THE CURRENT WAR
THE CURRENT WARを観ました。邦題はエジソンズ・ゲーム。原題を直訳すれば電流戦争、そう直流派のエジソンと交流派のウェスティングハウス/テスラとの戦いの実話ベースの映画です。
エジソンもウェスティンぐハウスもテスラもみんな美化されててスゴいっす。あくまでも実話ベースのフィクションなのはわかっているけれどなんなの? あのクソ性格悪い人達がマトモにみえるよ。そもそも、エジソンの子供たちも史実ではみんな揃ってクソ性格悪いのになぁ… カネでは人格者は育たない典型例。
最後にエジソンは電流戦争に敗れた後、映画の特許を取得し映画産業の隆盛に貢献したみたいにきれいに求めるわけですが、違うだろ。スクリーンに投影するフイルム映画はフランスのリュミエール兄弟の発明なのに、なぜかアメリカ国内ではエジソンの特許権がリュミエール式映写機を使うには必要という話になり、エジソンの理不尽なパテント料請求から逃げた映画業者の逃亡先が、当時は未開の開拓地だったハリウッドなわけじゃん。ハリウッド人がそんな与太話いっちゃいけない。
ネタ元として大変面白い史実であるエジソンとウェスティングハウスの電流戦争ではありますが、本作のキレイキレイな作風はかなりつまらないわけです。悪人を美化しても面白い映画にはならんのです。偉人扱いされるとつまらん映画にしかされなくてかわいそうです。
コメント »
この投稿へのトラックバック URI
https://wwws.dekaino.net/blog/index.php/archives/2020/06/28/1628/trackback/
この投稿には、まだコメントが付いていません
Leave a Comment
改行や段落は自動で挿入されます
メールアドレスはブログ上には表示されません
利用可能な HTML タグ : <blockquote> <code> <em> <i> <strike> <strong>