でかいの日記帳

2020/6/28 Sunday

ソニック・ザ・ムービー

Filed under: - dekaino @ 13:09 このエントリをはてなブックマークに追加 純祉吟祉若爾里呂討Bookmark被リンク数

ソニック・ザ・ムービーを観ました。SEGAのソニックですよ。なんかモフモフです。
SONIC the Hedgehog
持ってるコインは集めるというより親の形見みたいなレアアイテム。異世界につながるワームホールを作ることができます。ただし使い捨て。

そして敵となるのはクレイジーな科学者エッグマン。あれ? 原作のエッグマンとはあまり似てないね。
若き日のDr.エッグマン
実は、似てないのには理由があるのです。本作はソニックが初めて地球に来た作品であるのと同時に、Dr,エッグマンがいかにしてソニック捕獲に心血そそぐようになったのか描写する作品なのです。

そう、言わば本作は「エッグマン・ビギニング」なのです。

最後の最後にエッグマンがポケモンのように進化するのでクレジットの途中で帰ったりしないように。
最後まで楽しんでください。

泣きたい私は猫をかぶる

Filed under: - dekaino @ 12:46 このエントリをはてなブックマークに追加 羈c腱吟のはてなBookmark被リンク数

泣きたい私は猫をかぶるを観ました。6月に劇場ロードショーの予定だったアニメ大作映画ですが、新型コロナで予定変更。公開延期ではなく劇場未公開のままNetflixで公開するという戦略をとりました。もともと劇場公開で箔をつけて円盤で儲けるモデルだったはずなので、それほどダメージはないと思いますが大画面でみる機会がなくなったのは残念ですね。

制作のスタジオコロリドの前作ペンギンハイウェイよりは一般にわかりやすい作品になっていると思います。ただし宣伝費は確実にペンギンより下なので認知度は低いでしょうね。Netflixのヘビーユーザーしか本作の存在を知らない可能性すらあります。

主人公の声に有名女優を使うのは前作と同じですが、ペンギンの蒼井優よりは本作の志田未来の方が全然いいですね。声が酒焼けしてないもの。主役の少女が猫になるって話は、ジブリの猫の恩返しにも通じるものがありますが、今回の主役のムゲはなかなかハチャメチャなキャラなのです。
ムゲと親友の頼子はいわばクレヨンしんちゃんのしんのすけと風間くんみたいな両コンビ。フリーダムすぎるしんちゃんみたいなムゲと、常識人の風間くんみたいな頼子。ムゲと頼子のきずなは深く、そして風間くんは実家が金持ちで、頼子ちゃんはお胸が豊か。使いようによっては大きいアドバンテージなんだけど二人の友情に関してはまったく関係ないっあたりがとてもいいわけです。
ムゲ
マジで尻出すしんちゃんと変わらないくらいフリーダムだもんね ムゲ
猫のお面屋がいかにも間が抜けた悪猫で楽しいです。複雑な家庭の事情も今風です。

大人が観るならペンギンハイウェイより本作の方がわかりやすいと思います。
子供が観るならペンギンハイウェイと同じく何のことやらわからないでしょう。ペンギンかわいー 猫かわいー で終わり。

THE CURRENT WAR

Filed under: - dekaino @ 12:11 このエントリをはてなブックマークに追加 THE CURRENT WARのはてなBookmark被リンク数

THE CURRENT WARを観ました。邦題はエジソンズ・ゲーム。原題を直訳すれば電流戦争、そう直流派のエジソンと交流派のウェスティングハウス/テスラとの戦いの実話ベースの映画です。

エジソンもウェスティンぐハウスもテスラもみんな美化されててスゴいっす。あくまでも実話ベースのフィクションなのはわかっているけれどなんなの? あのクソ性格悪い人達がマトモにみえるよ。そもそも、エジソンの子供たちも史実ではみんな揃ってクソ性格悪いのになぁ… カネでは人格者は育たない典型例。

最後にエジソンは電流戦争に敗れた後、映画の特許を取得し映画産業の隆盛に貢献したみたいにきれいに求めるわけですが、違うだろ。スクリーンに投影するフイルム映画はフランスのリュミエール兄弟の発明なのに、なぜかアメリカ国内ではエジソンの特許権がリュミエール式映写機を使うには必要という話になり、エジソンの理不尽なパテント料請求から逃げた映画業者の逃亡先が、当時は未開の開拓地だったハリウッドなわけじゃん。ハリウッド人がそんな与太話いっちゃいけない。

ネタ元として大変面白い史実であるエジソンとウェスティングハウスの電流戦争ではありますが、本作のキレイキレイな作風はかなりつまらないわけです。悪人を美化しても面白い映画にはならんのです。偉人扱いされるとつまらん映画にしかされなくてかわいそうです。

2020/6/21 Sunday

ワールドエンド

Filed under: - dekaino @ 0:28 このエントリをはてなブックマークに追加 若潟のはてなBookmark被リンク数

ワールドエンドを観ました。ロシアの世界破滅SF映画ですよ。
時代は近未来で今より技術が進んだ世界。ある意味、攻殻機動隊よりも進んでるかも?
ある日突然宇宙から放射線攻撃を受け、放射線を浴びた人類は意思のない奴隷となって敵に操られる。たまたま月の影にあったモスクワを中心とする円形領域だけがthe Circle of Life(のロシア語)の内側だけが理性を持った人間たちの最後の砦となった。
みたいな導入から入って延々と敵との戦いが続くのですよ。装甲車で奴隷人間をぼこぼこ轢き潰していくのですよ。映像的にはかなり過激。キリスト教(しかも正教)とイスラム教と、宗教なんかクソって信じない人たちと、いかにもロシアらしい社会群像が描かれてます。

いろいろあって末期には生き残る人は数名レベルまで減るのだけれど、それども次回へのヒキがあるラストシーンになるのがしぶとい。尺が154分と長いのにしぶとくスッキリしないあたり、すごい映画です。

2020/6/14 Sunday

ANNA

Filed under: - dekaino @ 23:23 このエントリをはてなブックマークに追加 ANNAのはてなBookmark被リンク数

ANNAを観ました。リュック=ベッソン監督の新作、ソ連末期の女スパイのアクション映画です。
よくあるロシアの女スパイが二重スパイで敵も味方も騙されまくりってストーリーはありがちではありますが、一流のアクションシーンもありなかなか楽しめます。

ソ連末期ってたった30年位前の話なのにみんなその頃のことを覚えていないのだろうか? とくに計算機周りの時代考証がひどすぎます。1987年にPCでソ連海軍にWebUIで入隊志願を出すとかありえなさすぎ。ココム規制で当時のソ連には8bitのMSXしかなかったはずだし、たとえMSDOSマシンを密輸していたとしてもGUIなんかなくWebなんてありえないわけです。
1990年に2.5インチHDDやらUSBデバイスやらオーパーツでまくり、KGB長官がノートPC使ってたわけないだろうし、当時のPCでビデオメールなんか無理も無理。

まあそういう細かいことは抜きにして、ソ連時代の女スパイってすごかったよねーってイメージ先行作品ではあります。CIAエージェントも軽くてC調なのよね。
あんまり宣伝してないのにコロナ禍でライバル作品が少ない中でロードショーできたのはラッキーだったかも??
いかにもおフランスなアクション映画です。

2020/6/7 Sunday

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

Filed under: - dekaino @ 9:38 このエントリをはてなブックマークに追加 潟違祉сゃ祉若鴻亥c冴のはてなBookmark被リンク数

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺんを観ました。19世紀帝政ロシアを描いたフランスアニメなのですよ。原題は"TOUT EN HAUT DU MONDE"、直訳すると「世界のてっぺん」

TOUT EN HAUT DU MONDE

北極海の探検航海に行ったまま行方不明になった祖父を探しに行く孫娘の話なのです。サンクト・ペテルプルクから北極海までのロードムービー。ゆるゆると数か月の道のりは、昔の日本アニメ「母を訪ねて三千里」に通じるものがあると思います。流氷が画面に出てくるまでかなり時間かけますからね。線もグラデーションもないタッチがなかなかいい味を出しています。
さすがおフランス映画なので字幕版ではフランス語を話します。多分英語吹き替え版もあるのでしょうけど、ちゃんと原語アフレコ版が観られるのはうれしい限り。
大人に反抗的なサーシャの役どころ、昔なら少年にされたのでしょうが、あえて少女にしたあたり今風ではあります。

観ていくうちにどんどん登場人物に感情移入していき、終盤の蒸気帆船のボイラーに火が入った時のウキウキしてる船員たちの気分が痛いほどわかります。「やった やった やったー」

ブラッドショット

Filed under: - dekaino @ 9:11 このエントリをはてなブックマークに追加 激с のはてなBookmark被リンク数

ブラッドショットを観ました。ややマイナーなアメコミレーベルVariant comicsの同名作品BLOODSHOTの実写映画化です。
制作はBONA Films(博納電影) 中華ブランドです。中国語タイトルは喋血戰士、または血衛(台湾)。
世界各地を舞台として話が進みます。南アフリカ、アマルフィ、クアラルンプール、ロンドンなどなど。左側通行の国かほとんど。やはり香港経由で生きやすい土地を選んでいる模様。

主人公の本拠地は一応米国って設定ですがあんまり出てきません。エンディングくらいかな??

基本設定は肉体改造を受けた元米兵が自分を改造した組織と反目し、別の肉体改造兵士たちと戦うというもの。あれ? これ仮面ライダーじゃん?? 体内のナノマシンを使ってネットワークに直接接続したり無線通話したりもできて、サイボーグ009的要素も強い。どちらにしても石森章太郎ワールド色が濃すぎます。

記憶喪失・記憶操作系の話もいかにも1970〜80年代SFっぽいですね。まあよくあるアクション映画なのですが、かなり楽しめます。新型コロナ明け新作としてはなかなかの良作。

2020/6/2 Tuesday

一度死んでみた

Filed under: - dekaino @ 8:43 このエントリをはてなブックマークに追加 筝綺罩祉с帥のはてなBookmark被リンク数

一度死んでみたを観ました。新型コロナ禍の前に上映されていた作品で、急事態宣言終了後の営業再開で復活上映です。コロナ禍で一番ダメージ食らったタイミング悪い作品ですが、なかなかよい出来なのです。

題名からわかるようにバカバカしいコメディなのですが、ヒャダインが書いた音楽が主テーマになっているのに、ミュージカルになってない、ある意味純粋な音楽映画なのです。コメディ要素も売るからDMCが一番近いのかも? 嶋田久作は何をやってもすごい悪役に見えて存在感ハンバない。悪の魔王感がクラウザーさんの比ではない。そして広瀬すずのデスメタルっぷりがまた面白いです。

マジメに考察すると、火葬場で人が生き返ったら、もう死亡届は受理されて火葬許可も埋葬許可も出た後だから、フォローのためのお役所巡りは大変だろうなぁとか、通夜に誰も弔問にこない会社社長、まじで人徳ない! とかいくらでもツッコミどころはあるわけですが、それはそれ、幽霊は幽霊、広瀬すずは回し蹴りってことで、100%娯楽コメディ作品として逃げ切っているのです。

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