(この記事はエイプリルフールネタです)
朝の連続テレビ小説カーネーション
コシノ三姉妹の母親である小篠綾子の一生を元ネタにしたNHK連続ドラマも3月31日に最終回を迎えました。
晩年期、役者が尾野真千子から夏木マリに変わってから、やりたい放題のババアが周囲を混乱させつつも最終的にはいい方向に決着がつくという、島耕作も驚きの予定調和連発のストーリーで、さぞや視聴者の老人たちも溜飲が落ちまくりだったと思います。
NHKの老年層へのコビ売りには凄まじいものがありますね。
これは最終回でも何か一発やらかすだろうとも思っていたら、1つ前の30日(金)の回ではやくも主人公の糸子が死んでしまいました。最終日はどうなるのかなとハラハラドキドキでみたら、これまた凄かった。
なんと、病院でいったん死んだはずの糸子、キセキの復活で甦ります。
「三途の川の前で、お父ちゃんに帰れと言われたわ」
駆けつけた娘、孫たちが、まさか!?と疑っていると、目の前でミシンを踏み出し健在であることを見せつける糸子。老人力を武器に前にも増してワガママ放題を貫きます。平成23年のだんじり祭には気勢(奇声?)を上げて山車に乗る始末。もう彼女を止められるものは何もない!
これが真の意味でのドタバタ落ちってやつなんですな。
タイトルのカーネーション、糸子が好きな花からつけたタイトルという説明でしたが、劇中にそのような描写はほとんどなく、不思議に思ってました。実はリインカーネーション reincarnation (キリスト教での魂の再生、再受肉、復活を意味する言葉)の略だったんですね。クリスチャンだった糸子にふさわしいタイトルだと思いました。
最後に出たテロップ 「このへんないきものは まだ日本にいるのです。たぶん。」
糸井重里も脱帽です。
LONG LIVE ITOKO FOREVER!