でかいの日記帳

2020/11/9 Monday

きみの瞳が問いかけている

Filed under: - dekaino @ 23:27 このエントリをはてなブックマークに追加 帥潟のはてなBookmark被リンク数

きみの瞳が問いかけているを観ました。これも鬼滅の刃のせいで上映期間短縮され上映回数/日も減らされた不遇な作品です。でも本当にいい作品。これは罪の意識をもった人間に赦し(ゆるし)を与える物語なのです。実は韓国映画をもとに日本でリメイクした作品です。視覚障碍者というある意味センシティブな題材をていねいにウソにならない程度の演出を加えて表現されています。吉高由里子は中途失明者の挙動をよく演じられていると思います。
そして横浜流星のキックボクシングもかなりいい感じ。傷ついた者同士がつらい境遇の中で互いに癒し赦しあうのです。

はっきりいって本作の上映が早期に終わるのは悲しいですね。こういう作品こそ細々とロングラン上映をしてじわじわ口コミで人気を得ていってほしいものです。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編

Filed under: - dekaino @ 22:51 このエントリをはてなブックマークに追加 雁薔惹♂荵膩┐里呂討Bookmark被リンク数

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を観ました。新型コロナで大打撃を受けた映画業界の救世主です。TOHOシネマズなんか座席チドリ販売をやめて全席販売してしまう始末。大人気なのです。
煉獄さん
ものすごく客が入っているわけですが、正直そこまですごい作品でもないです。確かに作画はよくできていますが劇場作品ですから、予算からして特に別格というわけではありません。新型コロナ前でもテレビアニメの劇場版というアニメ映画企画はたくさんあって、クォリティだって高いものが多かったのです。それでも2週間か3週間で上映が終わってしまうのでした。セルDVDやネット配信の箔付けのために劇場上映してるのでそれで十分なのです。
本作も従来の劇場アニメと同じ意図で制作されています。原作やテレビシリーズのファンが対象で、一般人が本作だけを観てくることは意図していないのです。だからレギュラーキャラの炭次郎たち一行の説明も敵である鬼の説明も全くなしで始まり、鬼との戦いの決着がつかないまま中途半端に終わってしまうのです。煉獄さんだけですよ、本作でケリをつけた味方キャラって。

結局、新型コロナによる上映自粛で映画ファンの飢餓感が醸成されていたところに、ポーンとそこそこのクオリティがあり、原作やテレビシリーズもそれなりの知名度がある本作が飛び込んできたから一気に火がついただけなんですよね。
はっきりいって、昨年2019年の10月公開だったら長くても1か月で上映終わってます。しかも最終週は1日1回しか上映されないレベルですよ。タイミングがマジよかったんですよね。鬼滅の刃。ラッキーです。

コロナ騒ぎで2作目で上映が止まってしまったGのレコンギスタ五部作とかだってクオリティ的には大差ないのですよ。たまたま運が悪かっただけです。富野御大も悔しくてしょうがないでしょうね。

本作を北米に持ち込んでもそもそも作品として完結していないため、よほどのマニアしか相手にされないと思われます。中国なら人口が多い分ニッチなマニアも多少はいるかもしれないでしょうが、日本ほどは売れないような気がします。まあ、その程度の作品です。過度の期待を持たずに観ればよいと思います。

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