスティックガールのお母さんが大活躍しております。

この映画でピクサーとディズニーの契約が終了するわけだが、ディズニーはこれからどうするのかな?

響鬼 第1話

Filed under: - dekaino @ 8:59 このエントリをはてなブックマークに追加 �翠� 膃�1荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

響鬼 第1話を見た! 100% 雨宮慶太だー
全然前宣伝されてなかったから油断してたぜ
しかしクレジットのどこにも雨宮慶太の名前がないぞ!?
これが「大人の事情」というやつか!!

とゆーか…
雨宮慶太の音叉をトイとして売るバンダイがんばり過ぎ!!
式神たちも売っちゃうらしいな もう何でもありだな

以下、第一話で気になったセリフ
♪海豚がいるぞ 沢山いるぞ
ぞ・ぞ・そ・そ そそそそぞぞそそ 蘇我入鹿

Q.ヒビキさんって上の名前ですか? 下の名前ですか?
A.ヒビキです

2005/1/29 Saturday

オデッセイ5 第3話

Filed under: - dekaino @ 9:21 このエントリをはてなブックマークに追加 �������祉��5 膃�3荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

オデッセイ5 第3話を見た。予想通りどんどん特撮がしょぼくなっていく。
しかも話も身近なところしか出てこない。まるで大映ドラマのように世間が狭い。このまま最後までUSを出ないままおわる可能盛大だ。地球の危機なのにUS外には縁がないらしい。
ま、アメリカ人のほとんどは全米とワールドワイドの区別がついてないからしょうがないな。

2005/1/23 Sunday

仮面ライダー剣(ブレード)

Filed under: - dekaino @ 11:40 このエントリをはてなブックマークに追加 篁��≪���ゃ���弱��(�����若��)のはてなBookmark被リンク数

本日仮面ライダー剣(ブレード)が最終回を迎えた。
前半は、実写版セーラームーンにリソースをとられたのか、スタートから脚本も演出もずっと低調ムードのまま。初夏は毎年恒例の映画製作のため役者とスタッフに負荷がかかり、ますます品質低下。かなりやばいことになってました。
正直、ブレードは映画作ってる場合じゃなかったんじゃないかね。

このままでヤバイと思ったんでしょうか、去年の暮れ頃から露骨なテコ入れが入り、プレゼント攻勢(放送後60分限定のクイズ懸賞サイト)とか、途中から見ても大丈夫にする構成、予算をぶちこんで映画並みのエキストラ動員(ダークローチがうじゃうじゃと!)etc… いろいろと手が打たれました。でも、大量のダークローチだしても効果があったとは思えず、いきなり上から降ってきた予算増をうまく消化できてないのが見え見えなんだよね。

だけど、途中から見ても問題ないように入れた各回の冒頭導入部は非常に出来がよく、まったく違和感がなかった。ある意味ものすごいいい仕事をしています。しかし悲しいことに所詮は火消し仕事なんで、シリーズ全体を盛り上げることに貢献できたかどうかは微妙なとこです。結局、いい仕事したんだけど面白くないという、かなり悲しい結果に終わってしまったのかも。

ちなみに、私なりの過去シリーズ評価
よかった: クウガ 555 アギト
ダメダメ: 龍騎 剣

来週から始まる仮面ライダー響鬼には期待してます。

2005/1/22 Saturday

射雕英雄伝 青年編

Filed under: - dekaino @ 12:53 このエントリをはてなブックマークに追加 絨����演��篌� ��綛雁隈のはてなBookmark被リンク数

先日の日記でも書いた「射雕英雄伝」、第6話で主人公の役者が子役から青年役に代わった。
子役→青年役→熟年役という役者交代劇はいかにもNHK大河ドラマ風だ。しかし射雕英雄伝では子役の前という段階がある。第一話では主人公の郭清はまだ母の胎内にいてまだ産まれていない。主人公が出てこない第一話って∀ガンダムみたいで面白い。(そうか?)

それよりも、テムジン(チンギスハーン)の娘で密かに主人公に恋しているコジンが重要! 彼女も子役から少女役に役者が代わった。子役は小生意気な感じだったけど、少女役はとてもかわいい役者だ。クレジットでは「ア・シル」ってなってたが漢字表記は不明。モンゴル人で漢名はないのかも?

とにかく次も必見。

コジン

2005/1/21 Friday

オデッセイ5 第2話

Filed under: - dekaino @ 22:55 このエントリをはてなブックマークに追加 �������祉��5 膃�2荅韻里呂討�Bookmark被リンク数

第1話の続きというか、2時間ドラマの後半を見ました。
どうやら、未来の知識を持った人間が干渉した結果、少しずつ歴史が変化していくようです。タイムトラベル物の中では比較的無茶が出ないタイプですね。
どうやら敵は人工知能がDNA操作して下僕化した人間を操って世界を崩壊させたらしいんだが、きっと大どんでん返しがあるのだろう。

だいだい、シーカーがホントに太陽系外からやってきたかわからないし、ヤツが味方かどうかも確実ではないしね。でも代紋TAKE2みたいに実はスーファミのゲームでしたーってオチはカンベンしてほしい (ってゆーかアリエナイ)

2005/1/16 Sunday

オデッセイ5

Filed under: - dekaino @ 17:15 このエントリをはてなブックマークに追加 �������祉��5のはてなBookmark被リンク数

CSのAXNで始まったオデッセイ5というアメリカのSFテレビドラマの第1話を観た。
どうやら第一話は、初回放送の2時間枠を半分に分けて1時間番組で前編と後編の2本にした前編部分のようなので、まだどんなものかよくわからない。
舞台設定を簡単に説明すると

    1. 地球がいきなり破壊される(原因不明)
    2. その時、偶然にも大気圏外にいたスペースシャトルのクルー5名だけ助かる
    3. 超科学技術を持つ地球外生命体シーカーがその5名とコンタクトし、彼らの精神だけを彼ら自身の5年前の肉体へ転送する。
    シーカー「地球消滅の原因は地上で起きている。過去に戻って消滅の原因をつきとめるのだ。」

つまり、5年前に戻って人生やり直すってことで、リプレイとかリプレイJ系の話である。地球すべての運命がかかってるので責任重大である。
第1話を観た限りでは、特撮はがんばってると思う。しかしアース2のように初回のみすごい特撮でそれ以降ずっとチープという例もあるので、評価を決めるにはまだ早いかも知れない。

とりあえず来週の第2話も観ることにしよう。

スーパーサイズ・ミー

Filed under: - dekaino @ 3:59 このエントリをはてなブックマークに追加 �鴻�若���若�泣�ゃ�冴�祉���爾里呂討�Bookmark被リンク数

問題作「スーパーサイズ・ミー」を観た。監督みずから、1ヶ月の間すべての食事をマクドナルドにするという人体実験に挑戦する恐怖のドキュメンタリー映画である。

いかにファーストフード言うものが身体に悪いか実証するという主旨らしいが、確かに大変なことになっていた。監督の恋人の証言によれば、マックばっかり食ってたらインポテンツ(今風に言えばEDか)になったそうだ。
これはマッチョ原理主義のアメリカ男子にとってショックな事実だろう。日本人男子にとってもショックか…
肝臓にもかなりのダメージがあったらしい。監督の体調ををチェックしてた医者が、高脂肪食事でここまで肝臓が悪くなるとは想像以上だと言ってた。

この映画の教訓「脂は美味しいけど食べ過ぎると肝臓がヤバイ
これを肝に銘じて肝を大切にしよう。

2005/1/12 Wednesday

全部混ぜたら…

Filed under: - dekaino @ 20:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ����祁�������Δ里呂討�Bookmark被リンク数

昨日のニュースより「太陽の1500倍超、観測史上最大の超巨星発見

米ローウェル天文台(アリゾナ州)などの国際観測チームは10日の全米天文学会で、太陽の直径の1500倍を超えると推定される最大の超巨星3つを発見したと発表した。

つまり…
赤い彗星+青い巨星+黒い三連星 → 三連の赤色超巨星
ってことか!?

阪神・淡路大震災とママレードボーイ

Filed under: - dekaino @ 0:38 このエントリをはてなブックマークに追加 ����紙掘莊�ぇ���純���������若�����若�い里呂討�Bookmark被リンク数

今日プロジェクトXで、阪神・淡路大震災で破壊された線路を突貫工事で復旧する話をやっていた。今年は10年目ということもあり、朝ドラ「わかば」でも震災ネタをやったりする。そこで震災にまつわる私の思い出を語ろう。

10年前の震災のとき、関東にいたので直接被害を受けたわけでなく、テレビで惨状を見ただけである。そして、印象的に覚えているのは「ママレードボーイ」というアニメだ。日曜日の朝8:30、いま「ふたりはプリキュア」をやってる枠で放送されていた少女マンガ原作のアニメで、そこそこ視聴率をとっていたと思う。
ちょうど震災の前後にやってた話がいわゆる茗子編といわれるストーリーだった。主人公の同級生で親友の茗子という文芸少女がいて、名村って同じ学校の教師に恋してるんだけど、名村は亮子という同僚教師にも想いを寄せられていて、でもどっちかって言えば茗子にひかれていて、でもどっちつかずで、いわゆる少女マンガにありがちな三角関係なわけだ。
でも名村は教え子と恋仲になるのはヤバイと思って単身広島へ転勤してしまう。ぶっちゃけ逃げたわけだ。
で、コワイことに茗子は広島まで名村先生(劇中では「なっちゃん」と呼んでた)を追いかけていく。それを知った恋敵の亮子先生も回りの制止を振り切って広島へ発つ(マジコエー)。その場面で広島に行くのに新幹線を使うという描写をしてた(おそらく46話)。ぎりぎりまでホームでいろいろ会話できるから作劇上飛行機より演出しやすかったのだろう。

しかーし、放送当時、東海道新幹線も在来線も震災の影響で動いてなかったんだな、これが。

新幹線で広島に行くって描写はちょっと微妙なシーンとなってしまった。この時点でシーンを差し替えるのはスケジュール的に不可能だったと思われ、結局そのまま放送されたのだが、この判断は局内に異論があったかもしれない。
まだ震災の特別報道番組がばりばりやられている中での新幹線で広島に行くシーン、かなり微妙な受け止められ方をしたと思われる。少なくとも私は非常に印象的に覚えている。
もし当時にちゃんねるがあったら、ぷち祭りくらいにはなってたかも。

ちょっと不謹慎かもしれないけど、これが私の震災にまつわる思い出でした。

2005/1/10 Monday

GO!GO! HEAVEN!

Filed under: - dekaino @ 1:51 このエントリをはてなブックマークに追加 GO!GO! HEAVEN!のはてなBookmark被リンク数

テレビ東京GO!GO! HEAVEN!というアイドルドラマが始まった。怪奇大家族の後番組なので惰性で見る人も多いんじゃないかな(と勝手に思ってる)。加藤夏希 いとうあいこ 阿井莉沙 川合千春というキャスティングは特撮系アイドルに特化してると言っていいのかも知れない。
どうやら原作はビッグコミックスピリッツに連載されてた漫画らしいのだが、最近のスピリッツはとてつもなくつまらないので全然読んでなかったりする。
とりあえずノリノリの加藤夏希めあてに見続けるとしよう。

2005/1/9 Sunday

カンフーハッスル

Filed under: - dekaino @ 9:28 このエントリをはてなブックマークに追加 ���潟���若����婣��里呂討�Bookmark被リンク数

カンフーハッスル観ました。
コヨーテ&ロードランナーみたいなナンセンスアクションを
そのまま実写でやったようなハチャメチャさでした。
とにかく理屈はなく頭を空っぽにして楽しむ映画です。

不正常人類研究中央って監獄みたいなところにラスボスがいるんだけど
北斗の拳のデビルリバースみたいなのがゴロゴロしてたのかなぁ?
おそるべし中国4000年の歴史だ

2005/1/4 Tuesday

劇場版ULTRAMAN

Filed under: - dekaino @ 12:02 このエントリをはてなブックマークに追加 ���雁��ULTRAMANのはてなBookmark被リンク数

劇場版ULTRAMANを観た。なかなかの出来である。特撮はもちろんヨイ出来で、板野サーカスの空中戦までついててかなりのお得感がある。
特にすごい特撮は、男性陣にゴツくてデカい俳優を揃えたためか遠山景織子がデカイ女に見えないところ。まるで小さい華奢な女のように見える。まさにシゲマコ効果! これぞスーパーエフェクトなり。
もうひとつすごいのが、裕木奈江が健気な役(主人公の妻)をやっているのにウザくないところ。半狂乱になるほど女性に反感を買っていた裕木奈江のウザさがまったくなかった。これまたすごい。でもオヤヂ連中には受けないかもね。

2005/1/2 Sunday

射雕英雄伝 日本初放送

Filed under: - dekaino @ 18:57 このエントリをはてなブックマークに追加 絨����演��篌� �ユ�����冗��のはてなBookmark被リンク数

射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)チャンネルNecoで始まった。中国のテレビシリーズで1話50分で全42話ある。単なるワイヤーアクション使った武侠ものではなく長大な歴史ドラマとしても楽しめる、いわば中国版大河ドラマである。もちろん中国製作らしく、ワイヤーアクションはふんだんに使われ、エキストラもわんさか無数に出てくる。CGはほとんどないようだ。
正月のノンスクランブル特別放送で最初の4話を観たが、続きが気になってしょうがない。
テーマは「義兄弟」らしくてとにかく義兄弟の契りがたくさん出てくる。主人公のひとりが幼少の時に、テムジン(チンギスハン)の末子トゥルイ(モンケとフビライの父)と義兄弟の契りを結んだりする。
この後成長した主人公とモンゴル帝国がどう絡んでいくか興味津々である。

2004/12/30 Thursday

ターミナル

Filed under: - dekaino @ 15:05 このエントリをはてなブックマークに追加 �帥�若������里呂討�Bookmark被リンク数

スティーヴンスピルバーグ監督、トムハンクス主演のターミナルを観ました。
いわゆるシチュエーションコメディなのですが、その中でスタートレックとかトワイライトゾーン(ミステリーゾーン)とかアウターリミッツのネタが出てきます。
入国許可のハンコを押す係員の女性が実は…
後は見てのお楽しみ。しかし、あのギャグがわかる人って日本では1割以下なんだろうなぁ… さびしい

P.S. アウターゾーンはジャンプで連載してた駄作マンガです。ミステリーゾーンとアウターリミッツがごっちゃになって間違えやすいんだよね。

2004/12/29 Wednesday

SDガンダムフォース終了

Filed under: - dekaino @ 20:04 このエントリをはてなブックマークに追加 SD���潟���������若�合�篋�のはてなBookmark被リンク数

テレビ東京系でやってたSDガンダムフォースが52話きっちりで無事最終回を迎えた。最初はちょっと不安な感じだったけど(特にセーラちゃんの動きとか)、中盤以降はなかなかいい感じの作品でした。
最終回では、まったりした時間の流れで後日談を語り、新しい任務が始まるところで決着をつけたのだが、ハロ長官の正体は最後まで明かされることはなかった…

ハロ長官 私は実は…
ぶっちゃけ99.9999%シュウトのパパが正体なんだけどね。歴代ガンダム作品で主人公の親が軍やモビルスーツ設計に絡むってのは定石だし(富野ガンダムで主人公の親が全然絡まないのはダブルゼータのジュドーとターンエーのロランだけ)。親子関係の話は騎馬王丸と元気丸でやっちゃって、わざわざハロ長官を出す意義が薄くなったから、しょうがないんだよね。

てなわけで、あわれハロ長官はかぶりものが好きな変人のままで、そしてシュウトのパパは遊び人風の頼りないパパのままで、最終回を迎えてしまうのでした。
あーあ

2004/12/25 Saturday

ローレライ

Filed under: - dekaino @ 17:36 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍�若�����い里呂討�Bookmark被リンク数

ローレライ富野由悠季がチョイ役で出るらしい。ぜひともハゲ頭を活かした演技をしていただきたいものだ。ハゲねたは全国共通だし。

この映画は樋口真嗣の最初の監督作らしい。そうか監督は初めてかぁ。特技監督とか絵コンテはたくさんやってたんだけどね。監督になると独自の思想とかカラーをつけていくつもりなのかな? それとも職人気質で映像を作っていくのかな?

そういえば昔のアニメとか特撮でこのシーン凄い!面白い!って思った部分はみんな樋口真嗣が作ってたっことが判明して衝撃受けたことがあった。EVAも面白いエピソードは絵コンテ樋口真嗣なんだよなぁ。映画キャシャーンのビルを駆け上って戦うシーンとか、ジャイアントロボtheアニメーションの最初の列車が変形するロボットのシーンとか、みんな樋口真嗣だ。これらの仕事はいかにも職人仕事で、特に思想性は感じられないんだな。

同じように特撮技師から監督になった清水崇とかは、完全に本人のカラーってのが出来てるね。いい悪いは別としてね。まぁ清水は恐怖モノ専門だからちょっと違うかな。ギャガプロ時代のテレビシリーズ面白かったんだけどなぁ…

今回は話が発散してしまった。ま ローレライは大変楽しみにしてるぞってことです。

2004/12/24 Friday

ラピュタ

Filed under: - dekaino @ 23:38 このエントリをはてなブックマークに追加 �����ャ�燭里呂討�Bookmark被リンク数

金曜ロードショーでまたまたラピュタをやってた。いったい何回目なんだろう?
この映画が封切られた時、僕は今は無き渋谷文化会館の三省堂と同じ階にある劇場で見たのを覚えてる。たしか1986年だ。あの頃は宮崎駿はまだまだマイナーで、横浜の相鉄ムービルではやってなかったのでわざわざ渋谷まで見に行ったはずだ。

そういえば、ラピュタの女海賊ドーラの声って初井言栄がやってるんだよね。初井言栄といえば大映ドラマのヤヌスの鏡で杉浦幸をいぢめてた婆さん役が忘れられない。婆さんやらせたらピカイチだった。もしまだ存命だったら、ハウルの動く城の主人公を初井言栄にやらせたりしたのかなぁ? 想像するだけで恐ろしい…
杉浦幸も今じゃパチンコ番組専用タレントになっちゃったし、時と言うものは残酷です。

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