でかいの日記帳

2018/6/30 Saturday

ニンジャバットマン

Filed under: - dekaino @ 14:02 このエントリをはてなブックマークに追加 潟吾c海里呂討Bookmark被リンク数

ニンジャバットマンを観ました。これはすごいアニメですよ。バットマン世界の悪役の魅力が存分に出されています。
ゴリラ・クロッド
ゴリラ・クロッドがクール過ぎてしびれる。

なぜかバットマン一味に従い戦うコウモリ衆。この芝居がかった戦国時代は横山光輝成分がかなり混じっている気がします。闇の土鬼とか赤影のようなケレン味のある善玉とバットマン世界のヴィラン総出演の超豪華な戦いが燃えます。最後の城ロボ大戦がグレンラガン味あふれてます。

上映スクリーン数が非常に少ないのが残念ですが、最近は口コミでロングランする戦略もあるようなので、中続きすることを祈ります。

キャットウーマンとハーレ・クインのキャットファイトも存分に見られます。
とにかくハーレ・クインがはじけすぎてて素晴らしいバットマン映画です。

2018/6/29 Friday

焼肉ドラゴン

Filed under: - dekaino @ 7:25 このエントリをはてなブックマークに追加 取眼海里呂討Bookmark被リンク数

焼肉ドラゴンを観ました。大人向けリアルな じゃりン子チエ みたいなものです。
焼肉ドラゴン
ただ、見た目ほど話はリアルではありません。焼肉店の中の話ばかりやって近隣の話が出てこないのです。特に3人の娘と1人の息子、この子供たちの同世代の街の住人がまったく出てこないんですよね。一緒に街で育った同世代の友人たちとの絡みがまったくないのはあまりにも不自然で、これが小説だったらまだ流せるのだけど、映像として説得力があるセットの中で、ナレーションも「子供たちの歓声が絶えない」とか言ってるのに、顔がある形では出てこない街の子供たち。シナリオの重大な欠陥としか思えません。

時生(ときお)君も同年代の同胞とちゃんと話ができていればあんなことにはならなかったと思われるし、正直無理があります。

個人的には桜庭ななみは大人になったなぁと思いました。胸以外は細くなった。
まあそれは置いといて昔こういう人たちがいたよねって安全な立場から見下ろす視点であれば、泣ける感動作なのかもしれません。森友学園疑惑の土地とかそういう流行りの話題でもありますね。
そういう文脈で興行的にはいい成績を出しそうな作品です。

メイズ・ランナー:最期の迷宮

Filed under: - dekaino @ 7:10 このエントリをはてなブックマークに追加 <ゃ冴祉潟:菴桁のはてなBookmark被リンク数

メイズ・ランナー:最期の迷宮を観ました。シリーズ最終作です。もはや迷宮も迷路も出てきません。ちょっと回想シーンで出てくるだけです。原題はMAZE RUNNER: THE DEATH CURE。ゾンビ化する病気を治す薬をめぐっての話となります。

広げ切ったお話をどううまく畳むか、そこが見どころとなります。
前作を観てない人にはちょっと楽しめないかも? そういう人向けの説明は全然足りません。
悪い女テレサがどうなったか、そこに興味がある人向けです。

最後のオチの納得感も薄いですね。いかにもハッピーエンドっぽくしてますが、結局WKCDは全然要らなかったし、過去の歴史通り疫病が流行っても免疫を得た少数派が繁栄して多数派になるだけのお話であります。
ディズニーだったら劇場作品の後日談として発売されるDVD系の作品。

2018/6/28 Thursday

空飛ぶタイヤ

Filed under: - dekaino @ 6:26 このエントリをはてなブックマークに追加 腥咲吟帥ゃい里呂討Bookmark被リンク数

空飛ぶタイヤを観ました。三菱自動車をモデルとした池井戸潤の企業小説の映画化です。もちろん三菱の名前は直接は出てきませんが三菱そのものです。

同作者の半沢直樹シリーズとは違ってリアルな描写ではっきり言って爽快感はないです。何も罪のない人が死んでるわけですから「三倍返しだッ」で済むわけはなく、たいへん後味が悪いストーリーです。

予告編でディーンフジオカが「リコール隠しではないか」と吠えてますが、彼がやってる役は善玉ではないのです。むしろほぼ悪役に近いところ。彼は被害者のことを思ってリコール隠しに怒りを感じているわけではなく、数年前にリコール隠しがばれて売上低迷している状態でまたリコール隠しが明らかになったら会社が潰れると言ってるだけなのです。

欠陥を隠せと指示していた悪い役員は最後にはディーンフジオカのリーク情報で失脚しますが、それは正義の心というよりは待遇が気に食わなかったからというのが大きく、もし彼が待遇に満足していたなら悪事が露見することはなかったと思われます。まさにガンダム0083のシーマ様的ダークヒーローです「故あれば私は寝返るのさ」シーマ様は死んじゃうけど、ディーンフジオカはのうのうと生き残るのです。

中小企業の運送会社も疑いが晴れたからと言って楽になるわけでもなく被害者が生き返るわけでもなく自己の時のドライバーの心の傷も言えるわけでもなく、非常に後味が悪い中にサザンが歌う主題歌が流れるというキビシさに耐えられるか修行のような映画です。

三菱グループのクレーム対応と言えば元ニコンの川田茂雄氏の著作「社長を出せ」が有名です。本の記述によると、当時の三菱グループのクレーム対応の最優先事項は社長とか本部長とかライン上の雲の上の人を顧客から守る、少なくとも絶対に会わせないというもの。だからこそ一番困るのが「社長を出せ」と要求する客であり本のタイトルになるわけです。
普通の民間会社では偉い人って対外的に謝罪することも仕事のうちなんですけどねぇ。
そういう点で三菱カルチャーが学べるドキュメンタリー的作品です。

2018/6/23 Saturday

恋は雨上がりのように

Filed under: - dekaino @ 20:51 このエントリをはてなブックマークに追加 筝のはてなBookmark被リンク数

恋は雨上がりのようにを観ました。女子高生が中年のおじさんに惚れちゃう話です。ロケ地が横浜なんでけっみう見慣れた風景が出てきます。青年誌の漫画が原作ですが未読です。ストーリーは原作のダイジェストで代々忠実らしいのですが、キャラ造形は役者の関係でちょっと違うらしい。特に主役のあきらは演ずる小松菜奈とはちょっと違うタイプのように思えます。見つめてたらにらみつけてると誤解されるくらいに男受けに疎いはずなのに小松菜奈だとそういう感じがしないです。ツンとデレのツンがツンになっていない感じ。あれじゃおじさんメロメロになっちゃいます。大泉洋がうまく演技してますが相当に危うい。でも興行のことを考えると真におじさん受けしなさそうな女優を主役にはできないだろうなぁと思いました。

2018/6/16 Saturday

デッドプール2

Filed under: - dekaino @ 21:17 このエントリをはてなブックマークに追加 若2のはてなBookmark被リンク数

デッドプール2を観ました。ヒットした前作の続編です。

今度は忽那汐里が電撃娘ユキオとして出場です。
ティーンエージ レズビアンペア
ハーイと言って笑ってるだけですが、とりあえずネガソニックの恋人という設定です。

本作のラスボスはミュータントとか異能力者ではなく普通の人間です。わかきミュータントを育成する学校の校長が心が狭い困ったやつなのよって話。ティーンエイジの一部にはグサッと刺さるストーリーですね。
ここらへん日本の漫画アニメでヒットしてるヒーローアカデミアにも近い設定で、才能ある若き少年がヒーローとなるか悪の道に堕ちてヴィランになってしまうのか、瀬戸際の話です。
他にもマーベルワールドからいろんなゲストキャラが出てきて多彩なアクション映画になっています。

前作ではちょっとハッピーになったデップーでしたが、今回は冒頭から不幸のどん底に落とされます。
もう作中ずっと「死にたい 死にたい」言い続けるデップー。うざいことこの上なし。
その彼が少年の心を救い自分の心を救うまでのストーリーが本作のキモなのです。
まぁそんな細かいことは気にせずに楽しむのが正しい鑑賞方法だと思います。続編の3も出てきそうな勢いですね。

犬ヶ島

Filed under: - dekaino @ 20:56 このエントリをはてなブックマークに追加 九涯のはてなBookmark被リンク数

犬ヶ島を観ました。日本にある犬を廃棄するための島「犬ヶ島」を舞台にした人形アニメです。
犬ヶ島
ものすごく政治的に風刺をこめられた映画なのですが、公開した時期が悪いのか、今の日本の政治はフィクションを超えたカオス状態にあって、インパクトは希薄になってしまいました。まぁそれでもキツい味付けではあるのですが。

詠出は舞台演劇にちかいカット割りが多く、各シーンはカメラ固定が基本な絵作りです。
色彩も暗めで古色を出そうとしています。少しおどろおどろしい感じ。でも適度にギャグが挟まれて話そのものは暗くはありません。
犬たちは人間とは言葉が通じないが犬同士は普通に会話する世界観で、なかなか面白かったです。
娯楽というよりは芸術志向の映画ですが、強気の宣伝してますね。売れるといいけどどうかなぁ? というくらい芸術色の強い映画です。

2018/6/2 Saturday

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇

Filed under: - dekaino @ 22:35 このエントリをはてなブックマークに追加 絎絎ゃ2202 紕/膃篋腴 膀のはてなBookmark被リンク数

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち/第五章 煉獄篇を観ました。ヤマト2202の5作目です。

今度はデスラー総統の過去が明かされます。デスラー家は代々ガミラスの指導者を輩出する貴族みたいな家でいろいろ親族がいたようです。またガミラスが覇権主義に走り地球に隆盛爆弾を落とした理由も明かされます。
白色彗星が地球圏にまでやってきて衝突必至というところまでで次回に続く…
まあ、そういうヒキで終わらせないとね。次は11月らしいです。

ガミラス星については次元断層の技術を使えば延命できるんじゃないかなぁと思ってします (実はネタバレ?)

2018/6/1 Friday

のみとり侍

Filed under: - dekaino @ 20:33 このエントリをはてなブックマークに追加 帥箴のはてなBookmark被リンク数

のみとり侍を観ました。R15指定というレーティングですが別に大したことはないです。つーか寺島しのぶ守られ過ぎでしょ。若い頃はもっと過激に脱いでた気がするのだが…

越後長岡藩の感情型の藩士がお殿様の怒りを買って「のみとり」つまりは男娼として生きるというお話。国元ではなくて江戸でのみとり屋をやるのです。奇しくも田沼様が老中やってる時代、賄賂が横行しつつも景気が良い江戸の市中では男娼も職業として成立していたのです。

本作は時代小説が原作ですが、確かによくできています。出てくるキャラクターが見たままのものではなく裏があります。この裏が見える瞬間が大変面白いです。

それにしても寺島しのぶは剣客商売では田沼公の妾腹の娘だったのに本作では田沼の妾訳をこなします。貫禄がついたと言ってもよいでしょう。また、主役の阿部寛は安定のコメディプレーヤー。はまり役と言ってもよいでしょう。

意外と時代考証が真面目にされていて感心します。ちゃんと眉沿ってお歯黒してる女性も出てきますしね。
時代劇が好きな人はもちろん、あまり時代劇を観たことがない人にもお勧めできる作品。

GODZILLA 決戦機動増殖都市

Filed under: - dekaino @ 7:50 このエントリをはてなブックマークに追加 GODZILLA 羆堺罘紜罧遵のはてなBookmark被リンク数

GODZILLA 決戦機動増殖都市を観ました。怪獣惑星の続編、全三部作の2作目にあたります。
三部作の2作目って決着はつけられないし、無茶な軌道変更もできないし、非常に難しい。スターウォーズの帝国の逆襲はむしろ例外的な出来の良さなわけです。ですが、それを差し引いても駄作臭はする作品です。

特撮番組の敵組織の、毎週一体ずつ怪人という戦力を逐次投入するから勝てない、一気に全員投入すれば勝てるのにって、戦略ミスが、本作でもとてつもなく感じられます。いやマジで もうちょっとちゃんとやろうよ。

最終作は キングギドラやモスラなど東宝怪獣大集合になるのは確実なのでそれだけが楽しみです。
正直本作はあらすじだけ読めば映像を観る必要はないかもしれません。映像にはセンス オブ ワンダー皆無です。

せめてメカゴジラ戦えよ

さらば青春、されど青春。

Filed under: - dekaino @ 7:15 このエントリをはてなブックマークに追加 育ャャのはてなBookmark被リンク数

さらば青春、されど青春。を観ました。そう幸福の科学の映画です。教祖大川隆法の宗教を始める前の青春時代をつづった自伝本の映画化らしいです。もちらんそんな自伝は未読です。
本作の見どころはそう! 元清水富美加の千眼美子です。千眼名義の初仕事であります。
千眼美子

教祖大川隆法の青春時代を演じるのは実子の大川宏洋です。

本作で語られる大川隆法の略史
 東大法学部に入学し、司法試験と上級公務員試験に失敗する。
 しょうがないから商社トーメンに就職 (東大法の就活先として商社は最底辺)。
 商社では幹部候補生としてニューヨーク駐在員や名古屋事業所で勤務。仕事しながら霊言本を出版する。
 30歳で退社。宗教団体立ち上げ。

こんな感じなわけで、このままやっても信者以外はありがたくも何もありません。
話にいろどりを添えるのが女性関係。3人の女性が出てきます。
1人目は東大時代に一目ぼれした同学年の女学生。ラブレターをがんがん出すもあえなくフラれ、しかもその女は司法試験に合格して法曹の道を歩みます。隆法 完全敗北。
2人目がニューヨーク駐在時代の同僚の金髪女。それとなく彼女の方から食事に誘われたりするも完全に無視してそのまま消滅。何やってんの? 間違いなくこの時点で隆法は童貞です。
3人目がお待ちかね 千眼美子が演じる商社OL。名古屋事業所で知り合い、こちらは食事したりデートしたりそれなりにお付き合いを進めます。それでもどちらかというと隆法君は完全に受け身、退社して宗教家として自立するときについて来いと言えず破局するというストーリーです。
まあ彼女視点で言えば将来の社長候補と思ってつきあってたら会社辞めて宗教家になる? ふざけんな! ってところだと思います。

1975〜1985年くらいを舞台とするのですが、時代を表す演出がすごいアナログかつ力技です。カネがあるっていいなぁ。いきなり東急のアオガエル電車に乗って通学ですからね。長野電鉄で貸し切りロケでもしたんでしょうか? 豪勢です。 ニューヨーク支社でもなぜか AppleIIeが鎮座するデスク。いやあ商社でAppleIIは使わんでしょ。そこはDECのビデオ端末(そうVT100とか)にしときなさいよ。カネはかかっているが暴走気味の時代演出は三丁目の夕日のアナログ版と言えるレベルです。

千眼美子は宗教にかぶれる描写はまったくなく、それどころか宗教から距離をとっている表現になっているので、幸福の科学色に染めずにピュアなイメージを維持したいというところでしょうか

主演 大川宏洋はたんたんと父 隆法を演じますが、正直 負け犬チックでしょぼい演技です。
そして悪魔を演じる時はものすごーく生き生きしています。マジで悪魔好きだよなぁ 宏洋。

史実では 千眼美子演じるOLをふった後、宗教団体の信者の女と結婚し、ぼこぼこ子供作ります。この人こそ宏洋の実母なのですが、なんと現在は離婚して教団を去っています。原因は父 隆法が若い女信者と浮気したから。離婚後に隆法はその浮気相手と再婚しております。
まあそういう事情があって、父の若い頃の女性遍歴を演じるとかやってられないですよね。

とにかく千眼美子はよかったです。それだけのために作品と言えます。

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