でかいの日記帳

2014/6/28 Saturday

WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜

Filed under: - dekaino @ 20:43 このエントリをはてなブックマークに追加 WOOD JOB!(吾с)腑サュ幻のはてなBookmark被リンク数

WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜を観ました。

矢口史靖監督作品で初の原作付き映画です。原作はベストセラーらしいですが未読です。噂によると相当改変が入っていて原案レベルらしい。作品は完全に矢口テイストでした。

尺は116分と短くもないのですが、かなりダイジェスト感がします。1年4クールのテレビドラマを再編集して強引に2時間の劇場作品に仕上げたようなダイジェスト感。
だいたい、正月エピソードがないとかありえないですよね。帰省する・しないで騒いで盛り上がりそうだし、年末年始の村独特の風習とかもネタになるだろうし。

それに林業オンリーで食ってる村という風に見えてしまうのも限られた場面だけ都合よく切り取ったドキャメンタリー臭がしてちょっとへきえき。私が普通に鹿も猿も熊も出る田舎に住んでるせいですかね?
あれだけ道が舗装されてるんだから土建屋も兼ねるんだろうし、議員とか役場・郵便局・JA・国の営林署とかいろいろ生臭い連中もいるはずなんで。下手するとダム建設計画とかあったりな。

そもそも小学生がいるのに中高生が全然出てこないあたりが都合よすぎるんだよね。あれだけ小学生がいるんだから中高生がいないわけない。中学は集落に分校なくて町の本校に通ってるんだろうけど、通学バスもでてこない。将来の進路を意識せざるを得ない中高生の悩みみたいなのもすべて隠蔽されてて都合よすぎ。

まぁ48年ぶり(なんで60年じゃないんだろ?)の奇祭とよそから来た若者がテーマです、村出身の若者の悩みはテーマじゃなんですって言われたら、はあそうですかという言えませんが、本当に林業が盛んな地域の若い人がこの映画見たら違和感持つと思います。

従来の矢口作品にある無駄なリアリティは薄く、ファンタジー色ゆたかな林業賞賛映画です。

超高速!参勤交代

Filed under: - dekaino @ 9:31 このエントリをはてなブックマークに追加 莇蕭!や困篁のはてなBookmark被リンク数

超高速!参勤交代を観ました。同名の原作を本木克英監督が映画化しました。
ものすごくテレビの特番っぽい作りの映画です。正月の長編ドラマみたいな感じ。どこにでもcm挿入しても平気な作りがサスガです。
キャストもテレビドラマの文脈で相当豪華で、それぞれに見せ場を作ってあるこまやかな心遣いがすばらしい。
だからみて面白い作品になるってわけではないのだけれどね。

いわゆる時代劇仕立てで昔の知られざる豆知識を紹介するタイムスクープハンター的な要素はかなり薄くドラマ進行上都合がいいようにとってつけた嘘設定が開き直りを感じさせます。
江戸川に橋がかかってるしね。いくら強風でも江戸市中で忍者が大名一行を襲うとかないでしょー。無茶しやがります。

それに湯長谷藩は一万五千石の小藩とはいえ、江戸には上屋敷だけじゃなくて下屋敷もあるだろうに、わけわかりません。

深田恭子が飯盛女から大名の側室にまで出世(?)する物語としてはよくできてるかも?

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