エンド・オブ・ホワイトハウス
エンド・オブ・ホワイトハウスを観ました。原題はOLYMPUS HAS FALLEN。OLYMPUSってのは近年粉飾決算がばれてお家騒動になった光学機器メーカーではなくて、ホワイトハウス地下にある核シェルター兼指令所のコード名です。
要は北朝鮮の特殊部隊がうまいことホワイトハウスを占拠して現職大統領を人質にとって大変だぁってお話です。
ハリウッド映画は敵もちゃんと強いって描写するんですよね。日本は言霊信仰があるからストレートに敵が勝っちゃうような表現はあまりされないのだけれど、ある意味でフェアプレイ精神があります。北朝鮮が限られた戦力で見事にホワイトハウスを短時間で掌握していく様子は圧倒されます。まぁそうやって実像以上に敵の脅威を煽って戦争仕掛けるのがアメリカらしい文化ではあります。
占拠されたホワイトハウスの中で唯一自由に動ける見方が、スティーブン=セガールではなくて、元大統領SPチーフだったマイケル(ジェラルドバトラー)ってありがちな展開です。なんだかんだ言っても最後にアメリカが勝つ、この一点だけは外せません。
これが大統領の不適切な交際相手だったりするとまた面白くなるんだろうけどね。数年前に失敗して左遷された元プロが大活躍ってのは、ある種の人々の心に染みるんだろうなぁ!
現実的に考えると、すでに大統領代行が立ったのなら現職というか元大統領は見捨ててもいいんだよね。本当に本作のような事件が起きたらとっとと建物ごと爆破してしまいそう。手をこまねいて様子見なんかしていたら世界中の反米組織がどんどん蜂起してしまうでしょう。
なんて深いこと考えずに、ドンパチアクションを楽しんでみるのが本作の正しい鑑賞法だと思います。
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