シュガー・ラッシュ
シュガー・ラッシュを観ました。レトロゲーム「FIX-IT FELIX」の悪役ラルフの物語です。
原題は主人公の名前そのままのWRECK-IT RALPH。レトロゲームFIX-IT FElIXは架空のゲームですが、おそらく任天堂のレッキング・クルーが元ネタです。
そして、邦題のシュガー・ラッシュも架空のゲーム。お菓子の世界のレーシングゲーム。本作のほとんどのシーンがこのシュガー・ラッシュの世界です。
ヒロインのウァネロペはシュガー・ラッシュのプログラムのGLITCHのキャラ。GLITCHってゲームのバグやら意図外の仕様を利用したいわゆる裏技/ウルテク/バグ技的なもので、本作の日本語版では「不具合」と訳されてます。つまんないねー 不具合。せっかくファミ通のエンターブレインが監修してるのに全然なってない。つーか、もしファミマガが健在だったら、ディズニー(旧ブエナヴィスタ)との関係から徳間書店に監修を依頼してたはずだよな。これもまたもったいない話。
話がそれたけど、まぁゲーム界のキャラがあれこれお騒ぎするというお話です。現実にあるゲームのキャラもカメオ出演していて楽しいです。ただマリオは名前だけでて本人は出てきません。出演料高すぎたのかなぁ??
ディズニーの劇場版アニメらしく、脚本がとてもよく練り込まれていて、大人でも子供でも楽しめるようになっています。かなりいい出来です。
また、同時上映の短編CGアニメ 紙ひこうき もよくできてます。セリフをまったく使わずBGMだけですべてを説明しきる表現力はすばらしい。ディズニーの良心を感じさせる佳作です。