飯田線の旅 その3
その1、その2の続きです。
その3になってやっと飯田線の登場です。豊橋駅13:43発天竜峡行普通列車に乗ります。
飯田線は全線電化されていますが全線が単線です。それでも昔は運行本数が多かったのか、上りと下りのホームが2つあってすれ違いができるようになっている駅が昔は多かったようですが、今はもう片方しか使っていない駅が多いようです。
その名残が今に残ってます。もう無用となってしまった片方のホーム。線路が撤去されています。すぐ裏が里芋畑になっているのが物悲しい。柿の木も植えられているようです。
線路は天竜川沿いを走り、車窓から川を見下ろすことができます。
途中の中部天竜駅。この駅構内には2009年11月1日に閉鎖が決定している佐久間レールパークがあります。この日は連休中だけあって閉鎖を惜しむ鉄道ファンがたくさんたむろしていました。残念ながら中部天竜駅に到着したのは15:35過ぎで、レールパークの入場時間が終わっていたため、見学はできませんでした。
終着駅の天竜峡駅に到着したのは17:19。もう日がかなり傾いたころあいでした。
駅前の踏切を渡ってすぐに観光案内所がありますが、すでに閉まっていました。観光案内所には温泉が引き込んであり、ちょろちょろとお湯が流れていました。
駅前から天竜峡渓谷につくられた公園を通って徒歩5分くらいのところに市営日帰り温泉施設があります。名前は天竜峡温泉交流館〜若がえりの湯です。倒産した温泉旅館を再利用して飯田市が運営する日帰り温泉で、1回400円。
私が入ったときは先客はおらず、完全に貸切状態でした。入浴中に地元の方が1人だけ入ってきましたがそれでもガラガラ。かなり贅沢な気分で入浴できました。地元の方と話をしたところ、近所の人はみんな入浴回数券を買って死蔵しているそうです。もったいないからたまに入りにくるとのこと。
温泉を出て駅に戻ろうとしたところ、もう完全に日が沈んでおり街灯がまったくない公園は真っ暗。とても歩けそうもないので、遠回りですが街灯がある車道を通って駅まで帰りました。
駅前の蕎麦屋で山かけ蕎麦を食べて、18:39発岡谷行に乗りました。
30分ほどかけて飯田駅に19:05到着。これで1日目の電車のたびは終わり。飯田駅前のホテルニューシルクに宿泊しました。
鉄道の日記念JR全線乗り放題きっぷの1日分は3060円。
1日目の行程を通常切符で買った場合、途中下車を活用するとして、松田駅→飯田駅(国府津・豊橋経由)の乗車券が必要となります。価格は6090円。つまり3030円のお得でした。
その3終わり
次回は2日目。天竜峡ライン下りの予定。