でかいの日記帳

2013/10/26 Saturday

怪盗グルーのミニオン危機一発

Filed under: - dekaino @ 20:51 このエントリをはてなブックマークに追加 違若喝掩筝困里呂討Bookmark被リンク数

怪盗グルーのミニオン危機一発を観ました。怪盗グルーの月泥棒の続編です。
原題はシンプルに"DESPICABLE ME 2″。何の工夫もありません。

前回改心して怪盗稼業を辞めたグルー。今度は秘密国際組織の依頼を受けて犯罪防止活動に取り組むが…ってストーリーですが、基本的に色恋沙汰のお話です。つまり、グルーの婚活?
というか、養子にした孤児3姉妹のツンデレ長女にボーイフレンドができてしまいます。
ツンデレなりにツンツンデレデレしてますよ。声は前作から引き続きハーマイオニーの吹替えで有名な須藤祐実です。

グルーとマーゴ(長女)、アグネス(三女)、イディス(次女)
中央の眼鏡っ娘が長女のマーゴ

地味にロングラン上映しているので、それなりに興行収入は稼いでいそう。もしかしたら次回作もあるか?

それにしても、グルーの強烈な母親を考えるとグルーのお嫁さんになる人は大変だと思いますです。

2013/10/20 Sunday

ランナウェイ/逃亡者

Filed under: - dekaino @ 9:02 このエントリをはてなブックマークに追加 潟с/篋∴のはてなBookmark被リンク数

ランナウェイ/逃亡者を観ました。ベトナム反戦運動が盛んだった時代に暴力的革命を目指した過激分子の話です。
70年代は世界的に若者が反戦・反政府運動をやってた時代。
ベトナム戦争反対を標榜して銀行強盗を仕掛けて警備員を殺してしまった事件の容疑者は、うまく地下に潜伏して30年。
平凡な主婦が、私はあの時の犯人一味だと自首したことからストーリーが動き始めます。

真相を観客に隠して話が進むミステリー仕立てとなっており、当時の世相や当時の革命戦士がいかに改心(堕落?)して体制側の人間に堕ちたかなど、アメリカの60代のハートに直撃です。
どうもアメリカ映画としてこの年代に受ける作品が一番儲かるようですね。

邦画も安保闘争ネタの映画が増えるかもしれません。

フローズン・グラウンド

Filed under: - dekaino @ 8:27 このエントリをはてなブックマークに追加 若冴潟祉違潟のはてなBookmark被リンク数

フローズン・グラウンドを観ました。
1980年代にアラスカで本当にあった連続殺人事件の再現ドラマ映画です。

実話ベースの猟奇ストーリーはやはり面白いです。北国の陰鬱な雰囲気はアメリカでも同じみたいです。
映画の中で自動車の中から州警察と電話で話すシーンがありますが、1983年当時にはまだ自動車電話や携帯電話はなかったはず。これ実はPhone patchです。
市民無線(CB)またはアマチュア無線(HAM)で電話回線交換局と通信して電話に接続してもらう仕組みですね。日本では異本だったけどアメリカでは条件付きで合法でした。なつかしい。

あと、アメリカの裁判制度に詳しくないとちょっと検察がビビってる理由が理解できないかもしれません。アメリカは日本と違って本当の推定無罪なので、刑事裁判で無罪判決が出ると検察側はもう控訴・上告できず無罪が確定します。後から決定的証拠が出てきても一事不再理でもうその案件では有罪にできません。刑罰は国家権力による暴力だから慎重に慎重を重ねてもやりすぎることはない。100件有罪にできなくても1件の冤罪を防ぐという発想です。
だから、検察は証拠がきっちりそろわないと起訴したがらないわけです。

再現ドラマなのでややご都合主義的に話が進みますが、それなりに真実味があります。
実話系映画が好きな人は満足できる作品。

2013/10/13 Sunday

謝罪の王様

Filed under: - dekaino @ 9:56 このエントリをはてなブックマークに追加 茗臀罕のはてなBookmark被リンク数

謝罪の王様を観ました。朝ドラあまちゃんのヒットで一般人にも脚本家としての認知が浸透したクドカン最新劇場作品です。
ネタそのものは新しくない。というかどげせん謝男(しゃーまん)の二番煎じですよね。
ただ板垣恵介のドゲザ哲学は最強の格闘技であり道でありスピリチュアルである体育会的思想なんだけれど、クドカンは芸能系というかお笑いというかシチュエーションコメディなんですよね。きっちり設計された状況が面白く、メインエピソードと複数のサブエピソードが同じ設定世界の中で絡んでいくという、いかにも北米TVドラマにありがちな話づくりになってます。
それに加えてマニアックな「わかる人にだけわかればいい」というネタが散りばめられているわけですね。

本作は劇場作品なだけに予算も潤沢だったようでかなり無駄遣いしているようにも見えます。もっと有効に使えばいいのにって低予算で作ってる人からは恨まれそうなくらい無駄に使ってますね。

予算の割にリアリティとか考証にもあまりこってないのがちょい残念。こういうコメディは嘘をつく必要がない部分は徹底的にリアルにしておくことで、嘘もリアルになる効果があるんですけど、海外某国との国際紛争のくだりはいかにも嘘っぽすぎてテレビなら許せても劇場作品でこれはってくらい薄っぺらいのはどうかと思いました。

いくらなんでも綿花の重要な輸入取引国なら大使館かせめて公使館があるだろうし、現地スタッフが会談のセッティングとか文化の違いのレクチャーをしないのはいかにも嘘っぽすぎて耐えられない。首相が出向くならせめて政府専用機が離着陸する絵ぐらい出さないとね。
町内会の抽選でハワイ旅行が当たって大喜びするような海外旅行が珍しい時代じゃないんだから、いくらなんでもこんな茶番じゃ一般観客を騙せません。クドカンのここらの肌感覚は昭和のまま止まっているような気がします。だから面白くもありガッカリ感もあり。

歌と踊りはもっと本編にも絡めて前編インドのミュージカルっぽくした方がよかったかも。ああ今はボリウッドっていうんだっけ?
日本人だけでインドの話を作っちゃった大映の釈迦まではいかなくとも、もうちょっと工夫次第で頑張れたかも。

コメディとしては当たりの作品だと思います。

2013/10/5 Saturday

ウルヴァリン:SAMURAI

Filed under: - dekaino @ 11:10 このエントリをはてなブックマークに追加 眼<:SAMURAIのはてなBookmark被リンク数

ウルヴァリン:SAMURAIを観ました。原題はストレートにThe Wolverineです。
日本が舞台です。アメリカ人が考える間違った日本の映画がまたひとつ。

確かに間違えた日本なんですが、映像的にはかなり正確。日本に観光に来た西洋人が受ける印象そのままに映像化したような感じです。秋葉原や浅草など観光地の風俗描写は確かに忠実です。

でもね東海道新幹線は上野駅からは乗れないし、そもそも新幹線って電車だから架線から電力をとるパンタグラフってものがついてるんだよね。鉄道に疎いアメリカ人ならわからないって思ってるのかなぁ?

ヒロインは日本人なんですが、アメリカで活躍してる日本人モデル/女優なんで、かなり日本人の好みからずれています。アラサーにもなってキャミソール+ジーンズの姿で出歩く御令嬢って日本にはいないよ。

ひさびさにパトリック=スチュワートがProfessorX(車椅子ハゲ博士)役でチョイ出演したのがちょっとうれしかったです。X-Menシリーズはまだまだ続く!

エリジウム

Filed under: - dekaino @ 10:38 このエントリをはてなブックマークに追加 吾のはてなBookmark被リンク数

エリジウムを観ました。第9地区で一躍有名になったニール=ブロムカンプ監督のハリウッド作品です。

第9地区に似たような設定ですが、アメリカの観客に合わせたのかかなーりゆるい映画になっています。特に皮肉めいたところはなく普通に王道の底辺の貧乏人が世界を救うって甘いおとぎ話という作り。ボクちゃんたちはあまり難しいお話わからないもんねえってバカにされてる風味。

昔のローマ帝国のように限られた人口だけが市民権を持ち豊かさを満喫していた時代から領土内のすべての自由民に市民権をタダで与える時代に移ったら何が起きたか、そこらの歴史がわかってはじめてわかるメッセージ的なものがなきにしもあらず。

まぁ普通にアクションSF映画としてみるのが正しい予算はA級のB級映画でした。

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