でかいの日記帳

2014/6/8 Sunday

キカイダー REBOOT

Filed under: - dekaino @ 11:42 このエントリをはてなブックマークに追加 �㏍���ゃ���� REBOOTのはてなBookmark被リンク数

キカイダー REBOOTを観ました。
キカイダーとハカイダー、そしてビジンダー(? 劇中ではマリ)のみつどもえの戦いが存分に楽しめます。基本的にバトルシーンは飛び道具控え目のカポエラ風足技のぶつけ合いです。
なんか4本足重量級の非人間型戦闘メカも出てきますが、ロボコップのED209なみのヤラレ役です。
キカイダー REBOOT
光明寺博士の2人の子ども(姉と弟)、その姉ミツコ役の佐津川愛美がいい演技していました。
彼女あの怪作電人ザボーガのレディーボーグ(女子高生アキコ)役もやっていました。アキコ役ではぺらっぺらの生地のイメクラでも使わなさそうな制服を着ていましたが、さすがの東映劇場作品、上等そうな衣装を身に着けています。
シリアスな演技もこなし、ちょっとだけギャグもこなすあたりとても巧い女優です。

でも本作は全体的に暗いシリアスムードな作品で、ドラマパートも重い雰囲気です。
考えてみるとザボーガのリメイクはあれで正解だったんだなぁと。本作は真面目に作りすぎるとつまらなくなる典型です。
ジローも自分がロボットあることをたいして悩まず、そのまま機械として行動しているだけに見えるし、ギルの笛の音でてこないし、サイドカーにも乗らないし、原作ファンにとっては物足りないことが多すぎです。

特に光明寺博士が記憶喪失になってマダラボケ老人のごとく徘徊しまくるというオリジナル版の流れ、せっかく長嶋一茂を光明寺博士役に採用したなら再現してほしかった。一茂なら、ボケて徘徊する博士を完璧に演じてくれたろうに。自覚がないままロボットを修理してしまうマダラボケの極みのシーンとかね。

ビジンダーの名は劇中には出てきませんが、ギルが開発したマリという女性型アンドロイド(ギュノイド?)が出てきます。演じるのは純と愛にも出てた高橋メアリージュン。彼女はアクションがとても巧い。非人間的なアンドロイドとしての演技も上手でした。実はかなりの芸達者っぽい。ただの女性誌モデルじゃないっぽいです。

本作ではハカイダーとキカイダーがつぶし合ったけど、ビジンダーは無事。次回作が出るなら(Vシネマがせいぜいかなぁ)彼女が話の中核になる気がします。

バトルシーンはよかった。お金もかけてある。でもドラマとしては暗かった。エンディングの旧テレビ版の映像は旧作ファンへのサービスとしてよかったと思います。
ちょっとつっこみすると、首相とか大臣がいる建物は首相官邸で国会議事堂じゃないと思うのですよ。まぁ議事堂は一目見てわかる独特で知名度の高い造形だけど、官邸は映像で見せてもわかってもらえなさそうだからしょうがないのかなぁ…

スイッチオンとは言うけど、チェインジとは言わせない、そのこだわりがよくわからない作品。

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