でかいの日記帳

2020/10/24 Saturday

小説の神様 君としか描けない物語

Filed under: - dekaino @ 15:35 このエントリをはてなブックマークに追加 絨顄腑罕茯のはてなBookmark被リンク数

小説の神様 君としか描けない物語を観ました。同じ高校に通うプロの高校生小説家2人と高校の文芸部の物語です。原作は小説でコミカライズ版もあるのですが、両方とも未読です。
プロの小説家ならではの創作の悩みと、アマチュアとして小説を書く創作の悩み、創作者を支援するスタッフたちの物語が学園生活をコアにして描かれます。登場人物のキャラが立っていて、それぞれのキャラを主題にした章を複数立てるオムニバス構成です。
文芸部部長の器用貧乏な感じがリアリティありますね。そして山本未来が演じる出版社の女性編集者が、相手を支配しようと圧をかけてくるとしか思えない言動をします。山本未来はこういう圧をかけてくる系の女の演技がすごい上手いよ、マジこえー。
橋本環奈と佐藤大樹
橋本環奈が演ずるコユルギシイナは売れっ子女子高生作家ですが学校生活ではそのことは秘密。でも文芸部メンバーだけは知っていてその中ではシイナは上から目線の女王様的言動をします。ここらへんの橋本環奈もいいです。しかしトラウマもあったりして心情ドラマとしてよくできています。

鬼滅の刃 大ヒットのあおりを受けて上映期間短縮、スクリーン大幅減という苦境に立たれさている本作。間違いなく興行的には失敗になりそうです。作品としては続編がいくらでも作れそうな構成になっていますが、続編製作は残念ながら望み薄です。

攀登者(クライマーズ)

Filed under: - dekaino @ 15:18 このエントリをはてなブックマークに追加 肢(ゃ若)のはてなBookmark被リンク数

攀登者(クライマーズ)を観ました。中国隊がチョモランマ(エベレスト)に登頂した実話ベースのフィクションドラマであり国威発揚映画です。
中華人民共和国政府が戒律してすぐ後の1960年の登頂が国際的には認められず、リベンジとして1975年にもう一回登頂したという実話をもとに関係者を別名に替えたフィクションドラマとして再構成しています。有名な中国人のハシゴを設置した登頂隊の話なのです。
女性隊員がいたり、ロマンスがあったり、チベット族と漢族が融和してたり、いろいろ現代風の要素が入ってます。
基本的には、プロジェクトエックスの再現ドラマ的な過去の偉人・偉業の再現というスタンスのドラマであり、どんな訓練したかとかどんなハプニングで苦労したかがメインストーリーとなります。
もちろん中共政府の国威発揚の意志が強く入った映画であり、エンディングタイトルのクレジットの協力協賛の項目には香港映画界の重鎮の名がぞろぞろと出てきます。ジャッキーチェン(成龍)なんかラストシーンでどうでももカメオ出演してるからね。これは北京に従うと誓いをたてさせる踏み絵なわけです。ツイハーク(徐克)もクレジットに出てました。

大河ドラマ的で仰々しい群像ドラマと厳しいチョモランマの環境のCG特撮がよくできています。

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