フローズン・グラウンド
フローズン・グラウンドを観ました。
1980年代にアラスカで本当にあった連続殺人事件の再現ドラマ映画です。
実話ベースの猟奇ストーリーはやはり面白いです。北国の陰鬱な雰囲気はアメリカでも同じみたいです。
映画の中で自動車の中から州警察と電話で話すシーンがありますが、1983年当時にはまだ自動車電話や携帯電話はなかったはず。これ実はPhone patchです。
市民無線(CB)またはアマチュア無線(HAM)で電話回線交換局と通信して電話に接続してもらう仕組みですね。日本では異本だったけどアメリカでは条件付きで合法でした。なつかしい。
あと、アメリカの裁判制度に詳しくないとちょっと検察がビビってる理由が理解できないかもしれません。アメリカは日本と違って本当の推定無罪なので、刑事裁判で無罪判決が出ると検察側はもう控訴・上告できず無罪が確定します。後から決定的証拠が出てきても一事不再理でもうその案件では有罪にできません。刑罰は国家権力による暴力だから慎重に慎重を重ねてもやりすぎることはない。100件有罪にできなくても1件の冤罪を防ぐという発想です。
だから、検察は証拠がきっちりそろわないと起訴したがらないわけです。
再現ドラマなのでややご都合主義的に話が進みますが、それなりに真実味があります。
実話系映画が好きな人は満足できる作品。
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