DUNE/デューン 砂の惑星(2020年版)
DUNE/デューン 砂の惑星(2020年版)を観ました。何度も映像化されているので2020年版のカッコ付き。邦題では略されていますが原題はDUNE: PART ONEと第一部であることを明記しています。
日本ではDUNE/砂の惑星はデビッド=リンチ監督のパトリック=スチュワートが出てた1984年版がかろうじて記憶に残ってる程度の無名コンテンツですが、北米だと何回も映画化されててテレビシリーズもある人気コンテンツなのです。本作もあの名作の劇場版を豊富な予算でドゥニ=ヴィルヌーヴ監督が作るぞって受け取られ方してます。
確かに予算かけてるだけあって映像は美しい。SF的解釈も素晴らしい。素晴らしいんだけど群像劇的には薄っぺらくて日本でウケる要素が弱い気はしました。ガンダムの劇場版よりも群像劇要素が薄いというか、メインストーリーだけ追ってるダイジェスト版のようです。
要は話を単純化しすぎ。冒険を避けてわかりやすく作ったスターウォーズ第一作ですらここまで単純ではなかった。
まあ有名な話だからそこらへんは観客が予習して来いってことかな。見せ場だけ抜き出して緻密に演じる、歌舞伎の名場面みたいな構成なのでしょう。
上場の興行成績をあげて第二作の製作はもう決定しているとのこと。楽しみです。
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