ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
劇場版ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないを観ました。2chに投稿された暴露話っぽい創作文の映画化です。要は電車男みたいなモノ。
本作はリアリティという点ではまったくダメダメです。フツーの仕事がしたいの足元にも及びません。たぶんサラリーマンの経験がない人が脚本書いてます。釣りバカ日誌や山口六平太のようにサラリーマンの経験がない人がサラリーマンを題材にした映画やマンガを参考にしてでっち上げたサラリーマン話のように、ありえないトンデモ展開が満載です。
たとえば、派遣さん(♀)を連日徹夜させたりします。派遣会社にそれだけの金が払えるなら、自分とこの社員に残業代出せるだろうし、そもそもそれだけ金に困ってないならブラック会社にならないはず。
ただ、役者たちはノリノリで演じてます。ほとんどのシーンが室内なので舞台っぽい雰囲気です。
ブラック会社がある設定の建物は、妙に古い茅場町にある昭和初期の建物第二井上ビルを使っています。なぜこんなレトロな設定にしたのか謎です。監督の趣味?
劇中でガンダムの有名なセリフ、たとえば「認めたくないものだな 若さゆえの…」などが出てくるのですが、巻末のクレジットでは初代ガンダムの脚本家の星山氏などの名前はありましたが、富野の名前は出てませんでした。これらのセリフは富野監督が演出として考案したもので星山氏は関係ないのは関係者の証言で間違いないわけですが、版権の扱いとしてはやはり脚本としてクレジットされた脚本家が総取りってことのようです。監督と比べて脚本家は美味しいなぁ
最後のオチは、ブラック会社全肯定のとても寒い展開となってしまいました。まぁ2chに投稿された原作のオチに沿っているのでしょうがないのですが、もう少し労働環境を改善する方向に努力した方がいいと思います。
こんなのアリエネーって笑い飛ばす目的でみるなら楽しめますが、真面目に観るにはトンデモなくダメな映画です。
1件のコメント »
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いや、派遣社員にこそサビ残させてプロパーは、さっさと帰宅するだろ。
むしろそんな会社しか見たこと無い。もちろん残業代は払わない。
何故なら残業(36)協定結んでないから。
このスレが嘘臭いのは、IT企業なのに、自社で、自社の社員で、自社の
仕事してるから。(日本の)IT企業なんて偽装派遣専門なので、他社で、
他社の社員に囲まれて、他社の仕事をムチャ振りされてサビ残まみれで
させられて、納期間に合わないとかノルマ達成できないと、中央特快に
飛び込んで生命保険で払え!って言われる仕事ばっかり。
2chの転職板にスレ建った時から見てたけど、そういう嘘臭さを指摘する
レスにはスレ主は徹底的に無視してたからな。30レス行く前に、ああまた
嘘まみれのネタスレだなと見破ることが出来ました。
Comment by kaz - 2009/12/9 Wednesday @ 2:40