魔術師ベルガラス
以前にベルガリアード物語再販にあたりイラストが今風の萌え絵になったことを嘆いた時に書いたが、魔術師ベルガラスの和訳が出ました。原書では1冊だが和訳本では3巻に分冊されています。
表紙のイラストはやはり萌え絵になってました。残念。
ちなみに原書の表紙はこんな感じ
やっぱりハヤカワの萌えイラストは軟弱すぎます。
内容はベルガリアード物語の前史で、ベルガラスの幼少の頃からガリオンが産まれるまでのについてベルガラスが書いた自伝という形をとっています。内容の8割方は本編でも語られていたことだが、時系列に沿って順序良く並んでいることと、ベルガラスの主観によるコメントがあるので面白く読めます。また本書で初めて明かされる事実も少ないながらあります。
基本的にベルガリアードとマロリオンの両方をすでに読んだ人向けです。いきなり本書だけ読んでも何がなんだか全然わからないことでしょう。
マロリオン物語の再販はまだされてないので、まだマロリオンシリーズを読んでない人は、図書館か古本屋で渋いイラストの旧版本を見つけて読みましょう。
このあと女魔術師ポルガラの和訳本がまた分冊されて出るらしい。こっちの本では「なぜダーニクはアルダー神の弟子になった後もベルダーニクと改名しないのか」という謎の答えがあるかもしれないので期待してます。いやぁ長年の謎だったんだよなぁ…