でかいの日記帳

2009/12/16 Wednesday

カールじいさんの空飛ぶ家

Filed under: - dekaino @ 6:46 このエントリをはてなブックマークに追加 若腥咲九兇里呂討Bookmark被リンク数

ピクサーの新作アニメカールじいさんの空飛ぶ家を観ました。今回は3Dで鑑賞しました。
いまCGアニメは3Dで上映することが多いのだけれども、料金が高いのはともかく、目が疲れる割には迫力が増してるとも思えないので出来ればやめてほしい。字幕との相性が悪いせいか吹替ばかりなのもつまらないです。

大胆に要約すると、妻と死別した独居老人が、ボーイスカウトの老人を手助けする課題のために訪問してきた少年と2人で南米の秘境まで冒険旅行するお話。老人向けに第二の人生を説く作品です。
マンガ誌で言えば小学館のビッグコミック的加齢臭がするマーケティングです。

夫に先立たれた老妻の場合はあまり社会問題にならないのですが、妻に先立たれた爺さんの場合は米国でも大きな社会問題のようです。やっぱり年を取った男は頑固になりがちで社会性が低い上に、アメリカは銃が持てる国なので関わる人たちも命がけです。

本作では老人の第二の人生というテーマに主眼が置かれ、まったく色恋沙汰がありません。なんたって女性がほとんど出てこない。故人である妻のエリーが回想シーンで出てくる他は、珍らしい新種の鳥のケビンしかメスはいません。人語を話す犬がたくさん出てくるのですが彼らの中にもメスはいないくらい徹底しています。
それにしても最近のディズニーアニメは擬人化されていない犬なのに人語を話す作品が多いですね。ボルトもそうだったし。高橋よしひろってものすごく時代を先取りしていたと思わざるを得ない。

さすがピクサー作品、作画は素晴らしいです。しかしマーケティング的に少し損をしてる感じがします。もう少し老人をターゲットにした宣伝をすればいいのに。惜しいなぁ。

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