永遠の0
永遠の0を観ました。百田尚樹の小説の映画化です。ALWAYS三丁目シリーズの山崎貴と白組のハイレベル特撮がウリです。
とにかくゼロ戦や空母の再現レベルが高い。海の表現が昔の大プール+ミニチュアとは大違い。うまいこと騙くらかしてカネ集めて作っちゃった素晴らしい映像です。
それにたいしドラマパートはもう何でもいい感じ。山崎貴監督お得意の小学生にもわかるような過剰な説明でお涙ちょうだいの人情芝居です。DVD借りてみるなら特撮パートだけ見るのが正しい。
とにかく主人公の司法浪人ニートが26歳にしては頭が弱すぎます。
人前で自分の祖父のことを「おじいさんが…」とか平気で言うし、そこは「祖父が…」でしょ。
合コンの席で「特攻と自爆テロは全然違うんだ」とか言い出すし空気読めてない以前に、自爆テロの犯人にだって家族がいるってところに考えが至らないあたり、本当に頭悪い。
本当の祖父と義理の祖父の人生を知った後でもなんら成長してない風ですごいですよ。あと何年たっても司法試験には合格しないだろうな。
何がすごいって三浦春馬くんはこんなバカな役やらせてもイケメンなオーラ出てるからすごい。
「特攻と自爆テロは全然違う」は原作者の百田尚樹のトンデモ思想なんでしょうけど
敵の連合国側の軍人はみなモブキャラで、米兵にも家族なり守るべきものがあるって表現はあえて排除してるのもそういうことなのかな? まぁそれやっちゃうとただでさえ長い尺がますます長くなってしまうんでしょうがなかっのでしょう。
それから本作で現代とされている年代がよくわからない。
母が真珠湾攻撃の翌年に生まれてるってことは1942年生まれ。それじゃ71か72歳でしょ。風吹ジュンはそこまでのお年には見えませんけど。だいたい72歳の子どもが26歳はありえない。じゃあ現代とされている年代はかなり昔なのかと思えば、ネットで退役軍人会の情報が調べられたり、パソコンでIEつかってたりしてるので少なくとも1996年よりは後っぽい。
ただ携帯がスマホじゃなくて折りたためるガラケーだったので2000年前後くらいなのか?
母の年が58で下の子の年が26歳ならギリありかな? 合コンはもうちょっと前のバブリーな時代ってぽいけどなー。
ここは原作が出版された年と映画が公開された年のズレがあるせいなのかな。ちょっと気になりました。
ALWAYS 永遠の0、特撮だけみるのが吉
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