大いなる陰謀
大いなる陰謀を観ました。原題はLIONS FOR LAMBS、
ベトナム戦争の頃から言われていた、本土国防省にいる豊かだが凡庸な臆病者に指揮されて、優秀で勇敢な愛国者が戦場で死んでいくという、戦争ならではの矛盾に満ちたストーリー。
ベトナムでは徴兵だったが、アフガン・イラクでは志願兵だけの部隊。正直いって経済的理由か過度の愛国心に身を焦がす平均からはずれた人材だらけの軍隊が、ある共和党上院議員の政治的野心からくる無茶な作戦でひどい目にあいます。
マイケル=ムーアのようなドキュメンタリーではなく、といってスピルバーグみたいに現実離れしているわけでもない、微妙なスタンスの映画です。
おそらく主演がトム=クルーズじゃなかったら日本でのロードショウはなかったと思われます。トム好きなら一見の価値があるのかも?
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