でかいの日記帳

2021/3/21 Sunday

太陽は動かない

Filed under: - dekaino @ 22:30 このエントリをはてなブックマークに追加 紊純のはてなBookmark被リンク数

太陽は動かないを観ました。2020年冬頃から予告編が流れていて、新型コロナの最初の緊急事態宣言で公開延期となった作品群の中で、最も公開が遅れた作品のひとつだと思います。しかもシン・エヴァンゲリオンの公開をぶつけられてしまって、マジ不運。
コロナ前の作品らしくバリバリ海外シーンがでてくるスパイアクションです。心臓に埋められた爆弾よりCOVID19感染が怖い時代になっては、シリアスとは思えないお笑いに近い設定になってしまって、つらいつらい。
でも、真面目に丁寧に作られているんですね。特に子役パートがいい。子役の日向亘かいいんだよな。つくづくホリプロは層が厚いと思います。
WOWOWのドラマ版もあるらしいけどそちらは未見です。そっちは多部未華子が出てるらしいのだけど、アマプラかNetflixで配信されるまでは観られないなー

真面目だけどギャグとして消費されて滑ってしまうあたり含めてメタ視点でみれば大変楽しめる作品です。かなり予算使って丁寧に作ってますからね。滑った時のインパクトは凄いぜ。

ラーヤと龍の王国

Filed under: - dekaino @ 21:53 このエントリをはてなブックマークに追加 若ゃ蘊修里呂討Bookmark被リンク数

ラーヤと龍の王国を観ました。ディズニーのCGアニメ映画です。事情によりディズニーの大作映画の割には上映館が少ないのですが、本作はアナ雪に匹敵する完成度がある作品だと思います。原題はRAYA AND THE LAST DRAGON、直訳すればラーヤと最後の龍。ストーリー的には現代の方が率直に内容を表していると思いますがなぜか邦題は龍の王国となっています。なんでだろう??
東南アジアを舞台としたファンタジー作品です。昔はクマンドラと呼ばれるひとつの国にまとまっていた人々が分裂して互いに争うようになった世界で、ハーツ国の姫ラーヤが割れてしまった龍珠を復元するために最後の龍の生き残りを探す旅に出ます。

まるで指輪物語のように、探索の旅は各国の人間が加わる混成パーティとなり、各人が個性を活かして困難を切り抜けます。ファンタジーの王道ですね。最初は反目しあい疑いあってたメンバーの間に信頼関係が醸成されていくのです。映像もすばらしく特に龍が天空を泳ぐシーンは素晴らしい。さすがディズニーだと思います。
ヒロインが主役の作品にしては本作はロマンス要素が皆無です。つまり姫様の相手やクマ男キャラはあません。これってディズニーヒロインとしては画期的なんじゃないのかな? メリダはピクサー作品だしね。

人格を持たない悪の煙ドルーンはいても完全な悪人はいません。愚かな行為はしますがあくまでも家族や守る対象の国民の利益のための行動であり、他のディズニー作品の悪役(ヴィラン)によくある私利私欲からくるわかりやすい悪人というのは出てきません。ここらへんも最近のディズニー作品っぽいです。

上映館が少ないのが残念ですが、子供と親で見に行くなら春休みは本作が最適だと思います。

2021/3/11 Thursday

スカイライン−逆襲−

Filed under: - dekaino @ 18:45 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻ゃゃ鰍茱霞のはてなBookmark被リンク数

スカイライン−逆襲−を観ました。スカイラインスカイライン奪還に続くスカイラインシリーズ3作目にして最終作!! って宣伝していますが、2作目の奪還だってこれで終わりって海苔だったし、最終シーンはまだまだ戦いは続くぜオチだったし、本当にこれで終わりになるかはわかりません。

前作はベトナムが主戦場でしたが、今度はイングランドです。前作の後、人類とエイリアンに異形の兵士に脳を移植されたが正気を取り戻した、通称パイロットが共存する世界が10年続きましたが、パイロットたちがまた洗脳されて暴れ出す謎の病気が蔓延し、難民キャンプみたいな隔離キャンプで生活する人々っていかにもCOVID19に触発されたようなストーリー。撮影時はCOVID19前なのですが偶然の一致ということらしいです。

今度の主役も世代交代、前回養女だったローズが成人になり、主役として大暴れします。その他の人たちも出てきて、いかにも最終作だぞって豪華な感じです。

なんと、スタートレックDS9のベシア役のAlexander Siddigが、主人公ローズを抵抗勢力にリクルートした将軍を演じているんですよ
スタートレックDS9のDr.ジュリアン ベシアスカイライン-逆襲-のラドフォード将軍
懐かしいなあ

本作ではエイリアンの本拠地に殴り込みかけるんですが。真の敵はエイリアンより同族の人類かもしれないってあたりまでシビアな展開になっております。これで最終作だなんてとても思えない。

やはり戦うヒロインってのは絵的に映えますね。総合的な面白さは2作目の方が上だと思うけれど、絵的には本作もイケてます。

スカイライン−奪還−

Filed under: - dekaino @ 17:47 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻ゃゃ鰍絅のはてなBookmark被リンク数

スカイライン−奪還−を観ました。Netflixの配信ですよ。10年前に観たSF映画スカイラインの続編なのですよ。4年前に日本でも公開されたのですがスクリーン数が少なくて劇場では観ていませんでした。なんで急に配信視聴したかというと、3作目が劇場公開されているからなんですね。1作目は観て2作目を観ないで3作目を観るというのも変な話なんで、せっかくNetflixで配信さていることだし、視聴してみたわけです。

第一作の主人公ジャロッドは結局エイリアンに脳を取り出されてエイリアンの二足歩行生体兵器に脳を移植されてしまうのですが、ジャロッドだけは洗脳されず人間の時の意識を保っており、そのまま敵の母船に還って大暴れするぞ、人類にも勝ち目があるかもってところで終わりました。デビルマンがデーモン軍団に戦いを挑むようなものです。

で、本作では一作目の主人公のジャロッドも恋人のエレインも序盤でサクッと死んでしまうのですが、なぜかエレインの体内にいた胎児の娘が未知のエイリアン技術により急成長して養女になってしまうのですよ。ローズと名付けられた少女とそれと関わりを持ったロス市警の警官マークとその息子トレントが本作の主役なわけです。主役が世代交代するあたりジョジョっぽいですね。

で戦う舞台もロスだけではなくハワイやらアジアにまで広がります。もう地球どこにも逃げ場がありません。でベトナムとおぼしき古代仏教寺院でバトルしまくり。反政府軍×の兄ちゃんがカンフーアクションで戦うのです。「俺たちゃアメリカにだって負けなかった」って戦意高すぎ。
前作もそのきらいはあったのですが、完全に香港映画ノリです。イギリス映画なんだけど香港映画。エンディングクレジットではNG集流しちゃう程度に香港映画です。

エイリアンの青い光を観ると人間は洗脳されてエイリアンの言いなりになってしまうのですが、前作の主人公の娘ローズの謎の赤い光を当てるの正気を戻すのです。エイリアン兵の眼も青色から赤色に代わると人間の意識を戻したってことなのです (警戒色ではないよ!)
ローズの赤い光で脱洗脳、全兵赤化完了 共産主義ばんざーい っていかにもベトナムなオチがすばらしい。

とにかくハリウッド作品にはないパワフルな強引さが素敵です。
10年後には逆襲するぜって予告編的な映像を残してエンディング、そしてNG集。
これは映画館でぜひ見たかった作品ですね。

2021/3/6 Saturday

ファーストラヴ

Filed under: - dekaino @ 6:40 このエントリをはてなブックマークに追加 <若鴻瓦里呂討Bookmark被リンク数

ファーストラヴを観ました。直木賞受賞作品の映画化らしいのですが原作は読んでいません。
お気持ち優先・男性の眼差し忌避・ヤリチン男を拒否できるワタシすごい系の人に受ける要素つめこめまくりって企画です。あと、元彼の兄と結婚したのに夫には内緒ってあたりも琴線に触れる仕掛けなのでしょう。
それらの意図を超えて、北川景子と芳根京子の演技を楽しめる映画です。

公認心理師という実在の公的資格を持つ主人公が出てきますが、この映画が描く公認心理師がリアルなのかどうかわかりません。医師ではないのだから心にトラウマを持つ患者の治療をするわけではないはず。なんなんだろう??
ミサンドリー一辺倒ではなく、都合がいい男性は素敵という要素もあって、ウザいですね。

妻や娘をパワハラ虐待する父を演じる板尾創路の演技がよかったです。いきなり冒頭で娘の包丁刺さって死亡ってのがいい。そうなるだけの悪行を重ねているのもいい。しかしそれは現代社会では刑罰に値するほどの悪行でもないのもいいですね。

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