一度死んでみた
一度死んでみたを観ました。新型コロナ禍の前に上映されていた作品で、急事態宣言終了後の営業再開で復活上映です。コロナ禍で一番ダメージ食らったタイミング悪い作品ですが、なかなかよい出来なのです。
題名からわかるようにバカバカしいコメディなのですが、ヒャダインが書いた音楽が主テーマになっているのに、ミュージカルになってない、ある意味純粋な音楽映画なのです。コメディ要素も売るからDMCが一番近いのかも? 嶋田久作は何をやってもすごい悪役に見えて存在感ハンバない。悪の魔王感がクラウザーさんの比ではない。そして広瀬すずのデスメタルっぷりがまた面白いです。
マジメに考察すると、火葬場で人が生き返ったら、もう死亡届は受理されて火葬許可も埋葬許可も出た後だから、フォローのためのお役所巡りは大変だろうなぁとか、通夜に誰も弔問にこない会社社長、まじで人徳ない! とかいくらでもツッコミどころはあるわけですが、それはそれ、幽霊は幽霊、広瀬すずは回し蹴りってことで、100%娯楽コメディ作品として逃げ切っているのです。