でかいの日記帳

2012/8/29 Wednesday

相模大堰

Filed under: - dekaino @ 4:04 このエントリをはてなブックマークに追加 御─紊у阿里呂討Bookmark被リンク数

相模川中流域にある相模大堰を歩いて渡ってきました。

毎年開催されるみずきフェスタというイベントで年に2日間だけ相模大堰を歩いて渡ることができるのです。
ちなみには「みずき」というのはイベント主催団体の神奈川県内広域水道企業団の略称「水企」からきているものと思われます。お役所の現業部門ってローカルな略称多いよね。

相模大堰は東名高速が相模川を渡る橋のすぐ南側(下流)にあり、厚木市側は岡田地区、海老名市側は社家地区にあります。
普段は相模川の反対側に渡るには上流の相模大橋か下流の戸沢橋まで行かないといけないのですが、みずきフェスタ開催時だけは歩いて相模大堰の管理用通路を通って反対側に渡ることができます。

厚木市側から見た相模大堰
厚木市側から見た相模大堰
ダムほどではありませんが、堂々とした巨大建築物です。

相模大堰管理通路
相模大堰管理通路
管理用通路は日陰がないので、真夏の炎天下に歩くのはきついです。水分補給を忘れずに。

魚道
鮎などの魚が通れるようにした魚道
川底からガラス窓を通して観察できる設備、魚道観察室があり、そこも公開されていました。川魚をみることができるよりも涼しいというのがうれしかった。

地元物産の即売会その他もやっているなかなか楽しいイベントでした。毎年恒例なので、来年も8月下旬に開催されると思います。
公共交通機関では、厚木市側は、本厚木〜平塚の神奈中バス路線の下岡田かリバーサイドが最寄りのバス停です。海老名市側はJR相模線の社家駅が最寄り駅となります。

THE GREY 凍える太陽

Filed under: - dekaino @ 2:05 このエントリをはてなブックマークに追加 THE GREY 紊修里呂討Bookmark被リンク数

THE GREY 凍える太陽を観ました。原題はTHE GREYのみ、凍える太陽は邦題でついたオマケです。
簡単な粗筋: アラスカの氷原ど真ん中に旅客機が墜落。幸運にも生き残った少数の生存者達に襲い掛かる野生の狼。無事生還できるのか?
本当に単純です。タイトルはハイイロオオカミのこと。確かに寒いというのも悪条件の一つですけどちゃんと火を焚いていたし凍死するほどではない。とにかく群れで襲ってくる狼が一番の脅威。
そして主人公は狼を打ち殺すのが仕事の雇われスナイパー。しかしもちろん機内には銃は持ち込めず丸腰状態。狼の生態に関する知識だけが武器という状況です。

決して娯楽作ではなく、カルト的なサバイバルもの。人間が厳しい自然と戦うあたりは、イントゥ・ザ・ワイルドにちょっと似ているかも?
動物を虐待せずに撮影したというのが信じられないほど、おおかみ! おおかみ!している映像はかなり衝撃的です。まぁ、ツッコミどころは結構あるんだけどね。川が凍結してないくらいには暖かい時期の撮影のようだし、川が流れてるならカヌー作って川下りしろよとか、無責任な観客の立場ならどうとでもツッコミできます。

寒々しい映像を楽しめるという意味で、夏に公開したのは正解だと思います。オオカミ納涼映画。

2012/8/19 Sunday

プロメテウス

Filed under: - dekaino @ 1:02 このエントリをはてなブックマークに追加 <垢里呂討Bookmark被リンク数

プロメテウスを観ました。

予告編ではほとんど触れていませんが、これはエイリアンサーガのひとつ、時代的には第一作目の前の話で、いわばエイリアン・ザ・ビギニングと言える作品です。

素晴らしいのが、30年以上前の第一作のイメージと全く変わりがない。本当にブレていない世界観と美術セットです。映像技術の進歩でいろいろなことができたのでしょうが、あえて派手な設定変更をしていません。元々の第一作目のイメージが未来的で全然古びていないということと、ノストロモ号は辺境の輸送船で、本作のプロメテウス号はVIPも搭乗する科学調査のためにカスタムメイドされた特別仕様先という設定の違いで巧く説明しています。
とにかくコストがすべての品質を決めるという残酷な世界観にリアリティを感じます。

また、エイリアンサーガにつきもののアンドロイドが今回も出てきます。例の体液が白いアンドロイド。優秀だが人間を雇うよりずっと高コスト、目的のためには冷徹に人を切り捨てられる存在として、首尾一貫して描かれてきた彼らアンドロイドについて、かなり掘り下げた描写がされています。
アンドロイドは基本的に素直で主人や目的に献身的で善良とすら言えること。それなのに冷酷で邪悪な行動をしてしまうのは、命令を下した人間の邪悪さが拡大されて現れただけであること。主人が死ねば自由になれること、そして積極的ではないにしろそうなることを待ち望んでいるようにみえること。どこか、ブレードランナーのレプリカントにも通じるところがありますね。

本作で一番重要なことは、第一作目で印象的なビジュアルで観客を圧倒した化石化した異星人の遺骸、いわゆるスペースジョッキーの秘密が明かされるということです。
Space Jockey in Alien
人類の起源が明らかなる!? わけではないようですが。プロトカルチャーやらゼントラーディやら出てくる?? この機械はいったい何だったのか!?

このようにエイリアンサーガに通じた人なら大興奮間違いなしなのですが、まったく知らない人でも良質なSF作品として楽しめます。第一作目のようにシチュエーションホラーなテイストもあって懐かしい感じです。いやー夏休みに湖畔のキャンプ場にきた大学生じゃないんだから、罰ゲーム的に2人だけ遺跡の中で夜を明かせとか言うなよと。まんま70年代ホラーテイスト。
それから科学用語的なハッタリもすごいです。戸田奈津子女史の翻訳も相まってすごいコケオドシ効果が出ています。二酸化珪素を含む嵐ってなぁ、SiO2ってそれ砂でしょ、ただの砂嵐でしょ(笑)。しかも珪砂って磁化した砂鉄に比べたら全然マシ、むしろ一番面倒がない類の砂だよね。ビジュアル的には砂というより石つぶてが飛び交ってて、ぶつかったら痛そうだけど、それは二酸化珪素のせいじゃないよねぇ?

本作では宇宙空間のシーンがありません。宇宙船内か異星内か惑星の地表が舞台。よってお約束の宇宙空間に敵を放出して解決! なんて逃げは許されません。惑星の大気はCO2濃度が高すぎて、呼吸すると数分で失神してしまうという設定なので逃げ場がない! (まぁこれも科学考証的には水パイプみたいな簡単な装置でCO2は除去が可能なんだけどね。あと30秒で酸素が尽きますとかコンピュータ音声であおられても鼻白む)

いろいろツッコミどころはあれど、万人におすすめのA級SF映画です。ただちょっと宣伝の方向が間違っているところが不安材料。口コミを期待しているのだろうか…

2012/8/18 Saturday

仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!

Filed under: - dekaino @ 14:16 このエントリをはてなブックマークに追加 篁≪ゃ若若 THE MOVIE 帥у絎帥若!のはてなBookmark被リンク数

仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!を観ました。特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!との二本立て。平成仮面ライダーシリーズの最新作の劇場版です。ほんとビックリマークが好きだよね 東映特撮って。

今回ゲストキャラとしてデカイエローの木下あゆ美、そして実写キューティーハニーの原幹恵というきれいどころが出演。謎の皮ツナギを着た巨乳女 大活躍です。

ストーリーもこっていて、テレビ版と同じく誰が味方で誰が敵だかよくわからない大混戦。しかもキョーダインとか大鉄人とかたくさんでてきちゃうからもう大変。しかもキョータイン兄弟じゃなくて兄妹だったり(ネタバレ?)、無茶苦茶でございます。

もともと仮面ライダーフォーゼのデザインって昭和に先祖返りというか、石森章太郎が生きてたらいかにも描きそうな昭和風味の造形をしているうえに、大鉄人にでてきた超計算機ブレインの造形がオリジナルそっくりなテイストなので、昭和特撮ファンにはたまりません。あの大雑把な部品とか回路がいいんだよねー。

なぜか地球の周回衛星軌道にいる大鉄人ワンセブンですが(ネタバレ)、最後までもういったい存在するはずの弟マシンのワンエイトが出てきません。これは続編への伏線なのか!? (続編 ないない)

昭和の話ばかりでなく21世紀の話に戻しましょう。フォーゼのTV版の過去に出てきたキャラがオールキャスト勢揃いというのも本作の見どころ。戦ってきた敵がほとんど天の川学園の生徒だったり教師だったり、しかも戦った後もそのまま学園に残ってたりするフォーゼならではの力技。意外とみんな覚えているもので、「回想シーンキターーっ」と思いつつ、あーコイツはあの星座のあのゾディアーツだったなと思い出しながら楽しめました。

メインのテーマのはずなのに、TV本編ではなかなか出て来ない宇宙シーンをおなか一杯になるまで堪能できます。また、次のライダーのウィザードもちょっと顔出しして、助けてくれます。今度は魔法使いかー。30過ぎの童貞かー。

盛りだくさん過ぎるくらいいろいろな要素が詰め込まれた作品。大変おすすめです。

特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!

Filed under: - dekaino @ 14:08 このエントリをはてなブックマークに追加 劫醇眼若鴻帥若 THE MOVIE 延根帥若絎!のはてなBookmark被リンク数

特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!を観ました。仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!との二本立て。超戦隊シリーズの最新作の劇場版です。
タイトルにある東京エネタワーは東京都芝にある東京タワーそっくりの電波塔。というか東京タワーでロケ撮影してます。東京タワーの宣伝を兼ねた企画。
昔の怪獣映画では必ず登場していた東京タワーも最近は某634mのタワーに押されなかなか特撮にもお目見えしないことが多かったのですが、本作では存分に東京タワーの素晴らしさを味わうことができます。

ストーリーもテレビ版の基本設定をすべて押さえ、戦う敵の目的や戦隊ヒーローの弱点など、わかりやすく紹介する導入フイルムとしてもよくできています。よくもまあここまで基本設定の説明を詰め込んだものだと思います。それでいて東京タワーの観光案内も忘れない。本当よくできてます。
戦闘シーンも予算をかけて派手にやってます。夏のライダーとの二本立てだと、なんか戦隊の方が前座扱いになりがちですが、今年はなかなか負けてません。

久々の名前にジャーがつかない戦隊ヒーロー、かなりかっこいいです。

2012/8/6 Monday

おおかみこどもの雨と雪

Filed under: - dekaino @ 1:01 このエントリをはてなブックマークに追加 帥のはてなBookmark被リンク数

おおかみこどもの雨と雪を観ました。ツッコミどころ満載という前評判でしたが、予想を上回る釣り針だらけの釣り堀状態に驚くばかりでした。COOL!!
言わずと知れた、アニメ時かけサマーウォーズでヒット飛ばしまくったアニメ監督細田守の新作です。もうここまでくると金曜ロードショウで目玉企画として何回も繰り返し放送されるのは確実です。とうとう細田監督は作りたいものを作りたいように作れるというステージに達したようです。まさにポスト宮崎駿ブランドでしょう。

宮崎駿も富野由悠季もしょせんは裕福な家に生まれたボンボンなんですが、細田守は庶民というか2ch語で言うDQNというものをよく知っています。というか昔は裕福な生活というものが身についてなくて、たとえば2000年のデジモン僕らのウォーゲームでは高そうなマンションのキッチンになぜか屋内壁掛けタイプ給湯器があるというビックリな表現があったりします。これ毛並みがいい育ちだと絶対にできないミスですよ。素に知らないからできる技。

本作は、ファンタジーを皮をかぶせたDQN育児のお話です。かなり肯定的にDQN育児を描いています。
学生なのに第一子を妊娠するってのはまだ言い訳できると思うのですが、入院も助産師も使わずに自宅出産ってなんつー野良妊婦! しかも年子で第二子まで妊娠ってDQNの極み!
作中で名が出て来ない狼男(雨と雪の父)も、善良で誠実なような見せかけておいて、避妊ぐらいしろよと。最初はともかく第一子の育児中くらいは遠慮してゴムしろよと。まさにケダモノだ。

獣姦・ノー避妊・野良妊婦の上に、法定予防接種すら受けないという謎の所業。そりゃ児童相談所から訪問されるよ。つーか出生届って医者に見せずにどうやってでっち上げたのか謎すぎます。

なんだかんだあって、ド田舎に逃避するわけですが、田舎コミュニティの礼賛がサマーウォーズ級に鼻につきます。まぁファンタジーだと思って割り引いてみるしかないんでしょうけど。リアルな過疎集落だったら、高齢独身の跡継息子様が連日夜這いをかけてくる状況だよね。シングルマザーが無事でいられるわけがない。コブつきでもいいからって家に嫁入りする以外にコミュニティに入るのは不可能だと思われます。まぁファンタジーだからね。

10歳の子が失踪しても騒ぎにならないのも、田舎の小学校の大イベントである都会への修学旅行がスルーでまったく描写がないのも、ツバの大きい帽子と首回りの手ぬぐいという田舎のおばちゃんスタイルせずに都会の奥様みたいな恰好で農作業してても、全く日焼けしないどころか30になってもキレイなままというのも、ファンタジーだからね。

なぜ細田は子供たちの親離れのタイミングを無難に中学卒業にせず、小学校卒業近辺にしたのか? 個人的には全く理解できないのですが、DQNの生き急ぎというか、40にして孫がたくさんいるというDQNライフサイクル的思想からきてるんでしょうかね?

って具合にツッコミどころ満載ですが、感動できる人は感動できるようです。(マジか!?) まぁソーヘイ君は小学生とは思えないくらいイケメンだけどね。でも小学生にしたらって程度だしなぁ…

孤独に育児してるお母さん。本作を見ても変に田舎生活に希望を見出そうとはせずに、身近な範囲で助けてくれる人を探しましょうね。決して、藁をもつかむ気持ちになって田舎に移住したりしませんように。ファンタジーですからねー。

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン

Filed under: - dekaino @ 0:38 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻帥若激祉ャ若若 ゃ潟ゃ吾с海里呂討Bookmark被リンク数

スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョンを観ました。伝説の興行失敗CG映画ファイナルファンタジーと同じ系統の不気味の谷ど真ん中のCG映画です。

監督は同系統の劇場版CGアニメ作品、APPLESEEDエクスマキナを手掛けた荒牧伸志。本当にこりないよね。

映像技術は見た目あまり変わっていない感じ。いや進歩はしているのだろうけど、コストを下げる方向であって表現の質は差は感じられない程度。ただし、人間キャラの演技がかなりよくなっています。やはり演技って大事だよね。クレしんだってあの絵の表現なのに、演技だけで作中でキャラがものすごくリアリティを感じさせる動きをするからね。

冒頭の戦闘シーンは正直ああいつものCGバトルかと食傷気味でしたが、パワードスーツを脱ぐあたりからおおっと思う演技表現が多くみられました。メカもマローダーがちゃんと登場してワクワクさせてくれます。ただし戦闘はほぼ宇宙か宇宙船内なので、背景美術はしょぼい、もといコスト低減のやりがいがあったという印象。限られた予算の中でのパフォーマンスはかなり高いように思える作品です。

上映館数がかなり少ないし、正直なところ日本でも北米でも宇宙の戦士シリーズってあまり人気がないのかもしれません。でもソニーピクチャーの力があれば何とかなるよね? ぜひとも続編製作してほしいものです。

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