居眠り磐音
居眠り磐音を観ました。佐伯泰英の連作小説の映画化です。原作はいくらでもあるので興行成績次第ではシリーズ化されそうです。
今回は主人公 磐音がどうして浪人となって江戸で用心棒になったかという設定を説明するようなストーリーです。いわばシリーズ最初の the Beginning モノですね。
かなりおカネかけてる感じですが、どうもテレビの2時間特番時代劇というつくりで映画っぽくないです。ちゃんと1時間たったあたりできれいに話が切れるようにもなっていて、これなら1時間枠 × 2 に分割して放送するのも容易でしょう。どこからみてもテレビ放送フォーマットを考えて作られた作品です。
磐音のいいなずけの奈緒が、武士の娘らしからぬ美貌の持ち主であったために、ある事件でお家断然で禄が亡くなった後に身を持ち崩していく様が、芳根京子の無機質な美形さで説得力を持たせています。今回ではとくにいいところがない奈緒で、たんに吉原の花魁大夫になりましたって設定説明でしかない役どころですが、続編が作られてシリーズ化されたならば、奈緒回もあるのかも知れません.
公開初日に観に行ったのですが席はガラガラでした。口コミでロングランとかしないと続編はないかも?
まあ時代劇は老人ウケがいいのでそれなりの数字は撮れるとは思うのですが、若者に人気を意識したキャスティングの割には寂しい感じでした。松坂桃李の人気おちてるの? シンケンレッドがんばってー
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