でかいの日記帳

2012/6/10 Sunday

ファイナル・ジャッジメント

Filed under: - dekaino @ 8:43 このエントリをはてなブックマークに追加 <ゃ祉吾c吾<潟のはてなBookmark被リンク数

ファイナル・ジャッジメントを観ました。幸福の科学プロパガンダ、今度は実写映画だよ。
過去にも永遠の法仏陀再誕のような幸福の科学の長編アニメ映画はありましたが、長編実写は今回が初めてです。

幸福の科学の宣伝映画は予算が潤沢であることで有名です。アニメは金をかければかけるほど動きがなめらかになったりダイナミックになったりするものですが、実写の場合はどの方向にお金をかけたのでしょうか?
答えは大規模オープンセット。なんと、いわき市に渋谷ハチ公口前のスクランブル交差点のオープンセットを作っちゃいました。カネがあるっていいなぁ。

映画ファイナルジャッジメントの秘密に迫る ISBN-13: 978-4863951945
渋谷駅前のオープンセットはメイキング本の表紙にもなってます。
日本が中国(劇中では王蘭-オウラン-人民共和国)に占領されたって設定を活かし、実名を出す許可がない店については看板その他が占領下風にチャカしたものに変更されてます。

このオープンセットを人民軍が闊歩するシーンとか、テレビドラマの程度の予算じゃ到底つくれません。エキストラもたくさん出てます。
王蘭人民軍 in 渋谷

本作は、2009年の衆院選挙で幸福維新党(もちろん幸福実現党のことですね)が大敗して、民友党(もちろん民主党のこと)が大勝して政権を初めて奪うというシーンから話が始まります。
主人公は幸福維新党から出馬した大志ある青年、しかし実は主人公の親は民友党の大物だという設定。

民友党が政権をとってたった3年後、日本はあっというまに合法的に王蘭に併合されてしまいます。渋谷上空を王蘭の軍用機が飛び交う中、大スクリーンに併合されたことを告げる王蘭軍指揮官の宍戸錠。

王蘭人民共和国は共産主義ゆえに宗教は絶対禁止、精神の麻薬たる宗教的行為を行ったものは死刑という厳しい法律があるのです。主人公サイドは、どの宗教を信じているかにかかわらず敬虔な信仰を持つ者たちを、地下でかくまいます。なぜなら信仰は人間に必要不可欠なものだから。つまり創価学会員たちもかくまい保護されている…のだろうか??

神道 仏教 キリスト教 イスラム教 ヒンズー教、何を信じるかは関係なく、神を信じるという行為が大事だというメッセージをひたすら前面に出してきます。

つまり言いたいことは、政教分離という真っ向から反抗し、宗教と政治の融合を目指すってあたりなのかな? 王蘭軍の弾圧にひたすら耐え忍ぶ主人公たちは、2012年11月23日に渋谷である作戦を決行して一気に巻き返そうとします。どんな作戦なのかはずっと伏せられていて煽る煽る。

で、なんだかんだ死刑執行直前に処刑場から脱出、カーチェイスをさんざんやらかして渋谷にたどり着きました。(このカーチェイスはちょっとしょぼいのが残念。渋谷のセットで予算使い果たしちゃったのかな?)

そして主人公は渋谷のスクランブル交差点にとめた街宣車に乗り、演説をします。信仰の正しさを説きます。それを世界中に中継します。ただそれだけ。
街宣車を取り囲んだ人民軍兵士たちもいつしか銃を下げ演説に耳を傾け感動している様子。
まさしく洗脳演説の実演ショー。

この演説を機に中国もとい王蘭人民共和国の独裁体制は崩壊、民主化されたとのテロップが出て完。

前作の永遠の法仏陀再誕と違って超能力バトルは全く出てきません。ひたすら政治地下活動だ、占領軍の弾圧だ、演説だ、だけで2人を持たせるのはなかなかすごいことではあります。
やはりヒロインのリンが結構美人で適度に素人っぽいからなのかな。リンを演じる女優さんはインドネシアの学生さんだそうです。

幸福の科学信者向けメッセージとしては、前の選挙に負けて日本はピンチである。次の選挙(11月25日を考えているのか?)では絶対勝つぞ! それから他宗教を叩くのはちょっと控えろ 少なくとも表面上は共存共栄を目指せ 何事も選挙に勝つためだ ってあたりなんでしょう。

若い浮動層のうちいわゆるネトウヨと呼ばれる人たちに甘い餌を見せて誘っているという見方もできます。
でも、王蘭が日本を占領したとき皇室がどうなったのか、ぼやかしてるあたりが弱いね。
歴史において負けた国の王族はみな悲惨な目にあうのは確実です。そして侵略者が去った後でも復権なんてなされないのも確実。過去の日本が尚王家や李王家や愛新覚羅皇帝家に何をやったか、日本が去った後、彼らが今どうなってるか考えればわかるよね。
そこらをちゃんと示さないとネトウヨは踊らないと思うのでありました。

政治なんか気にせず、渋谷のオープンセットを堪能することに集中できる人なら楽しめること間違いなしの映画です。

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