ブラザーズ・グリム
ブラザーズ・グリムを観ました。
グリム童話を元ネタにしたコメディです。完全なフィクションで歴史上の実在人物グリム兄弟と本作の主人公の兄弟はまったく関係ありません。時代はナポレオン皇帝施政下のフランスがドイツも占領していた頃。つまりすでに近代に入っており、森に魔物がいるみたいな中世的世界観が崩壊しつつある時代です。
フランス軍やドイツの農民とかイタリア人が出てきてそれぞれフランス語、ドイツ語、イタリア語を話している設定ですが、ハリウッド映画なので当然みな英語。単語をちょこちょこフランス語風やドイツ語風に発音することで表現しています。たとえばフランス将軍はグリムのことを「グラム」と発音したり、Bingo!を「バンゴ」って発音したりします。でもそれ以外は完全英語。
日本語で言えば「ミーはおフランス生まれざんす」ってのがフランス語って設定みたいなもの。コメディーなんでこれはこれでOKだと思う。日本語字幕では話してる言葉が違うってニュアンスはまったく表現されてませんでした。文字数の関係で無理だったんでしょう。
期待されるのは日本語吹替版です。もともとコメディの吹替えって難しいんだけど、本作のエセ外国語の雰囲気を如何に再現するか、注目しどころだと思う。広川太一郎とか使えばおフランスの感じがバッチリでるかも?!
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