ペンギン・ハイウェイ
ペンギン・ハイウェイを観ました。森見登美彦の昔の同名小説が原作ですが未読です。噂によると再現忠実度は高いとのことです。
はっきり言って本作は宣伝プロモーションが大成功です。本作を楽しめる人ってかなり少数派のはずなのにそうでない人まで劇場に足を運ばせています。劇場は満席なのに上映後にみんな「???? これで終わり?」とワケわからない顔をしているのが印象的です。確かにコレ難解過ぎるというか面白いと思えない人は多そうだと思います。
話は主人公の小学生アオヤマ君の視点だけで語られます。アオヤマ君の理解力を超える部分は徹底的に説明されません。小学生的認知力のまま現実世界を認識した結果を受け止められる人でないと理解は難しい演出です。
謎の種明かしはまったくされないので、納得するのは劇中のアオヤマ君だけです。
スズキ君が親知らずを診てもらいに歯医者に来たって言った時点で、いくら体格がよいスズキ君でも小学生で親知らずはないだろう、12歳臼歯のコト? くらい思いつけるくらいでないと、この世界描写はおかしいって気づけないんですよね。ループする水路とかね。
大人視点で解釈かるなら、例の水路は森の中の湧水が水源となって2つにわかれて、合流地点で暗渠か伏流水として下流に流れ出ているあたりが妥当なんでしょうけど、そんなことまったく説明されません。
歯科医院のお姉さんが見た目の若さと胸の大きさに似合わない酒焼けした声をしている理由もまったく明かされません。コーヒーじゃあそこまで声は焼けないと思う… お姉さん視点の描写はほとんどないのでまったく謎のままです。
キャッチコピー「謎を解いてごらん、少年」 おしりに少年がついているのがキモで、少年ではない人々に理解できる謎解きはまったく提示されないので注意してください。
予告編の通り、おっぱい動画とペンギン動画を楽しむだけの作品です。
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