サンタ・カンパニー 〜クリスマスの秘密〜
サンタ・カンパニー 〜クリスマスの秘密〜を観ました。糸曽賢志監督のフィンランド政府とのコネ前回の児童向けクリスマス映画です。世界観でつながっているコルボッコロも同時上映です。
糸曽賢志監督は、若い新世代アニメ作家の代表的な人らしいのですが、どうも作家性が薄く商業作品のプロデューサーとしての色が濃いと思います。
特に自主制作に近いコルボッコロは影絵作家の藤城清治の小人をモチーフにしたというかリスペクトというか劣化パクリ的な感じで自己主張を感じない。ただ大衆受けはよくて売れるだろうなという印象が強いです。利益につなげるという才能は大切だけれども、芸術というより産業としての活動で、心揺さぶられません。
声優の選択もその視点で売れそうな人を選んでいる感じにしか思えず、まあ儲かるんだろうけど後世に残る作品になるかどうかはなはだ疑問。フィンランドとのコネクションとも結局はお金の繋がりなんだろうなと思ってしまいます。
とはいえ、品質的には十分の子供向けアニメになっているので、安定して量産できるようになれば需要はあるでしょう。まあそういう意図で作られたパイロットフィルムのような作品です。
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