でかいの日記帳

2005/12/31 Saturday

チキンリトル

Filed under: - dekaino @ 21:43 このエントリをはてなブックマークに追加 潟のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第10弾
チキンリトルを観ました。
PIXAR制作ではない、ディズニーが自分で作った初のフル3DCGアニメです。確かにPIXARとはかなり味わいが違う作画です。かなり2Dっぽいです。そもそもキャラに骨格や関節がありません。ふにゃふにゃ2Dアニメのように動く感じ。もちろん伸び縮みしまくりです。特にブタのキャラはどっからみても骨格が見えない完璧な2Dモデルなんですが、なんとなく3D風に見えてすごい。
また各キャラの顔も特定の角度から見た顔に固定されています。まさに2Dアニメの基本です。とくにみにくいアヒルキャラの顔はちょっとでも別の角度になったらとんでもない顔になっちゃいそうです。手描きアニメの原画のようにすべてのカットについて手作業で顔のパーツを並べているんでしょう。3DCGになっても動画を描くのが自動化されるくらいでたいして省力化になってない感じです。
それからお父さんが学校の先生から説教食らうシーンではシルエットながら100%手描きアニメでした。ディズニーの伝統芸が細々と継承されているようです。

ストーリーの方はアメリカらしいマッチョな育児思想を基にした話で、日本人の親はちょっと賛同できないところがあると思う。やっぱ分相応が一番だよなぁ。無茶な高望みを肯定するのは2chでいうDQNなガキを増やすだけではないだろうか? それから有名映画のパロディネタがかなり多いです。ここは子供と一緒に観にきた親へのサービスなのかな。スタートレックねたも当然あります。艦長が黄色いジャケット(パジャマ仕様)だったのでTOSですね。

そこそこ楽しめる作品だと思います。三つ目のミッキー時計とか誰か作らないかな?

ロード・オブ・ウォー

Filed under: - dekaino @ 21:20 このエントリをはてなブックマークに追加 若祉祉爾里呂討Bookmark被リンク数

ロード・オブ・ウォーを観ました。
この作品は関東のTOHOシネマズで上映されていないのでフリーパスポートは使わず、コロナワールド小田原で観ました。でも貯めたポイントで見たのでタダです。映画をお金払って観たのが遠い昔のように思えてきた…

実話を基にした武器商人の話です。あまり英語のボキャブラリが多くないリベリアの大統領が武器商人をwarlordと呼ぶつもりでlord of warと呼んだのがタイトルになってます。主人公は特に大物というわけでもなく、旧ソ連崩壊後の旧ソ連軍からの武器の横流しに強い武器商人のひとりに過ぎないって感じです。雰囲気としては阿佐田哲也とか雀鬼の戦後のどさくさの回顧録みたいな感じで、あの頃はでかいコトやってたんだぜぇみたいなノリです。

しょせん娯楽作で知られざる真実を暴くとかそういうことはありません。でも今まで武器商人について考えたことがないような人間なら本作を観ることにより啓蒙させられるところがあると思います。

2005/12/28 Wednesday

男たちの大和/YAMATO

Filed under: - dekaino @ 12:57 このエントリをはてなブックマークに追加 激<紊у/YAMATOのはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第9弾
男たちの大和/YAMATOを観ました。
北の零年に続く東映とテレビ朝日の大作です。
ほとんどドキュメンタリーといっていいくらいの時代考証をしたドラマです。金もかかってます。生き残った大和に乗っていた水兵や下士官の視点で、特に反戦とか戦前礼賛みたいな思想なしで淡々と描写されています。記録映画としてもいい出来だと思います。さすが大和だけあって乗員の士気が高く(ほとんどが志願兵だし)、誇りを持って乗り組んでいたんだなぁと感じさせます。
映画にはほとんど男しか出てきませんが、唯一出てくる若い女性キャラ民子を演ずる蒼井優がいい演技してます。

テレ朝が噛んでる関係でテレビ媒体による宣伝がテレ朝系に限られていまいちアピール不足だとは思いますが、ローレライ観るくらいなら男たちの大和を観とくべきだと思うよ、マジで。

ただエッチなシーンとか残虐シーンが出てくるので小学生連れて観るのは正直賛成できません。アメリカで上映するならR15指定かかるの間違いなし。

2005/12/26 Monday

八漢の湯

Filed under: - dekaino @ 8:25 このエントリをはてなブックマークに追加 羲≪羚のはてなBookmark被リンク数

コロナの湯の今週のハーブ湯は「八漢の湯」でした。
なんか赤色の怪しげな湯。説明を読むと主成分カプサイシン。そう唐辛子成分のカプサイシンです。入るとすこしピリピリします。でも暖まりました。
なんつーか自分がキムチ鍋の具になった気分になれました。

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第8弾
ハリー・ポッターと炎のゴブレットを観ました。
人気シリーズの第4作目ですが、今回はいまいちでした。起承転結がないというのは長期シリーズだからしょうがないとしても、感情移入できない各キャラの動きが気になります。
たしかに14才ならこうするだろうなと頭では理解できるのですが、画面を見てるとホグワーツに入学したての素直でいい子だった頃のMr.ポッターのイメージが強くて14才が感じられません。
14才といえば日本では中学生。男子の一生の中で中学生時代は一番頭が悪くなる時期です。自己顕示欲が強く、あいつは俺より上だ、コイツは下だと、仲間うちでサル山ヒエラルキーを必死に構築しようとします。その上女性にも興味が出始めて…、と難しい年頃のはずなのにそこらへんが全然説明不足です。
だいたい14才の女子がタメ年の男子を相手にするわけがありません。そこからして話が壊れてます。
14才男子ってのはね、もっとね、ゼータガンダムのカツとかTNGのウェスリーとかエヴァのシンジみたいに殺伐としていないといけないんだよ。

原作のアクションシーンだけ派手にCG使って、地味な部分をごっそり落としてしまったために説明不足になってしまったのでしょうか?

ブラックジャック ふたりの黒い医者

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第7弾
ブラックジャック ふたりの黒い医者を観ました。
今回のブラックジャックは守銭奴的な性格が薄れ、なんかあると破格な安値や無料で手術してやります。はっきりいってゆるいです。
それ以上にゆるいのがゲストキャラのロックとみどりカップルの声です。ロックが石垣佑磨でみどりが平山あや。つまり大人の事情によるホリプロタレントが起用されました。ロック役の石垣佑磨がとにかくド下手。ロックは手塚スターシステムの中でとびきりの美形キャラのはずなのにあの声はなかろう。どれくらい下手かというと、平山あやが巧いと錯覚してしまうくらい下手です。平山あやが演ずるみどりは炭疽菌に感染した病人でうーうーはーはー言うのがほとんどで、少ない会話もロックが相手のシーンが多いため、ロックが石垣佑磨だと平山あやはダンドーの頃から比べてすごい進歩したなぁと勘違いしてしまいます。しかし、冷静になってモノローグのシーンを見ればやっぱり下手だとわかります。
つまり引き立て役として石垣佑磨は最良の人材であるということです。

2005/12/25 Sunday

キングコング

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第6弾
ピータージャクソン監督のキングコングを観ました。
オリジナルに対する強い愛を感じます。現在の軟弱な表現規制などクソ食らえです。
なんたって土人ですよ! 骸骨島(SKULL ISLAND)にはジャングル黒ベエを八頭身にしたような土人がわらわらと出てきて撮影隊一行を襲います。あれを放送できるならジャングル黒ベエが放送できない理由がわかりません。土人の子供、老人、若い戦士勢ぞろい。土人が槍で襲い掛かり、撮影隊に銃で撃たれ逃げ惑う。21世紀には希少な土人映画です。

それに骸骨島の動物はみんな人肉が大好き。他の獲物を食べている時でも人間を見つけたら獲物を放り出して人間を襲います。ボリューム的には人間の肉なんてたいした量ではないのにあの執拗な追いかけよう。おそらくやつらにとって人肉はめちゃくちゃ美味しい最高の珍味なんでしょう。

キングコングは人間の三歳児のメンタリティそのままの行動をします。恐怖です。

興行的には失敗に終わりそうですが、かなりマニアックで楽しめる映画です。

2005/12/21 Wednesday

日通ペリカン便

Filed under: - dekaino @ 12:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ラ割梢のはてなBookmark被リンク数

日通ペリカン便 年末で忙しいのか全然ダメ。
時間指定で再配達頼んだがすっぽかして届けにこない。それも1度ではなく2度も! 怒って営業所に電話したら「本日の営業は終了しました」の自動アナウンス応答があるだけで誰も出ない。
しょうがないから、ペリカン便のWebページから「全然荷物届かねーよ」と苦情入れたら1時間位して夜中(たしか22:40頃)だというのに、兄ちゃんが届けにきた。伝票忘れたとかいってサインもハンコもなしで荷物だけ置いていった。非常に怪しい。なんか伝票を操作しているんじゃないか!?

とりあえず荷物は届いたけど、年末の日通ペリカン便はダメダメってことがわかった。荷物を送る方は業者選べるけど、受け取る方は選べないのが悲しいことです。

MEMOIRS OF A GEISHA

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第5弾
MEMOIRS OF A GEISHAを観てきました。ある芸者のメモワール(回想録)ってところですが、なぜか邦題はSAYURIです。
舞台は日本、太平洋戦争をはさんで戦前戦中戦後を生きたさゆりという芸者の物語です。プロデュースはスピルバーグ。ほんとスピルバーグって第二次大戦モノと日本モノが好きですな。

ほとんどの会話は英語です。ただしすべて日本語で話してる設定なので、時折り日本語が混じる演出がされてます。たとえば「ミテミテ」とか「ハヤク」とか「ゴメン」とかカタコト日本語が英語のセリフに挿入されます。いわばHiHi Puffy AMIYUMI風。
工藤夕貴が演ずるPumpkinという芸者の源氏名が字幕で「おカボ」ってなってました。なんだそりゃ? さすが戸田奈津子大先生だ。京都にカボチャなんて単語はないだろ。せめて南瓜(ナンキン)とかにしてくんな。

ほとんどのシーンがアメリカ本土で作ったセットらしいので、そこはお金かかってるなぁとおもいます。つくづくアメリカ人の日本観ってフジヤマ・ゲイシャ・スシ・スモウなんだなぁとわかる作品です。

P.S.舞の海が力士役で出てます。つーか引退後なのに芝居とはいえマゲ結って土俵に乗って相撲とっていいんですかね?

2005/12/18 Sunday

Mr.&Mrs.スミス

土曜日は小田原ダイナシティに行ってフリーパスポートを駆使して映画のハシゴ&温泉(コロナの湯)入ってきました。かなり充実した休日でした。

ってことで1ヶ月フリーパスポートシリーズ第4弾
Mr.&Mrs.スミスを観ました。
すごい昔のヒッチコックの有名な作品「スミス夫妻」と同名の映画ですが、まったく関係のない別作品です。
いかにもハリウッド的なアクション&コメディの娯楽作です。がんがん撃ちまくってがんがん壊しまくります。

何も考えずに楽しむのがいい映画です。それにしてもアンジェリナは巨乳だ。

2005/12/17 Saturday

クィーンコング 地上波で放送!

Filed under: - dekaino @ 13:23 このエントリをはてなブックマークに追加 c若潟潟潟 遺羈≪ф冗!のはてなBookmark被リンク数

伝説のお蔵入り映画クィーンコングが地上波で放送されます。
テレビ東京にて10/17 27:20〜
これもキングコング新作封切り効果なのか?

吹替えがとにかくすごいぞ。広川節がたまらない。必見である。

ALWAYS 三丁目の夕日

Filed under: - dekaino @ 10:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ALWAYS 筝筝紊イ里呂討Bookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第3弾
ALWAYS 三丁目の夕日を観ました。
言うまでもなく、有名な西岸良平のマンガの映画化です。ただし、いろんなところで原作と違うところがあります。一番大きいのが六さんが女性になってる事! 堀北真希はかわいいけど、ちょっとリアリティに欠け過ぎると思う。原作では六さんの妹のサクラも上京して集団就職しているのだから、サクラ役として出せばいいのにとも思いました。
昭和三十年代の描写はCGを駆使して素晴らしい出来になってます。資料映像としても価値があるんではないかと思う。東京タワーがだんだん完成していく描写が凝っています。

ストーリーは原作の話をベースに大幅に脚色されてます。話の筋は同じなのですが視点が違います。原作ではだいたい一平君(鈴木オートの息子)と同じ視点で話が進むことが多いのですが、映画では大人の視点となってます。ビッグコミックオリジナルの読者層と映画の観客層の違いを配慮したのでしょう。結構泣けるいい脚本に仕上がってます。

おすすめです

2005/12/15 Thursday

ザスーラ

Filed under: - dekaino @ 12:13 このエントリをはてなブックマークに追加 吟鴻若のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第2弾
ザスーラを観ました。
ぶっちゃけジュマンジの宇宙版です。といってもジュマンジ世界との直接の関わりはありません。ジュマンジに比べて登場人物が少ないのでその分ドラマが深いです。なんたってメインの登場キャラは、姉(ヘソ出し)、兄(10才)、弟(6才9ヶ月)、宇宙飛行士(成人男性)の4人だけです。

家が丸ごと宇宙空間に行ってしまうんですが、この家の中がソニー製品だらけ。これでもかってくらい家電製品がソニーです。東芝一社提供時代の磯野家にあった東芝製家電ぐらいに自己主張してます。でもその割に明らかにプレステ2で遊んでるシーンで「ゲームキューブやらない?」って字幕が出たりします。ソニーチェックが入らないはずがないのに、いったい何があったのか?
勝手な想像ですが、文字数の関係で「プレステ」だか「プレステ2」って書いたところ、正しい表記は「プレイステーション2」または「PS2」のどちらかであって「プレステ2」はNGって、いかにもソニーが言いそうなイチャモンが入ったのかも。それで、だったら「ゲームキューブ」にでもしちゃえってことになったと。(あくまでも勝手な想像です。しかしソニーらしい話ではある。)

レトロな宇宙ってイメージを狙っているのですが、だったら宇宙の色は黒じゃなくて青にしとけと言いたい。それ以外は及第点です。

2005/12/13 Tuesday

あらしのよるに

Filed under: - dekaino @ 12:32 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第1弾
あらしのよるにを観てきました。有名な絵本のアニメ化だそうです。
一応子供向けの映画って宣伝してますが、話の展開がゆっくりで上映時間も長いので小さいお子様にはちょっと向かないかも。
脚本とか演出が最近のアニメっぽくないというか古風というか、昔の人形劇みたいな感じです。シーンとシーンがきっちり分離していて間に幕を下ろしてもいいくらい。そういう意味では逆に新鮮なのかも?

狼とヤギの友情物語なんですが、ヤギがヤギっぽくないです。あれじゃヒツジだ。ヤギってのはもっと殺伐とした根性曲がりなんだよ。従順でみんなでなかよしグループ作るようなタマじゃない。狼の耳を食いちぎったママはそういう意味で正しいヤギだけど、それ以外のヤギはみんなヤギ失格。

邦画で最近ありがちの書籍がベストセラー→とりあえず映画化って流れで制作されたんだろうけどイマイチ映画には向いてない作品かもしれません。

TOHO1ヶ月フリーパスポート

Filed under: - dekaino @ 7:23 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO1倶若鴻若のはてなBookmark被リンク数

TOHO1ヶ月フリーパスポート
シネマイレージが年末で無効になる前に1ヶ月フリーパスポートを作りました。しめて6000ポイントなり。
チケットカウンターに申し出てから15分くらいで作ってくれます。顔写真はデジカメで撮られました。発行当日から使用可能です。六本木以外のすべてのTOHOシネマズで使えます。海老名の場合、フリーパスポートを使っても駐車券サービス(3時間)ありだそうです。

有効期限は31日間。年末年始にかけてバリバリ活用する予定です。

2005/12/2 Friday

奇談・キダン

Filed under: - dekaino @ 8:13 このエントリをはてなブックマークに追加 絅茫祉海里呂討Bookmark被リンク数

奇談・キダンを観ました。諸星大二郎の妖怪ハンターシリーズのひとつ「生命の木」が原作です。孤高の民俗学者 稗田礼二郎が出てくるやつですね。

原作版 稗田礼二郎1原作版 稗田礼二郎2阿部寛の稗田礼二郎
あの稗田礼二郎役を阿部寛が演じてます。どうよ?

そしてヒロイン役の藤澤恵麻。NHK朝ドラで史上最低の視聴率をたたき出した天花ちゃん役をやっていたノンノモデルです。
天花は脚本がひどかったのは確かですが、恵麻の演技も輪をかけてひどく、まさに不条理ワールドが繰り広げられていました。
しかし、諸星大二郎ワールドだと以外に違和感がありません。確かに演技が下手なのですが、演出でうまくごまかしているので気になりません。たとえば長ゼリフは絶対に言わせず、長文を語らせる時は別録りのモノローグをかぶせるとか、工夫がすごいです。
むしろ異形のキャラとしてうまーく世界観に納まってます。立って並ぶと阿部寛とはかなりの身長差があるのに、座ると差がなくなってしまう体型だけで、そこはかとなく常人とは異なる印象を与えます。幼少の頃に育った村に帰ってきたというのに絶対標準語しか話さない態度が、列島改造論の時代に女だてらに民俗学の院生をやっている変わり者なところをうまく表現しています。また、ずっと村とは距離を置き続けてきた過去がうかがえます。藤澤恵麻はすばらしい起用といえるでしょう。

ストーリーは基本的に原作に忠実です。原作を知らなくても楽しめるというか、知らない方がより楽しめるでしょう。諸星大二郎ワールドの入門編としていい映画だと思います。

オラもパライソに連れてってくだされー

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