とある飛空士への追憶
とある飛空士への追憶を観ました。人気ライトノベルが原作だそうです。
予告編だけ見たらありがちな太平洋戦争を題材にした架空戦記モノなのかと思ってましたが、まったくの架空世界のお話だったんですね。ライトノベルの文法がよくわかってませんでした。
なんだかよくわからないけど、おフランス風っぽい大国と大日本帝国風な大国が戦争してる世界観で、12000キロ(!)を単機で敵の制空権を抜けてお姫様を運べってミッションに挑むパイロットのお話らしいです。科学技術にもよくわからない設定が入っているので、どっちかっていうと魔法世界のファンタジー的な設定なのかも?
12000キロってリンドバーグの大西洋横断の往復よりも長いですよ。現実世界の東京→メキシコシティぐらいの距離感。なんかスゴい。
しかもレーダーがない目視だけが頼りのガンダム世界のような設定なのに、なんであえて夜休んで昼間飛ぶのか意味わかりません。ふつー逆だろ?
設定のアラはいくらでも見つけられるのですが、ファンタジーと思えば問題なしです。
声優はジブリ風に専業アニメ声優を排除して俳優を使ってます。主役の神木隆之介は巧いですけど、ヒロインの竹富聖花は何か棒読みです。なんで女性誌モデルをわざわざ起用するのか? 原作ラノベファンのストライクゾーンってココなの? いろいろ大人の事情をうかがわせるキャスティングです。下手したらBluRay化の時に音声リマスターと称して別人で再アフレコしちゃうレベルか?
原作を知ってる人も知らない人もちょっと残念な作品です。
途中で力尽きる滅びの美学的な決着ならば松本零士の戦記漫画っぽくてよかったかもなぁ。最後に勇士を追悼するモノローグが入るか、風の大地のよくわからん詩が入る感じで。
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