フォース・カインドを観ました。原題はThe Forth Kind。未知との遭遇の原題"Close Encounters of the Forth Kind"の次の種類、いわば第四種接近遭遇の略というところか。
未知との遭遇では…
第一種接近遭遇 異星人の乗り物(UFO)を目撃
第二種接近遭遇 異星人か来訪した痕跡・証拠が残される (ミステリーサークルなど)
第三種接近遭遇 異星人と直接接触する (コンタクト)
という分類だったのですが、更にその先を行く第四種というものがあるそうで
第四種接近遭遇 異星人に拉致され、その後記憶を消去されて戻される (アブダクション!!)
他の派生パターンとして謎のインプラントを埋め込まれるというのもあり
本作はアラスカの寒村で発生した第四種接近遭遇の話です。
構成がこっていて、いわゆるテレビでやるオカルト・ミステリー物番組の再現ドラマを交えたドキュメンタリーという形式をとっています。つまりほとんどのシーンは再現ドラマで役者が演じるがところどころのポイントで「実際の映像」というキャプション入りで別の画質の悪い映像が挿入されたりします。
アメリカのオカルト系テレビ番組の豪華版みたいなつくり。
本作をどう楽しむのかは学研ムーの楽しみ方と同じ。本気で信じるのもよし、よくまぁこんなことでっち上げるぜと斜にかまえて笑い飛ばすのもよし。あくまではフィクションという立場をとりつつ真実を告発するというフォーマットは陰謀論好きな人にはたまらないと思います。なぜか異星人がシュメール語を話すところは笑うところなのか?
ちょっと心臓に悪いホラー要素シーンもあるUFO映画。矢追純一が好きな人にお勧めです。