機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 7 虹の彼方に
機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)/episode 7 虹の彼方に を観ました。
古いガンダムファン向けに初代ガンダムからゼータ、ZZ、逆シャアまでの映画から画像引用した設定説明編を含めて120分の長尺枠として劇場公開されました。そういう意味で見ごたえがある映像作品です。
ただし、原作がやっぱり福井小説なので、どうにも宇宙世紀から浮いてしまっていてどうにもなりません。戦闘シーンとかはいいんだけどねえ。ハマーンが育てたミネバは、もっと偏った思想でモビルスーツの操縦が巧くて、いかにもな富野♀キャラになっているべきですよ。正統的お姫様たるセイラさんですら兄を鬼子と呼んだりGファイターに乗ったりするのに、あのお姫様ポジションはガンダムのヒロインとしてありえない。
なんかハッピーエンド的な終わり方をしますが、周知のとおりコスモバビロニア主義やらザンスカールのマリア主義やらが席巻する未来が待っておりますから絶望です。
ラプラスの箱の秘密も相当しょぼいので、原作未見の人はがっかりするでしょう。クエスの父、アデナウアー・パラヤだったら鼻で笑って黙殺するでしょうね。福井は言霊教に溺れすぎ。実践が伴わない言葉に力はまったくないのですよ。
がっかりのエンディングで沈んだ心が、ジ・オリジンの予告編が流されてまた心躍り出す。
ガンダムってビジネスはまだまだあと10年は戦えます。
コメント »
この投稿へのトラックバック URI
https://wwws.dekaino.net/blog/index.php/archives/2014/06/07/1163/trackback/
この投稿には、まだコメントが付いていません
Leave a Comment
改行や段落は自動で挿入されます
メールアドレスはブログ上には表示されません
利用可能な HTML タグ : <blockquote> <code> <em> <i> <strike> <strong>