でかいの日記帳

2019/10/14 Monday

引っ越し大名!

Filed under: - dekaino @ 21:36 このエントリをはてなブックマークに追加 綣h紊у!のはてなBookmark被リンク数

引っ越し大名!を観ました。史実の何回も国替えをさせられた越後松平藩のお話です。実話ベースではありますがかなり演出が入っています。原作は土橋章宏の「引っ越し大名三千里」ですが、映画ではオチが違っているとのこと。
確かに映画版はリア充ウェーイなノリで、そっち方面の受けを狙っているようなところがあります。
星野源が演じる片桐は書庫にこもるダメ藩士みたいに書かれてますが、実際は間違いなくエリートオブエリートだったに違いありません。
本作は国元の話ばかりで江戸詰めの藩士は江戸家老しか出てこないのですが、国元も引っ越しやお役御免でつらいでしょうが、江戸屋敷だって石高が減った分の経費削減で人減らしするわけで、相当つらそうなんですがガン無視です。まあ引っ越しはないわけですからね。

高畑充希演じるヒロインのコブ付き出戻りってあたりは新しいですがいいのかそれで?
老人層に好感もたれそうなヒロインで、ある意味で本作は老人ウケをもらった時代劇映画って枠に入るんでしょうかね。
実話ベースではありますが、かなりとんだ演出のドタバタ時代劇コメディに仕上がっている作品です。

惡の華

Filed under: - dekaino @ 17:25 このエントリをはてなブックマークに追加 <のはてなBookmark被リンク数

惡の華を観ました。押見修造の売れたコミックが原作です。また井口昇監督の真面目に気合い入れた作品でもあります。押見+井口ワールドがまたこれすごい作品なのです。
本作は中学生の時の前編と高校生の時の後編の2つのパートがあるのですが、役者はどちらも同じです。髪型や服装でそれなりに年齢を表現していますが、そこはもうリアリティはない。成人した伊藤健太郎と玉城ティナが中学生という絵は無理がある。あるんだけどそこをむりやり中学校の日常に見せてしまう演出と演技がすごいのです。朝ドラの戸田恵梨香が中学生約やってるのはわけが違うのです。
童貞くさい中学生男子の悪友間の会話とか、いかにも中学生ですごいわけです。女子のカーストとかマウントし合うノリがもう中学生なわけです。
唯一中学生に近い年齢の秋田汐梨がまたこれ巧いんですね。そしてちょっと成長が早い女子の体操着姿という素晴らしいシーンが成立するわけです。

とにかく変態しか出てこない本作は変態の変態による変態のための作品であり、心の中に変態を飼っている元中高生に捧げられるノスタルジィドラマなのです。
高校辺にしか出てこない飯豊まりえはまりえで、ちょっと田舎くさいナイスバディな文学少女を熱演。ホリプロの方針なのか彼女だけは露出シーンが極端に少ないわけですが、それでも高校編のヒロインとして頑張っています。とにかく井口昇監督のフェティシズムは天才的です。
未成年の変態ドラマの金字塔ともいえる作品です。

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