でかいの日記帳

2021/11/14 Sunday

アイの歌声を聴かせて

Filed under: - dekaino @ 11:10 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪ゃ罩紕違眼Δ里呂討Bookmark被リンク数

アイの歌声を聴かせてを観ました。単なる美少女ロボ学園ものかと思ったら、これGhost in the Shellバリのサイバー人工知能SFですね。
興行上の理由で萌え絵柄なのにストーリーはかなりハードSFです。
学園もの × サイバーAIもの × ミュージカル という意欲的なチャレンジをしていて、まあ成功したかどうかは別にして頑張ってはいます。
ストーリーもせっかく学園ものなのに、主人公グループから遠い生徒や先生たちはすべて蚊帳の外っていのもつまらない。もうちょっと学園勢体を巻き込んだ話にした方がよかったのではないかなぁ。知らない人は知らないままでスルーってつまらないオチは避けてほしかった。

もうひとつ、男女差別の壁に阻まれる女性技術者のストーリーも絡むんだけどなんかちょっと違う。
「STAP細胞はありまーす」と絶叫した亡女性研究者的な扱いはないでしょ。あれは研究者が嘘をついてたのがバレたから失脚したわけで、実験が失敗したから責任問われたわけではない。それに企業開発の責任者と国立研究所の研究者では全然話が違うし、根本的に解釈違いしている気がしてならない。

細かい穴は多いけれど意欲作であるのは間違いないです。
興行収入的にはどうなのかな? 口コミとかネット配信で大ヒットみたいな逆転劇がないと厳しいですよね。
まだこの手の作品は早すぎたのかも

燃えよ剣

Filed under: - dekaino @ 11:01 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

燃えよ剣を観ました。言わずと知れた司馬遼太郎のベストセラー作品の映画化です。新選組を有名にした原点ですね。
土方歳三の視点で自分の半生を語るというていで新選組の結成から幕末戊辰戦争、そして函館五稜郭の戦いまで一気に語られます。

王道の司馬史観の新選組ストーリーですね。コロナ禍で上映が遅れに遅れていましたがようやく上映開始になりました。
令和の世でもこんな時代劇がつくれるんだなあ。素晴らしすぎます。

柴咲コウはちょっと怖かったけどね。土方と恋仲になるにはこのくらい肝が据わってないとダメなんでしょうね。

大スクリーンで見た方が絶対にいい映画です。ネット配信とか待ってちゃダメですよ!

最後の決闘裁判

Filed under: - dekaino @ 10:55 このエントリをはてなブックマークに追加 緇羆咲茖い里呂討Bookmark被リンク数

最後の決闘裁判を観ました。原題はLAST DUEL。なんか邦題は説明口調でダサいですね。
本作、巨匠リドリー=スコット監督作品だけあって面白いのですよ。フランスの話なのにみんな英語しゃべってる点を除けば時代考証もしっかりしています。
妻が知りあいの男に強姦されたという訴訟沙汰からなぜか決闘して勝った方が真実を言っていたことになるという、中世カトリック世界に実在した謎の決闘裁判制度。最後の決闘裁判の史実に基づく話なのです。
つくりは羅生門のようなメタな構造を持っています。「真相は藪の中」です。まず夫の視点からの描写、次に告訴された強姦犯の視点からの描写、最後に被害者である妻の視点からの描写。3回同じ時間軸を繰り返した後にクライマックスの決闘裁判シーン。それぞれの立場にそれぞれの真実と正義と悪徳があり、最後はどのように終わるのか! まあ史実通りの結果になるのですが…

相当に練りこまれた脚本で面白いです。無駄にお金かけて地味な表現してますしね。馬がサカるシーンとかわざわざ再現しなくても誤魔化せそうなものだけど、隠喩を避けてすべて映像化する信念のもと作られています。

昔からフランス男ってこうなんですかね?
まあそんなお話です。

ロン 僕のポンコツ・ボット

Filed under: - dekaino @ 10:19 このエントリをはてなブックマークに追加 潟潟潟祉のはてなBookmark被リンク数

ロン 僕のポンコツ・ボットを観ました。これ原題は"RON GONE WRONG"ってダジャレめいたタイトルなんですよね ロン・ゴン・ローン 麻雀やってるんじゃないからね!

本作は、ロックスミスアニメーション社が製作した初の長編CGアニメーションです。ロックスミス社は20世紀フォックスとの独占契約を締結し園田一作として同時に最終作として本作をリリースしました。だから本作は20世紀スタジオ社配給なのです。
ご存じの通り20世紀フォックスは映画事業がディズニーに買収されテレビ事業と分離分割されました。だからブランド名は20世紀スタジオ、実質的にはディズニー作品なのです。ラッキーなことに日本語版製作はディズニー配給系のスタッフが関わっておりとてもよい出来です。ここまでの日本語版の作り込みは従来のフォックスだったら無理だったと思います。

ドリームワークスの最初のCG映画シュレックもそうですが、後発系のCGアニメ会社はかならずディズニーかピクサー作品を仮想的に置き、ディズニーの弱点、お子様向けの厳しい倫理コードをついて、倫理にとらわれない自由さで戦おうとします。
本作も同様でマジでモラルがないです。出てくる登場人物みんなモラルに欠ける行動ばかりします。主役ロボが裏流し品(つーか盗品)って子供向け作品としては画期的だよね。こんなモラル無視作品が買収の経緯で最終的にディズニー資本が世に出す作品となったのがまた面白いのです。

とりあえずCGアニメ作る人たちはなぜかスティーブジョブス的な人を悪役にもってきます。実のところジョブスはシリコングラフィックスの社長もやっててCGアニメ界にも大きく貢献してるんだけど、あの敵を作りそうなわかりやすい言動がウケるんでしょうね。
実際にモノ作りするエンジニア vs 口から出まかせしか言わないプロデューサー的経営者 この諍いの構図は永遠なのでしょう。

子供はモラルが破られる話って大好物だから子供向けアニメとしては楽しると思います。

ロックスミスアニメーションと20世紀フォックスとの契約は本作で終わり。もう次はワーナーブラザースとの契約が結ばれていて製作中とのこと。期待できます。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年版)

Filed under: - dekaino @ 10:03 このエントリをはてなブックマークに追加 DUNE/ャ若 (2020綛雁)のはてなBookmark被リンク数

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年版)を観ました。何度も映像化されているので2020年版のカッコ付き。邦題では略されていますが原題はDUNE: PART ONEと第一部であることを明記しています。

日本ではDUNE/砂の惑星はデビッド=リンチ監督のパトリック=スチュワートが出てた1984年版がかろうじて記憶に残ってる程度の無名コンテンツですが、北米だと何回も映画化されててテレビシリーズもある人気コンテンツなのです。本作もあの名作の劇場版を豊富な予算でドゥニ=ヴィルヌーヴ監督が作るぞって受け取られ方してます。

確かに予算かけてるだけあって映像は美しい。SF的解釈も素晴らしい。素晴らしいんだけど群像劇的には薄っぺらくて日本でウケる要素が弱い気はしました。ガンダムの劇場版よりも群像劇要素が薄いというか、メインストーリーだけ追ってるダイジェスト版のようです。

要は話を単純化しすぎ。冒険を避けてわかりやすく作ったスターウォーズ第一作ですらここまで単純ではなかった。
まあ有名な話だからそこらへんは観客が予習して来いってことかな。見せ場だけ抜き出して緻密に演じる、歌舞伎の名場面みたいな構成なのでしょう。

上場の興行成績をあげて第二作の製作はもう決定しているとのこと。楽しみです。

2021/11/3 Wednesday

神在月のこども

Filed under: - dekaino @ 23:14 このエントリをはてなブックマークに追加 腑のはてなBookmark被リンク数

神在月のこどもを観ました。出雲を舞台としたアニメ映画です。日本につたわる神々が10月に出雲に集まる神在月の伝承の話です。
主人公の処女は韋駄天の末裔で、代々の韋駄天の末裔が毎年10月に馳走と呼ばれる食材を集めて宴の場に届ける習わしだそうな。そもそも韋駄天ってインドの神様で日本の神々とは関係なかろうになあ。仏教伝来とともに日本に韋駄天が伝わる前の神在月の宴ではどうしてたんでしょ??

ストーリーはかなりいい加減で、昔の24時間テレビの手塚アニメみたいなスケジュールが足りない中とってつけたようなストーリー進行が映画クオリティに達してない感じ。柴咲コウなどの有名どころの女優、蒔田彩珠とか旬の女優を声優に採用している割にはショボい出来なのです。亡くなった主人公カンナの母が先代の韋駄天だったわけですが、カンナと母の過去の記憶シーンがじゃんじゃん入って涙を誘う方向にもっていきたいのだろうけどなかなかキツい感じです。

特に終盤はいきなり宗教色が濃くなってしまって、幸福科学の映画よりも宗教観がアツい印象です。コレ誰得の映画なのだろう?

神の眷属というか妖怪の類の白兎とか夜叉とかキャラの造形が可愛いといえばかわいいんですかね? そういう意味で作画はいい出来の映画です。

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