劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンを観ました。テレビ版の締めくくりとなる作品です。ほんのちょっと回想シーンとしてテレビシリーズの時の話が出てきますが総集編というには少なすぎます。
今回が完全なる最終エピソードです。なんたって数世代後の歴女が狂言回しとなって、過去の有名人であるヴァイオレットの聖地巡りをする建付けですから、すべては遠い過去にあったお話なのです。
ヴァイオレットの想い人ギルベルト少佐のその後が明らかにされます。もう秒速5センチメートルの主人公以上にダメ人間化した少佐。ドイツ語名のギルベルトをフランス語読みしたジルベールじゃなんの偽装にもなってません。とにかくダメダメ。挙句の果てにたった一晩で説得されて考えを改めてしまうなんて思慮浅く流れまくりのダメ男。しかし女性というものはダメ男に弱いわけです。ダメ男だからこそ愛するわけです。
これもひとつの幸福の形なのでしょう。
バトルシーンはほとんど出てきません。完全に戦後のお話なのです。