都会のトム&ソーヤ
都会のトム&ソーヤを観ました。シリーズ化している人気のジュブナイル小説が原作らしいのですが未読です。まあタイトルからして内容は想像できそうなのですが、なんとソーヤという名前のキャラは出てくるのにトムは出てこない!! いきない定石を外してくる、というか外してばかりの中学生推理アクション映画なのです。
定石を外すというか、謎解き作品なのに謎解きされない謎だらけ、回収されない伏線だらけなのな。最初っから続編ありきだとしてもコレはちょっとひどいと思います。作品単体で完結していません。
なんでジュリアスさん(左下)はどこから見ても女性なのに、いちいち「彼」と呼ばれるのか?
ゲームなのか現実なのか、夢の中に出てきたピエロはなんなのか、放火犯はどうなったのか
ゾンビ化した映画部の生徒たちと担任の先生は、ゲームとしてゾンビになったフリをしていたのか、別の症状だったのか?
とにかく謎が投げっぱなしで解かれることがありません。
そもそも、ゲームイベントだとしても朝から夕方まで、食事もないなんて酷くない? 断水してるって設定だとトイレも使えないよね? 小説ではスルーできても、映像化するとスルーできないほころびがたくさんあります。
ミニゲームの謎解き課題も穴ばかり。
雷だってに曜日に縁深いんだぜ? 木曜日は、英語/ドイツ語では雷神トールの日、フランス語では雷神ジュピターの日なのだから。もっと誤解を招かない関係ない選択肢をみつくろえなかったのかなあ??
いいところもあります
本田翼が本田翼役で出演してんじゃねーのってくらい自然体の本田翼の言動なのがほほえましい。
自分のYoutubeチャンネルかよ!ってくらい、素の本田翼です。
それから、メガネ女子中学生の豊嶋花があざとくかわいい(左上)
子役はみんな実力がある子ばかりです。
推理ものとしては全く楽しめませんが、中学生ジュブナイルアクション映画としてはそれなりの出来です。
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