でかいの日記帳

2018/9/17 Monday

響-HIBIKI-

Filed under: - dekaino @ 17:56 このエントリをはてなブックマークに追加 -HIBIKI- のはてなBookmark被リンク数

響-HIBIKI-を観ました。ビックコミックスペリオール連載マンガの映画化です。原作を読んだことがありますが、原作のエピソードを追いつつもだいぶスケールが小さい話にこじんまりとまとめられています。
とはいえ、実写でやると主人公の女子高生 鮎喰響(あぐいひびき)のサイコパスな振る舞いや考え方が衝撃的です。

正直、本作は欅坂46の平手友梨奈を主役としてアイドル映画であって、原作なんてものは演出手段に過ぎないわけです。その意味では成功していると思われます。他の役者やエピソードは空気でOKなのです。
映画というより地上波キー局の番組改編期の2時間スペシャルドラマたに近いショボさがますますGOODな感じの作品です。本作を劇場策とは思ってはいけない。アイドルドラマを劇場で上映していると思わねばならないのであります。

フリクリ オルタナ

Filed under: - dekaino @ 17:50 このエントリをはてなブックマークに追加 帥のはてなBookmark被リンク数

フリクリ オルタナを観ました。すごい昔のOVAの続編ですって。たぶん前作は15年以上前の作品ですね。
フォーマットが30分×2が3巻のOVAをまとめて劇場版にした構成で、これだけで昔懐かし過ぎますね。
今回はクレジットにガイナックスはないようですが、Production I.G.に権利売っちゃったみたいですね。

音楽とかノリは前作に近いけど、やはりなんか違う感じです。だけど実験作としては面白いし、商業的にもそれなりにニッチ狙いでヒットしそうな気がします。
続編としてフリクリ プログレを来月公開するようです。話に決着つくのかどうかわからないけどそれなりに期待。

2018/9/8 Saturday

SUNNY 強い気持ち・強い愛

Filed under: - dekaino @ 20:32 このエントリをはてなブックマークに追加 SUNNY 綣激羂<糸七のはてなBookmark被リンク数

SUNNY 強い気持ち・強い愛を観ました。韓国の同名ヒット作を日本を舞台に翻案したリメイクですが予測を超えた面白さがあります。原作付きなのでストーリーの根本はすでにできているわけで、そこに付け足すディテールが素晴らしいのです。

まず学園ものとして正しい予算の使い方をしています。ダンスができるエキストラ生徒役を集め、校内で踊るモブダンスが素晴らしい。1995年当時の再現も変にCGなど使わずに学園祭の劇感覚の小道具でうまく再現していていいです。

ストーリー設定も無駄にリアルな設定をしているように思えます。たとえば奈美(篠原涼子/広瀬すず)が転校してきた理由、これ間違いなく阪神淡路大震災で被災して職をなくして一家丸ごと東京に出てきたって流れですね。リアルかつ女子高生目線でのみ語られるので、くどくないです。
そしてストーリーのきっかけとなる末期ガンの芹香(板谷由夏/山本舞香)ですが、彼女の行動は突飛なように見えてとてもリアル。おそらく芹香はホスピスケアとしてモルヒネの類を鎮痛剤として処方されているんですよ。モルヒネって要はアヘンだからもう恍惚感とか万能感にあふれちゃってもともと傾斜にありがちな躁気質を倍増してしまいイケイケガンガンになっちゃってるわけですよ。裕子(小池栄子/野美桜)の夫の浮気で「やっちまえー」って集団で襲い掛かったシーンも映画のノリのデフォルメ演出とかではなくて、モルヒネでハイになってると考えると納得できます。だからこそ遺産とかも大盤振る舞いしちゃうわけで。何回か芹香が病室で苦しむ描写もありますが、あれモルヒネの離脱症状(禁断症状)なんだと思います。どうせもうすぐ死ぬ知って習慣性のことは気にせずガンガン処方はしてるのでしょうが、さすがにこれ以上処方すると死んじゃうって域まで行っちゃってるわけです。でなかったら鎮痛剤を打たない理由がないですもん。そしてそんなことやってるから告知した余命より早く死んでしまうわけで…
ほんと金持ちのホスピスケアにありがちなリアルな描写 本当にありがとうございます。

このように考察すればするほど味が出て楽しめる、スルメのような作品です。音楽とダンスも素晴らしく、ヒットしているのも納得です。、

2018/9/1 Saturday

SELinuxの拡張属性のアーカイブ/コピー

Filed under: - dekaino @ 1:37 このエントリをはてなブックマークに追加 SELinux≦宍絮с≪若ゃ/潟爾里呂討Bookmark被リンク数

サーバにSSDを増設したので /varを丸ごとコピーしたんですが、いきなり動かなくなりました。理由はSELinuxです。

古い人間なので、いままでディレクトリ丸ごとのコピーは以下のようにやってました。

# cd コピー元; tar cf - . | (cd コピー先; tar pxf -)

ところがですね、このやり方だとSELinuxのACL当たりの情報が失われてしまうんだそうで、そのせいで大ハマりしました。
SELinuxの拡張情報もコピーするために tarに –selinux オプションを与える必要があるそうです。しかもこのオプション 昔風の1文字だけのオプションに割当がないんで、非常に面倒です。
あえてやるなら

# cd コピー元; tar --selinux -cf - . | (cd コピー先; tar --selinux -pxf -)

んー、これは面倒だ。

ポノック短編劇場 ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―

Filed under: - dekaino @ 1:27 このエントリをはてなブックマークに追加 膩 <演帥眼篋咲のはてなBookmark被リンク数

ポノック短編劇場 ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間―を観ました。短編3本のオムニバスですが、3本合わせても1時間に尺が足りない短い作品です。
ポノックらしい作品ではあるのですが完全に習作で、すべての作品でストーリーにまったくオチがありません。なんなんだろうコレ?? これは劇場公開できるような作品ではありません。番組改編期に特番で放送する1時間枠のアニメのような作品です。作画はキレいだけどね。それだけですよね。設定だけでその先の展開は投げっぱなし。
ある意味これを劇場で公開すると判断したポノックと東宝の勇気に恐れ入ります。
そんな感じの作品です。

詩季織織

Filed under: - dekaino @ 1:09 このエントリをはてなブックマークに追加 荅絖g膵のはてなBookmark被リンク数

詩季織織を観ました。中国江南を舞台として新海誠風なアニメをやってみたオムニバス作品です。
ごく一部の劇場でのみ上映していて神奈川県内には上映する映画館はなかったのですが、Netflixでサクっと観ることができました。Netflixなんでもアリだねー

中国はここ20年の変化が激しく、子供時代と今を重ね合わせるドラマが作りやすい状況にあるようです。
想定観客はもちろん中国人ですが、アニメ制作は日本人スタッフも多く関わっています。

オムニバス3作のうちの1作目は 三鮮米粉。湖南省の郊外で少年時代をすごし、大人になってから北京で働く青年の物語。食べてる米粉(ビーフン 米の緬 ベトナムで言うフォー[粉])がとても美味そうです。
2作目は小小時装秀。広州に住むモデルの姉とデザイナーの妹の物語。姉妹という設定が今風ですね。今の広州市はむしろ2人目を産むことを推奨されているそうです。ものすごい都会なライフスタイルが羨ましい。豊かなイメージです。
3作目は上海恋。タイトル通りの上海の話ですが、新市街と旧市街の石庫門の両方が出てきます。ふるいものが新しいものにどんどん置き換えられている中国ならではの物語です。

すべて長江より南の川沿いの土地が舞台で、稲作が盛んな風景が美しい作品です。

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