私をくいとめて
私をくいとめてを観ました。綿矢りさの小説が原作のアラサー女子の物語です。
なんと橋本愛との共演シーンがあります。あまちゃんで共演してから初めての再共演とのこと。
のんもやっとメジャー領域に帰ってきたということでしょうか?
原作はコロナ前の小説ですが映画での時系列は2020年末から2021年初まで。まったくコロナ禍などなく、バリバリ飛行機で移動するまさにパラレルワールドの日本です。コロナにちゃんと対応してれば今頃はこういう生活できてたのかもなぁって感じです。
アラサーOLが年末年始にローマに嫁いだ友達に会いに行くとか、コロナ前だったら普通にできてたんだよね。
あと浅草とか築地とか足立区あたりのシーンがたくさん出てきて海外向けのトラベルロードムービーにもなってます。ローマのシーンもいつどうやって撮ったかわかりませんがそれなりに見えます。
のんが演じる主人公の頭の中に話し相手となる別人格がいて、しかもその声が男声っていう謎の設定が本作の主テーマなのですが、そんなのふっとぶくらい異世界ストーリーとなっているのです。
主人公が恋する年下の男、林遣都が演じる多田クンがいい感じに良くも悪くもないふつーの男なのがいい感じです。大瀧詠一の楽曲も効果的に使われます。なんかキラキラしてるけど、自分はアラサー女子ではないからまったく共感はしません。
はやく飛行機で海外旅行できる世界に戻るといいな。そんな映画なのです。