ロラックスおじさんの秘密の種
ロラックスおじさんの秘密の種を観ました。
原作は、Dr. Seussが書いた有名な児童文学らしいのですが読んだことはありません。
ロラックスおじさんというのは、髭の生えた精霊で見た目は変なおじさん。だから志村けんが声をやっている? 志村けんは当然のように声優も上手にこなしますが、志村けんらしさはまったくなし。もちろん持ちネタのギャグのやらないし、アドリブはほとんど入っていないと思われます。
ワンスラーという緑色の人が主人公のひとりで、トータス松本が関西弁丸出しで、資本主義の素晴らしさを謳歌しそして没落します。そういういみで本作は資本主義を批判するアカい映画であります。まぁ環境保護系ってそうなりがちだよね。トータス松本の演技はトータス丸出しです。
子供が共感できる役として配置されたもう一人の主人公テッドの声は、プロ声優の宮野真守。悪役のオヘアはベテランの山ちゃんこと山寺宏一。芸達者をそろえています。
本作はミュージカル仕立てで歌曲がたくさん出てくるのですが、日本語版はすべて歌曲を葺き替えてます。かなり気合が入ったつくりで、すごいお金かかってそう。この手のミュージカルアニメでは、歌曲の部分だけ原音つまり英語になってしまうものも少なくないのに、頑張っております。
そういう意味でも声のキャストは巧い人を集めたんでしょうね。
テッドの母ちゃんとか婆ちゃんもいい味だしてます。
それにしても、植えるならもうちょっと緑が多い木を植えればいいのになぁと思ってしまうのは野暮でしょうか? 空気とか光合成のことだけ考えるなら、地球の光合成の多くは地上ではなくて海中で行われてるんで、木を植えるより海洋汚染を防いだ方が効果的だよ。