グリーンランド ―地球最後の2日間―
グリーンランド ―地球最後の2日間―を観ました。かいつまんでいうと、隕石が落下して地上の人間はすべて死ぬから、それまでにシェルターに逃げ込めって話ですよ。映画の中で2日間くらいしか時間が進みません。
いかにもアメリカらしいアメリカでしか成立しない世界観がエグいです。まずシェルターに入れる世帯が選抜されます。選抜理由は非公開です。もしかしたらクジ引きかもしれません。グリーンカードだってそうだからな。いかにもアメリカーン。
そうなると街の治安は悪化して、シェルターに入れるリストバンドの奪い合い、ガンガン銃を撃ちまくる。なぜかロングドライブでカナダに向かう、いかにもアメリカーン。
たぶん原子力潜水艦も生き残るのだろうから、ほとぼり冷めた後は原潜国家が世界を支配するのかもしれません。
SFとしてはあまりに荒唐無稽でパニック映画としては底が浅いのですが、この手の恐怖にいつもあおられているアメリカらしい作品です。