でかいの日記帳

2011/12/29 Thursday

風雲児まどか☆マギカ

Filed under: - dekaino @ 0:00 このエントリをはてなブックマークに追加 蘂峨障のはてなBookmark被リンク数

知る人ぞ知る巨匠みなもと太郎。こつこつと描き続ける風雲児たちは手塚の火の鳥にも匹敵するライフワーク作品と言われております。
現在はリード社の月刊誌コミック乱(過去の掲載誌の中では最も部数が多いのではないかな?)で幕末編を連載中であります。

みなもと太郎先生、もともと作画グループのメンバだけあってSF方面にも詳しいのだろうとは思ってましたが、いきなり某文化庁メディア芸術祭アニメ部門大賞受賞作品のネタがひょっこりと。

みなもと太郎 風雲児たち幕末編1
リイド社コミック乱2012年2月号より引用
もともと妙に顔が四角いキャラなので、意外とみなもと太郎のタッチと相性がいい気がする

みなもと太郎 風雲児たち幕末編2
リイド社コミック乱2012年2月号より引用

このキャラ(作者アバター?)もこの程度のダメージでは決して滅びぬ不死身キャラ。やっぱり新しいのが残骸を食べちゃうのかなぁ??
ちなみに武士風の人たちは桜田門外の変の実行犯達で、事前に襲撃の計画を練っている場面 …なんて説明は要らんですね。
何をやっても許される域に達すればこそ巨匠と呼ばれるのです。さすがです。

2011/12/28 Wednesday

リアル・スティール

Filed under: - dekaino @ 23:42 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪祉鴻c若のはてなBookmark被リンク数

リアル・スティールを観ました。
本作は予告編の出来が非常に良かったんだけど、本編は予告編そのまんまですね。何も隠してない。最近のジブリ作品の予告編と本編みたいな感じです。
生身の人間が戦うボクシングは廃れ(少なくともショウビジネスとしては成立しない)、ロボットがなぐり合うショウが人気を得ている時代、主人公親子がゴミ捨て場から掘り出した旧式ロボット(文字通りの掘り出し物)を駆使して勝ち抜いていくというストーリー。
これがロッキーなら特訓シーンがあるんでしょうけどロボットは特訓しません。せいぜい改良するくらいか?
どうやら大事なのはユーザーインターフェースらしい。つまり、操縦桿で操るνガンダムよりモーションコントロール式のGガンダムが強いんだぜってこと。機体の性能の差が絶対的戦力差ではないことを教えられました。

なんか家族愛をからめてダメな父親が父性愛に目覚めていくみたいな美談にまとめようとしてますが、子供は11歳だよ?! 釣りキチ三平でもおなじみの「学校はどうした」問題は完全無視みたいです。言い訳として夏休み中ってことにしたいんだろうけど、あの様子じゃ10月になっても絶対学校に行かないと断言できます。いいのかそれで?

あまり深く考えずロボット肉弾バトルを楽しむのがおすすめの作品

2011/12/24 Saturday

源氏物語 千年の謎

Filed under: - dekaino @ 17:27 このエントリをはてなブックマークに追加 羣羂茯 綛眼茗、里呂討Bookmark被リンク数

源氏物語 千年の謎を観ました。
原作は高山由紀子の小説。高山は小説家ではなく脚本家なので小説の映画化というよりはオリジナル脚本と言った方が正確か? もちろん本作の脚本にも高山がクレジットされています。

いきなり冒頭から紫式部が藤原道長にアオ姦されるシーンから始まってドン引き。さすが愛ルケの鶴橋康夫監督です。本作はR指定ないんだけど大丈夫なのか? もうとにかく平安時代の恋愛はレイプが基本なのかってくらい光源氏は鬼畜、その元ネタの道長も鬼畜ってことでしょうか?

多部未華子の葵上
どの登場人物も性愛にいじきたいない(六条御息所風に言えば、あさましき)中、葵上だけはまぁまともで不幸なだけなのか? 多部ちゃん(葵上役)可愛いのに光の君はなんで他の女に手を出すのかね? しかも同時進行で葵上とも子供作るようなこともしてるし。そりゃ田中麗奈(御息所役)も怨霊化するよね。

紫式部が御息所に自分の内面のドロドロとした負の意識を仮託してる表現があり、現実シーンでも中谷美紀(式部役)が怨霊化して安倍晴明と戦うのかと期待したんだけど、残念ながらそうはならないようです。田中と中谷の対比で、物語世界では美しい生霊も現実世界ではあさましい姿って表現できそうだったのに。

限られた映画の尺では源氏物語すべてをやるわけにもいかず、桐壺帝が崩御し藤壺が出家するあたりで幕となります。
衣装とかお金はすごくかけていて豪華絢爛な平安時代の京の街が表現されています。それをみるだけでも一見の価値あり。

2011/12/23 Friday

仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX

Filed under: - dekaino @ 18:54 このエントリをはてなブックマークに追加 篁≪ゃ蔀篁≪ゃ 若&若 MOVIE紊ф MEGA MAXのはてなBookmark被リンク数

仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAXを観ました。タイトル長いね!
MOVIE大戦はひとつ前のライダー編と現行ライダーが協力して黒幕的なライダー全体の敵と戦うというのが基本ライン。しかし本作ではさらにスケールアップして、タイトルにあるオーズ(ひとつ前)とフォーゼ(現行)だけでなく、昭和の伝説ライダー7人や2つ前の仮面ライダーWまで登場するサービス満点の豪勢な作りになっています。

基本的な脚本はフォーゼのメインライターの中島かずき。中島らしいベタベタな設定のもとキャラ魅力で話を進める舞台演劇らしいストーリーとなっています。いまどき空から謎の美少女が降ってくるなんてベタすぎてすかすがしいくらいです。21世紀に入ってもう干支一回りしようとしているのにスゴいぜ!
ただしオーズ編についてはオーズや電王のメインライターだった小林靖子が書いており、オーズテレビシリーズの後日談として電王テイストで未来からライダーが来るというお話になってます。これはこれで正統なオーズ外伝になっていて面白い。アラサー独身女でオヤッサンポジション担当の知世子さん(甲斐まり恵)も相変わらず。誰得な謎キャラ知世子さんが正統ヒロイン比奈ちゃん(高田里穂)とともに乙姫コスプレしたりして、本当に誰得! 目じりのカラスの足跡が光ってます。

仮面ライダーダブルは主人公ふたりだけが参戦。探偵長の亜樹子(山本ひかる)が出てこないのは残念。

タブルは二人がかりだし、オーズはオーズ以外にバース型が2人も出てくるのに、フォーゼは一人だけで奮戦。まぁまだ現行シリーズ半ばで2人目のライダーが出てきてないからしょうがないのですが、やはりそこは現行の強みで一番おいしいところはフォーゼが持っていきます。
最後の最後に謎の新ライダーの影と言うのもライダー映画のお約束。

アクションもキレがよく、とても楽しめるライダー映画です。

2011/12/18 Sunday

24 完了

Filed under: - dekaino @ 10:54 このエントリをはてなブックマークに追加 24 絎篋のはてなBookmark被リンク数

CSのFOXチャンネルで放送されていた24(twenty-four)最終シーズンのシーズン8を最後まで観ました。
シーズンが進むたびにどんどんと汚れていくジャック=バウアー。とうとうシーズン8初頭ではCTU捜査員ではないどころか、国外逃亡して家族にまで偽名を使ってメキシコに潜伏している始末。
それがますます汚れていく。ジャックに残された正義は家族愛とアメリカ国家に対する忠誠のみ。もう何が正義なのか? なまじ人気シリーズだけにずるずると続いてどんどんドツボにはまってしまった気がします。

Season8の最終回を観た感想は、とりあえずご苦労様 と言いたい。スタッフにも役者にも。24に出演して一番得したのはクロエ=オブライエン役のMary Lynn Rajskubだろうなぁ。実は北米ではお笑い女芸人としても有名な彼女。シリアスな役どころにも才能を見せて一気にブレイクしました。

テレビシリーズはこれで終わりですが、劇場版の企画があるようなんで、期待して待ってましょう。

バッテリー上がる

Filed under: - dekaino @ 2:06 このエントリをはてなブックマークに追加 寂のはてなBookmark被リンク数

土曜の朝にクルマで出かけようと思ったら、ドアが開かない。リモコンでなく鍵でドアを開けるも、エンジンかからない。
どうやら室内灯をつけっぱなしでバッテリが上がってしまったらしい。
しょうがないのでJAFを呼んだら、すぐエンジンをかけてくれた。そのままメーカーの工場に持ち込んでバッテリを交換した。

無用な出費だったが、少しは景気回復に貢献したのかな?

トワノクオン 第6章 永久(とわ)の久遠(くおん)

Filed under: - dekaino @ 1:15 このエントリをはてなブックマークに追加  膃6腴 羂娯()箙()のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第6章 永久(とわ)の久遠(くおん)を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の最終章です。→第1章 第2章 第3章 第4章 第5章

最終回らしくド派手なアクションシーンの連続です。
広げに広げた風呂敷も何とかたためたと言えるのか? 主要キャラクターそれぞれがそれぞれの決着をつけ、それなりの大団円を迎えたようです。
ただ、第1章のヒロインのキリは思わせぶりのまま最後までたいした活躍することもなく出番なし。時間が足りなかったのか伏線を回収することはできなかったようです。結局、彼女は主要キャラではなかったということかも知れません。

確かによく動くし脚本も出来がいいのですが、終盤になるにつれ明るい感じの(悪く言えば甘ったるい)飯田馬之介テイストは薄れてしまったような印象です。まぁしょうがないのでしょうけど。タイドライン・ブルーみたいな感じでTVシリーズ展開ができればよかったのに残念です。

スペシャルドラマCD(非売品)
6章すべてのチケット半券を揃えるともらえるオマケのCDは、いわゆるドラマCDでした。30分弱の外伝エピソード。

2011/12/17 Saturday

TINTINの冒険/ユニコーン号の秘密

Filed under: - dekaino @ 17:26 このエントリをはてなブックマークに追加 TINTIN/潟若喝垩腱絲のはてなBookmark被リンク数

TINTINの冒険/ユニコーン号の秘密を観ました。それも字幕版。もうティンティンティンティン言いまくりで男子大喜びです。
なぜか吹替版や字幕ではタンタンって表記されますが、TINTINはふつーティンティン以外に読めないよねえ
タンタンは強引にもTINTINをフランス語読みした発音、そのせいでCapt.Haddockもハドックじゃなくてアドク船長と巻き添えでフランス語読みにされてます。
ベルギーの人気漫画をスピルバーグがモーションキャプチャーの3D CGを駆使して映画化した本作は、いかにもな20世紀初頭の冒険物語です。インディージョーンズ シリーズに時代も世界各地を股にかけた冒険活劇というジャンルもかぶります。

しかし、本作は超常現象とかオカルトとか近未来技術とかは出てこない、王道の冒険活劇なのです。怪力乱神を語らずを地で行くクラシックな冒険は決して退屈ではなく、むしろ最近の超能力バトルになりがちなCG演出過剰な作品よりずっとリアリティな冒険を感じられる活劇作品となっています。

ストーリー展開の鍵はティンティンの愛犬スノーウィ。ヤツの演技は本物の犬では手間がかかって大変そう。CGアニメだからこその演出が素晴らしいです。霊能犬ゼロなみの活躍をするスノーウィだけは超常現象的かも?
ハドック船長も21世紀的倫理観だとかなりダメ人間ですが100年前なら普通の荒くれ男の範囲内だったんでしょう。ラム酒漬けだった海賊達から現代のハイテク船を操るスマートな船員の間を結ぶミッシングリンクみたいな海の男です。

いくらでも続編が作れそうなオチがつきこの後の展開が期待できます。というか現に原作にはたくさん続編があるのだが…

小学生男子を連れて行くならぜひ字幕版へ。ティンティン連呼に大興奮することでしょう。それを除いてもワクワクすること間違いなしの良質な冒険活劇映画です。

ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊

Filed under: - dekaino @ 17:15 このエントリをはてなブックマークに追加 若c若2 荼潟潟鴻ャ守のはてなBookmark被リンク数

ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊を観ました。
前作ハッピーフィートの主役とヒロインとの間にできた息子ペンギン マンブルが今回の主役です。

本作も前作同様ミュージカル風の演出です。皇帝ペンギン、アデリーペンギンだけでなく、ゾウアザラシその他の種族を超えた愛と友情の物語、そして少し地球温暖化ネタも出てきているような出てないような…

日本語吹替え版もがんばってミュージカルしてますが、できれば原語版の方がおすすめかも。

2011/12/10 Saturday

地球防衛ガールズ P9

Filed under: - dekaino @ 17:41 このエントリをはてなブックマークに追加 亥画若 P9のはてなBookmark被リンク数

地球防衛ガールズ P9を観ました。→公式サイト
もう東京の公開は終わってしまいました。今日から大阪、新年からは名古屋だそうです。

地球防衛少女イコちゃんの正統な後継作品(と言えるのか?) あの河崎実監督の久しぶりの劇場公開作品です。
なんと本作は9人もの少女がでてきて、地球防衛少女シリーズ歴代最多人数です。
地球防衛ガールズ P9
劇場版の割に渋く地味なストーリー、まるでウルトラマンの予算が尽きた頃の回のような知恵と工夫で低予算をカバーしてるのが目に浮かぶような作風。だからといってつまらないわけではなく、人間の内的宇宙を舞台に戦うという設定(なのか??)
うちわ受けが多く、芯から河崎実ファンも大満足でしょう。ライトな昭和特撮ファンも十分楽しめると思います。21世紀のライダーしか知らない人もAKBオタだったら全然OKです。子役マニアにもたまらないキャストでしょう。B級お笑い芸人フェチにも大サービスであります。

決して一般人にはすすめられない、といってコアなサブカルと言うほどでもない、河崎実作品が好きな方にだけおすすめ。
今回は日光江戸村とタイアップしてなかったのは残念です。

2011/12/3 Saturday

マネーボール

Filed under: - dekaino @ 16:01 このエントリをはてなブックマークに追加 若若のはてなBookmark被リンク数

映画マネーボールを観ました。
私はメジャーリーグも日本のプロ野球も興味ないんですが、とりあえず観ました。
正直日本でオークランド・アスレチックスのファンってかなり稀有だと思われ、主演がブラピ以外に売りがなさそうな映画ですが、結構客が入ってました。
貧乏プロ球団のGM(General Manager)が金がないなりに頑張って優勝を目指す実話に基づいたストーリーです。日本の某金持ち球団のGMはオーナーに逆らったら大騒ぎになって解任されてしまいますが、メジャーリーグのGMは自分の権限内のことについてはオーナーの意見すらはねつけます。
アメリカ映画らしく、GMの仕事以外に私生活の特に家族関係の話も絡めており、それなりに美談っぽくまとめられてます。

ちょっと盛り上がりに欠けてハリウッドらしくない感じの淡々と哀愁ただよう作品です。ブラピ目当ての女子がみて面白いかどうかちょっと疑問。

2011/11/26 Saturday

辛亥革命/1911

Filed under: - dekaino @ 12:35 このエントリをはてなブックマークに追加 莨篋ラ/1911のはてなBookmark被リンク数

辛亥革命/1911を観ました。邦題は「1911」だけです。辛亥は干支で1911年のこと。

本作は今から100年前の1911年に清帝国が倒され中華民国が建国された辛亥革命を主題にした群像劇です。太陰暦(旧暦)の辛亥年に始まり年内のうちに決着がついたことから辛亥革命と呼ばれます。

本作はガンダムの一年戦争サーガのような、敵味方両方からみた戦争・革命を巡る群像劇となっています。もちろん孫文(孫中山)が率いる革命派びいきにはなっていますが。
基本的に歴史的事実に沿ったストーリーとなっており、明らかに史実に反する演出は少ないです。まぁジャッキーチェン(成龍)が演じる黄興がカンフーアクションで孫文を救うのはちょっとやり過ぎかも? 恋愛ドラマも多く散りばめられてます。

革命100周年記念事業として北京政府主導で作成された割には、歴史上唯一の選挙で選出された元首などという、現北京政府の現状を揶揄するようにもとれる表現があふれており、中国映画界の太っ腹と言うか余裕を感じさせられます。建前上では一党独裁している中国共産党の「時機が来れば公選制による民主化をする方針」に揺るぎはないということなんでしょうかね。

それとは対照的に日本語版は政治的思惑たっぷりの超訳がそこかしこにあるようです。
封建帝制を帝を抜いて封建制と訳されてます。ここは封建帝制のままか、せめて封建君主制にすべきところ。廃帝とか廃元号みたいな表現は全削除のようです。また最後に「孫中山先生の魂は中国共産党に引き継がれている云々」という中文字幕が出るのに、共産党のくだりは完全無視の訳になっているのは自粛を通り過ぎて失礼なんではないかとさえ思います。いったいどちら方面に気を使っているんだろうか? 中国映画界の太っ腹さと対照的に日本映画界の器の狭量さが際立ちました。冒頭のレッドクリフみたいな、とってつけた当時の状況説明パートもなんか出来わるかったし、カネと気を使うところを間違えてるとしか思えません。

今からたった100年前なのに日本ではあまり知られていない辛亥革命について詳しく知る教科書的にも使える映画です。

2011/11/20 Sunday

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 4 重力の井戸の底で

Filed under: - dekaino @ 22:04 このエントリをはてなブックマークに追加 罘紕潟UC(潟若)/episode 4 篋吾綺Г里呂討Bookmark被リンク数

機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 4 重力の井戸の底でを観ました。
地球の重力の井戸の底に落ちたバナージ。ユニコーンサーガはじめての地上戦メインの話です。
0083の地上戦はモビルスーツがジャンプするだけで自由自在に飛んだりしないので面白かったのですが、逆シャアより後の時代設定のユニコーンだと、地上でもVガンや∀のマヒローみたいに飛び回ってしまうので、あんまり新鮮味がありません。大火力の表現に頼った演出はいまひとつ食傷気味です。その手はヤマトの波動砲以来使い古され過ぎ。
たしかに作画はきめ細やかですが、どうもチャレンジ精神を感じません。まぁ原作が福井晴敏だしなぁ…

ものすごい引きで幕を閉じるのですが、episode5は半年以上先らしいです。
商売上手ですねえ。

トワノクオン 第5章 双絶の来復

Filed under: - dekaino @ 21:53 このエントリをはてなブックマークに追加  膃5腴 腟吟ュ奨のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第5章 双絶の来復を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の第5作目です。→第1章 第2章 第3章 第4章

ますます話が煮詰まってまいりました。話が終息するどころかどんどん思いもしない方向に発散していきます。出てくるキャラほとんどが能力者かサイボーグ。もう普通の人間の出る幕はないようです。
残り1話で本当に風呂敷をたためるのかとても心配です。HEROESのサイラーみたいなストーリーを破壊するほどの能力者が出てきて大変なことになっております。

最終話は今月末26日から公開開始らしいです。

2011/11/18 Friday

サラリーマンNEO 劇場版(笑)

Filed under: - dekaino @ 23:50 このエントリをはてなブックマークに追加 泣若NEO 雁(膃) のはてなBookmark被リンク数

サラリーマンNEO 劇場版(笑)を観ました。
NHKのコメディ番組がなぜか劇場版に! いつものレギュラー陣に加え小池徹平と篠田麻里子などを加えた豪華キャスト。みたいな映画ですが、ちょっと斜めから見ると大人の事情が見え隠れする作品です。

はっきりいって本作はNHKエンタープライズが作成したVシネマです。そしてVシネマのプロモーションとして単館系劇場で公開しとくかと思ったら、なぜか悪乗りが過ぎて全国ロードショーになってしまった、さすがNHKだぜー って映画です。
画質はもちろんVシネマらしくDVD画質。大きい画面で見てもうれしくはありません。部屋のテレビで見るのが最適な絵作り。ブレてません。

テレビシリーズのキャストや人気コーナーやセクスィー部長をうまく拾いながら、メインストーリーと島耕作みたいなサラリーマン人生もの。そつなく作ってあります。サラリーマン体操の面々もコンテンポラリ踊りながら登場です。
本編未収録の「世界の社食から」を映像特典としてつけたDVDが店に並ぶのが目に浮かぶようです。

NHKらいく、あからさまな企業タイアップはしてないが、なぜかサントリーが黒幕にいたりして、サントリーの「はちみつレモン」の頃のどろどろの怨念が見え隠れする作品です。

2011/11/10 Thursday

カイジ2〜人生奪回ゲーム〜

Filed under: - dekaino @ 0:52 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ2篋榊絅蚊若のはてなBookmark被リンク数

カイジ2〜人生奪回ゲーム〜を観ました。
大ヒットした前作の続きです。
メディアミックスでアニメのテレビシリーズも放送されてました。本作はTVアニメ版とは粗筋こそ同じですが、基本的に別作品と思ってよいです。

とにかく冒頭から笑えます。開始30秒で地下チンチロシーンでシゴロ賽発覚、即座にハンチョー退場。いきなりこんな贅沢なスタートはスゴい。モモタロスも驚きの初めからクライマックスのノリ。怒涛のカイジワールドです。

さて今回気になるのが吉高由里子が演じる裕美。映画版オリジナルキャラです。カイジの世界には女は不要。唯一許される♀は美心(みここ)だけと言われてたのに、いきなりきれいどころ投入です。まぁだからといってカイジがモテるわけでもほだされて付き合うことになるわけでもないのですが、やはりなんかちょっと浮いている感じなのは否めません。
大人の事情として映画の製作費を出す金主の不安を和らげるためだけに若い女優を起用しなければならないのも理解はできるのですが、やはりここは禁欲的に男だけの世界にしてほしかったなぁ。カイジに美女は似合わない。

本作のオリジナルギャンブル「姫と奴隷」も、利根川のローズ(通し)ネタは面白かったものの、ゲーム自体は単なる三択ギャンブルで、言葉による心理戦も子供のババ抜きレベル。痛いのを通り越して悲しさを感じてしまいました。

見どころは沼ですね。実際に板金加工して作り上げた一品物のパチンコ台 沼がすごい。本当に重厚で存在感バッチリ。
頭の中で想像するのと、実際にモノを作るのでは全然違うのがよくわかりました。パチンコ玉が貯まって貯まってあふれていく表現もリアルでいい。映画版を観てしまうとアニメの演出は嘘っぽく軽く感じられます。そらそうだ、圧搾空気ごときでパチンコ玉は宙を舞わないよなぁ。

ギャンブルに勝った後の最後のオチはよく出来てます。ここは感心しました。まさにカイジっぽい終わり方。利根川の老練さとカイジの青臭さの対比が素晴らしい。

前作では強調されていた死の危険とか生理的苦痛という要素は、本作ではきれいに取り除かれており、娯楽作としての完成度、一般受け指数はだいぶ高くなっています。
文句なく楽しめる娯楽映画。

2011/11/9 Wednesday

フェア・ゲーム

Filed under: - dekaino @ 23:32 このエントリをはてなブックマークに追加 с≪祉蚊若 のはてなBookmark被リンク数

映画フェア・ゲームを観ました。
イラク戦争時のブッシュJr.政権で世間を騒がしたCIA絡みのスキャンダル事件(実話)ベースに映画化した作品です。
アメリカでは有名な「ブレイム事件」(ブレイムは人名)ですが、日本ではあまり報道されませんでした。アメリカ連邦政府は大統領が代わると政府高官も総取替えされますが、軍や外交官や諜報機関などの特殊技能色が濃いポストは政権党が変わってもそのまま続投することが多いです。
この事件は、任命した大統領が去った後も別政策をもつ次期大統領に宮仕えし続けるという構造が生んだスキャンダルとも言えます。この事件以降、大統領府/連邦議会とCIAの関係はかなり冷え込みました。

オーソドックスないわゆる再現ドラマ風の演出ですが、特にマスコミの偏向報道や身勝手な世論などに注目した演出がいかにもハリウッドっぽい感覚です。また夫婦の関係や家族愛も重要なテーマとなっているところもハリウッドっぽいですね。

いくら当時から政権党が変わった時代とはいえ、メジャー作品として受容されるのがアメリカ映画の懐の深さです。日本映画ではこの手のマスコミ叩きや世論を叩く作品は単館系でそれなりにあるけれど、注目するのは右翼くらいで彼らがわざわざ劇場に街宣抗議した結果、ニュースになって一般大衆が「へえこんな映画やってるんだ」って知ることができるくらいマイナー路線だもんなぁ。

あまり派手なアクションシーンはありません。でも、この事件のせいで米国外の協力者達ががんがん巻き添えで死んでいくのを淡々と描写するあたりはある意味で派手です。

リアルを追求したスパイ映画。主役のナオミ=ワッツも好演してます。

2011/11/4 Friday

ステキな金縛り

Filed under: - dekaino @ 19:15 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻膰のはてなBookmark被リンク数

三谷幸喜監督・脚本の喜劇映画 ステキな金縛りを観ました。
落ち武者の六兵衛は西田敏行のハマリ役。その他の脇も有名どころの役者がたくさん出ていて大変贅沢な作りになっています。
ただ、従来の三谷作品に比べて長回しは控え目で、カット割りを多用しています。つまりあまりお金と時間をかけてない作り。これも時代なのでしょうか? でも客の入りは大入りのようで、次回作も作れそうです。

ストーリーとしては笑いあり涙ありをねらってるんでしょうが、泣き所はさらっとしててあまり泣けません。つーか父役の草薙クンが出てくるところ、どうして早死にした母親と一緒に出てこないのか? あえて話を重くしないように演出しているのか? いまひとつ意味不明です。

法廷画家ギャグというのはドリフの昔からあるのだけれど、本作が一番面白い。そんな作品です。

2011/11/1 Tuesday

東農大収穫祭

Filed under: - dekaino @ 7:46 このエントリをはてなブックマークに追加 沿床紊у腥腑のはてなBookmark被リンク数

東京農業大学厚木キャンパスで開催された収穫祭に行ってきました。
東京農大収穫祭1
動物がいっぱいいるぞー
東京農大収穫祭2

野菜の無料配布もやってました。

昨年は台風だったけど、今年は天候に恵まれてよかった。

2011/10/26 Wednesday

カウボーイ&エイリアン

Filed under: - dekaino @ 5:37 このエントリをはてなブックマークに追加 若&ゃ≪海里呂討Bookmark被リンク数

カウボーイ&エイリアンを観ました。原題はCOWBOYS & ALIENS。そう どちらも複数形です。
本作は複数のカウボーイたち、そしてアウトローの荒くれ者が、異星からきたエイリアンたちと戦うという話です。もちろんインディアンも出てきます。

主人公は最近の007シリーズの若いボンド役をやっているダニエル=クレイグが演じます。せっかくボンド役になったのに、不況のせいか007新作がいつまでたっても製作されない不遇なクレイグが一花咲かせられるか? 役者人生崖っぷちな感じの真剣演技がいいです。
またもう一人の主役としてハリソン=フォードが老体にムチ打ってこれまた西部劇にありがちな牧場主という役柄で出てきます。さすがに巧いですね。

本作はいわゆる西部劇のお約束をちゃんと守っていて、その点でニヤリとさせられることが多いです。なぜかわからないけどなぜか町の名士である牧場主の息子はロクデナシのドラ息子だし、親友は医者だし、主人公は盗賊の頭目崩れの犯罪者だがなぜか憎めないヒーロー気質だし。

見どころは圧倒的な火力と飛行マシンを駆使するエイリアン達に、ライフルですらない旧式銃(マスケット銃?)を手に馬に乗ってほとんど自爆テロ的な特攻で立ち向かう地球人たちの戦闘アクションシーンです。とにかく軍事力的には圧倒的に不利なのにクソ度胸だけで何とか戦う、いわばスターウォーズ帝国の逆襲で帝国軍の巨大四脚マシンのスノーフォーカーをワイヤーだけで倒すみたいな爽快さがあります。

見方によっては、石油を取りに来た圧倒的火力を持つ米軍に対し、知恵と勇気と信仰で立ち向かう反米ゲリラを賛美してる気もしますが、考えすぎでしょう。

ストーリーが浅いという批判の声もありますが、この浅さこそ往年の西部劇映画の味というものです。SFアクションと西部劇のお約束のいい感じのごった煮が素敵な映画です。

2011/10/21 Friday

電人ザボーガー

Filed under: - dekaino @ 23:17 このエントリをはてなブックマークに追加 私査吟若爾里呂討Bookmark被リンク数

ピープロの人気特撮テレビシリーズ電人ザボーガがなんと映画化されました。
さっそく公開された最初の週末に劇場版電人ザボーガーを見に行きました。
劇場版電人ザボーガー

テレビ放送の時代が舞台の青年期編と、現代が舞台の熟年期編の2本立て構成になっているのですが、予想した以上に青年期編が長いです。たっぷり懐かしいピープロ魂のつまったザボーガーワールドが楽しめます。原作へのリスペクトと言うか愛を感じる金のかけっぷりとチープなデザインが泣けます。そして熟年期編は原作にはないifストーリーになっていくのですが、これはこれで面白いです。いい意味で真面目に頭が悪い作品だ。
ザボーガーに空中戦させるだけの予算があるのに、なぜかセーラー服は場末のイメクラの衣装みたいなテラテラの生地というのが、軽くドラマ要素を入れたアダルトビデオっぽい感じがして、これまたチープです。

なんか女子攻兵をパクったような敵キャラも老人Zをバクったようなラストの落ちも全く気にせずお祭り気分で流してほしい。

旧作ファンも全く旧作を知らない人も間違いなく楽しめる良質な特撮等身大ロボット映画です。

ツレがうつになりまして。

Filed under: - dekaino @ 22:58 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ障のはてなBookmark被リンク数

劇場版「ツレがうつになりまして。」を観ました。
コミックBirz(懐かしい名前!)連載の人気マンガの映画化らしい。作者の実体験がベースとなった作品で劇中にもコミックBirz誌が出てきます。なんか若い女性が読むマンガ誌みたいな説明されてて、いつのまにそんな風になっちゃったのかちょっとビックリしたぜ。昔は男性青年誌でちょいエロ誌だったのに…

マンガ家の旦那が欝になって通院して紆余曲折しながら回復していく様子をコメディタッチに描写していくストーリーで、見どころは宮崎あおいと堺雅人の夫婦役の演技です。
神様のカルテで宮崎あおいが演じていた妻は古風な良妻と写真家という芸術家を兼ねた上品な女性という印象でしたが、本作の妻はかなり怠け癖があってずばり悪妻系。マンガ描きという芸術系の職ですがあくまでも食うために描いている正しい意味でのプロ漫画家です。
夫役の堺雅人の欝の演技は巧いのか下手なのか私には区別がつきませんが、まぁこの程度なら周りの人は迷惑じゃないかもと言う穏やかなもの。かなり美化されているのかも?

終盤クライマックスでヘタウマ系の作者の絵がなんと3D CGとして立体化されぐるぐると回転しながら画面を飛び回ります。あの絵を立体化できるなんて日本の映像技術はスゴいと思いました。東京ムービー新社のCG部門はいい仕事してます。

客の入りはかなりよかったので、興行収入も結構な額になりそう。原作者夫婦は一生遊んで暮らせるくらい貯金できるといいですね。

2011/10/14 Friday

4回かながわフードバトルinあつぎ

Filed under: - dekaino @ 10:50 このエントリをはてなブックマークに追加 4若inゃ、里呂討Bookmark被リンク数

先週の10/9に、4回かながわフードバトルinあつぎに行ってきましたよ。
フードバトルと言っても大食い大会ではありません。丹下フードファイター(TFF)所属の大食い師も来ません。各地のB級グルメの屋台を集めて、料理の人気を競うイベントです。

横手焼きそば
山形県横手市の横手焼きそば。知名度は抜群。今回特別参加。
横手市は厚木市の姉妹都市らしい。

真鶴町 アジのすり身揚げ
真鶴町のアジのすり身揚。ふわふわで美味しい。これが一番美味かった。
割り箸は人気投票用のもの。箸を使わなくてもいい料理も必ず箸がついてきて、投票所の箱に投げ入れると人気投票できる仕組みです。

寒川町 棒コロ
寒川町の棒コロ 棒状のコロッケ。美味い。他のバリエーションもあるらしい。
謎のキャラクターがかわいい。

海老名市 ヘルシーつくね
海老名市 ヘルシーつくねの売り場。エビの頭にイチゴの胴体の謎生物が海老名市のゆるキャラ えびーにゃ らしいです。
ヘルシーつくねは豆腐を混ぜ込んだつくね。他にも豆腐を使ってヘルシーを売りにした料理があったけど、B級グルメとヘルシーって相反しないんだろうか?

今週末は小田原で似たようなイベントをやるそうです。
オダワラソウルフードフェスタ2011

日輪の遺産

Filed under: - dekaino @ 10:47 このエントリをはてなブックマークに追加 ヨ耳榊のはてなBookmark被リンク数

日輪の遺産を観ました。浅田次郎原作の終戦間際の物語です。
浅田次郎文学によくある劇中の人物に過去を回想して語らせるという構造をそのまま映像化してあります。本作においては大正解の演出です。
カドカワブランドに恥じぬ子役女子のキラメキ具合がすごい。20名のローティーン少女の説得力といったら、よくもまぁこれだけ上手い子役たちを集めてきたもんだと思います。

ただ大人たちはちょっといけませんね。想定した観客層である老人にコビているのかも知れませんが、こんな綺麗ごとで済ましちゃいけない話なんだと思います。
マッカーサーもひどい。弱腰すぎる。大統領の座をねらう野心すらあったとされるマッカーサーが胃酸を手つかずで残すなんてありえないでしょう。

昭和天皇も役者の配役はなく玉音放送のいつものNHK音源の声だけの登場なんて、制作サイドはちょっと腰が引け過ぎじゃないかと。大人の事情気を使いすぎて作品をどんどんつまらなくしている感があります。

とはいっても大人や老人とは無縁の少女たちの演技は素晴らしい。本作の価値はそこにあります。

猿の惑星:創世記

Filed under: - dekaino @ 10:20 このエントリをはてなブックマークに追加 帥:灸荐のはてなBookmark被リンク数

猿の惑星:創世記(ジェネシス)を観ました。読みがな付の邦題ってちょっとかっこ悪いですね。原題は"RISE OF THE PLANET OF THE APES” 猿の惑星サーガの発端みたいな意味合いでしょうか?

もはや伝説とも言っていいSF映画猿の惑星(1968年版)から連なる様々な派生作品の一つとも言えますが、基本は第一作の設定だけを活かして続編その他はほぼ無視しています(主人公のシーザーと言う名前は続編に関連してますが)。バットマンサーガにおけるビギンズからダークナイトへの流れのような作品とでもいえばいいのでしょうか?
とにかく旧作へのリスペクトがすごい。そしていまやちょっと古臭くなってしまったSF考証部分に、遺伝子工学による創薬産業という新しいギミックを取り入れて見事に今風のSFとしています。
ところどころに有人火星探査ロケット打ち上げとか、ロケットが行方不明になったとか、第一作へ回帰する伏線を忍ばせているところも憎いです。ということは作品世界はコールドスリープが実現化された技術レベルの世界ってことなんだよなぁ… うーむ。

旧作は、人種差別やイデオロギーの違いによる対立、核ミサイルを向け合った冷戦体制の愚かさをえぐるような話でした。本作は、自分だけが儲かればよいとするエゴイズム、つまり利益至上主義の愚かさや、異文化への無理解な態度などの現代アメリカで問題になっている部分が、人類を滅ぼすんだという主題となっています。よく考えると、アメリカ以外の国はいいとばっちりじゃないか?

このまま第一作につながるとすると核戦争でニューヨークは砂漠にならないといけませんが、そのあたりはまったく表現されていません。もしかしたらダークナイトにたいするダークナイトライジングみたいな、本作の続編企画があるのかも?

映像技術や演出は全く問題なし。サルは着ぐるみではなくて指輪物語のゴクリのような役者のモーションキャプチャ+CG合成で作られています。ちなみに主役チンパンジーのシーザー役は指輪のゴクリ役をやってた俳優です。

旧作を知ってる人も知らない人もぜひ観てほしい作品。

2011/10/8 Saturday

どげせん 最終回告知

Filed under: - dekaino @ 20:51 このエントリをはてなブックマークに追加  腟イ里呂討Bookmark被リンク数

朝日新聞が絶賛したどげせん。そのどげせんが最終回を迎えました。
その理由と今後の展開についてゴラク編集部からすごい告知が出ました。
どげせん告知
美味しんぼ風に解説すると

板垣「この土下座はまがい物だ。とても食べられないよ」
RIN「何? 」
板垣「ちょっとGペン貸してくれないか? 俺がホンモノの土下座を味わわせてやるよ!」
RIN「○★※△〜(怒)」
栗田(ゴラク編集)「ちょっとまってください。我が社の連載のせいでこんなトラブル困ります。どうでしょう。誌上で土下座対決というのは?
板垣、RIN「異論はないッ 勝つのはこっちだ!!」

みたいな感じでしょうか?
富井副部長も別ベクトルで土下座がうまそうだがそれはまた別の話

牙狼GARO MAKAISENKI

Filed under: - dekaino @ 8:00 このエントリをはてなブックマークに追加 GARO MAKAISENKIのはてなBookmark被リンク数

新テレビシリーズ 牙狼GARO MAKAISENKIの放送が始まった。
旧シリーズのレギュラーが勢揃いのキャスティング。さすがパチンコマネーはぱねぇっす。アクエリオンすら新テレビシリーズ作っちゃうもんなぁ。日本のエンタテインメントシーンを語るのにもはやパチスロ業界を抜きには語れない!

牙狼GARO MAKAISENKI 制作発表

さとうやすえ(旧名 佐藤康恵)すら出すのか。再現度高い! でもマーク武蔵だけいないのが残念。せめてゲストとして出てきてほしいけど無理かなぁ?

2011/10/7 Friday

追悼 前場幸治氏

Filed under: - dekaino @ 8:15 このエントリをはてなブックマークに追加 菴醇 翫晃羃紙のはてなBookmark被リンク数

今日発行のタウンニュース厚木版の記事によると、去る10月2日夜に厚木市船子の大工の棟梁 前場幸治氏が亡くなったそうです。
厚木の郷土史や伝統的大工の匠の技だけではなく、瓦の収集など多方面にわたって活躍していました。著書も10冊を超します
厚木は、飯田氏に続いてまた貴重な生き字引といえる人材をなくしました。大変残念です。

2011/10/6 Thursday

トワノクオン 第4章 紅蓮の焦心

Filed under: - dekaino @ 0:42 このエントリをはてなブックマークに追加  膃4腴 膣綽のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第4章 紅蓮の焦心を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の第4作目です。→第1章 第2章 第3章

話が佳境に入ってきました。テレビシリーズなら最終回の2つ前くらいの回か? もはや初期設定の舞台は取り返しがつかないレベルまで破壊され、決着まで一気に突っ走るしかない状況になりました。

主役のクオンは致命的ダメージを受けますが、さすがにここで主役退場はないとは思います。
敵のサイボーグ部隊は全員元能力者かと思っていたら、一人だけ選定ミスで紛れ込んでしまったって話だったようで、それはそれで新鮮な設定かも。人間との合体に成功したデーモン達の中に稀に人間の心を残したままのデビルマンがいるみたいな話かな?

今回ちょっとだけ第1章のヒロインのキリの出番あり。でも影が薄いのは相変わらず。
残り2話でどこまで風呂敷がたためるのか。期待大です。

とある飛空士への追憶

Filed under: - dekaino @ 0:17 このエントリをはてなブックマークに追加 蕋腥阪吾菴醇兇里呂討Bookmark被リンク数

とある飛空士への追憶を観ました。人気ライトノベルが原作だそうです。
予告編だけ見たらありがちな太平洋戦争を題材にした架空戦記モノなのかと思ってましたが、まったくの架空世界のお話だったんですね。ライトノベルの文法がよくわかってませんでした。

なんだかよくわからないけど、おフランス風っぽい大国と大日本帝国風な大国が戦争してる世界観で、12000キロ(!)を単機で敵の制空権を抜けてお姫様を運べってミッションに挑むパイロットのお話らしいです。科学技術にもよくわからない設定が入っているので、どっちかっていうと魔法世界のファンタジー的な設定なのかも?

12000キロってリンドバーグの大西洋横断の往復よりも長いですよ。現実世界の東京→メキシコシティぐらいの距離感。なんかスゴい。
しかもレーダーがない目視だけが頼りのガンダム世界のような設定なのに、なんであえて夜休んで昼間飛ぶのか意味わかりません。ふつー逆だろ?
設定のアラはいくらでも見つけられるのですが、ファンタジーと思えば問題なしです。

声優はジブリ風に専業アニメ声優を排除して俳優を使ってます。主役の神木隆之介は巧いですけど、ヒロインの竹富聖花は何か棒読みです。なんで女性誌モデルをわざわざ起用するのか? 原作ラノベファンのストライクゾーンってココなの? いろいろ大人の事情をうかがわせるキャスティングです。下手したらBluRay化の時に音声リマスターと称して別人で再アフレコしちゃうレベルか?

原作を知ってる人も知らない人もちょっと残念な作品です。
途中で力尽きる滅びの美学的な決着ならば松本零士の戦記漫画っぽくてよかったかもなぁ。最後に勇士を追悼するモノローグが入るか、風の大地のよくわからん詩が入る感じで。

2011/9/25 Sunday

スマーフ

Filed under: - dekaino @ 21:56 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻若のはてなBookmark被リンク数

3D映画スマーフを観ました。
むかし雪印チーズのマスコットにもなっていた青い妖精(?)スマーフ
スマーフ
ベルギーのマンガが原作で、ハンナバーバラがテレビアニメ化していてアメリカでも有名なキャラです。
この青い小人たちが3D映画化されました。

悪い魔法使いと一緒にニューヨークに瞬間移動して大騒動。3D CGと実写を合成する形式の映像です。
尺が102分と子供向け作品としてはやや長め。というか本作は子供向けというよりむしろ大人向けの作品です。
特に新米パパに向けてのメッセージが強く込められています。

私は原作をよく知らなかったのですが、原作の世界観をちゃんと反映させたストーリーになっているようです。
一人だけいる女性型スマーフにも原作仮面ライダーみたいなドロドロとした出生の秘密があったりして面白い。

子供が見ても大人が見ても楽しめる親子向け3D映画です。

ラビット・ホラー3D

Filed under: - dekaino @ 8:39 このエントリをはてなブックマークに追加 祉3DのはてなBookmark被リンク数

ラビット・ホラー3Dを観ました。清水崇監督の3D最新作です。
本作は厳密にいうとホラーではありません。内的世界、精神と狂気の物語。だけどホラーって言わないと企画が通らなかったのでしょう。逆にいうと清水崇のホラーとさえ言えば金が湧いて出る。ブランドとはこういうものか…

プロットそのものはエコエコアザラクテレビシリーズの1エピソードに収まる程度の単純な話ですが、実験的とまで言える3D演出を施した意欲作です。
テレビシリーズっぽいチープ感がまたいい味を出しています。
メインの遊園地のシーンは本当にチープで実際に金もかかってなさそうですが、劇中劇で映画館で3D映画を見てるシーンなどは製作費がかなりかかってそう。
ただちょっと3D効果がどぎついのでかなり目が疲れます。途中で気持ち悪くならないように注意。

本作は役者がみんな巧い。満嶋ひかりだけでなく子役の澁谷武尊も巧い。学校シーンの脇役の子役たちも芸達者ぞろいです。もちろん香川照之に狂人をやらせたらハズレなし。小道具はチープだけどキャスティングは豪華です。

ホラー映画としては怖くはないが幻想文学の映像化という意味ではよく出来ている作品です。

2011/9/23 Friday

世界侵略:ロサンゼルス決戦

Filed under: - dekaino @ 20:35 このエントリをはてなブックマークに追加 筝箴窮:泣潟若号浦Δ里呂討Bookmark被リンク数

世界侵略:ロサンゼルス決戦を観ました。

水資源を奪うため地球に侵略してきた異星人軍と戦う防衛戦争の話。1960〜70年代のSFストーリーを現代のSFX技術で再現してみたような映画です。

一応SF的な文法は成立しています。しかもハリウッド作品らしからぬ地球側が絶望的な状況。ヤマトの地球よりも厳しいよ、これは。
地球の沿岸部にある大都市が軒並み先制攻撃で潰されてしまいます。この時点でどの国も核攻撃してないあたり、地上の核ミサイルサイロも海中の原子力潜水艦も短期に全滅しているっぼい。24時間たたないうちに海面平均水位が下がってるものがわかるくらいリアルタイムに水が奪われていってるしもう何やってもダメっぽい状況。
海水面が10mも下がったら、現行の港湾施設は軒並み使用不能だろうし、パナマもスエズも通行不能だろうなぁ。海軍アウトだわ、これ。

映画に出てくるのは海兵隊の小隊と、途中で合流する数人の陸軍や空軍の士官が、民間人を救出し、敵軍と戦い、ある程度の戦術級勝利を得るまでの話となり、いくらでも続編やらテレビシリーズへのスピンオフができそうな感じだけど、もうちょっと設定を甘くしないと人類敗北が目に見えてるのが悲しいところ。
しかし映画としてはちゃんとクライマックスシーンで感動して楽しめる出来になっています。

先のことは考えず刹那的に生きるアメリカ人向けらしい作品。

2011/9/18 Sunday

くまのプーさん(2011年版)

Filed under: - dekaino @ 13:04 このエントリをはてなブックマークに追加 障若(2011綛雁)のはてなBookmark被リンク数

くまのプーさん(2011年版)を観ました。
久々のディズニー手描きアニメです。残念ながら長編ではなくて中編ですけど。
昔からディズニーのくまのプーさんは原作レイプだという声が大きかったものですが、今回はそれを反省したのか、メチャクチャ原作をリスペクトした内容になってます。
原作のクリストファーロビンが幼いゆえに醸し出す頭が足りないキャラ満載のプーワールドがそのまま再現。石井桃子の訳もきっちり採用して日本の原作ファンも納得の出来です。

まぁその分、作画の方はかなりさびしい出来上がり。テレビシリーズのパイロット版のような品質になってます。まぁでも、グネグネうねうね動く黄色いクマなんか誰も見たくないよね? だからこれでいいんでしょう。

SILLY OLD BEAR バカなくまさん
まさにこの言葉通りのバカばっかワールドが展開する本作は、子供向けというよりは大人向けの作品なのでしょう。あー子供ってこんなバカなことするよねってアルアルネタの宝庫です。

2011/9/3 Saturday

実相寺昭雄展

Filed under: - dekaino @ 8:36 このエントリをはてなブックマークに追加 絎後堺絮のはてなBookmark被リンク数

いまどき川崎のミュージアムの話だったら、藤子不二雄ミュージアムが旬でしょうが、あえて川崎市民ミュージアムで2011年9月4日まで開催されている実相寺昭雄展に行きました。
実相寺昭雄展

川崎市民ミュージアムは等々力緑地の中にあり、武蔵小杉からバスで10分くらいです。

多摩川中域の南岸にある等々力緑地はその名の通り緑がいっぱい。
等々力緑地の蝉
等々力緑地にいたミンミンゼミ

ウルトラマンその他の特撮テレビシリーズや今や古典となってしまった劇場版帝都物語で有名な実相寺昭雄監督の作品と生涯の紹介、遺品のおたくコレクションなども展示されていました。大量の絵手紙風の色紙が面白かったです。
ウルトラマンの頃からぜんぜん外観が変わらず年を取らない印象があったまま急逝してしまった実相寺監督。もっと長生きしていろいろ作品を作ってほしかったです。

2011/8/28 Sunday

神様のカルテ

Filed under: - dekaino @ 22:16 このエントリをはてなブックマークに追加 腑罕のはてなBookmark被リンク数

神様のカルテを観ました。
宣伝とかポスターは宮崎あおいイチ押しでしたが、実際は櫻井翔の方が出番が多い。櫻井:宮崎で8:2くらいの比率かな。観客は櫻井翔めあての若い女性ばっかりでした。

同名の小説が原作。原作を書いた夏川草介は33歳の現役医師だそうです。本作はもっと年がいった定年間近の人が書いたみたいな脚本になってます。
とにかく出てくるキャラがすべて枯れているというか老成されたというか、年寄りくさい言動しかしません。演ずる役者は若いのに言うこと為すこといちいち年寄りくさい。御嶽荘という下宿屋みたいな元旅館も年寄りくさい。夢破れて田舎に帰って畑仕事ってリアリティのなさがまたすごい。平成の世ではむしろ田舎の方が仕事ないよ。
ちょっと若さが感じられるのは要潤がやってる外科医くらいか? 朝倉あきが演じる新人ナースですら言動が年寄りくさいのは、脚本が悪いのか演出が悪いのか?

病院の描写はすごく現代的なのに、なぜかカルテは手書きなのも謎なところ。

一番わからないのはすべての登場人物がすべてお金持ちなんですよね。生活のために働く、食うに困るみたいなことはまったくなく、仕事は100%自己実現の手段となっている。医師が書いた小説らしいといえばらしい話です。
宮崎あおいが演じる妻の榛名は写真家をやってるんですが、明らかに100%持ち出しの趣味レベルの職業になっている。自宅の暗室でカラー写真を印画紙に焼き付けたりするシーンをあげるまでもなく、リアリティ皆無なところが、むしろすがすがしいくらいです。

ところで、櫻井くんと宮崎あおいは夫婦って設定なのに、キスどころか手もつなぐシーンすらありません。会話は敬語だし。まるで枯れた老夫婦みたい。メイン客層の櫻井翔くんファンがヘソを曲げないための演出なんでしょうか?

とても老人受けしそうな演出と櫻井翔ファンとのミスマッチがある意味面白い作品です。

2011/8/26 Friday

イースターラビットのキャンディ工場

Filed under: - dekaino @ 23:27 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ若鴻帥若c潟e轡瓦里呂討Bookmark被リンク数

イースターラビットのキャンディ工場を観ました。
予告編やポスターからは怪盗グルーの月泥棒のような3Dデジタルアニメだと思ってたら、実はロジャーラビットのような実写とアニメキャラの合成映画でした。
ハリウッドが舞台の作品で、有名な芸能人が実名で出てくるのが面白いところ。
たとえば、プレイボーイ誌のオーナーHugh Hefnerとか、ナイトライダーのマイケル=ナイト役のDavid Hasselhoff等。日本語版ではHasselhoffの声をささきいさおがやっているってところが憎い。たぶん日本語版声優の中で一番ギャラが高いに違いない。でもささきいさおじゃないとダメだよなー。

ストーリーは基本ドタバタコメディでちょっと家族愛のテイスト込み。時代でしょうか、若者の就職難とか就職活動がネタにされてます。

劇中で「イースターは4000年の歴史がある」なんて言ってるけどいいのかな? キリスト教より古い異教のお祭りになっちゃうんだけど。モーゼの出エジプトを起源とする過ぎ越し祭までさかのぼるってこと??

アメリカの文化やテレビに詳しいとより楽しめる作品。

2011/8/24 Wednesday

カンフー・パンダ2

Filed under: - dekaino @ 22:51 このエントリをはてなブックマークに追加 潟若祉潟2のはてなBookmark被リンク数

カンフー・パンダ2を観ました。2008年のカンフー・パンダの続編です。
前作では未解明だった出生の秘密が本作で解き明かされます。
本作の導入部は中国影絵劇(皮影戯)風の2Dアニメで、これが素晴らしく良い出来です。どことなくカレル=ゼマンの切り紙アニメを想わせる、手で操作してるアナログ感が香る動き、とても手間がかかってます。

今度はパンダのポーは最初からカンフーの達人です。さらに奥義まで習得してしまいどんどん強くなります。それよりも目立つのが本作のラスボス、孔雀のシェン公。火薬を使った新兵器はカンフーの達人でもかないません。さらにシェン自身のカンフー技も大したもの。メタボのパンダがどうやって勝つのか!? 本作の見どころです。

声優は英語版の方が豪華、アンジェリーナ=ジョリーとかダスティン=ホフマンやらイタチ顔のルーシー=リュー、とどめにジェッキー=チェンまでが前作から引き続き出演しています。すごいメンツですぞ! これに比べると日本語版の山口達也や木村佳乃やMEGUMIは見劣りします。MEGUMIってまだ芸能界にいたの?って感じ。まぁでもジェッキー=チェンがやってる猿を石丸博也がやってるのはいい配役です。日本語版でviperをヘビって訳すのはちょっと迫力ダウンでかわいそう。せめてドクジャなりマムシなりにしてあげて!!

笑いあり泣きありでベタなストーリーですが、映像演出の質の高さもあってとってもよい子供向け3Dアニメ映画に仕上がっています。夏休み映画としておすすめ。

2011/8/20 Saturday

トワノクオン 第3章 夢幻の連座

Filed under: - dekaino @ 0:30 このエントリをはてなブックマークに追加  膃3腴 紊√校e婚のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第3章 夢幻の連座を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の第3作目です。→第1章 第2章

今回は精神世界 インナーワールドの話です。主人公の過去の話もだんだん明らかになってきました。
それにしても第1章では完全にヒロインの立ち位置にいたキリ(歌う少女)の出番がかなり減り、影が薄くなってまいりました。お祖母さんはまだ生きてるのかな?? なんか電王の大人の方のハナみたいな感じで消えつつある印象。なんとかして出番を増やしてあげてほしい。

敵のイプシロンの過去もある程度でてきましたが、思ったほどは明かされなかったようで。まだまだ秘密が多いみたい。ここまででやっと半分。残り3章も早く観たいものです。

THE MECHANIC

Filed under: - dekaino @ 0:14 このエントリをはてなブックマークに追加 THE MECHANICのはてなBookmark被リンク数

THE MECHANICを観ました。
メカニックとはゴルゴ13みたいに請け負ってターゲットを殺す職人のこと。組織で行動したり、営業や実行犯とか分業されているんで、必殺仕事人の方が近いかな? しかもただ殺すんじゃなくて自然死に見える形で殺す。いわば有料のデスノートみたいなシステムです。

で、組織内に裏切り者が出て、主人公と親交が深かった幹部級の人を別の幹部の依頼で殺すわけです。そして親友を殺したことを隠して、親友の息子を弟子として指導するみたいな流れで話が始まります。いかにも必殺仕事人風なベタベタなストーリー。

自然死を装う殺し屋って設定なのに、なぜかガンアクションやカーチェースシーンがものすごく多く、しかもそれがかっこいい。ゴルゴ13ばりに場末の娼婦とのエッチシーンもばっちり。さすがR15指定だ。そういやデューク東郷は最近齢のせいかあまり娼婦と寝ませんなぁ

とにかく派手なアクションと職人気質な主人公が小気味よく活躍します。みてて気持ちいい。どっちかっていうと老人が喜ぶようなストーリー展開は、ビッグコミック読者層向けかも知れません。

年寄りも若者も楽しめる作品。

2011/8/19 Friday

イオンカードセレクトの罠

Filed under: - dekaino @ 23:54 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ潟若祉臀のはてなBookmark被リンク数

今月からワーナーマイカルシネマズのチケットをイオンカードセレクトでカード払いすると正規料金より500円引きのサービスが始まりました。セレクト以外のイオンカードでも300円引き。
ただし、イオンカードセレクトはカード払いの引き落とし口座がイオン銀行しか選択できない制約があります。美味しい話には必ず裏がある。

とはいえ、ワーナーマイカル海老名の正規料金は1700円なので、平日の昼間でも1200円でOKということです。これは美味しいということで、さっそくイオンカードセレクトに入会しました。我ながらイオングループにいいように操られてます。

そしてワーナーマイカルシネマズでイオンカードセレクトで支払したところ、何ということでしょう!! 300円しか割り引かれていないではないですか!
その場でクレームつけたら、奥から偉い人が出てきて詫びの言葉をいただき、いったん返金処理をしてそれから再度500円引きのチケットを発行するという手続きをしてもらいました。

実はイオンカードセレクトのカード表面は一般のイオンカードとほとんど同じなんですよね。どこにもセレクトなんて書いてない。
定義としてはWAONマークとイオン銀行マークがついてるイオンカードがイオンカードセレクトということらしい。
しかも発券システムで割引チェックしてるわけでもなく、まず売り場のお姉さんが目でカードを確認して割引額を機械に入力して、それからカード支払い処理する流れらしい。まだイオンカードセレクトはあまり数が出てないらしく、ミスしたお姉さんも初めてイオンカードセレクトを見たようでした。
カードを機械に読ませたら自動的に割引額を判定するようなシステム作ればいいのに。

大事なことは、一瞥だけでは区別がつかないイオンカードセレクトを使うときは、これはセレクトだよってきっちりアピールすることです。そうしないと一般イオンカードと勘違いされてしまいます。ご用心ご用心。

2011/8/14 Sunday

劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル

Filed under: - dekaino @ 0:24 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 篁≪ゃ若若 WONDERFUL 絨荵21潟≪<のはてなBookmark被リンク数

劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダルを観ました。
前宣伝でバンバンでてた暴れん坊将軍(松平健)の共演ですが、予想以上にストーリーに絡むというか、これはもう劇場版 暴れん坊将軍でオーズが友情出演と言っていいくらいの話です。謎の貧乏旗本 徳田さんかっけー
とはいいつつ、オーズの世界観も崩すことなくうまく話をまとめたもんだなぁと思います。
いまテレビシリーズでは決着寸前の佳境に入ってますが、本作では中盤の時間軸らしく、まだアンクも普通だし他グリード達も健在でした。まぁいつものパラレル世界エピソードと考えてもいいんでしょうけど、そんなに矛盾はありません。

仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼でもバイクではなく馬に騎乗するライダーが出てましたが、今回みたいにバイクと馬の併走ってのはライダー映画史上初かも? 意外と絵になっているかも?

酒井美紀が演じるラスボスがキャラがたっててよかったです。酒井美紀もオバさんキャラをキッチリ演じられる女優になったんだなぁとしみじみ。
高岡早紀より若い頃とのギャップが大きいかも?

恒例の次作ライダーの顔出しもありました。仮面ライダーフォーゼ?? ライダー初の学園ものらしいです。ヒーロー特撮の学園ものと言えばビーファイターカブトが真っ先に思い浮かびますが、個人的にはヒーロー特撮の学園ものの最高峰は円谷プロのグリッドマンだと思ってます。ああいうノリが出せればヒットするかも? ただ主役の人がリーゼントなんだけど身長も高いんだよね。高身長であの髪型だと日本の電車とかバスに乗るの不便だろうなぁって余計な心配をしてしまいます。これがでかいの一族クオリティ。

話が脱線してしまいましたが、ライダー映画としても暴れん坊将軍映画として非常に良い出来です。立ち回りとかサイコー。東映の映画史に残るかもしれない奇作。

海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船

Filed under: - dekaino @ 0:12 このエントリをはてなブックマークに追加 羌決眼若ゃ吾c THE MOVIE 腥咲九構垢里呂討Bookmark被リンク数

海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船を観ました。
タイトルはたぶん石森章太郎原作の東映動画劇場中編アニメ「空飛ぶゆうれい船」のオマージュだろうか? ゆうれい船はSFでオカルト要素なしですが、本作の幽霊船は特に説明もない真の幽霊船。しかもむやみにでかい。ゴーカイジャーの海賊船の1000倍はありそう。
中には石森章太郎というよりは永井豪的なエロ幽霊までいます。

単体劇場版のゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦に比べると、仮面ライダーオーズの同時上映短編だけあって尺も短くだいぶアッサリ味ですが、それでもバトルフィーバーJが出てきたりそれなりの見どころはあります。永井一郎が声をやる野球仮面も懐かし面白ネタとしてよかった。でも野球仮面ならNinja of Ninjaのシュリケンジャー(ハリケンジャーの6人目)に相手してほしかったかも。

2011/8/11 Thursday

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

Filed under: - dekaino @ 0:25 このエントリをはてなブックマークに追加 潟鴻若/若泣ゃ祉若海里呂討Bookmark被リンク数

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーンを観ました。
マイケルベイの自信作らしいです。確かに3D CGがすごい。お金かかってる。本作の特撮に注ぎ込んだリソースはアバター級でしょう。

でも尺が無駄に長いんだよね。話はつまらなくはないし原作好きなら楽しめるところも多いんだけど、とにかくダラダラしていて散漫な印象です。
人間の主人公のサム=ウィットウィッキーが無職のヒモ生活まで落ちぶれてる導入部とかギャグのつもりだろうけど、2011年の世界経済状況を考えると、ちょっと笑えないでしょ。

タカラは、本作の製作費の1分あたりでいいから日本のテレビ特撮番組制作にまわしてほしいものです。

とにかく長くてツラい映画。

2011/8/3 Wednesday

トワノクオン 第2章 混沌の蘭舞

Filed under: - dekaino @ 10:07 このエントリをはてなブックマークに追加  膃2腴 羞傑のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第2章 混沌の蘭舞を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全6章の第2作目です。
今回はあまり話が進まず、各勢力の活動の理由を説明して、世界観を明らかにします。。親玉同士の対決も装備の準備ができてないとか理由をつけて回避します。敵が撤退する理由付けが巧くいっている感じ。もし本シリーズがテレビシリーズだったら普段のレギュラー回にあたる話なのでしょう。

第1章の感想では、体制側の戦闘部隊は能力者と予測しましたが、単なる能力者ではなくてかなりのサイボーグ手術を受けている様子。少なくともコードウェイナー=スミスのスキャナーに生きがいはないに出てくるヘイバーマンのように感覚の遮断ができるみたいですね。

第3章ではどうなるのでしょうか?

2011/7/31 Sunday

カーズ2

Filed under: - dekaino @ 15:43 このエントリをはてなブックマークに追加 若2のはてなBookmark被リンク数

カーズ2を観ました。
PIXARのカーズの続編です。正確にはボルトの前座にやったショートムービーメーターの東京レースの発展系かな?
主役はレーサー車のスピード=マックィーンではなくてレッカー車のメーターです。原語クレジットではもちろんメーターが筆頭にでてきます。
なぜか日本語版製作のクレジットはマックィーンが1番でメーターが2番… 謎です。

いわゆるDVD売りがメインの中編作品を箔付けのための劇場公開したというディズニーの販売戦略でよくあるシリーズ2番手のものではなく、正真正銘の大作長編です。舞台も日本の東京、イタリアのポルト・コルサ、英国のロンドンと盛りだくさん。某英国諜報組織MI6の某有名スパイみたいなクルマも登場します。
(関係ないけど、某スパイ映画は制作会社がつぶれかけててなかなか続編でないんですよね。せっかくボンド俳優になれたダニエル=クレイグもたった2作だけでかわいそう。)

いろいろな有名な人物がクルマで表現されているのがまた面白い。女王陛下とかいかにもな英国製高級車! しかし隣にいる孫、こないだ結婚してなかった? キャサリン妃はどこよ!? 作り込むの間に合わなかったのかなぁ? できれば情報局の女性上司のMをクルマで表現してほしかった。

CG技術もすごいです。東京やポルト・コルサでは従来の3Dアニメ背景ですが、クライマックスの舞台のロンドンはなんと背景が実写。それも静止画じゃなくて動画の実写ですよ。遠くでクルマとかバスとか普通に動いている動画を背景につかってます。結構時間かけてロケしたんだろうか?
それともハリー=ポッターシリーズの特撮のために撮り貯めたデータをILMからわけてもらったのか? いま仮想空間用データの量ではロンドンが一番豊富な都市かもしれません。

前作はアメリカのカントリー文化がメインだったのに対し、本作はアメリカ国外の非アメリカ文化が主題となっていて、これはこれで面白いです。
日本語版のセリフも前作のような苦しいダジャレの珍訳はなく、普通の洋画吹替えレベルになってます。つまり、ジミヘンとか知らないお子様でも楽しめます。でも今のお子様は007を知らないか? うーむ困りましたね。

ボリュームたっぷりのPIXAR大作作品。

2011/7/29 Friday

小川の辺

Filed under: - dekaino @ 13:00 このエントリをはてなブックマークに追加 絨鎴莨困里呂討Bookmark被リンク数

小川の辺を観ました。藤沢周平の短編が原作の時代劇映画です。
原作が短編なだけにあっさりしたストーリー。筋よりも道中の自然の描写がメインの映画?
出羽か奥羽にある設定の架空の海坂藩から関東の行徳宿までゆっくりと歩いて旅する武士二人連れを淡々と描きます。

最後の方でやっと脱藩した夫婦が潜伏する小屋を見つけるが、そこが小川の辺(ほとり)にあるという…タイトルのつけ方も単純。
しかし、小川の辺と言ってもあまりにも川に近すぎ。あれじゃ雨が降ったら小屋ごと流される。いくらなんでも石ころがゴロゴロしてる河原に小屋は建てないだろうと。もうちょっと考えてセット作ればいいのに。
あと菊池凜子がゴツいですね。武家の娘で剣をたしなむ設定だからゴツいのが正確な描写なのかもしれないが、一応作品のヒロインなんだからもうちょっと何とかならないのかなと。

娯楽作としてはサービス精神が欠けています。そこまでして表現したかったものは何かと考えたらウーンと唸るしかない作品。

2011/7/24 Sunday

I AM NUMBER FOUR

Filed under: - dekaino @ 11:13 このエントリをはてなブックマークに追加 I AM NUMBER FOURのはてなBookmark被リンク数

I AM NUMBER FOURを観ました。邦題は片仮名にしただけのアイ・アム・ナンバー4。
私はフォウといっても、フォウ=ムラサメの話ではありません。いやでも性別が男って以外は結構同じ話かも? 強化人間か異星人かの違いだけ。

マイケル=ベイがプロデュースだそうですが、確かにそんな感じのおバカな作品です。
派手な特撮は使ってますが、ストーリーは昔からある陳腐な話で、特にびっくりさせられることもなし。この薄さはテレビドラマシリーズのパイロットフイルムみたいな感じ。
決着のつけ方のあたりからして、明らかにテレビドラマへのスピンオフを狙っています。ただこれはSciFiドラマとしてもあまり面白くしようがないんじゃないかなぁ。ヒネリが全然足りません。

ただ劇場作品としてきっちり予算かけた特撮だけは見ておく価値あり。クラシックな古臭い超能力バトルに最新のSFXを使うとこうなるよって教材的な意味が強い作品です。

コクリコ坂から

Filed under: - dekaino @ 10:26 このエントリをはてなブックマークに追加 潟喝のはてなBookmark被リンク数

コクリコ坂からを観ました。言わずと知れたジブリ最新作、宮崎吾郎第二回監督作品ですよ。
コクリコ坂から イメージボード (宮崎駿画)
脚本は借りぐらしのアリエッティと同じく、宮崎駿と丹羽圭子の共著。共著と言っても宮崎駿はアイデアや構想を出すだけで、テキストのほとんどは丹羽圭子が書いているのでしょう。

で作品なんですけど、商業的にみて、アリエッティよりずっといい作品に仕上がってます。普通に面白いしわかりやすいし、でもネタにして語るぐらいには劇中で説明されてない裏設定があるし、プログラムピクチャーとしての出来はかなりいいですよ。しかもこれ尺がたったの95分。カルチェラタンの取り壊しの話と、風間の出生の秘密という2つの話を混ぜて同時進行するアメリカドラマでは定石の手法で意外とボリュームがある話を詰め込んであるのに、たった95分とは宮崎吾郎はプログラムピクチャーの監督としては間違いなくそれなりの才能がありますね。作家方向ではなくてマネージャ方向の監督の才能。

ただ宮崎監督の意図を推測すると、これ本当は高畑勲に監督させるつもりの企画だったんじゃないかと私は邪推します。この手の淡々とした群像劇を作らせたら高畑勲は本当に巧いですからね。しかも短く安く作るのも得意。そういう意味で宮崎吾郎は父の駿ではなく高畑勲の方向を目指してたんじゃないかと思います。ただ、その視点で本作を見直すと巨匠高畑勲と比較するのも酷なんですが、いろいろアラも見えてくるんですよ。
まず高畑なら動物をもっと効果的につかったろうなということ。コクリコ荘の住民のだれかがペットを飼っててもいいし、カルチェラタンに誰が飼ってるかははっきりしないマスコットみたいな動物がいてもいい。だいたい港と船乗りの話なのにカモメもウミネコも飛んでない海ばかりって、演出以前に作画的にもジブリらしくないです。このあたりはどうにも高畑勲の足元にも及んでいない。動物のほかに幼児とか小学生も出てこないし、観客層設定を考えればそれもありなんでしょうけど、夏休み映画ならもうちょっと子供が見て感情移入できる何かがほしいところです。

宮崎駿の影響なんですけど、設定の黒い部分にいろいろでてますね。時代設定を原作よりずっと古い東京オリンピック前年にしたあたり。その頃の高校生って要は終戦直後に生まれた世代。主人公の親ははっきり言われてないけどばりばり海軍さん。海の父は軍医にならずに海軍士官になったから勘当されたわけですね。そして朝鮮戦争にも掃海や物資輸送で戦争に参加して戦死したんだけど、当時日本は戦争に参加してない建前だから、国からは何の補償もなくて残された妻子は苦労したと。もし戦死しなかったら海上保安官か海上自衛官になったのだろうか?

ツッコミどころは多いけど今年の夏休み映画の中では上の方だと思います。

2011/7/18 Monday

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

Filed under: - dekaino @ 8:52 このエントリをはてなブックマークに追加 若祉帥若罩祉腱絎 PART2のはてなBookmark被リンク数

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2を観ました。PART1の続編、長かったハリーポッターサーガの完結編です。
PART1はいきなり3D版がキャンセルされたり尻切れトンボでPART2が製作されることになったりさんざんでした。完結編の本作はがんばって作ってあります。
3Dだし、学園シーンもたくさんあるし、クリーチャーのCGもたくさんでてきます。まさに完結編にふさわしい豪華さ。
ストーリーは原作本とは違った流れになったようです。原作者J=K=ローリングも最初のうちは改変を認めないみたいなこと言ってたようですが、結局一般うけする決着に改変することに同意したようです。恐るべきは金の魔力。金はトルネコの杖よりも強いようです。

さんざん言ってた、トルネコの杖とか透明マントとか秘法を集めると世界を支配できるって設定は結局深く説明されることなく流されました。
ダンブルドア校長は前作で死んでしまったけど、吹替え版では永井一郎の声がたっぷり楽しめます。

2011/7/16 Saturday

アンダルシア 女神の報復

Filed under: - dekaino @ 14:44 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪潟激 絅括怨奨のはてなBookmark被リンク数

アンダルシア 女神の報復を観ました。アマルフィ 女神の報酬の続編です。
実はあまり観に行くモチベーションがなかったのですが、公開してしばらくたってからクチコミで意外と悪くないとの評がたってたもので、ものは試しと観に行きました。
前作アマルフィはフジテレビ映画にしてはよく出来ているレベルなのに対し、本作アンダルシアはフジテレビ映画なのによく出来ているレベルで、以外にも以外で確かに面白いんですよ。
前作できっちり反省会やって悪いところをすべてピックアップして、律儀にそのすべてについてちゃんと直してきたみたいな作品です。脚本(クレジット名なし あまりにひどいので表記を拒否)ダメ、ヒロイン(天海祐希)ダメ、脇の戸田はよかったねって反省点に対し、練った脚本、ヒロインは黒木メイサ、戸田は続けて起用と完璧な対応。
無意味に派手なアクションをやらずに渋く抑えた演出がこれまたいい感じ、コーヒー飲めない黒田、そしてバルセロナのタクシーの運ちゃんの不運とかシリアルなのにこつこつ繰り返すギャグが冴えています。

ただまた季節がずれてますね。なんで冬の話を夏に公開するのかまったく理解できません。資金回収を冬まで待てない事情があるんですかね。製作会社の資金繰りが苦しいに違いない。

騙されたと思ってみると意外な拾い物的映画です。

2011/7/13 Wednesday

マイティ・ソー

Filed under: - dekaino @ 21:18 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃc祉純爾里呂討Bookmark被リンク数

マイティ・ソーを観ました。ゲルマン神話のトール神がヒーローのアメコミの映画化です。
各方面で言われてますが、なんでソーなの? せめてトールってすればいいのに。日本語の響きとしてソーは強く聞こえないしヒーローっぽくないよね。
字幕をみる限り、英語訛りに執着しているわけではなく他の固有名詞はエッダ詩の発音に沿った表記。ただTHOR本人だけがトールではなくソーとかたくなに表記されます。
権利関係に厳格なマーベル作品のことだから、これは日本国内でトールって商標をとれなかったから、マイティ・ソーをごり押ししているんではないだろうか? そんな問題でソーって呼ばれちゃうトール神かわいそう。マイティ・ソーより、鉄槌トールとか雷神トールの方が絶対いいよね。

作品としては、いかにもアメコミなマッチョヒーロー。しかもなぜかニューメキシコ州の砂漠に落ちてくるところがアメコミ風。
ゲルマン神話ってアメリカではある程度はメジャーなんでしょうか? 劇中で木曜日ThursdayはThorの日が語源って出てましたが、水曜日WednesdayはThorの怖いお父ちゃんOdinの日って意味だよ。
本作はあくまでも自分たちの家族内のケンカで地球に迷惑かけるだけの話で、全然地球の危機をすくようなヒーローらしい行動はしません。結局アベンジャーな取り込まれてしまうみたいなんで、小粒な神様ではあります。雷を使いこなすからか、一応ローマ神話の主神ユピテルやギリシャ神話の主神デウスと同一視されているのね。

マッチョ好きな人にお勧め。あんまり頭を使わずに楽しめるアクション映画です。

2011/7/10 Sunday

鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星

Filed under: - dekaino @ 15:59 このエントリをはてなブックマークに追加 若茵絽 筝()のはてなBookmark被リンク数

鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星を観ました。外伝ストーリーなので主役はエルリック兄弟というよりはゲストキャラのアシュレイとジュリアの兄妹の方でしょう。
ストーリーはよくできています。シナリオや設定もよく文芸面ではハリウッド作品と言ってもいいくらいの高品質な出来。
その反面、演出して映像化する部分が劇場版とは思えないほど不出来なのが残念。確かにアクションシーンはばんばん動きまくって派手で手間がかかっていますが、演出ってそれだけじゃないでしょうと。ストーリーボード、シナリオにある深さの映像化に失敗しています。
たとえば、主な舞台となるミロスの民が住む谷底の集落。二つの大国に挟まれた不遇の民族が谷底に追いやられて貧民街をつくっており、上からは廃棄物などが捨てられるばかりか、崖にとりついて登ろうとすると問答無用で撃たれるという、ハガレン世界観にあったシビアな設定。このシビアさが全然映像化できてないです。冒頭でエドがハエの大群に襲われるとかセリフで「臭いとか」言うだけで、不衛生さとか貧しさがまったく映像に出ていない。
服装が小奇麗だし贅沢じゃないけど自然志向のむしろ結構いい生活してるようにしか見えない。
どことなくジブリっぽい演出が入っているのが鼻につきますが、ジブリ作品なら宮崎監督はマンガ的にツギアテの入ったボロ服着せて貧しさを表現するだろうし、高畑監督ならもっと写実的にエゲつなく貧しさを表現しますよ。あれだけハエだらけって設定なんだから生活空間にハエ取り紙をぶら下げておくとか、食事シーンでハエ除けの網のカバーを出すとか、簡単な演出でいいのに。セリフで説明するにしても火葬シーンで「土葬にしたらハエが大発生するからやむなく火葬にするしかない」って言わせるとか、もうちょっと効果的な演出があるでしょうに。製作スタッフは不潔な環境や貧困生活を実体験したことがない人ばかりなんだろうか?

どうも文芸にばかり力を注いで、作画演出の準備時間がまったく足りてない印象が強いが、とはいえ、アクションだけ楽しみたいならまぁ悪くはないクオリティではあります。

2011/7/9 Saturday

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦

Filed under: - dekaino @ 1:31 このエントリをはてなブックマークに追加 眼若ゃ吾c 眼祉ゃ吾c 鴻若惹199若弱ぇ羆堺Δ里呂討Bookmark被リンク数

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦を観ました。
もっと早い時期に公開予定だったのに震災の影響で遅くなってしまったのがちょっと残念。
歴代スーパーヒーローとそれ以外のマニアックなキャラ達が全員集合して闘うオールスター的な作品です。
もともとTVシリーズのゴーカイジャーがオールスター的コンセプトなんですけど、映画なのでさらにお祭りムード満開。

ただし前作のゴセイジャーも出てくるいつもの春の「前作vs新作」Vシネマと同じノリです。
しかもゴセイジャーは金色がついた最終形態なのに対し、ゴーカイジャーはまだ初期スタイルなのに加えて6人目がまだ顔出しだけ!(春公開予定だったしね)
明らかにゴセイジャーにパワー負けしてます。

夏の海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船では本気を出してくれると期待します。バトルフィーバーJも出てくれるとうれしいな

SUPER8

Filed under: - dekaino @ 1:09 このエントリをはてなブックマークに追加 SUPER8のはてなBookmark被リンク数

SUPER8を観ました。スピルバーグとJJエイブラムスの夢のタッグです。

とにかく子役がみんな巧い。アメリカの俳優層は本当に厚いです。過去のスピルバーグ監督作品のオマージュ的表現がたくさんあって昔の映画ファンにとっても楽しい作品です。

怪獣も売りの一つですがそれだけじゃない子供たちの冒険ドラマが素晴らしい。
特に脇キャラがみな光ってていい。特にチャールズ(太った監督役の子)は明らかに若かりし頃のJJですね。島本和彦が炎尾燃は自分とは別人格だといくら言っても同人格とみなされるように、本人が難と言おうとチャールズは少年時代のJJです。粉かけた女をイケメンスタッフにかっさらわれる哀しさがリアルです。

あと子供たちがみんな行儀がいいですね。大人に対してみんな Sirづけで対応する。80年代のアメリカの田舎町ってみんなこうだったのだろうか? 保安官/保安官代理の権力の強さと連邦/軍への反骨心も古き良きアメリカ人っぽいです。今は失われてしまった精神なんでしょう。今の米連邦は愛国愛国って煽り過ぎ、ハリウッドもそれに便乗しすぎ。

間違いなく超A級のアクション冒険映画です。

2011/7/3 Sunday

スカイライン-征服-

Filed under: - dekaino @ 1:22 このエントリをはてなブックマークに追加 鴻ゃゃ-緇-のはてなBookmark被リンク数

スカイライン-征服-を観ました。
宇宙から怪物襲ってキターって災害モノ映画です。
襲われるのは人類全体のようですが、本作で描写される襲われる人達は西海岸のお金持ち達。日本で言う六本木ヒルズ族みたいな感じの人生の春を謳歌してる人達。
日本人が企画した映画なら金持ちの善人面が剥げ落ちて醜い争いを繰り広げるってなりそうですが、アメリカ文化では金持ちは基本的に尊敬されるべき人なんでそこまでは行かず、普通に家族愛を持ち普通にパニクる人たちってあっさりした描写です。

クリーチャーの造形や動きがとにかくよくて、中でも素早く人型二足歩行するヤツがかっこいい。
オチは不動明がデビルマンになって対抗する系の終わり方ですが、美樹が人類にクビはねられてウワーみたいなのはなく、あくまでも人類は完全な被害者だってスタンスです。
正直オチなんかどうでもよく、ネタバレなんかしても本作を鑑賞するのにまったくダメージないです。ただ人類と敵のバトルを見て感じる。ただそれでよい。
そんな作品です。

2011/7/2 Saturday

カレル=ゼマン展

Filed under: - dekaino @ 8:59 このエントリをはてなブックマークに追加 =若喝のはてなBookmark被リンク数

なんん渋谷区立松涛美術館で開催されているカレル=ゼマン展にいきました。

チェコスロバキアの人形アニメ・特撮映画・切り紙アニメの監督、カレル=ゼマン(故人)の企画展です。



カレルゼマンの特撮作品「ほら男爵の冒険」と「悪魔の発明」日本公開企画の予告編
(今回の企画展とは無関係)

youtube.com/v/JE_zjmVO90w?version=3″>

チェコの伝統芸のガラス細工を使った人形アニメ。Inspirace(1948)
当初の志しは高かったものの壊れやすいガラス細工を使った製作は困難を極め、完成の暁にはゼマンは「ガラス壊れ過ぎ!」との言葉を残し、ガラス細工アニメはこれ1本きりとなったそうです。



ゼマン特撮の代表作、ジュール=ヴェルヌSF小説を映像化した映画 悪魔の発明(1958)
手間暇かけた光学合成の映像がすごい。背景やメカがすべて原作小説の挿絵とおなじ銅版画調(OReillyの表紙みたいなの)の背景書割や、メカの切り紙アニメがあり、独特の雰囲気を出している。劇中には潜水服を着た男と大ダコが闘うシーンもあり海底二万海里からの着想が含まれる。冒頭には宇宙ロケットが飛ぶシーンもあってなかなかのSFマインドを感じさせる。ゼマンはヴェルヌの大ファンだったとのこと。

youtube.com/v/7ELdvDOBhNU?version=3″>

晩年は切り紙アニメ作品を数多く製作した。Krabat(1977)
切り紙アニメは人形アニメや光学合成特撮ほどの手間暇はかからない。いま見ても全然古びておらず、むしろ現代風な雰囲気。現代の視点だと出来のいいフラッシュアニメのように見えます。

映像作品そのものはいつでもどこでもYouTubeで見ることができるいい時代になりましたが、これらの作品を作った貴重な小道具や絵コンテなどが松涛美術館で展示されています。作品も毎日2本上映されています。大人300円でこのサービス さすが区立美術館は太っ腹。

トワノクオン 第1章 泡沫の花弁

Filed under: - dekaino @ 8:54 このエントリをはてなブックマークに追加  膃1腴 羈≧黄怨のはてなBookmark被リンク数

トワノクオン 第1章 泡沫の花弁を観ました。2010年に逝去した飯田馬之介の遺作トワノクオン全5章の第一弾です。
基本は超能力を持つ小集団が反体制派となり体制側と戦うというアリガチな世界観。X-MENとかHEROES的ですね。
主人公のクオンがミステリアスで見た目より年寄りっぽくてストイックなあたり、地球へ…のソルジャーブルーに似てるかもしれません。
超能力バトルといっても、かなり痛みを感じさせるバトルシーンで、力を使うには大きな代償が必要らしいことを暗示しています。

第一章では明らかにされませんが、たぶん体制側の戦闘員のα〜εも能力者なんだろうなと思われます。
飯田馬之介監督作品は未完のものが少なくないですが、本作はちゃんと最後までやりそうなんで安心です。
ちゃんと完結してるのってタイドラインブルーとかCBキャラ永井豪ワールドくらいか? 08小隊は途中からだしね。

上映館が関東だと新宿バルト9だけなのがつらい。もうちょっと上映館を増やしてほしいものです。
次回の第2章は7月中旬から上映予定。

2011/6/26 Sunday

100,000年後の安全

Filed under: - dekaino @ 21:33 このエントリをはてなブックマークに追加 100,000綛翫絎┐里呂討Bookmark被リンク数

例年6月はあまり大した映画が公開されない梅雨枯れの月間なのですが、今年は大作話題作が集中しています。
それと言うのも、3月11日の震災によって公開が延期された作品や新たに公開が決まった作品の、もともと公開スケジュールがスカスカだった6月に押し込まれたからです。

今回観た100,000年後の安全もそのような震災企画のひとつ。
フィンランドに建設中の高放射能廃棄物の永年処理場オンカロのドキュメンタリー映画です。
施設の設計耐用年数は10万年。おそらく10万年後には現文明は影も形もないはず。事情を知らない未来人が掘り起こしたりしないのだろうか?
素朴な疑問をもってこの一大プロジェクトの関係者にインタビューします。

出来るだけ中立的な立場で制作するように努められた作品です。ただ、日本語版はちょっと危険厨に偏ってる感じ。だいたい原題の"INTO ETERNITY"に比べて邦題のキャッチーなことと言ったら。字幕もかなり意訳されて危険厨よりなセリフになってます。

たぶんこの手の設備は忘れ去られてしまえば勝ちで、一番の脅威は、施設の目的も構造も分かったうえで、プルトニウムなど有用な物質を得るために採掘しようとする企てでしょう。エジプトの大ピラミッドの化粧石だって後世のファラオたちが自分の墓の飾りにするためにどんどん剥ぎ取ってしまって、今はゴツゴツした基岩丸出しの丸裸状態になっているわけです。

BSとかで夜中に放送されてそうな作品。

2011/6/19 Sunday

映画ヤバい経済学

Filed under: - dekaino @ 21:16 このエントリをはてなブックマークに追加 祉ゃ腟羝絖Δ里呂討Bookmark被リンク数

映画ヤバい経済学を観ました。
同名のノンフィクションベストセラーの映画化です。原題はFREAKONOMICS。
雑多なテーマで短編と中編が複数あるオムニバス形式。中編は全部で4つ。1「子供の命名問題、名前は人生にどのように影響するか?」、2「神話の堕落、大相撲の八百長問題」、3「全米犯罪発生率減少の本当の要因は?」、4「高校一年生にアメを与えたら成績が上がる?」

経済学ってうさんくさい印象がありますが、それは未来を予測するとか金儲けをするとかを目的として場合の話で、過去の事象を統計データから説明したり、実験を行って仮説を検証したりする分には非常に為になる面白い学問なのです。本作でも豊富な統計データと、綿密な実験で得られたデータからくる、非常に意外な結論なのにものすごい説得力のある話に強引にへーと思わされてしまいます。

1は日本でも最近増えてきたいわゆるキラキラネーム(?)とかDQNネーム、震災被害報道でNHKのアナウンサーが読めない名前のような話がアメリカでもあるそうで、名前で富裕度や人種がなんとなくわかってしまうらしいです。追跡調査や、偽名を使って求職票を出す実験なので、きっちり検証していきます。

2は日本の大相撲の八百長の話。これも関係者にきっちり取材して検証します。もう有無も言わさない結論、間違いなく黒! が導き出されます。曙や小錦も取材を受けてます(やつら英語話せるしね)。

3はアメリカ社会のタブーみたいな話ですね。データは明らかな相関を示唆しているのにキリスト教をペースとする社会では受容しがたい結論「中絶合法化により望まれない出産が抑制されたことによる」がはっきりと証明されます。産めや殖やせやは、犯罪を助長する、つまり聖書の教えの中に原罪が刷り込まれているということ?

4はアメリカ人の高校生気質がわかる話。日本だとまた全然違った話になると思います。教育予算の効率のいい使い方とは何かと考えさせられます。

その他、細かい短編ネタも興味深いものが山盛り。たっぷり1時間半のボリュームまったく飽きずに楽しめます。

2011/6/18 Saturday

プリンセス トヨトミ

Filed under: - dekaino @ 0:21 このエントリをはてなブックマークに追加 潟祉 のはてなBookmark被リンク数

劇場版プリンセストヨトミを観ました。原作は万城目学の同名小説ですが、未読です。
大阪にある、とある財団法人OJOに会計検査院の実地検査が入るところから話が始まり、豊臣家の末裔が健在だとか、大阪国だとか、万城目らしい大風呂敷を広げた大ホラストーリーです。ただ、最後に浪花節的父子愛で誤魔化され、国の補助金の不正使用を認めてしまうところはまったくもってとんでもない話です。

いくら明治維新の時に資金援助を受けたからって延々と毎年5億を出さなきゃいけないってのはおかしい。腹黒い金貸しか?! 法定金利で引き直して再計算したらとっくに元本返済済みの過払い状態なんじゃないの? だいたいたった5億円くらい自分らで工面しろよと。財団法人じゃなくて社団法人にして会員から会費集めればよい。大阪国民がざっと1万人いたとして一人当たり5万円/年くらい都合つくでしょう。

「徳川はひどい。太閤さんかわいそう」とか言ってるけど、秀吉だって残虐非道の限りを尽くしています。石山本願寺を長期にわたり兵糧攻めにして、門徒の心が折れるまですりつぶして、和議を飲ませて追い出した、本願寺跡にぶっ建てたのが秀吉大阪城。大阪近隣の一向宗門徒からはものすごい恨みを買っており、少なくとも大阪冬の陣、夏の陣の敗因のひとつとなってるはず。徳川が大阪城を再建したぐらい何てことはないのですよ。

それより国からの補助金をまるで既得権益のようにしがみつく態度が、父子愛では誤魔化せないほどに見苦しい。本作にシンパシーを感じる人が多いということは、地方の財団法人ってどこも、補助金は空から降ってくるくらいの意識なんでしょうか? 国民が自腹を切らない国ってろくでもないよ。

話は変わって豊臣家の末裔(家督?)が女系相続になってるのはなぜなんでしょう? 本人には知らせないシステムだから、確実に子孫であることを証明できる母→娘という受け継ぎ方をするようになったんだろうか?? ここらへんまったく説明不足な気がします。

なんだかんだいって、本作見どころは、綾瀬はるかの大食いと乳揺れくらいなものらしい。

2011/6/12 Sunday

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

Filed under: - dekaino @ 17:20 このエントリをはてなブックマークに追加 X-MEN:<若鴻祉吾с若激с のはてなBookmark被リンク数

X-MEN:ファースト・ジェネレーションを観ました。
X-MENの結成の秘密の話です。バットマンビギンズみたいに、人気シリーズの誕生秘話ものは、だいたい面白いんですが、本作はかなりいけてます。
おなじみのキャラが若かった頃がかなり違った印象なのがよいです。
ビーストはやはり若い頃はオタクっぽかったし、プロフェッサーには髪の毛が生えていた!!! (当然か?
とにかくプロフェッサーの頭髪ネタはこれでもかこれでもかと何回も念を押されます。X-MENファンにとってここんとこ重要なんでしょうね。

マグニートとプロフェッサーって戦前生まれって設定、じゃ21世紀には80近いのか? ゴルゴ13みたいな時間が止まった系の設定です。まぁミュータントなんだから老化しないって設定にするだけでいいんだけど。
キューバ危機と絡ませているところもいいですね。でもそうなるとベトナム戦争ではミュータントたちはどう関わってたんだろう? 人類は確かに愚かだけど、X-MEN達もそんな賢いわけでもないようです。

噂ではFOXは、本作を1作目とする三部作構想があるらしいです。しかしこの手の人気シリーズの知られざる過去ストーリーは結果がわかってるだけあって、後になればなるほど辛いんだ。スターウォーズEpi3とかがんばってたけど、本当に辛かったもんね。

それよりはやくX-MEN:ファイナルディシジョンの続編作ってほしいです。サイクロプスもう要らないでしょ!!

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉

Filed under: - dekaino @ 16:54 このエントリをはてなブックマークに追加 ゃ若祉祉≪/()羈のはてなBookmark被リンク数

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉を観ました。
言わずと知れたカリブ海の海賊シリーズの第4作。4作目はちょっと外伝的扱いです。
ジョニー=デップが演じるジャック=スパローが相変わらず出てきますが、今回は船長ではありません。船もクルーもいません。あくまでも他人の船やクルーと絡んだ冒険。本作ではバルボッサとその娘アンジェリカが主役でスパローは狂言回しの立ち位置です。
アクションは今回も派手で面白く、あまり整合性を考えないゆるい設定も含めて、シリーズの世界観を壊すことがなく、シリーズ作品としてはよくできています。
ゾンビの魔法が使えるなら不老不死なんて要らないよね、とかツッコんではいけないのです。

あくまでも外伝なので、まだまだいくらでもシリーズが続けられそう。
しかしさすがにジョニー=デップの年なので、あのハイテンションで子供じみたジャック=スパローを演ずるのはキツいんじゃないだろうか。
そろそろ役者の代替わりを考える頃合いかも?

今の時期に公開するにはもったいない、なんでゴールデンウィークか夏休みに公開にしなかったのか、謎なくらいよくできた娯楽作です。

2011/6/5 Sunday

アジャストメント

Filed under: - dekaino @ 0:15 このエントリをはてなブックマークに追加 ≪吾c鴻<潟のはてなBookmark被リンク数

アジャストメントを観ました。原題はTHE ADJUSTMENT BUREAU。直訳すると調整局? 原作はフィリップKディックの短編小説Adjustment team(邦訳では調整班)で、初出は1954年という古い作品です(米国内ではもうパブリックドメインとなってるくらい古い)。

映画の方はTEAMからBUREAUに格上げになっているように、謎の組織のスケールが大きくなっています。キリスト教の一大命題「自由意志とは?」に絡む話なので当然のようにキリスト教くさい組織で、なんかコードウェイナースミスの人類補完機構のような怪しい組織っぽい描写です。
ストーリーそのものは単純でまさに短編なのですが、演出的に、電王みたいにドアを開けると違う空間につながってる映像表現を使ってて飽きが来ません。なぜこのようなことができるのかは全く種明かし無し、または組織のオーナーは全知全能だからって当然の答えがあるのみ。

初期の作品なのでまだドラッグネタも薄く、ライトなSFとして楽しめる作品になっています。
原作では、戦時下の統制経済にあったアメリカが、戦後に自由主義を突っ走る(反共バリバリ)になっていく時代の空気を、再び世界は自由意志に委ねられたって表現したのでしょうが、21世紀の今となってはどう解釈すればよいものやら?

ディック原作にしては、単純な娯楽作としてシンプルに楽しめる一品。

2011/5/30 Monday

クルマ買い替え

Filed under: - dekaino @ 22:59 このエントリをはてなブックマークに追加 莢激帥のはてなBookmark被リンク数

クルマを買い替えました。2006年式ブルーバードシルフィです。色はシルバー。
5ナンバーなのに車内が広い。天井高いし、でかいの一族でも大丈夫。特に後部座席が広いです。

トランスミッションはCVT。CVT車に乗るのは初めてでした。エンジンの回転数が一定のまま加速していくのでATとはだいぶ違った乗り味。
エンジンブレーキは高速では弱く、低速では強いです。30km/h以下ではマニュアル車で2ndに入れっぱなしと同じような状態。
セレクタでは P R N D L しかなく、2ndレンジなし。それでもなだらかな下り坂なら十分にエンジンブレーキが聞きます。峠道の下り坂なんかは、セレクタレバーの横のスイッチを押してスポーツモードにするとエンブレがすごく効くようになります。4ATのO/Dボタンみたいな使い方。
走り込むようなクルマじゃないけど、ブルーバードの名前がついてるだけあってそれなりにキビキビ走るようです。エンジンがなかなか高回転にならないので実は燃費がいいのかも?

2011/5/29 Sunday

手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく

Filed under: - dekaino @ 22:28 このエントリをはてなブックマークに追加 紂羃肢 莎ゃ羲!臂のはてなBookmark被リンク数

手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しくを観ました。プロモーション担当の弱気さが透けて見えるようなタイトルの長さ。いくらなんでもやり過ぎだろう。ブッダでいいじゃん、ブッダで。
最初から三部作を想定した一作目という宣伝をしてますが、20世紀少年のようにグダグダになりそうな雰囲気ありありの本作。
お金をかけた分、作画はきれいですがドラマ的には原作のエピソードを表面的に拾っただけの出来の悪い総集編みたいなストーリーです。

一作目はシッダルタの誕生から出家までの話。それだけじゃ話にならないので、奴隷身分出身から成り上がったチャプラをゲスト主人公的扱いに祭り上げてお涙ちょうだい浪花節的オチをつけて何とかごまかしてます。
はっきりいって面白さで言えば幸福の科学の永遠の法に劣ります。クレーム対策のためか宗教的要素が徹底的に排除されておりネタにすらなりません。
本編のハイライト部分は予告編やテレビCMですべて流されています。あのままの展開で終わり。長いタイトルの赤い砂漠がなんのことかまったくわからないまま終わります。

えらそうな聖者アシタを演ずる永井一郎の声が聞けることだけが唯一の価値の作品。

2011/5/23 Monday

Mr. Nobody

Filed under: - dekaino @ 0:02 このエントリをはてなブックマークに追加 Mr. NobodyのはてなBookmark被リンク数

Mr. Nobodyを観ました。
2092年、不死化技術が人類全体に普及した世界の中、最後に一人残された不死でない死すべき男が117歳の誕生日を迎えた、という導入で始まるSF仕立ての話です。彼の記憶は混乱しており、「自分は34才で今は2009年」と話すように、すでに見当識を失っている状態。最後の「人の死」というイベントを世界中の不死者が注目しているという世界が舞台です。
ハードSFというよりは、一個人の内的世界を描写した幻想文学的、たとえるならティム=バートンのビッグ・フィッシュや今敏の千年女優のような作品です。

人生のifの分岐をすべてトレースして可能性をすべて確認したような時系列を無視した映像の洪水がポップな感じで娯楽作というより芸術作品の香りがします。人生の伴侶も、母の再婚相手の連れ子(クリームレモンの亜美?)の官能的で15才からエロエロのアンナや、メンヘル系でトラブルメーカーだが、子供に恵まれあたたかい家庭の母となるエリース、女としても母としても非常につまらないが金銭的には成功するジーンの3人の可能性をいったりきたり。もちろん結婚しない可能性もあり。すべての可能性を網羅した人生スゴロクをいったりきたりする描写は、わかりやすいヒントがちりばめられているため、すんなり理解でき、決して難解な映画ではありません。

主人公のニモが、THE GOLDEN MANのような予知能力を持つ超人で最良の選択肢の結果、最後の死すべき人間になるまで生きながらえたのか、それとも本人の独白の通りすべては単なる少年の妄想に過ぎないのか、はたまた死に瀕した老人の脳内が生んだ記憶の混乱なのか、どれが正解かはわかりませんが人ひとりの人生にはそれなりの重さがあるという、老人が喜びそうな作品ではあります。

それにしても1975年生まれで機械式タイプライターってのはちょっと懐古趣味に過ぎるんじゃないかなぁ。もうちょっとearly digitalなガジェットを出した方がポップ感が増したような気がします。
15歳のアンナ役を演じたジュノー=テンプルが健康的にエロチック感バリバリとてもいいです。

日本では単館系の上映しかしてませんが、もっと全国展開してもよかったと思うくらいには面白くわかりやすい作品でした。

2011/5/21 Saturday

少年マイロの火星冒険記

Filed under: - dekaino @ 17:42 このエントリをはてなブックマークに追加 絨綛眼ゃ肴 のはてなBookmark被リンク数

少年マイロの火星冒険記を観ました。
地球の少年の母親が火星人にさらわれるという事件から始まる少年の冒険活劇の物語です。
すべての画像がモーションキャプチャによる3D CGで作られており3D対応です。

意外とちゃんとしたSF仕立てになっていて一般の火星人は英語(地球語)を話さない。子供向け映画でこれをやるのはけっこう冒険だったのではないかな? スピルバーグのET程度にはSF的です。ETというか80年代の日本のアニメ的SF考証、要はスタジオぬえ的です。乱暴に要約すると、マクロスのメルトランディが火星に住んでて、失われた文化だか親子愛だかを取り戻すみたいなストーリー。

モーションキャプチャーなのですべてのキャラの動きは役者をトレースしたもの。モブシーンであってもエキストラをたくさん呼んで作ってるようです。舞台演劇的な大げさな動きがうまく本作にマッチしています。アメリカならいくらでも舞台俳優いそうだし。

火星までワープ? だかワームホール通っていくので、本当の火星かどうかは不明。わざわざ火星という設定にしなくてはならない事情があったのだろうか? アバターみたいに遠くの星の話にしても問題ないのに。

ディズニー作品としてそれなりに冒険して作られているが、結果としていかにもディズニーらしいファミリーものに仕上がった作品。

2011/5/17 Tuesday

岳 -ガク-

Filed under: - dekaino @ 22:06 このエントリをはてなブックマークに追加 絏 --のはてなBookmark被リンク数

岳 -ガク-を観ました。
ビッグコミックオリジナルの連載マンガが原作です。原作は掲載誌からもわかるようにリタイア世代が主ターゲットですが、映画化された本作は、小栗旬&長澤まさみというキャスティングからわかるようにもっと若い世代向けに作られています。

浜ちゃんが釣りバカであるように、主人公の三歩は山バカだと原作では描写されますが、まだマンガなのですこしはシリアスな雰囲気もただよいます。しかし、実写で小栗旬が演じる三歩は真のバカ。ものすごいバカ。上野樹里演じるのだめよりバカに見えてしまいます。赤塚不二夫もビックリのバカっぷりは、ある意味で突き抜けていてスゴいです。

一応、山岳ロケによるリアルが風景をウリにしているようですが、残念ながら主役の2人を長期間拘束することはできなかったらしく、季節感がまったくありません。山のシーンはいつも同じ風景。ストーリー的には夏山のはずでも雪ががんがん残ってるし(日本には万年雪も氷河もありません。富士山ですら夏は雪ない)、厳しい冬のはずなのに黒い岩肌が見えてたりして、リアリティはまったくありません。劔岳 点の記の本気の山岳ロケシーンとは全然違います。、
売れっ子の小栗旬と長澤まさみにここまで危険なロケさせたボクちゃんスゴいって自画自賛臭しかしない山岳ロケシーンなら、むしろ全編CGにした方がマシだったかもしれない。

本作に心あたたまる感動などを期待してはいけません。ギャグ作品として豪華キャストを楽しむというのが本作の正しい見方です。

2011/5/7 Saturday

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫

Filed under: - dekaino @ 14:04 このエントリをはてなブックマークに追加 с!! 獅莎ゅ筝篋紊のはてなBookmark被リンク数

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫を観ました。
小学館少年サンデーで赤塚不二夫の担当をしていた編集者武居氏の伝記を原作としたドキュメンタリー風映画です。
原作というよりは原案といった感じで、もちろん史実からかなり外れた設定となっています。だって原作者の武居の役を堀北真希が演ずるという性転換配役です。性転換キャストは地上波テレビドラマに多い現象ですが、本作はテレビドラマというより、舞台演劇の香りが非常に強い異色作です。

昭和40年代、学生運動真っ盛りの東京を舞台にギャグ漫画家赤塚不二夫の担当にされてしまった新入社員武居の運命は如何に!? みたいな導入で、ゆるゆると、おそ松くん、もーれつア太郎、レッツラゴンと少年サンデー連載作の移り変わりに沿って、鬼才赤塚不二夫のハッチャけた日常が大げさに(そして上映できるレベルにマイルド化されて)描写されます。

演じてる浅野忠信が本当に楽しんでやってるのがわかります。この手の舞台演劇ノリが好きなんだろうな。堀北真希もノリノリ。まぁでも一般受けするかというと、ちょっとなというのも事実。実際本作のプロモーションでウリになるのはキャストが豪華だってところだけだし。
赤塚作品も一緒に出てきますが、やはりサンデー連載の各作品に比べてマガジン連載の天才バカボンのメジャーさと普遍性には敵わない。ア太郎は面白いと思うけど、股旅モノのフォーマット(木枯し紋次郎とか)を知らない現代の子供には理解できないと思うし、レッツラゴンはマニアックすぎる。チビ太とニャロメ、ケムンパスとベシぐらいか、今でも通じるのは。

似たような路線で永井豪もやってほしい。まだ生きてるけどね。成人指定しないと無理かな?

鑑賞後に「たりらりらーん、これでいいのだ」と思えたら勝ちな作品。

2011/5/5 Thursday

謎の鯉のぼり風物体

Filed under: - dekaino @ 17:31 このエントリをはてなブックマークに追加 茗薇若蘂篏のはてなBookmark被リンク数

厚木市温水にJA厚木が運営する夢未市(ゆめみいち)という農作物即売所があります。
ここには週一回くらいのペースで平塚漁協が魚の移動販売をしにきます。平塚漁協が来るときは目印として大漁旗が揚げられます。
朝獲れ大漁

今日5月5日は端午の節句こどもの日なので鯉のぼりも一緒に揚げられているようです…ね??
(つд⊂)ゴシゴシ→(;゚ Д゚) …!?
よく見ると鯉じゃないよ。どこからみても川魚じゃないよ!!

そう。謎の鯉のぼり風物体UNKO(Undefined Nazo Koinobori-like Object)を目撃したのでした。

カツオのぼり?
上の方はカツオでしょうか?

ゴマサバのぼり
下の方はゴマサバか?…

平塚漁協 パネェす

豆富小僧

Filed under: - dekaino @ 16:52 このエントリをはてなブックマークに追加 莟絲絨Г里呂討Bookmark被リンク数

豆富小僧を観ました。豆腐じゃなくて豆です。京極夏彦の豆腐小僧双六道中ふりだしが原作ですが未読。

200年間封印されていた豆富小僧と達磨センセイが現代の東京に出てきてひと騒動みたいなストーリー。原作通りなのか脚色入っているのかよくわかりませんが、子供向けのわかりやすい筋になっています。ちょっと京極風味の駄洒落ネタがありますが特にきになりません。
豆富小僧の声を演じる深田恭子はいつものアニメ声でこれはこれでいいんじゃないかと思います。同性の反感を気にせずロリ声に徹する開き直りにプロ魂を感じます。
達磨センセイの武田鉄矢もいい爺ちゃんキャラで子供向けらしく好感もてます。
無駄にぷるんぷるん動く豆富
CGは正直言って安っぽい気がします。特に人間の群集キャラのデザインが手抜き過ぎててかえって素敵。劇場作品なのにここまで手抜いていいのか? そして無駄にプルンプルンする豆富のCGは地味ながら結構な資金と労力を注ぎ込んでいると思われます。頑張る方向がまちがってる?!
このマニアックな絵作りとベタなストーリーが相まって、不思議なほのぼの感を生んでいます。

子供に見せるなら鬼神伝より本作の方が絶対におすすめです。

2011/5/4 Wednesday

夕日の滝

Filed under: - dekaino @ 0:46 このエントリをはてなブックマークに追加 紊ャ羯のはてなBookmark被リンク数

足柄峠の神奈川県側、地蔵堂の近くの夕日の滝に行ってきました。
夕日の滝に打たれて修行

この滝の水を金太郎が生まれた時の産湯につかったという伝説があるそうです。

鬼神伝

Filed under: - dekaino @ 0:24 このエントリをはてなブックマークに追加 薔主篌のはてなBookmark被リンク数

鬼神伝を観ました。オニガミデンと読みます。キジンデンではありません。
児童向け文学のアニメ映画化企画ですが、宣伝がオロチのコンセプトデザインを大友克洋がやったとか、かなりヤバイ匂いがするプロモーション戦略です。

実際観たところ確かにヤバイ。少なくとも商業作品として誰をターゲットにしているのかよくわからない作品です。上映館をこんなに多いのが不思議。ゴーカイジャーの映画が震災で遅れなきゃGW週間上映作品としてここまで幅を利かせられなかったんじゃないかな。そういう意味でラッキー(客としてはアンラッキー?)
最近の流行りかもしれませんが、主人公が特殊能力を備えている理由がただ「血統」だけ。努力も悩みも葛藤もせず、ただその星の元に生まれたからチカラがあるというのはドラマに欠けます。設定も妙にこっているようで全然薄っぺら。天皇も皇族もでてこない平安京創設の秘密の物語っておかしすぎでしょ? 各方面に気を使って無毒化した結果、本当につまらない超能力バトルアニメに堕してしまったようです。

ストーリーはダメダメですが、アクションシーンはさすがに金をかけた分は動きます。キャラクターデザインがちぐはぐなのも気にせず、昭和50年代の東映動画中編アニメなノリで楽しむのがいいでしょう。石原さとみの声の演技は可もなく不可もなし。
尺が短く、アクションシーンの描き込みがすごいのに、なんかスカスカな印象を与えるのが不思議な作品です。

2011/4/24 Sunday

ガリバー旅行記

Filed under: - dekaino @ 22:23 このエントリをはてなブックマークに追加 惹茵荐のはてなBookmark被リンク数

ガリバー旅行記を観ました。
完全に子供向け、ナイトミュージアムのターゲットと同じところを狙った作品です。いかにも小学生男子が喜びそうなベタなギャグが連発。

そんな作品なのに、主人公が30代草食系男子(もちろん童貞)ってのはどうなの?
うだつの上がらない冴えない男で、後から入社してきた平成生まれの若造が昇進して上司になっちゃう悲哀みたいな演出されてる。子供向け映画がそんなのが主人公でいいの?

だがちょっと考え直してみる。あれだけ映画、小説、マンガ、ゲーム、音楽に通じてて、ギター弾けるし踊れるし、10年も定職について安定してる上、勤務時間中にちょっと休憩してギター弾いて遊んでも問題にならない職場って、コレ日本だったらリア充そのものでしょ。何不自由ない夢の準公務員待遇の生活じゃん。親に寄生せず自立した一人暮らしで毎日会社に通勤してるんだから、日本なら善良な市民扱い間違いなし。
ただ、ちょっと女性に奥手でなかなかデートに誘えない。野心に欠けて新しい職種に挑戦しようとしない、ただそれだけでダメ男扱いって、USAの社会人価値基準おかしくない? 草食系は社会的に抹殺すべき完全悪なのか?

本作は、草食系気味の多才な30代男子(童貞)が冒険活劇を経験することで、肉食の味を覚え見事にヒロインを食って脱童貞したというサクセスストーリーです。ホントに子供向け?
3D版もありますが、べつに2D版みとけばいいんじゃない程度の出来。300円の価値はないと思います。

2011/4/21 Thursday

Sucker Punch(エンジェル ウォーズ)

Filed under: - dekaino @ 23:08 このエントリをはてなブックマークに追加 Sucker Punch(潟吾с 若)のはてなBookmark被リンク数

Sucker Punchを観ました。
Sucker Punchは不意打ちのパンチって意味です。なぜか邦題はエンジェル ウォーズ、まったく意味不明な邦題です。

レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語(2005)の長女役を演じたエミリー=ブラウニング(当時16歳)が主演。
エミリー=ブラウニング
当時はいかにも日本人ウケのいい美少女で、2chにもスレが乱立していました。

そして22歳になってもヘソ出しセーラー服with日本刀が似合うのです。
エミリー=ブラウニング 22歳
現実と妄想の世界を行き来する世界観がいかにも押井守っぽくて、日本のアニオタに受けそうなストーリーです。
配給のソニーピクチャーもそこはわかっていて、あえてアニメ声優ユニットのスフィアに吹替えさせて公開する戦略に出ています。
でもせっかくやるんだったら、ディズニーの日本語版みたいにもっと金と時間をかけて、劇中歌も吹替えさせるべきでしょう。
本作はセリフが少ないのでなおさらです。つまんない邦題といい、ソニーピクチャーはアニオタを舐めてるんじゃないのかね?

ハリウッドらしからぬ難解な奇作。でも押井守作品が理解できる人ならたぶん楽しめるはず。

2011/4/20 Wednesday

ザ・ライト -エクソシストの真実-

Filed under: - dekaino @ 14:18 このエントリをはてなブックマークに追加 吟祉ゃ -純激鴻絎-のはてなBookmark被リンク数

ザ・ライト -エクソシストの真実-を観ました。
アメリカ合衆国内にはたった14人しかいないというエクソシストのひとりについて、どのようにエクソシストになったのか、実際のエピソードに基づいて描かれた再現ドラマ的映画です。
プロテスタントが建国した国アメリカは今でもカトリック教会の影響は弱く、設定された教区の中には司祭が空席のところが多くあるらしい。
そのようなカトリックがマイナーな社会の中で、カトリック世界の中でもさらにマイナーな悪魔祓い師エクソシストが14人しかいないというよりは14人もいる!といった方がいいのかもしれません。

いわゆるホラー映画ではなく、超自然現象を煽るように表現したりはしません。悪魔つきの人間は出てきますが、精神病患者との区別ははっきりとはつきません。ただ悪魔に取りつかれた演技は素晴らしく、役者としては演じ甲斐のある役どころです。
正直、エクソシストは西洋医学に対する針灸整体師のようなもので、現代医学の精神科医師に対する中世の宗教的民間療法師に過ぎないという見方も十分可能です。

悪魔が実在するか否かはこの映画では示されませんが、はっきり言えることはエクソシスト達は確かに神と悪魔の存在を信じる信仰心を持っているということです。
アメリカにおけるカトリックの微妙な立ち位置もうかがえるドキュメンタリーです。

2011/4/8 Friday

ロマンスカー4/16から再開

Filed under: - dekaino @ 8:17 このエントリをはてなブックマークに追加 潟鴻4/16のはてなBookmark被リンク数

東日本大震災の翌々日の3月13日(日)にはすでにロマンスカーの運行を再開していた小田急でしたが、その翌日の月曜日からの計画停電実施に伴いずっとロマンスカーは運休していました。
そろそろ運休してから1ヶ月がたとうとする頃合い、やっと4月16日からロマンスカーの運行が再開されるとアナウンスが出ました。
「特急ロマンスカー」の一部運転再開および、既にご予約・ご購入済みの特急券のキャンセルについて

なんと、特急料金分はすべて義捐金として日本赤十字社に寄付されるそうです。小田急電鉄△!

2011/4/6 Wednesday

逆境無頼カイジ破戒録篇

Filed under: - dekaino @ 23:19 このエントリをはてなブックマークに追加 紜♂若ゃ悟贋牙のはてなBookmark被リンク数

2011年4月からカイジTVシリーズ第二期 破戒録篇がスタート。
今回もエンディング後に箴言ガールが登場。第一期は阪本麻美だったのだが、今回は久保ユリカ
いまいち色気に欠ける彼女だが前にどこかで見たことがあるような…
そうそう、満腹少女ドラゴネットのピンクだよ。茶髪だと印象がかなり違う。
久保ユリカ
やはりニコラの読者モデル(ニコモ)出身だけあって、女子ウケの方がよさげな彼女。♂キャラしか出ない深夜アニメの視聴者層に果たして受け入れられるのだろうか?
ドラゴネットでも思いっきり鹿谷弥生(ミスマガジン2007グランプリ)に美味しいところさらわれてたかも。なんかオーラの出方が違うのか?

2011/4/5 Tuesday

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

Filed under: - dekaino @ 0:17 このエントリをはてなブックマークに追加 若冴脂紫祉若ゃ 眼寂皿≪ゃ爾里呂討Bookmark被リンク数

オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダーを観ました。
オールライダーの名に恥じず、各作品の主役ライダーだけではなく、2人目以降のライダーも登場。それどころか石森章太郎&東映のヒーローがすべて登場する勢いです。と言ってもバッテンロボ丸とかTVオバケてれもんじゃまでは出てきませんが。また、電王に限っては良太郎もTVシリーズの電王も出てきません。孫のNEW電王しか出てこない。残念。その代わり子供に大人気の4馬鹿イマジン、モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスは登場します。

とにかく旧作と平成ライダーに対する愛がすごい。そしてショッカーの皆さんがノリノリで動いててすごい。敵となる悪の秘密結社も勢揃い!!
タイムパラドックスSFとしてもお約束も守っていて、かなり完成度が高いです。

ショッカー怪人バッタ男と化した仮面ライダー1号2号の悪辣ぶりも見どころ。少年仮面ライダー隊の半ズボンと紅一点のプリーツスカートにも注目。

昭和テイスト満点で子供にも大人にも見ごたえがあるライダー映画です。

それにしてもアマゾンは21世紀になっても独特でキャラが立ってる素晴らしい造形だと思う。現在の特撮技術を駆使してアマゾン主役の映画って作れないものかなぁ?

THE TOURIST

Filed under: - dekaino @ 0:05 このエントリをはてなブックマークに追加 THE TOURIST のはてなBookmark被リンク数

THE TOURISTを観ました。アンジェリーナ=ジョリーとジョニー=デップの大物二人が出てくる映画です。
予告編をみる限り、いかにもありがちな各地の観光地を巡るロードムービーで、恋愛ドラマもアクションもてんこもりって感じかなと思っていました。でも実は意外と淡泊。舞台はパリとベネチアとその間を移動するユーロスター特急車両だけ。あまり移動しません。
アクションもあるにはあるのですが、アンジェリーナ=ジョリーを起用してる割にはこれまた淡泊でもったいない感じ。
ラブストーリーもなんかあまり盛り上がらない雰囲気でした。一応どんでん返し的なオチが用意されてるのですが、そんな驚くようなものでもなかった。
全般に薄味な出来上がりの映画です。

つーか、高級ホテルに泊まって風呂入らずに寝てしまうのがまったく理解できない。ドラえもん映画ですら入浴シーンをサービスするのにどうなってんのよと言いたい。

2011/4/1 Friday

HDD故障

Filed under: - dekaino @ 22:01 このエントリをはてなブックマークに追加 HDDのはてなBookmark被リンク数

3月28日の朝、計画停電の影響のせいかファンレスサーバSizkaのHDDがクラッシュしました。
2008年のHDDクラッシュとは別のサーバですが、2006年に一緒に買ったサーバなので、使用期間5年で壊れたことになります。
壊れたのは2.5インチのパラレルATAのハードディスクドライブなのですが、SATA全盛のいまどき買えるのかいなと思ってましたが、2008年にもハードディスクを買った店で2011年でもまだまだ売っていました。
家の近くにPCパーツ屋があると便利。

HDD
右が壊れた日立製ドライブ40GB。左が今回買ってきたWesternDigital製ドライブ。日立のHDD事業はWD社に買収されちゃったので、同じメーカーの製品と言えなくもない。

さらっとハードディスク交換してOSを再インストール。DNSサーバのデータその他を復旧するのに3日くらいかかりました。

2011/3/22 Tuesday

23日の計画停電

Filed under: - dekaino @ 21:02 このエントリをはてなブックマークに追加 23ャ荐糸擦里呂討Bookmark被リンク数

23日は18:20〜22:00に計画停電が予定されています。
この間でかいのネットのサービスが停止する可能性があります。

塔の上のラプンツェル

Filed under: - dekaino @ 20:54 このエントリをはてなブックマークに追加 紂筝潟сのはてなBookmark被リンク数

塔の上のラプンツェルを観ました。
ディズニーの3Dアニメ映画です。グリム童話の髪長姫を題材に、大胆な脚色を加えた純愛ラブストーリー。

ミュージカル仕立てで伝統的なディズニー映画のお約束をちゃんと守っています。
主人公のラブンツェル姫の声は日本語版ではしょこたんこと中川翔子が演じますが、ミュージカルパートの歌は小此木麻里が歌います。ディズニーのキャスティングは厳しく、知名度だけでOKとはしないらしい。

キャラクターがかなり単純化されているので、大人が見ても楽しめるかどうかというと微妙かもしれませんが、子供向け映画としては大変良くできている映画です。

2011/3/20 Sunday

どげせん書評@朝日新聞

Filed under: - dekaino @ 8:19 このエントリをはてなブックマークに追加 梧@ユ域のはてなBookmark被リンク数

2011年3月20日の朝日新聞朝刊の読書欄でどげせんの書評が載りました。

どげせん書評(2011年3月20日の朝日新聞朝刊の読書欄)

社外ライターの署名記事とはいえ、腐っても朝日新聞ですよ。朝日新聞に載った文章は大学入試の試験問題にもなるんですよ。
 問1 土下座外交と土下リミナルの違いを300字以内で述べよ
なんて問題も可能なんですよ。これはスゴい。

しかも、妙に暑苦しい文章の割に主人公の瀬戸が某芸能人にそっくりなとこはあからさまにスルー。見事にスルー。言わぬが花。彼の土下座なら暴走した原発すら止められるはずッ

2011/3/19 Saturday

こぴぺ

Filed under: - dekaino @ 12:30 このエントリをはてなブックマークに追加 眼困里呂討Bookmark被リンク数

  「俺が」っていうと
  「俺が」っていう。

  「俺も」っていうと
  「俺も」っていう。

  そうして、あとで
  さみしくなって、

  「じゃ、俺が」っていうと
  「どうぞ、どうぞ」っていう。

  こだまでしょうか、
  いいえ、上島です

これはイイ!
週刊漫画ゴラクは土曜日になったら厚木市でも買えました。

2011/3/18 Friday

18日の計画停電

Filed under: - dekaino @ 15:46 このエントリをはてなブックマークに追加 18ャ荐糸擦里呂討Bookmark被リンク数

18日の計画停電は18:20〜22:00の予定です。
この間でかいのネットのサービスが停止する可能性があります。

週刊漫画ゴラク金曜日なのに売ってません。白竜の原発マフィアはどうなるの?

2011/3/17 Thursday

初計画停電

Filed under: - dekaino @ 21:39 このエントリをはてなブックマークに追加 荐糸擦里呂討Bookmark被リンク数

初めての計画停電が17日14:30〜17:20に実施されました。
これで第5グループであることが確定。寒いと電気が足りなくなるらしい。

テレビ神奈川のCM

Filed under: - dekaino @ 9:29 このエントリをはてなブックマークに追加 腑絅綏CMのはてなBookmark被リンク数

テレビ神奈川tvkはCMが公共広告機構ACばかりじゃんなく、普段通りの地元企業のCMをたくさん流していて癒される。
ACのCMってなんか薄ら寒いんだよなぁ…

2011/3/16 Wednesday

17日の計画停電

Filed under: - dekaino @ 22:07 このエントリをはてなブックマークに追加 17ャ荐糸擦里呂討Bookmark被リンク数

うちは第1グループだと思っていたが、実は第5グループらしい。

17日の計画停電は06:20〜10:00の予定です。
この間でかいのネットのサービスが停止する可能性があります。

2011/3/15 Tuesday

16日の計画停電

Filed under: - dekaino @ 19:22 このエントリをはてなブックマークに追加 16ャ荐糸擦里呂討Bookmark被リンク数

16日の計画停電は12:20〜16:00の予定です。
この間でかいのネットのサービスが停止する可能性があります。

2011/3/14 Monday

15日の計画停電

Filed under: - dekaino @ 21:27 このエントリをはてなブックマークに追加 15ャ荐糸擦里呂討Bookmark被リンク数

15日の計画停電は15:20〜19:00の予定です。
この間でかいのネットのサービスが停止する可能性があります。

輪番停電

Filed under: - dekaino @ 10:51 このエントリをはてなブックマークに追加 莠擦里呂討Bookmark被リンク数

輪番停電または計画停電について
でかいのネット本拠地は第1グループです。停電予定期間は念のためサービスを停止します。

14日は、06:20〜10:00、16:50〜20:30にサービス停止の予定です。

15:50追記
夕方の16:50〜20:30の停電は回避になったので、サービス継続します。

2011/3/11 Friday

地震

Filed under: - dekaino @ 20:57 このエントリをはてなブックマークに追加 育のはてなBookmark被リンク数

震度5弱の地震がありましたが、でかいのネットは停電火災もなくとりあえず無事でした。

2011/3/6 Sunday

劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜

Filed under: - dekaino @ 18:05 このエントリをはてなブックマークに追加 雁F泣泣のはてなBookmark被リンク数

劇場版マクロスF〜サヨナラノツバサ〜を観ました。前作の続きで完結編です。前作はテレビ版の粗筋に近いストーリーでしたか、本作はテレビ版とはかなり違う完全新作です。
SF的にはどこかで聞いたことがあるようなネタを集めてきた感じで、決してセンスオブワンダー成分はないのですが、いかにして「歌で戦争する」という設定の裏付けにするかという点において、トンチに近い綿密な作業がされていて感心します。これがマクロスです。
アクションシーンはさすがにお金がかけてあってド派手。
パチンコマネーをふんだんに使った贅沢な作品です。

2011/3/5 Saturday

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島

Filed under: - dekaino @ 12:28 このエントリをはてなブックマークに追加 √順茯/膃3腴:≪鴻括薛羈絣兇里呂討Bookmark被リンク数

ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島を観ました。
古典ファンタジー ナルニア国物語の第三巻の映画化です。
さすがに良くできたストーリーで優れた児童文学で非の打ち所がありません。
あえていうなら、第一作では末っ子の妹だったルーシーが一作目では美少女だったのに、本作では育ってしまって微妙な感じに。でもそのために、姉のような要望になりたいなんて煩悩がリアルになるメリットもあったりして。

ヒロイン分がちょっと物足りないファンタジー大作でした。

あしたのジョー

Filed under: - dekaino @ 12:12 このエントリをはてなブックマークに追加 吾с爾里呂討Bookmark被リンク数

劇場版実写あしたのジョーを観ました。
山谷のドヤ街を屋外セットで再現。映画らしくお金がかかってます。
しかし少年院から豚にまたがって脱走のシーンはなし。金のかけ所がわかってません。
豚なして矢吹丈の少年院時代は語れないだろ! 西の鼻ウドンなんかどうでもいいんだよ。

香川照之の丹下のおっさんが面白かった。なんだかんだいって香川照之は娯楽作向きだ。
力石戦で終わりなので、ホセ=メンドーサも燃え尽きたジョーも出てきません。

2011/2/16 Wednesday

RED/レッド

Filed under: - dekaino @ 21:58 このエントリをはてなブックマークに追加 RED/のはてなBookmark被リンク数

RED/レッドを観ました。
ブルース=ウィリス主演。豪華キャスト共演の、黄昏流星群とスパイアクションを融合させた老人向けアクション映画です。

いきなり冒頭から、年金ぐらいのハゲオヤジ(ブルース=ウィリス)が年金会社の電話オペレータのアラフォーおばさんを口説くという、黄昏流星群ど真ん中の導入部。じいさんの妄想夢は東西で変わらないんだなぁと実感しました。
girl friendならぬlady friendって言葉この映画ではじめて知りました。さすがにアラフォーをgirlと呼ぶのは失礼なんでしょうか?

アクションシーンはとにかくハゲじゃなくて派手。ガンガン撃って走って爆発しまくり。さすがハリウッド映画です。

老人でも若者でも楽しめる映画です。

2011/2/12 Saturday

ソーシャル・ネットワーク

Filed under: - dekaino @ 21:48 このエントリをはてなブックマークに追加 純若激c祉若 のはてなBookmark被リンク数

ソーシャル・ネットワークを観ました。facebookの創業の経緯を元にいろんな脚色を加えた実話ベースのファンタジー映画です。

ハーバード大の学生寮の生活シーンと、西海岸シリコンバレーのギークハウスの生活の対比を軸に、東海岸カルチャーvs西海岸カルチャー、スーツ族vsギーク族、旧家エスタブリッシュメントvs新興IT富豪 みたいなわかりやすい構図でドラマを作っていきます。
正直私はfacebook使ってないし、そんな高い価値を社会に提供している会社とも思えませんが、とりあえず今は時価総額がすごいバブル臭い会社らしいですね。
Napster立ち上げたアヤしい山師っぽい男とか、いかにもなキャラが話を盛り上げます。

本作が言いたい事は、結局弁護士を雇わないと負ける、アメリカはそういう国だということてす。

2011/1/23 Sunday

グリーン・ホーネット

Filed under: - dekaino @ 11:19 このエントリをはてなブックマークに追加 違若潟祉若 のはてなBookmark被リンク数

劇場版グリーン・ホーネットを観ました。
アメコミ原作の古いテレビドラマ グリーン・ホーネットが21世紀になってまさかの映画化。
テレビドラマ版はブルース=リーがカトー役をやっていたことでも有名な作品です。

かつてブルース=リーが演じていたカトー役は、頭文字D the Movieで藤原拓海役で鈴木杏といちゃついてたジェイ=チョウ。イケメンです。
テレビドラマ版とは違って、雇われ人というよりは対等なパートナーな感じになってます。

昔のアメコミにありがちな新聞社の人間が実はヒーローって設定や、新聞社の社長っていまどき金持ちじゃないだろとか、カトーはいつも本名で呼ばれてて通り名がないのはなぜ? とか日本の上海出身とか、とんでも設定はすべてセルフパロディとして拾われていて、原作への愛を感じる脚本です。

アクションシーンもカンフー系アクションを巧くアレンジして3D CG化したもので、よくできています。一瞬だけ木人相手にトレーニングしてるシーンが出てきたのは笑った。
カーアクションもブラック=ビューティー号がクラシックかつかっこいいです。普通ヒーローのメカは一品ものなのに、ブラックビューティーは量産さてれるところがリアルロボットに通じている!?
キャロン=ディアスはインテリでうざいアラサー女を素のまま(?)に演じていい味出てます。

原作を知らない人にも楽しめるアクション映画です。

2011/1/16 Sunday

シュレック フォーエバー

Filed under: - dekaino @ 22:21 このエントリをはてなブックマークに追加 激ャ 若爾里呂討Bookmark被リンク数

シュレック フォーエバーを観ました。
ドリームワークスの人気CGアニメシリーズの第4作目にしてシリーズ最終作と宣伝されています。
今回もメルヘン童話世界を現代風味にひねった世界観で、いつものドタバタ騒ぎをやります。ゲストメルヘンキャラはルンペルシュティルツヒェンとハーメルンの笛吹き男。もうメジャーどころは使い尽くして、渋いキャラのセレクションです。

シュレックシリーズは脚本がよく出来ているのですが、本作もかなりよく練られた脚本。子供がみても楽しく同伴の親世代が見ると泣ける、教科書どおりのストーリの作りこみはさすがです。おそらく映像化された部分の数倍の量のテキストが書かれて、尺に合わせるために泣く泣く削っていった結果を映像化したと思われます。裏設定が山盛りで最終作なのに続編がいくらでも作れそうな勢いです。

映像はまぁいまどきの3D CGで特にビックリさせられるところはありませんが、そつなく良く出来ています。
3D上映で観ても2Dで観ても面白さにあまり差はないと思うので、お金を節約したいなら2Dでどうぞ。

2011/1/4 Tuesday

ロビン・フッド

Filed under: - dekaino @ 0:17 このエントリをはてなブックマークに追加 潟祉のはてなBookmark被リンク数

ロビン・フッドを観ました。
中世イングランドのリチャード獅子心王からジョン王にかけて、マグナカルタが成立したあたりを主題にした英国史群像劇といった感じの映画です。

主人公のロビン=ロングストライドが後のロビンフッド伝説になるという説に沿った比較的史実に忠実だが演出もちょこちょこ入る大河ドラマ風なストーリーです。
十字軍から帰還したロビンがノッキンガムの諸侯領のごたごたに巻き込まれ、なぜかフランス軍と戦います。本作中ではフランスはあくまでもイングランド侵略をねらう完全悪として描写されます。

とはいっても、当時のイングランド王もノルマン系、つまり当時のフランス王と同系のフランス貴族。フランス王家の娘を王妃にするのも親戚同士同士でやりとりしてるようなもので当然のお付き合い。北部諸侯のサクソン人達にとっては、土着化して英語をしゃべるようになったフランス人王と、フランス語しか話さない大陸本土のフランス王の領土争いに巻き込まれているようなもの。どっちが勝っても大差ないと思ってたわけです。

だからこそジョン王はマグナカルタみたいな妥協案を提示せざるを得なかったわけなんですが、そこら辺の事情は作中で明示的に説明されません。日本人のほとんどが信長、秀吉、家康を知っているように、イギリス人にとってジョン王は愚昧な王として有名(シェイクスピアの戯曲にもなってる)で、そんなの説明する必要もないのでしょう。

BBCがつくる歴史劇に近い気もしますが、さすがに劇場作品だけあって戦闘シーンは臨場感抜群の鮮やかなアクションになっています。馬もいっぱい出てきます。
馬に乗ったままつっきれるくらいまばらな樹木の群生地、日本だったら林とすら呼ばれないようなすかすかの林、しかしイングランドでは強引に森と呼んでしまう土地も出てきます。これがいわゆるシャーウッドの森のモデルなんでしょう。

イギリス史に興味があれば楽しめる作品。

2011/1/3 Monday

厚木のゆるいコンビニ

Filed under: - dekaino @ 9:54 このエントリをはてなブックマークに追加 潟潟のはてなBookmark被リンク数

近所に地場系のゆるいコンビニがあります。営業時間の掲示からしてゆるい。

一番遠くから見える看板
看板1 24時間営業
燦然と輝く24HOURSの文字!

近づくと見えてくる駐車場の道路に面した場所に出してある看板
看板2 7:00-24:00
あれれ 朝6時から深夜1時まで? 話が違う

深夜に店に入ろうとすると営業してません。
そこにはまたもや営業時間の掲示。
通常営業時間 7:00-24:00
また微妙に時短してます。

景気が悪くなるにつれ、徐々に営業時間を短くしてきたのですが、看板を直す手間を惜しんでいるようで、かなりカオスな感じ。

もちろん年末年始も特別時短期間ってことで営業しております。
年末年始営業時間 7:00-23:00
夜は23時でおしまいで〜す。正直元旦くらい終日休業しても驚きはしないレベル。

こんなゆるいコンビニですが、弁当は店で作ってる手作り弁当で美味いんです。
おかず量り売りしてくれるし、イートインコーナー広いし、なかなか他にないサービスが充実。
いいお店です。

2011/1/1 Saturday

謹賀新年

Filed under: - dekaino @ 14:46 このエントリをはてなブックマークに追加 茗壕医拘のはてなBookmark被リンク数

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
結構混んでた厚木神社 2011年1月1日
今年の初詣は厚木神社に行きました。

122 queries. 2.147 seconds. Powered by WordPress ME
For questions or comments, please send mail to: webmaster@dekaino.net