でかいの日記帳

2009/2/28 Saturday

チェンジリング

Filed under: - dekaino @ 23:22 このエントリをはてなブックマークに追加 с潟吾潟阿里呂討Bookmark被リンク数

チェンジリングを観ました。
1920年代後半にロサンゼルスで実際に起きた連続少年誘拐殺人事件(通称Wineville養鶏農場事件)を元に再構成した再現ドラマ映画です。
チェンジリングとは西洋の童話にでてくる取替えっ子のこと。
誘拐された息子が発見されたと警察に知らされ、迎えに行ったら息子と別の子供だったと言う事件が発端として、恐ろしい一連の事件が始まります。

当時の腐敗したロス市警(LAPD)の一大スキャンダルとなり、市長を含め市警幹部も失脚した有名な話だそうです。ハリウッドがあるロサンゼルス市を中心とした話だけに、映像的にもかなりこって1920年代風俗を再現しています。オスカー賞の授賞式中継をラジオで聞くなど当時から映画の中心地であったことが伺えます。

アメリカ全土で女性参政権が認められたのは1920年。それから10年も経っていない当時は女性に対する偏見と戦いつつ女性の社会的地位が向上しつつある時期であり、そのために生じた悲劇ともいえます。
特に主人公のクリスティーナのようなシングルマザーはいわゆる良家の子女の範疇に入らない軽蔑の対象だったため、軽く扱われたのかも知れません。

ひとつ面白いのは、入れ替わりの証拠のひとつとして本当の息子は割礼してないのに、息子を詐称する子供は割礼されているというのが挙げられていること。割礼の有無で見分けるなんて日本ではありえない話です。

本作の時間軸は、真犯人が判明して処刑された後のさらに数年後まで続きます。なかなか終わらず結構ひっぱります。しかしそれは蛇足的な後日談ではなく、とても重要なエピソードがあるのです。ストーリー構成が綿密に設計されています。

警察組織の事なかれ主義によって醸成される隠蔽体質、権力による不当な威嚇・拘束は、本当に怖いです。
日本でも高知白バイ衝突死事故なんてのがつい最近あったし、こんなの80年前の昔話なんて安心することはできません。

2009/2/23 Monday

ワーナーマイカル さらにデフレ化

Filed under: - dekaino @ 23:20 このエントリをはてなブックマークに追加 若若ゃ のはてなBookmark被リンク数

ワーナーマイカルも毎月20日に料金1000円の日を設定しました。ますます進む映画料金のデフレ化。
以前に作った1000円で見られる条件リストを修正した。

日付系
毎月1日 全系列
毎月5日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月10日 109シネマズ
毎月14日 TOHOシネマズ
毎月16日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)
毎月19日 109シネマズ (ポイント会員のみ)
毎月20日 MOVIX ワーナーマイカル
毎月27日 コロナシネマ(コロナッチョ会員のみ)

曜日系
月曜 コロナシネマ(男性) ワーナーマイカル(女性)
火曜 MOVIX(女性)
水曜 シネプレックス(女性) 109シネマズ(女性) TOHOシネマズ(女性) ワーナーマイカル(2人組)
木曜 MOVIX (男性) コロナシネマ(男女ペア)
金曜 コロナシネマ(女性)

時間帯系
午前初回 コロナシネマ

2009/2/22 Sunday

わが街、やまと ポスター

Filed under: - dekaino @ 23:01 このエントリをはてなブックマークに追加 茵障 鴻帥爾里呂討Bookmark被リンク数

今月22日に行った大和市の泉の森公園の管理棟で下のようなポスターをみかけました。
わが街・やまと ポスター
大和市市制50周年を記念して作った「わが街・やまと」という映画のポスターでした。見てわかる通り、ぴあの表紙で有名なイラストレーター及川正通の手によるものです。
なんと、及川氏は大和市在住とのこと。なんかもっと都会に住んでいるイメージがあるのに意外です。

ポスターの女の子は映画の主役の女子高生役の娘で、一般オーディションで選ばれたとのこと。
さっそくweb検索してみました。
主役 理沙 3D主役 理沙 イラスト
ん?
ゴシゴシAA
…うーむ。ある意味で及川正通って真のプロ意識がある人ですね。
こういう空気を読んだ解釈ができるのが長期にわたってぴあ表紙を手がけられる秘訣なんだろうなぁ…

ちなみにこの映画、残念ながら上映会は終了していますが、ネットで観ることができるそうです。もちろん無料。
「わが街、やまと」インターネット上映館
DVDの無料貸出しも行っているそうです。

泉の森公園

Filed under: - dekaino @ 22:32 このエントリをはてなブックマークに追加 羈罍のはてなBookmark被リンク数

泉の森公園 石碑 長洲知事の署名入り
神奈川県大和市にある泉の森公園に行ってきました。
大和市から藤沢市にかけて鵠沼海岸まで流れる引地川の水源地を中心とした公園です。
いつも大和市と座間市の境界付近の国道246号を走っているときに道の両脇に緑豊富な公園があると気にはなっていたのですが、とうとう訪れることができました。

公園の駐車場の近くには古民家が移築保存されていました。
古民家 小川邸
古民家 北島邸
大和市内の豪農の古民家だそうです。ここらは養蚕も盛んだったらしい。
河津桜
早咲きの河津桜も五分咲きくらいに咲いてました。

引地川の源流である貯水池の周りはきれいに整備され、野鳥がたくさん集まってくるそうです。
水車小屋
何に利用されているかよくわからない水車

緑の橋
緑の橋

水辺の野鳥たち
シラサギ
高木にシラサギがとまっていました。
カモとムクドリ
水辺にはカモに混じってムクドリがちょこまかと、カモの餌を横から掻っ攫いに来たようです。

公園内でみつけた謎の像
謎生物カッパ
なぜかカッパ。名前は左側が「やまとみずべー」、右側が「やまともっく」らしいです。
ガチャピンとムックみたいなものなのだろうか? 大和市には謎が多い。

公園内でみつけた謎の立て看板
犬 Don't speak
公園で犬の散歩をする人が多いのか、犬に向けての注意。
「犬、はなすこと禁ず」 いや普通の犬はそもそも人語を解さないから、わざわざ禁止しなくても話したりしないと思うのですがいかがなものか?
え? 意味が違う??

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

Filed under: - dekaino @ 7:54 このエントリをはてなブックマークに追加 潟吾c潟祉 医篋榊のはてなBookmark被リンク数

ベンジャミン・バトン 数奇な人生を観ました。
原題はThe Curious Case of Benjamin Button、直訳すると「ベンジャミンバトン 興味深い症例」といったところでしょうか。フィッツジェラルドの短編が原作です。

物語は20世紀初頭、ガトーという南部一の時計職人が駅に設置する大時計を作るところから始まります。ガトーが作った時計は時を逆に刻む時計でした。米西戦争で一人息子を失った彼の時間を巻き戻したいという願望がこめられた時計だったのです。
いかにもファンタジーっぽいエピソードで始まる本作は、主人公ベンジャミンの80代の肉体で産まれ歳をとるごとに若返っていくという奇妙な人生を軸に、各種の短いエピソードが折り重ねられる方式で進められていきます。

基本的にはノスタルジーさを売りとした老人向けファンタジー作品です。日本映画で言えば三丁目の夕日のような昔の風俗や景色を再現し、古き良き時代を懐かしむ趣向。ただし非常に美化されています。アメリカの歴史で良かった所だけを誇張したような、まさに老人の思い出話のような美化のされ方。
本作では21世紀に入るまでの100年あまりが語られるのですが、戦争は冒頭の米西戦争のほかに、第一次世界大戦と第二次世界大戦までしか出てきません。気持ちよく勝利した戦争だけが思い出に残っているわけです。まかり間違ってもキューバ危機とかベトナム戦争とか出てこないのです。

主人公の人生もかなり都合がいいです。学校にも行かず、たいした職業訓練もせず、小さなタグボートの船乗りとして世界の海を巡り、各港の女性たちといい仲になり、第二次世界大戦でほんの少し戦功をあげただけ。戦後はずっと親の遺産を食い潰してバイク乗ったりヨット乗ったりしてただれた享楽的生活をして老いて(若返って)いきます。
正直彼の人生観はまったく共感できません。勤勉さとか感謝の心が足りないし、子供ができても結局逃げるし。
家族に甘えるばかりで家族に何も貢献しないまま赤ちゃん返り。本当にこれでいいの? こんなのに共感しろと言われたらマトモな老人怒るんじゃないかな?

本作の最大のメッセージは、老人を介護する世代に向けた、介護がんばれ。人は老いると子供に戻っていくものだ、という本当に老人世代に都合がいいメッセージです。もう黄昏流星群並みのご都合主義にしびれます。だいたいベンジャミン本人は養親も実親もまったく介護してなかったし、それでいて結構な遺産をすべて食い尽くしたし、自分の娘の養育も放棄したし、自分がやってないことを妻や子供世代に求めてもいいものなのか?
いや、いいんでしょうね。ファンタジーだから。ある意味でアメリカの老人向けマーケットはすごいです。日本のヲタク向けの空から美少女が降ってくるみたいなファンタジーなんか足もとにも及びません。

最後は、21世紀になり冒頭のガトーの時計が駅からはずされ、大きなデジタル時計に置き換えられるところで終わります。古き良き時代は終わり、世知辛い21世紀が始まるのです。

2009/2/20 Friday

チェ 39歳 別れの手紙

Filed under: - dekaino @ 22:31 このエントリをはてなブックマークに追加  39罩 ャ膣のはてなBookmark被リンク数

チェ 39歳 別れの手紙を観ました。チェ 28歳の革命に続くチェ・ゲバラ二部作の後編です。

本作は39才で突然キューバから姿を消してからボリビアで処刑されるまでの1年余りについて描かれます。前作の人生の頂点を極めるまでの話とは違い、敗退を重ねていくチェの姿がみられます。

キューバでは革命が成功したのにどうしてボリビアでは革命が成就しなかったのか?
基本的にゲバラにはブレがありません。キューバ革命と同じ方法論で武装闘争による革命を画策していきます。しかし国民はゲバラたちキューバの革命闘士たちを外国人といって嫌います。しかしキューバでもゲバラはアルゼンチン出身の外国人だったはずなのです。

ゲバラの革命思想は原住民であるインディオの農民には理解されなかったと言うことなのかもしれません。
(カリブ海の島々にもかつてインディオと禁煙の原住民がいましたがスペイン人が持ち込んだ天然痘によって絶滅しました。いまキューバに住んでいる人はスペイン系を中心としたヨーロッパ系白人とアフリカ系国ドン、その混血がほとんどです)

住民に支持されないゲリラの日常は悲惨です。まず食料入手が困難で常に飢えと向かい合わせです。しかも住民は政府軍にゲリラの居場所を通報します。しかしゲバラは住民を迫害することなく、あくまでも住民を搾取する政府をつぶし、住民達の生活をよりよくするという理想のもとに戦い続けるのです。

ゲバラが処刑されてからエンディングに入りクレジットが流れるのですが、BGMはまったくなし。無音で文字がスクロールアップしていくだけの画面はゲバラ追悼の精神を感じさせます。
中南米最大のカリスマ ゲバラの人生はあまりにも短かい。

本作の最大の教訓: 喘息の持病があるのに葉巻吸っちゃダメです

2009/2/14 Saturday

少年メリケンサック

Filed under: - dekaino @ 22:45 このエントリをはてなブックマークに追加 絨綛眼<宴潟泣のはてなBookmark被リンク数

少年メリケンサックを観ました。
宮藤官九郎が脚本監督をつとめるパンクロックロードムービーです。

少年メリケンサック
宣伝ポスターのイメージとは違って、宮崎あおいは歌わないしメリケンサックも手にしません。タバコも吸いません。
あくまでもおやじパンクバンドのマネージャー兼ディレクター兼プロデューサーという役どころです。
「車内でおならをしたら500円」ルールを有無を言わさず施行する強権ディレクター(?)を演じます。

宮藤官九郎らしい過激でぶっ飛んだストーリーですが、もともとは主役キャラは男性だったんじゃないのかと思わせる設定ではあります。まぁ原作つき地上波ドラマでは原作では男性だった主役がドラマでは女に性転換するのはザラなので、らしいといえばらしいのですが、おかげでレコード会社社長がホモであるという設定が空回りしてます。本当はもっと主役と絡めたかったんだろうなぁ…

しかしを主役をカンナという女性にしたからってつまらないことはなく、カンナの恋人(ヒモ)のイケメンのマサル君というキャラとうまく絡めて過激に面白くまとめているのはさすが。
宮崎あおいのリアル夫である高岡蒼甫の浮気暴露報道が耳に新しいですが、実は本作のプロモーションのためのやらせスキャンダルじゃないかと思わせるような絵に描いたようなダメンズだったりします。劇団の主宰まではしてないようですが…

劇中にいかにも2Dバリバリのアニメーションシーンが挿入されますが、鉄コン筋クリートのキャラクターデザインと作画監督をした西見祥示郎が作っています。鉄コン筋クリートには声優として宮藤官九郎が参加しているのでその人脈で受けた仕事なのかな? 画風は基本的に鉄コン筋クリートと同じなので、ものすごいデフォルメされた手描きのキャラがにゅるにゅる動く絵です。何がすごいってアニメ絵の宮崎あおいがリアル宮崎あおいにまったく似ても似つかないってところ。宮崎あおい本人の声があてられているので、ああこれがカンナ(宮崎あおいキャラ)なんだってなんとか判断できるけれど、もし声がなかったら絶対わからないレベルです。
これでヨシとしてしまう宮藤官九郎は監督してパンク魂ばりばりなんだぜッ

つまりこれってデトロイト・メタル・シティのパクリなんだろとおっしゃる方もいるようですが、DMCはデスメタルであってパンクではありません。パンクとメタルは全然違うよ、混ぜるな危険
ちなみに、本作はパンクとメタルの区別がつかない人でも楽しめるのでご安心ください。

2009/2/8 Sunday

20世紀少年(第2章)最後の希望

Filed under: - dekaino @ 22:27 このエントリをはてなブックマークに追加 20筝膣絨綛(膃2腴)緇絽のはてなBookmark被リンク数

20世紀少年(第2章)最後の希望を観ました。
全3章のうちの第二話目、2008年秋に公開された第一章の続編です。

第一章の記事では、だいぶつらいのではないかと書いたのですが、作り手側も同じ懸念があったようで、かなりのテコ入れ策がなされているようです。

まず、原作時の「ともだちの正体は誰?」で煽ることは完全にあきらめ、人間ドラマにだけ注力しています。とはいえ本作には登場人物が大量に出てくるので感情移入対象を厳選、遠藤カンナと小泉響子ふたりの心情描写を中心に作品は進みます。
時間軸としては第一章冒頭の2015年のうみほたる刑務所のシーンから始まり、ともだち暦時代に入るまでで終わります。初めのほうの中国マフィアとタイマフィアの抗争をカンナが止めるまではアクションも適度でテンポもよく、なかなか改善されているなと思いました。でも、ともだちランドに入ったあたりからどうしても原作をなぞるだけのダラダラ展開です。

しかし、人間ドラマ的にはそれなりに上手につくられています。カンナを演じる平愛梨も頑張っています。
この役が女優としてのラストチャンスというのが本人もよくわかっているようで、気合の入りようはものすごいものがあります。だからといってすごく巧いってほどでもないのが悲しいのですが… いつも睨みつける単調な表情で柴咲コウみたいな大味な演技しかできていません。
しかも脇役の小泉響子を演ずる木南晴夏がすごい巧い! オーラが出ていて完全に主役のカンナを食ってます。もはやともだちの正体なんてどうでもいいのだから、サダキヨが出てくるくだりは全部カットしてもいいはず。しかし、響子が拉致られるというカンナを絡ませずに思いっきり響子を活躍させられる美味しいシーンなので、あえてカットせずに木南晴夏の出番を増やした! と私には思えます。

もうひとつ気がついたことですが、今回は前作ほど制作費かかってません。かなり経済的に作られている感じ。1970年前後の再現シーンは極力減らし、派手な画面はCGまたはエキストラ(おそらく無料で動員)大量投入だけ。なんか作り方が東映の劇場版仮面ライダーっぽくて、厳しい予算の中でも頑張ってますよって声が聞こえてくるような絵作りです。
そういえば前回の公開時には制作費総額60億みたいな景気のいいこと言ってましたが、今回は具体的金額は全然出してしません。勝手な見積もりですが前回の半分も制作費使ってないんじゃないでしょうか?

続編を観て貰うためのテコ入れ策としてすごい露骨だなと思ったのは、エンディングクレジットでの秒読みです。「エンディングの後に次回作の予告があります」とテロップを入れるのなら普通だと思いますが、なんと次回予告まで後○○秒と言わんばかりに右下に残り秒数が表示されてカウントダウンしていきます。
まったくもってヒッシだな!

正直、この手の三部作の最終作って前の2作を観た人以外は観ないので、かなり厳しいことになると思われます。といって決着をつけるとなると本作みたいに制作費を削って水を濁すのにも限界があるだろうし、他人事ながらツラそうです。

原作厨にとってはやや期待はずれかな? 木南晴夏に関しては観る価値あり。

亀戸天神

Filed under: - dekaino @ 0:23 このエントリをはてなブックマークに追加 篋後ぉ腑のはてなBookmark被リンク数

亀戸天神に梅を見に行ってきました。

蔵前通りに面した立派な大鳥居
亀戸天神 鳥居

境内は梅だらけです。さすが天満宮。
亀戸天神 梅1
亀戸天神 梅2

牛の像もあります。
亀戸天神 牛像
亀戸天神 牛の由来
牛天神に牛がいるのは当然ですが、亀戸天神にも牛がいるのです。なぜだ!?
菅公と牛は縁が深いらしいです。説明書きがありました。

牛だけではなく、猫まで登場。とても人なつっこく可愛い。
亀戸天神 猫登場
亀戸天神 猫の後姿
首輪をしているのでどうやら飼い猫らしい。毛並みもすごくよい。

梅だけでなく、牛や猫まで楽しめる亀戸天神。
石碑もたくさんあるので好きな人にはたまらないかも。ただし、拓本とるのは碑が痛むため禁止とのこと。

小石川後楽園

Filed under: - dekaino @ 0:08 このエントリをはてなブックマークに追加 絨喝緇罐遵のはてなBookmark被リンク数

牛天神に行ったついでに後楽園の庭園にも行きました。入場料は一般300円。
もともと水戸藩の上屋敷つきの庭園だっただけに梅の木もたくさん植えてあります。

小石川後楽園の梅 1
小石川後楽園の梅 2
小石川後楽園の梅 3
画像をクリックすると拡大。

2009/2/7 Saturday

牛天神

Filed under: - dekaino @ 23:37 このエントリをはてなブックマークに追加 紊腑のはてなBookmark被リンク数

梅の季節となりました。今年はウシ年だしウシにちなんだ梅の名所ということで、東京小石川にある牛天神 北野神社に行ってきました。
牛天神 紅梅祭りの看板
後楽園駅の出口に紅梅祭りの看板が出ていました。

駅から歩いて10分くらいで牛天神の参道の坂道に着きました。
牛天神 参道

境内は梅が咲いてよい香り
牛天神境内の梅

牛天神という名前からわかるように牛の石像など牛にちなむものが満載。
牛天神の牛像
頭の上にはツムジが彫り込んでありました。

おみくじを結ぶところも牛の形
牛天神 おみくじ結び所

何が入ってるかよくわからない3つの倉庫。
牛天神 謎の倉庫
壱號 貮號 参號と書かれたシャッターの内側には何が入っているのでしょうか? 牛型モビルスーツ!?

紅梅祭り期間中ということでそれなりに人がいました。
生姜湯をふるまっていただきました。大変美味しかったです。甘酒をふるまう日もあるそうです。

2009/2/6 Friday

牛将(もうしょう)

Filed under: - dekaino @ 23:23 このエントリをはてなブックマークに追加 絨()のはてなBookmark被リンク数

厚木の焼肉屋 牛将に行きました。読みは「ぎゅうしょう」ではなく「もうしょう」です。
あの大和の天狗家の系列らしいです。

場所は厚木市戸田の129号線の東側。東名厚木インターから平塚方面(南)に行ってすぐです。
牛将 看板

メニューは天狗家に比べて少なく、少数に厳選してます。それでも正肉、内蔵肉あわせて10種類以上はあります。
牛将 七輪と網と肉
天狗家と同じく七輪の上の網で焼きます。ただし網がかなりでかい。
網が大きいので網の縁まで熱くなりません。そのため天狗家のオバちゃんのような熟練の技術がなくても、素手で網の交換が可能。

牛将 ライス(大)
ライス(大)の大きさも天狗家ゆずり。おコメ大好き。焼肉によく合います。

美味かった。値段はかなりお安め。不況にも関わらず大盛況でした。

2009/2/3 Tuesday

誰も守ってくれない

Filed under: - dekaino @ 23:48 このエントリをはてなブックマークに追加 茯違絎cのはてなBookmark被リンク数

誰も守ってくれないを観ました。
殺人事件の加害者の妹を保護する警察官の話です。保護される妹は志田未来が演じます。

ひとむかし前のアメリカドラマで流行ったハンドカメラだけで撮影する手法が多用されてます。いわゆる臨場感を出すための演出。しかし2009年になってそれか〜という気もしないでもない。
他にもわかりやすく「リアルっぽさ」を出す演出が続発です。ネタとしてはなかなか深いと思うのですが、演出の底が浅くてちょってシラける感があります。

たとえば、15才の妹が携帯電話を操作するとピコピコ電子音がなります。いまどきクリック音が出る設定のままにしてる女子中学生なんていないよ! なんつーか、団塊の世代のお父さん達がこうあってほしいというファンタジーをすべて映像にしましたってノリの気持ち悪さがあります。まるで弘兼の黄昏流星群のようです。
他にも
・インターネットで某巨大掲示板はモラルなき無法地帯で、実名・住所・電番さらしだらけ
・そして書き込んでるのはアキバファッションをしたPCオタクばっか
 (実は2chヘビーユーザって独身男より主婦の方が多いらしいぜ)
・15才の娘は汚れなく純粋で正直。
 (少なくとも同い年の少年にコロっと騙されるような15才の女はいないだろう)
・15才の娘のボーイフレンドはロクでもないクソガキ
 (娘の男は何であれ気に入らないよね)

うーむファンタジーだなぁ

志田未来は演技は巧いけど、スチル写真でみるとすごい地味な顔。なんかオーラがあるようなないような微妙な感じ。
脚本を書くにあたっていろいろ取材したようですが、本作のスタンスとしては警察より、既存マスコミとは中立、ネット情報には敵対的です。
特にネットについては、たとえば麻生首相邸見学ツアーをつぶした公安警察官の顔をそのままYouTubeに流してしまった件について、マスコミでは絶対できないことができちゃうことについての羨望と、こちとら一線を超えずに我慢するモラルを保っているのにモラルなき無法行為をやってしまうネットへの嫉妬と嫌悪があるように思えます。

本作はフジテレビ資本の制作なんですが、ワイドショーの過熱報道も軽く悪役っぽい扱いなのによく企画が通ったなぁと最初は思ってたんですが、後半ではネットがとにかく超悪役扱いで、ああこれなら喜んでOK出すだろうと納得した次第です。

それにしてもコンピュータの画面を流すときに、字をてろてろ表示させながら謎のラインプリンタの印字音みたいな雑音をかぶせる演出はあまりにダサくないのか? ザ・ハングマンの頃からまったく進歩していない。
まさに黄昏流星群的作品です。

劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー

Filed under: - dekaino @ 23:19 このエントリをはてなブックマークに追加 雁 腑眼若潟吾cVS蚊潟吾c爾里呂討Bookmark被リンク数

劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャーを観ました。
毎年、スーパー戦隊シリーズの現シリーズと一つ前のシリーズが競演するセルビデオが製作されるのですが、今年のゴーオンジャーvsゲキレンジャーはまさかの劇場公開されました。ファンサービスたっぷり、特にゲキレンジャーファンにとっては素晴らしい映画です。ヒーローだけではなく、敵役の理央様とメレも登場するのです。

ロケ場所のひとつとして山梨県にある大門碑林公園が使われています。いかにもゲキレンジャーっぽい中華な風景。
大門碑林公園
ここで中華拳法アクションが繰り広げられます。

ストーリーはいつものビデオ特番と同じノリ。時間も短く50分ありません。さすがにそれ単体で劇場公開するのはつらいのか、オマケが盛りだくさん。
ゴーオンジャーの音楽ライブショーから2曲と新番組の侍戦隊シンケンジャーの宣伝など、サービスサービス。

しかしやっぱり物足りないかもしれません。これで1800円とられたらちょっとボッてる感ありあり。映画の日に観にいってよかった。

次は4月に電王の映画をやるそうです。まだ続くのかよ 電王!

2009/2/1 Sunday

チェ 28歳の革命

Filed under: - dekaino @ 0:07 このエントリをはてなブックマークに追加  28罩潟修里呂討Bookmark被リンク数

チェ 28歳の革命を観ました。
言わずと知れた医師であり政治家であり革命家であるチェ・ゲバラの伝記的映画です。
二部作の前編にあたる本作では、1956年〜1958年のキューバ革命前夜の反政府ゲリラ闘争(7月26日運動)と革命後の1964年の国連演説のシーンが、交互に挿入される形式で、再現ドラマ風につづられます。

フィデル=カストロはあまり出番はないですがカミロ=シエンフェゴスはともに戦った同志として結構出てきます。
ゲリラ戦をするゲバラもかっこいいですが、国連演説のゲバラやその前後のTV局のインタビューやパーティで歓談するゲバラも知的でダンディです。

1964年の国連演説はなかなか興味深いです。キューバに隣接する中米諸国、ニカラグアやらベネズエラやらパナマが、のきなみキューバの姿勢に対し批判的な発言をして親米姿勢を示します。
しかし1964年当時の各国親米政権で現在まで続いているものはないという事実、特にニカラグアなど、かばったアメリカによって扇動されたコントラとの内戦で、当時中米でもっとも豊かだった国が今は貧困国になってしまった事実を考えると感慨深いものがあります。

本作は、独裁者バティスタが敗北を認めてドミニカに亡命したあと、ゲバラら革命軍がバハマに乗り込むために進軍していくシーンで終わります。まさに革命勝利を確定させた瞬間、ここから国連演説までの期間がゲバラの人生でもっとも充実していた時期だったのでしょう。

クレジット表示の後、後編にあたるチェ 39歳 別れの手紙の予告編が流れます。カストロに別れの手紙を出してキューバから消えたゲバラ、その後の人生…。あーめちゃくちゃ観たくなりました。20世紀少年とはまったく異なる続編への期待感と飢餓感! 必ず観にいく所存です。

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