カイジ ファイナルゲーム
カイジ ファイナルゲームを観ました。何がファイナル七日は全然わかりません。藤原竜也のカイジはこれで終わりということなのか? とにかくキャラがオールスター的にほとんど出てくるのが素晴らしい。
開示に出てくるキャラはみんな濃いからなぁ。しかし坂崎さんはぜいとも娘の美心(みここ)を連れてきてほしかった。実写化された美心(みここ)みたかったなー。
アグレッシブな未来予想。2020年東京オリンピックの建設ラッシュ景気を最後に日本景気はどんどん悪化するばかり、そして栄えるピンハネしまくりの派遣業の会社。今回の悪役は、派遣会社の社長であり政界にも顔が利く竹中平蔵みたいなキャラ黒崎です。
カイジは野心も度胸も知恵もあるんだけとどこか抜けていて貧乏くじを引く運命にある男なんだよね。
賃金交渉するなら、労働者たちを扇動してまとめ上げる力量はあるのに労働法の知識がないから簡単に切り崩されてしまうわけでね。棒倒しゲームで裏かいて鉄骨わたるときも安全帯使っていいんだからね。まじで「なんでまたこんなことやってるんだ 俺は」だよ。鉄骨を用意するのに比べたら安全帯を用意するなんて全然楽ちんだろうに。
まあこんな抜けてるけど大声出して叫ぶのが得意なカイジくんががんばってがんばってギャンブルに挑戦するわけです。もうギャンブルのセットも大道具さん頑張り過ぎってものばっかり。カネをかけるとこがちゃんとわかっているね。黒メガネ集団もいい感じに威圧感があって、いい感じでヘタレなのがとてもよいです。
カイジもそうだが、ハンチョウは本当に詰めが甘い。制作陣はさすがよくわかっている。悪魔的だ!!
娯楽作としてはかなりいい出来です。
「何にベットするかは欠ける人間が自分で決めるんだ」まあ、そういうことです。