キャラクター
キャラクターを観ました。長崎尚志が原作脚本のサスペンスアクションです。どちらかというとリチャード・ウー名義の作品の持ち味に近いかな。漫画家の身辺の描写がリアルです。
プロモーションが菅田クンとセカオワのFukaseが主演って線を中心にされていて、それはそれで有効なのだろうけど、長崎尚志(akaキバヤシ)が書いた話って線で押した方がもっと客が呼べると思うんですよね。いかにも書きそうな話で、出てきそうな絵は上手いけど連載にこぎつけないプロアシってキャラクターを菅田将暉が演じてるってだけで面白そうじゃないですか。
つーか面白かったですよ。絵は上手に描けるけど魅力的な人格(キャラ)を作れない苦しさがヒシヒトと伝わってきます。
怪しい新興宗教系閉鎖コミュニティもいかにも出てきそうな設定でワクワクしますね。
日本の青年漫画の王道ストーリーを漫画作品化を飛ばしていきなり映画化するとこうなるって見本です。原作厨がわかない分好き勝手に演出できるのがよいですね。大変面白い作品になっています。