ANNA
ANNAを観ました。リュック=ベッソン監督の新作、ソ連末期の女スパイのアクション映画です。
よくあるロシアの女スパイが二重スパイで敵も味方も騙されまくりってストーリーはありがちではありますが、一流のアクションシーンもありなかなか楽しめます。
ソ連末期ってたった30年位前の話なのにみんなその頃のことを覚えていないのだろうか? とくに計算機周りの時代考証がひどすぎます。1987年にPCでソ連海軍にWebUIで入隊志願を出すとかありえなさすぎ。ココム規制で当時のソ連には8bitのMSXしかなかったはずだし、たとえMSDOSマシンを密輸していたとしてもGUIなんかなくWebなんてありえないわけです。
1990年に2.5インチHDDやらUSBデバイスやらオーパーツでまくり、KGB長官がノートPC使ってたわけないだろうし、当時のPCでビデオメールなんか無理も無理。
まあそういう細かいことは抜きにして、ソ連時代の女スパイってすごかったよねーってイメージ先行作品ではあります。CIAエージェントも軽くてC調なのよね。
あんまり宣伝してないのにコロナ禍でライバル作品が少ない中でロードショーできたのはラッキーだったかも??
いかにもおフランスなアクション映画です。