あやしい彼女 (日本版)
あやしい彼女 (日本版)を観ました。韓国映画の同名ヒット作を日本映画としてリメイクした作品です。
主演は多部未華子。NHK朝ドラ「つばさ」では「二十歳のおかん」でしたが、本作では「二十歳のオバア」として若い時代を演じます。
それとあわぜて、老婆期を演ずる倍賞美津子とのダブルキャストです。
ポスターだけみると多部未華子しかでてこないみたいですが、冒頭30分は多部ちゃん出てきませんよ。
ひたすらひたすらじらされます。まだかまだかと待って待って待って現れる多部ちゃんの神々しさ。じらし効果 すごいです。
もともとヒットした韓国映画の焼き直しなので、シナリオ的にはほぼ完璧です。ただ演出についてはちょっとしょぼい面もあります。
たとえばクライマックスのロックフェスが屋内なのはいかがなものか? ここは野外でしょ?! 富士山麓でなくてもいいから、山奥でやらないと。救急車じゃなくてドクターヘリ飛ばさないとダメですよねぇ。
まぁここらは予算のかかる話です。本作は日本テレビ系列の資本ですが、現状のテレビ局資本では難しいのかもしれません。
あと、若くなったときに同年代の女子とほとんど絡まないんですよね。ドラえもんのしずかちゃん状態で、男性としか人間関係がない。これがかなり不自然な感じです。
とかなんとかいろいろツッコミどころはありますが、今年の日本映画(?)の中ではかなり優秀な作品だと思います。