でかいの日記帳

2020/3/22 Sunday

野性の呼び声

Filed under: - dekaino @ 13:22 このエントリをはてなブックマークに追加 с若喝0のはてなBookmark被リンク数

野性の呼び声を観ました。野生ではなくて野性ですよ。お間違えなく。

この作品、犬が主人公です。そう会話はしないまでも高橋よしひろの銀河伝説シリーズのアメリカ版といってよいです。人間の友として犬ぞりは引くし、向けのボス争いをしたり、野生の熊と争ったり、狼の群れと合流したり、やりたい放題の犬中心映画なのです。

主人公の犬バックはいかにも洋犬って顔立ちですが、設定は雑種。ただし身体はめちゃくちゃ大きく丈夫なのです。力は強いけど群れの他メンバー犬への気遣いもよくできる優しい犬です。最後に狼の群れにも受容されるあたり、たぶんバックは雌犬なんでしょうね。最後には狼とのハーフ仔犬も生まれてました。
クリント=イーストウッドが活躍するのは後半だけなのですが、世捨て人っぽい孤独な老人な感じがよく出ていました。

犬好きとアラスカの自然好きにはたまらない映画です。

初恋

Filed under: - dekaino @ 13:06 このエントリをはてなブックマークに追加 のはてなBookmark被リンク数

初恋を観ました。東映のヤクザ映画です。それ以外に表現しようがないくらい東映のヤクザものです。
ちょっと製作費が多いVシネマのヤクザものって感じの作品なのですが、なぜか海外ですごく受けてるらしいです。確かにヤクザものって実際にあった抗争事件をベースにしたものが多く、その背景知識がないと楽しめない初見殺しのようなところがあるのですが、本作はまったく予備知識は必要なく、完全な初心者向けになっているのがいいのかも知れないです。
繁華街に伝統的なジャパニーズヤクザと新興のチャイニーズマフィアがいて、そこにボクサーと借金のかたに売られた商売女そして麻薬というわかりやす過ぎるヤクザ抗争映画なのです。

ヒロインの頭のたりなさっぶりの演技がピカイチで、本当に生きありばったりで何も考えてない感じの演技(?)が素晴らしい。そして幻覚ででてくるヒロインの父の表現がまったくCGを使っていない体当たり撮影なのがGOOD。混雑した電車の中にパンツ一丁の中年男が立っているシュールさ最高。AVみたいに電車セットではなくて本物の電車ですよ。小港鉄道太っ腹ですよ。

そして東映ヤクザものらしく「仁義」が重要キーワードなのです。ヤクザ側にも黒幇側にも仁義を思陣る大侠がいるわけです。中国語でもRenYi(仁義)と話しているのですが、なぜか字幕では「仁の心」。わざわざ仁義って言ってるんだから仁義って訳してほしいところです!!
いままでやらかしている東映だからこそ仁義ってテロップに出してはいけない東映コードがあるのか、それとも中国語の仁義と日本語の仁義が同じ意味ではないからかなのか謎ですが、ここ場面では仁義って字幕にしてほしかったですね

ヤクザ映画として豪華な作品。特に特筆すべきところがないヤクザ映画だってのがサイコーです。

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