テコンV
シアターN渋谷で単館公開している韓国アニメのテコンV劇場版を観ました。
マジンガーZによく似てるテコンV、有名作品をパクっただけの粗悪作品かと思ったら、意外とまじめに作ってあって面白かったです。もちろん敵の設定とかヤカン少年とか笑えるところはちゃんと笑えるのがいい。
ただ、テレビ版では敵メカもがんがん日本のロボットアニメからぱくった奴らが出てくるらしいのですが、そこらは全部出てこないです。ちょっと残念。アッガイもどきとかイデオンもどきをみたかった…
マジンガーZをはじめとして初期の日本ロボットアニメは巨大感を表現したゆっくりした動きでしたが、本作はテコンドーばりばりすばやい動きなのが新鮮。
また、本作の冒頭部はぜんぜんロボット出てこずテコンドーの試合ばっかりやってて、まだ真面目な頃の田舎っぺ大将みたいな展開でした。試合シーンはおそらくロトスコープで達人の演舞を取り込んでいるようで、アニメ版空手馬鹿一代くらいの迫力は出ててよかった。
それから、ロボット工学者の博士たちが揃いも揃ってテコンドーの達人過ぎ。格闘技はロボット工学をやるにあたって必修なんだろうか?
ただ残念なのはBGMやSEがしょぼい。主題歌もいまいちです。渡辺宙明とまでは行かなくてももうちょっと何とかしてほしかった。
意外と楽しめた良作。