少年メリケンサック
少年メリケンサックを観ました。
宮藤官九郎が脚本監督をつとめるパンクロックロードムービーです。

宣伝ポスターのイメージとは違って、宮崎あおいは歌わないしメリケンサックも手にしません。タバコも吸いません。
あくまでもおやじパンクバンドのマネージャー兼ディレクター兼プロデューサーという役どころです。
「車内でおならをしたら500円」ルールを有無を言わさず施行する強権ディレクター(?)を演じます。
宮藤官九郎らしい過激でぶっ飛んだストーリーですが、もともとは主役キャラは男性だったんじゃないのかと思わせる設定ではあります。まぁ原作つき地上波ドラマでは原作では男性だった主役がドラマでは女に性転換するのはザラなので、らしいといえばらしいのですが、おかげでレコード会社社長がホモであるという設定が空回りしてます。本当はもっと主役と絡めたかったんだろうなぁ…
しかしを主役をカンナという女性にしたからってつまらないことはなく、カンナの恋人(ヒモ)のイケメンのマサル君というキャラとうまく絡めて過激に面白くまとめているのはさすが。
宮崎あおいのリアル夫である高岡蒼甫の浮気暴露報道が耳に新しいですが、実は本作のプロモーションのためのやらせスキャンダルじゃないかと思わせるような絵に描いたようなダメンズだったりします。劇団の主宰まではしてないようですが…
劇中にいかにも2Dバリバリのアニメーションシーンが挿入されますが、鉄コン筋クリートのキャラクターデザインと作画監督をした西見祥示郎が作っています。鉄コン筋クリートには声優として宮藤官九郎が参加しているのでその人脈で受けた仕事なのかな? 画風は基本的に鉄コン筋クリートと同じなので、ものすごいデフォルメされた手描きのキャラがにゅるにゅる動く絵です。何がすごいってアニメ絵の宮崎あおいがリアル宮崎あおいにまったく似ても似つかないってところ。宮崎あおい本人の声があてられているので、ああこれがカンナ(宮崎あおいキャラ)なんだってなんとか判断できるけれど、もし声がなかったら絶対わからないレベルです。
これでヨシとしてしまう宮藤官九郎は監督してパンク魂ばりばりなんだぜッ
つまりこれってデトロイト・メタル・シティのパクリなんだろとおっしゃる方もいるようですが、DMCはデスメタルであってパンクではありません。パンクとメタルは全然違うよ、混ぜるな危険。
ちなみに、本作はパンクとメタルの区別がつかない人でも楽しめるのでご安心ください。
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