でかいの日記帳

2006/12/31 Sunday

神雕侠侶 Necoで先行放送

Filed under: - dekaino @ 18:04 このエントリをはてなブックマークに追加 腑箴箴 Necoу茵冗のはてなBookmark被リンク数

以前に書いた神雕侠侶の日本放送だが、12月30日にチャンネルNecoで先行放送された。

ノンスクランブルでNecoに契約してない人でもスカパーチューナーさえ持っていれば視聴可能でその代わりといっては何だが、異常に大きいテロップ入り。

テロップでかっ
なんじゃこれは!?

最近は地上波でも夕方ごろにやる番宣特番でこういうでかテロップ流行ってるけど、先行放送でコレはビックリ。本放送は2007年1月5日から毎週金曜日23時から2話ずつらしい。本放送の方はこんなでかいテロップは入らないと信じたい。

いきなり第一話からネタ満載なのだが、本放送まではblogには書かないこととする。

2006/12/29 Friday

鉄コン筋クリート

Filed under: - dekaino @ 11:58 このエントリをはてなブックマークに追加 潟括若のはてなBookmark被リンク数

鉄コン筋クリートを観ました。
原作はカルト的人気を誇る松本大洋の作品の中でもとりわけとんがっているマンガです。ハッキリいって一般人にはまったく受けず、クリエータ系やサブカル系で熱狂的に支持されるタイプの作品。

とにかくこういう作品を作りたいんだーって希薄が伝わってきます。手描き2Dアニメのある意味での最高峰であると思いますが、マニア度の低い一般人が見ても置いていかれること請け合いです。宗教的というかスプリチュアルな要素も満載で、エロもグロもばっちりあります。

正直、子供にみせちゃいけない類の映画なんで、正月に子供を連れて行ってはいけませんマインドゲームを受容できる人だけが観るべし。

2006/12/28 Thursday

スキャナー・ダークリー

Filed under: - dekaino @ 10:26 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻c若祉若爾里呂討Bookmark被リンク数

スキャナー・ダークリーを観ました。これは名作。
スキャナー・ダークリー

フィリップ=K=ディック原作の麻薬捜査官の話です。ロトスコープといえばアニメ版指輪物語ですが、本作もロトスコープを駆使したアニメ作品です。珍しい表現手法ですが映画が始まると案外すぐに慣れてしまいます。ロトスコープを使うのは伊達ではなく、この作品を表現するのに最適な方法だと断言できます。

観客にとってもキャラクターの顔がよくわからなくなってくる効果がすごい。肌の質感などが切り捨てられることにより、最近のアニメのように髪の色や髪型、服装や声でしか判別できてないような不安な感覚に襲われます。もし本作品のキャラクターが髪形を変え服を着替えメガネでもかけられたら、同一人物と同定することは困難でしょう。
また、麻薬による妄想の表現もすばらしい。パプリカの精神病患者の妄想表現と並んで、二大妄想芸術作品といえるでしょう。
ジャンキーどもが繰り広げるサラリーマンNEOとか東京イエローページのノリのコントがまたおかしい。シュールさは東京ゾンビに匹敵します。

ネタバレはしないように気をつけて書きますが、「アルジャーノンに花束を」のように心が温まると同時に冷めていくような、優しくて怖い作品です。

伝えたいメッセージは明確にクスリはヤバいよ。やめようぜ by ディック ということです。

エラゴン

Filed under: - dekaino @ 9:44 このエントリをはてなブックマークに追加 眼海里呂討Bookmark被リンク数

エラゴンを観てきました。原作は10代の少年が書いたベストセラーファンタジー小説だそうですが、読んでません。

はっきりいってスターウォーズ第一作のパクリみたいなストーリー。人間関係とか話の展開がそのまんまです。あーこの人がオビワン相当で、この女がレイア姫? みたいな感じで容易に推測できます。

ドラゴンの表現はさすがILMという出来栄えですが、小説に出てきたイベントをすべて映像化してみましたみたいな感じのつくりで、あまり映画らしくないです。特に時間経過感覚が映画っぽくない。ちょっと駄作臭がします。

ダースベイダーは死んだけど銀河皇帝は現在なので、いくらでも続編は作れそうですが、続編なんて企画通るのだろうか?! もしつくるならヨーダ相当がどうなるか楽しみです。

2006/12/27 Wednesday

TOHOシネマズの前振ムービー

Filed under: - dekaino @ 23:32 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO激冴若爾里呂討Bookmark被リンク数

最近109シネマズに行くのが多くて、TOHOシネマズはご無沙汰していたのですが、先日久々に行ったら上映前のマナームービー、携帯の電源切れとか前の席を蹴るなとかいうやつが、鷹の爪団バージョンに変わってました。
鷹の爪団
(実際は吉田君こんなこと言いません)

はっきり言ってTOHOシネマズの前振ムービーはかなり退屈でしたが、かなり面白くなったと思います。

過去の順位: ワーナーマイカル > MOVIX >> 109シネマズ >>>>> TOHOシネマズ
新しい順位: TOHOシネマズ > ワーナーマイカル > MOVIX >> 109シネマズ

2006/12/23 Saturday

首藤剛志のコラム

Filed under: - dekaino @ 0:37 このエントリをはてなブックマークに追加 薤ゅ綽潟のはてなBookmark被リンク数

アニメ脚本家としてはカリスマ級の首藤剛志がアニメスタイルにて週1でコラムを連載している。コラムの名前はシナリオえーだば創作術。一応シナリオライターになりたい人のための指南コラムみたいな企画らしいのだが、ほとんど首藤氏の昔話語りとなっている。

首藤氏の文章は毒舌というか直球ストレート過ぎるきらいがあって、読んでる方がドッキリさせられます。
たとえば第80回のようこそようこの話で

おまけに、ようことリンクしているはずの実物の歌手、田中陽子さんの人気もぱっとしない。

ちょっとこれは思ってても言っちゃダメだろ? 確かに彼女は人気なかったし、それ以前に仕事に対してやる気がなくて、結局ホリプロをクビになったわけだが、それにしてもストレート過ぎ。

他にも第60回のミンキーモモのパロディ漫画誌(今風に言うと二次著作)を描いた作家について

その作家の方は、後にプロになった……というより、と学会(トンデモ本学会)でよくその名を見るようになった。

ぉぃぉぃ それイヤミにしか聞こえないっつーの。一応は眠田直(みんだ★なお)ってプロ漫画家のはずだ! だよね? 最近の絵の仕事はイラストやカット描くだけしか見ない気もするが…

なんつーか正鵠を射ているだけに、ストレートな物言いがダメージでかいのだ。これからも首藤氏にはどんどんストレートで攻撃的な失言(?)を期待します。

ここち湯 値上げ

Filed under: - dekaino @ 0:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ≧康 やのはてなBookmark被リンク数

以前に日記に書いたここち湯に今日行ってみたらいつのまにか値上げしてた!!

平日: 600(会員)/650(一般) → 700(会員)/750(一般)
土日: 650(会員)/700(一般) → 750(会員)/800(一般)

100円もupだよ 特に何か改装したわけでもないのに相鉄強気だ!

2006/12/22 Friday

ギボギボ90分!

Filed under: - dekaino @ 19:27 このエントリをはてなブックマークに追加 90!のはてなBookmark被リンク数

ギボギボ90分!
と学会のギボギボ90分!を読みました。
一世を風靡した霊能占い師 宜保愛子のおそるべき教養とリサーチ能力について徹底検証した本です。

要は、よくある中小企業の社長が頼りにするタイプの占い師。調査可能な事柄であれば難なく的中させてしまう占い師。手品師よりは黒いが詐欺師よりは白い灰色トリックスターです。
某 太木数子のような押しの強さだけが売りの任侠団体の姐さんだった占い師とは格が違うのです。

また図書館の偉大さを再確認できる本でもあります。

2006/12/21 Thursday

てくてくエンジェル

Filed under: - dekaino @ 8:14 このエントリをはてなブックマークに追加 潟吾сのはてなBookmark被リンク数

NintendoDS用のてくてくエンジェルが本日発売される。
てくてくエンジェル

マスコットキャラが誰かに似てないか?
宇多田ヒカル?
ぜひ彼女にCMやって欲しいね。つーか広告屋は絶対に考えついてそう。でもアプローチかけたけど丁重にお断りされたって勝手に想像しちゃいます。レコード会社も今ちょっと大変な時期だしね。いやーでも新曲営業も兼ねてやっといた方がいいんじゃねえの? 惜しいなぁ…

2006/12/19 Tuesday

西野妙子 on 地獄少女

Filed under: - dekaino @ 8:09 このエントリをはてなブックマークに追加 茱翠絋絖 on 亥絨絅海里呂討Bookmark被リンク数

地獄少女 実写版に西野妙子が出てた。最近事務所変わって活動が活発になっているらしい。西野妙子ももう30才か。小室ファミリー加入で無駄に芸能人生足踏みした感じ。

丸顔
30になっても丸顔。

低身長
そして明らかに岩田さゆりより一回り背が低い。

結婚式
喪服
結婚式シーンと葬式シーンが同時に見られるのも地獄少女ならではでしょうか? ちなみに実写版では初めて呪い殺さなかったゲスト主人公でした。

2006/12/11 Monday

007/カジノロワイヤル

Filed under: - dekaino @ 22:53 このエントリをはてなブックマークに追加 007/吾ゃゃのはてなBookmark被リンク数

007/カジノロワイヤルを観ました。

00(ダブルオウ)番号をもらったばかりのジェイムズ=ボンドって設定ですが、時代は現代2006年です。今回からダニエル=クレイグがボンド役。えらいマッチョなボンドです。とにかく筋肉でピンチを切り抜けていきます。やはり若いうちは道具には頼らないってことなのか? ボンドカーも出てきますがあっけなくドカー!!!!

終わったようで、いつまでも終わらない昔の007映画を彷彿させる懐かしい作り。アクションはとにかくすごいですが、メッセージ性はゼロ。ひたすらエンターテイメントに徹した映画です。

2006/12/2 Saturday

エンロン:巨大企業はいかにして崩壊したのか?

Filed under: - dekaino @ 22:47 このエントリをはてなブックマークに追加 潟:綏紊т罐經紕?のはてなBookmark被リンク数

映画「エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?」を観ました。
観た劇場は豊洲のユナイテッドシネマ、あのららぽーと豊洲に入っているシネマコンプレックス劇場です。ららぽーと豊洲はマスコミでさんざん報道されていて、さぞやだだっ広い超大型商業施設なのかなと思いきや、案外小さいこじんまりとした施設でした。まぁ考えてみれば有楽町線で銀座まで10分って立地になんだからわざわざ気張って商業施設を作る必要もないってことですね。

映画の話に戻すと、これは2001年頃に破綻で大騒ぎになった米エンロン社のドキュメンタリ映画です。あのSOX法ができたのもエンロン破綻のせいですから、日本もかなりの影響を受けていると言えます。
結果論で言えばエンロン幹部はひどいことをしたわけですが、なぜそうなったか その原因やプロセスを解き明かそうと努力しています。
ブッシュJr大統領と密接な関係があったこともわかっているのに2004年の大統領選ではたいした争点にもならず楽々と再選を決めたあたりがアメリカの政治の面白くかつ怖いところです。やはりエンロン事件で損した人っていうのは政治力学的に見てマスではないってことなんでしょう。

アメリカのなつかしい音楽と政治が好きな人におすすめ

パプリカ

Filed under: - dekaino @ 22:36 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

今敏監督の最新作パプリカを観ました。筒井康隆の同名小説の映画化です。
映像的には大変すばらしく、筒井風のキチガイ描写をうまく映像化したと思います。話はとっちらかって、最後まで観ても結局夢(ゆめ)か現(うつつ)かハッキリしないまま終わりますが、まぁそこは味ということでしょう。理性的に考えたら非常につまらないオチしかありえませんから。

平沢進の音楽に身をまかせて極彩色の映像にトリップするのが正しい鑑賞法だと思います。

2006/11/30 Thursday

実相寺監督 死去

Filed under: - dekaino @ 22:42 このエントリをはてなブックマークに追加 絎後榊g 罩糸サのはてなBookmark被リンク数

昨日実相寺昭雄監督が亡くなりました。癌だそうです。
つい最近まで精力的に作品を撮っていたのに驚きです。
昨年観た姑獲鳥の夏が最後の長編映画となってしまいました。残念です。

合掌

2006/11/26 Sunday

こたつ

Filed under: - dekaino @ 10:17 このエントリをはてなブックマークに追加 い里呂討Bookmark被リンク数

こたつ出したぜ ぬくぬくー
今年は11月に出してしまった。軟弱になったものよのう…
しかしこたつは幸せだ 抜け出せない魅力を持つ魔物だ

2006/11/23 Thursday

Children of Men

Filed under: - dekaino @ 12:36 このエントリをはてなブックマークに追加 Children of MenのはてなBookmark被リンク数

Children of Menを観ました。原作は同名のSF小説。ハヤカワから「人類の子供たち」という題名で和訳本が出ています。

劇場版の公開時邦題は「トゥモロー・ワールド」。はっきりいってダサ過ぎます。もうちょっと考えてほしい。字幕も戸田奈津子大先生なので専門用語やダジャレ系にかなり難あり。まぁストーリー上重要なダジャレはないから問題は少ないのですが、戸田女史の偏執狂的なダジャレ嫌いは何とかならんもんでしょうか?

日本の配給会社(東宝東和)の事情はともかく、映画の方はカナリいい出来です。古くて新しい感じがします。従来のハリウッド映画ではありえないリアリティがあります。
特に市街戦のシーンは熱い! まさに従軍報道カメラが身体を張って撮影してるノリがすごい。美術・音楽もヒッピー文化や20世紀のモダンアートまで取り入れててかなり面白い。
そしてストーリー展開がすごい。ハリウッド展開に慣れているとかなり驚きます。

なんていうか、富野由悠季がこの映画みたら、先を越されたって悔しがると思います。人類の未来、赤子、戦争をやめられない愚かさ、などトミノ臭いテーマのオンパレードです。女の方が男より元気そうなところもトミノ臭い。

SF的なセンスオブワンダー感はほとんどありませんが、奇妙なほどリアルあふれた映画です。そしてハッピーエンドのように思えて、よく考えてみれば何も解決しておらず、相変わらず未来は暗いままというあたりがVガンダムに通じるトミノ節っぽさを感じます。

P.S. ABC殺人事件のBの街だったBEXHILLって地名が出てきてなんか懐かしかった。確かに海に面した街だった

2006/11/19 Sunday

ナチョ・リブレ 覆面の神様

Filed under: - dekaino @ 9:53 このエントリをはてなブックマークに追加 с祉 荀≪腑罕のはてなBookmark被リンク数

ナチョ・リブレ 覆面の神様を観ました。

メキシコの修道院で育って今は食事係をやっているナチョ(本名イグナシオ)がこっそりプロレスラー(ルチャドール)として試合に出て、ファイトマネーを孤児たちの食事代にするという話。ストーリー展開は香港カンフー映画そのまんまです。なぞの特訓シーンもあるし。木人の代わりに牛が相手だけど…
メキシコという設定だけどアメリカ映画だからみんな英語を話します。スペイン語が話される頻度は蒼天の拳で出てくる中国語(にいいちんすら)と同程度で、ほとんど出ません。

メキシコプロレスが好きな人にはたまらない映画です。

2006/11/14 Tuesday

父親たちの星条旗

Filed under: - dekaino @ 12:34 このエントリをはてなブックマークに追加 区Κ<≧のはてなBookmark被リンク数

父親たちの星条旗を観ました。クリント=イーストウッド監督の硫黄島プロジェクト第一弾です。
デーモンたちの星条旗

有名な硫黄島に星条旗を立てる兵士達の写真。
20世紀前半のラジオと新聞と固定電話があるが、テレビも携帯電話もインターネットもなかった時代、戦意高揚のために行われたメディア戦略が面白いです。
ナチスがドイツ国民に熱狂的支持されたのも、ラジオ放送と新聞によるプロパガンダの賜物と言われているし、なかなか興味深い現象です。
現代の米国の戦意高揚キャンペーンを冷ややかに皮肉っている意図も感じられますが、基本的にはドキュメンタリータッチでラッキーかつアンラッキーな写真に写った兵士達の半生を描いた映画です。完全に米国視点で描写されていますが、米国賛美ではありません。

衛生兵の息子がストーリーテラーとして出てくるのですが、彼は続編の硫黄島からの手紙にも出てくるのかな? 戦場で失踪したイギーの件などいろいろ伏線もありそうです。硫黄島からの手紙もぜひ観たくなりました。

2006/11/12 Sunday

デスノート the Last name

Filed under: - dekaino @ 21:48 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻若 the Last nameのはてなBookmark被リンク数

デスノート the Last nameを観ました。もちろんデスノート前編の続編で完結編です。

原作では終盤グスグスになるのですが、きっちり話の決着をつけてくれます。つっこみ所はいろいろあるのでしょうが、原作よりよくできているのは間違いありません。

つっこみ所その1としては、ミサミサの記憶力がしっかりしててLの本名を覚えていればまったく問題なかったはずなんだけどね。つーか知り合ったばかりの彼氏の交友関係についてなんて、興味津々なのが女の本能だと思うのだかどうだろうか? しかも名乗りと本名が一致してなきゃ絶対覚えてるだろ!
まぁこの点は頭の良さと容姿は反比例するの法則を適用すればOKかもしれない。

その2は、デスノートの贋作をそんな短期間に作れるのかという問題。そりゃ無理だろ。手に触れるペーパーアイテムってホンの些細な差でもすぐわかるものだ。もしこんなことができる技術があるなら偽札作れます。

それから死神はノートで人を殺すことにより、他の人の寿命を延ばしてしまうと砂になって死んでしまうという後付設定。これじゃ死神はおいそれと人を殺せなくなってしまうよね。将来に渡ってただ一人の他人の寿命を縮めていない人間などいるのだろうか? 死ぬ直前の人間くらいしかいなさそう。でもそれじゃたいした寿命が吸い取れないし、どうなっているのかね??

いろんな論理的ほころびが見え隠れしてはいるのだが、それでも楽しめると思います。
ちなみにレムが女性型って設定はなかったことになってます。

2006/10/28 Saturday

THE SENTINEL

Filed under: - dekaino @ 15:07 このエントリをはてなブックマークに追加 THE SENTINELのはてなBookmark被リンク数

ザ・センチネル/陰謀の星条旗を観ました。「陰謀の星条旗」というのは邦題のみの副題。この副題をそのままタイトルにする勇気はないんですかね。センチネルってカタカナ語として定着してないし、わざわざつけなくてもいいような気はする。

話はFOXらしいというか、24そのものって感じ。ただし、猪突猛進で単独行動しまくりで誤解されまくるジャック=バウアー的な役どころをマイケル=ダグラスがやり、ジャック=バウアー役やってるキーファー=サザーランドが、それを追い詰める役を演じているところが違います。

なんとなく、キーファー=サザーランドが頭がいいように見えてしまうのが不思議。つーかジャック=バウアーが馬鹿すぎなんだよね。普通考えたら当たり前の行動をしているだけで、すごい切れ者のように見えてしまうくらい、幸か不幸か、お馬鹿な役のイメージがこびりついているってことですな。

ストーリーは普通のアクションもので、とりたててすごいところはありません。ただ、観光案内的にワシントンDCの名所の映像がたくさん出てくるので、ワシントンDCが好きな人にはたまらないでしょう。アメリカ人受けをかなり狙ってる感じ。

アタゴオルは猫の森

Filed under: - dekaino @ 14:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪帥眼罍のはてなBookmark被リンク数

アタゴオルは猫の森を観ました。ますむらひろしのライフワークともいえるアタゴオルシリーズのCGアニメ映画です。

世界観の説明はまったくなし。こういう世界なんだと頭から丸呑みするしかありません。いきなりダンスシーンで始まり、最後もダンスシーンで終わります。ダンスの動きは人間のダンサーに躍らせてモーションキャプチャーしてます。いまの時代でははっきりいって手抜きですね。猫キャラならではの動きらしいさはまったくゼロ。某ネズミーランドの着ぐるみダンスと同じで人間がかぶりものをして踊っているようにしか見えません。

話のテンポは速いというか、短い時間に詰め込みすぎな感があります。ヨネザアドなりアタゴオルなりのまったりした時間の流れを感じることはできないでしょう。最初から最後まで祭りみたいな時間の流れです。

平山あやがツキミ姫の声をやっていますが、ダンドーの優香以上にどうでもいい役で、ただいるだけでまったく重要性がない立ち位置が、大人の事情枠としてよく設計されていると感じさせます。つーか、育っちゃってオーラがなくなった子役をどうしてここまで面倒見るのか、ホリプロは本当に面倒見がよいプロダクションだなぁ。

2006/10/25 Wednesday

神雕侠侶 Necoで放送開始

Filed under: - dekaino @ 23:48 このエントリをはてなブックマークに追加 腑箴箴 Necoф冗紮のはてなBookmark被リンク数

チャンネルNECOblogによると、射雕英雄伝の続編「神雕侠侶」が2007年1月より放送開始されるそうだ。めでたい!

神雕侠侶
特設ページも製作中だ。

2006/10/23 Monday

screen-4.0.3

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 screen-4.0.3のはてなBookmark被リンク数

screen-4.0.3がリリースされた。
詳しくはscreenのススメを参照

2006/10/15 Sunday

夜のピクニック

Filed under: - dekaino @ 18:25 このエントリをはてなブックマークに追加 紊のはてなBookmark被リンク数

劇場版 夜のピクニックを観ました。
NHK名古屋制作の学校ドラマをすごく豪華なキャストでやった感じの映画です。エキストラの人数も尋常じゃない感じ。

恩田陸の世界観はうまく表現できていると思います。一応、学園を舞台にして謎解きをしていくミステリ仕立ての話なんだけど、ミステリじゃない視点でも十分楽しめる青春映画です。変に伝統がある(元旧制中学だったりする)県立高校にありがちなちょっと無茶だけど長く続いてる伝統だから許されてる的な行事が、確かにリアリティがあります。
救護バスが地元バス会社からチャーターしてるあたりもリアルだなぁ。ナンバーが・911なのはちょっとねらいすぎだけど…

キャストはかなり豪華なので子役好きな人にはたまらない映画でしょう。加藤ローサも出番が少ないながら大変美味しい役。鉄人28号ではいっぱいいっぱいって顔ばっかりしてた池松くんもローサの妹役で大活躍です。

すべての登場キャラは基本的に善人。悪意を持ったキャラは一人も出てこないです。ただみんな青臭いけどね。いかにもな青春映画に仕上がった良作。ただし恋愛映画の要素はほとんどありません。

2006/10/14 Saturday

魔法

Filed under: - dekaino @ 18:57 このエントリをはてなブックマークに追加 薛羈のはてなBookmark被リンク数

クリストファー=プリーストの魔法を読みました。
魔法

奇術師と同様、本作の原題もダブルミーニングになってます。"The Glamour"というもので、普通なら、大橋巨泉が言うところのボインちゃんと訳されるあのグラマーとカタカナ書きされるGlamourです。Glamourという言葉の語源はいろいろ諸説があるようですが、ラテン語の文法(grammar)の音便で魔法とか超能力を表す言葉らしいです。

ドラえもんの秘密道具にある石ころ帽子の効果を先天的に持つ人たちの話。独裁スイッチみたいなちょっと怖い話でもあります。

本作も同じ事柄を各登場人物の視点から見た記述を複数提示する手法をとっており、すべては事実ではあるけど立場によって意味が異なり、客観という神の視点からは人間はかなり遠い位置にいることを強く感じさせられます。

京極夏彦みたいな話やイギリスの都市伝説が好きな人には是非おすすめ。

2006/10/10 Tuesday

永遠の法

Filed under: - dekaino @ 8:21 このエントリをはてなブックマークに追加 羂檎羈のはてなBookmark被リンク数

アニメ映画「永遠の法」を観ました。宗教映画はパッション以来でかなり久々。

制作費をふんだんに使っているのか無駄に動きます。海の波をCGじゃなくて手描きしてるアニメが21世紀に製作されるなんて思ってもいませんでした。なんか予算を使い切るぞみたいな意気込みを感じる手間の割りにまったく効果がないシーン。東映アニメーションにとって美味しい商売なんだろうなぁ…

本作を観て幸福の科学の霊界世界観を初めて知ったのですが、うしろの百太郎の霊界とおんなじですね。これは大川隆法が百太郎からパクったのでしょうか? それともつのだじろうが取材したネタ元と同じ流れってことなのでしょうか? とにもかくにもつのだじろうって天才だよなぁと再確認しました。

世界観は百太郎ですが、登場人物は劇場版ドラえもんのような、のび太、しずか、ジャイアン(善人モード)、スネ夫、の4人。アメリカでも布教するつもりなのか人種比率に気を使い、白人、東洋人、黒人と割り振られてます。こいつらがエジソンの霊から作り方を教わった霊界電話(これも百太郎に出てた!)を完成させて、霊界を旅するというもの。
なぜか伝記になってそうな偉人たちがぼろぼろ出てきます。ヘレンケラー、ナイチンゲール、アインシュタイン、エジソン、松下幸之助などなど。しかしエジソンが科学の神ってのは変だ。エジソンは発明家で企業経営家で特許ゴロだけど、決して科学の徒ではないのに。

ヒトラーやニーチェは悪魔らしいです。ニーチェは神は死んだと言ったからなんだろうけど、ヒトラーはなぜ悪魔なのかな? 戦争に負けたから?? レーニンとか毛沢東はどうなんだろう??

謎の正義の巨大ロボが出てくるけど、なんかかっこよくないです。合体変形もできなさそう。

2006/10/7 Saturday

エラー図書カード その後

Filed under: - dekaino @ 14:30 このエントリをはてなブックマークに追加 弱恰吾若 緇のはてなBookmark被リンク数

図書カード エラーの続きの話です。
エラーカードを送ってから1週間ほどたった頃、日本図書普及株式会社という社名入り封筒が自宅に届きました。
封筒

中にはこのような手紙が入ってました。
手紙

そして新しい図書カード(柄はピーターラビット)と図書カード用の封筒、書込み記録のレシート(?)2枚と、お詫びの印のつもりなのか栞(これもまたピーターラビット柄)がひとつ入ってました。
返ってきた図書カード
残額はどうやら382円だったようなのですが、新しい1000円のカードからわざわざ612円を引き落として残額382円としています。これって手作業でやってるのかなぁ?

2006/10/1 Sunday

wikipedia: デーモン(ソフトウェア)

Filed under: - dekaino @ 19:07 このエントリをはてなブックマークに追加 wikipedia: 若≪(純с)のはてなBookmark被リンク数

wikipedia日本デーモン(ソフトウェア)を修正加筆しました。

先日調べたところ、2006年7月25日版では

ここ以降の文章はGNU Free Documentation Licenseで保護されます

現状のUNIX系システムでは、initの子プロセスになっているかどうかに関わらず、バックグラウンド動作するプロセスをデーモンと呼ぶ。
ここまでの文章はGNU Free Documentation Licenseで保護されます

いったいいつからそんなトンでもないことになったのか、かなりびっくりしてしまった。ちょっと調べてみたらコレは完全な誤訳でした。
英語版wikipediaDaemon(computer software)では、

ここ以降の文章はGNU Free Documentation Licenseで保護されます

In common Unix usage a daemon may be any background process, whether a child of init or not.。
ここまでの文章はGNU Free Documentation Licenseで保護されます

commonに現状なんて意味はないし、そもそもmayをちゃんと訳せよと言いたい。他にも制御端末についてまったく触れていないなど、かなり納得のいかない説明だったので、大改訂してしまいました。

改訂版デーモン(ソフトウェア)

ADSL回線障害

Filed under: - dekaino @ 18:57 このエントリをはてなブックマークに追加 ADSL膩絎海里呂討Bookmark被リンク数

今朝の午前3時から10時40分までADSL障害のため、でかいのネットのサービスが停止していました。現在は完全に復旧しています。

06:30 ネット回線が切れていることに気づく。ADSLモデムのADSLランプが長時間消灯→思い出したように短時間点滅→再び長時間消灯 を繰り返す
07:00 フレッツの故障受付に電話(0120-242751)。機械応答にロン音メッセージを残す
07:30 NTTからコールバック。状況を説明してエンジニアに来てもらうことになった
10:10 エンジニア来訪。30分くらいごそごそやって復活。どこかの接触不良らしい??
10:40 完全復旧

日曜なのにすばやい対応に感謝

2006/9/30 Saturday

X-MEN:ファイナルディシジョン

Filed under: - dekaino @ 10:26 このエントリをはてなブックマークに追加 X-MEN:<ゃc激吾с海里呂討Bookmark被リンク数

X-MEN:ファイナルディシジョンを観ました。
これはいいです。X-MENファンにはたまらない良作。

なんたって、サイクロプスがあっけなく死ぬところがいい。しかも名誉の戦死ではなく、責任から逃避行した挙句、情に溺れてあっけなく死ぬというショボさが最高。やっぱサイクロプスはこうでなくっちゃ! 主役でリーダー的役割だったはずなのに、人気が出ずどんどん落ちぶれて、まったくいいところ見せられずに終わるところは、ガンダムSEEDデスティニーのシン・アスカを上回ります。

そしてパトリック=スチュワート演ずるプロフェッサーがかっこいいです。今回は出番多いしバリバリアクションします。まだ歩けた頃の回想シーンまであるのだ!

ウルバリンも最高!! ウルバリンの恋愛は絶対にバッドエンドでないといけない! まったくもってファンの期待を裏切らない展開です。ウルバリンはこうでなくっちゃ。決して幸福になってはいけない野獣なのだ。常にハングリーなウルバリンが素敵。

最後にはトミノ作品のように主要キャラが死ぬor再起不能となってしまうのですが、ちゃんと続編が作れるように予防線が張ってあります。しかも続編ができてもプロフェッサー役はパトリック=スチュワートでなくてもいい、むしろスチュワート以外じゃないといけないという素晴らしい伏線。これで制作が楽になるよ。スチュワートの出番は最後だからあんなに見せ場を作ったのかもしれないです。

2006/9/26 Tuesday

図書カード エラー

Filed under: - dekaino @ 21:02 このエントリをはてなブックマークに追加 恰吾若 爾里呂討Bookmark被リンク数

ガンダムエースを本屋に買いにいって図書カードを出したらエラーで読めなくて使えなかった。
エラー図書カード返信封筒
そしたらエラーカード返送用封筒というのをくれた。これで送り返すと磁気を入れ直してくれるらしい。すぐに封筒が出てきたからよくある事故なのかもしれないが、僕は初めて。なかなか面白い経験をさせてもらった。

2006/9/25 Monday

メンテナンス工事

Filed under: - dekaino @ 12:53 このエントリをはてなブックマークに追加 <潟潟劫轡篋のはてなBookmark被リンク数

急な連絡になりますが、本日深夜、NTTフレッツの設備メンテナンス工事のため、以下の要領ででかいのネットの全サービスが停止します。

           記
日時: 平成18年9月26日(火) 1:00〜4:00
停止範囲: mail wwwを含むすべてのサービス

2006/9/24 Sunday

CLICK

Filed under: - dekaino @ 13:34 このエントリをはてなブックマークに追加 CLICKのはてなBookmark被リンク数

CLICKを観ました。
むかしWWWが世間一般に認知され始めた頃、フジテレビの女子アナが「クリッククリック」とか言ってたけど、そんな感じのノリのお色気お馬鹿映画です。邦題の「もしも昨日が選べたら」ってのはイマイチ。そのままカタカナで「クリック」としない意気込みは買うけどね。たとえば「もしもキノウが選べたら」として、キノウを昨日と機能のダブルミーニングにしてみるくらいの芸が欲しいところです。

藤子F不二夫のドラえもんの初期に出てくる「独裁スイッチ」みたいな、すごい機能があるんだけど使うものを破滅させる恐ろしい秘密道具「真・万能リモコン」。A先生だったら笑うせぇるすまんに出てきそうなグッズ。これを入手した/入手させられた(?)男の人生の物語です。
かなりお色気度が高いので小学生の子供と一緒に見に行くと気まずい思いをすると思います。チャーリーズエンジェルよりお色気ギャグ度は高いです。たとえるならオースティンズパワーぐらいはあります。

ソニー資本の映画だけど、あまりソニーにはこびてないというか、逆に馬鹿にしてるような感じです。DVDをBlue-Rayにするようなことはしないどころか、AIBOを車に引かせて破壊します。Tivoとか他社製品もばんばん出てくるし。まぁTivoはもう北米では一般名詞なんだろうなぁ…

宣伝はあまりされてませんが、お色気ギャグだけではなく、しんみり泣けるハートウォーミングなところもあって、かなりいい出来です。お色気ギャグに抵抗がない人はおすすめ。

タイドラインブルー最終話

Filed under: - dekaino @ 12:57 このエントリをはてなブックマークに追加 帥ゃゃ潟惹腟荅韻里呂討Bookmark被リンク数

先日予告したようにキッズステーションで放送されたタイドラインブルーの真の最終話「第13話 兄弟」を観ました。
なぜか英語のタイトルは"Brother"、ここはどう考えても"Brothers“だろ! 英語圏への展開とか考えられてないのかな?

傷がないグールド

後日談的な話なので、目新しい展開は特にないです。確かに12話で放送を終わらせても問題ないのかもしれない。ただお宝映像的なものはたくさんあります。グールドが顔に大怪我する前とか。魏の国の偉い人は子供作りすぎとか。
エンディングには出てくるけど12話までの本編では使われなかったカットは、予想通り13話で使われました。あーなるほどーみたいな感じ。よっぽど好きでないなら、大金はたいてまで見る必要はないです。

日本以外全部沈没

Filed under: - dekaino @ 12:37 このエントリをはてなブックマークに追加 ユ篁ュ羃羃,里呂討Bookmark被リンク数

日本以外全部沈没を観ました。
日本沈没ではなくて日本以外全部沈没。小松左京のベストセラー小説をもとに筒井康隆が書いたパロディ小説の映画化です。はっきりいって草薙君の日本沈没よりずっと面白い。
ほとんどの部分が、細かい単位のブラックジョークなネタの寸劇をだらだらとつなげたもので、ある意味、歌舞伎のような伝統的なお芝居のような構成です。近代的な映画手法はあえて無視されてます。しかし、終盤のクライマックスまでは怒涛のようにストーリー仕立てのドラマが展開されます。メッセージ性は草薙君の日本沈没よりぜんぜん強いし、明確です。ただの娯楽映画ではなくメッセージも打ち出すあたりが、古きよき社会派映画だった昔の日本沈没を忍ばせます。

シャレがきついけど、かえってここまできついせいで、これを本気に受け取ってクレームつけたら、むしろシャレがわからない方が恥ずかしくなるという、開き直り効果があります。北朝鮮だってコレには文句つけられないだろうな。

河崎監督は美少女アイドルものにも(にこそ?)定評があるのですが、本策ではあえて美少女断ちしてストイックに笑いを追及しています。しかし電エースが出てくるのはびっくりした。ちょっとマニアック過ぎ。事前に下調べしないで観たのでかなり感動しました。クロマティ高校に出てきた宇宙エンジンゴリくらいビックリ!!
それに加藤礼次郎というなつかしい名前と絵柄も見ることができました。いやあ加藤礼次郎ってまだ生きてたんですね。はやくもう少しメジャーな世界に帰ってこいよ〜

2006/9/21 Thursday

奇術師

Filed under: - dekaino @ 13:05 このエントリをはてなブックマークに追加 絅茵絽のはてなBookmark被リンク数

クリストファー=プリーストの奇術師を読みました。
奇術師

原題は"The Prestige"。英辞郎によると名声、威信、信望、威光という意味の単語だが、いまは失われた原義で奇術、手品、幻術という意味があるそうだ。邦題もそれからとったもの。
19世紀末から20世紀初頭のイギリスおよびアメリカを舞台にしたSFです。
日記文学の形式で立場が違えば見え方も違うことを鮮やかに表現し、そして神の視点にいるはずの読者さえ騙されてしまう手法は、京極夏彦に通じるものがあります。
SFとしては古典的ネタであり、スタートレックのエピソードでも何度も出てくる類なのですが、膨大な時代考証の裏取りと表現の巧みさが読む人を圧倒する傑作です。

本作を原作とした映画が制作されて今度公開されるそうなので楽しみです。

千代田線乗入れロマンスカー

Filed under: - dekaino @ 12:50 このエントリをはてなブックマークに追加 篁g亥箙ャ潟鴻爾里呂討Bookmark被リンク数

神奈川新聞の記事より
千代田線乗入れロマンスカー きたー
MSE6000系
青系統のカラーリングってロマンスカー史上では初めてではないだろうか? 湯島から町田・相模大野方面へ運行という話だが、本厚木まで来てくれるのかな? まさか相模大野から江ノ島線に入って藤沢の方に行っちゃうんじゃないだろうな!? 不安だ…

2006/9/9 Saturday

タイドラインブルー13話 初放送

Filed under: - dekaino @ 10:29 このエントリをはてなブックマークに追加 帥ゃゃ潟13荅 冗のはてなBookmark被リンク数

昨年 地上波深夜枠とCS放送でサイマル放送された飯田馬の介監督のタイドラインブルー。すばらしい良作なのですが、最終話はDVD発売のみで、地上波でもCSでも放送されないというあのね商法の王道を行ってました。
その幻の真の最終回第13話「兄弟」がCSで初放送されます。12話から1年間待たされました!! 放送局はキッズステーションで、日時は9月18日20:30から、再放送は同日25:30からです。

初回放送がちょうどスーバーチャンネルのエンタープライズの最終話と重なってしまうのは何かの因縁かもしれません。私は再放送のほうで見る予定です。

劇場版 アキハバラ@DEEP

Filed under: - dekaino @ 10:02 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 ≪@DEEPのはてなBookmark被リンク数

劇場版 アキハバラ@DEEPを観ました。
アキハバラ@DEEP

テレビシリーズも別キャストであったらしいが、そちらは未見です。
基本的には往年の俺たちひょうきん族的なギャグ映画です。ストーリーで笑わすというよりは、演じる役者を直接いじって遊ぶノリです。登場人物の格好を見ればいかにもねらってます。

それにしても山田優はプロですね。何でも言われた通りやってます。メイド服も着ますが、インタビュー記事を読むと本人はカナリ嫌だったみたいです。モデル体型にメイド服は似合わないよなぁ…
でも山田優より寺島しのぶがもっとすごい。胸ぐり大きいタイトなミニスカスーツを着こなし、ブラジリアン柔術で山田優にマウントポジションとって肩を脱臼させる役です。いったいどこの誰が寺島しのぶの乳の谷間を太ももを期待しているというのか? 観客サービスではまったくありません。ただただ寺島しのぶ本人が嫌がる格好させて内輪で楽しんでるだけです。しかし寺島しのぶもプロ意識満点で淡々と演じております。

ストーリーの方は原作またはコミカライズ版に沿った話で別にどうということもない話です。リアリティはまったくゼロ。つーか、貧乏人に無料でサービスしたいんならオープンソースでクルークのコードを公開しておけば盗まれたってどうってことなかったろうにね。はやりのWEB2.0(私は嫌いな言葉だが)のWも知らない人が書いたとしか思えない陳腐な話です。

でもギャグはがんばってるのでひょうきん族ノリが好きな人なら楽しめると思います。

2006/9/7 Thursday

ユナイテッド93

Filed under: - dekaino @ 20:37 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ93のはてなBookmark被リンク数

ユナイテッド93を観ました。
911事件で唯一破壊目標にたどり着けずに墜落したユナイテッド93便のドキュメンタリータッチの映画です。いわゆる再現ドラマなんですけど、変な主義主張をいれずできるだけそのまま再現しようとした姿勢は好感持てます。実際は搭乗員乗客ともに全員死亡なわけで、あまり手がかりが残っていない中で、これが一番ありそうだなってところをがんばって再現してます。とはいえ、死ななかった人たちはちょっと好意的に描いてるかも。管制官とか軍人とか実際はもっと浮き足立ってたと思うけど、本作品ではかなり冷静です。

基本的に犠牲者に対する追悼以外のメッセージ性は皆無なので、観客は観たものを観たままに解釈するしかありません。作り手も観る側も911事件に対してどう立ち向かえばいいのか迷っているような映画です。

2006/9/4 Monday

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society

Filed under: - dekaino @ 0:00 このエントリをはてなブックマークに追加 紙紙 STAND ALONE COMPLEX Solid State SocietyのはてなBookmark被リンク数

攻殻機動隊の新作攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Societyスカパーペイパービュー(PPV)で観ました。略して攻殻SSS。視聴料は税込みで840円。かなり強気の価格設定です。
原則はCSのPPVのみの公開ですが、9月9日にテアトル新宿でやるオールナイトイベントで上映があるらしいです。

今度の新作は2時間弱のテレビ向け長編が1本でシリーズものではないです。世界観はテレビシリーズのSAC2に直接つながるもので劇場版とはちょっと違います。劇場版みたいにやたらに描込みがすごかったりはしませんが、テレビ用企画として見ればかなりのハイクオリティです。
少子化や高齢化社会がテーマのひとつです。まぁ流行のテーマなんだろうけど、少子化ってそんなに問題なのかな? 日本の人口なんて明治初期には4000万しかいなかったんだし、そこまで減ったって構わないと思うんだけどね。確かに短期的には年金問題とかで痛みがあるとは思うけど、何も考えずに人口増やすほうがむしろツケを未来に回すだけの愚行だと思う。日本の面積なり地球の陸地なりが広くなっていくわけじゃないんだから、強制しなくても人口が減るって国はすごい幸福な国なんじゃないかな。隣には一人っ子政策やっても人口増え続けてる国だってあるんだもんね。
まぁ攻殻機動隊の世界観ではネットは広大らしいので、余剰人口はネット世界に住まわせればいいのかも知れないね。

2006/9/2 Saturday

王と鳥

Filed under: - dekaino @ 12:58 このエントリをはてなブックマークに追加 薐イ里呂討Bookmark被リンク数

王と鳥を観ました。有名な「やぶにらみの暴君」のディレクターズカット版といえばいいのか完全版です。
古いアニメなのに今でも十分に楽しめます。鳥の飛び方がすごい古いスタイルなのは笑えますが、とにかく動きで見せようという姿勢が現代アニメとは違うなぁと感じさせられます。巨大ロボもかっこいいです。王様の王たる優雅な動きもいかにもおフランスな感じ。
やはりフランス第五共和国らしく王権は悪みたいな当たり障りのないテーマが描かれているようで、すごく毒があり風刺作品としても面白いのです。

宮崎駿うんぬんなんて宣伝文句は抜きにして一度観ても損はしません。サイの鐘がとってもカワイイ。

マスターオブサンダー 決戦!!封魔龍虎伝

Filed under: - dekaino @ 12:39 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻帥若泣潟 羆堺!!絨薛蘊篌のはてなBookmark被リンク数

マスターオブサンダー 決戦!!封魔龍虎伝を観ました。
近年の東映特撮ヒロインそろいぶみのアクション映画です。ノリは香港アクションものと思えば間違いなし。お約束のエンディングのクレジットが流れるときのメイキング集もついてます。

出演は、木下あゆ美(デカイエロー)、芳賀優里亜(555の真里)、永田杏奈(カブトの岬さん)、小松彩夏(実写セーラームーンのセーラーV[ビーナス])。ちょこっと秋山莉奈(アギトの真魚ちゃん)も出ています。まさに豪華絢爛。
椿隆之(ブレイドの剣崎クン)もでていますが、滑舌がしっかりしてるので最初はちょっとわかりませんでした。ダヂバナザーンとか言ってくれないと区別つかないっす。
そして大御所の倉田保昭と千葉真一が戦いまくります。バリバリです。映画の後半はこの二人がメイン。ヒロインたちはまさに壁の花です。
敵キャラの松村雄基はたいして戦いません。部下を使うか他人に憑依するだけ。ダメ出しだされたのかなぁ?

とにかくギャグありアクションありで面白いので、この手のが好きな人にはたまらないでしょう。ちょっと七人のオタクみたいな要素も入ってるかも。
しかし特訓がほとんど役になってないなぁ。まぁこれも香港アクションのお約束か!

2006/8/28 Monday

太陽

Filed under: - dekaino @ 7:31 このエントリをはてなブックマークに追加 紊修里呂討Bookmark被リンク数

太陽を観ました。
ロシア人のアレクサンドル・ソクーロフが撮った昭和天皇の終戦前後の心情をつづった映画です。ミニシアターランキングでは堂々の1位。かなり注目されているようです。

観た映画館は横浜のムービルです。以前にも書いたように、休館寸前のところを東急に救われた横浜老舗の映画館です。以前の懸念点だった「東急レクリエーションの映画鑑賞券が使えるか?」は解決しました。使えます。東急太っ腹だなぁ。営業形態は昔ながらのいつでも出入り自由、出ない限りは何回でも観賞可能です。シネコンによくある全席指定総入替制とは大違いです。たまにはこういう小屋もいいですね。上映ラインナップの方は本作のようなマニアックなものもやるようになってきたので、東口の109シネマズとの差別化を計っているのでしょう。

本題に戻って、太陽の話です。主演の裕仁天皇を演じるのはイッセー尾形。資料映像をおもっいきり研究したようで、まさに形態模写のような演技です。イッセーらしいといえばイッセーらしい。彼だけが何の先入観がなくても、昭和天皇だとわかります。
それに反しそれ以外の役は作劇上の役割でしかありません。キャストの役名も役職でしか出てません。侍従とか大臣とか米軍の将軍とか。
日本の首相も東条とは似ても似つかないどころか誰が首相なのかすらわかりません。御前会議に出てた誰かなんだろうけど。進駐軍の司令官もマッカーサーと似せようともしていないし、劇中に固有名詞で呼ばれることもありません。ただ General ってだけです。
つまり、ヒトラー〜最期の12日間のような綿密な取材の上に再現したドキュメンタリーではなく、ほぼ仮想戦記に近い想像の天皇像です。
おそらく日本側の資料を管理している人の協力をまったく得られてないのでしょう。リアリティさを期待して観たらガッカリすると思います。
イッセー尾形の演技以外リアルな部分はありません。イッセーにしても皇太子への手紙を現代仮名遣いで書いちゃいますから、時代考証的にはかなりぬるいのです。

東京空襲のシーンはハウルの城の空襲シーンのように生物的な飛行機の形をした化け物が爆弾を落とすという幻想的な表現でお茶を濁しています。

あと皇居(江戸城)の車両での出入りのシーンはミニチュアのジオラマを作って表現しているのですが、これがいい出来です。昔の円谷特撮のような精巧な出来です。エンディングのクレジットが流れるときに画面に出る上空から見たマットペインティングもいい味だしてます。

日本もこういう作品に資本参加するなり、資料を提供するなり出来ないと文化的にダメと言われてもしょうがないと思う。負の遺産を隠すだけではダメでしょう。

2006/8/27 Sunday

花田少年史 幽霊と秘密のトンネル

Filed under: - dekaino @ 8:51 このエントリをはてなブックマークに追加 援医綛翫 綛初腱絲潟のはてなBookmark被リンク数

花田少年史 幽霊と秘密のトンネルを観ました。

夏休み定番のちょっと怖いお話の映画。かなり出来がいいです。

映画は原作の設定をうまく活かしているが、いい意味でまったくの別の味になっています。舞台も都会の下町ではなくて瀬戸内海の港町に変更されてます。ロケ地は広島県忠海の風景がとにかく美しい。私も校庭のすぐ外が海になってるあんな小学校に通ってみたかった。
エピソードも小さい港町にありがちないわゆるショッぱい話を絡み合わせ感動を呼びます。ただ過去に戻るくだりは映像的には面白いんだろうけどちょっと安易過ぎかも?

俳優陣も巧い人ばかりなので安心してみていられます。

もっともすごいのは女子高生の幽霊役の安藤希
安藤希(24)
安藤希に幽霊とか妖怪やらせたらとにかく巧いです。24才にしてセーラー服着ちゃいます。巨大松坂慶子と戦ったのはもう6年前か… 安藤希の怪演ぶりを見るだけでも元が取れます。
篠原涼子も妙におミズっぽい主婦を熱演。しかし若い頃のミュージシャンの卵時代は渋谷じゃなくて原宿にしてほしかった。

松竹/読売制作。日本テレビはゲドなんか宣伝してないでこちらに注力すべきです。

2006/8/25 Friday

劇場版仮面ライダーカブト

Filed under: - dekaino @ 0:11 このエントリをはてなブックマークに追加 雁篁≪ゃ若のはてなBookmark被リンク数

劇場版仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVEを観ました。併映は轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIEです。

まず、本作品はテレビシリーズを観ていないと楽しめません。観ているなら大変面白いです。最初は去年の劇場版響鬼と同じノリのパラレルワールドものだと思わせておいて、テレビシリーズに直結するすごい仕掛けがあります。はっきりいって油断して観てたら最後の神展開にシビれたー。去年の響鬼の駄作さをうまく逆手にとられた形!
響鬼と七人の戦鬼があまりにひどくてもうライダー映画はコりたなんて思ってる人、騙されたと思って今年も観てください。
テレビシリーズのレギュラーなのに映画に出てこないキャラも理由があって出てこないのだと思われます。すごい伏線です!

ただちょっと残念なところは、岬さんが出番が少ないところ。カブト最大の見所の岬さんのコスプレも謎の女幹部軍服だけでいまいちです。
でも今年はマスター・オブ・サンダー 決戦!!封魔龍虎伝でライダー女性陣の活躍を観られるのでそっちで我慢しておきましょう。

2006/8/24 Thursday

轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE

Filed under: - dekaino @ 7:59 このエントリをはてなブックマークに追加 莉莉宴潟吾c THE MOVIE のはてなBookmark被リンク数

轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE 最強のプレシャスを観ました。

なんか安っぽいエロゲのようなストーリー。最強のDNAを得るために少女型エイリアンがレッドの人にのしかかって「私とひとつになりましょう」とか言います。
こんなの子供に見せちゃっていいのだろうか? まぁ星井七瀬なんで映像的には色気ゼロなんですけどね。それにお約束どおり新メカのお披露目があり子供達は大満足でしょう。
流水プール事故のために急遽入れられた冒頭テロップがかなり唐突です。

2006/8/23 Wednesday

日本沈没 (2006年版)

Filed under: - dekaino @ 7:46 このエントリをはてなブックマークに追加 ユ羃羃 (2006綛雁)のはてなBookmark被リンク数

日本沈没 (2006年版)を観ました。いわずとしれた超名作のリメイクです。
監督は特技監督では定評高く監督では悪名高い樋口真嗣です。本作もかなり悪い評判が流れまくっておりました(1973年版は出色の出来だったしね)。

とはいえ、ローレライに比べればよく出来ているので安心ください。前作の存在を無視して評価すれば最近の邦画としてはまぁまぁの出来だと思います。
ただ前作の売りだって日本社会のタブーに挑戦するようなエキセントリックさはありません。本当に穏健なストーリーです。物議をかもすブもありません。
ここが樋口真嗣が好んで起用されるポイントなんでしょうね。いわゆる作家タイプではなくて職人タイプ。クライアントが指示した制限範囲から決してはみ出すことはなく、その中で最大限いいものを作る。こういう人が作るものはたいして面白くはないけど安心で商業作品界では重宝されるんでしょう。
たとえば、米国に見捨てられたとかセリフの端々に前作のエキセントリックさの片鱗が残ってますが、セリフ以上の表現がないのも自主規制なんでしょう。在日米軍が日本から撤退する時に邪魔な日本国民をばりばり撃ち殺すみたいなシーン(実際そうなるでしょう)等は絶対出せない/出さないってことですね。

作家タイプの代表格の富野なんかは腹の中で舌を出しながら平気でスポンサーを騙すから、作品に毒があって面白いんだよね。もちろんそのせいで干された不遇の時代もあるわけだが。

特撮とか科学考証は中途半端によく出来てます。ただ最後のオチは科学考証的にはむちゃくちゃね。とにかくドラマの筋のために何でもあり状態にしちゃった。まさに無理が通れば道理が引っ込む状態。

たぶん日本以外全部沈没の方が楽しめると思います。

2006/8/18 Friday

惑星Ceresの読み

Filed under: - dekaino @ 7:30 このエントリをはてなブックマークに追加 Ceres茯燭里呂討Bookmark被リンク数

IAUで惑星の定義案が提案され、これが確定すると惑星が3つ増えるとの報道が各新聞紙で行われていますが、新たに惑星に昇格する候補の一つ、小惑星Ceresについて各社の表記が分かれています。

朝日 セレス(ケレス)
読売 ケレス
毎日 セレス
日経 セレス
産経 セレス
共同通信 セレス
時事通信 セレス

由々しきことにセレス表記が多数派だ。これは一大事。
そもそもCeresはローマ神話の穀物をつかさどる豊穣の女神です。天体の名前にローマ神やギリシヤ神の名前をつけるのはよくある話なのですが、これを日本で呼ぶときはラテン語読みを使うことになっています。セレスはCeresの英語読み(英語なまり)、ケレスが正しいラテン語読みです

どうやら通信社が配信したニュースが「セレス」と誤記・誤訳したモノで、それを各新聞社がそのまま採用してしまったようです。朝日が一応 セレス(ケレス)とカッコつけしてますが、ここはケレス単体かせめてケレス(セレス)にしてほしいところ。そういう意味で読売新聞は偉い!

今の海外ニュースはほとんど英語が原文で、英語を和訳する人は基本英語読み、別言語による慣習読みがカタカナ語として定着してる場合だけそれを採用という方針みたいです。英語読み以外は慣習読みだって考えが、英語至上主義っぽくていやですね。
私は、ケンタウルス座をセントーラス座って呼びたくないし、ケンタウルス座アルファ星をアルファ・セントーリなんて呼びたくないです。Ceresをセレスと呼ぶのも同じことなんだよね。

2006/8/14 Monday

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

Filed under: - dekaino @ 7:56 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ若祉祉≪/潟冴祉с鴻のはてなBookmark被リンク数

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェストを観ました。
タイトル長すぎ! とにかく何でもカタカナにした邦題やめようよ。前作のPirates of Caribbean/Curse of Black Pearlの邦題はパイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちでまだ副題部分は和訳されてたのに、本作の邦題は芸がなさ過ぎ。

映像は大変面白いです。カートゥンの絵コンテをそのまま実写で撮ってみましたみたいな映画です。アニメではなくてカートゥンね。ぺちゃんこに潰されて平面ガエル状態になるのだけは出てこないけど、それ以外のカートゥン的表現はだいたい出てきます。くだらないことを大真面目で作っていて笑えます。

ストーリーは決着つきません。というか三部作のうちの第二作みたいな終わり方。帝国の逆襲とかMatrix:Reloadedみたいな感じ。何も決着していないどころか問題増えてんじゃん!
オチはクレジットのエンドロールの後に一応あるのですが、これがオチかよっと必ず叫びたくなります。いい意味でふざけた映画です。

2006/8/12 Saturday

森のリトルギャング

Filed under: - dekaino @ 16:06 このエントリをはてなブックマークに追加 罍c潟阿里呂討Bookmark被リンク数

森のリトルギャングを観ました。ドリームワークスの3Dアニメです。

本作の主人公と仲間達は、森の動物です。それもただの動物時手はなくて小動物です。だから主人公達から見た人間は巨人のように表現されます。ANTZ!バグズライフのようなノリです。しかし小動物たちは人間の言葉を理解します。人間は動物の言葉がわからないみたいですけど。ドリトル先生みたいな世界観なのかも知れません。
ドリームワークス作品らしく、ディズニーにはできない皮肉なメッセージも、シュレックほどではないですがふんだんに入ってます。

亀がマリオに出てくる亀(ノコノコ?)そっくりです。いや亀なんだから似てて当然なんだけど、すごいノコノコ臭がするぞ。いつオーバーオールを着たヒゲのイタリア人が出てきて踏みつけるか気になってしようがありませんでした。(イタリア人が出てくるかどうかは秘密)

今年の夏、子供を連れて行くならゲド戦記じゃなくて本作にすべきです。誰にでもお勧めできる良作。でもアメリカ大衆文化に通じてるほうがより楽しめるかも。

2006/8/5 Saturday

M:i:III

Filed under: - dekaino @ 15:56 このエントリをはてなブックマークに追加 M:i:IIIのはてなBookmark被リンク数

M:i:III(Mission Impossible 3)を観ました。
主演はシリーズ通して出ているトムクルーズ。監督はテレビドラマで大ヒット連発中のJJエイブラムスです。

スパイ大作戦の世界を変に壊さず活かしたまま、現代的なテーマでアクションを見せる良作でした。監督のJJエイブラムスはスタートレック映画の次回作を撮る予定なのですが、これならST10ネメシスのようなゴムタイヤがついてるマシンが出てくるスタートレック映画のような世界観を破壊するような作品は作らないと信頼できます。

本作は大変面白いのですが、アメリカ本国ではいまいちの興行成績のようです。トムクルーズのカリスマ性が落ちたのが原因とも言われてますが、ストーリーせいもあるかも。今回も味方の中に敵がいるお決まりのパターンで、アメリカ政府内の好戦派vs穏健派という構図になっていますが、ここで穏健派が勝ってめでたしめでたしというあたりがが今の戦争に浮かれたアメリカ人にはウケが悪いのでしょう。もし、反米諸国にわざと新兵器を流して戦争を誘発してから叩きに行くという陰謀をもつ好戦派が勝つストーリーだったら外国でのウケは悪そう(親米同盟国ですらシラケるでしょう)。なのでワールドワイド市場を考えればこれでいいのかもしれません。

2006/8/2 Wednesday

ゲド戦記

Filed under: - dekaino @ 9:56 このエントリをはてなブックマークに追加 蚊荐のはてなBookmark被リンク数

ゲド戦記を観ました。言わずと知れた今夏の話題作。原作は読んでないので、映画を観ただけの感想。
対象年齢が高いです。もののけ姫と同じかやや高いくらい。もし子供を連れて行ったら、泣き叫んだ挙句退屈して寝てしまうこと間違いなし。
映像はきれいだけど、話は平凡な感じです。キャラがみな薄っぺら。駿監督ではよくあった悪役キャラの浄化というものもありません。

本作は息子の吾郎を御輿にしてでっちあげた鈴木敏夫プロデューサの起死回生の一発だったんでしょうけど、やはりジブリは高畑・宮崎駿の個人ブランドの殻を破ることはできない気がします。もし本当に宮崎吾郎を映画監督としてプロデュースするなら別ブランドを立ち上げて地道にやるしかないでしょう。客は入らないだろうけど。
ジブリもタツノコプロのように過去の資産を管理する会社になっていくのが正しい姿なのかなと思ってしまいました。

時をかける少女

Filed under: - dekaino @ 8:05 このエントリをはてなブックマークに追加 絨絅海里呂討Bookmark被リンク数

時をかける少女を観ました。何回も映像化されている筒井原作の古典SFですが、今回は細田守によるアニメ版です。
傑作です。なんでこんなに上映館が少なく上映期間が短いのか謎です。

かなり話が翻案されており、原作の主人公の芳山和子の姪の紺野真琴が主役になった後日談的物語になっています。和子本人はなぜか上野の国立博物館の学芸員をやって「魔女おばさん」と呼ばれています。白衣が似合う薬理学者ではないのです(旧作ファンがまず驚くところ)。

一目見てわかるくらい国立博物館の館内は忠実に描写されています。ペルリンの至宝展のポスターが貼ってあることから、この話は2005年の夏の話だってわかります。上野の博物館ファンなら館内シーンだけでも見る価値あり。かなり手間かけてロケハンしたと思われます。

タイムリープの仕組みも原作と変わっており、文字通り跳躍(リープ)するだけとシンプルで絵になりやすいようなってます。確かにラベンダーの香りってのは映像化しにくく、特にアニメだとつらいだろうな。タイムリープシーンはアニメ的で面白い映像表現になってます。しかしラベンダーの設定の残滓として、和子の部屋には高校時代の写真の隣にラベンダーが飾ってあります。原作や大林版を知っている人ならニヤリとするシーン。和子の高校時代にもなにかしらの事件があったことが暗示されます。真琴の記憶も消されなかったのだから、和子も深町の記憶が残っているのだろうか?

ラベンダーの設定がないと理科室がキーポイントの場所になってるのもイマイチ必然性がないのですが、学園内の特殊な場所って意味で必然性があるのかなぁ? ただの旧作ファンへのサービスかも知れず。

主人公の真琴ははっきり言ってバカです。そのバカさはおバカな小学生男子代表ののび太に匹敵します。それも映画版ではなくてテレビアニメ版ののび太です。本作をドラえもんみたいって思う人も多いかも。タイムリープ能力を得たのがこんなバカで本当によかったです。これがデスノートのライトだったら大変です。人命を救うストーリーなので、トゥルーコーリングにかなりダブルところがあるのだけど、あっちは時をかける巨乳医学生でけっこう頭もいいみたいなので、本作は時をかける微乳おバカ高校生として差別化できているでしょう。

少なくとも子供を連れて行くならゲト戦記より時かけです。間違いない。

2006/7/31 Monday

バルトの楽園

Filed under: - dekaino @ 20:52 このエントリをはてなブックマークに追加 罐遵のはてなBookmark被リンク数

バルトの楽園を観ました。楽園と書いて「がくえん」と読みます。
第一次大戦 青島(チンタオ)で俘虜になったドイツ兵の収容所の話です。一応実話が基になってます。
淡々と描かれる収容所シーンがNHK特集(NHKスペシャルではない!)のノリで団塊の世代の受けはよさそうです。坂東収容所は地元ぐるみでドイツ俘虜を受け入れた模範的な俘虜収容所となるわけですが、ちょっとご都合主義的なところはあるかも。プロジェクトXぐらいの演出は入ってるね。

普通に見てれば「ああいい話だなぁ」で終わる話です。でもその感想からアフガン軍やイラク軍の俘虜も人権を損なわないような扱いにしなきゃなぁって考えに思い至る想像力を持ってる人は少なそう。

クライマックスのカラヤン指揮の男声のみに編曲された第九も素晴らしいし、娯楽作としてよくできてます。

2006/7/28 Friday

ラブ★コン

Filed under: - dekaino @ 8:52 このエントリをはてなブックマークに追加 潟海里呂討Bookmark被リンク数

ラブ★コンを観ました。
同名のベストセラー少女マンガを原作とした「必要以上に身長が高い女と、必要以上に身長が低い小さい男が繰り広げる学園ラブコメディ」映画なんですが、主演の藤澤恵麻は身長も高いが必要以上に胴が長いって気がする。
話は関西が舞台なのですが(高校の名前はマイド高校) 恵麻ちゃんは四国出身なので関西言葉もソツなくこなしています。天花の時と比べてかなり演技は上手くなってます(というか天花はひどすぎ)。

基本的に関西ノリのギャグ連発なのですが、ムツゴロウさんが出てくるところがかなり笑えました。こんなネタでわざわざ畑正憲本人を使うなよー。おかしすぎ。ああ見えてもムツゴロウ氏はかなり漢(おとこ)なんですぜ (→ムツゴロウのインタビュー記事)
姉役のしずちゃんも面白すぎ。妹が必要以上に胴長なら姉は必要以上に骨密度が高すぎてるようです。

少女マンガのセオリー通りに、出てくる男の子はみんなイケメンだし、必要以上にエロエロやらせろオーラ出してないし、ドキっ! 女子にとって都合がいい男だらけの学園コメディではありますが、男子が観ても面白いと思います。元彼女役の加藤未央(ミスマガジン2001グランプリ)がかなりかわいいのでチェックすべし。

2006/7/27 Thursday

ホームページのロゴ変更

Filed under: - dekaino @ 7:11 このエントリをはてなブックマークに追加 若若吾翫瓦里呂討Bookmark被リンク数

でかいの企画のホームページの下の方にあるロゴを変更しました。

Powered  by FreeBSD CentOS Logo

CentOSに移行したはずなのに変だってきびしい指摘が入ったため。ロゴなんてすっかり忘れてましたよ。

2006/7/23 Sunday

デスノート前編

Filed under: - dekaino @ 7:49 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻若膩┐里呂討Bookmark被リンク数

デスノート前編を観ました。

原作原理主義の人には評判悪いと思いますが、はっきりいって映画版の脚本の方が全然いいです。原作の設定を活かしながらできるだけおかしな矛盾点を排除し、さらに映画の尺にうあわせたドラマを作りこんでます。脚本の大石はかなりいい仕事してます。

そもそも原作は、人気のイラストレータの表紙や挿絵がメインで文章は形式的に小説にするための駄文に過ぎないライトノベル商法マンガで、メインディッシュは小畑健の絵であって、ガモウひろし(大場つぐみ)の原作はオマケに過ぎず、プロットさえしっかりしてれば細部は矛盾だらけでも十分許されたわけです。しかし映画ではさすがにそれではまずかろうということでかなり手直しされてます。
しかし FBI日本支部というトンデモ設定はどーにもならなかったみたいで、せめてCIAにしておけよと。FBIにとって米国外は管轄外なんであんな大規模な活動拠点持ってるわけないだろとか、埋めきれないガモウひろしの無知ゆえのポカが散見されます。

本作の製作体制はB級予算の劇場映画というよりはA級Vシネマといったもので、Vシネマとして観るならかなり出来がいいと思います。劇場作としてはちょっと予算ケチってる感がプンプンしますけど、話そのものは面白いですし、キャストもいいし、妹役の満島ひかり(マックスのエリー役)とか、みさみさ役の戸田恵梨香とかきれい所がそろってます。ヒビキさんも捜査員(謎のFBI日本支部)として出てるしね。ナオミ役の瀬戸朝香のチープっぽさがいかにもVシネマだけど。

後編が楽しみです。きっと原作のショボい終幕とは違ってある程度納得できる決着が見られるに違いないと期待します。

2006/7/22 Saturday

sizka設置完了

Filed under: - dekaino @ 13:17 このエントリをはてなブックマークに追加 sizka荐臀絎篋のはてなBookmark被リンク数

sizka設置
sizkaの設置を完了した。ADSLモデムやハブと一緒に食器棚の1段分にきれいに納まった。すべての機器がファンレスなので大変静かだ。さすがにちょっと空気が暖かい感じなので、風通しには気をつけないといけない感じ。

すでに設置してから1週間以上経過しているがまったく問題なく安定に運用できている。

ブレイブストーリー

Filed under: - dekaino @ 12:28 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ鴻若爾里呂討Bookmark被リンク数

ブレイブストーリーを観ました。
宮部みゆきの小説が原作。原作は読んだことはないが、コミックバンチに連載されているコミカライズ版は読んだことがある。コミカライズ版とはだいぶ設定が違うようだ。

キャラクターの造形はとにかく丸い。特に低年齢女性キャラはアゴがない! ミーナもゾフィー皇女もアゴがなくなるくらいまん丸!
映画版ミーナ映画版ミーナ  コミカライズ版ミーナコミカライズ版ミーナ

アゴゲンアゴなしゲンさんもびっくり

主人公とライバルの年齢設定も中学生から小学生と大幅に低年齢化。しかしいくらなんでも小坊は不自然すぎる。あんな小難しいコト考えたり他人の犠牲について思いやったりシニカルな人生観持った小学生男子なんかいないだろう。終盤で色仕掛けに引っかからないあたりはちょっとだけ説得力あったけどね。そりゃ11才に色仕掛けは効かんだろう。もうちょっと考えろオンバ。

GONZOとしては宮崎駿亡き後のジブリのポジションをねらっているのだろうけど、大人しか観に来てない気がするよ。ま、ジブリ作品も最近のは大人しか見てない気もするが。子供はムシキングだよなぁ やっぱ。

見た目は11才だけど中身は18才くらいに思って観れば、まぁそれほどストーリーは破綻してないです。キ・キーマが水棲族だとしたら、ワタルとミツルは童顔族だってことで無理やり自分を納得させるしかない。

2006/7/16 Sunday

カーズ / Cars

Filed under: - dekaino @ 8:00 このエントリをはてなブックマークに追加 若 / CarsのはてなBookmark被リンク数

カーズを観ました。カーズといっても呪いでも汎用TTY制御ライブラリでもありません(そこら中で言われてるオヤジギャグに違いない)

pixerの最新作。映像技術的にもストーリー的にも非常にレベルが高いです。腕がないクルマという造形なのに見事にキャラの立ち居振る舞いが表現されてます。スゴイのひとこと。

また、劇中の文字が日本語になっていたのは、まさにソフトウェアのローカライズ技術ですね。低コストで各国向けにローカライズできればワールドワイドの子供向け市場を対象としたディズニー作品にとって有効でしょう。そのうち文字だけでなく、キャラクター造形そのものもローカライズできる日が来るかもしれません。
ドラえもん映画はワールドワイド市場対象のため、のび太のパパが和服を着ているせいで映画には出てこれないという事情がありますが、特定国向けにはパパが洋装になるローカライズができればそのような制限もなくなるに違いありません。のび太のパパファンの私としてはせっかくパパが映画に出てきたと思ったらお風呂シーンだけ(さすがに風呂では和服着ないから)みたいな差別的扱いは悲しいのです。

話がそれてしまいましたが、カーズかなりおすすめです。大人も子供も楽しめます。とゆーか子供にわからないネタ多すぎです。「不謹慎じゃないよー じみへんだよー」子供にはなんのこっちゃだろうなぁ

2006/7/10 Monday

RSS文字化け

Filed under: - dekaino @ 10:15 このエントリをはてなブックマークに追加 RSS絖のはてなBookmark被リンク数

sizkaで動いているCentOS上にwwwシステムをすべて移行したのだが、wordpressのrssまわりだけ文字化けする現況が発生。
原因はphpマルチバイトストリング関係の関数をインストールしてなかったこと。

# yum -y install php-mbstring.i386

で解決。

2006/7/8 Saturday

セブンイレブンでチケットぴあを扱ってない

Filed under: - dekaino @ 7:20 このエントリをはてなブックマークに追加 祉潟ゃ潟с宴眼宴cのはてなBookmark被リンク数

昨夜 セブンイレブンで ふしぎ大陸南極展の前売券を買おうとしたら、コピー機のメニューにチケットぴあがなくて買えなかった。

どうやらチケットぴあは2006年4月末日でセブンイレブンでのサービスは終了していたらしい。ePlusって何だよ!? 最大手とかいってもネット販売という小さいドメインの中の話だろ? いやぁまったく不便になってしまった。セブンイレブン/チケットぴあ双方にとって損な話だと思う。

この件についてはこんなblogもあった。

Sun SparcStaion2を止めた

Filed under: - dekaino @ 1:15 このエントリをはてなブックマークに追加 Sun SparcStaion2罩≪のはてなBookmark被リンク数

10年以上連続稼動していたSS2もとうとう御役御免。停止しました。
Sun Sparc Staion 2
止めたら部屋がとても静かになった。

長い間ご苦労様。後はsizkaにまかせておけ。

2006/6/28 Wednesday

ダ・ビンチ・コード

Filed under: - dekaino @ 8:06 このエントリをはてなブックマークに追加 祉潟祉潟若のはてなBookmark被リンク数

ダ・ビンチ・コードを観ました。
前評判通りつまんないですねー。MMRの出来の悪い回みたい。トンデモネタで攻めるならもっと盛り上げないと! 何を中途半端にリアルぶっているのか?
宗教がある意味で狂ってるのは当然なんであって、現代において創造論とか処女懐胎とか三位一体を確信できる人にとって、あともう一つ聖書の記述を否定する科学的根拠が存在したって信仰に揺らぎはないでしょ。

いかにもアメリカ人が好きそうな疑似科学妄想が満載。なんでダイイングメッセージが英文なのか。そもそもなんで中東やギリシャやエジプトでなくて、西のはずれの英仏が舞台なのか、DNA鑑定の絶対視とか。
だいたいバチカンなんてキリスト教世界では西の辺境教会に過ぎないんで、東方の正教とかエルサレム教会にまったく触れないで、すませちゃっていいのか? アメリカ人はエジプトものが大好きなくせにコプト教にだけは触れないよね。タブーなのか? アメリカ人にとって西欧プロテスタントとカトリック以外にキリスト教は存在しないんだろうなぁ…

2006/6/27 Tuesday

teratermにバグ

Filed under: - dekaino @ 2:23 このエントリをはてなブックマークに追加 teraterm阿里呂討Bookmark被リンク数

UTF-8 TeraTerm Pro with TTSSH2にバグ発見を発見した。
漢字コード設定がUTF-8の状態で
´)あいうえお
と表示させると文字化けする上にカーソルが下にひとつ移動(LFと同等?)する。
漢字コードがEUCだと文字化けしない。よく2ch系顔文字に含まれる文字列なので気がついた。たとえば(`ω´)でかいのん
別の文字集合にも存在する文字とカッコが連続すると化けるのかな??
とりあえず作者にバグ報告をフィードバックした。

2006/6/22 Thursday

sizka 起動しなくなる

Filed under: - dekaino @ 8:53 このエントリをはてなブックマークに追加 sizka 莎桁のはてなBookmark被リンク数

sizkaがフリーズして起動しなくなりました。

電源オンするとSizkaのロゴが出た後、黒一面の画面になり
左上にアンダーラインのカーソルが点滅する状態になったまま
それ以上何も起きない。その時のLEDは
STD 点灯
RUN 消灯
HDD 電源投入時に一瞬だけ光る
LAN1, LAN2 ハブに接続すると光る(Link)

ロゴ表示時にF1を押してもCMOSセットアップ画面に入らない。
PNI-RNA上のリチウム電池を一旦はずして入れなおしてから
電源を再投入しても症状に変化なし。

夜23時にpinonのテクニカルサポートにメールしたら、20分後に「送ってくれ」って返事が来た。いったい何時まで仕事をしているのか? 今朝宅急便で送りました。

初恋

Filed under: - dekaino @ 8:36 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

初恋を観ました。三億円事件の映画です。
宮崎あおい主演。実兄の宮崎将も出ています。

昭和40年代版三丁目の夕日っていえるほど、CGやセットを使った当時の風景や風俗描写が念入りです。しかもそれを前面に出してないところがいい感じ。基本的に三億円事件の時に若者だった人を対象とした作品なので、今の和解人が見ても何のことやらわからないと思います。少なくとも三億円事件ってどんな事件だったか予備知識を仕入れてから観にいくといいでしょう。それから政界のドンだった岸信介や岸一族(安倍晋太郎も岸一族です)についても。

出てくる役者はみんな巧い人ばかり、地味に長回しカットがガンガン使われてて、かなり手間暇かけて作ってある映画です。
バイクにノーヘルで乗るシーン(当時はそれが当然だった)は、どうやって撮ったんだろう? ゲリラロケなのかな?

宮崎ぁぉぃファンはぜひ観ましょう。

ポセイドン

Filed under: - dekaino @ 8:10 このエントリをはてなブックマークに追加 祉ゃ海里呂討Bookmark被リンク数

名作ポセイドン・アドベンチャーのリメイク作、ポセイドンを観ました。
CGは素晴らしくセットもよく出来ています。冒頭部ではエキストラを大量に使って豪華さを出しておきながら、ほとんどの上映時間は片手で足りる数の人数しか出てないあたり、映画制作に優しい作り方になっています。

基本的設定は旧作と同じなのですが、群像劇の要素は大胆に省略されています。つまりポセイドン・アドベンチャーのアドベンチャー部分を取って、淡々とポセイドン号の遭難をドキュメンタリー的に描写した作品です。せいぜい自殺願望があった老人がサバイバルを生き残ることによって自殺なんて考えなくなったって話がある程度で、基本的に昔のパニック映画にあった説教臭さや不自然さはありません。そんなパニックがあるたびにベストカップルが誕生するわけないもんね。

それに、主人公一行以外にもたくさん助かってそうなのもポイント。津波をくらった時に甲板にいて海に投げ出された人の大半は間違いなく生還してる。つまり本作は奇跡の生還劇ではなくて、助かった乗客の中で比較的ドラマチックな生還をした人にスポットあてたような話です。豪華な特命リサーチ200Xの事故再現劇ってノリです。

2006/6/10 Saturday

嫌われ松子の一生

Filed under: - dekaino @ 10:14 このエントリをはてなブックマークに追加 絆上筝のはてなBookmark被リンク数

嫌われ松子の一生を観ました。原作の同名の小説はベストセラーらしいですが読んでません。映画はだいぶシナリオが変わってるらしいです。

戦後の復興期から20世紀末にかけてを舞台にした九州出身のある女性の転落人生の物語です。九州ってのがひとつのキーワードなのかも知れず。
主人公は自ら不幸を招き寄せどんどん転落する人生を送ります。この映画を観てちょっとしたつまずきや不可抗力で不幸になったと思う人もいるようですが、そう思える人ってちょっとどうかなと思う(依存体質?)。松子も典型的なダメ男好きの共依存体質。なのに生への渇望は大変強く、しぶとく行き続けます。幻覚を自覚する独居老女が自分から精神科医に通うとか、よっぽと生き続けたい執念に駆られてるとしか思えない。健保入ってたのかなぁ?
ストーリーそのものは見るべきものはなく、自由の国の人はダメになる自由もあるんだねと生暖かく見守ってやるくらいの感想しか持ちえません。

ただ映像や音楽は素晴らしい。名作洋画のオマージュにあふれ、日本音楽界の有名どころや、巧い役者をたくさん起用し、非常に贅沢な仕上がりになってます。実際かなり制作費かかってるんだろうなぁ。東宝ってすごい太っ腹だ。いや去年から宣伝打ちまくりってことは少しでも回収しようと必死ってことか? 中島哲也監督はうまく出資者を騙したもんだと感心するばかりです。

全然ハートはウォーミングされませんが、映像と音楽を楽しむなら見る価値はあるかも。ただしドギツいです。まさにエログロナンセンスで背徳的な映画。

2006/6/9 Friday

IRCで 〜 が化ける

Filed under: - dekaino @ 23:06 このエントリをはてなブックマークに追加 IRC  のはてなBookmark被リンク数

emacs21上で動作するIRCクライアントRiece3.0をutf-8環境で使っていると、〜(波線)が化ける現象を確認。
調べてみるとキー入力した〜を内部コードとしてGB2312(中国語)のWAVE-DASHとして認識してしまっているらしい。
emacsをutf環境で使うとよく出てくる問題だそうだ。

解決法は .emacsに
(require ‘un-supple)
(un-supple-enable ‘windows)

を書けばよい。こうするとコード変換表が日本語Windowsが意図するものに修正される。

utf8モードでscreenを使うと画面が乱れるバグを解決

Filed under: - dekaino @ 17:01 このエントリをはてなブックマークに追加 utf8≪若screen篏帥脂≪箙宴違茹f浦のはてなBookmark被リンク数

CentOS4.3を使い始め、charset=utf-8の環境で生活しているが、どうもutf8 charsetでscreenを使うとviやemacsで画面が乱れる。どうやら文字幅を少なめに誤認識してしまい、行末端で余分にpaddingを出して意図しないスクロールが発生しているようだ。
適当に問題を解決するパッチを検索したら、つい最近バグ報告がありパッチが出ていた。
さっそく試してみたら、見事問題解決された。楽チンでよろしい。

とりあえず screen install memoにパッチ情報を載せておく。

2006/6/5 Monday

Rieceの色

Filed under: - dekaino @ 22:50 このエントリをはてなブックマークに追加 Riece欧里呂討Bookmark被リンク数

最近のソフトは何でこう無駄に色を使うのか
うざいうざい
今回は emacsのelispで書かれたIRCクライアントRiece3.0.0の色を消す設定

~/.riece/initに以下の内容を書く。
(setq riece-dialogue-change-face nil)
(setq riece-dialogue-notice-face nil)
(setq riece-dialogue-wallops-face nil)
(setq riece-dialogue-error-face nil)
(setq riece-dialogue-info-face nil)
(setq riece-dialogue-server-face nil)
(setq riece-dialogue-prefix-face nil)

これですっきり色が消える。

2006/6/4 Sunday

ナイロビの蜂

Filed under: - dekaino @ 21:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃのはてなBookmark被リンク数

ナイロビの蜂を観ました。在ケニア英大使館の下級事務官とその妻の話。
原題は"the Constant Gardener"、旦那が大使館の仕事は事務的にこなし、家の庭いじりばかりしているところからついた題です。
邦題の「ナイロビの蜂」はなかなかセンスがいい。どうやって考えたのか謎です。確かに話の中にちょっとだけ蜂の絵とか蜂をネタにしたジョークが出てきますが、本筋とはまったく関係なし。田中元総理の秘書官の妻の榎本三恵子の「蜂の一刺し」から来てるかもしれない。だとしたら邦題を考えた人は結構年だな。
いかにもイギリスっぽい話で、ハリウッド映画みたいな派手なスパイは出てきません。でもリアルな諜報部員は出てきます。そして強引な手口や汚職。てんこもりです。そしてイギリスとアフリカの微妙な距離感もリアルに表現されています。いまはユーロトンネルがあるから陸路でロンドンからナイロビまで行けるんですよね。空路か海路が必須なアメリカとは距離感が違うのは当然だ。

劇中に出てくるPCオタク(nerd)少年のガイード君すごくクール!! 何がクールってマウスをまったく使わないんですよ。ポイント高い。マウスなんてガキのオモチャをプロが使うわきゃないのだ。すべてキーボードのショートカットストロークだけで画面切り替えや選択を行い、画面が嵐のようなパパパと切り替わる。惚れ惚れするようなPCオペレーションっぷりに感動しました。ガイードかっこいいぜ!

結末もハリウッド映画ならハッピーエンドっぽくなるんでしょうけど、イギリス映画らしい終わり方。代々外交官の家なんてのがふつうにあるイギリス社会において、イギリス紳士であることを捨てて第二の人生を始めるなんてことは許されないのでしょうか?

かなり面白かったです。

2006/6/2 Friday

相鉄ムービル営業継続

Filed under: - dekaino @ 7:29 このエントリをはてなブックマークに追加 檎若倶キ膓膓のはてなBookmark被リンク数

5月31日で一時閉館する予定だった相鉄ムービルだったが、経営権を譲り受けた東急レクリエーションが、ブランクなしでそのまま営業を続けることになった。
プレスリリース
ホームページも新しくなった

横浜に住んでいた頃は、まだ相鉄ビルの中にあって地下街から直接いけた時代から映画といえば相鉄ムービルだった。川の向こう側に移転した時もかなり繁盛していたのだが、シネコン全盛の時代においては苦しくなってたみたいだ。
でも立地のよさか東急がが引き取ってくれたのはめでたい。東急は東口の方にでかいシネコン建てたばっかりなのに太っ腹だ。やはり横浜はまだ西口の方が元気がいいってことなのだろう。

今の一番の関心事は東急レクリエーションの映画鑑賞券(5枚つづりで5400円)が、新生ムービルで使えるかどうかだ。

2006/6/1 Thursday

emacs lisp

Filed under: - dekaino @ 0:54 このエントリをはてなブックマークに追加 emacs lispのはてなBookmark被リンク数

CentOS4.3のデフォルトインストールでは、emacsのelispソースコード(*.elファイル)がインストールされないらしい。/usr/share/emacs/lispの下に*.elcしかないのを見た時ちょっとカルチャーショックを感じた。
いや確かに動作するだけならelcファイルだけでいいんだろうけど、そんなんじゃemacs使う意味ないじゃん?

とりあえず yum install emacs-elisp.i386 で*.elファイルのインストールが追加インストールできた。

2006/5/30 Tuesday

日本マクドナルドに労働組合が!

Filed under: - dekaino @ 8:09 このエントリをはてなブックマークに追加 ユ翫腟!のはてなBookmark被リンク数

日本マクドナルドに労働組合が結成された。藤田田時代には考えられない事態だ。
日本法人の幹部も本国からすごく叱責されるんだろうなぁ…
マクドナルドも普通の会社になって行くらしい。
高校生バイトの自給あがるといいね。

2006/5/23 Tuesday

vimの色

Filed under: - dekaino @ 20:30 このエントリをはてなブックマークに追加 vim欧里呂討Bookmark被リンク数

vimの文字の色がうざい

色を消すには.vimrcに
syntax off
と書けばいいらしい

CentOSインストール 成功

Filed under: - dekaino @ 7:37 このエントリをはてなブックマークに追加 CentOSゃ潟鴻若 のはてなBookmark被リンク数

先日の続き。超小型サーバSizkaにCentOS4.3をインストールした。

まず、理研のミラーサーバからisoイメージをダウンロードしCD-Rに焼いてCDブートしてみた。
すると無事に起動しカーネルパニックを起こすことなく粛々とインストーラが立ち上がる。しかし! USBで接続したDVD/CDドライブ(IO-DATA DVR-UH16G)を認識しないため、ローカルCDROMメディアからのインストールができない。
いちいちドライバ探して認識させるのも面倒くさいので、近くにあるFreeBSDマシンを匿名ftpサーバに仕立て上げ、インストールCDの内容をコピーして、ftpサーバからのネットワークインストールを行った。
ブートはCDROMメディアから、インストールリポジトリはftpサーバからダウンロードという方針。

筐体に書いてあるLAN1がeth1、LAN2がeth0と逆に割当てられるところでちょっとつまずいたが、後は特に問題なく正常にLANを認識して匿名ftpサーバに接続成功。インストーラーの質問に素直に答えていったらインストールは正常に完了。再起動して無事にCentOSのログイン画面を見ることができた。

とりあえずめでたしめでたし。XはVESA互換モードで動いているのにも関わらず思ってたより動作は軽い印象。少なくともVIA Eden 800MHz (EPIA-SP8000)に比較してきびきび動く。

次回はNIS(yp)で問題発生編

2006/5/22 Monday

FreeBSD6.1Rはカーネルパニック

Filed under: - dekaino @ 12:42 このエントリをはてなブックマークに追加 FreeBSD6.1R若のはてなBookmark被リンク数

Sizkaの取説に従い、2.5インチHDDを装着した。

さっそくFreeBSD6.1RをSizkaにインストールしようとしたところカーネルパニックでインストーラーが起動しない。どうやらUSBまわりで落ちてしまっているようだ。

ぐーぐってみると2chのFreeBSDでBBルータを作ろう互助会 3GbpsスレでsizkaにFreeBSD6をインストールした人を見つけたが、やはりideやusb周りにカーネルハックしているようだ。しかもFPUが認識されずパフォーマンスもよくないらしい。AMDからGeodeLX用のデバイスドライバはLinuxカーネル用のものが公開されているが、FreeBSD用のものは公開されていない。

とりあえずハックしている暇もないので、FreeBSDはひとまずペンディングしてLinuxをインストールする弱気な方針を採用、CentOSのインストールイメージをダウンロードした。

次回はCentOSインストール編

2006/5/21 Sunday

ファンレス小型サーバ sizkaを買った

Filed under: - dekaino @ 7:36 このエントリをはてなブックマークに追加 <潟劫泣若 sizka莢激cのはてなBookmark被リンク数

pinon社のAMD GeodeLXを搭載した小型ファンレスマシンSizka Pro Black、通販サイトFaithに注文していたのが到着しました。

出荷時のsizka-pro black

いま稼動しているサーバを置き換えて、静音化と省電力を目指すもくろみです。内蔵する2.5インチHDDとしてHitachi/IBM HTS541040G9AT00も同じくFaithで買いました。40GBもあればサーバとしては十分でしょう。

ぼちぼちインストールと設定を行う予定ですが、今日のところは開封しただけ。設定についてはその都度、でかいの日記帳に書いていくつもりです。

2006/5/20 Saturday

spamコメント対策

Filed under: - dekaino @ 7:12 このエントリをはてなブックマークに追加 spam潟<潟絲丞のはてなBookmark被リンク数

最近、でかいの日記帳にも大量のコメントspamが来るようになって大変わずらわしい。
1日に50通から100通くらいくる。NGワードでひっかかって自動的に要承認扱いされるため、コメント欄がspamメッセージで埋まることはないのだが、通知メールがたくさんきて邪魔だ。

やってられないのでコメント欄にspam回避用のテキストボックスを増設しました。
今後はコメントしたい方はチェックボックスをチェックするのに加えテキストボックスにdekaと入力する必要があります。大変お手数ですが、私の手数を減らすためご協力お願いします。

お詫びといってはなんですが、私が書いた対策コードを公開します。
対策コード
不等号とかタグをエスケープするのが面倒なのでテキストファイルへのリンクで失礼。

2006/5/19 Friday

グッドナイト&グッドラック

Filed under: - dekaino @ 21:10 このエントリをはてなブックマークに追加 違ゃ&違のはてなBookmark被リンク数

グッドナイト&グッドラックを観ました。
いまから50年前の赤狩りの嵐が吹き荒れていたアメリカにおいて政府を批判したCBSの名キャスター エド=マローの物語。
当時のニュース映像やコマーシャルがふんだんに使われててアメリカの老人層にすごく受けそうな感じ。全編モノクロなのも記録映像とギャップが生じないようにするためだろう。

今のアメリカと50年前のアメリカはどこか似ているところがあるのかも知れない。

2006/5/16 Tuesday

立喰師列伝

Filed under: - dekaino @ 7:39 このエントリをはてなブックマークに追加 腴医見篌のはてなBookmark被リンク数

立喰師列伝を観ました。押井守のライフワークというかもはやセルフパロディの域に入る異色作です。
本作は戦後の名だたる「立喰師」について時系列に沿って淡々と当時の世相を交えながら解説していくもので、地味さは放送大学の番組を上回ります。受身な観客は完全においていかれること間違いなし。ぐっすり眠れることでしょう。しかし、あらかじめ押井ワールドを予習し復讐し準備万端で臨めば得られるものは多い…かも知れません。このノリは文系大学の大教室で淡々と話す老教授の講義に近いものがあります。学生とのコミュニケーションを排し黒板に向きっぱなしで毎年同じ内容をダラダラと語り続けるあのノリです。

私は小田原コロナワールドで観たのですが、これがまさに大きな階段教室という感じでGOODでした。席はガラガラ、寝ている客あり、一部のマニアックな客は一般人にはわからないタイミングでクスクス笑い、しかしそんな客との対話を拒否するように映画は淡々と進んでいくのです。
しかも、小田原コロナって本業はパチンコで映画館は商売っ気抜きの客引きサービスというか利益還元というか、そもそもモギリがいなくて自由に入れるというとにかくゆるい雰囲気なため、やろうと思えば簡単にタダ見が可能だったりします(ヤフー掲示板にも指摘が!)。つまりこの階段教室の講義空間にモグリの偽学生も参加可能なわけです。このゆるい空間にこれほどマッチする映画はないでしょう。
渋谷シネクイントみたいな、文化事業を促進しつつちゃんと儲けますみたいな都会のこじゃれたハコで観たんじゃ、このトリップ感を味わうことはできません。場末の劇場で観てこそ真価が発揮される映画なのです。

P.S.私はちゃんと毎回お金払ってみてますよ。朝一の回なら1000円で見られるし、低くない確率で貸切状態という好条件の小田原コロナさんは無くなってほしくないっす。

2006/5/9 Tuesday

障害情報

Filed under: - dekaino @ 19:40 このエントリをはてなブックマークに追加 絎恰韻里呂討Bookmark被リンク数

関係者各位

2006年5月9日10:00にインターネットサービスプロバイダのメンテナンスのために回線が切れ、そのまま19時に帰宅して再接続するまでdekaino.netは落ちてました。メンテナンスの通知は事前にあったのだけどすっかり忘れてました。
チャットスクリプトにバグがあるようで自動的に再接続しないのだけど、滅多に接続切れないのでこの問題はほったらかしにしてました。スマン。

ということでやっとこさ復活いたしました。

2006/5/5 Friday

ドラえもん〜のび太の恐竜2006

Filed under: - dekaino @ 8:01 このエントリをはてなブックマークに追加 喝お腴2006のはてなBookmark被リンク数

ドラえもん〜のび太の恐竜2006を観てきました。
劇場版ドラえもん第一作のリメイクです。声優は新世代の方々。監督も芝山努から渡辺歩にバトンタッチ。渡辺歩監督は今までのドラ映画で併映されてた泣かせる中篇シリーズ(のび太とお婆ちゃんのび太誕生のび太の結婚初夜前夜)で有名です。

話の大筋は前作とだいたい同じです。むしろマンガ版の原作に近い感じ。ただしラスト部分はちょっと変えてあります。恐竜の表現は今風の解釈になってます。特にティラノサウルスは頭を下げて尻尾をまっすぐ横に突き出すジュラシックパーク系の今風スタイルであります。それから敵役の恐竜密猟ハンターはむやみにアメコミ調。でもその割にはギャグはアメリカンジョークではありません。
絵柄は各シーンでバラバラで統一がとれていません。演出なのか、製作時間が足りなくて作画監督が機能しなかった、どちらかわかりませんが、演出的な効果はほとんどなかったのでマイナスポイントでしょう。新体制の第一作なのでいろいろあったんだろうなと勝手に想像します。

ところで本作はドラ映画には珍しくのび太のパパがたくさん出てきます。パパさん和服派なので海外展開の営業上の問題でなかなか出てこれないわけですが、本作では会社から帰ってきて着替える前のネクタイ姿や、入浴中の全裸姿など、従来のファンにも違和感のない形でうまく和服を着てないシチュエーションをつくってあります。劇場版クォリティのパパさんをたくさん見られる本作は、のび太のパパファンにはたまらない作品なのです。

しかしこの話子供でもすぐ気づきそうな矛盾点がいっぱいなんだよね。
なんでしずかちゃんはミニスカのままなのか? 着せ替えカメラあるんだからもっと冒険に向いた格好すればいいのに。ミニスカでタケコプターつかったら下から丸見えだよ。わざわざミニスカはきながら駅の階段で隠す女子高生のようなことすんな。しずか… 恐ろしい子!
それから、タケコプターの電池が心配なら、5人そろってタケコプター使わずに、4人はスモールライトで小さくしてひとりだけタケコプターで移動すればいいんじゃないの? それだけで電池の持ちは5倍だぜ。
そもそも電池切れのタケコプターをタイム風呂敷で時間戻せば電池だって復活するんじゃないのか??
それから矛盾ではないけど、桃太郎印のキビ団子は万能すぎて演出的につまらないんじゃないか?

いくらでもツッコミどころはあるんだけど、とりあえずドラ映画の復活はめでたいことです。しかし来年はどうするのかなぁ? かなりキビしそう。

2006/5/4 Thursday

DogaアマチュアCGアニメコンテスト

Filed under: - dekaino @ 8:05 このエントリをはてなブックマークに追加 Doga≪ャCG≪<潟潟鴻のはてなBookmark被リンク数

DogaアマチュアCGアニメコンテスト上映会(東京中野)を観てきました。
中野ZEROホールの席が全部埋まるほどではなく90%くらいの満員率。せっかく来たのに見られなかった人はいなさそうでした。
上映作品もみんな面白かった。ほんと最近は少人数で高品質の作品が作れるんですね。そのうちに個人で初代ガンダムのいかり肩のシャアとかクネクネひん曲がるザクの腰のシーンをリファインした動画が出回るのも時間の問題って気がします。

アイス・エイジ2

Filed under: - dekaino @ 7:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪ゃ鴻祉ゃ2のはてなBookmark被リンク数

アイス・エイジ2を観ました。
前作から4年くらい経つのかな。前作では毛皮の質感が云々とか宣伝してましたが、もはやCG技術そのものがウリになる時代ではないので、その手の宣伝文句はありません。
映像の完成度はかなり上がってます。前作では焚き火に向かって影が伸びる謎のライティング満載でした。よほどツッコミがあったのでしょう。第2作である本作でも必然性もないのに焚き火シーンを出し、ちゃんと影が火の反対方向に伸びるシーンが入れてあります。正直いってそのシーンが一番笑えました。やっぱり製作者も気にしてたんだなぁ…

映画としての出来では、よくディズニー映画にある劇場公開作の続編がDVD販売のみってパターンの続編レベルです。あえて映画館で観るほどのこともないのかも。

2006/5/2 Tuesday

ゴルゴ13に東工大もどきが

Filed under: - dekaino @ 15:04 このエントリをはてなブックマークに追加 眼13怨轡紊сのはてなBookmark被リンク数

今売りのビッグコミック掲載のゴルゴ13の1シーン
目黒区大周山 東都工業大学キャンパス……
明らかに東工大をさしていると思われるがかなり似てない。歩いてる学生もぞんざいな描き方だ。せめて時計塔とその上にそびえ立つアンテナを描いてほしかった。

Catch a wave

Filed under: - dekaino @ 8:45 このエントリをはてなブックマークに追加 Catch a waveのはてなBookmark被リンク数

Catch a waveを観ました。サーフィン映画です。
主演は、NHK朝の連続ドラマ ファイトで主人公(元仮屋ユイカ)のボーイフレンドのカメラ小僧(岡部)の役をやっていた三浦春馬。いかにも頼りなさげなところが人気らしいです。
ヒロインは加藤ローサ。ローサちゃん本人はイタリアと日本のハーフなのに、映画ではUS Navyの兵隊父と日本人母との間の子という設定。母は出てきますが、父はまったく画面に出てきません。娘が男つれて横須賀基地に遊びに来てるのに気にならないのか?!

竹中直人が竹中節全開の演技をしていて話がだれることはありませんが、別に大きいヤマやタニがあるわけでもない高校生の夏休みの住込みバイト物語です。宣伝では話そのものより音楽でデフテクとデパペペ(あえてカタカナで書いてみる)のコラボが売りにされてしまってるくらいたあいのないストーリーらしい。これも小さき勇者たちと同じく夏休み映画なのに五月連休に公開です。大人の事情はよくわからない。今年の夏の映画はそんなに大作が目白押しなのだろうか??

加藤ローサはかなりがんばって演技してます。キスシーンとか人工呼吸とかいろいろ。でも露出はビキニの水着まで。残念。

小さき勇者たち〜GAMERA〜

Filed under: - dekaino @ 2:02 このエントリをはてなブックマークに追加 絨<GAMERAのはてなBookmark被リンク数

小さき勇者たち〜GAMERA〜を観ました。
角川の映画部門が大映を買収して設立した角川映画によるガメラ。いわば最初の角川ガメラです。監督は平成ライダーや実写セイラームーンが代表作の田崎竜太。
樋口真嗣ガメラとはだいぶ違う趣きです。11代目リハウスガールの夏帆がヒロイン。夏休みの小学生達が主人公です。ドラえもん映画ののび太の恐竜とカブるストーリー。しかしなんで夏休みじゃなくて五月連休にロードショウなのか? 何か大人の事情があるのでしょう。
三重県や名古屋などの中京圏を舞台としており、いわゆるご当地怪獣映画の文法をはずさず、きっちり名所を攻めてきます。出来たばっかりの伊勢湾横断道路のシーンはなかなか素晴らしい。しかし名古屋住民の「地上はダメだ地下街に逃げろ」は名古屋人の地下街に対する愛を感じはしますが、被災時の心得としては大間違いだろ!? 地震や怪獣が来た直後に地下に逃げ込むのはやめましょう。

しかし今回のガメラはいったい何を食べていたのかまったく不明。これじゃ万が一ガメラの卵を拾ってもどうやって育てていいかわからないです。

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

Filed under: - dekaino @ 1:41 このエントリをはてなブックマークに追加 √順茯/膃1腴:ゃ潟薛絅海里呂討Bookmark被リンク数

ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女を観ました。有名なC.S.ルイスの古典ファンタジーの映画化。
ディズニー映画らしくいろんなところに制約があり、演出に苦労してるのが見て取れます。ディズニー制約の基本の、人は死なない、血は流さない、が忠実に守られているのは驚きです。だってこれ魔法世界の戦争の話ですよ。人死にや流血なしで表現するのはすごいです。魔女が滅ぶところすらうまーく誤魔化しています。ある意味において芸術的です。この手の制約事項を意識しながら鑑賞すると新たな発見がたくさんあると思います。

2006/4/30 Sunday

トムヤムクン!

Filed under: - dekaino @ 8:03 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ!のはてなBookmark被リンク数

トムヤムクン!を観ました。

マッハ!と同じプラッチャヤー=ピンゲーオ監督、トニー=ジャー主演の体当たりアクション映画です。とにかくアクションがすごい。
舞台はタイだけにとどまらず、オーストラリアまで広がりますが、スケールがでかいというのとはちょっと違う感じ。太陽にほえろの特番で香港が舞台なったときのようなお祭りサービスみたいなノリです。最後の敵がチャイニーズマフィアってとこがいかにもそれらしい。
動物を特に象を大事にするタイ人と、四本足のものは机以外何でもペロリと食べてしまう中国人との文明の衝突のようなストーリー。ボスキャラは東方不敗(Gガンじゃなくて金雇の方)ごときタマ抜きの麗人。ふざけた映画タイトル。ツッコミどころ満載です。

しかしアクションは本物。マッハ!が好きな人は必見です。

V for ヴェンデッタ

Filed under: - dekaino @ 7:45 このエントリをはてなブックマークに追加 V for 眼с潟燭里呂討Bookmark被リンク数

V for ヴェンデッタを観ました。無理に訳せば「復讐に生きるV」あたりになるでしょうか。マトリックスで有名なウォシャウスキー兄弟がプロデュースと脚本を手がけてます。

近未来の独裁体制のイギリスを舞台に、イギリス初の国王爆殺自爆テロ(未遂)の実行犯ガイ=フォークの仮面をかぶった謎の男がテロ行為を繰り返し革命をもくろむという話です。
アメコミが原作らしいのですが読んだことがないので、原作のままなのか映画化にあたり演出が入っているのかわかりません。なんていうかすごく押井守くさい世界観です。
ただ、押井世界の革命家のように複数のメンバーがよりあつまって傷を舐め合う馴れ合いはしません。Vはあくまでも単独として、そして動機もV個人の復讐であり、理想論に走った独善論ではありません。もちろん最後には失敗する負け犬革命家ではないのです。

見所はナタリー=ポートマンが政府の大物に取り入るために着るロリロリ服と、囚人となった後の坊主頭(これは予告編で印象的だった)。それからV役のヒューゴ=ウィーヴィングが最後まで顔見せしません。ロボコップピーター=ウェラーですら顔を見せたというのに、ハリウッド映画の主役が最後まで顔を出さないのは前代未聞ではないでしょうか?

交通博物館・万世橋駅遺構

Filed under: - dekaino @ 7:32 このエントリをはてなブックマークに追加 篋ら蕕私筝罘薈堺のはてなBookmark被リンク数

4月21日に交通博物館の万世橋駅遺構を見学してきました。

もうすぐ閉館する秋葉原の交通博物館
交通博物館外観

入口の横にはD51と0系もいます
交通博物館外観

今年閉館した後、来年さいたまで鉄道博物館として復活するそうです。
閉館イベントとしてこの建物の元となった旧万世橋駅の遺構見学会をやってます。

遺構にある駅名標識
駅名標識

廃駅ホームからみた肉の万世ビル
肉の万世

移転後の建物と駅遺構の扱いについては未定だそうです。なんとか保存してほしいものです。

2006/4/21 Friday

ファイヤーウォール(映画)

Filed under: - dekaino @ 9:55 このエントリをはてなブックマークに追加 <ゃゃ若若()のはてなBookmark被リンク数

ファイヤーウォールを観ました。

ハリソン=フォード演じるある銀行のネットワークセキュリティ担当役員が家族を誘拐した犯人の脅迫され、事件に巻き込まれていくというアクションものです。
タイトルにファイヤーウォールとありますが、ファイヤーウォールは出てきません! 最近はネットバンキングが流行ってるねみたいなフリが序盤に出てくるだけです。基本的には行内システムの内部端末を使った不正操作だけです。
リアリティを重んじたせいなのか、それとも映画とはいえ外部から負性送金ができるシーンをみせてしまうと銀行業界のイメージが下がってしまうのを恐れたせいなのか、とにかくファイヤーウォールはでてきません。

TWENTY-FOURのクロエ(CTUのしかめっ面分析担当員)役をやってるメアリー=リン=ライスカブがジャック、ジャック連呼するせいもあって、本当にtwenty-fourみたいな雰囲気です。特に、キャラ達の行動が浅はかというか考えが足りないというか「何でソコでそういうコトするかね!」の連続でどんどん状況が悪化していくところがまさにtwenty-fourです。
しかも、家族の安全のためならどんな反社会的な命令にも従うってところが納得いきません。アメリカ人的倫理観だと家族を人質にとられた銀行員が勝手に顧客の金を動かすってのはOKなんですかね? 少なくとも同情の余地がある? 金融のプロとして失格だとしか思えないんだが… テロリストの要求には従わないってのが強いアメリカなんじゃないの?

アクションは結構楽しめるけどコンピュータネットワーク系のネタは皆無。1980年代でも普通に成立するストーリーの映画です。

プロデューサーズ

Filed under: - dekaino @ 9:45 このエントリをはてなブックマークに追加 ャ若泣若困里呂討Bookmark被リンク数

プロデューサーズを観ました。
いかにもニューヨークらしい国籍・人種ごったまぜのショウビジネス業界を舞台にしたミュージカル仕立てのコメディです。
ナチスドイツのパロディで笑いをとってます。ゲイのヒトラーが出てくるとか。なんだかんだいってナチスって様式美があってパロディにして絵になります。

タイトルが単数ではなく複数形になってるのがミソです。
プロードウェイのミュージカルが好きな人ならかなり楽しめると思います。

2006/4/15 Saturday

仏果山

Filed under: - dekaino @ 23:09 このエントリをはてなブックマークに追加 篁絮韻里呂討Bookmark被リンク数

仏果山に登ってきました。
宮が瀬湖畔の仏果山登山口から宮が瀬越えまで1時間弱
宮が瀬越えから見た仏果山山頂
宮が瀬越えから見た仏果山山頂まだ桜が咲いています。

宮が瀬越えから尾根づたいに20分くらい歩くと仏果山山頂です。
仏果山展望台から見た東京方面
仏果山展望台から見た東京方面。田代の運動公園が見えます。残念ながらガスが出ていて遠くが見えません。晴れていると新宿の高層ビル群から高尾山まで見えます。

仏果山展望台から見下ろした山頂の桜
仏果山展望台から見下ろした山頂の桜。山頂は温度が低いせいか、4月中旬が桜の見頃です。

仏果山展望台から見る宮が瀬ダム湖
仏果山展望台から見る宮が瀬ダム湖

仏果山展望台から見る丹沢1
仏果山展望台から見る丹沢1

仏果山展望台から見る丹沢2
仏果山展望台から見る丹沢2

仏果山山頂の標識
仏果山山頂の標識

日帰りハイキングに向いてる山です。山頂展望台からの景色は絶景。

2006/4/8 Saturday

サウンド・オブ・サンダー

Filed under: - dekaino @ 18:10 このエントリをはてなブックマークに追加 泣潟祉祉泣潟爾里呂討Bookmark被リンク数

サウンド・オブ・サンダーを観ました。
レイ=ブラッドベリの短編が原作のタイムパラドックスものです。ストーリーは古典SFなのでシンプルそのもの。
一部でCGがチャチという評価がされていますが、本作はCGよりもミニチュアセットが素晴らしいです。クラシックな特撮技術がなかなかいい感じに使われていて古い特撮ファンにはクラクラきます。そもそもブラッドベリなんて古典を原作にしたところで老いたSFファンにターゲットを絞っているようなものだから、これはこれでアリなのだと思います。ビルのミニチュアセットの窓に鏡を入れて室内の様子を合成する技(平成ガメラでも使われてました)など、見所ですぞ。

作中で「新大陸を発見したコロンブス、初めて月に行ったアームストロング、初めて火星に行ったブルベイカー、あなたは彼らに匹敵する探険家になるのです」という、中生代の恐竜狩りツアーの勧誘文句が何度も出てきます。ただし日本語字幕ではブルベイカーのくだりは完全に省略されてます。前ふたりはいいとして、ブルベイカーって誰なのよって思って調べてみました。
最初はブラッドベリの火星年代記に出てくる人物なのかなと思いましたが該当者なし。実は本作の監督であるピーター=ハイアムズ関連でした。ハイアムズの不朽のSF名作カプリコン・ワンの艦長の名前がチャールズ=ブルベイカーというのを発見。うーむ、カプリコン・ワンは封切り時に劇場で見たんだけど固有名詞までは覚えてなかったですよ。
つまり本作の歴史ではブルベイカーの火星探検は偽装じゃなくて事実だった(またはバレなかった)ということなのでしょう。奥が深いぜ!

古風なSFが好きな方におすすめ。今風のCGしか知らない人でも楽しめると思います。

2006/4/3 Monday

シリアナ

Filed under: - dekaino @ 8:34 このエントリをはてなブックマークに追加 激≪のはてなBookmark被リンク数

シリアナを観ました。
トラフィックのスタッフが、元CIA諜報員が書いたノンフィクションのCIAは何をしていた?を脚色して作った社会派映画。
演出的にはトラフィックほどケレンに走ってないオーソドックスなものですが、非常に複雑な人間模様や並行的に進行するドラマが最後にバチっと合うところが見事です。かなり難解なので二度三度見ても楽しめると思います。

霍元甲/SPIRIT

Filed under: - dekaino @ 0:46 このエントリをはてなブックマークに追加 /SPIRITのはてなBookmark被リンク数

霍元甲/SPIRITを観ました。
ちょうど100年前の20世紀初頭に上海に実在した武術家 霍元甲の一代記です。ポスターとかではジェット=リーがハゲのようにみえますが弁髪です。最初は自分の力に溺れて不要な恨みを買い妻子を暗殺されるという過酷な経験を経て、立派な人格者となっていくストーリーが感動的です。特に田んぼで風の音に耳を傾けるシーンが印象的です。

ただ100%実話ではありません。本当の坂本竜馬と司馬遼太郎の描く坂本竜馬の差くらいは美化されています。特に最後に霍元甲が毒殺されるという話は非常に有名で、中国人でも毒殺は実話と思っている人が多いのですが、これは小説家の作ったフィクションで実は霍元甲はもともと肺を患っていたというのが真相のようです。

そういえばブルース・リーのドラゴン怒りの鉄拳も霍元甲が出てくる話ですね。中国の近代武侠ものでは人気のある題材のようです。

2006/3/29 Wednesday

真救世主伝説北斗の拳ラオウ伝・殉愛の章

Filed under: - dekaino @ 9:26 このエントリをはてなブックマークに追加 筝筝私茯潟篌紙腴のはてなBookmark被リンク数

真救世主伝説北斗の拳ラオウ伝・殉愛の章を観ました。

正直タイトル長いです。というか北斗の拳2006とかでいいじゃん。
昔の東映アニメーションの北斗の拳アニメとはまったくスタッフが違います。シナリオも声も作画もすべてが違う。
お金の世界では井本満が仕掛けた映画ファンドという視点で注目されてますし、ジャンプ黄金期マニアには堀江信彦(現コミックバンチ編集長・コアミックス社長)作品ということで注目されている話題作。要は、とりあえずパチンコ業界でめちゃくちゃ儲かってる北斗ブランドを使って映画でも儲けちゃおうって企画です。

まず、旧作との一番の違いは千葉繁の不在。千葉繁がいないだけでこんなにも雰囲気が変わるのか!! 冒頭の『センキューヒャクキュージューエックスねぇぇぇん』って叫びがないとかなり寂しいです。
その他にも声優が本職でない俳優が多く採用されているのですが、さほど違和感はありませんでした。特に阿部寛はノリノリでした。かなりイケてる。そしてラオウが饒舌です。口調は朴訥としているのだが、何かとしゃべりすぎ。ラオウは「ウム」とか「ヌゥ」とかうなってればそれで存在感十分過ぎるんだよ。下手にしゃべるから小者に見えてしまう。

そしてケンシロウは救世主ではありません。旧作ではケンシロウが行くところすべて救われてみんな幸福になっていたのですが、やはりたった一人の拳法家ふぜいに世界が救えるわけがありません。悪いチンピラをたおすのがせいぜいで決して世界を救えてないのがリアルです。サウザーを倒したってボスがラオウに変わるだけなんだもん。奴隷達も救われないです。
ウッディ大尉に「うぬぼれるものではないよアムロ君。君一人の力で戦局が動いたり、マチルが生きたり死んだり、そんなあまいものではないのだよ。」とたしなめられたアムロのような立ち位置です。

観客は結構入っていたので興行としては成功の部類だと思います。純粋に映画としても結構いい出来だと思います。北斗ファンはぜひ観るべし。

THE MYTH/神話

Filed under: - dekaino @ 8:14 このエントリをはてなブックマークに追加 THE MYTH/腑荅韻里呂討Bookmark被リンク数

THE MYTH/神話を観ました。
ジャッキーチェンの新作です。最近の中国映画で流行ってる壮大な歴史物とジャッキーチェンのコメディアクションが融合したような映画です。

最近なぜかミライザーバンみたいに変な過去生の夢を見るようになったスーパー考古学者が、インディージョーンズばりに香港とかインドとか西安の名所を巡って伝説の遺跡を発掘する物語。

最後のクレジットでは恒例のNGシーンもあります。

2006/3/24 Friday

イーオン・フラックス

Filed under: - dekaino @ 19:45 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ若潟祉垢里呂討Bookmark被リンク数

イーオン・フラックスを観ました。
MTVでやってたピーター・チョン監督ショートアニメが原作。アニメのまぶたでハエを捕まえるシーンが見事に再現されていた。けどいまいち意味不明(原作アニメでも意味不明だが)

ちょっとネタバレになりますが、古典SFにありがちなクローンネタです。オチもよくあるパターンなので、古典SFに詳しい方は、センス・オブ・ワンダー体験はとうてい得られないことでしょう。役者とCGの美しさにしびれる方向で楽しんでください。

劇中で印象的な形でソメイヨシノの林が出てくるのですが、世間にあるソメイヨシノはすべてDNAが同一のクローンだというのが何かの暗喩になってるんでしょうか? それとも考えすぎ??

テンポが非常によくてかなり楽しめる作品です。

2006/3/18 Saturday

劇場版 機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-

Filed under: - dekaino @ 10:45 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 罘紕Z潟 III -藜-のはてなBookmark被リンク数

劇場版 機動戦士Zガンダム III -星の鼓動は愛-を観ました。
噂どおり確かに最後が変わってました。でも予想ほど変わってなかったなという印象。ちゃんとカツが前方不注意で死ぬところも忠実に再現。エマも悲しいことに劇場版でも死んでしまうのだけど、テレビ版ではハッチさえあけて外に出なければ死なずにすんだのに! という悔やまれたのですが、ちゃんと劇場版では急いで脱出しないとマーク2の爆発に巻き込まれてしまうという状況が説明されており、ああエマの死は不可避だったのだなと納得できます。ヘンケンもきっと納得してくれるでしょう。

モビルスーツ戦はなぜか肉弾戦というか殴りあいシーンばっかり強調されて、遠距離からの射撃はほとんど出てきません。テレビ版では遠くからの撃ち合いばっかりだったのとは対照的です。

それにしてもサエグサの顔が濃かった。本作品で受けた衝撃の半分はカミーユとファの公開いちゃつきプレイ、残り半分はサエグサの顔の濃さでした。

劇場版ZZはありえないと思われます。以上。

映写事故

Filed under: - dekaino @ 10:34 このエントリをはてなブックマークに追加 篋のはてなBookmark被リンク数

PROMISE-無極を観てた時に映写事故がありました。
2006年3月11日、TOHOシネマズ海老名のプレミアスクリーンで鑑賞してたところ、ちょうど崑崙が花鎧を着て王を助けに向かうシーンでいきなり室内が明るくなり上映中断。しばらくしてから係員が出てきて再開まで10分程度かかると説明。
こんな経験初めてでした。今でもこういうことがあるんですね。配給がフイルムじゃなくなったらこういう事故もなくなってしまうんだろうか?
でもトイレを我慢してた人はラッキーだったかも。

15分くらいたってから無事に上映再開。最後まで映画を楽しむことができました。
劇場の出口で係員が頭を下げながら無料招待券をひとりひとりに配っていました。このチケットもレアアイテムか!?

無料招待券

PROMISE-無極

Filed under: - dekaino @ 10:10 このエントリをはてなブックマークに追加 PROMISE-≧サのはてなBookmark被リンク数

PROMISE-無極を観ました。
有名な陳凱歌監督の大作。中国の神仙思想を元にしたファンタジーです。ファンタジーなので時代考証とかそういう無粋なことは考える必要なし。
絶世の美女の傾城を巡って、伝説の花鎧に身を包む常勝の光明将軍と腹具名北方侯爵の無歓が争う話。光明の奴隷の崑崙と無歓の手下の薄気味悪い黒衣の者(鬼狼)もその争いに絡んでいきます。というか傾城と崑崙が中心です。

かなりわかりやすく描写された作品で子供向けといってもいいくらい。マンガ的な表現が多いです。実写版北斗の拳を作るならこういうノリがいいんだろうな。キャラの名前も的確に役割を言い表しています。
また、花鎧や黒衣という衣装が重要なアイテムで、ある意味で仮面の機能を果たしています。黒衣の者はまさに中華版ダースベイダーというところ。キャラが立っています。

崑崙の故郷の雪人族はアイヌみたいな服をきてます。アイヌはサハリン(樺太)にもいたし、シベリアにも熊送りの風習を持つ近縁の部族がいたらしいから、不思議ではないのかな? と無粋な考証をやっちやったりして…

大変面白かったです。

2006/3/11 Saturday

Respect川本喜八郎

Filed under: - dekaino @ 7:46 このエントリをはてなブックマークに追加 Respect綏、里呂討Bookmark被リンク数

渋谷ユーロスペースで上演されているRespect川本喜八郎を観ました。人形劇/人形アニメ作家の第一人者 川本喜八郎、彼の新作「死者の書」の公開を記念し、川本喜八郎が手がけた作品を一挙に紹介する企画です。
人形アニメだけじゃなく、平面的な紙を使ったアニメもあってなかなか面白いです。完成度が一番高いのは岸田今日子の「いばら姫またはねむり姫」。話、絵ともに非常にいい出来。一見の価値あり。

一応作品集DVDが2002年に出てますが、大きいスクリーンで見られる企画は滅多にない貴重なチャンス。3月17日までやってるので観たい人はお早めに!

ナイト・オブ・ザ・スカイ

Filed under: - dekaino @ 7:35 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ祉祉吟祉鴻い里呂討Bookmark被リンク数

ナイト・オブ・ザ・スカイを観ました。
陳腐な言い回しですが、まさにフランス版トップガン。ミラージュがところせましと飛び回ります。フランス映画なので当然恋愛模様も織り込まれます。
といってもロマンス映画というよりはやはり空中戦を楽しむ飛行機映画でしょう。
やっぱフランス人ってアメリカ女が英語で話しかけてもちゃんと理解した上でフランス語で返事するんだよね。さすがだー

オリバーツイスト

Filed under: - dekaino @ 7:03 このエントリをはてなブックマークに追加 若ゃ鴻のはてなBookmark被リンク数

オリバーツイストを観ました。
19世紀のロンドンでスリ一味にまで身を堕とした孤児がハッピーエンドを迎えるまでの物語。ディケンズの有名な小説の何回目かの映画化です。

19世紀のイギリスで孤児がなる職は、煙突掃除とか葬儀屋の手伝いなんですね。煙突掃除の親方が顔が真っ黒なのに帽子を取ると帽子の下の部分だけ白く残ってるのが笑えた。煙突掃除といえば黒い兄弟(これはイタリアが舞台のドイツ文学ですけど)を思い出します。

時代考証と撮影セットにはすごくお金をかけてあってとてもリアルにできています。ロンドンの霧も素晴らしいできばえ。それからロンドンのすり一味が話す言葉が訛ってます。いわゆる下町訛りってやつですか? 頭目の名前のフェイギン(Fagin)もファイギンって発音してますね。貴族階級はちゃんとフェイギンと呼ぶ。まぁ歴史的に言えば、庶民のファイギンって方が由緒正しい発音で、フェイギンって発音は貴族階層(ノルマン系)のおフランス訛りってことなんでしょうけど

しかしこの時代、孤児が幸福になるにはお金持ちに見初められて養子になるしか手はなかったんでしょうかね。現代的な目で見るといかにも他力本願でタナボタ的展開です。そういやキャンディキャンディも金持ちの養子になるor嫁に行くだけが孤児が幸せになる道だったなぁ…

変な脚色はなく原作に忠実かつ時代考証をしっかり行った佳作です。

しばらく忙しかった

Filed under: - dekaino @ 6:57 このエントリをはてなブックマークに追加 違鏆cのはてなBookmark被リンク数

しばらく忙しくて日記が止まってました。そろそろ復活します。
忙しかった間も何本か映画観てたので、とりあえずその感想でも書きます。

2006/2/18 Saturday

劇場版 最終兵器彼女

Filed under: - dekaino @ 18:47 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 腟球綵弱コのはてなBookmark被リンク数

劇場版 最終兵器彼女を観ました。
これは怪獣映画ですね。小樽を中心とした北海道ロケで、有名な建造物をガンガンぶっ壊すという、ご当地系怪獣映画の文脈そのままの特撮です。
特撮レベルも高く、中盤までは非常に楽しく観ることができました。メインキャストの前田亜季貫地谷しほり(カンジヤシオリ)もかわいいです。

ただ終盤以降は話がどんどんつまらなくなります。まぁこれは映画スタッフが悪いんじゃなくて原作がつまらないんでしょうがないです。原作は小学館の青年誌にありがちのダラダラ連載系(Monsterとか奈緒子とか)のひとつで、ひきのばしてひきのばして、もう読者がマゾみたいにじらされて、最終回でやっと解放されて感動してしまう話なので、一気に読んでしまうと面白くとも何ともない話となってしまうのです。2時間で決着がついてしまう映画には向かないのは確かです。
話のレベルを落としてまでだらだら連載するのは、サラリーマンたる編集者にとって一番都合がいいからなんですよね。小学館の編集はサラリーマン気質が強すぎてよくない。

ラストは少しアレンジが入ってて少し努力したようですが、どうせならもっと大胆にアレンジした方がよかったかも。

2006/2/12 Sunday

21世紀のバルタン星人

Filed under: - dekaino @ 7:58 このエントリをはてなブックマークに追加 21筝膣帥恰篋困里呂討Bookmark被リンク数

ウルトラマンマックスにバルタン星人が出ました。
ウルトラシリーズで何回も出てきたバルタン星人。今回は7回目か8回目になるはず。毎回少しずつアレンジが加えられてきたバルタン星人ですが、マックス版バルタンは大変なことになっています。

いきなりツトム少年の前に現れたバルタン星人。少年の肩に乗るくらいのとても小さいサイズです。
穏健派バルタン星人
バルタンが言うことにゃ、「俺は穏健派バルタン。地球はねらわれている!」

そしてバルタンは地球人に変身する能力も備えていた!!
ばるるん☆
能力を使うときは両ハサミを上に向けて「ばるるん☆」と唱えます。

なんということでしょう! あのバルタン星人が夢のようなかわいらしい少女に!
美少女に変身
ツトム少年も大興奮! 「き、きみ 女の子だったの!?」
バルタン「いやだったら 男の子に変身しなおそうか?」
ツトム「い、いや そのままで結構でございます」
おそらくバルタン星人はツトムの脳内の妄想を形にしたんだと思われます。
ツトムくん、純情そうな顔をしてなかなか妄想レベルが高いらしい。

バルタン美少女(?)の名前はタイニー。演じるのは半田杏(はんだあんず)14歳。
タイニー「さぁ行こうか」
ばるるん☆
いきなり空から竹ぼうきを取り出し、魔女風にまたがって「ばるるん☆」
もちろん両ハサミを上に向けてます。

ほうきで空を飛ぶタイニーとツトム。
空を飛ぶバルタン星人
これもツトム少年の脳内妄想でしょうか。なかなかやるな! ツトム。

なんかノリが石森原作の東映魔法少女シリーズみたいになってます。
しかし21世紀になってバルタン星人も美少女変身能力を身につけるに至ったか。日本の21世紀はどうなってしまうのだろうか…

前編後編の2話連続ものなので、興味がある人は来週土曜の朝放送予定の後編でばるるん☆

2006/2/11 Saturday

千里走単騎

Filed under: - dekaino @ 18:40 このエントリをはてなブックマークに追加 莎医薑、里呂討Bookmark被リンク数

張芸謀監督の単騎、戦利を走る。を観ました。句点「。」が含まれる邦題って結構珍しいかも?

男鹿の漁師が息子のために中国に民族舞踊を撮影しに行く話。要約するとただそれだけですが、非常に心に残る映画です。

中国の山岳や少数民族の集落が美しいです。出演する中国の人達が役者じゃなくて素人が実名で出てるのがいい味だしてます。

しかし高倉健はどこにいても高倉健だなぁ

フライトプラン

Filed under: - dekaino @ 17:56 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ海里呂討Bookmark被リンク数

フライトプランを観ました。
客席は満席に近く、かなり客の入りはいいようです。なんといっても本作は予告編の出来が素晴らしい。あの予告編だとついつい観たくなっちゃうよね。
でも、本編を観ても予告編を観た時のモヤモヤが解消されるとは限りません。とゆーか、モヤモヤはむしろ増えるでしょう。ネタバレせずに説明するのは難しいのですが、「ああそうだったんだ! というスッキリした決着はつきません。まぁ現実世界の事件でも犯人の動機がすっきり解明されることは稀なわけで、そういう意味ではリアルです。いくつもの謎が放置されたまま終幕となります。

犯人はいったい何が目的だったのか? いったいどうやって逃げるつもりだったのか? 金の流れなんて簡単に追跡できるだろうし…
どう考えてもアラがありすぎのずさんな犯行計画。どうにも納得いきません。

この事件で一番得したのは誰か? この視点で考えると事件の黒幕は航空機メーカなのかもしれません。とりあえず1機分は修理なり新規発注がありそう。それに、航空機メーカの開発主任だった主人公のカイル(ジョディー=フォスター)を消せば、ライバル会社にノウハウを流出させる心配もなくなるし、いいことづくめだ。

ドイツの空港シーンが結構スケール大きい映像ですが、機内のシーンは別に普通の飛行機映画と変わらない感じです。

2006/2/9 Thursday

プライドと偏見

Filed under: - dekaino @ 21:11 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ頳のはてなBookmark被リンク数

プライドと偏見を観ました。
18世紀のイギリスの農村を舞台にした、父母と女ばかりの4人姉妹って家庭の物語。ブリジット・ジョーンズの日記の元ネタらしい。
娘達はいい男を捕まえて結婚するコトに命かけてます。地上波の恋愛ドラマみたいな感じ。柴門ふみのマンガにありそうなストーリーです。

主人公は、男なんかに興味ないみたいな顔をしつつ、なぜかベタ惚れ。そしてハッピーエンド。ツンデレ系がお好きな方はカナリ楽しめるでしょう。

2006/1/31 Tuesday

YAHOO!Japanで検索

Filed under: - dekaino @ 1:03 このエントリをはてなブックマークに追加 YAHOO!Japanф膣△里呂討Bookmark被リンク数

気がつくと、YAHOO!Japanでscreenってキーワードで検索すると、8番目にscreenのススメがでるようになってた。いつのまにこんなにランクが上がったのだろう?

思えば screenのススメのページを最初に作った頃のYAHOO Japan!は、まだ完全に人手で登録している時代の末期で、登録依頼をださないと登録されなかった。でも登録依頼件数が多すぎてなかなか登録されない状態だった。とりあえずscreenのススメも登録依頼出したんだけど登録作業は結局行われないまま手動登録時代が終わりを迎えた。

この頃から検索サイトとしてはYahooは使えない感じになり、gooとかalta vistaのような全文検索エンジンが流行りだしたと記憶している。

なんか昔話になってしまった。

THE有頂天ホテル

Filed under: - dekaino @ 0:21 このエントリをはてなブックマークに追加 THE紊のはてなBookmark被リンク数

THE有頂天ホテルを観ました。英語表記だと THE WOW CHOTEN HOTELです。
いかにも三谷幸喜風味な作品。巧い役者を集めて舞台のような筋書き。長まわしカットの連続。戦前の映画を見てるようなレトロさです。
出演者はみんなうまいんだけど、篠原涼子はお水系や風俗系の役をさせると特にうまいです。

しかし、大晦日の話なのに年末年始をはずして1月下旬から公開ってどういう事情があったのだろうか? やはりムシキングが好調すぎて東宝の冬休み枠があかなかったのだろうか? 季節外れにはなってしまったけど、フジテレビの宣伝がいいのか結構客入っているようです。

ストーリーそのものは落語みたいなコメディ仕立てのたわいもない話。爆笑ってほどじゃないけどクスグリの連続みたいな感じです。

2006/1/27 Friday

深田恭子の天使

Filed under: - dekaino @ 22:46 このエントリをはてなブックマークに追加 羞援井絖紊篏燭里呂討Bookmark被リンク数

深田恭子の天使を観ました。桜沢エリカのマンガが原作らしいが読んだことはありません。

キャスティング的にはメジャーからマイナーまで幅広くアイドル系女優を集めた典型的なアイドル映画です。
深田恭子演ずる天使は、ジンライム飲んでふわふわ飛んでるだけです。セリフは一言もありません。なぜか天使が見える人と見えない人がいます。どうやら見える人の方が少数派みたいです。天使はふわふわ飛ぶだけで特に何もしないのですが、いつのまにか天使が見える人たちは少しだけ幸せになるみたいです。
これって原作も同じようなテイストなんでしょうか?
ブラッドベリばっかり読んでる文学少女とかマニアック過ぎです。
永作博美はなんか演技が桃井かおりっぽくなってます。
次のじゅわいよ・くちゅーるマキのCMは永作で決まりか!?

B級アイドルをたくさん見たい人におすすめ

2006/1/10 Tuesday

TOHO1ヶ月フリーパスポート終了

Filed under: - dekaino @ 1:36 このエントリをはてなブックマークに追加 TOHO1倶若鴻若腟篋のはてなBookmark被リンク数

TOHO1ヶ月フリーパスポートをゲットしてから、はや一ヶ月。1月9日で見放題期間が終了しました。結局観た作品は14本。2日に1本のペースをやや下回りました。

さすがにTOHOで公開してる分だけではそうそう数を稼げません。過去1ヶ月間に公開されてた作品はほとんど観たけどそれてせも14本止まりでした。観てないのはただ1本「ふたりはプリキュア マックスハート2 雪空のともだち」だけ。

とりあえず映画三昧で楽しい年末年始を送ることができました。
これからまたポイントを貯めたとしても次に1ヶ月フリーパスポートをゲットできるのは2007年かなぁ…?

輪廻

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第14弾
これがフリーパスポートシリーズの最後! 清水崇の輪廻を観ました。
ギャガプロとか円谷プロでチープなB級ホラーを撮ってた清水崇がいつのまにか大物扱いになってますね。北米市場で結果を出してるんだからすごいのは確か。儲けという面では宮崎駿より優秀ってことだもんな。

ということで今風のホラー映画の本作。主演は優香。この立ち位置が微妙なアイドルに主演させるところが昔のB級ホラーっぽくてよい。てゆーか優香を使ったのは絶対監督の趣味だろ。優香もホリプロの一押しだった頃ならこの仕事うけなかったろうなぁ…

映像的には非常にテンポが良くてハリウッド的。内容が濃い割に尺が100分未満という最近ではハリウッド映画でも珍しいくらい短いです。商業的見地からみて素晴らしい出来といえるでしょう。場末の映画館主も大喜びだ。

怖さという点では昔の本格的ホラーとは異種のものです。人間が一番怖いものって、なぜそうなるか理由が全然見えないものなんですね。だから本格的ホラーはミステリー仕立てっぽくなってて、脅威の原因や理由が観客にはっきりはわからないように、じわじわと攻めていくわけです。
だから、原因とか理由がわかっちゃうと恐怖って薄れるんですよね。理屈がわかれば対処策もたてられるわけでだいぶ楽になります。たとえ脅威の原因が人間の力をはるかに超えていて対処不能であったとしても、何でこんなことになってるかまったくわからない混乱状態から比べると、理屈がわかるだけで怖さは薄れるものです。残るのは生理的な嫌悪感とか驚きだけ。
余談ですが、わけのわからない怪異現象について適当に理屈をつけて説明することを陰陽道で「式を打つ」といいますね。とにかく説明がつけてしまうとたとえその怪異現象そのものになんら変化がなくても、怖くなくなってしまうものです。

本作は、怪異現象の理由が最初っからはっきり観客に示されており、加えてスプラッターばりばりでもなく、不可解な恐怖や生理的嫌悪感というより、お化け屋敷的にタイミングで脅かすだけの映画です。つまりさほど怖くはない。要は安心して怖がれるホラーってことかな。本気で怖いホラーって今はもう需要がないのかも? さほど怖くないから気軽に観にいけるみたいなところがあるんでしょうかね。

結末もマニアック。清水崇は拘束服を優香に着せたかったんだろうなぁ…
最終的にはオチがついていないように思える決着ですが、この事件で誰が得したかを考えると、今回の事件すべて教授の妻が裏で糸を引いてたんじゃないか? って推測もできないことはありません。教授の研究資料は全部残ってたみたいだし… そこに気づければ人間の業の深さとか怖さを感じることができるかもしれません。

2006/1/9 Monday

銀色の髪のアギト

Filed under: - dekaino @ 23:50 このエントリをはてなブックマークに追加 蚊蕭≪のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第13弾
銀色の髪のアギトを観ました。GONZO初の劇場作品です。サンライズにおける劇場版ガンダムというよりは、ガイナックスにおけるオネアミスの翼をねらった企画のように思えます。

映像は非常に力が入ってて見ごたえがあります。しかしストーリーはかなり説明不足。設定はテレビシリーズ4クールに耐えられるぐらいの量が十二分に練られているのだが、それを一気に劇場版に詰め込んだためだいぶもったいないことをしています。ガンダムでたとえればF91のような消化不良さを感じさせます。せっかくの飯田馬之介原作なのですがもったいないことです。馬之介は本当にチャンスに恵まれないですね。なんだかんだいって一番売れたのが08MS小隊の後半っていうじゃ悲しい。

最後のオチはすっきり終わらず、スチームボーイっぽい後味です。まぁ本作の続編は100%ないでしょうけど。SF考証的には説明がかなり足りないので評価しようがないです。なんでわざわざ火山を移動しなくてはいけないのか? 地球規模のシステムなら数十キロ移動したからって誤差だろとか、つっこもうと思えばいくらでもつっこめるのですが、まぁそこは言わぬが花。

ヒロイン役の宮崎あおいはソツなく無難にこなしてます。

2006/1/8 Sunday

ディック&ジェーン 復讐は最高!

Filed under: - dekaino @ 10:03 このエントリをはてなブックマークに追加 c&吾с若 緇莅蕭!のはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第12弾
ディック&ジェーン 復讐は最高!を観ました。ジムキャリー主演のコメディです。
一応、本作はリメイク作で元ネタがあります。1977年製作で、原題は本策と同じFUN WITH DICK & JANEですが、公開時の邦題はちょっと違ってておかしな泥棒ディック&ジェーンとなってます。内容もシノプシスはおおむね同じですが、プロットがだいぶ変わってまして、今風の設定になってます。
ぶっちゃけ言って、エンロンの倒産および不正経理に関わる事件のパロディになってます。最後の落ちもエンロン絡み。アメリカの階級社会のトップから最下層まで落ちていく様がかなり興味深いです。やっぱり最下層は不法入国したメキシコ人なのか…とか、南部に住む子供はどっからかスペイン語を覚えてきちゃうとか、アメリカの世情が垣間見えます。

アメリカでは常識だけど日本じゃあまり知られてないような事柄に詳しいとより楽しめるでしょう。ラルフ・ネーダー(そっくりさん?)とか出てくるんだけど日本じゃ知名度いまいちで面白さがピンとこないかも?

2006/1/6 Friday

コロニー落とし

Filed under: - dekaino @ 12:49 このエントリをはてなブックマークに追加 潟取純のはてなBookmark被リンク数

朝日新聞朝刊で連載されている4コマ漫画ののちゃん(旧となりの山田クン)、なんと今日(2006年1月6日)の作品でコロニー落としのシーンが出てくる。ガンダム文化もいしいひさいちが引用するまできたか。
ののちゃんの母はPTSDになって「空が落ちてくる〜」とか叫ぶようになってしまうのだろうか?

2006/1/5 Thursday

日曜 朝7時

Filed under: - dekaino @ 22:00 このエントリをはてなブックマークに追加 ユ 7のはてなBookmark被リンク数

今年の日曜朝7時はかなりアツいです。
1月8日からテレビ東京系で魔弾戦記リュウケンドーが始まります。
つまり日曜の07:00〜07:30の枠は

日テレ: 所さんの目がテン! (教養)
TBS: 交響詩篇エウレカセブン (アニメ)
テレ朝: まじめにふまじめかいけつゾロリ (アニメ)
テレ東: 魔弾戦記リュウケンドー (特撮)

と、かなり激戦の時間枠となります。
テレ東もなんでわざわざこの時間帯にぶつけてくるのか? 戦隊ヒーローよりはまだゾロリの方が視聴者を奪えると思っているんだろうか?
どっちにしろエウレカセブンの視聴率がますます低下するのは間違いないですな

ムシキング/セイザーX

Filed under: - dekaino @ 19:45 このエントリをはてなブックマークに追加 激潟/祉ゃ吟XのはてなBookmark被リンク数

1ヶ月フリーパスポートシリーズ第11弾
ムシキングとセイザーXの2本立てを観ました。

まずはムシキングの方から。正式名称は「劇場版甲虫王者ムシキング グレイテストチャンピオンへの道」です。テレビ版をまったく観たことがないので、ムシキング世界のことがよくわからないまま、予備知識まったくなしで観ました。
まずわかったことが、主人公のケントがダメな子だということ。家の手伝い逃げ出してゲームセンターで父親に捕獲されるなんてロクでもないガキだ。その父親は蕎麦屋のオヤジなのだが、やっぱりダメダメ。店で客をほったらかしてテレビに夢中になるし、あまつさえハネダシティ(セガ本社?)に駆けつけるし、この親にしてこの子ありというダメ家族。ダメ度でいえばバカボン&バカボンのパパに匹敵します。母親は一応バカボンのママくらいには良識的みたいだが、ケントの弟はハジメちゃんみたいに秀才ではなく兄によく似て馬鹿っぽいところが救いがない感じ。この家族マジでヤバイ
夢野アイそれからヒロインキャラが今風のデザインでアホ毛がついてるのはいいのだけれど、これはちょっとやりすぎ。これじゃシャアザクの中隊長マークだろ。色も赤っぽいし実は三倍速いのか! (何が?)

大きいお友達向けサービスとして、福田沙紀というアイドルがエンディングの主題歌を歌ってゲストキャラの声優もやっているのですが、そのゲストキャラがライバル役の少年(♂)でした。ふつーこういう場合は女性キャラをやらせるんじゃないの?? かなり謎な配役でした。

次にセイザーXについて、正式名称は「劇場版 超星艦隊セイザーX 戦え! 星の戦士たち」です。東宝の特撮テレビ番組超星神シリーズの、グランセイザー、ジャスティライザー、セイザーX、三作品すべてが登場する夢の劇場版です。
しかしヒーローだけでもグランセイザーが12人、ジャスティライザーとセイザーXは3人ずつ、合計で18人も集合してしまうわけで、普通に作ったんでは収拾がつきません。そこで人間ドラマ部分はかなり省略されております。

まずグランセイザーからはヒーローの変身前の人たちがひとりも出てきません! これはかなり大胆です。グランセイザーから出てくるのはハゲの考古学博士とラスボスのボスキートだけです。
そしてジャスティライザーからは一応ヒーロー3人がすべて出てきます。だけどロン毛だった真也さんが角刈りになってて一瞬誰だかわかりませんでした。重要な役回りで澪さんも出てくるのですが、いつも澪さんのお供している麗香さんが出てきません。天堂家を守護するお役目はどうした!?
最後のセイザーXは、さすがに現在放送しているだけあってすべてのキャラが出てきます。敵も基本的にはセイザーXの敵の宇宙海賊です。というか、脇役達がテレビシリーズ以上に大活躍です。だいたいアインとツヴァインなんてテレビでは風呂に入って笑いをとる以外に何の役にも立ってないのに、劇場版では疾風怒濤の大活躍! 本当は戦闘力高かったんだねぃ。ゴルドも何気なく活躍します。

変身後のヒーローと巨大メカについてはすべて登場しますが、なにしろ数が多すぎて大味な感じです。特にグランセイザー12人は変身前の描写がまったくなく、いきなり変身後の姿で12人まとめて登場するので、なんとなくザコっぽい印象があります。
それからみんな忘れてると思うけど、グランセイザーの4つの超星神、ガルーダ、ドルクルス、ガンシーサー、リヴァイアサンは、それぞれ1人ずつしかダイブインできないんだよ。つまり12人のうち4人しかダイブインしないので、8人が取り残されるはずなんだよ。なのにチャッカリ12人ともダイブインしやがった。俺はそういう細かいミスを見逃さないよ!

巨大メカは他にも、ジャスティライザーに出てきた国防軍のユウヒや、東宝メカの至宝! 海底軍艦の轟天号も出てきます。おそらくゴジラ FINAL WARS版ではなくてオリジナル版。超星神視リーズと轟天号は全然関係ないはずだが、特技監督が北村龍平だから悪ノリして出したのでしょう。
轟天号
いろいろ細かいところは気になるけど、非常に楽しめる作品でした。東宝特撮ファンなら必見でしょう。
最後に重要な報告をひとつ、エンディングに「セイザーXジャンプだ!」体操はありません。大変残念です。

2006/1/4 Wednesday

リバースエンジニアリング改訂

Filed under: - dekaino @ 14:25 このエントリをはてなブックマークに追加 若鴻潟吾≪潟井壕のはてなBookmark被リンク数

wikipedia日本語版の「リバースエンジニアリング」を書き換えるという話をだいぶ昔に宣言したのを思い出した。もう半年前になるのか…
とりあえず正月休みなので、適当に書き換えてみました。→改訂版「リバースエンジニアリング」

ここ以降の文章はGNU Free Documentation Licenseで保護されます

とはいえ、市販されている製品をリバースエンジニアリングすること自体は原則的に合法行為である。知的財産権で保護される秘密は営業秘密(Trade Secret)だけであり、日本では不正競争防止法で保護されるが、市販品などの秘密保持契約(NDA)なしで入手できる製品/文献/情報については、保護の対象にならない。保護の対象となるのは、たとえば、社内で秘密裏に開発していた試作品を産業スパイが社外に持ち出す等の非合法な手段で入手した場合であって、合法的に入手した市販品についてリバースエンジニアリングする場合は合法である。
ここまでの文章はGNU Free Documentation Licenseで保護されます

知的財産権上の秘密というとんでもワードに適切な説明を加えて、原則的に合法な行為ということをきっちり明記した。
これでだいぶよくなったんじゃないかな?
しかしなんでリバースエンジニアリングをネガティブに考えたがる人が後をたたないのかな? 謎だ。

2006/1/3 Tuesday

女魔術師ポルガラ

Filed under: - dekaino @ 10:29 このエントリをはてなブックマークに追加 絅渇茵絽のはてなBookmark被リンク数

昨年に読んだ魔術師ベルガラスの姉妹編の女魔術師ポルガラの和訳本が出ました。
魔術師ベルガラスと同様に、原書では1冊だが和訳本では3巻に分冊されています。
運命の姉妹―女魔術師ポルガラ(1)貴婦人の薔薇―女魔術師ポルガラ(2)純白の梟―女魔術師ポルガラ(3)
これが和訳本の表紙。1巻目は若い頃のポルガラなんだろうけど、2巻と3巻のポルガラはいくらなんでも若すぎはしないか?!

原書の表紙はこんな感じ (ハードカバー版とペーパーバック版)
ハードカバー版ペーパーバッグ版
やはりだいぶ印象違います。

魔術師ベルガラスで語られた物語を、ポルガラが別の視点で語ったという設定の物語です。今までに語られてなかった新事実が結構たくさん明かされてます。

2006/1/1 Sunday

東京ゾンビ

Filed under: - dekaino @ 20:20 このエントリをはてなブックマークに追加 延根障潟のはてなBookmark被リンク数

東京ゾンビを観ました。花くまゆうさく原作の問題作です!
もちろんこんな単館上映系どまんなかのカルト映画をTOHOシネマズでやってるわけがないので、今回もフリーパスポートは使えません。橋本MOVIXで1000円で観ました(月の最初の日は毎月1000円)。1000円とはいえ金払って映画を観るのは半月ぶりだ。
原作のアフロ原作のハゲ
原作のアフロとハゲが映画ではこんな感じに
浅野忠信のアフロ哀川翔のハゲ
浅野忠信のアフロはかなり原作に近い雰囲気なのだが、哀川翔のハゲはちょっと眼力が強すぎ。原作のハゲはもっと何も将来考えてないような、1分後にいきなり死んでも不思議じゃないような、気弱さとつまんないことですぐ怒る小市民さが漂うキャラなのだ。哀川翔だから根性キャラになってしまうのはしょうがないよなぁ。哀川翔のハゲもまぁ悪くはないです。

映画は第一部と第二部に分かれてて、第一部は比較的原作に忠実なストーリー、そして第二部は第一部の5年後のゾンビバトル編で原作とはかなり違う世界観。第一部と第二部はレイズナーの前半と後半ぐらい全然違うのだ。なんたって第二部ではアフロに妻子がいて妻は稼ぎが悪いと不平をいい、娘は心に傷を負っていて小学生ぐらいの年になっても言葉がまだ出ないという、花くまゆうさくワールドではありえないシビアな設定だ。
第一部と第二部の間のアニメパートもなかなか面白いっす。

既存のゾンビ映画に対するリスペクトが強く感じられ単なるゾンビ映画のパロディにはなってないです。もちろん完全なコメディでホラー的要素は皆無なんですけど、やっぱりゾンビはこうじゃなくっちゃってツボを押さえています。

P.S.花くまゆうさくワールドでアフロとハゲに次いで3番目によく出てくるキャラのグラサン警官は本作では出てこない。すこし残念。

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